JP3945288B2 - Lanパラメータ整合プログラム、lanパラメータ整合方法およびlanパラメータ整合システム - Google Patents
Lanパラメータ整合プログラム、lanパラメータ整合方法およびlanパラメータ整合システム Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、LANパラメータの設定に対する相違から生ずるレスポンス遅延を解消するLANパラメータ整合プログラム、LANパラメータ整合方法およびLANパラメータ整合システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
LAN(ローカルエリアネットワーク)構築に当たっては、ノード間(例えば、サーバとハブ間)の通信を行うためにLANパラメータの設定を行う必要がある。LANパラメータは一般にオートネゴシエーションモードと固定モードの設定が可能であり、オートネゴシエーションモードはリンクするノード間の通信速度と通信モードの自動選択を行うもので、固定モードは通信速度が100Mbpsと10Mbps、通信モードが全二重と半二重の組合せ(即ち、100Mbps/全二重、100Mbps/半二重、10Mbps/全二重、10Mbps/半二重の4種類)で直接設定するものである。これらは両者のノードに対してそれぞれ設定を行い、両者のノードがオートネゴシエーションモードで設定されている場合は両者に可能な最高のレベルでネゴシエーションが行われる。例えば、両者のノードの最高レベルが共に100Mbps/全二重であった場合は100Mbps/全二重でリンクを確立し、一方が100Mbps/全二重で他方が10Mbps/全二重の場合は10Mbps/全二重で確立することになる。また両者のノードにおいて一方がオートネゴシエーションモードで他方が固定モードの場合は半二重で通信が行われるようにIEEE802.3の標準規格で決められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
LANの新規構築において、上記に示したオートネゴシエーション機能を搭載した同一ベンダのネットワーク機器を使用する場合はLANパラメータの設定上の問題は基本的に少ない。しかし、現実にはIEEE802.3の仕様に準拠していないネットワーク機器も多く流通しており、加えて旧来からのLANにオートネゴシエーション機能を搭載していないネットワーク機器が接続されていて、そこにオートネゴシエーション機能搭載のネットワーク機器を追加して拡張する場合など、マルチベンダ環境下ではうまくネットワーク接続できない場合も少なくない。
【0004】
このような場合に、オートネゴシエーションモードを設定していてもリンク先のネットワーク機器が固定モードの設定であったとき、上述したように半二重で接続が確立してしまうためレスポンスの遅延が発生する。レスポンス遅延が発生した場合は各パケットの再送が行われ、例えばWebブラウザの画面表示に多くの時間(例えば数分)が掛かるようになる。ネットワークスキルがない者は、ネットワーク構築の際に設定されたLANパラメータを変えることなくレスポンス遅延が発生していてもそのまま使用しているケースも少なくない。また、LANパラメータの設定に問題があると認識してもどの様に修正すればよいか難しいと言う問題もある。更に、リンクアップ状態を調べて遅延が発生しているサーバのネットワーク機器の装置名(物理名)が判ったとして、そのサーバが複数のネットワーク機器(具体的には、LANカード)を搭載しているような場合に、LANパラメータの設定を変えるには物理名とIPアドレス(論理名)との対応を知る必要があり、パラメータの修正に多くの時間を要する、という問題もある。
【0005】
本発明は、ネットワークスキルのない者でもLANパラメータの相違によるレスポンスの遅延を検出して修正できるLANパラメータ整合プログラム、LANパラメータ整合方法およびLANパラメータ整合システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の原理を図1を用いて説明する。本発明は、レスポンス遅延検出手順1、リンクアップ情報取得手順2、レスポンス遅延通知手順3およびパラメータ修正手順4から構成する。
レスポンス遅延検出手順1は、オートネゴシエーションモードに設定したネットワーク機器のレスポンスの遅延を検出して遅延の発生したIPアドレスを取得するものである。遅延の判定は、例えば送信パケットの送出時からACK(応答確認信号)の受信時までのレスポンス時間を計測し、そのレスポンス時間が所定の時間を超えたら遅延と判断する。
【0007】
リンクアップ情報取得手順2は、遅延と判断されたIPアドレスのリンクの確立状態を調べるもので、具体的には通信速度(100Mbpsか10Mbpsか)と通信モード(全二重か半二重化)を調べる。
レスポンス遅延通知手順3は、リンクアップ情報の通信モードが半二重であったとき、レスポンス遅延が発生したことを通知する。リンクアップの通信モードが半二重であったと言うことは、自らのLANパラメータの設定がオートネゴシエーションモードであるので、リンク先のネットワーク機器は固定モードの設定であることになり、一般にオートネゴシエーション機能が搭載されていない機器と判断できる(オートネゴシエーション機能が搭載されていれば特殊な事情が無い限りオートネゴシエーションモードに設定するのが一般的である)。このため、LANパラメータの設定相違によるレスポンス遅延である可能性が高い。
【0008】
パラメータ修正手順4は、リンク先のLANパラメータの設定に合わせるために自らのLANパラメータの設定の修正を行う。オペレータから指示があると、通信速度をリンクアップ情報の値に、通信モードを全二重とするように修正を行う。
以上の構成により、ネットワークスキルの無い者であっても、レスポンス遅延の通知を受けたとき、例えばネットワーク管理者等にリンク先のLANパラメータの通信モードの設定値を調べて貰い、通信モードが全二重であったとき自らのLANパラメータの修正指示をするだけで容易に修正ができ、レスポンス遅延の解決を図ることができる。
【0009】
次に請求項2の原理を図2を用いて説明する。請求項2の発明は、レスポンス遅延検出手順1、リンクアップ情報取得手順2、第一のパラメータ修正手順5および第二のパラメータ修正手順6から構成する。
レスポンス遅延検出手順1とリンクアップ情報取得手順2は、前述と同一であるので説明を省略する。
【0010】
第一のパラメータ修正手順5は、リンクアップ情報の通信モードが半二重であった場合に、通信速度をリンクアップ情報の通信速度に、通信モードを全二重にするようLANパラメータの設定を修正する。即ち、リンクの状態が半二重であることからリンク先のネットワーク機器がオートネゴシエーション機能を搭載してなく、全二重に通信モードが設定されているものと見なして、自らの通信モードを全二重に修正する。
【0011】
第二のパラメータ修正手順6は、第一のパラメータ修正手順5で行った修正されたLANパラメータで送信を行い再度レスポンス時間の測定を行う。その場合に遅延がまだ発生しているようであれば、リンク先の通信モードは半二重であることが確定するので、リンク先の通信モードに合わせて自らのLANパラメータを半二重に修正する。通信速度は第一のパラメータ修正手順5で行った状態が継続しており(即ち、リンクアップ情報の通信速度)、ここでは修正を行う必要がない。
【0012】
以上の構成により、LANにレスポンス遅延が発生したとき自動的にLANパラメータの設定相違によるレスポンス遅延の解決を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図3〜図9を用いて、実施形態その1を説明する。図3は、本発明に係わる部分の構成を示すもので、LANパラメータ整合システム20とネットワーク機器である複数のLANカード(S1〜Sn)30を搭載するサーバ10、ハブ(H1〜Hn)40から構成する。複数のハブ40は、サーバ10のLANカード30にそれぞれ接続されており、更に個々のハブは図示しないクライアント端末と接続している。LANパラメータ整合システム20は、レスポンス遅延検出部21、リンクアップ情報取得部22、レスポンス遅延通知部23およびパラメータ修正部24の処理部と、コマンドスクリプトL25、コマンドスクリプトP26およびLAN情報テーブル27のデータを格納した記憶部から構成する。
【0014】
まず、LANパラメータ整合システム20の各処理部から説明する。レスポンス遅延検出部21は、個々のLANカード30のレスポンス時間を計測し、レスポンス時間が所定時間(ここでは2分とする)を超えているLANカードがあったときは、そのIPアドレスを取得する。
リンクアップ情報取得部22は、遅延のあったIPアドレスに対して、リンクアップしている通信速度および通信モードを取得する。このリンクアップ情報の取得は、予めリンクアップの状態を取得する基本のUNIXコマンドを記述しておき(コマンドスクリプトL25)、この記述にIPアドレスの物理名を挿入することによりコマンドスクリプトを完成して実行することにより取得する。
【0015】
レスポンス遅延通知部23は、リンクアップ情報の通信モードが半二重であったとき、レスポンス遅延を検出した接続先のクライアント端末に対して、クライアント端末が接続されているハブの通信モードの設定値の調査を行うよう通知する。
パラメータ修正部24は、サーバのLANパラメータの修正を行う処理部である。リンク先の通信モードが全二重に設定されていた場合は、クライアント端末からの指示により、サーバはコマンドスクリプトP26を作成してこのコマンドの発行を行い、LANパラメータの修正を行う。サーバのLANパラメータは、通信速度がリンクアップ情報で得た値に、通信モードは全二重に修正される。
【0016】
次に、記憶部の説明を行う。コマンドスクリプトL25は、リンクアップ情報を取得する基本のUNIXコマンドを記述したファイルである。この記述に遅延のあったIPアドレスの物理名を付け加えてコマンドを完成し、実行することによりリンクアップの情報を得ることができる。図4は、コマンドが完成された記述例を示すもので、リンクアップ情報が書かれているmessageと言うファイルをcatコマンドで内容を見るようにしている。更に、grepコマンドによりmessageファイルの中のhme1(ネットワーク機器の物理名、即ち遅延のあったIPアドレスの物理名)について検索を行い出力するものである。即ち、hme1のリンクアップの状態を問い合わせている。
【0017】
コマンドスクリプトP26は、サーバのLANパラメータを設定する基本のコマンドを記述したファイルである。この記述に修正すべきネットワーク機器の物理名と、通信速度、通信モードを指定してコマンドを完成し、実行を行うことによりLANパラメータを修正する。図5はコマンドが完成された記述例を示すもので、ndd−setコマンドは、ネットワークインターフェースのパラメータを設定するコマンドで、以降に記述するドライバーのパラメータを指定値に設定するコマンドである。即ち、LANカードの物理名hme1を通信速度100Mbps、通信モードを全二重に設定することを指示している。
【0018】
LAN情報テーブル27は、それぞれのLANカードのIPアドレスに対応して設定する通信速度と通信モードの値を示すものであり、本テーブルの値を反映してLANパラメータを設定する。図6はLAN情報テーブルのデータ構造例を示すもので、IPアドレス、物理名、設定値のフィールドからなる。物理名フィールドは、LANパラメータの物理名を指定して設定するためにIPアドレスに対応付けている。以上で図3における各構成要素を説明した。次に、これらの構成要素の処理フローについて図7を用いて説明する。まず、送信が行われている各IPアドレスに対して、パケット送信時刻とそのパケットに対するACK信号の受信時刻からレスポンス時間の計測を行う。計測した結果が例えば2分を超えていれば、レスポンス遅延があったと見なし、そのIPアドレスを取得する。(S1〜S3)
遅延のIPアドレスに対する物理名をLAN情報テーブル27を参照して取得し、コマンドスクリプトL25に書き込む。例えば、遅延の発生したIPアドレスが「192.168.10.10」であったとき、LAN情報テーブル27から物理名hme1であることを知り、コマンドスクリプトL25に書き込む(即ち、図4の記述となる)。続いてコマンドスクリプトL25の実行によりコマンドの発行を行う。図8は、このコマンド発行に対する応答例を示すものであり、情報取得を行った日時とホスト名に続いてネットワーク機器の物理名に対する情報が出力されている。即ち、hme1の現状のリンクアップ状態が通信速度が100Mbps、通信モードが半二重であることを示している。通信モードが半二重であるので、通信を行っているクライアント端末に対して、レスポンス遅延の発生を通知する。図9は、通知画面の例を示しており、クライアント端末の使用者はこの通知によりネットワーク管理者に画面で指定されたIPアドレスに対するリンク先の通信モードの設定を調査して貰う。取得したリンク先の通信モードの設定が半二重であったときは、このまま終了する。レスポンス遅延はLANパラメータの設定の相違から発生したものではなく別の原因にある。(S4〜S7)
リンク先の通信モードが全二重に設定してあれば、クライアント端末の使用者の指示に基づいてサーバは遅延IPアドレスの物理名とリンクアップ情報で得られた通信速度、及び全二重の通信モードをコマンドスクリプトPに挿入してコマンドスクリプトPの実行を行う。これにより、LAN情報テーブル27は全二重に修正され、このテーブルの値をLANパラメータに反映してサーバを再起動することにより、修正したLANパラメータで通信の確立が行われる。(S8〜S12)
以上の構成と処理フローにより、レスポンス遅延が起こったとき自動的に遅延を検出し、リンク先の通信モードを確認することによりLANパラメータの整合を図ってレスポンス遅延の解消ができる。
【0019】
次に、図10、図11を用いて、実施形態その2を説明する。図10は、本発明に係わる部分の構成を示すもので、前述の実施形態その1と比べてパラメータ修正部24を除いた要素で構成している。これらの各処理部の機能および記憶部のデータ構成例は前述と同一であるので説明は省略する。但し、パラメータ修正部24はクライアント端末からの指示によるものでなく、リンクアップ情報の内容に基づいてLANパラメータの修正を自動的に行う。また、LANパラメータの修正内容は、次に説明する処理フローによる。
【0020】
図10の構成を基にした処理フローを図11により説明する。ステップS21〜S26は、実施形態その1(図7)のステップS1〜S6と同一であるので説明を省略し、ステップS27以降を説明する。
リンクアップ情報で得られた通信モードが半二重であったとき、遅延のあったIPアドレスの物理名と、リンクアップ情報の通信速度、および全二重の通信モードをコマンドスクリプトPに挿入してコマンドスクリプトPを完成する。続いて、コマンドスクリプトPを実行してLAN情報テーブル27を修正する。更に、LAN情報テーブル27の値をLANパラメータに反映して、サーバ10の再起動を行う。これにより、サーバ10は修正されたLANパラメータで新たにリンクを確立することになる。この状態でレスポンス時間の計測を行い、レスポンス時間が所定時間以内かどうかを判断する。所定時間以内であれば、リンク先の通信モードとサーバの設定値が共に全二重であったことになり、レスポンス遅延は解決される。(S27〜S31)
レスポンス時間が所定時間を超えるようであれば、リンク先の通信モードは半二重であるため、コマンドスクリプトPの通信モードを半二重に設定し、コマンドスクリプトPを実行してLAN情報テーブルを修正する。更に、LAN情報テーブルの値をLANパラメータに反映して再度サーバ10の再起動を行う。即ちここでの一連の処理は、ステップ27〜S29で一旦全二重の通信モードに設定を変えたがリンク先の通信モードが半二重であったため、当初のリンクアップされた状態に戻している。この場合のレスポンス遅延はLANパラメータの設定の相違から発生したものではなく、別の原因にある。(S32〜S34)
以上の構成と処理フローにより、レスポンス遅延の検出とLANパラメータの整合を自動的に行うことができレスポンス遅延の解消を図ることができる。
【0021】
図3および図10に示すレスポンス遅延検出部21〜パラメータ修正部24はプログラムであり、コンピュータの主記憶上で実行される。
また、本実施形態ではサーバとハブの例を掲げて説明したが、これに捕らわれるものではない。
(付記1) LANパラメータをオートネゴシエーションモードに設定したネットワーク機器に対するLANパラメータ整合プログラムであって、
送信パケットに対するレスポンス時間を計測して前記レスポンス時間が所定の時間を超えたとき遅延と判断し、IPアドレスを取得するレスポンス遅延検出手順と、
前記IPアドレスの通信速度と通信モードとに対するリンクアップ情報を取得するリンクアップ情報取得手順と、
前記リンクアップ情報の通信モードが半二重であったとき、レスポンス遅延が発生したことを通知するレスポンス遅延通知手順と、
LANパラメータの修正指示によって、前記IPアドレスのLANパラメータの通信速度を前記リンクアップ情報と同一に、通信モードを全二重に修正するパラメータ修正手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とするLANパラメータ整合プログラム。
【0022】
(付記2) LANパラメータ設定をオートネゴシエーションモードに設定したネットワーク機器に対するLANパラメータ整合プログラムであって、
ネットワーク機器の送信パケットに対するレスポンス時間を計測し、計測結果が所定の時間を超えたとき、前記ネットワーク機器のIPアドレスを取得するレスポンス遅延検出手順と、
前記IPアドレスの通信速度と通信モードとに対するリンクアップ情報を取得するリンクアップ情報取得手順と、
前記リンクアップ情報の通信モードが半二重であったとき、前記IPアドレスのLANパラメータの通信速度を前記リンクアップ情報と同一に、通信モードを全二重に修正する第一のパラメータ修正手順と
パラメータ修正後の送信パケットに対するレスポンス時間を計測して前記レスポンス時間が所定の時間を超えたとき、前記IPアドレスのLANパラメータの通信モードを半二重に修正する第二のパラメータ修正手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とするLANパラメータ整合プログラム。
【0023】
(付記3) LANパラメータをオートネゴシエーションモードに設定したネットワーク機器に対するLANパラメータ整合方法であって、
ネットワーク機器の送信パケットに対するレスポンス時間を計測し、計測結果が所定の時間を超えたとき、前記ネットワーク機器のIPアドレスを取得するレスポンス遅延検出手順と、
前記IPアドレスの通信速度と通信モードとに対するリンクアップ情報を取得するリンクアップ情報取得手順と、
前記リンクアップ情報の通信モードが半二重であったとき、レスポンス遅延が発生したことを通知するレスポンス遅延通知手順と、
LANパラメータの修正指示によって、前記IPアドレスのLANパラメータの通信速度を前記リンクアップ情報と同一に、通信モードを全二重に修正するパラメータ修正手順と
を有することを特徴とするLANパラメータ整合方法。
【0024】
(付記4) LANパラメータ設定をオートネゴシエーションモードに設定したネットワーク機器に対するLANパラメータ整合方法であって、
ネットワーク機器の送信パケットに対するレスポンス時間を計測し、計測結果が所定の時間を超えたとき、前記ネットワーク機器のIPアドレスを取得するレスポンス遅延検出手順と、
前記IPアドレスの通信速度と通信モードとに対するリンクアップ情報を取得するリンクアップ情報取得手順と、
前記リンクアップ情報の通信モードが半二重であったとき、前記IPアドレスのLANパラメータの通信速度を前記リンクアップ情報と同一に、通信モードを全二重に修正する第一のパラメータ修正手順と
パラメータ修正後の送信パケットに対するレスポンス時間を計測して前記レスポンス時間が所定の時間を超えたとき、前記IPアドレスのLANパラメータの通信モードを半二重に修正する第二のパラメータ修正手順と
を有することを特徴とするLANパラメータ整合方法。
【0025】
(付記5) LANパラメータ設定をオートネゴシエーションモードに設定したネットワーク機器に対するLANパラメータ整合システムであって、
ネットワーク機器の送信パケットに対するレスポンス時間を計測し、計測結果が所定の時間を超えたとき、前記ネットワーク機器のIPアドレスを取得するレスポンス遅延検出手段と、
前記IPアドレスの通信速度と通信モードとに対するリンクアップ情報を取得するリンクアップ情報取得手段と、
前記リンクアップ情報の通信モードが半二重であったとき、前記IPアドレスのLANパラメータの通信速度を前記リンクアップ情報と同一に、通信モードを全二重に修正する第一のパラメータ修正手段と
パラメータ修正後の送信パケットに対するレスポンス時間を計測して前記レスポンス時間が所定の時間を超えたとき、前記IPアドレスのLANパラメータの通信モードを半二重に修正する第二のパラメータ修正手段と
を備えることを特徴とするLANパラメータ整合システム。
【0026】
(付記6) LANパラメータ設定をオートネゴシエーションモードに設定したネットワーク機器に対するLANパラメータ整合プログラムを記録した記録媒体であって、
ネットワーク機器の送信パケットに対するレスポンス時間を計測し、計測結果が所定の時間を超えたとき、前記ネットワーク機器のIPアドレスを取得するレスポンス遅延検出手順と、
前記IPアドレスの通信速度と通信モードとに対するリンクアップ情報を取得するリンクアップ情報取得手順と、
前記リンクアップ情報の通信モードが半二重であったとき、前記IPアドレスのLANパラメータの通信速度を前記リンクアップ情報と同一に、通信モードを全二重に修正する第一のパラメータ修正手順と
パラメータ修正後の送信パケットに対するレスポンス時間を計測して前記レスポンス時間が所定の時間を超えたとき、前記IPアドレスのLANパラメータの通信モードを半二重に修正する第二のパラメータ修正手順と
を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0027】
【発明の効果】
本発明のLANパラメータ整合プログラムおよびLANパラメータ整合システムによれば、ネットワークスキルのない者でも適正なLANパラメータの修正が行え、レスポンス遅延の解消を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の原理図である。
【図2】請求項2の原理図である。
【図3】本発明の実施構成例(その1)である。
【図4】コマンドスクリプトLの記述例である。
【図5】コマンドスクリプトPの記述例である。
【図6】LANパラメータのデータ構成例である。
【図7】処理フロー例(その1)である。
【図8】リンクアップ情報の取得例である。
【図9】レスポンス遅延の通知画面例である。
【図10】本発明の実施構成例(その2)である。
【図11】処理フロー例(その2)である。
【符号の説明】
1:レスポンス遅延検出手順
2:リンクアップ情報取得手順
3:レスポンス遅延通知手順
4:パラメータ修正手順
5:第一のパラメータ修正手順
6:第二のパラメータ修正手順
10:サーバ
20:LANパラメータ整合システム
21:レスポンス遅延検出部
22:リンクアップ情報取得部
23:レスポンス遅延通知部
24:パラメータ修正部
25:コマンドスクリプトL
26:コマンドスクリプトP
27:LAN情報テーブル
30:LANカード
40:ハブ
Claims (5)
- LANパラメータをオートネゴシエーションモードに設定した複数のネットワーク機器を接続したサーバのLANパラメータ整合プログラムであって、
前記サーバのコンピュータに、
ネットワーク機器の送信パケットに対するレスポンス時間を計測し、計測結果が所定の時間を超えたとき、前記複数のネットワーク機器の中から前記所定の時間を超えたネットワーク機器のIPアドレスを取得するレスポンス遅延検出手順と、
前記IPアドレスの通信速度と通信モードとに対するリンクアップ情報を取得するリンクアップ情報取得手順と、
前記リンクアップ情報の通信モードが半二重であったとき、レスポンス遅延が発生したことを通知するレスポンス遅延通知手順と、
LANパラメータの修正指示によって、前記IPアドレスのLANパラメータの通信速度を前記リンクアップ情報と同一に、通信モードを全二重に修正するパラメータ修正手順と
を実行させるためのLANパラメータ整合プログラム。 - LANパラメータ設定をオートネゴシエーションモードに設定した複数のネットワーク機器を接続したサーバのLANパラメータ整合プログラムであって、
前記サーバのコンピュータに、
ネットワーク機器の送信パケットに対するレスポンス時間を計測し、計測結果が所定の時間を超えたとき、前記複数のネットワーク機器の中から前記所定の時間を超えたネットワーク機器のIPアドレスを取得するレスポンス遅延検出手順と、
前記IPアドレスの通信速度と通信モードとに対するリンクアップ情報を取得するリンクアップ情報取得手順と、
前記リンクアップ情報の通信モードが半二重であったとき、前記IPアドレスのLANパラメータの通信速度を前記リンクアップ情報と同一に、通信モードを全二重に修正する第一のパラメータ修正手順と
パラメータ修正後の送信パケットに対するレスポンス時間を計測して前記レスポンス時間が所定の時間を超えたとき、前記IPアドレスのLANパラメータの通信モードを半二重に修正する第二のパラメータ修正手順と
を実行させるためのLANパラメータ整合プログラム。 - LANパラメータ設定をオートネゴシエーションモードに設定した複数のネットワーク機器を接続したサーバのLANパラメータ整合方法であって、
前記サーバのコンピュータが、
ネットワーク機器の送信パケットに対するレスポンス時間を計測し、計測結果が所定の時間を超えたとき、前記複数のネットワーク機器の中から前記所定の時間を超えたネットワーク機器のIPアドレスを取得するレスポンス遅延検出手順と、
前記IPアドレスの通信速度と通信モードとに対するリンクアップ情報を取得するリンクアップ情報取得手順と、
前記リンクアップ情報の通信モードが半二重であったとき、レスポンス遅延が発生したことを通知するレスポンス遅延通知手順と、
LANパラメータの修正指示によって、前記IPアドレスのLANパラメータの通信速度を前記リンクアップ情報と同一に、通信モードを全二重に修正するパラメータ修正手順と
を実行することを特徴とするLANパラメータ整合方法。 - LANパラメータ設定をオートネゴシエーションモードに設定した複数のネットワーク機器を接続したサーバのLANパラメータ整合方法であって、
前記サーバのコンピュータが、
ネットワーク機器の送信パケットに対するレスポンス時間を計測し、計測結果が所定の時間を超えたとき、前記複数のネットワーク機器の中から前記所定の時間を超えたネットワーク機器のIPアドレスを取得するレスポンス遅延検出手順と、
前記IPアドレスの通信速度と通信モードとに対するリンクアップ情報を取得するリンクアップ情報取得手順と、
前記リンクアップ情報の通信モードが半二重であったとき、前記IPアドレスのLANパラメータの通信速度を前記リンクアップ情報と同一に、通信モードを全二重に修正する第一のパラメータ修正手順と
パラメータ修正後の送信パケットに対するレスポンス時間を計測して前記レスポンス時間が所定の時間を超えたとき、前記IPアドレスのLANパラメータの通信モードを半二重に修正する第二のパラメータ修正手順と
を実行することを特徴とするLANパラメータ整合方法。 - LANパラメータ設定をオートネゴシエーションモードに設定した複数のネットワーク機器を接続したサーバのLANパラメータ整合システムであって、
ネットワーク機器の送信パケットに対するレスポンス時間を計測し、計測結果が所定の時間を超えたとき、前記複数のネットワーク機器の中から前記所定の時間を超えたネットワーク機器のIPアドレスを取得するレスポンス遅延検出手段と、
前記IPアドレスの通信速度と通信モードとに対するリンクアップ情報を取得するリンクアップ情報取得手段と、
前記リンクアップ情報の通信モードが半二重であったとき、前記IPアドレスのLANパラメータの通信速度を前記リンクアップ情報と同一に、通信モードを全二重に修正する第一のパラメータ修正手段と
パラメータ修正後の送信パケットに対するレスポンス時間を計測して前記レスポンス時間が所定の時間を超えたとき、前記IPアドレスのLANパラメータの通信モードを半二重に修正する第二のパラメータ修正手段と
を備えることを特徴とするLANパラメータ整合システム。
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