JP3946149B2 - 通信システム、中継転送サーバ及び通信方法 - Google Patents
通信システム、中継転送サーバ及び通信方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、異なった経路を経由して転送されてきた複数の転送情報を、共通のリソースを利用して送信することができる通信システム、中継転送サーバ及び通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、共通のリソースを使用して同一の情報を複数の宛先に送信する技術としては、ブロードキャスト(Broadcast)やマルチキャスト(Multicast)などの技術があった。
【0003】
ブロードキャストとは、図4に示すように、1つ又は複数の基地局がそのエリア内に位置するすべての移動局(101乃至112)に同一の情報を一斉に送信する技術であり(例えば、非特許文献1)、マルチキャストとは、図5に示すように、1つ又は複数の基地局がそのエリア内に位置する特定グループの移動局(101、103、105、106、108、109、110)に同一の情報を送信する技術である(例えば、非特許文献2)。
【0004】
また、従来、複数のユーザー宛に送信された複数の送信情報が転送サーバにより転送され、転送された複数の転送情報が共通の中継転送サーバを経由して転送先に転送される場合に、当該中継転送サーバは、ユーザー数分のリソース(回線など)を使用して複数の転送情報を転送先に転送していた。
【0005】
図6を参照しながら具体例を示すと、送信情報転送サーバ20は、宛先アドレスaと宛先アドレスbと宛先アドレスcと送信データとを含む配信情報を端末10から受信し、宛先アドレスaと送信データとを含む送信情報aを転送サーバ30aに転送し、宛先アドレスbと送信データとを含む送信情報bを転送サーバ30bに転送し、宛先アドレスcと送信データとを含む送信情報cを転送サーバ30cに転送する。
【0006】
転送サーバ30aは、送信情報転送サーバ20から送信情報aを受信し、宛先アドレスaに予め設定されている転送先アドレスAと送信データとを含む転送情報aを当該転送先アドレスAに基づき転送する。
【0007】
また、転送サーバ30bは、送信情報転送サーバ20から送信情報bを受信し、宛先アドレスbに予め設定されている転送先アドレスBと送信データとを含む転送情報bを当該転送先アドレスBに基づき転送する。
【0008】
さらに、転送サーバ30cは、送信情報転送サーバ20から送信情報cを受信し、宛先アドレスcに予め設定されている転送先アドレスCと送信データとを含む転送情報cを当該転送先アドレスCに基づき転送する。なお、転送先アドレス(A乃至C)は、それぞれ転送先(60a乃至60c)のアドレスである。
【0009】
転送情報(a乃至c)を受信した中継転送サーバ70は、転送情報(a乃至c)ごとに異なる3つのリソース(回線など)を使用して、通信回線網50上のノード(ルータ、基地局など)に転送情報(a乃至c)を転送する。そして、通信回線網50上の各ノードは、転送情報(a乃至c)を転送先(60a乃至60c)に転送する。
【0010】
【非特許文献1】
3rd Generation Partnership Project Technical Specification Group Terminals 著, 23.041 Technical realization of Cell Broadcast Service (CBS), 2000年10月
【0011】
【非特許文献2】
3rd Generation Partnership Project Technical Specification Group Radio Access Network 著, 25.324 Broadcast/Multicast Control BMC, 2000年12月
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の中継転送サーバは、異なった経路を経由して転送されてきた複数の転送情報を共通のリソースを使用して転送できる場合であっても、複数の転送情報ごとに異なるリソースを使用して通信回線網上のノートに当該複数の転送情報を転送するため、リソースが効率的に使用されないという問題があった。
【0013】
そこで本発明は、上述の問題を解決すべくなされたものであり、転送情報に含まれる送信データの識別子に基づき、異なった経路を経由して転送されてきた転送情報を共通のリソースを使用して転送できるか判断することができる通信システム、中継転送サーバ及び通信方法を提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明は、転送先が無線移動局である場合には、当該無線移動局の位置情報に基づき、異なった経路を経由して転送されてきた転送情報を共通のリソースを使用して転送できるか判断することができる通信システム、中継転送サーバ及び通信方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の特徴は、第一宛先アドレスと第二宛先アドレスと送信データとを少なくとも含む配信情報を端末から受信し、前記第一宛先アドレスと前記送信データとを含む第一送信情報を当該第一宛先アドレスに基づき送信し、前記第二宛先アドレスと前記送信データとを含む第二送信情報を当該第二宛先アドレスに基づき転送する送信情報転送サーバと、前記第一送信情報を前記送信情報転送サーバから受信し、当該第一宛先アドレスに関連付けられている第一転送先アドレスと前記第一送信情報に含まれる前記送信データとを含む第一転送情報を、当該第一転送先アドレスに基づき転送する第一転送サーバと、前記第二送信情報を前記送信情報転送サーバから受信し、当該第二宛先アドレスに関連付けられている第二転送先アドレスと前記第二送信情報に含まれる前記送信データとを含む第二転送情報を、当該第二転送先アドレスに基づき第二転送情報を転送する第二転送サーバと、前記第一転送サーバから受信した前記第一転送情報及び前記第二転送サーバから受信した前記第二転送情報を、所定の場合に、共通のリソースを使用して通信回線網に転送する中継転送サーバとを具備することを要旨とする。
【0016】
かかる発明によれば、中継転送サーバが、異なった経路を経由して転送されてきた第一転送情報及び第二転送情報を共通のリソースを使用して通信回線網に送信するため、通信システムは、回線などのリソースを効率的に使用することができる。
【0017】
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴において、前記第一転送情報及び前記第二転送情報には、当該第一転送情報及び当該第二転送情報にそれぞれ含まれる前記送信データを識別する識別子が含まれ、前記中継転送サーバは、前記識別子に基づき、前記第一転送情報及び前記第二転送情報を共通のリソースを使用して前記通信回線網に転送できるか判断することを要旨とする。
【0018】
かかる発明によれば、中継転送サーバは、送信データに含まれる識別子に基づき、第一転送情報及び第二転送情報に含まれる送信データが同一であるか確認できるため、当該第一転送情報及び当該第二転送情報を共通のリソースを使用して前記通信回線網に転送できるか容易に判断できる。
【0019】
本発明の第3の特徴は、本発明の第1及び第2の特徴において、前記第一転送先アドレス及び前記第二転送先アドレスが無線移動局のアドレスである場合に、前記中継転送サーバは、前記無線移動局の位置情報に基づき、前記第一転送情報及び前記第二転送情報を共通のリソースを使用して前記通信回線網に転送できるか判断することを要旨とする。
【0020】
かかる発明によれば、転送先が無線移動局である場合には、中継転送サーバは、無線移動局の位置情報に基づき、第一転送情報及び第二転送情報を共通のリソースを使用して前記通信回線網に転送できるか判断するため、当該第一転送情報及び当該第二転送情報をマルチキャストなどの技術を用いて転送でき、無線リソースを効率的に使用できる。
【0021】
本発明の第4の特徴は、中継転送サーバが、異なった経路を経由して転送されてきた複数の転送情報を受信し、当該複数の転送情報を共通のリソースを使用して通信回線網に送信できるか判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に基づき、前記複数の転送情報を共通のリソースを使用して前記通信回線網に送信する送信手段とを具備することを要旨とする。
【0022】
本発明の第5の特徴は、本発明の第4の特徴において、前記転送情報には、当該転送情報に含まれる送信データを識別する識別子が含まれ、前記判断手段は、当該識別子に基づき、前記転送情報を前記共通のリソースを使用して前記通信回線網に送信できるか判断することを要旨とする。
【0023】
本発明の第6の特徴は、本発明の第4及び第5の特徴において、前記転送情報が無線移動局に転送される場合に、前記判断手段は、前記無線移動局の位置情報に基づき、前記転送情報を前記共通のリソースを使用して通信回線網に送信できるか判断することを要旨とする。
【0024】
本発明の第7の特徴は、第一のサーバが、第一宛先アドレスと第二アドレスと送信データとを少なくとも含む配信情報を受信し、前記第一宛先アドレスと当該送信データとを含む第一送信情報を当該第一宛先アドレスに基づき転送し、前記第二宛先アドレスと前記送信データとを含む第二送信情報を当該第二宛先アドレスに基づき転送するステップAと、第二のサーバが、前記第一送信情報を前記第一のサーバから受信し、前記第一アドレスに関連付けられている第一転送先アドレスと前記第一送信情報に含まれる前記送信データとを含む第一転送情報を、当該第一転送先アドレスに基づき転送するステップBと、第三のサーバが、前記第二送信情報を前記第一のサーバから受信し、前記第二アドレスに関連付けられている第二転送先アドレスと前記第二送信情報に含まれる前記送信データとを含む第二転送情報を、当該第二転送先アドレスに基づき転送するステップCと、第四のサーバが、所定の場合に、前記第二のサーバから受信した前記第一転送情報及び前記第三のサーバから受信した前記第二転送情報を共通のリソースを使用して通信回線網に転送するステップDとを具備することを要旨とする。
【0025】
本発明の第8の特徴は、本発明の第7の特徴において、前記第一転送情報及び前記第二転送情報には、当該第一転送情報及び当該第二転送情報にそれぞれ含まれる前記送信データを識別する識別子が含まれ、ステップDにおいて、前記第四のサーバが、当該識別子に基づき、前記第一転送情報及び前記第二転送情報を共通のリソースを使用して前記通信回線網に転送できるか判断することを要旨とする。
【0026】
本発明の第9の特徴は、本発明の第7及び第8の特徴において、前記第一転送先アドレス及び前記第二転送先アドレスが無線移動局のアドレスである場合に、前記ステップDにおいて、前記第四のサーバが、前記無線移動局の位置情報に基づき、前記第一転送情報及び前記第二転送情報を共通のリソースを使用して転送できるか判断することを要旨とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
(通信システム及び中継転送サーバの構成)
本発明の実施形態の1例を図面に基づき説明する。まずは、本実施形態における通信システム及び中継転送サーバの構成を図1及び図2に基づき説明する。図1は、本実施形態における通信システムの構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態における通信システムは、端末10と、送信情報転送サーバ20と、複数の転送サーバ(30a乃至30c)と、中継転送サーバ40と、通信回線網50、複数の転送先(60a乃至60c)とにより構成される。
【0028】
端末10は、複数の宛先アドレスと送信データとを含む配信情報(複数の宛先を指定した電子メールなど)を送信するものである。ここで、送信データには、当該送信データを識別する識別子(例えば、メッセージID)が含まれている。
【0029】
具体的には、端末10は、宛先アドレスa(例えば、Ua@xxx.30a.xxx)と宛先アドレスb(例えば、Ub@xxx.30b.xxx)と宛先アドレスc(例えば、Uc@xxx.30c.xxx)と送信データとを含む配信情報を送信情報転送サーバ20に送信する。
【0030】
なお、本実施形態においては、3つの宛先アドレス(a乃至c)が配信情報に含まれている場合について説明するが、配信情報に含まれる宛先アドレスは3つに限られず、複数の宛先アドレスが配信情報に含まれていればよい。
【0031】
送信情報転送サーバ20は、配信情報を端末10から受信し、宛先アドレスaと送信データとを含む送信情報aを当該宛先アドレスaに基づき転送し、宛先アドレスbと送信データとを含む送信情報bを当該宛先アドレスbに基づき転送し、宛先アドレスcと送信データとを含む送信情報cを当該宛先アドレスcに基づき転送するものである。
【0032】
転送サーバ30aは、送信情報転送サーバ20から送信情報aを受信し、宛先アドレスaに関連付けられている転送先アドレスAと送信データとを含む転送情報aを当該転送先アドレスAに基づき転送する第一転送サーバ(第二のサーバ)である。転送サーバ30bは、送信情報転送サーバ20から送信情報bを受信し、宛先アドレスbに関連付けられている転送先アドレスBと送信データとを含む転送情報bを転送先アドレスBに基づき転送する第二転送サーバ(第三のサーバ)である。転送サーバ30cは、送信情報転送サーバ20から送信情報cを受信し、宛先アドレスcに関連付けられている転送先アドレスCと送信データとを含む転送情報cを転送先アドレスCに基づき転送する。
【0033】
中継転送サーバ40は、転送サーバ30aから受信した転送情報aと転送サーバ30bから受信した転送情報bと転送サーバ30cから受信した転送情報cとを、共通のリソースを使用して通信回線網50上のノード(ルータ、基地局など)に転送するものである。
【0034】
具体的には、中継転送サーバ40は、図2に示すように、受信部41と、判断部42と、転送部43とを具備する。
【0035】
受信部41は、転送サーバ(30a乃至30c)から転送情報(a乃至c)を受信するものである。
【0036】
判断部42は、送信データを識別する識別子及び転送先アドレス(A乃至C)などに基づき、転送情報(a乃至c)を共通のリソースを使用して通信回線網50上のノードに転送できるか判断するものである。
【0037】
具体的には、判断部42は、転送情報(a乃至c)に含まれる送信データの識別子が同一であることを確認すると、それぞれの転送情報(a乃至c)が転送先(60a乃至60c)に転送される際に、通信回線網50上のどのノードまで共通のノードを経由して当該転送情報(a乃至c)が転送されるかを、転送先アドレス(A乃至C)に基づき検出する。また、判断部42は、検出されたノード(以下、検出ノード)に対して、転送情報(a乃至c)を共通のリソースを使用して転送できると判断する。
【0038】
また、転送先アドレス(A乃至C)が無線移動局のアドレスである場合には、判断部42は、無線移動局の位置情報に基づき、転送情報(a乃至c)を共通のリソースを使用して通信回線網50上のノードに転送できるか判断する。
【0039】
具体的には、判断部42は、無線移動局の位置情報を通信回線網50上のノード(無線制御装置、基地局など)から収集し、無線移動局に転送情報(a乃至c)が転送される際に、通信回線網50上のどのノードまで共通のノードを経由するかを、収集した位置情報に基づき検出する。また、判断部42は、検出された検出ノードに対して、転送情報(a乃至c)を共通のリソースを使用して転送できると判断する。
【0040】
ここで、本実施形態における受信部41及び判断部42は、判断手段を構成する。
【0041】
転送部43は、判断部42の判断結果に基づき、転送情報(a乃至c)を共通のリソースを使用して通信回線網50上のノードに転送する転送手段である。
【0042】
具体的には、転送部43は、転送サーバ(30a乃至30c)から受信した転送情報(a乃至c)に基づき、転送先アドレスAと転送先アドレスBと転送先アドレスCと送信データとを含む結合情報Xを生成し、判断部42により検出された検出ノードに、生成された結合情報Xを転送する。なお、結合情報Xとは、複数の宛先が指定された電子メールなどである。
【0043】
なお、転送先(60a乃至60c)が無線移動局であり、共通の基地局の配下にある場合を例に、中継転送サーバ40について具体的に説明すると、中継転送サーバ40は、無線移動局の位置情報に基づき当該基地局(検出ノード)を検出し、転送情報(a乃至c)を当該基地局に転送する。ここで、中継転送サーバ40は、転送先(60a乃至60c)により構成されるグループを形成し、マルチキャストなどの技術を用いて転送情報(a乃至c)を転送してもよい。
【0044】
通信回線網50は、ルータ、交換機、無線制御装置、基地局などのノードにより構成されており、中継転送サーバ40が転送した転送情報(a乃至c)は、各ノードを経由して転送先(60a乃至60c)に転送される。また、転送先(60a乃至60c)は、転送先アドレス(A乃至C)により特定されるパーソナルコンピュータや無線移動局などの端末である。
【0045】
なお、受信部41及び判断部42及び転送部43は、通信回線網50上のノード(無線制御装置、基地局、交換機、ルータなど)に具備されていてもよい。
【0046】
(通信システム及び中継転送サーバの動作)
次に、本実施形態における通信システム及び中継転送サーバの動作を図3に基づき説明する。図3は、本実施形態における通信システム及び中継転送サーバの動作を示すシーケンス図である。
【0047】
ステップ10において、端末10は、宛先アドレスaと宛先アドレスbと宛先アドレスcと送信データとを含む配信情報を送信情報転送サーバ20に送信する。
【0048】
ステップ20aにおいて、送信情報転送サーバ20は、端末10から受信した配信情報に基づき、宛先アドレスaと送信データとを含む送信情報aを転送サーバ30aに転送する。また、ステップ20bにおいて、送信情報転送サーバ20は、端末10から受信した配信情報に基づき、宛先アドレスbと送信データとを含む送信情報bを転送サーバ30bに転送する。さらに、ステップ20cにおいて、送信情報転送サーバ20は、端末10から受信した配信情報に基づき、宛先アドレスcと送信データとを含む送信情報cを転送サーバ30cに転送する。なお、送信情報(a乃至c)に含まれる送信データは同一の情報であり、送信データには、当該送信データを識別する識別子が含まれている。
【0049】
ステップ30aにおいて、転送サーバ30aは、送信情報転送サーバ20から送信情報aを受信し、宛先アドレスaに関連付けられている転送先アドレスAと送信データとを含む転送情報aを中継転送サーバ40に転送する。ステップ30bにおいて、転送サーバ30bは、送信情報転送サーバ20から送信情報b受信し、宛先アドレスbに関連付けられている転送先アドレスBと送信データとを含む転送情報bを中継転送サーバ40に転送する。ステップ30cにおいて、転送サーバ30cは、送信情報転送サーバ20から送信情報cを受信し、宛先アドレスcに関連付けられている転送先アドレスCと送信データとを含む転送情報cを中継転送サーバ40に転送する。
【0050】
ステップ40において、中継転送サーバ40は、転送サーバ(30a乃至30c)から受信した転送情報(a乃至c)を共通のリソースを使用して通信回線網50上のノードに転送できるか判断する。
【0051】
具体的には、中継転送サーバ40は、転送サーバ(30a乃至30c)から転送情報(a乃至c)を受信し、転送情報(a乃至c)に含まれる送信データの識別子が同一であるか確認する。また、中継転送サーバ40は、識別子が同一であることを確認すると、転送先アドレス(A乃至C)に基づき上述の検出ノードを検出する。さらに、中継転送サーバ40は、検出された検出ノードに対して、転送情報(a乃至c)を共通のリソースを使用して転送できると判断する。
【0052】
また、転送先(60a乃至60c)が無線移動局である場合には、中継転送サーバ40は、無線移動局の位置情報に基づき、転送情報(a乃至c)を共通のリソースを使用して転送できると判断する。
【0053】
具体的には、中継転送サーバ40は、無線移動局の位置情報を通信回線網50上のノードから収集し、収集した位置情報に基づき検出のードを検出し、検出された検出ノードに対して、転送情報(a乃至c)を共通のリソースを使用して転送できると判断する。
【0054】
ステップ50において、中継転送サーバ40は、ステップ40における判断結果に基づき、転送サーバ(30a乃至30c)から受信した転送情報(a乃至c)を共通のリソースを使用して転送する。
【0055】
具体的には、中継転送サーバ40は、転送サーバ(30a乃至30c)から受信した転送情報(a乃至c)に基づき結合情報Xを生成し、生成された結合情報Xを検出ノードに転送する。
【0056】
ステップ60aにおいて、通信回線網50上の検出ノードは、受信した結合情報Xに含まれる転送先アドレスAと転送先アドレスBと転送先アドレスCとに基づき、転送情報aを生成し、生成された転送情報aを転送先60aに転送する。
【0057】
ステップ60bにおいて、検出ノードは、受信した結合情報Xに基づき、転送情報bを生成し、生成された転送情報bを転送先60bに転送する。
【0058】
ステップ60cにおいて、検出ノードは、受信した結合情報Xに基づき、転送情報cを生成し、生成された転送情報cを転送先60cに転送する。
【0059】
(通信システム及び中継転送サーバの作用及び効果)
本実施形態における通信システムによれば、中継転送サーバ40が、転送情報(a乃至c)の転送先アドレス(A乃至C)(転送情報(a乃至c)が無線移動局である場合には、当該無線移動局の位置情報)に基づき検出ノードを検出し、送信データの識別子などに基づき結合情報Xを生成するため、当該中継転送サーバ40は、通信回線網50上の検出ノードに転送情報(a乃至c)を共通のリソース(回線など)を使用して転送できる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、異なった経路を経由して転送されてきた転送情報(a乃至c)を共通のリソースを使用して転送できるか判断し、当該転送情報(a乃至c)を転送先(60a乃至60c)に転送することができる通信システム、中継転送サーバ及び通信方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信システムの構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る中継転送サーバのブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る通信システムの動作を示すシーケンス図である。
【図4】従来技術に係るブロードキャスト通信を説明するための図である。
【図5】従来技術に係るマルチキャスト通信を説明するための図である。
【図6】従来技術に係る通信システムを説明するための図である。
【符号の説明】
10・・・端末、20・・・送信情報転送サーバ、30a〜30c・・・転送サーバ、40・・・中継転送サーバ、41・・・受信部、42・・・判断部、43・・・転送部、50・・・通信回線網、60a〜60c・・・転送先、70・・・中継転送サーバ
Claims (9)
- 第一宛先アドレスと第二宛先アドレスと送信データとを少なくとも含む配信情報を端末から受信し、前記第一宛先アドレスと前記送信データとを含む第一送信情報を当該第一宛先アドレスに基づき送信し、前記第二宛先アドレスと前記送信データとを含む第二送信情報を当該第二宛先アドレスに基づき転送する送信情報転送サーバと、
前記第一送信情報を前記送信情報転送サーバから受信し、当該第一宛先アドレスに関連付けられている第一転送先アドレスと前記第一送信情報に含まれる前記送信データとを含む第一転送情報を、当該第一転送先アドレスに基づき転送する第一転送サーバと、
前記第二送信情報を前記送信情報転送サーバから受信し、当該第二宛先アドレスに関連付けられている第二転送先アドレスと前記第二送信情報に含まれる前記送信データとを含む第二転送情報を、当該第二転送先アドレスに基づき第二転送情報を転送する第二転送サーバと、
前記第一転送サーバから受信した前記第一転送情報に含まれる前記第一転送先アドレス及び前記第二転送サーバから受信した前記第二転送情報に含まれる前記第二転送先アドレスが無線移動局のアドレスである場合に、前記無線移動局の位置情報に基づき、前記第一転送情報及び前記第二転送情報を共通のリソースを使用して通信回線網に転送できるか判断し、転送できると判断した場合に、前記第一転送情報及び前記第二転送情報を前記共通のリソースを使用して前記通信回線網に転送する中継転送サーバとを具備することを特徴とする通信システム。 - 前記第一転送情報及び前記第二転送情報には、当該第一転送情報及び当該第二転送情報にそれぞれ含まれる前記送信データを識別する識別子が含まれ、前記中継転送サーバは、前記無線移動局の位置情報及び前記識別子に基づき、前記第一転送情報及び前記第二転送情報を前記共通のリソースを使用して前記通信回線網に転送できるか判断することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
- 前記中継転送サーバは、マルチキャスト技術を用いて、前記第一転送情報及び前記第二転送情報を前記共通のリソースを使用して前記通信回線網に転送することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
- 異なった経路を経由して転送されてきた複数の転送情報を受信し、受信した前記複数の転送情報に含まれる転送先アドレスが無線移動局のアドレスである場合に、前記無線移動局の位置情報に基づき、当該複数の転送情報を共通のリソースを使用して通信回線網に送信できるか判断する判断手段と、
前記判断手段の判断結果に基づき、前記複数の転送情報を共通のリソースを使用して前記通信回線網に送信する送信手段とを具備することを特徴とする中継転送サーバ。 - 前記転送情報には、当該転送情報に含まれる送信データを識別する識別子が含まれ、前記判断手段は、前記無線移動局の位置情報及び当該識別子に基づき、前記転送情報を前記共通のリソースを使用して前記通信回線網に送信できるか判断することを特徴とする請求項4に記載の中継転送サーバ。
- 前記送信手段は、マルチキャスト技術を用いて、前記第一転送情報及び前記第二転送情報を前記共通のリソースを使用して前記通信回線網に送信することを特徴とする請求項4又は5に記載の中継転送サーバ。
- 第一のサーバが、第一宛先アドレスと第二アドレスと送信データとを少なくとも含む配信情報を受信し、前記第一宛先アドレスと当該送信データとを含む第一送信情報を当該第一宛先アドレスに基づき転送し、前記第二宛先アドレスと前記送信データとを含む第二送信情報を当該第二宛先アドレスに基づき転送するステップAと、
第二のサーバが、前記第一送信情報を前記第一のサーバから受信し、前記第一アドレスに関連付けられている第一転送先アドレスと前記第一送信情報に含まれる前記送信データとを含む第一転送情報を、当該第一転送先アドレスに基づき転送するステップBと、
第三のサーバが、前記第二送信情報を前記第一のサーバから受信し、前記第二アドレスに関連付けられている第二転送先アドレスと前記第二送信情報に含まれる前記送信データとを含む第二転送情報を、当該第二転送先アドレスに基づき転送するステップCと、
前記第二サーバから受信した前記第一転送情報に含まれる前記第一転送先アドレス及び前記第三サーバから受信した前記第二転送情報に含まれる前記第二転送先アドレスが無線移動局のアドレスである場合に、第四サーバが、前記無線移動局の位置情報に基づき、前記第一転送情報及び前記第二転送情報を共通のリソースを使用して通信回線網に転送できるか判断し、転送できると判断した場合に、前記第一転送情報及び前記第二転送情報を前記共通のリソースを使用して前記通信回線網に転送するステップDとを具備することを特徴とする通信方法。 - 前記第一転送情報及び前記第二転送情報には、当該第一転送情報及び当該第二転送情報にそれぞれ含まれる前記送信データを識別する識別子が含まれ、ステップDにおいて、前記第四のサーバが、前記無線移動局の位置情報及び当該識別子に基づき、前記第一転送情報及び前記第二転送情報を共通のリソースを使用して前記通信回線網に転送できるか判断することを特徴とする請求項7に記載の通信方法。
- 前記ステップDにおいて、前記第四送サーバは、マルチキャスト技術を用いて、前記第一転送情報及び前記第二転送情報を前記共通のリソースを使用して前記通信回線網に転送することを特徴とする請求項7又は8に記載の通信方法。
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