JP3932902B2 - Anti-rotation device for rear side seal member in hydraulic seal of biaxial aircraft engine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は高速軸と低速軸を有する2軸航空機用エンジンの高速軸と低速軸との間をシールするハイドロ−リックシールの廻り止め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
航空機用エンジンとして用いられている高バイパス比ターボファンエンジンは、図2にその一例の概略を示す如く、空気を取り入れる大型のファン1と、取り入れた空気を圧縮する低圧コンプレッサ2及び高圧コンプレッサ3と、圧縮された空気に燃料を噴射して燃焼させる燃焼器4と、燃焼ガスにより回転駆動されその回転力を外側の高速軸5を介して高圧コンプレッサ3に伝えるようにする高圧タービン7と、同じく燃焼ガスにより回転駆動されその回転力を内側の低速軸6を介して低圧コンプレッサ2やファン1へ伝えるようにする低圧タービン8とを備えたエンジン本体9を有し、且つ該エンジン本体9の周りに、吸入空気がバイパスするようにストラット10を介してナセル11を設け、ファン1の回転で空気をナセル11内に導入して、バイパス比(エンジンバイパス流量/エンジン本体流量)を大きくして運転を行うようにしてある。Oはエンジン本体の軸心を示す。
【0003】
又、油圧ポンプ等の補機を駆動するためのアクセサリギアボックス12をナセル11内にマウントする場合には、ラジアルドライブシャフト13を、エンジン本体9内の位置からストラット10を通してナセル11内に導き、該ラジアルドライブシヤフト13の内端部に設けたベベルギア14を、高速軸5の外周部に取り付けたベベルギア15に噛合させると共に、ラジアルドライブシヤフト13の外端部に設けたベベルギア16を、アクセサリギアボックス12の入力軸17に取り付けたベベルギア18に噛合させた構成として、高速軸5の回転をラジアルドライブシヤフト13を介しアクセサリギアボックス12に伝えるようにしてある。
【0004】
かかる構成を有する2軸の高バイパス比ターボファンエンジンにおいては、高速軸5の内側と外側とでは7〜8気圧もの差圧が生じるため、たとえば図3に拡大して示す如く、高速軸5の先端部と低速軸6との間に、フロント側シール部材20とリア側シール部材21とを有するハイドローリックシール19が設置される。
【0005】
上記フロント側シール部材20は、円筒状のボス部22の後端部外周にリングフランジの如き凸部23を有する構成として、ボス部22を低速軸6に組み付けるようにしてある。一方、上記リア側シール部材21は、円筒状のボス部24の前端部外周に、内向きの凹部25を設けて、上記凸部23と凹部25とをシール油31を介して係合させるようにしてあると共に、ボス部24の外周面に雄ねじ26を有する構成として、高速軸5の先端部内周面に設けられた雌ねじ27に雄ねじ26を螺着させて組み付けるようにしてあり、且つこの際、ボス部24の後端面と高速軸5の雌ねじ27部分の段差面との間にカップワッシャ28を挟んで締め付けた後、該カップワッシャ28の内周部の凸部28aを叩いて変形させることにより、ボス部24と高速軸5の内径面に予め形成しておいた凹み29と30に凸部28aを係合させて廻り止めを行うようにしてある。
【0006】
なお、図3において、32はアクセサリギアボックス12への動力伝達用のベベルギア15の位置を固定するために高速軸5の先端部付近の外周に設けた雄ねじ33に螺着させたナット、34はハイドローリックシール19の一部を構成するピストンリング、35は同じくシールランナを示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記ハイドローリックシール19の場合、カップワッシャ28の凸部28aを塑性変形させることでリア側シール部材21の廻り止めとしているため、エンジンをオーバーホールする度にカップワッシャ28を交換しなければならず、又、その都度、カップワッシャ28の凸部28aを変形させなければならないので作業能率が悪いという問題がある。因に、廻り止め用のワッシャを外径側に用いることも考えられるが、その場合、ワッシャの外周部の凸部を変形させることになるので、遠心力により凸部が元に戻って廻り止め機能を失う可能性がある。
【0008】
そこで、本発明は、エンジンのオーバーホールの度に、部品交換や部品を変形させる作業を行うことがないようにしようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、エンジン本体の軸心部に位置する低速軸上に、後端部外周に凸部を有するフロント側シール部材を組み付けると共に、上記低速軸の外側に位置する高速軸の先端部に、前端部外周に内向きの凹部を有するリア側シール部材を組み付けて、上記凸部と凹部をシール油を介して係合させるようにしてある2軸航空機用エンジンのハイドローリックシールにおけるリア側シール部材の廻り止め装置において、高速軸の先端部外周に、外周面に軸心方向に延びる溝を円周方向の複数個所に有する固定用のナットを螺着し、且つ上記リア側シール部材のボス部の後端部外周に、軸心方向に延びる溝を円周方向の複数個所に設けて、該ボス部の後端部を、上記高速軸の先端部外周の上記ナットの前部位置に螺着し、更に、該ボス部と上記ナットの外周部間に、内周面に軸心方向に沿うキー部を備えたキーワッシャを、キー部がボス部とナットの溝に嵌入するよう装着するとともに、該キーワッシャを、高速軸の先端部付近に取り付けたグリップリングに、リテーナによって着脱可能に固定保持させるようにした構成とする。
【0010】
リテーナを取り外してからキーワッシャを軸心方向前方へ移動させると、キーワッシャのキー部をナットの溝から離脱させることができる。したがって、リア側シール部材は、高速軸の先端部に螺着させてあるボス部の後端部を所要方向に回転させると、容易に分解することができる。
【0011】
又、リア側シール部材のボス部に設ける溝の数とナットに設ける溝の数とを異ならせるようにしておくと、両者の溝の位置を合わせる作業が楽になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】
図1は本発明の実施の一形態を示すもので、図2及び図3に示したと同様に、エンジン本体9の軸心O部に位置する低速軸6上に、ボス部22の後退部外周に凸部23を有するフロント側シール部材20を組み付けると共に、上記低速軸6の外側に位置する高速軸5の先端部に、ボス部24の前端部外周に内向きの凹部25を有するリア側シール部材21を組み付けて、上記凸部23と凹部25をシール油31を介して係合させるようにしてある2軸の高バイパス比ターボファンエンジンのハイドローリックシール19において、アクセサリギアボックス12への動力伝達用ベベルギア15を固定しているナット32を利用してリア側シール部材21の廻り止めを行うようにする。
【0014】
詳述すると、高速軸5には、ナット32を螺着させるための雄ねじ33を、先端まで延長させて形成しておくようにし、一方、上記ナット32には、外周面の前半部と後半部に、前半部が小径となるように径差を付けて、それぞれ軸心O方向に沿う溝32aと溝32bを周方向に複数本宛設けておくようにし、更に、リア側シール部材21のボス部24には、後端部の内周面に、上記雄ねじ33に螺着させるための雌ねじ36を設けると共に、後端部の外周面に、軸心O方向に沿う溝24aを周方向に複数個所設けておくようにする。
【0015】
又、高速軸5上に装着するようにしたグリップリング37と、ナット32の螺着位置をグリップリング37によって固定するためのタブワッシャ38と、ナット32とリア側シール部材21のボス部24とを連結するためのキーワッシャ39と、該キーワッシャ39をグリップリング37に保持させるためのリテーナ(リティニングリング)40とを備える。
【0016】
上記グリップリング37は、ナット32の後端面側からナット32の外周面後半部位置を覆って外方へ延びるようにした屈曲形状としてあり、且つ外周部の少なくとも一個所に内向きのフック片37aを有すると共に、該フック片37aの中央に軸心O方向に沿うスロット37bを設けた構成としてある。
【0017】
上記タブワッシャ38は、外周部に、グリップリング37のスロット37bに係合させるための外凸部38aを有し、且つ内周部に、ナット32の後半部の溝32b嵌入にさせるための内凸部38bを有する構成としてある。
【0018】
上記キーワッシャ39は、カップ部の内周面に、ナット32の溝32aとリア側シール部材21のボス部24の溝24aとの両者に嵌入させるようにした軸心O方向のキー部39aを設け、且つフランジ部をグリップリング37のフック片37aにリテーナ40で固定できるように構成してある。
【0019】
なお、ナット32の前半部の溝32aは、たとえば、周方向に12個所設けてあり、リア側シール部材21のボス部24の溝24aは、たとえば、周方向に11個所設けてある。
【0020】
リア側シール部材21を高速軸5に組み付ける場合は、ナット32を高速軸5の先端部の雄ねじ33に螺着して締め付け、タブワッシャ38によりグリップリング37に保持させてある状態において、図1において二点鎖線で示すように、キーワッシャ39をボス部24の外周部に嵌装させた状態として、リア側シール部材21のボス部24の雌ねじ36を、上記高速軸5の雄ねじ33に螺着させて締め付けるようにし、この際、ボス部24のいずれか一つの溝24aとナット32のいずれか一つの溝32aの位置を合わせるように調整する。なお、この場合、ボス部24の溝24aの数は10、ナット32の溝32aの数は11であって、互いの位相がずれているため、ボス部24の雌ねじ26を締め付けたときに、いずれの溝24aと32aが一致していなくても、ボス部24を逆方向に最大でも36度回転させれば、いずれかの溝24aと32aが一致することになるので、位置合わせを容易に行うことができる。しかる後、キーワッシャ39を軸心O方向へずらし、カップ部内周のキー部39aを、位置合わせしておいたボス部24の溝24aとナット32の溝32aの両者に嵌入させ、更に、キーワッシャ39のフランジ部をカップワッシャ38に押し当てて、グリップリング37のフック部37aにリテーナ40によって固定保持させるようにする。
【0021】
上記のような組付状態において、エンジン運転時にリア側シール部材21に作用する回転力は、ボス部24からキーワッシャ39を介してナット32に伝えられて受けられる。すなわち、位置が合わされたボス部24の一つの溝24aとナット32の一つの溝32aにはキーワッシャ39のキー部39aが嵌入しており、更に、キーワッシャ39のフランジ部はリテーナ40によりグリップリング37のフック片37aに固定されていて軸心O方向に移動できないようになっているため、リア側シール部材21はナット32によって廻り止めされ、且つグリップリング37によって溝から抜けないように保持されることになる。
【0022】
一方、エンジンのオーバーホール時等に、リア側シール部材21を取り外す必要が生じた場合は、グリップリング37のフック片37aに係合させてあるリテーナ40を取り外し、次に、キーワッシャ39を軸心O方向前方へずらすことによりキー部39aをナット32の溝32aから引き抜いた後、リア側シール部材21を全体的に所要方向に回転させて、ボス部24の内周部の雌ねじ36を高速軸5の先端部外周の雄ねじ33から離脱させる。
【0023】
このように、本発明では、ハイドローリックシール19を組み付けたり、分解したりする際に、従来のように廻り止めのための部品を塑性変形させる必要がなく、したがて、エンジンのオーバーホール時等には、部品を交替することなく分解、再組み立てを行うことができる。
【0024】
なお、上記実施の形態では、キーワッシャ39のキー部39aを嵌入させるための溝32aを、ベベルギア15を固定するためのナット32に設けた場合を示したが、別途固定用のナットを設けて、そのナットに溝を設けるようにしてもよいこと、又、キーワッシャ39のフランジ部をリテーナ40によって固定保持させるようにしたグリップリング37の形状は任意に選定し得ること、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0025】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明の2軸航空機用エンジンのハイドローリックシールにおけるリア側シール部材の廻り止め装置によれば、エンジン本体の軸心部に位置する低速軸上に、後端部外周に凸部を有するフロント側シール部材を組み付けると共に、上記低速軸の外側に位置する高速軸の先端部に、前端部外周に内向きの凹部を有するリア側シール部材を組み付けて、上記凸部と凹部をシール油を介して係合させるようにしてある2軸航空機用エンジンのハイドローリックシールにおけるリア側シール部材の廻り止め装置において、高速軸の先端部外周に、外周面に軸心方向に延びる溝を円周方向の複数個所に有する固定用のナットを螺着し、且つ上記リア側シール部材のボス部の後端部外周に、軸心方向に延びる溝を円周方向の複数個所に設けて、該ボス部の後端部を上記高速軸の先端部外周の上記ナットの前部位置に螺着し、更に、該ボス部と上記ナットの外周部間に、内周面に軸心方向に沿うキー部を備えたキーワッシャを、キー部がボス部とナットの溝に嵌入するよう装着するとともに、該キーワッシャを、高速軸の先端部付近に取り付けたグリップリングに、リテーナによって着脱可能に固定保持させるようにした構成としてあるので、リテーナを取り外し、キーワッシャを軸心方向前方へ移動させるだけで、リア側シール部材の廻り止め保持を解除することができ、したがって、部品を塑性変形させることなく分解、組み立てを繰り返し行うことができて信頼性を向上できると共に、作業性改善の面でもコストの面でも有利となり、又、高速軸の外径側からの組み付けとなることから、高速軸を細くすることが可能となり、エンジン小型化の面でも有利となり、更に、リア側シール部材のボス部に設ける溝の数とナットに設ける溝の数とを異ならせるようにしておくことにより、キーワッシャのキー部を嵌入させるための溝の位置合わせを容易に行うことができる、等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2軸航空機用エンジンのハイドローリックシールにおけるリア側シール部材の廻り止め装置の実施の一形態を示す部分切断側面図である。
【図2】2軸航空機用エンジンの一例を示す高バイパス比ターボファンエンジンの概略図である。
【図3】図2のA部拡大断面図である。
【符号の説明】
5 高速軸
6 低速軸
9 エンジン本体
19 ハイドローリックシール
20 フロント側シール部材
21 リア側シール部材
24 ボス部
24a 溝
31 シール油
32 ナット
32a 溝
37 グリップリング
39 キーワッシャ
39a キー部
40 リテーナ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a non-rotating device for a hydraulic seal that seals between a high speed shaft and a low speed shaft of a biaxial aircraft engine having a high speed shaft and a low speed shaft.
[0002]
[Prior art]
A high bypass ratio turbofan engine used as an aircraft engine includes a large fan 1 for taking in air, a low-
[0003]
When the
[0004]
In the two-shaft high bypass ratio turbofan engine having such a configuration, a pressure difference of 7 to 8 atm is generated between the inside and outside of the
[0005]
The front
[0006]
In FIG. 3, 32 is a nut screwed to a
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the
[0008]
Accordingly, the present invention is intended to prevent parts from being replaced or parts to be deformed every time the engine is overhauled.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention assembles a front-side seal member having a convex portion on the outer periphery of the rear end portion on the low speed shaft positioned at the shaft center portion of the engine body, and is positioned outside the low speed shaft. A rear-side seal member having an inward recess on the outer periphery of the front end is assembled to the tip of the high-speed shaft, and the projecting portion and the recess are engaged via seal oil. In the non-rotating device for the rear side seal member in the hydraulic seal, a fixing nut having grooves extending in the axial direction on the outer peripheral surface at a plurality of locations in the circumferential direction is screwed to the outer periphery of the tip portion of the high speed shaft. In addition, a groove extending in the axial direction is provided at a plurality of locations in the circumferential direction on the outer periphery of the rear end portion of the boss portion of the rear side seal member, and the rear end portion of the boss portion is disposed on the outer periphery of the front end portion of the high-speed shaft. Screwed into the front position of the nut, In addition, a key washer having a key portion along the axial direction on the inner peripheral surface is mounted between the boss portion and the outer peripheral portion of the nut so that the key portion fits into the groove of the boss portion and the nut, The key washer is configured to be detachably fixed and held by a retainer on a grip ring attached near the tip of the high-speed shaft.
[0010]
When the key washer is moved forward in the axial direction after removing the retainer, the key portion of the key washer can be detached from the groove of the nut. Therefore, the rear side sealing member can be easily disassembled when the rear end portion of the boss portion screwed to the front end portion of the high-speed shaft is rotated in a required direction.
[0011]
Further, if the number of grooves provided in the boss portion of the rear side seal member is different from the number of grooves provided in the nut, the operation of aligning the positions of both grooves becomes easy.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0013]
FIG. 1 shows an embodiment of the present invention. As shown in FIG. 2 and FIG. 3, the outer periphery of the retreated portion of the
[0014]
More specifically, the high-
[0015]
Further, a grip ring 37 to be mounted on the
[0016]
The grip ring 37 has a bent shape that extends outward from the rear end surface side of the
[0017]
The tab washer 38 has an outer
[0018]
The
[0019]
In addition, the groove |
[0020]
When the
[0021]
In the assembled state as described above, the rotational force acting on the rear-
[0022]
On the other hand, when it is necessary to remove the rear-
[0023]
As described above, in the present invention, when the
[0024]
In the above embodiment, the case where the
[0025]
【The invention's effect】
As described above, according to the anti-rotation device for the rear side seal member in the hydraulic seal of the biaxial aircraft engine of the present invention, on the low speed shaft located at the shaft center portion of the engine body, on the outer periphery of the rear end portion. A front-side seal member having a convex portion is assembled, and a rear-side seal member having an inward concave portion on the outer periphery of the front end portion is assembled to the front end portion of the high-speed shaft positioned outside the low-speed shaft, and the convex portion and the concave portion In the anti-rotation device for the rear side seal member in the hydraulic seal of the biaxial aircraft engine designed to be engaged with the seal oil, it extends in the axial direction on the outer periphery of the tip of the high speed shaft. Fixing nuts having grooves at a plurality of locations in the circumferential direction are screwed, and grooves extending in the axial direction are provided at a plurality of locations in the circumferential direction on the outer periphery of the rear end of the boss portion of the rear side seal member. Then, the rear end portion of the boss portion is screwed to the front position of the nut on the outer periphery of the tip portion of the high-speed shaft, and further, between the outer periphery of the boss portion and the nut, the inner peripheral surface is axially oriented. A key washer with a key part along the key is attached so that the key part fits into the groove of the boss part and the nut, and the key washer can be attached to and detached from the grip ring attached near the tip of the high-speed shaft with a retainer Since the retainer is removed and the key washer can be moved forward in the axial direction, the rear-side seal member can be released from the non-rotating state, so the parts are plastically deformed. It is possible to repeatedly disassemble and assemble without making it possible to improve reliability, and it is advantageous in terms of workability improvement and cost, and assembly from the outer diameter side of the high-speed shaft Therefore, it is possible to make the high-speed shaft thinner, which is advantageous in terms of downsizing the engine. Further, the number of grooves provided in the boss portion of the rear side seal member is different from the number of grooves provided in the nut. By doing so, it is possible to easily align the groove for inserting the key portion of the key washer, and the like, and so on, exhibit excellent effects.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially cutaway side view showing an embodiment of a detent device for a rear side seal member in a hydraulic seal of a biaxial aircraft engine of the present invention.
FIG. 2 is a schematic view of a high bypass ratio turbofan engine showing an example of a two-shaft aircraft engine.
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view of a part A in FIG.
[Explanation of symbols]
5 High-
Claims (2)
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