JP3948665B2 - 通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法ならびに装置 - Google Patents

通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法ならびに装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法ならびに装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ITS(Intelligent Transport System)の一環として、車輌に搭載されたナビゲーション装置とサーバ装置間でのデータ通信により、地図データを含む各種の有用な情報を車輌のナビゲーション装置へ送信する通信型ナビゲーションシステムが出現しており、注目されている。
【0003】
ところで上記したナビゲーション装置に対する、例えば、目的地設定、地点検索等のための文字入力は、通常、リモコン、あるいはナビゲーション装置に付属のタッチパネルを介して行われる。
タッチパネルは、代表的には、画面上に表示されるソフトキーボードを介してデータが入力されるものである(特許文献1参照)。このソフトキーボードの扱いについて、使い勝手の改善をはかるための提案が多数なされており、例えば、「50音検索で入力時に収録データを元に次に来る言葉のみを表示し、検索の手間を省くもの」、あるいは「名称検索で、一文字入力する毎に、該当しない50音を薄く表示する、あるいは、一部しか名前がわからなくても部分一致検索でリストから選択できるもの」等々がある(非特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−221169号公報
【非特許文献】
「‘99夏カーナビ最新モデル購入ガイド」月刊自家用車7月臨時増刊号、平成11年7月8日発行、株式会社内外出版社、頁52、P58
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術は、いずれも検索や入力の手間は省けても、通信型ナビケーションシステムに適用する際に重要な課題となる、通信時間の節約に関して考慮されたものではない。
【0006】
本発明は、サーバ装置で検索を行うためにナビゲ―ション装置から目的地等に関する1文字以上の文字入力があった場合に、応答待ち時間を極力少なくして通信時間の削減を図り、或いは利用者の入力を極力活用して快適な入力環境を実現することのできる通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法ならびに装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法ならびに装置は、ナビゲーション装置から目的地等に関する文字の一部入力があった場合、キャッシュ・メモリに記憶されている入力した文字の次候補と候補数を検索し、該キャッシュ・メモリに記憶されていない場合にサーバ装置に次候補と候補数を送信するように要求を発行する。こうしてダウンロードして得た情報を前記キャッシュ・メモリに記憶することにより、2回目以降の検索に当たってサーバ装置からのダウンロードをしなくて済むようする。
【0008】
これにより、応答待ち時間を少なくして通信時間の削減を図ることができ、応答待ちの間に誤ったキー操作を行なってもサーバ装置への検索要求が無駄にならず、結果的に通信待ち時間の削減がはかれる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明が適用される通信型ナビゲーションシステムのシステム構成図が示されている。
図1において、1はナビゲーション装置としての車載端末である。この車載端末1は、CPU等の組み込まれた端末本体11を有している。この端末本体11には不揮発性メモリカードによるキャッシュ・メモリ14が装着され、更にGPS(Global Positioning System)12、液晶表示入力装置の前面に座標入力装置が取り付けられた入出力装置13(以下、タッチパネルという)、車速パルス検出装置15等の周辺デバイスが接続されている。なお、キャッシュ・メモリ14は端末本体11の基板上に内蔵されてもよい。
キャッシュ・メモリ14は、検索条件をキーに、検索結果を保持するもので、送信中の問い合わせを憶えておき、端末の入力状態の変化とは独立に問い合わせを行う機能を持っている。すなわち、このキャッシュ・メモリ14は、タッチパネル13を介して入力された情報に基づき一旦サーバー側で検索した結果送信されてくる検索結果を記憶しておいて、再び車載端末1側で行った入力に対して、記憶されている検索結果で対応できる場合は、通信回線を利用してサーバー側に問い合わせを行わないようにする。従って、タッチパネル13から検索条件が入力されると、端末本体11は、直ちにサーバー装置4に通信回線を用いて問い合わせを行わないで済む。端末本体11は、タッチパネル13から検索条件が入力されると、最初に、キャッシュ・メモリ14にアクセスして、入力された検索条件に合う検索結果の問い合わせを行う。このキャッシュ・メモリ14に検索条件に合う検索結果が無い場合に、端末本体11は、次に、入力された検索条件に合う検索結果の問い合わせをサーバー装置4に通信回線を用いて行うことになる。
【0010】
住所或いは地名に基づく検索を行う場合、タッチパネル13には、図2に示す如き表示が行われる。すなわち、タッチパネル13には、どのようなエリア(州か、郡か、市か)で入力するのかを示す入力モード1301の表示と、住所検索を行う際に検索する文字を表示する検索文字列1302の入力領域と、検索する文字(例えば、都市名)を入力するキーボードに例えた文字入力パネル1304の領域と、この文字入力パネル1304上を押すことにより入力した文字列に基づき住所候補を検索するときに、サーバー装置に対して入力された文字列の送信を指示するための検索要求/候補表示ボタン1305とサーバー装置との接続処理に関する通信モード切替ボタン1306の領域と、サーバー装置に対する検索要求の結果抽出された次文字の候補数を表示する候補数1307の領域と、現在の走行速度を表示する車速1308と、通信装置2の通信状態として電波強度等をアイコンや動画などの絵で表示する通信状態1309の領域と、セットアップボタン1310と、時刻1311が表示される。
ここでは、車載端末1から目的地等に関する文字の一部入力があった場合、サーバ装置4から続く文字の候補をダウンロードして得、候補文字に相当するキーが強調表示される。図2の例では、既に入力された"FAR"に続く文字の候補として"W"または"M"あるいは区切りとしての空白文字'space'か訂正のための後戻り'BS'が入力動作の候補になることが強調表示により示されている。この時、通信モードの切り換え処理や候補名の一覧送信要求も指示可能なため、それぞれの入力に対応する'Auto Connection Mode[On]'と'Find/List'のボタン領域も強調表示されている。
【0011】
2は通信装置であり、端末本体11とはブルートゥースや赤外線等の近距離無線通信により接続される。また、端末本体11と通信装置2との接続にはケーブルを用いても良い。通信装置2としては例えば携帯電話が使用され、IP(Internet Protocol)網3とは図示せぬ無線基地局を介して接続される。車載端末1は、この通信装置2によりIP網3を経由してサーバー装置4と通信を行う。
【0012】
サーバ装置4は、サーバ本体41を有し、このサーバ本体41には、住所データベース42、POI(Point of Interest)データベース43、地図データベース44、交通情報データベース45の各種データベースが接続されている。
住所データベース42は、当該通信型ナビゲーションシステムが使用される地域(国、州等)の住所(国、州、県、郡、市、町)、都市名称と、入力検索項目に対する候補都市名称リストをデータベース化して格納するものである。また、この住所データベース42には、データベースの最終更新日時の確認を行う機能を持っている。すなわち、住所データベース42に記憶されているデータを送信する際に、住所データベース42に記憶されている情報がどの時期のデータであるかを示すデータも合わせて送信する機能を持っている。このデータベースの最終更新日時の確認は、車載端末1の端末本体11に接続されるキャッシュ・メモリ14に保存されているデータを更新する(全ての記憶データを一旦消去すること)時期を決定するのに用いる。
住所データベース42は、さらに、データベース内に存在するデータを元に、入力文字の次の候補を絞り込む機能も備えている。具体的な例は後述する。
POI(Point of Interest)データベース43は、当該通信型ナビゲーションシステムが使用される地域(国、州等)のレストラン、駐車場、GS(ガソリンスタンド)のような地点情報や施設情報などの検索対象をデータベース化して格納するものである。POIデータベース43も、住所データベース42と同様、入力文字の次の候補を絞り込む機能も備えている。
地図データベース44は、当該通信型ナビゲーションシステムが使用される地域(国、州等)全体の地図と、道路地図、各地域の詳細な道路地図をデータベース化して収納するものである。
交通情報データベース45は、工事中や事故発生のために通行止め或いは車線規制になっているとか、イベント開催日で渋滞が激しいなどの交通事情をデータベース化して格納するものである。
このサーバ装置4は、地図情報を配信する他に、経路誘導のための目的地設定や地点情報検索時等において、対象となる地名或いは施設名称の入力を、利用者が入力した文字に基づいて前方一致検索、曖昧検索等により、候補文字を生成して入力支援を行なう。
【0013】
図3は、本発明の通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法ならびに装置を用いて住所検索を行う際の通信モード切替ボタン1306で、ACM(Auto Connection Mode)がONのときの処理フローチャートである。本発明による通信型ナビゲーションシステムでは、地名・都市名で地点を検索する際には、タッチパネル13により利用者が入力した文字を通信装置2を介してサーバ装置4に送信し、このサーバ装置4は検索結果を車載端末に応答する。この時、サーバ装置から返ってくる検索結果を再利用するために、車載端末1では不揮発性メモリなどの記憶装置で実現されるキャッシュ14にこの検索結果を保持しておき、以降の地点検索の際に参照する。
ACMがONの状態では、検索のため車載端末1に入力された文字が各入力毎にサーバ装置4へ送信されるのに対し、ACMがOFFの状態では、車載端末1に入力された文字は一時記憶されており、検索要求/候補表示ボタン1305を押すことによりサーバ装置4へ送信される。
図3で、住所検索を行う際には、最初に文字入力パネル1304の領域がすべて強調表示され、全文字が入力可能な状態にして、ユーザの文字入力待ちの状態になる。そしてステップ1101において、ユーザがタッチパネル13上の文字入力パネル1304に文字を入力すると、検索文字列1302の表示を変更して入力された文字をエコーバックし、文字入力パネル1304は一旦全文字入力可能状態とする。これは後述するようにサーバ装置4との通信に障害が発生した場合でも、ユーザが検索文字を先行入力できるようにするためである。このステップ1101において全文字入力可能状態とすると、ステップ1102において、キャッシュ・メモリ14から、図2に図示の入力モード1301、検索文字列1302、検索条件1303の組み合わせによる検索キーに対応する以前の検索結果を取り出す。図2の例では、入力モードが「都市名入力」で、検索文字列は“FAR”、検索条件は「検索エリアが州でMI(ミシガン州)」となり、「ミシガン州の都市で“FAR”で始まる場所」という意味の検索キーを表している。この時ステップ1103において、キャッシュ・メモリ14内に検索キーに対応する検索結果が保持されているか否かの判定を行う。このステップ1103においてキャッシュ・メモリ14内に以前の検索結果が保持されていないと判定すると、ステップ1104において、通信装置2を介し、サーバ装置4に対して検索要求を出す。
【0014】
このステップ1104においてサーバ装置4に対して検索要求を出すと、ステップ1105において、サーバ装置4から検索結果(次候補文字、DB更新日時、候補数、候補リスト)が帰って来たか否かの判定を行う。すなわち、このステップ1105においては、サーバ装置4から検索結果の応答が帰って来るのを待つ。このステップ1105においてサーバ装置4から検索結果が帰って来たと判定すると、ステップ1106において、ステップ1105においてサーバ装置4から帰って来た検索結果のDB更新日時がキャッシュ・メモリ14内のものと同じか否かの判定を行う。なお、サーバ装置からの応答が一定時間経過しても無い場合の処理については後述する。
このDB更新日時とは、車載端末1から送られた検索キーの検索条件に該当するエリアの住所データベースが最後に更新された日時の情報である。また候補数と候補リストは、検索条件に該当するエリアで検索文字列により絞り込まれた都市の数とその都市名のリスト、そして次候補文字は候補リストから抽出された検索文字列に続く文字、即ち現在の入力モードの下で次の入力候補となる文字を並べた文字列である。
【0015】
このステップ1106において、サーバ装置4から帰って来た検索結果のDB更新日時がキャッシュ・メモリ14内のものと同じでなく新しいと判定すると、ステップ1107において、キャッシュ・メモリ14内の古いキャッシュデータを削除する。この場合、キャッシュ・メモリ14の内容を全て削除しても良いが、できるだけキャッシュの内容を残すために、検索キーの内、入力モード1301と検索条件1303に関して一致するものを削除することも考えられる。更には、入力モード1301と検索条件1303に関して一致するもののうち、検索文字列で始まるものに絞って削除することも考えられる。また、このステップ1106において、サーバ装置4から帰って来た検索結果のDB更新日時がキャッシュ・メモリ14内のものと同じであると判定すると、ステップ1108において、キャッシュ・メモリ14に、「検索キー」、「検索結果」、「DB更新日時」を対応付けて登録し、ステップ1109に移る。ここで「検索結果」は、サーバ装置41から送られてきた検索結果のうち、少なくとも次候補文字と候補数である。
また、ステップ1103においてキャッシュ・メモリ14内に結果が保持されていると判定された場合もステップ1109に移る。ステップ1109において、キャッシュメモリ14から読み出された検索結果、あるいはサーバ装置41から送られてきた検索結果に基づき、文字入力パネル1304のうち次候補文字列に対応する領域を強調表示させて、この次候補文字と‘BS’キーを入力可能とする。
【0016】
図4は、本発明の通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法ならびに装置を用いて住所検索を行う際の通信モード切替ボタン1306で、ACM(Auto Connection Mode)がOFFのときの処理フローチャートである。ACM(Auto Connection Mode)がOFFの時には、検索文字列の入力とサーバ装置への検索要求が非同期に行われるため、フローチャートは大きく2つの部分に分かれているが、基本的な処理は図3のフローチャートと同様である。
図4では図3のフローチャートの場合と同様に、住所検索を行う際には、最初に文字入力パネル1304の領域が全て強調表示され、全文字が入力可能な状態にして、ユーザの文字入力待ちの状態になる。そして、ステップ1201において、ユーザが文字入力パネル1304に文字を入力すると、この入力された文字を検索文字列1302にエコーバックして表示を変更し、全文字入力可能状態とする。次に図3のステップ1102と同様に、ステップ1202において、キャッシュ・メモリ14から検索キー(図2に図示の入力モード1301、検索文字列1302、検索条件1303)に対応する結果を取り出す。
【0017】
この時、ステップ1203において、キャッシュ・メモリ14内に以前の検索結果が保持されているか否かの判定を行う。この判定によりキャッシュ・メモリ14内に以前の検索結果が保持されていると判定すると、ステップ1211に移る。
また、このステップ1203においてキャッシュ・メモリ14内に以前の検索結果が保持されていないと判定すると、ステップ1204において、図2に図示の文字入力パネル1304全てを強調表示した上で、全ての文字が入力可能な状態に変更する。この様にして検索文字列入力時にはいつでも任意の文字が入力できる状態に維持される。そして、検索要求/候補表示ボタン1305が押されるまではユーザが入力した検索文字列は検索文字列1302の表示に反映されるが、サーバ装置に送信されずに一時的に記憶されている。
【0018】
少なくとも1文字以上の検索文字列が入力された状態で検索要求/候補表示ボタン1305が押されることにより、ステップ1205からの処理が開始される。ステップ1205において、ユーザが文字入力パネル1304に文字を入力した後“Find/List”の検索要求/候補表示ボタン1305を押すと、検索キー(図2に図示の入力モード1301、検索文字列1302、検索条件1303)に基づく検索要求を生成し、全文字入力可能状態とする。これも後述するようなサーバ装置4からの応答を待たずに、ユーザが検索文字を先行入力できるようにするためである。次に、ステップ1206において、通信装置2を介し、生成した検索要求をサーバ装置4に送信する。
【0019】
サーバ装置4に対して検索要求を送信すると、ステップ1207において、図1に図示のサーバ装置4から検索結果(次候補文字、DB更新日時、候補数、候補リスト)が帰って来たか否かの判定を行う。すなわち、このステップ1207においては、サーバ装置4からの検索結果が帰って来るのを待つ。このステップ1207においてサーバ装置4から検索結果が帰って来たと判定すると、ステップ1208において、ステップ1207においてサーバ装置4から帰って来た検索結果のDB更新日時がキャッシュ・メモリ14内のものと同じか否かの判定を行う。ここでの「検索結果」も前述の様に、サーバ装置41から送られてきた検索結果のうち少なくとも次候補文字と候補数である。
【0020】
このステップ1208において、サーバ装置4から帰って来た検索結果のDB更新日時がキャッシュ・メモリ14内のものと同じでないと判定すると、ステップ1209において、図3のステップ1107と同様にキャッシュ・メモリ14内の古いキャッシュデータを削除する。また、このステップ1208において、サーバ装置4から帰って来た検索結果のDB更新日時がキャッシュ・メモリ14内のものと同じであると判定すると、ステップ1210において、キャッシュ・メモリ14に、「検索キー」、「検索結果」、「DB更新日時」を対応付けて登録する。
このステップ1210において、キャッシュメモリ14の更新を行うか、ステップ1203においてキャッシュ・メモリ14内に以前の検索結果が保持されていると判定された場合には、ステップ1211において、キャッシュメモリ14から読み出された検索結果、あるいはサーバ装置41から送られてきた検索結果に基づき、文字入力パネル1304のうち次候補文字列に対応する領域を強調表示させ、この次候補文字と‘BS’キーを入力可能とする。
【0021】
次に、目的地設定のための住所である都市名(CITY)を入力するケースを例に、住所検索を行う場合の処理について、図5〜図9を参照して具体的に説明する。
図5は、ACM(Auto Connection Mode)がONの時に「F」、「A」、「R」と一文字づつ入力する場合で、かつ、通信状態が安定している場合における住所検索を行う場合の処理である。
まず、都市名の入力に際し、車載端末1の端末本体11では、タッチパネル13によるユーザからの文字入力を随時受け付けている。ここでは文字列“F”“A”“R”が続いて入力されるものとする。
【0022】
いま、ユーザが図2に図示の文字入力パネル1304に最初の文字「F」を入力すると、図2に図示の検索文字列1302の表示を変更し、検索文字列1302に「F」を表示する。そして車載端末1の端末本体11は、キャッシュ・メモリ14から検索キー(図2に図示の入力モード1301、検索文字列1302、検索条件1303)に対応する結果を取り出す。すなわち、車載端末1の端末本体11は、入力モードが都市名(CITY)で、検索文字列1302に表示された文字「F」による検索結果がキャッシュ・メモリ14中に記録されているか調べる。最初はキャッシュメモリ14に以前の検索結果が、記録されていないため、端末本体11は通信装置2を介してサーバ本体41に検索文字列「F」での検索を要求する。なお、図でCITY=“F”は、検索文字列が“F”で始まる都市名という検索キーを表している。この検索要求の結果、サーバー本体41からは”CITY=F,NEXT_CHAR=ABCD....、ヒット数=100”という検索結果が返ってくるものとする。なお、以下の説明ではDB更新日時についての説明と図示は省略する。ここで、”CITY=F”は“F”で始まる都市名の検索結果であることを意味し、”NEXT_CHAR=ABCD....”は、候補文字列が”ABCD....”であることを意味し、”ヒット数=100”は、候補数が100個であることを表している。この検索結果はキャッシュ・メモリ14に一旦登録され、都市名検索文字列「F」の次候補(A,B,C・・・・)と、候補数(100)がCITY=“F”の検索結果として得られる。そしてこの検索結果を図2に図示の文字入力パネル1304に反映させ、次候補文字を入力可能とする。すなわち、検索する文字(例えば、都市名)を入力する文字入力パネル1304には、「F」の次候補(A,B,C・・・・)と入力文字列修正のための‘BS’キーが投入可能となり、他の文字のキーは誤入力を防ぐためにロックされる。なお、以下の説明では、検索条件1303については固定されているものとして説明は省略するが、キャッシュメモリ14を検索する際の検索キーの一致判定やサーバ装置4における名称検索の場合には検索キーの一部として使用される。
【0023】
車載端末1の端末本体11によって、検索文字列1302に表示された文字「F」の次候補(例えば、A,B,C・・・・)と、候補数(例えば、100)を取り出し、検索結果を文字入力パネル1304に表示し、次候補文字を入力可能とすると、ユーザは、文字入力パネル1304に次候補の文字「A」を入力する。
ユーザが文字入力パネル1304から文字「A」を入力すると、検索文字列1302の表示が変更されて検索文字列1302に「FA」を表示する。この文字入力パネル1304から文字「A」が入力されると、車載端末1の端末本体11は、キャッシュ・メモリ14から入力モード1301、検索文字列1302、検索条件1303の組み合わせによる検索キーに対応する過去の検索結果を取り出す。ここでキャッシュ・メモリ14に検索キーと一致する過去の検索結果が登録されている場合には、車載端末1の端末本体11は、検索文字列1302に表示された文字「FA」の次候補(例えば、A,E,I・・・・)と、候補数(例えば、50)を取り出し、検索結果を文字入力パネル1304に反映させる。そして、検索する文字(例えば、都市名)を入力する文字入力パネル1304には、「FA」の次候補(例えば、A,E,I・・・・)が投入可能となり、他の文字のキーはロックされる。
【0024】
一方、キャッシュ・メモリ14内に問い合わせの結果が保持されていない場合は、車載端末1の端末本体11を駆動し、通信装置2を介してサーバ装置4のサーバ本体41に対して検索要求を送信する。
このサーバ装置4に対して問い合わせた検索要求に対する検索結果(次候補A,E,I・・・と、候補数50)を車載端末1の端末本体11が受信し、この検索結果は、文字入力パネル1304に表示すると共にキャッシュ・メモリ14内に登録する。
【0025】
そして車載端末1の端末本体11は、検索文字列1302に表示された文字「FA」の次候補(例えば、A,E,I・・・・)と、候補数(例えば、50)を取り出し、検索結果を文字入力パネル1304に表示し、次候補文字を入力可能とすると、ユーザからの入力を待つ。
ユーザが文字入力パネル1304から文字「R」を入力すると、検索文字列1302の表示を変更し、検索文字列1302に「FAR」を表示する。文字入力パネル1304から文字「R」が入力されると、車載端末1の端末本体11は、前述のごとくキャッシュ・メモリ14から入力モード1301、検索文字列1302、検索条件1303の組み合わせによる検索キーに対応する以前の検索結果を取り出す。ここでキャッシュ・メモリ14に検索キーと一致する過去の検索結果が登録されている場合には、車載端末1の端末本体11は、検索文字列1302に表示された文字「FAR」の次候補(例えば、M,W,・・・・)と、候補数(例えば、10)を取り出し、検索結果を文字入力パネル1304に反映させる。そして、検索する文字(例えば、都市名)を入力する文字入力パネル1304には、「FAR」の次候補(例えば、M,W,・・・・)が投入可能となり、他の文字のキーはロックされる。
【0026】
一方、図1に図示のキャッシュ・メモリ14内に問い合わせの結果が保持されていない場合は、車載端末1の端末本体11を駆動し、通信装置2を介して、サーバ装置4のサーバ本体41に対して検索要求を送信する。
このサーバ装置4に対して問い合わせた検索要求に対する検索結果(次候補M,W,・・・と、候補数10)を車載端末1の端末本体11が受信し、この検索結果は、文字入力パネル1304に表示すると共に図1に図示のキャッシュ・メモリ14内に登録する。
【0027】
次に、「FAR」と入力した後、BSボタン(一文字削除ボタン)を押した場合の処理について図6を用いて説明する。
図6は、「FAR」と入力する場合における住所検索を行う場合の処理である。いま、ユーザが文字入力パネル1304に文字「FAR」を入力すると、検索文字列1302の表示を変更し、検索文字列1302に「FAR」を表示する。この文字入力パネル1304から文字「FAR」が入力されると、車載端末1の端末本体11は、キャッシュ・メモリ14から入力モード1301、検索文字列1302、検索条件1303の組み合わせによる検索キーに対応する結果を取り出す。すなわち、車載端末1の端末本体11は、検索文字列1302に表示された文字「FAR」の問い合わせを行うと、既にサーバ装置4に対して問い合わせた結果得られた検索結果に基づいて、検索文字列「F」と「FA」は登録されているが、「FAR」は登録されていないことがわかる。そこで、「FAR」の次候補と候補数については、車載端末1の端末本体11は通信装置2を介し、サーバ装置4のサーバ本体41に対して検索文字列「FAR」に関する検索要求を送信し、サーバ装置4に対して問い合わせた検索要求に対する検索結果(例えば、次候補M,W,・・・と、候補数10)が得られると、文字入力パネル1304に表示され、キャッシュ・メモリ14内に登録される。
【0028】
その後、図2に図示のBSボタンが投入され、検索文字列1302に表示されている文字「FAR」の「R」が削除されて検索文字列1302の表示が「FA」となると、車載端末1の端末本体11は、検索文字列が更新されたことを契機にキャッシュ・メモリ14に検索キーに対応する過去の検索結果の問い合わせを行う。この場合、キャッシュ・メモリ14には、既に登録されているサーバ装置4に対する問い合わせの検索結果、「F」の次候補(A,B,C・・・・)と候補数(100)、「FA」の次候補(A,E,I・・・・)と候補数(50)、「FAR」の次候補(M,W,・・・・)と候補数(10)が登録されているため、「FA」の検索結果として「FA」の次候補(A,E,I・・・・)と候補数(50)が得られ、これを文字入力パネル1304に表示する。
このように車載端末1側にキャッシュ・メモリ14を設けることにより、検索文字列可更新される都度、サーバ装置4のサーバ本体41に対して検索要求を送信しなくても検索結果を表示することができ、通信回数を減らすことができると共に、既にキャッシュメモリに登録されている検索結果については通信を行う場合に比べて検索結果を早期に表示することができるため、利用者のイライラや焦燥感を緩和することが出来る。
【0029】
図7は、「F」、「A」、「R」と一文字づつ入力する場合で、かつ、入力文字「A」の時に通信遅延が発生した場合の処理である。主な処理は図5に示した場合と同様であるが、ここで発生した通信遅延により検索結果のキャッシュメモリ14に対する登録と文字入力パネル1304の表示処理が一部変更されている。
ユーザが文字入力パネル1304に文字「A」を入力するまでは図5の説明と同じであるため、ここでは説明を省略する。
【0030】
ユーザが文字入力パネル1304に文字「A」を入力すると、検索文字列1302の表示が変更されて検索文字列1302に「FA」が表示される。この文字入力パネル1304からの文字「A」の入力により、車載端末1の端末本体11は、キャッシュ・メモリ14内に「FA」の次候補と候補数について問い合わせを行い、結果が保持されていない場合は、車載端末1の端末本体11を駆動し、通信装置2を介し、サーバ装置4のサーバ本体41に対して検索要求を送信する。
この文字「A」を入力し、検索文字列1302の表示「FA」の時にサーバ装置4のサーバ本体41からの検索結果の受信が遅れた場合などは、検索結果が返ってくるまでは全文字が入力可能であるため、サーバ装置4のサーバ本体41からの検索結果が受信される前にユーザが文字入力パネル1304から次の文字を入力してしまうことが考えられる。この実施例の場合、更に文字「R」が入力されると、端末本体11は検索文字列1302の表示を変更し、検索文字列1302に「FAR」を表示する。この文字入力パネル1304からの新たな文字入力により、車載端末1の端末本体11は、図示のキャッシュ・メモリ14内に「FAR」の次候補と候補数について問い合わせを行い、結果が保持されていない場合は、車載端末1の端末本体11を駆動し、先のサーバ装置4のサーバ本体41に対する検索要求の応答を待たずに、通信装置2を介してサーバ装置4のサーバ本体41に対して新たな検索要求を送信する。
【0031】
文字「FAR」について、通信装置2を介してサーバ装置4のサーバ本体41に対する検索要求が送信され、何らかの理由で検索文字列1302の表示「FA」の時にサーバ装置4のサーバ本体41からの検索結果の受信が遅れて、検索文字列1302の表示「FA」の検索結果がサーバ装置4のサーバ本体41から受信がされる前に検索文字列1302の表示「FAR」の検索結果がサーバ装置4のサーバ本体41から送信されてくることがある。この場合は、「FAR」の検索結果、「FAR」の次候補(M,W,・・・・)と候補数(10)が、まずキャッシュメモリ14に登録され、その検索結果が文字入力パネル1304等に反映される。次いで受信された「FA」の検索結果、「FA」の次候補(A,E,I・・・・)と候補数(50)はキャッシュ・メモリ14内に登録されるだけとなり、文字入力パネル1304等の表示に反映されない。
【0032】
次に、入力した文字に対して、車載端末1の端末本体11を駆動し、通信装置2を介し、サーバ装置4のサーバ本体41に検索要求を送信した際に、一定時間、サーバ装置4のサーバ本体41から応答がない場合の再送について図8を用いて説明する。
いま、ユーザが文字入力パネル1304に文字「FA」を入力すると、車載端末1の端末本体11は検索文字列1302に「FA」を表示した後、キャッシュ・メモリ14に検索キーに対応する結果の問い合わせを行う。このとき、キャッシュ・メモリ14に文字「F」の次候補(A,B,C・・・・)と、候補数(100)のデータが有っても、検索文字列1302に表示した文字「FA」の次候補と候補数のデータが保持されていない場合は、車載端末1の端末本体11は通信装置2を介し、サーバ装置4のサーバ本体41に対して文字「FA」の次候補と候補数の検索要求を送信する。
【0033】
文字「FA」の次候補と候補数のデータの検索要求をサーバ装置4のサーバ本体41に対して行った後、通信遅延により、サーバ装置4のサーバ本体41からの応答が遅れて、予め設定してある時間(タイムアウト時間)が経過すると、再度、車載端末1の端末本体11は通信装置2を介し、サーバ装置4のサーバ本体41に対して文字「FA」の次候補と候補数の検索要求を送信する。このタイムアウト時間は、通信状態1308、車速1309などから動的に決め、車速が速かったり電界強度が弱いなど通信環境が悪化している場合にはタイムアウト時間を長く取るようになっている。
その後、タイムアウト時間になる前にサーバ装置4に対して問い合わせた検索要求に対する検索結果(次候補A,E,I・・・と、候補数50)が、サーバ装置4のサーバ本体41から車載端末1の端末本体11に送信されてくると、この送信されてきた検索結果は、文字入力パネル1304に表示すると共にキャッシュ・メモリ14内に登録する。すなわち、検索する文字(都市名)を入力する文字入力パネル1304には、「FA」の次候補(A,E,I・・・・)が投入可能となり、他の文字のキーはロックされる。
【0034】
この文字「FA」の次候補と候補数の再度(2回目)のサーバ装置4のサーバ本体41に対する検索要求に対する検索結果(次候補A,E,I・・・と、候補数50)が、サーバ装置4のサーバ本体41から車載端末1の端末本体11に送信されてきた後に、最初(1回目)の文字「FA」の次候補と候補数のデータの検索要求に対する検索結果(次候補A,E,I・・・と、候補数50)が、通信遅延によりサーバ装置4のサーバ本体41からの2度目の応答に遅れて車載端末1の端末本体11に送信されてきた場合は、既に文字「FA」の次候補と候補数のデータの検索要求に対する検索結果(次候補A,E,I・・・と、候補数50)は、キャッシュ・メモリ14内に登録されているので、遅れて送信されてきた文字「FA」の次候補と候補数の検索結果はキャッシュ・メモリ14内に登録せずに破棄される。
【0035】
次に、入力した文字「FAR」の次候補と候補数の検索結果が遅れてサーバ装置4のサーバ本体41から車載端末1の端末本体11に送信されてきたときに、入力を訂正できる場合の処理について図9を用いて説明する。
いま、ユーザが文字入力パネル1304から文字「FAR」を入力し、検索文字列1302に「FAR」を表示した後、車載端末1の端末本体11は、図示のキャッシュ・メモリ14に検索キーに対応する結果の問い合わせを行う。このとき、キャッシュ・メモリ14に文字「F」の次候補(A,B,C・・・・)と候補数(100)のデータ、文字「FA」の次候補(例えば、A,E,I・・・)と候補数(例えば、50)のデータが有っても検索文字列1302に表示した文字「FAR」の次候補と候補数のデータが保持されていない場合は、車載端末1の端末本体11は通信装置2を介し、サーバ装置4のサーバ本体41に対して文字「FAR」の次候補と候補数の検索要求を送信する。
【0036】
文字「FAR」の次候補と候補数のデータの検索要求をサーバ装置4のサーバ本体41に対して行った後、通信遅延により、サーバ装置4のサーバ本体41からの応答が遅れた間に、ユーザが、文字入力パネル1304から更に文字「NINTOM」を入力した場合、車載端末1の端末本体11は通信装置2を介し、サーバ装置4のサーバ本体41に対して、結果として入力された検索文字列「FARNINTOM」の検索要求を送信する。
その後、検索文字列「FARNINTOM」の検索要求に対する検索結果応答の有無に関わらず、通信遅延により、サーバ装置4のサーバ本体41からの応答が遅れていた文字「FAR」の次候補と候補数のデータの検索要求に対する検索結果が送信されてくると、送信されてきた文字「FAR」の次候補(M,W,・・・・)と、候補数(10)の検索結果は、図2に図示の文字入力パネル1304に表示する。この図2に図示の文字入力パネル1304へ表示すると共に図1に図示のキャッシュ・メモリ14内に登録する。
【0037】
これはユーザが入力した文字「FARNINTOM」で、文字「FAR」の次候補(例えば、M,W,・・・・)に「N」が含まれていないため、一旦入力した文字「FARNINTOM」を文字「FAR」まで戻すためである。既に入力された文字列「FARNINTOM」を次候補が存在する正しい文字列「FAR」まで戻して検索文字列1302に「FAR」と表示された状態となる。
【0038】
これまでは地名検索を例に説明を行ってきたが、図10には、POI(Point of Interest)による検索画面が示されている。
図10において、POI(Point of Interest)は、当該通信型ナビゲーションシステムが使用される地域(国、州等)のレストラン、駐車場、GS(ガソリンスタンド)情報である。
POI検索におけるタッチパネル13は、図10に示す如き表示構成を有している。すなわち、タッチパネル13には、検索するPOIの条件(例えば、レストラン名)を示すPOI入力モード1311と、住所検索を行う際に検索する文字を表示するPOI検索文字列1312と、どのようなエリア(州か、郡か、市か)で入力するのかを設定するPOI検索条件1313と、文字を入力するための文字入力パネル1314と、入力した文字列に対する住所候補を検索したいときに入力する検索要求/候補表示ボタン1315と、通信モード切替ボタン1316と、検索要求して検索結果出てきた次文字の候補数を表示する候補数1317と、現在の走行速度を表示する車速1318と、通信装置2の通信状態として電波強度等をアイコンや動画などの絵で表示する通信状態1319と、時刻1330が表示される。このうち、POI検索条件1313では、POIの検索対象エリアとして州名、都市名、また緯度経度情報と検索エリアの半径を制定できる。更に検索するPOIのジャンル・分類・分野を指定することも出来る。
ここでは、車載端末1から目的地等に関する文字の一部入力があった場合、サーバ装置4から続く文字の候補をダウンロードして得、候補文字に相当するキーが色表示されることとする。
【0039】
図11には、キャッシュ・メモリ14の内容を消去する画面操作が示されている。キャッシュメモリ14の内容はサーバ装置のデータベースの更新によって無効なものとなる場合がある。しかし、データベースの更新はサーバ装置と通信を行わないと知ることが出来ない。そのため、Auto Connection ModeがOFFになっている場合などには無効となったキャッシュメモリの内容を使用してしまう恐れがある。そこで、このキャッシュメモリの内容をマニュアル指示でクリアすることにより誤った検索結果を避けるためのボタンがセットアップボタンである。図2において、タッチパネル13のセットアップボタン1310を押すと、タッチパネル13には、図11に示すようなセットアップモード画面が表示され、各種のセットアップ表示ができるようになっている。スクロールバー1340を操作すると、セットアップモード画面の各種ボタンが上下してキャッシュ・メモリ14の内容を消去するキャッシュ消去ボタン1341が表示できる。
図11に表示されている1342は通信状態、1343は現在表示されているセットアップモードを前画面に戻すためのバックボタン、1344は時刻である。
図11で、キャッシュ消去ボタン1341を押すと、タッチパネル13には、セットアップモードで各種セットアップボタンの表示された上に「キャッシュ消去」の表示と共に、「Really?(よろしいですか?)」という表示がなされ、「YES」を選択すると、キャッシュ・メモリ14の内容が消去される。また、「NO」を選択すると、キャッシュ・メモリ14の内容は消去されず、セットアップモードで各種セットアップボタンが表示された状態の画面に戻る。
【0040】
図12は、住所検索の絞込み処理の結果、候補が絞り込めた時の表示例である。入力モード1301、検索文字列1302、検索条件1303に対応する結果が、例えばFARMINGTONとFARMINGTON HILLSの2件の場合、図12のように確定候補表示エリア1314に表示される。画面に表示しきれない場合はスクロールバー1313によりスクロールさせることが可能である。
図13は、図12のような絞りこみ後の候補をキャッシュ・メモリ14に保存した例である。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、通信時間を短くし、応答性を早くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される通信型ナビゲーションシステムのシステム構成図である。
【図2】図1に図示の入力支援装置において使用されるタッチパネルの表示構成を示す図である。
【図3】本発明の通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法ならびに装置を用いて住所検索を行う際の通信モード切替ボタンで、ACM(Auto Connection Mode)がONのときの処理フローチャートを示す図である。
【図4】本発明の通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法ならびに装置を用いて住所検索を行う際の通信モード切替ボタンで、ACM(Auto Connection Mode)がOFFのときの処理フローチャートを示す図である。
【図5】本発明の通信型ナビゲーションシステムにおいて「F」、「A」、「R」と一文字づつ入力する場合で、かつ、通信状態が安定している場合における住所検索を行う場合の処理を示す図である。
【図6】本発明の通信型ナビゲーションシステムにおいて「FAR」と入力する場合における住所検索を行う場合の処理を示す図である。
【図7】本発明の通信型ナビゲーションシステムにおいて「F」、「A」、「R」と一文字づつ入力する場合で、かつ、通信状態が入力文字「A」の時に遅れた場合の処理を示す図である。
【図8】本発明の通信型ナビゲーションシステムにおいて入力した文字に対してサーバ装置に検索要求を送信した際に、一定時間、サーバ装置から応答がない場合の再送を説明するための図である。
【図9】本発明の通信型ナビゲーションシステムにおいて 入力した文字「FAR」の次候補と候補数の検索結果が遅れてサーバ装置から車載端末に送信されてきたときに、入力を訂正できる場合の処理を説明するための図である。
【図10】POI(Point of Interest)の検索画面を示す図である。
【図11】キャッシュ・メモリの内容を消去する画面操作を示す図である。
【図12】キャッシュ・メモリの内容を表示する図である。
【図13】確定結果を格納したキャッシュ・メモリを示す図である。
【符号の説明】
1…車載端末、2…通信装置、3…IP網、4…サーバ装置、11…端末本体
(入力支援装置)、12…GPS、13…タッチパネル(LCD)、14…キャッシュ・メモリ、41…サーバ本体、1301…入力モード、1302…検索文字列、1303…検索条件、1304…文字入力パネル、1307…候補数

Claims (7)

  1. ナビゲーション装置とサーバ装置が通信網を介して接続される通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法であって、
    前記ナビゲーション装置に設けられたキャッシュ・メモリに、前記通信網を介して前記サーバ装置から得られた入力文字列に関する次候補と候補数を収納する第1の工程と、
    少なくとも入力文字列が更新されたときに、前記キャッシュ・メモリで次候補と候補数を検索する第2の工程と、
    前記キャッシュ・メモリに前記入力した文字に基づく次候補と候補数が収納されていない場合に前記サーバ装置にその入力文字を送信する第3の工程と、
    を備えたことを特徴とする通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法。
  2. ナビゲーション装置とサーバ装置が通信網を介して接続される通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法であって、
    前記ナビゲーション装置にキャッシュ・メモリを設け、該キャッシュ・メモリに前記通信網を介して前記サーバ装置から得られた次候補と候補数を収納する第1の工程と、
    少なくとも1文字入力されたときに、前記キャッシュ・メモリで次候補と候補数を検索する第2の工程と、
    前記キャッシュ・メモリに前記入力した文字に基づく次候補と候補数が収納されていない場合に前記サーバ装置にその入力文字を送信する第3の工程と、
    前記サーバ装置から前記入力文字に続く候補文字の応答に代えてその文字入力を取り込む第4の工程と、
    前記入力文字の表示を訂正して表示する第5の工程と、
    を備えたことを特徴とする通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法。
  3. ナビゲーション装置とサーバ装置が通信網を介して接続される通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法であって、
    前記サーバ装置から前記入力文字に続く候補文字の応答が所定時間内になかったときに前記入力した文字に基づく次候補と候補数の検索を再度前記サーバ装置に送信する第6の工程を加えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法。
  4. ナビゲーション装置とサーバ装置が通信網を介して接続される通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法であって、
    前記サーバ装置からの前記入力文字に続く候補文字と候補数の応答が通信遅延によって遅れて送信されたときに応答される前記入力文字に続く候補文字と候補数のデータを前記キャッシュ・メモリに収納する第7の工程を加えたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法。
  5. ナビゲーション装置とサーバ装置が通信網を介して接続される通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法であって、
    前記サーバ装置からの前記入力文字に続く候補文字と候補数の応答に基づき、既に次候補文字として入力した文字の訂正を行う第8の工程を加えたことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法。
  6. ナビゲーション装置とサーバ装置が通信網を介して接続される通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法であって、
    前記ナビゲーション装置は、住所検索を行うものである請求項1、2、3、4又は5に記載の通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法。
  7. ナビゲーション装置とサーバ装置が通信網を介して接続される通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法であって、
    前記ナビゲーション装置は、POI検索を行うものである請求項1、2、3、4又は5に記載の通信型ナビゲーションシステムにおける入力支援方法。
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