JP3919867B2

JP3919867B2 - Iron golf club head and iron golf club set

Info

Publication number: JP3919867B2
Application number: JP04716297A
Authority: JP
Inventors: 正臣蛭田
Original assignee: Bridgestone Sports Co Ltd
Current assignee: Bridgestone Sports Co Ltd
Priority date: 1996-11-01
Filing date: 1997-02-13
Publication date: 2007-05-30
Anticipated expiration: 2017-02-13
Also published as: JPH10179825A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ゴルフプレーに用いるアイアンゴルフクラブのヘッド及びアイアンゴルフクラブセットに関する。
【０００２】
【従来の技術】
アイアンゴルフクラブのヘッドは図８に正面図として示すように、ヘッド本体１００のボールを打つための金属製の打球面１０１を備え、この打球面１０１には、打ったボールが放物線を描いて飛び、着地点からの転がりを抑えるため、打球にスピンを与えることを目的としてスコアライン１０２と称する溝がソール１０３の長手方向とほぼ平行に多数所定間隔を置いて刻まれている。
【０００３】
クラブヘッドの打球面１０１上のスコアライン１０２、即ち溝については、社団法人日本ゴルフ用品協会によるルールがあり、溝の幅及び深さは、最大０．９mm及び最大０．５mm、そして溝の配置間隔については、溝幅の３倍以上で且つ１．９mmと定められている。
【０００４】
打球面１０１にこのような溝（スコアライン１０２）を形成するには、切削またはプレス加工で行われ、その後ヘッドへの使用材料によっては防錆のためのメッキを施した上、打球面１０１の全体にブラスト処理が行われている。上記ブラスト処理は、溝加工と同様の目的で行われるものであり、通常粒径５０〜２００μｍ前後の硅砂を打球面１０１に対し噴射し、それによって磨硝子状の微細な凹凸面が形成される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
図９は上記溝（スコアライン１０２）の断面を拡大して示す断面図であるが、溝壁１０２Ａと打球面１０１が交わる部分は相当シャープな角１０２Ｂを形成している。図９はＶ字状断面の溝であるが、Ｕ字状断面の溝の場合は打球面１０１と溝壁１０２Ａとが直交する更にシャープな角１０２Ｂを形成することとなる。一方クラブヘッドはロングアイアン（３番アイアン）からショートアイアン（サンドウェッジ）に至る間約２２°〜５８°の範囲のロフト角度によって、各々打球面１０１が傾斜しているため、このようなクラブでボールを打つと、ボールの表面に打球面１０１と溝壁１０２Ａとの角１０２Ｂの部分による擦り傷が容易に生じてしまう。ボールの表面に擦り傷が付いても、初心者の場合は、プレイ時に打球が目標から逸れることによりボールを紛失することが多いこともあり、多少の擦り傷など気にすることは少ないが、しかし上級者及びプロゴルファーは、このような傷は気になるもので、特にプロゴルファーの場合は通常凡そ３ホール毎に新しいボールと交換して使用しているのが現状である。
【０００６】
そこで、この発明は、ボールに擦り傷を与えることが少なく、スピン量の減少も抑制したアイアンゴルフクラブヘッド及びアイアンゴルフクラブセットを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、この発明に係るアイアンゴルフクラブヘッドは、ヘッド本体の金属製打球面に大半が粒径０．３〜１mmの範囲内にある微小金属球を噴射することにより形成した凹凸粗面を有し、前記打球面に複数本のスコアラインが刻設され、凹凸粗面の形成によりスコアラインの壁面と打球面が交わる角の部分が上記金属球の噴射によって丸味を形成しているものである。また、アイアンゴルフクラブセットは、このようなヘッドを有する複数本のアイアンゴルフクラブをセットにしたものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の好適な実施例を図面を参照にして説明する。
【０００９】
図１に示す実施例では、図示しないシャフトが装着されるホーゼル２と、金属製の打球面３とを有するヘッド本体１を示し、打球面３に微小金属球を噴射することにより、凹凸粗面４を形成してある。また、この実施例では凹凸粗面４の他に従来と同様のスコアライン５を複数本刻設してある。凹凸粗面４が形成される部分のみを金属製とし、その他の部分を他の材料で成形することもできる。この実施例ではヘッド本体１全体を金属で形成した。符号６はソールを示し、符号７はトウ、符号８はヒールをそれぞれ示す。
【００１０】
少なくとも打球面３を形成する金属材料としては、鉄，ステンレス，銅及びその合金，チタニウム及びその合金等が好適に使用できる。スコアライン５の断面形状もＶ字状，Ｕ字状いずれでもよい。噴射する金属球は鉄及びその合金，ステンレス，ニッケル及びその合金，コバルト及びその合金等が好適に使用できる。金属球の直径は約０．３〜１mmのものを含む。即ち、直径が０．３〜１mmの範囲で粒が揃った金属球を使用することが好ましいが、これらよりも多少小さい又は多少大きい粒の金属球が混じっていてもよい。金属球の噴射には、空気圧等の圧搾気体を使用する。噴射装置は公知の噴射装置が使用できる。気圧の例としては、２．０〜５kg／cm²が好適である。なおまた、ヘッド本体１にはメッキ処理が通常施されるが、金属球による噴射処理は、メッキ処理の前後を問わない。気圧が２．０kg／cm²以下だと噴射が弱く、前記丸味を効率良く作れなくなり、また、５．０kg／cm²以上だと噴射が強過ぎてスコアライン深さが浅くなる恐れがある。なお、ヘッド材料を軟鉄としてフェース面がメッキ処理されている等でフェース面が硬い材質の場合には、上記気圧を３〜５kg／cm²とし、フェース面が軟鉄でメッキされていない等軟らかい材質の場合には上記気圧を２〜３kg／cm²とするのが好ましい。
【００１１】
図２に示す実施例は、金属製の打球面３が平滑に形成され、この平滑な打球面３に金属球の噴射によって凹凸粗面４を形成したものである。即ち、この実施例ではスコアライン５を刻設していない。このスコアライン５が刻設されていない打球面３でも上述の実施例でも、ヒール８寄りやトウ７寄りには凹凸粗面４を形成していないが、全面に凹凸粗面４を形成することも差し支えない。
【００１２】
図３は、軟鉄（Ｓ２５Ｃ）製のニッケルクロムメッキを施したサンドウェッジのヘッドに対してその打球面３に凹凸粗面４を形成したものを示し、スコアライン５の壁面５Ａと打球面３が交わる角５Ｂの部分が金属球の噴射によって丸味を形成している。この図３に示すようなスコアライン５及び打球面３は、直径０．６mmのステンレス球を噴射空気圧４kg／cm²で噴射し、噴射時間は１０秒としたものである。これに対し同様のサンドウェッジの打球面３に対し直径１００μｍの硅砂を噴射空気圧４kg／cm²で噴射し、噴射時間を１０秒としたものは、図９に示すような形状となった。本発明に係る図３のサンドウェッジの打球面３は図９に示すサンドウェッジの打球面１０１に比較して、打球面３には凹凸粗面４が形成され、溝壁５Ａと打球面３との角５Ｂの部分が潰れて丸味を形成していることが判る。
【００１３】
図４に示すグラフは、軟鉄製のサンドウェッジの打球面３に対し噴射する金属球の粒径と打球のバックスピンの関係をスイングロボットを使用し、実打テストを行った結果を示すものである。なお、噴射条件は各粒径とも同じとした。スイングロボットによるヘッドスピードは３０ｍ／ｓとし、図４のグラフ中、粒径０は、図８及び図９に基づき上述した条件で打球面を処理したサンドウェッジである。なおまた、符号Ａで示すグラフはツーピース高スピンタイプのソリッドボールを使用した場合の結果を示し、符号Ｂで示すグラフはスリーピースのソリッドボールを使用した結果を示す。
【００１４】
図４のグラフからも明らかなように、スコアライン５を備えた打球面３に凹凸粗面４を形成する場合に、粒径が０．３mm未満の金属球噴射の場合は、スピン効果の増加が極めて微量に止まり、粒径が０．３mm以上の金属球の噴射の場合にはボールの種類を問わずスピン効果が表れている。なおまた、噴射する金属球の粒径が０．５mmを超える場合の方が角５Ｂの丸味を帯びやすく、ボールに擦り傷がつき難いことも判明した。また、図４中、符号Ａで示す高スピンタイプのボールでは、粒径が１．０mmとなるとスピン効果が減少する現象が見られる。この事実より、金属球の粒径が１．０mmを超える様になると、スコアラインの溝自体が金属球の噴射によって実質的に狭く浅い形状に変化してしまうものと考えられる。
【００１５】
図５及び図６に示すグラフは、図２に示す実施例をサンドウェッジの打球面３に施したものであり、金属球の粒径とバックスピンを測定した結果を図５に示し、打出し角度を測定したものを図６に示す。使用ボールとしてツーピース高スピンタイプソリッドボールを用いた点以外は、図４の条件を適用した。なお、図５及び図６の横軸に溝とあるのは図８及び図９に基づき上に述べた従来のタイプを示し、ショットブラストとは平滑タイプの打球面３に硅砂を前記条件で噴射し、磨硝子状に処理したものを示す。
【００１６】
図５に示すグラフより、金属球の粒径が０．３〜１mmの範囲内においては、打球面３にスコアライン５を有するものとバックスピンのかかり具合に遜色はなく、このことは図６に示す打出し角度の値が裏付けている。即ち、バックスピンが小さいほど打出し角度は大きくなる傾向があるので、この図６からもバックスピンが減少しないことが判る。また、打球の擦り傷はスコアライン付きを除いていずれも認められなかった。
【００１７】
図７はプレー時に使用頻度の高い９番，７番，５番，３番の各アイアンゴルフクラブを選び、金属球として粒径０．６mmのスチール球を上述したサンドウェッジの場合と同様に噴射処理してバックスピンのかかり具合及び擦り傷テストを、硅砂噴射による磨硝子状処理（従来品）との間で比較した結果を示す。これらテストに使用した各アイアンクラブの打球面にはスコアラインを刻設してある。また、使用したボールはツーピース高スピンタイプソリッドボールである。スイングロボットにより実打テストを行い、９番アイアンでは３７ｍ／ｓ、７番アイアンでは３８ｍ／ｓ、５番アイアンでは３９ｍ／ｓ、３番アイアンでは４０ｍ／ｓのヘッドスピードとした。この図７のグラフ中符号Ｃで示すグラフは金属球噴射処理品であり、符号Ｄで示すグラフは従来品を示す。この図７に示す結果から、打球にかかるバックスピンはロフト角度が大きい９番アイアンでは金属球噴射処理による打球面の凹凸粗面４による効果が硅砂噴射処理品と比較して最大であるが、番手が小さくなるにしたがい上記効果は漸減し、３番アイアンでは逆転している。このことは、番手が大きいサンドウェッジを含むショートアイアンほど打球の着地後のランが少なく、したがって正確なショットが期待でき、一方打球の距離が欲しい番手が小さいアイアンゴルフクラブになるほどその期待に応え得ることを示している。
【００１８】
打球の擦り傷については次表の通りとなった。
【００１９】
【表１】

【００２０】
次にこの発明に係るアイアンゴルフクラブセットは、上述したようなヘッドを有するアイアンゴルフクラブを複数本セットとしたものである。例えば、３番アイアンから９番アイアンまでの７本とピッチングウェッジ、ピッチングサンド（アプローチウェッジ）、サンドウェッジの１０本セットが現在は一般的であるが、ハーフセット等の組合せも勿論可能であり、１番アイアンや２番アイアンを含めることも差し支えない。
【００２１】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ヘッド本体の金属製打球面に大半が粒径０．３〜１mmの範囲内にある微小金属球を噴射することにより形成した凹凸粗面を有するので、このようなヘッドで打たれたボールは擦り傷がつき難く、バックスピンも減少することがない。特に、スコアラインの壁面と打球面が交わる角の部分が金属球の噴射によって丸味を形成しているため、スピン効果を減ずることなくボールに擦り傷を与えることを防止できる。また、このようなヘッドを有するアイアンゴルフクラブを複数本揃えたセットでは、いずれのアイアンクラブを使用しても打球に擦り傷を与えず、ショートアイアンではバックスピンを減ずることなく、ロングアイアンではスピン効果を減らして飛距離をかせぐこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の好適な実施例を示す正面図。
【図２】スコアラインを形成しない場合の実施例を示す正面図。
【図３】図１に示す実施例におけるスコアライン個所の拡大断面図。
【図４】噴射する金属球の粒径とバックスピンとの関係を示すグラフ。
【図５】粒径とバックスピンとの関係を示すグラフ。
【図６】粒径と打出し角の関係を示すグラフ。
【図７】番手毎によるバックスピンを示す本発明と従来品との比較のグラフ。
【図８】従来例を示す正面図。
【図９】従来例のスコアライン個所の拡大断面図。
【符号の説明】
１ヘッド本体
３打球面
４凹凸粗面
５スコアライン
５Ａ溝壁
５Ｂ角[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an iron golf club head and an iron golf club set used for golf play.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 8 as a front view, the head of the iron golf club includes a metal ball striking surface 101 for hitting the ball of the head main body 100, and the hit ball flies in a parabola on the ball hitting surface 101. In order to suppress rolling from the landing point, a number of grooves called score lines 102 are formed at a predetermined interval substantially parallel to the longitudinal direction of the sole 103 for the purpose of giving a spin to the hit ball.
[0003]
Regarding the score line 102 on the ball hitting surface 101 of the club head, that is, the groove, there is a rule by the Japan Golf Equipment Association, the groove width and depth are 0.9 mm and 0.5 mm at maximum, and the groove arrangement The interval is set to be not less than three times the groove width and 1.9 mm.
[0004]
In order to form such a groove (score line 102) on the ball striking surface 101, it is performed by cutting or pressing, and then, depending on the material used for the head, after plating for rust prevention, Blasting is performed throughout. The blasting process is performed for the same purpose as the grooving process, and usually cinnabar sand having a particle diameter of about 50 to 200 μm is sprayed onto the striking surface 101, thereby forming a polished glass-like fine uneven surface. .
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
FIG. 9 is an enlarged cross-sectional view of the groove (score line 102), and a portion where the groove wall 102A and the hitting surface 101 intersect forms a considerably sharp corner 102B. FIG. 9 shows a groove having a V-shaped cross section. In the case of a groove having a U-shaped cross section, a sharper corner 102B in which the hitting surface 101 and the groove wall 102A are orthogonal to each other is formed. On the other hand, in the club head, each hitting surface 101 is inclined by a loft angle ranging from about 22 ° to 58 ° from the long iron (No. 3 iron) to the short iron (sand wedge). When the ball is hit, the surface of the ball is easily scratched by the corner 102B between the ball hitting surface 101 and the groove wall 102A. Even if the surface of the ball is scratched, if it is a beginner, the ball is often lost due to the hit ball deviating from the target at the time of play, but there is little concern about some scratches, but advanced players And professional golfers are worried about such scratches. In particular, in the case of professional golfers, they are usually replaced with new balls every three holes.
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide an iron golf club head and an iron golf club set that hardly cause scratches on a ball and suppress a decrease in spin rate.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an iron golf club head according to the present invention is formed by injecting fine metal balls having a particle diameter of 0.3 to 1 mm mostly on a metal striking surface of a head body. It has an uneven rough surface, and a plurality of score lines are engraved on the hitting surface, and the corner portion where the wall of the score line and the hitting surface intersect with each other by forming the uneven surface forms a roundness by jetting the metal ball. It is what . Also, iron golf club set is obtained by a plurality of iron golf club having such a head in the set.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Preferred embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0009]
In the embodiment shown in FIG. 1, a head body 1 having a hosel 2 to which a shaft (not shown) is mounted and a metal hitting surface 3 is shown. 4 is formed. In this embodiment, a plurality of score lines 5 similar to the conventional one are provided in addition to the rough rough surface 4. Only the portion where the uneven rough surface 4 is formed can be made of metal, and other portions can be formed of other materials. In this embodiment, the entire head body 1 is made of metal. Reference numeral 6 indicates a sole, reference numeral 7 indicates a toe, and reference numeral 8 indicates a heel.
[0010]
As the metal material for forming at least the ball striking face 3, iron, stainless steel, copper and alloys thereof, titanium and alloys thereof can be preferably used. The cross-sectional shape of the score line 5 may be V-shaped or U-shaped. As the metal balls to be sprayed, iron and its alloys, stainless steel, nickel and its alloys, cobalt and its alloys can be suitably used. The diameter of the metal sphere includes about 0.3 to 1 mm. That is, although it is preferable to use metal spheres having a uniform particle diameter in the range of 0.3 to 1 mm, metal spheres having slightly smaller or slightly larger particles may be mixed. A compressed gas such as air pressure is used for jetting the metal balls. A known injection device can be used as the injection device. As an example of atmospheric pressure, 2.0 to 5 kg / cm ² is preferable. Although the head body 1 is usually plated, the metal ball spraying process may be performed before or after the plating process. If the atmospheric pressure is 2.0 kg / cm ² or less, the injection is weak and the roundness cannot be made efficiently, and if it is 5.0 kg / cm ² or more, the injection is too strong and the score line depth may be shallow. If the head surface is soft iron and the face surface is plated, etc., and the face surface is hard, the pressure is 3-5 kg / cm ² and the face surface is not plated with soft iron. In this case, the atmospheric pressure is preferably ² to 3 kg / cm ² .
[0011]
In the embodiment shown in FIG. 2, a metal hitting surface 3 is formed smoothly, and a rough surface 4 is formed on the smooth hitting surface 3 by jetting metal balls. That is, the score line 5 is not engraved in this embodiment. In both the hitting surface 3 in which the score line 5 is not engraved and the above-described embodiment, the rough surface 4 is not formed near the heel 8 or the toe 7, but the rough surface 4 is formed on the entire surface. There is no problem.
[0012]
FIG. 3 shows a soft wedge (S25C) nickel wedge-plated sand wedge head having a rough surface 4 formed on the hitting surface 3 thereof. The wall surface 5A of the score line 5 and the hitting surface 3 are shown in FIG. The intersecting corner 5B portion is rounded by the injection of metal balls. The score line 5 and the hitting surface 3 as shown in FIG. 3 are obtained by injecting a stainless steel ball having a diameter of 0.6 mm at an injection air pressure of 4 kg / cm ² and an injection time of 10 seconds. On the other hand, when the same sand wedge hitting surface 3 was injected with 100 μm diameter dredged sand at an injection air pressure of 4 kg / cm ² and the injection time was 10 seconds, the shape was as shown in FIG. The sanding surface 3 of the sand wedge of FIG. 3 according to the present invention has a rough surface 4 formed on the striking surface 3 compared to the sanding surface 101 of the sand wedge shown in FIG. It can be seen that the portion of the corner 5B is crushed to form a round shape.
[0013]
The graph shown in FIG. 4 shows the result of an actual hit test using a swing robot to show the relationship between the particle diameter of a metal ball sprayed onto the hitting surface 3 of a soft iron sand wedge and the backspin of the hit ball. is there. The injection conditions were the same for each particle size. The head speed by the swing robot is 30 m / s, and in the graph of FIG. 4, the particle size 0 is a sand wedge obtained by processing the hitting surface under the conditions described above based on FIGS. 8 and 9. The graph indicated by symbol A shows the result when a two-piece high spin type solid ball is used, and the graph indicated by symbol B shows the result when a three-piece solid ball is used.
[0014]
As is apparent from the graph of FIG. 4, when the rough surface 4 is formed on the hitting surface 3 having the score line 5, the spin effect is increased in the case of metal ball injection with a particle size of less than 0.3 mm. However, in the case of injection of a metal sphere having a particle diameter of 0.3 mm or more, the spin effect appears regardless of the type of ball. It has also been found that when the particle diameter of the metal sphere to be sprayed exceeds 0.5 mm, the corner 5B is more rounded and the ball is less likely to be scratched. Further, in the high spin type ball indicated by symbol A in FIG. 4, a phenomenon in which the spin effect decreases when the particle diameter becomes 1.0 mm is observed. From this fact, it is considered that when the particle diameter of the metal sphere exceeds 1.0 mm, the score line groove itself is changed into a substantially narrow and shallow shape by the injection of the metal sphere.
[0015]
The graphs shown in FIGS. 5 and 6 are obtained by applying the embodiment shown in FIG. 2 to the hitting surface 3 of the sand wedge. FIG. 5 shows the measurement results of the particle diameter and backspin of the metal sphere. What measured the angle is shown in FIG. The conditions of FIG. 4 were applied except that a two-piece high spin type solid ball was used as the ball used. The horizontal axis in FIGS. 5 and 6 indicates the conventional type described above based on FIGS. 8 and 9, and shot blasting injects sand into the smooth hitting surface 3 under the above conditions. And processed into polished glass.
[0016]
From the graph shown in FIG. 5, when the particle diameter of the metal sphere is in the range of 0.3 to 1 mm, the hitting surface 3 has the score line 5 and the degree of backspin is not inferior. The value of the launch angle shown in That is, since the launch angle tends to increase as the backspin decreases, it can be seen from FIG. 6 that the backspin does not decrease. In addition, no scratches on the hit ball were observed except for the score line.
[0017]
Fig. 7 shows iron golf clubs No. 9, No. 7, No. 5, and No. 3 that are frequently used during play, and steel balls having a particle diameter of 0.6 mm are injected as metal balls in the same manner as in the case of the sand wedge described above. The result of processing and comparing the degree of backspin and the scratch test with polished glass-like treatment (conventional product) by cinnabar injection are shown. A score line is engraved on the hitting surface of each iron club used in these tests. The ball used is a two-piece high spin type solid ball. The actual hit test was performed with a swing robot, and the head speed was 37 m / s for the 9 iron, 38 m / s for the 7 iron, 39 m / s for the 5 iron, and 40 m / s for the 3 iron. In the graph of FIG. 7, the graph indicated by the symbol C is a metal ball injection processed product, and the graph indicated by the symbol D is a conventional product. From the results shown in FIG. 7, the backspin applied to the hit ball has the largest effect by the rough surface 4 of the hitting surface by the metal ball jetting process in the 9th iron having a large loft angle, compared with the cinnabar sand jet treated product, As the count decreases, the above effect gradually decreases and reverses for the 3rd iron. This is because short irons with sand wedges with larger counts have less run after hitting the ball, so more accurate shots can be expected, while on the other hand, iron golf clubs with smaller counts where the distance to hit the ball can meet the expectations. It is shown that.
[0018]
The following table shows the scratches on the hit ball.
[0019]
[Table 1]

[0020]
Next, the iron golf club set according to the present invention is a set of a plurality of iron golf clubs each having the above-described head. For example, 7 sets from 3 irons to 9 irons and 10 sets of pitching wedge, pitching sand (approach wedge), and sand wedge are currently common, but it is of course possible to combine half sets, etc. It is acceptable to include 1 iron and 2 iron.
[0021]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the metal hitting surface of the head main body has an uneven rough surface formed by injecting fine metal spheres having a particle size in the range of 0.3 to 1 mm. A ball hit with such a head is hardly scratched, and backspin is not reduced. In particular, since the corner portion where the wall of the score line and the hitting surface intersect is rounded by the injection of the metal ball, it is possible to prevent the ball from being scratched without reducing the spin effect . Also, in the set of a plurality of aligned iron golf club having such a head, also without giving a scratch on hitting by using one of the iron club, without reducing the back spin with a short iron, the spin in the long irons You can also increase the flight distance by reducing the effect.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a preferred embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view showing an embodiment when a score line is not formed.
3 is an enlarged cross-sectional view of a score line portion in the embodiment shown in FIG.
FIG. 4 is a graph showing the relationship between the particle diameter of metal spheres to be ejected and backspin.
FIG. 5 is a graph showing the relationship between particle size and backspin.
FIG. 6 is a graph showing the relationship between particle size and launch angle.
FIG. 7 is a graph of comparison between the present invention and the conventional product, showing backspin by count.
FIG. 8 is a front view showing a conventional example.
FIG. 9 is an enlarged cross-sectional view of a score line portion of a conventional example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Head main body 3 Hitting surface 4 Uneven surface 5 Score line 5A Groove wall 5B Corner

Claims

A rough surface formed by injecting fine metal balls, most of which are in the range of particle diameters of 0.3 to 1 mm, onto the metal hitting surface of the head body,
A plurality of score lines are engraved on the ball striking surface, and a corner portion where the wall of the score line and the ball striking surface intersect with each other by forming an uneven rough surface is rounded by the injection of the metal ball. Iron golf club head.

In an iron golf club set composed of a combination of a plurality of iron golf clubs,
An iron golf club set, wherein each head of the plurality of iron golf clubs is the head according to claim 1.