JP3930458B2

JP3930458B2 - Cleaning sheet and manufacturing method thereof

Info

Publication number: JP3930458B2
Application number: JP2003182520A
Authority: JP
Inventors: 稔岩崎; 直人中尾
Original assignee: Daio Paper Corp
Current assignee: Daio Paper Corp
Priority date: 2003-06-26
Filing date: 2003-06-26
Publication date: 2007-06-13
Anticipated expiration: 2023-06-26
Also published as: JP2005013479A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、清掃用シート及びその製造方法に関する。更に詳しくは、台所、浴室、洗面所など水を使用する場所に設置してある家具、備品等の清掃に有用な清掃用シート及びその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、不織布、紙、連続発泡体、フイルム、編織布などの基材に界面活性剤、無機系発熱物質と多価アルコールを含有する洗浄剤を含ませ、使用する際に水または湯で湿して用いる乾燥状態の洗浄用シート（特許文献１）や水不溶性基材に起泡性界面活性剤並びに水溶性及び油溶性のコンディショニング剤を含ませた実質的に乾燥しているクレンジング製品（特許文献２）が提案されている。これらの発明品の適用対象は、人体に関するものであり、特許文献１の洗浄用シートは顔のメーク落し、特許文献２のクレンジング製品は頭膚や毛髪のクレンジング、コンディショニングに有用であることが記載されている。
【０００３】
しかしながら、これらの発明は、人体を対象としたものであるため、例えば洗浄用シートに水を加えて使用する際にシートの温度を体温に近づけるための無機系発熱物質や、頭皮を保護するためのコンディショニング剤が必須成分として配合されている。
【０００４】
このため、これらの発明を台所、浴室、洗面所、便所など水を使用する場所に設置してある流し台、調理台、浴槽、洗面台、便器などの家具、備品の清掃用に用いると、洗浄力が不足する等の問題が生じる。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００２−２７５０５０号公報（特許請求の範囲）
【特許文献２】
特開２００１−５０３０５０号公報（特許請求の範囲）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上記問題を解消でき、台所、浴室、洗面所、便所など水を使用する場所に設置してある家具、備品等の清掃用に適する清掃効果の高い清掃用シート及びその製造方法を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明は以下に記載するものである。
【０００８】
〔１〕レーヨン繊維とポリエチレンテレフタレート繊維を含む不織布に、界面活性剤と多価アルコールを含む清掃剤を含有させた清掃用シートであって、該清掃用シート中の水分含有率が５質量％以下であることを特徴とする清掃用シート。
【０００９】
〔２〕不織布成分中のレーヨン繊維とポリエチレンテレフタレート繊維との質量割合がレーヨン繊維６０〜９０質量％、ポリエチレンテレフタレート繊維１０〜４０質量％であり、清掃剤成分中の界面活性剤と多価アルコールとの質量割合が界面活性剤５０〜７０質量％、多価アルコール３０〜５０質量％である〔１〕に記載の清掃用シート。
【００１０】
〔３〕レーヨン繊維が平均繊維径１．０〜３．０ｄｔｅｘ、平均繊維長２０〜６０ｍｍの繊維であり、ポリエチレンテレフタレート繊維が平均繊維径０．８〜２．８ｄｔｅｘ、平均繊維長２０〜６０ｍｍの繊維である〔１〕又は〔２〕に記載の清掃用シート。
【００１１】
〔４〕多価アルコールが、１，３−ブチレングリコール、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリグリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グルコース、マルトース、マルチトール、ショ糖、フラクトース、ソルビトール及び澱粉分解糖よりなる群から選ばれる少なくとも１種である〔１〕乃至〔３〕の何れかに記載の清掃用シート。
【００１２】
〔５〕界面活性剤が、脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル及びポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩よりなる群から選ばれる少なくとも１種の非イオン性界面活性剤であり、多価アルコールがプロピレングリコールである〔１〕乃至〔４〕の何れかに記載の清掃用シート。
【００１３】
〔６〕清掃用シート中に清掃剤が１５〜５０ｇ／ｍ²含まれる〔１〕乃至〔５〕の何れかに記載の清掃用シート。
【００１４】
〔７〕厚みが０．４〜１．０ｍｍである〔１〕乃至〔６〕の何れかに記載の清掃用シート。
【００１５】
〔８〕米坪量が４０〜１００ｇ／ｍ²である〔１〕乃至〔７〕の何れかに記載の清掃用シート。
【００１６】
〔９〕格子状の凹凸模様がつけられている〔１〕乃至〔８〕の何れかに記載の清掃用シート。
【００１７】
〔１０〕不織布に清掃剤を含有させた水分含有率が５質量％以下の清掃用シートの製造方法であって、該不織布に水分率が３０質量％以下の清掃剤溶液を塗布した後、シート中の水分含有率が５質量％以下となるまで乾燥することを特徴とする清掃用シートの製造方法。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を更に詳細に説明する。
【００１９】
［清掃用シート］
本発明において基材に用いる不織布は、レーヨン繊維とポリエチレンテレフタレート繊維を含むことを必要とする。
【００２０】
本発明における不織布は、レーヨン繊維とポリエチレンテレフタレート繊維の合計が不織布成分として９５質量％以上であることが好ましく、また不織布成分中のレーヨン繊維とポリエチレンテレフタレート繊維との質量割合がレーヨン繊維６０〜９０質量％、ポリエチレンテレフタレート繊維１０〜４０質量％であることが好ましい。
【００２１】
不織布中のレーヨン繊維とポリエチレンテレフタレート繊維の合計が不織布成分として９５質量％未満であると、清掃用シートに必要量の清掃剤を含有させることが困難となることがあり、また、清掃用シートが硬くなり過ぎることがある。
【００２２】
また、不織布成分中のレーヨン繊維とポリエチレンテレフタレート繊維との質量割合でレーヨン繊維が６０質量％未満であり、ポリエチレンテレフタレート繊維が４０質量％を超えると清掃用シートに清掃剤を充分な量含ませることができなくなることがある。一方、不織布成分中のレーヨン繊維とポリエチレンテレフタレート繊維との質量割合でレーヨン繊維が９０質量％を超え、ポリエチレンテレフタレート繊維が１０質量％を未満であると、得られる清掃用シートが硬くなり過ぎることがある。
【００２３】
上記の理由により、不織布中レーヨン繊維が７０〜８０質量％、ポリエチレンテレフタレート繊維が２０〜３０質量％であることが特に好ましい。
【００２４】
尚、不織布中にレーヨン繊維及びポリエチレンテレフタレート繊維以外の不織布成分（以下、『バインダー繊維』という）を５質量％以下の量含ませることができる。このバインダー繊維としては、融点が２００℃以上の熱可塑性ポリマーからなる繊維であることが好ましい。このバインダー繊維としては、例えばポリエチレン繊維やポリプロピレン繊維等のポリオレフィン繊維、ポリエチレンテレフタレート／ポリエチレンイソフタレート共重合ポリエステル繊維、ポリエチレンテレフタレート／ポリブチレンテレフタレート共重合ポリエステル繊維、ポリエチレンテレフタレート／ポリジエチレングリコールテレフタレート共重合ポリエステル繊維等の共重合ポリエステル繊維を挙げることができる。バインダー繊維を５質量％以下（例えば２質量％）の量用いる場合、不織布を例えば２００℃以下の温度で加熱処理することにより清掃用シートの型崩れを少なくする効果が得られる。また、不織布にエンボス加工などにより、凹凸模様を付与する際の賦形性を向上させることができる。しかしながら、不織布成分としてバインダー繊維を加えると、清掃用シートの剛性低下や清掃剤の含有量不足が生じることがあるので、不織布成分は、レーヨン繊維とポリエチレンテレフタレート繊維のみであることが特に好ましい。
【００２５】
本発明におけるレーヨン繊維は、平均繊維径が１．０〜３．０ｄｔｅｘ、平均繊維長が２０〜６０ｍｍの繊維であることが好ましい。また、ポリエチレンテレフタレート繊維は、平均繊維径が０．８〜２．８ｄｔｅｘ、平均繊維長が２０〜６０ｍｍの繊維であることが好ましい。
【００２６】
レーヨン繊維およびポリエチレンテレフタレート繊維の平均繊維径及び平均繊維長がこの範囲であると、不織布へ清掃剤を高含有率で含ませることができ、得られる清掃用シートの清掃効果が良好となるので好ましい。
【００２７】
本発明において清掃剤は、清掃剤成分として界面活性剤と多価アルコールの合計が９５質量％以上であることが好ましく、清掃剤成分中の界面活性剤と多価アルコールとの質量割合が界面活性剤５０〜７０質量％、多価アルコール３０〜５０質量％であることが好ましい。
【００２８】
清掃剤成分中の界面活性剤と多価アルコールの合計が９５質量％未満であると清掃用シートの洗浄力が不足することがある。
【００２９】
また、清掃剤成分中の界面活性剤と多価アルコールとの質量割合で、界面活性剤が７０質量％を超え、多価アルコールが３０質量％未満であると、清掃用シートに水を含ませて清掃に使用する際、清掃対象の家具・備品等の油分汚れを浮かせる効果が不足することがある。また、清掃用シートを使用する際に手の荒れが生じることがある。一方、界面活性剤が５０質量％未満で、多価アルコールが５０質量％を超えると清掃対象の家具・備品等の水垢に対する清掃効果が不足することがある。上記の理由により、清掃剤中界面活性剤が６０〜７０質量％、多価アルコールが３０〜４０質量％であることが特に好ましい。
【００３０】
本発明において、清掃用シート中の水分含有率は５質量％以下であることを必要とする。清掃用シート中の水分含有率が５質量％を超えると、製品が流通する過程で、内容物の一部が腐敗して悪臭が発生する不都合が生じる。或いは、細菌が繁殖することによる衛生上の不都合が生じる。また、これを防ぐためには防腐剤を配合することが有効であるが、使用する際の人体に対する影響が懸念されるため好ましくない。尚、清掃用シート中の水分含有率は低い程好都合であるが、その下限は２質量％であることが好ましい。
【００３１】
本発明において、清掃剤は清掃用シート中に固形分として１５〜５０ｇ／ｍ²含ませることが好ましい。清掃用シート中の清掃剤が１５ｇ／ｍ²未満であると、清掃シートに水を含ませて清掃する際の清掃効果が不足することがある。また、清掃用シート中に清掃剤を５０ｇ／ｍ²を超えて含ませることは製造が困難である。
【００３２】
本発明において、清掃用シートは厚みが０．４〜１．０ｍｍであることが好ましい。厚みがこの範囲であると、清掃用シートを用いて汚れを拭き取る時の力のかかり方が良いため、汚れの拭き取り性が良好となる。
【００３３】
本発明において、清掃用シートの米坪量は４０〜１００ｇ／ｍ²であることが好ましい。米坪量がこの範囲であると、清掃用シートを用いて汚れを拭き取る時の力のかかり方が良いため、汚れの拭き取り性が良好となる。
【００３４】
本発明において、清掃用シートには凹凸模様がつけられていることが好ましい。凹凸模様は格子状の模様であることが特に好ましい。清掃用シートに凹凸模様がつけられていると、清掃用シートを用いて汚れを掻き取る時に汚れの掻き取り性が良好となる。
【００３５】
［界面活性剤］
本発明における界面活性剤には従来公知の、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤を用いることができる。
【００３６】
これらのうち、アミンオキシド、アルキルグリコキシド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルコキシル化脂肪酸エステル、スクロースエステル、ヤシ油脂肪酸アルカノードアミド、ポリオキシエチレンポリオキシソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル及びポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩よりなる群から選ばれる少なくとも１種の非イオン性界面活性剤が、清掃用シートに水を加えて清掃に用いる際に泡立ちが適度で汚れ落ちが良好になるため好ましい。
【００３７】
これらの非イオン性界面活性剤のうち、脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル及びポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩が清掃用シートに水を加えて清掃に用いる際に泡立ち、汚れ落ち及び安全性の理由で特に好ましい。
【００３８】
［多価アルコール］
本発明における多価アルコールとしては、例えば１，３−ブチレングリコール、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリグリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グルコース、マルトース、マルチトール、ショ糖、フラクトース、ソルビトール及び澱粉分解糖を挙げることができる。
【００３９】
これらの多価アルコールのうち、プロピレングリコールが清掃用シートに水を加えて清掃に用いる際に汚れ落ちが良好になるため好ましい。
【００４０】
［第３成分］
本発明においては、清掃剤中に界面活性剤及び多価アルコール以外の清掃剤成分を１０質量％以下の量含ませることができる。この界面活性剤及び多価アルコール以外の清掃剤成分（以下、『第３成分』ということがある）としては、例えば必要に応じて前述の成分の他にアルカリ剤や水溶性剤を配合することもできる。第３成分は、水溶性であることが、清掃用シートにより清掃した対象物の清掃後の仕上がり性が良好になるため好ましい。
【００４１】
第３成分として用いるアルカリ剤としては、水酸化ナトリウム等の水酸化物、炭酸ナトリウム等の炭酸塩、硫酸水素ナトリウム等のアルカリ性の硫酸塩、第１リン酸ナトリウム等のリン酸塩、酢酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム等の有機アルカリ金属塩、アンモニア、モノ，ジ又はトリエタノールアミン等のアルカノールアミン、２−アミノ−２−メチル−１−プロパノール等のβ−アミノアルカリノール並びにモルホリン等を挙げることができる。
【００４２】
このアルカリ剤の配合割合は、第３成分中０．０１〜１質量％であることが好ましく、特に０．０５〜０．５質量％であることが、清掃用シートに水を含ませて清掃に使用する際の洗浄性が良好になり、また、シートの感触が良好になるため好ましい。
【００４３】
また、第３成分として用いる水溶性剤としては、エタノール、イソプロピルアルコール、ｎ−プロピルアルコール等の１価アルコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル等の多価アルコールの誘導体等を挙げることができる。
【００４４】
この水溶性剤の配合割合は、第３成分中１〜５０質量％であることが好ましく、特に１〜２０質量％であることが、清掃用シートに水を含ませて清掃に使用する際の臭い及び皮膚刺激性を抑制できるため好ましい。
【００４５】
更に、第３成分として必要に応じ、除菌剤、香料、防黴剤、色素（染料、顔料）、キレート剤、ワックス等を用いることができる。
【００４６】
尚、環境汚染や人体に対する影響を考慮すると本発明においては、清掃剤中に防腐剤が含まれないことが好ましい。同様の理由で、本発明における第３成分として、キレート化合物も含まれないことが好ましい。更に、同様の理由で、本発明における清掃剤は、界面活性剤と多価アルコールのみからなることが特に好ましい。
【００４７】
［清掃用シートの製造方法］
本発明の清掃用シートの製造方法について、その１例を図面を用いて更に説明する。
【００４８】
清掃用シート製造用設備の概略を図１に例示する。図１で１は原料不織布繰出工程、２は溶液塗布工程、３は溶液浸透工程、４は加熱乾燥工程、５はエンボス加工工程、６は冷却工程、７は製品シート巻取工程である。
【００４９】
図１の原料不織布繰出工程１では、原料不織布１１１が原料不織布繰出リール１１から巻出され、原料不織布搬送ロール１３を経て溶液塗布工程２へ連続的に供給される。
【００５０】
溶液塗布工程２では、供給された原料不織布１１１がその片面に清掃剤溶液を塗布され、清掃剤塗布後シート１２１となって溶液浸透工程３へ搬送される。尚、原料不織布１１１への清掃剤溶液の塗布は、清掃剤溶液槽２３内の溶液を連続回転する清掃剤溶液塗布ロール２１により汲み上げ、これを原料不織布１１１の片面に、シート中に清掃剤が固形分として１５〜５０ｇ／ｍ²含まれる量を移転させることにより行う。塗布の際に溶液塗布補助ロール２５により不織布の浮上りを抑える。
【００５１】
溶液浸透工程３に搬送された清掃剤塗布後シート１２１は、その溶液塗布面にロールなどを接触させることなく更に移動し、溶液浸透シート１３１として加熱乾燥工程４に搬送される。この溶液浸透工程３内をシートが移動する間に、塗布された清掃剤溶液の大半は不織布表面から不織布内部に移動及び浸透する。溶液浸透シート１３１は溶液浸透シート搬送ロール３１を経て加熱乾燥工程４へ搬送される。
【００５２】
加熱乾燥工程４では、搬送された溶液浸透シート１３１が加熱乾燥第１ロール〜加熱乾燥第５ロール（４１〜４９：ロール表面が所定の温度になるようロール内部から加熱されている）に順次接触する。この間に、シートに含まれる水分の大半が蒸発により除去される。シートは、乾燥後シート１４１としてエンボス加工工程５に供給される。
【００５３】
エンボス加工工程５では、乾燥後シート１４１がエンボス加工ロール５１及びエンボス加工補助ロール５３の間に送られ、ここで両ロール５１,５３によりエンボス加工される。シートは厚み方向の凹凸形状に加工されたエンボス加工シート１５１となって冷却工程６へ搬送される。
【００５４】
冷却工程６では、エンボス加工シート１５１が冷却第１ロール〜冷却第４ロール（６１〜６７：ロール内部に冷媒が循環している）により冷却され、冷却後シート１６１となって製品シート巻取工程７に搬送される。
【００５５】
製品シート巻取工程７では、搬送された冷却後シート１６１が製品シート巻取リール７１に製品シート１７１として巻取られる。
【００５６】
尚、上記加熱乾燥工程４では、加熱乾燥ロールを５台連設して行ったがこれに限らず任意の台数を連設してシートを乾燥することができる。また、加熱乾燥ロールを用いず熱風乾燥機など他の手段で乾燥を行うことができる。或いは、加熱乾燥ロールと熱風乾燥機など複数の手段を用いて乾燥を行うこともできる。加熱乾燥工程４での乾燥は、製品シート中の水分含有率が５質量％以下となるよう実施することができる。
【００５７】
また、原料不織布として予めエンボス加工したものを用いることができる。この場合、上記清掃用シートの製造方法においてはエンボス加工工程５を省くことができる。
【００５８】
上記冷却工程６では、冷却ロールを４台連設して行ったがこれに限らず任意の台数を連設してシートを冷却することができる。また、冷却ロールを用いず冷風の吹き付けなど他の手段で冷却を行うことができる。或いは、冷却工程を省いてエンボス加工シートをそのまま（エンボス加工工程を省いた場合は乾燥後シートをそのまま）製品シートとして巻取ることもできる。
【００５９】
【実施例】
次に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。尚、実施例における各特性は、以下の方法で測定した。
【００６０】
［清掃剤の吸収特性］
清掃用シートの表面にスポイトを用いて清掃剤一滴（約０．０４ｃｍ³）を滴下し、シート表面に液滴が認められなくなるまでの時間（吸収時間：秒）を測定した。この測定を５回行い平均値（平均吸収時間：秒）から清掃剤の吸収特性を下記基準にて評価した。
【００６１】
◎：平均吸収時間が２．０秒以下（特性極めて良好）
○：平均吸収時間が２．０秒を超え２．２秒以下（特性良好）
△：平均吸収時間が２．２秒を超え２．５秒以下（特性やや不良）
×：平均吸収時間が２．５秒を超える（特性不良）
［清掃用シートの柔軟性］
清掃用シートを両手の手のひら内で丸め、柔軟性について官能評価をおこなった。その結果から清掃用シートの柔軟性を下記基準にて評価した。
【００６２】
◎：極めて柔らかい（柔軟性極めて良好）
○：柔らかい（柔軟性良好）
△：やや硬い（柔軟性やや不良）
×：硬い（柔軟性不良）
［油汚れ清掃特性］
清掃用シート固形分１００質量部に対し水分が２００質量部となるよう清掃用シートに水を沁み込ませ、油汚れ面を２０回こすり洗いで清掃した。清掃部分を観察し下記基準にて評価した。
【００６３】
◎：９０％以上の汚れが除かれた（特性極めて良好）
○：５０％以上、９０％未満の汚れが除かれた（特性良好）
△：２５％以上、５０％未満の汚れが除かれた（特性やや不良）
×：２５％未満の汚れしか除かれなかった（特性不良）
［水垢汚れ清掃特性］
清掃用シート固形分１００質量部に対し水分が２００質量部となるよう清掃用シートに水を沁み込ませ、洗面台の水垢による汚れ面を２０回こすり洗いで清掃した。清掃部分を観察し下記基準にて評価した。
【００６４】
◎：９０％以上の汚れが除かれた（特性極めて良好）
○：５０％以上９０％未満の汚れが除かれた（特性良好）
△：２５％以上、５０％未満の汚れが除かれた（特性やや不良）
×：２５％未満の汚れしか除かれなかった（特性不良）
［実施例１］
以下の通り清掃用シートを製造した。
【００６５】
（不織布）
平均繊維径が１．７ｄｔｅｘ、平均繊維長が４０ｍｍのレーヨン繊維７０質量％と平均繊維径が１．４５ｄｔｅｘ、平均繊維長が３８ｍｍのポリエチレンテレフタレート繊維３０質量％からなる不織布（シート目付が６０ｇ／ｍ²のもの）を清掃用シートの製造に用いた。
【００６６】
（清掃剤溶液）
非イオン性界面活性剤としてポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の水溶液（以下、『界面活性剤Ａ』という）を３０質量部、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルの水溶液（以下、『界面活性剤Ｂ』という）を２０質量部、多価アルコールとしてプロピレングリコール（以下、『多価アルコールＡ』という）を４０質量部及び水１０質量部の混合液を清掃剤溶液として清掃用シートの製造に用いた。
【００６７】
（清掃用シートの製造）
図１の原料不織布繰出リール（１１）にロール状に巻いた上記の原料不織布（１１１）を、３０ｍ／秒の速度で連続的に巻き出し、清掃剤溶液塗布工程（２）に供給した。この工程で供給された不織布（１１１）の片面に、清掃剤溶液塗布ロール（２１）にて上記清掃剤溶液を清掃剤が固形分として２１ｇ／ｍ²となる量を塗布した。
【００６８】
次いで、溶液が塗布された清掃剤塗布後シート（１２１）を、溶液浸透工程（３）に搬送し、この工程を２秒間の滞留時間で通過させて清掃剤溶液を不織布内に滲み込ませた後、加熱乾燥工程（４）に移動させた。
【００６９】
加熱乾燥工程（４）で、溶液浸透シート（１３１）を、表面温度をそれぞれ８０〜１００℃に保った加熱乾燥第１〜第５ロール（４１〜４９）により乾燥し、エンボス加工工程（５）に移送した。
【００７０】
エンボス加工工程（５）で、乾燥後シート（１４１）にエンボス加工ロール（５１）およびエンボス加工補助ロール（５３）にてエンボス加工を施した。エンボス加工により、千鳥格子状の凹凸を付与したエンボス加工シート（１５１）を、更に冷却工程（６）に移送した。
【００７１】
冷却工程（６）で、エンボス加工シート（１５１）を、表面温度をそれぞれ３０〜５０℃に保った冷却第１〜第４ロール（６１〜６７）により冷却し、製品シート巻取工程（７）に移送した。
【００７２】
製品シート巻取工程（７）で、製品シート（１７１）を製品シート巻取リール（７１）に巻き取った。
【００７３】
得られた製品シートの評価結果を表１に示す。尚、製品シート中の水分率は３質量％であり、製品シート中の清掃剤は、固形分として２１ｇ／ｍ²であった。
【００７４】
［実施例２〜４及び比較例１、２］
不織布として表１に示す繊維のものを用いた、以外は実施例１と同様に清掃用シートを製造した。これらの評価結果を表１に示す。尚、実施例２〜４及び比較例１、２の製品シート中の水分率はいずれも３質量％であった。また、実施例２の製品シートは、エンボス加工性がその他の例の製品シートよりも良好であった。
【００７５】
【表１】

【００７６】
表１で、◎は極めて良好、○は良好、△はやや不良、×は不良であることを表す。
【００７７】
＊１：バインンダー繊維として、平均繊維径１．０ｄｔｅｘ、平均繊維長が４０ｍｍのポリエチレン繊維を用いた。
【００７８】
＊２：溶液コートの際に目標量に到達しなかった。
【００７９】
［実施例４〜８及び比較例３、４］
清掃剤固形成分として表２に示す組成のものを用いた、以外は実施例１と同様に清掃用シートを製造した。これらの評価結果を表２に示す。尚、実施例４〜８及び比較例３、４の製品シート中の水分率はいずれも３質量％であった。
【００８０】
【表２】

【００８１】
表２で、◎は極めて良好、○は良好、△はやや不良、×は不良であることを表す。
【００８２】
＊３：非イオン性界面活性剤：脂肪酸ジエタノールアミド（界面活性剤Ｃ）
：ＲＣＯＮ（ＣＨ₂ＣＨ₂ＯＨ）₂ （Ｒはアルキル基）
【００８３】
【発明の効果】
本発明によれば、台所、浴室、洗面所など水を使用する場所に設置してある家具、備品等の清掃に有用な清掃用シート及びその製造方法を提供することができる。
【００８４】
本発明の清掃用シートは、シート状形状であるため被清掃面の細かい入り組んだ部分まで容易に入り込んで汚れを拭き取ることができる。また、被清掃面が複雑な曲面であってもフィットし易い。従来被清掃面に応じて使い分けていた清掃具を本発明の清掃用シート１枚で清掃できる。
【００８５】
本発明の清掃用シートには、高濃度の洗浄剤を含浸させることができる。また、手荒れしにくい成分を使用している。また、本発明の清掃用シートは、洗浄用成分を含浸しているにもかかわらず、使用前は乾燥しているので、清掃用シートからの洗浄用成分の蒸散が無く、使用時洗浄成分を有効に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の清掃用シート製造用設備の概略構成を示す側面図である。
【符号の説明】
１：原料不織布繰出工程
２：清掃剤溶液塗布工程
３：溶液浸透工程
４：加熱乾燥工程
５：エンボス加工工程
６：冷却工程
７：製品シート巻取工程
１１：原料不織布繰出リール
１３：原料不織布搬送ロール
２１：清掃剤溶液塗布ロール
２３：清掃剤溶液槽
２５：溶液塗布補助ロール
３１：溶液浸透シート搬送ロール
４１：加熱乾燥第１ロール
４３：加熱乾燥第２ロール
４５：加熱乾燥第３ロール
４７：加熱乾燥第４ロール
４９：加熱乾燥第５ロール
５１：エンボス加工ロール
５３：エンボス加工補助ロール
６１：冷却第１ロール
６３：冷却第２ロール
６５：冷却第３ロール
６７：冷却第４ロール
７１：製品シート巻取リール
１１１：原料不織布
１２１：清掃剤塗布後シート
１３１：溶液浸透シート
１４１：乾燥後シート
１５１：エンボス加工シート
１６１：冷却後シート
１７１：製品シート[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cleaning sheet and a method for manufacturing the same. More specifically, the present invention relates to a cleaning sheet useful for cleaning furniture, fixtures, and the like installed in a place where water is used, such as a kitchen, a bathroom, and a washroom, and a manufacturing method thereof.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, base materials such as non-woven fabric, paper, continuous foam, film, and woven fabric include surfactants, detergents containing inorganic exothermic substances and polyhydric alcohols, and are moistened with water or hot water when used. Cleaning sheet (Patent Document 1) used in a dry state or a cleansing product substantially dry including a water-insoluble substrate containing a foaming surfactant and a water-soluble and oil-soluble conditioning agent (Patent Document) 2) has been proposed. The application object of these inventions relates to the human body, the cleaning sheet of Patent Document 1 removes the facial makeup, and the cleansing product of Patent Document 2 is useful for cleansing and conditioning the skin and hair. Has been.
[0003]
However, since these inventions are intended for the human body, for example, when adding water to a cleaning sheet and using it, the inorganic heat-generating substance for bringing the sheet temperature close to body temperature and the scalp are protected. The conditioning agent is blended as an essential component.
[0004]
For this reason, if these inventions are used for cleaning furniture, fixtures such as sinks, cooking tables, bathtubs, washstands, toilets, etc. installed in places where water is used such as kitchens, bathrooms, toilets, toilets, etc. Problems such as lack of power occur.
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2002-275050 A (Claims)
[Patent Document 2]
JP 2001-503050 A (Claims)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The object of the present invention is to solve the above-mentioned problems and to provide a cleaning sheet having a high cleaning effect suitable for cleaning furniture, fixtures, etc. installed in a place where water is used such as a kitchen, bathroom, toilet, toilet, and the production thereof. Is to provide a method.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention for solving the above problems is described below.
[0008]
[1] A cleaning sheet in which a nonwoven fabric containing rayon fibers and polyethylene terephthalate fibers contains a cleaning agent containing a surfactant and a polyhydric alcohol, and the moisture content in the cleaning sheet is 5% by mass or less. A cleaning sheet characterized by the above.
[0009]
[2] The mass ratio of the rayon fiber and the polyethylene terephthalate fiber in the nonwoven fabric component is 60 to 90% by mass of rayon fiber and 10 to 40% by mass of the polyethylene terephthalate fiber, and the surfactant and polyhydric alcohol in the cleaning agent component The cleaning sheet according to [1], wherein the mass ratio of the surfactant is 50 to 70 mass% of a surfactant and 30 to 50 mass% of a polyhydric alcohol.
[0010]
[3] Rayon fibers are fibers having an average fiber diameter of 1.0 to 3.0 dtex and an average fiber length of 20 to 60 mm, and polyethylene terephthalate fibers are fibers having an average fiber diameter of 0.8 to 2.8 dtex and an average fiber length of 20 to 60 mm. The cleaning sheet according to [1] or [2], which is a fiber.
[0011]
[4] The polyhydric alcohol is 1,3-butylene glycol, glycerin, ethylene glycol, propylene glycol, dipropylene glycol, polyglycerin, polyethylene glycol, polypropylene glycol, glucose, maltose, maltitol, sucrose, fructose, sorbitol and The cleaning sheet according to any one of [1] to [3], which is at least one selected from the group consisting of starch-decomposing sugars.
[0012]
[5] The surfactant is at least one nonionic surfactant selected from the group consisting of fatty acid diethanolamide, polyoxyethylene alkyl ether and polyoxyethylene alkyl ether sulfate, and the polyhydric alcohol is propylene glycol. The cleaning sheet according to any one of [1] to [4].
[0013]
[6] The cleaning agent is 15 to 50 g / m in the cleaning sheet. ² The cleaning sheet according to any one of [1] to [5].
[0014]
[7] The cleaning sheet according to any one of [1] to [6], wherein the thickness is 0.4 to 1.0 mm.
[0015]
[8] Rice basis weight is 40 to 100 g / m ² The cleaning sheet according to any one of [1] to [7].
[0016]
[9] The cleaning sheet according to any one of [1] to [8], which is provided with a lattice-shaped uneven pattern.
[0017]
[10] A method for producing a cleaning sheet having a moisture content of 5% by mass or less in which a nonwoven fabric contains a cleaning agent, and after applying a cleaning agent solution having a moisture content of 30% by mass or less to the nonwoven fabric, the sheet A method for producing a cleaning sheet, wherein the drying is performed until the moisture content is 5% by mass or less.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in more detail.
[0019]
[Cleaning sheet]
The nonwoven fabric used for the substrate in the present invention needs to contain rayon fibers and polyethylene terephthalate fibers.
[0020]
In the nonwoven fabric of the present invention, the total of rayon fibers and polyethylene terephthalate fibers is preferably 95% by mass or more as a nonwoven fabric component, and the mass ratio of rayon fibers and polyethylene terephthalate fibers in the nonwoven fabric component is 60 to 90 masses of rayon fibers. %, And polyethylene terephthalate fiber is preferably 10 to 40% by mass.
[0021]
If the total of rayon fibers and polyethylene terephthalate fibers in the nonwoven fabric is less than 95% by mass as the nonwoven fabric component, it may be difficult to contain the necessary amount of cleaning agent in the cleaning sheet. May become too hard.
[0022]
In addition, if the rayon fiber is less than 60% by mass and the polyethylene terephthalate fiber exceeds 40% by mass, the cleaning sheet contains a sufficient amount of cleaning agent. May not be possible. On the other hand, if the rayon fiber exceeds 90% by mass and the polyethylene terephthalate fiber is less than 10% by mass in the mass ratio of the rayon fiber and the polyethylene terephthalate fiber in the nonwoven fabric component, the resulting cleaning sheet may become too hard. is there.
[0023]
For the above reasons, it is particularly preferable that the rayon fiber in the nonwoven fabric is 70 to 80% by mass and the polyethylene terephthalate fiber is 20 to 30% by mass.
[0024]
The nonwoven fabric may contain a nonwoven fabric component (hereinafter referred to as “binder fiber”) other than rayon fiber and polyethylene terephthalate fiber in an amount of 5 mass% or less. The binder fiber is preferably a fiber made of a thermoplastic polymer having a melting point of 200 ° C. or higher. Examples of the binder fibers include polyolefin fibers such as polyethylene fibers and polypropylene fibers, polyethylene terephthalate / polyethylene isophthalate copolymer polyester fibers, polyethylene terephthalate / polybutylene terephthalate copolymer polyester fibers, and polyethylene terephthalate / polydiethylene glycol terephthalate copolymer polyester fibers. The copolyester fiber can be mentioned. When the binder fiber is used in an amount of 5% by mass or less (for example, 2% by mass), an effect of reducing the deformation of the cleaning sheet can be obtained by heat-treating the nonwoven fabric at a temperature of 200 ° C. or less, for example. Moreover, the shapeability at the time of providing an uneven | corrugated pattern can be improved by embossing etc. to a nonwoven fabric. However, when binder fibers are added as a nonwoven fabric component, the rigidity of the cleaning sheet may be lowered and the content of the cleaning agent may be insufficient. Therefore, the nonwoven fabric components are particularly preferably only rayon fibers and polyethylene terephthalate fibers.
[0025]
The rayon fiber in the present invention is preferably a fiber having an average fiber diameter of 1.0 to 3.0 dtex and an average fiber length of 20 to 60 mm. The polyethylene terephthalate fiber is preferably a fiber having an average fiber diameter of 0.8 to 2.8 dtex and an average fiber length of 20 to 60 mm.
[0026]
When the average fiber diameter and average fiber length of the rayon fiber and the polyethylene terephthalate fiber are in this range, it is preferable because the cleaning agent can be contained in the nonwoven fabric at a high content, and the cleaning effect of the resulting cleaning sheet becomes good. .
[0027]
In the present invention, the cleaning agent preferably has a total of 95% by mass or more of the surfactant and the polyhydric alcohol as the cleaning agent component, and the mass ratio of the surfactant and the polyhydric alcohol in the cleaning agent component is the surface active. It is preferable that they are 50-70 mass% of agents, and 30-50 mass% of polyhydric alcohols.
[0028]
If the total of the surfactant and the polyhydric alcohol in the cleaning component is less than 95% by mass, the cleaning power of the cleaning sheet may be insufficient.
[0029]
Further, if the surfactant is more than 70% by mass and the polyhydric alcohol is less than 30% by mass in the mass ratio of the surfactant and the polyhydric alcohol in the cleaning agent component, water is included in the cleaning sheet. When used for cleaning, the effect of floating oil stains on furniture and fixtures to be cleaned may be insufficient. Further, when using the cleaning sheet, rough hands may occur. On the other hand, when the surfactant is less than 50% by mass and the polyhydric alcohol exceeds 50% by mass, the cleaning effect on the scale of furniture and fixtures to be cleaned may be insufficient. For the above reasons, it is particularly preferable that the surfactant in the cleaning agent is 60 to 70% by mass and the polyhydric alcohol is 30 to 40% by mass.
[0030]
In the present invention, the moisture content in the cleaning sheet needs to be 5% by mass or less. When the moisture content in the cleaning sheet exceeds 5% by mass, in the process of product distribution, a part of the contents rots and a bad odor is generated. Or the sanitary inconvenience by bacteria breeding arises. Moreover, in order to prevent this, it is effective to add a preservative, but this is not preferable because the influence on the human body during use is concerned. The lower the moisture content in the cleaning sheet, the better, So The lower limit is preferably 2% by mass.
[0031]
In the present invention, the cleaning agent is 15 to 50 g / m as a solid content in the cleaning sheet. ² It is preferable to include. Cleaning agent in the cleaning sheet is 15g / m ² If it is less than the range, the cleaning effect may be insufficient when cleaning the cleaning sheet with water. Also, the cleaning agent is 50 g / m in the cleaning sheet. ² It is difficult to manufacture if the content exceeds.
[0032]
In the present invention, the cleaning sheet preferably has a thickness of 0.4 to 1.0 mm. When the thickness is within this range, it is better to apply a force when wiping off the dirt using the cleaning sheet, so that the wiping property of the dirt becomes good.
[0033]
In the present invention, the rice basis weight of the cleaning sheet is 40 to 100 g / m. ² It is preferable that If the rice basis weight is within this range, it is better to apply a force when wiping off the dirt using the cleaning sheet, so that the dirt wiping property is improved.
[0034]
In the present invention, the cleaning sheet is preferably provided with an uneven pattern. The uneven pattern is particularly preferably a lattice pattern. When the cleaning sheet is provided with a concavo-convex pattern, when the cleaning sheet is used to scrape off dirt, the dirt scraping property is improved.
[0035]
[Surfactant]
As the surfactant in the present invention, conventionally known anionic surfactants, cationic surfactants, nonionic surfactants, and amphoteric surfactants can be used.
[0036]
Among these, amine oxide, alkyl glycoxide, polyhydroxy fatty acid amide, alkoxylated fatty acid ester, sucrose ester, coconut oil fatty acid alkanodeamide, polyoxyethylene polyoxysorbitan fatty acid ester, polyoxyethylene glycerin fatty acid ester, polyoxyethylene When at least one nonionic surfactant selected from the group consisting of fatty acid ester, fatty acid diethanolamide, polyoxyethylene alkyl ether and polyoxyethylene alkyl ether sulfate is used for cleaning by adding water to the cleaning sheet It is preferable because the foaming is moderate and the removal of dirt is good.
[0037]
Among these nonionic surfactants, fatty acid diethanolamide, polyoxyethylene alkyl ether, and polyoxyethylene alkyl ether sulfate are foamed when used for cleaning by adding water to the cleaning sheet, and are free of dirt and safety. Particularly preferred for reasons.
[0038]
[Polyhydric alcohol]
Examples of the polyhydric alcohol in the present invention include 1,3-butylene glycol, glycerin, ethylene glycol, propylene glycol, dipropylene glycol, polyglycerin, polyethylene glycol, polypropylene glycol, glucose, maltose, maltitol, sucrose, fructose, Mention may be made of sorbitol and amylolytic sugars.
[0039]
Of these polyhydric alcohols, propylene glycol is preferable because it removes dirt when water is added to the cleaning sheet and used for cleaning.
[0040]
[Third component]
In this invention, cleaning agents other than surfactant and polyhydric alcohol can be contained in the cleaning agent in an amount of 10% by mass or less. As a cleaning agent component (hereinafter sometimes referred to as “third component”) other than the surfactant and the polyhydric alcohol, for example, an alkali agent or a water-soluble agent may be blended in addition to the above-described components as necessary. You can also. It is preferable that the third component is water-soluble because the finish after cleaning of an object cleaned by the cleaning sheet is improved.
[0041]
Examples of the alkaline agent used as the third component include hydroxides such as sodium hydroxide, carbonates such as sodium carbonate, alkaline sulfates such as sodium hydrogen sulfate, phosphates such as primary sodium phosphate, sodium acetate, Organic alkali metal salts such as sodium succinate, alkanolamines such as ammonia, mono-, di- or triethanolamine, β-aminoalkanols such as 2-amino-2-methyl-1-propanol, and morpholine can be mentioned. .
[0042]
The mixing ratio of the alkaline agent is preferably 0.01 to 1% by mass in the third component, and particularly 0.05 to 0.5% by mass, by cleaning the cleaning sheet with water. This is preferable because it provides good cleaning properties when used in a sheet, and the sheet feels good.
[0043]
Examples of the water-soluble agent used as the third component include monohydric alcohols such as ethanol, isopropyl alcohol and n-propyl alcohol, and derivatives of polyhydric alcohols such as ethylene glycol monomethyl ether and propylene glycol monomethyl ether. .
[0044]
The blending ratio of the water-soluble agent is preferably 1 to 50% by mass in the third component, and particularly 1 to 20% by mass when water is used for cleaning and used for cleaning. It is preferable because it can suppress odor and skin irritation.
[0045]
Furthermore, a disinfectant, a fragrance, an antifungal agent, a dye (dye, pigment), a chelating agent, a wax, or the like can be used as the third component as necessary.
[0046]
In the present invention, it is preferable that no preservative is contained in the cleaning agent in consideration of environmental pollution and influence on the human body. For the same reason, it is preferable that a chelate compound is not included as the third component in the present invention. Furthermore, for the same reason, it is particularly preferable that the cleaning agent in the present invention comprises only a surfactant and a polyhydric alcohol.
[0047]
[Manufacturing method of cleaning sheet]
One example of the method for producing the cleaning sheet of the present invention will be further described with reference to the drawings.
[0048]
An outline of a cleaning sheet manufacturing facility is illustrated in FIG. In FIG. 1, 1 is a raw material nonwoven fabric feeding process, 2 is a solution coating process, 3 is a solution infiltration process, 4 is a heat drying process, 5 is an embossing process, 6 is a cooling process, and 7 is a product sheet winding process.
[0049]
In the raw material nonwoven fabric feed process 1 of FIG. 1, the raw material nonwoven fabric 111 is unwound from the raw material nonwoven fabric feed reel 11 and continuously supplied to the solution coating process 2 through the raw material nonwoven fabric transport roll 13.
[0050]
In the solution application process 2, the supplied raw material non-woven fabric 111 is coated with a cleaning agent solution on one surface thereof, becomes a sheet 121 after application of the cleaning agent, and is conveyed to the solution infiltration process 3. In addition, application | coating of the cleaning agent solution to the raw material nonwoven fabric 111 pumps up the solution in the cleaning agent solution tank 23 with the cleaning agent solution application roll 21 which rotates continuously, and this is on one side of the raw material nonwoven fabric 111, and a cleaning agent exists in a sheet | seat. 15-50g / m as solid content ² This is done by transferring the amount contained. During application, the solution application auxiliary roll 25 suppresses the lifting of the nonwoven fabric.
[0051]
The sheet 121 after application of the cleaning agent conveyed to the solution infiltration step 3 further moves without bringing a roll or the like into contact with the solution application surface, and is conveyed to the heat drying step 4 as the solution infiltration sheet 131. While the sheet moves in the solution infiltration step 3, most of the applied cleaning solution moves and penetrates from the nonwoven fabric surface into the nonwoven fabric. The solution-penetrating sheet 131 is conveyed to the heat drying step 4 through the solution-penetrating sheet conveying roll 31.
[0052]
In the heat drying step 4, the conveyed solution-penetrating sheet 131 sequentially contacts the first heat-dried roll to the fifth heat-dried roll (41 to 49: heated from the inside of the roll so that the roll surface has a predetermined temperature). To do. During this time, most of the moisture contained in the sheet is removed by evaporation. The sheet is supplied to the embossing process 5 as a sheet 141 after drying.
[0053]
In the embossing process 5, the dried sheet 141 is sent between the embossing roll 51 and the embossing auxiliary roll 53, where it is embossed by both rolls 51 and 53. The sheet becomes an embossed sheet 151 processed into a concavo-convex shape in the thickness direction, and is conveyed to the cooling step 6.
[0054]
In the cooling step 6, the embossed sheet 151 is cooled by the cooling first roll to the cooling fourth roll (61 to 67: a refrigerant is circulated inside the roll) and becomes a post-cooling sheet 161 to take up the product sheet. 7 is conveyed.
[0055]
In the product sheet winding process 7, the conveyed cooled sheet 161 is wound on the product sheet winding reel 71 as a product sheet 171.
[0056]
In the heat drying step 4, five heat drying rolls are connected in series, but the present invention is not limited to this, and any number can be connected in series to dry the sheet. Moreover, it can dry by other means, such as a hot air dryer, without using a heat drying roll. Alternatively, drying can be performed using a plurality of means such as a heat drying roll and a hot air dryer. Drying in the heat drying step 4 can be performed such that the moisture content in the product sheet is 5% by mass or less.
[0057]
Moreover, what was previously embossed as a raw material nonwoven fabric can be used. In this case, the embossing process 5 can be omitted in the method for manufacturing the cleaning sheet.
[0058]
In the cooling step 6, four cooling rolls are continuously provided. However, the invention is not limited to this, and an arbitrary number can be provided continuously to cool the sheet. Moreover, it can cool by other means, such as blowing cold air, without using a cooling roll. Alternatively, the embossed sheet can be wound as it is without the cooling process (or the sheet after drying if the embossing process is omitted) as a product sheet.
[0059]
【Example】
EXAMPLES Next, the present invention will be described more specifically with reference to examples, but the present invention is not limited thereto. In addition, each characteristic in an Example was measured with the following method.
[0060]
[Absorption characteristics of cleaning agents]
One drop of cleaning agent (about 0.04 cm) using a dropper on the surface of the cleaning sheet ^Three ) Was dropped, and the time (absorption time: seconds) until no droplet was observed on the sheet surface was measured. This measurement was performed 5 times, and the absorption characteristic of the cleaning agent was evaluated from the average value (average absorption time: second) according to the following criteria.
[0061]
A: Average absorption time is 2.0 seconds or less (characteristics are very good)
○: Average absorption time exceeds 2.0 seconds and 2.2 seconds or less (good characteristics)
Δ: The average absorption time exceeds 2.2 seconds and is 2.5 seconds or less (slightly poor characteristics)
X: Average absorption time exceeds 2.5 seconds (characteristic failure)
[Flexibility of cleaning sheet]
The cleaning sheet was rolled in the palms of both hands and subjected to sensory evaluation for flexibility. From the result, the flexibility of the cleaning sheet was evaluated according to the following criteria.
[0062]
A: Extremely soft (excellent flexibility)
○: Soft (good flexibility)
Δ: Slightly hard (flexibility is somewhat poor)
X: Hard (poor flexibility)
[Oil dirt cleaning characteristics]
Water was squeezed into the cleaning sheet so that the water content was 200 parts by mass with respect to 100 parts by mass of the solid content of the cleaning sheet, and the oil-stained surface was cleaned by rubbing 20 times. The cleaned part was observed and evaluated according to the following criteria.
[0063]
A: 90% or more of dirt was removed (very good characteristics)
○: 50% or more and less than 90% of dirt was removed (good characteristics)
Δ: Dirt of 25% or more and less than 50% was removed (slightly poor characteristics)
X: Only less than 25% of dirt was removed (characteristic failure)
[Douling dirt cleaning characteristics]
Water was squeezed into the cleaning sheet so that the water content was 200 parts by mass relative to 100 parts by mass of the solid content of the cleaning sheet, and the soiled surface of the wash basin was cleaned by rubbing 20 times. The cleaned part was observed and evaluated according to the following criteria.
[0064]
A: 90% or more of dirt was removed (very good characteristics)
○: 50% or more and less than 90% of dirt was removed (good characteristics)
Δ: Dirt of 25% or more and less than 50% was removed (slightly poor characteristics)
X: Only less than 25% of dirt was removed (characteristic failure)
[Example 1]
A cleaning sheet was produced as follows.
[0065]
(Nonwoven fabric)
Nonwoven fabric comprising 70% by mass of rayon fibers having an average fiber diameter of 1.7 dtex, an average fiber length of 40 mm, 30% by mass of polyethylene terephthalate fiber having an average fiber diameter of 1.45 dtex and an average fiber length of 38 mm (sheet weight is 60 g / m) ² Were used for the production of cleaning sheets.
[0066]
(Cleaning agent solution)
30 parts by mass of an aqueous solution of polyoxyethylene alkyl ether sulfate (hereinafter referred to as “surfactant A”) as a nonionic surfactant, and an aqueous solution of polyoxyalkylene alkyl ether (hereinafter referred to as “surfactant B”) 20 parts by mass, a mixed liquid of 40 parts by mass of propylene glycol (hereinafter referred to as “polyhydric alcohol A”) as a polyhydric alcohol and 10 parts by mass of water was used as a cleaning agent solution for the production of a cleaning sheet.
[0067]
(Manufacture of cleaning sheets)
The raw material nonwoven fabric (111) wound in a roll shape on the raw material nonwoven fabric feed reel (11) of FIG. 1 was continuously unwound at a speed of 30 m / second and supplied to the cleaning solution application step (2). On the one side of the non-woven fabric (111) supplied in this step, the cleaning agent solution as a solid content is 21 g / m with the cleaning agent solution application roll (21). ² The amount to be applied was applied.
[0068]
Next, the sheet (121) after application of the cleaning agent to which the solution was applied was conveyed to the solution infiltration step (3), and this step was allowed to pass for a residence time of 2 seconds so that the cleaning agent solution was soaked into the nonwoven fabric. Then, it moved to the heat drying process (4).
[0069]
In the heat drying step (4), the solution-penetrating sheet (131) is dried by heat drying first to fifth rolls (41 to 49) each having a surface temperature maintained at 80 to 100 ° C., and an embossing step (5). Transferred to.
[0070]
In the embossing step (5), the dried sheet (141) was embossed with an embossing roll (51) and an embossing auxiliary roll (53). The embossed sheet (151) provided with the staggered irregularities by embossing was further transferred to the cooling step (6).
[0071]
In the cooling step (6), the embossed sheet (151) is cooled by the cooling first to fourth rolls (61 to 67) each having a surface temperature kept at 30 to 50 ° C., and the product sheet winding step (7) Transferred to.
[0072]
In the product sheet winding step (7), the product sheet (171) was wound around the product sheet winding reel (71).
[0073]
The evaluation results of the obtained product sheet are shown in Table 1. In addition, the moisture content in a product sheet | seat is 3 mass%, and the cleaning agent in a product sheet | seat is 21 g / m as solid content. ² Met.
[0074]
[Examples 2 to 4 and Comparative Examples 1 and 2]
A cleaning sheet was produced in the same manner as in Example 1 except that the non-woven fabric used was the fiber shown in Table 1. These evaluation results are shown in Table 1. The moisture content in the product sheets of Examples 2 to 4 and Comparative Examples 1 and 2 was 3% by mass. In addition, the product sheet of Example 2 had better embossability than the product sheets of other examples.
[0075]
[Table 1]

[0076]
In Table 1, ◎ indicates extremely good, ○ indicates good, Δ indicates slightly poor, and X indicates poor.
[0077]
* 1: Polyethylene fiber having an average fiber diameter of 1.0 dtex and an average fiber length of 40 mm was used as the binder fiber.
[0078]
* 2: The target amount was not reached during solution coating.
[0079]
[Examples 4 to 8 and Comparative Examples 3 and 4]
A cleaning sheet was produced in the same manner as in Example 1 except that the composition shown in Table 2 was used as the cleaning agent solid component. These evaluation results are shown in Table 2. The moisture content in the product sheets of Examples 4 to 8 and Comparative Examples 3 and 4 was 3% by mass.
[0080]
[Table 2]

[0081]
In Table 2, ◎ indicates extremely good, ○ indicates good, Δ indicates slightly poor, and X indicates poor.
[0082]
* 3: Nonionic surfactant: fatty acid diethanolamide (surfactant C)
: RCON (CH ₂ CH ₂ OH) ₂ (R is an alkyl group)
[0083]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the sheet | seat for cleaning useful for cleaning furniture, fixtures, etc. which are installed in places using water, such as a kitchen, a bathroom, and a washroom, and its manufacturing method can be provided.
[0084]
Since the cleaning sheet of the present invention has a sheet-like shape, it can easily enter even a complicated part of the surface to be cleaned and wipe off the dirt. Moreover, even if the surface to be cleaned is a complicated curved surface, it is easy to fit. The cleaning tool that has been conventionally used according to the surface to be cleaned can be cleaned with one cleaning sheet of the present invention.
[0085]
The cleaning sheet of the present invention can be impregnated with a high concentration cleaning agent. In addition, it uses ingredients that are not easily damaged by hand. In addition, the cleaning sheet of the present invention is dry before use even though it is impregnated with the cleaning component, so there is no transpiration of the cleaning component from the cleaning sheet, Can be used effectively.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a schematic configuration of a cleaning sheet manufacturing facility according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1: Raw material nonwoven fabric feeding process
2: Cleaning agent solution application process
3: Solution penetration process
4: Heat drying process
5: Embossing process
6: Cooling process
7: Product sheet winding process
11: Raw material reel feeding reel
13: Raw material nonwoven fabric conveyance roll
21: Cleaning agent solution application roll
23: Cleaning agent solution tank
25: Solution application auxiliary roll
31: Solution penetration sheet conveyance roll
41: Heat drying first roll
43: Heat drying second roll
45: Heat drying third roll
47: Heat drying fourth roll
49: Heat drying fifth roll
51: Embossing roll
53: Embossing auxiliary roll
61: Cooling first roll
63: Cooling second roll
65: Cooling third roll
67: Cooling fourth roll
71: Product sheet take-up reel
111: Raw material nonwoven fabric
121: Sheet after application of cleaning agent
131: Solution penetration sheet
141: Sheet after drying
151: Embossed sheet
161: Sheet after cooling
171: Product sheet

Claims

A cleaning sheet in which a nonwoven fabric containing rayon fiber and polyethylene terephthalate fiber is mixed with a cleaning agent containing a surfactant and a polyhydric alcohol, and the moisture content in the cleaning sheet is 2 to 5 % by mass. A cleaning sheet characterized by that.

The mass ratio of the rayon fiber and the polyethylene terephthalate fiber in the nonwoven fabric component is 60 to 90 mass% of the rayon fiber and 10 to 40 mass% of the polyethylene terephthalate fiber, and the mass ratio of the surfactant and the polyhydric alcohol in the cleaning agent component. The cleaning sheet according to claim 1, wherein the surfactant is 50 to 70 mass% and the polyhydric alcohol is 30 to 50 mass%.

Rayon fibers are fibers having an average fiber diameter of 1.0 to 3.0 dtex and an average fiber length of 20 to 60 mm, and polyethylene terephthalate fibers are fibers having an average fiber diameter of 0.8 to 2.8 dtex and an average fiber length of 20 to 60 mm. The cleaning sheet according to claim 1 or 2.

Polyhydric alcohol is 1,3-butylene glycol, glycerin, ethylene glycol, propylene glycol, dipropylene glycol, polyglycerin, polyethylene glycol, polypropylene glycol, glucose, maltose, maltitol, sucrose, fructose, sorbitol and amylolytic sugar The cleaning sheet according to any one of claims 1 to 3, wherein the cleaning sheet is at least one selected from the group consisting of:

The surfactant is at least one nonionic surfactant selected from the group consisting of fatty acid diethanolamide, polyoxyethylene alkyl ether and polyoxyethylene alkyl ether sulfate, and the polyhydric alcohol is propylene glycol. Item 4. The cleaning sheet according to any one of Items 1 to 3 .

The cleaning sheet according to any one of claims 1 to 5, wherein the cleaning sheet contains 15 to 50 g / m ² of a cleaning agent as a solid content .

The cleaning sheet according to any one of claims 1 to 6, wherein the thickness is 0.4 to 1.0 mm.

The cleaning sheet according to any one of claims 1 to 7 the basis weight weight of 40 to 100 g / m ^2.

The cleaning sheet according to any one of claims 1 to 8, wherein a lattice-shaped uneven pattern is provided.

A method for producing a cleaning sheet having a moisture content of 2 to 5 % by mass containing a cleaning agent in a non-woven fabric, and after applying a cleaning agent solution having a moisture content of 30% by mass or less to the non-woven fabric, A method for producing a cleaning sheet, comprising drying until the water content becomes 2 to 5 % by mass.