JP3930624B2 - Expansion joint device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対の躯体間の間隙を覆うための伸縮継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一対の躯体間を覆うための伸縮継手装置として、たとえば、実公平8−6887号公報に開示されたものが知られている。かかる公知の伸縮継手装置は、一対の躯体に取付けられた縁材と、各縁材に装着されたカバー体とを有し、縁材およびカバー体によって収納空間が規定される。一対の躯体間には、相互に旋回自在に連結された一対のカバープレートが配設され、一方のカバープレートの一部が一方の躯体に設けられた上記収納空間に伸縮自在に収納され、また他方のカバープレートの一部が他方の躯体に設けられた上記収納空間に伸縮自在に収納されている。
【0003】
この伸縮継手装置においては、一対の躯体が相互に近接(または離隔)する方向に相対的に変位すると、一対のカバープレートが上記収納空間にさらに収納され(または上記収納空間から引出され)て収縮(または伸張)し、かくして、一対の躯体の変位が吸収される。また、躯体間が近接する方向にさらに大きく変位すると、一対のカバープレートが相互に旋回され、一対のカバープレートの旋回動によって近接する方向の大きな変位が吸収される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した伸縮継手装置には、次のとおりの解決すべき問題が存在する。上記公知の伸縮継手装置においては、縁材およびカバー体によって各躯体に収納空間を形成しており、それ故に、各躯体側における構成が複雑となる問題がある。また、一対のカバープレートの一部が対応する収納空間に収納される構成であるので、一対の躯体の大きな変位を吸収するためには、縁材およびカバー体を大きくしなければならず、伸縮継手装置自体が大型化する問題がある。
【0005】
本発明の目的は、構成が比較的簡単で、小型にもかかわらず一対の躯体の大きな変位をも吸収することができる伸縮継手装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一対の躯体間の間隙を覆うためのカバー体と、このカバー体の両端部を前記一対の躯体に連結するための一対の旋回部材と、前記一対の旋回部材の所定角度位置を越える旋回動を阻止するための一対の旋回阻止部材とを備え、
前記一対の旋回部材の一端部は、各躯体に第1の旋回軸線を中心として旋回自在に取付けられ、前記一対の旋回部材の他端部は、前記カバー体の両端部に前記第1の旋回軸線に平行な第2の旋回軸線を中心として旋回自在に連結され、
前記一対の躯体が相互に近接する方向に変位すると、前記一対の旋回部材が旋回阻止部材の先端部に第1の旋回軸線と第2の旋回軸線との間で当接して、前記一対の旋回部材の前記所定角度位置を越える旋回動が阻止され、前記一対の旋回部材の他端部に対して前記カバー体の両端部が旋回し、
前記一対の躯体が相互に離隔する方向に変位すると、前記一対の躯体に対して前記一対の旋回部材は、前記第1の旋回軸線を中心として各他端部が相互に近接する方向に旋回することを特徴とする伸縮継手装置である。
【0007】
本発明に従えば、伸縮継手装置は、カバー体と、カバー体を一対の躯体に取付けるための一対の旋回部材と、一対の旋回部材の所定角度位置を越える旋回動を阻止するための一対の旋回阻止部材とを備えている。一対の躯体が相互に近接する方向に変位すると、一対の旋回部材に対してカバー体の両端部が旋回され、かかる一対の旋回部材とカバー体の相対的旋回動によって上記変位が吸収される。このとき、一対の旋回阻止部材の先端部が旋回部材に第1の旋回軸線と第2の旋回軸線との間で当接して所定角度位置を越える旋回動を阻止するので、一対の旋回部材が一対の躯体に衝突するのを防止でき、伸縮継手装置の損傷、破損も防ぐことができる。
また、一対の躯体が相互に離隔する方向に変位すると、主として一対の躯体に対して一対の旋回部材が旋回され、これによって一対の旋回部材が一対の躯体間の間隙、すなわち内側に向けて旋回され、一対の旋回部材の上述した旋回によって一対の躯体の変位を吸収することができる。
このように、一対の旋回部材とカバー体との相対的旋回と、一対の躯体に対する一対の旋回部材の内側に向けての旋回とによって、一対の躯体の変位を吸収するので、小型でかつ比較的簡単な構成でもって一対の躯体の大きな変位を吸収することができる。
【0008】
また本発明は、前記カバー体は、相互に旋回自在に連結された一対のプレート体を備え、前記一対のプレート体の間には、これらプレート体を所定状態に弾性的に保持するためのばね手段が介在されていることを特徴とする。
【0009】
本発明に従えば、カバー体は相互に旋回自在に連結された一対のプレート体を備えているので、一対の躯体が相互に近接する方向に変位すると、一対の旋回部材に対して一対のプレート体が旋回されるとともに、一対のプレート体の連結部が旋回され、これらの旋回動によって一対の躯体の大きな変位も吸収することができる。また、一対のプレート体はばね手段によって所定の状態に保持されるので、一対のプレート体が自由に旋回移動することも防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に従う伸縮継手装置の一実施形態を示す断面図であり、図2は、図1の伸縮継手装置におけるカバー体の一対のプレート体の連結部を拡大して示す部分拡大断面図であり、図3は、図1の伸縮継手装置におけるプレート体と旋回部材との連結部を拡大して示す部分拡大断面図である。
【0011】
図1を参照して、伸縮継手装置は、建造物である一対の躯体2、4間の間隙を覆うように設けられている。この伸縮継手装置は、一対の旋回部材6,8と、一対の旋回部材6,8の間に取付けられたカバー体10とを備えている。片方の躯体2には縁材12が取付けられ、この縁材12に取付ブラケット14が、たとえば溶接の如き手段によって固定されている。取付ブラケット14には、さらに支持部材16が溶接の如き手段によって固定されている。この支持部材16の一端部(取付ブラケット14に固定された一端部)にはねじ収容空間18が形成され、固定用ねじ20の頭部がこのねじ収容空間18に収容されている。固定用ねじ20の軸部は取付ブラケット14を貫通して延び、この固定用ねじ20の軸部にナット22を螺合することによって、上記支持部材16が取付ブラケット14に取付けられている。この支持部材16の他端部には円柱状連結部24が一体的に設けられている。
【0012】
一方の旋回部材6は、支持部材16の他端部に旋回自在に連結されている。旋回部材6はプレート状の旋回プレート26を有し、この旋回プレート26の一端部に連結部材28が取付ねじ30によって装着されている。連結部材28には、半円筒状の受部32が設けられ、この連結部材28の受部32に支持部材16の円柱状連結部24が旋回自在に受入れられている。したがって、一方の旋回部材6の一端部は、支持部材16の円柱状連結部24(その中心軸線が図1において上下方向に延びる第1の旋回軸線を構成する)を中心として図1において時計方向および反時計方向に旋回自在に装着されている。
【0013】
他方の躯体4の構成は、上述した一方の躯体2側と実質上同様に構成されている。すなわち、他方の躯体4には縁材34が取付けられ、この縁材34に取付ブラケット36を介して固定用ねじ38およびナット40によって支持部材42の一端部が固定されている。この支持部材42の他端部には円柱状連結部44が一体的に設けられている。また、他方の旋回部材8は旋回プレート46を有し、この旋回プレート46の一端部に、半円筒状の受部48を有する連結部材50が取付ねじ52によって固定され、この連結部材50の受部48に他方の支持部材42の円柱状連結部44が旋回自在に受入れられている。したがって、他方の旋回部材8の一端部は、支持部材42の円柱状連結部44(その中心軸線が図1において上下方向に延びる第1の旋回軸線を構成し、一方の旋回部材6の上記第1の旋回軸線と実質上平行に延びている)を中心として図1において時計方向および反時計方向に旋回自在に装着されている。
【0014】
カバー体10は、一対の旋回部材6,8の他端部に旋回自在に連結されている。図示のカバー体10は一対のプレート体54,56を備えており、これらプレート体54,56の隣接する一端部が相互に旋回自在に連結されている。図1とともに図2を参照して、各プレート体54,56の一端部54a,56aは図1および図2において下側に折曲され、折曲された先端部は図1および図2において下方に(換言すると一対の躯体2、4間の間隙の内側に)延びている。一方のプレート体54の折曲端部54aには蝶番58の一方の取付部60がたとえばリベット62によって固定されている。また、他方のプレート体56の折曲端部56aには上記蝶番58の他方の取付部64がたとえばリベット66によって固定されている。このように蝶番58を介して連結されているので、一対のプレート体54,56は蝶番58の連結軸68(取付部60,64を旋回自在に連結する連結軸であって、その中心軸線は図1および図2において上下方向に延びる旋回軸線を構成し、この旋回軸線は、旋回部材6,8の上記第1の旋回軸線と実質上平行に延びている)を中心として旋回自在に連結されている。
【0015】
この実施形態では、一方のプレート体54の一端部から他方のプレート体56の一端部に渡って、たとえば合成ゴムから形成されるシート部材70が設けられている。このシート部材70の一端部は、リベット62によってプレート体54の折曲端部54aと蝶番58の取付部60との間に挟持され、またその他端部は、リベット66によって他方のプレート体56の折曲端部56aと蝶番58の取付部64との間に挟持されている。したがって、このシート部材56は、一対のプレート体54,56の隣接する一端部間の間隙を覆い、外部からの雨水がカバー体10の内側に侵入するのを防止する。
【0016】
一対のプレート体54,56の間には、これらを所定の状態に弾性的に保持するためのばね手段が介在されている。各プレート体54,56の一端部近傍とその折曲端部54a,56aの先端部との間には補強プレート72,74が溶接の如き手段によって固定されている。各補強プレート72,74には取付片76,78が一体的に設けられ、かかる取付片76,78にねじ軸80,82が螺合されている。ばね手段は、この形態ではねじりコイルばね84から構成され、このねじりコイルばね84の一端部がねじ軸80に係合され、その他端部が他方のねじ軸82に係合され、各ねじ軸80,82の先端部に、ねじりコイルばね84の離脱を防止するためのナット86,88が螺合されている。かく構成されているので、ねじりコイルばね84は一対のプレート体54,56を図1および図2に示す状態に弾性的に保持し、一対のプレート体54,56が蝶番58を中心として自由に旋回動することを防止する。
【0017】
かかる一対のプレート体54,56の他端部は、次のとおりにして一対の旋回部材6,8の他端部に旋回自在に連結されている。なお、一方の旋回部材6とプレート体54との連結様式と、他方の旋回部材8とプレート体56との連結様式とは実質上同一であるので、その一方について説明する。図1とともに図3を参照して、旋回部材8(6)の旋回プレート46(26)の他端部には溶接の如き手段によって取付ブラケット90が固定され、この取付ブラケット90に蝶番92の一方の取付部94が固定用ねじ96によって固定されている。また、プレート体56(54)の他端部は内側に折曲され、この折曲部56b(54b)に蝶番92の他方の取付部98が固定用ねじ100およびナット102によって固定されている。かく構成されているので、プレート体56(54)の他端部は蝶番92の連結軸104(取付部94,98を旋回自在に連結する連結軸であって、その中心軸線は図1および図2において上下方向に延びる旋回軸線を構成し、この旋回軸線は、旋回部材6,8の上記第1の旋回軸線と実質上平行に延びている)を中心として旋回自在に連結されている。
【0018】
この実施形態では、蝶番98に関連して、さらに、旋回阻止片106が設けられている。旋回阻止片106は、固定用ねじ96によって蝶番92の取付部94,98の外側に取付けられ、その一端部は所定角度でもって蝶番92の他方の取付部98の外側を延びている。このように旋回阻止片106が設けられているので、プレート体56(54)に装着された蝶番92の他方の取付部98が躯体4(2)に近接する方向に図1および図3において反時計方向(時計方向)に旋回すると、この取付部98が旋回阻止片106に当接し、かくして蝶番92の他方の取付部98の図1および図3に示す角度位置を越える旋回動が確実に阻止され、プレート体56(54)の他端部が躯体4(2)に当接、衝突することが防止できる。
【0019】
この形態では、旋回部材6,8の旋回プレート26,46の他端部は折曲され、この折曲部にシール部材108,110が取付けられている。シール部材108,110は、たとえば合成ゴムから形成され、その先端部はプレート体54,56の一端部にそれ自体の弾性でもって押圧保持されている。したがって、このシール部材108,110は旋回部材6,8の他端部とプレート体54,56の他端部との間隙を覆い、かかる間隙を通しての雨水の侵入を防止する。
【0020】
一対の旋回部材6,8の各々に関連して、旋回阻止手段がそれぞれ設けられている。一方の旋回阻止手段は、支持部材16に固定用ねじ112によって取付けられた旋回阻止部材114から構成され、旋回阻止部材114の先端部は躯体2の壁面に沿って図1において下方に延びている。この旋回阻止部材114の先端部には弾性当接片116が設けられ、旋回部材6がこの弾性当接片116に当接することによって、上記旋回部材6の図1に示す所定角度位置を越える時計方向の旋回動が確実に阻止され、これによって旋回部材6およびプレート体54が躯体2に当接、衝突することが防止できる。
また、他方の旋回阻止手段は、支持部材42に固定用ねじ118によって取付けられた旋回阻止部材120から構成され、旋回阻止部材120の先端部は躯体4の壁面に沿って図1において下方に延びている。この旋回阻止部材120の先端部には弾性当接片122が設けられ、旋回部材8がこの弾性当接片122に当接することによって、上記旋回部材8の図1に示す所定角度位置を越える反時計方向の旋回動が確実に阻止され、これによって旋回部材8およびプレート体56が躯体4に当接、衝突することが防止できる。
【0021】
この実施形態では、一対の旋回部材6,8の一端部は、さらに、化粧カバー124,126によって覆われている。縁材12,34には取付ブラケット128,130が設けられ、これら取付ブラケット128,130に化粧カバー124,126がそれぞれ設けられている。化粧カバー128,130の一端部は図1において下方に延びて旋回部材6,8の一端部を覆っている。また、旋回部材6,8の連結部材28,50には、たとえば合成ゴムから形成されるシール部材132,134が装着され、これらシール部材132,134の先端部が化粧カバー124,126に弾性的に押圧保持されている。シール部材132,134は、旋回部材6,8と化粧カバー124,126との間隙を覆い、かかる間隙を通しての雨水の侵入を防止する。さらに、躯体2の一部と化粧カバー124との間にはシール材136が充填され、また他方の躯体4の一部と化粧カバー126との間にもシール材138が充填されている。
【0022】
この実施形態では、伸縮継手装置の主要構成部材、たとえば縁材12,34、取付ブラケット14,36、支持部材16,42、旋回部材6,8、旋回阻止部材114,120、取付ブラケット90、旋回阻止片106およびカバー体10等が図1において上下方向に延びている。そして、このことに関連して、カバー体10の一対のプレート体54,56は、図4に示すとおりに上下方向に積層するように複数組設けられ、これら上側の一対のプレート体54,56と下側の一対のプレート体54,56との間には、両者の間隙を塞ぐためのパッキン150が配設されている。
また、上下方向のプレート体54は、次のとおりに連結されている。主として図4を参照して、上側に位置するプレート体54の一端部における下端部には連結ブラケット140が溶接の如き手段によって固定されている。また、下側に位置するプレート体54の一端部における上端部には連結ブラケット142が溶接の如き手段によって固定されている。連結ブラケット140,142の先端部は、図2に示すとおり、蝶番58の連結軸66の内側まで延び、これら先端部には連結部144が一体的に設けられている。連結ブラケット140,142の連結部144には上下方向(図2において紙面に垂直な方向、図4において上下方向)に延びる貫通孔が形成されており、かかる貫通孔を通して連結ピン146が回動自在に装着される。
したがって、上側のプレート体54と下側のプレート体54とは連結ピン146を介して相互に連結され、かくして上側に位置する一対のプレート体54,56と下側に位置する一対のプレート体54,56とは上下方向に実質上整合し、上下方向に実質上連続したカバー体10を構成する。なお、この実施形態では、一方のプレート体54に連結ブラケット140,142を設けているが、これとは反対に、他方のプレート体56に連結ブラケット140,142を設けるようにすることもできる。また、プレート体54,56を上下方向に積層しない場合、かかる連結ブラケット140,142および連結ピン144を省略することができる。
【0023】
再び図1を参照して、カバー体10の内側、図1において下側には止水板152が設けられ、この止水板152のさらに内側には耐火帯154が設けられている。止水板152は、可撓性および弾発性を有するゴム等から形成される。躯体2には縁材156が取付けられ、この縁材156に取付部材158が取付けられ、この取付部材158の一端部に固定用ねじ160によって止水板152の一端部が取付けられている。また、他方の躯体4には縁材162が取付けられ、この縁材162に取付部材164が取付けられ、この取付部材164の一端部に固定用ねじ166によって止水板152の他端部が取付けられている。また、耐火帯154は、セラミックスファイバ等の耐火材料から形成される。この耐火帯154の一端部は取付用ボルト168およびナット170によって取付部材158の他端部に取付けられ、その他端部は取付用ボルト172およびナット174によって他方の取付部材162の他端部に取付けられている。このように一対の躯体2、4間の間隙を覆うように止水板152を設けることによって、上記間隙への雨水の侵入を防止することができ、また一対の躯体2、4間の間隙を覆うように耐火帯154を設けることによって、外部から上記間隙への火炎の侵入を防止することができる。
【0024】
次いで、上述した伸縮継手装置の作用を説明すると、次のとおりである。図1とともに、一対の旋回部材6,8および一対のプレート体54,56の動きを簡略的に示す図5(a)〜(c)を参照して、一対の躯体2,4が相対的に変位しないとき、伸縮継手装置は、たとえば図1および図5(a)に示す状態に保持される。この状態においては、ねじりコイルばね84は一対のプレート体54,56を連結する蝶番58を開く方向に弾性的に付勢し、これによって、プレート体54,56の他端部に連結された蝶番92の他方の取付部98は旋回阻止片106に当接され、また旋回部材6,8は旋回阻止部材114,120に当接される。したがって、旋回部材6,8は一対の躯体2,4の壁面(対向する躯体4,2に面する壁面)に沿って延び、一対の躯体2,4間の間隙はカバー体10、すなわち一対のプレート体54,56によって覆われる。
【0025】
この状態から一対の躯体2,4が相互に近接する方向に相対的に変位すると、伸縮継手装置は図5(b)に示す状態になる。一対の躯体2,4が相互に近接する方向に相対的に変位すると、一対の旋回阻止部材114,120の先端部に第1の旋回軸線と第2の旋回軸線との間で各旋回部材6,8が当接して、各一対の旋回部材6,8の図1および図5(a)に示す所定角度位置を越える旋回動が阻止されるので、一対のプレート体54,56はそれらの隣接する一端部を中心としてそれらの他端部が近接する方向に移動される。すなわち、一方の躯体2側においては、旋回部材6に対してプレート体54が上記第2の旋回軸線を中心として反時計方向に矢印172で示す方向に旋回され、また他方の躯体4側においては、旋回部材8に対してプレート体56が上記第2の旋回軸線を中心として時計方向に矢印174で示す方向に旋回され、これによって一対のプレート体54,56の一端部は蝶番58を介して相互に近接する方向に旋回される。かくして、一対のプレート体54,56の旋回動と、一対のプレート体54,56および一対の旋回部材6,8の旋回動とによって伸縮継手装置が収縮され、かかる収縮によって一対の躯体2,4の近接する方向の変位が吸収される。
【0026】
これに対して、図5(a)に示す状態から一対の躯体2,4が相互に離隔する方向に相対的に変位すると、伸縮継手装置は図5(c)に示す状態となる。すなわち、一対の躯体2,4が相互に離隔する方向に相対的に変位すると、一対の躯体2,4間の間隙が大きくなるので、一方の躯体2側においては、旋回部材6が上記第1の旋回軸線を中心として矢印176で示す反時計方向に旋回され、また他方の躯体4側においては、旋回部材8が上記第1の旋回軸線を中心として矢印178で示す時計方向に旋回される。かくして、一対の旋回部材6,8の他端部は相互に近接する方向に移動し、旋回部材6,8の旋回動によって伸縮継手装置が伸張され、かかる伸張によって一対の躯体2,4の離隔する方向の変位が吸収される。このとき、一対のプレート体54,56は、ねじりコイルばね84の作用によって図5(c)で示す状態(この状態は、図5(a)に示す状態と実質上同一の状態である)に保持され、各蝶番92の他方の取付部98は旋回阻止片106に当接する角度位置に保持される。したがって、このとき、一対の躯体2,4の離隔する方向の変位は、一対の旋回部材6,8の第1の旋回軸線を中心とする旋回動によって実質上吸収される。
【0027】
なお、一対の躯体2,4が相互に離隔する方向にさらに大きく変位すると、図5(c)から容易に理解されるとおり、一対の旋回部材6,8が矢印176,178で示す方向に大きく旋回され、さらに一対のプレート体54,56間の蝶番58がねじりコイルばね84の弾性力に抗して幾分開かれ、これらによって伸縮継手装置が大きく伸張され、かくして一対の躯体2,4の離隔する方向の大きな変位が吸収される。
【0028】
図6は、本発明に従う伸縮継手装置の他の実施形態を示している。なお、この実施形態では、図1の実施形態と比較して理解されるとおり、カバー体に変更が施され、その他の構成は図1の実施形態と実質上同一の構成である。この図6において、理解を容易にするために、図1の実施形態と実質上同一の部材には同一の参照番号を付して説明する。
【0029】
図6を参照して、この実施形態では、一対の躯体2A,4Bの間の間隙を覆うカバー体10Aは、一方の躯体2Aから他方の躯体4Aに渡って延びる一枚のプレート体202から構成されている。このプレート体202は、可撓性を有するたとえばステンレス製プレートから形成される。図1に示す実施形態と同様に、旋回部材6の一端部は、第1の旋回軸線を中心として旋回自在に支持部材16を介して躯体2Aに取付けられており、この旋回部材6の他端部に蝶番92を介してプレート体202の一端部が旋回自在に装着されている(蝶番92の連結軸104が第2の旋回軸線を構成する)。また、他方の旋回部材8の一端部は、第1の旋回軸線を中心として旋回自在に支持部材42を介して他方の躯体4Aに取付られ、この旋回部材8の他端部に蝶番92を介してプレート体202の他端部が旋回自在に装着されている(蝶番92の連結軸104が第2の旋回軸線を構成する)。図6の実施形態のその他の構成は、図1に示す実施形態と実質上同一である。
【0030】
図6の実施形態の伸縮継手装置において、一対の躯体2A,4Aが相対的に変位しないとき、伸縮継手装置は、たとえば図6に示す状態に保持される。この状態においては、カバー体10Aのプレート体202は、外側(図6において上側)に幾分弧状に湾曲した状態に保持され、弧状に湾曲したプレート体202の弾性復元力でもってその両端部に連結された蝶番92の他方の取付部98は、図1に示す実施形態と同様に、旋回阻止片106に当接され、また旋回部材6,8は旋回阻止部材114,120に当接される。
【0031】
この状態から一対の躯体2A,4Aが相互に近接する方向に相対的に変位すると、一対の旋回阻止部材114、120によって一対の旋回部材6,8の所定角度位置を越える旋回動が阻止されるので、プレート体202がさらに弧状に大きく湾曲し、このプレート体202の湾曲によって伸縮継手装置が収縮され、かかる収縮によって一対の躯体2,4の近接する方向の変位が吸収される。
【0032】
これに対して、図6に示す状態から一対の躯体2A,4Aが相互に離隔する方向に相対的に変位すると、一対の躯体2A,4A間の間隙が大きくなるので、図1の実施形態と同様に、一対の旋回部材6,8が上記第1の旋回軸線を中心として内側(一対の躯体2A,4A間の間隙側)に旋回され、これによって旋回部材6,8の旋回動によって伸縮継手装置が伸張され、かかる伸張によって一対の躯体2A,4Aの離隔する方向の変位が吸収される。このとき、プレート体202の弾性復元力によって、各蝶番92の他方の取付部98は旋回阻止片106に当接する角度位置に保持される。なお、一対の躯体2A,4Aが相互に離隔する方向にさらに大きく変位すると、容易に理解される如く、プレート体202の弾性変形状態が幾分復元されるようになる。
【0033】
以上、本発明に従う伸縮継手装置の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形、修正が可能である。
【0034】
たとえば、図1に示す実施形態において、一対のプレート体54,56間に介在されるばね手段としてねじりコイルばね84を用いているが、その他のばね部材、たとえばコイルばね等を用いることもできる。
【0035】
また、たとえば図1および図6に示す実施形態では、旋回阻止部材114,120を支持部材16,42に取付ているが、取付ブラケット14,36または縁材12,34に直接取付けるようにすることもできる。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、一対の躯体が相互に近接する方向に変位すると、一対の旋回部材に対してカバー体の両端部が旋回され、かかる一対の旋回部材とカバー体の相対的旋回動によって上記変位が吸収される。このとき、一対の旋回阻止部材の先端部が旋回部材に第1の旋回軸線と第2の旋回軸線との間で当接して所定角度位置を越える旋回動を阻止するので、一対の旋回部材が一対の躯体に衝突するのを防止でき、伸縮継手装置の損傷、破損も防ぐことができる。また、一対の躯体が相互に離隔する方向に変位すると、主として一対の躯体に対して一対の旋回部材が旋回され、これによって一対の旋回部材が一対の躯体間の間隙、すなわち内側に向けて旋回され、一対の旋回部材の上述した旋回によって一対の躯体の変位を吸収することができる。
このように一対の旋回部材とカバー体との相対的旋回と、一対の躯体に対する一対の旋回部材の内側に向けての旋回とによって、一対の躯体の変位を吸収するので、各旋回部材の各躯体への衝突を防止し、小型でかつ比較的簡単な構成で一対の躯体の大きな変位を吸収することができる。
【0037】
また本発明の請求項2の伸縮継手装置によれば、カバー体は相互に旋回自在に連結された一対のプレート体を備えているので、一対の躯体が相互に近接する方向に変位すると、一対の旋回部材に対して一対のプレート体が旋回されるとともに、一対のプレート体の連結部が旋回され、これらの旋回動によって一対の躯体の大きな変位も吸収することができる。また、一対のプレート体はばね手段によって所定の状態に保持されるので、一対のプレート体が自由に旋回移動することも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う伸縮継手装置の一実施形態を示す断面図である。
【図2】図1の伸縮継手装置におけるカバー体の一対のプレート体の連結部を拡大して示す部分拡大断面図である。
【図3】図1の伸縮継手装置におけるプレート体と旋回部材との連結部を拡大して示す部分拡大断面図である。
【図4】上下方向に配設された2組のプレート体の連結部を正面から見たところを示す部分正面図である。
【図5】図5(a)〜(c)は、それぞれ、一対の躯体が相対的に変位したときの状態を説明するための簡略説明図である。
【図6】本発明に従う伸縮継手装置の他の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
2,2A,4,4A 躯体
6,8 旋回部材
10,10A カバー体
16,42 支持部材
54,56,202 プレート体
58,92 蝶番
84 ねじりコイルばね
114,120 旋回阻止部材
152 止水板
154 耐火帯[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an expansion joint device for covering a gap between a pair of housings.
[0002]
[Prior art]
As an expansion joint device for covering between a pair of housings, for example, one disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 8-6887 is known. Such a known expansion joint device has an edge member attached to a pair of housings and a cover body attached to each edge member, and a storage space is defined by the edge member and the cover body. A pair of cover plates that are pivotably connected to each other are disposed between the pair of housings, and a part of one cover plate is retractably stored in the storage space provided in one housing. A part of the other cover plate is housed in a retractable manner in the housing space provided in the other housing.
[0003]
In this expansion joint device, when the pair of housings are relatively displaced in the direction of approaching (or separating) from each other, the pair of cover plates are further housed in the housing space (or pulled out from the housing space) and contracted. (Or stretching) and thus the displacement of the pair of housings is absorbed. Further, when the displacement is further increased in the direction in which the housings are close to each other, the pair of cover plates are turned to each other, and the large displacement in the close direction is absorbed by the turning movement of the pair of cover plates.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the expansion joint device described above has the following problems to be solved. In the known expansion joint device, the housing space is formed in each housing by the edge material and the cover body, and therefore there is a problem that the configuration on each housing side becomes complicated. In addition, since a part of the pair of cover plates is stored in the corresponding storage space, in order to absorb a large displacement of the pair of housings, the edge member and the cover body must be enlarged, There is a problem that the joint device itself is enlarged.
[0005]
The present invention Purpose of This is to provide an expansion joint device that is relatively simple in structure and can absorb a large displacement of a pair of housings despite being small in size.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides a cover body for covering a gap between a pair of housings, a pair of turning members for connecting both ends of the cover body to the pair of housings, and a predetermined angular position of the pair of turning members. A pair of swivel stops to prevent overturning motion Element And
One end of the pair of swivel members is , For each enclosure Centered on the first pivot axis Turning Mounted freely and The pair of The other end of the swivel member is Front to both ends of the cover body First swivel axis Nihei Around the second swivel axis Turning Connected freely,
When the pair of housings are displaced in directions close to each other, the pair of turning members Is turning Anti-rotation member Tip of In Between the first pivot axis and the second pivot axis Abut , The pair of swiveling members are prevented from swiveling beyond the predetermined angular position. ,in front Both ends of the cover body swivel with respect to the other end of the pair of swiveling members Shi ,
When the pair of housings are displaced in a direction away from each other ,in front The pair of turning parts with respect to the pair of housings The material is Around the first pivot axis In the direction where each other end is close to each other Turning You An expansion joint device.
[0007]
According to the present invention, the expansion joint device includes a cover body, a pair of swiveling members for attaching the cover body to the pair of housings, and a pair of swiveling movements for preventing a swiveling motion exceeding a predetermined angular position of the pair of swiveling members. Turn prevention Element And has . one When the pair of housings are displaced in directions close to each other, both ends of the cover body are swung with respect to the pair of swiveling members, and the displacement is absorbed by the relative swiveling movement of the pair of swirling members and the cover body. At this time, a pair of turning prevention The tip of the member is For swivel member Between the first pivot axis and the second pivot axis Since the turning movement beyond the predetermined angular position is prevented, the pair of turning members can be prevented from colliding with the pair of housings, and the expansion joint device can be prevented from being damaged or broken.
Also When the pair of housings are displaced in the direction away from each other, the pair of swiveling members are pivoted mainly with respect to the pair of housings, whereby the pair of swiveling members are swung toward the gap between the pair of housings, that is, inward. The displacement of the pair of housings can be absorbed by the above-described turning of the pair of turning members.
in this way The displacement of the pair of housings is absorbed by the relative turning of the pair of turning members and the cover body and the turning of the pair of housings toward the inside of the pair of turning members. A large displacement of the pair of housings can be absorbed by the configuration.
[0008]
According to the present invention, the cover body includes a pair of plate bodies that are pivotably connected to each other, and a spring for elastically holding the plate bodies in a predetermined state between the pair of plate bodies. Means are interposed.
[0009]
According to the present invention, the cover body includes a pair of plate bodies that are pivotably connected to each other. Therefore, when the pair of housings are displaced in directions close to each other, the pair of plates are opposed to the pair of pivot members. As the body is turned, the connecting portion of the pair of plate bodies is turned, and the large displacement of the pair of housings can be absorbed by these turning movements. Further, since the pair of plate bodies are held in a predetermined state by the spring means, it is possible to prevent the pair of plate bodies from freely rotating.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an embodiment of the expansion joint device according to the present invention, and FIG. 2 is a partially enlarged cross-sectional view showing an enlarged connection portion of a pair of plate bodies of the cover body in the expansion joint device of FIG. FIG. 3 is a partially enlarged cross-sectional view showing an enlarged connection portion between the plate body and the turning member in the expansion joint device of FIG.
[0011]
Referring to FIG. 1, the expansion joint device is provided so as to cover a gap between a pair of
[0012]
One turning
[0013]
The configuration of the other casing 4 is substantially the same as that of the one
[0014]
The
[0015]
In this embodiment, a
[0016]
A spring means is interposed between the pair of
[0017]
The other end portions of the pair of
[0018]
In this embodiment, a
[0019]
In this embodiment, the other end portions of the swiveling
[0020]
In relation to each of the pair of turning
The other turning prevention means is constituted by a turning
[0021]
In this embodiment, one end portions of the pair of turning
[0022]
In this embodiment, main components of the expansion joint device, for example, the
The
Therefore, the
[0023]
Referring to FIG. 1 again, a
[0024]
Next, the operation of the expansion joint device described above will be described as follows. Referring to FIGS. 5 (a) to 5 (c) which briefly show the movement of the pair of turning
[0025]
When the pair of
[0026]
On the other hand, when the pair of
[0027]
When the pair of
[0028]
FIG. 6 shows another embodiment of the expansion joint device according to the present invention. In this embodiment, as understood from the embodiment of FIG. 1, the cover body is changed, and other configurations are substantially the same as those of the embodiment of FIG. 1. In FIG. 6, for ease of understanding, members substantially the same as those in the embodiment of FIG. 1 are described with the same reference numerals.
[0029]
Referring to FIG. 6, in this embodiment, a
[0030]
In the expansion joint device of the embodiment of FIG. 6, when the pair of
[0031]
When the pair of
[0032]
On the other hand, the pair of
[0033]
As mentioned above, although embodiment of the expansion joint apparatus according to this invention was described, this invention is not limited to this embodiment, A various deformation | transformation and correction are possible, without deviating from the scope of this invention.
[0034]
For example, in the embodiment shown in FIG. 1, the
[0035]
Further, for example, in the embodiment shown in FIGS. 1 and 6, the turning
[0036]
【The invention's effect】
Main departure Clearly According to ,one When the pair of housings are displaced in directions close to each other, both ends of the cover body are swung with respect to the pair of swiveling members, and the displacement is absorbed by the relative swiveling movement of the pair of swirling members and the cover body. At this time, a pair of turning prevention The tip of the member is For swivel member Between the first pivot axis and the second pivot axis Since the turning movement beyond the predetermined angular position is prevented, the pair of turning members can be prevented from colliding with the pair of housings, and the expansion joint device can be prevented from being damaged or broken. Also When the pair of housings are displaced in the direction away from each other, the pair of swiveling members are pivoted mainly with respect to the pair of housings, whereby the pair of swiveling members are swung toward the gap between the pair of housings, that is, inward. The displacement of the pair of housings can be absorbed by the above-described turning of the pair of turning members.
in this way The relative turning between the pair of turning members and the cover body and the turning toward the inside of the pair of turning members with respect to the pair of housings absorb the displacement of the pair of housings. Preventing each swiveling member from colliding with each housing, Small and relatively simple configuration One A large displacement of the pair of housings can be absorbed.
[0037]
According to the expansion joint device of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an embodiment of an expansion joint device according to the present invention.
2 is a partially enlarged cross-sectional view showing an enlarged connection portion of a pair of plate bodies of a cover body in the expansion joint device of FIG. 1;
3 is a partially enlarged cross-sectional view showing an enlarged connection portion between a plate body and a turning member in the expansion joint device of FIG. 1. FIG.
FIG. 4 is a partial front view showing a connecting portion of two sets of plate bodies arranged in the vertical direction as viewed from the front.
5 (a) to 5 (c) are simplified explanatory views for explaining a state when a pair of housings are relatively displaced, respectively.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing another embodiment of the expansion joint device according to the present invention.
[Explanation of symbols]
2,2A, 4,4A
6,8 Rotating member
10, 10A cover body
16, 42 Support member
54, 56, 202 Plate body
58,92 Hinge
84 Torsion coil spring
114, 120 Rotation prevention member
152 Water stop plate
154 Fireproof Zone
Claims (2)
前記一対の旋回部材の一端部は、各躯体に第1の旋回軸線を中心として旋回自在に取付けられ、前記一対の旋回部材の他端部は、前記カバー体の両端部に前記第1の旋回軸線に平行な第2の旋回軸線を中心として旋回自在に連結され、
前記一対の躯体が相互に近接する方向に変位すると、前記一対の旋回部材が旋回阻止部材の先端部に第1の旋回軸線と第2の旋回軸線との間で当接して、前記一対の旋回部材の前記所定角度位置を越える旋回動が阻止され、前記一対の旋回部材の他端部に対して前記カバー体の両端部が旋回し、
前記一対の躯体が相互に離隔する方向に変位すると、前記一対の躯体に対して前記一対の旋回部材は、前記第1の旋回軸線を中心として各他端部が相互に近接する方向に旋回することを特徴とする伸縮継手装置。A cover body for covering a gap between the pair of housings, a pair of turning members for connecting both ends of the cover body to the pair of housings, and a turning motion exceeding a predetermined angular position of the pair of turning members A pair of turning blocking members for blocking,
One end portion of the pair of pivot members are swivel freely mounted around the first pivot axis on each skeleton, the other end of the pair of pivot member, the pre-Symbol to both ends of the cover body It centered 1 of the pivot axis of the flat line of the second pivot axis is rotatably connected swivel,
When the pair of skeleton is displaced in a direction coming close to each other, the pair of pivot member abuts between the first pivot axis and the second pivot axis to the tip portion of the swivel blocking member, of the pair pivots beyond the predetermined angular position of the pivot member is prevented, both end portions of the cover member is pivoted relative to the other end portion of the front Symbol pair of pivot members,
When the pair of skeleton is displaced in a direction away from each other, the relative front Symbol pair of skeleton pair of pivot member in a direction in which the other end close to one another about said first pivot axis turning to the expansion joint device according to claim Rukoto.
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