JP3948426B2 - Sound insulation material made of vinyl chloride resin - Google Patents
Sound insulation material made of vinyl chloride resin Download PDFInfo
- Publication number
- JP3948426B2 JP3948426B2 JP2003079960A JP2003079960A JP3948426B2 JP 3948426 B2 JP3948426 B2 JP 3948426B2 JP 2003079960 A JP2003079960 A JP 2003079960A JP 2003079960 A JP2003079960 A JP 2003079960A JP 3948426 B2 JP3948426 B2 JP 3948426B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinyl chloride
- chloride resin
- weight
- parts
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塩化ビニル系樹脂組成物を成形してなる遮音材に関するものである。更に詳しくはドアや間仕切り等の遮音性能を向上させる建材の用途に供される塩化ビニル系樹脂製遮音材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に遮音材の遮音性能は質量法則で知られているように、面密度ρ[Kg/m2]の大きな素材で遮音性能の効果が高くなる。この遮音性能は透過損失量D[dB]として、D=14.3Log10ρ+12.7で表される。
【0003】
従って、樹脂材料製の遮音シートの基材として、比重が高く、かつ、各種物性が良好である塩化ビニル系樹脂製のフィルムまたはシート(以下合わせて「フィルム」と記す)が基材として選択されることが多く、特に、柔軟性のある軟質塩化ビニル系樹脂製フィルムが使用されている。更にこの軟質塩化ビニル系樹脂製のフィルムの遮音性能を高める目的で鉄粉を添加して比重を高めた組成にすることが知られている(特許文献1参照)。
【0004】
しかし、軟質塩化ビニル系樹脂フィルムは端部の処理やフィルム同士の接合に等の加工において高周波ウェルダーを用いて溶着させる場合が多く、鉄粉を添加した軟質塩化ビニル系樹脂製フィルムではウェルダー溶着部で鉄粉が起点となるスパーク現象が発生する為、フィルムを黒く焦げさせる等の外観上の欠点を生じさせる等の問題があった。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−6435号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、高周波ウェルダーによる溶着が可能であり、かつ遮音性の良好なる塩化ビニル系樹脂製の遮音材を提供することを目的として鋭意検討した結果、塩化ビニル系樹脂に特定の物質を特定量配合することにより上記目的が達成されることを見いだし、本発明をなすに到った。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の要旨は、(1)塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、下記(a)及び(b)を配合してなる塩化ビニル系樹脂製遮音材に存する。
(a)可塑剤 15〜100重量部、
(b)バリウム−フェライト 50〜400重量部
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】
本発明において用いる塩化ビニル系樹脂とは、塩化ビニルの単独重合体または塩化ビニルとこれに共重合可能なコモノマーとの共重合体及びこれらの混合物のことをいう。前記単独重合体または共重合体は、懸濁重合法、塊状重合法、微細懸濁重合法または乳化重合法等の公知の製造方法のうち、いずれの方法によって製造されたものであっても良い。コモノマーとしては、例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ラウリン酸ビニル等のビニルエステル類、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート等のアクリル酸エステル類、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート等のメタクリル酸エステル類、ジブチルマレエート、ジエチルマレエート等のマレイン酸エステル類、ジブチルフマレート、ジエチルフマレート等のフマル酸エステル類、ビニルメチルエーテル、ビニルブチルエーテル、ビニルオクチルエーテル等のビニルエーテル類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル類、エチレン、プロピレン、スチレン等のα−オレフィン類、塩化ビニリデン、臭化ビニル等の塩化ビニル以外のハロゲン化ビニル類またはハロゲン化ビニリデン類、ジアリルフタレート、エチレングリコールジメタクリレート等の多官能性単量体が挙げられ、これらを単独または二種以上を組み合わせて使用することができる。勿論、コモノマーは、上述のものに限定されるものではない。コモノマーは、塩化ビニル系樹脂の構成成分中30重量%以下、好ましくは20重量%以下の範囲にするのが良い。
【0010】
また、塩化ビニル系樹脂の範疇には、上述のようにして製造された塩化ビニル系樹脂を後塩素化した塩素化塩化ビニル系樹脂をも含むものとする。
【0011】
更に、本発明においては、上記塩化ビニル系樹脂として、平均重合度が700以上好ましくは800以上で、2500以下好ましくは1300以下のものを用いるのが良く、この場合、異なる平均重合度のものを2種以上混合して用いても良い。混合方法としては、フィルム製膜加工時に2種類以上の樹脂を混合する方法が一般的であるが、塩化ビニル系樹脂の重合時に重合条件をコントロールすることによって、見掛け上2種類以上の平均重合度の異なる塩化ビニル系樹脂が混合されたことになる方法であっても良い。
【0012】
可塑剤は塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、15〜100重量部配合するが、用途に応じて、この範囲から適宜適当な量を選定すれば良い。可塑剤の配合量は30〜80重量部であるのが特に好ましい。
【0013】
使用し得る可塑剤としては、塩化ビニル系樹脂に通常使用されるものなら特に限定されるものではなく、例えば、ジブチルフタレート(DBP)、ジヘキシルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート(DOP)、ジ−n−オクチルフタレート、ジイソデシルフタレート等のフタル酸エステル系可塑剤;ジオクチルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジオクチルセバケート等の脂肪族二塩基酸エステル系可塑剤;トリオクチルトリメリテート(TOTM)、トリデシルトリメリテート等のトリメリット酸エステル系可塑剤;トリクレジルホスフェート(TCP)、トリフェニルホスフェート、トリキシリルホスフェート、トリオクチルホスフェート、オクチルジフェニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、トリブトキシエチルホスフェート、トリクロロエチルホスフェート、トリス(2−クロロプロピル)ホスフェート、トリス(2,3−ジクロロプロピル)ホスフェート等のリン酸エステル系可塑剤、ポリエステル系高分子可塑剤、エポキシ化大豆油、エポキシ化亜麻仁油、液体エポキシ樹脂等のエポキシ系可塑剤等が挙げられ、これらを単独または二種以上を組み合わせて使用することができる。
【0014】
また、上記の可塑剤以外に、例えば熱可塑性ポリウレタン、ポリ酢酸ビニル等の樹脂を可塑剤として用いることもできる。
【0015】
本発明においてはバリウム−フェライトまたはニッケル・銅−フェライトの少なくともいずれかを塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、50〜400重量部配合するが、用途に応じて、この範囲から適宜適当な量を選定すれば良い。これらのフェライトの配合量は100〜200重量部であるのが特に好ましい。これらのフェライトの配合量が少ないと、遮音性能が十分でなくなってしまう恐れがある。また、多すぎると伸び、強度等の物性が小さくなってしまう為、製品としての性能が出なくなってしまう恐れがある。
【0016】
一般にフェライトの化学式はMO・Fe2O3(M:二価の金属)等として知られるが、バリウム−フェライトまたはニッケル・銅−フェライトの少なくともいずれかを適当量配合することにより、加工時にスパークする等の問題を生じることなく高周波ウェルダー加工を行うことができかつ遮音性の良好な遮音材が得られる。中でもバリウム−フェライトは、樹脂中でランダムな状態の等方性をたもつことができる為、遮音効果の点で特に好ましい。バリウム−フェライトとしては等方性バリウム−フェライト、異方性バリウム−フェライト等があるが、分散性が良いことから等方性バリウム−フェライトが好ましい。
【0017】
バリウム−フェライトやニッケル・銅−フェライトは、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂等の樹脂で被覆されていても良い。被覆する樹脂は、熱可塑性樹脂としてはエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリメチルメタクリレート樹脂(PMMA)、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂等及びこれらの2種以上の混合物が挙げられ、また、熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂等及びこれらの2種以上の混合物が挙げられる。これらの樹脂の中でもエチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリメチルメタクリレート樹脂は塩化ビニル系樹脂との相溶性が高い為、塩化ビニル系樹脂組成物の物性等が低下せず好ましい。
【0018】
また、上記フェライトの被覆剤としての上記熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂には、樹脂被覆フェライト粉末の分散性の向上の為、表面処理剤としてシランカップリング剤、チタンカップリング剤、アルミニウムカップリング剤、ジルコアルミネート系カップリング剤や陽イオン性カップリング剤、非イオン性カップリング剤等の少なくとも1種のカップリング剤があらかじめ混合されていても良い。
【0019】
本発明の遮音材には、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、カップリング剤0.1〜10重量部及び/またはアクリル系加工助剤0.1〜30重量部を配合することが好ましい。
【0020】
カップリング剤としては、シランカップシング剤、チタンカップリング剤、アルミニウムカップリング剤、ジルコアルミネート系カップリング剤や陽イオン性カップリング剤、非イオン性カップリング剤等が挙げられ、これらを単独または二種以上を組み合わせて使用することができる。フェライトの粉末を多量に使用した場合、塩化ビニル系樹脂組成物の混練時やフィルムへの製膜時に樹脂切れが起る恐れがあるが、カップリング剤の添加により塩化ビニル系樹脂中のフェライトの分散性を改善することができ、該組成物の加工性を改善することができる。カップリング剤は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部配合するのが好ましく、用途に応じて、この範囲から適宜な量を選定すれば良い。カップリング剤の配合量は0.5〜5重量部であるのが特に好ましい。カップリング剤が少ないとフェライトの分散効果が出ない恐れがあり、多いと分散効果は平衡状態となり添加量に見合う効果が得られない。
【0021】
また、アクリル系加工助剤としては、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸−n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル等のアクリル酸エステルやメタクリル酸エチル、メタクリル酸−n−ブチル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル等のメタクリル酸エステルを主成分とした共重合体からなる群から選ばれる共重合体の1種以上が使用できる。
【0022】
フェライトの粉末を多量に使用した場合、塩化ビニル系樹脂組成物の混練時やフィルムへの製膜等成形時に樹脂切れが起る恐れがあるが、アクリル系加工助剤を配合することにより、塩化ビニル系樹脂の纏まりがよくなり、塩化ビニル系樹脂組成物の混練時やフィルムへの製膜等成形時の加工性を改善することができる。
【0023】
アクリル系加工助剤は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して0.1〜30重量部配合するのが好ましく、用途に応じて、この範囲から適宜適当な量を選定すれば良い。アクリル系加工助剤の配合量は0.5〜10重量部であるのが特に好ましい。アクリル系加工助剤が少ないと混練中の塩化ビニル系樹脂を纏める効果が出ず、多いと成形品の外観が悪化してしまう恐れがある。
【0024】
カップリング剤及びアクリル系加工助剤は各々単独でも、上記各配合量の範囲内で併用して用いても良い。
【0025】
その他、本発明の遮音材には、必要に応じて、塩化ビニル系樹脂と相溶性のある合成樹脂、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、塩素化ポリエチレン等を配合することが出来る。また、成形用の合成樹脂に通常配合される公知の樹脂添加剤、例えば熱安定剤、安定化助剤、滑剤、紫外線吸収剤、難燃剤、帯電防止剤、防菌防黴剤及び着色剤等の各種添加剤を配合することができる。
【0026】
熱安定剤としては、例えば、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の金属石鹸、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫マレート、有機錫メルカプチド等の錫系安定剤、三塩基性硫酸鉛、二塩基性フタル酸鉛等の鉛系安定剤、トリフェニルホスファイト、ジオクチルフェニルフォスファイト等のキレータ、ヒンダードフェノール等のフェノール誘導体、ジベンゾイルメタン、メトキシベンゾイル・ベンゾイルメタン等のβ−ジケトン化合物が挙げられる。これらの熱安定剤は単独または2種以上を組み合わせて使用することができる。熱安定剤は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して0.01〜5重量部、好ましくは0.1〜4重量部配合することができる。
【0027】
この他に熱安定剤として、可塑剤としての効果もあるエポキシ化大豆油、エポキシ化亜麻仁油、液体エポキシ樹脂等のエポキシ系可塑剤も使用することができる。エポキシ系可塑剤は、樹脂100重量部に対し、0.01〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部配合することができる。
【0028】
滑剤としては、例えば、脂肪酸系滑剤、脂肪酸アミド系滑剤、エステル系滑剤、ポリエチレンワックス、流動パラフィン等各種の滑剤が挙げられる。これらの滑剤は単独または2種以上を組み合わせて使用することができる。滑剤は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して0.01〜3重量部、好ましくは0.05〜1重量部配合することができる。
【0029】
紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、サリチル酸エステル系、ハイドロキノン系、シアノアクリレート系等各種の紫外線吸収剤が挙げられ、これらは単独または2種類以上を組み合わせて使用することができる。紫外線吸収剤は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して0.1〜5重量部、好ましくは0.5〜3重量部配合することができる。
【0030】
難燃剤としては、例えば、三酸化アンチモン、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化ジルコニウム、アルミン酸カルシウム、赤燐、錫酸亜鉛、ヒドロキシ錫酸亜鉛、モリブデン酸塩、ポリリン酸アンモニウム等が挙げられる。これらの難燃剤は単独または2種以上を組み合わせて使用することができる。難燃剤は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して0.1〜30重量部配合することができる。
【0031】
帯電防止剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリグリコールエーテル、p−スチレンスルホン酸ナトリウム等が挙げられる。これらの帯電防止剤は単独または2種以上を組み合わせて使用することができる。帯電防止剤は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して0.01〜2重量部、好ましくは0.05〜1重量部配合することができる。
【0032】
防菌防黴剤としては、例えば、フェノールエーテル系、リン酸カルシウム−銀系、第4級アンモニウム塩、ピリジン系、ベンズイミダゾール系、ハロアルキルチオ系、トリアジン系、ヨウ素系防菌防黴剤が挙げられる。これらの防菌防黴剤は単独または2種以上を組み合わせて使用することができる。防菌防黴剤は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して0.05〜2重量部、好ましくは0.1〜1.5重量部配合することができる。
【0033】
着色剤としては、例えばフタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、ハンザイエロー、アリザリンレーキ、酸化チタン、亜鉛華、パーマネントレッド、キナクリドン、カーボンブラック等をあげることができる。これらの着色剤は単独または2種以上を組み合わせて使用することができる。
【0034】
塩化ビニル系樹脂に各種添加剤等を配合するには、各々必要量秤量し、リボンブレンダー、スーパーミキサー、バンバリーミキサーその他従来から知られる配合機、混合機を使用すれば良い。
【0035】
このようにして得られた塩化ビニル系樹脂組成物をフィルム化するには、それ自体公知の方法、例えば、カレンダー成形法、溶融押出成形法(Tダイ法、インフレーション法を含む)、溶液流延伸法等の従来から知られている方法によれば良い。また、これらのフィルムを熱ラミネート等の方法で積層し、所定の厚みにしても良い。
【0036】
フィルムの厚さは、0.05〜5mmが好ましく、0.1〜3mmとするのがより好ましい。0.05mmより薄いと遮音材としての効果が低い。5mmより厚いとウェルダー溶着で時間を要す為、作業性の面で好ましくない。更にフィルムの少なくとも片面に微細な凹凸模様(シボ模様)をつけてもよく、またフィルムに他の層を積層して用いても良い。
【0037】
本発明の塩化ビニル系樹脂製遮音材は、フィルム以外の他の形状であっても勿論良い。
【0038】
【実施例】
以下、本発明を実施例にもとづいて詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の例に限定されるものではない。
実施例1,2及び比較例1,2
<塩化ビニル系樹脂製フィルムの評価>
以下の方法でフィルムの性能を評価し、その結果を表−1及び表−2に示した。
1) ロール加工性
カレンダーロールにて、表−1に記載の組成の組成物を混練し、0.2mm厚みの塩化ビニル系樹脂製フィルムを作製した後、該ロールから剥す際のフィルムの状態を肉眼にて評価した。
【0039】
○:フィルムを切断せずに取り出すことができた。
【0040】
×:フィルムが切断した。
2)ウェルダー加工性
実施例及び比較例で作製したフィルムを2枚重ね、高周波ウェルダー機(発振周波数45MHz、出力5kw、発振時間5秒)を用いて接着し、高周波ウェルダー時の外観を肉眼で確認、評価した。
【0041】
○:溶着部の外観に異常が無い。
【0042】
×:溶着部でスパーク起因による黒い点等がある。
3)遮音性
実施例1で作製したフィルムの遮音性能を音響インテンシティ装置(ブリューエルアンドクール社製、System Type 3360:Sound Intensity Analyzer Type 2134)で行い、垂直入射音の透過損失量を算出した。
<塩化ビニル系樹脂製フィルムの製造>
表−1に記載の組成よりなる組成物を、スーパーミキサーで10分間攪拌混合した後、表面温度180℃のカレンダーロールで5分間混練し、厚さ1mmの軟質塩化ビニル樹脂製フィルムを作製した。
【0043】
フェライトはバリウム−フェライトを使用した。
【0044】
また、鉄粉は純鉄の粉を使用した。
【0045】
【表1】
【表2】
表−2より明らかなように、本発明の塩化ビニル系樹脂製遮音材は遮音材として充分な遮音性を有する。
【0046】
【発明の効果】
以上、実施例からも明らかなように、本発明の塩化ビニル系樹脂製遮音材は、遮音性が良好であり、かつ高周波ウェルダーによる溶着が可能であり、その利用価値は極めて大である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sound insulating material formed by molding a vinyl chloride resin composition. More specifically, the present invention relates to a vinyl chloride resin sound insulating material used for building materials that improve sound insulating performance such as doors and partitions.
[0002]
[Prior art]
In general, the sound insulation performance of a sound insulation material is enhanced by a material having a large surface density ρ [Kg / m 2 ], as is known from the law of mass. This sound insulation performance is expressed as D = 14.3 Log10ρ + 12.7 as a transmission loss amount D [dB].
[0003]
Accordingly, a vinyl chloride resin film or sheet (hereinafter collectively referred to as “film”) having a high specific gravity and good physical properties is selected as the base material for the sound insulation sheet made of resin material. In particular, a flexible soft vinyl chloride resin film is used. Furthermore, it is known that iron powder is added to increase the specific gravity for the purpose of improving the sound insulation performance of the soft vinyl chloride resin film (see Patent Document 1).
[0004]
However, soft vinyl chloride resin films are often welded using a high-frequency welder in processing such as edge processing and film-to-film bonding. In soft vinyl chloride resin films with iron powder added, welder welds In this case, a spark phenomenon starting from iron powder occurs, which causes problems such as causing defects in appearance such as burning the film black.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-10-6435 [0006]
[Problems to be solved by the invention]
As a result of intensive studies aimed at providing a sound insulation material made of vinyl chloride resin that can be welded by a high frequency welder and has good sound insulation properties, the present inventors have identified a specific substance in the vinyl chloride resin. It has been found that the above-mentioned object can be achieved by blending the amount, and the present invention has been made.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The gist of the present invention resides in (1) a vinyl chloride resin sound insulating material obtained by blending the following (a) and (b) with 100 parts by weight of a vinyl chloride resin.
(A) 15 to 100 parts by weight of a plasticizer,
(B) barium - ferrite 5 0 to 400 parts by weight [0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0009]
The vinyl chloride resin used in the present invention refers to a homopolymer of vinyl chloride, a copolymer of vinyl chloride and a comonomer copolymerizable therewith, and a mixture thereof. The homopolymer or copolymer may be produced by any method among known production methods such as suspension polymerization method, bulk polymerization method, fine suspension polymerization method and emulsion polymerization method. . Examples of the comonomer include vinyl esters such as vinyl acetate, vinyl propionate and vinyl laurate, acrylic acid esters such as methyl acrylate, ethyl acrylate and butyl acrylate, methacrylic acid esters such as methyl methacrylate and ethyl methacrylate, and dibutyl. Maleates such as maleate and diethyl maleate, fumarates such as dibutyl fumarate and diethyl fumarate, vinyl ethers such as vinyl methyl ether, vinyl butyl ether and vinyl octyl ether, cyan such as acrylonitrile and methacrylonitrile Vinyl halides, α-olefins such as ethylene, propylene and styrene, vinyl halides other than vinyl chloride such as vinylidene chloride and vinyl bromide, or vinylidene halides , Diallyl phthalate, polyfunctional monomers such as ethylene glycol dimethacrylate and the like, may be used in combination alone or in combination. Of course, the comonomer is not limited to those described above. The comonomer may be in the range of 30% by weight or less, preferably 20% by weight or less in the constituents of the vinyl chloride resin.
[0010]
In addition, the category of vinyl chloride resins includes chlorinated vinyl chloride resins obtained by post-chlorination of vinyl chloride resins produced as described above.
[0011]
Furthermore, in the present invention, it is preferable to use a vinyl chloride resin having an average degree of polymerization of 700 or more, preferably 800 or more, 2500 or less, preferably 1300 or less. You may mix and use 2 or more types. As a mixing method, a method of mixing two or more types of resins at the time of film formation processing is generally used, but by controlling the polymerization conditions at the time of polymerization of the vinyl chloride resin, an apparent average degree of polymerization of two or more types is obtained. A method in which different vinyl chloride resins are mixed may be used.
[0012]
The plasticizer is blended in an amount of 15 to 100 parts by weight based on 100 parts by weight of the vinyl chloride resin, and an appropriate amount may be selected from this range depending on the application. The blending amount of the plasticizer is particularly preferably 30 to 80 parts by weight.
[0013]
The plasticizer that can be used is not particularly limited as long as it is usually used for vinyl chloride resins. For example, dibutyl phthalate (DBP), dihexyl phthalate, di-2-ethylhexyl phthalate (DOP), di- Phthalate ester plasticizers such as n-octyl phthalate and diisodecyl phthalate; Aliphatic dibasic ester plasticizers such as dioctyl adipate, diisodecyl adipate and dioctyl sebacate; Trioctyl trimellitate (TOTM) and tridecyl trimelli Trimellitic acid ester plasticizers such as tate; tricresyl phosphate (TCP), triphenyl phosphate, trixyl phosphate, trioctyl phosphate, octyl diphenyl phosphate, cresyl diphenyl phosphate, tribute Phosphate ester plasticizers such as ciethyl phosphate, trichloroethyl phosphate, tris (2-chloropropyl) phosphate, tris (2,3-dichloropropyl) phosphate, polyester polymer plasticizer, epoxidized soybean oil, epoxidation Epoxy plasticizers such as linseed oil and liquid epoxy resin can be used, and these can be used alone or in combination of two or more.
[0014]
In addition to the plasticizers described above, resins such as thermoplastic polyurethane and polyvinyl acetate can also be used as the plasticizer.
[0015]
In the present invention, at least one of barium-ferrite and nickel / copper-ferrite is blended in an amount of 50 to 400 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the vinyl chloride resin. Should be selected. The blending amount of these ferrites is particularly preferably 100 to 200 parts by weight. If the blending amount of these ferrites is small, the sound insulation performance may not be sufficient. Moreover, since physical properties, such as elongation and intensity | strength, will become small when there is too much, there exists a possibility that the performance as a product may not come out.
[0016]
In general, the chemical formula of ferrite is known as MO.Fe 2 O 3 (M: divalent metal), etc., but by blending an appropriate amount of at least one of barium-ferrite and nickel-copper-ferrite, spark is generated during processing. A sound insulating material that can perform high-frequency welding without causing problems such as the above and has good sound insulating properties can be obtained. Among these, barium-ferrite is particularly preferable in terms of a sound insulation effect because it can have isotropic properties in a random state in the resin. Examples of the barium-ferrite include isotropic barium-ferrite and anisotropic barium-ferrite, but isotropic barium-ferrite is preferred because of its good dispersibility.
[0017]
Barium-ferrite or nickel / copper-ferrite may be coated with a resin such as a thermoplastic resin or a thermosetting resin. Examples of the resin to be coated include an ethylene-vinyl acetate copolymer (EVA), a polymethyl methacrylate resin (PMMA), a polypropylene resin, a polyethylene resin, a polystyrene resin, and a mixture of two or more of these as a thermoplastic resin. Moreover, as a thermosetting resin, a phenol resin, a urea resin, a melamine resin, an alkyd resin, an epoxy resin etc., and these 2 or more types of mixtures are mentioned. Among these resins, ethylene-vinyl acetate copolymer and polymethyl methacrylate resin are preferable because they are highly compatible with vinyl chloride resin and do not deteriorate the physical properties of the vinyl chloride resin composition.
[0018]
In addition, the thermoplastic resin or thermosetting resin as the ferrite coating agent has a silane coupling agent, titanium coupling agent, aluminum coupling as a surface treatment agent to improve the dispersibility of the resin-coated ferrite powder. At least one coupling agent such as an agent, a zircoaluminate coupling agent, a cationic coupling agent, or a nonionic coupling agent may be mixed in advance.
[0019]
The sound insulating material of the present invention preferably contains 0.1 to 10 parts by weight of a coupling agent and / or 0.1 to 30 parts by weight of an acrylic processing aid with respect to 100 parts by weight of a vinyl chloride resin. .
[0020]
Examples of coupling agents include silane coupling agents, titanium coupling agents, aluminum coupling agents, zircoaluminate coupling agents, cationic coupling agents, nonionic coupling agents, and the like. Alternatively, two or more types can be used in combination. When a large amount of ferrite powder is used, the resin may run out during kneading of the vinyl chloride resin composition or film formation. However, the addition of a coupling agent may lead to the ferrite in the vinyl chloride resin. Dispersibility can be improved and processability of the composition can be improved. The coupling agent is preferably blended in an amount of 0.1 to 10 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the vinyl chloride resin, and an appropriate amount may be selected from this range depending on the application. The blending amount of the coupling agent is particularly preferably 0.5 to 5 parts by weight. If the amount of the coupling agent is small, there is a possibility that the ferrite dispersion effect does not appear.
[0021]
Acrylic processing aids include acrylic acid esters such as acrylic acid, methyl acrylate, ethyl acrylate, acrylic acid-n-butyl, acrylic acid isobutyl, acrylic acid-2-ethylhexyl, ethyl methacrylate, methacrylic acid. One or more types of copolymers selected from the group consisting of copolymers based on methacrylic acid esters such as -n-butyl and 2-ethylhexyl methacrylate can be used.
[0022]
When a large amount of ferrite powder is used, the resin may run out during kneading of the vinyl chloride resin composition or molding into a film, but by adding an acrylic processing aid, The grouping of the vinyl resin is improved, and the processability at the time of molding such as film formation onto a film can be improved when the vinyl chloride resin composition is kneaded.
[0023]
The acrylic processing aid is preferably blended in an amount of 0.1 to 30 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the vinyl chloride resin, and an appropriate amount may be selected from this range depending on the application. The blending amount of the acrylic processing aid is particularly preferably 0.5 to 10 parts by weight. If the amount of acrylic processing aid is small, the effect of gathering the vinyl chloride resin being kneaded is not obtained, and if it is large, the appearance of the molded product may be deteriorated.
[0024]
The coupling agent and the acrylic processing aid may be used alone or in combination within the above ranges of the respective blending amounts.
[0025]
In addition, for the sound insulating material of the present invention, if necessary, a synthetic resin compatible with vinyl chloride resin, such as ethylene-vinyl acetate copolymer, ethylene-acrylic ester copolymer, chlorinated polyethylene, etc. Can be blended. Also, known resin additives usually blended in molding synthetic resins, such as heat stabilizers, stabilization aids, lubricants, UV absorbers, flame retardants, antistatic agents, antibacterial and antifungal agents, and coloring agents These various additives can be blended.
[0026]
Examples of heat stabilizers include metal soaps such as barium stearate, zinc stearate, and calcium stearate, tin stabilizers such as dibutyltin dilaurate, dibutyltin malate, and organic tin mercaptides, tribasic lead sulfate, dibasic Lead stabilizers such as lead phthalate, chelators such as triphenyl phosphite and dioctylphenyl phosphite, phenol derivatives such as hindered phenol, and β-diketone compounds such as dibenzoylmethane, methoxybenzoyl and benzoylmethane. These heat stabilizers can be used alone or in combination of two or more. The heat stabilizer can be blended in an amount of 0.01 to 5 parts by weight, preferably 0.1 to 4 parts by weight, based on 100 parts by weight of the vinyl chloride resin.
[0027]
In addition, epoxy plasticizers such as epoxidized soybean oil, epoxidized linseed oil, and liquid epoxy resin, which also have an effect as a plasticizer, can be used as the heat stabilizer. The epoxy plasticizer can be blended in an amount of 0.01 to 10 parts by weight, preferably 0.1 to 5 parts by weight, based on 100 parts by weight of the resin.
[0028]
Examples of the lubricant include various lubricants such as fatty acid lubricants, fatty acid amide lubricants, ester lubricants, polyethylene wax, and liquid paraffin. These lubricants can be used alone or in combination of two or more. The lubricant can be blended in an amount of 0.01 to 3 parts by weight, preferably 0.05 to 1 part by weight, based on 100 parts by weight of the vinyl chloride resin.
[0029]
Examples of the ultraviolet absorber include various ultraviolet absorbers such as benzotriazole, benzophenone, salicylic acid ester, hydroquinone, and cyanoacrylate, and these can be used alone or in combination of two or more. . The ultraviolet absorber can be blended in an amount of 0.1 to 5 parts by weight, preferably 0.5 to 3 parts by weight, based on 100 parts by weight of the vinyl chloride resin.
[0030]
Examples of the flame retardant include antimony trioxide, zinc borate, barium metaborate, aluminum hydroxide, magnesium hydroxide, zirconium hydroxide, calcium aluminate, red phosphorus, zinc stannate, zinc hydroxystannate, molybdate And ammonium polyphosphate. These flame retardants can be used alone or in combination of two or more. The flame retardant can be blended in an amount of 0.1 to 30 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the vinyl chloride resin.
[0031]
Examples of the antistatic agent include polyoxyethylene alkylamine, polyglycol ether, sodium p-styrenesulfonate, and the like. These antistatic agents can be used alone or in combination of two or more. The antistatic agent can be blended in an amount of 0.01 to 2 parts by weight, preferably 0.05 to 1 part by weight, based on 100 parts by weight of the vinyl chloride resin.
[0032]
Examples of the antibacterial / antifungal agent include phenol ether, calcium phosphate-silver, quaternary ammonium salt, pyridine, benzimidazole, haloalkylthio, triazine, and iodine. These antibacterial and antifungal agents can be used alone or in combination of two or more. The antibacterial and antifungal agent can be added in an amount of 0.05 to 2 parts by weight, preferably 0.1 to 1.5 parts by weight, based on 100 parts by weight of the vinyl chloride resin.
[0033]
Examples of the colorant include phthalocyanine blue, phthalocyanine green, Hansa yellow, alizarin lake, titanium oxide, zinc white, permanent red, quinacridone, and carbon black. These colorants can be used alone or in combination of two or more.
[0034]
In order to blend various additives and the like into the vinyl chloride resin, each of the necessary amounts may be weighed, and a ribbon blender, a super mixer, a Banbury mixer, or other conventionally known blending machines and mixers may be used.
[0035]
In order to form a film of the vinyl chloride resin composition thus obtained, a method known per se, for example, a calendar molding method, a melt extrusion molding method (including a T-die method and an inflation method), solution flow stretching A conventionally known method such as a method may be used. Further, these films may be laminated by a method such as heat lamination to have a predetermined thickness.
[0036]
The thickness of the film is preferably 0.05 to 5 mm, and more preferably 0.1 to 3 mm. If it is thinner than 0.05 mm, the effect as a sound insulating material is low. If it is thicker than 5 mm, time is required for welding, which is not preferable in terms of workability. Furthermore, a fine uneven pattern (texture pattern) may be provided on at least one surface of the film, or another layer may be laminated on the film.
[0037]
Of course, the vinyl chloride resin sound insulating material of the present invention may have a shape other than the film.
[0038]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although this invention is demonstrated in detail based on an Example, this invention is not limited to the following examples, unless the summary is exceeded.
Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2
<Evaluation of vinyl chloride resin film>
The performance of the film was evaluated by the following method, and the results are shown in Table-1 and Table-2.
1) After kneading the composition having the composition shown in Table 1 with a roll processable calender roll to produce a 0.2 mm-thick vinyl chloride resin film, the state of the film when peeled from the roll was determined. Evaluation was made with the naked eye.
[0039]
○: The film could be taken out without cutting.
[0040]
X: The film was cut.
2) Welder workability Two films prepared in the examples and comparative examples are stacked and bonded using a high-frequency welder (oscillation frequency 45 MHz, output 5 kW, oscillation time 5 seconds), and the appearance at the time of high-frequency welder is visually confirmed. ,evaluated.
[0041]
○: No abnormality in the appearance of the welded portion.
[0042]
X: There are black spots or the like due to sparks at the weld.
3) Sound insulation performance The sound insulation performance of the film produced in Example 1 was measured with a sound intensity device (Bruel and Cool, System Type 3360: Sound Intensity Analyzer Type 2134), and the transmission loss of normal incident sound was calculated. .
<Manufacture of vinyl chloride resin film>
A composition having the composition shown in Table 1 was stirred and mixed for 10 minutes with a super mixer, and then kneaded for 5 minutes with a calender roll having a surface temperature of 180 ° C. to produce a soft vinyl chloride resin film having a thickness of 1 mm.
[0043]
Barium-ferrite was used as the ferrite.
[0044]
The iron powder used was pure iron powder.
[0045]
[Table 1]
[Table 2]
As is apparent from Table 2, the vinyl chloride resin sound insulation material of the present invention has sufficient sound insulation properties as a sound insulation material.
[0046]
【The invention's effect】
As can be seen from the examples, the vinyl chloride resin-made sound insulating material of the present invention has good sound insulating properties and can be welded with a high-frequency welder, and its utility value is extremely large.
Claims (1)
(a)可塑剤 15〜100重量部、
(b)バリウム−フェライト 50〜400重量部A sound insulation material made of vinyl chloride resin comprising the following (a) and (b) blended with 100 parts by weight of vinyl chloride resin.
(A) 15 to 100 parts by weight of a plasticizer,
(B) a barium - ferrite 5 0 to 400 parts by weight
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003079960A JP3948426B2 (en) | 2003-03-24 | 2003-03-24 | Sound insulation material made of vinyl chloride resin |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003079960A JP3948426B2 (en) | 2003-03-24 | 2003-03-24 | Sound insulation material made of vinyl chloride resin |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004285240A JP2004285240A (en) | 2004-10-14 |
JP3948426B2 true JP3948426B2 (en) | 2007-07-25 |
Family
ID=33293945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003079960A Expired - Fee Related JP3948426B2 (en) | 2003-03-24 | 2003-03-24 | Sound insulation material made of vinyl chloride resin |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3948426B2 (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104629217A (en) * | 2015-02-14 | 2015-05-20 | 青岛科技大学 | Sound insulating material and preparation method thereof |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE602005000542T2 (en) | 2004-09-29 | 2007-06-14 | Nissan Motor Co., Ltd., Yokohama | Preform, hydroforming and so produced product |
-
2003
- 2003-03-24 JP JP2003079960A patent/JP3948426B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104629217A (en) * | 2015-02-14 | 2015-05-20 | 青岛科技大学 | Sound insulating material and preparation method thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004285240A (en) | 2004-10-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6191619B2 (en) | Vinyl chloride resin composition for powder molding, vinyl chloride resin molded body and laminate | |
JP6448370B2 (en) | Flame retardant composition and flame retardant synthetic resin composition | |
JP6614132B2 (en) | Vinyl chloride resin composition for powder molding, vinyl chloride resin molded body and laminate | |
JP6557542B2 (en) | Flame retardant resin composition | |
WO2016125591A1 (en) | Flame-retardant polypropylene composition | |
JP6760289B2 (en) | Sheet-shaped molded body and laminated body | |
EP2016123A1 (en) | Rigid polyvinyl chloride polymer compositions having improved impact properties | |
JP6812964B2 (en) | Laminated material for automobile interior materials | |
JP3948426B2 (en) | Sound insulation material made of vinyl chloride resin | |
JPH04233910A (en) | Improved barrier pvc resin, compound, and article derived therefrom | |
JPWO2019131630A1 (en) | Vinyl chloride resin laminated sheet, method of manufacturing vinyl chloride resin laminated sheet, and laminate | |
WO1995023186A1 (en) | Polyolefin resin composition and resin film | |
JP6448416B2 (en) | Resin composition for foamed resin sheet and foamed resin sheet | |
JP2009096878A (en) | Expandable vinyl chloride-based resin composition | |
JP6819675B2 (en) | Vinyl chloride resin composition, vinyl chloride resin molded product, and laminate | |
JP3600686B2 (en) | Resin composition, its production method and use | |
JP4549047B2 (en) | Antistatic film | |
JP4319776B2 (en) | Vinyl chloride resin composition | |
JP3339824B2 (en) | Resin composition and multilayer structure thereof | |
JPH01308439A (en) | Production of molding | |
JP2009096877A (en) | Vinyl chloride-based resin composition | |
JP2008120852A (en) | Vinyl chloride-based resin composition for molding | |
JP3600693B2 (en) | Resin composition, its production method and use | |
JP6567860B2 (en) | Vinylidene chloride resin composition | |
JP3689185B2 (en) | Resin composition and production method and use thereof |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051206 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060425 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060725 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060925 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061031 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061222 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070126 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070131 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070327 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070409 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110427 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120427 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130427 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140427 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |