JP3919700B2 - 暗号システム及びその暗号文処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、暗号システム及びその暗号文処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な暗号技術としては、共通鍵暗号方式と呼ばれる技術がある。共通鍵暗号方式では、データを暗号化する際、並びに、この暗号化されたデータ(暗号文)を復号して平文にする際に、同一の(共通の)鍵、すなわち共通鍵を用いる。このため、データの送受信者は、鍵を第三者に知られないようにする必要がある。この方式は、暗号化に要する処理量が少ないため、大きなデータを暗号化するのに適している。しかし、複数の相手に同一の共通鍵を用いるわけにはいかないため、送信相手毎に異なる共通鍵を生成し、管理する必要がある。このため、送信先が多くなるほど鍵の管理が大変となる。また、共通鍵暗号方式は、不特定多数を相手にする場合には適さないという欠点もある。
【0003】
このような共通鍵暗号方式における問題を解決するための技術としては、公開鍵暗号方式と呼ばれる技術がある。公開鍵暗号方式では、暗号化用と復号用に異なる鍵を生成し、一方を公開鍵、他方を秘密鍵として使用する。公開鍵暗号方式の場合の暗号化アルゴリズムでは、一方の鍵で暗号化した暗号文は、対となっている他方の鍵でしか復号できない。公開鍵暗号方式では、送信者は受信者の公開鍵で平文を暗号化し、受信者は自己の秘密鍵で暗号文を平文に復号する。
【0004】
また、公開鍵暗号方式では、暗号文は公開鍵で復号できないのはもちろんのこと、公開鍵から秘密鍵を生成できないようになっている。また、送信相手毎に鍵を生成する必要はなく、利用者は一対の鍵(公開鍵と秘密鍵)を準備すればよく、不特定多数の相手を対象にする場合に適しているといえる。しかし、非対称鍵のビット長や暗号化の対象となるデータが大きくなると暗号化や復号に時間がかかるため、共通鍵暗号方式と比べると、大量のデータの暗号化には適していないといえる。
【0005】
このような公開鍵暗号方式における問題を解決するための技術としては、ハイブリッド暗号方式と呼ばれるものがある。ハイブリッド暗号方式は、共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式の長所を生かすとともに、それぞれの欠点を補うために、これら2つの暗号方式を組み合わせて暗号化する技術である。すなわち、ハイブリッド暗号方式においては、データを送信者が生成した共通鍵で暗号文とし、この暗号文に、該共通鍵を受信者の公開鍵で暗号化したものを添付して送信する。受信者は、送信された共通鍵を受信者の秘密鍵で復号し、さらに、この復号した共通鍵で暗号文を復号する。ハイブリッド暗号方式の代表的な技術としては、PGPやS/MIME等がある。
【0006】
しかしながら、ハイブリッド暗号方式においては、利用者が自己の秘密鍵を喪失してしまうと、元の公開鍵で暗号化した暗号文を復号することができなくなるという問題がある。すなわち、秘密鍵を喪失した場合に新しい秘密鍵及び公開鍵(鍵ペア)を生成したとしても、この新しい鍵ペアでは、元の公開鍵で暗号化した暗号文は復号することができないこととなる。
【0007】
このようなハイブリッド暗号方式における問題に鑑み、利用者が自己の鍵を喪失したとしても、大きな問題が生じないようにできる暗号システムが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
以下、図14乃至図17を参照して、この暗号システムについて説明する。
【0009】
この暗号システムは、図14に示すように、ネットワークを介して相互に接続される管理サーバ100と利用者側操作端末101とを備えて構成されている。
【0010】
この暗号システムでは、各利用者は、先ず、自己のIDと公開鍵を管理サーバ101に登録する。すなわち、例えば利用者Aが登録を行うには、先ず、秘密鍵(A)及び公開鍵(A)の鍵ペアを生成し、このうち公開鍵(A)を図14に示すようにID(A)とともに管理サーバ100に送信する。
【0011】
すると、管理サーバ100は、公開鍵(A)と対応する固有鍵(A)を生成する。ここで、固有鍵(A)は共通鍵である。
【0012】
この固有鍵(A)に対しては、他の固有鍵に対して所望の対応付けがなされる。すなわち、図15に示すように、固有鍵(A)に対しては、例えば、利用者Bの公開鍵(B)と対応する固有鍵(B)、利用者Cの公開鍵(C)と対応する固有鍵(C)、・・・等が、また、固有鍵(B)に対しては、例えば、固有鍵(A)、固有鍵(C)、・・・等が、それぞれ一義的に対応付けられた状態で、管理サーバ100が備える鍵管理データベース100aに登録される。
【0013】
なお、別の種類の対応付けを要する場合には、利用者Aは、新たな鍵ベア(秘密鍵(A´)及び公開鍵(A´))を生成し、このうち公開鍵(A´)を管理サーバ100に登録する必要がある。このため、例えば、図16に示すように、利用者側操作端末(A)101では、複数の鍵ペア(秘密鍵(A)及び公開鍵(A)、秘密鍵(A´)及び公開鍵(A´)、・・・)を保持する必要がある。
【0014】
また、利用者Aの登録がなされると、図14に示すように、公開鍵(A)で暗号化されたサーバの公開鍵(S)及び認証用の秘密データが、登録者である利用者Aの利用者側操作端末(A)に送信される。
【0015】
次に、図17を参照して、利用者からの復号要求について説明する。
【0016】
ここでは、例えば、利用者Aが暗号化した暗号文を、利用者Bが復号要求する例を説明する。
【0017】
先ず、利用者Aによる暗号化を説明する。この暗号化を行うには、先ず、利用者Aは公開鍵(S)で秘密データを暗号化したものにID(A)を付して管理サーバ100に送信する。管理サーバ100では、公開鍵(S)と対をなす秘密鍵(S)を用いて復号することにより秘密データを取り出し、この取り出した秘密データを管理サーバ100側で保持している秘密データと照合することにより認証を行う。認証された場合は、ID(A)と対応する(公開鍵(A)と対応する)鍵(固有鍵(A)、固有鍵(B)、固有鍵(C)、・・・)を公開鍵(A)で暗号化したものを利用者側操作端末(A)に返送する。これにより利用者Aは暗号化に用いる固有鍵(A)を取得する。
【0018】
次に、利用者Aは、セッションキーを生成し、このセッションキーでデータを暗号化することにより暗号文110を生成し、更に、このセッションキーを固有鍵(A)で暗号化することにより暗号部111を生成し、これら両暗号文110,111を利用者Bに送信する。
【0019】
次に、利用者Bは、公開鍵(S)で秘密データを暗号化したものにID(B)を付して管理サーバ100に送信する。管理サーバ100では、秘密鍵(S)を用いて復号することにより秘密データを取り出し、この取り出した秘密データを管理サーバ100側で保持している秘密データと照合することにより認証を行う。認証された場合は、ID(B)と対応する(公開鍵(B)と対応する)鍵(固有鍵(B)、固有鍵(A)、固有鍵(C)、・・・)を公開鍵(B)で暗号化したものを利用者側操作端末(B)に返送する。これにより利用者Bは暗号文111の復号に用いる固有鍵(A)を取得する。
【0020】
よって、利用者Bは、固有鍵(A)を用いて暗号文111を復号することによりセッションキーを取り出すことができ、このセッションキーを用いて暗号文110を復号することによりデータを取り出すことができる。
【0021】
また、この暗号システムにおいては、各固有鍵を管理サーバで管理しておくので、利用者側で秘密鍵を喪失した場合にも救済措置をとることができる。つまり、秘密鍵を喪失した場合には、新たに登録を行い、該登録により新規に生成される固有鍵と、元々の秘密鍵(と対をなす公開鍵)と対応する固有鍵とを対応付けることにより、元々の秘密鍵の使用時に暗号化した暗号文も復号することができるようになる。
【0022】
【特許文献1】
特開2002−314527号公報
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の特許文献1の技術では、管理サーバ100が保有する固有鍵で暗号化鍵(セッションキー)を暗号化するようにしているため、以下のような問題点がある。
【0024】
先ず、利用者は、データの暗号化の際に管理サーバ100との間で通信を行って、固有鍵を取得する必要があるため、暗号化が面倒である。
【0025】
しかも、取得した多くの鍵(鍵束)の中から所望の固有鍵を使い分ける必要があるという問題もある。
【0026】
加えて、別の種類の対応付けを要する場合には、利用者は、複数の鍵ペア(例えば、秘密鍵(A)及び公開鍵(A)、秘密鍵(A´)及び公開鍵(A´)、・・・等)を保持する必要があり、しかも、このうち適当な鍵を使用する必要がある。つまり、例えば、会社組織などにおいて、固有鍵間の対応付けを組織毎に別個に施すような場合に、複数の組織に亘って役職を兼務するような利用者は、多くの鍵ペアを保持する必要があり不便となる。
【0027】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、従来のハイブリッド暗号方式の欠点を解消しながらも、暗号化及び鍵管理を容易になし得、しかも、利用者は、1つの鍵ペアを保持するだけで足りる暗号システム及びその暗号文処理方法を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の暗号システムは、利用者からの復号要求に基づき暗号文を復号することが可能な管理装置を備える暗号システムであって、前記管理装置は、利用者として登録された複数人分の公開鍵を管理する鍵管理データベースと、前記鍵管理データベース内の公開鍵を用いた復号及び暗号化が実行可能な制御部と、を備え、前記制御部は、利用者からの復号要求として、他者の秘密鍵により暗号化された第1暗号文を当該利用者の秘密鍵で更に暗号化することにより生成された第2暗号文が該利用者から送信された場合に、前記第2暗号文を前記鍵管理データベース内の当該利用者の公開鍵を用いて復号することにより前記第1暗号文を取り出す第1暗号文取出工程と、前記第1暗号文取出工程により取り出した第1暗号文を前記鍵管理データベース内の前記他者の公開鍵を用いて復号する他者鍵使用復号工程と、前記他者鍵使用復号工程による復号結果を、当該利用者の公開鍵を用いて暗号化することにより第3暗号文を生成する第3暗号文生成工程と、をこの順に実行し、更に、前記第3暗号文生成工程により生成された第3暗号文を、前記復号要求を行った利用者に送信するように構成されていることを特徴としている。
【0029】
本発明の暗号システムにおいては、前記鍵管理データベースは、各公開鍵を非公開に管理することが好ましい。
【0030】
本発明の暗号システムにおいては、前記鍵管理データベースは、複数の利用者の公開鍵の各々を、各利用者の識別情報と対応付けて管理するものとし、利用者は、復号要求の際に、当該利用者の識別情報を前記第2暗号文に付して送信するものとし、前記制御部は、利用者からの復号要求がなされた場合に、該利用者より送信された識別情報と対応する公開鍵を、前記鍵管理データベースより取得して前記第1暗号文取出工程での復号に用いることが好ましい。
【0031】
この場合、前記制御部は、前記第1暗号文取出工程にて復号を実行できるか否かにより利用者の認証を行うことが好ましい。
【0032】
本発明の暗号システムにおいては、利用者は、復号要求の前に、予め前記第1暗号文及び前記他者の識別情報を取得しておくものとし、かつ、前記第2暗号文の生成は、当該利用者の秘密鍵により前記第1暗号文及び前記他者の識別情報をまとめて暗号化することで行うものとし、前記制御部は、前記第1暗号文取出工程にて前記第1暗号文及び前記他者の識別情報を取り出し、該取り出した識別情報と対応する公開鍵を前記鍵管理データベースより取得して前記他者鍵使用復号工程での復号に用いることが好ましい。
【0033】
本発明の暗号システムにおいては、前記識別情報には、最終復号要求日時の記録が付されるようになっているとともに、前記管理装置は、各利用者の最終復号要求日時を管理するように構成され、前記制御部は、復号要求があった場合に、送信された識別情報に付された最終復号要求日時と、管理装置で管理している該当する最終復号要求日時と、の照合を行い、これらの日時が相違している場合には、復号要求を行った利用者に対し、該相違している旨の通知を行うことが好ましい。
【0034】
本発明の暗号システムにおいては、前記管理装置は、復号に関する権限を利用者毎に設定可能に構成され、前記制御部は、復号要求があった場合に、前記第3暗号文を生成して利用者に送信するか否かの判断を、設定された権限に応じて行うことが好ましい。
【0035】
この場合、前記管理装置は、復号に関する前記権限と各利用者との対応付けを管理する権限管理データベースを更に備えることが好ましい。
【0036】
本発明の暗号システムにおいては、前記管理装置は、前記権限と各利用者との対応付けとして、複数種類の対応付けを設定可能であり、前記制御部は、復号要求の種類に応じて、何れかの対応付けに従って、前記第3暗号文を生成して利用者に送信するか否かの判断を行うことが好ましい。
【0037】
この場合、前記複数種類の対応付けには、少なくとも、組織に応じた対応付けと、機密度に応じた対応付けと、が含まれていることが好ましい。
【0038】
本発明の暗号システムにおいては、復号に関する権限の有効期限を設定可能であることが好ましい。
【0039】
本発明の暗号システムにおいては、当該暗号システムの使用ポリシーを問答形式で作成可能であることが好ましい。
【0040】
この場合、作成した使用ポリシーを出力可能或いは各利用者に送信可能であることが好ましい。
【0041】
また、本発明の暗号文処理方法は、本発明の暗号システムを用いた暗号文処理方法であって、前記他者である第1利用者は、自己の秘密鍵を用いて前記第1暗号文を生成し、該生成した第1暗号文を前記利用者である第2利用者に取得可能な状態とさせ、続いて、前記第2利用者は、前記取得可能な状態とされた第1暗号文を取得し、該第1暗号文を自己の秘密鍵により更に暗号化して第2暗号文を生成し、該生成した第2暗号文を前記管理装置に送信し、続いて、前記制御部は、前記第1暗号文取出工程、前記他者鍵使用復号工程及び前記第3暗号文生成工程をこの順に実行し、更に、第3暗号文生成工程により生成された第3暗号文を、前記第2利用者により取得可能な状態とさせ、続いて、前記第2利用者は、前記第3暗号文を取得し、該第3暗号文を自己の秘密鍵により復号することにより、該復号結果を得ることを特徴としている。
【0042】
また、本発明の暗号文処理方法は、本発明の暗号システムを用いた暗号文処理方法であって、前記他者である第1利用者は、自己の秘密鍵を用いて前記第1暗号文を生成し、該生成した第1暗号文を前記利用者である第2利用者に取得可能な状態とさせ、続いて、前記第2利用者は、前記取得可能な状態とされた第1暗号文を取得し、該第1暗号文を自己の秘密鍵により更に暗号化して第2暗号文を生成し、該生成した第2暗号文に自己の識別情報を付して前記管理装置に送信し、続いて、前記制御部は、前記第2利用者より送信された識別情報と対応する公開鍵を前記鍵管理データベースより取得し、該取得した公開鍵を用いて前記第2暗号文を復号することで前記第1暗号文取出工程を実行した後で、前記他者鍵使用復号工程及び前記第3暗号文生成工程をこの順に実行し、更に、第3暗号文生成工程により生成された第3暗号文を、前記第2利用者により取得可能な状態とさせ、続いて、前記第2利用者は、前記第3暗号文を取得し、該第3暗号文を自己の秘密鍵により復号することにより、該復号結果を得ることを特徴としている。
【0043】
この場合、前記第1利用者は、前記第1暗号文及び自己の識別情報を第2利用者に取得可能な状態とさせ、前記第2利用者は、取得した前記第1暗号文及び前記第1利用者の識別情報を自己の秘密鍵によりまとめて暗号化することにより前記第2暗号文を生成し、前記制御部は、前記第1暗号文取出工程にて前記第1暗号文及び前記他者の識別情報を取り出し、該取り出した識別情報と対応する公開鍵を前記鍵管理データベースより取得して前記他者鍵使用復号工程での復号に用いることが好ましい。
【0044】
また、本発明の暗号文処理方法においては、前記第1利用者は、使い捨て鍵を生成し、この使い捨て鍵によりデータを暗号化することで暗号化データを生成する一方で、自己の秘密鍵を用いて前記使い捨て鍵を暗号化することにより前記第1暗号文を生成し、これら生成した第1暗号文及び暗号化データを前記第2利用者に取得可能な状態とさせ、続いて、前記第2利用者は、前記取得可能な状態とされた第1暗号文及び暗号化データを取得し、このうち第1暗号文を自己の秘密鍵により更に暗号化して第2暗号文を生成し、該生成した第2暗号文を前記管理装置に送信し、続いて、前記制御部は、前記第1暗号文取出工程及び前記他者鍵使用復号工程をこの順に実行することにより前記使い捨て鍵を取り出し、この取り出した使い捨て鍵を、前記第3暗号文生成工程にて暗号化することで前記第3暗号文を生成し、この第3暗号文を、前記第2利用者により取得可能な状態とさせ、続いて、前記第2利用者は、前記第3暗号文を取得し、該第3暗号文を自己の秘密鍵により復号することにより前記使い捨て鍵を取り出し、この使い捨て鍵を用いて前記暗号化データを復号することにより、前記データを取り出すことが好ましい。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係る実施の形態について説明する。
【0046】
〔第1の実施形態〕
図1に示すように、第1の実施形態に係る暗号システム1は、利用者からの復号要求に基づき暗号文を復号することが可能な管理サーバ(管理装置)2と、各利用者(利用者A、利用者B、利用者C、・・・)に割り当てられた利用者側操作端末3とを備えて構成され、これら利用者側操作端末3と管理サーバ2とはネットワーク4を介して相互に接続可能となっている。
【0047】
図2に示すように、管理サーバ2は、各種処理を実行する制御部5と、各利用者の公開鍵を管理する鍵管理データベース6と、を備えている。
【0048】
このうち、制御部5は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えて構成されている。このうちROMには、当該暗号システム1における管理サーバ2用のプログラム(ソフトウェア)が記憶されている。また、CPUは、このROMに記憶されている各プログラムを実行することにより、各種処理を行う。また、RAMは、CPUの作業領域の他、各種データの一時的な記憶領域を備える。
【0049】
なお、制御部5では、予め管理サーバ2の公開鍵(S)及び秘密鍵(S)の鍵ペアを生成し保存しておく。
【0050】
他方、鍵管理データベース6は、図3に示すように、各利用者の公開鍵を、各利用者(利用者A、利用者B、利用者C、・・・)のID(識別情報)と1対1で対応付けた状態で、非公開に保存(管理)する。つまり、各利用者は、各自で生成した公開鍵を、管理サーバ2に対してのみ公開し、その他(他の利用者)に対しては非公開とする。
【0051】
また、各利用者側操作端末3は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えて構成されている。このうちROMには、当該暗号システム1における利用者側操作端末3用のプログラム(ソフトウェア)が記憶されている。また、CPUは、このROMに記憶されている各プログラムを実行することにより、各種処理を行う。また、RAMは、CPUの作業領域の他、各種データの一時的な記憶領域を備える。
【0052】
また、図4に示すように、各利用者側操作端末3には、例えば、予め管理サーバ2の公開鍵(S)が与えられ、記憶されているものとする。
【0053】
次に、図5を参照して、利用者の(公開鍵の)登録について説明する。
【0054】
利用者(例えば利用者A)が登録を行う際には、先ず、利用者Aの利用者側操作端末(A)3にて、公開鍵(A)及び秘密鍵(A)の鍵ペアを生成し保存する(図4)。そして、このうち公開鍵(A)は、そのコピーを管理サーバ2に登録する。この登録の際には、図5に示すように、管理サーバ2の公開鍵(S)で、利用者AのID(A)及び公開鍵(A)をまとめて暗号化した暗号文11を、利用者側操作端末(A)3より管理サーバ2に送信する。
【0055】
すると、この暗号文11の送信を、管理サーバ2の制御部5では登録要求として受け付け、暗号文11を管理サーバ2の秘密鍵(S)で復号することによりID(A)及び公開鍵(A)を取り出し(平文にし)、この取り出したID(A)と公開鍵(A)とを、図3のように1対1で対応付けた状態で鍵管理データベース6に保存(登録)する。
【0056】
つまり、同様の登録作業を各利用者が行うことにより、次第に鍵管理データベース6には利用者の公開鍵が蓄積される。
【0057】
次に、図6乃至12を参照して、利用者からの復号要求について説明する。
【0058】
ここでは、例えば、利用者A(第1利用者、他者)が自己の秘密鍵(A)で暗号化した暗号文を、利用者B(第2利用者、利用者)が復号要求する例を説明する。
【0059】
この場合の動作は概略的には図6に示すように、利用者側操作端末(A)3での利用者Aの作業(ステップS1)→利用者側操作端末(B)3での利用者Bの作業(ステップS2)→管理サーバ2(の制御部5)による処理(ステップS3)→利用者側操作端末(B)3での利用者Bの作業(ステップS4)の順に進行する。なお、このうちステップS1は、利用者Aの作業に応じた利用者側操作端末(A)3の処理であるとも言える。同様に、ステップS2、S4は、利用者Bの作業に応じた利用者側操作端末(B)3の処理であるともいえる。
【0060】
次に、上記ステップS1〜S4について、それぞれ詳細に説明する。
【0061】
先ず、ステップS1は、利用者A(第1利用者)がデータを暗号化する工程である。
【0062】
このステップS1では、図7に示すように、先ず、ステップS11にて、セッションキー10(使い捨て鍵)を生成する。なお、このセッションキー10は、データを暗号化する都度、別個に生成する。
【0063】
ステップS11に続くステップS12では、ステップS11にて生成したセッションキー10を用いてデータを暗号化することによって、暗号化データ12を生成する。
【0064】
ステップS12に続くステップS13では、先のステップS11にて生成したセッションキー10を、利用者Aの秘密鍵(A)で暗号化することによって、第1暗号文13を生成する。なお、利用者側操作端末(A)では、第1暗号文13と暗号化データ12とをひとまとめにして保持しておく。
【0065】
ここで、このように暗号化を行う結果として得られる第1暗号文13と暗号化データ12は、公開鍵(A)を用いることにより、順次、復号することができる。すなわち、公開鍵(A)で第1暗号文13を復号することによりセッションキー10を取り出すことができ、このセッションキー10を用いて暗号化データ12を復号することによりデータ16を取り出すことができる。つまり、ここでの暗号化鍵は、利用者Aの秘密鍵(A)であるといえる。
【0066】
また、このように第1暗号文13及び暗号化データ12を生成する際には、利用者側操作端末(A)と管理サーバ2との間で通信を行う必要がない。つまり、本実施形態の場合、暗号化の際には利用者が管理サーバ2と通信する必要がない。
【0067】
ステップS13に続くステップS14では、ステップS13にて生成した第1暗号文13と、ステップS12にて生成した暗号化データ12と、利用者AのID(A)と、を利用者Bの利用者側操作端末(B)3に対し、例えばメールで送信する。
【0068】
次に、ステップS2では、図8に示すように、先ず、ステップS21にて、利用者側操作端末(B)が、第1暗号文13、暗号化データ12及びID(A)を受信(取得)する。
【0069】
なお、ここでは、第1暗号文13、暗号化データ12及びID(A)をメール送信により利用者側操作端末(A)から利用者側操作端末(B)に移動させる例を説明するが、メール送信以外でも、例えば、一旦管理サーバ2に登録(アップ)したものを、利用者側操作端末(A)で取得するようにしても良い。
【0070】
ステップS21に続くステップS22では、第1暗号文13、暗号化データ12及びID(A)のうち、第1暗号文13とID(A)を、まとめて秘密鍵(B)で暗号化する。これにより、第2暗号文14を生成する。ここで、セッションキー10は、秘密鍵(A)と秘密鍵(B)とで2重に暗号化されていることになる。
【0071】
ステップS22に続くステップS23では、ステップS21にて生成した第2暗号文14に利用者BのID(B)を付して管理サーバ2に送信する。なお、本実施形態の場合、このように第2暗号文14に自己のID(B)を付して管理サーバ2に送信することを「復号要求」ということとする。
【0072】
次に、ステップS3では、図9に示すように、先ず、ステップS31にて、管理サーバ2が、第2暗号文14及びID(B)を受信し、該受信することで復号要求を受け付ける。
【0073】
ステップS31に続くステップS32では、制御部5はID(B)と対応する鍵、すなわち公開鍵(B)を鍵管理データベース6内より取得する。
【0074】
ステップS32に続くステップS33では、制御部5はステップS32にて取得した公開鍵(B)で第2暗号文14を復号することにより、第1暗号文13とID(A)を取り出す(第1暗号文取出工程)。ここで、制御部5は、この第1暗号文取出工程にて復号を実行できるか否かにより利用者の認証を行う。また、復号を実行できたか否かの判定は、復号の前後でデータが変化したか否かを判定することにより行う。
【0075】
ステップS33に続くステップS34では、制御部5は取り出したIDすなわちID(A)と対応する鍵、つまり公開鍵(A)を鍵管理データベース6内より取得する。
【0076】
ステップS34に続くステップS35では、制御部5はステップS34にて取得した公開鍵(A)で第1暗号文13を復号することにより、セッションキー10を取り出す(他者鍵使用復号工程)。つまり、公開鍵(B)による復号と、公開鍵(A)による復号とを順に行うことにより、秘密鍵(A)と秘密鍵(B)とで2重に暗号化されたセッションキー10を取り出すことができる。
【0077】
ステップS35に続くステップS36では、制御部5はステップS35にて取り出したセッションキー10を、復号要求者である利用者Bの公開鍵(B)で暗号化することにより第3暗号文15を生成する(第3暗号文生成工程)。
【0078】
ステップS36に続くステップS37では、制御部5はステップS36にて生成した第3暗号文15を、復号要求者である利用者Bの利用者側操作端末(B)3に送信する。
【0079】
次に、ステップS4では、図10に示すように、先ず、ステップS41にて、利用者側操作端末(B)が第3暗号文15を受信する。
【0080】
ステップS41に続くステップS42では、第3暗号文15を秘密鍵(B)で復号することにより、セッションキー10を取り出す。
【0081】
ステップS42に続くステップS43では、ステップS42にて取り出したセッションキー10で、先のステップS21にて受信した暗号化データ12を復号することにより、データ16を取り出すことができる。
【0082】
以上のような第1の実施形態によれば、暗号化鍵に利用者の秘密鍵を用いるとともに、管理サーバ2側で利用者の公開鍵を管理しているので、利用者が秘密鍵を喪失したとしても、管理サーバ2側では復号することが可能である。従って、利用者が新たな鍵ペア(秘密鍵及び公開鍵)を生成し、登録すれば、鍵の喪失前に暗号化した暗号文も問題なく取り出すことができる。つまり、従来のハイブリッド暗号方式の欠点を解消することができる。
【0083】
また、従来技術におけるような固有鍵を用いる必要が無いため、図17に示すような複雑な手順を経る必要がなく、図6に示すような簡略な手順で暗号化及び復号化を行うことができる。特に、暗号化の際には、管理サーバ2と通信を行う必要がない。しかも、利用者は自己の秘密鍵を1つだけ持っていれば良い。
【0084】
なお、本実施形態の暗号システムは、例えば、企業における情報管理に適用することができる。この場合、利用者は個々の社員に該当する。
【0085】
〔第2の実施形態〕
次に、本発明に係る第2の実施形態を説明する。
【0086】
第2の実施形態では、管理サーバ2は、復号に関する権限を利用者毎に設定可能に構成され、制御部5は、復号要求があった場合に、第3暗号文15を生成して利用者(復号要求者)に送信するか否かの判断を、設定された権限に応じて行う。
【0087】
また、本実施形態の場合、復号に関する権限と各利用者との対応付けを管理するために、管理サーバ2は、図11に示すように、権限管理データベース7を更に備える。すなわち、権限管理データベース7には、復号に関する権限と各利用者との対応付けを記憶保持している。
【0088】
また、管理サーバ2は、復号に関する権限と各利用者との対応付けとして、複数種類の対応付けを設定可能であり、制御部5は、復号要求の種類に応じて、何れかの対応付けに従って、第3暗号文15を生成して利用者に送信するか否かの判断を行う。
【0089】
ここで、本実施形態の場合、復号に関する権限と各利用者との複数種類の対応付けには、組織に応じた対応付けと、機密度に応じた対応付けと、が含まれている。ここで、機密度とは、例えば、極秘、○○部外秘、社外秘或いは○○プロジェクト外秘などのように、守秘程度或いは守秘範囲に応じた機密度を意味する。すなわち、権限管理データベース7は、例えば、図12に示すように、各機密度に対して各利用者(各IDで管理している)の復号権限の有無を確認できるように、対応付けを保持している。
【0090】
このように機密度に応じた対応付けを施す場合には、例えば、暗号化の際に、機密度を特定するための情報(ラベル)を、例えばセッションキー10に付しておく。従って、制御部5では、復号要求があった際に、セッションキー10に付されたラベルに基づき権限管理データベース7に保持された対応付けを参照することにより、復号要求者が復号権限を有する者であるか否かを判定する。
【0091】
具体的には、例えば、○○プロジェクト外の利用者が復号要求を行った場合に、セッションキー10に付されたラベルが○○プロジェクト外秘であった際には、制御部5は、第3暗号文15を生成して利用者(復号要求者)に送信する処理は実行せず、利用者(の利用者側操作端末3)に対し、例えば、「あなたは今回要求した復号の権限を持っていません」との通知を行う。
【0092】
このように、第2の実施形態では、鍵の管理(鍵管理データベース6が関連する)と、復号権限の管理(権限管理データベース7が関連する)を分離して行う。
【0093】
また、例えば、人事異動などにより組織の所属が変わったり、或いは、所属は変わらないでも、新規のプロジェクトのメンバーに選任された場合など、復号に関する権限と各利用者との対応付けが変化したら、その都度、暗号システム1の管理者が権限管理データベース7の記憶内容を更新だけで(設定変更を行う)と良く、利用者が新たな鍵ペアを生成したりする必要はない。
【0094】
さらに、本実施形態では、例えば、復号に関する権限の有効期限を設定可能となっている。つまり、管理者による設定時に、有効期限を例えば6ヶ月とした場合には、設定時から6ヶ月経過したときに、管理者が設定変更を行うことなく、制御部5の制御により自動的に設定内容を更新して権限を無効とさせる。
【0095】
また、例えば、退職などの場合には、退職者の公開鍵は鍵管理データベース6に引き続き保存したままで、退職者の権限を無効とするだけで良い。なお、無効とするためには、例えば、権限管理データベース7における該当する利用者の欄に無効の旨を示すビットを立てると良い。この場合、制御部5は、復号要求があった際に、無効のビットが立っているか否かの判定を行うことにより、第3暗号文15を生成して利用者に送信するか否かの判断を行う。つまり、例えば、無効のビットが立っていれば、第3暗号文15を生成して利用者に送信する処理は実行しない。
【0096】
また、復号権限だけでなく、暗号権限についても、同様に管理することが好ましい。このように暗号権限も管理することにより、権限規定に基づかないで各利用者が勝手に暗号化を実行してしまうことを防止できる。
【0097】
ここで、本実施形態の暗号システムにおいては、管理者による設定(復号権限、暗号権限など)自体が、当該暗号システムの使用ポリシーとなる。そこで、図13に示すように、管理サーバ2は、設定された仕様ポリシー8を、所定のフォーマットで出力(プリントアウト)、或いは、各利用者側操作端末3に送信(配布)することが可能となっている。
【0098】
また、仕様ポリシーの設定は、少なくとも一部の項目については、問答形式で実行することが可能に構成されていることが好ましい。具体的には、例えば、モード選択画面にて設定ボタンを選択操作するとウィザードが起動して設定可能モードに移行する。この設定可能モードでは、例えば、「Q.どの組織に適用しますか?」、「Q.責任者は誰ですか?」、「Q.極秘とはどのような意味ですか?」或いは「Q.○○プロジェクト外秘とはどのような意味ですか?」との管理サーバ2からの問いに対し、管理者は、対応する入力箇所に必要な入力事項を入力することで、該当する項目の設定(仕様ポリシーの設定)を行うことができる。
【0099】
ここで、管理者(管理者は利用者でもある)の秘密鍵は、例えば、一般の利用者の秘密鍵とは異なり、管理サーバ2を直接操作することが可能であるか、或いは、管理者の利用者側操作端末3より管理サーバ2に接続して該管理サーバ2内の設定操作を行うことが可能な管理者鍵として機能するようになっている。
【0100】
さらに、このように、管理者の秘密鍵を管理者鍵として利用する場合に、いわゆるダブルロック方式を適用すれば、セキュリティー性を高めることができる。
【0101】
また、例えば、不正に利用者の秘密鍵及びIDを入手した者が、復号要求を行った場合には、そのことを正規の利用者に通知できるような構成とすることも好ましい。この構成を実現するためには、IDには、最終復号要求日時(最終ログイン日時)の記録が付されるようになっているとともに、管理サーバ2は、各利用者の最終復号要求日時を管理(保存)するように構成されていれば良い。つまり、復号要求があった場合には、制御部5は受信したIDの最終復号要求日時を更新する。そして、第3暗号文15を復号要求者に送信する際には、最終復号要求日時が更新済みのIDを該第3暗号文15に添付する。さらに、利用者側操作端末3では、自己で保持していた既存のIDを、管理サーバ2より送信された新規のIDに更新する。また、制御部5は、復号要求があった場合に、送信されたIDに付された最終復号要求日時と、管理サーバ2で管理している該当する最終復号要求日時と、の照合を行い、これらの日時が相違している場合には、復号要求を行った利用者に対し、該相違している旨の通知を行うように構成されている。なお、この通知としては、例えば「サーバに記録された最終時刻とIDファイルに記載された最終時刻が異なります。不正に使用された可能性があるので管理者に報告してください。」との通知を行う。
【0102】
なお、本実施形態に係る暗号システム1は、企業内における情報管理だけでなく、例えば、電子政府、電子自治体或いは金融機関等にも好適に適用することができる。
【0103】
また、利用者側操作端末3は、例えば、PC(Personal Computer)からなることを好ましい例とするが、これに限らず、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯情報端末からなることとしても良い。
【0104】
さらに、管理サーバ2の鍵管理データベース6或いは権限管理データベース7は、管理サーバ2に組み付けの記憶媒体により構成されているのであっても良いが、管理サーバ2に対し着脱自在な記憶媒体により構成することも好ましく、このように着脱自在に構成することにより、例えば、データベースを取り外して金庫内に保管したりすることもでき、セキュリティー管理を一層厳格に行うことができる。
【0105】
【発明の効果】
本発明によれば、暗号化鍵に利用者の秘密鍵を用いるとともに、管理サーバ側で利用者の公開鍵を管理しているので、利用者が秘密鍵を喪失したとしても、管理サーバ側では復号することが可能である。つまり、従来のハイブリッド暗号方式の欠点を解消することができる。また、暗号化の際には、管理サーバと通信を行う必要がない。しかも、利用者は自己の秘密鍵を1つだけ持っていれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る暗号システムを示すブロック図である。
【図2】管理サーバ(管理装置)を示すブロック図である。
【図3】鍵管理データベースを示す図である。
【図4】利用者側操作端末を示す図である。
【図5】利用者の登録時の動作を説明するためのブロック図である。
【図6】復号要求の流れを説明するためのブロック図である。
【図7】復号要求の流れを説明するためのフローチャートである。
【図8】復号要求の流れを説明するためのフローチャートである。
【図9】復号要求の流れを説明するためのフローチャートである。
【図10】復号要求の流れを説明するためのフローチャートである。
【図11】管理サーバ(管理装置)の別の態様を示すブロック図である。
【図12】権限管理データベースを示す図である。
【図13】仕様ポリシーの出力及び配布を説明するためのブロック図である。
【図14】従来の技術を説明するためのブロック図である。
【図15】従来技術の鍵管理データベースを説明するための図である。
【図16】従来技術の利用者側操作端末を説明するための図である。
【図17】従来技術における復号要求の流れを説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1 暗号システム
2 管理サーバ(管理装置)
5 制御部
6 鍵管理データベース
13 第1暗号文
14 第2暗号文
15 第3暗号文
S33 第1暗号文取出工程
S35 他者鍵使用復号工程
S36 第3暗号文生成工程
7 権限管理データベース
10 セッションキー(使い捨て鍵)

Claims (17)

  1. 利用者からの復号要求に基づき暗号文を復号することが可能な管理装置を備える暗号システムであって、
    前記管理装置は、
    利用者として登録された複数人分の公開鍵を管理する鍵管理データベースと、
    前記鍵管理データベース内の公開鍵を用いた復号及び暗号化が実行可能な制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    利用者からの復号要求として、他者の秘密鍵により暗号化された第1暗号文を当該利用者の秘密鍵で更に暗号化することにより生成された第2暗号文が該利用者から送信された場合に、
    前記第2暗号文を前記鍵管理データベース内の当該利用者の公開鍵を用いて復号することにより前記第1暗号文を取り出す第1暗号文取出工程と、
    前記第1暗号文取出工程により取り出した第1暗号文を前記鍵管理データベース内の前記他者の公開鍵を用いて復号する他者鍵使用復号工程と、
    前記他者鍵使用復号工程による復号結果を、当該利用者の公開鍵を用いて暗号化することにより第3暗号文を生成する第3暗号文生成工程と、
    をこの順に実行し、
    更に、前記第3暗号文生成工程により生成された第3暗号文を、前記復号要求を行った利用者に送信するように構成されていることを特徴とする暗号システム。
  2. 前記鍵管理データベースは、各公開鍵を非公開に管理することを特徴とする請求項1に記載の暗号システム。
  3. 前記鍵管理データベースは、複数の利用者の公開鍵の各々を、各利用者の識別情報と対応付けて管理するものとし、
    利用者は、復号要求の際に、当該利用者の識別情報を前記第2暗号文に付して送信するものとし、
    前記制御部は、
    利用者からの復号要求がなされた場合に、該利用者より送信された識別情報と対応する公開鍵を、前記鍵管理データベースより取得して前記第1暗号文取出工程での復号に用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の暗号システム。
  4. 前記制御部は、前記第1暗号文取出工程にて復号を実行できるか否かにより利用者の認証を行うことを特徴とする請求項3に記載の暗号システム。
  5. 利用者は、復号要求の前に、予め前記第1暗号文及び前記他者の識別情報を取得しておくものとし、かつ、前記第2暗号文の生成は、当該利用者の秘密鍵により前記第1暗号文及び前記他者の識別情報をまとめて暗号化することで行うものとし、
    前記制御部は、
    前記第1暗号文取出工程にて前記第1暗号文及び前記他者の識別情報を取り出し、該取り出した識別情報と対応する公開鍵を前記鍵管理データベースより取得して前記他者鍵使用復号工程での復号に用いることを特徴とする請求項3又は4に記載の暗号システム。
  6. 前記識別情報には、最終復号要求日時の記録が付されるようになっているとともに、
    前記管理装置は、各利用者の最終復号要求日時を管理するように構成され、
    前記制御部は、復号要求があった場合に、送信された識別情報に付された最終復号要求日時と、管理装置で管理している該当する最終復号要求日時と、の照合を行い、これらの日時が相違している場合には、復号要求を行った利用者に対し、該相違している旨の通知を行うことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の暗号システム。
  7. 前記管理装置は、復号に関する権限を利用者毎に設定可能に構成され、
    前記制御部は、復号要求があった場合に、前記第3暗号文を生成して利用者に送信するか否かの判断を、設定された権限に応じて行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の暗号システム。
  8. 前記管理装置は、復号に関する前記権限と各利用者との対応付けを管理する権限管理データベースを更に備えることを特徴とする請求項7に記載の暗号システム。
  9. 前記管理装置は、前記権限と各利用者との対応付けとして、複数種類の対応付けを設定可能であり、
    前記制御部は、復号要求の種類に応じて、何れかの対応付けに従って、前記第3暗号文を生成して利用者に送信するか否かの判断を行うことを特徴とする請求項7又は8に記載の暗号システム。
  10. 前記複数種類の対応付けには、少なくとも、組織に応じた対応付けと、機密度に応じた対応付けと、が含まれていることを特徴とする請求項9に記載の暗号システム。
  11. 復号に関する権限の有効期限を設定可能であることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一項に記載の暗号システム。
  12. 当該暗号システムの使用ポリシーを問答形式で作成可能であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の暗号システム。
  13. 作成した使用ポリシーを出力可能或いは各利用者に送信可能であることを特徴とする請求項12に記載の暗号システム。
  14. 請求項1乃至13のいずれか一項に記載の暗号システムを用いた暗号文処理方法であって、
    前記他者である第1利用者は、自己の秘密鍵を用いて前記第1暗号文を生成し、該生成した第1暗号文を前記利用者である第2利用者に取得可能な状態とさせ、
    続いて、前記第2利用者は、前記取得可能な状態とされた第1暗号文を取得し、該第1暗号文を自己の秘密鍵により更に暗号化して第2暗号文を生成し、該生成した第2暗号文を前記管理装置に送信し、
    続いて、前記制御部は、前記第1暗号文取出工程、前記他者鍵使用復号工程及び前記第3暗号文生成工程をこの順に実行し、更に、第3暗号文生成工程により生成された第3暗号文を、前記第2利用者により取得可能な状態とさせ、
    続いて、前記第2利用者は、前記第3暗号文を取得し、該第3暗号文を自己の秘密鍵により復号することにより、該復号結果を得ることを特徴とする暗号文処理方法。
  15. 請求項3乃至6のいずれか一項に記載の暗号システムを用いた暗号文処理方法であって、
    前記他者である第1利用者は、自己の秘密鍵を用いて前記第1暗号文を生成し、該生成した第1暗号文を前記利用者である第2利用者に取得可能な状態とさせ、
    続いて、前記第2利用者は、前記取得可能な状態とされた第1暗号文を取得し、該第1暗号文を自己の秘密鍵により更に暗号化して第2暗号文を生成し、該生成した第2暗号文に自己の識別情報を付して前記管理装置に送信し、
    続いて、前記制御部は、前記第2利用者より送信された識別情報と対応する公開鍵を前記鍵管理データベースより取得し、該取得した公開鍵を用いて前記第2暗号文を復号することで前記第1暗号文取出工程を実行した後で、
    前記他者鍵使用復号工程及び前記第3暗号文生成工程をこの順に実行し、更に、第3暗号文生成工程により生成された第3暗号文を、前記第2利用者により取得可能な状態とさせ、
    続いて、前記第2利用者は、前記第3暗号文を取得し、該第3暗号文を自己の秘密鍵により復号することにより、該復号結果を得ることを特徴とする暗号文処理方法。
  16. 前記第1利用者は、前記第1暗号文及び自己の識別情報を第2利用者に取得可能な状態とさせ、
    前記第2利用者は、取得した前記第1暗号文及び前記第1利用者の識別情報を自己の秘密鍵によりまとめて暗号化することにより前記第2暗号文を生成し、
    前記制御部は、前記第1暗号文取出工程にて前記第1暗号文及び前記他者の識別情報を取り出し、該取り出した識別情報と対応する公開鍵を前記鍵管理データベースより取得して前記他者鍵使用復号工程での復号に用いることを特徴とする請求項15に記載の暗号文処理方法。
  17. 前記第1利用者は、使い捨て鍵を生成し、この使い捨て鍵によりデータを暗号化することで暗号化データを生成する一方で、自己の秘密鍵を用いて前記使い捨て鍵を暗号化することにより前記第1暗号文を生成し、これら生成した第1暗号文及び暗号化データを前記第2利用者に取得可能な状態とさせ、
    続いて、前記第2利用者は、前記取得可能な状態とされた第1暗号文及び暗号化データを取得し、このうち第1暗号文を自己の秘密鍵により更に暗号化して第2暗号文を生成し、該生成した第2暗号文を前記管理装置に送信し、
    続いて、前記制御部は、前記第1暗号文取出工程及び前記他者鍵使用復号工程をこの順に実行することにより前記使い捨て鍵を取り出し、この取り出した使い捨て鍵を、前記第3暗号文生成工程にて暗号化することで前記第3暗号文を生成し、この第3暗号文を、前記第2利用者により取得可能な状態とさせ、
    続いて、前記第2利用者は、前記第3暗号文を取得し、該第3暗号文を自己の秘密鍵により復号することにより前記使い捨て鍵を取り出し、この使い捨て鍵を用いて前記暗号化データを復号することにより、前記データを取り出すことを特徴とする請求項14乃至16のいずれか一項に記載の暗号文処理方法。
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