JP3913653B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はTFT型の液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
TN(Twisted Nematic)方式は、低消費電力で、コントラストが高く、TFT液晶ディスプレイに広く用いられているが、視野角が狭いという欠点があり、使用上問題とされてきた。
【0003】
上記理由を簡単に説明する。図6乃至図8は、TN方式の液晶表示装置の概略断面図を示したものであり、CF(カラーフィルタ)側ガラス基板101、共通電圧を与えられる共通電極102、TFTアレイ側ガラス基板106、表示信号電圧が印加される画素電極105、電極102、105間に充填されるネマチック液晶分子104(以下、液晶分子と記載)等で構成される。図示していないが、電極102、105の内側には、液晶の配向を決める配向膜が方向を90°違えて配置されており、ガラス基板101、106の外側には特定の位相の光のみ透過させる偏向板が、透過軸を90°違えて配置されている。
【0004】
図6は、電極102、105間に電圧を印加していない状態であり、液晶分子104は、ガラス基板101、106に対して水平に位置しているが、両配向膜によって配向方向を90°ねじられている。TFTアレイ側ガラス基板106の外側の偏向板(以下、TFTアレイ側偏向板と記載)を透過した光は、液晶分子104のねじれに沿って旋光し、CF側ガラス基板101の外側の偏向板(以下、CF側偏向板と記載)を透過し、白表示される。なお、ここで、1画素について説明している為、カラーフィルタの赤色、緑色、青色の区別はせず、説明の便宜上、1画素の光を透過するものを白表示、透過しないものを黒表示、中間調表示をグレー表示とする。
【0005】
図7は、電極102、105間に中間電圧V1を印加した場合であり、液晶分子104は、配向膜の近くでは、ガラス基板101、106に対して水平に配向しているが、液晶層の中ほどでは、ねじれを解き、立ち上がりかける。この為、図に示す様に、TFTアレイ側ガラス基板106に左斜め上方向に入射した光a、ガラス基板に垂直に入射した光b、右斜め上方向に入射した光cは、それぞれ液晶分子104に入射する角度が違ってくる。棒状の液晶分子の長く電子密度が高い方を長軸といい、液晶の様に1軸性結晶の物質の長軸と垂直方向に光が入射した場合、位相がそのままの光と90°違った2つの光に分割されるという複屈折効果がある。長軸方向に入射する光aは、そのまま位相を変えないで液晶分子104を通過しCF側偏向板で遮断され黒表示されるが、長軸に垂直な方向に入射する光cは、複屈折効果により位相がそのままの光と90°位相が違う光に分かれ、90°位相が違う光がCF側偏向板を透過し白表示される。光bは、中間の角度となり、グレー表示される。以上の様に、入射される光の角度によって白黒反転する特性がある。
【0006】
図8は、電極102、105間に高電圧V2を印加した場合であり、液晶分子104がねじれを解き、ガラス基板101、106に対して垂直に立ち上がり、光は液晶分子104の長軸方向に入射し、そのまま通過するので、CF側偏向板で遮断され黒表示される。
【0007】
以上の様に、液晶分子が配向される向きが1方向しかないというのが、TN液晶の視野角が狭い原因である。その欠点を改良して視野角を広くする為、垂直配向技術および4分割配向技術を採用したMVA(multi−domain vertical alignment)方式が提案された。
【0008】
ここでMVA方式について説明する。図9乃至図11は、MVA方式の液晶表示装置の概略断面図を示したものであり、CF側ガラス基板201、共通電圧を与えられる共通電極202、TFTアレイ側ガラス基板206、表示信号電圧が印加される画素電極205、電極202、205間に充填されるネマチック液晶分子204(以下、液晶分子と記載)、液晶分子204の配向を分割する為に形成された誘電体突条203、同じく液晶分子204の配向を分割する為に画素電極205を打ち抜くように形成されたスリット207等で構成される。TN方式の液晶表示装置の断面図と同様、図示していないが、ガラス基板201、206の外側には特定の方向の光のみ透過させる偏向板が、透過軸を90°違えて配置されている。
【0009】
図9は、電極202、205間に電圧を印加していない場合であり、垂直配向技術により、液晶分子204はガラス基板201、206に対して垂直に配向している。垂直配向技術とは、誘電異方性が負である液晶分子を使い、電圧をかけていない状態では電極面に対して垂直に、電圧をかけた状態では分子内の正イオンはマイナス極の方向へ、負イオンはプラス極の方向へ引っ張られる性質を利用して電極面に水平方向に配向させる技術である。突条203上の液晶分子204は、突条203の斜面に垂直に配向しようとする力が働き、幾分斜めに傾いている。
【0010】
この状態では、TFTアレイ側偏向板を透過した光は、液晶分子の長軸方向に入射し、位相を変えずそのまま液晶分子204を通過し、CF側偏向板によって遮断され、黒表示される。
【0011】
図10は、電極202、205間に中間電圧V1を印加した場合であり、スリット207と突条203の影響で点線230が示す様に、スリット207の左側では、電界が右斜め方向に、スリット207の右側では、点線231が示す様に左斜め方向に傾斜を持って形成される。
【0012】
液晶分子204は、電界に交差する様に配向され、スリット207の左側では、左斜め上方向を向き、スリット207の右側では、右斜め上方向を向いて、スリット207に対して対称となっている。同じ方向に液晶分子が配向された領域をドメインと言い、この場合、スリット207の左側の領域をドメインL、右側の領域をドメインRとする。
【0013】
TFTアレイ側ガラス基板206へ、左斜め上方向に入射した光を光a、垂直に入射した光を光b、右斜め上方向に入射した光を光cとする。ドメインLでは、光aは、液晶分子204の長軸方向へ入射し、位相の変化なく通過し、CF側偏向板で遮断され、黒表示される。ドメインRでは、光aは、液晶分子204の長軸の垂直方向に入射し、複屈折効果により、入射した位相の光と、90°位相が違う光に分割され、90°位相が違う光がCF側偏向板を透過し、白表示される。光cは、光aと同じ現象を逆のドメインで起こし、双方の光による白黒表示が面積的に平均化され、グレー表示となる。光bも角度が中間となり、グレー表示される。
【0014】
図11は、電極202、205間に高電圧V2を印加した状態であり、液晶分子204はガラス基板に対して水平に配向され、光は液晶分子の長軸の垂直方向に入射し、入射した光の位相と90°位相が違う光がCF側偏向板を透過し、白表示される。
【0015】
以上のように、配向分割することで、表示色が面積的に平均化され、光の入射方向による白黒反転がなくなり、視野角依存性を向上させている。MVA方式の原理を2分割配向で説明したが、実際には、4分割配向して、4方からの光に対して面積的に平均化し、視野角依存性を向上させている。
【0016】
図12は、ガラス基板に対して上方からみたスリット207と突条203のパターンの一例であり、これを用いて4分割配向技術について説明する。スリット207の左側に突条203L、右側に突条203Rと交互に並んでおり、すべて約90°の角度で屈曲している。スリット207と突条203Lと203Rの屈曲部を結んだ線をA−A線とすると、突条203Lとスリット207に囲まれた領域のA−A線より上半分のドメインaにある液晶分子を204a、下半分のドメインcにある液晶分子を204c、突条203Rとスリット207に囲まれた領域のA−A線より上半分のドメインbにある液晶分子を204b、下半分のドメインdにある液晶分子を204dとする。図示していないが、TFTアレイ側偏向板は、透過軸をA−A線と平行になる様に配置され、CF側偏向板は、透過軸をA−A線と90°違えて配置されている。
【0017】
電極202、205間に電圧印加時、スリット207と突条203Lによりドメインa内の電界は紙面に対して垂直方向より左斜め上方向に傾斜を持って形成され、スリット207と突条203Rによりドメインb内の電界は紙面に対して垂直方向より右斜め下方向に傾斜を持って形成され、スリット207と突条203Lによりドメインc内の電界は紙面に対して垂直より左斜め下方向に傾斜を持って形成され、スリット207と突条203Rによりドメインd内の電界は紙面に対して垂直方向より右斜め上方向に傾斜を持って形成される。
【0018】
電界方向により、液晶分子204aは左斜め上方向に、液晶分子204bは右斜め下方向に、液晶分子204cは左斜め下方向に、液晶分子204dは右斜め上方向に配向される。もちろん、図9乃至図11に示した様に、紙面に対して横方向から見ると、電圧を印加しない時は紙面に対して垂直に、高電圧を印加した時は紙面に対して平行に、中間電圧を印加した時は紙面に対してある角度をもって立ち上がる様に配向される。
【0019】
ここで光の透過について説明する。TFTアレイ側偏向板に入射した光は、A−A線に対して平行成分の光のみ透過し、液晶分子204に入射する。複屈折効果により、液晶分子204aに入射した光は、位相が液晶分子204aの長軸方向の光即ちA−A線に対して45°の光と長軸方向と90°違う光即ちA−A線に対して対称方向に45°の光に分割される。液晶分子204b、液晶分子204c、液晶分子204dも同様に、液晶分子の長軸方向の光と、90°違う光に分割される。
【0020】
その為、電極202、205間に電圧を印加していない状態ではTFTアレイ側偏向板に入射した光は、そのまま液晶分子を透過しCF側偏向板で遮断され黒表示されるが、高電圧を印加した状態では、上記光の分割の結果、A−A線と90°位相が違うCF側偏向板の透過軸の光成分が発生し、CF側偏向板を透過し白表示される。中間電圧を印加した状態では、中間の角度となり、グレー表示されるが、4分割された液晶分子配向により4方からの光に対して、表示が面積的に平均化され、視野角依存性を向上させている。
【0021】
ここで従来のMVA方式を用いたTFT液晶ディスプレイを説明する。図13は、TFT液晶ディスプレイの1画素の平面図であり、ゲート部212aとソース部212bとドレイン部212c等から構成されるTFT212、画素の短い辺に配置されTFT212のゲート部212aと接続しTFT212をスイッチングさせる信号が与えられるゲートバスライン213、画素の長い辺に配置されTFT212のソース部212bと接続し表示信号が与えられるデータバスライン211、データバスライン211が配置された画素の長い辺の中央部から直角に画素上に延在し補助容量を形成する補助容量配線209、補助容量配線209の上方に設けられ補助容量を増加させる為の容量増加パターン210、TFT212が配置された部分以外の画素領域に設けられた画素電極205、容量増加パターン210のほぼ中心部に、画素電極205との接続用に形成されたコンタクト穴214、TFT212のドレイン部212cと画素電極205との接続用に形成されたコンタクト穴215、屈曲部が平面的に見て補助容量配線209上に位置し両端部がデータバスライン211に向けて広がる形で画素電極205を打ち抜くように形成されたV字状スリット207と、屈曲部が平面的に見て補助容量配線209上に位置し両端部がデータバスライン211に向けて広がる形で共通電極(不図示)に設けられたV字状の誘電体突条203等で構成される。
【0022】
画素周辺部に至る突条203は、一部画素周辺上にも形成されており、スリット207が画素周辺に至る個所まで延ばされている。また、スリット207と突条203は、補助容量配線209と交差する箇所において約90°にV字状に屈曲されている。なお図示していないが、TFTアレイ側偏向板は、透過軸を補助容量配線209と平行になる様に配置され、CF側偏向板は、透過軸を補助容量配線と90°違えて配置されている。
【0023】
次に、図13上に引いたB−B線での縦断面図を図14に図示する。CF側ガラス基板201側には、共通電極202、左右の突条203L及び203R等で構成され、TFTアレイ側ガラス基板206側には、補助容量配線209、補助容量配線209を覆うゲート絶縁膜217、補助容量配線209の上方に配置された容量増加パターン210、容量増加パターン210を覆うパッシベーション膜218、パッシベーション膜218の上方に配置された画素電極205、画素電極205の一部を打ち抜く様に形成された左右のスリット207L及び207R、容量増加パターン210の上方に画素電極205との接続用に形成されたコンタクト穴214、共通電極202と画素電極205の間に充填された液晶分子204等で構成されている。なお点線230は、電極202、205間に電圧を印加した状態の電界の傾きを示している。
【0024】
ここで、液晶分子204の配向分割状態を説明する。スリット207Lと突条203L間をドメインLL、スリット207Lとコンタクト穴214間をドメインL、スリット207Rとコンタクト穴214間をドメインR、スリット207Rと突条203R間をドメインRRとすると、液晶分子204は、ドメインLLでは左斜め上方向、ドメインLでは右斜め上方向、ドメインRでは左斜め上方向、ドメインRRでは右斜め上方向に配向されている。
【0025】
従来のMVA方式では、基板表面に垂直配向処理を施した第1及び第2の電極に、スリット及び傾斜を持たせた誘電体構造物を設け、電圧印可時にスリットと誘電体構造物によって液晶の配向を分割し、視野角依存性を向上させている(特許文献1参照)。
【0026】
【特許文献1】
特開平11−242225号公報(要約、第2図)
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
図15は、図13の一点鎖線250で囲まれた補助容量配線209上近傍の拡大図であり、図12で説明した様に、液晶分子204は補助容量配線209に対して45°の角度を持って配向されている。しかし、補助容量配線209上近傍では、配向の向きが90°違う液晶分子204同士が接触し配向の乱れを起こしている(以下、配向不良と記載)、特に破線219が示す領域近傍では、中心に近づくにつれ、液晶分子204が補助容量配線209と平行方向を向いてしまう。スリット207と補助容量配線209が交差する個所より左側の補助容量配線209上近傍では、液晶分子204は左側を向き、スリット207と補助容量配線209が交差する個所より右側の補助容量配線209上近傍では右側を向いてしまう。
【0028】
TFTアレイ側偏向板から入射した光が補助容量配線209上近傍の配向不良を起こしている液晶分子204に入射した場合、入射した光の位相と液晶分子の長軸方向が同じ為、CF側偏向板の透過軸の光成分が発生せず、CF側偏向板で遮断され黒表示され、破線219近傍の領域で表示むらを起こしている。上記した様に補助容量配線209中心に近づくにつれ、液晶分子204が補助容量配線209と平行方向を向いてしまう為、白表示から黒表示に変わっていく。但し、スリット207より左側の補助容量配線209上近傍では、スリット207より右側の補助容量配線209上近傍よりも、配向不良の具合が軽く、表示むらを起こしている範囲も狭く、実際、補助容量配線209に隠れてしまい、突条203で囲まれた部分のみが表示むらを起こしている様に見える。
【0029】
本発明は、上記の問題点に鑑み、補助容量配線209上近傍での液晶分子204の配向不良によって発生する表示むらを効率良く隠し、表示状態の問題のない液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、補助容量配線の線幅を、スリットの屈曲部からデータバスライン側に存する部分を細くし、スリットの屈曲部から突条側に存する部分を太くする。もしくは、スリットと突条に囲まれる部分を最も太くし、そこから徐々に細くしていく。
【0031】
この構成によると、補助容量配線の面積をかえないで、即ち1画素を光が通過する割合である開口率を落とすことなく、表示むらを効率良く隠すことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳述する。まず、本発明の第1実施形態を適用した液晶表示装置の1画素の平面パターン図である図1を用いて説明する。
【0033】
ゲート部12aとソース部12bとドレイン部12c等から構成されるTFT12、画素の短い辺に配置されTFT12のゲート部12aと接続しTFT12をスイッチングする信号が与えられるゲートバスライン13、画素の長い辺に配置されTFT12のソース部12bと接続し表示信号が与えられるデータバスライン11、データバスライン11が配置された画素の長い辺の中央部から直角に画素上に延在し補助容量を形成する補助容量配線9、補助容量配線9の上方に設けられ補助容量を増加させる為の容量増加パターン10、TFT12が配置された画素部分以外の領域に設けられると共にTFT12を介して表示信号が供給される画素電極5、容量増加パターン10のほぼ中心部に、画素電極5との接続用に形成されたコンタクト穴14、TFT12のドレイン部12cと画素電極5との接続用に形成されたコンタクト穴15、屈曲部が平面的に見て補助容量配線9上に位置し両端部がデータバスライン11に向けて広がる形で画素電極5を打ち抜くように形成されたV字状スリット7と、屈曲部が平面的に見て補助容量配線9上に位置しに両端部がデータバスライン11に向けて広がる形で共通電極(不図示)に設けられたV字状の誘電体突条3等から構成される。このスリット7と突条3は平面的に見てほぼ平行になり、補助容量配線7上では、画素電極5に信号を供給するデータバスライン11とこの画素電極上に位置する突条3との間にスリット7が存在する。
【0034】
画素周辺部に至る突条3は、一部画素周辺上にも形成されており、スリット7が画素周辺に至る個所まで延ばされている。図13の従来例とほぼ同じ構造であるが、本発明では表示ムラを隠す為、補助容量配線9と容量増加パターン10の線幅を変更している。
【0035】
次に、図1上に引いたB−B線での縦断面図を図2に図示する。CF側ガラス基板1側には、共通電極2、突条3等で構成され、TFTアレイ側ガラス基板6側には、補助容量配線9、補助容量配線9を覆うゲート絶縁膜17、補助容量配線9の上方に配置された容量増加パターン10、容量増加パターン10を覆うパッシベーション膜18、パッシベーション膜18の上方に配置された画素電極5、画素電極5の一部を打ち抜く様に形成されたスリット7、容量増加パターン10の上方に画素電極5との接続用に形成されたコンタクト穴14、共通電極2と画素電極5の間に充填された液晶分子4等で構成されている。なお点線30は、電極2、5間に電圧を印加した状態の電界の傾きを示している。
【0036】
図3は、図1の1点鎖線50で囲まれた補助容量配線9近傍の拡大図である。スリット7、突条3のパターンは、従来の画素セルの平面図である図13から変更されておらず、その為、液晶分子4の配向は、図13と同じであり、破線19で示す領域近傍を中心に配向不良を起こしている。
【0037】
補助容量配線9の線幅は、スリット7の屈曲部7aの外側の縁線7bを境にしてデータバスライン11側に存する部分を細くされ、突条3側に存する部分を太くされ、補助容量配線9の面積を図15に示す従来の面積から変えないで開口率を落とさない様に構成されている。補助容量配線9付近に位置するスリット7は、平面的に見て補助容量配線9に対して斜め方向に形成されている。このときスリット7と補助容量配線9との成す角が小さい側の部分(スリット7とデータバスライン11との間)では、液晶分子の配列の乱れが少ないために表示ムラが少ないが、スリット7と補助容量配線9との成す角が大きい側の部分(スリット7と突条3の間)では、液晶分子の配向の乱れが大きいため表示ムラが大きくなる。したがって、補助容量配線9とスリット7との成す角が小さい側の補助容量配線9の線幅を小さくし、補助容量配線9とスリット7との成す角が大きな側の補助容量配線9の線幅を大きくすることで、表示ムラを確実に低減させることができる。
【0038】
なお、補助容量配線9と容量増加パターン10が、線幅を変えている部分51は、直角に曲げずに、傾斜をもたせて曲げている。これは、製造工程におけるフォトエッチング精度により、直角にエッチングできずにコーナ部が丸くなった場合、補助容量配線9と容量増加パターン10の間隔が、所定の間隔より狭くなり、その間に配置されたゲート絶縁膜17、パッシベーション膜18等の厚みが薄くなり、ピンホール等の工程不良を作り込んでしまうことを防ぐためである。
【0039】
また、容量増加パターン10は、補助容量配線9上に、2パターン配置されているが、データバスライン11とデバイス上同層で作り込まれる為、製造工程において容量増加パターン10とデータバスライン11とのショート不良が起きる可能性があり、もし一方の容量増加パターン10がショート不良を起こしても、そのパターンに接続されている画素電極5の一部を切り離し、もう片方の容量増加パターン10で機能を果たす救済措置がとれる様に、接続しないで配置されている。
【0040】
この実施形態では、平面的に見てデータバスライン11と重なる、つまり各画素間に存在する補助容量配線9の線幅を、画素内の補助容量配線9の線幅よりも細くしている。この発明では、画素内の補助容量配線9付近の表示ムラを効果的に隠すために補助容量配線9の線幅を変えるものであり、データバスライン11と重なる補助容量配線9の線幅は任意な線幅に設定することができる。
【0041】
次に、第2実施形態について説明する。図4は、補助容量配線9近傍の拡大図である。補助容量配線9の線幅は、スリット7の屈曲部7aの内側の縁線7cを境にしてデータバスライン11側に存する部分を細くされ、突条3側に存する部分を太くされ、また突条3の屈曲部3aの外側の縁線3bより右側では線幅が細くされており、第1実施形態の線幅の太い部分がスリット7側へシフトした形であり、補助容量配線9の画素上の面積を図15に示した従来の面積から変えないで、開口率を落とさない様に構成されている。
【0042】
次に、第3実施形態について説明する。図5は、補助容量配線9近傍の拡大図である。スリット7の屈曲部7aの外側の縁線7bと突条3の屈曲部3aの内側の縁線3cに囲まれる部分に、補助容量配線9の線幅の最も太い部分が設けられ、そこからスリット7側と突条3側に向けて徐々に線幅が細くされている。第1実施形態、第2実施形態と同様に、補助容量配線9の画素上の面積を図15に示す従来の面積から変えないで、開口率を落とさない様に構成されている。
【0043】
なお、上記の実施形態では補助容量配線9上にスリット7を形成したが、本発明は補助容量配線上にスリットを形成しない形態にも有効である。例えば、補助容量配線付近までスリットが存在し、補助容量配線上にはスリットが存在しない形態でも、スリットが補助容量配線に対して斜め方向に配置されていれば、スリットを境にして表示ムラの状態が異なる。したがって、この場合にも、補助容量配線とスリットの成す角が小さい側の補助容量配線の線幅を細くし、補助容量配線とスリットの成す角が大きい側の補助容量配線の線幅を太くすれば、画素の開口率を維持しながら表示ムラを効果的に低減することができる。
【0044】
また、この実施形態では、平面的に見て一つのスリットしか補助容量配線と重なっていないが、複数のスリットが重なった形態にも有効である。このときも補助容量配線は、スリット付近を境にして上述のように線幅を変えている。
【0045】
【発明の効果】
本発明によると、補助容量配線の線幅を、スリットの屈曲部からデータバスライン側に存する部分を細くし、スリットの屈曲部から突条側に存する部分を太くする、もしくはスリットと突条に囲まれる部分を最も太くし、そこから徐々に細くしていくことにより、スリットの屈曲部と補助容量配線が交差する箇所の近傍で発生している液晶分子の配向不良による表示ムラを開口率を落とすことなく、効率よく隠し、正常な表示を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したMVA方式液晶表示装置の第1実施形態における1画素平面図。
【図2】本発明を適用したMVA方式液晶表示装置の1画素の平面図である図1のB−B線での縦断面図。
【図3】本発明を適用したMVA方式液晶表示装置の第1実施形態における補助容量配線近傍の拡大平面図。
【図4】本発明を適用したMVA方式液晶表示装置の第2実施形態における補助容量配線近傍の拡大平面図。
【図5】本発明を適用したMVA方式液晶表示装置の第3実施形態における補助容量配線近傍の拡大平面図。
【図6】従来のTN方式液晶表示装置の電圧無印加状態の縦断面図。
【図7】従来のTN方式液晶表示装置の中間電圧印加状態の縦断面図。
【図8】従来のTN方式液晶表示装置の高電圧印加状態の縦断面図。
【図9】従来のMVA方式液晶表示装置の電圧無印加状態の縦断面図。
【図10】従来のMVA方式液晶表示装置の中間電圧印加状態の縦断面図。
【図11】従来のMVA方式液晶表示装置の高電圧印加状態の縦断面図。
【図12】従来のMVA方式液晶表示装置の画素電極上のスリット及び共通電極上の突条の概略パターン一例。
【図13】従来のMVA方式液晶表示装置の1画素の平面図。
【図14】従来のMVA方式液晶表示装置の1画素の平面図である図13のB−B線での縦断面図。
【図15】従来のMVA方式液晶表示装置の補助容量配線近傍の拡大平面図。
【符号の説明】
1 CF側ガラス基板
2 共通電極
3 突条
4 液晶分子
5 画素電極
6 TFTアレイ側ガラス基板
7 スリット
9 補助容量配線
10 容量増加パターン
11 データバスライン
12 TFT部
12a TFTゲート部
12b TFTソース部
12c TFTドレイン部
13 ゲートバスライン
14 画素電極と容量増加パターンとの接続用のコンタクト穴
15 画素電極とTFTソース部との接続用のコンタクト穴
Claims (6)
- 基板上に設けられ液晶層を挟んで対向する第1、第2電極と、画素の1辺に設けられたゲートバスラインと、前記ゲートバスラインと直交する他の1辺に設けられたデータバスラインと、前記ゲートバスラインと前記データバスラインとに接続されると共に前記第1電極に信号を供給するTFT素子と、前記他の1辺から直角に前記画素上に延在する補助容量配線と、前記第1電極に形成されたスリットと、前記スリットに対向して前記第2電極に設けられた突条とから成り、前記スリットと前記突条を用いて両電極間に充填した液晶分子を配向分割する液晶表示装置において、
補助容量配線付近のスリットが平面的に見て補助容量配線に対して斜め方向に配置され、補助容量配線の線幅を、スリットと補助容量配線の成す角が小さい側に存する部分を細くし、スリットと補助容量配線との成す角が大きい側に存する部分を太くしたことを特徴とする液晶表示装置。 - 基板上に設けられ液晶層を挟んで対向する第1、第2電極と、画素の1辺に設けられたゲートバスラインと、前記ゲートバスラインと直交する他の1辺に設けられたデータバスラインと、前記ゲートバスラインと前記データバスラインとに接続されるTFT素子と、前記他の1辺から直角に前記画素上に延在する補助容量配線と、屈曲部が前記補助容量配線に位置し、その両端部が前記他の1辺に向けて広がる形で前記第1電極を打ち抜くように形成されたV字状スリットと、屈曲部が前記補助容量配線に位置し、その両端部が前記他の1辺に向けて広がる形で前記第2電極に設けられたV字状の誘電体突条とから成り、前記スリットと前記突条を用いて、両電極間に発生される電界方向を規定し両電極間に充填した液晶分子を配向分割する液晶表示装置において、
前記補助容量配線の線幅を、前記スリットの屈曲部を境にして前記他の1辺側に存する部分を細くし、前記突条側に存する部分を太くしたことを特徴とする液晶表示装置。 - 前記補助容量配線の線幅を、前記スリットに重なる部分は細くしたことを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
- 前記補助容量配線の線幅を、前記スリットに重なる部分は太くしたことを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
- 前記スリットの屈曲部の外側の縁線と前記突条の屈曲部の内側の縁線に囲まれる部分に、前記補助容量配線の線幅の最も太い部分が設けられ、そこから両側へ徐々に線幅が細くされることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
- 前記補助容量配線の線幅が細い部分から太い部分に変わる部分は、傾斜状になっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液晶表示装置。
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