JP3946451B2

JP3946451B2 - Data communication method

Info

Publication number: JP3946451B2
Application number: JP2001044675A
Authority: JP
Inventors: 正徳伊藤
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 2001-02-21
Filing date: 2001-02-21
Publication date: 2007-07-18
Anticipated expiration: 2021-02-21
Also published as: JP2002247324A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はデータ通信方法に関し、特に電話回線等の通信回線を利用してデータ通信においてＩＴＵ−ＴＶ．３４で規定された各種信号が受信できない場合、再度通信のやりとりを行い直すためのリカバリ手順に関する。
【０００２】
【従来の技術】
電話回線等の通信回線を利用して、ファクシミリ通信する場合、ＩＴＵ（International Telecommunication Union：国際電気通信連合）より、各種の勧告が出ている。これら勧告の中で、現在のところ、最高通信速度３３．６Ｋｂｐｓという最速なファクシミリ通信規格として、ＩＴＵ−Ｔ（International Telecommunication Union - Telecommunication Standardization）Ｖ．３４勧告（以下、Ｖ．３４とする）がある。Ｖ．３４においてファクシミリ通信を行う場合には、プライマリチャネルと制御チャネルという２つのチャネルを利用する。プライマリチャネルは、画像データの通信を行うためのものである。また、制御チャネルでは、各種信号を使って、画像データの通信速度交渉を行ったり、画像データの受信結果等の状況報告や再送要求等の各種制御情報のやりとりを行う。従って、制御チャネルでは、非常に、重要なデータの通信を行っているわけである。この制御チャネルでの各種信号や制御データの通信が正しくできない時に制御チャネルで用いる等化器の再トレーニングを行いたい場合や、画像データの通信が正しくできなかった時に通信速度再交渉をしたい場合などのために、制御チャネルのリトレイン手順がＶ．３４で規定されている。また、制御チャネルにおいて、Ｖ．３４で規定された各種信号が受信できない場合、再度、通信のやりとりを行い直すために、リカバリ手順が勧告に規定されている。
【０００３】
ここで、ＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告における制御チャネルでのリトレイン手順を図５に示すタイムチャートに従って説明する。Ｖ．３４でファクシミリ通信を行っているとき、制御チャネルでの各種信号や制御データの通信が正しくできない時に制御チャネルで用いる等化器の再トレーニングを行いたい場合や、画像データの通信が正しくできなかった時に通信速度再交渉をしたい場合に、この手順に従って通信を行う。この手順では、先ずリトレインを行いたいリトレイン開始モデム側（以下開始側モデムと称す）は、ＡＣ信号を、リトレイン反応モデム側（以下反応側モデムと称す）に送信する。反応側モデムは、そのＡＣ信号を受信し、１００ｍｓ以上ＡＣ信号を検出すると、リトレインが起こったと判断し、制御チャネルスタートアップ手順（ＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告［'９８．２版］§１２．４）、制御チャネルデータ送受信モードあるいは再同期手順（勧告§１２．６）から抜け、このリトレイン手順（勧告§１２．８）に入り、ＰＰｈ信号を３２Ｔ（Ｔ:シンボル間隔）の間送信する。ＰＰｈ信号を送信し終わると、最小１６Ｔ以上の間ＡＬＴ信号を送信する。反応側モデムから送信されたＰＰｈ信号を開始側モデムが受信してＰＰｈ信号と検出すると、今まで送信していたＡＣ信号を止め、代わりにＰＰｈ信号を３２Ｔの間送信し、続いて最小１６Ｔ以上１２０Ｔ未満の間ＡＬＴ信号を送信し、さらにＭＰｈ信号を送信する。開始側モデムから送信されたＰＰｈ信号を反応側モデムが受信し、ＰＰｈ信号と検出すると、開始側モデムからのＰＰｈ信号を受信してから１２０Ｔまでに今まで送信していたＡＬＴ信号を止め、ＭＰｈ信号を送信する。この後は、制御チャネルスタートアップ手順に戻る。
【０００４】
このように、いくつかの信号を、開始側モデム及び反応側モデムで、お互いに受信できなければ、次の信号送信ができないようになっている。例えば、反応側モデムから送信されたＰＰｈ信号を開始側モデムで受信できないと、開始側モデムではＰＰｈ信号を送信できない。しかし、この場合は開始側モデムから送信されたＡＣ信号を反応側モデムで検出できていないために、反応側モデムがリトレイン手順のモードに入っていないことが考えられるが、開始側モデムでは何らかの要因でリトレインしなければいけない訳なので、リトレイン開始という意味を表すＡＣ信号を送りつづける。反応側モデムがＡＣ信号を受信してリトレイン手順のモードに入って来るのをひたすら待つしかない。ある一定時間経った後でも、応答側モデムからのＰＰｈ信号を開始側モデムで受信できなければ、開始側モデムのＡＣ信号を正しく受信して反応側モデムもリトレイン手順のモードに入ったとは判断できず、反応側モデムはリトレインできなかったとして開始側モデムから通信回線を切断するしかない。また、図６のように、開始側モデムから送信されたＰＰｈ信号を反応側モデムで受信できないと、反応側モデムではＡＬＴ信号の送信を止めてＭＰｈ信号を送信する手順に進むことができず、勧告上ではＡＬＴ信号を送信しつづけるしかない。つまり、永遠にこのリトレイン手順から抜け出ることができなくなる訳である。
【０００５】
このように、通信手順において、先に進めなくなった場合には、通常、回線を切断して最初から通信手順をやり直すしかないが、その場合には、一般電話回線の場合、再度電話をかけ直すところから行わなければならず、ファクシミリ通信を行いたい者に負担を強いる。そこで、勧告では、上記のように、通信手順において、ある信号が受信できずに、先に進めなくなった場合リカバリ動作を行い、通信手順の途中から通信をやり直す方法が提案されている。Ｖ．３４勧告においても、制御チャネルでのリカバリ動作についての規定があるが、いずれも制御チャネルスタートアップ手順もしくは再同期手順において、先に進めなくなった場合に行う手順（スタートアップ手順用−勧告§１２．４．３〜４、再同期手順用−§１２．６．１．５〜６および§１２．６．２．４〜５）であり、リトレイン動作中の規定は無い。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
このように、リトレイン手順に入った時にその手順で受信すべき信号を受信できない場合、現在のＶ．３４勧告では、そのリトレイン手順での状態から抜ける方法が明確化されておらず、ずっとリトレイン手順に入ったまま、制御チャネルスタートアップあるいは再同期と言った通常のモードに戻ることができない。よって、上記のように、リトレイン手順で、先の手順に進めなくなった場合には、勧告上では通信回線を切断するしかない。
【０００７】
本発明はこれらの問題点を解決するために、ＩＴＵ−ＴＶ．３４の制御チャネルでリトレイン手順に入った時に相手側の信号を受信できない場合に、制御チャネルスタートアップ手順あるいは制御チャネル再同期手順あるいは制御チャネルリトレイン手順などの通常の手順へ復帰でき、通信回線を切断せずに、通信が継続できるようにするデータ通信方法を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前記問題点を解決するために、電話回線等の通信回線を利用してデータ通信を行う、本発明に係るデータ通信方法によれば、ＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告に従ってデータ通信を行う場合に、制御チャネルでリトレイン手順に移行した際、予め決められた時間を経過してもリトレイン手順からＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告で規定されたデータ通信の通信手順に復帰しない場合、リトレイン手順に移行し、リトレイン反応側モデムがＰＰｈ信号を送信した後、リトレイン反応側モデムがリトレイン開始側モデムからＰＰｈ信号をある一定時間待っても受信できなかった場合に、リトレイン反応側モデムからＰＰｈ信号を再度送信してリカバリ手順への移行を行い、データ通信手順に復帰することに特徴がある。よって、ＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告の制御チャネルでリトレイン手順に入った時に相手側の信号を受信できない等通信手順がとまっても、リトレイン反応側モデムとして制御チャネルリトレイン手順の最初から通信手順を再び行うことができ、通信回線を切断せずに、通信が継続できる。
【００１１】
また、リトレイン反応側モデムがＰＰｈ信号を再送信した後、ＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告に示されている制御チャネルリトレイン手順を行うことにより、ＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告の制御チャネルリトレイン手順に沿って再びリトレイン手順を行うことができる。
【００１２】
更に、本発明に係るデータ通信方法によれば、ＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告に従ってデータ通信を行う場合に、制御チャネルでリトレイン手順に移行した際、予め決められた時間を経過してもリトレイン手順からＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告で規定されたデータ通信の通信手順に復帰しない場合、リトレイン開始側モデムが、ＡＣ信号を送信し、次にＰＰｈ信号を送信した後、ＡＬＴ信号を送信している際に、リトレイン反応側モデムからのＰＰｈ信号を受信した場合に、リトレイン開始側モデムはＡＬＴ信号の送信を止めて、ＰＰｈ信号を再度送信してリカバリ手順への移行を行い、データ通信手順に復帰することに特徴がある。よって、リトレイン開始側モデムとしてＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告の制御チャネルリトレイン手順に沿って制御チャネルリトレイン手順を継続して行うことができる。
【００１３】
また、リトレイン開始側モデムがＰＰｈ信号を再送信した後、リトレイン開始側モデムは、ＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告に示されている制御チャネルリトレイン手順におけるリトレイン開始側モデムのＰＰｈ信号送信以降の手順を行うことにより、ＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告の制御チャネルリトレイン手順に沿ってリトレイン手順を継続して行うことができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
本発明に係るデータ通信方法によれば、ＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告に従ってデータ通信を行う場合に、制御チャネルでリトレイン手順に移行した際、予め決められた時間を経過してもリトレイン手順からＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告で規定されたデータ通信の通信手順に復帰しない場合、リトレイン手順に移行し、リトレイン反応側モデムがＰＰｈ信号を送信した後、リトレイン反応側モデムがリトレイン開始側モデムからＰＰｈ信号をある一定時間待っても受信できなかった場合に、リトレイン反応側モデムからＰＰｈ信号を再度送信してリカバリ手順への移行を行い、データ通信手順に復帰する。
【００１９】
【実施例】
図１は本発明の一実施例に係るデータ通信方法によって動作するモデム装置の構成を示すブロック図である。同図において、本実施例のデータ通信方法によって動作するモデム装置１は、ＡＣ送出部１１、ＰＰｈ送出部１２、ＡＬＴ送出部１３、ＡＣ検出部１４、ＰＰｈ検出部１５、時間カウンタ部１６及び制御部１７を含んで構成されている。
【００２０】
次に、図１に示す本実施例のデータ通信方法の動作について、動作を示すタイムチャートである図２及び図３に従って説明する。図２において、開始側モデムから送られたＡＣ信号を反応側モデムのＡＣ検出部１４で検出すると、その情報は反応側モデムの制御部１７に供給される。ＡＣ検出の情報を供給された反応側モデムの制御部１７は、反応側モデムの時間カウンタ部１６に３２Ｔ経ったら知らせるよう設定した後、反応側モデムのＰＰｈ送出部１２にＰＰｈ信号を回線に送出するように命じ、反応側モデムの時間カウンタ部１６をスタートさせる。３２Ｔが経過したら、反応側モデムの時間カウンタ部１６はその旨を反応側モデムの制御部１７に知らせる。その情報を受け取った反応側モデムの制御部１７は、反応側モデムのＰＰｈ送出部１２に送出を止めるよう命じ、反応側モデムのＰＰｈ送出部１２は送出を停止する。そして、反応側モデムの制御部１７は、反応側モデムのＡＬＴ送信部１２にＡＬＴ信号を送出させ、同時に反応側モデムの時間カウンタ部１６に時間カウンタをリセットさせた後、時間計測を始めさせる。そして、反応側モデムのＰＰｈ検出部１５からのＰＰｈ信号検出という情報を待つ。ここで、逐次、時間カウンタ部１６の時間計測をチェックし、３秒経ってもＰＰｈ検出部１５からＰＰｈ検出情報が来なければ、開始側モデムがＰＰｈ信号を送ってこない、または反応側モデムのＰＰｈ信号をうまく受信できないといった異常が起こったと判断し、リカバリ動作に入る。ここで、３秒の時間計測を制御部１７から逐次チェックすると述べたが、ＡＬＴ信号を送出する前に時間カウンタ部１６に３秒経ったら知らせるように設定をしておき、ＡＬＴ信号の送出を開始すると同時に、時間カウンタ部１６をスタートさせるといった方法を取っても良い。この場合、反応側モデムのＰＰｈ検出部１５からのＰＰｈ検出情報よりも反応側モデムの時間カウンタ部１６のタイムオーバー情報が先に来た場合、異常が起こったと、反応側モデムの制御部１７は判断する。もし、ＰＰｈ検出情報が先に来た場合は、反応側モデムの時間カウンタ部１６をストップさせ、タイムオーバー情報が来ないようにする。リカバリ動作に入ったら、反応側モデムの制御部１７は反応側モデムのＡＬＴ送出部１３に、ＡＬＴ信号の送出を止めさせる。そして、反応側モデムの時間カウンタ部１６の時間計測を止めた後、３２Ｔが経過したら知らせるように設定し、反応側モデムのＰＰｈ送出部１２にリカバリ手順に移行するために再度ＰＰｈ信号の送出を命じる。そして、同時に反応側モデムの時間カウンタ部１６をスタートさせる。３２Ｔの終了を反応側モデムの時間カウンタ部１６から知ると、反応側モデムの制御部１７は反応側モデムのＰＰｈ送出部１２に対し送出を停止させ、反応側モデムのＡＬＴ送出部１３にＡＬＴ信号の送出を開始させる。同時に、反応側モデムの時間カウンタ部１６の時間カウンタをリセットさせた後、時間計測をスタートさせる。開始側モデムは反応側モデムからのＰＰｈ信号を受信できたら、ＰＰｈ信号の送出を始める。開始側モデムのＰＰｈ信号を反応側モデムのＰＰｈ検出部１５で検出したら、その旨を反応側モデムの制御部１７に知らせ、通常のＶ．３４制御チャネルリトレイン手順に移行する。
【００２１】
一方、図３において、開始側モデムがＰＰｈ信号を送ったにもかかわらず、反応側モデムでその信号を正しく検出できなかった場合には、開始側モデムはＰＰｈ信号の後のＡＬＴ信号も送信している状態にあるので、反応側モデムはＡＬＴ信号の送信を止めてリカバリ手順に移行するために再度ＰＰｈ信号を送信する。開始側モデムのＰＰｈ信号を反応側モデムのＰＰｈ検出部１５で検出したら、その旨を反応側モデムの制御部１７に知らせ、通常のＶ．３４制御チャネルリトレイン手順に移行する。
【００２２】
また、本実施例における別の動作を示すタイムチャートである図４を参照して本実施例のモデム装置の別の動作について説明する。同図に示すように、リカバリ動作に移行するために、反応側モデムの制御部１７は、反応側モデムのＡＬＴ送出部１３にＡＬＴ信号の送出を止めさせ、代わりに反応側モデムのＡＣ送出部１１にＡＣ信号の送出を行わせる。その後、開始側モデムからのＰＰｈ信号をＰＰｈ検出部１５で検出したら、反応側モデムの制御部１７は、ＡＣ信号の送出をＡＣ送出部１１に止めさせ、反応側モデムの時間カウンタ部１６に３２Ｔが経ったら知らせるように設定した後、反応側モデムのＰＰｈ送出部１２に再度ＰＰｈ信号の送出を開始させる。そして、同時に、反応側モデムの時間カウンタ部１６をスタートさせる。その後、通常のＶ．３４制御チャネルリトレイン手順に移行する。
【００２３】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変形や置換可能であることは言うまでもない。
【００２４】
【発明の効果】
以上説明したように、電話回線等の通信回線を利用してデータ通信を行う、本発明に係るデータ通信方法によれば、ＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告に従ってデータ通信を行う場合に、制御チャネルでリトレイン手順に移行した際、予め決められた時間を経過してもリトレイン手順からＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告で規定されたデータ通信の通信手順に復帰しない場合、リトレイン手順に移行し、リトレイン反応側モデムがＰＰｈ信号を送信した後、リトレイン反応側モデムがリトレイン開始側モデムからＰＰｈ信号をある一定時間待っても受信できなかった場合に、リトレイン反応側モデムからＰＰｈ信号を再度送信してリカバリ手順への移行を行い、データ通信手順に復帰することに特徴がある。よって、ＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告の制御チャネルでリトレイン手順に入った時に相手側の信号を受信できない等通信手順がとまっても、リトレイン反応側モデムとして制御チャネルリトレイン手順の最初から通信手順を再び行うことができ、通信回線を切断せずに、通信が継続できる。
【００２７】
また、リトレイン反応側モデムがＰＰｈ信号を再送信した後、ＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告に示されている制御チャネルリトレイン手順を行うことにより、ＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告の制御チャネルリトレイン手順に沿って再びリトレイン手順を行うことができる。
【００２８】
更に、本発明に係るデータ通信方法によれば、ＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告に従ってデータ通信を行う場合に、制御チャネルでリトレイン手順に移行した際、予め決められた時間を経過してもリトレイン手順からＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告で規定されたデータ通信の通信手順に復帰しない場合、リトレイン開始側モデムが、ＡＣ信号を送信し、次にＰＰｈ信号を送信した後、ＡＬＴ信号を送信している際に、リトレイン反応側モデムからのＰＰｈ信号を受信した場合に、リトレイン開始側モデムはＡＬＴ信号の送信を止めて、ＰＰｈ信号を再度送信してリカバリ手順への移行を行い、データ通信手順に復帰することに特徴がある。よって、リトレイン開始側モデムとしてＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告の制御チャネルリトレイン手順に沿って制御チャネルリトレイン手順を継続して行うことができる。
【００２９】
また、リトレイン開始側モデムがＰＰｈ信号を再送信した後、リトレイン開始側モデムは、ＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告に示されている制御チャネルリトレイン手順におけるリトレイン開始側モデムのＰＰｈ信号送信以降の手順を行うことにより、ＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告の制御チャネルリトレイン手順に沿ってリトレイン手順を継続して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に係るデータ通信方法によって動作するモデム装置の構成を示すブロック図である。
【図２】本実施例の動作の一例を示すタイムチャートである。
【図３】本実施例の動作の他の例を示すタイムチャートである。
【図４】本実施例の動作の他の例を示すタイムチャートである。
【図５】ＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告における制御チャネルでのリトレイン手順を示すタイムチャートである。
【図６】ＩＴＵ−ＴＶ．３４勧告における制御チャネルでのリトレイン手順においてＰＰｈ信号受信不可の場合を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
１；モデム装置、１１；ＡＣ送出部、１２；ＰＰｈ送出部、
１３；ＡＬＴ送出部、１４；ＡＣ検出部、１５；ＰＰｈ検出部、
１６；時間カウント部、１７；制御部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a data communication method, and more particularly, to ITU-T V.30 in data communication using a communication line such as a telephone line. The present invention relates to a recovery procedure for re-communication of communication when various signals defined in 34 cannot be received.
[0002]
[Prior art]
In the case of facsimile communication using a communication line such as a telephone line, various recommendations are issued by the ITU (International Telecommunication Union). Among these recommendations, as the fastest facsimile communication standard with a maximum communication speed of 33.6 Kbps, ITU-T (International Telecommunication Union-Telecommunication Standardization) There are 34 recommendations (hereinafter referred to as V.34). V. When performing facsimile communication at 34, two channels, a primary channel and a control channel, are used. The primary channel is for communicating image data. In the control channel, various signals are used to negotiate the communication speed of image data, and various control information such as status reports of image data reception results and retransmission requests are exchanged. Therefore, very important data is communicated on the control channel. When you want to retrain the equalizer used in the control channel when communication of various signals and control data on this control channel cannot be performed correctly, or when you want to renegotiate the communication speed when communication of image data fails Therefore, the control channel retrain procedure is V. 34. In the control channel, V. When the various signals defined in 34 cannot be received, a recovery procedure is defined in the recommendation in order to perform communication exchange again.
[0003]
Here, ITU-T V. The retrain procedure in the control channel in the 34th recommendation will be described according to the time chart shown in FIG. V. When facsimile communication is being performed at 34, if it is desired to retrain the equalizer used on the control channel when communication of various signals and control data on the control channel cannot be performed correctly, communication of image data could not be performed correctly. If you want to renegotiate the communication speed from time to time, communicate according to this procedure. In this procedure, a retrain start modem side (hereinafter referred to as a start side modem) to perform retrain first transmits an AC signal to a retrain reaction modem side (hereinafter referred to as a reaction side modem). When the responding modem receives the AC signal and detects the AC signal for 100 ms or longer, the responding modem determines that retraining has occurred, and the control channel startup procedure (ITU-T V.34 recommendation ['98 .2 version] § 12.4). ), Exit from the control channel data transmission / reception mode or resynchronization procedure (Recommendation §12.6), enter this retraining procedure (Recommendation §12.8), and transmit the PPh signal for 32T (T: symbol interval). When the PPh signal is transmitted, the ALT signal is transmitted for a minimum of 16T or more. When the initiator modem receives the PPh signal transmitted from the responding modem and detects it as a PPh signal, it stops the AC signal that has been transmitted so far, and instead transmits the PPh signal for 32T, and then continues for a minimum of 16T or more. An ALT signal is transmitted for less than 120T, and further an MPh signal is transmitted. When the responding modem receives the PPh signal transmitted from the initiating modem and detects it as a PPh signal, it stops the ALT signal that has been transmitted until 120T after receiving the PPh signal from the initiating modem, and MPh Send a signal. After this, the process returns to the control channel startup procedure.
[0004]
In this way, if some signals cannot be received from each other by the initiating modem and the responding modem, the next signal transmission cannot be performed. For example, if the PPh signal transmitted from the responding modem cannot be received by the initiating modem, the initiating modem cannot transmit the PPh signal. However, in this case, the AC signal transmitted from the initiating modem may not be detected by the responding modem, so the responding modem may not have entered the retrain procedure mode. Therefore, an AC signal indicating the meaning of retrain start is continuously sent. There is no choice but to wait for the responding modem to receive the AC signal and enter the mode of the retrain procedure. If the PPh signal from the answering modem cannot be received by the initiating modem even after a certain period of time, it can be determined that the initiating modem has correctly received the AC signal and the responding modem has also entered the retrain procedure mode. In other words, the responding modem has no choice but to disconnect the communication line from the initiating modem because it cannot retrain. In addition, as shown in FIG. 6, if the responding modem cannot receive the PPh signal transmitted from the initiating modem, the responding modem cannot stop the transmission of the ALT signal and proceed to the procedure of transmitting the MPh signal. According to the recommendation, there is no choice but to continue sending the ALT signal. In other words, you will never be able to get out of this retraining procedure forever.
[0005]
In this way, if it is impossible to proceed further in the communication procedure, it is usually only possible to disconnect the line and start the communication procedure from the beginning. In that case, in the case of a general telephone line, call again. It must be done from there, and it imposes a burden on those who want to perform facsimile communication. Therefore, in the recommendation, as described above, a method is proposed in which a recovery operation is performed when a certain signal cannot be received in the communication procedure and cannot proceed further, and communication is restarted from the middle of the communication procedure. V. In the 34 recommendation, the recovery operation in the control channel is also defined. In either case, in the control channel start-up procedure or resynchronization procedure, the procedure to be performed when the process cannot be advanced (startup procedure-recommendation §12.4. 3-4, for resynchronization procedure-§12.6.1.5-6 and §12.6.2.4-5), and there is no provision during retrain operation.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, when the signal to be received in the procedure cannot be received when the retrain procedure is entered, the current V.P. The 34 recommendation does not clarify how to get out of the state in the retrain procedure, and it is not possible to return to the normal mode such as control channel start-up or resynchronization while remaining in the retrain procedure. Therefore, as described above, when the retrain procedure does not proceed to the previous procedure, the communication line can only be disconnected according to the recommendation.
[0007]
In order to solve these problems, the present invention provides an ITU-T V. If the other party's signal cannot be received when entering the retrain procedure with 34 control channels, it can return to the normal procedure such as the control channel start-up procedure, the control channel resynchronization procedure, or the control channel retrain procedure, and disconnect the communication line. An object of the present invention is to provide a data communication method that allows communication to be continued.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, according to the data communication method of the present invention in which data communication is performed using a communication line such as a telephone line, the ITU-T V. When performing data communication in accordance with Recommendation 34, when the control channel shifts to the retraining procedure, the ITU-T V. If the communication procedure does not return to the data communication procedure defined in Recommendation No. 34, the process proceeds to the retrain procedure. After the retrain responding modem transmits the PPh signal, the retrain responding modem transmits the PPh signal from the retrain start modem for a certain period of time. If reception is not possible even after waiting, the retrain reaction modem transmits the PPh signal again , shifts to the recovery procedure , and returns to the data communication procedure. Therefore, ITU-T V. Even if a communication procedure is stopped, such as when the other party's signal cannot be received when entering the retrain procedure with the control channel of Recommendation 34, the communication procedure can be performed again from the beginning of the control channel retrain procedure as a retrain responding modem. Communication can be continued without disconnecting.
[0011]
Further, after the retrain responder modem retransmits the PPh signal, ITU-T V. By performing the control channel retrain procedure shown in Recommendation 34, ITU-T V. The retrain procedure can be performed again in accordance with the 34 recommendation control channel retrain procedure.
[0012]
Furthermore, according to the data communication method of the present invention, ITU-T V. When performing data communication in accordance with Recommendation 34, when the control channel shifts to the retraining procedure, the ITU-T V. If the communication procedure of the data communication specified in the Recommendation 34 does not return, the retrain initiation modem transmits the AC signal, then the PPh signal, and then the ALT signal. When the PPh signal from the modem is received, the retrain start modem stops transmitting the ALT signal, transmits the PPh signal again, shifts to the recovery procedure, and returns to the data communication procedure. . Therefore, ITU-T V.3 is used as a retrain start modem . The control channel retrain procedure can be continuously performed in accordance with the 34 control channel retrain procedure .
[0013]
Further, after the retrain initiator modem retransmits the PPh signal, retrain initiator modem, ITU-T V. By performing the procedure after the PPh signal transmission of the retrain-initiating modem in the control channel retrain procedure shown in Recommendation 34, the ITU-T V. It can be continued to retrain procedure along the control channel retrain procedure of 34 recommendations.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
According to the data communication method of the present invention, the ITU-T V.V. When performing data communication in accordance with Recommendation 34, when the control channel shifts to the retraining procedure, the ITU-T V. If the communication procedure does not return to the data communication procedure defined in Recommendation No. 34, the process proceeds to the retrain procedure. After the retrain responding modem transmits the PPh signal, the retrain responding modem transmits the PPh signal from the retrain start modem for a certain period of time. If the signal cannot be received even after waiting, the PPh signal is transmitted again from the retrain reaction-side modem, the process proceeds to the recovery procedure, and the procedure returns to the data communication procedure.
[0019]
【Example】
FIG. 1 is a block diagram showing the configuration of a modem device that operates by a data communication method according to an embodiment of the present invention. In the figure, a modem device 1 that operates according to the data communication method of this embodiment includes an AC transmission unit 11, a PPh transmission unit 12, an ALT transmission unit 13, an AC detection unit 14, a PPh detection unit 15, a time counter unit 16, and a control. A portion 17 is included.
[0020]
Next, the operation of the data communication method of this embodiment shown in FIG. 1 will be described with reference to FIGS. 2 and 3 which are time charts showing the operation. In FIG. 2, when the AC signal sent from the starter modem is detected by the AC detector 14 of the responding modem, the information is supplied to the controller 17 of the responding modem. The control unit 17 of the reaction side modem supplied with the information of AC detection sets the time counter unit 16 of the reaction side modem to notify when 32T has passed, and then sends the PPh signal to the PPh transmission unit 12 of the reaction side modem over the line. The time counter unit 16 of the responding modem is started. When 32T elapses, the time counter unit 16 of the responding modem notifies the control unit 17 of the responding modem to that effect. Upon receiving the information, the control unit 17 of the reaction side modem instructs the PPh transmission unit 12 of the reaction side modem to stop transmission, and the PPh transmission unit 12 of the reaction side modem stops transmission. Then, the control unit 17 of the reaction side modem causes the ALT transmission unit 12 of the reaction side modem to send out an ALT signal and simultaneously causes the time counter unit 16 of the reaction side modem to reset the time counter, and then starts time measurement. Then, it waits for information on PPh signal detection from the PPh detection unit 15 of the reaction side modem. Here, the time measurement of the time counter unit 16 is sequentially checked, and if no PPh detection information is received from the PPh detection unit 15 even after 3 seconds, the initiating modem does not send a PPh signal, or the reaction side modem It is determined that an abnormality has occurred such that the PPh signal cannot be received well, and the recovery operation is started. Here, it is described that the time measurement of 3 seconds is sequentially checked from the control unit 17, but before sending out the ALT signal, the time counter unit 16 is set to notify when 3 seconds have passed, and the ALT signal is sent out. A method of starting the time counter unit 16 at the same time as the start may be used. In this case, when the time over information of the time counter unit 16 of the reaction side modem comes before the PPh detection information from the PPh detection unit 15 of the reaction side modem, the control unit 17 of the reaction side modem determines that an abnormality has occurred. To do. If the PPh detection information comes first, the time counter unit 16 of the responding modem is stopped so that time over information does not come. When the recovery operation is started, the control unit 17 of the reaction side modem causes the ALT transmission unit 13 of the reaction side modem to stop sending the ALT signal. Then, after stopping the time measurement of the time counter unit 16 of the reaction side modem, it is set to notify when 32T elapses, and the PPh transmission unit 12 of the reaction side modem is again sent with the PPh signal in order to shift to the recovery procedure. Order. At the same time, the time counter 16 of the responding modem is started. Upon detecting the end of 32T from the time counter unit 16 of the reaction side modem, the control unit 17 of the reaction side modem stops the transmission to the PPh transmission unit 12 of the reaction side modem and sends an ALT signal to the ALT transmission unit 13 of the reaction side modem. Start sending. At the same time, after resetting the time counter of the time counter unit 16 of the reaction side modem, the time measurement is started. When the initiating modem can receive the PPh signal from the responding modem, it starts sending the PPh signal. When the PPh signal of the initiating modem is detected by the PPh detecting unit 15 of the responding modem, the fact is notified to the controlling unit 17 of the responding modem, and the normal V.P. The 34 control channel retrain procedure is entered.
[0021]
On the other hand, in FIG. 3, if the responding modem cannot correctly detect the signal even though the initiating modem has sent the PPh signal, the initiating modem also transmits an ALT signal after the PPh signal. In this state , the responding modem stops transmitting the ALT signal and transmits the PPh signal again to shift to the recovery procedure . When the PPh signal of the initiating modem is detected by the PPh detecting unit 15 of the responding modem, the fact is notified to the controlling unit 17 of the responding modem, and the normal V.P. The 34 control channel retrain procedure is entered.
[0022]
Further, another operation of the modem device of this embodiment will be described with reference to FIG. 4 which is a time chart showing another operation of the present embodiment. As shown in the figure, in order to shift to the recovery operation, the control unit 17 of the reaction side modem causes the ALT transmission unit 13 of the reaction side modem to stop sending the ALT signal, and instead the AC transmission unit of the reaction side modem. 11 sends out an AC signal. Thereafter, when the PPh signal from the initiating modem is detected by the PPh detector 15, the controller 17 of the reaction modem stops the AC transmitter 11 from sending the AC signal, and causes the time counter 16 of the reaction modem to perform 32T. after it was set to inform Once passed, to start sending again PPh signal PPh sending unit 12 of the reaction modem. At the same time, the time counter 16 of the responding modem is started. Thereafter, normal V.P. The 34 control channel retrain procedure is entered.
[0023]
In addition, this invention is not limited to the said Example, It cannot be overemphasized that various deformation | transformation and substitution are possible if it is description in a claim.
[0024]
【The invention's effect】
As described above, according to the data communication method of the present invention in which data communication is performed using a communication line such as a telephone line, the ITU-T V. When performing data communication in accordance with Recommendation 34, when the control channel shifts to the retraining procedure, the ITU-T V. If the communication procedure does not return to the data communication procedure defined in Recommendation No. 34, the process proceeds to the retrain procedure. After the retrain responding modem transmits the PPh signal, the retrain responding modem transmits the PPh signal from the retrain start modem for a certain period of time. If reception is not possible even after waiting, the retrain reaction modem transmits the PPh signal again , shifts to the recovery procedure , and returns to the data communication procedure. Therefore, ITU-T V. Even if a communication procedure is stopped, such as when the other party's signal cannot be received when entering the retrain procedure with the control channel of Recommendation 34, the communication procedure can be performed again from the beginning of the control channel retrain procedure as a retrain responding modem. Communication can be continued without disconnecting.
[0027]
Further, after the retrain responder modem retransmits the PPh signal, ITU-T V. By performing the control channel retrain procedure shown in Recommendation 34, ITU-T V. The retrain procedure can be performed again in accordance with the 34 recommendation control channel retrain procedure.
[0028]
Furthermore, according to the data communication method of the present invention, ITU-T V. When data communication is performed in accordance with Recommendation 34, when the control channel shifts to the retraining procedure, the ITU-T V. If the communication procedure of the data communication specified in the Recommendation 34 does not return, the retrain initiation modem transmits the AC signal, then the PPh signal, and then the ALT signal. When the PPh signal from the modem is received, the retrain start modem stops transmitting the ALT signal, transmits the PPh signal again, shifts to the recovery procedure, and returns to the data communication procedure. . Therefore, ITU-T V.3 is used as a retrain start modem . The control channel retrain procedure can be continuously performed in accordance with the 34 control channel retrain procedure .
[0029]
Further, after the retrain initiator modem retransmits the PPh signal, retrain initiator modem, ITU-T V. By performing the procedure after the PPh signal transmission of the retrain-initiating modem in the control channel retrain procedure shown in Recommendation 34, the ITU-T V. It can be continued to retrain procedure along the control channel retrain procedure of 34 recommendations.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration of a modem device that operates according to a data communication method according to an embodiment of the present invention;
FIG. 2 is a time chart showing an example of the operation of the embodiment.
FIG. 3 is a time chart showing another example of the operation of the embodiment.
FIG. 4 is a time chart showing another example of the operation of the embodiment.
FIG. 5: ITU-T V.D. 34 is a time chart showing a retrain procedure in a control channel according to 34 recommendation.
FIG. 6: ITU-T V.D. 34 is a time chart showing a case where the PPh signal cannot be received in the retrain procedure on the control channel in Recommendation No. 34
[Explanation of symbols]
1; modem device, 11; AC sending unit, 12; PPh sending unit,
13; ALT transmission unit, 14; AC detection unit, 15; PPh detection unit,
16: Time counting unit, 17: Control unit.

Claims

In a data communication method for performing data communication using a communication line such as a telephone line,
ITU-T V. When performing data communication in accordance with Recommendation 34, when the control channel shifts to the retraining procedure, the ITU-T V. If the communication procedure does not return to the data communication procedure defined in Recommendation No. 34, the process proceeds to the retrain procedure. After the retrain responding modem transmits the PPh signal, the retrain responding modem transmits the PPh signal from the retrain start modem for a certain period of time. A data communication method characterized in that, if a signal cannot be received even after waiting, the retrain reaction modem transmits the PPh signal again , shifts to the recovery procedure , and returns to the data communication procedure.

After retrain responder modem retransmits the PPh signal, ITU-T V. The data communication method according to claim 1, wherein the control channel retrain procedure shown in the 34th Recommendation is performed .

In a data communication method for performing data communication using a communication line such as a telephone line,
ITU-T V. When performing data communication in accordance with Recommendation 34, when the control channel shifts to the retraining procedure, the ITU-T V. If the communication procedure of the data communication specified in the Recommendation 34 does not return, the retrain initiation modem transmits the AC signal, then the PPh signal, and then the ALT signal. When the PPh signal is received from the modem, the retrain start modem stops transmitting the ALT signal, transmits the PPh signal again, shifts to the recovery procedure, and returns to the data communication procedure. Data communication method.

After retrain initiator modem retransmits the PPh signal, retrain initiator modem, ITU-T V. The data communication method according to claim 3, wherein the procedure after the PPh signal transmission of the modem on the retrain start side in the control channel retrain procedure shown in Recommendation 34 is performed.