JP3939992B2 - Method for manufacturing piezoelectric resonator - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は圧電共振子の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来の圧電共振子を用いた圧電共振装置として、例えば図6に示すような水晶からなる圧電共振子53を用いた発振子が知られている。この圧電共振子53は、圧電基板530、駆動電極531、533、引き出し電極532、534を具備して構成されている。圧電基板530は矩形板状の基部530aと、この基部530aの両側に形成され、長さ方向先端部に向けて次第に厚みが薄くなる楔部530bとから構成されており、駆動電極531、533は均一厚みを有する基部530aの両主面に対向するように形成されている。
【0003】
また、駆動電極531、533には、引き出し電極532、534がそれぞれ接続され、一方の楔部530bに引き出されている。
【0004】
圧電共振子53は、図示しないが、収納容器であるセラミックパッケージなどに、導電性樹脂ペーストを用いて、圧電基板530下面に形成された引き出し電極532、534をセラミックパッケージのキャビティ底面に形成される電極パッドに接続、固定され、発振子が構成されていた。
【0005】
このような圧電共振子53は、前述のようにセラミックパッケージなどの収納容器に接続、固定された後、図7に示すように、一方の主面の駆動電極531にAgなどを蒸着させたり、Arイオンを照射し表面のAu層を薄くするなどの方法で発振周波数の調整を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような圧延共振子では主に振動モードとして厚み滑り振動を用いており、発振周波数は駆動電極531、533が形成された圧電基板530の基部530aの厚みにより決定されるが、水晶からなる圧電共振子53では薄くなると取り扱いが困難であることに起因して、圧電基板530の基部530aの厚みは20μm程度(即ち、基本波で80MHzでの発振可能な厚み)までしか薄くすることができなかった。即ち、80MHz以下でしか発振させられず、基本波を用いて100MHz以上の高周波にて発振させることは困難であった。
【0007】
一方、従来、振動子を3倍波を用いて発振させる方法もあった。即ち、水晶からなる圧電共振子53をインバータやトランジスタなどと組み合わせてコルピッツ回路などの発振回路を作製した場合、帰還抵抗Rfとして数KΩ〜数十KΩといった値のものを用いれば、3倍波にて発振可能な発振子の作製は可能ではあったが、帰還抵抗Rfなどのように発振回路に用いる帰還抵抗Rfの数値決めを行う必要があった。
【0008】
ところが、そのように帰還抵抗Rfの数値決めを行った場合でも、電圧や温度などの条件が変わると基本波やさらに3倍波よりも高次での発振といった所望ではない次数において発振が起こってしまう場合があり、確実に動作させることが困難であった。
【0009】
また、発振周波数は基部530aの厚みにより決定されるため、エッチング等により厚みを厳密に制御する必要があり、作製が困難であり、製造コストの増大につながるという問題があった。
【0010】
さらに、発振周波数の微調整を、一方の主面の駆動電極531にAgなどを蒸着させたり、Arイオンを照射し駆動電極531の表面のAu層を薄くするなどの方法で行っていたが、このような方法は、駆動電極531の重さを変化させて周波数調整を行うため、駆動電極531の重量変化による周波数変化は小さく、発振周波数の調整は困難であった。
【0011】
本発明は、基本波を用いて高周波にて共振可能であり、共振周波数の調整が容易でかつ安価な圧電共振子及び圧電共振装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の圧電共振子の製法は、厚みが先端に向けて次第に薄くなる楔部を有する圧電基板の前記楔部先端部の対向する両主面に、前記楔部先端を介して連続する駆動電極連続体を形成し、前記楔部先端とともに前記駆動電極連続体の楔部先端部分を同時に研磨し、前記楔部先端部の両主面にそれぞれ駆動電極を形成したことを特徴とする。
【0017】
このような製法によれば、先ず、楔部先端部に楔部先端を介して連続する駆動電極連続体を形成し、その後、楔部先端とともに、駆動電極連続体の楔部先端部分(駆動電極のブリッジ部)を回転砥石等により研磨して除去することで楔部先端部の両主面に駆動電極を形成することができる。特に楔部先端部の厚みを発振周波数より若干高めの周波数になる厚みに設定することにより、楔部先端の研磨除去量を最小限に抑えることができ、研磨中の破損事故や研磨時間を最小限とすることができる。周波数の追い込みは発振周波数をモニターしながら楔部先端部を研磨するとき、駆動電極を楔部の厚みが厚くなる方に研磨するため、共振周波数を低周波側に移動させて所望周波数を得ることができる。
【0018】
このように、楔部先端部に駆動電極連続体を形成し、その後、楔部先端とともに駆動電極連続体の楔部先端側を同時に研磨し、駆動電極を小さく加工し最適なサイズに合わせ込むことにより、安定して良好な電気特性の圧電共振子を得ることができるようになるとともに、周波数調整を行うことが可能であるだけでなく、共振周波数が低くなる方向に調整することも可能となり、その結果、歩留まりを向上し、生産効率を向上し、それにより、100MHz以上、特に100殻00MHzといった高周波にて発振可能な振動子を安定して供給できるようになり、設計の効率及び生産の効率を飛躍的に向上できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の製法により作製された圧電共振子を図面に基づいて詳説する。図1は、水晶からなる圧電基板を用いた圧電共振子の斜視図、図2は圧電共振子の側断面図を示すもので、圧電共振子3は、水晶からなる圧電基板30、駆動電極31、32、引き出し電極33、34を具備して構成されている。尚、圧電基板30とは、圧電性を有する水晶、セラミックス、単結晶からなる基板を含む概念である。
【0022】
圧電基板30は、所定結晶方位角に従ってカット(ATカット)されたものが用いられており、矩形板状の基部30aの長さ方向両側に側面形状が台形状の楔部30bを設けて構成され、楔部30bの両主面の傾斜面は、ベベル加工またはコンベックス加工により形成されている。圧電基板30は、厚みが厚い基部30aを有するため、高周波で用いられる共振子であっても強度を高くできる。
【0023】
尚、圧電基板30は、楔部30bの片面に傾斜面を形成した場合であっても良い。この場合、基部30aの下面と楔部30bの下面は同一平面となり、楔部30bの上面は傾斜面となる。また、傾斜面は、ベベル加工またはコンベックス加工で形成したが、エッチング等の加工でも良いことは勿論である。製造が容易という点では、ベベル加工またはコンベックス加工が望ましい。
【0024】
圧電基板30は、図2に示したように、長辺に沿った方向の両端に最も厚みが薄い最薄肉部300a(楔部30bの先端)が形成され、長辺方向の中心部には最も厚みが厚い基部30aが形成されている。最薄肉部300aの厚みは、基部30aの厚みの0.2倍以上とされている。最薄肉部300aと基部30aの間に形成される傾斜面のテーパーは2/100以下とされている。
【0025】
即ち、圧電基板30の楔部30bの長さをL、最薄肉部300aの厚みをt1、基部30aの厚みをt2とすると、t2>t1≧0.2t2で表され、各傾斜面のテーパーは(t2−t1)/2Lで表わされ、トータルテーパーは(t2−t1)/Lでとなり、このトータルテーパーは(t2−t1)/L≦2/100とされている。
【0026】
最薄肉部300aの厚みをt1、基部30aの厚みをt2としたとき、t1≧0.2t2としたのは、最薄肉部300aが数ミクロンの厚みの圧電基板30を作製する場合でも、ベベリング加工などによる圧電基板30の加工バラツキを20%以下に抑制できるため、この範囲内のバラツキでは最薄肉部300aと基部30aの間の所望位置に駆動電極31、32を形成することで所望共振周波数を再現性よく得ることができるからである。特に、駆動電極31、32を圧電基板30の楔部30bの先端部に置くという点から、先端部の厚み加工バラツキは5%以下に抑制することが望ましい。
【0027】
また、トータルテーパー(t2−t1)/Lを2/100以下としたのは、駆動電極31、32によるエネルギー閉じ込めを大きく壊すことなく、また駆動電極31、32の厚み分布を工夫すること、例えば駆動電極31、32の厚みを最薄肉部300aに向けて次第に厚くすることによって元々平板で実現できる基本振動に近い振動モードを実現することができるからである。特に蒸着などで形成される駆動電極31、32の厚みは1μm以下であるから、駆動電極31、32の厚み分布に工夫を加えることによって模擬的に平板に近い振動条件を実現するためには、駆動電極31、32の最薄肉部300a側端での基板厚みと、基部30a側端での基板厚みの差が駆動電極31、32の厚みあるいはそれ以下であることが望ましいためである。
【0028】
圧電基板30の長さは、ベベル加工、コンベックス加工で加工でき、傾斜面のトータルテーパ(t2−t1)/Lが2/100以下であるという点から、0.5〜5.0mmであることが望ましい。最薄肉部300aの厚みt1と基部30bの厚みt2の平均厚み、即ち圧電基板の平均厚みは、所望の発振周波数に合うように設定される。
【0029】
尚、上記例では、楔部30bの両側に傾斜面を形成し、この場合の傾斜面のトータルテーパー(t2−t1)/Lを2/100以下としたが、一方の主面にのみ傾斜面を形成し、他方の主面が平坦面である場合についても、テーパについては薄肉部と厚肉部という見方でよいので、同様に(t2−t1)/Lが2/100以下であることが望ましい。
【0030】
また、図1、図2の右側に形成された楔部30bの両主面には駆動電極31、32が形成されており、駆動電極31、32は、図1、図2の左側の楔部30bに形成された引き出し電極33、34に、引き出し線312、322を介して接続されている。引き出し電極33、34は、楔部30bの先端部の両主面に対向するように、かつ連続して形成されている。
【0031】
引き出し電極33、34を左側の楔部30bに形成することにより、収納容器に圧電共振子を片持ち梁として支持固定できるため、駆動電極31、32の振動を妨げることがなく、圧電共振子を導電性接着剤で収納容器に固定する際に、導電性接着剤の硬化時の応力による破損や、該応力による周波数の温度特性の悪化が生じることがない。即ち、圧電共振子を両端支持で固定した場合には、特に圧電基板が薄くなればなるほど振動を阻害しやすく、導電性接着剤の硬化時の応力の影響を受けやすいが、本願発明では一端支持で固定できるため、上記不具合を防止できる。
【0032】
尚、楔部30bを基部30aの一方側にのみ設けても良い。この場合には、圧電共振子を小型できるとともに、基部30aに引き出し電極を設け、厚みが厚い基部30aを収納容器に固定することになるため、収納容器への固定を確実に行うことができる。
【0033】
そして、本発明の圧電共振子では、図3に示すように、楔部30b先端及び駆動電極31、32先端が回転砥石7等で同時に研磨され、圧電基板30の先端面に楔部30bの先端と駆動電極31、32先端が同一平面上に露出している。言い換えると、研磨面に楔部30bの先端と駆動電極31、32の先端が存在している。
【0034】
このような圧電共振子3は、先ず、矩形状の水晶からなる基板を準備し、この矩形状の両端部に、ベベル加工またはコンベックス加工により傾斜面を作製し、基部30aの両側に楔部30bを形成した圧電基板30を作製する。
【0035】
この後、この圧電基板30の上面及び下面に、所定形状のマスクを配置して、蒸着やスパッタ等の手段を用いてAu、Ag、Crなどを蒸着等して、駆動電極連続体37(後述する研磨により駆動電極31、32となる)、引き出し電極33、34、引き出し線312、322を形成する。駆動電極連続体37は、駆動電極31、32を、楔部30bの先端面に形成されたブリッジ部310により接続して形成されている。尚、駆動電極連続体37を形成することなく、駆動電極31、32をそれぞれ形成しても良いが、研磨前から図2に示すように、駆動電極31、32の先端が楔部30bの先端面に存在することが、共振周波数制御幅が大きくなるため望ましい。
【0036】
そして、共振周波数の制御は、図3に示したように、圧電基板30の先端、即ち楔部30bの先端から、駆動電極連続体37のブリッジ部310を回転砥石7等で研磨し、駆動電極連続体37を駆動電極31、32に分離する。これにより、共振周波数が低くなる方向に周波数調整することができるようになる。結果として、周波数調整により良品に作り込む余地が増えるため、歩留まりを上げることができ、高い生産効率を実現することができる。
【0037】
尚、研磨による周波数調整の後、図4に示すように、駆動電極31、33の基部30a側の部分を、上方からレーザ光を照射して除去し、高周波側への周波数調整を行っても良い。
【0038】
また、前述の本発明の研磨による周波数調整は周波数粗調整工程として行い、その後、周波数微調整工程としてArイオン照射などのイオンガンを用いる手法を併用しても構わない。
【0039】
本発明の圧電共振子3では、厚みバラツキを補うための周波数調整を行うことができる。即ち、圧電基板30の厚みが基部30aから最薄肉部300aに向けて次第に薄くなっているため、駆動電極31、32が形成される楔部30bに厚みバラツキがあっても、適切な駆動電極31、32の形成位置を選択すればほぼ所望の共振周波数を得ることができ、さらに、圧電基板30の先端から、楔部30b先端とともに駆動電極31、32の先端も同時に研磨することにより、共振周波数の微調整を行うことができる。
【0040】
このような圧電共振子は収納容器内に収容されて圧電共振装置が作製される。図5は圧電共振装置を示すもので、図1及び図2に示すような圧電共振子3が、セラミックパッケージからなる収納容器41内に収容され、圧電共振子3の引き出し端子33、34が導電性接着剤43により収納容器41の内部底面に接合されて固定されており、収納容器41の開口部には環状のシールリング44を介して金属製蓋体45が接合されている。
【0041】
即ち、圧電共振子3の引き出し端子33、34は、導電性接着剤43を介して収納容器41の内部底面の電極パッド47に接続され、この電極パッド47は、収納容器41の下面に形成された外部電極49に電気的に接続されている。
【0042】
尚、上記した研磨、レーザ光照射による周波数調整は、収納容器41内に圧電共振子3を接合固定した後に行うことが、確実な周波数調整を行うという点から望ましい。
【0043】
【発明の効果】
本発明の圧電共振子では、厚みが先端に向けて次第に薄くなる楔部に駆動電極を設けることにより、100MHz以上の共振周波数とすることができるとともに、圧電基板は厚みが厚い部分を有するため強度的に高い。また、駆動電極は傾斜面を有する楔部に形成されており、駆動電極の形成位置を制御することにより、ある程度所望の共振周波数を得ることができる。さらに、楔部先端及び駆動電極先端を研磨することにより、共振周波数の微調整を行うことができる。
【0044】
また、ベベル加工やコンベックス加工により作製された水晶からなる圧電基板を用いた場合でも、基本波を用いた100MHz以上の高周波で共振可能な水晶からなる圧電共振子を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧電共振子の斜視図である。
【図2】図1の側断面図である。
【図3】圧電共振子の周波数調整を説明するための要部拡大図である。
【図4】レーザ光照射による周波数調整を説明するための要部断面図である。
【図5】本発明の圧電共振装置を示す断面図である。
【図6】従来の圧電共振子の斜視図である。
【図7】図6の圧電共振子の周波数調整を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
3・・・圧電共振子
30・・・圧電基板
30b・・・楔部
31、32・・・駆動電極
37・・・駆動電極連続体
41・・・収納容器[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a piezoelectric resonator.
[0002]
[Prior art]
As a conventional piezoelectric resonator using a piezoelectric resonator, for example, an oscillator using a
[0003]
The
[0004]
Although not shown, the
[0005]
Such a
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a rolling resonator, thickness shear vibration is mainly used as a vibration mode, and the oscillation frequency is determined by the thickness of the
[0007]
On the other hand, there has conventionally been a method of oscillating a vibrator using a third harmonic. That is, when an oscillation circuit such as a Colpitts circuit is manufactured by combining the
[0008]
However, even when the numerical value of the feedback resistor Rf is determined in this way, if conditions such as voltage and temperature change, oscillation occurs in an undesired order such as oscillation at a higher order than the fundamental wave or even a third harmonic wave. It may be difficult to operate reliably.
[0009]
In addition, since the oscillation frequency is determined by the thickness of the
[0010]
Furthermore, fine adjustment of the oscillation frequency was performed by a method such as vapor-depositing Ag or the like on the
[0011]
An object of the present invention is to provide a piezoelectric resonator and a piezoelectric resonance device that can resonate at a high frequency using a fundamental wave, can easily adjust the resonance frequency, and are inexpensive.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
The method for manufacturing a piezoelectric resonator according to the present invention is such that a drive electrode is formed on both opposing main surfaces of the front end portion of the wedge portion of the piezoelectric substrate having a wedge portion whose thickness gradually decreases toward the front end via the front end of the wedge portion. A continuous body is formed, and a wedge electrode tip portion of the drive electrode continuum is simultaneously polished together with the wedge tip end, and drive electrodes are formed on both main surfaces of the wedge tip end portion, respectively.
[0017]
According to such a manufacturing method, first, a continuous drive electrode continuous body is formed at the front end of the wedge portion via the front end of the wedge portion, and then, along with the front end of the wedge portion, the front end portion of the drive electrode continuous body (drive electrode) The driving electrode can be formed on both main surfaces of the front end portion of the wedge portion by polishing and removing the bridge portion) with a rotating grindstone or the like. In particular, by setting the thickness of the wedge tip to a frequency that is slightly higher than the oscillation frequency, the amount of polishing removal at the wedge tip can be minimized, and damage during polishing and polishing time are minimized. Limit. In order to drive the frequency, when polishing the tip of the wedge while monitoring the oscillation frequency, the drive electrode is polished so that the thickness of the wedge increases, so the resonance frequency is moved to the low frequency side to obtain the desired frequency. Can do.
[0018]
In this way, the drive electrode continuum is formed at the wedge tip, and then the wedge electrode tip side of the drive electrode continuum is simultaneously polished together with the wedge tip, and the drive electrode is made small to fit the optimum size. As a result, it becomes possible to obtain a piezoelectric resonator having stable and good electrical characteristics, and it is possible not only to adjust the frequency but also to adjust the resonance frequency in a lower direction, As a result, the yield is improved and the production efficiency is improved. As a result, it becomes possible to stably supply a vibrator capable of oscillating at a high frequency of 100 MHz or more, particularly 100 shells 00 MHz, and the design efficiency and production efficiency. Can be improved dramatically.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a piezoelectric resonator manufactured by the manufacturing method of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view of a piezoelectric resonator using a piezoelectric substrate made of quartz, and FIG. 2 is a side sectional view of the piezoelectric resonator. The piezoelectric resonator 3 includes a
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
As shown in FIG. 2, the
[0025]
That is, when the length of the
[0026]
When the thickness of the
[0027]
The total taper (t2−t1) / L is set to 2/100 or less because the energy confinement by the
[0028]
The length of the
[0029]
In the above example, inclined surfaces are formed on both sides of the
[0030]
Further, drive
[0031]
By forming the
[0032]
Note that the
[0033]
In the piezoelectric resonator of the present invention, as shown in FIG. 3, the tip of the
[0034]
For such a piezoelectric resonator 3, first, a substrate made of a rectangular crystal is prepared, inclined surfaces are formed on both ends of the rectangular shape by bevel processing or convex processing, and
[0035]
Thereafter, a mask having a predetermined shape is disposed on the upper and lower surfaces of the
[0036]
Then, as shown in FIG. 3, the resonance frequency is controlled by polishing the
[0037]
After the frequency adjustment by polishing, as shown in FIG. 4, the
[0038]
Further, the frequency adjustment by the polishing of the present invention described above may be performed as a frequency coarse adjustment step, and then a method using an ion gun such as Ar ion irradiation may be used in combination as the frequency fine adjustment step.
[0039]
In the piezoelectric resonator 3 of the present invention, frequency adjustment for compensating for thickness variation can be performed. That is, since the thickness of the
[0040]
Such a piezoelectric resonator is accommodated in a storage container to produce a piezoelectric resonance device. FIG. 5 shows a piezoelectric resonator. A piezoelectric resonator 3 as shown in FIGS. 1 and 2 is accommodated in a
[0041]
That is, the
[0042]
Note that the above-described frequency adjustment by polishing and laser beam irradiation is preferably performed after the piezoelectric resonator 3 is bonded and fixed in the
[0043]
【The invention's effect】
In the piezoelectric resonator of the present invention, by providing the drive electrode on the wedge portion whose thickness gradually decreases toward the tip, the resonance frequency can be set to 100 MHz or more, and the piezoelectric substrate has a thick portion, so that the strength is high. Expensive. Further, the drive electrode is formed on a wedge portion having an inclined surface, and a desired resonance frequency can be obtained to some extent by controlling the formation position of the drive electrode. Furthermore, the resonance frequency can be finely adjusted by polishing the tip of the wedge portion and the tip of the drive electrode.
[0044]
Further, even when a piezoelectric substrate made of quartz manufactured by bevel processing or convex processing is used, a piezoelectric resonator made of quartz that can resonate at a high frequency of 100 MHz or more using a fundamental wave can be provided at low cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a piezoelectric resonator according to the present invention.
FIG. 2 is a side sectional view of FIG.
FIG. 3 is an enlarged view of a main part for explaining frequency adjustment of the piezoelectric resonator.
FIG. 4 is a cross-sectional view of an essential part for explaining frequency adjustment by laser light irradiation.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a piezoelectric resonance device of the present invention.
FIG. 6 is a perspective view of a conventional piezoelectric resonator.
7 is a perspective view for explaining frequency adjustment of the piezoelectric resonator of FIG. 6; FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 3 ...
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