JP3928778B2 - アイシールドアセンブリ - Google Patents

Description

【０００１】
［発明の分野］
本発明は、一般的には、アイシールドに関し、特に、帽子のつばに取り外し可能に固定されるアイシールドに関する。
【０００２】
［従来技術］
帽子のつばに取付けられる、しばしば色付けされた、沢山の既知のアイシールドアセンブリがある。かかるアセンブリは、陸上競技において使用されるばかりでなく、カジュアルウェアにも使用されている。これら既知のアイシールドアセンブリの幾つかは、その上、収納位置と使用位置との間で回動的に帽子のつばに取付けられる。
【０００３】
しかしながら、これら既知のアイシールドアセンブリは、使用において十分に満足なものではない。これら既知のアイシールドアセンブリの一つの欠点は、収納位置において、アイシールドアセンブリがつばの形状に適合しないため、収納位置においてさえも、アイシールドアセンブリが帽子をかぶる人の視界を妨げることである。その上、これら既知のデバイスの幾つかは、アイシールドアセンブリのフレームの中央と、帽子のつばとの間の単一の連結点を使用している。しかしながら、使用において、アイシールドアセンブリは帽子をかぶる人に対して斜めになることがある。
【０００４】
これら既知のデバイスのまた別の欠点は、アイシールドアセンブリが帽子のつばに、直接的、永久的に取付けられることである。従って、アイシールドアセンブリを一つの帽子から他の帽子へ移動させることができない。
【０００５】
［本発明の概要］
本発明は、上述した既知のデバイスの欠点の全てを克服した、つばを有する帽子と共に使用するアイシールドアセンブリを提供する。
要約すれば、本発明のアイシールドアセンブリは、フレーム及びフレームに取付けられたレンズを有する。レンズは、サングラスアセンブリとしての機能を付加するために、任意的に色付けされる。
【０００６】
フレームは、収納位置と使用位置との間で移動可能なように、つばに回動的に取付けられる。収納位置では、レンズは、つばの近くに隣接し、つばの形状に適合して収まり、それにより、帽子をかぶる人の視界を妨げないことを可能にする。これに対して、使用位置では、フレームは、それに取付けられたレンズと共にフレームから概ね直角に下方に垂れ下がる。そうすることにより、レンズは、帽子をかぶる人の視線に直列に配置される。
【０００７】
本発明の好ましい実施形態では、フレームは、つばの各側に一つずつ取り外し可能に固定される一対のＣクリップによって、つばに取付けられる。ボール及びソケットジョイントが、つばとフレームとの間に回動連結を与えるために、眼鏡フレームと各Ｃクリップとの間に設けられる。
【０００８】
［本発明の実施形態］
それぞれの図面に亘って同様の部品に同様の符号を付した添付図面と関連して、以下の詳細な説明を参照すれば、本発明のより良い理解が得られるだろう。
図１及び図２を参照して、つば１４を有する帽子１２と共に使用するためのアイシールドアセンブリ１０の好ましい実施形態を示す。図２に最も良く示すように、つば１４は全体として凹形形状を有し、帽子１２をかぶったとき、つば１４は帽子をかぶった人の顔から前方に突出す。
【０００９】
アイシールドアセンブリ１０は、一般に、好ましくはプラスチック製のフレーム１６を有する。フレーム１６は、任意の通常の型の、好ましくは、凹形の透明レンズ１８に取付けられ、それを支持する。更に、レンズ１８は、帽子をかぶった人の視線に配置されたとき、レンズ１８がサングラスとして作用するように、任意的に色付けされていても良い。
【００１０】
更に、図１及び図２を参照すれば、フレーム１６を帽子のつば１４に固定するために、アイシールドアセンブリ１０は、一対のＣクリップ２０を含む。各Ｃクリップ２０は、一対のアーム２２及び２４を含み、それらの間にスロット２６が形成される。
【００１１】
スロット２６は、つば１４の厚さよりも小さい幅を有する。その上、図２に最も良く示すように、クリップ２０がつば１４の両側に弾性的かつ取り外し可能に固定されるように、クリップ２０は、プラスチックのような弾性材料で作られる。その際、アーム２２及び２４は、つば１４の上面及び底面と弾性的かつ摩擦的に係合する。
【００１２】
特に、図２を参照すれば、フレーム１６は、間隔を隔てた一対の柱２８を含み、柱２８は、フレーム１６の各横側面３０の近くに隣接して配置され、フレーム１６の頂部から上方に突出している。柱２８は、好ましくは、フレーム１６と一体構造のものであり、ボール３２を含む。ボール３２は、更に、互いに顔をそむけるように、フレーム１６の中心線から横方向に外方に向いている。
【００１３】
各ボール３２は、その上、関係するＣクリップ２０の球状の凹部３４の中に位置決めされる。Ｃクリップ２０は、好ましくは、弾性プラスチック材料で構成されているので、ボール３２を、Ｃクリップ２０の中に簡単に圧入することができる。
【００１４】
特に、図３及び図４を参照すれば、ボール３２及びソケット３４によりＣクリップ２０とフレーム１６との間に備えられた回動連結によって、アイシールドアセンブリ１０が、図３及び図４に実線で示した使用位置と図３に想像線で示した収納位置との間で移動するのを可能にする。収納位置では、レンズは、つば１４の底面の近くに隣接して収まり、従って、帽子１２をかぶる人の視線を妨げることが無い。逆に、アイシールドアセンブリ１０の使用位置では、フレーム１６は、それに取付けられたレンズ１８と共に、つば１４の底面から概ね直角に下方に垂れ下がり、従って、帽子１２をかぶる人の視線と直列になる。
【００１５】
本発明の好ましい実施形態においては、フレーム１６及びレンズ１８は概ね凹状であり、そのため、つば１４の凹状形状に適合する。従って、レンズ１８が収納位置にあるとき、レンズ１８及びフレーム１６の外形は、全体的に、つば１４の凹部と適合し、それにより、レンズ１８を、つばの底面に対して全体として平らに当接させる。このことは、更に、帽子をかぶる人の全体的な視線が、より妨げられないようにする。
アイシールドアセンブリ１０は又、素早く、容易に、ある帽子から他へ移動させることができる。
【００１６】
以上から、本発明が、簡単、安価で、また、全体的に効果的な、つばを有する帽子と共に使用するためのアイシールドアセンブリを提供することが理解されよう。
私の発明を記載したが、しかしながら、当業者には、付属の請求の範囲によって定義される発明の精神から逸脱することなく、本発明に対する多くの変更が明らかになるだろう。
【図面の簡単な説明】
【図１】 図１は、フレームを収納位置にした本発明の好ましい実施形態を示す立面図である。
【図２】 図２は、フレームを使用位置にした本発明の好ましい実施形態の正面図である。
【図３】 図３は、本発明の好ましい実施形態を示す側面図である。
【図４】 図４は、使用位置における本発明の好ましい実施形態の上面図である。

Claims (5)

1. フレームと、
   フレームに取付けられたレンズと、
   前記フレームを、帽子のつばに、収納位置と使用位置との間で回動的に取付ける手段と、を有し、
   前記収納位置では、前記レンズは、つばの近くに隣接して収まり、前記使用位置では、前記レンズは、つばから下方に垂れ下がり、前記回動的に取付ける手段は、一対のクリップを有し、各クリップは第１端部及び第２端部を有し、一方のクリップは、前記第１端部でつばの一方の側に取付けられ、他方のクリップは、前記第１端部でつばの他方の側に取付けられ、前記クリップの前記第２端部は各々、それらが互いに向かい合うように球状のソケットを備え、前記フレームには一対の柱が、一方の柱が前記フレームの一方の端部に隣接し、他方の柱が前記フレームの他方の端部に隣接するように固定され、各柱は、互いに反対側を向き、前記柱に隣接する前記クリップのソケットに受け入れられる大きさにされた球状ボールを備えることを特徴とする、つばを有する帽子と共に使用するアイシールドアセンブリ。
2. 前記クリップがプラスチック製であることを特徴とする請求項１記載のアイシールドアセンブリ。
3. 前記レンズが色付けされていることを特徴とする請求項１記載のアイシールドアセンブリ。
4. 前記レンズが紫外線遮断物を含むことを特徴とする請求項１記載のアイシールドアセンブリ。
5. 前記レンズが全体的に凹形形状であることを特徴とする請求項１記載のアイシールドアセンブリ。

Images