JP3938322B2 - Hearing aid adjustment method and hearing aid - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、挿耳型の補聴器の調整方法と挿耳型の補聴器に関するものであり、より詳細には、補聴器の装用している者の自己の音声レベルを分離・認識して補聴器の利得及び出力を増減する補聴器の調整方法と補聴器に関する。
【0002】
【従来の技術】
補聴器の構造は、図6に示すように、音を拾い音声信号に変換するマイクロホン10X、電気信号となった音声信号を増幅する増幅器20X、この増幅器20Xの増幅度を調整したり、音声出力の上限を設けたりする調整装置40X、音声信号を受けて音声を出すイヤホーン30Xや電源となる電池等とから構成されている。
【0003】
この補聴器は、アナログタイプの補聴器からデジタルタイプの補聴器になりつつあり、電気信号をA/D変換してデジタル演算処理し、デジタル処理後の信号をD/A変換して電気信号に直している。
【0004】
このデジタルタイプの補聴器では、音の倍率を変えるノンリニア機能や音量を自動的に調節するオートボリューム機能や高い音、低い音の大きさを別々に調整できるマルチチャンネル機能を有し、より広い範囲の音が聞こえるようにしたり、感知した音の大きさに応じて自動的に最適の音の大きさが出るようにしたり、音の高さごとに最も聞き易い音圧レベルに調整することができる。
【0005】
また、この補聴器の利得は、一般に音響環境において利得を自動的に制御される自動利得制御(AGC:Automatic Gain Control)で調整される場合が多い。
【0006】
この自動利得制御では、補聴器の増幅回路のマイク入力の音圧を規制し、あるレベルを超えた大きな音が入ってくると、補聴器が自動的に音の増幅率を落とす、即ち、利得を減少するように、作動させている。これにより、歪まないで大きな音が出過ぎないようにすると共に、普通の会話が聞こえやすいレベルになるように、音を適度に増幅して、難聴者の便に供されている。
【0007】
つまり、この自動利得制御では、補聴器のマイク、これは自声を含む耳に到達してくる音(社会音も含む)全てのレベルで、大小を認識し、利得を調整している。
【0008】
そして、更に、補聴器の利得を自声及び生活音を含む補聴器入力音に応じて、設定の基準レベルを超える大きいレベルでは利得を減少させており、時定数を超えると元の利得に戻すようになっている。
【0009】
つまり、耳を保護するために大きな音が出過ぎないように、大きすぎる音の部分を切る出力制限も設けられているが、音の強いエネルギーの部分を取り除いてしまうため、大きな音が歪んでしまうピーククリップ方式や歪の生じないAGCi,AGCoの方式がある。
【0010】
そして、補聴器の大切な仕事は、装着者が音を聞き易くすることであり、難聴の人のそれぞれの難聴の程度や難聴の原因にあわせて補聴器の特性を調整する必要がある。この補聴器の特性の調整をフィッテイング(適合)といい、幾つかのフィッテイング法で行われている。
【0011】
通常は、難聴者の聴力検査により得られた純音オージオグラム等の聴力図を基に、補聴器の特性を測定する機器を使用しながら調整し、更に、各人の耳に合わせるために補聴器を付けてから更に微調整している。
【0012】
この調整は、聞き易さの指標となる快適に聞こえる音圧レベルである快適レベル(MCL:快適値)を基準に利得を調整し、我慢できない程うるさく感じる音圧レベルである不快レベル(UCL:不快値)を基準に出力制限を決めている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
一方、補聴器は装着する位置によって、耳あな形、耳かけ形、箱形(ポケット形)の3種類に分かれ、特殊なものとして、骨導補聴器がある。そして、耳あな形においては、補聴器本体を、図5に示すように外耳道に挿入し、耳の外側のマイクロホンで入力される音声を、増幅調整して、外耳道内に出力している。
【0014】
この外耳道内の音響特性は、補聴器で外耳道を塞がない場合には、一般に2〜3kHzに共振ピークのあるエネルギー分布を示す。このピークは補聴器等で外耳道を閉鎖すると消滅する。一方補聴器の装用者の自声は口唇から空気伝搬し補聴器の外部入力部に達するものと骨伝導により内耳蝸牛で聴取するものの外、外耳道周辺部の振動により生ずる鼓膜面上の音圧をも加わった音を聴取している。
【0015】
そして、補聴器のイヤホーン等で外耳道を塞いだ場合には、この外耳道内の自声は500Hz付近の周波数帯域で共鳴しピークを持ち、高周波帯域になるに従って小さくなる。この低音帯域における音声エネルギーのピーク値は装着者の持つ不快値を超える程大きなエネルギーを持っているため、自声強調音といわれ、外耳道内が塞がれる補聴器では、しばしば装用を困難にする厄介な問題である。
【0016】
この自声強調音は、外耳道内に設置した内部マイクで入力した音を、500Hzを中心とするフィルタ回路により分離でき、外部入力音と区別することができる。
【0017】
そして、人が音声を用いて情報交換する場合には、その音声レベルは重要な要素であり、感情がたかぶり興奮している時や周囲の音の音圧レベルが大きい時は、自声の音圧レベルは大きくなり、相手方の音声も大きな音圧レベルで聞こえることを欲する。一方、逆に静かな環境や厳粛な雰囲気の場合は自声の音圧レベルは小さくなり、相手方の音声も小さな音圧レベルで聞こえることを欲する。
【0018】
このように人は、その音の環境によって自分の声の音量を変化・調整しており、また、相手方の声の音圧レベルも、自分の声の音圧レベルに追従することを期待及び希望している。
【0019】
本発明は、前記したように自声強調音と外部入力音の周波数分布に顕著な相違があることに着目してなされたものであって、その目的は、外部音の音圧レベルに応じた増幅度の一次調整に加えて、装着者の自分の声によって発生する外耳道内の内部音の音圧レベルに応じて増幅度の二次調整を行うことにより、会話時においても最適な増幅度調整を得ることができる補聴器の調整方法と補聴器を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明の補聴器の調整方法は、音を増幅して伝達する際に、入力した音圧レベルに応じて増幅度を調整する補聴器の調整方法において、耳の外側から入力する外部音の音圧レベルに対して前記増幅度を一次調整すると共に、外耳道内に配設した内部音入力部から入力した内部音の音圧レベルに基づいて前記増幅度を二次調整する方法である。
【0021】
この方法によれば、外部音の音圧レベルに応じて一次調整することにより、装着者の耳に外部音が好ましいレベルの音圧で伝達されることになり、更に、内部音の音圧レベル、特に内部音から分離した自声強調音の音圧レベルに応じて二次調整することにより、会話に好ましい音圧レベルで、対話相手の声が伝達されるようになる。
【0022】
そして、この補聴器の調整方法において、前記二次調整を、前記内部音の音圧レベルが所定の判定値を超えた時に、該内部音の音圧レベルの大小に応じて増幅度を増減する調整とする。つまり、内部音が限度を超えて大きくなった時に内部音の大きさに応じて、外部音の増幅度を増減する。
【0023】
この二次調整を採用することにより、会話のために声を発生した時に、この自分の声の大きさに応じた増幅度に変更することができる。
【0024】
また、前記一次調整を、前記外部音の音圧レベルに対して出力が快適レベルになるようにする調整とする。つまり、一次調整は快適レベルによる調整とし、外部音が聞き易くなるように調整する。
【0025】
また、上記の補聴器の調整方法において、前記内部音の音圧レベルを、250〜750Hzの周波数帯域の内部音を使用して計測する。
【0026】
つまり、内部マイクで増幅された音を500Hzを中心とする250〜750Hzの周波数帯域を通過させるフィルタ回路により分離し、この内部音から分離された自声強調音成分を使用する。
【0027】
この補聴器の調整方法によれば、一律に増幅度を上げ下げするだけでなく、更に、周波数帯域毎に細かい二次調整を行うことにより、会話に適した調整をすることができる。例えば、会話に使用される周波数範囲のみの増幅度を変更したり、逆に会話で使用されない周波数範囲のみ増幅度を変更したり、あるいは会話に使用される周波数範囲と会話で使用されない周波数範囲とで増幅度の増減を逆にしたりして相互に関連させて変更する等の調整も行える。
【0028】
本発明の補聴器は、耳の外側の外部音を入力する外部マイクロホンと、外耳道内の音を入力する内部マイクロホンと、前記外部マイクロホンと前記内部マイクロホンからの入力信号を増幅する増幅部と、外部音の音圧レベルに応じて前記増幅部における増幅度を調整する一次調整部と、内部音の音圧レベルに応じて前記増幅部における増幅度を調整する二次調整部を備え、前記内部音の音圧レベルを250〜750Hzの周波数帯域の内部音を使用して計測することを特徴とする補聴器である
【0029】
そして、前記二次調整器が、前記内部音の音圧レベルが所定の判定値を超えた時に、該内部音の音圧レベルの大小に応じて前記外部入力部の増幅度を増減する調整を行うように、また、前記一次調整器が、前記外部音の音圧レベルに対して出力が快適レベルになるように調整するように構成される。
【0030】
また、前記二次調整部が、前記内部音の音圧レベルが所定の範囲を超えた時に、該内部音の音圧レベルの大小に応じて前記外部入力部の増幅度を増減する調整し、該調整状態を所定の時間保持した後に、元の調整状態に戻すように構成される。
【0031】
この元の調整状態に戻す場合は、急激な増幅度の変化、即ち、装着者の耳に出力する音量の急激な変化を避けるために徐々に戻すことが好ましい。
【0032】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、ここでは、耳あな形の補聴器を例にして説明しているが、これに限定されず、外耳道を塞ぐ方式の補聴器に本発明を適用することができる。
【0033】
図1に示すように、この挿耳形の補聴器1は、外部入力部10、増幅部20、出力部30、第1調整部40、内部音入力部50、第2調整部60を有して構成される。
【0034】
図2のより詳細な構成図に示すように、外部音入力部10は外部マイクロホン11で構成され、耳の外側に存在する音を集音して電気信号に変換し、内部音入力部50は、外耳道内に配置されるイヤホーン32の近傍に設けられる内部マイクロホン51で形成され、外耳道内の音をピックアップして電気信号に変換する。
【0035】
また、増幅部20は、前置増幅器21と増幅器22と出力増幅器23からなり、外部マイクロホン11の電気信号を増幅して出力部30に送る。
【0036】
出力部30は、出力器31とイヤホーン32で構成され、増幅部20で増幅された電気信号を音に変換して外耳道内に出力する。
【0037】
そして、第1調整部40は、入力レベル検知器41と第1調整器42とからなり、外部入力部10で入力された外部音の音圧レベルを検知し、第1調整器42に予め入力されたデータに基づいて演算される調整値を用いて、増幅部20の増幅器22における増幅度を周波数帯域毎に一次調節する。
【0038】
また、第2調整部60は、500Hzを中心とする250〜750Hzの周波数帯域を通過させる自声分離フィルタ61と自声レベル検知器62と第2調整器63とからなり、自声分離フィルタ61により内部マイクロホン51で入力された内部音から自声強調音成分を分離し、自声レベル検知器62でこの分離した自声強調音成分の音圧レベルを検知し、第2調整器63で演算される設定値を用いて、増幅部20の増幅器22における増幅度を二次調整する。
【0039】
なお、この自声分離フィルタ61は、クシャミ、咳、鼻かみ等で外耳道内の自声で突発的に生じる衝撃的な音を除去し、典型的な周波数特性と緩やかな持続時間を持つ通常の発話音声は通過させる。
【0040】
また、データ設定部70は、パソコン等のデータ設定装置で構成され、第1調整器42や出力増幅器23や第2調整器63に調整用のデータを設定する。このデータ設定部70は、必要に応じて、聴力検査機器とリンクして、補聴器1の装用者のHTL(ヒアリングレベル)、MCL(快適レベル)、UCL(不快レベル)のデータを蓄積すると共に、この聴力の各レベルに合わせて、増幅度調整のためのデータを作成し、第1調整器42や出力増幅器23や第2調整器63に出力する。
【0041】
つまり、第1調整器42には、外部音の音圧レベルがMCLとなるような一次調整用のデータが設定され、外部音の音圧レベルの大小によって、各周波数帯域毎に利得を一次調整する。
【0042】
また、出力増幅器23には、周波数帯域毎に設定された不快レベルを超える出力が出ないように出力を制限するためのデータを設定し、出力制限機能を出力増幅器23に持たせる。
【0043】
そして、第2調整器63には、内部音からフィルタで分離した自声強調音成分の音圧レベルが所定の範囲の値を超えた時に、一次調整された利得を、更に二次調整するための二次調整用のデータが設定される。この二次調整は、自声強調音成分の音圧レベルが所定の値より大きくなったときには、相手の声が聞こえ易くなるように、この音圧レベルに合わせて利得を大きくして二次調整し、自声強調音成分の音圧レベルが同じ又は別の所定の値より小さくなったときには、相手の声も小さくなるように、この音圧レベルに合わせて利得を小さくして二次調整する。
【0044】
この補聴器1の調整データの作成方法は、図3に例示するようなフローに従って、次のように行われる。
【0045】
最初に、ステップS10では、難聴者の耳に関する検査を行う。
【0046】
この検査としては、ステップS11の外耳道の検査、鼓膜の検査、必要に応じてレントゲン検査等の一般的な検査と、ステップS12のヒアリングレベル(HTL:最小可聴閾値)を求める純音聴力検査、語音聴力検査、不快レベル検査(UCLテスト)、快適レベル検査(MCLテスト)を行う聴力検査等がある。
【0047】
これらの検査により、ヒアリングレベル(HTL)、快適レベル(MCL)、不快レベル(UCL)のデータを得る。
【0048】
次に、ステップS20で、調整用のデータの作成を行う。
【0049】
ステップS21で、一次調整用データの作成を行うが、この一次調整用データの作成では、第1調節器42のデータを、外部マイクロホンから入力した外部音の音圧レベルが快適レベルになるような増幅度にする利得(ゲイン)を一次調整用データとして作成する。つまり、装着者の快適レベルデータに基づいて外部から入力される音声が難聴者の耳に対して快適レベルになるような、即ち、ちょうど聞き易い程度になるような利得データとする。
【0050】
また、出力増幅器23の設定用データとして、外部音の音圧レベルが不快レベルを超えないように、最大出力を制限するようにデータを作成する。つまり装着者の不快レベルのデータに基づいて、聞きたくないくらいうるさく感じる、即ち、不快な音圧レベルであるUCL(不快値)を基準に出力上限の利得データを決める。
【0051】
これらの一次調整用データの作成は、通常、入力周波数の250Hz〜4kHzの音域で行われるが、音声が入力された時には、会話の重要度や貢献度が大きい1〜3kHzの音域が中心となって行われる。
【0052】
この一次調整用データの作成が終了したら、ステップS22において、自声に対する二次調整用データの作成を行う。
【0053】
このステップS22aでは、難聴者に補聴器1を装着させた状態で、自声を発生させ、この自声を内部マイクロホン51で受け、自声が含まれる内部音のデータの収集を行う。このデータの収集は、データ設定装置70とデータ通信が可能な状態で、装着者に自声を発生してもらい、内部マイクロホン51に入力された音声データをデータ設定装置70に送ることで行われる。この内部音は自声分離フィルタ61で自声強調音成分を分離させられる。
【0054】
この外耳内の自声強調音の音圧エネルギーは、主として250〜750Hzの範囲内に集中しているので、自声強調音成分を分離する自声分離フィルタ61は250〜750Hzの範囲内を通過させるように構成する。
【0055】
ステップS22bでは、データ設定装置70において、この内部マイクロホン51から入力された信号から自声強調音成分の音圧レベルを得て、あるいは、この内部マイクロホン51から入力された信号を周波数解析し、周波数帯域毎の自声強調音成分の音圧レベルを得て、ステップS22cで、データ設定装置70において、この自声強調音成分の音圧レベルのデータから、増幅度の二次調整用データを作成する。
【0056】
そして、これらの一次調整用データと二次調整用データは、データ設定装置70に、補聴器1をセットし、データ設定装置70との間でデータ通信が可能な状態にして、一次調整用データを第1調節器41と出力増幅器23に入力し、二次調整用データを第2調節器63に入力する。
【0057】
次に、この補聴器の自動増幅度調整方法について、図4に例示するフローを参照しながら説明する。
【0058】
装着された補聴器1のスイッチが入れられて、自動増幅度調整のフローがスタートすると、ステップS31で、外部マイクロホン11から入力された外部音の音圧レベル(入力レベル)Loを検出し、この音圧レベルLoに基づいて、増幅器22の増幅度(利得)の増減に関する一次調整をする。この外部音の音圧レベルLoに応じた一次調整により、外部音の音圧レベルLoが変化しても装着者の耳に最適レベルの音圧で伝達されるようになる。
【0059】
なお、外部音の音圧レベルLoに追従して増幅度を変更する自動利得制御機能を持たない補聴器の場合には、ステップS12の聴力検査の諸データに基づいて予め設定され、補聴器1に予め入力された固定の増幅度が一次調整の増幅度となる。
【0060】
次に、ステップS32で内部音から分離された自声強調音成分の音圧レベルLiをチェックし、所定の第1の判定値L1よりも大きい時は、ステップS33で会話に適した音圧レベルになるように二次調整する。そして、ステップS34で、所定の時間の間この調整状態を維持する。
【0061】
この音圧レベルの二次調整は、一次調整された各周波数帯域の増幅度を変更するが、周波数全域を一括して変更してもよいが、各周波数帯域を考慮して、会話に使用される周波数帯域のみの増幅度を大きくしてもよく、あるいは、会話に使用される周波数帯域以外の増幅度を小さくしてもよい。また両方を同時に行ってもよい。
【0062】
この内部音から分離した自声強調音成分の音圧レベルLiに応じた二次調整により、一次調整が変更され、会話に適した音圧レベルで、対話相手の音声を含んだ外部音が伝達されるように再調整されるので、対話相手の声が聞き取り易くなる。
【0063】
また、この増幅度の増減は、ステップS33で、一回の実行で一度に所定の変更速度で制御目標の増幅度に変更してもよいが、予め決めた増分量(又は減分量)のみ変更し、ステップS33の何回かの実行で、段階的に制御目標の増幅度になるようにしてもよい。
【0064】
そして、ステップS32の自声強調音成分の音圧レベルLiのチェックで、所定の第1の判定値L1よりも小さい時は、ステップS35で二次調整中であるか否かをチェックする。そして、二次調整中であれば、ステップS36で、二次調整の増幅度を一次調整の増幅度に戻し、二次調整中でなければ、ステップS31の一次調整に戻る。このステップS36の戻しによって、会話が無い時は元の一次調整にもどり、外部音を最適レベルで伝達することができる。
【0065】
また、この一次調整への戻しについても、このステップS36の1回実行で一度に所定の変更速度で一次調整の増幅度に戻してもよいが、1回の実行で戻す変化量を決めておき、何回の実行で一次調整に戻すようにしてもよい。
【0066】
そして、補聴器のスイッチがOFFにされると、ステップS50の割り込みにより、フローを終了する。
【0067】
なお、上記の実施の形態では、内部音から分離した自声強調音成分の音圧レベルLiに応じて二次調整しているが、内部音の音圧レベルにおいて自声強調音成分の音圧レベルが大きな部分を占めるので、自声強調音成分を分離せず、内部音の音圧レベルに応じて二次調整することもできる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る補聴器の調整方法及び補聴器によれば、外部音の音圧レベルに応じて一次調整することにより、装着者の耳に外部音が最適レベル等の好ましい音圧レベルで伝達されることになり、更に、会話時には、内部音から分離した自声強調音成分の音圧レベルに応じて二次調整することにより、会話に適した音圧レベルで、対話相手の声が伝達されるようになる。
【0069】
従って、より人間行動に則した増幅作用をもつ補聴器の調整方法と補聴器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る補聴器の構成の例を示す図である。
【図2】図1の補聴器の構成の詳細を示す図である。
【図3】本発明に係る補聴器の調整用データの作成方法のフローの一例を示す図である。
【図4】本発明に係る補聴器の自動増幅度調整方法のフローの一例を示す図である。
【図5】耳の構造と補聴器の装着の例を示す図である。
【図6】従来技術の補聴器の構成の例を示す図である。
【符号の説明】
1 補聴器
10 外部音入力部
20 増幅部
30 出力部
40 第1調整部
50 内部音入力部
60 第2調整部
70 データ設定部
Lo 外部音の音圧レベル
Li 自声強調音成分の音圧レベル
L1 所定の判定値
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for adjusting an in-ear hearing aid and an in-ear hearing aid, and more particularly to separating and recognizing the sound level of a person wearing the hearing aid to determine the gain of the hearing aid and The present invention relates to a hearing aid adjustment method for increasing and decreasing output and a hearing aid.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 6, the structure of the hearing aid is as follows: a microphone 10X that picks up sound and converts it into an audio signal; an amplifier 20X that amplifies the audio signal that has become an electric signal; adjusts the amplification degree of this amplifier 20X; An adjustment device 40X for setting an upper limit, an earphone 30X for receiving a sound signal and outputting sound, a battery serving as a power source, and the like are included.
[0003]
This hearing aid has been changed from an analog type hearing aid to a digital type hearing aid, and an A / D conversion is performed on an electric signal to perform digital arithmetic processing, and a D / A conversion is performed on the signal after the digital processing to convert it into an electric signal. .
[0004]
This digital type hearing aid has a non-linear function that changes the magnification of the sound, an auto volume function that automatically adjusts the volume, and a multi-channel function that can adjust the volume of high and low sounds separately, so that it has a wider range. The sound can be heard, the optimum sound volume can be automatically generated according to the detected sound volume, or the sound pressure level can be adjusted to the level that is easiest to hear for each pitch.
[0005]
In many cases, the gain of the hearing aid is generally adjusted by automatic gain control (AGC) in which the gain is automatically controlled in an acoustic environment.
[0006]
In this automatic gain control, the sound pressure of the microphone input of the hearing aid amplifier circuit is regulated, and when a loud sound exceeding a certain level comes in, the hearing aid automatically reduces the amplification factor of the sound, that is, reduces the gain. It is operating to do. As a result, the loud sound is prevented from being excessively distorted without being distorted, and the sound is moderately amplified so that a normal conversation can be heard easily.
[0007]
That is, in this automatic gain control, the microphone of the hearing aid, which recognizes the magnitude at all levels (including social sounds) reaching the ear including the own voice, is adjusted and the gain is adjusted.
[0008]
Furthermore, the gain of the hearing aid is reduced at a large level exceeding the set reference level in accordance with the hearing aid input sound including the own voice and the living sound, and is restored to the original gain when the time constant is exceeded. It has become.
[0009]
In other words, there is an output limit that cuts off too loud sounds so that loud sounds are not emitted to protect the ears, but it removes the strong energy parts and distorts loud sounds. There are a peak clip method and AGCi and AGCo methods which do not cause distortion.
[0010]
An important task of the hearing aid is to make it easier for the wearer to hear the sound, and it is necessary to adjust the characteristics of the hearing aid according to the degree of hearing loss and the cause of the hearing loss. This adjustment of the characteristics of the hearing aid is called fitting (adaptation), and is performed by several fitting methods.
[0011]
In general, make adjustments using a device that measures the characteristics of the hearing aid, based on an audiogram such as a pure tone audiogram obtained by hearing tests of the hearing impaired, and then attach a hearing aid to match each person's ear. Further fine adjustments have been made since then.
[0012]
In this adjustment, the gain is adjusted based on a comfort level (MCL: comfort value) that is a comfortable sound pressure level that is an index of ease of hearing, and an uncomfortable level (UCL: sound pressure level that feels too loud). The output limit is determined based on the uncomfortable value.
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
On the other hand, hearing aids are classified into three types according to the position where they are worn: ear ring shape, ear hook shape, and box shape (pocket shape). As a special type, there is a bone conduction hearing aid. Then, in the ear hole shape, the hearing aid main body is inserted into the external auditory canal as shown in FIG. 5, and the sound input by the microphone outside the ear is amplified and output into the external auditory canal.
[0014]
The acoustic characteristics in the ear canal generally show an energy distribution having a resonance peak at 2 to 3 kHz when the hearing aid does not block the ear canal. This peak disappears when the ear canal is closed with a hearing aid. On the other hand, the hearing aid wearer's own voice is transmitted through the lips to reach the external input part of the hearing aid and is heard by the inner ear cochlea by bone conduction, as well as the sound pressure on the eardrum surface caused by vibration around the ear canal. Listening to the sound.
[0015]
When the ear canal is closed with an earphone or the like of a hearing aid, the voice in the ear canal resonates in a frequency band near 500 Hz and has a peak, and becomes smaller as the frequency band becomes higher. The peak value of voice energy in this low frequency band is so high that it exceeds the wearer's unpleasant value. Therefore, hearing aids that are said to be self-emphasized and often block the inside of the ear canal often make it difficult to wear. It is a serious problem.
[0016]
This voice enhancement sound can be separated from an external input sound by separating a sound input by an internal microphone installed in the ear canal by a filter circuit centered on 500 Hz.
[0017]
And when people exchange information using voice, the voice level is an important factor. When emotions are excited and the sound pressure level of surrounding sounds is high, The pressure level increases, and the other party's voice wants to be heard at a high sound pressure level. On the other hand, in a quiet environment or a solemn atmosphere, the sound pressure level of the own voice becomes small, and the other party's voice is desired to be heard at a low sound pressure level.
[0018]
In this way, the person changes and adjusts the volume of his / her voice according to the sound environment, and the expectation and hope that the sound pressure level of the other party's voice also follows the sound pressure level of his / her voice. is doing.
[0019]
The present invention has been made paying attention to the fact that there is a significant difference between the frequency distributions of the voice emphasis sound and the external input sound as described above, and its purpose is in accordance with the sound pressure level of the external sound. In addition to the primary adjustment of the amplification level, a secondary adjustment of the amplification level is performed according to the sound pressure level of the internal sound in the ear canal generated by the wearer's own voice. It is an object of the present invention to provide a hearing aid adjustment method and a hearing aid.
[0020]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, the hearing aid adjustment method of the present invention is a hearing aid adjustment method for adjusting the amplification degree according to the input sound pressure level when amplifying and transmitting sound. The amplification level is primarily adjusted with respect to the sound pressure level of the input external sound, and the amplification level is secondarily adjusted based on the sound pressure level of the internal sound input from the internal sound input unit disposed in the ear canal. Is the method.
[0021]
According to this method, by externally adjusting according to the sound pressure level of the external sound, the external sound is transmitted to the wearer's ear with a preferable level of sound pressure. In particular, by performing the secondary adjustment according to the sound pressure level of the voice emphasizing sound separated from the internal sound, the voice of the conversation partner can be transmitted at a sound pressure level preferable for conversation.
[0022]
Then, in this hearing aid adjustment method, the secondary adjustment is an adjustment to increase or decrease the amplification degree according to the level of the sound pressure level of the internal sound when the sound pressure level of the internal sound exceeds a predetermined determination value. And That is, when the internal sound becomes louder than the limit, the amplification degree of the external sound is increased or decreased according to the volume of the internal sound.
[0023]
By adopting this secondary adjustment, when a voice is generated for conversation, it is possible to change the amplification degree according to the magnitude of this voice.
[0024]
Further, the primary adjustment is an adjustment so that the output becomes a comfortable level with respect to the sound pressure level of the external sound. That is, the primary adjustment is made according to the comfort level so that the external sound can be easily heard.
[0025]
In the above-described method for adjusting a hearing aid, the sound pressure level of the internal sound is measured using the internal sound in the frequency band of 250 to 750 Hz.
[0026]
That is, the sound amplified by the internal microphone is separated by a filter circuit that passes a frequency band of 250 to 750 Hz centered on 500 Hz, and the voice enhancement sound component separated from the internal sound is used.
[0027]
According to this method for adjusting a hearing aid, it is possible not only to increase and decrease the amplification level uniformly, but also to perform adjustment suitable for conversation by performing fine secondary adjustment for each frequency band. For example, change the amplification level only for the frequency range used for conversation, or change the amplification level only for the frequency range not used for conversation, or the frequency range used for conversation and the frequency range not used for conversation. Then, it is possible to make adjustments such as reversing the increase or decrease of the amplification degree and changing them in relation to each other.
[0028]
The hearing aid of the present invention includes an external microphone that inputs external sound outside the ear, an internal microphone that inputs sound inside the ear canal, an amplification unit that amplifies the input signal from the external microphone and the internal microphone , and external sound. A primary adjustment unit that adjusts the amplification level in the amplification unit according to the sound pressure level of the sound, and a secondary adjustment unit that adjusts the amplification level in the amplification unit according to the sound pressure level of the internal sound. A hearing aid characterized in that a sound pressure level is measured using an internal sound in a frequency band of 250 to 750 Hz .
[0029]
Then, when the sound pressure level of the internal sound exceeds a predetermined determination value, the secondary adjuster adjusts to increase or decrease the amplification degree of the external input unit according to the sound pressure level of the internal sound. In addition, the primary adjuster is configured to adjust the output to a comfortable level with respect to the sound pressure level of the external sound.
[0030]
Further, the secondary adjustment unit adjusts to increase or decrease the amplification degree of the external input unit according to the level of the sound pressure level of the internal sound when the sound pressure level of the internal sound exceeds a predetermined range, After the adjustment state is maintained for a predetermined time, the original adjustment state is restored.
[0031]
When returning to the original adjustment state, it is preferable to gradually return to the original adjustment state in order to avoid a sudden change in the amplification degree, that is, a sudden change in the sound volume output to the wearer's ear.
[0032]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. Note that although an ear-shaped hearing aid is described here as an example, the present invention is not limited to this, and the present invention can be applied to a hearing aid that closes the ear canal.
[0033]
As shown in FIG. 1, the in-ear hearing aid 1 includes an external input unit 10, an amplification unit 20, an output unit 30, a first adjustment unit 40, an internal sound input unit 50, and a second adjustment unit 60. Composed.
[0034]
As shown in the detailed configuration diagram of FIG. 2, the external sound input unit 10 includes an external microphone 11, collects sound existing outside the ear and converts it into an electrical signal, and the internal sound input unit 50 The internal microphone 51 provided in the vicinity of the earphone 32 arranged in the ear canal picks up the sound in the ear canal and converts it into an electrical signal.
[0035]
The amplifying unit 20 includes a preamplifier 21, an amplifier 22, and an output amplifier 23. The amplifying unit 20 amplifies the electric signal of the external microphone 11 and sends the amplified signal to the output unit 30.
[0036]
The output unit 30 includes an output device 31 and an earphone 32. The output unit 30 converts the electric signal amplified by the amplification unit 20 into sound and outputs the sound into the ear canal.
[0037]
The first adjustment unit 40 includes an input level detector 41 and a first adjuster 42. The first adjustment unit 40 detects the sound pressure level of the external sound input from the external input unit 10 and inputs the sound pressure level to the first adjuster 42 in advance. Using the adjustment value calculated based on the obtained data, the amplification degree in the amplifier 22 of the amplifying unit 20 is primarily adjusted for each frequency band.
[0038]
The second adjustment unit 60 includes a voice separation filter 61 that passes a frequency band of 250 to 750 Hz centered at 500 Hz, a voice level detector 62, and a second regulator 63. The voice enhancement sound component is separated from the internal sound input by the internal microphone 51, the sound level of the separated voice enhancement sound component is detected by the voice level detector 62, and calculated by the second adjuster 63. The amplification value in the amplifier 22 of the amplifying unit 20 is secondarily adjusted using the set value.
[0039]
The voice separation filter 61 removes shocking sounds suddenly generated by the voice in the ear canal due to crushing, coughing, nasal congestion, etc., and has a typical frequency characteristic and a moderate duration. The speech is passed.
[0040]
The data setting unit 70 is composed of a data setting device such as a personal computer, and sets adjustment data in the first adjuster 42, the output amplifier 23, and the second adjuster 63. The data setting unit 70 is linked with a hearing test device as necessary to accumulate HTL (hearing level), MCL (comfort level), and UCL (uncomfortable level) data of the wearer of the hearing aid 1. Data for adjusting the amplification degree is created in accordance with each level of the hearing ability, and is output to the first adjuster 42, the output amplifier 23, and the second adjuster 63.
[0041]
In other words, primary adjustment data is set in the first adjuster 42 so that the sound pressure level of the external sound becomes MCL, and the gain is primarily adjusted for each frequency band depending on the sound pressure level of the external sound. To do.
[0042]
Further, the output amplifier 23 is set with data for limiting the output so as not to output an unpleasant level set for each frequency band, and the output amplifier 23 is provided with an output limiting function.
[0043]
Then, the second adjuster 63 further adjusts the gain, which has been primarily adjusted, when the sound pressure level of the voice enhancement sound component separated from the internal sound by the filter exceeds a predetermined range. The secondary adjustment data is set. This secondary adjustment is performed by increasing the gain according to the sound pressure level so that the other party's voice can be heard easily when the sound pressure level of the voice enhancement sound component exceeds a predetermined value. Then, when the sound pressure level of the voice emphasis sound component becomes the same or lower than a predetermined value, the gain is decreased and the secondary adjustment is made in accordance with the sound pressure level so that the opponent's voice is also reduced. .
[0044]
The method of creating the adjustment data of the hearing aid 1 is performed as follows according to the flow illustrated in FIG.
[0045]
First, in step S10, a test on the ear of the deaf person is performed.
[0046]
As this test, a general test such as an external auditory canal test, a tympanic membrane test, and an X-ray test if necessary, a pure tone audio test for obtaining a hearing level (HTL: minimum audible threshold) in step S12, and a speech sound test There are hearing tests, etc. for performing tests, discomfort level tests (UCL test), comfort level tests (MCL test).
[0047]
By these tests, data of hearing level (HTL), comfort level (MCL), and discomfort level (UCL) are obtained.
[0048]
Next, in step S20, adjustment data is created.
[0049]
In step S21, primary adjustment data is created. In this primary adjustment data creation, the sound pressure level of the external sound input from the external microphone is set to a comfortable level for the data of the first adjuster 42. A gain (gain) for making an amplification degree is created as primary adjustment data. That is, the gain data is set so that the sound input from the outside based on the comfort level data of the wearer is at a comfortable level with respect to the ear of the deaf person, that is, just as easy to hear.
[0050]
Further, as setting data for the output amplifier 23, data is created so as to limit the maximum output so that the sound pressure level of the external sound does not exceed the uncomfortable level. That is, based on the discomfort level data of the wearer, the output upper limit gain data is determined based on UCL (discomfort value) which is unpleasant, i.e., uncomfortable sound pressure level.
[0051]
These primary adjustment data are usually created in the input frequency range of 250 Hz to 4 kHz, but when speech is input, the speech range of 1 to 3 kHz, which has a high degree of importance and contribution, is mainly used. Done.
[0052]
When the creation of the primary adjustment data is completed, the secondary adjustment data for the own voice is created in step S22.
[0053]
In this step S22a, a self-voice is generated with the hearing aid 1 attached to a hearing-impaired person, the self-voice is received by the internal microphone 51, and internal sound data including the self-voice is collected. This data collection is performed by having the wearer generate a voice in a state where data communication with the data setting device 70 is possible, and sending the voice data input to the internal microphone 51 to the data setting device 70. . The internal sound can be separated from the voice enhancement sound component by the voice separation filter 61.
[0054]
Since the sound pressure energy of the voice enhancement sound in the outer ear is mainly concentrated in the range of 250 to 750 Hz, the voice separation filter 61 that separates the voice enhancement sound component passes through the range of 250 to 750 Hz. To be configured.
[0055]
In step S22b, the data setting device 70 obtains the sound pressure level of the voice enhancement sound component from the signal input from the internal microphone 51, or frequency-analyzes the signal input from the internal microphone 51, The sound pressure level of the voice enhancement sound component for each band is obtained, and in step S22c, the data setting device 70 creates the data for secondary adjustment of the amplification degree from the data of the sound pressure level of the voice enhancement sound component. To do.
[0056]
The primary adjustment data and the secondary adjustment data are set in the data setting device 70 by setting the hearing aid 1 so that data communication with the data setting device 70 is possible. The data is input to the first regulator 41 and the output amplifier 23, and the secondary adjustment data is input to the second regulator 63.
[0057]
Next, a method for adjusting the automatic amplification degree of the hearing aid will be described with reference to the flow illustrated in FIG.
[0058]
When the attached hearing aid 1 is switched on and the automatic amplification adjustment flow starts, the sound pressure level (input level) Lo of the external sound input from the external microphone 11 is detected in step S31, and this sound is detected. Based on the pressure level Lo, a primary adjustment is performed regarding the increase or decrease of the amplification degree (gain) of the amplifier 22. By the primary adjustment according to the sound pressure level Lo of the external sound, even when the sound pressure level Lo of the external sound changes, the sound is transmitted to the wearer's ear with the sound pressure of the optimum level.
[0059]
Note that in the case of a hearing aid that does not have an automatic gain control function that changes the amplification level following the sound pressure level Lo of the external sound, it is set in advance based on various data of the hearing test in step S12, and is stored in the hearing aid 1 in advance. The input fixed amplification degree becomes the amplification degree of the primary adjustment.
[0060]
Next, the sound pressure level Li of the voice enhancement sound component separated from the internal sound in step S32 is checked. If the sound pressure level Li is larger than the predetermined first determination value L1, the sound pressure level suitable for conversation in step S33. Secondarily adjust so that In step S34, this adjustment state is maintained for a predetermined time.
[0061]
This secondary adjustment of the sound pressure level changes the degree of amplification of each frequency band that has been primarily adjusted, but the entire frequency range may be changed in a lump, but it is used for conversation in consideration of each frequency band. The amplification degree only in the frequency band may be increased, or the amplification degree other than the frequency band used for the conversation may be reduced. Moreover, you may perform both simultaneously.
[0062]
The primary adjustment is changed by the secondary adjustment according to the sound pressure level Li of the voice enhancement sound component separated from the internal sound, and the external sound including the voice of the conversation partner is transmitted at the sound pressure level suitable for the conversation. As a result, the voice of the conversation partner can be easily heard.
[0063]
In addition, the increase / decrease of the amplification degree may be changed to the amplification degree of the control target at a predetermined change speed at a time in one execution in step S33, but only a predetermined increment (or decrement) is changed. However, the amplification degree of the control target may be made step by step by executing the step S33 several times.
[0064]
If the sound pressure level Li of the voice enhancement sound component in step S32 is smaller than the predetermined first determination value L1, it is checked in step S35 whether secondary adjustment is being performed. If the secondary adjustment is being performed, the amplification of the secondary adjustment is returned to the primary adjustment in step S36, and if not, the process returns to the primary adjustment of step S31. By returning to this step S36, when there is no conversation, the original primary adjustment can be returned and the external sound can be transmitted at the optimum level.
[0065]
In addition, regarding the return to the primary adjustment, the amplification degree of the primary adjustment may be returned at a predetermined change speed at a time by executing this step S36 once. However, the amount of change to be returned in one execution is determined. The number of executions may return to the primary adjustment.
[0066]
When the hearing aid switch is turned off, the flow is terminated by an interrupt in step S50.
[0067]
In the above-described embodiment, the secondary adjustment is performed according to the sound pressure level Li of the voice enhancement sound component separated from the internal sound, but the sound pressure of the voice enhancement sound component at the sound pressure level of the internal sound. Since the level occupies a large portion, it is possible to perform secondary adjustment according to the sound pressure level of the internal sound without separating the self-speech enhanced sound component.
[0068]
【The invention's effect】
As described above, according to the method for adjusting a hearing aid and the hearing aid according to the present invention, by making a primary adjustment according to the sound pressure level of the external sound, the preferred sound pressure such as the optimum level of the external sound in the ear of the wearer. Furthermore, at the time of conversation, the secondary adjustment is performed according to the sound pressure level of the voice enhancement sound component separated from the internal sound. Voice is transmitted.
[0069]
Therefore, it is possible to provide a hearing aid adjustment method and a hearing aid having an amplification action more in line with human behavior.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an example of the configuration of a hearing aid according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing details of the configuration of the hearing aid of FIG. 1;
FIG. 3 is a diagram showing an example of a flow of a method for creating adjustment data for a hearing aid according to the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing an example of a flow of a method for automatically adjusting the degree of amplification of a hearing aid according to the present invention.
FIG. 5 is a diagram showing an example of ear structure and wearing of a hearing aid.
FIG. 6 is a diagram showing an example of a configuration of a conventional hearing aid.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Hearing aid 10 External sound input part 20 Amplification part 30 Output part 40 1st adjustment part 50 Internal sound input part 60 2nd adjustment part 70 Data setting part Lo Sound pressure level Li of external sound Sound pressure level L1 of a voice enhancement sound component Predetermined judgment value

Claims (1)

耳の外側の外部音を入力する外部マイクロホンと、外耳道内の音を入力する内部マイクロホンと、前記外部マイクロホンと前記内部マイクロホンからの入力信号を増幅する増幅部と、外部音の音圧レベルに応じて前記増幅部における増幅度を調整する一次調整部と、内部音の音圧レベルに応じて前記増幅部における増幅度を調整する二次調整部を備え、前記内部音の音圧レベルを250〜750Hzの周波数帯域の内部音を使用して計測することを特徴とする補聴器。An external microphone that inputs external sound outside the ear, an internal microphone that inputs sound in the external auditory canal, an amplification unit that amplifies the input signal from the external microphone and the internal microphone, and a sound pressure level of the external sound A primary adjustment unit that adjusts the amplification degree in the amplification unit, and a secondary adjustment unit that adjusts the amplification degree in the amplification unit according to the sound pressure level of the internal sound. A hearing aid characterized by using an internal sound in a frequency band of 750 Hz .
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