JP3942727B2

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Publication number: JP3942727B2
Application number: JP11297598A
Authority: JP
Inventors: 真徳大谷; 交成中村
Original assignee: Bando Chemical Industries Ltd
Current assignee: Bando Chemical Industries Ltd
Priority date: 1998-04-23
Filing date: 1998-04-23
Publication date: 2007-07-11
Anticipated expiration: 2018-04-23
Also published as: JPH11299323A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同じ速度で同じ向きに走行する相手側ベルトとの外面間に植物等の搬送物を挟持した状態で搬送するための搬送用ベルトを有する搬送装置に関し、特に、その搬送用ベルトの外面側のクッション体の早期破損を防止するための技術分野に属する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、この種の搬送用ベルトを用いた搬送装置として、例えば特公昭５９−２１２９９号や実開平３−１００２０８号の各公報等に示されるように、藺草や野菜等の植物を収穫する植物収穫機に搭載されて収穫作業の自動化を図るようにしたものが知られている。このものでは、互いに同じ断面構造の２本の搬送用ベルトを、部分的に相手側ベルトと平行になりかつ外面で接触する平行部が形成されるようにプーリに巻き掛け、この状態で両ベルトを互いに逆向きに同じ速度で走行させて、両ベルトの平行部の移動方向及び移動速度を同じとし、この平行部間に藺草等の植物（搬送物）を取り込んで挟持し、ベルトの走行により植物を地面から引き抜いて搬送するようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記搬送用ベルトは、内面がプーリに巻き掛けられるベルト本体と、このベルト本体の外面に接合され、外面が植物に接触するクッション体とを備えている。そして、通常、上記クッション体及びベルト本体の各ベルト幅方向側面はベルト厚さ方向と略平行の平面で構成されており、上記クッション体及びベルト本体の各ベルト幅方向側面同士は面一に形成されている。
【０００４】
しかし、この構造では、植物を両ベルトのクッション体外面間で挟持して引っ張ったとき、逆にクッション体が植物から引っ張られて変形し、そのベルト幅方向側面がベルト本体のベルト幅方向側面よりも突出することがある（図２の仮想線参照）。特に、クッション体が軟らかいスポンジであると、その変形による突出量が大きい。そして、このベルト本体から突出したクッション体が、搬送プーリ外周面のベルト幅方向両側に円周方向の全体又は部分的に突設したベルト外れ防止用ないし蛇行防止用のフランジ等に接触して損傷し易くなり、そのクッション体の損傷によりベルトの早期破損を招くという問題があった。
【０００５】
また、このため、上記搬送用プーリにおけるベルト外れ防止用ないし蛇行防止用のフランジの高さをベルト本体の厚さ以下に設定する必要があり、そのフランジによるベルト外れ防止効果や蛇行防止効果が良好に得られないという問題も生じる。
【０００６】
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的は、上記搬送用ベルトにおけるクッション体の構造を改良することにより、そのクッション体が植物等の搬送物からの力により変形しても、そのベルト幅方向側面がベルト本体の同側面からは突出しないようにし、よってクッション体のプーリにおけるフランジとの干渉による損傷を未然に防いでベルトの早期破損を防止することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明では、搬送用ベルトにおけるクッション体のベルト幅方向側面を、ベルト本体のそれよりもベルト幅方向中央側にずらせるか、ベルト幅方向中央側に傾斜する傾斜面に形成するようにした。
【０００８】
具体的には、請求項１の発明では、幅方向両端にフランジが突設された搬送プーリと、各々内面を該搬送プーリに巻き掛けられた１対の搬送用ベルトとを備え、該搬送用ベルトに、部分的に相手側ベルトと平行になりかつ外面で接触して同じ向きに同じ速度で走行する平行部が設けられ、この平行部間に植物等の搬送物を挟持した状態で搬送するための搬送装置が対象である。そして、上記搬送用ベルトは、内面が上記搬送プーリに巻き掛けられるベルト本体と、このベルト本体の外面に接合され、外面が搬送物に接触するクッション体とを備え、このクッション体のベルト幅方向側面の少なくとも一方に、ベルト本体の対応するベルト幅方向側面よりもベルト幅方向中央側にずれかつクッション体が上記搬送物からの力を受けてベルト幅方向に変形したときに上記ベルト幅方向側面がベルト本体から突出して上記搬送プーリのフランジに接触しないようにするためのずれが設けられている構成とする。
【０００９】
上記の構成により、搬送用ベルトのクッション体のベルト幅方向側面に、ベルト本体の対応する同側面よりもベルト幅方向中央側にずれたずれが設けられているので、植物等の搬送物からの力の作用によりクッション体がベルト幅方向に変形したとしても、そのベルト幅方向側面がベルト本体から突出することはなく、そのクッション体が搬送プーリの幅方向両端のフランジと干渉して損傷するのを防ぐことができ、ベルトの早期破損を防止することができる。このため、上記搬送プーリにおけるベルト外れ防止用ないし蛇行防止用のフランジの高さをベルト本体の厚さよりも大に設定でき、そのフランジによるベルト外れ防止効果や蛇行防止効果が良好に得られる。
【００１０】
請求項２の発明では、上記搬送用ベルトにおけるクッション体のベルト幅方向側面とベルト本体のベルト幅方向側面とのずれ量を０．５〜５ｍｍとする。こうすれば、クッション体及びベルト本体の各ベルト幅方向側面間のずれ量の望ましい範囲が得られる。すなわち、上記ずれ量が０．５ｍｍ未満であると、上記クッション体の干渉に起因する損傷を防止する効果が不十分になる一方、５ｍｍを越えると、クッション体による搬送物の挟持搬送効果が良好に得られなくなるので、０．５〜５ｍｍの範囲が望ましい。
【００１１】
請求項３の発明では、上記請求項１の発明と同様に、幅方向両端にフランジが突設された搬送プーリと、各々内面を該搬送プーリに巻き掛けられた１対の搬送用ベルトとを備え、該搬送用ベルトに、部分的に相手側ベルトと平行になりかつ外面で接触して同じ向きに同じ速度で走行する平行部が設けられ、該平行部間に搬送物を挟持した状態で地面から引き抜いて搬送するための搬送装置が対象である。そして、上記搬送用ベルトは、内面が上記搬送プーリに巻き掛けられるベルト本体と、このベルト本体の外面に接合され、外面が搬送物に接触するクッション体とを備え、このクッション体のベルト幅方向側面の少なくとも一方が、ベルト外側に向かってベルト幅方向中央側に向かうように傾斜しかつクッション体が上記搬送物からの力を受けてベルト幅方向に変形したときに上記ベルト幅方向側面がベルト本体から突出して上記搬送プーリのフランジに接触しないようにするための傾斜面で構成されているものとする。
【００１２】
この発明でも、搬送物からの力によりクッション体が変形したとしても、その傾斜面からなるベルト幅方向側面がベルト本体から突出することはなく、ベルトの早期破損を防止するとともに、搬送プーリにおけるフランジの高さを高くしてベルト外れ防止効果や蛇行防止効果が良好に得られる。
【００１３】
請求項４の発明では、上記請求項３の搬送装置の搬送用ベルトにおけるクッション体のベルト幅方向側面の少なくとも一方がベルト本体の対応するベルト幅方向側面よりもベルト幅方向中央側にずれている構成とする。このことで、クッション体のベルト幅方向側面がベルト本体からさらに突出し難くなり、ベルトの早期破損防止効果、及び搬送プーリのフランジによるベルト外れ防止効果や蛇行防止効果をより一層有効に得ることができる。
【００１４】
請求項５の発明では、上記請求項３又は４の搬送装置の搬送用ベルトのように、クッション体のベルト幅方向側面を傾斜させるに当たり、そのクッション体のベルト幅方向側面のベルト厚さ方向との傾斜角を１０〜３０°とする。こうすれば、クッション体のベルト幅方向側面の傾斜角の望ましい範囲が得られる。すなわち、傾斜角が１０°よりも小さいと、クッション体の変形によるベルト本体からの突出抑制効果が小さい一方、３０°を越えると、クッション体の挟持による搬送物の挟持搬送効果が不足することから、上記傾斜角は１０〜３０°とされている。
【００１５】
請求項６の発明では、上記請求項１の搬送装置において、その搬送用ベルトのクッション体のベルト幅方向側面の少なくとも一方におけるベルト本体との接合側部に、ベルト本体に近付くに連れてベルト幅方向外側に向かうように湾曲する断面円弧状の円弧面が形成されている構成とする。
【００１６】
この構成により、両ベルトの平行部にあるクッション体間で搬送物を挟んで搬送する際、その各ベルトのクッション体がベルト幅方向に変形しても、そのベルト幅方向側面のベルト本体との接合部側への応力集中を防いで、クッション体をベルト本体から剥離し難くでき、この剥離に伴うクッション体の大きな変形を抑えて、ベルトの搬送物挟持能力を大に維持し、かつクッション体の破損を防止することができる。
【００１７】
請求項７の発明では、上記搬送用ベルトのクッション体を発泡スポンジで構成する。こうすると、クッション体の望ましい具体例が得られる。
【００１８】
請求項８の発明では、上記請求項７の搬送装置において、その搬送用ベルトのクッション体とベルト本体とは、スポンジを未加硫状態のベルト本体に一体加硫して接合されている構造とする。このことで、加硫時の熱によりスポンジ自体が若干劣化するものの、加硫によってスポンジ表面が少し潰されて表面のゴム層が厚くなり、表面傷等に対する対摩耗性が向上するとともに、スポンジの接着性も安定する。しかも、その接着部が外部から判別できなくなってベルトの外観性を高めることもできる。
【００１９】
請求項９の発明では、上記請求項７又は８の搬送装置の搬送用ベルトにおけるクッション体の外面に表皮層を設ける。このことで、スポンジからなるクッション体外面の対摩耗性を向上させることができる。
【００２０】
【発明の実施の形態】
（実施形態１）
図３は本発明の実施形態１に係る搬送装置Ａを上方から見た状態で概略的に示す。この搬送装置Ａは、図２に示すように、地面に植えられている例えば人参、大根、牛蒡、芋類等の植物Ｐ（搬送物）を引き抜いて自動的に収穫するための植物収穫機（全体は図示しない）に装備されていて、植物Ｐの地表上にある茎部Ｐ１を、走行する２本のベルト１，２間に挟持して引っ張ることで、その植物Ｐを引き抜くようにしている。
【００２１】
上記搬送装置Ａは、略上下方向の軸心を持つ第１〜第３の３つの左側搬送プーリ１１，１１，…間に巻き掛けられた左側搬送用ベルト１（図３で左側のもの）と、上記左側搬送プーリ１１，１１，…よりも右側に位置して略上下方向の軸心を持つ第１〜第４の４つの右側搬送プーリ１２，１２，…間に巻き掛けられた右側搬送用ベルト２（図３で右側のもの）とを有し、この各ベルト１，２は対応する搬送プーリ１１，１２に内面を巻き掛けられて互いに逆向きに、つまり左側ベルト１にあっては図３で時計回り方向に、また右側ベルト２にあっては同反時計回り方向にそれぞれ同じ速度で回行する。
【００２２】
また、上記３つの左側搬送プーリ１１，１１，…のうち前端（図３で上端）及び左端に位置する第１及び第３の２つの左側搬送プーリ１１，１１間には左側ガイドプーリ１６が、また４つの右側搬送プーリ１２，１２，…のうち前端及び右端に位置する第１及び第４の右側搬送プーリ１２，１２間には右側ガイドプーリ１７がそれぞれ配置されており、この各ガイドプーリ１６，１７は各ベルト１，２をその外面（搬送面）に当接して案内するようになっている。
【００２３】
上記左側搬送プーリ１１，１１，…のうち右側に配置されている第１及び第２の２つの左側搬送プーリ１１，１１の右側外周縁間を通る平面と、右側搬送プーリ１２，１２，…のうち左側に配置されている第１及び第２の２つの右側搬送プーリ１２，１２の左側外周縁を通る平面とは互いに近接して平行になるように配置設定されている。また、上記第１及び第２の左側搬送プーリ１１，１１間の前後距離は第１及び第２の右側搬送プーリ１２，１２間の前後距離よりも大とされている。さらに、上記第１の左側搬送プーリ１１と第１の右側搬送プーリ１２とは左右に対応して配置されている。そして、上記１対の搬送用ベルト１，２には、上記第１及び第２の左側搬送プーリ１１，１１と第１及び第２の右側搬送プーリ１２，１２との間に位置する部分に、部分的に相手側ベルト２，１と平行になりかつ外面で相手側ベルト２，１に接触して同じ方向及び同じ速度で走行する平行部１ａ，２ａが設けられており、この両ベルト１，２の平行部１ａ，２ａ間に第１の左側搬送プーリ１１と第１の右側搬送プーリ１２との間の位置から植物Ｐの茎部Ｐ１を取り込んで挟み込み、その挟持状態でベルト１，２の同期回行により後側に搬送することにより、植物Ｐを引っ張って地中から抜き取るようになっている。
【００２４】
上記各搬送プーリ１１，１２はプーリ径が異なる以外は同じ構造であり、図４に示す如く、外周面におけるプーリ幅方向中央（上下方向中央）には所定深さの断面略Ｖ字状の案内溝１３がプーリ全周に亘り連続して形成され、また、プーリ幅方向両端には所定高さの上下１対のベルト外れ防止用ないし蛇行防止用のフランジ１４，１４がプーリ周方向に部分的に（全周でもよい）突設されている。また、各ガイドプーリ１６，１７も同じ構造で、図５に示すように、外周面におけるプーリ幅方向両端には所定高さの上下１対のベルト外れ防止用ないし蛇行防止用のフランジ１８，１８が突設されている。上記各搬送プーリ１１，１２のフランジ１４，１４間の寸法と各ガイドプーリ１６，１７のフランジ１８，１８間の寸法とは互いに同じでベルト１，２（詳しくは後述するベルト本体３）の幅寸法に設定されている。
【００２５】
上記左側及び右側の搬送用ベルト１，２はベルト長さが異なる以外はいずれも同じ構造のもので、図１に拡大詳示するように、内面が各搬送プーリ１１，１２に巻き掛けられる平ベルト状のベルト本体３と、このベルト本体３の外面にベルト幅方向中央を一致せしめて接合され、外面が植物Ｐ（搬送物）の茎部Ｐ１に接触するクッション体５と、ベルト本体３の内面に接合された外被６とを備えている。上記ベルト本体３は例えばＣＲゴム（クロロプレンゴム）からなるもので、その幅は上記各搬送プーリ１１，１２のフランジ１４，１４間及び各ガイドプーリ１６，１７のフランジ１８，１８間の各寸法と同じである。このベルト本体３の内部にはナイロンやＰＥＴ等からなる複数層（例えば２〜３層）のスダレ層７が形成されている。また、ベルト本体３内面のベルト幅方向中央にはベルト１，２の長さ方向全体に亘りベルト長さ方向に延びるＮＲゴム（天然ゴム）からなる断面略Ｖ字状の突条４が一体に形成されており、この突条４を上記各搬送プーリ１１，１２外周の案内溝１３に嵌合した状態で各搬送用ベルト１，２が搬送プーリ１１，１２の回りを走行するようになっている。
【００２６】
一方、上記クッション体５は気泡（単泡又は連泡）を有する断面略矩形状の発泡スポンジからなり、その外面の角部は円弧面とされている。クッション体５は、例えばＳＲＩＳＯ０１０１に準拠するスポンジ用硬度計で１３〜５０°の硬度を有するものが用いられ、植物Ｐの搬送時に相手側ベルト２，１のクッション体５外面に隙間なく接触して、両クッション体５，５間に植物Ｐの茎部Ｐ１を傷付けないように挟持する。また、上記クッション体５とベルト本体３とは、スポンジを未加硫状態のベルト本体３に一体加硫して接合されている。
【００２７】
上記ベルト本体３のベルト幅方向の両側面３ａ，３ｂ及びクッション体５のベルト幅方向の両側面５ａ，５ｂはいずれもベルト厚さ方向と平行の平面、つまりベルト１，２の内外面と略直交する平面で構成されている。そして、ベルト１，２が植物Ｐ（搬送物）を挟持していない状態で、クッション体５のベルト幅Ｌ２がベルト本体３のベルト幅Ｌ１よりも小さくされており（Ｌ２＜Ｌ１）、このことで上記クッション体５のベルト幅方向両側面５ａ，５ｂがそれぞれベルト本体３の対応するベルト幅方向両側面３ａ，３ｂよりもベルト幅方向中央側にずれていて、このクッション体５のベルト幅方向側面５ａ，５ｂとベルト本体３のベルト幅方向側面３ａ，３ｂとのずれ量ｔはｔ＝０．５〜５ｍｍとされている。すなわち、上記ずれ量ｔが０．５ｍｍ未満であると、後述するクッション体５の損傷防止効果が不十分になる一方、５ｍｍを越えると、クッション体５による植物Ｐの引抜き効果が良好に得られなくなるので、ｔ＝０．５〜５ｍｍの範囲に設定されている。
【００２８】
したがって、この実施形態においては、植物収穫機による植物Ｐの収穫時、その搬送装置Ａの左側搬送用ベルト１が左側搬送プーリ１１，１１，…間で、また右側搬送用ベルト２が右側搬送プーリ１２，１２，…間でそれぞれ各々の外面をガイドプーリ１６，１７で案内されながら回行し、両ベルト１，２の平行部１ａ，２ａでは、相手側ベルト２，１と同じ方向及び同じ速度で後ろ向きに走行する。そして、図２に示すように、この両ベルト１，２の平行部１ａ，２ａにおけるクッション体５，５間に第１の左側搬送プーリ１１と第１の右側搬送プーリ１２との間の位置から植物Ｐの茎部Ｐ１が挟み込まれて搬送され、このことで植物Ｐが上側後ろ向きに引っ張られて地中から抜き抜かれる。
【００２９】
その場合、上記植物Ｐの茎部Ｐ１を左右ベルト１，２のクッション体５，５間で挟んで引っ張るときの植物Ｐからの抵抗により各クッション体５がベルト幅方向下側に変形する。しかし、この実施形態では、上記各クッション体５のベルト幅方向両側面５ａ，５ｂがベルト本体３の同側面３ａ，３ｂよりもベルト幅方向中央側にずれているので、上記のようにクッション体５がベルト幅方向下側に変形したとしても、そのベルト幅方向下側面５ａがベルト本体３の同下側面３ａを越えて下方に突出することはない（尚、図２の仮想線は、クッション体のベルト幅方向側面をベルト本体の同側面と面一にした従来例を示している）。このため、上記変形したクッション体５が搬送プーリ１１，１２におけるベルト外れ防止用ないし蛇行防止用の上下フランジ１４，１４やベルト１，２周りの部材（例えば搬送装置Ａのケース等）と干渉して損傷しなくなり、このことによってベルト１，２の早期破損を防止することができる。
【００３０】
また、クッション体５のベルト幅方向側面５ａ，５ｂがベルト本体３の同側面３ａ，３ｂよりもベルト幅方向外側に突出しないので、上記搬送プーリ１１，１２の上下フランジ１４，１４の高さをベルト本体３の厚さよりも高く設定してもよい。その結果、搬送プーリ１１，１２のフランジ１４，１４によるベルト外れ防止効果ないし蛇行防止効果を良好に得ることができる。
【００３１】
さらに、図５に示す如く、各ベルト１，２が外面をそれぞれガイドプーリ１６，１７に案内されて通るときにも、各ベルト１，２のクッション体５がガイドプーリ１６，１７から圧縮されて変形する。しかし、このようにガイドプーリ１６，１７から押圧されてクッション体５が変形しても、上記と同様の理由により、そのクッション体５のベルト幅方向側面５ａ，５ｂがベルト本体３の同側面３ａ，３ｂの位置から飛び出してガイドプーリ１６，１７におけるベルト外れ防止用ないし蛇行防止用の上下フランジ１８，１８に接触することはない。
【００３２】
特に、上記搬送用ベルト１，２におけるクッション体５のベルト幅方向側面５ａ（又は５ｂ）とベルト本体３のベルト幅方向側面３ａ（又は３ｂ）とのずれ量ｔがｔ＝０．５〜５ｍｍであるので、そのずれ量ｔの望ましい範囲が得られる。
【００３３】
また、上記各搬送用ベルト１，２のクッション体５が発泡スポンジからなり、そのクッション体５とベルト本体３とは、スポンジを未加硫状態のベルト本体３に一体加硫して接合されているので、加硫時の熱によりスポンジ自体が若干劣化するものの、加硫によってスポンジ表面が少し潰されて表面のゴム層が厚くなり、クッション体５の表面傷等に対する対摩耗性が向上するとともに、スポンジの接着性も安定し、その接着部が外部から判別できなくなってベルト１，２の外観性を高めることができる。
【００３４】
（実施形態２）
図６及び図７は本発明の実施形態２を示す（尚、以下の各実施形態では、図１〜図５と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する）。
【００３５】
すなわち、この実施形態では、上記実施形態１の構成において、各搬送用ベルト１，２のクッション体５外面が段差状に形成されており（相手側ベルト２のクッション体５外面も同じ形状である）、両ベルト１，２のクッション体５，５外面同士の接触部を段差形状にして、両クッション体５，５間に挟持される植物Ｐの抜き抵抗を大にし、植物Ｐを引き抜き易くしている。
【００３６】
また、各搬送用ベルト１，２のクッション体５の両ベルト幅方向側面５ａ，５ｂにおいて、そのベルト本体３との接合側部に、ベルト本体３に近付くに連れてベルト幅方向外側に向かうように湾曲する断面円弧状の円弧面８が形成されている。この円弧面８の曲率半径Ｒは、例えばＲ＝１〜８ｍｍの範囲が好ましい。
【００３７】
この実施形態によると、両ベルト１，２の平行部１ａ，２ａにあるクッション体５，５間で植物Ｐを挟んで引っ張り、その各ベルト１，２のクッション体５がベルト幅方向下側に変形したとき、そのベルト幅方向側面５ａ，５ｂのベルト本体３との接合部側への応力集中を防ぐことができる。このため、クッション体５をベルト本体３から剥離し難くできるとともに、この剥離に伴うクッション体５の大きな変形をも抑えることができ、ベルト１，２の搬送物挟持能力を大に維持し、かつクッション体５の破損を防止することができる。
【００３８】
（実施形態３）
図８は実施形態３を示し、上記実施形態２の構成（図６及び図７参照）において、各ベルト１，２のクッション体５外面に表皮層９を設けたものである。この表皮層９は、例えばクッション体５の外面に一体接合されたネオプレン等の軟質ゴムシート等からなるもので、そのゴムシートの硬さは、ＪＩＳ−Ａ型硬度計で２０〜９０°の範囲にあるものが用途別に選択されて使用される。また、ゴムシートの厚さは５ｍｍ以下がよく、厚みがあって異形の植物Ｐを搬送するためには１ｍｍ以下が望ましい。そして、表皮層９は、上記ゴムシート等でクッション体５外面を覆って加硫することで、クッション体５の外面に一体化されている。尚、ゴム糊をクッション体５外面にコーティングして加硫することで、表皮層９を設けることもできる。
【００３９】
この実施形態によると、クッション体５外面の対摩耗性を向上させることができる利点がある。
【００４０】
（実施形態４）
図９は実施形態４を示し、上記実施形態１ではベルト１，２におけるクッション体５のベルト幅方向両側面５ａ，５ｂをベルト本体３の同側面３ａ，３ｂからずらしているのに対し、このクッション体５のベルト幅方向両側面５ａ，５ｂを傾斜面としたものである。
【００４１】
すなわち、この実施形態では、各ベルト１，２のクッション体５外面がウェーブ状に湾曲形成されていて（相手側ベルト２，１のクッション体５外面も同じ形状である）、両クッション体５，５間に挟持される植物Ｐの抜き抵抗を大にしている。
【００４２】
また、各ベルト１，２におけるベルト本体３のベルト幅方向両側面３ａ，３ｂは、上記実施形態１と同様にベルト厚さ方向と略平行の平面で構成されているが、クッション体５のベルト幅方向両側面５ａ，５ｂは、植物Ｐを挟持していない状態でベルト１，２の外側に向かってベルト幅方向中央側に向かうように傾斜する傾斜面で構成されている。このクッション体５のベルト幅方向側面５ａ，５ｂ（傾斜面）のベルト厚さ方向の平面に対する傾斜角θはθ＝１０〜３０°が望ましい。すなわち、傾斜角θがθ＜１０°であると、クッション体５の変形によるベルト本体３からの突出を抑える効果が小さくなる一方、θ＞３０°であると、クッション体５の挟持による植物Ｐの引抜き効果が不足して植物Ｐを良好に引き抜くことができなくなることから、クッション体５のベルト幅方向側面５ａ，５ｂの傾斜角θはθ＝１０〜３０°とされている。
【００４３】
したがって、この実施形態においても、両ベルト１，２の平行部１ａ，２ａ間に植物Ｐを挟持して上側に引き抜く際、その植物Ｐからの力により各ベルト１，２のクッション体５が下側に変形したとしても、その傾斜面からなるベルト幅方向下側面５ａがベルト本体３から下方に突出することはない。よって、上記実施形態１と同様に、ベルト１，２の早期破損を防止できるとともに、搬送プーリ１１，１２におけるフランジ１４の高さを高くしてベルト外れ防止効果ないし蛇行防止効果が良好に得られる。
【００４４】
尚、この実施形態４において、上記実施形態１と同様に、各ベルト１，２におけるクッション体５のベルト幅方向側面５ａ，５ｂをベルト本体３の対応するベルト幅方向側面３ａ，３ｂよりもベルト幅方向中央側にずらしてもよい。こうすると、クッション体５が変形してもそのベルト幅方向側面５ａ，５ｂがベルト本体３からさらに突出し難くなり、ベルト１，２の早期破損防止効果、及び各搬送プーリ１１，１２におけるフランジ１４によるベルト外れ防止効果や蛇行防止効果がさらに一層有効に得られる。
【００４５】
（実施形態５）
図１０は実施形態５を示し、上記実施形態４の構成（図９参照）において、ベルト１，２のクッション体５外面に表皮層９を設けたものであり、この実施形態においても、クッション体５外面の対摩耗性を向上させることができる利点がある。
【００４６】
尚、上記実施形態１〜３では、ベルト１，２におけるクッション体５のベルト幅方向の両側面５ａ，５ｂをベルト本体３の同側面３ａ，３ｂよりもベルト幅方向中央側にずらしているが、いずれか一方の側面５ａ（又は５ｂ）のみをずらすようにしてもよい。すなわち、例えば上記したように植物Ｐの茎部Ｐ１をベルト１，２間で挟んで上側に引っ張る際に、その植物Ｐからの反力によってクッション体５が引っ張られて下側に変形したときのベルト幅方向下側の側面５ａのみを上側、つまりベルト幅方向中央側にずらせばよく、逆側の上側面５ｂはベルト本体３の側面３ｂから突出する虞れがないので、必ずしもずらすことは不要である。
【００４７】
また、上記各実施形態では、ベルト１，２のクッション体５を発泡スポンジで構成しているが、スポンジ以外に例えばソリッドのゴム等の材料を用いることもできる。
【００４８】
さらに、上記各実施形態は、植物Ｐを引き抜く植物収穫機に装備された搬送装置Ａについて説明しているが、本発明はその他の用途の搬送装置に対しても適用することができる。
【００４９】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１の発明では、幅方向両端にフランジが突設された搬送プーリに内面で巻き掛けられる１対の搬送用ベルトに、部分的に相手側ベルトと平行になりかつ外面で接触して同じ方向に同じ速度で走行する平行部を設け、この平行部間に植物等の搬送物を挟持した状態で搬送する搬送装置において、その搬送用ベルトを、内面が搬送プーリに巻き掛けられるベルト本体と、このベルト本体の外面に接合され、外面が搬送物に接触するクッション体とを備えたものとし、搬送物を挟持していない状態におけるクッション体のベルト幅方向側面の少なくとも一方に、ベルト本体のベルト幅方向側面よりもベルト幅方向中央側にずれかつクッション体が搬送物からの力を受けてベルト幅方向に変形したときにベルト幅方向側面がベルト本体から突出して搬送プーリのフランジに接触しないようにするためのずれを設けた。また、請求項３の発明では、搬送物を挟持していない状態で、上記搬送用ベルトにおけるクッション体のベルト幅方向側面の少なくとも一方を、ベルト外側に向かってベルト幅方向中央側に向かうように傾斜しかつクッション体が上記搬送物からの力を受けてベルト幅方向に変形したときにベルト幅方向側面がベルト本体から突出して上記搬送プーリのフランジに接触しないようにするための傾斜面で構成した。さらに、請求項４の発明では、上記請求項３の搬送装置における搬送用ベルトのクッション体のベルト幅方向側面の少なくとも一方をベルト本体のベルト幅方向側面よりもベルト幅方向中央側にずらした。従って、これらの発明によると、搬送物からの力によりベルト幅方向に変形したクッション体のベルト幅方向側面のベルト本体からの突出によるクッション体の損傷を防いで、ベルトの早期破損の防止を図ることができるとともに、搬送プーリにおけるフランジの高さを高く設定して、そのフランジによるベルト外れ防止効果や蛇行防止効果の良好な維持を図ることができる。
【００５０】
請求項２の発明によると、上記搬送用ベルトのクッション体のベルト幅方向側面とベルト本体のベルト幅方向側面とのずれ量を０．５〜５ｍｍに設定したことにより、クッション体及びベルト本体の各ベルト幅方向側面間のずれ量の好適化を図ることができる。
【００５１】
請求項５の発明によれば、上記請求項３又は４の搬送装置において、搬送用ベルトのクッション体のベルト幅方向側面を傾斜させるに当たり、そのクッション体のベルト幅方向側面の傾斜角を１０〜３０°としたことにより、クッション体のベルト幅方向側面の傾斜角の好適範囲が得られる。
【００５２】
請求項６の発明によると、上記請求項１の搬送装置の搬送用ベルトにおけるクッション体のベルト幅方向側面の少なくとも一方におけるベルト本体との接合側部に、ベルト本体に近付くに連れてベルト幅方向外側に向かうように湾曲する断面円弧状の円弧面を設けたことにより、搬送物の搬送時にベルト幅方向に変形したクッション体をベルト本体から剥離し難くし、クッション体の大きな変形を抑えてベルトの搬送物挟持能力の増大維持及びクッション体の破損によるベルトの早期破損防止を図ることができる。
【００５３】
請求項７の発明によると、ベルトのクッション体を発泡スポンジで構成したことにより、クッション体の望ましい具体例が得られる。
【００５４】
請求項８の発明によると、上記搬送用ベルトのスポンジからなるクッション体とベルト本体とを、スポンジを未加硫状態のベルト本体に一体加硫することで接合したことにより、加硫によりスポンジ表面のゴム層を厚くして表面傷等に対する対摩耗性の向上を図るとともに、スポンジ接着性の安定維持及びベルトの外観性の向上を図ることができる。
【００５５】
請求項９の発明によると、上記搬送用ベルトのクッション体の外面に表皮層を設けたことにより、クッション体外面の対摩耗性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態１に係る搬送用ベルトの断面図である。
【図２】搬送用ベルトにより野菜を挟んで地面から引き抜く状態を示す断面図である。
【図３】植物収穫機における搬送装置を示す平面図である。
【図４】ベルトが搬送プーリに巻き掛けられた状態を示す断面図である。
【図５】ベルトがガイドプーリに巻き掛けられた状態を示す断面図である。
【図６】本発明の実施形態２を示す図１相当図である。
【図７】実施形態２におけるベルトの要部を拡大して示す断面図である。
【図８】本発明の実施形態３を示す図１相当図である。
【図９】本発明の実施形態４を示す図１相当図である。
【図１０】本発明の実施形態５を示す図１相当図である。
【符号の説明】
Ａ搬送装置
１，２搬送用ベルト
１ａ，２ａ平行部
３ベルト本体
３ａ，３ｂベルト幅方向側面
５クッション体
５ａ，５ｂベルト幅方向側面
８円弧面
９表皮層
１１，１２搬送プーリ
１４フランジ
１６，１７ガイドプーリ
１８フランジ
Ｐ植物（搬送物）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a transport belt for transporting a transported object such as a plant between the outer surfaces of a mating belt that travels in the same direction at the same speed. Conveying device having In particular, its Of conveyor belt The present invention belongs to a technical field for preventing early breakage of a cushion body on the outer surface side.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a transport device using this type of transport belt, as shown in, for example, Japanese Patent Publication Nos. 59-21299 and 3-100208, plants for harvesting plants such as camellia and vegetables A device that is mounted on a harvesting machine to automate the harvesting work is known. In this case, two conveyor belts having the same cross-sectional structure are wound around a pulley so as to form a parallel portion that is partially parallel to the counterpart belt and in contact with the outer surface. Are moved in the opposite directions at the same speed, the movement direction and the movement speed of the parallel parts of both belts are the same, and plants (conveyed objects) such as grass are taken in between the parallel parts, The plant is pulled out from the ground and transported.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the said conveyance belt is equipped with the belt main body by which an inner surface is wound around a pulley, and the cushion body which is joined to the outer surface of this belt main body, and an outer surface contacts a plant. In general, the belt width direction side surfaces of the cushion body and the belt body are configured by a plane substantially parallel to the belt thickness direction, and the belt width direction side surfaces of the cushion body and the belt body are formed flush with each other. Has been.
[0004]
However, in this structure, when the plant is sandwiched and pulled between the cushion body outer surfaces of both belts, the cushion body is pulled and deformed from the plant, and the side surface in the belt width direction of the belt body is more than the side surface in the belt width direction of the belt body. May also protrude (see phantom lines in FIG. 2). In particular, when the cushion body is a soft sponge, the amount of protrusion due to the deformation is large. The cushion body protruding from the belt body comes into contact with the outer circumferential surface of the conveyor pulley in the belt width direction and is damaged by contact with the flange for preventing belt detachment or meandering, which protrudes entirely or partially in the circumferential direction. There is a problem that the belt is prematurely damaged due to damage to the cushion body.
[0005]
For this reason, it is necessary to set the height of the flange for preventing belt detachment or meandering in the conveying pulley to be equal to or less than the thickness of the belt body, and the effect of preventing belt detachment and meandering prevention by the flange is good. There is also a problem that it cannot be obtained.
[0006]
The present invention has been made in view of the above points, and its object is to improve the structure of the cushion body in the transport belt, so that the cushion body is deformed by a force from a transported object such as a plant. However, the belt width direction side surface is prevented from projecting from the same side surface of the belt main body, thereby preventing damage due to interference with the flange in the pulley of the cushion body and preventing the belt from being prematurely damaged.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the present invention, the side surface in the belt width direction of the cushion body in the transport belt is shifted to the center side in the belt width direction than that of the belt body, or inclined toward the center side in the belt width direction. It was formed on an inclined surface.
[0008]
Specifically, the invention according to claim 1 includes a transport pulley having flanges projecting at both ends in the width direction, and a pair of transport belts each having an inner surface wound around the transport pulley. The belt is provided with a parallel portion that is partially parallel to the other belt and that is in contact with the outer surface and travels in the same direction at the same speed, and transports a transported object such as a plant between the parallel portions. for The transfer device is the target. And the conveyor belt is A belt body having an inner surface wound around the transport pulley, and a cushion body joined to the outer surface of the belt body, the outer surface contacting a transported object, and at least one of side surfaces in the belt width direction of the cushion body In addition, Deviation from the corresponding side of the belt body in the belt width direction toward the center in the belt width direction Further, when the cushion body is deformed in the belt width direction by receiving the force from the conveyed product, a deviation is provided so that the side surface in the belt width direction protrudes from the belt body and does not contact the flange of the conveyance pulley. The configuration is as follows.
[0009]
With the above configuration, Of conveyor belt Side surface of cushion body in the belt width direction In addition, Deviation from the corresponding side of the belt body toward the center in the belt width direction There is a gap Therefore, even if the cushion body is deformed in the belt width direction due to the action of a force from a transported object such as a plant, the side surface in the belt width direction does not protrude from the belt body, and the cushion body is the width of the transport pulley. Interference with the flanges at both ends in the direction can be prevented and damage can be prevented, and early breakage of the belt can be prevented. For this reason, the height of the flange for preventing belt detachment or meandering prevention in the conveying pulley can be set larger than the thickness of the belt body, and the belt detachment preventing effect and the meandering preventing effect by the flange can be obtained satisfactorily.
[0010]
In the invention of claim 2, the amount of deviation between the belt width direction side surface of the cushion body and the belt width direction side surface of the belt body in the conveying belt is set to 0.5 to 5 mm. In this way, a desirable range of the amount of deviation between the side surfaces of the cushion body and the belt body in the belt width direction can be obtained. That is, if the amount of deviation is less than 0.5 mm, the effect of preventing damage due to the interference of the cushion body becomes insufficient. On the other hand, if the amount exceeds 5 mm, the holding and conveying effect of the conveyed object by the cushion body is good. Therefore, the range of 0.5 to 5 mm is desirable.
[0011]
In the third aspect of the invention, similar to the first aspect of the invention, a conveying pulley having flanges protruding at both ends in the width direction, and a pair of conveying belts each having its inner surface wound around the conveying pulley. The transport belt is provided with a parallel portion that is partially parallel to the other belt and that contacts the outer surface and travels in the same direction at the same speed, with the transported object sandwiched between the parallel portions. For transporting by pulling from the ground The transfer device is the target. And the conveyor belt is A belt body whose inner surface is wound around the conveyor pulley, and a cushion body joined to the outer surface of the belt body, the outer surface being in contact with the conveyed object, and at least one of the side surfaces in the belt width direction of the cushion body is a belt Inclined to the outside toward the center in the belt width direction And when the cushion body receives the force from the conveyed product and deforms in the belt width direction, the side surface in the belt width direction protrudes from the belt body and does not contact the flange of the conveying pulley. It is assumed that it is composed of an inclined surface.
[0012]
Even in this invention, even if the cushion body is deformed by the force from the conveyed product, the side surface in the belt width direction formed by the inclined surface does not protrude from the belt main body, and the belt is prevented from being damaged early and the flange in the conveying pulley. By increasing the height of the belt, a belt detachment preventing effect and a meandering preventing effect can be obtained well.
[0013]
In the invention of claim 4 of the above-mentioned claim 3, Transport device At least one of the side surfaces in the belt width direction of the cushion body in the transport belt is configured to be shifted to the center side in the belt width direction from the corresponding side surface in the belt width direction of the belt body. As a result, the side surface in the belt width direction of the cushion body becomes more difficult to protrude from the belt body, and the effect of preventing the early breakage of the belt and the effect of preventing belt detachment or meandering by the flange of the conveying pulley can be obtained more effectively. .
[0014]
In the invention of claim 5, the invention of claim 3 or 4 Transport device When the side surface of the cushion body in the belt width direction is inclined as in the case of the conveyor belt, the inclination angle of the side surface of the cushion body in the belt width direction is 10 to 30 °. In this way, a desirable range of the inclination angle of the side surface in the belt width direction of the cushion body can be obtained. That is, if the inclination angle is smaller than 10 °, the effect of suppressing the protrusion from the belt body due to the deformation of the cushion body is small, whereas if it exceeds 30 °, the sandwiching and conveying effect of the conveyed product due to the sandwiching of the cushion body is insufficient. The inclination angle is 10 to 30 °.
[0015]
In the invention of claim 6 of the above-mentioned claim 1, Transport device In that Of conveyor belt A configuration in which at least one side surface of the cushion body in the belt width direction is formed with an arc surface having an arcuate cross section that curves toward the outside in the belt width direction as it approaches the belt body. To do.
[0016]
With this configuration, when the transported object is sandwiched and transported between the cushion bodies in the parallel part of both belts, even if the cushion body of each belt is deformed in the belt width direction, the belt body on the side surface in the belt width direction Prevents stress concentration on the joint side and makes it difficult to peel the cushion body from the belt body, suppresses large deformation of the cushion body due to this peeling, maintains the belt's conveyance object clamping ability, and keeps the cushion body Can be prevented from being damaged.
[0017]
According to a seventh aspect of the present invention, the cushion body of the conveying belt is made of foamed sponge. In this way, a desirable specific example of the cushion body can be obtained.
[0018]
In the invention of claim 8, the invention of claim 7 is applied. Transport device In Of the conveyor belt The cushion body and the belt main body have a structure in which a sponge is integrally vulcanized and joined to an unvulcanized belt main body. As a result, although the sponge itself is slightly deteriorated by heat during vulcanization, the surface of the sponge is slightly crushed by vulcanization, and the rubber layer on the surface is thickened. Adhesion is also stable. In addition, the adhesive portion cannot be distinguished from the outside, and the appearance of the belt can be improved.
[0019]
In the invention of claim 9, the invention of claim 7 or 8 above Transport device A skin layer is provided on the outer surface of the cushion body in the conveyor belt. Thereby, the abrasion resistance of the cushion body outer surface made of sponge can be improved.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(Embodiment 1)
FIG. 3 schematically shows the transfer apparatus A according to Embodiment 1 of the present invention as viewed from above. As shown in FIG. 2, this transport device A is a plant harvester (for example, carrots, radishes, beef bowls, moss, etc.) that are planted on the ground, for extracting and automatically harvesting them. The whole is not shown in the figure), and the stem P1 on the ground surface of the plant P is sandwiched between the two belts 1 and 2 that are traveling and pulled to pull out the plant P. .
[0021]
The conveying device A includes a left conveying belt 1 (the left one in FIG. 3) wound around three first to third left conveying pulleys 11, 11,... Having a substantially vertical axis. , Which is located on the right side of the left-side transport pulleys 11, 11,..., And is for right-side transport that is wound around the first to fourth right-side transport pulleys 12, 12,. Belts 2 (the one on the right side in FIG. 3), and the belts 1 and 2 are wound around the corresponding conveying pulleys 11 and 12 in the opposite directions, that is, in the case of the left belt 1. 3 rotates at the same speed in the clockwise direction, and the right belt 2 in the counterclockwise direction.
[0022]
Further, a left guide pulley 16 is provided between the first and third left conveying pulleys 11 and 11 located at the front end (upper end in FIG. 3) and the left end of the three left conveying pulleys 11, 11,. Further, a right guide pulley 17 is disposed between the first and fourth right transport pulleys 12 and 12 located at the front end and the right end of the four right transport pulleys 12, 12,. , 17 guides the belts 1 and 2 in contact with the outer surface (conveying surface) thereof.
[0023]
Of the left conveying pulleys 11, 11,... Passing through between the right outer peripheral edges of the first and second left conveying pulleys 11, 11, and the right conveying pulleys 12, 12,. Of these, the first and second right-hand conveying pulleys 12 and 12 arranged on the left side are set so as to be close to and parallel to the plane passing through the left outer peripheral edge. The front-rear distance between the first and second left transport pulleys 11, 11 is larger than the front-rear distance between the first and second right transport pulleys 12, 12. Further, the first left transport pulley 11 and the first right transport pulley 12 are arranged corresponding to the left and right. In the pair of conveying belts 1 and 2, the portions located between the first and second left conveying pulleys 11 and 11 and the first and second right conveying pulleys 12 and 12, Parallel portions 1a and 2a are provided which are partially parallel to the other belts 2 and 1 and contact the other belts 2 and 1 on the outer surface and travel in the same direction and at the same speed. The stem part P1 of the plant P is taken in between the two parallel parts 1a, 2a from the position between the first left conveying pulley 11 and the first right conveying pulley 12, and the belts 1, 2 are The plant P is pulled out from the ground by being conveyed to the rear side by synchronous circulation.
[0024]
Each of the conveying pulleys 11 and 12 has the same structure except that the pulley diameters are different. As shown in FIG. 4, a guide having a substantially V-shaped cross section with a predetermined depth at the pulley width direction center (vertical direction center) on the outer peripheral surface. Grooves 13 are formed continuously over the entire circumference of the pulley, and a pair of upper and lower pairs of flanges 14 and 14 for preventing belt detachment or meandering are partially provided in the circumferential direction of the pulley at both ends in the width direction of the pulley. (It may be all around). Each of the guide pulleys 16 and 17 has the same structure, and as shown in FIG. 5, a pair of upper and lower flanges 18 and 18 for preventing belt detachment or meandering at both ends of the outer peripheral surface in the pulley width direction. Is protruding. The dimension between the flanges 14 and 14 of each of the transport pulleys 11 and 12 and the dimension between the flanges 18 and 18 of the guide pulleys 16 and 17 are the same as each other, and the width of the belts 1 and 2 (details will be described later). Set to dimensions.
[0025]
The left and right conveyor belts 1 and 2 have the same structure except that the belt lengths are different. As shown in an enlarged detail in FIG. 1, the inner surfaces of the conveyor belts 1 and 12 are wound around the conveyor pulleys 11 and 12, respectively. A belt-shaped belt body 3, a cushion body 5 that is joined to the outer surface of the belt body 3 with the center in the belt width direction aligned, and the outer surface is in contact with the stem P 1 of the plant P (conveyed material); And an outer cover 6 joined to the inner surface. The belt body 3 is made of, for example, CR rubber (chloroprene rubber). The width of each belt body 3 is determined between the flanges 14 and 14 of the transport pulleys 11 and 12 and between the flanges 18 and 18 of the guide pulleys 16 and 17. The same. A plurality of layers (for example, two to three layers) of a suede layer 7 made of nylon, PET, or the like is formed inside the belt body 3. Also, at the center in the belt width direction of the inner surface of the belt body 3, a ridge 4 having a substantially V-shaped cross section made of NR rubber (natural rubber) extending in the belt length direction over the entire length direction of the belts 1 and 2 is integrally formed. Each of the conveyor belts 1 and 2 travels around the conveyor pulleys 11 and 12 with the protrusion 4 fitted in the guide groove 13 on the outer periphery of each of the conveyor pulleys 11 and 12. Yes.
[0026]
On the other hand, the cushion body 5 is made of a foamed sponge having a substantially rectangular cross section having bubbles (single bubbles or continuous bubbles), and the corners of the outer surface thereof are arcuate surfaces. As the cushion body 5, for example, a sponge hardness meter conforming to SRISO0101 having a hardness of 13 to 50 ° is used. When the plant P is transported, the cushion body 5 is in contact with the outer surface of the counterpart body 2, 1 without any gap. The stem P1 of the plant P is sandwiched between the cushion bodies 5 and 5 so as not to be damaged. The cushion body 5 and the belt body 3 are joined by integrally vulcanizing the sponge to the unvulcanized belt body 3.
[0027]
Both side surfaces 3a and 3b of the belt body 3 in the belt width direction and both side surfaces 5a and 5b of the cushion body 5 in the belt width direction are substantially parallel to the plane in the belt thickness direction, that is, substantially the inner and outer surfaces of the belts 1 and 2. It is composed of orthogonal planes. The belt width L2 of the cushion body 5 is made smaller than the belt width L1 of the belt body 3 (L2 <L1) in a state where the belts 1 and 2 do not hold the plant P (conveyed object). The both sides 5a, 5b of the cushion body 5 in the belt width direction are displaced from the corresponding belt width direction both sides 3a, 3b of the belt body 3 toward the center in the belt width direction. The shift amount t between the side surfaces 5a and 5b and the side surfaces 3a and 3b in the belt width direction of the belt body 3 is t = 0.5 to 5 mm. That is, if the displacement amount t is less than 0.5 mm, the effect of preventing damage to the cushion body 5 described later becomes insufficient, while if it exceeds 5 mm, the effect of pulling out the plant P by the cushion body 5 can be obtained satisfactorily. Therefore, t is set in the range of 0.5 to 5 mm.
[0028]
Therefore, in this embodiment, when the plant P is harvested by the plant harvester, the left conveying belt 1 of the conveying device A is between the left conveying pulleys 11, 11,... And the right conveying belt 2 is the right conveying pulley. The outer surfaces of the belts 1, 12,... Are rotated while being guided by the guide pulleys 16, 17. And drive backwards. Then, as shown in FIG. 2, from the position between the first left conveyance pulley 11 and the first right conveyance pulley 12 between the cushion bodies 5 and 5 in the parallel portions 1 a and 2 a of the belts 1 and 2. The stem P1 of the plant P is sandwiched and conveyed, and the plant P is pulled upward and rearward by this, and is extracted from the ground.
[0029]
In that case, each cushion body 5 is deformed downward in the belt width direction by resistance from the plant P when the stem P1 of the plant P is sandwiched and pulled between the cushion bodies 5 and 5 of the left and right belts 1 and 2. However, in this embodiment, the side surfaces 5a and 5b in the belt width direction of each cushion body 5 are displaced from the side surfaces 3a and 3b of the belt body 3 toward the center side in the belt width direction. Even if the belt 5 is deformed downward in the belt width direction, the belt width direction lower side surface 5a does not protrude downward beyond the lower side surface 3a of the belt body 3 (note that the phantom line in FIG. This shows a conventional example in which the belt width side surface of the body is flush with the same side surface of the belt body). For this reason, the deformed cushion body 5 interferes with the upper and lower flanges 14 and 14 for preventing belt detachment or meandering of the conveyor pulleys 11 and 12 and members around the belts 1 and 2 (for example, the case of the conveyor A). As a result, the belts 1 and 2 can be prevented from being damaged early.
[0030]
Further, since the belt width direction side surfaces 5a and 5b of the cushion body 5 do not protrude outward in the belt width direction from the side surfaces 3a and 3b of the belt body 3, the heights of the upper and lower flanges 14 and 14 of the conveying pulleys 11 and 12 are increased. It may be set higher than the thickness of the belt body 3. As a result, the belt detachment preventing effect or the meandering preventing effect by the flanges 14 and 14 of the transport pulleys 11 and 12 can be obtained satisfactorily.
[0031]
Further, as shown in FIG. 5, when the belts 1 and 2 pass through the outer surfaces guided by the guide pulleys 16 and 17, respectively, the cushion body 5 of the belts 1 and 2 is compressed from the guide pulleys 16 and 17. Deform. However, even if the cushion body 5 is deformed by being pressed from the guide pulleys 16 and 17 in this way, the side surfaces 5a and 5b of the cushion body 5 in the belt width direction are the same side surface 3a of the belt body 3 for the same reason as described above. , 3b and the upper and lower flanges 18 and 18 for preventing belt detachment or for preventing meandering in the guide pulleys 16 and 17 are not projected.
[0032]
In particular, the shift amount t between the belt width direction side surface 5a (or 5b) of the cushion body 5 and the belt width direction side surface 3a (or 3b) of the belt body 3 in the transport belts 1 and 2 is t = 0.5 to 5 mm. Therefore, a desirable range of the shift amount t is obtained.
[0033]
The cushion body 5 of each of the conveyor belts 1 and 2 is made of foamed sponge, and the cushion body 5 and the belt body 3 are joined by integrally vulcanizing the sponge to the uncured belt body 3. Therefore, although the sponge itself is slightly deteriorated due to heat during vulcanization, the surface of the sponge is slightly crushed by vulcanization, and the rubber layer on the surface is thickened. Further, the adhesiveness of the sponge is also stable, and the bonded portion cannot be distinguished from the outside, so that the appearance of the belts 1 and 2 can be improved.
[0034]
(Embodiment 2)
6 and 7 show a second embodiment of the present invention (in the following embodiments, the same parts as those in FIGS. 1 to 5 are denoted by the same reference numerals and detailed description thereof is omitted).
[0035]
That is, in this embodiment, in the configuration of the first embodiment, the outer surface of the cushion body 5 of each of the conveyor belts 1 and 2 is formed in a step shape (the outer surface of the cushion body 5 of the counterpart belt 2 is also the same shape. ), The contact portions between the outer surfaces of the cushion bodies 5 and 5 of both belts 1 and 2 are stepped to increase the pulling resistance of the plant P sandwiched between the cushion bodies 5 and 5 and make it easy to pull out the plant P. ing.
[0036]
Further, in both belt width direction side surfaces 5a and 5b of the cushion body 5 of each of the transport belts 1 and 2, the side of the joint with the belt main body 3 is directed outward in the belt width direction as the belt main body 3 is approached. A circular arc surface 8 having a circular arc cross section is formed. The curvature radius R of the circular arc surface 8 is preferably in the range of R = 1 to 8 mm, for example.
[0037]
According to this embodiment, the plant body P is sandwiched and pulled between the cushion bodies 5 and 5 in the parallel portions 1a and 2a of the belts 1 and 2 so that the cushion bodies 5 of the belts 1 and 2 are lowered in the belt width direction. When deformed, it is possible to prevent stress concentration on the side of the joint between the belt width direction side surfaces 5a and 5b and the belt main body 3. For this reason, the cushion body 5 can be made difficult to peel from the belt body 3, and the large deformation of the cushion body 5 due to the peeling can be suppressed, and the conveyance object clamping ability of the belts 1 and 2 can be kept large, and Damage to the cushion body 5 can be prevented.
[0038]
(Embodiment 3)
FIG. 8 shows a third embodiment. In the configuration of the second embodiment (see FIGS. 6 and 7), a skin layer 9 is provided on the outer surface of the cushion body 5 of each belt 1 and 2. The skin layer 9 is made of, for example, a soft rubber sheet such as neoprene integrally bonded to the outer surface of the cushion body 5, and the hardness of the rubber sheet is in a range of 20 to 90 ° with a JIS-A type hardness meter. Are selected according to their use. Further, the thickness of the rubber sheet is preferably 5 mm or less, and 1 mm or less is desirable for transporting the thick and deformed plant P. The skin layer 9 is integrated with the outer surface of the cushion body 5 by covering and vulcanizing the outer surface of the cushion body 5 with the rubber sheet or the like. In addition, the skin layer 9 can also be provided by coating rubber paste on the outer surface of the cushion body 5 and vulcanizing.
[0039]
According to this embodiment, there exists an advantage which can improve the abrasion resistance of the cushion body 5 outer surface.
[0040]
(Embodiment 4)
FIG. 9 shows a fourth embodiment. In the first embodiment, the side surfaces 5a and 5b of the belt body 1 in the belt width direction of the cushion body 5 are shifted from the side surfaces 3a and 3b of the belt main body 3. The side surfaces 5a and 5b in the belt width direction of the cushion body 5 are inclined surfaces.
[0041]
That is, in this embodiment, the outer surfaces of the cushion bodies 5 of the belts 1 and 2 are formed in a wave shape (the outer surfaces of the cushion bodies 5 of the counterpart belts 2 and 1 have the same shape), and both the cushion bodies 5 and 5 are formed. The pulling resistance of the plant P sandwiched between the five is increased.
[0042]
Further, both side surfaces 3a and 3b of the belt main body 3 in the belts 1 and 2 are configured by planes substantially parallel to the belt thickness direction as in the first embodiment. Both side surfaces 5a and 5b in the width direction are formed by inclined surfaces that are inclined toward the center side in the belt width direction toward the outside of the belts 1 and 2 in a state where the plant P is not sandwiched. The inclination angle θ of the cushion body 5 side surfaces 5a and 5b (inclined surfaces) with respect to the plane in the belt thickness direction is preferably θ = 10 to 30 °. That is, when the inclination angle θ is θ <10 °, the effect of suppressing the protrusion from the belt body 3 due to the deformation of the cushion body 5 is reduced, while when θ> 30 °, the plant P due to the sandwiching of the cushion body 5 is reduced. Therefore, the inclination angle θ of the side surfaces 5a and 5b in the belt width direction of the cushion body 5 is set to θ = 10 to 30 °.
[0043]
Accordingly, also in this embodiment, when the plant P is sandwiched between the parallel portions 1a and 2a of the belts 1 and 2 and pulled upward, the cushion body 5 of each belt 1 and 2 is lowered by the force from the plant P. Even if it is deformed to the side, the belt width direction lower side surface 5a formed of the inclined surface does not protrude downward from the belt body 3. Therefore, as in the first embodiment, the belts 1 and 2 can be prevented from being damaged early, and the height of the flange 14 in the transport pulleys 11 and 12 can be increased to obtain a belt detachment prevention effect or a meandering prevention effect. .
[0044]
In the fourth embodiment, as in the first embodiment, the belt width direction side surfaces 5a and 5b of the cushion body 5 in the belts 1 and 2 are belted more than the corresponding belt width direction side surfaces 3a and 3b of the belt body 3. You may shift to the width direction center side. Thus, even if the cushion body 5 is deformed, the side surfaces 5a and 5b in the belt width direction are more difficult to protrude from the belt body 3, and the effect of preventing the early breakage of the belts 1 and 2 and the flanges 14 in the respective transport pulleys 11 and 12 are prevented. A belt detachment preventing effect and a meandering preventing effect can be obtained even more effectively.
[0045]
(Embodiment 5)
FIG. 10 shows the fifth embodiment. In the configuration of the fourth embodiment (see FIG. 9), the outer skin layer 9 is provided on the outer surface of the cushion body 5 of the belts 1 and 2, and the cushion body also in this embodiment. There is an advantage that the wear resistance of the outer surface can be improved.
[0046]
In the first to third embodiments, the side surfaces 5a and 5b in the belt width direction of the cushion body 5 of the belts 1 and 2 are shifted from the side surfaces 3a and 3b of the belt body 3 toward the center in the belt width direction. Only one of the side surfaces 5a (or 5b) may be shifted. That is, for example, when the stem P1 of the plant P is sandwiched between the belts 1 and 2 and pulled upward as described above, the cushion body 5 is pulled by the reaction force from the plant P and deformed downward. Only the lower side surface 5a in the belt width direction needs to be shifted to the upper side, that is, the center side in the belt width direction, and the upper side surface 5b on the opposite side does not have a possibility of protruding from the side surface 3b of the belt main body 3, and is not necessarily shifted. It is.
[0047]
In each of the above embodiments, the cushion body 5 of the belts 1 and 2 is made of foamed sponge. However, for example, a material such as solid rubber can be used in addition to the sponge.
[0048]
Furthermore, although each said embodiment has demonstrated the conveying apparatus A with which the plant harvester which extracts the plant P was equipped, this invention is applicable also to the conveying apparatus of another use.
[0049]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the pair of transport belts wound on the inner surface of the transport pulley having flanges protruding at both ends in the width direction are partially parallel to the counterpart belt and In a conveying device that provides a parallel part that contacts the outer surface and travels at the same speed in the same direction, and conveys a conveyed object such as a plant between the parallel parts, the inner surface of the conveying belt is a conveying pulley. A belt body that is wound around and a cushion body that is joined to the outer surface of the belt body and that has an outer surface that comes into contact with the conveyed product, and at least a side surface in the belt width direction of the cushion body in a state in which the conveyed product is not sandwiched on the other hand In addition, From the side of the belt body in the belt width direction to the center side in the belt width direction Deviation and a deviation was provided so that the side of the belt width direction protrudes from the belt body and does not contact the flange of the conveyance pulley when the cushion body is deformed in the belt width direction under the force from the conveyed product. . According to a third aspect of the present invention, at least one of the side surfaces in the belt width direction of the cushion body of the transport belt is directed toward the center side in the belt width direction toward the belt outer side in a state where no conveyed product is sandwiched. The side surface in the width direction of the belt protrudes from the belt body and does not come into contact with the flange of the conveyance pulley when the cushion body receives the force from the conveyance object and is deformed in the belt width direction. It was composed of an inclined surface. Further, in the invention of claim 4, the invention of claim 3 above. Transport device In Of conveyor belt At least one of the side surfaces in the belt width direction of the cushion body was shifted from the side surface in the belt width direction of the belt body to the center side in the belt width direction. Therefore, according to these inventions, the cushion body is prevented from being damaged by the protrusion from the belt body on the side surface in the belt width direction of the cushion body deformed in the belt width direction due to the force from the conveyed product, thereby preventing the belt from being damaged early. In addition, the height of the flange in the conveying pulley can be set high so that good maintenance of the belt detachment preventing effect and the meandering preventing effect by the flange can be achieved.
[0050]
According to invention of Claim 2, the said Of conveyor belt By setting the shift amount between the belt width direction side surface of the cushion body and the belt width direction side surface of the belt body to 0.5 to 5 mm, the shift amount between the belt width direction side surfaces of the cushion body and the belt body can be optimized. Can be planned.
[0051]
According to the invention of claim 5, the invention of claim 3 or 4 Transport device In Of conveyor belt When the side surface in the belt width direction of the cushion body is inclined, the preferable range of the inclination angle of the side surface in the belt width direction of the cushion body is obtained by setting the inclination angle of the side surface in the belt width direction of the cushion body to 10 to 30 °.
[0052]
According to the invention of claim 6, Transport device An arc surface having an arcuate cross-section that curves toward the outside in the belt width direction as it approaches the belt body is provided on at least one of the side surfaces in the belt width direction of the cushion body in the conveyor belt. This makes it difficult for the cushion body deformed in the belt width direction to be peeled off from the belt body during transport of the transported object, suppresses the large deformation of the cushion body, maintains the increase of the belt transporting object clamping ability, and damages the cushion body. Early damage can be prevented.
[0053]
According to the invention of claim 7, a desirable specific example of the cushion body can be obtained by configuring the cushion body of the belt with foamed sponge.
[0054]
According to the invention of claim 8, the above Of conveyor belt The cushion body made of sponge and the belt body are joined by integrally vulcanizing the sponge to the uncured belt body, so that the rubber layer on the sponge surface is thickened by vulcanization and wear against surface scratches, etc. In addition to improving the properties, it is possible to maintain stable sponge adhesion and improve the appearance of the belt.
[0055]
According to the invention of claim 9, the above Of conveyor belt By providing the skin layer on the outer surface of the cushion body, it is possible to improve the wear resistance of the outer surface of the cushion body.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a conveyance belt according to Embodiment 1 of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a state where vegetables are sandwiched by a conveyor belt and pulled out from the ground.
FIG. 3 is a plan view showing a transfer device in a plant harvester.
FIG. 4 is a cross-sectional view illustrating a state where a belt is wound around a conveyance pulley.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a state in which a belt is wound around a guide pulley.
FIG. 6 is a view corresponding to FIG. 1 and showing Embodiment 2 of the present invention.
FIG. 7 is an enlarged cross-sectional view illustrating a main part of a belt according to a second embodiment.
FIG. 8 is a view corresponding to FIG. 1 and showing Embodiment 3 of the present invention.
FIG. 9 is a view corresponding to FIG. 1 and showing Embodiment 4 of the present invention.
FIG. 10 is a view corresponding to FIG. 1 and showing Embodiment 5 of the present invention.
[Explanation of symbols]
A Transport device
1,2 Conveyor belt
1a, 2a Parallel part
3 Belt body
3a, 3b Belt width side
5 Cushion body
5a, 5b Belt width side
8 Arc surface
9 Skin layer
11,12 Transport pulley
14 Flange
16, 17 Guide pulley
18 Flange
P plant (conveyance)

Claims

A conveyor pulley having flanges protruding at both ends in the width direction, and a pair of conveyor belts each having an inner surface wound around the conveyor pulley, the conveyor belt being partially parallel to the counterpart belt And a parallel device that travels at the same speed in the same direction while contacting on the outer surface, and a transport device for transporting a transported object such as a plant between the parallel portions,
The conveyor belt is
A belt body whose inner surface is wound around the conveying pulley;
A cushion body that is joined to the outer surface of the belt body, and the outer surface is in contact with the conveyed product;
At least one side surface in the belt width direction of the cushion body is shifted to the center side in the belt width direction from the corresponding side surface in the belt width direction of the belt body, and the cushion body is deformed in the belt width direction by receiving the force from the conveyed object. A conveying device characterized in that a deviation is sometimes provided so that the side surface in the belt width direction protrudes from the belt body and does not contact the flange of the conveying pulley .

In the transport equipment according to claim 1,
A transport device characterized in that a deviation amount between a belt width direction side surface of the cushion body of the transport belt and a belt width direction side surface of the belt body is 0.5 to 5 mm.

A conveyor pulley having flanges protruding at both ends in the width direction, and a pair of conveyor belts each having an inner surface wound around the conveyor pulley, the conveyor belt being partially parallel to the counterpart belt And a parallel device that travels in the same direction and at the same speed in contact with the outer surface, and is a transport device for pulling out and transporting a transported object between the parallel portions,
The conveyor belt is
A belt body whose inner surface is wound around the conveying pulley;
A cushion body that is joined to the outer surface of the belt body, and the outer surface is in contact with the conveyed product;
When at least one of the side surfaces in the belt width direction of the cushion body is inclined toward the belt width direction center side toward the belt outer side, and the cushion body is deformed in the belt width direction by receiving the force from the conveyed product. A conveying apparatus comprising: an inclined surface for preventing the side surface in the belt width direction from protruding from the belt main body and contacting the flange of the conveying pulley .

In the conveying apparatus of Claim 3,
Conveying apparatus characterized by being displaced in a belt width direction central side than at least one of the corresponding belt width direction side of the belt body of the belt width direction side surface of the cushion body of the conveyor belt.

In the conveying apparatus of Claim 3 or 4,
Feeder inclination angle with respect to the belt thickness direction of the belt width direction side surface of the cushion body of the conveyor belt is characterized in that it is a 10 to 30 °.

In the conveying apparatus of Claim 1,
A circular arc surface having an arcuate cross section that curves toward the outside in the belt width direction as it approaches the belt body is formed on at least one side of the belt width direction side surface of the cushion body of the conveyance belt on the belt main body and the joining side portion. A conveying device characterized by comprising:

In the conveyance apparatus in any one of Claims 1-6,
Conveying apparatus characterized by cushion body of the conveyor belt is composed of foamed sponge.

In the conveyance apparatus of Claim 7,
The cushion body and the belt body of the conveyor belt, conveying apparatus characterized by being joined by integrally vulcanizing sponge belt body unvulcanized.

The transfer device according to claim 7 or 8,
Conveying equipment, wherein a skin layer is provided on the outer surface of the cushion body of the conveyor belt.