JP3912269B2 - ゲートウェイ装置、情報機器装置及び通信制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、宅内などのネットワークに接続された情報機器装置から例えばインターネット等の別のネットワークに接続する際の通信経路を設定するゲートウェイ装置、並びに該ゲートウェイ装置と情報機器装置で構成するネットワークシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信の分野においては、インターネットの標準プロトコルであるIPプロトコルが事実上の標準プロトコルとなってきており、宅内でもIPプロトコルが使われるようになってきている。かかる状況において、宅内のネットワークから宅外のネットワークに接続し、宅外のネットワークに接続された情報機器装置とメール等を行なったり、宅外のネットワークから情報を得ることが多くなっている。上記接続においては宅内のネットワークと宅外のネットワークとを接続して通信を可能にするゲートウェイ装置を使用する。このようなゲートウェイ装置の従来例の一例として、ゲートウェイ装置がアクセス要求中のホスト名或いはIPアドレスに対応した情報を変換テーブルから取得し、インターネット上或いはLAN上の当該ホスト或いはIPアドレスに応じたサーバへアクセス要求を中継するものである。(特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2002−164936号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
現状のIPプロトコルを用いた通信は、IPv4(Internet Protocol Version 4)プロトコルを用いた通信が主流であるが、インターネットが急速に普及したのに伴い、IPアドレスの枯渇等の理由でIPv4の後継バージョンとしてIPv6(Internet Protocol Version 6)プロトコルが開発され普及しようとしている。上記IPv6プロトコルが普及するに伴い、管理業者が独自に持つ専用のネットワークを構成し、該ネットワーク同士の通信を可能にしたネットワーク環境が普及すると考えられる。また、管理業者の専用ネットワークが契約等を結び宅内ネットワークに接続することも考えられる。例えばガス業者が独自の専用ネットワークを構成し、この専用ネットワークから宅内ネットワークに接続し、ガスメーターの検針や使用料金の通達、請求等を行うことである。かかる場合において、宅内ネットワークに情報機器装置を接続し宅外インターネットに接続しようとした場合、送信先アドレスまでの最適経路として上記ガス業者の専用ネットワークを経由する経路が選択される場合がある。この場合、ガス業者はライフラインである専用ネットワークを使われたくないので、ゲートウェイ装置でアクセス要求の破棄等を行い、目的の送信先アドレスにアクセス要求が到達しない問題があった。
【0005】
本発明の目的は、ゲートウェイ装置に中継許可または不許可を判定する手段とアドレス管理テーブルと中継不許可アドレス管理テーブルを備え、宅内ネットワークから宅外インターネットに通信する際、ゲートウェイ装置がアクセス要求を受信し、上記アドレス管理テーブルや中継不許可アドレス管理テーブルに従って受信アクセス要求が中継不許可と判断した時に、隣接するゲートウェイ装置に通信処理を引き継ぐ手段を持つゲートウェイ装置及び情報機器装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明ではネットワーク間で通信を可能にするゲートウェイ装置において、中継不許可と判断したアクセス要求を他ゲートウェイ装置にアクセス要求を転送して通信処理を引き継ぐ手段として、送信先アドレスと経路情報を含むネットワーク間のネットワークアドレスの対応を示すアドレス管理テーブルを持つ他ゲートウェイ装置を発見し、他ゲートウェイ装置にアクセス要求を転送して送信処理を委ねる手段を採用し、またゲートウェイ装置がアクセス要求を中継不許可と判断したので情報機器装置に経路の変更を指示する手段を採用し、また情報機器装置が経由するゲートウェイ装置の設定を変更して再度アクセス要求を送信する手段を採用した。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態でのネットワークシステムを示したものである。1は第1のネットワークで例えばTCP/IPをベースとしたインターネットである。2は第2のネットワークで例えばIPネットワーク、ECHONETやIEEE1394等のサブネットワークで構成する宅内ネットワーク(以下、宅内として説明しているが宅内に限らない)である。3は第3のネットワークで例えばガス業者や電気業者等が独自に持つ専用ネットワークであり、本ネットワークに接続された情報機器装置と通信する時や本ネットワークを経由して他ネットワークと通信しようとする時は、専用ネットワークを管理する業者と契約して使用するネットワークを指す。4は例えばISP(Internet Service Provider)が構成するネットワークで、宅内ネットワーク2に接続された機器からインターネット1への接続をサービスするプロバイダが構成するネットワークである。5は宅内ネットワーク2と専用ネットワーク3との通信を可能にするゲートウェイ装置、6は宅内ネットワーク2とISP4との通信を可能にするゲートウェイ装置である。7と8はそれぞれインターネット1と宅内ネットワーク2に接続された情報機器装置である。本発明の実施の形態では、例えば宅内ネットワーク2に接続された情報機器装置8からインターネット1に接続された情報機器装置7に通信を行う際の通信経路に関するものである。
【0008】
従来、図1に示すネットワークシステムにおいて例えば宅内ネットワーク2に接続された情報機器装置8からインターネット1の情報機器装置7に通信を行う経路は、2通り考えられる。1つはゲートウェイ5から専用ネットワーク3を介してインターネット1の情報機器装置7に通信する経路と、もう1つはゲートウェイ6からISP4が構成するネットワークを介してインターネット1の情報機器装置7に通信する経路である。前者に示す経路は、専用ネットワーク3を管理する例えばガス業者や電気業者と契約しないと使用できないネットワークを経由する経路で、使用することは可能であるがアクセス要求の送信先アドレスによっては、アクセス要求を通したくない場合がある。後者は現在一般に使用されている経路である。
【0009】
図2は、宅内ネットワーク2に接続された情報機器装置8から送信されるアクセス要求の例を示す。9はアクセス要求を、10は送信先のMACアドレスを、11は送信元のMACアドレスを、12は送信先のIPアドレスを、13は送信元のIPアドレスを指す。本実施の形態においては、送信先MACアドレス10にはゲートウェイ装置5或いはゲートウェイ装置6のMACアドレスが、送信元MACアドレス11は情報機器装置8のMACアドレスが、送信先IPアドレス12にはインターネット1に接続された情報機器装置7のIPアドレスが、送信元IPアドレス13にはホームネットワーク2に接続された情報機器装置8のIPアドレスが入っている。
【0010】
本発明の実施例において、宅内ネットワーク2に接続された情報機器装置8からゲートウェイ装置5を介してネットワーク1に接続された情報機器装置7に上記アクセス要求9を送信した場合のゲートウェイ装置5の動作について図を用いて説明する。
図3はゲートウェイ装置5の詳細を示す図で、図4はゲートウェイ装置5の処理フローを示す図である。図3において、14はアドレス管理テーブルで送信先アドレスと経路情報を備える。送信先アドレスと経路情報とは互いに対応が取れており、例えば送信先アドレスがDA1(Destination Address)のアクセス要求9はルータaに、送信先アドレスがDA2のアクセス要求9はルータbに向けてアクセス要求を転送する。ここでルータaとルータbは専用ネットワーク3に存在するものと仮定する。15は中継不許可アドレス管理テーブルで、送信先アドレス、例えばDA3と経路情報、例えばルータcを備える。ここでルータcは専用ネットワーク3に存在せずに、インターネット1に存在するものと仮定する。17はアクセス要求9の中継許可・不許可判定手段で、アクセス要求9の送信先アドレス12とアドレス管理テーブル14と中継不許可アドレス管理テーブル15の送信先アドレスを比較し、アクセス要求9の中継許可、不許可の判定を行なう。
【0011】
上記ゲートウェイ装置5において例えば、中継許可・不許可手段17で送信先アドレスDA1、DA2は専用ネットワーク3に通信が許可され、DA3は専用ネットワーク3を経由してインターネット1への通信が不許可であるとする時、ゲートウェイ装置5は図4に示す処理フローの如く動作する。ホームネットワーク2に接続された情報機器装置8からアクセス要求9が送信され、ゲートウェイ装置5は上記アクセス要求9を受信した時、中継許可・不許可判定手段17にアクセス要求9を渡す。中継許可・不許可判定手段17は、アクセス要求9に含まれる送信先アドレスからアドレス管理テーブル14と中継不許可アドレス管理テーブル15の送信先アドレスと比較し、中継を許可するアドレス(DA1、DA2)と判定したなら、アドレス管理テーブル14に従ってアクセス要求9を中継する。中継を不許可するアドレス(DA3)と判定したなら、通信処理を引き継ぐ手段に処理を委ねて、送信先アドレスにアクセス要求9を送信する。
【0012】
以下、ゲートウェイ装置5がアクセス要求9を中継不許可と判断した時の通信処理を引き継ぐ手段について説明する。
例えば情報機器装置8から送信されるアクセス要求9の送信先アドレスがDA3であったとする。
従来上記アクセス要求9を受信したゲートウェイ装置5は、アドレス管理テーブル14の送信先アドレスにDA3が登録されていないので、アクセス要求中継不許可と判断し上記アクセス要求9を破棄する。かかる状況において本発明のゲートウェイ装置5は、中継不許可アドレス管理テーブル15と中継許可・不許可判定手段17を備え、アクセス要求9を中継不許可と判定した時、隣接する他ゲートウェイ装置6に通信処理を引き継ぐ手段を備えたことを特徴とする。他ゲートウェイ装置6にアクセス要求9を転送して通信処理を引き継ぐ手段として、送信先アドレスDA3と経路情報を含むアドレス管理テーブル14を持つゲートウェイ装置を発見し、このゲートウェイ装置に転送パケットを作成しアクセス要求9を転送して送信処理を委ねる手段であり、ゲートウェイ装置5がアクセス要求9を中継不許可と判断したので情報機器装置8に別の経路への経路変更を指示する手段であり、情報機器装置8が経由するゲートウェイ装置の設定を変更して再度アクセス要求9を送信する手段である。更に詳しくは、例えばIPv6プロトコルを用いたネットワークにおいて、NDPのRS、RA機能でゲートウェイ装置を発見し、転送パケットを作成してアクセス要求9を転送する手段であり、例えばNDP機能のリダイレクト機能を用いて情報機器装置8に最適経路への変更を要請する手段であり、例えば情報機器装置8がアクセス要求送信時に経由する一定のゲートウェイ装置のMACアドレスの設定を変えて再度アクセス要求9の送信処理を行う手段である。
【0013】
以下本発明の実施形態についてIPv6プロトコルを用いたネットワークについて更に詳細に説明する。
本発明による第1の手段は、NDP機能を用いたアクセス要求転送手段をゲートウェイ装置に設けたことである。図5に本手段のゲートウェイ装置5からアクセス要求9転送可能なゲートウェイ装置6へのアクセス要求9転送方法について示したものである。前記したように中継不許可な送信先アドレスDA3を持つアクセス要求9を受信したゲートウェイ装置5において、まず送信先アドレスDA3を中継可能なゲートウェイ装置の発見処理を行う。ゲートウェイ装置5はNDP機能のRSを同一リンク上、すなわち宅内ネットワーク2上の全ゲートウェイ装置に向けて送信する。宅内ネットワーク2上に存在する全ゲートウェイ装置は、ゲートウェイ装置5からのRS受信に対して、ゲートウェイ装置5に向けて自分のネットワークアドレス、MACアドレス、管理テーブル情報を付加したRAをゲートウェイ装置5に向けて送信する。ゲートウェイ装置5は、他ゲートウェイ装置から受信したRAを元に送信先アドレスDA3に到達することができる経路情報を持つゲートウェイ装置を発見する。
【0014】
本実施の形態では、ゲートウェイ装置6が最適な経路情報を持つゲートウェイ装置であるとする。次にゲートウェイ装置5は、受信したRAを元にゲートウェイ装置6に送信先アドレスDA3のアクセス要求9を転送するための転送パケットを作成する。図2に示すアクセス要求構成図でいえば、送信先MACアドレス10はゲートウェイ装置6のMACアドレス、送信元MACアドレス11はゲートウェイ装置5のMACアドレスが入る。ゲートウェイ装置5はこのアクセス要求を含む転送パケットをゲートウェイ装置6に転送し、送信先アドレスDA3のアクセス要求の送信処理をゲートウェイ装置6に委ねる。また、ゲートウェイ装置5は前記ゲートウェイ装置6から受信したRAの送信先アドレスと経路情報を中継不許可アドレス管理テーブル15に追加しておく。これにより、送信元から再度ゲートウェイ装置5に送信先アドレスDA3のアクセス要求が到着しても、上記中継不許可アドレス管理テーブル15を参照して、ゲートウェイ装置6にアクセス要求9を転送することで通信が可能となる。
【0015】
以上のことから本発明で提供するゲートウェイ装置によると、送信元より送信先アドレスに通信不可能なアクセス要求がゲートウェイ装置に到着しても、送信先アドレスに中継可能なゲートウェイ装置を発見し、送信処理を委ねることで通信が可能となる。
【0016】
本発明による第2の手段は、NDPのリダイレクト機能を用いて情報機器装置に別の経路への変更を要請する手段をゲートウェイ装置に設けたことである。情報機器装置8から送信されたアクセス要求9を受信したゲートウェイ装置5は、前記手法において送信先アドレスにアクセス要求9を中継不許可と判断したとき、上記ゲートウェイ装置5は情報機器装置8に向け別の経路への変更を要請する。更に詳しくは、例えばIPv6ネットワークにおいてNDPのリダイレクト機能を用いて情報機器装置8に最適経路への変更を要請する。これにより情報機器装置8は、他ゲートウェイ装置にアクセス要求を送信する。
【0017】
本発明による第3の手段は、情報機器装置がアクセス要求送信時に経由する一定のゲートウェイ装置のMACアドレスの設定を変えて再度アクセス要求送信処理を行う手段を情報機器装置に設けたことである。図6に本手段の処理フローを示す。例えば情報機器装置8が記憶しているアクセス要求9送信時に経由する一定のゲートウェイ装置5に向けてアクセス要求を送信した際、ゲートウェイ装置5が送信先アドレスにアクセス要求9を中継不許可と判定した時に、情報機器装置8が上記ゲートウェイ装置5から送信される送信エラーメッセージを受信した時、あるいは例えば上記ゲートウェイ装置5から別の経路への変更要請を受信した時、更に詳しくはIPv6ネットワークにおいてNDPのリダイレクトを受信した時、情報機器装置8が記憶するアクセス要求9送信時に経由する一定のゲートウェイ装置5のMACアドレスを他のゲートウェイ装置のMACアドレスに変更して送信先アドレスにアクセス要求9を再度送信する。更に上記内容にて再度経路変更を要請された時は、他ゲートウェイ装置に変更してアクセス要求9を送信する。このようにアクセス要求9が送信先アドレスに到着するまで何度も繰り返し、正常に通信できるゲートウェイ装置のMACアドレス等の情報を記憶し、次に通信する時は上記ゲートウェイ装置にアクセス要求9を送信する。これにより送信先アドレスへの通信が可能となる。
【0018】
次に第2の実施形態について図7を用いて説明する。本実施の形態は、ゲートウェイ装置16に複数のネットワークが接続されていて、例えば宅内ネットワーク2に接続された情報機器装置8から宅外インターネット1の情報機器装置7に通信する際、経路を選択する手法について述べたものである。経路を選択する一つの例としては、上記ゲートウェイ装置16に接続されている端子毎にグローバルアドレスを付与する。例えば、ガス、電気等の専用ネットワーク3が接続されているゲートウェイ装置16の端子にはグローバルアドレスGA1を、ISP4が構成するネットワーク4が接続されているゲートウェイ装置16の端子にはグローバルアドレスGA2を付与する。
【0019】
上記グローバルアドレスと送信先アドレスとの対応を示したアドレス管理テーブルを図8に示す。GA1は専用ネットワーク3と接続されたゲートウェイ装置16の端子のグローバルアドレスを、GA2はISPが構成するネットワークと接続されたゲートウェイ装置16の端子のグローバルアドレスを示し、それぞれ送信先アドレスとの対応を示している。
【0020】
ここで、例えば宅内ネットワーク2に接続された情報機器装置8から専用ネットワーク3に通信する時、情報機器装置8からはゲートウェイ装置16に向けてアクセス要求9を送信する。この時の送信先アドレスをDA4とすると、ゲートウェイ装置16は、上記アクセス要求9を受信した時、アドレス管理テーブルに登録された送信先アドレスとグローバルアドレスとの対応表より送信先アドレスDA4に対応したグローバルアドレスGA1を持つゲートウェイ装置16の端子から前記受信したアクセス要求9を送信する。これにより図8中の実線矢印で示す経路が確立でき通信が可能となる。同様に宅内ネットワーク2に接続された情報機器装置8からISP4が構成するネットワーク4を介してネットワーク1に通信する時、送信先アドレスがDA5とすると、ゲートウェイ装置16はアクセス要求9受信後、アドレス管理テーブルより送信先アドレスDA5に対応したグローバルアドレスGA2を持つ端子よりアクセス要求を送信する。これにより、同図中破線矢印に示す経路が確立され通信が可能となる。
【0021】
以上の説明で用いたゲートウェイ装置は、ゲートウェイの機能を有する情報通信処理装置であればよく、またゲートウェイ装置の部分が独立した形態でも他の機器に内蔵されていても構わない。
例えば、複数のゲートウェイ装置が一体に構成された情報装置の場合では、複数のネットワークそれぞれへの接続に対応した、ネットワーク間の通信不許可を示す中継不許可アドレス管理テーブルを有していれば、情報装置がアクセス要求を受信し、前記複数のネットワークへの接続に対応した中継不許可アドレス管理テーブルの一つが中継不許可を判定した時に、別のネットワークへの接続に対応した中継不許可アドレス管理テーブルを探索するように構成すればよい。この場合探索した中継不許可アドレス管理テーブルが不許可以外を判定した時に、探索した中継不許可アドレス管理テーブルに対応したネットワークに接続して、前記アクセス要求を送信先アドレスへ転送するようにすれば良い。
また、複数のゲートウェイ装置と情報機器装置情報装置が一体に構成された情報装置の場合では、情報装置からアクセス要求を複数のネットワークのいずれか一つを経由して送信しようとして、通信不許可を判定されたとき、複数のネットワークのうち、別のネットワークへ前記アクセス要求を送信するようにすれば良い。
【0022】
以上のように、本発明の実施形態によれば、ゲートウェイ装置がアクセス要求を受信した時、ゲートウェイ装置に持たせたアドレス管理テーブルに従ってアクセス要求を中継不許可とゲートウェイ装置が判断しても、中断されることなく通信処理を引き継ぐようにして、相手先に通信することが可能となる。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、ゲートウェイ装置を用いてアクセス要求を相手先に中断されることなく送信することができ、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態でのネットワークシステムを示す図である。
【図2】 情報機器装置から送信されるアクセス要求を示す図である。
【図3】 ゲートウェイ装置の詳細を示す図である。
【図4】 ゲートウェイ装置の処理フローを示す図である。
【図5】 ゲートウェイ装置へのアクセス要求転送方法について示した図である。
【図6】 情報機器装置がゲートウェイ装置のMACアドレスを変えてアクセス要求を送信するときのフロー図である。
【図7】本発明の第2実施形態でのネットワークシステムを示す図である。
【図8】第2実施形態のアドレス管理テーブルを示す図である。
【符号の説明】
1…インターネット
2…ホームネットワーク
3…専用ネットワーク
4…ISPが構成するネットワーク
5、6、16…ゲートウェイ装置
7…インターネットに接続された情報機器装置
8…ホームネットワークに接続された情報機器装置
9…送信アクセス要求
10…送信先MACアドレス
11…送信元MACアドレス
12…送信先IPアドレス
13…送信元IPアドレス
14…アドレス管理テーブル
15…中継不許可アドレス管理テーブル
17…中継許可・不許可判定手段
Claims (10)
- 二つ以上のネットワーク間の通信を制御するゲートウェイ装置において、
ネットワーク間のネットワークアドレスの対応を示すアドレス管理テーブルと、
ネットワーク間の通信不許可を示す中継不許可アドレス管理テーブルと、
前記中継不許可アドレス管理テーブルからネットワーク間通信の許可または不許可を判定する手段とを有し、
前記ゲートウェイ装置がアクセス要求を受信し、前記許可または不許可を判定する手段が中継許可を判定した時に、アドレス管理テーブルに従ってネットワーク間通信を許可し、中継不許可を判定した時に隣接する他ゲートウェイ装置に前記アクセス要求を転送することを特徴とするゲートウェイ装置。 - 前記ゲートウェイ装置が中継不許可を判定した時、前記アクセス要求の送信先アドレスへの対応を示すアドレス管理テーブルを持つ他ゲートウェイ装置を発見し、前記他ゲートウェイ装置に転送パケットを作成して前記アクセス要求を転送することを特徴とする請求項1記載のゲートウェイ装置。
- 二つ以上のネットワーク間の通信を制御するゲートウェイ装置と、ネットワークに接続された情報機器装置を備えるネットワークシステムに用いられるゲートウェイ装置において、
ネットワーク間のネットワークアドレスの対応を示すアドレス管理テーブルと、
ネットワーク間の通信不許可を示す中継不許可アドレス管理テーブルとを有し、
前記ゲートウェイ装置が送信元情報機器装置からのアクセス要求の中継不許可を判定した時に、送信元情報機器装置に前記アクセス要求の伝送経路を最適な経路へ変更するように要請することを特徴とするゲートウェイ装置。 - 前記ネットワークはIPv6(Internet Protocol Version 6)プロトコルを用いており、
前記ゲートウェイ装置がアクセス要求を受信し、中継不許可を判定した時、NDP(Neighbor Discovery Protocol)のRS(Router Solicitation)機能を用いて送信先アドレスへの対応を示すアドレス管理テーブルを持つ他ゲートウェイ装置を探索し、他ゲートウェイ装置から受信したRA(Router Advertisement)を利用して、受信アクセス要求を転送するパケットを組み立てることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のゲートウェイ装置。 - 他ゲートウェイ装置から受信したRAを利用して、中継不許可を判定したアクセス要求を他ゲートウェイ装置に転送するゲートウェイ装置において、前記アクセス要求の送信先アドレスへの対応を示すアドレス管理テーブルを持つ他ゲートウェイ装置に前記アクセス要求を転送することを特徴とする請求項4に記載のゲートウェイ装置。
- 前記ネットワークはIPv6(Internet Protocol Version 6)プロトコルを用いており、
アクセス要求の中継不許可と判断した時にNDPのリダイレクト機能を用いて送信元情報機器装置に別の経路への変更を要請することを特徴とする請求項4記載のゲートウェイ装置。 - 請求項1または請求項2のいずれかに記載のゲートウェイ装置と、ネットワークに接続された情報機器装置を備えるネットワークシステムに用いられる情報機器装置において、
前記ゲートウェイ装置に接続するネットワークの端子のそれぞれにグローバルアドレスを割り当て、送信元の情報機器装置は前記グローバルアドレスを設定して、経由するネットワークを選択することを特徴とする情報機器装置。 - 二つ以上のネットワーク間の通信を制御するゲートウェイ装置の通信制御方法において、
ネットワーク間のネットワークアドレスの対応を示すアドレス管理テーブルと、ネットワーク間の通信不許可を示す中継不許可アドレス管理テーブルとを有し、
前記ゲートウェイ装置がアクセス要求を受信したとき、前記中継不許可アドレス管理テーブルからネットワーク間通信の許可または不許可を判定するステップと、
中継許可を判定した時に、アドレス管理テーブルに従ってネットワーク間通信を許可し、中継不許可を判定した時に、前記アクセス要求の送信先アドレスへの対応を示すアドレス管理テーブルを持つ他ゲートウェイ装置を発見するステップと、
前記他ゲートウェイ装置に転送パケットを作成して前記アクセス要求を転送するステップとを有することを特徴とするゲートウェイ装置の通信制御方法。 - 二つ以上のネットワーク間の通信を制御するゲートウェイ装置と、ネットワークに接続された情報機器装置を備えるネットワークシステムに用いられるゲートウェイ装置の通信制御方法において、
ネットワーク間のネットワークアドレスの対応を示すアドレス管理テーブルと、
ネットワーク間の通信不許可を示す中継不許可アドレス管理テーブルとを有し、
前記ゲートウェイ装置が送信元情報機器装置からのアクセス要求の中継不許可を判定した時に、送信元情報機器装置に別の経路への変更を要請するステップを有することを特徴とするゲートウェイ装置の通信制御方法。 - 二つ以上のネットワーク間の通信を制御する情報装置の通信制御方法において、
前記情報装置は、複数のネットワークそれぞれへの接続に対応した、ネットワーク間の通信不許可を示す中継不許可アドレス管理テーブルを有し、
前記情報装置がアクセス要求を受信し、前記複数のネットワークへの接続に対応した中継不許可アドレス管理テーブルの一つが中継不許可を判定した時に、別のネットワークへの接続に対応した中継不許可アドレス管理テーブルを探索するステップと、
前記探索した中継不許可アドレス管理テーブルが不許可以外を判定した時に、
前記探索した中継不許可アドレス管理テーブルに対応したネットワークに接続して、前記アクセス要求を送信先アドレスへ転送するステップとを有することを特徴とする情報装置の通信制御方法。
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