JP3933737B2

JP3933737B2 - Cement-containing waste mud treatment method

Info

Publication number: JP3933737B2
Application number: JP32845096A
Authority: JP
Inventors: 研而石原; 公一中川; 武水多
Original assignee: 株式会社ケミテック
Priority date: 1996-12-09
Filing date: 1996-12-09
Publication date: 2007-06-20
Anticipated expiration: 2016-12-09
Also published as: JPH10167778A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、地盤改良工事等に伴って発生するスライムや生コン工場等から発生する生コン廃泥等のセメント含有廃泥の処理方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
セメントを使用する土木工事や建設工事においては、セメントを含有する各種廃泥が発生する。例えば、軟弱地盤の改良工事、掘削地盤の止水工事、地中杭や地中壁の構築などには、薬液注入工法や高圧噴射注入工法などにより、改良すべき地盤にセメントミルク等のセメント系固化材を注入するが、これに伴ってスライムと称されるセメント含有廃泥が多量に発生する。
【０００３】
このスライムは固形分濃度が数％程度の極めて含水率の高いスラリーであり、セメント系固化材に由来するセメント及び改良地盤等から削り取った土砂を含有する。このセメントの一部は硬化しているが、大部分は未硬化のままである。未硬化のセメントを含有するスライムはかなり強いアルカリ性を示し、そのままでは廃棄や埋立処分することができず、また固化性があるので取り扱いも容易ではない。
【０００４】
地盤改良工事現場では、発生するスライムの減容や運搬の利便のために、タンク等に集めたスライムをベルトプレス等の脱水設備で脱水処理し、含水率が４０〜７０％程度の脱水ケーキとしてスライム処理センターに運搬する。スライム処理センターでは、この脱水ケーキに生石灰や高分子系吸水材等を添加して更に水分を減らした状態で固化させて、最終処分場に搬入して廃棄処分するのが一般的である。したがって、その処理コストが多大なものとなり、このスライムの再利用等が望まれている。
【０００５】
また、生コン工場や建設現場では、生コン輸送車やポンプ車の洗浄の際に未硬化のセメントを含む生コン廃泥が発生する。この生コン廃泥は上記のスライムと同様に処理に困っており、多大な費用をかけて固形化して廃棄されているのが実情である。
【０００６】
しかしながら、未硬化のセメントを含むとはいえ、その固形分濃度や水和の程度がまちまちで、これらをそのまま原料セメントとして再利用することはできない。これらの固化処理したものを埋め戻し材とすることも提案されているが、多量の水分を減らすための脱水操作をしても、まだ数十％の水分を含むので、水分調整のため脱水ケーキに多量の乾燥粉を添加する必要があり、もしこの乾燥粉を脱水ケーキから調製するとすれば乾燥費用がかさみ、実用性がなかった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、地盤改良工事等に伴って発生するスライムや生コン工場等から発生する生コン廃泥等のセメント含有廃泥の効率的な処理方法を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、かかる問題点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、セメント含有廃泥を脱水ケーキとし、これを強制的に粉砕乾燥することによって、サラサラの乾燥粉として回収することができ、またこの乾燥粉が水硬性を有し、セメント代替材やセメント混和材等として有効利用できることを見いだし、本発明を完成した。
【０００９】
すなわち、本発明は、未硬化セメント含有廃泥を脱水して含水率が５０〜７５％の脱水ケーキとした後、チェーン式打撃破砕乾燥機により強制粉砕乾燥して含水率が１２％以下、未硬化セメントが２０％以上の水硬性乾燥粉を得ることを特徴とするセメント含有廃泥の処理方法である。
【００１０】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の処理方法を適用できる未硬化セメント含有廃泥としては、地盤改良工事等で発生するスライムや、生コン工場、建設現場、セメント二次製品工場等で発生する生コン廃泥などがあげられる。前者のスライムは、例えば軟弱地盤の改良工事、掘削地盤の止水工事、地中杭や地中壁の構築工事において、薬液注入工法や高圧噴射注入工法などにより、改良すべき地盤にセメントミルク等のセメント系固化材を注入するが、これに伴って回収される泥漿状の廃泥である。後者の生コン廃泥は、生コン輸送車、ポンプ車、機械設備等の洗浄の際に回収される泥漿状の廃泥である。これらは、多くの場合、固形分濃度が１０％にも満たないシャブシャブの状態であり、いずれも未硬化のセメントを含み、さらに改良地盤に由来する土砂や、砂、砂利等の骨材を含む。
【００１１】
先ず、本発明の処理方法は、この固形分濃度が低い廃泥を、この種の廃泥や汚泥等の脱水に通常使用される脱水設備、例えばベルトプレスやフィルタープレスなどを用いて脱水し、水分が５０〜７５％（固形分濃度２５〜５０％）程度の脱水ケーキにする。廃泥の発生量が少ない場合はそのまま廃泥処理施設に運搬し、そこで脱水してもよいが、多量に発生する場合はその発生現場に脱水設備を設置し、脱水減容したのち廃泥処理施設に運搬することが好ましい。
【００１２】
次いで、本発明の処理方法において、この含水ケーキを強制粉砕乾燥し、含水率が１２％以下の乾燥粉末とする。この強制粉砕乾燥は、供給材料に機械的な粉砕力を加えつつ熱風を吹き込み、粉砕と乾燥を同時に行う操作であり、気流乾燥法の一種である。
【００１３】
強制粉砕乾燥に用いられる設備としては、アーム式打撃破砕乾燥機、ハンマー式打撃破砕乾燥機、チェーン式打撃破砕乾燥機などがあるが、乾燥効率や設備メンテナンスの面から、特にチェーン式打撃破砕乾燥機が好ましい。チェーン式打撃破砕乾燥機は、竪型筒形の本体と、それに内蔵する複数のリンクチェーンを取り付けた垂直軸と、それを回転する駆動装置及び付帯装置とから構成される。
【００１４】
チェーン式打撃破砕乾燥機の仕組みは、供給機により乾燥機上部の投入口に投入された脱水ケーキが垂直軸の周りを高速回転するチェーンにより解砕されて細かくなり、熱風により乾燥され、粒子の飛散速度以上になって乾燥管に導かれ、ここで更に水分を失ってサイクロンセパレータで捕集される。乾燥粉はサイクロンセパレータから搬出するが、必要ならこの一部を乾燥管に循環してもよい。乾燥粉の水分調製は、サイクロンセパレータ入口に設けた温度計の温度設定により調節することができる。また必要に応じて、サイクロンセパレータの下部に吸引ファンなどを設置し、乾燥機内を減圧にすることにより、減圧乾燥してもよい。
【００１５】
乾燥機に供給する熱風は、専用の熱風発生装置を設置してもよく、また近くに廃棄物燃焼炉などがあればこの廃熱を利用してもよい。熱風の温度は通常１２０〜６００℃程度であり、風量は脱水ケーキの水分量にもよるが、脱水ケーキ１トン当たり１００〜３００ｍ３程度でよい。上記のチェーン式打撃破砕乾燥機を使用すると、燃料（灯油の場合）１リットルで脱水ケーキ約３０Ｋｇを処理することができ、極めて効率が高い。
【００１６】
強制粉砕乾燥された本発明の水硬性乾燥粉（以下、乾燥粉と略すことがある）は、含水率が１２％以下、好ましくは１０％以下にすることがよい。なお、本発明でいう含水率とは、１０５℃に保持したとき蒸発する水分をいう。乾燥粉の含水率が１２％を超えると乾燥粉中の未硬化セメント分の水和反応が進行し、保存性が低下するので好ましくない。熱風の温度と風量を上げ、さらに乾燥粉の循環率を高くすれば、乾燥粉の含水率は１％以下にも低下させることができるが、乾燥費用が増大し、処理設備の生産性も低下するので、含水率は５％程度にすることがよい。
【００１７】
本発明の水硬性乾燥粉は、未硬化のセメント分を２０％以上、発生源によっては５０％以上も含有する。そして、乾燥粉はセメントと同様に水和させることができ、中にはセメントに近い強度を発現する乾燥粉もあることが判明した。本発明の乾燥粉の利用方法は、これをセメント代替材又はセメント混和材として利用する。
【００１８】
乾燥粉をセメント代替材として使用するには、セメントの代わりに乾燥粉を用いたモルタルを調製し、これについてＪＩＳに規定する強度試験を行い、強度を測定する。この結果、セメントに近い強度を発現する乾燥粉は、セメントの全部と代替することができる。また、セメントに較べて強度発現性の低い乾燥粉であっても、あまり強度が要求されない用途、例えば土壌改良材、セメントブロックなどには、セメントの全部と代替することができる。
【００１９】
また、乾燥粉の別の利用方法として、セメントの一部をこれと置換する、いわゆるセメント混和材がある。すなわち、セメントミルク、セメントモルタルやセメントコンクリートの調製において、セメントの一部を乾燥粉と置換することにより、セメントの配合量を減らすことができる。例えば、家庭用セメント調製品や佐官用セメントモルタルなどに配合してもよい。また、セメントブロック、セメント製踏石、セメント製側溝蓋等の各種セメント二次製品の製造工程で、通常のセメントに乾燥粉を配合することもできる。また、乾燥粉を配合すると、これに含まれるセメント分以外の微粉や砂等は骨材として利用できるので、骨材の配合量も減らすことが可能となる。
【００２０】
また、本発明の乾燥粉の別の用途としては、地盤改良工事等で発生するスライム、生コン工場等で発生するセメント廃泥、下水処理場で発生する下水汚泥、各種工場で発生する含水汚泥等の含水廃泥を固化処理し、これらを再利用するための水分調整硬化材として使用できる。これらの含水廃泥をベルトプレス等の脱水機で例えば含水率５０％程度の脱水ケーキとし、これに等量の乾燥粉を混合すると、含水率が２５％程度となり、例えばパン型造粒装置、ドラム型造粒装置、高速造粒装置等を用いて、直径数ｍｍの粒状物に造粒することが可能となる。これを養生すると、乾燥粉に由来する未硬化セメント分が硬化し、圧壊強度の高い造粒物が得られる。
【００２１】
このようにして含水廃泥と乾燥粉から得られた造粒物は、上下水道管の埋設工事、地下鉄工事、トンネル工事などの埋め戻し材として有効利用できる。また最近、液状化対策として注目されている地盤中の間隙水を排出する工法、例えばグラベルドレーン工法では、挿入材料として砕石を使用するが、砕石に代えてこの造粒物を使用することができる。
【００２２】
【実施例】
以下、実施例によって本発明を説明するが、本発明はこれらによってなんら制限を受けるものではない。
【００２３】
実施例１
高圧噴射注入工法による地盤改良工事現場で回収された含水率が９０％以上のスライムを、ベルトプレス脱水装置で脱水し、含水率が約５０％の脱水ケーキとした。次いで、この脱水ケーキを強制粉砕乾燥装置により、乾燥粉を調製した。強制粉砕乾燥装置には、株式会社フジモトポルコン製のＦＭ型チェーン式打撃破砕乾燥機（商品名クダケラ）１００Ｄ型を使用した。この原料装入装置へ脱水ケーキを５００Ｋｇ／ｈｒで供給し、熱風吹込口から６５０℃の熱風を８０ｍ３／ｈｒで送風し、乾燥管出口の温度を１１０℃に維持するように操作して、乾燥粉を２７０Ｋｇ／ｈｒで得た。得られた乾燥粉は含水率が７．５％であった。
【００２４】
次に、この乾燥粉と普通ポルトランドセメント及び標準砂を用いて、表１の配合割合で各種モルタルを調製し、これらのモルタルについてＪＩＳＲ５２０１に基づきモルタル強度試験を行い、圧縮強さ（材齢７日）を測定した。モルタルの配合割合及び強度試験の結果を表１に掲げる。表１において、圧縮強さの欄の（）内はセメントを１００としたときの強度比を表す。
【００２５】
また、この乾燥粉について、ＪＩＳＲ５２０３に基づき水和熱を測定した。乾燥粉に対する配合水量を変えてモルタルのフロー値を測定し、ＪＩＳで規定するセメントのフロー値にほぼ近くなるよう水量を求めたところ、乾燥粉が１０００重量部（６３．５％）に対し水５７５重量部（３６．５％）であった。このモルタルについて水和熱を測定したところ、材齢７日で３１８Ｊ／ｇであった。
【００２６】
【表１】

【００２７】
実施例１の乾燥粉又は普通ポルトランドセメント、骨材として砕砂及び細目砂を用い、表２に示す配合割合で、セメントブロック用のモルタルを調製した。このモルタルについてＪＩＳＲ５２０１に準じてモルタルの強度試験を行い、曲げ強さ（材齢７日及び２８日）を測定した。モルタルの配合割合及び強度試験の結果を表２に掲げる。表２において、配合割合の水の下欄は水セメント比（Ｗ／Ｃ）を、曲げ強さの下欄はセメントを１００としたときの強度比を表す。
【００２８】
【表２】

【００２９】
実施例１の含水率５０％の脱水ケーキ１００重量部に、実施例１の乾燥粉４０重量部を混合したものを、高速造粒装置に３００Ｋｇ／ｈｒで供給して造粒し、造粒物を７日間養生して固化させた。得られた造粒物は、粗粒率が３．３６、表乾比重が２．１３、絶乾比重が１．７７、吸水率が２０．２％であった。
【００３０】
次に、セメントとして普通ポルトランドセメント、骨材としてこの造粒物（人工砂）又は標準砂を用いて、表３の配合割合で各種モルタルを調製し、これらのモルタルについてＪＩＳＲ５２０１に基づきモルタル強度試験を行い、圧縮強さ（材齢７日）を測定した。モルタルの配合割合及び強度試験の結果を表３に掲げる。表３において、圧縮強さの欄の（）内は標準砂を１００としたときの強度比を表す。
【００３１】
【表３】

【００３２】
【発明の効果】
本発明は、セメント含有廃泥を脱水ケーキとした後、これをチェーン式打撃破砕乾燥機により強制的に粉砕乾燥することによって、水硬性乾燥粉として回収することができ、また、この水硬性乾燥粉がセメント代替材やセメント混和材として再利用でき、さらに水硬性乾燥粉が含水汚泥の処理にも活用できる。また、その処理費用も低廉であり、実用性はきわめて高い。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a method for treating cement-containing waste mud such as slime generated due to ground improvement work or the like, or raw concrete waste mud generated from a raw concrete factory or the like .
[0002]
[Prior art]
In civil engineering work and construction work using cement, various waste mud containing cement is generated. For example, for soft ground improvement construction, excavation ground water stop construction, construction of underground piles and underground walls, etc., cement ground such as cement milk can be added to the ground to be improved by chemical injection method or high-pressure injection injection method. A solidifying material is injected, and along with this, a large amount of cement-containing waste mud called slime is generated.
[0003]
This slime is a slurry having an extremely high water content with a solid content concentration of several percent, and contains cement derived from cement-based solidified material and earth and sand removed from improved ground. Some of this cement is cured, but most remains uncured. The slime containing uncured cement exhibits a very strong alkalinity, and cannot be disposed or disposed of as it is, and is not easy to handle because it has a solidification property.
[0004]
At the ground improvement construction site, the slime collected in the tank etc. is dehydrated with a dehydration facility such as a belt press for the purpose of volume reduction and transportation convenience. As a dehydrated cake with a moisture content of about 40-70% Transport to slime processing center. In the slime treatment center, it is common to add quick lime, a polymeric water-absorbing material, etc. to the dehydrated cake, solidify it in a state where moisture is further reduced, and carry it to the final disposal site for disposal. Therefore, the processing cost becomes enormous, and reuse of this slime is desired.
[0005]
Moreover, in the ready-mix factory and the construction site, the ready-mixed waste mud containing uncured cement is generated when cleaning the ready-mixed transport vehicle and the pump car. The raw waste mud is difficult to treat in the same way as the slime described above, and the actual situation is that it is solidified and disposed of with great expense.
[0006]
However, even though uncured cement is included, its solid content concentration and degree of hydration vary, and these cannot be reused as raw material cement as they are. It has also been proposed to use these solidified materials as backfill materials, but even after a dehydration operation to reduce a large amount of moisture, it still contains several tens of percent of moisture, so a dehydrated cake for moisture adjustment It was necessary to add a large amount of dry powder, and if this dry powder was prepared from a dehydrated cake, the drying cost was high and there was no practicality.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, an object of the present invention is to provide an efficient treatment method for cement-containing waste mud such as slime generated due to ground improvement work and the like, raw concrete waste mud generated from a raw concrete factory, and the like.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to solve such problems, the present inventors can recover the cement-containing waste mud as a dehydrated cake and forcibly pulverize and dry it to obtain a dry powder of smoothness. Further, the present inventors have found that this dry powder has hydraulic properties and can be effectively used as a cement substitute or cement admixture, thereby completing the present invention.
[0009]
That is, in the present invention, after dewatering the uncured cement-containing waste mud to obtain a dehydrated cake having a water content of 50 to 75%, the water content is not more than 12% by forced crushing and drying with a chain-type impact crushing dryer. This is a method for treating cement-containing waste mud characterized in that a hardened cement obtains a hydraulic dry powder of 20% or more .
[0010]
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
Examples of the uncured cement-containing waste mud to which the treatment method of the present invention can be applied include slime generated in ground improvement work and the like, and raw concrete waste mud generated in ready-mix factory, construction site, cement secondary product factory, and the like. The former slime, for example, cement milk, etc., should be improved by chemical injection method or high-pressure injection injection method in soft ground improvement work, excavation ground water stop work, underground pile or underground wall construction work, etc. The cement-based solidified material is injected, and the mud-like waste mud is recovered. The latter raw concrete waste mud is a mud-like waste mud that is collected when washing raw concrete transport vehicles, pump cars, machinery and the like. These are often in the state of a shab shab with a solid content concentration of less than 10%, both containing uncured cement, and further including aggregates such as earth and sand derived from improved ground, sand and gravel. .
[0011]
First, in the treatment method of the present invention, the waste mud having a low solid content concentration is dehydrated using a dehydration facility usually used for dehydration of this type of waste mud, sludge, etc., such as a belt press or a filter press, A dehydrated cake having a moisture content of about 50 to 75% (solid content concentration of 25 to 50%) is obtained. If the amount of waste mud generated is small, it can be transported to a waste mud treatment facility and dewatered there. However, if a large amount of waste mud is generated, a dewatering facility is installed at the site where the waste mud is generated, and the volume of dewatered waste is reduced. It is preferably transported to a facility.
[0012]
Next, in the treatment method of the present invention, the water-containing cake is forcibly pulverized and dried to obtain a dry powder having a water content of 12% or less. This forced pulverization drying is an operation in which hot air is blown while applying mechanical pulverization force to the feed material, and pulverization and drying are performed at the same time, and is a kind of airflow drying method.
[0013]
Equipment used for forced crushing and drying includes arm-type blow crushing and drying machines, hammer-type blow crushing and drying machines, and chain-type blow crushing and drying machines. Machine is preferred. The chain-type impact crusher / dryer includes a vertical cylindrical main body, a vertical shaft to which a plurality of link chains incorporated therein are attached, and a drive device and an auxiliary device that rotate the vertical shaft.
[0014]
The mechanism of the chain-type blow crushing dryer is that the dehydrated cake put into the inlet at the top of the dryer by the feeder is crushed by the chain rotating at high speed around the vertical axis, dried by hot air, It reaches the drying speed and is guided to the drying tube, where it loses moisture and is collected by a cyclone separator. The dry powder is carried out from the cyclone separator, but if necessary, a part of this may be circulated to the drying pipe. The moisture content of the dry powder can be adjusted by setting the temperature of a thermometer provided at the cyclone separator inlet. Further, if necessary, a vacuum fan may be dried under reduced pressure by installing a suction fan or the like under the cyclone separator and reducing the pressure in the dryer.
[0015]
As the hot air supplied to the dryer, a dedicated hot air generator may be installed, or if there is a waste combustion furnace nearby, this waste heat may be used. The temperature of the hot air is usually about 120 to 600 ° C., and the amount of air may be about 100 to 300 m 3 per ton of dehydrated cake, although it depends on the moisture content of the dehydrated cake. When the above-described chain-type blow crusher / dryer is used, about 30 kg of dehydrated cake can be processed with 1 liter of fuel (in the case of kerosene), which is extremely efficient.
[0016]
The hydraulic dry powder of the present invention (hereinafter sometimes abbreviated as dry powder) subjected to forced pulverization and drying has a moisture content of 12% or less, preferably 10% or less. In addition, the moisture content as used in the field of this invention means the water | moisture content which evaporates when hold | maintaining at 105 degreeC. If the moisture content of the dry powder exceeds 12%, the hydration reaction of the uncured cement in the dry powder proceeds and the storage stability decreases, which is not preferable. If the temperature and volume of hot air is increased and the dry powder circulation rate is increased, the moisture content of the dry powder can be reduced to 1% or less, but the drying cost increases and the productivity of the processing equipment also decreases. Therefore, the moisture content is preferably about 5%.
[0017]
The hydraulic dry powder of the present invention contains 20% or more of uncured cement and 50% or more depending on the generation source. And it turned out that dry powder can be hydrated like cement, and some dry powder expresses the strength close to cement. The utilization method of the dry powder of this invention utilizes this as a cement substitute material or a cement admixture.
[0018]
In order to use dry powder as a substitute for cement, a mortar using dry powder instead of cement is prepared, and a strength test specified in JIS is performed on this to measure strength. As a result, the dry powder that exhibits strength close to that of cement can be substituted for all of the cement. Moreover, even if it is a dry powder with low intensity | strength expression compared with a cement, it can substitute with all the cement for the uses which strength is not requested | required much, for example, a soil improvement material, a cement block, etc.
[0019]
Another method of using the dry powder is a so-called cement admixture that replaces a part of the cement. That is, in the preparation of cement milk, cement mortar, and cement concrete, the amount of cement can be reduced by substituting part of the cement with dry powder. For example, you may mix | blend with household cement preparations, the cement mortar for an officer, etc. Moreover, dry powder can also be mix | blended with normal cement in the manufacturing process of various cement secondary products, such as a cement block, a cement tread, and a cement side groove cover. Moreover, when dry powder is mix | blended, since fine powder, sand, etc. other than the cement part contained in this can be utilized as an aggregate, the compounding quantity of an aggregate can also be reduced.
[0020]
Other uses of the dry powder of the present invention include slime generated in ground improvement works, cement waste mud generated in ready-mixed concrete plants, sewage sludge generated in sewage treatment plants, hydrous sludge generated in various factories, etc. The water-containing waste mud can be solidified and used as a moisture adjusting and curing material for reuse. When these water-containing waste mud is made into a dehydrated cake having a water content of about 50% by a dehydrator such as a belt press and mixed with an equal amount of dried powder, the water content becomes about 25%. For example, a bread granulator, It becomes possible to granulate a granular material having a diameter of several millimeters using a drum type granulator, a high speed granulator or the like. When this is cured, the uncured cement content derived from the dried powder is cured, and a granulated product with high crushing strength is obtained.
[0021]
In this way, the granulated material obtained from the hydrated waste mud and the dried powder can be effectively used as a backfill material for waterworks and sewer pipes, subway works, tunnel works, and the like. In addition, recently, in the method of discharging pore water in the ground, which has been attracting attention as a countermeasure for liquefaction, for example, the gravel drain method, crushed stone is used as an insertion material, but this granulated material can be used instead of crushed stone. .
[0022]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention, this invention does not receive a restriction | limiting at all by these.
[0023]
Example 1
The slime with a moisture content of 90% or more collected at the ground improvement work site by the high-pressure injection injection method was dehydrated with a belt press dehydrator to obtain a dehydrated cake with a moisture content of about 50%. Next, a dried powder was prepared from the dehydrated cake using a forced pulverization dryer. As the forced crushing and drying apparatus, an FM type chain crushing and drying machine (trade name: Kudakera) 100D manufactured by Fujimoto Polcon Co., Ltd. was used. The dehydrated cake is supplied to this raw material charging apparatus at 500 Kg / hr, hot air of 650 ° C. is blown from the hot air blowing port at 80 m 3 / hr, and the temperature at the outlet of the drying tube is maintained at 110 ° C. to dry. Powder was obtained at 270 Kg / hr. The obtained dry powder had a moisture content of 7.5%.
[0024]
Next, using this dry powder, ordinary Portland cement and standard sand, various mortars were prepared at the blending ratios shown in Table 1, and mortar strength tests were conducted on these mortars based on JIS R5201, and compression strength (material age 7 Day). Table 1 shows the blending ratio of the mortar and the results of the strength test. In Table 1, () in the column of compressive strength represents the strength ratio when cement is 100.
[0025]
Moreover, about this dry powder, the heat of hydration was measured based on JISR5203. The amount of water added to the dry powder was measured to measure the flow value of the mortar, and the amount of water was determined so as to be close to the flow value of the cement specified by JIS. The amount of dry powder was 1000 parts by weight (63.5%). It was 575 parts by weight (36.5%). The heat of hydration of this mortar was measured and found to be 318 J / g at a material age of 7 days.
[0026]
[Table 1]

[0027]
Using the dry powder of Example 1 or ordinary Portland cement and crushed sand and fine sand as aggregates, mortars for cement blocks were prepared at the blending ratios shown in Table 2. The mortar was subjected to a strength test in accordance with JIS R5201, and the bending strength (material age 7 days and 28 days) was measured. The blending ratio of mortar and the results of the strength test are listed in Table 2. In Table 2, the lower column of the mixing ratio water indicates the water cement ratio (W / C), and the lower column of the bending strength indicates the strength ratio when the cement is 100.
[0028]
[Table 2]

[0029]
A mixture of 100 parts by weight of the dehydrated cake of Example 1 having a water content of 50% and 40 parts by weight of the dried powder of Example 1 is supplied to a high-speed granulator at 300 Kg / hr, and granulated. Was cured for 7 days to solidify. The obtained granulated product had a coarse particle ratio of 3.36, a surface dry specific gravity of 2.13, an absolute dry specific gravity of 1.77, and a water absorption of 20.2%.
[0030]
Next, using ordinary Portland cement as cement and this granulated material (artificial sand) or standard sand as aggregate, various mortars were prepared at the blending ratios shown in Table 3, and mortar strength tests were conducted on these mortars based on JIS R5201. The compressive strength (age age 7 days) was measured. The blending ratio of mortar and the results of the strength test are listed in Table 3. In Table 3, () in the column of compressive strength represents the strength ratio when the standard sand is 100.
[0031]
[Table 3]

[0032]
【The invention's effect】
In the present invention, the cement-containing waste mud is made into a dehydrated cake, and then this can be recovered as a hydraulic dry powder by forcibly crushing and drying it with a chain-type blow crushing and drying machine. Powder can be reused as a cement substitute or cement admixture, and hydraulic dry powder can also be used for the treatment of hydrous sludge. Further, the processing cost is low and the practicality is extremely high.

Claims

Undehydrated cement-containing waste mud is dehydrated to make a dehydrated cake with a moisture content of 50-75%, and then forced pulverized and dried with a chain-type hammering crusher to reduce the moisture content to 12% or less and uncured cement to 20% or more A method for treating cement-containing waste mud, characterized in that a hydraulic dry powder is obtained .