JP3914997B2 - Spring actuator device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に、鉄道車両,産業機械,自動車に使用するスプリングアクチュエータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内孔を形成した本体と、内孔に移動自在に挿入したピストンと、ピストンの一端側と本体との間に比較的大きな圧縮負荷を与えて張設したばねと、ピストンの他端側に設けられ、本体の他端を貫通して外部に突出する軸状部材とを備えたブレーキシリンダが実開昭58−108638号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、実開昭58−108638号公報に開示されたブレーキシリンダでは、ブレーキシリンダを液圧で解除する場合に、本体の軸状部材と同一軸線上に液圧シリンダの液圧室を設置しているので、液圧シリンダの液圧室が軸状部材の軸方向に加算されてしまい、ブレーキシリンダの全長が長くなり、ブレーキシリンダを鉄道車両等の限られた狭いスペースに搭載しなければならないので、ブレーキシリンダの鉄道車両等への搭載性が悪化するものであった。
【0004】
本発明の目的は、上述する問題点に対処して、流体圧シリンダへ送る流体圧を解放するのみで、ピストンが付勢手段の付勢力によりアクチュエータボディの端壁に向って前進し、プッシュロッドがピストンの前進に伴って伸長し、ピストンの付勢手段の付勢力による前進を流体圧シリンダにより解除する場合に、複数個の流体圧シリンダをプッシュロッドの中心軸線から外れたアクチュエータボディの端壁の中央と外周との間の外側の同一円周上に配置し、流体圧シリンダの液圧室がアクチュエータボディのプッシュロッドと同一軸線上に加算されることがなく、従来のものに比べてスプリングアクチュエータ装置の全長が短く、スプリングアクチュエータ装置の鉄道車両等への搭載性を向上させることが可能なスプリングアクチュエータ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のスプリングアクチュエータ装置は、アクチュエータボディと、前記アクチュエータボディの内部に中心軸線方向へ移動自在に配設したピストンと、前記ピストンに中心軸線上に沿って固設した前記アクチュエータボディの一端の端壁の中央を貫通するプッシュロッドと、前記アクチュエータボディの他端に配設したエンドカバーと、前記ピストンを前記アクチュエータボディの端壁に向って常時付勢する、前記ピストンと前記エンドカバーとの間に配設した付勢手段と、前記ピストンを前記付勢手段の付勢力に抗して前記アクチュエータボディの中心軸線方向へ移動する流体圧シリンダとを備え、前記流体圧シリンダが、シリンダボディと、前記シリンダボディの内部に前記プッシュロッドと平行な中心軸線方向に沿って移動自在に配設した液圧ピストンと、前記液圧ピストンに中心軸線上に沿って設けたピストンロッドとを有しており、前記ピストンロッドが前記アクチュエータボディの端壁の外周縁寄りに設けた貫通孔に挿通され、前記アクチュエータボディの端壁の中央と外周との間の外側の同一円周上に複数個の流体圧シリンダを配設したことを特徴とする構成を有するものである。
【0007】
本発明のスプリングアクチュエータ装置は、上記ピストンと上記エンドカバーとの間に配設した上記付勢手段が、同一中心軸線上に配置したコイル平均径の異なる2つの圧縮コイルスプリングである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態におけるスプリングアクチュエータ装置を示す断面図、図2は、本発明の実施の形態におけるスプリングアクチュエータ装置の要部拡大断面図、図3は、本発明の実施の形態におけるスプリングアクチュエータ装置のキャリパブレーキ装置への取付け状態を示す要部切断正面図、図4は、本発明の実施の形態におけるスプリングアクチュエータ装置の作動状態を示す断面図である。
本発明のスプリングアクチュエータ装置1は、図1及び図2に示すように、アクチュエータボディ2と、アクチュエータボディ2の内部に中心軸線方向に沿って移動自在に配設したピストン3と、ピストン3に中心軸線上に沿って固設したアクチュエータボディ2の一端の端壁20の中央を貫通するプッシュロッド4と、アクチュエータボディ2の開口する他端に配設したエンドカバー5と、ピストン3をアクチュエータボディ2の端壁20に向って常時付勢する、ピストン3とエンドカバー5との間に配設した付勢手段6と、ピストン3を付勢手段6の付勢力に抗してアクチュエータボディ2の中心軸線方向へ移動する流体圧シリンダ7とを備え、アクチュエータボディ2の端壁20の中央と外周との間の外側の同一円周上には、図3に示すように、ピストン3を付勢手段6の付勢力に抗して移動する複数個である3個の流体圧シリンダ7が配設されている。
【0009】
本発明のスプリングアクチュエータ装置1は、図1及び図2に示すように、流体圧シリンダ7が、シリンダボディ70と、シリンダボディ70の内部にプッシュロッド4と平行な中心軸線方向に沿って移動自在に配設した液圧ピストン71と、液圧ピストン71に中心軸線上に沿って設けたピストンロッド72とを有しており、ピストンロッド72がアクチュエータボディ2の端壁20の外周縁寄りに設けた貫通孔21に挿通されている。
【0010】
本発明のスプリングアクチュエータ装置1は、図1及び図2に示すように、ピストン3とエンドカバー5との間に配設した付勢手段6が、同一中心軸線上に配置したコイル平均径の異なる2つの圧縮コイルスプリング60,61である。
【0011】
スプリングアクチュエータ装置1のアクチュエータボディ2は、図1及び図2に示すように、円筒形の周壁22を有し、アクチュエータボディ2の周壁22の一端には、図2に示すように、端壁20が形成され、アクチュエータボディ2の端壁20の中央にはプッシュロッド4を挿通するロッド挿通孔20aが設けられ、アクチュエータボディ2の端壁20の外周縁寄りには適宜な箇所に3つの貫通孔21が設けられ、アクチュエータボディ2の端壁20の内側面にはロッド挿通孔20aの周囲にエンドカバー5に向って突出した円筒状のボス23が一体に形成されている。
【0012】
アクチュエータボディ2の端壁20の外側面には、図2に示すように、ロッド挿通孔20aの周囲にボス23と反対方向に向って突出したアクチュエータヘッド24が形成され、アクチュエータボディ2のアクチュエータヘッド24の先端部の外周面には環状溝24aが形成されている。
【0013】
アクチュエータボディ2のアクチュエータヘッド24には、図1及び図2に示すように、プッシュロッド4の移動量を一定に保つオートアジャスタ機構8が装着されている。
【0014】
アクチュエータボディ2のアクチュエータヘッド24の片側には、図1及び図2に示すように、側方に向って張出した取付アーム25が一体に形成され、アクチュエータボディ2の取付アーム25の上縁部及び下縁部には、図2に示すように、複数の貫通孔25a,25aが設けられている。
【0015】
アクチュエータボディ2の取付アーム25の上縁部の中央及び下縁部の中央には、図1に示すように、外方に向って突出した互いに平行な一対の支持突部26,26が一体に形成され、アクチュエータボディ2の取付アーム25の支持突部26,26には同一中心軸線上にピボットピン27を支持するための支持孔26a,26aが設けられている。
【0016】
アクチュエータボディ2の周壁22の一部には、図1及び図3に示すように、取付アーム25と同方向の側方に向って膨出した鉄道車両の車輪120を制動するフローティングタイプのキャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101に対して取付けるためのマウント部28が一体に形成され、アクチュエータボディ2のマウント部28にはねじ穴28aが設けられている。
【0017】
アクチュエータボディ2の周壁22の他端には、図2に示すように、開口22aが形成され、アクチュエータボディ2の周壁22の他端面には複数のねじ穴29が設けられている。
【0018】
アクチュエータボディ2の周壁22の内部には、図2に示すように、ピストン3が中心軸線方向に沿って移動自在に配設され、ピストン3は円筒状のピストン本体30を有し、ピストン3のピストン本体30の一端には円周方向に向って張出したフランジ31が一体に形成されている。
【0019】
ピストン3のピストン本体30の他端には、図2に示すように、小径の筒状壁32が形成され、ピストン3の筒状壁32の外周面にはおねじ部33が形成され、ピストン3の筒状壁32の端部には端壁34が形成され、ピストン3の端壁34の中央には嵌合孔35が設けられている。
【0020】
ピストン3には、図1及び図2に示すように、中心軸線上にアクチュエータボディ2の端壁20に向って突出したプッシュロッド4が固設され、プッシュロッド4の一端と他端寄りとの間の内部には、図2に示すように、中心軸線上に沿ってねじ穴40が設けられ、プッシュロッド4の他端には小径部41が形成され、プッシュロッド4の小径部41の内部には中心軸線上に沿ってねじ穴42が設けられている。
【0021】
ピストン3の端壁34の嵌合孔35には、図2に示すように、プッシュロッド4の小径部41が嵌入され、プッシュロッド4の小径部41のねじ穴42には止めねじ43が螺合され、プッシュロッド4はピストン3の端壁34の嵌合孔35に対してワッシャ44を介して止めねじ43により固定されている。
【0022】
プッシュロッド4のねじ穴40には、図2に示すように、ボルト45が螺合され、ボルト45の頭部46の外周面には環状溝46aが形成されて、ボルト45の頭部46の端面には溝47が形成されている。
【0023】
ボルト45の頭部46には、図1に示すように、溝47が形成され、後述のレバー110の一端110aがボルト45の頭部46の溝47に係合され、ボルト45はプッシュロッド4のねじ穴40に対して回転自在に螺合されている。
【0024】
アクチュエータボディ2の端壁20の中央に設けたロッド挿通孔20aには、図1及び図2に示すように、プッシュロッド4が挿通され、プッシュロッド4はアクチュエータボディ2の端壁20のロッド挿通孔20aに対して、一定の移動量を超えて移動すると、オートアジャスタ機構8によりプッシュロッド4は回転させられ、ボルト45がプッシュロッド4に対して伸長し、プッシュロッド4の移動量は一定に保たれている。
【0025】
アクチュエータボディ2のアクチュエータヘッド24とボルト45の頭部46との間には、図2に示すように、プッシュロッド4の一端部を覆う伸縮性を有するベローズ形の合成ゴム製のブーツ48が装着され、アクチュエータボディ2のアクチュエータヘッド24の環状溝24aにはブーツ48の一端の係止リング49aが嵌入され、ボルト45の頭部46の環状溝46aにはブーツ48の他端の係止リング49bが嵌入され、プッシュロッド4のアクチュエータボディ2のロッド挿通孔20aより突出した部分がブーツ48によりダストから保護されている。
【0026】
アクチュエータボディ2の周壁22の他端には、図1及び図2に示すように、開口22aを閉塞するエンドカバー5が配設され、エンドカバー5は円板状のカバー本体50を有し、エンドカバー5のカバー本体50の中央にはピストン3をアクチュエータボディ2の端壁20に向って付勢する付勢手段6の付勢力を手動により解除するための手動解除用ボルト9を挿通するボルト挿通孔51が設けられている。
【0027】
エンドカバー5のカバー本体50の外側面には、図2に示すように、ボルト挿通孔51の周囲に外方に向って突出した円筒状のボス52が形成され、エンドカバー5のボス52の先端部の外周面には環状溝53が形成されている。
【0028】
エンドカバー5のカバー本体50の外周面には、図2に示すように、環状凹溝54が形成され、エンドカバー5のカバー本体50の周囲には円周方向に張出したフランジ55が一体に形成され、エンドカバー5のフランジ55にはアクチュエータボディ2の周壁22のねじ穴29と連通する複数の貫通孔56が設けられている。
【0029】
アクチュエータボディ2の周壁22の開口22aには、図2に示すように、エンドカバー5のカバー本体50が嵌合され、アクチュエータボディ2の周壁22の他端面にはエンドカバー5のフランジ55が当接され、エンドカバー5のフランジ55の貫通孔56にはボルト57が挿通され、アクチュエータボディ2の周壁22のねじ穴29にはボルト57の先端寄りが螺合され、エンドカバー5のフランジ55はアクチュエータボディ2の周壁22のねじ穴29に対してワッシャ58を介してボルト57により固定されている。
【0030】
エンドカバー5のカバー本体50の環状凹溝54には、図2に示すように、Oリング59が嵌合され、アクチュエータボディ2の周壁22の内周面とエンドカバー5のカバー本体50の外周面との間がOリング59により密封されている。
【0031】
エンドカバー5の中央には、図2に示すように、プッシュロッド4と同一中心軸線上にピストン3に向って突出した手動解除用ボルト9が設けられ、手動解除用ボルト9の一端には断面非円形の頭部90が形成されている。
【0032】
エンドカバー5のカバー本体50のボルト挿通孔51には、図2に示すように、手動解除用ボルト9の他端寄りが挿通され、手動解除用ボルト9の他端部にはナット92が螺合され、手動解除用ボルト9及びナット92には割ピン93が挿通され、手動解除用ボルト9はエンドカバー5のボルト挿通孔51に対してワッシャ94を介してナット92により移動自在に支持されている。
【0033】
ピストン3の後部には、図1に示すように、手動解除用ボルト9に係合するアジャスタナット10が配設され、図2に示すように、アジャスタナット10は円筒状のナット本体11を有し、アジャスタナット10のナット本体11の一端には、円周方向に向って張出した環状壁12が形成され、アジャスタナット10の環状壁12の前面にはピストン3の筒状壁32の外側に嵌合する円筒状の嵌合壁13が形成され、アジャスタナット10の嵌合壁13の内周面にはピストン3の筒状壁32のおねじ部33に螺合するめねじ部14が形成されている。
【0034】
アジャスタナット10の環状壁12の中央には、図2に示すように、ピストン3に向って前方に開口する手動解除用ボルト9の頭部90を嵌合する嵌合凹部15が形成され、アジャスタナット10のナット本体11の他端部には端壁16が形成され、アジャスタナット10の端壁16には手動解除用ボルト9を挿通するボルト挿通孔17が設けられている。
【0035】
アジャスタナット10の端壁16のボルト挿通孔17には、図2に示すように、手動解除用ボルト9が挿通され、アジャスタナット10の環状壁12の嵌合凹部15には、手動解除用ボルト9の頭部90が嵌入され、ピストン3の筒状壁32のおねじ部33にはアジャスタナット10の嵌合壁13のめねじ部14が螺合されている。
【0036】
アジャスタナット10のナット本体11の内部には、図2に示すように、アジャスタナット10の端壁16と手動解除用ボルト9の頭部90との間に手動解除用ボルト9をピストン3に向って常時付勢する圧縮コイルスプリング18が配設されている。
【0037】
エンドカバー5のボス52の外側には、図2に示すように、手動解除用ボルト9の先端部に螺合したナット92を覆うゴムカバー95が装着され、エンドカバー5のボス52の環状溝53にはゴムカバー95の係止リング96が嵌入され、手動解除用ボルト9のエンドカバー5のボルト挿通孔51より突出した先端部及びナット92がゴムカバー95によりダストから保護されている。
【0038】
アクチュエータボディ2の周壁22の内部には、図1及び図2に示すように、ピストン3のフランジ31とエンドカバー5のカバー本体50との間に同一中心軸線上に沿ってピストン3をアクチュエータボディ2の端壁20に向って常時付勢するコイル平均径の異なる圧縮コイルスプリング60及び圧縮コイルスプリング61が配設され、圧縮コイルスプリング60のコイル平均径は圧縮コイルスプリング61のコイル平均径よりも大きく、圧縮コイルスプリング60の線径は圧縮コイルスプリング61の線径よりも太くなっている。
【0039】
アクチュエータボディ2の端壁20の中央と外周との間の外側には、図1及び図3に示すように、同一円周上に3つの流体圧シリンダ7が配設され、流体圧シリンダ7の円筒形のシリンダボディ70の内部には、図2に示すように、プッシュロッド4と平行な中心軸線方向に沿って液圧ピストン71が移動自在に設けられ、液圧ピストン71の中央には中心軸線上に沿ってピストンロッド72が突設され、流体圧シリンダ7のシリンダボディ70の端壁73と液圧ピストン71との間には液圧室74が形成され、ピストンロッド72はアクチュエータボディ2の端壁20の外周縁寄りに設けた貫通孔21に出没自在に挿通されている。
【0040】
流体圧シリンダ7の液圧ピストン71の外周面には、図2に示すように、環状凹溝75が形成され、液圧ピストン71の環状凹溝75にはリング状のピストンシール76が嵌入され、シリンダボディ70の内周面と液圧ピストン71の外周面との間がピストンシール76により密封されている。
【0041】
流体圧シリンダ7のシリンダボディ70の一端には、図3に示すように、両側方に向って張出した取付片77,77が形成され、流体圧シリンダ7のシリンダボディ70の取付片77,77はアクチュエータボディ2の端壁20に対してボルト78,78により固定されている。
【0042】
フローティングタイプのキャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101には、図1に示すように、スプリングアクチュエータ装置1のアクチュエータボディ2の取付アーム25の外側及びマウント部28の外側に臨んでアクチュエータ取付部102及びアクチュエータ取付部103が形成されている。
【0043】
キャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101に形成された一方のアクチュエータ取付部102には、図1に示すように、スプリングアクチュエータ装置1のアクチュエータボディ2の取付アーム25の貫通孔25a,25aに連通するねじ孔104及びねじ穴105が設けられ、キャリパボディ101に形成された他方のアクチュエータ取付部103にはアクチュエータボディ2のマウント部28のねじ穴28aに連通する貫通孔106が設けられている。
【0044】
スプリングアクチュエータ装置1のアクチュエータボディ2の取付アーム25の貫通孔25a,25aには、図1に示すように、ボルト107,107が挿通され、キャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101のアクチュエータ取付部102のねじ孔104及びねじ穴105にはボルト107及びボルト107の先端部が螺合され、図3に示すように、アクチュエータボディ2の取付アーム25はキャリパボディ101のアクチュエータ取付部102の内側に4本のボルト107により固定されている。
【0045】
キャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101のアクチュエータ取付部103の貫通孔106には、図1に示すように、ボルト108が挿通され、スプリングアクチュエータ装置1のアクチュエータボディ2のマウント部28のねじ穴28aにはボルト108の先端部が螺合され、アクチュエータボディ2のマウント部28はキャリパボディ101のアクチュエータ取付部103の内側にボルト108により固定されている。
【0046】
ピボットピン27には、図1及び図3に示すように、スプリングアクチュエータ装置1のアクチュエータボディ2の取付アーム25の支持突部26,26の間にキャリパブレーキ装置100に組み込んだパーキングブレーキを作動するためのレバー110が揺動自在に設けられ、レバー110の一端110aがプッシュロッド4に螺着したボルト45の頭部46の溝47に係合され、レバー110の他端110bがキャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101のインナキャリパアーム111に移動自在に設けたパーキングブレーキ用のピストン112の外端に係合されている。
【0047】
キャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101は、図3に示すように、マウンティングブラケット113にスライドピン114,114を介して移動自在に支持され、マウンティングブラケット113は鉄道車両の台車フレーム115に対してボルト116とナット117により固定されている。
【0048】
キャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101は鉄道車両の車輪120の内側及び外側に臨んでインナキャリパアーム111及びアウタキャリパアーム(図示せず)を有し、キャリパボディ101のインナキャリパアーム111の中央には、図3に示すように、ピストン112が移動自在に設けられ、ピストン112の内端には制輪子であるインナブレーキライニング(図示せず)が装着され、キャリパボディ101のアウタキャリパアームの内側には制輪子であるアウタブレーキライニング(図示せず)が装着されている。
【0049】
鉄道車両の車輪120の内側にはインナロータ(図示せず)が取付けられ、鉄道車両の車輪120の外側にはアウタロータ(図示せず)が取付けられている。
【0050】
次に、本発明の実施の形態におけるスプリングアクチュエータ装置の作用について説明する。
まず、図1に示す通常のフローティングタイプのキャリパブレーキ装置100に組み込んだパーキングブレーキによる鉄道車両の車輪120の制動を解除した状態において、流体圧シリンダ7のシリンダボディ70の内部の液圧室74へ送る流体圧を解放すると、スプリングアクチュエータ装置1のピストン3が付勢手段6の圧縮コイルスプリング60,61の付勢力によりアクチュエータボディ2の端壁20に向って前進し、アジャスタナット10がピストン3の前進に伴って圧縮コイルスプリング18の付勢力に抗しながら手動解除用ボルト9の長手方向に沿って従動し、プッシュロッド4がピストン3の前進に伴いながらアクチュエータボディ2の外部に向って伸長し、図4に示すように、プッシュロッド4の一端部がアクチュエータボディ2の端壁20のロッド挿通孔20aより前方に突出した状態となる。
【0051】
プッシュロッド4のピストン3の前進に伴うアクチュエータボディ2の外部への伸長により、ボルト45がプッシュロッド4の伸長に伴いながらアクチュエータボディ2のアクチュエータヘッド24の前方に向って移動し、ボルト45の頭部46がレバー110の一端110aを押出し、レバー110がボルト45の移動に伴ってピボットピン27を支点として図1の反時計方向に揺動し、レバー110の他端110bがキャリパブレーキ装置100に組み込んだパーキングブレーキ用のピストン112を鉄道車両の車輪120の内側に取付けたインナロータに向って押込む。
【0052】
レバー110のボルト45の移動に伴うピボットピン27を支点とした揺動により、キャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101のインナキャリパアーム111に設けたパーキングブレーキ用のピストン112がレバー110の揺動に伴いながら鉄道車両の車輪120の内側に取付けたインナロータに近接する方向に向って前進し、ピストン112の内端に装着したインナブレーキライニングが鉄道車両の車輪120の内側に取付けたインナロータに押付けられる。
【0053】
ピストン112の内端に装着したインナブレーキライニングを鉄道車両の車輪120の内側に取付けたインナロータに押付けると、キャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101のアウタキャリパアームが反力を受け、キャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101が反力によりスライドピン114,114と共にマウンティングブラケット113に対して移動し、スプリングアクチュエータ装置1がキャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101と共に移動する。
【0054】
キャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101のマウンティングブラケット113に対する移動により、キャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101のアウタキャリパアームの内側に装着したアウタブレーキライニングが鉄道車両の車輪120の外側に取付けたアウタロータに押付けられ、キャリパブレーキ装置100に組み込んだパーキングブレーキがスプリングアクチュエータ装置1により作動され、鉄道車両の車輪120がキャリパブレーキ装置100に組み込んだパーキングブレーキにより制動される。
【0055】
スプリングアクチュエータ装置1のピストン3の付勢手段6の圧縮コイルスプリング60,61の付勢力によるアクチュエータボディ2の端壁20に向う前進により、流体圧シリンダ7のピストンロッド72がピストン3の前進に伴いながらシリンダボディ70の内部に向って縮退し、流体圧シリンダ7の液圧ピストン71がピストンロッド72の縮退に伴って後退し、スプリングアクチュエータ装置1のピストン3のフランジ31の外側面が圧縮コイルスプリング60,61の付勢力により流体圧シリンダ7のピストンロッド72の先端に圧接され、図4に示すように、スプリングアクチュエータ装置1のピストン3の圧縮コイルスプリング60,61の付勢力による前進が流体圧シリンダ7のピストンロッド72により阻止される。
【0056】
また、鉄道車両の車輪120のキャリパブレーキ装置100に組み込んだパーキングブレーキによる制動を解除する場合は、流体圧を図4に示す流体圧シリンダ7のシリンダボディ70の内部の液圧室74へ送ると、流体圧シリンダ7の液圧ピストン71がシリンダボディ70の内部を流体圧によりスプリングアクチュエータ装置1のアクチュエータボディ2の端壁20に向って前進し、流体圧シリンダ7のピストンロッド72が液圧ピストン71の前進に伴ってスプリングアクチュエータ装置1のピストン3のフランジ31を押圧しながらアクチュエータボディ2の内部へと伸長し、図1に示すように、流体圧シリンダ7のピストンロッド72の先端部がアクチュエータボディ2の端壁20の貫通孔21よりスプリングアクチュエータ装置1のアクチュエータボディ2の内部に突出した状態となる。
【0057】
流体圧シリンダ7のピストンロッド72の液圧ピストン71の前進に伴うアクチュエータ装置1のアクチュエータボディ2の内部への伸長により、スプリングアクチュエータ装置1のピストン3が流体圧シリンダ7のピストンロッド72の伸長に伴って付勢手段6の圧縮コイルスプリング60,61の付勢力に抗しながらにエンドカバー5に向って後退し、アジャスタナット10がピストン3の後退に伴いながら手動解除用ボルト9の長手方向に沿って従動し、プッシュロッド4がピストン3の後退に伴いながらアクチュエータボディ2の内部に向って縮退する。
【0058】
プッシュロッド4のピストン3の後退に伴うアクチュエータボディ2の内部への縮退により、ボルト45がプッシュロッド4の縮退に伴いながらアクチュエータボディ2のアクチュエータヘッド24に向って移動し、レバー110がボルト45の移動に伴いながらピボットピン27を支点として図4の時計方向に揺動し、レバー110の他端110bがキャリパブレーキ装置100に組み込んだパーキングブレーキ用のピストン112を鉄道車両の車輪120の内側に取付けたインナロータから離脱する方向に向って後退する。
【0059】
レバー110のボルト45の移動に伴うピボットピン27を支点とした揺動により、キャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101のインナキャリパアーム111に設けたパーキングブレーキ用のピストン112がレバー110の揺動に伴いながら鉄道車両の車輪120の内側に取付けたインナロータから離脱する方向に向って後退し、ピストン112の内端に装着したインナブレーキライニングが鉄道車両の車輪120の内側に取付けたインナロータから離間する。
【0060】
ピストン112の内端に装着したインナブレーキライニングの鉄道車両の車輪120の内側に取付けたインナロータからの離間により、キャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101がスライドピン114,114と共にマウンティングブラケット113に対して移動し、スプリングアクチュエータ装置1がキャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101と共に移動し、キャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101のアウタキャリパアームの内側に装着したアウタブレーキライニングが鉄道車両の車輪120の外側に取付けたアウタロータから離間できる状態になっている。
【0061】
その後、鉄道車両の走行による車輪120の移動や振動等により、キャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101がスライドピン114,114と共にマウンティングブラケット113に対して移動し、スプリングアクチュエータ装置1がキャリパブレーキ装置100のキャリパボディ101と共に移動し、鉄道車両の車輪120のインナロータとインナブレーキライニングとの間の隙間及びアウタロータとアウタブレーキライニングとの間の隙間が元の初期状態に戻され、キャリパブレーキ装置100に組み込んだパーキングブレーキがスプリングアクチュエータ装置1により非作動状態となり、鉄道車両の車輪120のキャリパブレーキ装置100に組み込んだパーキングブレーキによる制動を解除する。
【0062】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明のスプリングアクチュエータ装置によれば、流体圧シリンダへ送る流体圧を解放するのみで、ピストンが付勢手段の付勢力によりアクチュエータボディの端壁に向って前進するので、プッシュロッドをピストンの前進に伴って伸長させることができ、ピストンの付勢手段の付勢力による前進を流体圧シリンダにより解除する場合に、複数個の流体圧シリンダをプッシュロッドの中心軸線から外れたアクチュエータボディの端壁の中央と外周との間の外側の同一円周上に配置したので、流体圧シリンダの液圧室がアクチュエータボディのプッシュロッドと同一軸線上に加算されることがなく、従来のものに比べてスプリングアクチュエータ装置の全長が短くなるので、スプリングアクチュエータ装置の鉄道車両等への搭載性を向上させることができる。
【0063】
本発明のスプリングアクチュエータ装置によれば、流体圧シリンダのシリンダボディの内部の液圧室に流体圧を送るのみで、液圧ピストンが流体圧によりアクチュエータボディの端壁に向って前進するので、ピストンロッドを液圧ピストンの前進に伴って伸長させることができ、ピストンロッドがアクチュエータボディの端壁の外周縁寄りに設けた貫通孔に挿通されているので、アクチュエータボディの内部のピストンをピストンロッドの伸長に伴って付勢手段の付勢力に抗しながら後退させることができる。
【0064】
本発明のスプリングアクチュエータ装置によれば、付勢手段が同一中心軸線上に配置したコイル平均径の異なる2つの圧縮コイルスプリングであるので、ピストンを2つの圧縮コイルスプリングの付勢力により安定した状態で迅速に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるスプリングアクチュエータ装置を示す断面図。
【図2】本発明の実施の形態におけるスプリングアクチュエータ装置の要部拡大断面図。
【図3】本発明の実施の形態におけるスプリングアクチュエータ装置のキャリパブレーキ装置への取付け状態を示す要部切断正面図。
【図4】本発明の実施の形態におけるスプリングアクチュエータ装置の作動状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 スプリングアクチュエータ装置
2 アクチュエータボディ
3 ピストン
4 プッシュロッド
5 エンドカバー
6 付勢手段
7 流体圧シリンダ
8 オートアジャスタ機構
9 手動解除用ボルト
10 アジャスタナット
11 ナット本体
12 環状壁
13 嵌合壁
14 めねじ部
15 嵌合凹部
16 端壁
17 ボルト挿通孔
18 圧縮コイルスプリング
20 端壁
20a ロッド挿通孔
21 貫通孔
22 周壁
22a 開口
23 ボス
24 アクチュエータヘッド
24a 環状溝
25 取付アーム
25a 貫通孔
26 支持突部
26a 支持孔
27 ピボットピン
28 マウント部
28a ねじ穴
29 ねじ穴
30 ピストン本体
31 フランジ
32 筒状壁
33 おねじ部
34 端壁
35 嵌合孔
40 ねじ穴
41 小径部
42 ねじ穴
43 止めねじ
44 ワッシャ
45 ボルト
46 頭部
46a 環状溝
47 溝
48 ブーツ
49a 係止リング
49b 係止リング
50 カバー本体
51 ボルト挿通孔
52 ボス
53 環状溝
54 環状凹溝
55 フランジ
56 貫通孔
57 ボルト
58 ワッシャ
59 Oリング
60 圧縮コイルスプリング
61 圧縮コイルスプリング
70 シリンダボディ
71 液圧ピストン
72 ピストンロッド
73 端壁
74 液圧室
75 環状凹溝
76 ピストンシール
77 取付片
78 ボルト
90 頭部
92 ナット
93 割ピン
94 ワッシャ
95 ゴムカバー
96 係止リング
100 キャリパブレーキ装置
101 キャリパボディ
102 アクチュエータ取付部
103 アクチュエータ取付部
104 ねじ孔
105 ねじ穴
106 貫通孔
107 ボルト
108 ボルト
110 レバー
110a 一端
110b 他端
111 インナキャリパアーム
112 ピストン
113 マウンティングブラケット
114 スライドピン
115 台車フレーム
116 ボルト
117 ナット
120 車輪[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention particularly relates to a spring actuator device used in railway vehicles, industrial machines, and automobiles.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a main body having an inner hole, a piston movably inserted into the inner hole, a spring stretched by applying a relatively large compression load between one end side of the piston and the main body, and the other end side of the piston Japanese Utility Model Laid-Open No. 58-108638 discloses a brake cylinder provided with a shaft-like member that passes through the other end of the main body and protrudes to the outside.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the brake cylinder disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 58-108638, when the brake cylinder is released by hydraulic pressure, a hydraulic chamber of the hydraulic cylinder is installed on the same axis as the shaft-like member of the main body. As a result, the hydraulic chamber of the hydraulic cylinder is added in the axial direction of the shaft-like member, increasing the overall length of the brake cylinder, and the brake cylinder must be mounted in a limited space such as a railway vehicle. As a result, the mounting capability of brake cylinders on railway vehicles and the like deteriorated.
[0004]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to deal with the above-mentioned problems, only to release the fluid pressure sent to the fluid pressure cylinder, and the piston is advanced toward the end wall of the actuator body by the urging force of the urging means. When the fluid pressure cylinder releases the forward movement due to the urging force of the piston urging means when the piston moves forward, the plurality of fluid pressure cylinders are separated from the central axis of the push rod. Between the center of the end wall and the outer periphery Arranged on the same outer circumference, the hydraulic chamber of the hydraulic cylinder is not added on the same axis as the push rod of the actuator body, and the overall length of the spring actuator device is shorter than the conventional one, and the spring It is an object of the present invention to provide a spring actuator device capable of improving the mountability of an actuator device on a railway vehicle or the like.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The spring actuator device of the present invention includes an actuator body, Of the actuator body A piston disposed in the interior so as to be movable in the direction of the central axis, On the piston Fixed along the central axis Of the actuator body One end The center of the end wall A push rod that penetrates, Of the actuator body An end cover disposed at the other end; The piston of the actuator body Always energize towards the end wall, Between the piston and the end cover. A biasing means disposed between; A fluid pressure cylinder that moves the piston in a direction of a central axis of the actuator body against a biasing force of the biasing means, and the fluid pressure cylinder includes the cylinder body and the push rod inside the cylinder body. A hydraulic piston movably disposed along the direction of the central axis parallel to the central axis, and a piston rod provided along the central axis of the hydraulic piston. It is inserted through a through hole provided near the outer peripheral edge of the end wall, and on the same outer circumference between the center and outer periphery of the end wall of the actuator body. A plurality of fluid pressure cylinders are provided.
[0007]
The spring actuator device of the present invention comprises: The urging means disposed between the piston and the end cover includes: These are two compression coil springs having different average coil diameters arranged on the same central axis.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. Sectional drawing which shows the spring actuator apparatus in embodiment of this invention, FIG. The principal part expanded sectional view of the spring actuator apparatus in embodiment of this invention, FIG. The principal part cutting front view which shows the attachment state to the caliper brake device of the spring actuator apparatus in embodiment of this invention, FIG. It is sectional drawing which shows the operating state of the spring actuator apparatus in embodiment of this invention.
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0009]
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0010]
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0011]
The
[0012]
As shown in FIG. 2, an
[0013]
As shown in FIGS. 1 and 2, an auto-
[0014]
As shown in FIGS. 1 and 2, a
[0015]
As shown in FIG. 1, a pair of
[0016]
As shown in FIGS. 1 and 3, a floating type caliper brake that brakes a
[0017]
As shown in FIG. 2, an
[0018]
As shown in FIG. 2, the
[0019]
As shown in FIG. 2, a small-diameter cylindrical wall 32 is formed on the other end of the piston
[0020]
As shown in FIGS. 1 and 2, a
[0021]
As shown in FIG. 2, the small-diameter portion 41 of the
[0022]
As shown in FIG. 2, a
[0023]
As shown in FIG. 1, a
[0024]
[0025]
Between the
[0026]
As shown in FIGS. 1 and 2, an end cover 5 that closes the opening 22 a is disposed at the other end of the
[0027]
As shown in FIG. 2, a
[0028]
As shown in FIG. 2, an annular groove 54 is formed on the outer peripheral surface of the
[0029]
As shown in FIG. 2, the
[0030]
As shown in FIG. 2, an O-ring 59 is fitted into the annular groove 54 of the
[0031]
At the center of the end cover 5, as shown in FIG. 2, a
[0032]
As shown in FIG. 2, the other end of the
[0033]
As shown in FIG. 1, an
[0034]
In the center of the annular wall 12 of the
[0035]
As shown in FIG. 2, the
[0036]
In the nut body 11 of the
[0037]
As shown in FIG. 2, a
[0038]
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0039]
[0040]
As shown in FIG. 2, an
[0041]
At one end of the
[0042]
As shown in FIG. 1, the
[0043]
As shown in FIG. 1, one
[0044]
As shown in FIG. 1,
[0045]
As shown in FIG. 1, a
[0046]
As shown in FIGS. 1 and 3, the
[0047]
As shown in FIG. 3, the
[0048]
The
[0049]
An inner rotor (not shown) is attached inside the
[0050]
Next, the operation of the spring actuator device according to the embodiment of the present invention will be described.
First, in a state in which braking of the
[0051]
As the
[0052]
The
[0053]
When the inner brake lining attached to the inner end of the
[0054]
As the
[0055]
The
[0056]
When releasing the braking by the parking brake incorporated in the
[0057]
The extension of the
[0058]
As the
[0059]
The
[0060]
The
[0061]
Thereafter, the
[0062]
【The invention's effect】
As described above, according to the spring actuator device of the present invention, the piston moves forward toward the end wall of the actuator body only by releasing the fluid pressure sent to the fluid pressure cylinder by the biasing force of the biasing means. The push rod can be extended with the advance of the piston, and when the advance by the urging force of the urging means of the piston is released by the fluid pressure cylinder, the plurality of fluid pressure cylinders are disengaged from the central axis of the push rod. Actuator body Between the center of the end wall and the outer periphery Since it is arranged on the same outer circumference, the hydraulic chamber of the hydraulic cylinder is not added to the same axis as the push rod of the actuator body, and the overall length of the spring actuator device is shorter than the conventional one. Therefore, the mountability of the spring actuator device on a railway vehicle or the like can be improved.
[0063]
According to the spring actuator device of the present invention, the hydraulic piston moves forward toward the end wall of the actuator body by the fluid pressure only by sending the fluid pressure to the fluid pressure chamber inside the cylinder body of the fluid pressure cylinder. The rod can be extended as the hydraulic piston moves forward. Near the outer edge of the end wall Since it is inserted through the provided through hole, the piston inside the actuator body can be retracted against the urging force of the urging means as the piston rod extends.
[0064]
According to the spring actuator device of the present invention, since the urging means is two compression coil springs having different coil average diameters arranged on the same central axis, the piston is stabilized by the urging force of the two compression coil springs. It can be moved quickly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a spring actuator device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view of a main part of the spring actuator device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a front view of a principal part cutting showing a state in which the spring actuator device according to the embodiment of the present invention is attached to a caliper brake device.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing an operating state of the spring actuator device in the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Spring actuator device
2 Actuator body
3 Piston
4 Push rod
5 End cover
6 Energizing means
7 Fluid pressure cylinder
8 Auto adjuster mechanism
9 Manual release bolt
10 Adjuster nut
11 Nut body
12 annular wall
13 Mating wall
14 Female thread
15 Fitting recess
16 End wall
17 Bolt insertion hole
18 Compression coil spring
20 End wall
20a Rod insertion hole
21 Through hole
22 wall
22a opening
23 Boss
24 Actuator head
24a annular groove
25 Mounting arm
25a Through hole
26 Supporting protrusion
26a Support hole
27 Pivot Pin
28 Mount part
28a Screw hole
29 Screw holes
30 Piston body
31 Flange
32 cylindrical wall
33 Male thread
34 End wall
35 Mating hole
40 Screw hole
41 Small diameter part
42 Screw holes
43 Set screw
44 Washer
45 volts
46 heads
46a annular groove
47 Groove
48 boots
49a Locking ring
49b Locking ring
50 Cover body
51 Bolt insertion hole
52 Boss
53 Annular groove
54 Annular groove
55 Flange
56 Through hole
57 bolts
58 Washer
59 O-ring
60 Compression coil spring
61 Compression coil spring
70 Cylinder body
71 Hydraulic piston
72 piston rod
73 End wall
74 Hydraulic chamber
75 Annular groove
76 Piston seal
77 Mounting piece
78 volts
90 heads
92 nuts
93% pin
94 washer
95 Rubber cover
96 Locking ring
100 Caliper brake device
101 caliper body
102 Actuator mounting part
103 Actuator mounting part
104 Screw hole
105 Screw hole
106 Through hole
107 volts
108 volts
110 lever
110a one end
110b The other end
111 Inner caliper arm
112 piston
113 Mounting bracket
114 Slide pin
115 bogie frame
116 volts
117 nut
120 wheels
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