JP3943998B2 - ロジカル・パーティショニングの実施をテストする方法、その方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピューター可読記録媒体及びロジカル・パーティショニング・テスト・システム - Google Patents

ロジカル・パーティショニングの実施をテストする方法、その方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピューター可読記録媒体及びロジカル・パーティショニング・テスト・システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般にコンピュータ・ソフトウエア関し、より詳細にはデータ処理システムのロジカル・パーティショニング機構にストレスを与えてテストすることに関する。
【0002】
【従来の技術】
データ処理システム内のロジカル・パーティショニング(LAPR)は、単一のオペレーティング・システム(OS)の複数のコピー又は複数の異種のオペレーティング・システムが同時に1つのデータ処理システム・プラットフォーム上で稼動することを可能にする。1つのオペレーティング・システム・イメージが稼動するパーティションには、プラットフォームの資源の重複のないサブ・セットが割り当てられる。プラットフォームが割り当てることのできるそれらの資源は、1つ以上の、割り込み管理エリアをもった体系的に異なるプロセッサ、システム・メモリの領域、及び入出力(I/O)アダプタ・バス・スロットを含む。プラットフォームの資源は、OSイメージに対しそれ自身のLPARファームウエア・デバイス・ツリーによって表される。
【0003】
プラットフォーム内で稼動する各異なるOS又はOSイメージは、互いに保護されているので、1つのロジカル・パーティション上のソフトウエア・エラーが他のパーティションの正確な操作に影響を及ぼすことはない。これは各OSイメージによって直接管理されるよう1組の別個のプラットフォーム資源を割り当てること、及びその様々なイメージが自身に割り当てられていない資源を制御できないようにすることによって提供される。更に、1つのOSに割り当てられた資源の制御におけるソフトウエア・エラーは、他のイメージの資源に影響を及ぼさない。このようにOSのイメージ(又は異なるOSの各々)の各々は、プラットフォーム内の1組の割り当て可能な資源を直接制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
パーティショニングの管理はハードウエアの種類に応じて変えることができる。パーティショニングはハードウエアで実行される部分と、監視モードよりも高い特権レベルで起動するファームウエアで実行される部分とを含む。パーティショニングの管理における1つの挑戦は、ロジカル・パーティショニングの分離と隔離が厳しく実施されていることを確認するためのテストにある。このパーティションの分離が失敗に終わるとユーザにとって非常に高くつく。更に、実動レベルのオペレーティング・システムと全てのカスタマー・アプリケーションをもつカスタマー環境におけるこの失敗のデバッグは、かなり退屈で高くつく。それゆえLPARシステムの失敗の前に、パーテーションの分離と隔離が安全であることを保証するため悪質なアプリケーションに対してハードウエア及びファームウエアをテストし、ストレスを与える方法、システム及び装置を提供することは有利なことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明はデータ処理システムにおいてロジカル・パーティショニングの実施をテストする方法、システム及びコンピュータ可読記録媒体を提供する。1つの実施例においては、ロジカル・パーティショニング実施ソフトウエア・ユニットのインターフェース・ルーチンの呼び出しが生成され、ロジカル・パーティショニング実施ソフトウエア・ユニットに送られる。応答がロジカル・パーティショニング実施ソフトウエア・ユニットから受け取られ、期待される応答と比較される。応答と期待される応答の不一致に応答して、ユーザは問題を知らされる。このようにしてユーザがその問題を正すために適切な行動をとることを認める。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は本発明が実装されるデータ処理システムのブロック図が示されている。データ処理システム100はシステム・バス106に接続された複数のプロセッサ101,102、103及び104を含む対称型マルチプロセッサ(SMP)である。例えば、データ処理システム100はネットワーク内でサーバとして実装される、ニューヨーク州、アーモンクにあるインターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションのIBM RS/6000である。代替としてシングル・プロセッサ・システムを採用することもできる。またシステム・バス106に接続されたメモリー・コントローラ/キャッシュは複数のローカル・メモリ160−163とのインターフェースを提供する。I/Oバス・ブリッジ110はシステム・バス106に接続され、I/Oバス112とのインターフェースを提供する。メモリー・コントローラ/キャッシュ108とI/Oバス・ブリッジ110は図示のように統合可能である。
【0007】
データ処理システム100は論理的に区画化されたデータ処理システムである。したがってデータ処理システム100は、同時に稼動する複数の異なるオペレーティング・システム(又は単一のオペレーティング・システムの複数のインスタンス)をもつ。これら複数のオペレーティング・システムの各々はその中で実行する任意の数のソフトウエア・プログラムをもつ。データ処理システム100は論理的に区画化され、その結果異なるロジカル・パーティションには異なるI/Oアダプタ120−121、128−129、136及び148−149が割り当てられる。
【0008】
このように、例えばデータ処理システム100が3つのロジカル・パーティションP1、P2及びP3に分けられたとする。I/Oアダプタ120−121、128−129、136及び148−149の各々、プロセッサ101−104の各々、ローカル・メモリ160−164の各々はその3つのパーティションの内の1つに割り当てられる。例えばプロセッサ101、メモリ160並びにI/Oアダプタ120、128及び129はロジカル・パーティションP1に割り当てられる。プロセッサ102−103、メモリ161並びにI/Oアダプタ121及び136はパーティションP2に割り当てられる。そしてプロセッサ104、メモリ162−163並びにI/Oアダプタ148−149はロジカル・パーティションP3に割り当てられる。
【0009】
データ処理システム100内で実行する各オペレーティング・システムは異なるロジカル・パーティションに割り当てられる。したがって、データ処理システム100内で稼動するオペレーティング・システムの各々は、そのロジカル・パーティション内にあるI/O装置にのみアクセスすることができる。このように、例えば拡張対話式エグゼクティブ (AIX)オペレーティング・システムの1つのインスタンスをパーティションP1内で、そのAIXオペレーティング・システムの第2のインスタンス(イメージ)をパーティションP2内で、そして、Windows(R)2000オペレーティング・システムをロジカル・パーティションP3内で実行可能である。Windows(R)2000はワシントン州、レッドモンドのマイクロソフト・コーポレーションの製品であり登録商標である。
【0010】
I/Oバス112に接続されたPCIホスト・ブリッジ114は、PCIローカル・バス115のインターフェースを提供する。複数のI/Oアダプタ120−121がPCIバス115に接続される。典型的なPCIバスの実装は4ないし8つのI/Oアダプタ(例えばアドイン・コネクタ用の拡張スロット)をサポートする。各I/Oアダプタ120−121は、データ処理システム100と、例えばデータ処理システム100に対するクライアントである他のネットワーク・コンピュータなどの入出力装置との間のインターフェースを提供する。
【0011】
追加のPCIホスト・ブリッジ122は、追加のPCIバス123に対するインターフェースを提供する。PCIバス123はPCIバス126−127によって複数のPCII/Oアダプタ128−129に接続される。このように、例えばモデム又はネットワーク・アダプタなどの追加のI/O装置がPCII/Oアダプタ128−129の各々を通してサポートされる。このやり方でデータ処理システム100は複数のネットワーク・コンピュータへの接続を可能にしている。
【0012】
メモリマップ式グラフィックス・アダプタ148は、図示のようにPCIバス141及び144、並びにPCIホスト・ブリッジ140及びブリッジ142(PCI−PCIブリッジ)を介してI/Oバス112に接続される。また、ハードディスク150は、図示のようにPCIバス141及び145並びにPCIホスト・ブリッジ140及びブリッジ142を介してI/Oバス112に接続される。
【0013】
PCIホスト・ブリッジ130は、PCIバス131をI/Oバス112に接続するためのインターフェースを提供する。PCIバス131は、PCIホスト・ブリッジ130をサービス・プロセッサ・メールボックス・インターフェース/ISAバス・アクセス・パスースルー・ロジック194及びブリッジ132に接続する。ISAバス・アクセス・パスースルー・ロジック194はPCI/ISAブリッジ193へ向かうPCIアクセスを転送する。NVRAM192はISAバス196に接続される。サービス・プロセッサ135はそのローカル・PCIバス195を通してサービス・プロセッサ・メールボックス・インターフェース194に結合される。サービス・プロセッサ135はまた複数のJTAG/ICバス134を介してプロセッサ101−104に接続される。JTAG/ICバス134はJTAG/スキャン・バス(IEEE 1149.1)とPhillipsICバスのコンビネーションである。しかしながら、代替として、JTAG/ICバス134はPhillipsICバスのみ又はJTAG/スキャン・バスのみによって置き換えることもできる。ホスト・プロセッサ101、102、103及び104の全てのATTN(アンテンション)信号はサービス・プロセッサの割り込み入力信号に一緒に接続される。サービス・プロセッサ135はそれ自身のローカル・メモリ191を有し、ハードウエアOPパネル190にアクセスできる。
【0014】
データ処理システム100が起動されたとき、サービス・プロセッサ135はJTAG/スキャン・バス134を使用してシステム(ホスト)・プロセッサ101−104、メモリ・コントローラー108及びI/Oブリッジ110に問い合わせを行う。このステップが完了したとき、サービス・プロセッサ135はデータ処理システム100のインベントリ及びトポロジを認識する。サービス・プロセッサ135はまた、システム・プロセッサ101−104、メモリ・コントローラー108及びI/Oブリッジ110の問い合わせによって見つかった全ての要素に関して、組み込み自己テスト(BIST)、基本検証テスト (BAT)及びメモリー・テストを実行する。BIST、BAT及びメモリー・テストで見つかった失敗に関するどのようなエラー情報もサービス・プロセッサ135によって集められ報告される。
【0015】
もしBIST、BAT及びメモリー・テストで見つかった欠陥要素を取り除いた後もシステム資源の意味のある有効な構成がまだ可能であるならば、データ処理システム100は、実行可能なコードをローカル(ホスト)メモリ160−163にロードするために処理を進めることを許される。サービス・プロセッサ135はその後、ホスト・メモリ160−163へロードされたコードの実行のためにホスト・プロセッサ101−104をリリースする。ホスト・プロセッサ101−104はデータ処理システム100内の各々のオペレーティング・システムからのコードを実行する一方、サービス・プロセッサ135はエラーの監視及び報告のモードに入る。サービス・プロセッサによって監視される項目は、例えば、冷却ファンのスピード及び動作、温度センサ、電源調節装置並びにプロセッサ101−104、メモリ160−163、及びバス・ブリッジ・コントローラ110によって報告された回復可能エラー及び回復不能エラーを含む。
【0016】
サービス・プロセッサ135はデータ処理システム100内の全ての監視項目に関連するエラー情報を保存し報告する責任がある。サービス・プロセッサ135はまたエラーのタイプと定義された閾値に基づくアクションをとる。例えば、サービス・プロセッサ135はプロセッサのキャッシュ・メモリに関する過度の回復可能エラーの記録をとり、これがハード・エラーの兆候であると決定することができる。この決定に基づき、サービス・プロセッサ135は現在の実行セッション及び将来の初期プログラム・ロード (IPL)の間の構成解除のためにその資源をマークすることができる。IPLは「ブート」または「ブート・ストラップ」とも呼ばれる。
【0017】
当業者は図1に示されたハードウエアは変更可能であることを理解するであろう。例えば、光ディスク装置のような他の周辺装置もまた図示されたハードウエアに追加して、又は置き換えて使用することができる。図示した例は本発明に関して構造上の制限を意味するものではない。
【0018】
次に図2を参照すると本発明を実施し得る代表的なロジカル・パーティション・プラットフォームのブロック図が示されている。ロジカル・パーティション・プラットフォーム200におけるハードウエアは例えば図1のサーバ100として実装することができる。ロジカル・パーティション (LPAR)・プラットフォーム200は区画化されたハードウエア230、LPARファームウエア(LF)210及びオペレーティング・システム202−208を含む。オペレーティング・システム202−208は、プラットフォーム200上で同時に稼動する単一のオペレーティング・システムの複数のコピー又は複数の異なるオペレーティング・システムである。オペレーティング・システム202−208の少なくとも一つはテスト・ナノ・カーネル(TnK)オペレーティング・システムである。TnKはストレス・エクササイザを容易にかつスピード、バリエーション及び失敗の再現に対する柔軟性をもって書くことができる環境を作り出すことを特に目的としたOSである。TnK OSはプログラマーが他のOS、例えばAIX又はLinuxなどが稼動する他の区画に対して制御可能なやり方で、ソフトウエア及びハードウエアの刺激(irritation)を作るのを認める。
【0019】
区画化されたハードウエア230は複数のプロセッサ232−238、複数のシステム・メモリ240−246、複数の入出力(I/O)アダプタ248−262及びストレージ270を含む。プロセッサ242−248、メモリ240−246、NVRAM298及びI/Oアダプタ248−262の各々はロジカル・パーティション・プラットフォーム200内の複数のパーティションの1つに割り当てられる。そしてその各々のパーティションはオペレーティング・システム202−208の1つに対応する。
【0020】
LF210は、オペレーティング・システム202−208がロジカル・パーティション・プラットフォーム200のパーティショニングを実施できるように複数の機能及びサービスを実行する。ファームウエアは例えば、読み取り専用メモリー (ROM)、プログラマブル読取専用メモリー(PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリー(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリー(EEPROM)及び不揮発性ランダム・アクセス・メモリー(NVRAM)などのように電力がなくてもその中身を保持できるメモリー・チップに保存されたソフトウエアである。
【0021】
LF210はその基礎ハードウエアに等しい、ファームウエアで実装された仮想マシンである。したがって、LF210は独立したOS202−208の同時実行を、ロジカル・パーティション・プラットフォーム200の全てのハードウエア資源を仮想化することによって可能にしている。LF210は、OS202−208のうちの1つによる使用のための排他的モードで、I/O装置をI/Oアダプタ248−262を通して単一仮想マシンに接続することができる。
【0022】
OS202−208はLPARテスト・ユニット222−228を含む。LPARテスト・ユニット222−228は要求を生成してLPARハードウエア及びLF210へ送信し、異なるパーティションへ割り当てられた資源へのアクセスを試みる。これら要求は、システムにストレスをかけて、システムに問題が存在しないかどうかを判断するためにLPARテスト・ユニット222−228によってできる限り早く生成され、送信される。その問題とはLPARハードウエア又はLF210の欠陥であり、その欠陥はパーティションへの無許可アクセスを可能とするものである。このように、LPARテスト・ユニット222−228は、LPARの分離と隔離の違反がLPARハードウエアや悪質なアプリケーションによってなされていないことをストレスの下で確認し、それにより、LPARハードウエアが認められていない資源へのアクセスを許可しないことを保証する。LPARテスト・ユニット222−228はまた、ストレスの下、LF210が悪質なアプリケーションによる認められていない資源へのアクセスを許可しないことを確認する。もし無許可アクセスがLF210によって許可されると、このことは識別して修正しなければならないソフトウエア・バグがあることを示す。それゆえもしLPARハードウエアまたはLF120が無許可アクセスを許すと、ユーザ又はデバッグ・ルーチンはシステムのロジカル・パーティショニングに関する問題があることを知らされる。ユーザまたはデバッグ・ルーチンはその後修正のためにその問題を識別することを試みる。
【0023】
OS202−208は、もし必要ならば、LPARシステムの下で稼動して、全てのLF210モードのファシリティを解放し、代わりにシステム・コールをLF210に対して行い以下のファシリティにアクセスし又は管理するように、変更される:ハードウエア依存レジスタ(HID)、ロジカル・パーティション定義レジスタ、サポート・プロセッサ通信レジスタ、汎用の特殊目的レジスタ、タイム・ベース・レジスタ、データ・アドレス・ブレイクポイント・レジスタ、アドレス・スペース・レジスタ、マシン状態レジスタ(MSR)内のマシン・チェック・イネイブル・ビット、MSR内のLFモード・イネイブル・ビット及びページ・テーブル・ポインタ・レジスタ。1つの代表的なパーティション・モードにおいて、ベクトル化システム・コール(SCV)を除く全ての割り込みはLF210へ送られる。他の代表的なパーティション・モードにおいては、マシン・チェック、リセット及びビット20がオンのシステム・コールを除く全ての割り込みはLPARベクトルへ送られる。LPARベクトルはパーティションの割り込みベクトルである。OS202−208は、1つのパーティション内でブートして、LF210を通して以下のファシリティを管理することを許される:ページ・テーブル・エントリ、サポート・プロセッサ通信レジスタ、汎用の特殊目的レジスタ、タイム・ベース・レジスタ、データ・アドレス・ブレイクポイント・レジスタ、アドレス・スペース・レジスタ、及びLF210が管理するマシン・ステート状態レジスタ・ビット。
【0024】
幾つかの実施例においては、OS202−208の1つはTnKであり、他は他のタイプのOS、例えば一般に商用アプリケーションに対して使用される、AIX又はLinuxである。TnKは多くの他のタイプのOSが作れない実行されるべきアクションを作ることができ、したがってシステムに大きなストレスをかけて、ロジカル・パーティショニングが厳格にLF210及びハードウエアによって実施されるかを決定することができる。
【0025】
当業者は図2に示されたハードウエアは変更できることを理解するであろう。例えばパーティションのOSの各々にLPARテスト・ユニットが図示されているが、実施例によっては、LPARテスト・ユニットを全パーティションのうちのいくつかに対してのみ実装することも可能である。更に、実施例によっては、他のハードウエア又は図2に示されたのとは異なるハードウエアを含むこともでき、また区画化されないハードウエアを含むこともできる。図示の例は本発明に関して構造的な制限を意味するものではない。
【0026】
次に図3を参照すると、LPARテスト・ユニットを例示したブロック図が本発明にしたがって示されている。LPARテスト・ユニット300は例えば図2の任意のLPARテスト・ユニット222−228として実装することがでる。LPARテスト・ユニット300は、ストレージ・モデル用テスト(TPSM)エクササイザ302、キャッシュ・ストレス・エクササイザ304(キャッシュ・チップに対する系統的なストレス・テスト)、ブランチ・エクササイザ306(ブランチ・ユニットに対する系統的なストレス・テスト)、IFUエクササイザ308(命令取り出しユニット(IFU)に対する系統的なストレス・テスト)、モンティ(Monty)エクササイザ310(CECに関係するIOサブシステムに対するストレス・テスト)及びDABRエクササイザ312(データ・アクセス・ブレイクポイント・レジスタに対する系統的なストレス・テスト)を含む。LPARテスト・ユニット300はまたスペシャル・エクササイザ314を含む。
【0027】
更に、パーティションの外に行くよう特別に設計された他のエクササイザ316−320がある。Txeクラッシュ・エクササイザ316は、そのパーティションの外部への無効なアクセスに、擬似ランダムにストレスをかける。Txe有効アドレス・エクササイザ318は、そのパーティションの外への無効なアクセスに、系統的にストレスをかける。TxeIOクラッシュ・エクササイザ320はパーティション内の不正なIOカードの動きのストレス・テストを行う。
【0028】
これらエクササイザ302−320の全ては同時に稼動し、図2内のLF210などのようにロジカル・パーティショニングを管理するLPARファームウエア上に大量のストレスを生み出す。その同じLPARファームウエアは、同時にロジカル・パーティション・システム内の他のパーティション内の他のOSによって使用される。この異機種環境内におけるストレスの量とLPARファームウエアへのパスのバリエーションは、LPARテスト・ユニット300及びそのエクササイザ302−320の存在によりかなり増加する。
【0029】
LPARテスト・ユニット300が稼動するOSは、エクササイザ302−320がそれら自身の環境を作り出すことを次のようにして認める。すなわち各エクササイザ302−320は、変換タイプとしてRS6000仮想又はAS400PLS/SLSを選択し、データや命令を変換し、監視モードまたは問題モードを選択し、MSRにおいて32ビットモード又は64ビットモードを選択し、LPARファームウエアを使ってページ・テーブル・エントリを作成し、LPARファームウエアを通してハードウエア実装依存資源へアクセスし、必要に応じてセグメント・レジスタ、セグメント・ルックアサイド・バッファまたはセグメント・テーブルを操作し、それ自身の割り込みベクトルを定義する。オペレーティング・システムTnKは本質的にこの機能を提供する。各エクササイザ302−312にそれ自身の環境を作ることを認めることによって、各エクササイザ302−312は、任意の境界条件をもった任意のメモリを多くの異なる命令シーケンスで操作し、メモリ・アクセスまたは他の資源のいかなるLPARルールも侵していないことをチェックすることができる。これらのアクセスはハードウエアを通して直接することもできるし、ロジカル・パーティショニングのソフトウエア制御局面を管理するLPARファームウエアを通して行うこともできる。
【0030】
LPARファームウエア・インターフェースに更にストレスをかけるため、LPARテスト・ユニット300は、エクササイザ302−312と共同して使用されるスペシャル・エクササイザ314を含む。スペシャル・エクササイザ314は、次のようにして全てのドキュメント化された及びドキュメント化されていないLPARファームウエア・インターフェース・コールを呼び出す。
(1)まず有効擬似乱数値でインターフェース・ルーチンを呼び出す。(2)次に無効擬似乱数値でインターフェース・ルーチンを呼び出す。(3)そして全ての無効な又は存在しないインターフェース・ルーチンの呼び出しを擬似ランダムに試みる。インターフェース・ルーチンは、レジスタ内の渡された値の正しさによって、LPARファームウエアによって識別される。ある幾つかの値のみが有効である。他は無効または存在しないインターフェース・ルーチンである。ルーチンが有効あるいは無効な値で呼び出されたかどうか又は無効ルーチンを呼び出す試みがなされたかどうかが擬似ランダムに決定される。他のパーティションからのOSによっても使用されるLPARファームウエア上に十分なストレスがかかることを保証するため、これらのルーチン呼び出しの全ては非常に効率的にかつ迅速になされる。しかしながらその生成の速度は実装に依存し、例えば使用されるプロセッサのスピードに依存してして変わる。
【0031】
図3に示されている構成要素は変更可能である。それゆえ図示の例は本発明に関して構造上の制限を暗示するものではない。
【0032】
次に図4を参照すると、本発明に従った代表的なエクササイザを表したブロック図が示されている。エクササイザ400は例えば図3の任意のエクササイザ302−320として実装可能である。エクササイザ400は擬似乱数値生成器402、呼び出し先ルーチン決定ユニット404、インターフェース・ルーチン呼び出しユニット406、比較ユニット408、レシーバ410及び通知ユニット412を含む。
【0033】
呼び出し先ルーチン決定ユニット404は、無効な/存在しない若しくは有効なLPARファームウエア・インターフェース又は他のソフトウエア若しくはハードウエア・ルーチンが呼び出されるかどうか擬似ランダムに決定する。無効ルーチンが選択された場合は、呼び出し先ルーチン決定ユニット404は呼び出されるべきルーチン名及び値を生成する。有効ルーチンが選択された場合には、呼び出し先ルーチン決定ユニット404は、そのルーチンの呼び出しに有効値が使用されるのか又は無効値が使用されるのか擬似ランダムに決定する。
【0034】
擬似乱数値生成器402は、呼び出し先ルーチン決定ユニット404によってなされる選択に依存して、ルーチンの呼び出しに使用されるべき、有効値又は無値を生成する。インターフェース・ルーチン呼び出しユニット406は、選択された有効又は無効インターフェース・ルーチンをLPARファームウエアLPARハードウエア又は他のLPARソフトウエアから呼び出す。レシーバ410は、呼び出されたユニット又は他の関連するユニットからの結果を受け取る。比較ユニット408は、その結果を期待値と比較する。通知ユニット412は起こった全ての問題をLPARテスト・ユニットに知らせる。
【0035】
例えば比較ユニット408が、その結果が他のパーティションに割り当てられたあるパーティションへのアクセスが認められたことを表していると判断した場合は、通知ユニット412は、LPARテスト・ユニットに通知を送って、ロジカル・パーティショニングの実施における違反を示す。通知には、起こった問題のタイプの記述子を含まれてもよい。例えば問題は、LPARファームウエアが許可すべきファシリティへのアクセスを拒否し、拒否すべきファシリティへのアクセスを許可し、又は無効ルーチンへの呼び出しが存在する場合にファシリティへのアクセスを許可することである。一旦問題が認識され、おそらく問題の性質が認識されると、管理者はLPARファームウエア内のソフトウエア問題の場所を突き止める又は不調なLPARハードウエア・ユニットに関する問題を突き止めるデバッグ・ルーチンを利用することができる。
【0036】
図4に示された構成要素は変更可能である。図示の例は本発明に関し構造上の制限を暗示するものではない。
【0037】
次に図5を参照すると、本発明に従って、LPARシステムにストレスをかけテストするための処理の流れとプログラム機能が示されている。図5に示された処理及び機能は、例えば図4に示されたエクササイザ400内で実装される。初めにエクササイザは、LPARユニットの呼び出しに有効インターフェース・ルーチンを使うのか、無効インターフェース・ルーチンを使うのかを擬似ランダムに決定する(ステップ502)。無効ルーチンが選択された場合、無効インターフェース・ルーチン名及び引き数値が生成される(ステップ520)。エクササイザはその後LPARユニットを無効ルーチン名を使って呼び出す(ステップ510)。
【0038】
有効ルーチンが選択された場合、エクササイザは呼び出されるべき有効インターフェース・ルーチン名を擬似ランダムに選択する(ステップ504)。次にそのインターフェース・ルーチンの引き数として有効値を使用するか又は無効値を使用するかを決定する(ステップ506)。インターフェース・ルーチンの引き数として有効値が選択された場合、エクササイザは有効値を擬似ランダムに生成する(ステップ508)。無効値が選択された場合、無効引き数値を擬似ランダムに生成する。(ステップ510)。一旦引き数値が生成されると、選択されたLPARシステム・ルーチン又はハードウエアはその選択された引き数値を使って呼び出される(ステップ510)。
【0039】
スペシャル・エクササイザはその後待機し呼び出されたLPARユニット又は関連するLPARユニットからの結果を受け取る(ステップ512)。これらの結果は予期された結果と比較される(ステップ514)。例えば、エクササイザが異なるパーティションに属する資源にアクセスを試みた場合、アクセスが拒否されることが期待される。受け取った結果が期待された結果と一致した場合(ステップ516)、それ以上のアクションは取られず、エクササイザは改めてステップ502を開始し、LPARファームウエアにストレスをかけテストし続ける。しかしながら受け取られた結果が期待した結果と異なる場合(ステップ516)、LPARテスト・ユニットは問題を知らされ(ステップ518)、取るべき正しいアクションを決める。図5に示された処理は、LPARファームウエア、LPARハードウエア又は他のLPAR資源へのストレスを増加しまたは最大にして、どのような弱点も決定するために、できるだけ迅速に繰り返し実行される。その処理はユーザ又は他のソフトウエアが十分なLPARファームウエアのテストが実行されたと決定するまで続く。
【0040】
以上、完全に機能するデータ処理システムを前提にして本発明を説明したが、本発明のプロセスは、コンピュータ可読媒体の形で、また様々な形式で配布でき、更に本発明は、配布するために実際に用いられる信号担持媒体の如何にかかわらず、等しく適用される。コンピュータ可読媒体は、フロッピー(R)・ディスク、ハード・ディスク・ドライブ、RAM、CD−ROM、DVD−ROM等の記録可能な媒体、更に、RF伝送や光波伝送等の伝送形式を使ったデジタル及びアナログ通信リンク、有線又は無線通信リンク等の伝送媒体等である。コンピュータ可読媒体は、特定のデータ処理システムにおける実際の使用の際にはデコードされるコード化された形式を取ることもできる。
【0041】
本発明の説明は例示の目的でなされたものであり、発明を開示された形式に制限するものではない。多くの修正や変形例が考えられることは当業者に明らかであろう。実施例は、本発明の原理及び実際の応用を説明するのに最も適したものとして、更に当業者が本発明を理解して、様々な修正が加えら得た多くの実施例を構築できるように、選ばれ説明された。
【0042】
まとめとして、本発明の構成に関して以下の事項を開示する。
【0043】
(1)ロジカル・パーティション・データ・システムにおいてロジカル・パーティショニングの実施をテストする方法であって、ロジカル・パーティション・データ・システム内のユニットの呼び出しを生成するステップと、ユニットからの応答を受け取るステップと、応答を予期された応答と比較するステップと、応答と予期された応答の不一致に応じて、ユーザに問題を知らせるステップとを含む方法。
(2)前記ユニットは、ロジカル・パーティショニング実施ソフトウェア・ユニットのインターフェース・ルーチンである(1)に記載の方法。
(3)前記ユニットは、前記ユニットの呼び出しが生成されるパーティションと異なるパーティション内にある(1)に記載の方法。
(4) 前記ユニットは、ハードウエア装置である(1)に記載の方法。
(5)(2)に記載の方法であって、インターフェース・ルーチンの呼び出しを生成するステップは、有効インターフェース・ルーチンと無効インターフェース・ルーチンのうちの1つをランダムに選択するステップと、選択されたインターフェース・ルーチンの呼び出しを生成するステップとを含む方法。
(6)(5)に記載の方法であって、ランダムに選択するステップは、擬似ランダムに選択をするステップを含む方法。
(7)(2)に記載の方法であって、インターフェース・ルーチンの呼び出しを生成するステップは、有効インターフェース・ルーチンの引き数値と無効インターフェース・ルーチンの引き数値の1つをランダムに選択するステップと、有効インターフェース・ルーチンの引き数値の選択に応じて、有効インターフェース引き数値をランダムに生成するステップと、 無効インターフェース・ルーチンの引き数値の選択に応じて、無効インターフェース引き数値をランダムに生成するステップと、生成されたインターフェース引き数値を使って前記インターフェース・ルーチンを呼び出すステップとを含む方法。
(8)(7)に記載の方法であって、ランダムに選択するステップは、擬似ランダムに選択をするステップを含む方法。
(9)(7)に記載の方法であって、有効インターフェース引き数値をランダムに生成するステップは、有効インターフェース引き数値を擬似ランダムに生成するステップを含む方法。
(10)(7)に記載の方法であって、無効インターフェース引き数値をランダムに生成するステップは、無効インターフェース引き数値を擬似ランダムに生成するステップを含む方法。
(11)ロジカル・パーティション・データ・システムにおいてロジカル・パーティショニングの実施をテストする方法であって、ロジカル・パーティション・データ・システム内の1つ以上のユニットの呼び出しを繰り返し生成するステップと、1つ以上のユニットからの応答を受け取るステップと、1つ以上の応答が予期された応答と一致しない場合に警告を生成するステップとを含む方法。
(12)ロジカル・パーティション・データ・システムにおいてロジカル・パーティショニングの実施をテストするための方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ可読記録媒体であって、前記方法は、 ロジカル・パーティション・データ・システム内のユニットの呼び出しを生成するステップと、ユニットからの応答を受け取るステップと、応答を予期された応答と比較するステップと、応答と前記予期された応答の不一致に応じて、ユーザに問題を知らせるステップとを含む方法である記録媒体。
(13)前記ユニットは、ロジカル・パーティショニング実施ソフトウェア・ユニットのインターフェース・ルーチンである請求項12に記載の記録媒体。
(14)前記ユニットは、前記ユニットの呼び出しが生成されるパーティションと異なるパーティション内にある請求項12に記載の記録媒体。
(15)(12)に記載の記録媒体であって、前記インターフェース・ルーチンの呼び出しを生成するステップは、有効インターフェース・ルーチンと無効インターフェース・ルーチンのうちの1つをランダムに選択するステップと、選択されたインターフェース・ルーチンの呼び出しを生成するステップとを含む記録媒体。
(16)(15)に記載の記録媒体であって、前記ランダムに選択するステップは、擬似ランダムに選択するステップである記録媒体。
(17)(12)に記載の記録媒体であって、前記生成するステップは、有効インターフェース・ルーチンの引き数値と無効インターフェース・ルーチンの引き数値の1つをランダムに選択するステップと、有効インターフェース・ルーチンの引き数値の選択に応じて、有効インターフェース引き数値をランダムに生成するステップと、無効インターフェース・ルーチンの引き数値の選択に応じて、無効インターフェース引き数値をランダムに生成するステップと、生成されたインターフェース引き数値を使って前記インターフェース・ルーチンを呼び出すステップとを含む記録媒体。
(18)(17)に記載の記録媒体であって、前記ランダムに選択するステッ プは、擬似ランダムに選択するステップを含む記録媒体。
(19)(17)に記載の記録媒体であって、有効インターフェース引き数値をランダムに生成する前記ステップは、有効インターフェース引き数値を擬似ランダムに生成するステップを含む記録媒体。
(20)(17)に記載の記録媒体であって、無効インターフェース引き数値をランダムに生成する前記ステップは、無効インターフェース引き数値を擬似ランダムに生成するステップを含む記録媒体。
(21)ロジカル・パーティション・データ・システムにおいてロジカル・パーティショニングの実施をテストするための方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ可読記録媒体であって、前記方法は、ロジカル・パーティション・データ・システム内の1つ以上のユニットの呼び出しを繰り返し生成するステップと、前記1つ以上のユニットからの応答を受け取るステップと 、1つ以上の応答が予期された応答と一致しない場合に警告を生成するステップとを含む記録媒体。
(22)ロジカル・パーティション・データ・システムにおいてロジカル・パーティショニングの実施をテストするためのロジカル・パーティショニング・テスト・システムであって、ロジカル・パーティション・データ・システム内のユニットの呼び出しを生成する呼び出し生成ユニットと、ユニットからの応答を受け取るレシーバと、応答を予期された応答と比較する比較ユニットと、応答と前記予期された応答の不一致に応じて、ユーザに問題を知らせる通知ユニットとを含
(23)前記ユニットは、ロジカル・パーティショニング実施ソフトウェア・ユニットのインターフェース・ルーチンである請求項22に記載のシステム。
(24)前記ユニットは、前記ユニットの呼び出しが生成されるパーティションと異なるパーティション内にある請求項22に記載のシステム。
(25)前記ユニットは、ハードウエア装置である請求項22に記載のシステム。(26)ロジカル・パーティション・データ・システムにおいてロジカル・パーティショニングの実施をテストするためのロジカル・パーティショニング・テスト・システムであって、ロジカル・パーティション・データ・システム内の1つ以上のユニットの呼び出しを繰り返し生成する呼び出し生成ユニットと、1つ以上のユニットからの応答を受け取るレシーバと、1つ以上の応答が予期された応答と一致しない場合に警告を生成する警告生成ユニットとを含むシステム。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実装されるデータ処理システムを示すブロック図である
【図2】本発明が実装される代表的なロジカル・パーティション・プラットフォームを示すブロック図である。
【図3】本発明にしたがったLPARテスト・ユニットを示すブロック図である。
【図4】本発明にしたがった代表的なエクササイザを示すブロック図である。
【図5】本発明にしたがってLPARシステムにストレスをかけテストを行うためのプロセスの流れとプログラム機能を示す図である。
【符号の説明】
100 データ処理システム
200 ロジカル・パーティション・プラットフォーム
210 LPARファームウエア・プラットフォーム
222−228 LPARテスト・ユニット
230 区画化されたハードウエア
300 LPARテスト・ユニット
400 エクササイザ

Claims (10)

  1. 複数のユニットとロジカル・パーティショニング・テスト・システムとを含むロジカル・パーティション・データ・システムにおいてロジカル・パーティショニングの実施をテストする方法であって、
    前記テスト・システムが、ロジカル・パーティション・データ・システム内のユニットの呼び出しを生成するステップと、
    前記テスト・システムが、前記呼び出しを前記ユニットに送信し、前記ユニットからの応答を受け取るステップと、
    前記テスト・システムが、前記応答を予期された応答と比較するステップと、
    前記テスト・システムが、前記応答と前記予期された応答の不一致に応じて、ユーザに問題を知らせる通知を生成するステップと
    を含み、前記ユニットは、ロジカル・パーティショニング実施ソフトウェア・ユニットであり、前記呼び出しは、前記ロジカル・パーティショニング実施ソフトウェア・ユニットのインターフェース・ルーチンの呼び出しを生成するステップを含み、前記インタフェース・ルーチンの呼出しを生成するステップは、
    有効インターフェース・ルーチンと無効インターフェース・ルーチンの1つをランダムに選択するステップと、
    有効インターフェース・ルーチンの選択に応じて、有効インターフェース引き数値をランダムに生成するステップと、
    無効インターフェース・ルーチンの選択に応じて、無効インターフェース引き数値をランダムに生成するステップと、
    生成されたインターフェース引き数値を使って前記インターフェース・ルーチンを呼び出すステップとを含む、方法。
  2. 前記ユニットは、前記ユニットの呼び出しが生成されるパーティションと異なるパーティション内にある請求項1に記載の方法。
  3. 前記ユニットは、プロセッサ、メモリ、I/Oアダプタ、ストレージから選択されるハードウエア装置である請求項1に記載の方法。
  4. 請求項1に記載の方法であって、ランダムに選択するステップは、擬似ランダムに選択をするステップを含む方法。
  5. 請求項1に記載の方法であって、有効インターフェースの引き数値をランダムに生成するステップは、有効インターフェース引き数値を擬似ランダムに生成するステップを含む方法。
  6. 請求項1に記載の方法であって、無効インターフェースの引き数値をランダムに生成するステップは、無効インターフェース引き数値を擬似ランダムに生成するステップを含む方法。
  7. 請求項1〜6のロジカル・パーティション・データ・システムにおいてロジカル・パーティショニングの実施をテストするための方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録された記録媒体。
  8. ロジカル・パーティション・データ・システムにおいてロジカル・パーティショニングの実施をテストするためのロジカル・パーティショニング・テスト・システムであって、
    ロジカル・パーティション・データ・システム内のユニットの呼び出しを生成する呼び出し生成ユニットと、
    前記ユニットからの応答を受け取るレシーバと、
    前記応答を予期された応答と比較する比較ユニットと、
    前記応答と前記予期された応答の不一致に応じて、ユーザに問題を知らせる通知を生成する通知ユニットとを含み、前記ユニットは、ロジカル・パーティショニング実施ソフトウェア・ユニットであり、前記呼び出しは、前記ロジカル・パーティショニング実施ソフトウェア・ユニットのインターフェース・ルーチンの呼び出しであって、前記呼出しが、有効インターフェース・ルーチンと無効インターフェース・ルーチンの1つをランダムに選択し、有効インターフェース・ルーチンの選択に応じて、有効インターフェース引き数値をランダムに生成し、無効インターフェース・ルーチンの選択に応じて、無効インターフェース引き数値をランダムに生成し、生成されたインターフェース引き数値を使って前記インターフェース・ルーチンを呼び出すことにより実行される、システム。
  9. 前記ユニットは、前記ユニットの呼び出しが生成されるパーティションと異なるパーティション内にある請求項8に記載のシステム。
  10. 前記ユニットは、プロセッサ、メモリ、I/Oアダプタ、ストレージから選択されるハードウエア装置である請求項8に記載のシステム。
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