JP3916923B2 - Dynamic damper - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車等に装備されて、振動源側の振動を減衰するためのダイナミックダンパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車等には、例えばエンジンやプロペラシャフト等から伝達された振動を減衰するためのダイナミックダンパーが装備されている。図9にダイナミックダンパーの一例を示す。
【0003】
このダイナミックダンパーは、質量部材101と、振動源側に取り付けられる取付金具102と、質量部材101及び取付金具102間に介設されるゴム状弾性体製の質量保持部103とを備えており、質量部材101と取付金具102との相対的な振動を質量保持部103が減衰することにより、振動源側の振動を減衰する。
【0004】
取付金具102は、上片104と側片105とが連続して、下方が開放された略コ字形に形成され、両側片105の内面側に、質量保持部103が固着される。質量保持部103の内方側には、保持金具106が止着されており、この保持金具106に質量部材101が溶接固定され、質量保持部103を介して、質量部材101が取付金具102に弾性的に保持される。
【0005】
取付金具102の両端側には、ボルト孔107を有する取付片108が形成され、この取付片108がブラケット109の上面側にボルト締結されて、取付金具102が振動源側に取り付けられる。
【0006】
上片104の内面側には、質量保持部103と連続するストッパゴム部110が固着されている。このストッパゴム部110は、質量部材101と取付金具102とが相対的に振動して、その変位が大きくなったときに、質量部材101が当接することにより、質量部材101の大変位を規制する。
【0007】
このダイナミックダンパーには、質量部材101及び取付金具102の上方及び側面を覆う略逆カップ状のダストカバー111が取り付けられ、質量部材101の周辺へのダストや泥等の侵入を阻止して、質量部材101が動かなくなることを防止している。
【0008】
このダストカバー111は、その両端側に取付片112が形成されており、この取付片112のボルト孔113の位置と、取付金具102の取付片108のボルト孔107の位置とを合わせて配置され、共通のボルトで、取付金具102と共に、ブラケット109の上面側に締結される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のダイナミックダンパーでは、ブラケットにボルト締結する際、ブラケットのボルト孔に取付金具のボルト孔を合わせ、さらに、ダストカバーのボルト孔を合わせる必要がある。
【0010】
このとき、取付金具をダストカバーで覆った状態では、取付金具のボルト孔が見えないため、各ボルト孔の位置を合わせにくく、ダイナミックダンパーを取り付けるのに要する時間が長くなり、その分、コストが高くなっていた。
【0011】
本発明は、振動源側への装着が容易なダイナミックダンパーを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、質量部材と、振動源側に取り付けられる取付金具と、質量部材及び取付金具間に介設されるゴム状弾性体製の質量保持部とを備え、質量部材周辺へのダスト等の侵入を阻止するダストカバーが取り付けられるダイナミックダンパーにおいて、前記取付金具とダストカバーとを一体化するための固定手段が設けられ、該固定手段は、ダストカバーに形成された取付孔と、前記取付金具に突設されて前記取付孔に止着されるカバー固定部とから構成され、前記カバー固定部は、ゴム状弾性体製とされたことを特徴とするダイナミックダンパーを提供する。
【0013】
すなわち、取付金具にゴム状弾性体製のカバー固定部を突設し、ダストカバーに形成した取付孔に、カバー固定部を止着して、取付金具とダストカバーとを一体化することにより、ダイナミックダンパーの取付を簡単にする。つまり、取付金具及びダストカバーのボルト孔の位置を合わせた状態で、両者を一体化することにより、ダイナミックダンパーの取付時に、両ボルト孔を合わせる手間を省略することができる。ここで、カバー固定部をゴム状弾性体製とすることにより、取付孔に、がたつくことなく止着することができる。
【0014】
なお、ダストカバーを振動源側に直接に取り付けずに、取付孔及びカバー固定部からなる固定手段で、ダストカバーを取付金具に固定してもよい。取付金具とダストカバーとを一体化するための固定手段としては、溶接やねじ止め、リベットによる固定等が考えられるが、ゴム状弾性体製のカバー固定部を取付孔に止着する手段は、他の手段よりもコストが安く好適である。
【0015】
また、上記のダイナミックダンパーを、前記カバー固定部は、質量保持部と同時に加硫成形されたことを特徴とするダイナミックダンパーとする。そうすれば、カバー固定部を別に成形する工程を省略することができ、コストを安くすることができる。
【0016】
また、上記のダイナミックダンパーを、前記カバー固定部は、その先端部に、ダストカバーの外面側に係合して止着する爪部が形成され、矢先形状とされたことを特徴とするダイナミックダンパーとすることにより、カバー固定部からのダストカバーの抜け出しを防止できる。
【0017】
すなわち、カバー固定部を矢先形状として、その先端部に形成した爪部をダストカバーの外面側(取付孔の周縁部)に係合して止着することにより、ダストカバーの抜け出しを防止して、ダストカバーを取付金具に、より強固に一体化することができる。
【0018】
また、上記のダイナミックダンパーを、前記取付金具及びダストカバーに、振動源側に共締めするためのボルト孔が形成され、前記固定手段に、両ボルト孔を位置合わせするための位置決め手段が付設されたことを特徴とするダイナミックダンパーとする。そうすれば、取付金具及びダストカバーを一体化する際に、そのボルト孔同士を容易に位置合わせして、その状態を維持することができる。
【0019】
また、上記のダイナミックダンパーを、前記位置決め手段は、前記取付孔及びカバー固定部の断面形状を円以外の形状としたことを特徴とするダイナミックダンパーとする。そうすれば、取付孔及びカバー固定部を一つだけ設けて、ダストカバーの回転を阻止し、ボルト孔の位置が合った状態を維持することができる。
【0020】
つまり、取付孔及びカバー固定部の断面形状が円形で、これらを一つだけ設ける場合、カバー固定部の周りに、ダストカバーが回転して、取付金具及びダストカバーのボルト孔同士がずれる恐れがあるが、取付孔及びカバー固定部を円以外の断面形状にすることにより、ダストカバーの回転を阻止することができる。なお、複数の取付孔及びカバー固定部を設けて位置決め手段としてもよい。
【0021】
また、上記のダイナミックダンパーを、前記カバー固定部の先端部に、凹部が軸方向に凹設されたことを特徴とするダイナミックダンパーとすることにより、カバー固定部を取付孔に止着しやすくすることができる。
【0022】
つまり、カバー固定部をダストカバーの取付孔に嵌合して、取付金具とダストカバーとを強固に一体化するためには、カバー固定部をダストカバーの取付孔よりも大きくする必要がある。このとき、カバー固定部が硬ければ、カバー固定部をダストカバーの取付孔に押し込むのに要する力が大きくなるが、カバー固定部の先端部に、凹部を軸方向に凹設することにより、カバー固定部が変形しやすくなって、取付孔に止着しやすくなる。
【0023】
また、上記のダイナミックダンパーを、前記カバー固定部は、ダストカバーの外面側に突出する部分に、スリットが形成されたことを特徴とするダイナミックダンパーとすることにより、カバー固定部を取付孔に止着しやすくすることができる。
【0024】
すなわち、カバー固定部のうち、ダストカバーの外面側に突出する部分にスリットを形成することにより、カバー固定部を変形しやすくして、取付孔に嵌合しやすくすることができる。特に、カバー固定部に爪部を形成して矢先形状とする場合、爪部の大きさに相当する幅のスリットを形成することにより、カバー固定部が取付孔に止着しやすくなる。
【0025】
また、上記のダイナミックダンパーを、前記取付金具は、カバー固定部が突設される上片と、質量保持部を介して質量部材を側方から保持する側片とが連続して形成されてなり、前記上片の内面側に、質量部材の上方への移動を規制するストッパゴム部が止着され、質量保持部、ストッパゴム部及びカバー固定部が連続して一体成形されたことを特徴とするダイナミックダンパーとすることにより、より具体的な構成のダイナミックダンパーを提供することができる。
【0026】
すなわち、上片と側片とを連続させて取付金具を形成して、上片にカバー固定部を突設し、側片で、質量保持部を介して、質量部材を側方から弾性的に保持する。このうち、上片の内面側に、ストッパゴム部を止着して、質量部材の上方への大変位を規制する。ここで、カバー固定部、質量保持部及びストッパゴム部は、連続して一体成形する。
【0027】
また、上記のダイナミックダンパーを、前記取付金具の上片に貫通穴が形成され、質量保持部及びストッパゴム部とカバー固定部とが前記貫通穴を介して連続して一体成形されたことを特徴とするダイナミックダンパーとすれば、質量保持部及びストッパゴム部とカバー固定部とを容易に連続させることができ、カバー固定部の成形を簡単にすることができる。
【0028】
また、上記のダイナミックダンパーを、前記ダストカバーは、取付金具及び質量部材の上方及び側面を覆う逆カップ状とされたことを特徴とするダイナミックダンパーとする。
【0029】
この構成のダイナミックダンパーの取付金具をブラケットの上面側にボルト締結すれば、ダイナミックダンパーの質量部材周辺にダスト等が侵入してダイナミックダンパーが機能しなくなることを防止できる。特に、ダイナミックダンパーをタイヤハウス内に設置する場合、ダスト、小石、泥等がまきあがる環境で使用されるため、このダイナミックダンパーを使用することが好適である。
【0030】
また、タイヤハウス内に配置されてサスペンション機構の一部を構成するスプリングブラケットを、ダイナミックダンパーを取り付けるためのブラケットとして利用すれば、スプリングブラケット上面の凹部に、ダイナミックダンパーの一部を位置させることができ、省スペース化を図ることができる。
【0031】
すなわち、スプリングブラケットが、その上面に凹部を有する場合、この凹部に小石等が溜まって異音を発しないように、凹部を塞ぐカバーを取り付けるが、このカバーの代わりにダイナミックダンパーを取り付けることにより、スプリングブラケット上面の凹部を利用することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るの実施に形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明のダイナミックダンパーの質量部材取付前の平面図、図2はその底面図、図3はそのA−A断面図、図4はダストカバーの平面図、図5はその側面図、図6はそのB−B断面図、図7はダストカバー取付後のダイナミックダンパーの平面図、図8はそのC−C断面図である。
【0033】
このダイナミックダンパーは、例えば鋼製で略円柱状の質量部材1と、振動源側に取り付けられる取付金具2と、質量部材1及び取付金具2間に介設される質量保持部3とを備えており、例えばタイヤハウス内のスプリングブラケット4の上面側に装備されて、質量部材1と取付金具2との相対的な振動を質量保持部3が減衰することにより、振動源側の振動を減衰する。
【0034】
取付金具2は、例えば鋼製で略一定幅の板を折曲してなり、略鉛直部分の二つの側片5と略水平部分の上片6とで、下方が開放された略コ字形に形成され、その両端側には、スプリングブラケット4にボルト締結される取付片7が形成されている。
【0035】
両側片5は、質量部材1よりも短くされ、その内面側には、縦横の長さが側片5よりもわずかに短い略直方体の質量保持部3が止着される。この質量保持部3の内方側には、質量部材1を保持する保持金具8が止着されており、両側片5が質量保持部3を介して質量部材1を弾性的に保持する。
【0036】
保持金具8は、例えば鋼製で略一定幅の板を略半円状に折曲してなり、その内側の曲げ半径は、質量部材1の半径と略同一とされる。両保持金具8の間には、周面の上端部を挟まれるように、質量部材1が配置され、質量部材1と保持金具8とが溶接固定される。
【0037】
なお、質量保持部3を加硫成形して保持金具8に固着した後に、質量部材1と保持金具8とを溶接固定することにより、質量保持部3の加硫成形に要する時間を短くする。また、質量保持部3が固着された部分から離れた部分を溶接することにより、溶接熱によって質量保持部3が劣化しないようにする。
【0038】
上片6には、その下面側を覆うように、質量保持部3と連続するストッパゴム部9が固着されており、質量部材1と取付金具2とが相対的に振動して、その上方への変位が大きくなったときに、質量部材1がストッパゴム部9に当接して、大変位を規制するようになっている。
【0039】
上片6の上面側には、ゴム状弾性体製のカバー固定部10が突設されており、このカバー固定部10が後述するダストカバー19の取付孔23に止着されて、取付金具2にダストカバー19が固定されるようになっている。このカバー固定部10は、断面略楕円形とされ、上片6の中央に形成された貫通孔11を通じて、ストッパゴム部9と連続しており、質量保持部3及びストッパゴム部9と一体成形される。
【0040】
カバー固定部10は、その先端部外周側に爪部12が形成された矢先形状とされ、ダストカバー19を取り付けた状態で、爪部12がダストカバー19の外面側に係合して止着するようになっている。また、カバー固定部10のうち、ダストカバー19の外面側に突出する部分には、取付金具2の板幅方向に通って、両側の爪部12の水平方向の突出幅の合計よりも大きい幅のスリット13が形成され、カバー固定部10の先端部には、全長にわたる深さの凹部14が軸方向に凹設されている。
【0041】
取付片7は、両側片5の下端部と連続して略水平方向外端側に向けて形成され、その先端部15には、スプリングブラケット4にボルト締結するためのボルト孔16が形成されている。この先端部15と基端部17との間には、先端部15が基端部17よりも下方に位置するように、段差18が形成され、基端部17とスプリングブラケット4との隙間が、振動による取付金具2の変形を吸収する。
【0042】
ダストカバー19は、略逆カップ状のダストカバー本体20と、その開口部から水平方向外向きに突出形成された外周片21と、外周片21から略水平方向外端側に形成された取付片22とからなり、例えば鋼製の板にプレス加工を施して形成される。
【0043】
このダストカバー19は、ダストカバー本体20の上面側中央部に、取付金具2のカバー固定部10が嵌合止着される略楕円形の取付孔23が形成されており、ダストカバー19の取付片22を取付金具2の取付片7の上面側に配置して、取付片22に形成されたボルト孔24を取付金具2のボルト孔16に合わせた状態で、カバー固定部10を取付孔23に嵌合止着することにより、取付金具2とダストカバー19とが一体化される。
【0044】
一体化された取付金具2及びダストカバー19は、そのボルト孔16、24をスプリングブラケット4のボルト孔25に合わせて、共通のボルトで共締めされ、スプリングブラケット4の上面側に締結される。これらがスプリングブラケット4にボルト締結された状態では、ダストカバー本体20が、取付金具2を上方から覆って、質量部材1の周辺へのダスト等の侵入を阻止する。
【0045】
ダストカバー19の外周片21と取付片22との間には、段差26が形成され、外周片21が取付片22よりも上方に位置するようになっており、外周片21の周縁部下面側の空間に、スプリングブラケット4との間をシールするシール材27が配置される。
【0046】
スプリングブラケット4は、その上面側に凹部28が凹設されてなり、例えば鋼製の板にプレス加工を施して形成され、例えば自動車のタイヤハウス内に取り付けられる。スプリングブラケット4の凹部28に相当する部分は、下面側に突出し、サスペンション機構の一部を構成するスプリング29に内嵌されて、スプリング29の上端部を支持する。
【0047】
ダイナミックダンパーをボルト締結するためのボルト孔25は、凹部28の外端側に形成され、ダイナミックダンパーを装備した状態で、質量部材1の下端部付近が凹部28の内部に位置するようになっており、その分、ダイナミックダンパーの高さが低くされる。
【0048】
上記構成によれば、取付金具2のカバー固定部10をダストカバー19の取付孔23に嵌合止着して、取付金具2とダストカバー19とを一体化するため、取付金具2の取付片7のボルト孔16と、ダストカバー19の取付片22のボルト孔24とをあらかじめ合わせておくことにより、スプリングブラケット4へのボルト締結が簡単になる。
【0049】
このとき、カバー固定部10及び取付孔23を略楕円形に形成して、ダストカバー19のカバー固定部10の周りの回転を阻止するため、取付金具2及びダストカバー19のボルト孔16、24が互いにずれることはない。このカバー固定部10は、質量保持部3と連続して一体成形することにより、そのコストが安くなる。
【0050】
また、カバー固定部10を矢先形状として、その爪部12をダストカバー19の外面側に係合止着するため、取付金具2からダストカバー19が外れることはない。さらに、カバー固定部10に、スリット13及び凹部14を形成して、カバー固定部10を軟らかくするため、カバー固定部10を取付孔23に挿入止着しやすくなる。
【0051】
スプリングブラケット4を利用して、その上面側にダイナミックダンパーを装備する際、スプリングブラケット4の凹部28の内部に、質量部材1の下端部を位置させるため、その分、ダイナミックダンパーの高さを低くして、省スペース化を図ることができる。
【0052】
なお、このダイナミックダンパーは、スプリングブラケット4に限らず、振動源側のどの部位に装備してもよい。また、一つのカバー固定部10及び取付孔23だけでなく、複数個のカバー固定部10及び取付孔23を設けるようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り、本発明によると、取付金具とダストカバーとを一体化して振動源側に装着するため、ダイナミックダンパーの装着を簡単にして、ダイナミックダンパーの振動源側への組付けに要する時間を短くすることができ、その分、コストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダイナミックダンパーの質量部材取付前の平面図
【図2】その底面図
【図3】そのA−A断面図
【図4】ダストカバーの平面図
【図5】その側面図
【図6】そのB−B断面図
【図7】ダストカバー取付後のダイナミックダンパーの平面図
【図8】そのC−C断面図
【図9】従来のダイナミックダンパーの軸方向断面図
【符号の説明】
1 質量部材
2 取付金具
3 質量保持部
5 側片
6 上片
7 取付片
9 ストッパゴム部
10 カバー固定部
12 爪部
13 スリット
14 凹部
19 ダストカバー
23 取付孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a dynamic damper that is installed in, for example, an automobile and damps vibration on the vibration source side.
[0002]
[Prior art]
Generally, an automobile or the like is equipped with a dynamic damper for attenuating vibration transmitted from, for example, an engine or a propeller shaft. FIG. 9 shows an example of a dynamic damper.
[0003]
The dynamic damper includes a
[0004]
The
[0005]
[0006]
A
[0007]
The dynamic damper is provided with a substantially reverse cup-shaped dust cover 111 that covers the upper and side surfaces of the
[0008]
The dust cover 111 has mounting
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described dynamic damper, when fastening the bolt to the bracket, it is necessary to match the bolt hole of the mounting bracket with the bolt hole of the bracket and further match the bolt hole of the dust cover.
[0010]
At this time, when the mounting bracket is covered with the dust cover, the bolt holes of the mounting bracket are not visible, so it is difficult to align the positions of the respective bolt holes, and the time required to mount the dynamic damper becomes longer. It was high.
[0011]
An object of the present invention is to provide a dynamic damper that can be easily mounted on a vibration source side.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention comprises a mass member, a mounting bracket attached to the vibration source side, and a mass holder made of a rubber-like elastic body interposed between the mass member and the mounting bracket, In a dynamic damper to which a dust cover for preventing intrusion of dust and the like around a member is attached, a fixing means for integrating the mounting bracket and the dust cover is provided, and the fixing means is formed on the dust cover. A dynamic damper comprising: a mounting hole; and a cover fixing portion protruding from the mounting bracket and fixed to the mounting hole. The cover fixing portion is made of a rubber-like elastic body. provide.
[0013]
That is, by attaching a cover fixing part made of a rubber-like elastic body to the mounting bracket, fixing the cover fixing part to the mounting hole formed in the dust cover, and integrating the mounting bracket and the dust cover, Easy installation of dynamic dampers. That is, by integrating the two in the state in which the positions of the bolt holes of the mounting bracket and the dust cover are matched, it is possible to save the trouble of aligning both bolt holes when the dynamic damper is mounted. Here, by making the cover fixing portion made of a rubber-like elastic body, the cover fixing portion can be fixed to the mounting hole without rattling.
[0014]
Instead of attaching the dust cover directly to the vibration source side, the dust cover may be fixed to the mounting bracket by a fixing means including an attachment hole and a cover fixing portion. As fixing means for integrating the mounting bracket and dust cover, welding, screwing, fixing by rivets, etc. can be considered, but means for fixing the cover fixing part made of rubber-like elastic body to the mounting hole, The cost is lower than that of other means.
[0015]
Further, the dynamic damper is a dynamic damper in which the cover fixing portion is vulcanized and formed at the same time as the mass holding portion. If it does so, the process of shape | molding a cover fixing | fixed part separately can be skipped, and cost can be made cheap.
[0016]
The dynamic damper is characterized in that the cover fixing portion has an arrow tip shape with a claw portion that engages and fastens to the outer surface side of the dust cover at the tip of the cover. By doing so, it is possible to prevent the dust cover from coming off from the cover fixing portion.
[0017]
In other words, the cover fixing part is shaped like an arrowhead, and the claw part formed at the tip of the cover is engaged with the outer surface side of the dust cover (periphery of the mounting hole) to secure it, thereby preventing the dust cover from coming out. The dust cover can be more firmly integrated with the mounting bracket.
[0018]
In addition, a bolt hole for fastening the dynamic damper to the vibration source side is formed in the mounting bracket and the dust cover, and positioning means for aligning both bolt holes is attached to the fixing means. The dynamic damper is characterized by that. If it does so, when integrating a mounting bracket and a dust cover, the bolt holes can be easily aligned and the state can be maintained.
[0019]
Further, the dynamic damper is a dynamic damper characterized in that the positioning means has a cross-sectional shape other than a circle in the mounting hole and the cover fixing portion. If it does so, only one attachment hole and a cover fixing | fixed part can be provided, rotation of a dust cover can be prevented, and the state which the position of the bolt hole matched can be maintained.
[0020]
In other words, when the mounting hole and the cover fixing part have a circular cross-sectional shape and only one of them is provided, the dust cover may rotate around the cover fixing part and the bolt holes of the mounting bracket and the dust cover may be displaced from each other. However, rotation of the dust cover can be prevented by making the mounting hole and the cover fixing portion have a cross-sectional shape other than a circle. A plurality of mounting holes and a cover fixing portion may be provided as positioning means.
[0021]
In addition, the above-described dynamic damper is a dynamic damper characterized in that a concave portion is provided in the axial direction at the distal end portion of the cover fixing portion, so that the cover fixing portion can be easily fixed to the mounting hole. be able to.
[0022]
That is, in order to fit the cover fixing portion into the dust cover mounting hole and firmly integrate the mounting bracket and the dust cover, the cover fixing portion needs to be larger than the dust cover mounting hole. At this time, if the cover fixing part is hard, the force required to push the cover fixing part into the mounting hole of the dust cover increases, but by forming a recess in the axial direction at the tip of the cover fixing part, The cover fixing portion is easily deformed and is easily fixed to the mounting hole.
[0023]
Further, the above-described dynamic damper is a dynamic damper characterized in that a slit is formed in a portion where the cover fixing portion protrudes to the outer surface side of the dust cover, so that the cover fixing portion is fixed to the mounting hole. Can be easy to wear.
[0024]
That is, by forming a slit in a portion of the cover fixing portion that protrudes to the outer surface side of the dust cover, the cover fixing portion can be easily deformed and can be easily fitted into the mounting hole. In particular, when the claw portion is formed in the cover fixing portion to have an arrow tip shape, the cover fixing portion is easily fixed to the mounting hole by forming a slit having a width corresponding to the size of the claw portion.
[0025]
Further, in the above-described dynamic damper, the mounting bracket is formed by continuously forming an upper piece on which the cover fixing portion protrudes and a side piece for holding the mass member from the side via the mass holding portion. The stopper rubber part for restricting the upward movement of the mass member is fixed to the inner surface side of the upper piece, and the mass holding part, the stopper rubber part, and the cover fixing part are continuously formed integrally. By using the dynamic damper, a dynamic damper having a more specific configuration can be provided.
[0026]
That is, the upper piece and the side piece are continuously formed to form a mounting bracket, a cover fixing portion is projected from the upper piece, and the mass member is elastically moved from the side via the mass holding portion. Hold. Among these, a stopper rubber part is fixed to the inner surface side of the upper piece to restrict large displacement of the mass member upward. Here, the cover fixing portion, the mass holding portion, and the stopper rubber portion are integrally formed continuously.
[0027]
Further, the dynamic damper is characterized in that a through hole is formed in an upper piece of the mounting bracket, and a mass holding portion, a stopper rubber portion, and a cover fixing portion are integrally formed continuously through the through hole. With the dynamic damper, the mass holding part, the stopper rubber part, and the cover fixing part can be easily continued, and the cover fixing part can be easily formed.
[0028]
Further, the above-mentioned dynamic damper is a dynamic damper characterized in that the dust cover has an inverted cup shape that covers the upper and side surfaces of the mounting bracket and the mass member.
[0029]
If the mounting bracket of the dynamic damper having this configuration is bolted to the upper surface side of the bracket, it is possible to prevent the dynamic damper from functioning due to dust or the like entering the periphery of the mass member of the dynamic damper. In particular, when a dynamic damper is installed in a tire house, it is used in an environment where dust, pebbles, mud, and the like are blown up. Therefore, it is preferable to use this dynamic damper.
[0030]
In addition, if the spring bracket that is arranged in the tire house and forms a part of the suspension mechanism is used as a bracket for attaching the dynamic damper, a part of the dynamic damper can be positioned in the recess on the upper surface of the spring bracket. It is possible to save space.
[0031]
In other words, when the spring bracket has a recess on its upper surface, a cover that closes the recess is attached so that pebbles and the like are not accumulated in the recess and generate abnormal noise, but by attaching a dynamic damper instead of this cover, A recess on the upper surface of the spring bracket can be used.
[0032]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments according to the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a plan view of a dynamic damper according to the present invention before a mass member is attached, FIG. 2 is a bottom view thereof, FIG. 3 is a sectional view taken along line AA, FIG. 4 is a plan view of a dust cover, FIG. 6 is a cross-sectional view taken along the line BB, FIG. 7 is a plan view of the dynamic damper after the dust cover is attached, and FIG. 8 is a cross-sectional view taken along the line CC.
[0033]
This dynamic damper includes, for example, a substantially cylindrical mass member 1 made of steel, a mounting
[0034]
The mounting
[0035]
The both
[0036]
The holding
[0037]
In addition, after the
[0038]
A
[0039]
A
[0040]
The
[0041]
The
[0042]
The
[0043]
The
[0044]
The
[0045]
A
[0046]
The spring bracket 4 has a
[0047]
The
[0048]
According to the above configuration, since the
[0049]
At this time, the
[0050]
Further, since the
[0051]
When the dynamic damper is mounted on the upper surface side of the spring bracket 4, the lower end portion of the mass member 1 is positioned inside the
[0052]
The dynamic damper is not limited to the spring bracket 4 and may be installed in any part on the vibration source side. Further, not only one
[0053]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the present invention, the mounting bracket and the dust cover are integrated and mounted on the vibration source side, so the mounting of the dynamic damper on the vibration source side is simplified. Time can be shortened, and the cost can be reduced accordingly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a dynamic damper according to the present invention before a mass member is attached. FIG. 2 is a bottom view thereof. FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line AA. FIG. 6 is a cross-sectional view taken along the line BB. FIG. 7 is a plan view of the dynamic damper after the dust cover is attached. FIG. 8 is a cross-sectional view taken along the line CC. Explanation】
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
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