JP3941731B2 - Load drive control device - Google Patents
Load drive control device Download PDFInfo
- Publication number
- JP3941731B2 JP3941731B2 JP2003106535A JP2003106535A JP3941731B2 JP 3941731 B2 JP3941731 B2 JP 3941731B2 JP 2003106535 A JP2003106535 A JP 2003106535A JP 2003106535 A JP2003106535 A JP 2003106535A JP 3941731 B2 JP3941731 B2 JP 3941731B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive
- load
- temperature
- circuit
- switching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、消費電力低減化機能と過熱保護機能とを備えた負荷駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車に搭載されるエアコンディショナ(エアコン)に用いられるブロワモータやクーリングファンモータを負荷として駆動制御するものにおいては、モータの運転が停止している期間における不要な電力消費をできるだけ抑制したいという要請がある。この要請に対し、下記特許文献1には、大形のリレーおよびイグニッションスイッチのオンオフ信号を用いることなく通常モードとスタンバイモードとの切り替えを行うことができる負荷駆動制御装置が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−115997号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この負荷駆動制御装置において、例えばブロアファンの回転部に異物が入り込んでモータトルクが増大したりモータロックが発生したような場合には、負荷駆動制御装置を構成するスイッチング素子やブロアモータに過大な電流が流れ、これらスイッチング素子やブロアモータの温度が急激に上昇する。そこで、例えばスイッチング素子の温度を検出する温度センサを設け、その検出温度に基づいてモータ駆動を制限(以下の説明では断電)する過熱保護制御手段を設けることが好ましい。
【0005】
図10は、上記負荷駆動制御装置と過熱保護制御手段とを単に組み合わせた構成における過負荷状態での検出温度の変化を示している。図10(a)は、過熱保護動作に移行してブロアファンが停止した時に使用者がブロアスイッチをオンのままとした場合の温度変化を示し、図10(b)は、ブロアファンの停止に気付いた使用者が(不審に思って)ブロアスイッチを一旦オフとし再びオンにした場合の温度変化を示している。
【0006】
これらの図において、駆動指令信号は、ブロアスイッチがオンの時にエアコンECUから与えられる回転指令信号であって、駆動信号は、駆動制御回路が駆動指令信号に基づく回転数制御と検出温度に基づく過熱保護制御とを実行する場合のスイッチング素子のオンオフ信号である。負荷駆動制御装置は、ブロアスイッチがオフ操作され駆動指令信号が停止指令になると通常モードからスタンバイモードに移行し、スイッチング素子を駆動する駆動制御回路への電源供給を停止する。
【0007】
図10(a)に示す場合、ブロアスイッチがオンに保持されているため通常モードが継続し、駆動制御回路に対し電源が供給され続ける。このため、駆動制御回路による過熱保護制御が連続して行われ、検出温度は保護温度T1と解除温度T2との温度幅を持って変化する。スイッチング素子と温度センサとの間には熱抵抗が存在するため、スイッチング素子内部のチップ温度(ジャンクション温度)は温度センサの検出温度よりも高くなるが、一旦オフされたスイッチング素子は検出温度が解除温度T2まで低下した後に再びオンされるため、チップ温度は保証温度以下に制限される。
【0008】
これに対し、図10(b)に示す場合には、過熱保護制御途中でブロアスイッチがオフ操作されるため、駆動制御回路への電源が一旦遮断され、駆動制御回路はリセットされて遮断前の過熱保護制御状態を失ってしまう。このため、駆動制御回路は、電源が再供給された時の検出温度が保護温度T1以下であれば、スイッチング素子をオン駆動する。しかし、検出温度が保護温度T1に達した後にブロアスイッチのオフ操作とオン操作とが続けてなされると、駆動制御回路は検出温度が高く本来オフすべきスイッチング素子をオン駆動するため、過負荷状態(例えばモータロック状態)による電流急増と相俟ってチップ温度が保証温度を超える虞が生じる(図中のA部)。
【0009】
このような過熱状態の発生を防止するためには、▲1▼保護温度T1を下げる、▲2▼温度センサをスイッチング素子に内蔵してチップ温度をより正確に検出する、▲3▼駆動制御回路に不揮発性の制御状態保持手段を設けることなどが有効となる。しかし、▲1▼の手段を用いると、通常の使用状態においても周囲温度が高い場合などに過熱保護動作によるブロアファンの停止が発生し、使用者の快適性が損なわれてしまう。また、▲2▼および▲3▼の手段は、コスト上昇が大きいため採用し辛い。
【0010】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、駆動用電源を遮断するスタンバイモードへの移行機能と過熱保護機能とを有するものであって、従来のものに対し保護温度レベルを下げることなく確実な過熱保護を行うことができる負荷駆動制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した手段によれば、モード切替手段は、負荷の駆動制御を行うための制御用信号に基づいて、電源供給回路から駆動制御回路への駆動用電源の供給を制御する。すなわち、モード切替手段は、負荷の駆動が必要な場合には駆動用電源を供給する通常モードを設定し、負荷の駆動が不必要な場合には駆動用電源を遮断するスタンバイモードを設定する。これにより、不要な消費電力を低減することができる。
【0012】
駆動制御回路は、上記通常モードにおいて、制御用信号に基づいて負荷の駆動制御を行うとともに、温度検出手段からの温度検出信号に基づいてヒステリシス特性を持つ過熱保護制御を行う。この時、通常モードからスタンバイモードに移行すると駆動用電源の供給が断たれるため、駆動制御回路はスタンバイモードに移行する前に実行していた過熱保護制御の状態を失い、再び通常モードに移行した時に過熱保護制御についてリセット状態となる。
【0013】
そこで、上記モード切替手段は、駆動制御回路が過熱状態の発生を検出して負荷の駆動を制限している駆動制限動作期間中にあっては、通常モードからスタンバイモードへの切り替えを禁止する。これにより、制御用信号の内容にかかわらず、駆動制限動作の途中で駆動制限動作がリセットされることがなくなり、構成部品や負荷が過熱した時にその検出温度が予定されたヒステリシス幅を持って変化するようになる。その結果、限界温度に対して余裕のある制御となり、保護温度レベルを下げることなく当該構成部品や負荷の温度上昇を確実に抑制することができる。
【0014】
請求項2に記載した手段によれば、温度検出信号が第1のしきい値を超えると、駆動制御回路は負荷の駆動を制限する駆動制限動作を開始し、モード切替手段はスタンバイモードへの切り替えを禁止する。負荷の駆動制限により温度検出信号が第2のしきい値にまで低下すると、駆動制御回路は駆動制限動作を解除し、モード切替手段はスタンバイモードへの切り替えを許可する。
【0015】
請求項3に記載した手段によれば、充放電切替回路は、切替制御信号に応じてコンデンサの充放電を切り替え、電源供給制御回路は、コンデンサの端子電圧が所定の切替レベル以上である場合に通常モードに対応して電源供給回路を電源供給状態に制御し、切替レベル未満である場合にスタンバイモードに対応して電源遮断状態に制御する。この場合、切替信号生成回路は、駆動制限動作の非実行期間中においては制御用信号を切替制御信号とするので、制御用信号に基づいてスタンバイモードへの切り替えが行われ消費電力の低減効果が得られる。これに対し、駆動制限動作の実行期間中においてはコンデンサの充電動作信号を切替制御信号とするので、コンデンサが充電状態とされ、コンデンサの端子電圧が上昇して通常モードが保持される。なお、本手段においてコンデンサは一種のフィルタとして作用するので、外来ノイズが印加されても誤った切り替えが生じにくくなる。
【0016】
請求項4に記載した手段によれば、充放電切替回路は、制御用信号に応じてコンデンサの充放電を切り替え、電源供給制御回路は、そのコンデンサの端子電圧に基づいて電源供給回路を電源供給状態または電源遮断状態に切り替える。この場合、電源供給制御回路は、過熱保護動作期間中は電源遮断状態への切り替え(スタンバイモードへの移行)を禁止する。本手段によっても、外来ノイズの影響を受けにくくなり安定した切り替え動作が可能となる。
【0017】
請求項5に記載した手段によれば、請求項1記載の手段と同様に、モード切替手段は、負荷の駆動制御を行うための制御用信号に基づいて、電源供給回路から駆動制御回路への駆動用電源の供給を制御する。また、駆動制御回路は、通常モードにおいて、制御用信号に基づいて負荷の駆動制御を行うとともに、温度検出手段からの温度検出信号に基づいてヒステリシス特性を持った過熱保護制御を行う。
【0018】
さらに、本手段の駆動制御回路は、過熱保護制御について第1、第2のしきい値に加え第3のしきい値を有しており、スタンバイモードから通常モードに移行した時に、温度検出信号が第3のしきい値未満である場合には直ちに制御用信号に基づいて負荷を駆動制御する。これは、スタンバイモードに移行した時が駆動制限動作期間中であっても、その後通常モードへの移行時に温度検出信号が第3のしきい値未満であれば、直ちに通電を開始しても構成部品または負荷の実温度が保証温度以下に制限される(第3のしきい値としてそのような値が設定されている)からである。
【0019】
この第3のしきい値は、第2のしきい値以上の値に設定されている。一般に、第2のしきい値は、過負荷などの過熱原因が継続する場合であっても、第1のしきい値との組み合わせによるヒステリシス特性を持った過熱保護制御により、構成部品や負荷を十分に保護できるような余裕のある値に設定する必要がある。これに対し、使用者の操作などに基づいて(制御用信号を介して)スタンバイモードから通常モードに移行する場合、構成部品または負荷の実温度が保証温度以下に制限される限り極力その操作内容に従った動作を実現することが好ましい。そこで、このような使用者の意思に沿った再始動を行うために、第2のしきい値以上の値を持つ第3のしきい値を判定基準として設定している。
【0020】
一方、スタンバイモードから通常モードに移行した時、温度検出信号が第3のしきい値以上である場合には駆動制限動作を実行し、その後温度検出信号が第2のしきい値以下に低下した後に駆動制限動作から復帰する。これは、第3のしきい値以上で通電を開始すると、構成部品または負荷の実温度が保証温度を超える虞があるからである。また、スタンバイモードに移行した時が駆動制限動作期間中であった可能性が高いため、余裕をみて第2のしきい値以下に低下するまで駆動制限動作からの復帰を禁止している。なお、請求項6記載に記載した手段のように、余裕は少なくなるが、スタンバイモードから通常モードに移行した時、温度検出信号が第3のしきい値以上である場合に駆動制限動作を実行し、その後温度検出信号が第3のしきい値未満に低下した時点で駆動制限動作からの復帰を行うように構成してもよい。これらの手段によれば、従来のものに対し保護温度レベルを下げることなく確実な過熱保護を行うことができる。
【0021】
請求項7に記載した手段によれば、第3のしきい値は、正常な動作状態において負荷に連続通電した場合の温度検出信号の最大値よりも高く設定されている。すなわち、スタンバイモードから通常モードに移行した時に温度検出信号が第3のしきい値以上であることは、スタンバイモードへの移行前に過熱状態が検出されていたことを意味している。本手段によれば、正常動作においてスタンバイモードから通常モードに移行した時に、本来必要のない駆動制限動作が行われることを防止することができる。
【0022】
請求項8に記載した手段によれば、駆動制御回路はスイッチング素子を介して負荷に電流を出力する。温度検出手段は当該スイッチング素子の温度を検出するので、負荷電流の増加に伴って発熱量が増大するスイッチング素子を過熱から保護することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明を自動車に搭載されるエアコンディショナ(カーエアコン)のブロアモータの駆動に適用した第1の実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
【0024】
図3は、負荷駆動制御装置の全体的な電気的構成を示す機能ブロック図である。この図3において、負荷駆動制御装置1は、バッテリ2(図1参照)から電源線3およびグランドGNDを通してバッテリ電圧VBの供給を受け、図示しないエアコンECUから与えられる駆動指令信号(制御用信号に相当)に従って負荷であるブラシレスモータ4(以下、モータ4と称す)を回転駆動するようになっている。
【0025】
モータ4の回転軸には、カーエアコンのブロアファン5(以下、ファン5と称す)が取り付けられている。ファン5は、自動車のインストルメントパネルの奥部に配置されており、例えばエバポレータ(図示せず)により冷却された空気を駆動指令信号で指定された風量で車室内に送風するようになっている。
【0026】
負荷駆動制御装置1は、スタンバイ回路6(モード切替手段に相当)、電源供給回路7および駆動制御回路8から構成されている。このうちスタンバイ回路6は、バッテリ電圧VBの供給を受けて動作し、駆動指令信号が示すモータ4の回転数指令値と駆動制御回路8から与えられる過熱信号とに基づいてモード切替信号を生成し、それを電源供給回路7に出力するようになっている。
【0027】
電源供給回路7は、リレーなどのスイッチを介さずに電源線3に直接接続されており、モード切替信号に応じて、駆動制御回路8に駆動用電源VBLを供給する通常モードとその供給を停止して消費電力を低減するスタンバイモードとの切り替えを行うようになっている。スタンバイモードになると、電源供給回路7および駆動制御回路8での消費電流は通常モードに比べて極めて小さくなる(例えば1mA以下)。
【0028】
駆動制御回路8は、通常モード時において電源供給回路7から駆動用電源VBLの供給を受け、駆動指令信号に従ってモータ4を駆動制御するとともに過熱保護制御を行うようになっている。スタンバイモードにおいては駆動用電源VBLが遮断されるため、駆動制御回路8は動作を停止する。
【0029】
図2は、駆動制御回路8のより詳細な電気的構成を示すものである。この図2において、駆動制御回路8は、ハードウェアにより構成される制御回路9、駆動回路10および制動回路19から構成されている。駆動回路10の正側母線10a、負側母線10bは、それぞれ電源線3、グランドGNDに接続されており、制御回路9の電源端子は、電源供給回路7の電源供給端子に接続されている。駆動用電源VBLの供給が停止すると、制御回路9の動作状態はリセットされる。
【0030】
駆動回路10は、nチャネルのパワーMOSFET(構成部品、スイッチング素子に相当,以下、単にFETと称す)11〜16を三相ブリッジ接続してなるインバータ回路により構成されている。FET11〜16のソース−ドレイン間には、それぞれ図示しないフリーホイールダイオードが接続(若しくは素子として一体に構成)されている。これらFET11〜16は図示しない共通化された放熱板に取り付けられており、FET11〜16の温度を最も正確に検出可能な位置にサーミスタからなる温度センサ17(温度検出手段に相当)が配設されている。なお、放熱板およびFET11〜16は、ファン5からの風によって強制空冷されている。
【0031】
制御回路9には、制御用電源回路(図示せず)が内蔵されており、電源供給回路7より供給される例えば14V程度の駆動用電源VBLから、例えば5V程度の制御用電源を生成して内部回路に供給するようになっている。また、駆動制御回路8は、温度センサ17からの信号に基づいてヒステリシスを有する過熱保護制御を実行する過熱保護処理部18を有しており、FET11〜16を全てオフ駆動する過熱保護動作中においてハイレベルの過熱信号を出力するようになっている。
【0032】
モータ4は、三相のステータコイル4u、4v、4wがΔ結線されており、そのコイル4uと4v、4vと4w、4wと4uの各共通接続点には、それぞれ駆動回路10の出力端子10u、10v、10wが接続されている。そして、駆動回路10の負側アームを構成するFET14〜16のゲートには、それぞれ制動回路19(制動手段)の出力端子が接続されている。
【0033】
制動回路19には、バッテリ2よりバッテリ電圧VBが直接供給されている。制動回路19は、モード切替信号がスタンバイモードを示す場合には、制御回路9に内蔵されているゲート駆動回路に代わってFET14〜16のゲートをオン駆動し、通常モードを示す場合には、ゲートに接続された出力端子をハイインピーダンスとするように構成されている。
【0034】
図1は、スタンバイ回路6と電源供給回路7の電気的構成をより詳細に示すものである。この図1において、バッテリ2にはスタンバイ回路6のID /Vref 発生回路20が接続されている。ID /Vref 発生回路20は、バッテリ2より供給されるバッテリ電圧VBを用いて定電流ID と基準電圧Vref とを生成し、それをスタンバイ回路6の各部に適宜供給するようになっている。
【0035】
ID /Vref 発生回路20が出力する基準電圧Vref は、コンパレータ21の非反転入力端子に与えられており、そのコンパレータ21の反転入力端子には外部より駆動指令信号が与えられるようになっている。コンパレータ21の出力端子は、ORゲート22(切替信号生成回路に相当)の一方の入力端子に接続されており、そのORゲート22の他方の入力端子には上述した過熱信号(充電動作信号に相当)が与えられている。このORゲート22の出力信号は、切替制御信号として充放電切替回路23に対して与えられている。
【0036】
ここで、駆動指令信号は、モータ4の回転数(回転速度)を例えばパルス信号のローレベルデューティ比によって指定する信号であり、駆動制御回路8は、ローレベルデューティ比が20%(駆動開始条件)以上になるとモータ4の駆動を開始して回転数制御を行うようになっている。
【0037】
充放電切替回路23は、充電回路24、放電回路25および切替制御回路26から構成されている。切替スイッチのシンボルで表されている切替制御回路26は、ORゲート22から出力される切替制御信号に応じて、コンデンサ27の非接地側端子(出力端子26a)を、充電回路24または放電回路25の一端(入力端子26bまたは26c)に接続するように切り替えを行うようになっている。切替制御回路26は、実際にはトランジスタなどにより構成されている。
【0038】
充電回路24および放電回路25は、その他端がバッテリ2およびグランドGNDにそれぞれ接続されており、コンデンサ27に対する充放電電流の割合が、通常モードとスタンバイモードとの切り替えを行うためのしきい値(モード切替しきい値)に対応する駆動指令信号のローレベルデューティ比にほぼ等しくなるように予め設定されている。
【0039】
切替制御回路26の出力端子26aは、コンパレータ28の反転入力端子に接続されており、そのコンパレータ28の非反転入力端子にはID /Vref 発生回路20が出力する基準電圧Vref が与えられている。コンパレータ28の出力端子は、インバータ29を介してスイッチのシンボルで表されている電源供給回路7の制御信号端子に接続されており、電源供給回路7に対してモード切替信号を与えるようになっている。これらコンパレータ28とインバータ29により電源供給制御回路30が構成されている。
【0040】
次に、本実施形態の作用について図4も参照しながら説明する。
インストルメントパネルに設けられたブロアスイッチ(図示せず)がオフに設定されている場合、エアコンECUは負荷駆動制御装置1に対し、風量0すなわちモータ4を停止させるための駆動指令信号を与える。この時の駆動指令信号はハイレベル一定の信号であって、ローレベルデューティ比は0%である。一方、ブロアスイッチがオン(Lo、Mid、Hiの何れか)に設定されている場合、エアコンECUは負荷駆動制御装置1に対し、設定風量に応じた回転数を指令する駆動指令信号を与える。この時の駆動指令信号は、回転数指令に応じたローレベルデューティ比を有している。
【0041】
負荷駆動制御装置1は、以下の▲1▼、▲2▼、▲3▼に示す制御を実行する。
▲1▼回転駆動制御
モータ4の回転数が駆動指令信号により指定された回転数と一致するようにモータ4への印加電圧を制御する。
▲2▼過熱保護制御
FET11〜16についての検出温度が保護温度T1(第1のしきい値に相当)を超えた場合、その検出温度が解除温度T2(第2のしきい値に相当)に低下するまでの間モータ4の回転駆動を停止して制動のみを行う。
▲3▼消費電力低減化制御
駆動指令信号により指定された回転数が所定値以下である場合に、通常モードからスタンバイモードに移行して消費電力を低減する。
【0042】
まず、▲1▼の回転駆動制御について説明する。
駆動制御回路8の制御回路9は、通常モードにおいて電源供給回路7から駆動用電源VBLが供給される。制御回路9は、図示しない位置センサによりモータ4のロータ位置を検出し、そのロータ位置に応じた適当なタイミングを以て、FET11〜16のゲートに各相毎に例えば互いに120度の位相差を有するゲート信号を与えモータ4(ひいてはファン5)を駆動する。この駆動タイミングは周知の方式に基づくものである。
【0043】
一方、スタンバイモードにおいては、駆動制御回路8に駆動用電源VBLは供給されないので、制御回路9はFET14〜16を駆動することができない。そこで、モード切替信号がスタンバイモードを示している期間、制動回路19は、制御回路9に代わってFET14〜16をオン駆動し、モータ4の各相巻線4u、4v、4wをグランド電位とする。この場合、制動回路19は、FET14〜16のゲートを連続的にオン駆動しても良いし、また、一定間隔で間欠的にオン駆動しても良い。この制動制御により、例えばファン5が導入外気による回転力を受ける場合であってもモータ4に制動をかけることができる。
【0044】
続いて、▲2▼の過熱保護制御について説明する。
制御回路9の過熱保護処理部18は、温度センサ17から入力した信号に基づいて温度を検出する。この検出温度は、FET11〜16のパッケージ温度に近い温度となっている。検出温度が保護温度T1(図4参照)を超えると、過熱保護処理部18は、過熱信号をハイレベルにするとともにFET11〜16をオフ駆動する(過熱保護動作)。そして、検出温度が解除温度T2(<T1)にまで低下すると、過熱保護処理部18は、過熱信号をローレベルにするとともに駆動指令信号に応じてFET11〜16を上記通電方式に従ってオン駆動する。その結果、検出温度は保護温度T1と解除温度T2とのヒステリシス温度幅を持って変化し、FET11〜16を過熱による破壊から保護する。
【0045】
続いて、▲3▼の消費電力低減化制御について説明する。
駆動指令信号は、設定風量に応じたローレベルデューティ比を持っており、そのローレベルは0V、ハイレベルは5Vである。この駆動指令信号は、コンパレータ21によって基準電圧Vref (例えば3.75V)と比較され、過熱信号がローレベルの場合にあってはその比較信号がそのまま切替制御信号となる。切替制御信号がハイレベルの時(駆動指令信号がローレベルの時)には、コンデンサ27は充電回路24から切替制御回路26を通して190μAの電流により充電され、切替制御信号がローレベルの時(駆動指令信号がハイレベルの時)には、コンデンサ27は切替制御回路26、放電回路25を通して10μAの電流により放電される。この充放電電流値により、駆動指令信号のローレベルデューティ比が5%を下回っている場合にコンデンサ27の端子電圧が低下し、5%を超えている場合にコンデンサ27の端子電圧が上昇する。
【0046】
コンデンサ27の端子電圧は、コンパレータ28によって基準電圧Vref と比較され、その比較信号がインバータ29で反転されてモード切替信号となる。これにより、ブロアスイッチがオフ操作されて駆動指令信号のローレベルデューティ比が5%を下回ると、モード切替信号がローレベル(0V)になってスタンバイモードに移行し、電源供給回路7から駆動制御回路8に対する駆動用電源VBLの供給が停止する。また、ブロアスイッチがオン操作されて駆動指令信号のローレベルデューティ比が5%を上回ると、モード切替信号がハイレベル(5V)になって通常モードに移行し、電源供給回路7から駆動制御回路8に対し駆動用電源VBLが供給される。なお、モードの切り替えにヒステリシス特性を持たせるため、一旦スタンバイモードから通常モードに移行すると、ID /Vref 発生回路20により与えられる基準電圧Vref を若干低下させるようになっている。
【0047】
次に、過熱保護動作中においてブロアスイッチのオフ操作とオン操作とが続けて行われた場合の動作について説明する。このような操作は、過熱保護動作によりファン5が停止した場合、その停止に気付いた使用者が(不審に思って)ブロアスイッチを一旦オフとし再びオンにしたような場合に起こる。
【0048】
図4は、この操作状態における(a)検出温度、(b)駆動指令信号、(c)駆動用電源VBL、(d)モータ通電状態、(e)ブロアスイッチの状態を示している。駆動指令信号は、ブロアスイッチがオン(Hi切替時)の時にローレベル(100%ローレベルデューティ比)となり、ブロアスイッチがオフの時にハイレベル(0%ローレベルデューティ)となるものとしている。
【0049】
この図4において、例えばファン5の回転中に回転部に異物が入り込んでモータトルクが増大した場合、駆動回路10からモータ4に流れる電流が増加するためFET11〜16の発熱量が増大し、検出温度が急激に上昇する。時刻t1において検出温度が保護温度T1を超えると、過熱保護処理部18は、上記▲2▼で説明したようにFET11〜16をオフ駆動する。この過熱保護動作によりファン5が停止するため、使用者は時刻t2、t3、t4においてブロアスイッチをオフ、オン、オフに操作する。
【0050】
ブロアスイッチをオフにすると駆動指令信号は回転停止を示すハイレベルになるが、過熱保護動作中は過熱信号がハイレベルとなるため、ORゲート22が出力する切替制御信号は駆動指令信号のレベルにかかわらずハイレベルに保持される。このため、モード切替信号もハイレベルに保持されて、通常モードからスタンバイモードへの切り替えが禁止される。
【0051】
オフされたFET11〜16の温度が低下して時刻t5において検出温度が解除温度T2以下になると、過熱保護動作が終了して過熱信号がローレベルとなる。これにより、ORゲート22は駆動指令信号のレベルに対応したローレベルの切替制御信号を出力し、モード切替信号がローレベルに変化して通常モードからスタンバイモードへの切り替えが行われる。その結果、駆動制御回路8に対する駆動用電源VBLの供給が停止して駆動制御回路8は電源リセットされるが、その後ブロアスイッチがオンされた時(時刻t6)には既に検出温度が解除温度T2以下にまで低下しているので、過熱保護制御がリセット状態から開始されても、FET11〜16が破壊するような過熱状態に至ることはない。
【0052】
以上説明したように、本実施形態の負荷駆動制御装置1は、駆動指令信号に基づいてスタンバイモードに移行し駆動制御回路8に対する駆動用電源VBLの供給を停止するので、リレーを用いたりイグニッションスイッチの信号を利用することなく消費電力を低減することができる。
【0053】
負荷駆動制御装置1は、FET11〜16の近傍温度を検出してヒステリシス特性を有する過熱保護制御を行うとともに、過熱保護動作中は通常モードからスタンバイモードへの切り替えを禁止するので、過熱保護動作の途中でその制御状態がリセットされることがなくなる。これにより、検出温度が一旦保護温度T1を超えた場合には、使用者がブロアスイッチをいかに操作しようとも、検出温度が解除温度T2に低下するまでの間FET11〜16はモータ4の回転駆動を停止し、検出温度が予定されたヒステリシス幅を持って変化するようになる。その結果、限界温度に対して余裕のある制御となり、保護温度レベルを下げることなくFET11〜16のチップ温度を保証温度以下に制限できる。
【0054】
また、コンデンサ27の端子電圧を基準電圧Vref と比較することによりモード切り替えを行う構成としたので、スタンバイ回路6に外来ノイズが印加されても、そのレベルをコンデンサ27により平滑化して影響を排除することができ、モード切り替え動作を確実に行うことができる。
【0055】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図5ないし図9を参照しながら説明する。
図5ないし図7は、それぞれ第1の実施形態における図1ないし図3に相当し、同一構成部分には同一符号を付して示している。図5に示すように、負荷駆動制御装置31のスタンバイ回路32(モード切替手段に相当)は、図1に示したスタンバイ回路6に対しORゲート22が除かれた構成となっており、コンパレータ21の出力端子から充放電切替回路23に切替制御信号が与えられるようになっている。従って、図7に示すように駆動制御回路33からスタンバイ回路32に過熱信号は送られない。
【0056】
図6に示す制御回路34は、温度センサ17からの信号に基づいてヒステリシスを有する過熱保護制御を実行する過熱保護処理部35を有している。この過熱保護処理部35は、第1の実施形態で説明したFET11〜16についての保護温度(第1のしきい値に相当)と解除温度(第2のしきい値に相当)とに基づく過熱保護制御に加え、新たに設定された判定温度(第3のしきい値に相当)を用いた過熱保護制御を行うようになっている。この他の構成とその作用は、負荷駆動制御装置1と同様であるため説明を省略する。
【0057】
次に、過熱保護処理部35による過熱保護制御について図8および図9を参照しながら説明する。
図8と図9は、図4と同様に過熱保護動作によりファン5が停止した場合、その停止に気付いた使用者が(不審に思って)ブロアスイッチを一旦オフとし再びオンにした場合における(a)検出温度、(b)駆動指令信号、(c)駆動用電源VBL、(d)モータ通電状態、(e)ブロアスイッチの状態を示している。図8と図9とでは、ブロアスイッチをオフからオンにするタイミングが異なっている。
【0058】
例えばファン5の回転中に回転部に異物が入り込んでモータトルクが増大した場合、駆動回路10からモータ4に流れる電流が増加するためFET11〜16の発熱量が増大し、検出温度が急激に上昇する。図8、図9に示す時刻t11、t21において検出温度が保護温度T1を超えると、過熱保護処理部35は、FET11〜16をオフ駆動(駆動制限動作)する。この場合、ブロアスイッチがオン状態に保持され続けると、保護温度T1と解除温度T2に従ったヒステリシス特性を持つ過熱保護制御が行われる。しかし、この過熱保護動作によりファン5が停止するため、使用者は不審に思ってブロアスイッチを一旦オフにし(時刻t12、t22)その後再びオンに操作する(時刻t14、t23)場合がある。
【0059】
ブロアスイッチがオフにされると、駆動指令信号は回転停止を示すハイレベルになり、切替制御信号およびモード切替信号がローレベルになる。その結果、第1の実施形態と異なり過熱保護動作中であってもスタンバイモードに移行し、電源供給回路7から駆動制御回路33に対する駆動用電源VBLの供給が停止して、駆動制御回路33は電源リセットされる。そして、ブロアスイッチがオンにされると、駆動指令信号は回転数指令に応じたローレベル幅を持つようになり、モード切替信号がハイレベルとなる。その結果、スタンバイモードから通常モードに移行し、電源供給回路7から駆動制御回路33に対して駆動用電源VBLが供給されるようになる。
【0060】
駆動制御回路33に駆動用電源VBLが供給されると、過熱保護処理部35は、温度センサ17により検出された温度が判定温度T3以上であるか否かを判定し、その判定結果に基づいて以下のように動作する。
【0061】
(1)検出温度が判定温度T3未満である場合(図8参照)
過熱保護処理部35は駆動制限動作を実行せず、制御回路34は、駆動指令信号に従った回転数でモータ4の駆動を開始する。ここで、判定温度T3は、FET11〜16についての検出温度が該判定温度であるときにモータ4が通電状態となっても、FET11〜16が破壊するような過熱状態に至ることがない温度(FET11〜16の実温度が保証温度以下に制限されるような温度)であって、且つ解除温度T2よりも高い温度に設定されている。
【0062】
一般に、ヒステリシス制御の下限温度である解除温度T2は、過負荷などの過熱原因が継続する場合であっても、上限温度である保護温度T1との組み合わせによる過熱保護制御により、FET11〜16を十分に保護できるような余裕のある値に設定する必要がある。これは、過負荷などの過熱原因が除かれないままブロアスイッチがオン状態に保持された場合、過熱保護制御の下でファン5の運転が継続されるからである。従って、正常な動作状態においても、検出温度が解除温度T2を超える場合がある。
【0063】
これに対し、使用者がブロアスイッチをオフ状態からオン状態に操作した場合には、FET11〜16の実温度が保証温度以下に制限される限り極力その操作内容に従って(一時的であるにせよ)ファン5を回転させることが、使用者の快適性を保つ上で好ましい動作となる。また、ブロアスイッチのオンオフ操作回数には自ずと限りがあるため、判定温度T3から再通電される頻度はさほど多くないと考えられる。そこで、使用者の意思に沿った再駆動を行うために、解除温度T2よりも高く且つ数度の判定温度T3からの再通電によってはFET11〜16の実温度が保証温度を超えないような判定温度T3を判定基準として設定している。
【0064】
(2)検出温度が判定温度T3以上である場合(図9参照)
過熱保護処理部35は、検出温度が解除温度T2に低下するまで駆動制限動作を実行する。そして、解除温度T2に達すると、制御回路34は、ブロアスイッチの操作状態(図9ではオン状態)に従って駆動を開始する。判定温度T3は、(1)で説明した設定条件に加え、正常な動作状態においてモータ4を連続駆動した場合の検出温度の最大値よりも高く設定されている。従って、スタンバイモードから通常モードに移行した時に検出温度が判定温度T3以上であることは、スタンバイモードへの移行前に過熱状態が検出されていたことを意味している。
【0065】
判定温度T3についてこのような設定条件を付加することにより、正常動作している時に一時的にブロアスイッチをオフし再びオンにした場合に、ファン5が回転しない事態を防ぐことができる。なお、余裕は少なくなるが、過熱保護処理部35は、検出温度が判定温度T3まで低下した時点で駆動制限動作を停止(解除)しモータ4を駆動してもよい。
【0066】
以上説明した本実施形態によれば、ブロアスイッチがオフされている期間は必ずスタンバイモードとなるため、リレーを用いたりイグニッションスイッチの信号を利用することなく消費電力を低減することができる。また、過熱保護処理部35は、ブロアスイッチがオフからオンにされた時に、検出温度が判定温度T3以上である場合に検出温度が解除温度T2(または判定温度T3)に低下するまで駆動制限動作を実行するので、保護温度レベルを下げることなくFET11〜16のチップ温度を保証温度以下に制限できる。
【0067】
この判定温度T3は、検出温度が当該判定温度であるときにモータ4が通電状態となってもFET11〜16の実温度が保証温度以下に制限される温度であって且つ解除温度T2よりも高く、さらに正常な動作状態における検出温度の最大値よりも高い温度に設定されている。このような設定により、FET11〜16を確実に保護しつつ、使用者の操作内容に従ってファン5を極力回転させることができ、使用者の快適性の低下を極力防止することができる。
【0068】
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施形態にのみ限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
第1の実施形態に係る発明は、過熱保護動作中に通常モードからスタンバイモードへの切り替えを禁止する構成であれば良く、コンパレータ21と切替制御回路26との間に設けたORゲート22に替えて、インバータ29と電源供給回路7との間にORゲートを設けても良い。この場合、インバータ29と電源供給回路7とORゲートとにより電源供給制御回路が構成される。
第2の実施形態において、判定温度T3を解除温度T2に等しく設定してもよい。
【0069】
検出する温度はFET11〜16についての温度に限られず、例えば負荷であるモータ4の温度を検出しそれに基づいてモータ4の過熱を防止するように構成しても良い。また、FET11〜16とモータ4など複数箇所の温度を検出し、何れかの温度が保護温度を超えた時に過熱保護動作を開始する構成としても良い。
【0070】
パルス信号である駆動指令信号の周波数に応じてモータ4の回転数を指定する構成としても良い。また、駆動指令信号の信号レベルに応じてモータ4の回転数を指定する構成としても良い。さらに、駆動指令信号を所定ビット数のシリアル信号とし、そのシリアル信号によりモータ4の回転数を指定する構成としても良い。
駆動回路10を構成するスイッチング素子は、FET11〜16に限ることなく、バイポーラトランジスタやIGBTであっても良い。
モータはブラシ付直流モータ、同期電動機、誘導電動機など他の種類のモータでも良く、それに合わせて駆動回路の構成を変えれば良い。また、負荷はモータに限られない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態におけるスタンバイ回路および電源供給回路の電気的構成を示す図
【図2】 駆動制御回路の電気的構成を示す図
【図3】 負荷駆動制御装置の全体的な電気的構成を示す機能ブロック図
【図4】 ブロアスイッチのオフ操作とオン操作が続けて行われた場合の動作説明図
【図5】 本発明の第2の実施形態における図1相当図
【図6】 図2相当図
【図7】 図3相当図
【図8】 図4相当図
【図9】 図4相当図
【図10】 負荷駆動制御装置と過熱保護制御手段とを単に組み合わせた従来構成における過負荷状態での動作説明図
【符号の説明】
1、31は負荷駆動制御装置、11〜16はパワーMOSFET(構成部品、スイッチング素子)、4はブラシレスモータ(負荷)、6、32はスタンバイ回路(モード切替手段)、7は電源供給回路、8、33は駆動制御回路、9、34は制御回路、10は駆動回路、17は温度センサ(温度検出手段)、22はORゲート(切替信号生成回路)、23は充放電切替回路、27はコンデンサ、30は電源供給制御回路である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a load drive control device having a power consumption reduction function and an overheat protection function.
[0002]
[Prior art]
For example, in the case of driving control using a blower motor or a cooling fan motor used in an air conditioner (air conditioner) mounted on an automobile as a load, it is desired to suppress unnecessary power consumption during a period in which the motor operation is stopped as much as possible. There is a request. In response to this request,
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2000-115997 A
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In this load drive control device, for example, when a foreign object enters the rotating part of the blower fan and the motor torque increases or a motor lock occurs, an excessive current is applied to the switching elements and blower motors constituting the load drive control device. Flows, and the temperature of these switching elements and blower motors rises rapidly. Therefore, for example, it is preferable to provide a temperature sensor for detecting the temperature of the switching element, and to provide an overheat protection control means for limiting motor driving (discharging in the following description) based on the detected temperature.
[0005]
FIG. 10 shows a change in detected temperature in an overload state in a configuration in which the load drive control device and the overheat protection control means are simply combined. FIG. 10 (a) shows the temperature change when the user keeps the blower switch on when the blower fan stops after the transition to the overheat protection operation, and FIG. 10 (b) shows the stop of the blower fan. This shows the temperature change when the noticed user turns off the blower switch once and turns it on again (being suspicious).
[0006]
In these figures, the drive command signal is a rotation command signal given from the air conditioner ECU when the blower switch is on, and the drive signal is controlled by the drive control circuit based on the rotational speed control based on the drive command signal and the detected temperature. It is an ON / OFF signal of a switching element when executing protection control. When the blower switch is turned off and the drive command signal becomes a stop command, the load drive control device shifts from the normal mode to the standby mode, and stops supplying power to the drive control circuit that drives the switching element.
[0007]
In the case shown in FIG. 10A, since the blower switch is kept on, the normal mode continues and power is continuously supplied to the drive control circuit. For this reason, the overheat protection control by the drive control circuit is continuously performed, and the detected temperature changes with a temperature width between the protection temperature T1 and the release temperature T2. Since there is a thermal resistance between the switching element and the temperature sensor, the chip temperature (junction temperature) inside the switching element will be higher than the detected temperature of the temperature sensor, but once the switching element is turned off, the detected temperature is released. Since it is turned on again after dropping to the temperature T2, the chip temperature is limited to a guaranteed temperature or less.
[0008]
On the other hand, in the case shown in FIG. 10B, since the blower switch is turned off during the overheat protection control, the power supply to the drive control circuit is shut off once, the drive control circuit is reset, and before the shutdown. The overheat protection control state will be lost. For this reason, if the detected temperature when the power is supplied again is equal to or lower than the protection temperature T1, the drive control circuit drives the switching element on. However, if the blower switch is turned off and on continuously after the detected temperature reaches the protection temperature T1, the drive control circuit turns on the switching element that should be turned off because the detected temperature is high. There is a risk that the chip temperature may exceed the guaranteed temperature in combination with the sudden increase in current due to the state (for example, the motor lock state) (A portion in the figure).
[0009]
In order to prevent the occurrence of such an overheating state, (1) the protection temperature T1 is lowered, (2) the temperature sensor is incorporated in the switching element, and the chip temperature is detected more accurately. (3) Drive control circuit It is effective to provide a non-volatile control state holding means. However, when the means (1) is used, the blower fan stops due to the overheat protection operation when the ambient temperature is high even under normal use conditions, and the comfort of the user is impaired. Also, the means (2) and (3) are difficult to adopt because of a large cost increase.
[0010]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to have a function of shifting to a standby mode for shutting off a driving power supply and an overheat protection function, and to provide a protection temperature level with respect to a conventional one. An object of the present invention is to provide a load drive control device capable of performing reliable overheat protection without lowering.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
According to the means described in
[0012]
In the normal mode, the drive control circuit performs drive control of the load based on the control signal, and performs overheat protection control having a hysteresis characteristic based on the temperature detection signal from the temperature detection means. At this time, when the transition from the normal mode to the standby mode is made, the drive power supply is cut off. Therefore, the drive control circuit loses the state of the overheat protection control executed before the transition to the standby mode, and then transitions to the normal mode again. When this happens, the overheat protection control is reset.
[0013]
Therefore, the mode switching means prohibits switching from the normal mode to the standby mode during the drive limiting operation period in which the drive control circuit detects the occurrence of an overheat state and limits the drive of the load. As a result, regardless of the content of the control signal, the drive limit operation will not be reset in the middle of the drive limit operation, and when the component or load is overheated, the detected temperature changes with the expected hysteresis width. To come. As a result, the control has a margin with respect to the limit temperature, and the temperature rise of the component and the load can be reliably suppressed without lowering the protection temperature level.
[0014]
According to the means described in
[0015]
According to the means described in
[0016]
According to the means described in
[0017]
According to the means described in claim 5, similarly to the means described in
[0018]
Further, the drive control circuit of this means has a third threshold value in addition to the first and second threshold values for the overheat protection control, and the temperature detection signal is output when the standby mode is shifted to the normal mode. Immediately if is less than the third threshold Drive control of the load based on the control signal . This is because even if the transition to the standby mode is during the drive limiting operation period and the temperature detection signal is less than the third threshold value after the transition to the normal mode, the energization is started immediately. This is because the actual temperature of the component or the load is limited to a guaranteed temperature or less (such a value is set as the third threshold value).
[0019]
The third threshold value is set to a value equal to or greater than the second threshold value. In general, even if the cause of overheating, such as overload, continues, the second threshold value allows components and loads to be controlled by overheat protection control with hysteresis characteristics in combination with the first threshold value. It is necessary to set a value that can be sufficiently protected. On the other hand, when shifting from the standby mode to the normal mode based on the user's operation (via the control signal), the operation content is as much as possible as long as the actual temperature of the component or load is limited to the guaranteed temperature or less. It is preferable to realize the operation according to the above. Therefore, restart in line with the user's will. Move In order to do this, a third threshold value having a value equal to or greater than the second threshold value is set as a criterion.
[0020]
On the other hand, if the temperature detection signal is greater than or equal to the third threshold value when shifting from standby mode to normal mode Execute drive limit operation, and then After the temperature detection signal falls below the second threshold value, the drive restriction operation is resumed. This is because if energization is started at the third threshold value or higher, the actual temperature of the component or load may exceed the guaranteed temperature. In addition, since there is a high possibility that the transition to the standby mode was during the drive limiting operation period, the return from the drive limiting operation is prohibited until the drive threshold is lowered below the second threshold value with a margin. In addition, although the margin is reduced as in the means described in
[0021]
According to the means described in claim 7, the third threshold value is set higher than the maximum value of the temperature detection signal when the load is continuously energized in the normal operation state. That is, when the temperature detection signal is equal to or higher than the third threshold value when the standby mode is shifted to the normal mode, it means that the overheat state has been detected before the transition to the standby mode. According to this means, it is possible to prevent a drive limiting operation which is not necessary originally from being performed when shifting from the standby mode to the normal mode during normal operation.
[0022]
According to the means described in
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment in which the present invention is applied to drive a blower motor of an air conditioner (car air conditioner) mounted in an automobile will be described with reference to FIGS.
[0024]
FIG. 3 is a functional block diagram showing the overall electrical configuration of the load drive control device. In FIG. 3, a load
[0025]
A blower fan 5 of a car air conditioner (hereinafter referred to as a fan 5) is attached to the rotating shaft of the
[0026]
The load
[0027]
The power supply circuit 7 is directly connected to the
[0028]
The
[0029]
FIG. 2 shows a more detailed electrical configuration of the
[0030]
The
[0031]
The control circuit 9 incorporates a control power supply circuit (not shown), and generates a control power supply of about 5 V, for example, from a drive power supply VBL of about 14 V supplied from the power supply circuit 7. The internal circuit is supplied. Further, the
[0032]
In the
[0033]
The battery voltage VB is directly supplied from the
[0034]
FIG. 1 shows the electrical configurations of the
[0035]
The reference voltage Vref output from the ID /
[0036]
Here, the drive command signal is a signal that designates the rotation speed (rotation speed) of the
[0037]
The charge /
[0038]
The other ends of the charging
[0039]
The
[0040]
Next, the operation of this embodiment will be described with reference to FIG.
When a blower switch (not shown) provided on the instrument panel is set to OFF, the air conditioner ECU provides the load
[0041]
The load
(1) Rotation drive control
The voltage applied to the
(2) Overheat protection control
When the detected temperature of the
(3) Power consumption reduction control
When the rotation speed designated by the drive command signal is equal to or less than a predetermined value, the normal mode is switched to the standby mode to reduce power consumption.
[0042]
First, the rotational drive control (1) will be described.
The control circuit 9 of the
[0043]
On the other hand, in the standby mode, since the drive power supply VBL is not supplied to the
[0044]
Next, the overheat protection control (2) will be described.
The overheat
[0045]
Next, the power consumption reduction control (3) will be described.
The drive command signal has a low level duty ratio corresponding to the set air volume, and the low level is 0V and the high level is 5V. This drive command signal is compared with a reference voltage Vref (for example, 3.75 V) by the
[0046]
The terminal voltage of the
[0047]
Next, an operation when the blower switch OFF operation and the ON operation are continuously performed during the overheat protection operation will be described. Such an operation occurs when the fan 5 stops due to the overheat protection operation, and a user who notices the stop (thinks suspiciously) turns off the blower switch and turns it on again.
[0048]
FIG. 4 shows (a) detected temperature, (b) drive command signal, (c) drive power supply VBL, (d) motor energized state, and (e) blower switch state in this operation state. The drive command signal is low level (100% low level duty ratio) when the blower switch is on (when Hi is switched), and high level (0% low level duty) when the blower switch is off.
[0049]
In FIG. 4, for example, when foreign matter enters the rotating part during rotation of the fan 5 and the motor torque increases, the current flowing from the
[0050]
When the blower switch is turned off, the drive command signal becomes a high level indicating rotation stop. However, since the overheat signal is at a high level during the overheat protection operation, the switching control signal output by the
[0051]
When the temperature of the
[0052]
As described above, the load
[0053]
The load
[0054]
Further, since the mode is switched by comparing the terminal voltage of the
[0055]
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
5 to 7 correspond to FIGS. 1 to 3 in the first embodiment, respectively, and the same components are denoted by the same reference numerals. As shown in FIG. 5, the standby circuit 32 (corresponding to the mode switching means) of the load
[0056]
The
[0057]
Next, overheat protection control by the overheat
FIGS. 8 and 9 are similar to FIGS. 4A and 4B, when the fan 5 is stopped by the overheat protection operation, when a user who notices the stop (thinks suspiciously) turns off the blower switch and turns it on again ( a) detected temperature; (b) drive command signal; (c) drive power supply VBL; (d) motor energized state; and (e) blower switch state. FIG. 8 and FIG. 9 are different in timing for turning on the blower switch from OFF.
[0058]
For example, when the motor torque increases due to foreign matter entering the rotating part while the fan 5 is rotating, the current flowing from the
[0059]
When the blower switch is turned off, the drive command signal becomes a high level indicating rotation stop, and the switching control signal and the mode switching signal become a low level. As a result, unlike the first embodiment, even during the overheat protection operation, the standby mode is entered, the supply of the drive power supply VBL from the power supply circuit 7 to the
[0060]
When the drive power supply VBL is supplied to the
[0061]
(1) When the detected temperature is lower than the determination temperature T3 (see FIG. 8)
Overheat
[0062]
In general, the release temperature T2 that is the lower limit temperature of the hysteresis control is sufficient for the
[0063]
On the other hand, when the user operates the blower switch from the OFF state to the ON state, as long as the actual temperature of the
[0064]
(2) When the detected temperature is equal to or higher than the determination temperature T3 (see FIG. 9)
The overheat
[0065]
By adding such a setting condition for the determination temperature T3, it is possible to prevent the fan 5 from rotating when the blower switch is temporarily turned off and turned on again during normal operation. Although the margin is reduced, the overheat
[0066]
According to the present embodiment described above, since the standby mode is always in the period when the blower switch is off, the power consumption can be reduced without using a relay or using the signal of the ignition switch. Further, when the blower switch is turned from OFF to ON, the overheat
[0067]
This determination temperature T3 is a temperature at which the actual temperature of the
[0068]
(Other embodiments)
In addition, this invention is not limited only to each embodiment mentioned above and described in drawing, The following deformation | transformation or expansion is possible.
The invention according to the first embodiment only needs to be configured to prohibit switching from the normal mode to the standby mode during the overheat protection operation, and the
In the second embodiment, the determination temperature T3 may be set equal to the release temperature T2.
[0069]
The temperature to be detected is not limited to the temperature of the
[0070]
It is good also as a structure which designates the rotation speed of the
The switching elements constituting the
The motor may be another type of motor such as a brushed DC motor, a synchronous motor, an induction motor or the like, and the configuration of the drive circuit may be changed accordingly. Further, the load is not limited to the motor.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an electrical configuration of a standby circuit and a power supply circuit according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing an electrical configuration of a drive control circuit
FIG. 3 is a functional block diagram showing the overall electrical configuration of the load drive control device.
FIG. 4 is an operation explanatory diagram when the blower switch is turned off and on continuously.
FIG. 5 is a view corresponding to FIG. 1 in a second embodiment of the present invention.
6 is a view corresponding to FIG.
FIG. 7 is a view corresponding to FIG.
FIG. 8 is equivalent to FIG.
FIG. 9 is equivalent to FIG.
FIG. 10 is an operation explanatory diagram in an overload state in a conventional configuration in which a load drive control device and an overheat protection control unit are simply combined.
[Explanation of symbols]
Claims (8)
この駆動制御回路に対して駆動用電源を供給するための電源供給回路と、
前記制御用信号に基づいて前記電源供給回路を制御することにより前記駆動用電源を供給する通常モードと前記駆動用電源を遮断するスタンバイモードとの切り替え制御を行うとともに、前記駆動制御回路が過熱状態の発生を検出して前記負荷の駆動を制限している駆動制限動作期間中は前記通常モードから前記スタンバイモードへの切り替えを禁止するように制御するモード切替手段とを備えていることを特徴とする負荷駆動制御装置。A drive control circuit that performs drive control of a load based on a control signal, and performs overheat protection control having a hysteresis characteristic based on a temperature detection signal of a temperature detection unit that detects the temperature of its own component or the temperature of the load When,
A power supply circuit for supplying driving power to the drive control circuit;
By controlling the power supply circuit based on the control signal, switching control between a normal mode for supplying the driving power and a standby mode for shutting off the driving power is performed, and the driving control circuit is in an overheated state. And a mode switching means for controlling to prohibit switching from the normal mode to the standby mode during a drive limiting operation period in which occurrence of the load is limited and driving of the load is limited. Load drive control device.
切替制御信号に応じてコンデンサの充放電を切り替える充放電切替回路と、
前記駆動制限動作の非実行期間中においては前記制御用信号を前記切替制御信号とし、前記過熱保護動作の実行期間中においては前記コンデンサの充電を指令する充電動作信号を前記切替制御信号とする切替信号生成回路と、
前記コンデンサの端子電圧が所定の切替レベル以上である場合には前記電源供給回路を電源供給状態に制御し、前記コンデンサの端子電圧が前記切替レベル未満である場合には前記電源供給回路を電源遮断状態に制御する電源供給制御回路とを備えていることを特徴とする請求項1または2記載の負荷駆動制御装置。The mode switching means is
A charge / discharge switching circuit for switching charge / discharge of the capacitor according to the switching control signal;
Switching in which the control signal is the switching control signal during the non-execution period of the drive limiting operation, and the charging operation signal instructing charging of the capacitor is the switching control signal during the execution period of the overheat protection operation A signal generation circuit;
When the terminal voltage of the capacitor is equal to or higher than a predetermined switching level, the power supply circuit is controlled to a power supply state, and when the terminal voltage of the capacitor is lower than the switching level, the power supply circuit is turned off. The load drive control device according to claim 1, further comprising a power supply control circuit that controls the state.
前記制御用信号に応じてコンデンサの充放電を切り替える充放電切替回路と、
前記コンデンサの端子電圧に基づいて前記電源供給回路を電源供給状態または電源遮断状態に切り替えるとともに、前記過熱保護動作期間中は電源遮断状態への切り替えを禁止する電源供給制御回路とを備えていることを特徴とする請求項1または2記載の負荷駆動制御装置。The mode switching means is
A charge / discharge switching circuit for switching charge / discharge of the capacitor in accordance with the control signal;
A power supply control circuit that switches the power supply circuit to a power supply state or a power cut-off state based on a terminal voltage of the capacitor, and prohibits switching to the power cut-off state during the overheat protection operation period. The load drive control device according to claim 1 or 2.
この駆動制御回路に対して駆動用電源を供給するための電源供給回路と、
前記制御用信号に基づいて前記電源供給回路を制御することにより前記駆動用電源を供給する通常モードと前記駆動用電源を遮断するスタンバイモードとの切り替え制御を行うモード切替手段とを備え、
前記駆動制御回路は、前記負荷の駆動を開始した場合に前記構成部品または前記負荷の実温度が保証温度以下に制限されるような当該駆動開始時の温度検出信号の値で且つ前記第2のしきい値以上の値に設定された第3のしきい値を有し、前記スタンバイモードから前記通常モードに移行した時に、前記温度検出信号が前記第3のしきい値以上である場合には前記駆動制限動作を実行し、その後前記温度検出信号が前記第2のしきい値以下に低下した後に前記駆動制限動作から復帰し、前記スタンバイモードから前記通常モードに移行した時に、前記温度検出信号が前記第3のしきい値未満である場合には直ちに前記制御用信号に基づいて前記負荷を駆動制御するように過熱保護制御を行うことを特徴とする負荷駆動制御装置。The load is controlled based on the control signal, and the load is detected when the temperature detection signal from the temperature detection means for detecting the temperature of the component or the load exceeds the first threshold value. When the temperature detection signal falls below a second threshold value set lower than the first threshold value, the process returns from the drive restriction operation. A drive control circuit for performing overheat protection control,
A power supply circuit for supplying driving power to the drive control circuit;
Mode switching means for performing switching control between a normal mode for supplying the driving power and a standby mode for cutting off the driving power by controlling the power supply circuit based on the control signal;
The drive control circuit has a value of a temperature detection signal at the start of driving such that an actual temperature of the component or the load is limited to a guaranteed temperature or less when driving of the load is started, and the second control circuit A third threshold value set to a value equal to or greater than the threshold value, and when the temperature detection signal is equal to or greater than the third threshold value when transitioning from the standby mode to the normal mode; When the drive limit operation is performed, and then the temperature detection signal returns to the normal mode from the standby mode after returning from the drive limit operation after the temperature detection signal falls below the second threshold value , the temperature detection signal When the value is less than the third threshold value, overheat protection control is performed so that the load is driven and controlled immediately based on the control signal .
この駆動制御回路に対して駆動用電源を供給するための電源供給回路と、
前記制御用信号に基づいて前記電源供給回路を制御することにより前記駆動用電源を供給する通常モードと前記駆動用電源を遮断するスタンバイモードとの切り替え制御を行うモード切替手段とを備え、
前記駆動制御回路は、前記負荷の駆動を開始した場合に前記構成部品または前記負荷の実温度が保証温度以下に制限されるような当該駆動開始時の温度検出信号の値で且つ前記第2のしきい値以上の値に設定された第3のしきい値を有し、前記スタンバイモードから前記通常モードに移行した時に、前記温度検出信号が前記第3のしきい値以上である場合には前記駆動制限動作を実行し、その後前記温度検出信号が前記第3のしきい値未満に低下した時点で前記駆動制限動作から復帰し、前記スタンバイモードから前記通常モードに移行した時に、前記温度検出信号が前記第3のしきい値未満である場合には直ちに前記制御用信号に基づいて前記負荷を駆動制御するように過熱保護制御を行うことを特徴とする負荷駆動制御装置。The load is controlled based on the control signal, and the load is detected when the temperature detection signal from the temperature detection means for detecting the temperature of the component or the load exceeds the first threshold value. When the temperature detection signal falls below a second threshold value set lower than the first threshold value, the process returns from the drive restriction operation. A drive control circuit for performing overheat protection control,
A power supply circuit for supplying driving power to the drive control circuit;
Mode switching means for performing switching control between a normal mode for supplying the driving power and a standby mode for cutting off the driving power by controlling the power supply circuit based on the control signal;
The drive control circuit has a value of a temperature detection signal at the start of driving such that an actual temperature of the component or the load is limited to a guaranteed temperature or less when driving of the load is started, and the second control circuit A third threshold value set to a value equal to or greater than the threshold value, and when the temperature detection signal is equal to or greater than the third threshold value when transitioning from the standby mode to the normal mode; When the drive limit operation is performed, and then when the temperature detection signal falls below the third threshold, the drive limit operation is resumed, and when the standby mode is shifted to the normal mode, the temperature detection is performed. When the signal is less than the third threshold value, overload protection control is performed so that the load is driven and controlled immediately based on the control signal .
前記温度検出手段は、前記スイッチング素子の温度を検出するように設けられていることを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載の負荷駆動制御装置。The drive control circuit includes a drive circuit including a switching element that outputs a current to the load, and a control circuit that performs on / off power control of the drive circuit and the overheat protection control.
The load drive control device according to claim 1, wherein the temperature detection unit is provided to detect a temperature of the switching element.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003106535A JP3941731B2 (en) | 2002-04-12 | 2003-04-10 | Load drive control device |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002110639 | 2002-04-12 | ||
JP2003106535A JP3941731B2 (en) | 2002-04-12 | 2003-04-10 | Load drive control device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004007970A JP2004007970A (en) | 2004-01-08 |
JP3941731B2 true JP3941731B2 (en) | 2007-07-04 |
Family
ID=30446960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003106535A Expired - Fee Related JP3941731B2 (en) | 2002-04-12 | 2003-04-10 | Load drive control device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3941731B2 (en) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100353633C (en) * | 2004-05-11 | 2007-12-05 | 北京理工大学 | Excess temperature protector for driving motor of electric automobile |
JP4603561B2 (en) * | 2007-02-27 | 2010-12-22 | 本田技研工業株式会社 | Alignment change control device |
JP5660358B2 (en) * | 2009-09-25 | 2015-01-28 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | Power supply control device |
JP5140130B2 (en) * | 2009-12-01 | 2013-02-06 | 日本電産テクノモータ株式会社 | motor |
EP2808203B1 (en) * | 2012-07-30 | 2016-09-21 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Blower apparatus and method for controlling blower apparatus in vehicle |
JP6249621B2 (en) * | 2013-03-29 | 2017-12-20 | ローム株式会社 | Circuit control device and circuit system |
-
2003
- 2003-04-10 JP JP2003106535A patent/JP3941731B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004007970A (en) | 2004-01-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI511438B (en) | Driving circuit and cooling apparatus | |
US6747432B2 (en) | Drive apparatus for cooling fan motor for use in vehicle | |
JP3572058B2 (en) | Power supply | |
JP4529666B2 (en) | Load drive device and load drive control method | |
JP4265548B2 (en) | Power generation control device | |
JP2007089393A (en) | Safety circuit for permanent magnet synchronous generator actuated by weak field | |
JP4987247B2 (en) | Rotating electrical machine control device and starting method thereof | |
WO2018181815A1 (en) | Load driving device | |
US7088565B2 (en) | Load drive control apparatus with performances of power-consumption reduction and overheat protection | |
JP3997969B2 (en) | Power generation control device | |
JP3608553B2 (en) | Inverter for AC generator motor | |
JP3941731B2 (en) | Load drive control device | |
JP3519048B2 (en) | Voltage control device for vehicle alternator | |
WO2021161798A1 (en) | Power converter control circuit | |
JP2008206313A (en) | Smoothing capacitor discharge device for vehicular power converter | |
WO2021161795A1 (en) | Electric power converter control circuit | |
JP4259006B2 (en) | Electric vehicle power control system | |
JPH10234130A (en) | Motor lock prevention circuit | |
JP2000102281A (en) | Load controller | |
JP2007019293A (en) | Driving device for linear solenoid | |
JP2003111495A (en) | Power generation controller for vehicle | |
JP3899942B2 (en) | Inverter for AC generator motor | |
JP7361740B2 (en) | Electric motor control device | |
JP2019030132A (en) | Air conditioner | |
JP2013042605A (en) | Motor drive device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050613 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060831 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060905 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061030 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061212 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070209 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070313 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070326 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3941731 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100413 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120413 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120413 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140413 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |