JP3938228B2 - Compound fried food - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複合フライ食品に関する。さらに詳しくは、本発明は、具入り又は具を含まない固形ソースを用いた複合フライ食品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
牛肉、豚肉、鶏肉,魚切り身、イカ、カキなどをコロモでくるんで油で揚げたフライ食品は、家庭やレストランでもっともポピュラーな料理の一つであり、形状、味、素材も極めて多種多様なものが知られている。
従来のフライ食品は、それ自体美味な食品ではあるが、かなり昔からある食品のため、常に新しい風味、味付けのものが家庭でも業界でも望まれている。
【0003】
特開平8−19375号公報には、クリーム層の中心に具材があるフライ用冷凍食品が開示され、特開平6−245736号公報には、鶏肉塊に、蛋白質と脂肪を乳化して得られる水中油型エマルジョンを注入し、これに肉接着剤をまぶし、接着成形し、冷凍し、これを凍結下で所定の厚さに切断して肉片とする冷凍鶏肉製品の製造法が開示され、特開平6−153823号公報には、食品素材の表面にゲル化剤を含む調味液を付着せしめて調味液層を形成し、得られた調味液層の表面もしくは全体をゲル化し、更にこれに衣液又は衣液とパン粉を付着せしめた後、加熱調理する調味液内在食品の製造法が開示されているが、更に異なった風味、味付けのフライ食品が要望されている。
【0004】
従って、本発明の目的は、従来のフライ食品にはなかった、優れた味、食感及び風味を有する複合型の新規なフライ食品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、具入り又は具を含まない固形ソースと食肉とをコロモでくるんで油で揚げた複合フライ食品であって、スライス状又は切り身状の上記食肉の間に具入り又は具を含まない上記固形ソースを挟んだ、複合フライ食品を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の複合フライ食品を具体的に説明する。本発明の複合フライ食品に使用する具を含まない固形ソースは、常温固体、即ち約30℃以下の状態で固体を呈し、加熱によりペースト状になる固形ソースである。
また、本発明の複合フライ食品に使用する具入り固形ソースは、上記固形ソースに具を含有させたものであり、上記具の周囲に、常温固体で加熱によりペースト状になる固形ソースを配してなるものが好ましい。
【0007】
上記の常温固体で加熱によりペースト状になる固形ソースは、油脂5〜40重量%、水40〜75重量%、ゼラチン、寒天、グルコマンナン及びジェランガムから選ばれた1種又は2種以上0.2〜10重量%、並びに卵黄2〜10重量%を含む水中油型エマルジョンであることが好ましい。
上記の常温固体で加熱によりペースト状になる固形ソースは、澱粉0.1〜5重量%を含むものが好ましい。
【0008】
また、上記油脂は、炭素数20〜24の長鎖脂肪酸を含有しているものであることが好ましい。さらに上記油脂は、炭素数20以上の飽和脂肪酸1残基と不飽和脂肪酸2残基とからなるトリグリセリドを含有するものが好ましい。
本発明で用いる油脂としては、大豆油、ナタネ油、コーン油、綿実油、落花生油、パーム油、ヤシ油、サル脂、シア脂、パーム核油、魚油、ラード、牛脂、乳脂、からし油などの動植物性油脂、及びそれらの硬化油又は分別油、エステル交換油などを適宜使用することができ、また固体脂と液体油を混合した配合油脂も使用できる。水中油型エマルジョンとした後の冷却固化時の冷却速度を速くしたり、固化したソースの固さを大きくするには、硬化油又は固体脂を使用するのが好ましい。
上記油脂の配合量は、好ましくは5〜40重量%、より好ましくは15〜35重量%である。油脂の配合量が5重量%未満では、ソースが常温固化しにくく、また40重量%を越えると、ソースとして脂っこくなる。
【0009】
また、上記水の配合量は、好ましくは40〜75重量%、より好ましくは45〜60重量%である。ここでいう水の中には、水中油型エマルジョンの水相の調合時に配合する水の他に、使用する材料に由来する水分、例えば酢、卵黄、トマトケチャップ、ソース、シロップ中に存在する水分も含まれる。水の配合量が40重量%未満では、固形ソースをマイクロ波加熱したときに品温が上がり過ぎ、エマルジョンが破壊され、油分離が起き、その結果固化、コゲなどが発生し易くなる。また水の配合量が75重量%を越えると、固形ソースの固さを保持しにくくなり、また味が薄くなってしまう。
【0010】
また、本発明で用いる上記ゼラチンとしては、コラーゲンを水と長時間煮沸して製造した常用のものが使用できる。また、上記寒天としては、原料海藻を熱水で抽出し、抽出液を濃縮し、その後冷却して凝固させ、さらに凍結、融解させ乾燥させた常用のものが使用できる。また、上記グルコマンナンとしては、通称こんにゃくいもの塊茎を乾燥後粉砕した常用のものが使用できる。また、上記ジェランガムとしては、シュードモナス エロディア(pseudomonas elodea)が菌体外に産出する多糖類を脱アセチル化したものが使用できる。これらのゼラチン、寒天、グルコマンナン、ジェランガムはそれぞれ単独又は併用して使用する。ゼラチン、寒天、グルコマンナン及びジェランガムは、常温でソースを固形状にするために使用する。そして、これらのゼラチン、寒天、グルコマンナン、ジェランガムを加熱溶解した水溶液を水相とし、これに加温した油脂を乳化させた乳化物は、常温に冷却すると固化する性質を有し、且つこの固化した乳化物は、加熱によりトロッとしたペースト状になり、加熱残りする特性を有する。
調製した水中油型エマルジョンに、ゼラチン、寒天、グルコマンナン、ジェランガムを溶解した水溶液を混合し練り合わせた場合には、常温で固化するものは得られるが、この固化したものを加熱したときに油分離が生じてしまいペースト状にならなくなり、加熱残りしなくなる。
上記のゼラチン、寒天、グルコマンナン、ジェランガムの配合量は、単独あるいは併用で水中油型エマルジョンの全組成中、好ましくは0.2〜10重量%、より好ましくは3〜6重量%である。これらの配合量が0.2重量%より少ないと、固化が難しく、また10重量%より多いと、固化強度が大きく、固くなり過ぎる。
【0011】
また、本発明で用いる卵黄は、乳化剤の作用をなす。該卵黄としては、卵黄、卵黄に加塩或いは加糖したもの、卵黄を65℃以上70℃未満の温度で5分間以上保持した加熱半変性卵黄、卵黄を、豚の膵臓から抽出したトリプシン、植物を起源とするパパイン、ブロメライン、ペプシンあるいは黴や細菌を起源とする各種プロテアーゼなどの酵素で処理した酵素処理卵黄、加塩卵黄を上記のような酵素で処理した卵黄、酵素処理卵黄に加塩した卵黄、加糖卵黄を上記のような酵素で処理した卵黄、酵素処理卵黄に加糖した卵黄などを用いることができる。特に好ましいのは、酵素処理していない卵黄と、酵素処理した卵黄及び/又は加熱半変性卵黄とを併用したものである。このときの比率は、酵素処理していない卵黄:酵素処理した卵黄及び/又は加熱半変性卵黄=1:9〜3:7であるのが好ましい。
これらの卵黄は、単独又は2種以上混合して用いることができ、その配合量は合計で水中油型エマルジョンの全組成中、好ましくは2〜10重量%、より好ましくは4〜8重量%である。卵黄の配合量が2重量%より少ないと、乳化が不安定であり、また10重量%より多いと、卵風味が強くなり過ぎる。
【0012】
また、本発明で所望に応じて用いる上記澱粉は、特に制限がなく、タピオカ澱粉、コーン澱粉、ポテト澱粉などであり、この他に酸やアルカリ又は酵素で処理したり、燐酸架橋処理した化工澱粉なども使用できる。
本発明で用いる固形ソースに澱粉を配合すると、固形ソースの流動性の調整が容易になり、スライス状、円柱状、立方体状、直方体状、球状、半球状、釣鐘状などに成形する成形工程が円滑に行える。また、成形時に又は固形ソース成形物を加工食品に適用する際に、固形ソース成形物を積んだり重ねたりして保管するときがあり、このときに成形物同士が相互に付着しやすいが、澱粉を配合すると成形物同士の付着が起こりにくくなる。
上記澱粉の配合量は、水中油型エマルジョンの全組成中、好ましくは0.1〜5重量%、より好ましくは2〜4重量%である。澱粉の配合量が0.1重量%より少ないと、付着防止効果が十分でなく、また5重量%より多いと、加熱調理時にペースト状になりにくくなる。
【0013】
本発明で用いる固形ソースには所望により以下のものが適宜量配合できる。酢酸、乳酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、アスコルビン酸、燐酸などの有機酸及び無機酸、果汁、果肉、醗酵乳などの酸味料、砂糖、ぶどう糖、液糖、還元糖、アステルパーム等のアミノ酸形甘味料などの甘味料、ソース、ケチャップ、香辛料、調味料、シロップ、呈味料。特にフライ食品に用いて好ましいものに、トンカツソース、ケチャップ、ウスターソースなどのフライ食品にかけて用いるソース類、味噌類、梅ペーストなどが挙げられる。
本発明で用いる固形ソースには、乳化安定剤として、キサンタンガム、グアーガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、アルギン酸などの多糖類を添加してもよい。この添加量は好ましくは0.01〜1重量%である。この乳化安定剤は、油相、水相のどちらに添加してもよい。
【0014】
本発明で用いる固形ソースは、ゼラチン、寒天、グルコマンナン及びジェランガムから選ばれた1種又は2種以上並びに卵黄を加熱して溶解した水相中に、加温した油脂を油相として乳化させて水中油型エマルジョンを製造し、次いで該エマルジョンを冷却することによって製造できる。
詳しくは、ゼラチン、寒天、グルコマンナン及びジェランガムから選ばれた1種又は2種以上並びに卵黄を水に分散し、加熱溶解して水相を調製する。この水相に、油相として油脂を加温状態で乳化させる。乳化操作は、水相及び油相とも30〜50℃、好ましくは35〜45℃に調温して行う。常温固体の油脂を用いる場合は、油脂を加熱溶融状態にして乳化させる。
澱粉を用いる場合は、油相に分散させるのが好ましい。水中油型エマルジョンの調製にはホモジナイザー又はコロイドミルを用い、均質化するのが好ましい。
本発明で用いる水中油型エマルジョンは、常温以下まで冷却させることによって固化し、固形ソースが得られる。成形には成形型を用いる。固形ソースはこのまま具を含まない状態でも用いられるが、中に具を入れると風味のバラエティがさらに増して好ましい。
【0015】
本発明で用いる水中油型エマルジョンの中に入れる具としては、種々の食品が用いられるが、野菜、加工野菜、魚肉、畜肉、チーズなどの乳製品、卵、ハム、ソーセージなどの調理食品、生鮮食品を適当な大きさに切って塩漬けにしたもの、又は加熱調理したものが用いられる。特にフライ食品に用いて好ましい具に、野菜フレーク(しそフレークなど)が挙げられる。
上記水中油型エマルジョン(具入りの場合は具も含む)を成形型の中に入れて常温あるいはそれ以下の温度まで冷却固化することによって、本発明で用いる具入り又は具を含まない固形ソースが得られ、この成形物は、スライス、カットして適当な大きさに切断できる。具を入れる場合の水中油型エマルジョンと具との重量比は、9:1〜5:5となるのが好ましい。
成形型は、種々の形状、大きさ、材質の成形型が用いられ得るが、ゴムを素材とする弾性成形型が好ましい。この弾性成形型は、伸縮性、可撓性があるため、成形品を離型させて取り出すのが容易である。
本発明で用いる固形ソースの製造を機械化し、水中油型エマルジョンと具を成形型に供給、充填し、冷却固化し、離型までを自動的に行う製造機を製造することももちろん可能である。
【0016】
本発明の複合フライ食品は、上記具入り又は具を含まない固形ソースと食肉を、コロモでくるんで油で揚げてなるものである。
上記食肉としては、牛肉、豚肉、鶏肉、魚肉(イカ、タコ、カキ、エビなどの水産動物を含む)、その他の任意の食肉が用いられる。
また、上記コロモとしては、特に制限されず、通常のフライ食品に用いられるコロモ、即ち、小麦粉、卵、パン粉からなるもの、その他市販のフライ用コロモなどが用いられる。また、揚げ油も通常フライ食品に用いられるフライ油が用いられる。
本発明の複合フライ食品は、スライス状又は切り身状の食肉の間に上記具入り又は具を含まない固形ソースを挟み、上記コロモをつけ、上記揚げ油で揚げて得られる。
【0017】
上記のように具入り又は具を含まない固形ソースを内部に含有する本発明の複合フライ食品は、そのまま食したり、冷凍保存したりすることができ、冷凍品は電子レンジで解凍調理できる。
本発明の複合フライ食品は、具入り又は具を含まない固形ソースが、加熱残りする性質(加熱後完全に流動化せず、ある程度形を保った状態でトロリとした柔らかい状態にある性質)があるため、フライ後もフライ食品中に局在化した状態で具入り又は具を含まない固形ソースが存在し、インパクトのある風味を有する。
また、本発明の複合フライ食品は、冷凍品をレンジ加熱した場合も、具入り又は具を含まない固形ソースがクリーム状に広がって加熱残りするため、肉や魚に絡まり、極めて優れた食感を有する。
【0018】
また、上記のように具入り又は具を含まない固形ソースを内部に含有する本発明の複合フライ食品は、食するときに上から醤油やウースターソース、ケチャップ、その他のソース類をかける必要がなく、簡単に食することができるばかりでなく、コロモが上からかけたソースで濡れることがないので、食するときまでサクサクした状態で保たれ、香ばしく、優れた食感のまま食することができる。さらに内部に包含された上記具入り又は具を含まない固形ソースに、酢、カラシ、ワサビなどの加熱によって風味が飛びやすい調味料や香辛料を添加した場合でも、フライ時及びレンジ加熱時に、これらの風味が飛ばずに残り、味に深みがでるという特徴も有する。
【0019】
【実施例】
以下に実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。
【0020】
実施例1
大豆サラダ油15.0%(重量%、以下同じ)及び融点36℃の大豆硬化油10.0%に、タピオカ化工デンプン3.0%及び卵白粉末1.0%を添加分散して、40℃の油相を調製する。
一方、水36.4%に、食塩2.0%、上白糖3.0%、15%アルコール酢6.0%、ゼラチン5.0%、酵素処理卵黄6.0%、10%加塩卵黄2.0%、調味料(グルタミン酸ソーダ、ガーリックパウダー)0.5%及びトンカツソース(水分60%)10%を添加溶解して、40℃の水相を調製する。水相における水の合計量は、配合水とトンカツソースからの水分42.4%、アルコール酢中の水分4.675%、酵素処理卵黄中の水分2.76%で合計49.835%であった。
こうして調製した水相に、上記油相を添加攪拌し、コロイドミルにより均質化して水中油型エマルジョンを得た。
この水中油型エマルジョンを成形型に入れ、その後10℃まで冷却して固化して、具を含まない固形ソースを得た。
この固形ソースをスライサーで厚さ3mmにスライスして、スライス状固形ソースを得た。
一方、豚ロース肉4枚(1枚約100g)を、厚みの半分に包丁を入れ、切り離さずに開き、筋を切った。この豚ロース肉の両面に軽く塩、コショウをし、間に上記スライス状固形ソース(約25g)を挟み、小麦粉をまぶし、溶き卵をつけ、さらにパン粉を全体につけ、軽く押さえてコロモを十分になじませた。
これを約180℃に熱した揚げ油で2分間揚げ、トンカツを得た。このトンカツをソースをかけることなく食したところ、コロモはサクサクしたままの香ばしい食感であり、内包しているトンカツソースの風味がよく肉とマッチし、非常に美味であった。
【0021】
実施例2
実施例1のトンカツソースの代わりにウースターソースを用いた以外は、実施例1と同様にして、トンカツを作成した。このトンカツをソースをかけることなく食したところ、非常に美味であった。
【0022】
実施例3
実施例1のトンカツソースの代わりにケチャップを用いた以外は、実施例1と同様にして、トンカツを作成した。このトンカツをソースをかけることなく食したところ、非常に美味であった。
【0023】
実施例4
大豆サラダ油15.0%及び融点36℃の大豆硬化油10.0%に、タピオカ化工デンプン3.0%及び卵白粉末1.0%を添加分散して、40℃の油相を調製する。
一方、水36.4%に、食塩2.0%、上白糖3.0%、15%アルコール酢6.0%、ゼラチン5.0%、酵素処理卵黄6.0%、10%加塩卵黄2.0%、調味料(グルタミン酸ソーダ、ガーリックパウダー)0.5%及び味噌(水分42%)10%を添加溶解して、40℃の水相を調製する。水相における水の合計量は、配合水からの水分36.4%、アルコール酢中の水分4.675%、酵素処理卵黄中の水分2.76%、味噌からの水分4.2%で合計48.035%であった。
こうして調製した水相に、上記油相を添加攪拌し、コロイドミルにより均質化して水中油型エマルジョンを得た。
この水中油型エマルジョン95重量部と、具として、しそフレーク5重量部とを成形型に入れ、その後10℃まで冷却して固化して、具入り固形ソースを得た。
この具入り固形ソースをスライサーで厚さ3mmにスライスして、スライス状具入り固形ソースを得た。
続いて、上記スライス状具入り固形ソースを用いて実施例1と同様にして、トンカツを作成した。
このトンカツを−40℃で急速冷凍を行った後、−20℃で3日間冷凍保存し、電子レンジを用いて解凍した。解凍後のトンカツは、具入り固形ソースが程よくクリーム状に溶け出し、肉とよく絡み合い、そのまま食しても深みのある味で大変美味であった。
【0024】
実施例5
実施例4の味噌の代わりに梅ペーストを用いた以外は、実施例4と同様にして、トンカツを作成した。このトンカツをそのまま食したところ、深みのある味で大変美味であった。
【0025】
実施例6
大豆サラダ油15.0%及び融点36℃の大豆硬化油10.0%に、タピオカ化工デンプン2.0%を添加分散して、40℃の油相を調製する。
一方、水36.0%に、食塩2.5%、上白糖4.0%、15%アルコール酢5.5%、ゼラチン4.0%、酵素処理卵黄10.0%、野菜エキス3.0%、ミートエキス5.0%及びカレー粉3%を添加溶解して、40℃の水相を調製する。水相における水の合計量は、配合水36.0%、アルコール酢中の水分4.29%、酵素処理卵黄中の水分4.6%で合計44.89%であった。
こうして調製した水相に、上記油相を添加攪拌し、コロイドミルにより均質化して水中油型エマルジョンを得た。
この水中油型エマルジョンを成形型に入れ、その後10℃まで冷却して固化して、具を含まない固形ソースを得た。
この固形ソースをスライサーで厚さ3mmにスライスして、スライス状固形ソースを得た。
一方、頭と鱗を落としたイワシの腹を手開きし、軽く塩を振ってから水洗いした。上記スライス状固形ソースを3×10cmにカットし、上記の開いたイワシの身に挟み、小麦粉、溶き卵、パン粉の順にコロモをつけ、約180℃に熱した揚げ油できつね色になるまで揚げ、イワシフライを得た。このイワシフライをソースをかけることなく食したところ、コロモはサクサクしたままの香ばしい食感であり、内包しているカレー味のソースの風味がよく残っており、味に深みがあり、非常に美味であった。
【0026】
実施例7
大豆サラダ油15.0%及び融点36℃の大豆硬化油10.0%に、タピオカ化工デンプン2.0%を添加分散して、40℃の油相を調製する。
一方、水49.93%に、食塩2.0%、上白糖3.0%、15%アルコール酢5.5%、ゼラチン4.0%、酵素処理卵黄8.0%、調味料(グルタミン酸ソーダ)0.5%、マスタードオイル0.05%及びマスタードパウダー0.02%を添加溶解して、40℃の水相を調製する。水相における水の合計量は、配合水49.93%、アルコール酢中の水分4.29%、酵素処理卵黄中の水分3.68%で合計57.9%であった。
こうして調製した水相に、上記油相を添加攪拌し、コロイドミルにより均質化して水中油型エマルジョンを得た。
この水中油型エマルジョン85重量部と、具として、酢漬野菜(ピクルス、オニオン、パセリ)15重量部とを成形型に入れ、その後10℃まで冷却して固化して、具入り固形ソースを得た。
この具入り固形ソースをスライサーで厚さ3mmにスライスして、スライス状固形ソースを得た。
続いて、上記スライス状具入り固形ソースを用いて実施例6と同様にして、イワシフライを作成した。このイワシフライをソースをかけることなく食したところ、深みのあるマスタード風味で大変美味であった。
【0027】
【発明の効果】
本発明の複合フライ食品は、従来のフライ食品にはなかった、優れた味、食感及び風味を有するものである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a composite fried food. More specifically, the present invention relates to a composite fried food using a solid sauce with or without ingredients.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
Fried food made from beef, pork, chicken, fish fillet, squid and oysters wrapped in oil and fried in oil is one of the most popular dishes in homes and restaurants, with a wide variety of shapes, tastes and ingredients Things are known.
Conventional fried foods are delicious foods themselves, but they are foods that have been used for a long time, so that new flavors and seasonings are always desired in the home and industry.
[0003]
Japanese Patent Laid-Open No. 8-19375 discloses a frozen food for frying with ingredients at the center of the cream layer, and Japanese Patent Laid-Open No. 6-245636 is obtained by emulsifying protein and fat in a chicken mass. A method for producing a frozen chicken product is disclosed, in which an oil-in-water emulsion is injected, a meat adhesive is applied thereto, adhesive-molded, frozen, and cut into a predetermined thickness under freezing. In Kaihei 6-153823, a seasoning liquid layer containing a gelling agent is attached to the surface of a food material to form a seasoning liquid layer, and the surface or the whole of the obtained seasoning liquid layer is gelled. Although the manufacturing method of the seasoning liquid inherent foodstuff which heat-cooks after making liquid or clothing liquid and bread crumbs adhere is disclosed, the frying food of a different flavor and seasoning is requested | required.
[0004]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a novel composite fried food having an excellent taste, texture and flavor, which was not found in conventional fried foods.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a composite fried food in which a solid sauce and meat not containing ingredients and meat are wrapped in oil in a collogue and fried in oil, and does not contain ingredients or ingredients between the sliced or filleted meat The object is achieved by providing a composite fried food sandwiching the solid sauce .
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The composite fried food of the present invention will be specifically described below. The solid sauce which does not contain the ingredients used for the composite fried food of the present invention is a solid sauce which is solid at room temperature, that is, solid at a temperature of about 30 ° C. or less and becomes a paste upon heating.
In addition, the solid sauce containing ingredients used in the composite fried food of the present invention is the above-mentioned solid sauce containing ingredients , and a solid sauce that becomes a paste by heating at room temperature solids is disposed around the ingredients. Is preferred.
[0007]
The solid source that becomes a paste form by heating with the above-mentioned solid at room temperature is one or more selected from fats and oils 5 to 40% by weight, water 40 to 75% by weight, gelatin, agar, glucomannan and gellan gum 0.2 An oil-in-water emulsion containing from 10 to 10% by weight and from 2 to 10% by weight of egg yolk is preferred.
The solid source that becomes a paste form when heated at the above-mentioned solid at room temperature preferably contains 0.1 to 5% by weight of starch.
[0008]
Moreover, it is preferable that the said fats and oils contain a C20-24 long chain fatty acid. Further, the oil / fat preferably contains a triglyceride composed of one saturated fatty acid residue having 20 or more carbon atoms and two unsaturated fatty acid residues.
As fats and oils used in the present invention, soybean oil, rapeseed oil, corn oil, cottonseed oil, peanut oil, palm oil, coconut oil, monkey fat, shea fat, palm kernel oil, fish oil, lard, beef tallow, milk fat, mustard oil, etc. Animal and vegetable oils and fats thereof, as well as those hardened or fractionated oils, transesterified oils, and the like, and blended fats and oils in which solid fats and liquid oils are mixed can also be used. In order to increase the cooling rate at the time of cooling and solidification after making the oil-in-water emulsion, or to increase the hardness of the solidified sauce, it is preferable to use hardened oil or solid fat.
The blending amount of the fat is preferably 5 to 40% by weight, more preferably 15 to 35% by weight. When the blending amount of fats and oils is less than 5% by weight, the sauce is difficult to solidify at room temperature, and when it exceeds 40% by weight, the sauce becomes greasy.
[0009]
The blending amount of water is preferably 40 to 75% by weight, more preferably 45 to 60% by weight. In the water here, in addition to the water blended in the preparation of the water phase of the oil-in-water emulsion, the water derived from the materials used, such as the water present in vinegar, egg yolk, tomato ketchup, sauce, syrup Is also included. When the blending amount of water is less than 40% by weight, the product temperature rises too much when the solid sauce is microwave-heated, the emulsion is destroyed, oil separation occurs, and solidification, kogation and the like are likely to occur. On the other hand, when the amount of water exceeds 75% by weight, it becomes difficult to maintain the hardness of the solid sauce, and the taste becomes thin.
[0010]
In addition, as the gelatin used in the present invention, a conventional gelatin produced by boiling collagen for a long time can be used. Moreover, as said agar, the usual thing which extracted raw material seaweed with hot water, concentrated the extract liquid, cooled and solidified after that, and also frozen and thawed and dried can be used. Moreover, as said glucomannan, the common thing which dried and grind | pulverized after the so-called konjac potato tuber can be used. Moreover, as said gellan gum, what deacetylated the polysaccharide which pseudomonas elodea (pseudomonas elodea) produces out of a microbial cell can be used. These gelatin, agar, glucomannan and gellan gum are used alone or in combination. Gelatin, agar, glucomannan and gellan gum are used to solidify the sauce at room temperature. An aqueous solution obtained by heating and dissolving these gelatin, agar, glucomannan and gellan gum as an aqueous phase and emulsified with oils and fats heated therein has a property of solidifying when cooled to room temperature. The emulsion thus obtained has a characteristic of becoming a pasty paste by heating and remaining heated.
When the prepared oil-in-water emulsion is mixed and kneaded with an aqueous solution in which gelatin, agar, glucomannan, or gellan gum is dissolved, it can be solidified at room temperature. However, when this solidified product is heated, the oil is separated. Will not be formed into a paste and will not remain heated.
The amount of gelatin, agar, glucomannan and gellan gum is preferably 0.2 to 10% by weight, more preferably 3 to 6% by weight, alone or in combination, in the total composition of the oil-in-water emulsion. If the blending amount is less than 0.2% by weight, solidification is difficult, and if it is more than 10% by weight, the solidification strength is large and it becomes too hard.
[0011]
The egg yolk used in the present invention functions as an emulsifier. The egg yolk originated from egg yolk, salted or sugared egg yolk, heated semi-denatured egg yolk kept at a temperature of 65 ° C. or higher and lower than 70 ° C. for 5 minutes or more, trypsin extracted from pig pancreas, or plant Enzyme-treated egg yolk treated with enzymes such as papain, bromelain, pepsin or various proteases originating from bacteria or bacteria, egg yolk treated with salted egg yolk with the above enzyme, egg yolk salted into enzyme-treated egg yolk, sugared egg yolk Can be used such as egg yolk treated with the above-mentioned enzyme, egg yolk added with enzyme-treated egg yolk, and the like. Particularly preferred is a combination of egg yolk not subjected to enzyme treatment and egg yolk subjected to enzyme treatment and / or heated semi-denatured egg yolk. The ratio at this time is preferably egg yolk not subjected to enzyme treatment: egg yolk subjected to enzyme treatment and / or heated semi-denatured egg yolk = 1: 9 to 3: 7.
These egg yolks can be used alone or in combination of two or more, and the total amount is preferably 2 to 10% by weight, more preferably 4 to 8% by weight in the total composition of the oil-in-water emulsion. is there. When the blending amount of egg yolk is less than 2% by weight, the emulsification is unstable, and when it is more than 10% by weight, the egg flavor becomes too strong.
[0012]
Further, the starch used as desired in the present invention is not particularly limited, and is tapioca starch, corn starch, potato starch, etc. In addition to this, a modified starch treated with acid, alkali or enzyme, or phosphoric acid crosslinked Etc. can also be used.
When starch is blended with the solid sauce used in the present invention, the fluidity of the solid sauce can be easily adjusted, and a molding process for molding into a slice shape, a cylindrical shape, a cubic shape, a rectangular parallelepiped shape, a spherical shape, a hemispherical shape, a bell shape, etc. It can be done smoothly. In addition, when applying solid sauce moldings to processed foods during molding or when the solid sauce moldings are stacked or stacked, they may be stored, and at this time the moldings are likely to adhere to each other. When it mix | blends, it will become difficult to produce adhesion between molded products.
The blending amount of the starch is preferably 0.1 to 5% by weight, more preferably 2 to 4% by weight in the total composition of the oil-in-water emulsion. When the amount of starch is less than 0.1% by weight, the adhesion preventing effect is not sufficient, and when it is more than 5% by weight, it becomes difficult to form a paste during cooking.
[0013]
The solid sauce used in the present invention can be blended appropriately in the following amounts as desired. Organic acids and inorganic acids such as acetic acid, lactic acid, citric acid, malic acid, tartaric acid, ascorbic acid, phosphoric acid, acidulants such as fruit juice, pulp, fermented milk, amino acids such as sugar, glucose, liquid sugar, reducing sugar, and aster palm Sweeteners such as shaped sweeteners, sauces, ketchup, spices, seasonings, syrups, flavorings. Particularly preferred for use in fried foods include sauces used in fried foods such as tonkatsu sauce, ketchup, and Worcester sauce, miso and plum paste.
Polysaccharides such as xanthan gum, guar gum, locust bean gum, carrageenan and alginic acid may be added to the solid sauce used in the present invention. This addition amount is preferably 0.01 to 1% by weight. This emulsion stabilizer may be added to either the oil phase or the aqueous phase.
[0014]
The solid sauce used in the present invention is obtained by emulsifying a heated fat or oil as an oil phase in one or more selected from gelatin, agar, glucomannan and gellan gum, and an aqueous phase obtained by heating and dissolving egg yolk. It can be produced by preparing an oil-in-water emulsion and then cooling the emulsion.
Specifically, one or two or more selected from gelatin, agar, glucomannan and gellan gum and egg yolk are dispersed in water and dissolved by heating to prepare an aqueous phase. In this aqueous phase, fats and oils are emulsified as an oil phase in a heated state. The emulsification operation is performed by adjusting the temperature to 30 to 50 ° C., preferably 35 to 45 ° C. for both the aqueous phase and the oil phase. When using room temperature solid oils and fats, the oils and fats are emulsified by heating and melting.
When starch is used, it is preferably dispersed in the oil phase. The oil-in-water emulsion is preferably homogenized using a homogenizer or a colloid mill.
The oil-in-water emulsion used in the present invention is solidified by cooling to room temperature or lower to obtain a solid source. A molding die is used for molding. The solid sauce is used as it is without the ingredients, but it is preferable to add the ingredients in the solid sauce because the variety of flavor is further increased.
[0015]
Various foods are used as ingredients in the oil-in-water emulsion used in the present invention, but dairy products such as vegetables, processed vegetables, fish meat, livestock meat and cheese, cooked foods such as eggs, ham and sausages, and fresh foods. Foods that have been cut into appropriate sizes and salted or cooked are used. Particularly preferred ingredients used in fried foods (such as perilla flakes) vegetable flakes like.
The above-mentioned oil-in-water emulsion (including the ingredients in the case of ingredients) is placed in a mold and solidified by cooling to room temperature or lower, so that the solid sauce not containing ingredients or ingredients used in the present invention can be obtained. The resulting molded product can be sliced and cut to an appropriate size. The weight ratio between the oil-in-water emulsion and the ingredient when the ingredient is put is preferably 9: 1 to 5: 5.
As the mold, molds of various shapes, sizes, and materials can be used, but an elastic mold made of rubber is preferable. Since this elastic mold has stretchability and flexibility, it is easy to take out the molded product by releasing it.
Of course, it is also possible to manufacture a manufacturing machine that mechanizes the manufacture of the solid sauce used in the present invention, supplies and fills the mold with an oil-in-water emulsion and ingredients , cools and solidifies, and automatically releases the mold. .
[0016]
The composite fried food of the present invention is obtained by filing a solid sauce and meat containing the above-mentioned ingredients or ingredients without using ingredients.
Examples of the meat include beef, pork, chicken, fish (including marine animals such as squid, octopus, oysters, and shrimp), and other arbitrary meat.
In addition, the coromo is not particularly limited, and coromo used for ordinary fried foods, that is, those made of wheat flour, eggs, bread crumbs, and other commercially available folios for frying are used. Moreover, the frying oil normally used for frying food is also used for frying oil.
Composite fried food of the present invention, during the slice-shaped or fillet-shaped meat sandwiches the solid source that does not contain the instrument containing or tool, with the upper Symbol garments, obtained fried in the frying oil.
[0017]
As described above, the composite fried food of the present invention containing a solid sauce containing or not containing ingredients can be eaten as it is or stored frozen, and frozen products can be thawed in a microwave oven.
The composite fried food of the present invention has the property that the solid sauce containing or not containing ingredients remains heated (they are not completely fluidized after heating, and are in a soft state that is in a trolley state to some extent). For this reason, there is a solid sauce with or without ingredients in a localized state in the fried food even after frying, and has an impact flavor.
In addition, the composite fried food of the present invention, even when the frozen product is cooked in a range, a solid sauce containing or without ingredients spreads in a cream form and remains heated, so that it becomes entangled with meat and fish and has an extremely excellent texture. Have
[0018]
In addition, as described above, the composite fried food of the present invention containing a solid sauce containing or not containing ingredients does not require soy sauce, wooster sauce, ketchup, or other sauces from above when eating. Not only can you eat easily, but the coromo won't get wet with the sauce from above, so it stays crisp until you eat, and you can eat it with a savory and excellent texture. . Furthermore, even in the case of adding a seasoning or a spice that is easy to fly by heating such as vinegar, mustard, wasabi, etc. to the solid sauce with or without the above ingredients contained in the inside, when frying and cooking the range, these There is also a feature that the flavor remains without being blown and the taste is deep.
[0019]
【Example】
The present invention will be described in more detail with reference to the following examples, but the present invention is not limited to these examples.
[0020]
Example 1
Soybean salad oil 15.0% (% by weight, the same shall apply hereinafter) and soybean hardened oil 10.0% with melting point 36 ° C were added and dispersed with tapioca modified starch 3.0% and egg white powder 1.0%. An oil phase is prepared.
On the other hand, 36.4% water, 2.0% salt, 3.0% super white sugar, 15% alcohol vinegar 6.0%, gelatin 5.0%, enzyme-treated egg yolk 6.0%, 10% salted egg yolk 2 0.0%, seasoning (sodium glutamate, garlic powder) 0.5% and tonkatsu sauce (water 60%) 10% are added and dissolved to prepare a 40 ° C. aqueous phase. The total amount of water in the aqueous phase was 49.835% in total, with 42.4% moisture from the blended water and tonkatsu sauce, 4.675% moisture in alcohol vinegar, and 2.76% moisture in enzyme-treated egg yolk. It was.
The oil phase was added to the water phase thus prepared and stirred, and homogenized by a colloid mill to obtain an oil-in-water emulsion.
This oil-in-water emulsion was put into a mold and then cooled to 10 ° C. to solidify to obtain a solid sauce containing no ingredients.
This solid sauce was sliced with a slicer to a thickness of 3 mm to obtain a sliced solid sauce.
On the other hand, four pieces of pork loin (one piece of about 100 g) were put into a half of the thickness, opened without being cut, and cut. Lightly salt and pepper on both sides of the pork loin, sandwich the sliced solid sauce (about 25 g) between them, sprinkle with flour, apply the melted egg, and apply the whole breadcrumbs. I got used to it.
This was fried with frying oil heated to about 180 ° C. for 2 minutes to obtain a tonkatsu. When this tonkatsu was eaten without sauce, Koromo had a crisp and savory texture, and the flavor of the tonkatsu sauce contained was well matched with the meat and was very delicious.
[0021]
Example 2
Tonkatsu was prepared in the same manner as in Example 1 except that Worcester sauce was used instead of Tonkatsu sauce in Example 1. When this tonkatsu was eaten without sauce, it was very delicious.
[0022]
Example 3
Tonkatsu was prepared in the same manner as in Example 1 except that ketchup was used in place of the tonkatsu sauce of Example 1. When this tonkatsu was eaten without sauce, it was very delicious.
[0023]
Example 4
An oil phase at 40 ° C. is prepared by adding and dispersing 3.0% tapioca starch and 1.0% egg white powder in 15.0% soybean salad oil and 10.0% soybean hardened oil having a melting point of 36 ° C.
On the other hand, 36.4% water, 2.0% salt, 3.0% super white sugar, 15% alcohol vinegar 6.0%, gelatin 5.0%, enzyme-treated egg yolk 6.0%, 10% salted egg yolk 2 0.0%, seasoning (sodium glutamate, garlic powder) 0.5% and miso (moisture 42%) 10% are added and dissolved to prepare a 40 ° C. aqueous phase. The total amount of water in the aqueous phase is 36.4% of water from the blended water, 4.675% of water in alcoholic vinegar, 2.76% of water in enzyme-treated egg yolk, and 4.2% of water from miso It was 48.035%.
The oil phase was added to the water phase thus prepared and stirred, and homogenized by a colloid mill to obtain an oil-in-water emulsion.
95 parts by weight of this oil-in-water emulsion and 5 parts by weight of shiso flakes as ingredients were placed in a mold and then cooled to 10 ° C. to solidify to obtain a solid sauce with ingredients.
This solid sauce containing ingredients was sliced with a slicer to a thickness of 3 mm to obtain a solid sauce containing sliced ingredients.
Subsequently, a tonkatsu was prepared in the same manner as in Example 1 using the solid sauce containing sliced tools.
The tonkatsu was snap frozen at -40 ° C, stored frozen at -20 ° C for 3 days, and thawed using a microwave oven. The tonkatsu after thawing was very delicious with a deep taste even if it was eaten as it was.
[0024]
Example 5
Tonkatsu was prepared in the same manner as in Example 4 except that plum paste was used instead of miso in Example 4. When we ate this tonkatsu as it was, it was very delicious with a deep taste.
[0025]
Example 6
An oil phase at 40 ° C. is prepared by adding 2.0% of tapioca modified starch to 15.0% soybean salad oil and 10.0% soybean hardened oil having a melting point of 36 ° C.
Meanwhile, 36.0% water, 2.5% salt, 4.0% white sugar, 15% alcohol vinegar 5.5%, gelatin 4.0%, enzyme-treated egg yolk 10.0%, vegetable extract 3.0 %, Meat extract 5.0% and curry powder 3% are added and dissolved to prepare a 40 ° C. aqueous phase. The total amount of water in the aqueous phase was 44.89% in total with 36.0% of the blended water, 4.29% of water in alcohol vinegar, and 4.6% of water in enzyme-treated egg yolk.
The oil phase was added to the water phase thus prepared and stirred, and homogenized by a colloid mill to obtain an oil-in-water emulsion.
This oil-in-water emulsion was put into a mold and then cooled to 10 ° C. to solidify to obtain a solid sauce containing no ingredients.
This solid sauce was sliced with a slicer to a thickness of 3 mm to obtain a sliced solid sauce.
On the other hand, the belly of the sardine with the head and scales removed was opened by hand, lightly shaken with salt and washed with water. Cut the sliced solid sauce into 3 x 10 cm, sandwich it in the open sardines, add flour, beaten egg, breadcrumbs in order, and fry until fried in hot oil heated to about 180 ° C, I got a sardine fly. When this sardine fried was eaten without sauce, Colomo has a crispy texture that remains crispy, the flavor of the curry sauce it contains is well preserved, deep in taste, very delicious Met.
[0026]
Example 7
An oil phase at 40 ° C. is prepared by adding 2.0% of tapioca modified starch to 15.0% soybean salad oil and 10.0% soybean hardened oil having a melting point of 36 ° C.
On the other hand, 49.93% water, 2.0% salt, 3.0% white sugar, 15% alcohol vinegar 5.5%, gelatin 4.0%, enzyme-treated egg yolk 8.0%, seasoning (sodium glutamate ) 0.5%, mustard oil 0.05% and mustard powder 0.02% are added and dissolved to prepare a 40 ° C. aqueous phase. The total amount of water in the aqueous phase was 57.9%, with 49.93% of the blended water, 4.29% of water in alcohol vinegar, and 3.68% of water in enzyme-treated egg yolk.
The oil phase was added to the water phase thus prepared and stirred, and homogenized by a colloid mill to obtain an oil-in-water emulsion.
85 parts by weight of this oil-in-water emulsion and 15 parts by weight of pickled vegetables (pickles, onions, parsley) as ingredients are placed in a mold and then cooled to 10 ° C. to solidify to obtain a solid sauce with ingredients. It was.
This solid sauce with ingredients was sliced with a slicer to a thickness of 3 mm to obtain a sliced solid sauce.
Subsequently, sardine fries were prepared in the same manner as in Example 6 using the solid sauce containing sliced ingredients. When this sardine fried was eaten without sauce, it had a deep mustard flavor and was very delicious.
[0027]
【The invention's effect】
The composite fried food of the present invention has an excellent taste, texture and flavor not found in conventional fried foods.
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