JP3935862B2 - Surgical microscope foot switch - Google Patents

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【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は手術用顕微鏡の複数の機能を操作する手術用顕微鏡のフットスイッチに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、手術手技が高度化していくにつれて手術用顕微鏡に具備される機能も、多機能・複雑化してきており、フットスイッチに設けられる操作スイッチ、例えば入力スイッチが増えてきた。これに伴い、フットスイッチの誤操作が増加している。そこで、前述の問題点を解決するために、手術用顕微鏡の複数の機能を操作する複数の入力スイッチを有するフットスイッチが知られている（例えば、特許文献１参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
特公平５−６１６２号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献１記載のフットスイッチは、術者が足をのせている入力スイッチの種別が判別できることにより、誤操作が軽減できるものである。しかし、術者は手術中フットスイッチの上に足をのせた状態で手術を行うため、術者の足は常に、複数の入力スイッチ上に存在することになる。したがって、入力スイッチの検出に近接センサーを用いた場合、術者が操作入力するために足をのせた入力スイッチ以外の入力スイッチに設けられた近接センサーも反応してしまい、術者が所望する入力スイッチを判別できない。
【０００５】
このような問題を解決するには、１つの入力スイッチに設けられた近接センサーのみ作動させ、術者が実際に足をのせている入力スイッチが何の機能であるかを判別できるようにする必要があり、１つの入力スイッチに足がのっている時に、他の入力スイッチに術者の足がのらないことが必要である。すなわち、これはフットスイッチの大型化につながる。
【０００６】
手術室には手術用顕微鏡の他に様々な医療機器があり、手術室の床もそれら医療機器のケーブル等で煩雑になっている。したがって、フットスイッチの大型化は手術室でのフットスイッチの配置に制限を受け易く、術者が最適な姿勢で手術を行うことが困難になるため手術の効率を低下させる。
【０００７】
また、前記特許文献１には、手術用顕微鏡に具備された機能の種別が順次選択可能な、例えば変倍操作→上下粗動操作→焦準操作→ＸＹ微動操作→変倍操作のように切り替え可能である切り替えスイッチを有するフットスイッチが示されているが、最近の多機能化されている手術用顕微鏡においては術者が操作する機能が多いため、手術用顕微鏡の機能選択自体が煩わしく手術効率を低下させる原因となる。
【０００８】
さらに、手術用顕微鏡の操作においては、焦準および変倍操作が頻繁に行われる。これに対し、手術用顕微鏡を大きく動かし観察部位を大きく変更するための上下粗動機能は使用頻度が低い。よって、手術中、焦準操作→変倍操作→焦準操作を繰り返し行うことが多々あるが、この場合、変倍操作を行った後、切り替えスイッチを操作して再び焦準操作を行うために、その他の使用しない機能を一度選択する必要があり、選択作業自体が現実的でない。
【０００９】
また、従来、フットスイッチには、使用頻度が高い入力スイッチの周りに設けられた足載せ部上に、使用頻度が低い入力スイッチが配置されている。前記足載せ部は一般にフットスイッチを小型化する目的で足を載せる面積が小さいので、術者は爪先等で使用頻度が低い入力スイッチを操作しようとして、誤って使用頻度が高いスイッチを術者の踵等で操作してしまうという誤動作をする恐れがある。
【００１０】
本発明は前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、手術室の条件や手術における観察方向の変化、操作者の好み等より、操作者に対し、フットスイッチの向きを変化させても操作性及び操作感の変化のない手術用顕微鏡のフットスイッチを提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、請求項１は、手術用顕微鏡の複数の機能を操作する複数の操作スイッチと、前記操作スイッチを操作する際に、術者が足を載せる足載せ部を有する手術用顕微鏡のフットスイッチにおいて、フットスイッチ台と、前記フットスイッチ台の上部で、上下部及び左右部にそれぞれ対称的に配置され、且つ前記操作スイッチのスイッチ作動点より高く形成された足載せ部と、前記フットスイッチ台の上部で、前記足載せ部を挟んで上下方向及び左右方向に対称的に配置され、前記足載せ部に足を載せた状態で操作可能な前記操作スイッチとを有することを特徴とする手術用顕微鏡のフットスイッチにある。
請求項２は、請求項１の前記足載せ部は、平面視で、十字形に形成されていることを特徴とする。
請求項３は、手術用顕微鏡の複数の機能を操作する複数の操作スイッチと、前記操作スイッチを操作する際に、術者が足を載せる足載せ部を有する手術用顕微鏡のフットスイッチにおいて、フットスイッチ台と、前記フットスイッチ台の上部の中央部に設けられ、且つ前記操作スイッチのスイッチ作動点より高く形成された足載せ部と、前記フットスイッチ台の上部で、前記足載せ部の上下方向及び左右方向に対称的に少なくとも４つ配置され、前記足載せ部に足を載せた状態で操作可能な前記操作スイッチとを有することを特徴とする手術用顕微鏡のフットスイッチにある。
請求項４は、請求項１、２または３の前記操作スイッチは、２組の正転・逆転指定スイッチであることを特徴とする。
【００１４】
前記構成によれば、術者に対してフットスイッチを自由な向きで配置して操作スイッチを操作できる。また、操作スイッチを２組の正転・逆転指定スイッチとすることにより、術者は足載せ部に足を載せ、足載せ部上で足を傾斜させ、術者の爪先及び踵でそれぞれの正転・逆転指定スイッチを操作できる。また、足載せ部を十字形に形成することにより、術者は足載せ部上で足を平行移動させ、操作スイッチの踏み分けを操作できる。したがって、術者に対しフットスイッチの向きを変化させても、操作性及び操作感の変化のないフットスイッチを提供できる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態を図面に基づいて説明する。
【００１６】
図１および図２は第１の実施形態を示し、図１は手術用顕微鏡のフットスイッチの平面図、図２は同側面図である。フットスイッチ１は手術用顕微鏡（図示しない）に接続ケーブル２を介して接続可能であり、手術用顕微鏡に具備された複数の機能を操作する、操作スイッチとしての複数の入力スイッチ３〜８が設けられている。
【００１７】
次に、各入力スイッチ３〜８を説明すると、図中３は、前記手術用顕微鏡に内蔵された周知の変倍機構をモータ等の正転・逆転により駆動させる変倍用シーソースイッチである。同様に、図中４は、手術用顕微鏡に装備された周知の焦準機能をモータ等の正転・逆転により駆動させる焦準用シーソースイッチである。この焦準用シーソースイッチ４は前記変倍用シーソースイッチ３の近傍、且つ前記変倍用シーソースイッチ３と平行となるように前記フットスイッチ１に配置されている。
【００１８】
図中５は、前記手術用顕微鏡に具備された、図示しない周知の写真撮影装置に取り付けられた３５ｍｍカメラのレリーズを操作するレリーズスイッチであり、同様に、図中６は、手術用顕微鏡に具備された周知の自動焦準機構を作動させる自動焦準スイッチ、図中７は、手術用顕微鏡に具備された手術用顕微鏡の鏡体部を床面に対し、上下何れかの方向に移動させる周知の粗動機構を駆動させる粗動スイッチであり、図中８は、前記粗動スイッチ７により鏡体部が移動される方向とは逆の方向に鏡体部を移動させる粗動スイッチである。
【００１９】
前記レリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６は、図１に示されるように、焦準用シーソースイッチ４の図中上側に配置され、且つ図２に示されるように前記変倍および焦準用シーソースイッチ３および４のスイッチ上面より床面１０に対して高い位置に高低差を持たせて配置されている。前記高低差は、実験機では、５〜１５ｍｍが比較的操作しやすく、好ましくは７〜９ｍｍ、さらに好ましくは８ｍｍである。変倍および焦準用シーソースイッチ３および４の操作中においては、術者の足１１により前記レリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６が操作入力できない高さに設定されている。粗動スイッチ７および８においても同様に、前記レリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６を術者が操作中においては、前記粗動スイッチ７および８が術者の足１１により操作入力できない高さに高低差を持たせて配置されている。９は前記変倍用シーソースイッチ３と焦準用シーソースイッチ４の間に配置され、前記変倍および焦準用シーソースイッチ３および４に平行で、図２に示されるように、前記変倍および焦準用シーソースイッチ３および４のそれぞれのスイッチの上面より床面１０に対し高くなるように配置された足載せ部である。
【００２０】
前述の構成のごとく、各入力スイッチ３〜８の配置をすることにより、従来技術において説明した変倍および焦準用シーソースイッチ３，４といった使用頻度の高い入力スイッチは図１において下の方に配置され、上に行くに従い使用頻度が低い入力スイッチの配置となるように構成されている。また、図２に示されるように使用頻度の高い入力スイッチほど床面１０に対して低い位置に配置され、使用頻度が低くなるに従い床面１０に対して高い位置に配置される構成となっている。
【００２１】
また、図中１２および１３は、前記レリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６が設けられている面に設けられた検出手段としての光検出スイッチであり、前記光検出スイッチ１２および１３の少なくとも一方が作動することにより前記変倍および焦準用シーソースイッチ３および４の機能が停止される構成となっている。同様に、図中１４および１５は、前記粗動スイッチ７および８が設けられている面に設けられた光検出スイッチであり、前記光検出スイッチ１４および１５の少なくとも一方が作動することにより前記変倍および焦準用シーソースイッチ３および４、前記レリーズスイッチ５、自動焦準スイッチ６の機能が全て停止される構成となっている。
【００２２】
前述した構成により、手術中、術者はフットスイッチ１に設けられた足載せ部９に、図２に示されるように、足１１をのせて手術を行う。次に、術者が観察倍率を変化すべく、術者の足１１を足載せ部９を支点として傾斜させ、術者の踵で変倍用シーソースイッチ３を踏み込み作動させることにより、入力信号が手術用顕微鏡に出力され、前記手術用顕微鏡に具備された変倍機構が駆動される。
【００２３】
同様に術者が焦準位置を変化させるべく、術者の爪先で焦準用シーソースイッチ４を踏み込み作動させることにより、入力信号が手術用顕微鏡に出力され、前記手術用顕微鏡に具備された焦準機構が駆動される。これらの操作を行う際、術者は足載せ部９の上面で足１１を矢印１６方向に移動させ、変倍および焦準用シーソースイッチ３および４の踏み分け操作を行う。このとき、術者が足１１を矢印１７方向に移動させると、レリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６と前記変倍および焦準用シーソースイッチ３および４との高低差に術者の足１１が接触し、術者は矢印１７の方向に更に足１１を移動させた位置に、レリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６が存在するということを認識する。
【００２４】
更に、術者がレリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６を操作するには、前述のように術者が足載せ部９上で足１１を矢印１７の方向へ移動し、前記高低差を認識した上でレリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６が設けられている高さまで、足１１を上げ、前記レリーズスッチ５および自動焦準スイッチ６の操作をする。このとき、術者はレリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６が設けられている面上で足１１を矢印１６の方向に移動させて前記レリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６の踏み分け操作を行う。
【００２５】
更に、術者が前記レリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６が設けられている面上で足１１を移動させることにより、前記光検出スイッチ１２および１３が作動し、前記変倍および焦準用シーソースイッチ３および４の機能が停止される。また、術者が矢印１７の方向へ更に足１１を移動させると、粗動スイッチ７および８と前記レリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６との高低差に術者の足１１が接触するため、術者は矢印１７の方向に更に足１１を移動させた位置に、粗動スイッチ７および８が存在するということを認識する、術者が粗動スイッチ７および８を操作するには、レリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６が設けられている面上で足１１を矢印１７の方向へ移動させ、前記高低差を認識した上で前記粗動スイッチ７および８が設けられている位置まで、足１１を上げ、前記粗動スイッチ７および８を操作する。このとき、前記粗動スイッチ７および８が設けられている面上で足１１を移動させることにより、光検出スイッチ１４および１５が作動し、前記変倍および焦準用シーソースイッチ３および４、レリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６の機能が停止される。
【００２６】
本実施形態によれば、入力スイッチ３〜８の配置に高低差をつけるといった、従来のフットスイッチの簡単な変更により、容易且つ安価に実現可能である。また、レリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６と、粗動スイッチ７および８が設けられているそれぞれの面に、光検出スイッチ１２〜１５を配置し、前記入力スイッチ５〜８よりも低い位置に設けられた入力スイッチの機能を停止させることにより、例えば、術者が爪先で前記レリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６を操作する際に、術者の踵が誤って変倍および焦準用シーソースイッチ３および４に触れてしまった場合においても、前記変倍および焦準用シーソースイッチ３および４は作動しないので誤操作することがない。粗動スイッチ７および８を操作する場合も、同様に誤動作を防止できる。
【００２７】
なお、本実施形態における近接センサー１２〜１５を超音波センサー等の非接触スイッチや前記入力スイッチ５〜８のスイッチ上面にタッチセンサー等を設ける構成と変更しても同様な効果が得られる。
【００２８】
図３〜図６は第２の実施形態を示し、第１の実施形態と同一構成部分は同一番号を示す説明を省略する。図３に示す、１８はフットスイッチ１を構成するフットスイッチ台であり、前記フットスイッチ台１８には足載せ部９が設けられている。この足載せ部９の近傍には操作スイッチとしての後述する光検出スイッチ１９および２０が設けられている。
【００２９】
前記光検出スイッチ１９は、第１の実施形態で示した変倍用シーソースイッチ３に相当し、観察像を拡大させる方向に手術用顕微鏡（図示しない）に内蔵された周知の変倍機構を駆動させる信号を手術用顕微鏡に出力する。前記光検出スイッチ２０は前記光検出スイッチ１９とは反対の方向に前記変倍機構を駆動させる信号を前記手術用顕微鏡に出力する。
【００３０】
図中２１は、前記フットスイッチ台１８に着脱自在な第１のスイッチブロックであり、前記第１のスイッチブロック２１には、第１の実施形態で示した焦準用シーソースイッチ４に相当する光検出スイッチ２２および２３が設けられている。また前記光検出スイッチ２２および２３の中間位置には足載せ部２４が設けられている。前記第１のスイッチブロック２１の前記フットスイッチ台１８に対する高さは、前記足載せ部９に術者が足１１を載せ、前記光検出スイッチ１９および２０を操作する際に、術者の足１１が前記光検出スイッチ２２および２３を作動させることがない高さである。この高さが第１の実施形態の高低差に相当する。
【００３１】
前記光検出スイッチ２２若しくは２３の何れかのスイッチが作動することにより、変倍用シーソースイッチ４に相当する前記光検出スイッチ１９および２０の機能を停止する構成となっている。同様に、図中２５は、前記フットスイッチ台１８に着脱自在な第２のスイッチブロックであり、この第２のスイッチブロック２５のフットスイッチ台１８に対する高さは前記第１のスイッチブロック２１のそれよりも高く構成されている。図中２６および２７は、前記第２のスイッチブロック２５に設けられた第１の実施形態に示されたレリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６に相当する光検出スイッチである。
【００３２】
図中２８は、前記光検出スイッチ２６および２７の中間位置に設けられた足載せ部である。レリーズおよび自動焦準スイッチ５および６に相当する前記光検出スイッチ２６若しくは２７の何れかが作動することにより、前記変倍用シーソースイッチ３に相当する、光検出スイッチ１９および２０の機能を停止する構成となっている。
【００３３】
図４は、フットスイッチ１の組立構成を示している。図中２９は、前記フットスイッチ台１８に複数設けられた位置決め穴であり、図中３０は、前記光検出スイッチ２２，２３，２６，２７に対する電源および受信信号を伝達する接点である。図中３１は、前記第１および第２のスイッチブロック２１，２５に設けられ、前記第１および第２のスイッチブロック２１，２５を前記フットスイッチ台１８に取り付けた際に、前記位置決め穴２９に相対する位置に設けられたピンである。同様に、図中３２は、前記フットスイッチ台１８に設けられた接点３０と相対する位置に設けられた接点である。前記第１および第２のスイッチブロック２１，２５に設けられたピン３１および接点３２はそれぞれ同一の位置に設けられている。
【００３４】
図５により前記光検出スイッチ１９，２０，２２，２３，２６，２７および足載せ部２４および２８の詳細説明をする。但し、前記光検出スイッチは同一構成であるので、ここでは光検出スイッチ２２の説明をする。
【００３５】
図中３３は、前記第１のスイッチブロック２１に設けられた発光素子であり、前記発光素子３３には接点３０および３２を介して電源３４が接続されている。図中３５は、前記発光素子３３より発光された光を受光する前記第１のスイッチブロック２１に設けられた受光素子であり、前記接点３０および３２を介して増幅回路３６、モータ駆動回路３７、変倍用モータ３８が順次接続されている。足載せ部２４の上面に載せた術者の足１１が、図５に示される状態において、前記発光素子３３から発光された光４０の光量は術者の足１１に反射しても前記受光素子３５が受光出来ない量であり、足１１をＨの位置まで近づけた時、初めて前記発光素子３３からの光４０を受光素子３５が受光可能である構成になっている。
【００３６】
前述した構成により、まず術者が使用できるようにフットスイッチ１を組み立てるには、取り付け高さの異なる第１および第２のスイッチブロック２１，２５を前記第１および第２のスイッチブロック２１，２５に設けられたピン３１と前記フットスイッチ台１８に設けられた位置決め穴２９の位置を合わせてフットスイッチ台１８に対して取り付ける。このとき、前記第１および第２のスイッチブロック２１，２５に設けられた接点３２と前記フットスイッチ台１８に設けられた接点３０が接触することにより、前記第１および第２のスイッチブロック２１，２５と前記フットスイッチ台１８は電気的に接続される。
【００３７】
次に、術者が前記フットスイッチ１を操作する場合、術者は前記フットスイッチ１に設けられた足載せ部９上に術者の足１１を載せて手術等の作業を行う。更に、術者が観察像を拡大すべく、図６に示すように足載せ部９を支点とし矢印４１方向に足１１を傾斜させ、前記足１１が高さＨを過ぎると、前記フットスイッチ台１８に設けられた発光素子３３から発せられる光４０が足１１に反射し、受光素子３５に受光される。
【００３８】
これにより、前記受光素子３５から出力される信号が増幅回路３６により増幅され、更に増幅された信号がモータ駆動回路３７により変倍用モータ３８を駆動する信号に変換され前記変倍用モータ３８が指定の方向に回転し、図示しない周知の変倍機構が観察像を拡大させる方向に駆動させることにより達成される。また、観察像を縮小すべく、１１′に示されるように足１１を矢印４１方向に傾斜させると、前述と同様の作用により前記変倍用モータ３８が指定の方向に回転し、変倍機構を観察像を縮小させる方向に駆動することにより達成される。
【００３９】
次に、術者が図３に示される矢印４２の方向に前記足載せ部９上で足１１を移動させると、前記第１のスイッチブロック２１の術者の足１１が触れる。これにより術者は更に足１１を矢印４２方向に移動させた位置に光検出スイッチ２２および２３が存在するということを認識する。
【００４０】
更に、術者が足１１を矢印４２方向に移動させ手術用顕微鏡の焦準位置を移動させるには、第１のスイッチブロック２１に足１１が触れたことを認識した後、前記第１のスイッチブロック２１に設けられている足載せ部２４の高さまで足１１を前記第１のスイッチブロック２１に沿って挙げる。
【００４１】
次に、足載せ部２４上で足１１を矢印４２方向に移動させ、前記足載せ部２４のほぼ中心位置に足１１を移動させ、前述と同様に前記足載せ部２４を支点とし足１１を傾斜させることにより、第１の実施形態における焦準用シーソースイッチ４に相当する光検出スイッチ２２および２３が作動し、手術用顕微鏡に内蔵された周知の焦準機構が駆動される。このとき、前記検出スイッチ２２若しくは２３が作動することにより、前記光検出スイッチ１９および２０の機能が停止される。
【００４２】
次に、術者が足載せ部９上に足１１を載せた状態から、前記矢印４２方向とは異なる方向の矢印４３方向に足１１を移動させると、前記フットスイッチ台１８に取り付けられた第２のスイッチブロック２５に足１１が接触する。これにより術者は更に足１１を矢印４３方向に移動させた位置に光検出スイッチ２６および２７が存在するということを認識する。
【００４３】
更に、術者が足１１を矢印４３方向に移動させ、第１の実施形態におけるレリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６に相当する光検出スイッチ２６および２７を操作するには、前記第１のスイッチブロック２１の場合と同様に前記第２のスイッチブロック２５に設けられた足載せ部２８上に足１１を移動させ、前記光検出スイッチ２６および２７を踏み分けることにより達成される。このとき、前述と同様に、前記光検出スイッチ２６若しくは２７の何れかが作動することにより、前記光検出スイッチ１９および２０の機能が停止される。
【００４４】
次に、術者の好み等により、第１および第２のスイッチブロック２１，２５とフットスイッチ台１８に対する取り付け位置に変更するには、先ず前記フットスイッチ台１８から前記第１および第２のスイッチブロック２１，２５を取り外す。前記第１および第２のスイッチブロック２１，２５に設けられているピン３１、接点３２は同一形状であり、且つ前記フットスイッチ台１８に設けられた位置決め穴２９および接点３０の位置も前記第１および第２のスイッチブロック２１，２５のピン３１および接点３２に相対する位置に設けられているので、単純にフットスイッチ台１８に対する前記第１および第２のスイッチブロック２１，２５の取り付け位置を入れ替えるのみで達成される。
【００４５】
本実施形態によれば、前述のように、入力スイッチの高低差を矢印４２方向と、矢印４３方向の２方向に設けたことにより、第１の実施形態にて示した３段の入力スイッチ配置と同様な効果を２段で実施可能であり、術者はより少ない足の移動により入力スイッチの操作が可能であるため操作し易い。
【００４６】
更に、機能の異なる入力スイッチが異なる方向に設けられているので、術者は容易に入力スイッチを判別でき、誤操作を防止できる。また、入力スイッチに光検出スイッチを用いたことにより、入力スイッチを押すといった動作を必要としないため、術者はフットスイッチ１の操作が容易であり、術者の負担が軽減できる。
【００４７】
前記第１および第２のスイッチブロック２１，２５に設けられた光検出スイッチ２２，２３および２６，２７が作動した時、光検出スイッチ１９および２０の機能を停止させると言った簡単な構成により、安価に誤操作を防止できるフットスイッチ１を提供できる。更に、前記第１および第２のスイッチブロック２１，２５を着脱自在な構成とすることにより、安価且つ簡単な方法で、術者の好みに合わせた高低差にフットスイッチ１を変更することができる。
【００４８】
図７〜図１４は第３の実施形態を示し、第１および第２と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。図７は、フットスイッチ１の全体構成を示している。変倍および焦準用シーソースイッチ３および４、足載せ部９はフットスイッチ１の長手方向にそれぞれ平行に配置されている。図中４４は、レリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６の中間位置に設けられ、前記足載せ部９を延長した位置に設けられた足載せ部であり、前記レリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６のスイッチ上面より床面に対し高く構成されている。図中４５は、前記レリーズおよび自動焦準スイッチ５および６と前記変倍および焦準用シーソースイッチ３および４との高低差に相当する部分に設けられた蛇腹であり、前記フットスイッチ１の全周に亘って設けられている。同様に、図中４６は、前記レリーズおよび自動焦準スイッチ５および６と粗動スイッチ７および８との高低差に相当する部分に設けられた蛇腹であり、前記フットスイッチ１の全周に亘って設けられている。
【００４９】
図８は前記フットスイッチ１の組立構成を示している。図中４７は、前記フットスイッチ１の外観形状を形成し、且つ前記入力スイッチ３〜８および足載せ部９および４４、蛇腹４５および４６を有しているゴム等の弾性部材からなるカバーである。前記カバー４７の内部形状は後述する本体部と略同一形状である。図中４８は、前記カバー４７の内部形状と略同一形状を有する本体部であり、前記本体部４８には、前記カバー４７に設けられた入力スイッチ３〜８と相対する位置に同一構造の接点部４９〜５６が設けられている。図中５７は、前記本体部４８にねじ等により取り付け可能な裏蓋である。前記フットスイッチ１はカバー４７および本体部４８、裏蓋５７で構成されている。
【００５０】
図９は本体部４８を矢印５８方向から見た図を示している。本体部４８には裏蓋５７が取り付け可能なねじ部５９が複数設けられており、前記ねじ部５９の位置より本体部４８の内側全周には前記ねじ部５９が設けられている面より一段高く構成された帯状の突起部６０が設けられている。
【００５１】
図１０は前記本体部４８にカバー４７および裏蓋５７を取り付けた状態を示している。前記カバー４７は前記本体部４８の全体を包み込むように本体部４８に取り付けられ、更に本体部４８に対し裏蓋５７をねじ等により取り付けた際、前記カバー４７は本体部４８および裏蓋５７に挟み込まれるようなフランジ部６１を有している。
【００５２】
前記フランジ部６１の大きさは前記本体部４８に設けられた突起部６０を覆うのに十分な大きさである。前記フランジ部６１には前記本体部４８に裏蓋５７を取り付ける際に、本体部４８に設けられたねじ部５９に相対する位置にねじ等が貫通する穴が設けられている。前記裏蓋５７も同様に本体部４８に設けられたねじ部５９に相対する位置にねじ等が貫通する穴が設けられている。
【００５３】
図１１は本体部４８に設けられた接点部４９〜５６の構成を示している。接点部４９〜５６は全て同一構成であり、前記カバー４７を本体部４８に取り付けた際に、前記接点部４９〜５６の位置に相対するカバー４７に設けられた入力スイッチ３〜８の形状が異なるのみであるため、ここでは接点部５３の説明をする。
【００５４】
図中６２は、カバー４７に設けられたレリーズスイッチ５の内部形状と同一形状を有し、前記レリーズスイッチ５と嵌着可能な大きさであるスイッチ軸である。前記スイッチ軸６２は本体部４８に対し、常にばね自身を延ばす方向に力が作用するような戻りばね６３を介して矢印６４方向に可動自在に取り付けられている。
【００５５】
図中６５は、前記スイッチ軸６２に取り付けられた抜け止めリングである。図中６６は、前記本体部４８に取り付けられ、前記スイッチ軸６２の矢印６４方向の移動によりオン・オフされる接点であり、前記接点６６にはモータ駆動回路６７を介してモータ６８が接続されている。前記モータ６８は、図示しない写真撮影装置のレリーズを駆動させるモータである。また、他の接点部、例えば接点部５５においては、カバー４７に設けられた入力スイッチ７が破線６９に示される形状を有している。
【００５６】
図１２は変倍用シーソースイッチ３の断面形状を示している。また、焦準用シーソースイッチ４の構成は前記変倍用シーソースイッチ３と同一であるので、説明は省略する。図中７０は、カバー４７における前記変倍用シーソースイッチ３の本体部４８が接続する側に設けられ、接点部４９と５１の中間に位置するように構成された支点部である。前記支点部７０は半円形の断面形状を有しており、前記変倍用シーソースイッチ３の幅、全体に設けられている。図中７１は、接点部４９および５１に設けられた接点６６のオン・オフにより手術用顕微鏡に設けられた周知の変倍機構に正逆何れかの回転を与える変倍用モータである。
【００５７】
図１３は前記カバー４７とは外観形状の異なるカバー７２を示す。前記カバー７２の内部形状は前記カバー４７と同様に本体部４８の形状と略同一形状を有しており、本体部４８に着脱可能である。
【００５８】
図１４は、本体部４８の断面形状を示している。図中７３は、前記本体部４８に対し、常にばね自身を延ばす方向に力が作用しているばね７４を介して調整ねじ７５により矢印７６方向に調整自在に固定されている調整ブロックであり、前記調整ブロック７３には前述の接点部５３および５４が設けられている。同様に７７はばね７４を介して前記本体部４８に調整ねじ７５により矢印７６方向に調整自在に固定された調整ブロックであり、前記調整ブロック７７には、前述の接点部５５および５６が設けられている。図中７８は、前記裏蓋５７に設けられ、前記調整ねじ７５が設けられている位置に設けられた調整穴である。
【００５９】
前述した構成により、まず、術者が使用できる状態にフットスイッチ１を組み立てるには、カバー４７を本体部４８に前記本体部４８全体を包み込むように装着し、前記本体部４８に設けられた接点部４９〜５６に相対する位置の前記カバー４７に設けられた入力スイッチ３〜８とスイッチ軸６２を装着させる。
【００６０】
次に、裏蓋５７を本体部４８に対し前記カバー４７に設けられたフランジ部６１を挟み込むように、ねじ等により固定する。このとき、フランジ部６１は前記本体部４８に設けられた突起部６０によって全周に亘り潰される、次に、術者がレリーズおよび焦準スイッチ５および６と変倍および焦準用シーソースイッチ３および４との高低差を調整すべく調整穴７８より工具等を用いて調整ねじ７５を回転させることにより、調整ブロック７３が矢印７６方向に移動する。このとき、カバー４７に設けられた蛇腹４５が前記調整ブロック７３の移動に伴い変形することにより達成される。
【００６１】
同様に、前記レリーズおよび自動焦準スイッチ５および６と粗動スイッチ７および８との高低差を調整すべく、調整ねじ７５を回転させることにより、調整ブロック７７が矢印７６方向に移動し、前記カバー４７に設けられた蛇腹４６が変形することにより達成される。次に、術者が手術用顕微鏡の複数の機能を操作すべく、前記フットスイッチ１を操作する場合、術者はフットスイッチ１に設けられた、足載せ部９上に足１１をのせて手術等の作業を行う。
【００６２】
更に、術者が観察倍率を変化すべく、前記フットスイッチ１に設けられた、変倍用シーソースイッチ３に足１１を矢印７９方向に移動させ、図１２に示されるように前記変倍用シーソースイッチ３に足１１をのせ、支点部７０を支点とし矢印８０の方向に足１１を傾斜させる。すると、前記変倍用シーソースイッチ３が変形し、前記接点部４９および５１に設けられたスイッチ軸６２が矢印６４方向に移動する。これにより、接点６６がオンされ変倍用モータ７１が回転し、周知の変倍機構が駆動される。また、術者が焦準用シーソースイッチ４を操作する場合も同様な作用により周知の焦準機構が駆動される。
【００６３】
術者が前述の操作を行う場合、術者は図７に示される矢印７９および８０の方向に足１１を足載せ部９上で移動させて、入力スイッチ３〜８の踏み分け操作を行う。このとき、術者は矢印８０方向に前記足載せ部９上で足１１を移動させると、術者の足１１が足載せ部４４に触れるため、術者は更に足１１を矢印８０方向に移動させた所にレリーズおよび自動焦準イッチ５および６が存在することを認識する。
【００６４】
そこで、術者が前記レリーズおよび自動焦準スイッチ５および６を操作するには、前記足載せ部９上で術者が足１１を矢印８０方向に移動し、足載せ部４４に足１１を接触させる。次に、足１１を前記足載せ部４４の高さまで上げ、更に矢印８０方向に移動させ、前記レリーススイッチ５および自動焦準スイッチ６が操作可能な位置に足１１を導く。更に、術者が足１１を矢印８０方向に移動させると術者の足１１が粗動スイッチ７および８の設けられている高低差に接触するため、術者は更に足１１を矢印８０の方向に移動させた所に粗動スイッチ７および８が存在することを認識する。
【００６５】
また、術者の好みや手術のスタイルに合うような入力スイッチ部３〜８および足載せ部９、４４の形状および高さにフットスイッチ１を変更するには、術前にフットスイッチ１の外観形状を形成するカバー４７を本体部４８から取り外し、前記カバー４７とは外観形状のみ異なる、例えばカバー７２を本体部４８に取り付ける。
【００６６】
本実施形態によれば、前述したように、調整ブロック７３および７７を本体部４８に対し矢印７６方向に調整可能な構成とし、前記本体部４８の全体を覆うカバー４７のうち、前記調整ブロック７３および７７が移動する部分を蛇腹４５および４６としたことにより、変倍および焦準用シーソースイッチ３および４とレリーズおよび自動焦準スイッチ５および６との高低差と、前記レリーズおよび自動焦準スイッチ５および６と粗動スイッチ７および８との高低差を術者の望む任意の高さに調整可能であるので、誤動作防止のみならず、フットスイッチ１を容易に術者の好みに合わせられる。
【００６７】
また、ゴム等の弾性材料からなる前記カバー４７により入力スイッチ３〜８の形状を決定しているので、前記カバー４７を術者の好みに合わせて作成し、前記カバー４７の全体を交換するという簡単な作業で術者の好みにあった入力スイッチ形状を有したフットスイッチ１にすることができる。また、これにより本体部４８に設けられた接点部４９〜５６を全て共通化することが可能であり、フットスイッチ１を安価に提供できる。
【００６８】
更に、前記カバー４７に設けられる入力スイッチ３〜８の形状を個々に変えることにより、足１１の感覚で明確に入力スイッチ部３〜８が判別し易いので、より誤操作を防止できる。更に、前記カバー４７もしくは７２は本体部４８に対し裏蓋５７で挟み込まれることにより、フランジ部６１が突起部６０により潰されるので、容易に本体部４８とカバー４７もしくは７２に防水効果が得られる。
【００６９】
使用頻度が高い変倍および焦準用シーソースイッチ３，４の近傍に設けられた足載せ部９の一端を延長し、且つ使用頻度の低いレリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６の中間に位置する足載せ部４４を設けたことにより、術者は前記足載せ部９および４４上に沿って足１１を移動させるだけで、使用頻度の高い変倍および焦準用シーソースイッチ３および４と使用頻度の低いレリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６の存在する位置に足１１を容易に導くことができ、入力スイッチを探す手間がかからないので、術者の作業効率が良い。
【００７０】
更に、前記足載せ部４４を前記レリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６のスイッチ上面より床面に対し高く構成したことにより、使用頻度が低い前記レリーズスイッチ５および自動焦準スイッチ６のような入力スイッチの誤動作にも貢献できる。
【００７１】
前述した実施形態によれば、次の構成が得られる。
【００７２】
（付記１）複数の機能を操作する、複数の操作スイッチを有する手術用顕微鏡のフットスイッチにおいて、複数の前記操作スイッチのうち、使用頻度の高い操作スイッチを床面近くの低い位置に、使用頻度の低い操作スイッチを床面から高い位置に高低差を設けて順次配置し、前記高低差を、低い位置に配置した操作スイッチの操作時には高い位置に配置した前記操作スイッチを操作できない範囲に設置したことを特徴とする手術用顕微鏡のフットスイッチ。
【００７３】
（付記２）前記操作スイッチは、押しボタンスイッチであることを特徴とする付記１記載の手術用顕微鏡のフットスイッチ。
【００７４】
（付記３）前記操作スイッチは、光検出スイッチであることを特徴とする付記１記載の手術用顕微鏡のフットスイッチ。
【００７５】
（付記４）前記高低差を調整する調整機構を有することを特徴とする付記１〜３のいずれかに記載の手術用顕微鏡のフットスイッチ。
【００７６】
（付記５）前記高低差を術者の足が乗り越えたことを検出する検出手段を有し、前記検出手段が作動することにより、前記高低差における低い位置に配置された入力スイッチの機能を停止させることを特徴とする付記１〜４のいずれかに記載の手術用顕微鏡のフットスイッチ。
【００７７】
（付記６）前記検出手段は、光検出スイッチであることを特徴とする付記５記載の手術用顕微鏡のフットスイッチ。
【００７８】
付記１〜４によれば、大型化を招くことなく、使用頻度が高い操作スイッチを操作する際に、誤って使用頻度が低い操作スイッチを操作することがなく、安価で操作性のよい手術用顕微鏡のフットスイッチを提供できる。
【００７９】
付記５および６によれば、使用頻度が低いスイッチを操作する際に、誤って低い位置に配置された使用頻度が高いスイッチを操作することがなく、安価で操作性のよい手術用顕微鏡のフットスイッチを提供できる。
【００８０】
また、手術用顕微鏡の複数の機能を操作する手術用顕微鏡のフットスイッチとして、図１５に示すような構造のものが知られている。すなわち、図中８１は、フットスイッチで、手術用顕微鏡（図示しない）に接続ケーブル８２を介して接続されている。フットスイッチ８１には次に示す操作スイッチとしての入力スイッチが設けられている。
【００８１】
８３は手術用顕微鏡に内蔵された周知の変倍機能をモータ等により駆動させる変倍用シーソースイッチであり、同様に、図中８４は、周知の焦準機構をモータ等により駆動させる焦準用シーソースイッチである。図中８５は、手術用顕微鏡の観察光軸にほぼ垂直な平面内で前記手術用顕微鏡の鏡体部をモータ等により移動させ、観察視野を移動させる周知のＸＹ駆動装置を駆動させるＸＹ微動スイッチである。
【００８２】
図中８６は、手術用顕微鏡に具備された、手術用顕微鏡の鏡体部を床面に対し上下何れかの方向に移動させる周知の粗動機構を駆動させる粗動スイッチであり、図中８７は、前記粗動スイッチ８６により鏡体部が移動される方向とは逆の方向に鏡体部を移動させる粗動スイッチである。図中８８は、前記手術用顕微鏡に具備された、図示しない周知の写真撮影装置に取り付けられた３５ｍｍカメラのレリーズを操作するレリーズスイッチであり、図中８９は、前記手術用顕微鏡に具備された周知の自動焦準機構を作動させる自動焦準スイッチである。
【００８３】
図中９０は、前記フットスイッチ８１に設けられた、フットレストと呼ばれる足載せ部であり、前記変倍および焦準用シーソースイッチ８３および８４の間に固定され、前記変倍および焦準用シーソースイッチ８３および８４のスイッチ上面より床面に対して高くなるように設定されている。また、前記粗動スイッチ８６および８７、レリーズスイッチ８８、自動焦準スイッチ８９は前記足載せ部９０より床面に対して高い位置に配置されている。
【００８４】
また、近年、手術室で用いられる医療機器の数も増加しており、手術室の床には手術用顕微鏡以外の医療機器のケーブル類が数多く存在し、フットスイッチ８１の置き場所が限定されたり、手術における観察方向の変更等により手術中に術者に対するフットスイッチ８１の向きを一定に保って作業を続行することが難しい場合がある。これとは別に、術者の好みや手術の方式により、術者に対するフットスイッチ８１の向きを変更する場合がある。
【００８５】
しかし、前述のフットスイッチ８１は、手術室の状態および手術のスタイル、または術者の好みにより術者から見て、図１５に示される向きで使用される場合と、図１５を９０度左右何れかの方向に回転させて使用される場合がある。術者から見て図１５に示される方向で前記フットスイッチ８１を使用する場合、術者は足載せ部９０に片足をのせ変倍および焦準用シーソースイッチ８３および８４を前記足載せ部９０を支点とし、術者の爪先および踵でそれぞれ入力スイッチの操作を行うこととなる。
【００８６】
また、フットスイッチ８１の方向を前述のように術者に対して９０度左右何れかの方向に回転させて使用する場合、術者は変倍および焦準用シーソースイッチ８３，８４の何れかの入力スイッチ上に足を移動させて操作を行うこととなる。このように、前述の場合とは異なり、前記足載せ部９０を支点として変倍および焦準用シーソースイッチ８３および８４を操作することができなくなってしまう。
【００８７】
したがって、術者に対しフットスイッチ８１の向きを変更すると、フットスイッチ８１の操作性が全く異なるものとなってしまう。よって、効率よく手術を進めるためは、術者が前記２種類の操作性にあらかじめ慣れておく必要がある。しかし、実際、手術用顕微鏡以外の機器の操作にも習熟を要する状況下において、同一のフットスイッチ８１にも拘らず術者に対するフットスイッチ８１の向きを変更しただけで操作性が変化してしまうことは作業効率を低下させる原因となってしまう。
【００８８】
更に、手術室では手術用顕微鏡以外の医療機器のケーブルも数多く床を這い回っており、フットスイッチ８１の配置する場所や、術者に対するフットスイッチ８１の向きが限定されてしまう場合がある。しかし、従来のフットスイッチ８１は、前述のように術者に対しフットスイッチ８１の向きを変更すると操作性が変わってしまい使用し難い。
【００８９】
図１６〜図１９は第４〜第６の実施形態を示し、前述のような問題を解消したフットスイッチであり、手術室の条件や手術における観察方向の変化、術者の好み等より、術者に対するフットスイッチの向きを変化させた場合においても、同一の操作性を有するフットスイッチを簡単な構成により提供できるようにしたものである。
【００９０】
図１６は手術用顕微鏡のフットスイッチの第４の実施形態を示し、フットスイッチの全体構成を示している。図中９１は、手術用顕微鏡に接続ケーブル９２を介して接続可能であり、前記手術用顕微鏡の複数の機能を操作する、複数の入力スイッチを有するフットスイッチである。前記入力スイッチは後述する９５〜９８のスイッチである。前記接続ケーブル９２は前記フットスイッチ９１に接続固定され、前記接続ケーブル９２の先端に設けられたコネクタ部９３により、手術用顕微鏡に着脱自在である。
【００９１】
図中９４は、前記フットスイッチ９１のほぼ中心位置に設けられ、正方形を成しているフットレストと呼ばれる足載せ部である。図中９５は、手術用顕微鏡に内蔵された周知の変倍機構をモータ等により、観察像を拡大させる方向に駆動させる信号を手術用顕微鏡に出力する変倍スイッチである。同様に、図中９６は、前記変倍機構を観察像を縮小させる方向に駆動させる信号を手術用顕微鏡に出力する変倍スイッチであり、前記変倍スイッチ９６と前記変倍スイッチ９５の中間位置に前記足載せ部９４が配置されるように、前記変倍スイッチ９５および９６はフットスイッチ９１に配置されている。
【００９２】
図中９７は、前記手術用顕微鏡に内蔵された周知の焦準機構をモータ等により駆動させる信号を手術用顕微鏡に出力する焦準スイッチである。同様に、図中９８は、前記焦準スイッチ９７により移動される方向とは反対方向に焦準位置を移動させる方向にモータ等を駆動させる信号を出力する焦準スイッチであり、前記変倍スイッチ９５および９６と同様に、前記焦準スイッチ９７および９８の中間位置に前記足載せ部９４が位置するように、前記焦準スイッチ９７および９８は前記フットスイッチ９１に配置されている。また、前記足載せ部９４の高さは前記変倍および焦準スイッチ９５〜９８のスイッチ作動時の床面に対する高さより高く設定されている。
【００９３】
前述した構成によれば、術者がフットスイッチ９１に設けられた接続ケーブル９２の接続コネクタ９３を手術用顕微鏡に接続し、前記手術用顕微鏡の操作入力を行うには、術者は前記フットスイッチ９１に設けられた足載せ部９４上に足を載せて前記足載せ部９４を支点とし、足１００若しくは１００′のように矢印９９方向に足を移動させて変倍および焦準スイッチ９５〜９８の踏み分けを行い操作入力をする。
【００９４】
このとき、例えば変倍操作をすべく前記足載せ部９４を支点として足を動かし足１００のように前記足載せ部９４に足を載せ、術者の爪先若しくは踵で変倍スイッチ９５および９６を操作する。更に、焦準操作をする場合には、前記足載せ部９４を支点とし矢印９９方向に足１００を足１００′に示されるように回転させ、前記足載せ部９４を支点として同様に焦準スイッチ９７および９８の操作を行う。
【００９５】
手術中、手術室の状況や、術者の好みにより、術者に対する前記フットスイッチ９１の向きを変更した場合においても、前述と同様に足載せ部９４を支点として術者が足１００を動かすことにより変倍および焦準スイッチ９５〜９８の操作入力を行う。
【００９６】
前述した第４の実施形態によれば、足載せ部９４を正方形に形成し、前記足載せ部９４に対し変倍および焦準スイッチ９５〜９８を上下左右対称に配置するといった、簡単且つ安価な構成により実現可能であり、小型なフットスイッチ９１を提供できる。また、変倍スイッチ９５および９６や焦準スイッチ９７および９８といった２組の正転・逆転指定スイッチを術者のつま先および踵で踏み分け操作可能な構成としたので、術者が一連の操作を行う際に、フットスイッチ９１上で足１００を大きく移動させる必要がないので操作性がよい。
【００９７】
なお、第４の実施形態において、足載せ部９４を正方形としたが、円形若しくは球形としても同様な効果が得られることは言うまでもない。
【００９８】
図１７は第５の実施形態であり、第４の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。図中１０１は、フットスイッチ９１に設けられた十字形を成している足載せ部であり、前記足載せ部１０１に対し、入力スイッチ９５〜９８は上下左右対称に配置されている。前記足載せ部１０１の高さは、前記入力スイッチ９５〜９８のスイッチ作動時の床面からの高さより高く設定されている。図中１０２は、前記足載せ部１０１の一端を延長した位置に設けられ、手術用顕微鏡の鏡体部を観察光軸にほぼ垂直な平面内に移動させることにより、観察視野を移動させる周知のＸＹ微動装置を駆動させるジョイスティックスイッチからなるＸＹスイッチである。
【００９９】
前述した構成により、術者がフットスイッチ９１を用いて手術用顕微鏡の操作入力を行うには、術者は前記フットスイッチ９１に設けられた足載せ部１０１上に足を図１７で示される足１００若しくは１００′のように載せて、変倍および焦準スイッチ９５〜９８の踏み分け操作を行う。このとき、術者は十字形に形成された足載せ部１０１の中心付近に足１００を載せ、矢印１０３方向に移動させるか、若しくは足１００′のようにフットスイッチ９１上に足１００′を載せている場合には、矢印１０４方向に移動させて前記足載せ部１０１を支点とし、術者の爪先若しくは踵で前記変倍及び焦準スイッチ９５〜９８の操作入力を行う。
【０１００】
更に、術者が観察視野を移動すべく、前記足載せ部１０１上で術者が足１００を矢印１０４方向に移動させると、術者の足１００が前記ＸＹスイッチ１０２に導かれる。更に、術者は爪先を前記ＸＹスイッチ１０２上に載せ、周知のジョイスティックスイッチで構成されるＸＹスイッチ１０２を、矢印１０３及び１０４方向に足１００を移動させて操作することにより達成される。
【０１０１】
前述した構成によれば、足載せ部１０１を十字形に形成し、前記足載せ部１０１に対し、入力スイッチ９５〜９８を上下左右対称に配置したことにより、術者はフットスイッチ９１上で足１００を平行移動させるだけで前記入力スイッチ９５〜９８の踏み分け操作ができるので、第４の実施形態の足載せ部９４に対して足１００を回転させる方法より、術者の足１００の動きが自然であり、より操作性の良いフットスイッチ９１が提供できる。また、前記足載せ部１０１の一端を延長した位置に前記ＸＹスイッチ１０２を配置したことにより、術者は容易に前記ＸＹスイッチ１０２の位置を確認することができるので操作性がよい。
【０１０２】
図１８および図１９は第６の実施形態であり、第４および第５の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。図１８はフットスイッチ９１の全体構成を示している。図中１０２は、フットスイッチ９１のほぼ中央に設けられた、第５の実施形態において説明したジョイスティックスイッチから構成されるＸＹスイッチである。図中１０５は、前記フットスイッチ９１に設けられ、前記ＸＹスイッチ１０２に対し放射状に４箇所形成された足載せ部である。前記足載せ部１０５は前記ＸＹスイッチ１０２に対して上下左右対称形に形成されている。入力スイッチ９５〜９８は前記足載せ部１０５に対し、上下左右対称に配置されている。前記入力スイッチ９５〜９８は、本実施形態においては後述する非接触スイッチである、例えば光検出スイッチにより構成される。
【０１０３】
図１９は前記入力スイッチ９５〜９８を構成する非接触スイッチである光検出スイッチの構成を示している。但し、入力スイッチ９５〜９８は全て同一構成であるので、ここでは変倍スイッチ９５の説明をする。
【０１０４】
図中１０６は、前記フットスイッチ９１に設けられた発光素子であり、前記発光素子１０６には電源１０７が接続されている。図中１０８は、前記発光素子１０６より発光された光１０９を受光する前記フットスイッチ９１に設けられた受光素子であり、増幅回路１２０、モータ駆動回路１２１、変倍用モータ１２２が順次接続されている。前記足載せ部１０５に術者が足１００を載せた状態において、前記発光素子１０６から発光された光１０９の光量は術者の足１００に反射しても前記受光素子１０８が受光出来ない量であり、且つ前記発光素子１０６に足１００をＨの位置まで近付けた状態で初めて、前記発光素子１０８からの光１０９が前記受光素子１０８に受光されるように前記発光素子１０６及び受光素子１０８は前記フットスイッチに対し配置されている。
【０１０５】
前記足載せ部１０５の高さは前記発光素子１０６から発光された光１０９が術者の足１００に反射し、前記受光素子１０８が受光できる位置Ｈよりも、床面に対し高くなるよう構成されている。
【０１０６】
前述した構成により、術者がフットスイッチ９１を手術用顕微鏡の操作入力を行うには、術者は前記フットスイッチ９１に設けられた足載せ部１０５に、図１９の足１００若しくは１００′に示されるように足を載せる。次に、変倍及び焦準スイッチ９５〜９８を踏み分け操作をすべく、足１００を矢印１２３方向に移動させる。
【０１０７】
そこで、術者は例えば変倍操作をすべく、前記足載せ部１０５を支点とし術者の足１００を傾斜させ、爪先若しくは踵を前記発光素子１０６からの光１０９が術者の足１００の反射により受光素子１０８に受光される位置Ｈまで移動させることにより、前記受光素子１０８から出力される信号が増幅回路１２０により増幅され、更に増幅された信号がモータ駆動回路１２１により変倍用モータ１２２を駆動する信号に変換され前記変倍用モータ１２２がそれぞれ指定の方向に回転し、図示しない周知の変倍機構を駆動させることにより達成される。焦準操作を行う場合にも、同様な作用により達成される。
【０１０８】
次に、術者が観察視野を移動させるべく、前記フットスイッチ９１に設けられた足載せ部１０５上で足１００を移動させると、術者の足１００はＸＹスイッチ１０２上に導かれ、術者は爪先を載せ、周知のジョイスティックスイッチで構成されるＸＹスイッチ１０２を矢印１２３及び１２４方向に足１００を移動させることにより操作し、周知の微動機構が駆動されることにより達成される。
【０１０９】
前述した構成によれば、フットスイッチ９１のほぼ中心部にＸＹスイッチ１０２を配置し、且つ前記ＸＹスイッチ１０２に対し放射状に４箇所の足載せ部１０５を設け、更に前記足載せ部１０５に対し上下左右対称に入力スイッチ９５〜９８を配置したことにより、第５の実施形態のフットスイッチ９１に対して、小型化でき、且つ前記変倍および焦準スイッチ９５〜９８と言った入力スイッチの操作性を損なうことなく、ＸＹスイッチ１０２を設けることが可能である。また、前記足載せ部１０５を前記ＸＹスイッチ１０２に対し放射状に配置したことにより、術者は前記足載せ部１０５上で足１００を移動させるだけで、容易に前記ＸＹスイッチ１０２の位置を確認することができ操作性がよい。更に、前記入力スイッチ９５〜９８を非接触スイッチである光検出スイッチで構成したことにより、入力スイッチを押すといった動作を必要としないため、術者はフットスイッチ９１の操作容易であり、術者の負担が軽減できる。
【０１１０】
なお、本実施形態において、前記非接触スイッチを光検出スイッチとしたが、前記光検出スイッチを超音波センサー等に変更しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
【０１１１】
前述した第４〜第６の実施形態によれば、次の構成が得られる。
【０１１２】
（付記７）複数の機能を操作する複数の操作スイッチと、前記操作スイッチを操作する際に、術者が足を載せる足載せ部を有する手術用顕微鏡のフットスイッチにおいて、上下左右対称形に形成され、且つ前記操作スイッチのスイッチ作動点より床面に対し高く形成された足載せ部と、前記足載せ部に対し上下左右対称に配置された前記操作スイッチとを有することを特徴とする手術用顕微鏡のフットスイッチ。
【０１１３】
（付記８）前記操作スイッチは、押しボタンスイッチであることを特徴とする付記７記載の手術用顕微鏡のフットスイッチ。
【０１１４】
（付記９）前記操作スイッチは、光検出スイッチであることを特徴とする付記７記載の手術用顕微鏡のフットスイッチ。
【０１１５】
（付記１０）前記入力スイッチは２組の正転・逆転指定スイッチであることを特徴とする付記７〜９のいずれかに記載の手術用顕微鏡のフットスイッチ。
【０１１６】
（付記１１）前記２組の正転・逆転指定スイッチは焦準・変倍スイッチであることを特徴とする付記１０記載の手術用顕微鏡のフットスイッチ。
【０１１７】
（付記１２）前記足載せ部は正方形に形成されていることを特徴とする付記７〜１１のいずれかに記載の手術用顕微鏡のフットスイッチ。
【０１１８】
（付記１３）前記足載せ部は十字形に形成されていることを特徴とする付記７〜１１のいずれかに記載の手術用顕微鏡のフットスイッチ。
【０１１９】
付記７〜９によれば、手術用顕微鏡の複数の機能を操作する複数の操作スイッチと、前記装置スイッチを操作する際に、術者が足を載せる足載せ部を有するフットスイッチで、上下左右対称形に形成され、前記操作スイッチのスイッチ上面より床面に対し高く形成された足載せ部と、前記足載せ部に対し上下左右対称に配置された前記入力スイッチを有することにより、術者は術者に対し前記フットスイッチを自由な向きで配置し、前記操作スイッチを操作できる。
【０１２０】
付記１０によれば、前記操作スイッチを２組の正転・逆転指定スイッチとすることにより、術者は前記足載せ部に足を載せ、前記足載せ部上で足を傾斜させ、術者の爪先及び踵でそれぞれの正転・逆転指定スイッチを操作できる。
【０１２１】
付記１１によれば、前記正転・逆転指定スイッチを焦準・変倍スイッチとすることにより、術者は前記足載せ部に足を載せ、前記足載せ部上で足を傾斜させ、術者の爪先及び踵で焦準及び変倍スイッチを操作できる。
【０１２２】
付記１２によれば、前記足載せ部を正方形に形成することにより、術者は前記足載せ部を中心とし、前記足載せ部上で術者の足を回転させ、操作スイッチの踏み分け操作できる。
【０１２３】
付記１３によれば、前記足載せ部を十字形に形成することにより、術者は前記足載せ部上で足を平行移動させ、前記操作スイッチの踏み分けを操作できる。
【０１２４】
したがって、付記の構成によれば、術者に対しフットスイッチの向きを変化させても、操作性及び操作感の変化しないフットスイッチを提供することができる。
【０１２５】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、手術室の条件や手術における観察方向の変化、操作者の好み等より、操作者に対し、フットスイッチの向きを変化させても操作性及び操作感の変化のない手術用顕微鏡のフットスイッチを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 この発明の第１の実施形態を示すフットスイッチの平面図。
【図２】 同実施形態のフットスイッチの側面図。
【図３】 この発明の第２の実施形態を示すフットスイッチの斜視図。
【図４】 同実施形態のフットスイッチの分解斜視図。
【図５】 同実施形態のフットスイッチの使用状態を示す作用説明図。
【図６】 同実施形態のフットスイッチの使用状態を示す作用説明図。
【図７】 この発明の第３の実施形態を示すフットスイッチの斜視図。
【図８】 同実施形態のフットスイッチの分解斜視図。
【図９】 図８の矢印５８方向から見た矢視図。
【図１０】 同実施形態を示し、本体部にカバーおよび裏蓋を取付けた状態の縦断側面図。
【図１１】 同実施形態の本体部に設けられた接点部を示す縦断側面図。
【図１２】 同実施形態の変倍用シーソースイッチの縦断側面図。
【図１３】 同実施形態のカバーを示す斜視図。
【図１４】 同実施形態の本体部の縦断側面図。
【図１５】 従来のフットスイッチの平面図。
【図１６】 この発明の第４の実施形態を示すフットスイッチの平面図。
【図１７】 この発明の第５の実施形態を示すフットスイッチの平面図。
【図１８】 この発明の第６の実施形態を示すフットスイッチの平面図。
【図１９】 同実施形態の作用説明図。
【符号の説明】
９１…フットスイッチ、９４…足載せ部、９５〜９８…入力スイッチ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a foot switch for a surgical microscope that operates a plurality of functions of the surgical microscope.
[0002]
[Prior art]
In recent years, as the surgical technique has advanced, the functions provided in the surgical microscope have also become multifunctional and complicated, and the number of operation switches such as input switches provided in the foot switch has increased. Along with this, erroneous operation of the foot switch is increasing. Therefore, in order to solve the above-described problems, a foot switch having a plurality of input switches for operating a plurality of functions of a surgical microscope is known (for example, see Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Publication No. 5-6162
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The foot switch described in Patent Document 1 can reduce erroneous operations by allowing the operator to determine the type of input switch on which the foot is placed. However, since the surgeon performs the operation with the foot placed on the foot switch during the operation, the surgeon's foot always exists on a plurality of input switches. Therefore, when a proximity sensor is used to detect the input switch, the proximity sensor provided on the input switch other than the input switch on which the operator puts his / her foot for the operation input also reacts, and the input desired by the operator is performed. The switch cannot be determined.
[0005]
To solve such problems, it is necessary to operate only the proximity sensor provided in one input switch so that the operator can determine what function the input switch actually puts on the foot. Therefore, when one input switch is on the foot, it is necessary that the operator's foot is not on the other input switch. That is, this leads to an increase in the size of the foot switch.
[0006]
In the operating room, there are various medical devices in addition to the operating microscope, and the floor of the operating room is complicated by cables of these medical devices. Therefore, the increase in the size of the foot switch is likely to be limited by the placement of the foot switch in the operating room, and it becomes difficult for the operator to perform the operation in an optimal posture, thereby reducing the efficiency of the operation.
[0007]
In Patent Document 1, the types of functions provided in the surgical microscope can be selected in sequence, for example, switching from zooming operation → upper / lower coarse motion → focusing operation → XY fine motion operation → magnification operation. Although a foot switch having a changeover switch that can be used is shown, since there are many functions operated by an operator in the recent multi-functional surgical microscope, the function selection of the surgical microscope itself is troublesome and the operation efficiency is high. It will cause the decrease.
[0008]
Further, in the operation of the surgical microscope, focusing and zooming operations are frequently performed. On the other hand, the vertical movement function for moving the surgical microscope greatly to change the observation site is used less frequently. Therefore, during surgery, focusing operation → scaling operation → focusing operation is often repeated, but in this case, to perform the focusing operation again by operating the changeover switch after performing the scaling operation. Other functions that are not used need to be selected once, and the selection operation itself is not realistic.
[0009]
Conventionally, in a foot switch, an input switch with low use frequency is arranged on a footrest provided around an input switch with high use frequency. Since the footrest generally has a small footrest area for the purpose of downsizing the footswitch, the surgeon tries to operate an input switch that is less frequently used on the toe, etc. There is a risk of malfunction such as operation with a scissors.
[0010]
The present invention has been made paying attention to the above circumstances, and the purpose of the present invention is to change the direction of the foot switch with respect to the operator based on the operating room conditions, the change in the observation direction in the operation, the operator's preference, etc. An object of the present invention is to provide a foot switch for a surgical microscope that does not change the operability and the operational feeling even if it is changed.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the above object, the present invention provides the following.Surgical microscopeIn a surgical microscope foot switch having a plurality of operation switches for operating a plurality of functions and a footrest portion on which an operator places a foot when operating the operation switch,The foot switch base and the upper part of the foot switch base are arranged symmetrically on the upper and lower parts and the left and right parts, respectively.And the switch operating point of the operation switchHeightA footrest part formedThe upper part of the foot switch base is arranged symmetrically in the vertical and horizontal directions across the foot rest, and can be operated with the foot resting on the foot rest.The operation switch includes a foot switch for a surgical microscope.
  A second aspect of the present invention is characterized in that the footrest portion of the first aspect is formed in a cross shape in a plan view.
According to a third aspect of the present invention, there is provided a foot switch for a surgical microscope having a plurality of operation switches for operating a plurality of functions of the surgical microscope and a footrest portion on which a surgeon places a foot when operating the operation switch. A switch base, a footrest portion provided at a central portion of the upper portion of the foot switch base and formed higher than a switch operating point of the operation switch, and an upper direction of the footrest portion at the upper portion of the foot switch base. And at least four symmetrically arranged in the left-right direction, and the operation switch operable with the foot placed on the foot rest portion.
A fourth aspect of the present invention is characterized in that the operation switch according to the first, second, or third aspect is two sets of forward / reverse designation switches.
[0014]
According to the said structure, a foot switch can be arrange | positioned with respect to an operator in a free direction, and an operation switch can be operated. In addition, by setting the operation switches to two sets of forward / reverse designation switches, the surgeon places his / her feet on the footrest, tilts the foot on the footrest, and moves each forward with his / her toe and heel. Can operate the rotation / reverse rotation switch. In addition, by forming the footrest portion in a cross shape, the surgeon can translate the foot on the footrest portion and operate the stepping of the operation switch. Therefore, even if the direction of the foot switch is changed for the surgeon, a foot switch that does not change the operability and the operational feeling can be provided.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0016]
1 and 2 show a first embodiment, FIG. 1 is a plan view of a foot switch of a surgical microscope, and FIG. 2 is a side view thereof. The foot switch 1 can be connected to a surgical microscope (not shown) via a connection cable 2 and is provided with a plurality of input switches 3 to 8 as operation switches for operating a plurality of functions provided in the surgical microscope. It has been.
[0017]
Next, each of the input switches 3 to 8 will be described. In the figure, reference numeral 3 denotes a zooming seesaw switch that drives a known zooming mechanism built in the surgical microscope by forward and reverse rotation of a motor or the like. Similarly, reference numeral 4 in the figure denotes a focusing seesaw switch for driving a well-known focusing function equipped in a surgical microscope by normal rotation and reverse rotation of a motor or the like. The focusing seesaw switch 4 is disposed in the foot switch 1 so as to be in the vicinity of the scaling seesaw switch 3 and parallel to the scaling seesaw switch 3.
[0018]
In the figure, reference numeral 5 denotes a release switch for operating a release of a 35 mm camera attached to a well-known photography apparatus (not shown) provided in the surgical microscope, and similarly, reference numeral 6 in the figure is provided in the surgical microscope. An automatic focusing switch for operating the well-known automatic focusing mechanism, 7 in the figure is a well-known mechanism for moving the body part of the surgical microscope provided in the surgical microscope in either the vertical direction with respect to the floor surface. In the figure, reference numeral 8 denotes a coarse movement switch that moves the mirror body in a direction opposite to the direction in which the coarse body is moved by the coarse movement switch 7.
[0019]
The release switch 5 and the automatic focusing switch 6 are arranged on the upper side of the focusing seesaw switch 4 as shown in FIG. 1, and the zooming and focusing seesaw switch 3 as shown in FIG. 4 and 4 are arranged with a height difference at a position higher than the floor surface 10 than the upper surface of the switch. In the experimental machine, 5-15 mm is relatively easy to operate, and the height difference is preferably 7-9 mm, more preferably 8 mm. During operation of the zooming and focusing seesaw switches 3 and 4, the release switch 5 and the automatic focusing switch 6 are set to a height at which the operator's foot 11 cannot input the operation. Similarly, in the coarse movement switches 7 and 8, when the operator operates the release switch 5 and the automatic focusing switch 6, the coarse movement switches 7 and 8 cannot be operated by the operator's foot 11. It is arranged with a height difference. 9 is arranged between the zooming seesaw switch 3 and the focusing seesaw switch 4, and is parallel to the zooming and focusing seesaw switches 3 and 4, and as shown in FIG. It is a footrest portion arranged so as to be higher than the floor surface 10 from the upper surface of each of the seesaw switches 3 and 4.
[0020]
By arranging the input switches 3 to 8 as described above, frequently used input switches such as the zooming and focusing seesaw switches 3 and 4 described in the prior art are arranged on the lower side in FIG. The input switches are arranged so that the frequency of use decreases as they go upward. Further, as shown in FIG. 2, the input switch having a higher use frequency is arranged at a lower position with respect to the floor surface 10 and is arranged at a higher position with respect to the floor surface 10 as the use frequency becomes lower. Yes.
[0021]
In the figure, reference numerals 12 and 13 denote light detection switches as detection means provided on the surface on which the release switch 5 and the automatic focusing switch 6 are provided. At least one of the light detection switches 12 and 13 is When operated, the functions of the scaling and focusing seesaw switches 3 and 4 are stopped. Similarly, reference numerals 14 and 15 in the figure denote photodetection switches provided on the surface on which the coarse switches 7 and 8 are provided, and the change occurs when at least one of the photodetection switches 14 and 15 is activated. The functions of the double and focusing seesaw switches 3 and 4, the release switch 5, and the automatic focusing switch 6 are all stopped.
[0022]
With the above-described configuration, during the operation, the surgeon performs the operation by placing the foot 11 on the footrest portion 9 provided in the foot switch 1 as shown in FIG. Next, in order to change the observation magnification, the operator tilts the operator's foot 11 with the footrest portion 9 as a fulcrum, and depresses and operates the magnification seesaw switch 3 with the operator's heel. The power is output to the surgical microscope, and the zoom mechanism provided in the surgical microscope is driven.
[0023]
Similarly, in order to change the focusing position, the operator depresses and operates the focusing seesaw switch 4 with the operator's toe, whereby an input signal is output to the surgical microscope, and the focusing provided in the surgical microscope is provided. The mechanism is driven. When performing these operations, the surgeon moves the foot 11 in the direction of the arrow 16 on the upper surface of the footrest portion 9 and performs the stepping operation of the zooming and focusing seesaw switches 3 and 4. At this time, when the surgeon moves the foot 11 in the direction of the arrow 17, the surgeon's foot 11 comes into contact with the height difference between the release switch 5 and the automatic focusing switch 6 and the zooming and focusing seesaw switches 3 and 4. Then, the operator recognizes that the release switch 5 and the automatic focusing switch 6 exist at a position where the foot 11 is further moved in the direction of the arrow 17.
[0024]
Further, in order for the surgeon to operate the release switch 5 and the automatic focusing switch 6, as described above, the surgeon moves the foot 11 in the direction of the arrow 17 on the footrest portion 9 and recognizes the height difference. The foot 11 is raised to the height at which the release switch 5 and the automatic focusing switch 6 are provided, and the release switch 5 and the automatic focusing switch 6 are operated. At this time, the surgeon moves the foot 11 in the direction of the arrow 16 on the surface where the release switch 5 and the automatic focusing switch 6 are provided, and performs the stepping operation of the release switch 5 and the automatic focusing switch 6.
[0025]
Further, when the surgeon moves the foot 11 on the surface on which the release switch 5 and the automatic focusing switch 6 are provided, the light detection switches 12 and 13 are operated, and the zooming and focusing seesaw switch is operated. Functions 3 and 4 are stopped. Further, when the surgeon further moves the foot 11 in the direction of the arrow 17, the surgeon's foot 11 comes into contact with the height difference between the coarse switches 7 and 8, the release switch 5 and the automatic focusing switch 6. The operator recognizes that the coarse movement switches 7 and 8 exist at the position where the foot 11 is further moved in the direction of the arrow 17. To operate the coarse movement switches 7 and 8, the operator operates the release switch. 5 and the automatic focusing switch 6 are moved on the surface where the foot 11 is moved in the direction of the arrow 17 until the height difference is recognized and the position where the coarse switches 7 and 8 are provided. 11 is raised and the coarse switches 7 and 8 are operated. At this time, when the foot 11 is moved on the surface on which the coarse switches 7 and 8 are provided, the light detection switches 14 and 15 are operated, and the zooming and focusing seesaw switches 3 and 4 and the release switch are operated. 5 and the automatic focusing switch 6 are deactivated.
[0026]
According to this embodiment, it can be easily and inexpensively realized by a simple change of the conventional foot switch, such as making a difference in height in the arrangement of the input switches 3 to 8. In addition, the light detection switches 12 to 15 are arranged on the respective surfaces on which the release switch 5 and the automatic focusing switch 6 and the coarse movement switches 7 and 8 are provided, and are positioned lower than the input switches 5 to 8. By stopping the function of the input switch provided, for example, when the operator operates the release switch 5 and the automatic focusing switch 6 with the tip of the finger, the operator's eyelid is erroneously changed and focusing seesaw switch Even in the case of touching 3 and 4, the zooming and focusing seesaw switches 3 and 4 do not operate, so that they are not erroneously operated. Similarly, when the coarse switches 7 and 8 are operated, malfunction can be prevented.
[0027]
Note that the same effect can be obtained even if the proximity sensors 12 to 15 in the present embodiment are changed to a non-contact switch such as an ultrasonic sensor or a configuration in which a touch sensor or the like is provided on the upper surface of the input switches 5 to 8.
[0028]
3 to 6 show a second embodiment, and the description of the same components as those of the first embodiment is omitted. 3 is a foot switch base constituting the foot switch 1, and the foot switch base 18 is provided with a footrest portion 9. In the vicinity of the footrest portion 9, light detection switches 19 and 20 described later as operation switches are provided.
[0029]
The light detection switch 19 corresponds to the magnification seesaw switch 3 shown in the first embodiment, and drives a well-known magnification changing mechanism built in a surgical microscope (not shown) in the direction of enlarging the observation image. Outputs a signal to the surgical microscope. The light detection switch 20 outputs a signal for driving the zooming mechanism in the opposite direction to the light detection switch 19 to the surgical microscope.
[0030]
In the figure, reference numeral 21 denotes a first switch block which is detachably attached to the foot switch base 18, and the first switch block 21 has a light detection corresponding to the focusing seesaw switch 4 shown in the first embodiment. Switches 22 and 23 are provided. A footrest 24 is provided at an intermediate position between the light detection switches 22 and 23. The height of the first switch block 21 with respect to the foot switch base 18 is such that when an operator places the foot 11 on the footrest 9 and operates the light detection switches 19 and 20, the foot 11 of the operator Is a height at which the light detection switches 22 and 23 are not operated. This height corresponds to the height difference of the first embodiment.
[0031]
When any one of the light detection switches 22 or 23 is operated, the functions of the light detection switches 19 and 20 corresponding to the magnification seesaw switch 4 are stopped. Similarly, reference numeral 25 in the figure denotes a second switch block that is detachable from the foot switch base 18. The height of the second switch block 25 relative to the foot switch base 18 is that of the first switch block 21. Configured higher than. In the figure, 26 and 27 are light detection switches corresponding to the release switch 5 and the automatic focusing switch 6 shown in the first embodiment provided in the second switch block 25.
[0032]
In the figure, 28 is a footrest provided at an intermediate position between the light detection switches 26 and 27. When one of the light detection switches 26 or 27 corresponding to the release and automatic focusing switches 5 and 6 is operated, the functions of the light detection switches 19 and 20 corresponding to the zooming seesaw switch 3 are stopped. It has a configuration.
[0033]
FIG. 4 shows an assembly configuration of the foot switch 1. In the figure, 29 is a plurality of positioning holes provided in the foot switch base 18, and 30 in the figure is a contact for transmitting power and reception signals to the photodetection switches 22, 23, 26 and 27. In the figure, reference numeral 31 is provided in the first and second switch blocks 21 and 25, and when the first and second switch blocks 21 and 25 are attached to the foot switch base 18, Pins provided at opposite positions. Similarly, reference numeral 32 in the figure denotes a contact provided at a position facing the contact 30 provided on the foot switch base 18. The pins 31 and the contacts 32 provided on the first and second switch blocks 21 and 25 are provided at the same position.
[0034]
The light detection switches 19, 20, 22, 23, 26, 27 and the footrests 24 and 28 will be described in detail with reference to FIG. However, since the photodetection switch has the same configuration, the photodetection switch 22 will be described here.
[0035]
In the figure, 33 is a light emitting element provided in the first switch block 21, and a power source 34 is connected to the light emitting element 33 via contacts 30 and 32. In the figure, reference numeral 35 denotes a light receiving element provided in the first switch block 21 that receives light emitted from the light emitting element 33, and an amplification circuit 36, a motor drive circuit 37, and the like via the contacts 30 and 32. A zooming motor 38 is sequentially connected. When the operator's foot 11 placed on the upper surface of the footrest 24 is in the state shown in FIG. 5, even if the light amount of the light 40 emitted from the light emitting element 33 is reflected on the operator's foot 11, the light receiving element. 35 is an amount that cannot be received, and the light receiving element 35 can receive the light 40 from the light emitting element 33 for the first time when the foot 11 is brought close to the H position.
[0036]
In order to assemble the foot switch 1 so that it can be used by the surgeon with the above-described configuration, the first and second switch blocks 21 and 25 having different mounting heights are replaced with the first and second switch blocks 21 and 25. The pin 31 provided on the foot switch and the positioning hole 29 provided in the foot switch base 18 are aligned to be attached to the foot switch base 18. At this time, the contact 32 provided on the first and second switch blocks 21 and 25 and the contact 30 provided on the foot switch base 18 come into contact with each other, whereby the first and second switch blocks 21, 25 and the foot switch base 18 are electrically connected.
[0037]
Next, when the surgeon operates the foot switch 1, the surgeon puts the operator's foot 11 on the foot rest portion 9 provided in the foot switch 1 and performs operations such as surgery. Further, in order to enlarge the observation image, the operator tilts the foot 11 in the direction of the arrow 41 with the footrest portion 9 as a fulcrum as shown in FIG. The light 40 emitted from the light emitting element 33 provided in 18 is reflected on the foot 11 and received by the light receiving element 35.
[0038]
As a result, the signal output from the light receiving element 35 is amplified by the amplifier circuit 36, and the amplified signal is converted into a signal for driving the variable power motor 38 by the motor drive circuit 37. This is achieved by rotating in a specified direction and driving a known zooming mechanism (not shown) in a direction for enlarging the observation image. Further, when the foot 11 is tilted in the direction of arrow 41 as shown by 11 'in order to reduce the observation image, the zooming motor 38 rotates in the designated direction by the same action as described above, and the zooming mechanism Is driven in the direction of reducing the observation image.
[0039]
Next, when the operator moves the foot 11 on the footrest 9 in the direction of the arrow 42 shown in FIG. 3, the operator's foot 11 of the first switch block 21 touches. Accordingly, the operator recognizes that the light detection switches 22 and 23 exist at the position where the foot 11 is further moved in the direction of the arrow 42.
[0040]
Further, in order for the operator to move the foot 11 in the direction of the arrow 42 and move the focusing position of the surgical microscope, the first switch is recognized after recognizing that the foot 11 has touched the first switch block 21. The foot 11 is raised along the first switch block 21 up to the height of the footrest portion 24 provided in the block 21.
[0041]
Next, the foot 11 is moved on the footrest portion 24 in the direction of the arrow 42, the foot 11 is moved to a substantially central position of the footrest portion 24, and the foot 11 is moved around the footrest portion 24 as described above. By tilting, the light detection switches 22 and 23 corresponding to the focusing seesaw switch 4 in the first embodiment are operated, and a known focusing mechanism built in the surgical microscope is driven. At this time, when the detection switch 22 or 23 is activated, the functions of the light detection switches 19 and 20 are stopped.
[0042]
Next, when the surgeon moves the foot 11 in the direction of the arrow 43, which is different from the direction of the arrow 42, from the state where the foot 11 is placed on the footrest portion 9, the first attached to the foot switch base 18 The foot 11 contacts the second switch block 25. Accordingly, the operator recognizes that the light detection switches 26 and 27 exist at the position where the foot 11 is further moved in the direction of the arrow 43.
[0043]
Furthermore, in order for the operator to move the foot 11 in the direction of the arrow 43 and operate the light detection switches 26 and 27 corresponding to the release switch 5 and the automatic focusing switch 6 in the first embodiment, the first switch Similar to the case of the block 21, this is achieved by moving the foot 11 on the footrest portion 28 provided in the second switch block 25 and stepping the light detection switches 26 and 27. At this time, as described above, the function of the light detection switches 19 and 20 is stopped when either of the light detection switches 26 or 27 is activated.
[0044]
Next, in order to change the mounting positions of the first and second switch blocks 21 and 25 and the foot switch base 18 according to the operator's preference, the first and second switches are first changed from the foot switch base 18. Remove the blocks 21 and 25. The pins 31 and the contacts 32 provided in the first and second switch blocks 21 and 25 have the same shape, and the positions of the positioning holes 29 and the contacts 30 provided in the foot switch base 18 are also the first. Since the second switch blocks 21 and 25 are provided at positions opposite to the pins 31 and the contacts 32, the mounting positions of the first and second switch blocks 21 and 25 with respect to the foot switch base 18 are simply switched. Only achieved.
[0045]
According to this embodiment, as described above, the three-stage input switch arrangement shown in the first embodiment is provided by providing the height difference of the input switches in the two directions of the arrow 42 direction and the arrow 43 direction. The same effect can be implemented in two stages, and the surgeon can operate the input switch with fewer movements of the foot, so that it is easy to operate.
[0046]
Furthermore, since the input switches having different functions are provided in different directions, the surgeon can easily determine the input switch and prevent erroneous operation. Further, since the light detection switch is used as the input switch, an operation of pressing the input switch is not required, so that the operator can easily operate the foot switch 1 and the burden on the operator can be reduced.
[0047]
When the light detection switches 22, 23, 26, and 27 provided in the first and second switch blocks 21 and 25 are activated, the function of the light detection switches 19 and 20 is stopped. It is possible to provide the foot switch 1 that can prevent erroneous operation at low cost. Furthermore, by making the first and second switch blocks 21 and 25 detachable, the foot switch 1 can be changed to a height difference according to the operator's preference by an inexpensive and simple method. .
[0048]
7 to 14 show a third embodiment, and the same components as those of the first and second components are assigned the same reference numerals and the description thereof is omitted. FIG. 7 shows the overall configuration of the foot switch 1. The seesaw switches 3 and 4 for zooming and focusing, and the footrest portion 9 are arranged in parallel to the longitudinal direction of the foot switch 1, respectively. In the figure, reference numeral 44 denotes a footrest provided at an intermediate position between the release switch 5 and the automatic focusing switch 6, and provided at a position where the footrest 9 is extended, and the release switch 5 and the automatic focusing switch 6. The switch is higher than the floor of the switch. In the figure, 45 is a bellows provided at a portion corresponding to the height difference between the release / automatic focusing switches 5 and 6 and the magnification / focusing seesaw switches 3 and 4, and the entire circumference of the foot switch 1. Are provided. Similarly, reference numeral 46 in the figure denotes a bellows provided at a portion corresponding to the height difference between the release and automatic focusing switches 5 and 6 and the coarse movement switches 7 and 8, and covers the entire circumference of the foot switch 1. Is provided.
[0049]
FIG. 8 shows an assembly configuration of the foot switch 1. In the figure, reference numeral 47 denotes a cover made of an elastic member such as rubber that forms the appearance of the foot switch 1 and has the input switches 3 to 8, the footrests 9 and 44, and the bellows 45 and 46. . The inner shape of the cover 47 is substantially the same shape as a main body described later. In the figure, reference numeral 48 denotes a main body having substantially the same shape as the internal shape of the cover 47, and the main body 48 has contacts of the same structure at positions facing the input switches 3 to 8 provided on the cover 47. Portions 49 to 56 are provided. In the figure, reference numeral 57 denotes a back cover which can be attached to the main body portion 48 with screws or the like. The foot switch 1 includes a cover 47, a main body 48, and a back cover 57.
[0050]
FIG. 9 shows the main body 48 viewed from the direction of the arrow 58. The main body portion 48 is provided with a plurality of screw portions 59 to which the back cover 57 can be attached. From the position of the screw portion 59, the entire inner periphery of the main body portion 48 is one step from the surface on which the screw portion 59 is provided. A belt-shaped protrusion 60 configured to be high is provided.
[0051]
FIG. 10 shows a state where a cover 47 and a back cover 57 are attached to the main body 48. The cover 47 is attached to the main body 48 so as to wrap the entire main body 48, and when the back cover 57 is attached to the main body 48 with screws or the like, the cover 47 is attached to the main body 48 and the back cover 57. It has a flange portion 61 that is sandwiched.
[0052]
The flange portion 61 is large enough to cover the protrusion 60 provided on the main body portion 48. The flange portion 61 is provided with a hole through which a screw or the like passes at a position facing the screw portion 59 provided in the main body portion 48 when the back cover 57 is attached to the main body portion 48. Similarly, the back cover 57 is provided with a hole through which a screw or the like passes at a position facing a screw portion 59 provided in the main body portion 48.
[0053]
FIG. 11 shows the configuration of the contact portions 49 to 56 provided in the main body portion 48. The contact parts 49 to 56 have the same configuration, and when the cover 47 is attached to the main body part 48, the shapes of the input switches 3 to 8 provided on the cover 47 opposite to the positions of the contact parts 49 to 56 are the same. Since they are only different, the contact portion 53 will be described here.
[0054]
Reference numeral 62 in the drawing denotes a switch shaft having the same shape as the internal shape of the release switch 5 provided on the cover 47 and having a size that can be fitted to the release switch 5. The switch shaft 62 is attached to the main body 48 so as to be movable in the direction of the arrow 64 via a return spring 63 in which a force always acts in the direction of extending the spring itself.
[0055]
In the figure, reference numeral 65 denotes a retaining ring attached to the switch shaft 62. In the figure, reference numeral 66 denotes a contact that is attached to the main body 48 and is turned on / off by the movement of the switch shaft 62 in the direction of arrow 64, and a motor 68 is connected to the contact 66 through a motor drive circuit 67. ing. The motor 68 is a motor for driving a release of a photographic apparatus (not shown). In another contact portion, for example, the contact portion 55, the input switch 7 provided on the cover 47 has a shape indicated by a broken line 69.
[0056]
FIG. 12 shows a cross-sectional shape of the seesaw switch 3 for zooming. Since the focusing seesaw switch 4 has the same configuration as that of the scaling seesaw switch 3, description thereof will be omitted. In the figure, reference numeral 70 denotes a fulcrum portion provided on the side of the cover 47 where the main body portion 48 of the zoom seesaw switch 3 is connected and located between the contact portions 49 and 51. The fulcrum part 70 has a semicircular cross-sectional shape and is provided across the entire width of the seesaw switch 3 for magnification. In the figure, reference numeral 71 denotes a zooming motor that applies either forward or reverse rotation to a well-known zooming mechanism provided in the surgical microscope by turning on and off the contact 66 provided in the contact portions 49 and 51.
[0057]
FIG. 13 shows a cover 72 having a different appearance from the cover 47. The inner shape of the cover 72 is substantially the same as the shape of the main body portion 48, similar to the cover 47, and is detachable from the main body portion 48.
[0058]
FIG. 14 shows a cross-sectional shape of the main body 48. In the figure, reference numeral 73 denotes an adjustment block that is fixed to the main body portion 48 so as to be adjustable in the direction of the arrow 76 by an adjustment screw 75 via a spring 74 in which a force is always applied in the direction of extending the spring itself. The adjustment block 73 is provided with the contact portions 53 and 54 described above. Similarly, reference numeral 77 is an adjustment block fixed to the main body 48 via a spring 74 by an adjustment screw 75 so as to be adjustable in the direction of the arrow 76. The adjustment block 77 is provided with the contact portions 55 and 56 described above. ing. In the figure, reference numeral 78 denotes an adjustment hole provided in the back cover 57 and provided at a position where the adjustment screw 75 is provided.
[0059]
With the above-described configuration, first, in order to assemble the foot switch 1 so as to be usable by the operator, the cover 47 is attached to the main body portion 48 so as to wrap the entire main body portion 48, and the contact provided on the main body portion 48. The input switches 3 to 8 and the switch shaft 62 provided on the cover 47 at positions facing the portions 49 to 56 are mounted.
[0060]
Next, the back cover 57 is fixed with screws or the like so as to sandwich the flange portion 61 provided on the cover 47 with respect to the main body portion 48. At this time, the flange portion 61 is crushed over the entire circumference by the projection 60 provided on the main body portion 48. Next, the surgeon releases the focusing and focusing switches 5 and 6, and the zooming and focusing seesaw switch 3 and The adjustment block 73 is moved in the direction of the arrow 76 by rotating the adjustment screw 75 using a tool or the like from the adjustment hole 78 in order to adjust the difference in height from 4. At this time, this is achieved by deforming the bellows 45 provided on the cover 47 as the adjustment block 73 moves.
[0061]
Similarly, by adjusting the adjustment screw 75 to adjust the height difference between the release and automatic focusing switches 5 and 6 and the coarse movement switches 7 and 8, the adjustment block 77 moves in the direction of the arrow 76, This is achieved by deforming the bellows 46 provided on the cover 47. Next, when the surgeon operates the foot switch 1 to operate a plurality of functions of the surgical microscope, the surgeon places the foot 11 on the footrest portion 9 provided in the foot switch 1 and performs an operation. Etc. are performed.
[0062]
Further, in order to change the observation magnification, the operator moves the foot 11 in the direction of the arrow 79 to the seesaw switch 3 for changing magnification provided on the foot switch 1, and the seesaw for changing magnification as shown in FIG. The foot 11 is placed on the switch 3 and the foot 11 is tilted in the direction of the arrow 80 with the fulcrum portion 70 as a fulcrum. Then, the zoom seesaw switch 3 is deformed, and the switch shaft 62 provided in the contact portions 49 and 51 is moved in the direction of the arrow 64. As a result, the contact 66 is turned on, the zooming motor 71 rotates, and a known zooming mechanism is driven. Also, when the surgeon operates the focusing seesaw switch 4, a known focusing mechanism is driven by the same action.
[0063]
When the surgeon performs the above-described operation, the surgeon moves the foot 11 on the footrest portion 9 in the directions of arrows 79 and 80 shown in FIG. At this time, when the surgeon moves the foot 11 on the footrest portion 9 in the direction of the arrow 80, the surgeon further moves the foot 11 in the direction of the arrow 80 because the foot 11 of the surgeon touches the footrest portion 44. It is recognized that the release and automatic focusing switches 5 and 6 exist where they are set.
[0064]
Therefore, in order for the surgeon to operate the release and automatic focusing switches 5 and 6, the surgeon moves the foot 11 in the direction of the arrow 80 on the footrest 9 and contacts the foot 11 with the footrest 44. Let Next, the foot 11 is raised to the height of the footrest portion 44 and is further moved in the direction of the arrow 80 to guide the foot 11 to a position where the release switch 5 and the automatic focusing switch 6 can be operated. Further, when the surgeon moves the foot 11 in the direction of the arrow 80, the surgeon's foot 11 comes into contact with the height difference at which the coarse switches 7 and 8 are provided, so the surgeon further moves the foot 11 in the direction of the arrow 80. It is recognized that the coarse movement switches 7 and 8 exist at the position moved to.
[0065]
In addition, in order to change the foot switch 1 to the shape and height of the input switch portions 3 to 8 and the footrest portions 9 and 44 to suit the operator's preference and surgical style, the appearance of the foot switch 1 before the operation The cover 47 that forms the shape is removed from the main body 48, and only the external shape differs from the cover 47, for example, a cover 72 is attached to the main body 48.
[0066]
According to this embodiment, as described above, the adjustment blocks 73 and 77 are configured to be adjustable in the direction of the arrow 76 with respect to the main body 48, and the adjustment block 73 is included in the cover 47 that covers the entire main body 48. And 77 are the bellows 45 and 46, the difference in height between the seesaw switches 3 and 4 for zooming and focusing and the release and automatic focusing switches 5 and 6, and the release and automatic focusing switch 5 And 6 and the coarse switches 7 and 8 can be adjusted to an arbitrary height desired by the operator, so that not only the malfunction can be prevented but also the foot switch 1 can be easily adjusted to the operator's preference.
[0067]
In addition, since the shape of the input switches 3 to 8 is determined by the cover 47 made of an elastic material such as rubber, the cover 47 is prepared according to the operator's preference, and the entire cover 47 is replaced. The foot switch 1 having an input switch shape suitable for the operator's preference can be obtained with a simple operation. Moreover, it is possible to make all the contact parts 49-56 provided in the main-body part 48 common by this, and the foot switch 1 can be provided cheaply.
[0068]
Further, by individually changing the shapes of the input switches 3 to 8 provided on the cover 47, the input switch sections 3 to 8 can be clearly discriminated clearly with the sensation of the foot 11, so that erroneous operation can be prevented. Further, since the cover 47 or 72 is sandwiched between the main body 48 and the back cover 57, the flange portion 61 is crushed by the protrusion 60, so that the waterproof effect can be easily obtained on the main body 48 and the cover 47 or 72. .
[0069]
A foot located at the middle of the release switch 5 and the automatic focusing switch 6 with a low frequency of use, extending one end of the footrest portion 9 provided in the vicinity of the zooming and focusing seesaw switches 3 and 4 with a high usage frequency By providing the mounting portion 44, the operator simply moves the foot 11 along the footrest portions 9 and 44, and the frequently used zooming / focusing seesaw switches 3 and 4 and the low usage frequency are used. Since the foot 11 can be easily guided to the position where the release switch 5 and the automatic focusing switch 6 are present, and it does not take time to search for the input switch, the operator's work efficiency is good.
[0070]
Further, since the footrest portion 44 is configured to be higher than the floor surface of the release switch 5 and the automatic focusing switch 6, the inputs such as the release switch 5 and the automatic focusing switch 6 that are used less frequently. Contributes to switch malfunction.
[0071]
According to the embodiment described above, the following configuration is obtained.
[0072]
(Supplementary note 1) In a surgical microscope foot switch having a plurality of operation switches for operating a plurality of functions, among the plurality of operation switches, a frequently used operation switch is used at a low position near the floor surface. The low operation switches are arranged sequentially with a height difference at a high position from the floor, and the height difference is installed in a range where the operation switch arranged at a high position cannot be operated when operating the operation switch arranged at a low position. This is a foot switch for a surgical microscope.
[0073]
(Additional remark 2) The said operation switch is a pushbutton switch, The foot switch of the operation microscope of Additional remark 1 characterized by the above-mentioned.
[0074]
(Additional remark 3) The said operation switch is a light detection switch, The foot switch of the operation microscope of Additional remark 1 characterized by the above-mentioned.
[0075]
(Additional remark 4) It has the adjustment mechanism which adjusts the said height difference, The foot switch of the operation microscope in any one of Additional remarks 1-3 characterized by the above-mentioned.
[0076]
(Additional remark 5) It has a detection means which detects that an operator's foot got over the height difference, and the function of the input switch arranged in the low position in the height difference is stopped by operating the detection means. A foot switch for a surgical microscope according to any one of appendices 1 to 4, wherein the foot switch is used.
[0077]
(Additional remark 6) The said detection means is a photodetection switch, The foot switch of the operation microscope of Additional remark 5 characterized by the above-mentioned.
[0078]
According to Supplementary notes 1 to 4, when operating an operation switch with high use frequency without causing an increase in size, an operation switch with low use frequency is not erroneously operated, and the operation is inexpensive and has good operability. A microscope foot switch can be provided.
[0079]
According to Supplementary Notes 5 and 6, when operating a low-use switch, the foot of a surgical microscope that is inexpensive and has good operability without accidentally operating a high-use switch placed in a low position. Can provide a switch.
[0080]
As a foot switch for a surgical microscope that operates a plurality of functions of the surgical microscope, a structure as shown in FIG. 15 is known. That is, reference numeral 81 in the figure is a foot switch, which is connected to a surgical microscope (not shown) via a connection cable 82. The foot switch 81 is provided with an input switch as an operation switch described below.
[0081]
83 is a zooming seesaw switch for driving a known zooming function built in a surgical microscope by a motor or the like. Similarly, 84 in the figure is a focusing seesaw for driving a known focusing mechanism by a motor or the like. Switch. In the figure, reference numeral 85 denotes an XY fine movement switch for driving a well-known XY drive device for moving the observation visual field in a plane substantially perpendicular to the observation optical axis of the surgical microscope by a motor or the like. It is.
[0082]
In the figure, reference numeral 86 denotes a coarse movement switch for driving a known coarse movement mechanism that is provided in the surgical microscope and moves the body part of the surgical microscope in either the vertical direction with respect to the floor surface. Is a coarse movement switch that moves the mirror body in a direction opposite to the direction in which the mirror body is moved by the coarse movement switch 86. In the figure, 88 is a release switch for operating a release of a 35 mm camera attached to a well-known photography apparatus (not shown) provided in the surgical microscope, and 89 in the figure is provided in the surgical microscope. This is an automatic focusing switch for operating a known automatic focusing mechanism.
[0083]
In the figure, reference numeral 90 denotes a footrest portion called a footrest provided in the foot switch 81, which is fixed between the scaling and focusing seesaw switches 83 and 84, and the scaling and focusing seesaw switch 83 and It is set to be higher than the upper surface of 84 switches with respect to the floor surface. The coarse movement switches 86 and 87, the release switch 88, and the automatic focusing switch 89 are disposed at a position higher than the footrest 90 relative to the floor surface.
[0084]
In recent years, the number of medical devices used in the operating room has increased, and there are many cables for medical devices other than the operating microscope on the floor of the operating room, and the place where the foot switch 81 is placed is limited. In some cases, it may be difficult to continue the operation while keeping the orientation of the foot switch 81 with respect to the operator constant during the operation due to a change in the observation direction in the operation or the like. Apart from this, the orientation of the foot switch 81 relative to the surgeon may be changed depending on the preference of the surgeon and the type of surgery.
[0085]
However, the foot switch 81 described above may be used in the orientation shown in FIG. 15 as viewed from the surgeon depending on the state of the operating room and the style of the surgery, or the preference of the surgeon, and FIG. It may be used by rotating in one direction. When the foot switch 81 is used in the direction shown in FIG. 15 as viewed from the surgeon, the surgeon puts one foot on the footrest 90 and mounts the seesaw switches 83 and 84 for zooming and focusing on the footrest 90. The input switch is operated with the toe and the heel of the surgeon.
[0086]
When the foot switch 81 is rotated 90 degrees to the left or right with respect to the operator as described above, the operator inputs any of the seesaw switches 83 and 84 for zooming and focusing. The operation is performed by moving the foot on the switch. Thus, unlike the case described above, the seesaw switches 83 and 84 for scaling and focusing cannot be operated using the footrest 90 as a fulcrum.
[0087]
Therefore, when the direction of the foot switch 81 is changed with respect to the surgeon, the operability of the foot switch 81 is completely different. Therefore, in order to advance the surgery efficiently, it is necessary for the operator to become familiar with the two types of operability in advance. However, in fact, in a situation where it is necessary to master the operation of devices other than the surgical microscope, the operability is changed only by changing the direction of the foot switch 81 with respect to the surgeon regardless of the same foot switch 81. This causes a reduction in work efficiency.
[0088]
Furthermore, in the operating room, many cables for medical devices other than the surgical microscope are wound around the floor, and there are cases where the location of the foot switch 81 and the direction of the foot switch 81 with respect to the operator are limited. However, the conventional foot switch 81 is difficult to use because the operability changes when the orientation of the foot switch 81 is changed with respect to the operator as described above.
[0089]
FIGS. 16 to 19 show the fourth to sixth embodiments, which are foot switches that have solved the above-mentioned problems, and are operated according to operating room conditions, changes in the observation direction in the operation, operator's preference, and the like. Even when the orientation of the foot switch with respect to the person is changed, a foot switch having the same operability can be provided with a simple configuration.
[0090]
  FIG. 16 shows a fourth embodiment of the foot switch of the operating microscope.TheThe overall configuration of the switch is shown. In the figure, reference numeral 91 denotes a foot switch that can be connected to a surgical microscope via a connection cable 92 and has a plurality of input switches for operating a plurality of functions of the surgical microscope. The input switches are 95 to 98 switches described later. The connection cable 92 is fixedly connected to the foot switch 91 and is detachable from the surgical microscope by a connector portion 93 provided at the tip of the connection cable 92.
[0091]
In the figure, reference numeral 94 denotes a footrest portion called a footrest which is provided at a substantially central position of the foot switch 91 and forms a square. In the figure, reference numeral 95 denotes a zoom switch that outputs a signal for driving a known zoom mechanism built in the surgical microscope in a direction for enlarging the observation image by a motor or the like to the surgical microscope. Similarly, reference numeral 96 in the figure denotes a zoom switch that outputs a signal for driving the zoom mechanism in a direction for reducing the observation image to the surgical microscope, and an intermediate position between the zoom switch 96 and the zoom switch 95. The zoom switches 95 and 96 are disposed on the foot switch 91 so that the footrest portion 94 is disposed on the foot switch 91.
[0092]
In the figure, reference numeral 97 denotes a focusing switch for outputting a signal for driving a known focusing mechanism built in the surgical microscope by a motor or the like to the surgical microscope. Similarly, reference numeral 98 in the figure denotes a focusing switch that outputs a signal for driving a motor or the like in a direction in which the focusing position is moved in a direction opposite to the direction moved by the focusing switch 97. Similarly to 95 and 96, the focusing switches 97 and 98 are disposed on the foot switch 91 so that the footrest 94 is positioned at an intermediate position between the focusing switches 97 and 98. Further, the height of the footrest 94 is set higher than the height relative to the floor surface when the zooming and focusing switches 95 to 98 are operated.
[0093]
According to the configuration described above, in order for the surgeon to connect the connection connector 93 of the connection cable 92 provided on the foot switch 91 to the surgical microscope and perform operation input of the surgical microscope, the surgeon must A foot is placed on a foot rest portion 94 provided on 91 and the foot rest portion 94 is used as a fulcrum, and the foot is moved in the direction of the arrow 99 as in the foot 100 or 100 'to change magnification and focus switches 95 to 98. And input the operation.
[0094]
At this time, for example, to change the magnification, the foot is moved with the footrest 94 as a fulcrum, and the foot is placed on the footrest 94 like the foot 100. Manipulate. Further, when the focusing operation is performed, the foot resting portion 94 is used as a fulcrum and the foot 100 is rotated in the direction of the arrow 99 as shown by the foot 100 ', and the foot resting portion 94 is used as a fulcrum to similarly focus the switch. Perform operations 97 and 98.
[0095]
During the operation, even when the orientation of the foot switch 91 relative to the operator is changed depending on the situation of the operating room and the operator's preference, the operator moves the foot 100 with the footrest 94 as a fulcrum as described above. The zooming and focusing switches 95-98 are operated to input.
[0096]
According to the fourth embodiment described above, the footrest portion 94 is formed in a square shape, and the zooming and focusing switches 95 to 98 are arranged symmetrically with respect to the footrest portion 94 in a simple and inexpensive manner. This can be realized by the configuration, and a small foot switch 91 can be provided. In addition, since two sets of forward / reverse designating switches such as zooming switches 95 and 96 and focusing switches 97 and 98 can be operated by stepping with the toes and heels of the operator, the operator performs a series of operations. In this case, since it is not necessary to move the foot 100 largely on the foot switch 91, the operability is good.
[0097]
In the fourth embodiment, the footrest portion 94 is square, but it goes without saying that the same effect can be obtained when the footrest portion 94 is circular or spherical.
[0098]
FIG. 17 shows the fifth embodiment, and the same components as those in the fourth embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted. In the figure, reference numeral 101 denotes a cross-shaped footrest provided on the foot switch 91, and the input switches 95 to 98 are arranged symmetrically with respect to the footrest 101. The height of the footrest 101 is set higher than the height from the floor when the input switches 95 to 98 are operated. In the figure, reference numeral 102 is provided at a position where one end of the footrest 101 is extended, and the observation visual field is moved by moving the body of the surgical microscope in a plane substantially perpendicular to the observation optical axis. This is an XY switch composed of a joystick switch for driving the XY fine movement device.
[0099]
With the above-described configuration, in order for the operator to perform operation input of the surgical microscope using the foot switch 91, the operator places his / her foot on the footrest 101 provided on the foot switch 91 as shown in FIG. The zooming and focusing switches 95 to 98 are stepped on and placed as 100 or 100 '. At this time, the operator places the foot 100 near the center of the footrest 101 formed in a cross shape and moves it in the direction of the arrow 103, or places the foot 100 'on the foot switch 91 like the foot 100'. If it is, the movement is made in the direction of the arrow 104 and the footrest 101 is used as a fulcrum, and the zooming and focusing switches 95 to 98 are input with the operator's toe or heel.
[0100]
Further, when the surgeon moves the foot 100 in the direction of the arrow 104 on the footrest 101 in order to move the observation visual field, the surgeon's foot 100 is guided to the XY switch 102. Further, the operator can achieve this by placing the toe on the XY switch 102 and operating the XY switch 102 constituted by a known joystick switch by moving the foot 100 in the directions of arrows 103 and 104.
[0101]
According to the above-described configuration, the footrest portion 101 is formed in a cross shape, and the input switches 95 to 98 are arranged symmetrically with respect to the footrest portion 101 so that the operator can move his / her foot on the foot switch 91. Since the input switches 95 to 98 can be stepped only by translating the 100, the movement of the operator's foot 100 is more natural than the method of rotating the foot 100 with respect to the footrest portion 94 of the fourth embodiment. Thus, the foot switch 91 with better operability can be provided. In addition, since the XY switch 102 is arranged at a position where one end of the footrest portion 101 is extended, the operator can easily confirm the position of the XY switch 102, so that operability is good.
[0102]
18 and 19 show the sixth embodiment, and the same components as those in the fourth and fifth embodiments are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. FIG. 18 shows the overall configuration of the foot switch 91. In the figure, reference numeral 102 denotes an XY switch that is provided at substantially the center of the foot switch 91 and is composed of the joystick switch described in the fifth embodiment. In the figure, reference numeral 105 denotes a footrest provided on the foot switch 91 and formed radially at four locations with respect to the XY switch 102. The footrest portion 105 is formed symmetrically with respect to the XY switch 102 in the vertical and horizontal directions. The input switches 95 to 98 are arranged symmetrically with respect to the footrest 105. In the present embodiment, the input switches 95 to 98 are non-contact switches described later, for example, photodetection switches.
[0103]
FIG. 19 shows a configuration of a photodetection switch that is a non-contact switch constituting the input switches 95 to 98. However, since all of the input switches 95 to 98 have the same configuration, the variable power switch 95 will be described here.
[0104]
In the figure, reference numeral 106 denotes a light emitting element provided in the foot switch 91, and a power source 107 is connected to the light emitting element 106. In the figure, reference numeral 108 denotes a light receiving element provided in the foot switch 91 for receiving the light 109 emitted from the light emitting element 106, and an amplification circuit 120, a motor drive circuit 121, and a zooming motor 122 are sequentially connected. Yes. In a state where the operator puts the foot 100 on the footrest portion 105, the light amount of the light 109 emitted from the light emitting element 106 is an amount that the light receiving element 108 cannot receive even if it is reflected on the operator's foot 100. The light-emitting element 106 and the light-receiving element 108 are such that the light 109 from the light-emitting element 108 is received by the light-receiving element 108 only when the foot 100 is close to the H position. It is arranged with respect to the foot switch.
[0105]
The height of the footrest portion 105 is configured such that the light 109 emitted from the light emitting element 106 is reflected by the operator's foot 100 and is higher than the position H at which the light receiving element 108 can receive light. ing.
[0106]
With the above-described configuration, in order for the surgeon to input the operation of the foot switch 91 to the surgical microscope, the surgeon is shown on the footrest portion 105 provided on the foot switch 91 on the foot 100 or 100 'in FIG. Put your feet up as you can. Next, the foot 100 is moved in the direction of the arrow 123 in order to perform the zooming and focusing switches 95 to 98 by stepping.
[0107]
Thus, for example, the operator tilts the operator's foot 100 with the footrest portion 105 as a fulcrum to perform a magnification operation, and light 109 from the light emitting element 106 reflects the toe or heel on the operator's foot 100. The signal output from the light receiving element 108 is amplified by the amplifying circuit 120 by moving the light receiving element 108 to the position H received by the light receiving element 108, and the amplified signal is further driven by the motor driving circuit 121. This is achieved by converting the drive signal into a drive signal, and each of the zooming motors 122 rotates in a specified direction to drive a well-known zooming mechanism (not shown). The same operation is achieved when the focusing operation is performed.
[0108]
Next, when the operator moves the foot 100 on the footrest portion 105 provided on the foot switch 91 so as to move the observation visual field, the operator's foot 100 is guided onto the XY switch 102 and the operator is moved. Is achieved by operating a XY switch 102 composed of a well-known joystick switch by moving the foot 100 in the directions of arrows 123 and 124 and driving a well-known fine movement mechanism.
[0109]
According to the above-described configuration, the XY switch 102 is disposed substantially at the center of the foot switch 91, and the four footrest portions 105 are provided radially with respect to the XY switch 102, and the footrest portion 105 is further vertically moved. By arranging the input switches 95 to 98 symmetrically, the size of the foot switch 91 of the fifth embodiment can be reduced, and the operability of the input switches such as the zooming and focusing switches 95 to 98 can be achieved. The XY switch 102 can be provided without impairing the above. In addition, since the footrest portion 105 is arranged radially with respect to the XY switch 102, the operator can easily confirm the position of the XY switch 102 simply by moving the foot 100 on the footrest portion 105. The operability is good. Further, since the input switches 95 to 98 are constituted by light detection switches that are non-contact switches, an operation of pressing the input switch is not required, so that the operator can easily operate the foot switch 91, and The burden can be reduced.
[0110]
In the present embodiment, the non-contact switch is a light detection switch, but it goes without saying that the same effect can be obtained even if the light detection switch is changed to an ultrasonic sensor or the like.
[0111]
According to the fourth to sixth embodiments described above, the following configuration is obtained.
[0112]
(Supplementary note 7) In a foot switch of a surgical microscope having a plurality of operation switches for operating a plurality of functions and a footrest portion on which an operator places a foot when operating the operation switches, formed in a vertically and horizontally symmetrical form And a footrest portion that is formed higher than the switch operation point of the operation switch with respect to the floor surface, and the operation switch that is disposed symmetrically with respect to the footrest portion. Microscope foot switch.
[0113]
(Additional remark 8) The said operation switch is a pushbutton switch, The foot switch of the operation microscope of Additional remark 7 characterized by the above-mentioned.
[0114]
(Additional remark 9) The said operation switch is a light detection switch, The foot switch of the operation microscope of Additional remark 7 characterized by the above-mentioned.
[0115]
(Supplementary note 10) The surgical microscope foot switch according to any one of Supplementary notes 7 to 9, wherein the input switches are two sets of forward / reverse designation switches.
[0116]
(Supplementary note 11) The foot switch for a surgical microscope according to supplementary note 10, wherein the two sets of forward / reverse rotation designation switches are focusing / magnification switches.
[0117]
(Additional remark 12) The foot switch part of the surgical microscope in any one of Additional remarks 7-11 characterized by the above-mentioned.
[0118]
(Supplementary note 13) The foot switch for a surgical microscope according to any one of Supplementary notes 7 to 11, wherein the footrest portion is formed in a cross shape.
[0119]
According to Appendices 7 to 9, a plurality of operation switches for operating a plurality of functions of a surgical microscope and a foot switch having a footrest portion on which a surgeon places a foot when operating the device switch By having the footrest part formed symmetrically and formed higher than the switch upper surface of the operation switch with respect to the floor surface, and the input switch arranged symmetrically up and down with respect to the footrest part, The operator can operate the operation switch by arranging the foot switch in any direction with respect to the surgeon.
[0120]
According to Supplementary Note 10, by setting the operation switches as two sets of forward / reverse designation switches, the operator places his / her foot on the footrest, tilts the foot on the footrest, Each forward / reverse designation switch can be operated with the toe and heel.
[0121]
According to Supplementary Note 11, by setting the forward / reverse designation switch as a focusing / magnifying switch, the operator places his / her foot on the footrest and tilts the foot on the footrest, The focusing and zooming switches can be operated with the tip of the toe and the heel.
[0122]
According to Supplementary Note 12, by forming the footrest portion in a square shape, the operator can rotate the operator's foot on the footrest portion around the footrest portion and perform the stepping operation of the operation switch.
[0123]
According to Supplementary Note 13, by forming the footrest part in a cross shape, the surgeon can translate the foot on the footrest part and operate stepping of the operation switch.
[0124]
Therefore, according to the configuration of the supplementary note, it is possible to provide the foot switch that does not change the operability and the operation feeling even if the direction of the foot switch is changed with respect to the operator.
[0125]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the operability and operational feeling can be improved even if the direction of the foot switch is changed with respect to the operator due to changes in the operating room conditions, the observation direction in the operation, the operator's preference, etc. It is possible to provide a foot switch for a surgical microscope without any change.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a foot switch showing a first embodiment of the invention.
FIG. 2 is a side view of the foot switch of the embodiment.
FIG. 3 is a perspective view of a foot switch showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an exploded perspective view of the foot switch of the embodiment.
FIG. 5 is an operation explanatory view showing a usage state of the foot switch of the embodiment.
FIG. 6 is an operation explanatory diagram showing a usage state of the foot switch of the embodiment.
FIG. 7 is a perspective view of a foot switch showing a third embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an exploded perspective view of the foot switch of the embodiment.
FIG. 9 is an arrow view seen from the direction of arrow 58 in FIG. 8;
FIG. 10 is a longitudinal side view showing the embodiment, with a cover and a back cover attached to the main body.
FIG. 11 is a longitudinal side view showing a contact portion provided in the main body of the embodiment.
FIG. 12 is a vertical side view of the seesaw switch for zooming according to the embodiment.
FIG. 13 is a perspective view showing a cover according to the embodiment.
FIG. 14 is a longitudinal side view of the main body of the embodiment.
FIG. 15 is a plan view of a conventional foot switch.
FIG. 16 is a plan view of a foot switch showing a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 17 is a plan view of a foot switch showing a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 18 is a plan view of a foot switch showing a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 19 is an operation explanatory diagram of the embodiment.
[Explanation of symbols]
91 ... Foot switch, 94 ... Foot rest, 95-98 ... Input switch

Claims (4)

手術用顕微鏡の複数の機能を操作する複数の操作スイッチと、前記操作スイッチを操作する際に、術者が足を載せる足載せ部を有する手術用顕微鏡のフットスイッチにおいて、
フットスイッチ台と、
前記フットスイッチ台の上部で、上下部及び左右部にそれぞれ対称的に配置され、且つ前記操作スイッチのスイッチ作動点より高く形成された足載せ部と、
前記フットスイッチ台の上部で、前記足載せ部を挟んで上下方向及び左右方向に対称的に配置され、前記足載せ部に足を載せた状態で操作可能な前記操作スイッチと、
を有することを特徴とする手術用顕微鏡のフットスイッチ。 In a foot switch of a surgical microscope having a plurality of operation switches for operating a plurality of functions of a surgical microscope and a footrest portion on which an operator places a foot when operating the operation switch,
A footswitch base;
In the foot switch stand top, the upper and lower portions and left and right portions are symmetrically arranged, and the operation is switched operating point by Ri high rather formation of the switch footrest,
The upper part of the foot switch base, the operation switch that is arranged symmetrically in the vertical direction and the left and right direction across the footrest part, and can be operated in a state where the foot is placed on the footrest part ,
A foot switch for a surgical microscope characterized by comprising: 前記足載せ部は、平面視で、十字形に形成されていることを特徴とする請求項１記載の手術用顕微鏡のフットスイッチ。The foot switch for a surgical microscope according to claim 1 , wherein the footrest is formed in a cross shape in a plan view . 手術用顕微鏡の複数の機能を操作する複数の操作スイッチと、前記操作スイッチを操作する際に、術者が足を載せる足載せ部を有する手術用顕微鏡のフットスイッチにおいて、
フットスイッチ台と、
前記フットスイッチ台の上部の中央部に設けられ、且つ前記操作スイッチのスイッチ作動点より高く形成された足載せ部と、
前記フットスイッチ台の上部で、前記足載せ部の上下方向及び左右方向に対称的に少なくとも４つ配置され、前記足載せ部に足を載せた状態で操作可能な前記操作スイッチと、
を有することを特徴とする手術用顕微鏡のフットスイッチ。 In a foot switch of a surgical microscope having a plurality of operation switches for operating a plurality of functions of a surgical microscope and a footrest portion on which an operator places a foot when operating the operation switch,
A footswitch base;
A footrest portion provided at the center of the upper portion of the foot switch base and formed higher than a switch operating point of the operation switch;
At the top of the foot switch base, at least four symmetrically arranged in the vertical direction and the horizontal direction of the footrest part, the operation switch that can be operated with the foot placed on the footrest part,
A foot switch for a surgical microscope characterized by comprising: 前記操作スイッチは、２組の正転・逆転指定スイッチであることを特徴とする請求項１、２または３記載の手術用顕微鏡のフットスイッチ。4. The operating microscope foot switch according to claim 1, wherein the operation switches are two sets of forward / reverse designation switches.
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