JP3919959B2 - Baseball bat - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、打撃時の衝撃力を緩和し飛距離を抑えると共に、危険を回避して安全に使用できるようにした野球用のバットとその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】
野球の打撃練習において打撃フォームをチェックしたり、打撃感を養ったりする場合、必ずしも正規のバットで行わなければならない理由はない。ことに打撃練習はフォームをチェックすること、打撃位置をチェックすることなど、実戦を離れたところで行われることから模擬のバットでの練習でも充分に目的を達成することができる。中でも直接ボールを打撃する場合はネットで防護するにしても或る程度の場所の広さが必要となる。また正規のバットによる場合には安全性を考慮して部外者の接近に注意する等の配慮をしなければならない等の問題がある。
【0003】
また一方、限られた広さの中で野球を楽しんだり、子供や習熟しない者同志が野球を楽しむ場合にはバッティングの動作はそれ自体が危険な動作であることから充分これを回避する必要があり、またこの場合には大きな飛距離を求める必要性もないので危険性の高い正規のバットを使用する理由もない。
【0004】
従来この様な状況に鑑み正規のバットに倣って模擬バットが提案され、材質的に危険性の小さなプラスチック製のバットやバットの全体を弾性体で成形してバット自体の打撃力を小さくして危険性を回避し、合わせて打球の飛距離を抑えて狭い場所でも安全に野球を楽しむことができるようにしたバットが提案されている。
【0005】
特公昭59ー10228号、特開昭62ー106784号公報に各記載される野球用のバットはその一例である。これらは発泡樹脂を材料にバット自体を成形したり、半硬質のコアを中心にしてその周りに弾性材で打撃部を形成し野球用バットを製造するものであり、その目的とするところは安全性の高いバットを提供することにある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
これら従来のバットは、目的とする安全性については充分にその役目を果たすものとなっているが、バット全体が発泡樹脂等による弾性体からなっていたり、或いはコアに半硬質素材を使用して全体として軟質なものになっていたりするため安全性が確保される代わりに正規のバットから得られる剛性が欠如し、使用実感、つまり打撃感が薄れるなど練習用バットとしても、また飛距離を落とした野球を楽しむ上でも満足感がなく不充分なものであった。
【0007】
本発明はこの様な実情に鑑み開発されたものであり、その目的とするところは、使用時の安全性を確保すると同時に、正規のバットに近い使用実感が得られ、しかも打撃時には打球の飛距離を抑えて安全な使用が可能となる野球用バットを提供すること、また併せて耐久性と製造性を考慮し、安定した製品を量産的に製造することができる野球用バットの製造法を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の目的を達成するため、所要剛性をもちながら軽量であるパイプ製の芯材を中心において、その一端を直接把持できるグリップ部とし、このグリップ部を除く上記芯材の全長に亘ってウレタン発泡体等の適宜の弾性を有する合成樹脂素材からなる弾性打撃部を一体に形成した野球用バットを提供するものである。
上記芯材、例えばアルミパイプ材の持つ所要の剛性によりバット全体の剛性と安定性を得、またこの芯材の一部をグリップ部として直接把持可能にすることによって打撃時のグリップ感を正規バットの使用感と同一のものとし、その一方該グリップ部以外の全長を弾性素材によって包み打撃時の衝撃力を緩和できる構造にすることによってスイング時の危険性を回避し、更には打球の飛距離を抑えられるようにした野球用バットを提供することにある。
【0009】
更に本発明を詳述するならば、その特徴とするところは所要の長さを有するパイプ材を芯材としてその一端側にグリップ部を設定し、該グリップ部の端部に膨径したグリップエンド部を形成する一方、該グリップ部を除く前記芯材の全長に亘る周面に所要肉厚の弾性打撃部を一体に被覆形成してなる野球用バットを提供することにある。
【0010】
また本発明は上記野球用バットにおいて、芯材を軽量金属製パイプ材にしてなることを特徴とした野球用バットを提供することにある。
【0011】
また本発明は、前記グリップエンド部について雄ネジ部を有する円形体として芯材とは別体とし、他方芯材のグリップ部の端部開口部内周面には雌ネジ部を形成して該雌ネジ部に前記雄ネジ部を蝶着することによりグリップ部の端部にグリップエンド部を形成するようにした野球用バットを提供することにある。
【0012】
また本発明は、前記弾性打撃部を所要弾性を有する合成樹脂発泡体で成形することを特徴とした野球用バットを提供することにある。
【0013】
また更に、本発明は前記野球用バットにおいて、弾性打撃部は長さの途中からグリップ部との境界部に向けて徐々に縮径させる一方、グリップ部には全長に亘ってグリップ用テープを巻成して芯材表面を被覆してなることを特徴とした野球用バットを提供することにある。
【0014】
また、本発明は上述した野球用バットを提供することに加えて、当該バットを効率的に、しかも安定的に製造するための方法を提供せんとするものであり、これを詳述すれば、
金属製パイプ材を所定の長さに切断して芯材を形成し、その一端をグリップ部として設定すると共に、該グリップ部の端部開口部内周面に雌ネジ部を形成し、他方他端の開口部を密封する工程と、
上記グリップ部を除いた野球用バットの外形に合せてなる成形用金型の中心部に沿って前記芯材を挿入し、且つグリップ部を金型の外に露出した状態に保持し固定する工程と、
前記金型内に発泡原液を注入し前記芯材と金型内面との間で発泡させ、固化させて弾性打撃部を芯材表面に一体的に形成する工程と、
上記弾性打撃部の固化後脱型する工程と、
上記脱型後グリップ部表面にグリップ用テープを巻成する工程、並びに前記グリップ部の端部開口部に形成した雌ネジ部に円形状のグリップエンド部材の雄ネジ部を螺着し、グリップエンド部を形成する工程と、
からなる野球用バットの製造法を提供することにある。
【0015】
更に本発明は前記製造法において、成形用金型内に発泡原液を注入し弾性打撃部を形成するに当たって、該発泡原液が固化するのをみはからって表面スキン層を通して針穴を適宜形成し、前記打撃部内の気泡セル相互を連通することを特徴とした野球用バットの製造法を提供することにある。
【0016】
また本発明は、金属製パイプ材を所定の長さに切断して芯材を形成してその一端をグリップ部に設定すると共に、該グリップ部の端部開口部内周面に雌ネジ部を形成し、他方他端の開口部を密封する工程と、
上記グリップ部を除いた野球用バットの外形に合せてなる成形用金型の中心部に沿って前記芯材を挿入すると共に、グリップ部を金型の外に露出した状態に保持して芯材を金型に固定する工程と、
前記金型内に溶液状発泡原液に発泡剤、顔料、耐候剤等を混合して投入し、金型内で加熱し前記芯材と金型内面との間で液状発泡させ、固化させて弾性打撃部を芯材表面に一体的に形成する工程と、
上記弾性打撃部の固化後脱型する工程と、
上記脱型後グリップ部表面にグリップ用テープを巻成する工程、及び前記グリップ部の端部開口部に形成した雌ネジ部に円形状のグリップエンド部材の雄ネジ部を螺着し、グリップエンド部を形成する工程と、
からなる野球用バットの製造法を提供することにある。
以下、本発明を実施例に基づき説明し、その特徴とするところを明らかにする。
【0017】
【発明の実施の形態】
【実施例】
図1乃至図3は本発明に係る野球用バットの一例を示したものである。図1はバットの一部を断面とした正面図、図2は要部を拡大して示した部分を省略する中央縦断正面図、図3は図1のA−A線断面図であり、図面において、1は本発明に係るバットを、2は芯材、3はグリップ部、4は弾性打撃部を示す。
【0018】
この実施例における芯材2は所要肉厚を有したアルミ製のパイプ材であって、長尺に製造されるパイプ材を所定の長さに切断したものである。この芯材2は所定の長さ(実際には求めるバットの長さ)に切断したのちグリップ部3を形成する側の端部の開口部内周面に雌ネジ部5を形成し、後述するグリップエンド部材6の装着に備えられる。
【0019】
ここで芯材2の素材としてアルミのパイプ材を選択した理由は金属素材として軽量であって剛性があること、しかも所要の反発性があることによっているが、更には均一な素材が入手し易いこと、また量産する上で製造性に優れることにある。また加えてアルミのパイプ材を始め金属製パイプ材を選択する大きな理由の一つは後述する合成樹脂による弾性打撃部を発泡成形する際に熱及び発泡圧によって芯材が変形しバット全体が変形するのを防止するのに有効であることによる。
【0020】
この芯材2に対してグリップ部3は一端側から所要の長さの範囲を任意設定することによって決定される。つまり、最小の長さの範囲として両手で握れる長さを基準としてバットの重量を基にしたバランスの上から任意決定されることになる。
【0021】
このグリップ部3は実質的に芯材2の一部であって製造の過程においてこのグリップ部には手を保護し、握りを安定化するため、更には太さを選択し、或いは装飾のため後述するようにテープ7が巻付けられる。
尚、ここではテープを選択しているが、ゴムチューブ等を装着してテープの巻き付けに代えてもよい。
【0022】
一方、弾性打撃部4は上記グリップ部3を除く芯材2の全長を包むように形成されるもので、この打撃部4は弾性によって打撃時の打球衝撃力を緩和し、打球に対する飛距離を抑制すると同時に、使用時に誤って人体に触れたとき正規バットの如く大きな衝撃力を与えて怪我をさせることのないようにしたものである。このためゴム或いは弾性を有する軟質の合成樹脂素材、特にその発泡体が適当である。
【0023】
この弾性打撃部4には芯材2の重量に加えて全体の重量を正規のバットの重量に近似したものとするため相応の重量が求められると共に、所要の弾性を発揮するため、また正規バットの直径に適合させるため所定の肉厚に形成されることになる。
【0024】
更にこの実施例では打撃部4が正規バットの外形に似たものとなるため前記グリップ部3との境界部を始めにして他端(先端)に向け直径を徐々に拡径させテーパー形に形成し、更に途中から先端部に亘って略一定の径に揃えて図示するように通常見られる正規バットの外形形状にしてある。
【0025】
グリップ部3に巻かれる保護のテープ7は芯材2に弾性打撃部4が形成されたのち、この打撃部の境界部分から端部に亘る範囲に螺旋状に巻付け、その端部をテープ止めによって固定し、剥離を防止することになる。
このテープの巻付けを行ったのち(或いはテープ巻付けの前でもよい。)、端部開口部の雌ネジ部5にグリップエンド部材6を装着して完成される。
【0026】
グリップエンド部材6は芯材2に一体的な成形が困難であること、コスト高になることから芯材とは別体に形成して後付けする方法を採ったもので、ここでは金属軸体8の一端に拡径部9を設け、他端周面に雄ネジ部10を形成して略ボルト状に形成したネジ軸体を基体としてその周面に上記拡径部9を包むようにゴム冠11を被せて形成したものとしてある。該部材6は前記雄ネジ部10を芯材の雌ネジ部5に螺着することによって組付け、グリップエンド部を形成することになる。
【0027】
本発明に係る野球用バットを図面に基づきその構造を説明したが、更に製造の実際を通して詳述することにする。
芯材2はパイプ材であることを条件としてその他は特に制約されないが、ここで実施する材料はアルミ製のパイプ材であり、更に具体的には子供用バットの製造を前提としてパイプ材の直径が21.5mm、長さが665mm、パイプ肉厚1.75mmのものを選択し、その一端開口部内周面に雌ネジ部5を予め形成したものとしている。
【0028】
一方、弾性打撃部4として合成樹脂発泡体、この実施例ではウレタン樹脂発泡体とした場合につき説明するもので、この打撃部形成のため成形金型(図示せず)が準備される。
尚、ここでの金型はモールドフォーム法による成形を前提にしているが、その他の樹脂、つまり各種エラストマーを材料に選択した場合は射出成形法を採用することも可能である。以下、製造過程を通して説明する。
【0029】
先ず前記雌ネジ部5を形成して得られたアルミパイプ製の芯材2の先端側端部開口部を栓を嵌め付けるか、或いはテープを貼り付けることによってこれを密閉し、樹脂液の侵入防止策を講じておき、またグリップ部3を除く芯材2の全長の周面に接着剤を塗布しておく。
【0030】
ここに使用する接着剤は芯材2と後述する弾性打撃部4との一体性を図るためのもので、言うまでもなく上記打撃部4を形成する素材に対応して接着力を発揮する接着剤の選択が求められることになる。
【0031】
その一方、内側の形状を製造するバットの外形形状に適合させた成形金型を開き内面にワックス,石鹸類,オイル等の離型剤を塗布すると共に、バットの表面を塗装する塗料を塗布する。このとき後述する弾性打撃部4の使用素材に対応させて塗料が選択されることになる。
【0032】
上記金型の準備が整ったのち、前記芯材2の前記接着剤を塗布した端部側から金型の中心に沿って挿入し、次に金型を閉じて上記接着剤を塗布した全体を金型内部の中心部に位置させると共に、他端のグリップ部3を金型の外に出し、この状態で金型に固定する。
【0033】
金型のセットを完了したのち、この金型を40°C〜45°Cに加熱保持してウレタン樹脂発泡原液を注入し、金型内面と芯材2の外周面との空間内で発泡させ、固化させてウレタン発泡体からなる弾性打撃部4を形成して芯材2の周面を被覆させる。
【0034】
尚、上記ウレタン樹脂発泡原液を得るにあたってはポリウレタン系樹脂に所定の添加剤、例えば触媒、架橋剤(鎖延長剤)、発泡剤、整泡剤、離型剤、着色剤、加水分解防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の添加剤を適宜混合し調整することになる。
この時重要なことは発泡固化して得られた弾性打撃部4の硬度である。この硬度はボールの飛びに直接影響するものとなるためその設定に注意する必要があるが、使用上の安全性から大体硬度(JIS S6050)60〜70の範囲が適当である。
【0035】
金型内で注入した樹脂発泡原液が発泡し、空間を満たして打撃部4の形状を形成したのちこれが固化したところで、次に該発泡体の表面スキン層を通して針穴をあけ、内部で独立する発泡セル相互を連通させる。
この発泡セルの連通は金型成形時の熱,圧力による変形を防止するための処置であり、打撃部4の形状の安定化のために有効となる。
【0036】
上記樹脂の固化後金型を開放して脱型し、次にグリップエンド部材6をその雄ネジ部10を芯材2端部の雌ネジ部5に螺着し、またグリップ部3にテープ7を巻付けることでバットの製造を完了することになる。
尚、弾性打撃部4の表面に塗布される塗料は装飾効果を上げる外、実質的に耐候性、耐湿熱を向上させる上で有効であり、バット自体の耐久性を高めることになる。
【0037】
本発明の野球用バットは上述の如くウレタン樹脂を材料にして成形金型により弾性打撃部4を容易に且つ均一に成形することができることから量産的に製造することができ、しかも低コストで提供することができる。
【0038】
この野球用バットの製造に当たって、特に弾性打撃部4についてはその特性を発揮させる上で最も重要な部分となることから例えば前記発泡体による場合には密度,硬度,引張強度,伸び率,引裂強度,反発弾性,歪み等バットの使用目的、使用対象者等を考慮して適正な値のものを選択することになることは言うまでもない。
【0039】
ことに、発泡密度や伸び率は主として打撃力を決定することになり、また硬度や引張強度,引裂強度はその耐久性を決定することになるため、成人用或いは子供用等使用対象者に合わせて設定されることになる。
勿論、この様な材料の選択に併せて、バット全体のバランスから打撃部の重量は重要であり、またその長さ,直径もそれぞれの用途,使用対象者に合わせて適正なものを選択する必要があることは言うまでもない。
【0040】
ところで、前記弾性打撃部4の材料としてポリウレタン樹脂を採用したが、その原料となるポリイソシアネートとして、例えばトリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリジンジイイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等々があり、またポリオールとして例えばポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、アクリルポリオール、ポリブタジエンポリオール等々がある。これらの素材はそれぞれの特性を考慮して求める打撃部の成形に適したものを選択すればよい。
【0041】
また、打撃部4の成形に当たって射出成形法による場合は、熱可塑性エラストマーに発泡剤、顔料、耐候剤等を混ぜ、射出成型機内で加熱して溶融発泡させ、金型内に注入し固化させることになる。
この場合の樹脂材料として、例えばポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、1,2ポリブタジェン系、エチレン・酢酸ビニル系、ポリ塩化ビニル系、天然ゴム系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系、トランスーポリイソプレン系等々がある。
【0042】
【発明の効果】
本発明を実施例に基づき詳述したが、グリップ部分を除くバットの略全体に当たる打撃部が樹脂発泡体等の弾性素材によって形成されていることから、ボールに対する打撃力が抑制され、必要以上に打球が飛ぶ心配がなく、従ってトスボールのバッティング用バットなどに使用する場合に好都合であり、また衝撃力が小さいことから誤って人に当たっても大きな破壊力とならず、怪我等の心配がなく安全に使用できる利点がある。
【0043】
また、本発明に係るバットは所要剛性が確保される芯材の一部をグリップ部として当該部分を直接把持しバッティングすることができることから安定性があり、正規の木製或いは金属製バットと変わりない感触で使用できる利点がある。
【0044】
しかも本発明バットはバットの全長に亘ってこの剛性のある芯材が埋設された状態となることから打撃時の衝撃を弾性打撃部において吸収しても中心部の芯材が剛性を保って中心軸が撓んだり、変形したりしないため軟弱感がなく正規バットに近い使用感が得られる利点がある。
【0045】
また本発明による製造法によれば、金型内に芯材を挿入し、樹脂発泡原液を注入することで打撃部を形成することができ、更に芯材の一部であるグリップ部にテープを巻付け、或いは筒状部材を装着し、またグリップエンド部材を装着することで製造することができるため低コストで、均一な製品を量産することができ廉価に提供できる利点がある。
【0046】
そして更に言うならば、金型形状を変えることで太さを異にした所望のバットを容易に得る事ができ、多種製品を低コストで製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】バットの一部を断面とした正面図。
【図2】要部を拡大して示した部分を省略する中央縦断正面図。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 バット
2 芯材
3 グリップ部
4 弾性打撃部
5 雌ネジ部
6 グリップエンド部材
7 テープ
10 雄ネジ部
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a baseball bat and a method for manufacturing the same, which can reduce the impact force at the time of hitting to suppress the flight distance and avoid danger and can be used safely.
[0002]
[Prior art]
There is no reason why a regular bat must be used to check the batting form or improve the feeling of batting in baseball batting practice. In particular, since the practice of hitting is performed away from the actual battle, such as checking the form and checking the hitting position, the objective can be sufficiently achieved even with practice with a simulated bat. In particular, when hitting a ball directly, a certain amount of space is required even if it is protected by a net. In addition, when using a regular bat, there is a problem that consideration must be given to paying attention to outsiders in consideration of safety.
[0003]
On the other hand, if you enjoy playing baseball in a limited area, or if you and other unskilled players enjoy playing baseball, it is necessary to avoid this because batting is a dangerous action. In this case, there is no reason to use a regular bat with a high risk because there is no need to obtain a large flight distance.
[0004]
In the past, a simulated bat was proposed following a regular bat in view of such a situation, and the impact of the bat itself was reduced by molding the plastic bat and the entire bat with a low material risk with an elastic body. There has been proposed a bat that avoids the danger and can also enjoy baseball safely even in a narrow place by controlling the flight distance of the hit ball.
[0005]
One example is the baseball bat described in Japanese Patent Publication Nos. 59-10228 and 62-106784. These are made of foamed resin, and the bat itself is molded, or a baseball bat is manufactured by forming a striking part with an elastic material around a semi-rigid core. The purpose is to provide a highly bat.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
These conventional bats are sufficient for their intended safety, but the entire bat is made of an elastic material such as foamed resin, or a semi-rigid material is used for the core. Since it is soft as a whole, safety is ensured instead of lacking the rigidity that can be obtained from a regular bat. It was not enough to enjoy playing baseball.
[0007]
The present invention has been developed in view of such circumstances, and the object of the present invention is to ensure the safety during use and at the same time obtain a feeling of use close to that of a regular bat, and at the time of hitting, the flying of the hit ball. To provide a baseball bat that can be used safely at a reduced distance, and to manufacture a stable baseball bat that can be manufactured stably in consideration of durability and manufacturability. It is to be provided.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the present invention has a pipe core material that has the required rigidity and is lightweight, and has a grip portion that can be directly gripped at one end, and covers the entire length of the core material excluding the grip portion. The present invention also provides a baseball bat integrally formed with an elastic hitting portion made of a synthetic resin material having appropriate elasticity such as urethane foam.
The required rigidity of the core material, for example, aluminum pipe material, provides the rigidity and stability of the entire bat. On the other hand, by wrapping the entire length other than the grip part with an elastic material to reduce the impact force at the time of hitting, the danger at the time of swing is avoided, and further the flight distance of the hit ball It is to provide a baseball bat that can suppress the above.
[0009]
Further, the present invention will be described in detail. The feature is that a pipe material having a required length is used as a core material, a grip portion is set on one end side thereof, and the grip end is expanded at the end portion of the grip portion. Another object of the present invention is to provide a baseball bat in which an elastic striking portion having a required thickness is integrally formed on a circumferential surface extending over the entire length of the core member excluding the grip portion.
[0010]
Another object of the present invention is to provide a baseball bat characterized in that the base material is a lightweight metal pipe material.
[0011]
In the present invention, the grip end portion is formed as a circular body having a male screw portion, and is separated from the core material. On the other hand, a female screw portion is formed on the inner peripheral surface of the end opening of the grip portion of the core material. An object of the present invention is to provide a baseball bat in which a grip end portion is formed at an end portion of a grip portion by buttering the male screw portion on a screw portion.
[0012]
Another object of the present invention is to provide a baseball bat characterized in that the elastic hitting portion is formed of a synthetic resin foam having a required elasticity.
[0013]
Furthermore, in the baseball bat according to the present invention, the elastic hitting portion is gradually reduced in diameter from the middle of the length toward the boundary portion with the grip portion, while the grip portion is wound with a grip tape over the entire length. An object of the present invention is to provide a baseball bat which is formed by covering the surface of a core material.
[0014]
In addition to providing the above-described baseball bat, the present invention is intended to provide a method for efficiently and stably manufacturing the bat.
A metal pipe material is cut into a predetermined length to form a core material, and one end thereof is set as a grip portion, and an internal thread portion is formed on the inner peripheral surface of the end opening portion of the grip portion, and the other end Sealing the opening of
Inserting the core material along the center of a molding die that matches the outer shape of the baseball bat excluding the grip portion, and holding and fixing the grip portion exposed to the outside of the die When,
Injecting a foaming stock solution into the mold, foaming between the core material and the inner surface of the mold, solidifying and integrally forming an elastic striking part on the core material surface;
A step of demolding after the elastic striking portion is solidified;
A step of winding a grip tape on the surface of the grip part after demolding, and screwing a male thread part of a circular grip end member to a female thread part formed in an end opening of the grip part, Forming a part;
A baseball bat manufacturing method comprising:
[0015]
Furthermore, the present invention provides a method in which a needle hole is appropriately formed through the surface skin layer while the foaming stock solution is injected into the molding die to form an elastic impact portion in the above-described manufacturing method, while the foaming stock solution is solidified. Another object of the present invention is to provide a method for manufacturing a baseball bat, wherein the bubble cells in the hitting portion are communicated with each other.
[0016]
In the present invention, a metal pipe material is cut to a predetermined length to form a core material, one end thereof is set as a grip portion, and an internal thread portion is formed on the inner peripheral surface of the end opening portion of the grip portion. And sealing the opening at the other end,
The core material is inserted along the center portion of the molding die that matches the outer shape of the baseball bat excluding the grip portion, and the grip portion is held outside the die to hold the core material. Fixing the mold to the mold,
A foaming agent, a pigment, a weathering agent, etc. are mixed and added to the solution foaming stock solution in the mold, heated in the mold, liquid foamed between the core material and the inner surface of the mold, and solidified to be elastic. Forming the striking portion integrally on the core surface;
A step of demolding after the elastic striking portion is solidified;
A step of winding a grip tape on the surface of the grip portion after demolding, and screwing a male screw portion of a circular grip end member into a female screw portion formed in an end opening of the grip portion, thereby grip end Forming a part;
A baseball bat manufacturing method comprising:
Hereinafter, the present invention will be described based on examples, and the features thereof will be clarified.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
【Example】
1 to 3 show an example of a baseball bat according to the present invention. 1 is a front view with a part of the bat as a cross section, FIG. 2 is a front view of the central longitudinal section omitting the enlarged portion of the main part, and FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 1 is a bat according to the present invention, 2 is a core material, 3 is a grip part, and 4 is an elastic hitting part.
[0018]
The core material 2 in this embodiment is an aluminum pipe material having a required wall thickness, which is obtained by cutting a pipe material manufactured in a long length into a predetermined length. This core material 2 is cut to a predetermined length (actually the length of the bat required), and then an internal thread portion 5 is formed on the inner peripheral surface of the opening at the end on the side where the grip portion 3 is to be formed. It is provided for mounting of the end member 6.
[0019]
The reason why the aluminum pipe material is selected as the material of the core material 2 is that it is light and rigid as a metal material and has a desired resilience, but it is easy to obtain a uniform material. In addition, it is excellent in manufacturability in mass production. In addition, one of the major reasons for selecting metal pipe materials such as aluminum pipe materials is that the core material is deformed by heat and foaming pressure when the elastic hitting part made of synthetic resin, which will be described later, is foamed, and the entire bat is deformed By being effective in preventing
[0020]
The grip portion 3 is determined by arbitrarily setting a range of a required length from one end side with respect to the core material 2. In other words, the minimum length range is arbitrarily determined from the balance based on the weight of the bat, based on the length that can be grasped with both hands.
[0021]
The grip portion 3 is substantially a part of the core material 2 and in the manufacturing process, the grip portion protects the hand, stabilizes the grip, further selects the thickness, or for decoration. The tape 7 is wound as will be described later.
Although a tape is selected here, a rubber tube or the like may be attached to replace the tape winding.
[0022]
On the other hand, the elastic hitting portion 4 is formed so as to wrap the entire length of the core material 2 excluding the grip portion 3, and the hitting portion 4 relaxes the impact force at the time of hitting by elasticity and suppresses the flight distance to the hitting ball. At the same time, when a human body is accidentally touched during use, a large impact force is applied like a regular bat to prevent injury. For this reason, rubber or a soft synthetic resin material having elasticity, particularly its foam, is suitable.
[0023]
In addition to the weight of the core material 2, the elastic hitting portion 4 is required to have an appropriate weight in order to approximate the entire weight to the weight of the regular bat, and to exhibit the required elasticity, In order to adapt to the diameter of the film, it is formed to have a predetermined thickness.
[0024]
Further, in this embodiment, the striking portion 4 resembles the outer shape of a regular bat, so that the diameter gradually increases toward the other end (tip) starting from the boundary with the grip portion 3 to form a tapered shape. In addition, the outer shape of the regular bat that is normally seen is shown in the figure so as to be aligned with a substantially constant diameter from the middle to the tip.
[0025]
The protective tape 7 wound around the grip portion 3 is wound in a spiral shape in a range extending from the boundary portion to the end portion of the hitting portion after the elastic hitting portion 4 is formed on the core material 2, and the end portion is taped. To prevent peeling.
After the tape is wound (or may be before the tape is wound), the grip end member 6 is attached to the female screw portion 5 of the end opening to complete the tape.
[0026]
Since the grip end member 6 is difficult to be integrally formed with the core material 2 and the cost is high, the grip end member 6 is formed separately from the core material and is attached later. Here, the metal shaft body 8 is used. A rubber crown 11 is provided so that the enlarged diameter portion 9 is provided at one end and a male screw portion 10 is formed on the other circumferential surface of the other end and a screw shaft body formed in a substantially bolt shape is used as a base to wrap the enlarged diameter portion 9 on the circumferential surface. It is assumed that it is formed by covering. The member 6 is assembled by screwing the male screw portion 10 to the female screw portion 5 of the core member, thereby forming a grip end portion.
[0027]
Although the structure of the baseball bat according to the present invention has been described with reference to the drawings, it will be described in detail through actual manufacturing.
The core material 2 is not particularly limited as long as it is a pipe material, but the material implemented here is an aluminum pipe material, and more specifically, the diameter of the pipe material on the premise of manufacturing a child bat. 21.5 mm, a length of 665 mm, and a pipe wall thickness of 1.75 mm are selected, and a female screw portion 5 is formed in advance on the inner peripheral surface of one end opening thereof.
[0028]
On the other hand, a case where a synthetic resin foam is used as the elastic hitting portion 4 and a urethane resin foam in this embodiment will be described. A molding die (not shown) is prepared for forming the hitting portion.
Here, the mold is premised on molding by the mold foam method, but when other resins, that is, various elastomers are selected as materials, an injection molding method can be adopted. Hereinafter, the manufacturing process will be described.
[0029]
First, the end of the aluminum pipe core member 2 obtained by forming the female screw portion 5 is sealed by fitting a stopper or by attaching a tape to the front end side opening portion of the core material 2 so as to infiltrate the resin liquid. Preventive measures are taken, and an adhesive is applied to the circumferential surface of the entire length of the core member 2 excluding the grip portion 3.
[0030]
The adhesive used here is for the purpose of integrating the core material 2 and the elastic hitting portion 4 described later. Needless to say, an adhesive that exhibits an adhesive force corresponding to the material forming the hitting portion 4 is used. You will be asked to choose.
[0031]
On the other hand, a molding die adapted to the outer shape of the bat that manufactures the inner shape is opened, and a release agent such as wax, soaps, or oil is applied to the inner surface, and a paint for coating the surface of the bat is applied. . At this time, the paint is selected in accordance with the material used for the elastic striking portion 4 described later.
[0032]
After the preparation of the mold, the core material 2 is inserted along the center of the mold from the end side where the adhesive is applied, and then the mold is closed and the entire adhesive is applied. The grip part 3 at the other end is placed outside the mold and is fixed to the mold in this state while being positioned at the center of the mold.
[0033]
After completing the setting of the mold, the mold is heated and held at 40 ° C. to 45 ° C., and a urethane resin foaming stock solution is injected, and foamed in the space between the mold inner surface and the outer peripheral surface of the core material 2. The elastic striking portion 4 made of urethane foam is solidified to cover the peripheral surface of the core material 2.
[0034]
In addition, in obtaining the urethane resin foaming stock solution, predetermined additives for polyurethane resin, such as a catalyst, a crosslinking agent (chain extender), a foaming agent, a foam stabilizer, a release agent, a colorant, a hydrolysis inhibitor, Additives such as antioxidants and ultraviolet absorbers are appropriately mixed and adjusted.
What is important at this time is the hardness of the elastic hitting portion 4 obtained by foaming and solidifying. Since this hardness directly affects the flying of the ball, it is necessary to pay attention to its setting. However, the range of hardness (JIS S6050) 60 to 70 is appropriate for safety in use.
[0035]
After the resin foaming stock solution injected in the mold is foamed and fills the space to form the shape of the hitting portion 4, it is solidified. Then, a needle hole is made through the surface skin layer of the foam and becomes independent inside. The foam cells communicate with each other.
The communication of the foamed cells is a measure for preventing deformation due to heat and pressure at the time of mold forming, and is effective for stabilizing the shape of the striking portion 4.
[0036]
After the resin is solidified, the mold is opened to remove the mold, and then the grip end member 6 is screwed with the male threaded portion 10 to the female threaded portion 5 at the end of the core member 2, and the grip 7 is taped 7 Wrapping will complete the manufacture of the bat.
The paint applied to the surface of the elastic striking portion 4 is effective in improving the weather resistance and heat and moisture resistance in addition to enhancing the decorative effect, and increases the durability of the bat itself.
[0037]
The baseball bat of the present invention can be mass-produced because the elastic striking portion 4 can be easily and uniformly formed by a molding die using urethane resin as a material as described above, and is provided at a low cost. can do.
[0038]
In producing the baseball bat, the elastic hitting portion 4 is the most important part for exerting its characteristics. For example, in the case of the foam, the density, the hardness, the tensile strength, the elongation rate, the tear strength. Needless to say, an appropriate value is selected in consideration of the purpose of use of the bat such as rebound resilience and strain, and the intended user.
[0039]
In particular, the foaming density and elongation rate mainly determine the impact force, and the hardness, tensile strength, and tear strength determine the durability thereof. Will be set.
Of course, in addition to the selection of such materials, the weight of the striking part is important from the balance of the entire bat, and it is necessary to select the appropriate length and diameter for each application and user. It goes without saying that there is.
[0040]
By the way, although the polyurethane resin was adopted as the material of the elastic hitting part 4, there are, for example, tolylene diisocyanate, diphenylmethane diisocyanate, tolidine diisocyanate, isophorone diisocyanate and the like as the polyisocyanate as the raw material, and as the polyol, for example, polyester polyol, There are polyether polyols, acrylic polyols, polybutadiene polyols and the like. What is necessary is just to select the material suitable for shaping | molding of the striking part calculated | required considering each characteristic.
[0041]
In the case of using the injection molding method for forming the striking part 4, a foaming agent, a pigment, a weathering agent, etc. are mixed with a thermoplastic elastomer, heated in an injection molding machine, melted and foamed, and injected into a mold and solidified. become.
Examples of resin materials in this case include polystyrene, polyolefin, polyurethane, polyester, polyamide, 1,2, polybutadiene, ethylene / vinyl acetate, polyvinyl chloride, natural rubber, fluororubber, and chlorination. There are polyethylene-based, trans-polyisoprene-based and the like.
[0042]
【The invention's effect】
Although the present invention has been described in detail based on the embodiment, the striking portion that hits substantially the entire bat excluding the grip portion is formed of an elastic material such as a resin foam. There is no worry that the hit ball will fly, so it is convenient when used for bats for tossball batting, etc. Also, since the impact force is small, it will not cause a large destructive force even if it hits a person accidentally, and there is no worry about injury etc. There is an advantage that can be used.
[0043]
In addition, the bat according to the present invention is stable because it can be directly gripped and batting a part of the core material with which required rigidity is ensured, and is not different from a regular wooden or metal bat. There is an advantage that it can be used by touch.
[0044]
In addition, since the rigid core material is embedded over the entire length of the bat according to the present invention, the core material in the central portion maintains the rigidity even if the impact at the time of impact is absorbed by the elastic impact portion. Since the shaft does not bend or deform, there is an advantage that there is no feeling of softness and a feeling of use similar to a regular bat can be obtained.
[0045]
Further, according to the manufacturing method of the present invention, the striking part can be formed by inserting the core material into the mold and injecting the resin foaming stock solution, and further, the tape is applied to the grip part which is a part of the core material. Since it can be manufactured by winding or mounting a cylindrical member and mounting a grip end member, there is an advantage that a uniform product can be mass-produced at low cost and can be provided at low cost.
[0046]
Furthermore, further, it is possible to easily obtain desired bats having different thicknesses by changing the mold shape, and it is possible to manufacture various products at low cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view with a cross section of a part of a bat.
FIG. 2 is a front view of a central longitudinal section, omitting a portion showing an enlarged main part.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Butt 2 Core material 3 Grip part 4 Elastic hitting part 5 Female thread part 6 Grip end member 7 Tape 10 Male thread part

Claims (4)

軽量金属製パイプ材を所定の長さに切断して芯材を形成し、その一端側グリップ部にして該グリップ部の端部にグリップエンド部を形成し、その一方前記グリップ部を除く前記芯材の全長に亘る周面に合成樹脂発泡体を所要肉厚に被覆形成して弾性打撃部を形成すると共に、該弾性打撃部の長さの途中から前記グリップ部との境界部に向けて除々に縮径させてバットの外形の形状に整え、且つ前記グリップ部には全長に亘ってグリップ用テープを巻成して露出する表面を被覆してなることを特徴とした野球用バット。 By cutting the lightweight metal pipe to a predetermined length to form a core material, with its one end to the grip portion to form a grip end portion at an end portion of the grip portion, except while the grip portion A synthetic resin foam is formed on the peripheral surface of the entire length of the core material so as to have a required thickness to form an elastic striking portion, and from the middle of the length of the elastic striking portion toward the boundary with the grip portion. The baseball bat is characterized in that the diameter is gradually reduced to adjust the outer shape of the bat, and a grip tape is wound around the entire length of the grip portion to cover the exposed surface . 請求項1の記載の野球用バットにおいて、グリップエンド部は雄ネジ部を有する円形体のグリップエンド部材にして芯材とは別体に形成し、他方芯材のグリップ部の端部開口部内周面には雌ネジ部を形成し、該雌ネジ部に前記雄ネジ部を着してグリップ部端部にグリップエンド部を形成することを特徴とした野球用バット。2. The baseball bat according to claim 1, wherein the grip end portion is a circular grip end member having a male screw portion and is formed separately from the core material, and the inner periphery of the end opening of the grip portion of the other core material. the surface forms a female threaded portion, baseball bat is characterized in that by screwing the male threaded portion to said female threaded portion to form a grip end portion to the grip portion end. 金属製パイプ材を所定の長さに切断し、その一端をグリップ部に設定すると共に、該グリップ部の端部開口部内周面に雌ネジ部を形成し、他端の開口部を密封する芯材の成形工程と、
前記グリップ部を除く野球用バットの外形に合せた成形用金型の中心部に沿って前記芯材を挿入する一方、グリップ部を金型の外に露出した状態に保持して芯材を金型に固定する工程と、
前記金型内に発泡原液を注入し前記芯材と金型内面との間で発泡させ、固化させて弾性打撃部を芯材の表面に一体的に形成する工程と、
前記弾性打撃部の固化後脱型する工程と、
前記脱型後グリップ部表面にグリップ用テープを巻成する工程、及び前記グリップ部の端部開口部に形成した雌ネジ部に円形状のグリップエンド部材の雄ネジ部を螺着し、グリップエンド部を形成する工程と、
からなる野球用バットの製造法。
A core that cuts a metal pipe material to a predetermined length, sets one end thereof to a grip portion, forms an internal thread portion on the inner peripheral surface of the end opening portion of the grip portion, and seals the opening portion of the other end Material molding process;
The core material is inserted along the center portion of the molding die that matches the outer shape of the baseball bat excluding the grip portion, while the core material is held while the grip portion is exposed to the outside of the die. Fixing to the mold,
And a step of integrally formed on the surface of the core material is foamed, the elasticity striking part is solidified between the foaming stock solution injected the core material and the inner surface of the mold into the mold,
A step of demolding after solidification of the elastic striking part,
The screwed a male threaded portion of the circular grip end member tapes grip step of winding, and the female screw portion formed at an end portion opening of the grip portion to the demoulding after the grip surface, the grip end Forming a part;
The manufacturing method of the baseball bat which consists of.
金属製パイプ材を所定の長さに切断し、その一端をグリップ部に設定すると共に、該グリップ部の端部開口部内周面に雌ネジ部を形成し、他端の開口部を密封する芯材の成形工程と、
前記グリップ部を除く野球用バットの外形に合せた成形用金型の中心部に沿って前記芯材を挿入する一方、グリップ部を金型の外に露出した状態に保持して芯材を金型に固定する工程と、
前記金型内に溶液状発泡原液に発泡剤、顔料、耐候剤等を混合して投入し、金型内で加熱し前記芯材と金型内面との間で液状発泡させ、固化させて弾性打撃部を芯材の表面に一体的に形成する工程と、
前記弾性打撃部の固化後脱型する工程と、
前記脱型後グリップ部表面にグリップ用テープを巻成する工程、及び前記グリップ部の端部開口部に形成した雌ネジ部に円形状のグリップエンド部材の雄ネジ部を螺着し、グリップエンド部を形成する工程と、
からなる野球用バットの製造法。
A core that cuts a metal pipe material to a predetermined length, sets one end thereof to a grip portion, forms an internal thread portion on the inner peripheral surface of the end opening portion of the grip portion, and seals the opening portion of the other end Material molding process;
The core material is inserted along the center portion of the molding die that matches the outer shape of the baseball bat excluding the grip portion, while the core material is held while the grip portion is exposed to the outside of the die. Fixing to the mold,
A foaming agent, pigment, weathering agent, etc. are mixed and added to the solution foaming stock solution in the mold, heated in the mold, liquid foamed between the core material and the mold inner surface, solidified, and elastic Forming the striking part integrally on the surface of the core material;
A step of demolding after solidification of the elastic striking part,
The screwed a male threaded portion of the circular grip end member tapes grip step of winding, and the female screw portion formed at an end portion opening of the grip portion to the demoulding after the grip surface, the grip end Forming a part;
The manufacturing method of the baseball bat which consists of.
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