JP3920410B2

JP3920410B2 - Aerosol delayed injection device

Info

Publication number: JP3920410B2
Application number: JP18383397A
Authority: JP
Inventors: 隆啓長谷川; 行雄八戸; 謙尾形
Original assignee: Toyo Aerosol Industry Co Ltd; Earth Chemical Co Ltd
Current assignee: Toyo Aerosol Industry Co Ltd; Earth Corp
Priority date: 1997-07-09
Filing date: 1997-07-09
Publication date: 2007-05-30
Anticipated expiration: 2017-07-09
Also published as: JPH1128396A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、バルブ機構の開弁操作後に、一定の時間を経過してからエアゾール内容物の噴射が行われるようにする、エアゾール用遅延噴射装置に係るもので、殺虫剤の噴射等、人体に悪影響を及ぼすような内容物の大量噴射に用いる場合に特に有効なものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、密閉室内に殺虫剤等を大量に噴霧し、ゴキブリ、ダニ等の、室内の有害虫を排除するために用いられるエアゾール装置に、エアゾール内容物の連続的な噴射を可能とするとともに、このエアゾール内容物の噴射と噴射開始操作との間にタイムラグを設ける遅延噴射機構を設けたものが存在する。この遅延噴射機構により、エアゾール内容物の噴射開始操作を行った後に、この操作者が、エアゾール内容物の噴射開始前に、安全に室外に退去できるものとしている。
【０００３】
そして、このようなエアゾール内容物の遅延噴射を行う方法として、特公平８−２９７９２号に開示される如く、エアゾール内容物の噴射経路に、粘性の高い高粘度物を充填したものが存在する。この高粘度物の充填は、エアゾール装置のハウジング内に、エアゾール内容物と常時接触して行うものである。また、上記発明の他の従来方法は、エアゾール装置と別個に設けた収納室に高粘度物を充填し、この収納室とエアゾール装置とをチューブで連結し、このチューブを介してエアゾール内容物を収納室に供給するようにしている。
【０００４】
そして、エアゾール内容物の噴射を行うには、エアゾール装置の制御弁を開弁し、エアゾール内容物の噴出圧力によって、エアゾール内容物とこの内容物の噴射ノズルとの間に介在する高粘度物を除去した後に、エアゾール内容物を噴射ノズルから噴射するものである。このエアゾール内容物と噴射ノズルの間に介在する高粘度物の排出に一定の時間を要する結果、エアゾール内容物の遅延噴射が可能となるものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ハウジング内に高粘度物を収納する方法では、この高粘度物とエアゾール内容物とが常時接触しているため、これらが化学反応して変質する可能性が高く、好ましいものではない。また、チューブを使用して高粘度物の収納室にエアゾール内容物を供給する方法では、製造工程を極めて複雑としたり、操作中にチューブが折れ曲がったり外れたりして、エアゾール内容物の噴射を良好に行えなくなる可能性があった。
【０００６】
本発明は上述の如き課題を解決しようとするものであって、複雑な機構を用いる事なく、簡易な構成により信頼性の高い、エアゾール内容物の遅延噴射を可能とするものである。そして、この遅延噴射機構を、高粘度物をエアゾール内容物の噴出経路に収納する事により構成し、この高粘度物やエアゾール内容物の噴出を妨げる事がない製品を得ようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の如き課題を解決するため、エアゾール容器のステムに噴出部を設け、この噴出部の外周に臨ませて、エアゾール容器方向に下降して固定可能な押釦を配置し、この押釦に、エアゾール内容物の噴出圧力で上端の噴射ノズルから排出可能な高粘度物を収納した収納室を配置し、この収納室の下端を噴出部の上部に臨ませて配置し、収納室の噴出部側を、噴出部への押圧によって破断可能な封印部で密閉するとともに、押釦に、高粘度物及びエアゾール内容物が噴射可能な噴射ノズルを収納室に連通して形成して成るものである。
【０００８】
また、第２の発明は、エアゾール容器のステムに噴出部を設け、この噴出部の外周に臨ませて、エアゾール容器方向に下降して固定可能な押釦を配置し、この押釦に、エアゾール内容物の噴出圧力で上端の噴射ノズルから排出可能な高粘度物を収納した収納室を配置し、この収納室の下端を噴出部の上部に臨ませて配置し、収納室の噴出部側を、噴出部への押圧によって破断可能な封印部で密閉するとともに、押釦に、高粘度物及びエアゾール内容物が噴射可能な噴射ノズルを収納室に連通して形成し、この噴射ノズルと収納室を配置した押釦に、噴射ノズルに接続する高粘度物の回収部を設けた断面コ字型のキャップを接続するとともに、このキャップの下端と押釦の天板上面との間隔に噴射ノズルと連通する流通間隔を設け、この流通間隔と連通するエアゾール内容物の噴出路をキャップの外周部に形成して成るものである。
【０００９】
また、高粘度物は、粘度を５，０００ｃＰ〜２，０００，０００ｃＰとしても良い。
【００１０】
また、押釦の固定は、エアゾール容器のマウンテンカップに係合した肩カバーの中央部に押釦を挿通するための装着口を設け、この装着口の内面下端にマウンテンカップ方向に突出する係合テーパー面を形成し、この係合テーパー面に、押釦の外周に突出した係合鍔を係合して行っても良い。
【００１１】
また、押釦は、収納室の下端にステムを密接して導入する導入部を設けても良い。
【００１２】
【作用】
本発明は、上述の如く構成したものであるから、エアゾール内容物の噴射を行おうとする場合には、押釦をエアゾール容器方向に下降して固定する。この押釦の固定により、バルブ機構のステムの外周に臨ませて配置していた押釦が下降する。この押釦の下降により、押釦がステムをエアゾール容器の内部方向に押圧して、バルブ機構を開弁する。このステムの押圧は、一度押圧操作を行う事によって、以後特別な操作を行う事なく継続的に押圧され、開放状態が持続する。
【００１３】
また、この押釦とステムとの係合により、押釦の収納室を密封する封印部が、ステムの噴出部により破断される。すると、噴出部と収納室とが連通し、エアゾール容器内のエアゾール内容物が噴出部から収納室内に噴射される。また、押釦には、収納室の下端に、ステムを密接して導入可能な導入部を設ければ、この噴出部による封印部の破断の位置合わせを正確なものとし、噴出部と収納室との連通が確実なものとなる。更に、この導入部へのステムの導入により、押釦とステムとが確実に係合して、押釦によるステムの押圧を安定して行う事ができるとともに、噴出部と収納室の連通部分から、エアゾール内容物が漏れるのを防ぐものとなる。
【００１４】
この収納室には、高粘度物を収納しているため、収納室内に流入したエアゾール内容物が噴射ノズルから直ちに噴射される事はない。まず、エアゾール内容物の噴出圧力により、高粘度物が噴射ノズルから外部に排出される。この高粘度物は、粘性があるため、一気に噴射される事はなく、一定の時間を経過して排出されるものとなる。そして、高粘度物の排出が終了すると、エアゾール内容物の噴射を阻むものが除去されるので、噴射ノズルからこのエアゾール内容物が外部に連続的に噴射される。また、この一定時間の経過後は、収納室から高粘度物が外部に排出されるので、以後のエアゾール内容物の噴射に何ら支障を生じる事がないものである。
【００１５】
このように、操作者が押釦を操作して噴射開始操作を行ってから、エアゾール内容物が噴射されるまでの間に、高粘度物の排出によるタイムラグが生じるので、操作者は、このタイムラグの間に室外に退去可能となり、室内に噴射されるエアゾール内容物と接触する危険を防止できる。
【００１６】
また、高粘度物は、ステムの噴出部側を封印部で密封した収納室に収納されているので、使用前はエアゾール内容物と接触する事がない。従って、従来の如き化学変化による変質が起こらず、良好な高粘度物及びエアゾール内容物の噴射を可能とする。また、高粘度物は、ロジンエステル、シリコン樹脂、その他を使用できる。そして、粘度を５，０００ｃｐ〜２，０００，０００ｃＰとすれば、噴射ノズルを目詰まりさせる事なく外部に排出されるとともに、一気に噴射されずに、操作者が室内から確実に退去可能な時間を経過して排出されるものとなる。また、上述の如き高粘度物は、低コストで扱い易く、操作中に人体に付着等しても安全なものである。
【００１７】
また、封印部は上記の如き高粘度物の成分や重量で簡単に劣化したり破断される事がなく、しかもノズルの噴出部で簡単に破断可能なように、素材、厚さなどを考慮して形成するのが望ましい。
【００１８】
また、上記の発明では、高粘度物は室内に排出されてしまい、壁や床等を汚す虞れがある。そこで、第２の発明では、第１の発明の如き噴射ノズルと収納室を配置した押釦に、キャップを接続している。このキャップは、噴射ノズルに接続する高粘度物の回収部を設けて断面コ字型に形成するとともに、押釦に接続した際に、キャップの下端と収納室の天板上面との間隔に、噴射ノズルと連通する流通間隔を設けている。そして、この流通間隔と連通するエアゾール内容物の噴出路をキャップの外周部に形成している。
【００１９】
上記の如くキャップを構成する事により、押釦の噴射ノズルとキャップの噴出路とが連通し、外部にエアゾール内容物を噴射可能とする。そして、第１の発明と同様に、噴射開始操作を行うと、エアゾール内容物の噴出圧力によって収納室の高粘度物が噴射ノズルからキャップの回収部内に一定の時間を経過しながら排出される。この高粘度物は、粘性があるため、流通間隔を介して噴出路に流動する事はなく、回収部内に滞留する。
【００２０】
そして、収納室の高粘度物の排出が完了すると、エアゾール内容物が噴射ノズルから回収部内に噴射される。このエアゾール内容物の噴射により、回収部内の高粘度物は、キャップの天面方向に押し上げられるとともに、回収部の内部圧力が上昇する。この圧力により、エアゾール内容物は、流通間隔から噴出路に直接流動し、外部に連続的に噴出する。
【００２１】
このように、噴射ノズルの上面にキャップを接続する事により、エアゾール内容物噴射時に高粘度物がキャップの回収部に回収されるため、室内に排出される事がないものとなる。従って、室内を高粘度物で汚す事のない、良好なエアゾール内容物の噴射が可能となる。また、出荷時には、キャップの天面を噴射ノズル側に配置して、キャップを押釦に接続する事により、キャップの天面で噴射ノズルを密閉するから、未使用時の高粘度物の漏れや乾燥を良好に防止する事ができる。
【００２２】
また、上記の押釦の固定は、エアゾール容器のマウンテンカップに肩カバーを係合し、この肩カバーに押釦を係合して行うものであっても良い。その構造は、肩カバーの中央部に押釦を挿通するための装着口を設け、この装着口の内面下端にマウンテンカップ方向に突出する係合テーパー面を形成し、押釦の外周に係合鍔を突出する。そして、押釦を円周方向に回動する事により、係合鍔が肩カバーの係合テーパー面に沿って、ステム方向に次第に下降しながら係合する。この係合が完了した後は、押釦の押圧状態を持続する事ができる。
【００２３】
そして、上記のエアゾール容器は、内容物として、空間用殺虫剤、ゴキブリ用殺虫剤、園芸用殺虫剤、殺鼠剤、ダニ用殺虫剤、不快害虫剤、忌避剤、空間用殺菌剤、アリ用殺虫剤、その他の殺虫剤、または、帯電防止剤、室内消臭剤、室内用芳香剤、防黴剤その他の家庭用品に用いる事ができる。
【００２４】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に於て説明すれば、(１)はエアゾール容器で、適宜のエアゾール内容物を充填しており、図１に示す如く、上端にマウンテンカップ(２)を固定するとともに、このマウンテンカップ(２)の中央部には、ステムガスケット(３)を介して、ステム(４)を進退可能に突出固定している。そして、このステム(４)には、先端を鋭角とするエアゾール内容物の噴出部(５)を設けるとともに、エアゾール容器(１)内に於て、このステム(４)の下端にバルブ機構(６)を設置している。このバルブ機構(６)は、既存の適宜のものを使用する事ができ、オリフィス(７)を介してステム(４)の噴出部(５)と連通している。このオリフィス(７)は、通常はステムガスケット(３)により閉止されている。尚、本実施例では、従来公知のステム(４)の上端に、先端を鋭角とする部材を別個に接続する事により、先端を鋭角とする噴出部(５)を設けたステム(４)を構成している。
【００２５】
また、マウンテンカップ(２)には、図１に示す如く、巻締部(８)の内周に肩カバー(１０)を係合している。そして、肩カバー(１０)の上端外周には、水平方向に環状鍔(１１)を突出し、巻締部(８)の上端に係合する事により、エアゾール内容物の噴射開始操作時に、肩カバー(１０)がエアゾール容器(１)方向へ不必要に摺動するを防止している。また、肩カバー(１０)の中央部には、押釦(１２)を挿通するための装着口(１３)を設け、この装着口(１３)の内面には、一対の嵌合鍔(１４)を、嵌合間隔(１５)を介して突出し、この嵌合鍔(１４)のマウンテンカップ(２)側の下端には、マウンテンカップ(２)の基盤方向に傾斜する、一対の係合テーパー面(１６)を形成している。
【００２６】
また、肩カバー(１０)には、装着口(１３)の上端に臨ませて、図４に示す如く、破断容易なヒンジ部(１７)を介して押釦(１２)を一体に連結形成している。この押釦(１２)は、上端に噴射ノズル(１８)を設けるとともに、下端外周には、肩カバー(１０)の係合テーパー面(１６)に係合可能で、嵌合間隔(１５)を挿通可能な一対の係合鍔(２０)を突出している。この係合鍔(２０)が係合テーパー面(１６)と係合しない状態に於ては、押釦(１２)はステム(４)を押圧する事がなく、エアゾール容器(１)内の弁を非開放状態としている。
【００２７】
そして、使用時にヒンジ部(１７)を破断する事により、押釦(１２)を操作して押釦(１２)の係合鍔(２０)と係合テーパー面(１６)との係合を可能としている。この係合により、押釦(１２)がステム(４)を連続的に押圧する。このように、係合テーパー面(１６)を設けた肩カバー(１０)と押釦(１２)の係合鍔(２０)とで、連続噴射機構を構成している。この連続噴射機構は、上記方法の他に従来公知の任意の機構を選択して使用することが可能であり、押釦(１２)を押圧後に固定するようにしても良いし、押釦(１２)と肩カバー(１０)を螺着関係に形成しても良い。
【００２８】
そして、ステム(４)の噴出部(５)の上部に臨ませて、押釦(１２)に設けた収納室(２１)を配置している。この収納室(２１)は断面コ字型の装着体(９)を押釦の凹部(１９)に挿入することにより形成している。また、噴出部(５)と収納室(２１)とは、押釦(１２)を押し下げて肩カバー(１０)に固定すると、噴出部(５)と収納室(２１)とが連通する位置に合わせて形成している。また、この収納室(２１)は、噴射ノズル(１８)と連通している。
【００２９】
また、収納室(２１)には、エアゾール内容物の噴出圧力で流動可能な高粘度物(２３)を収納している。この高粘度物(２３)は、ロジンエステル等の特殊樹脂やシリコン樹脂等を使用する事により、エアゾール内容物と接触しても、化学変化が起こりにくいものとなる。また、高粘度物(２３)は、粘度を５，０００ｃＰ〜２，０００，０００ｃＰとしている。そのため、エアゾール内容物の噴出圧力で、噴射ノズル(１８)を目詰まりさせる事なく高粘度物(２３)の排出が行われ、この排出も粘性や分量に応じて、一定の時間を経過しながら行われるものとなる。また、高粘度物(２３)の粘度が５，０００ｃｐよりも低いと、噴射ノズル(１８)から外部に短時間で排出され、操作者が室外に退去可能な充分なタイムラグを設ける事ができないものとなる。また、高粘度物(２３)の粘度が２，０００，０００ｃＰよりも高いと、噴射ノズル(１８)が目詰まりして、外部に噴射されなくなる虞れがある。
【００３０】
また、収納室(２１)は、装着体(９)の噴出部(５)側を封印シール等の封印部(２４)で密封する事により、収納室(２１)の下端からの高粘度物(２３)の漏れと乾燥を防止している。そして、押釦(１２)をステム(４)方向に下降すると、ステム(４)の噴出部(５)の鋭利な先端で、この封印部(２４)を破断可能としている。また、この封印部(２４)は、ポリエチレンフィルムで形成する事により、高粘度物(２３)の成分や重量で容易に破壊される事がなく、噴出部(５)の先端では、容易に破断可能なものとしている。
【００３１】
また、封印部(２４)は、押釦(１２)、装着体(９)とは別個に形成した封印シールを用いる必要は必ずしも無く、他の異なる実施例としては、図５に示す如く、押釦(１２)形成時に、凹部(１９)の下端を開放することなく、噴出部(５)で破損可能な封印部(２４)を肉薄に一体成形する事により、封印部(２４)とする事も可能である。
【００３２】
また、噴出部(５)の先端による封印部(２４)の破断の位置合わせを正確なものとし、噴出部(５)と収納室(２１)との連通を確実なものとするために、押釦(１２)は、収納室(２１)の下端に、ステム( ４ )を密接に導入可能な筒状の導入部(２５)を設けている。この導入部(２５)へステム(４)の先端部を導入する事により、押釦(１２)とステム(４)とが確実に係合するので、押釦(１２)がステム(４)の押圧を安定して行う事も可能となる。更に、導入部(２５)の内周とステム(４)の外周とが密着する事により、噴出部(５)と収納室(２１)との連通部分からのエアゾール内容物の漏れを防ぐ事ができる。
【００３３】
また、噴射ノズル(１８)は、図１に示す如く、噴出側をポリエチレン、ポリプロピレン等の乾燥防止フィルム(２６)で被覆する事により、収納室(２１)の高粘度物(２３)が噴出ノズル(１８)から外部に漏れたり、乾燥固化するのを防止している。
【００３４】
上述の如く構成したものに於て、エアゾール内容物の噴射を行おうとする場合には、噴射ノズル(１８)を密閉する乾燥防止フィルム(２６)を剥がす。次に、押釦(１２)を保持して軽く押圧しながら回動する事により、ヒンジ部(１７)が破断され押釦(１２)を操作可能となるとともに、押釦(１２)の外周に突出している係合鍔(２０)が、肩カバー(１０)の嵌合間隔(１５)を通過して下降し、嵌合鍔(１４)の係合テーパー面(１６)と接触する。その後の押釦(１２)の継続的な回動により、係合鍔(２０)が係合テーパー面(１６)を摺動しながらマウンテンカップ(２)方向に下降するので、押釦(１２)がステム(４)方向に下降する。
【００３５】
すると、押釦(１２)の導入部(２５)にステム(４)の上端が導入され、押釦(１２)とステム(４)とが係合する。この係合により、図２に示す如く、噴出部(５)の先端が封印部(２４)を破断して、噴出部(５)と収納室(２１)とが連通するとともに、押釦(１２)がステム(４)をエアゾール容器(１)方向に押圧する。このステム(４)の押圧により、ステムガスケット(３)が弾性変形してオリフィス(７)を開弁し、バルブ機構(６)とステム(４)とが連通してエアゾール内容物を噴射可能とする。
【００３６】
そして、このバルブ機構(６)の開弁状態は、係合テーパー面(１６)の下端に係合鍔(２０)が係合した状態となっているので、連続開弁状態が保たれるものとなる。また、連続開弁状態を安定良く行わせるためには、係合テーパー面(１６)の下端部分に平坦部(２７)を形成すれば、更に安定良く係合鍔(２０)を保持する事ができる。
【００３７】
そして、エアゾール内容物がステム(４)の噴出部(５)から収納室(２１)内に噴射される。この場合、ステム(４)を押釦(１２)の導入部(２５)に密接して導入している事により、噴出部(５)と収納室(２１)との連通部分から、エアゾール内容物が漏れる事がなく、収納室(２１)に確実に噴射される。しかし、収納室(２１)に収納する高粘度物(２３)に阻まれ、エアゾール内容物は直ちには噴射ノズル(１８)から噴出される事はない。まず、エアゾール内容物の噴出圧力により、高粘度物(２３)が収納室(２１)内を噴射ノズル(１８)方向に流動して、噴射ノズル(１８)から外部に排出される。この排出は、噴射ノズル(１８)を目詰まりさせる事なく行われ、その粘度や分量に応じて一定の時間を経過しながら行われる。
【００３８】
このように、高粘度物(２３)が排出される間はエアゾール内容物が噴射されないため、噴射開始操作を行った操作者は、エアゾール内容物の噴射開始前に室外に退去する事ができる。そして、操作者の室外退去後に、高粘度物(２３)の排出が完了し、図３に示す如く、エアゾール内容物は収納室(２１)を通過して、噴射ノズル(１８)から外部に連続的に噴射される。そして、ステム(４)や噴射ノズル(１８)は、封印部(２４)の破片や高粘度物(２３)で目詰まりする事なく、エアゾール内容物の良好な噴射が可能となる。
【００３９】
また、上記第１実施例では、噴射ノズル(１８)の上面を乾燥防止フィルム(２６)で密閉しているが、他の異なる第２実施例では、図６に示す如く、押釦(１２)にキャップ(２８)を接続する事により噴射ノズル(１８)を密閉している。そして、噴出ノズル(１８)の外周位置の天板(３０)を、上部方向に円筒状に突設する事により、キャップ(２８)を接続するための接続部(３１)を設けている。
【００４０】
また、キャップ(２８)は、図１１に示す如く、円筒状の外周部(３２)と底部(３３)とで断面コ字型の回収部(３４)を形成し、この回収部(３４)には、噴射ノズル(１８)から排出される高粘度物(２３)を収納可能としている。また、キャップ(２８)は、回収部(３４)の開口部(３５)側及び底部(３３)側のどちらの向きからも押釦(１２)の接続部(３１)に接続可能としている。そして、外周部(３２)は、中央部の外面に水平に突出して係止鍔(３６)を設けるとともに、この係止鍔(３６)を挟んで一対の係合突条 (３７)(３８)を環状に形成している。また、押釦(１２)の接続部(３１)は、内周面の上端側を環状に突設して、係合突条(３７)(３８)の何れかを係合可能な係合受部(４０)を設けている。
【００４１】
また、キャップ(２８)は、図７に示す如く、開口部(３５)を噴射ノズル(１８)側に配置してキャップ(２８)を接続部(３１)に接続する場合に、キャップ(２８)の下端外周を押釦(１２)の天板(３０)の上面に密着可能に形成している。更に、キャップ(２８)の下端の内側縁を円周状に切り取る事により、キャップ(２８)の下端と押釦(１２)の天板(３０)上面との間に、噴射ノズル(１８)と連通する流通間隔(４１)を設けている。また、キャップ(２８)の外周部(３２)は、底部(３３)側の縁をテーパー状に面取りして噴出テーパー面(４２)を形成している。そして、図１０に示す如く、この噴出テーパー面(４２)に開口するエアゾール内容物の噴出路(４３)を外周部(３２)に複数個形成するとともに、図９、図１０に示す如く、この噴出路(４３)と流通間隔(４１)とを連通させている。
【００４２】
そして、キャップ(２８)は、出荷時には、図６に示す如く、底部(３３)を押釦(１２)側に配置して接続部(３１)に接続している。この接続は、底部(３３)側の係合突条(３７)を接続部(３１)の係合受部(４０)に係合するとともに、接続部(３１)の上端に、キャップ(２８)の係止鍔(３６)を配置して行う。そして、この接続により、キャップ(２８)の底部(３３)が噴射ノズル(１８)の上面に密着し、高粘度物(２３)の噴射ノズル(１８)からの漏れや乾燥を良好に防ぐものとなる。また、係合突条(３７)と係合受部(４０)との係合により、運搬時の振動等で、キャップ(２８)が押釦(１２)から簡単に外れる事がないものとなる。また、キャップ(２８)の噴出路(４３)を噴出テーパー面(４２)に開口しているため、この接続状態では噴出路(４３)と噴射ノズル(１８)とが連通する事はないので、噴出路(４３)から高粘度物(２３)が漏れる事がないものとなる。
【００４３】
そして、エアゾール内容物を噴射する際は、キャップ(２８)をいったん接続部(３１)から取り外し、図７に示す如く、開口部(３５)を噴射ノズル(１８)側に配置してキャップ(２８)を再び接続部(３１)に接続する。この取り外しの際は、係止鍔(３６)を摘んでキャップ(２８)を持ち上げる事により、簡単に取り外す事ができる。また、接続時は、係止鍔(３６)を接続部( ３１ )の上端に水平に係合するとともに、開口部(３５)側の係合突条(３８)を接続部(３１)の係合受部(４０)に係合する。
【００４４】
その結果、押釦(１２)の天板(３０)上面にキャップ(２８)の下端外周縁が密着して、高粘度物(２３)やエアゾール内容物の外部への漏れを防ぐし、エアゾール内容物の噴出圧力で、キャップ(２８)が接続部(３１)から容易に外れる事がないものとなる。またこの接続により、キャップ(２８)の回収部(３４)と噴射ノズル(１８)とが連通するとともに、流通間隔(４１)を介して回収部(３４)と噴出路(４３)とが連通しているので、噴射ノズル(１８)と噴出路(４３)とが連通し、エアゾール内容物を外部に噴射可能となる。
【００４５】
そして、第１実施例と同様に、押釦(１２)を回動して、連続噴射機構を働かせる事により、図７に示す如く、バルブ機構(６)が開弁するとともに、ステム(４)の噴出部(５)と収納室(２１)とが連通し、エアゾール容器(１)内のエアゾール内容物が、噴出部(５)を介して収納室(２１)内に噴射される。
【００４６】
すると、このエアゾール内容物の噴出圧力により、図７、図９に示す如く、収納室(２１)に収納してある高粘度物(２３)が噴射ノズル(１８)から一定時間を経過しながら排出される。この高粘度物(２３)は、噴射ノズル(１８)と連通するキャップ(２８)の回収部(３４)内に蓄えられる。また、高粘度物(２３)は、粘性があるため、キャップ(２８)の流通間隔(４１)から噴出路(４３)側に流動する事がないし、キャップ(２８)の下端外周縁が押釦(１２)の天板(３０)上面に密着しているので、外部に漏れる事がなく、回収部(３４)に滞留するものとなる。
【００４７】
この収納室(２１)からの高粘度物(２３)の排出が完了すると、エアゾール内容物が噴射ノズル(１８)から噴射される。そして、エアゾール内容物の連続的な噴出圧力により、図８、図１０に示す如く、回収部(３４)の高粘度物(２３)は底部(３３)方向に押し上げられるとともに、回収部(３４)の内部圧力が上昇する。この内部圧力の上昇により、エアゾール内容物は、流通間隔(４１)を通過して噴出路(４３)に直接流動し、この噴出路(４３)から室内に連続的に噴射される。このように、高粘度物(２３)は外部に排出されずにキャップ(２８)の回収部(３４)に回収されるため、室内を汚す事がないものとなる。
【００４８】
一方、第１実施例の場合は、高粘度物(２３)は、噴射ノズル(１８)から外部に直接排出されるので、壁面に飛び散ったり、床に落下したりして室内を汚す虞れがあるが、噴射ノズル(１８)を乾燥防止フィルム(２６)で被覆するだけなので、第２実施例の如くキャップを製造する等の手間がなく、製造工程や製造技術を簡略化し、低コストな製品を得る事がとなる。
【００４９】
また、上記各実施例では、ステム(４)の噴出部(５)は、先端を鋭角に形成しているが、封印部(２４)を容易に破断可能であれば、必ずしも先端を鋭角に形成する必要はなく、任意形状とする事ができる。例えば、ステム(４)の噴出部(５)を、図１２に示す如く、先端をフラット状に形成しても良い。
【００５０】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成したものであるから、エアゾール内容物の連続噴射に於て、噴射開始操作を行ってから実際にエアゾール内容物が噴射されるまでの間にタイムラグを設ける事ができ、このタイムラグによる遅延時間内に操作者が安全に室外に退避する事ができる。また、この遅延噴射機構は、エアゾール内容物の噴出経路内に高粘度物を収納する事により構成しているから、複雑な機構を用いる事がなく、信頼性の高い製品を廉価に得る事が可能となるものである。
【００５１】
また、この高粘度物は、エアゾール容器内部と隔絶された収納室に収納しているので、化学変化を起こす事がなく、エアゾール内容物の良好な噴射が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施例を示す断面図。
【図２】第１実施例に於ける、高粘度物の連続噴射状態を示す断面図。
【図３】第１実施例に於ける、エアゾール内容物の連続噴射状態を示す断面図。
【図４】図１の平面図。
【図５】封印部部分の異なる実施例を示す拡大断面図。
【図６】第２実施例を示す断面図。
【図７】第２実施例に於ける、高粘度物の回収部への連続噴射状態を示す断面図。
【図８】第２実施例に於ける、エアゾール内容物の連続噴射状態を示す断面図。
【図９】図７の主要部分の拡大図
【図１０】図８の主要部分の拡大図
【図１１】キャップの一部切り欠き全体斜視図。
【図１２】噴出部の異なる実施例を示す拡大断面図。
【符号の説明】
１エアゾール容器
２マウンテンカップ
４ステム
５噴出部
１０肩カバー
１２押釦
１３装着口
１６係合テーパー面
１８噴射ノズル
２０係合鍔
２１収納室
２３高粘度物
２４封印部
２５導入部
２８キャップ
３０天板
３２外周部
３４回収部
４１流通間隔
４３噴出路[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a delayed-injection device for aerosol that allows the aerosol contents to be injected after a certain time has elapsed after the valve mechanism has been opened. This is particularly effective when used for mass injection of contents that have adverse effects.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, spraying a large amount of insecticides into a sealed room, and enabling the aerosol contents to be continuously sprayed to aerosol devices used to eliminate indoor insects such as cockroaches and mites, There is a device provided with a delay injection mechanism that provides a time lag between the injection of the aerosol contents and the injection start operation. The delayed injection mechanism allows the operator to safely leave the room before starting the injection of the aerosol contents after performing the injection start operation of the aerosol contents.
[0003]
As a method for performing the delayed injection of the aerosol content, there is a method in which the aerosol content injection path is filled with a high-viscosity material having high viscosity, as disclosed in Japanese Patent Publication No. 8-29792. The filling of the high-viscosity material is performed by always contacting the aerosol contents in the housing of the aerosol device. In another conventional method of the present invention, a high-viscosity material is filled in a storage chamber provided separately from the aerosol device, the storage chamber and the aerosol device are connected by a tube, and the aerosol content is passed through the tube. Supply to the storage room.
[0004]
In order to inject the aerosol contents, the control valve of the aerosol device is opened, and the high viscosity material interposed between the aerosol contents and the injection nozzle of the contents is removed by the ejection pressure of the aerosol contents. After removal, the aerosol content is sprayed from the spray nozzle. As a result of the time required for discharging the high-viscosity material interposed between the aerosol contents and the injection nozzle, delayed injection of the aerosol contents becomes possible.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the method of storing a high-viscosity product in the housing is not preferable because the high-viscosity product and the aerosol contents are always in contact with each other, and there is a high possibility that they will be chemically reacted and altered. In addition, the method of supplying the aerosol contents to the storage room for high-viscosity materials using a tube makes the manufacturing process extremely complicated, and the tube is bent or detached during operation, so that the aerosol contents are well jetted. There was a possibility that it could not be done.
[0006]
The present invention is intended to solve the above-described problems, and enables the delayed injection of aerosol contents with high reliability by a simple configuration without using a complicated mechanism. Then, this delayed injection mechanism is configured by storing a high-viscosity material in an aerosol passage of the aerosol content, and an object of obtaining a product that does not hinder the ejection of the high-viscosity material or the aerosol content. .
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention provides a push button that is provided with a jet portion on the stem of an aerosol container, faces the outer periphery of the jet portion, and can be lowered and fixed toward the aerosol container. A storage chamber that contains high-viscosity material that can be discharged from the upper end injection nozzle with the injection pressure of the aerosol content is placed, with the lower end of this storage chamber facing the upper part of the ejection part, and the ejection of the storage chamber The part side is hermetically sealed with a sealable part that can be broken by pressing the ejection part, and a push button is formed by communicating with a storage chamber an injection nozzle capable of injecting high-viscosity substances and aerosol contents. .
[0008]
According to a second aspect of the present invention, a spray part is provided on the stem of the aerosol container, and a push button that can be lowered and fixed in the direction of the aerosol container is arranged facing the outer periphery of the spray part. A storage chamber that contains high-viscosity material that can be discharged from the top nozzle is placed with the lower pressure of the storage chamber facing the upper part of the ejection section, and the ejection section side of the storage chamber is ejected. In addition to sealing with a sealing part that can be broken by pressing to the part, the push button is formed with an injection nozzle that can inject high-viscosity substances and aerosol contents in communication with the storage chamber, and the injection nozzle and the storage chamber are arranged. The push button is connected to a U-shaped cross-sectional cap provided with a high-viscosity recovery part connected to the injection nozzle, and the interval between the lower end of the cap and the top surface of the top of the push button is set to a flow interval communicating with the injection nozzle. Between this distribution The ejection path of aerosol content which communicates with those obtained by forming the outer peripheral portion of the cap.
[0009]
Further, the high viscosity product may have a viscosity of 5,000 cP to 2,000,000 cP.
[0010]
Also, the push button is fixed by providing a mounting opening for inserting the push button in the center of the shoulder cover engaged with the mountain cup of the aerosol container, and an engagement taper surface protruding in the direction of the mountain cup at the lower end of the inner surface of the mounting opening May be formed by engaging an engagement rod protruding from the outer periphery of the push button on the engagement tapered surface.
[0011]
Further, the push button may be provided with an introduction portion for introducing the stem in close contact with the lower end of the storage chamber.
[0012]
[Action]
Since the present invention is configured as described above, when the aerosol contents are to be ejected, the push button is lowered and fixed in the direction of the aerosol container. By fixing the push button, the push button disposed facing the outer periphery of the stem of the valve mechanism is lowered. As the push button is lowered, the push button presses the stem toward the inside of the aerosol container and opens the valve mechanism. By pressing the stem once, the stem is continuously pressed without any special operation thereafter, and the open state is maintained.
[0013]
Further, due to the engagement between the push button and the stem, the sealing portion that seals the storage chamber of the push button is broken by the ejection portion of the stem. Then, the ejection part and the storage chamber communicate with each other, and the aerosol content in the aerosol container is jetted from the ejection part into the storage room. In addition, if the push button is provided with an introduction portion capable of closely introducing the stem at the lower end of the storage chamber, the alignment of the breakage of the sealing portion by the ejection portion is made accurate, and the ejection portion and the storage chamber Communication is ensured. In addition, the introduction of the stem into the introduction portion ensures that the push button and the stem are securely engaged, and the stem can be stably pressed by the push button. It will prevent the contents from leaking.
[0014]
Since the high-viscosity material is stored in the storage chamber, the aerosol contents flowing into the storage chamber are not immediately injected from the injection nozzle. First, a high-viscosity product is discharged from the spray nozzle to the outside due to the spray pressure of the aerosol contents. Since this high-viscosity product has viscosity, it is not ejected at a stretch, but is discharged after a certain period of time. When the discharge of the high-viscosity material is completed, the matter that obstructs the injection of the aerosol content is removed, so that the aerosol content is continuously injected from the injection nozzle to the outside. In addition, after the elapse of the predetermined time, the high-viscosity material is discharged from the storage chamber to the outside, so that any subsequent injection of the aerosol contents is not hindered.
[0015]
As described above, since the time lag due to the discharge of the high-viscosity material occurs between the time when the operator operates the push button to perform the injection start operation and the time when the aerosol content is injected, the operator In the meantime, it is possible to move out of the room, and it is possible to prevent the danger of coming into contact with the aerosol contents injected into the room.
[0016]
In addition, the high-viscosity material is stored in a storage chamber in which the ejection portion side of the stem is sealed with a sealing portion, so that it does not come into contact with the aerosol contents before use. Therefore, the quality change due to the chemical change as in the conventional case does not occur, and the high-viscosity product and the aerosol content can be jetted. Moreover, a rosin ester, a silicone resin, etc. can be used for a high viscosity thing. If the viscosity is 5,000 cp to 2,000,000 cP, the discharge nozzle is discharged to the outside without clogging, and the time that the operator can reliably leave the room without being blown at a stretch. It will be discharged after a while. In addition, the high-viscosity material as described above is easy to handle at low cost and is safe even if it adheres to the human body during operation.
[0017]
In addition, considering the material, thickness, etc., the sealed part is not easily deteriorated or broken by the components and weight of the high-viscosity materials as described above, and can be easily broken at the nozzle ejection part. It is desirable to form.
[0018]
Moreover, in said invention, a highly viscous thing will be discharged | emitted indoors and there exists a possibility of fouling a wall, a floor, etc. Therefore, in the second invention, the cap is connected to the push button in which the injection nozzle and the storage chamber are arranged as in the first invention. The cap is formed in a U-shaped cross-section by providing a high-viscosity recovery part connected to the injection nozzle, and when connected to the push button, the cap is injected at the interval between the lower end of the cap and the top surface of the storage chamber. A flow interval communicating with the nozzle is provided. And the ejection path | route of the aerosol content connected to this distribution | circulation space | interval is formed in the outer peripheral part of a cap.
[0019]
By configuring the cap as described above, the spray nozzle of the push button communicates with the ejection path of the cap, and the aerosol contents can be ejected to the outside. As in the first aspect of the invention, when an injection start operation is performed, the high-viscosity material in the storage chamber is discharged from the injection nozzle into the cap recovery unit while a certain time elapses due to the injection pressure of the aerosol contents. Since this high-viscosity material is viscous, it does not flow into the ejection path through the flow interval and stays in the collection unit.
[0020]
When the discharge of the high-viscosity material in the storage chamber is completed, the aerosol content is injected from the injection nozzle into the collection unit. By the injection of the aerosol contents, the high-viscosity material in the recovery unit is pushed up in the direction of the top surface of the cap, and the internal pressure of the recovery unit increases. Due to this pressure, the aerosol content flows directly from the flow interval to the ejection path and continuously ejects to the outside.
[0021]
In this way, by connecting the cap to the upper surface of the injection nozzle, the high-viscosity material is recovered by the recovery part of the cap when the aerosol content is injected, and therefore, it is not discharged into the room. Accordingly, it is possible to inject the aerosol contents without polluting the room with high viscosity substances. Also, at the time of shipment, the top surface of the cap is placed on the injection nozzle side, and the cap is connected to the push button to seal the injection nozzle at the top surface of the cap. Can be prevented satisfactorily.
[0022]
The push button may be fixed by engaging a shoulder cover with the mountain cup of the aerosol container and engaging the push button with the shoulder cover. The structure is provided with a mounting opening for inserting the push button in the center of the shoulder cover, an engagement tapered surface protruding in the direction of the mountain cup is formed at the lower end of the inner surface of the mounting opening, and an engagement collar is provided on the outer periphery of the push button. Protruding. Then, by rotating the push button in the circumferential direction, the engagement rod engages while gradually descending in the stem direction along the engagement taper surface of the shoulder cover. After this engagement is completed, the pressing state of the push button can be maintained.
[0023]
And the above aerosol container contains, as contents, a space insecticide, a cockroach insecticide, a gardening insecticide, a rodenticide, a tick insecticide, an unpleasant insect pest, a repellent, a space fungicide, an ant insecticide It can be used for other insecticides, antistatic agents, indoor deodorants, indoor fragrances, antifungal agents and other household products.
[0024]
【Example】
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. (1) is an aerosol container filled with appropriate aerosol contents, and as shown in FIG. In addition to being fixed, a stem (4) is protruded and fixed at the center of the mountain cup (2) through a stem gasket (3) so as to be able to advance and retreat. The stem (4) is provided with a spray portion (5) for aerosol contents having a sharp tip, and a valve mechanism (6) is provided at the lower end of the stem (4) in the aerosol container (1). ) Is installed. As this valve mechanism (6), an existing appropriate one can be used, and it communicates with the ejection part (5) of the stem (4) via the orifice (7). The orifice (7) is normally closed by a stem gasket (3). In this embodiment, a stem (4) provided with a jetting part (5) having an acute angle at the tip is separately connected to the upper end of a conventionally known stem (4) by separately connecting a member having an acute angle at the tip. It is composed.
[0025]
As shown in FIG. 1, the shoulder cover (10) is engaged with the mountain cup (2) on the inner periphery of the tightening portion (8). The shoulder cover (10) protrudes from the outer periphery of the upper end of the shoulder cover (10) in the horizontal direction and engages with the upper end of the tightening portion (8). (10) prevents unnecessary sliding in the aerosol container (1) direction. Further, a mounting opening (13) for inserting the push button (12) is provided at the center of the shoulder cover (10), and a pair of fitting rods (14) are provided on the inner surface of the mounting opening (13). A pair of engagement tapered surfaces (15) projecting through the fitting interval (15) and inclined toward the base of the mountain cup (2) at the lower end of the fitting cup (14) on the mountain cup (2) side. 16) is formed.
[0026]
Further, the push button (12) is integrally connected to the shoulder cover (10) through a hinge part (17) which is easily broken as shown in FIG. Yes. The push button (12) is provided with an injection nozzle (18) at the upper end, and can be engaged with the engagement tapered surface (16) of the shoulder cover (10) on the outer periphery of the lower end, and the fitting interval (15) is inserted. A pair of possible engagement rods (20) project. In a state where the engagement rod (20) is not engaged with the engagement tapered surface (16), the push button (12) does not press the stem (4), and the valve in the aerosol container (1) is turned off. It is not open.
[0027]
When the hinge portion (17) is broken during use, the push button (12) is operated to allow engagement between the engagement rod (20) of the push button (12) and the engagement tapered surface (16). . By this engagement, the push button (12) continuously presses the stem (4). As described above, the shoulder cover (10) provided with the engagement taper surface (16) and the engagement rod (20) of the push button (12) constitute a continuous injection mechanism. This continuous injection mechanism can be used by selecting any conventionally known mechanism in addition to the above method. The push button (12) may be fixed after being pressed, or the push button (12) The shoulder cover (10) may be formed in a screwed relationship.
[0028]
And the storage chamber (21) provided in the pushbutton (12) is arrange | positioned facing the upper part of the ejection part (5) of a stem (4). The storage chamber (21) is formed by inserting a U-shaped mounting body (9) into the recess (19) of the push button. Further, when the push button (12) is pushed down and fixed to the shoulder cover (10), the ejection part (5) and the storage room (21) are aligned with the position where the ejection part (5) and the storage room (21) communicate with each other. Formed. The storage chamber (21) communicates with the injection nozzle (18).
[0029]
The storage chamber (21) stores a high-viscosity material (23) that can flow with the spray pressure of the aerosol contents. By using a special resin such as rosin ester, silicon resin, or the like, the high-viscosity product (23) is less susceptible to chemical change even when it comes into contact with the aerosol contents. The high viscosity product (23) has a viscosity of 5,000 cP to 2,000,000 cP. Therefore, the high-viscosity material (23) is discharged without clogging the injection nozzle (18) with the discharge pressure of the aerosol content, and this discharge also takes place over a certain period of time depending on the viscosity and quantity. Will be done. In addition, when the viscosity of the high-viscosity material (23) is lower than 5,000 cp, it is discharged from the injection nozzle (18) to the outside in a short time, and a sufficient time lag that allows the operator to leave the room cannot be provided. It becomes. On the other hand, if the viscosity of the high-viscosity product (23) is higher than 2,000,000 cP, the injection nozzle (18) may be clogged and may not be ejected to the outside.
[0030]
In addition, the storage chamber (21) is a high-viscosity material (from the lower end of the storage chamber (21) by sealing the ejection portion (5) side of the mounting body (9) with a sealing portion (24) such as a sealing seal. 23) Leakage and drying are prevented. When the push button (12) is lowered in the direction of the stem (4), the sealing portion (24) can be broken at the sharp tip of the ejection portion (5) of the stem (4). In addition, the sealing portion (24) is formed of a polyethylene film so that the sealing portion (24) is not easily broken by the components and weight of the high-viscosity product (23), and is easily broken at the tip of the ejection portion (5). It is possible.
[0031]
Further, the seal portion (24) does not necessarily need to use a seal seal formed separately from the push button (12) and the mounting body (9). As another embodiment, as shown in FIG. 12) It is possible to form the sealing portion (24) by forming the sealing portion (24) that can be broken at the ejection portion (5) thinly and integrally without opening the lower end of the concave portion (19) at the time of formation. It is.
[0032]
  Further, in order to ensure accurate alignment of the breakage of the sealing portion (24) by the tip of the ejection portion (5) and to ensure communication between the ejection portion (5) and the storage chamber (21), a push button (12) is a stem at the lower end of the storage chamber (21).( 4 )Is provided with a cylindrical introduction portion (25) that can be introduced closely. By introducing the distal end of the stem (4) into the introduction portion (25), the push button (12) and the stem (4) are securely engaged, so that the push button (12) presses the stem (4). It is also possible to perform stably. Further, the inner periphery of the introduction portion (25) and the outer periphery of the stem (4) are in close contact with each other, so that leakage of the aerosol contents from the communicating portion between the ejection portion (5) and the storage chamber (21) can be prevented. it can.
[0033]
Further, as shown in FIG. 1, the spray nozzle (18) covers the spray side with an anti-drying film (26) such as polyethylene or polypropylene, so that the high-viscosity material (23) in the storage chamber (21) is sprayed. (18) prevents leakage to the outside or drying and solidification.
[0034]
When the aerosol contents are to be sprayed in the configuration as described above, the anti-drying film (26) for sealing the spray nozzle (18) is peeled off. Next, by holding the push button (12) and rotating while lightly pushing, the hinge portion (17) is broken and the push button (12) can be operated, and the push button (12) protrudes from the outer periphery. The engagement rod (20) descends through the fitting interval (15) of the shoulder cover (10) and comes into contact with the engagement tapered surface (16) of the fitting rod (14). Then, the push button (12) is continuously rotated, and the engagement rod (20) is lowered in the direction of the mountain cup (2) while sliding on the engagement taper surface (16). (4) Move down in the direction.
[0035]
Then, the upper end of the stem (4) is introduced into the introduction part (25) of the push button (12), and the push button (12) and the stem (4) are engaged. By this engagement, as shown in FIG. 2, the tip of the ejection part (5) breaks the sealing part (24), the ejection part (5) and the storage chamber (21) communicate with each other, and the push button (12) Presses the stem (4) toward the aerosol container (1). By pressing the stem (4), the stem gasket (3) is elastically deformed to open the orifice (7), and the valve mechanism (6) and the stem (4) communicate with each other so that the aerosol contents can be injected. To do.
[0036]
The valve mechanism (6) is in the open state because the engagement rod (20) is engaged with the lower end of the engagement taper surface (16), so that the continuous valve open state is maintained. It becomes. Further, in order to perform the continuous valve opening state stably, if the flat portion (27) is formed at the lower end portion of the engagement taper surface (16), the engagement rod (20) can be held more stably. it can.
[0037]
And the aerosol content is injected in the storage chamber (21) from the ejection part (5) of the stem (4). In this case, by introducing the stem (4) in close contact with the introduction part (25) of the push button (12), the aerosol content is released from the communication part between the ejection part (5) and the storage chamber (21). There is no leakage and it is reliably injected into the storage chamber (21). However, the high-viscosity material (23) stored in the storage chamber (21) prevents the aerosol content from being immediately ejected from the spray nozzle (18). First, the high-viscosity material (23) flows in the storage chamber (21) in the direction of the spray nozzle (18) by the spray pressure of the aerosol contents, and is discharged from the spray nozzle (18) to the outside. This discharge is performed without clogging the injection nozzle (18), and is performed while a certain period of time elapses according to the viscosity and quantity.
[0038]
Thus, since the aerosol content is not ejected while the high-viscosity material (23) is discharged, the operator who performed the ejection start operation can leave the room before the aerosol content ejection starts. Then, after the operator leaves the room, the discharge of the high-viscosity material (23) is completed, and as shown in FIG. 3, the aerosol contents continuously pass from the injection nozzle (18) to the outside through the storage chamber (21). Is injected. The stem (4) and the injection nozzle (18) are capable of good injection of the aerosol contents without being clogged with fragments of the sealing portion (24) and high-viscosity material (23).
[0039]
In the first embodiment, the upper surface of the spray nozzle (18) is sealed with the anti-drying film (26). However, in another different second embodiment, as shown in FIG. The injection nozzle (18) is sealed by connecting a cap (28). And the connection part (31) for connecting a cap (28) is provided by protrudingly projecting the top plate (30) of the outer peripheral position of the ejection nozzle (18) in the upper direction.
[0040]
  Further, as shown in FIG. 11, the cap (28) forms a recovery portion (34) having a U-shaped cross section with a cylindrical outer peripheral portion (32) and a bottom portion (33). Is capable of storing a highly viscous material (23) discharged from the injection nozzle (18). The cap (28) can be connected to the connection portion (31) of the push button (12) from either the opening (35) side or the bottom (33) side of the collection portion (34). The outer peripheral portion (32) protrudes horizontally on the outer surface of the central portion to provide a locking rod (36), and a pair of engagements sandwiching the locking rod (36).Ridge (37) and (38) are formed in an annular shape. Further, the connection portion (31) of the push button (12) has an engagement receiving portion which can project any of the engagement protrusions (37) and (38) by projecting the upper end side of the inner peripheral surface in an annular shape. (40) is provided.
[0041]
Further, as shown in FIG. 7, the cap (28) is arranged when the opening (35) is arranged on the injection nozzle (18) side and the cap (28) is connected to the connecting portion (31). The outer periphery of the lower end of the push button 12 is formed so as to be in close contact with the upper surface of the top plate 30 of the push button 12. Further, the inner edge of the lower end of the cap (28) is cut out in a circumferential shape, whereby the injection nozzle (18) communicates between the lower end of the cap (28) and the top surface (30) of the push button (12). A distribution interval (41) is provided. Moreover, the outer peripheral part (32) of the cap (28) chamfers the edge by the side of a bottom part (33) in the taper shape, and forms the ejection taper surface (42). As shown in FIG. 10, a plurality of aerosol passages (43) are formed in the outer peripheral portion (32) to open to the ejection tapered surface (42), and as shown in FIGS. The ejection path (43) and the flow interval (41) are in communication.
[0042]
At the time of shipment, the cap (28) is connected to the connecting portion (31) by arranging the bottom portion (33) on the push button (12) side as shown in FIG. In this connection, the engagement protrusion (37) on the bottom (33) side is engaged with the engagement receiving portion (40) of the connection portion (31), and at the upper end of the connection portion (31), the cap (28) This is done by arranging a locking rod (36). And by this connection, the bottom part (33) of the cap (28) is in close contact with the upper surface of the injection nozzle (18), and the high-viscosity product (23) is prevented from leaking from the injection nozzle (18) and drying well. Become. Further, the engagement between the engagement protrusion (37) and the engagement receiving portion (40) prevents the cap (28) from being easily detached from the push button (12) due to vibration during transportation. Moreover, since the ejection path (43) of the cap (28) is opened to the ejection taper surface (42), the ejection path (43) and the ejection nozzle (18) do not communicate with each other in this connected state. The highly viscous material (23) will not leak from the ejection path (43).
[0043]
  When injecting the aerosol contents, the cap (28) is once removed from the connection portion (31), and the opening (35) is disposed on the injection nozzle (18) side as shown in FIG. ) Is again connected to the connection part (31). At the time of this removal, it can be easily removed by picking the locking rod (36) and lifting the cap (28). At the time of connection, the locking rod (36) is connected to the connecting portion.( 31 )The engagement protrusion (38) on the opening (35) side is engaged with the engagement receiving portion (40) of the connection portion (31).
[0044]
As a result, the outer periphery of the lower end of the cap (28) is in close contact with the top surface (30) of the top plate (30) of the push button (12) to prevent leakage of the high-viscosity product (23) and the aerosol content to the outside. Thus, the cap (28) is not easily detached from the connection portion (31). In addition, this connection allows the collection portion (34) of the cap (28) and the injection nozzle (18) to communicate with each other, and the collection portion (34) and the ejection path (43) to communicate with each other via the flow interval (41). Therefore, the spray nozzle (18) communicates with the spray path (43), and the aerosol contents can be sprayed to the outside.
[0045]
Then, as in the first embodiment, by rotating the push button (12) to activate the continuous injection mechanism, the valve mechanism (6) is opened as shown in FIG. 7, and the stem (4) The ejection portion (5) and the storage chamber (21) communicate with each other, and the aerosol content in the aerosol container (1) is injected into the storage chamber (21) through the ejection portion (5).
[0046]
Then, due to the ejection pressure of the aerosol content, as shown in FIG. 7 and FIG. 9, the high-viscosity material (23) stored in the storage chamber (21) is discharged from the injection nozzle (18) over a certain period of time. Is done. This high-viscosity material (23) is stored in the collection part (34) of the cap (28) communicating with the injection nozzle (18). Further, since the high-viscosity material (23) is viscous, it does not flow from the flow interval (41) of the cap (28) toward the ejection path (43), and the outer peripheral edge of the lower end of the cap (28) is a push button ( Since it is in close contact with the top surface of the top plate (30) of 12), it does not leak to the outside and stays in the collecting section (34).
[0047]
When the discharge of the high-viscosity material (23) from the storage chamber (21) is completed, the aerosol content is sprayed from the spray nozzle (18). The high-viscosity material (23) of the recovery part (34) is pushed up in the direction of the bottom part (33) and the recovery part (34) as shown in FIGS. The internal pressure increases. Due to the increase in the internal pressure, the aerosol content passes through the flow interval (41) and flows directly to the ejection path (43), and is continuously injected into the room from the ejection path (43). Thus, since the high-viscosity material (23) is not discharged to the outside but is recovered by the recovery portion (34) of the cap (28), the room is not soiled.
[0048]
On the other hand, in the case of the first embodiment, the high-viscosity material (23) is directly discharged to the outside from the injection nozzle (18), so there is a possibility that the room will be scattered by falling on the wall surface or falling on the floor. However, since the spray nozzle (18) is only covered with the anti-drying film (26), there is no need to manufacture a cap as in the second embodiment, the manufacturing process and manufacturing technology are simplified, and the product is low-cost. Will be obtained.
[0049]
Further, in each of the above embodiments, the ejection portion (5) of the stem (4) has an acute tip, but if the seal portion (24) can be easily broken, the tip is not necessarily sharp. It is not necessary to do it, and it can be made into arbitrary shapes. For example, the tip (5) of the stem (4) may have a flat tip as shown in FIG.
[0050]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, in the continuous injection of aerosol contents, a time lag can be provided between the start of the injection operation and the actual injection of the aerosol contents. The operator can safely evacuate outside the delay time due to this time lag. In addition, since this delayed injection mechanism is configured by storing a high-viscosity material in the aerosol passage, it is possible to obtain a highly reliable product at a low price without using a complicated mechanism. It is possible.
[0051]
In addition, since the high-viscosity product is stored in a storage chamber that is isolated from the inside of the aerosol container, chemical change does not occur, and the aerosol content can be well jetted.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a continuous injection state of a highly viscous material in the first embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a state in which aerosol contents are continuously injected in the first embodiment.
4 is a plan view of FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view showing a different embodiment of the sealing portion.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a second embodiment.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a continuous injection state of a high-viscosity product to a recovery unit in the second embodiment.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a continuous spraying state of aerosol contents in the second embodiment.
9 is an enlarged view of the main part of FIG.
FIG. 10 is an enlarged view of the main part of FIG.
FIG. 11 is a perspective view of the entire cap partly cut away.
FIG. 12 is an enlarged cross-sectional view showing different embodiments of the ejection part.
[Explanation of symbols]
1 Aerosol container
2 Mountain Cup
4 stem
5 ejection part
10 Shoulder cover
12 Pushbutton
13 wearing port
16 Engagement taper surface
18 Injection nozzle
20 engagement rod
21 Storage room
23 High viscosity products
24 Sealing part
25 Introduction
28 cap
30 Top plate
32 outer periphery
34 Collection Department
41 Distribution interval
43 Outlet

Claims

A spray part is provided on the stem of the aerosol container, and a push button that can be lowered and fixed in the direction of the aerosol container is arranged facing the outer periphery of the spray part. A storage chamber storing high-viscosity material that can be discharged from the storage chamber is arranged, the lower end of the storage chamber is arranged facing the upper part of the ejection part, and the ejection part side of the storage room can be broken by pressing the ejection part An aerosol delayed injection device characterized in that an injection nozzle capable of injecting a high-viscosity material and aerosol contents is formed in communication with a storage chamber while being sealed with a sealing portion.

A spray part is provided on the stem of the aerosol container, and a push button that can be lowered and fixed in the direction of the aerosol container is arranged facing the outer periphery of the spray part. A storage chamber storing high-viscosity material that can be discharged from the storage chamber is arranged, the lower end of the storage chamber is arranged facing the upper part of the ejection part, and the ejection part side of the storage room can be broken by pressing the ejection part In addition to sealing with the sealing portion, the push button is formed with an injection nozzle capable of injecting high-viscosity and aerosol contents in communication with the storage chamber, and connected to the injection nozzle to the push button in which the injection nozzle and the storage chamber are arranged. A cap with a U-shaped cross-section provided with a high-viscosity recovery part is connected, and a flow interval communicating with the injection nozzle is provided at the interval between the lower end of the cap and the top surface of the top plate of the push button, and communicated with this flow interval. Aerozo Aerosol delay jet apparatus characterized ejection path of the contents that formed on the outer peripheral portion of the cap.

The delayed injection device for aerosol according to claim 1 or 2, wherein the high-viscosity product has a viscosity of 5,000 cP to 2,000,000 cP.

The push button is fixed by providing a mounting opening for inserting the push button in the center of the shoulder cover engaged with the mountain cup of the aerosol container, and forming an engagement taper surface protruding in the direction of the mountain cup at the lower end of the inner surface of the mounting opening And the delay injection device for aerosol according to claim 1 or 2, wherein the engagement taper surface is engaged with an engagement rod protruding from the outer periphery of the push button.

3. The aerosol delayed-injection device according to claim 1, wherein the push button is provided with an introduction portion for closely introducing the stem to the lower end of the storage chamber.