JP3938392B2 - Gas lamp mantle - Google Patents
Gas lamp mantle Download PDFInfo
- Publication number
- JP3938392B2 JP3938392B2 JP18044797A JP18044797A JP3938392B2 JP 3938392 B2 JP3938392 B2 JP 3938392B2 JP 18044797 A JP18044797 A JP 18044797A JP 18044797 A JP18044797 A JP 18044797A JP 3938392 B2 JP3938392 B2 JP 3938392B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas lamp
- mantle
- light emitting
- pedestal
- fixing portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
Description
【0001】
【技術分野】
本発明は,ガス灯の発光部分であるガス灯用マントルに関する。
【0002】
【従来技術】
後述する図4に示すごとく,ガス灯は,バーナ5の火炎噴出口51にガス灯用マントル1が被冠されている。
そして,図6に示すごとく,上記ガス灯用マントル9は,断面がU字状の発光用網状体93にアルミニウム,イットリウム,セリウム,クロム,エルビウム,ツリウムなどの発光成分が担持されている。そして,上記発光成分によって,ホワイト,オレンジ,エメラルドグリーン,ピンク等の炎光を発する。
【0003】
ところで,従来,ガス灯用に用いられるマントルは,図7〜図9に示すごとく,発光用網状体93と,台座92とを別個に作製しておき(図7),台座92に発光用網状体93を被冠し(図8),固定している(図9)。
そして,発光用網状体93は,台座92に被冠した後,ワイヤー94で結束していた。そして,結束されたガス灯用マントル9(図6,図9)は,電気炉等で焼成した後,ガス灯に取り付ける。
【0004】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来のガス灯用マントル9は,図6,図9に示すごとく,金属製のワイヤー94で結束されている。そのため,ガス灯の点灯と消灯により,ワイヤー94が膨張と収縮のサイクルを繰り返す。また,結束箇所は,ワイヤー94で締めつけられるため非常に細い線状溝を呈している。そのため,点灯の際には,ガス灯着火の衝撃が上記結束部分の非常に少ない面積に集中する。
それ故,長期使用中には,発光用網状体93の結束箇所が破損することがあり,耐久性に欠けている。
【0005】
さらに,発光用網状体93は,電気炉等で焼成されているので,ガス灯に取り付ける際には,脆い状態にある。
また,上記ワイヤー94は金属製であるため熱膨張率が大きい。それ故,上記従来のガス灯用マントル9は,比較的緩やかな焼成方法で焼成しなければならない。そのため,電気炉等の設備が必要となり,コストアップにつながっていた。
【0006】
また,ワイヤー94を用いる結束作業は,図7〜図9に示すごとく,台座92に発光用網状体93を被冠し(図7),その状態を保持しながらワイヤー94で,台座92のくびれ状固定部921に結束する(図8)。
【0007】
また,発光用網状体93は,柔らかく,脆いものである。そのため,結束作業にあたっては,上記発光用網状体93を柔らかく保持しつつ台座92にワイヤー94で結束しなければならず,その固定は,時間のかかる手作業となり,コストアップを招いていた。
なお,図7において符号923はバーナ5の火炎噴出口51への取り付け脚部である。
【0008】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,長期使用においても耐久性にすぐれ,かつ安価に製造できるガス灯用マントルを提供しようとするものである。
【0009】
【課題の解決手段】
請求項1に記載の発明は、ガス灯バーナの火炎噴出口に配設するガス灯用マントルにおいて,
該ガス灯用マントルは,台座と,該台座に被冠した発光用網状体とよりなり,
上記台座は,上部固定部及び該上部固定部より外径が大きい下部固定部を有しており,
上記発光用網状体は,上記台座における上記上部固定部又は上記下部固定部の外周面に対して,耐熱性無機質接着剤により接着固定してあることを特徴とするガス灯用マントルである。
【0010】
本発明において最も注目すべきことは,発光用網状体と台座とは,耐熱性無機質接着剤によって接着固定されていることである。
【0011】
【発明の作用及び効果】
次に,本発明の作用効果につき説明する。
本発明においては,発光用網状体と台座とが,耐熱性無機質接着剤によって接着固定されている。
上記耐熱性無機質接着剤は,熱膨張率が小さいため,ガス灯の点灯,又は消灯時における急激な温度変化に対して,膨張,収縮の変化が少ない。また,接着固定箇所はワイヤーで結束したときよりも,広い面で接触するため,点灯の際には,着火の衝撃を広い面積に分散させることができる。
そのため,ガス灯の長期使用にあたっても,発光用網状体の接着固定箇所に繰返し疲労がかかりにくく,耐久性に優れている。
【0012】
次に,上記発光用網状体と台座の固定は,熱膨張率が小さい耐熱性無機質接着剤で接着したため,本発明のガス灯用マントルは,比較的急激な焼成方法で焼成することができる。つまり,上記ガス灯用マントルを,予め焼成することなく直接にガス灯に設置した後,ガス灯を点灯する際に,直焼き焼成を行うことができる。そのため,電気炉等の製造設備が不要となり,ランニング,イニシャルの両面でコストダウンを図ることができる。
【0013】
さらに,直焼き焼成が可能になったことから,発光用網状体は,直接ガス灯に取り付けることができ,従来のごとく点灯されるまでの間に焼成しておくという必要がない。そのため,発光用網状体は,未焼成の破損しにくい状態のままで,運搬,保管,取り付けが可能となる。また,耐熱性無機質接着剤を使用したことによって,上記両者の固定作業を著しく軽減できる。そのため,コストダウンを図ることができる。
【0014】
なお,上記台座は,セラミックス製とすることが好ましい。これにより,耐熱性無機質接着剤との馴染み性が向上し,熱衝撃も少なく,耐久性が向上する。
また,上記台座は,実施形態例1及び実施形態例2に示すごとく,階段状をなし,焼成により発光用網状体が収縮するものは直径の小さい上部固定部に接着し(実施形態例1参照),一方,上記収縮が小さい発光用網状体の場合には直径の大きい下部固定部に接着する(実施形態例2参照)ように構成してある。これにより,1種類の台座で上記固定法に対応でき,コスト低下を図ることができる。
【0015】
次に,請求項2に記載の発明のように,上記耐熱性無機質接着剤は,セラミックス系接着剤であることが好ましい。この場合には,上記耐熱性無機質接着剤は,熱膨張係数が例えば3〜10×10-6/℃と小さく,かつ1000〜1500℃の高温耐久性を有する。そのため,接着部は高温耐久性に優れている。
上記セラミックス系接着剤としては,例えば,シリカ・アルミナ,アルミナ,シリカ,ジルコニアを主成分としたものがある。
【0016】
次に,請求項3に記載の発明のように,上記発光用網状体には,アルミニウム,イットリウム,セリウム,クロム,エルビウム,ツリウムの1種又は2種以上の発光成分を担持させることができる。
この場合,アルミニウムとイットリウムとセリウムとの3種類を用いた場合には,ガス灯色としてホワイト色を採用することができ,アルミニウムとイットリウムとセリウムとクロムとの4種類を用いた場合には,ガス灯色としてオレンジ色を採用することができる。また,エルビウムを用いた場合には,ガス灯色としてエメラルドグリーン色を採用することができ,ツリウムを用いた場合には,ガス灯色としてピンク色を採用することができる。
【0017】
また,上記発光成分は,上記発光用網状体に対して担持する場合には,通常,硝酸塩,酢酸塩等の状態で含浸,担持する。そして,これらは上記焼成によってアルミニウム酸化物等の酸化物となる。
【0018】
次に,請求項4に記載の発明のように,上記発光用網状体は,有機繊維の網状体に発光成分を担持してなることが好ましい。
この場合には,発光用網状体は,焼成されるまでの間,有機繊維が残っているため,破損しにくい状態にある。それ故,バーナで直接焼成する場合に,その運搬,保管,取り付けが容易である。
【0019】
なお,加熱炉焼成,直焼き焼成等の焼成時には,有機繊維は焼失し,発光成分の網状体となる。上記有機繊維としては,例えば,綿などを用いる。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施形態例1
本発明の実施形態例にかかるガス灯用マントル1について,図1〜図4を用いて説明する。
本例のガス灯用マントル1は,図1に示すごとく,台座2と,該台座2に被冠した発光用網状体3とよりなり,かつ該発光用網状体3は,上記台座2における上部固定部21に対して,耐熱性無機質接着剤4により接着固定してある。
【0021】
本例において,上記発光用網状体3には,綿からなる有機繊維を断面U字状に成形した網状体に,アルミニウムとイットリウムとセリウムとの3種類からなる発光成分が担持されている。
また,上記耐熱性無機質接着剤4には,シリカ・アルミナを主成分とするセラミックス接着剤(スミセラムS;朝日化学工業(株),登録商標)を使用する。
ガス灯用マントル1は,図4に示すごとく,ガス灯のバーナ5の火炎噴出口51に配設する。上記バーナ5は,火炎噴出口51と,ガス灯への取付部52とを有する。また,上記台座2は,アルミナ・シリカを主成分とするセラミックスにより作製してある。
【0022】
本例のガス灯用マントル1を組み立てるにあたっては,図2,図3に示すごとく,まず,台座2の上部固定部21の外周に耐熱性無機質接着剤4を塗布する。次いで,上記上部固定部21の外周に発光用網状体3を被冠する。
これにより,図1,図3に示すごとく,上部固定部21と発光用網状体3との間に耐熱性無機質接着剤4が介在する。また,発光用網状体3の下部外周にも耐熱性無機質接着剤4がはみ出している。その後,これを放置しておくことにより,耐熱性無機質接着剤4を硬化させる。これにより,図1,図4に示すごとく,発光用網状体3の下部の内周,及び外周が台座2に接着固定される。
【0023】
次に,本例の作用効果につき説明する。
本例のガス灯用マントル1においては,図1に示すごとく,発光用網状体3と台座2とが,耐熱性無機質接着剤4によって接着固定されている。
そして,上記耐熱性無機質接着剤4は,シリカ・アルミナを主成分とするセラミックス接着剤であり,熱膨張係数が3×10-6/℃と小さく,ガス灯の点灯,又は消灯時における急激な温度変化に対して,膨張,収縮の変化が少ない。
【0024】
また,接着固定箇所はワイヤーで結束したときよりも,広い面で接触するため,点灯の際には,着火の衝撃を広い面積に分散させることができる。
そのため,ガス灯の長期使用にあたっても,発光用網状体3の接着固定箇所に繰返し疲労がかかりにくく,耐久性に優れている。
【0025】
次に,上記発光用網状体3と台座2とは,熱膨張率が小さい耐熱性無機質接着剤で接着したため,比較的急激な焼成方法で焼成することができる。つまり,上記ガス灯用マントル1を,予め焼成することなく直接にガス灯に設置した後,ガス灯を点灯する際に,直焼き焼成を行うことができる。そのため,電気炉等の焼成用の設備が不要となり,ランニング,イニシャルの両面でコストダウンを図ることができる。
【0026】
さらに,上記直焼き焼成が可能になったことから,発光用網状体3は,ガス灯のバーナ5の火炎噴出口51に取り付けられ,点灯,焼成されるまで,網状骨格の有機繊維が残されている。それ故,本例におけるガス灯用マントル1は,破損しにくい状態で,運搬,保管,取り付けが可能となる。
【0027】
また,本例のガス灯用マントル1の組み立てにあたっては,図2,図3に示すごとく,予め,耐熱性無機質接着剤4を塗布した上記上部固定部21に,発光用網状体3を被冠させればよい。
そのため,上記台座2と発光用網状体3の固定作業は極めて簡単,容易である。
また,台座2は,セラミックス製であり,熱膨張率が小さい。そのため,台座2と耐熱性無機質接着剤4との間の馴染みも良く,バーナ5の着火時の衝撃も少なく,耐久性に優れている。
なお,図1,図2において,符号22は下部固定部を,23は脚部を示す。
【0028】
上記のごとくして作製されたガス灯用マントル1は,図4に示すごとく,ガス灯のバーナ5の火炎噴出口51に取り付けて,ガス灯を着火する。これにより,ガス灯用マントル1は,直接焼成され,発光用網状体3の骨格である有機繊維は焼失し,アルミニウムとイットリウムとセリウムとの3種類の酸化物よりなる発光成分がセラミック化して残る。
そして,このガス灯用マントル1は,上記発光成分としてアルミニウムとイットリウムとセリウムとの3種類を用いているので,ホワイト色の美しいガス灯色を放つ。
【0029】
実施形態例2
本例は,図5に示すごとく,実施形態例1のガス灯用マントル1において,台座2の下部固定部22の外周に,発光用網状体3を固定したものである。
また,本例はエメラルドグリーン色を発する発光成分であるエルビウムを上記発光用網状体3に担持した例である。
【0030】
すなわち,本例は,実施形態例1と同様に上部固定部21及び下部固定部22を有する台座2を用い,その外径が大きい下部固定部22に発光用網状体3を取り付けたガス灯用マントル1である。
そして,下部固定部22に対して実施形態例1と同様の耐熱性無機質接着剤4を用いて発光用網状体3の下部を固定する。
【0031】
本例におけるガス灯用マントル1は,上記エメラルドグリーン色を発する発光成分を担持したものであるが,この発光成分を用いる場合には,発光用網状体3は,図5に示すごとく,一点斜線で示すごとく収縮する。この時,発光用網状体3の収縮は,実施形態例1のアルミニウムとイットリウムとセリウムとの3種類よりなる発光成分を用いる場合に比較して大きい。なお,図5における符号30は焼成後の発光用網状体を示す。
したがって,本例の場合には,発光用網状体3は直径の大きい下部固定部22に固定されてガス灯に取り付けられ,直接焼成によって収縮した状態で長期使用される。
【0032】
次に,本例の作用効果につき説明する。
本例及び実施形態例1において重要なことは,台座2は上記上部固定部21と下部固定部22を有することである。これにより,焼成による発光用網状体3の収縮が小さい場合には,径の小さい上部固定部21に発光用網状体3を固定し(実施形態例1),一方,収縮が大きい場合には,実施形態例2に示すごとく,径の大きい下部固定部22に発光用網状体3を固定する。
【0033】
このようにすることにより,発光用網状体3の収縮率が大きい場合にも,小さい場合にも,同じ構造の台座2を使用することができる。そのため,収縮率の大小に合わせて,径の異なる2種類の台座を作製する必要がなくなり,台座2の制作のコストダウンを図ることができる。
【0034】
その他は,実施形態例1と同様である。
また,本例においても,実施形態例1と同様の効果を得ることができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば,長期使用においても耐久性にすぐれ,かつ安価に製造できるガス灯用マントルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1のガス灯用マントルの断面図。
【図2】実施形態例1のガス灯用マントルの組み立てを説明する斜視図。
【図3】実施形態例1のガス灯用マントルの組み立て後の斜視図。
【図4】実施形態例1のガス灯用マントルを取り付けるバーナの断面図。
【図5】実施形態例2のガス灯用マントルの断面図。
【図6】従来例のガス灯用マントルの断面図。
【図7】従来例のガス灯用マントルの組み立てを説明する斜視図。
【図8】図7に続く,組み立てを説明する斜視図。
【図9】従来例のガス灯用マントルの組み立て後の斜視図。
【符号の説明】
1...ガス灯用マントル,
2...台座,
21...上部固定部,
22...下部固定部,
3...発光用網状体,
4...耐熱性無機質接着剤,
5...バーナ,
51...火炎噴出口,[0001]
【Technical field】
The present invention relates to a gas lamp mantle which is a light emitting portion of a gas lamp.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 4 to be described later, the gas lamp has a
As shown in FIG. 6, the gas lamp mantle 9 has a light-emitting
[0003]
By the way, as shown in FIGS. 7 to 9, a mantle conventionally used for a gas lamp has a
The
[0004]
[Problems to be solved]
However, the conventional gas lamp mantle 9 is bound by a
Therefore, during long-term use, the binding portion of the light emitting net 93 may be damaged, and the durability is lacking.
[0005]
Further, since the
Further, since the
[0006]
In addition, as shown in FIGS. 7 to 9, the binding work using the
[0007]
The
In FIG. 7,
[0008]
The present invention has been made in view of such conventional problems, and an object of the present invention is to provide a gas lamp mantle that is excellent in durability and can be manufactured at low cost even in long-term use.
[0009]
[Means for solving problems]
The invention according to
The gas lamp mantle is composed of a pedestal and a luminous net covered with the pedestal,
The pedestal has an upper fixed portion and a lower fixed portion having an outer diameter larger than that of the upper fixed portion.
The light emitting mantle is a gas lamp mantle characterized in that it is bonded and fixed to the outer peripheral surface of the upper fixing portion or the lower fixing portion of the pedestal with a heat-resistant inorganic adhesive.
[0010]
What should be noted most in the present invention is that the light emitting network and the pedestal are bonded and fixed with a heat-resistant inorganic adhesive.
[0011]
[Action and effect of the invention]
Next, the effects of the present invention will be described.
In the present invention, the light emitting network and the pedestal are bonded and fixed with a heat-resistant inorganic adhesive.
Since the above heat-resistant inorganic adhesive has a small coefficient of thermal expansion, it hardly changes in expansion and contraction with respect to a rapid temperature change when the gas lamp is turned on or off. In addition, since the adhesive fixing point is in contact with a wider area than when bound with a wire, the ignition impact can be distributed over a wide area during lighting.
Therefore, even when the gas lamp is used for a long period of time, it is less likely to be repeatedly fatigued at the bonding and fixing portion of the light emitting mesh, and it has excellent durability.
[0012]
Next, since the light emitting network and the base are fixed with a heat-resistant inorganic adhesive having a low coefficient of thermal expansion, the gas lamp mantle of the present invention can be fired by a relatively rapid firing method. That is, direct firing can be performed when the gas lamp is turned on after the gas lamp mantle is directly installed in the gas lamp without firing in advance. This eliminates the need for manufacturing equipment such as an electric furnace, and can reduce costs in both running and initial stages.
[0013]
Further, since direct firing is possible, the light emitting network can be directly attached to a gas lamp and does not need to be fired until it is lit as before. As a result, the light emitting network can be transported, stored, and mounted while remaining unfired and not easily damaged. In addition, the use of a heat-resistant inorganic adhesive can significantly reduce the above-described fixing work. Therefore, cost reduction can be achieved.
[0014]
The pedestal is preferably made of ceramics. This improves familiarity with the heat-resistant inorganic adhesive, reduces thermal shock, and improves durability.
Further, as shown in the first embodiment and the second embodiment, the pedestal has a stepped shape, and the light-emitting net member contracted by baking is bonded to the upper fixed portion having a small diameter (see the first embodiment). On the other hand, in the case of the light emitting network having a small shrinkage, it is configured to be bonded to the lower fixed portion having a large diameter (see Embodiment 2). Thereby, it is possible to cope with the above-described fixing method with one kind of pedestal, and to reduce the cost.
[0015]
Next, as in the second aspect of the invention, the heat-resistant inorganic adhesive is preferably a ceramic adhesive. In this case, the heat-resistant inorganic adhesive has a thermal expansion coefficient as small as 3 to 10 × 10 −6 / ° C. and high temperature durability of 1000 to 1500 ° C. Therefore, the bonded part has excellent high temperature durability.
Examples of the ceramic adhesive include those mainly composed of silica / alumina, alumina, silica, and zirconia.
[0016]
Next, as in the invention described in
In this case, when three types of aluminum, yttrium, and cerium are used, a white color can be adopted as the gas lamp color, and when four types of aluminum, yttrium, cerium, and chromium are used, Orange can be adopted as the gas lamp color. In addition, when erbium is used, an emerald green color can be adopted as a gas lamp color, and when thulium is used, a pink color can be adopted as a gas lamp color.
[0017]
When the light emitting component is supported on the light emitting network, it is usually impregnated and supported in the form of nitrate, acetate or the like. And these become oxides, such as aluminum oxide, by the said baking.
[0018]
Next, as in the invention described in
In this case, since the organic fiber remains until the light emitting network is fired, it is not easily damaged. Therefore, when firing directly with a burner, it is easy to transport, store and install.
[0019]
Note that the organic fiber is burned off during firing such as heating furnace firing or direct firing firing, and becomes a network of light emitting components. As said organic fiber, cotton etc. are used, for example.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A
As shown in FIG. 1, the
[0021]
In this example, the
As the heat-resistant
As shown in FIG. 4, the
[0022]
In assembling the
As a result, as shown in FIGS. 1 and 3, the heat-resistant
[0023]
Next, the effect of this example will be described.
In the
The heat-resistant
[0024]
In addition, since the adhesive fixing point is in contact with a wider area than when bound with a wire, the ignition impact can be distributed over a wide area during lighting.
For this reason, even when the gas lamp is used for a long period of time, it is difficult to be repeatedly fatigued at the bonding and fixing portion of the
[0025]
Next, since the
[0026]
Furthermore, since the direct firing firing is possible, the
[0027]
When assembling the
For this reason, the fixing operation of the
The
1 and 2,
[0028]
The
And since this
[0029]
In this example, as shown in FIG. 5, in the
Further, in this example, erbium, which is a light emitting component that emits an emerald green color, is carried on the
[0030]
That is, this example uses a
Then, the lower part of the
[0031]
The
Therefore, in the case of this example, the
[0032]
Next, the effect of this example will be described.
What is important in this example and
[0033]
By doing in this way, the
[0034]
Others are the same as in the first embodiment.
Also in this example, the same effect as in the first embodiment can be obtained.
[0035]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the mantle for gas lamps which is excellent in durability also in long-term use and can be manufactured cheaply can be provided.
[Brief description of the drawings]
1 is a cross-sectional view of a gas lamp mantle according to
FIG. 2 is a perspective view for explaining assembly of a gas lamp mantle according to
3 is a perspective view after assembling the gas lamp mantle of
4 is a cross-sectional view of a burner to which the gas lamp mantle of
5 is a cross-sectional view of a gas lamp mantle according to
FIG. 6 is a cross-sectional view of a conventional gas lamp mantle.
FIG. 7 is a perspective view for explaining assembly of a conventional gas lamp mantle.
FIG. 8 is a perspective view for explaining assembly following FIG. 7;
FIG. 9 is a perspective view of a conventional gas lamp mantle after assembly.
[Explanation of symbols]
1. . . Gas lamp mantle,
2. . . pedestal,
21. . . Upper fixed part,
22. . . Lower fixing part,
3. . . Luminous network,
4). . . Heat-resistant inorganic adhesive,
5). . . Burner,
51. . . Flame spout,
Claims (4)
該ガス灯用マントルは,台座と,該台座に被冠した発光用網状体とよりなり,
上記台座は,上部固定部及び該上部固定部より外径が大きい下部固定部を有しており,
上記発光用網状体は,上記台座における上記上部固定部又は上記下部固定部の外周面に対して,耐熱性無機質接着剤により接着固定してあることを特徴とするガス灯用マントル。In the gas lamp mantle installed at the flame outlet of the gas lamp burner,
The gas lamp mantle is composed of a pedestal and a luminous net covered with the pedestal,
The pedestal has an upper fixing portion and a lower fixing portion having an outer diameter larger than that of the upper fixing portion.
The gas lamp mantle, wherein the light emitting mesh is bonded and fixed to the outer peripheral surface of the upper fixing portion or the lower fixing portion of the pedestal with a heat-resistant inorganic adhesive.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18044797A JP3938392B2 (en) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | Gas lamp mantle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18044797A JP3938392B2 (en) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | Gas lamp mantle |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1116401A JPH1116401A (en) | 1999-01-22 |
JP3938392B2 true JP3938392B2 (en) | 2007-06-27 |
Family
ID=16083399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18044797A Expired - Fee Related JP3938392B2 (en) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | Gas lamp mantle |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3938392B2 (en) |
-
1997
- 1997-06-20 JP JP18044797A patent/JP3938392B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1116401A (en) | 1999-01-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4599066A (en) | Radiant energy burner | |
DE69829278D1 (en) | GLOW RHODIUM LIGHT SOURCE AND METHOD | |
DE69834621D1 (en) | Gas turbine burners with low NOx emissions | |
EP0884459A3 (en) | Coated catalytic converter substrates and mounts | |
TR199802012A3 (en) | Combustion head for gas stoves | |
DE59808754D1 (en) | Premix combustion chamber for a gas turbine | |
AU9157198A (en) | Gas burner with several flame sectors | |
ES2151622T3 (en) | ALUMINUM FUSION WITH REDUCED ESCORIES TRAINING. | |
JP3938392B2 (en) | Gas lamp mantle | |
CA1241910A (en) | Radiant energy burner | |
DE59809015D1 (en) | Suspension of an annular gas turbine combustion chamber | |
DE69721915T2 (en) | Recuperative radiant tube burner with exhaust gas recirculation on the exhaust side | |
JP3098381B2 (en) | Surface burning burner | |
JP2878127B2 (en) | Mantle for gas lamp and method of manufacturing the same | |
JPH0647004Y2 (en) | Continuous ignition candle structure | |
JP2983143B2 (en) | Gas lamp mantle | |
JPH03176901A (en) | Light emitter | |
JPS6039619Y2 (en) | combustion device | |
JPH0845301A (en) | Gaslight mantle and its manufacture | |
JP3954678B2 (en) | Luminescent solution for use in lighting mantle, lighting mantle and manufacturing method thereof | |
JP2523345Y2 (en) | Flame color reaction member | |
JPH0612351Y2 (en) | Gas combustion accelerator for lighters | |
JPH02242018A (en) | Gas burner | |
JP2003132701A (en) | Thermoluminescence body | |
JP6050925B2 (en) | Upper cylinder mounting structure of oil stove combustion cylinder device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061226 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070223 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070320 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070321 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100406 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140406 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |