JP3905742B2 - メニュー機能付電子機器 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば携帯電話機器など、メニュー形式で複数の機能などを選択することができるメニュー機能を備える電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、多くの機能を備える電子機器では、メニュー形式で機能を選択するためのGUI(Graphical User Interface)を備えることが多い。メニュー形式では、電子機器に備えられている機能が表示されるので、電子機器のユーザは、全部の機能を覚えていなくても必要な機能を選択して使用することができる。パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)などの汎用の情報処理機器では、インストールして動作させるアプリケーションプログラムが、それぞれメニュー形式でコマンドなどを選択する機能を提供している。今日では、いわゆる家庭電化用の機器も、マイクロコンピュータを搭載して多機能化され、メニュー形式で機能を選択可能になっている。
【0003】
図8および図9は、従来からの携帯電話機器で、メニュー形式による機能選択用の画面表示を行っている状態を示す。携帯電話機器は、携帯性を良好にするために筐体の大きさが制限され、筐体に設ける表示装置の大きさや、入力装置の大きさや操作可能部分の数などにも制限がある。表示画面1は、液晶表示装置(LCD)などが用いられ、選択可能な各種の機能2をリスト形式で一覧表示する。機能2に対応して、その機能を選択するために操作する選択キーの割当て3も表示される。図8では、「*」、「$」または「#」のうちのいずれかのキーを操作すると、「ライブラリ」、「着信履歴」または「ノートパッドメモリ」のうちのいずれかの機能が選択される。「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」または「8」の数字キーのうちからいずれかを操作すると、「自局電話番号」、「インターネット」、「管理機能」、「表示設定1」、「表示設定2」、「時計/アラーム機能」、「時間/料金機能」、「付加サービス」または「音関連機能」のうちのいずれかの機能が選択される。
【0004】
一般的な携帯電話機器では、1つの表示画面1に表示可能な数よりも多くの機能2を備えている。また、各機能2に対応付け可能な選択キー割当て3の種類も限られている。このため、メニュー形式の表示対象となる機能2は多段階で階層化されている。このように、従来の一般的な携帯電話機器のメニュー機能は、階層構造で機能を選択する。たとえば、「0」の数字キーを押す操作を行うと、「自局電話番号」が表示される。「自局電話番号」は一般に1種類のデータなので、一操作で表示することができる。着信音量の設定などを行う場合は、通常、図9に示す「音関連機能」を数字キーの「8」によって選択して行う。図示を省略しているけれども、「音関連機能」にはさらに複数の機能が含まれ、その1つとして「通常着信音量」の機能が設けられている。着信音量の設定は、「通常着信音量」の機能を選択し、さらに、具体的な音量の設定を行うメニューに遷移してから可能になる。
【0005】
なお、図8および図9では、表示画面1の一画面に全部の機能2を表示しないで、アイコン4およびアイコン5をそれぞれ表示するようにしている。図8に示すアイコン4は、携帯電話機器にジョグダイヤルなどとして設けられる下方向を示すキーを操作すれば、画面が下方にスクロールすることを示している。下方向キーの操作によって、表示画面1の1番上に表示されている項目2である「ライブラリ」が上縁から消失し、図9に示すように表示が変わる。図9では、表示画面1の1番下に「8」の「音関連機能」が付加される。また、図9では、図8で下方向を示すアイコン4の代りに、上方向を示すアイコン5を表示している。また「音関連機能」よりも下方に、さらに選択可能な機能があれば、図9でも図8の下向き矢印のアイコン4も表示し、さらにスクロールを続けることがかのうであると表示することもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
携帯電話機器では、多くの機能が備えられており、しかも表示装置や入力装置には携帯性に基づく制約があるので、階層構造のメニュー機能が備えられる。前述のようなメニューの構成では、「自局電話番号」は一操作で表示可能であるけれども、「通常着信音量の設定」などは、複数回の操作が必要となる。
【0007】
一般に、メニュー機能では、操作頻度に応じて機能を配置する階層の深さなどを調整する。しかし、ユーザによって機能を利用する頻度は異なり、また、同一のユーザでも、使いはじめは使用する機能が全体の機能の一部に限られ、習熟するに従って使用する機能の数が増える。さらに、自在に使いこなす精通段階になると、特定の機能しか使用しなくなったりする。ある程度習熟すれば、目的の機能を選択するまで操作を間違えることはなくなるけれども、慣れるまでは、メニュー機能の操作を間違えることが多い。また、メニュー機能が複雑に階層化されていると、どの段階に使用したい機能があるかわからず、何回か操作してからしか目的の機能に到達することができないという煩雑さが避けられない。このとき、階層構造では、ある階層の枝を表示している状態から他の枝を表示する状態に移行するために、一旦上位の階層に戻り、改めて他の枝に入って機能を探す必要があり、階層を戻る操作が特に煩雑になる。なお、インターネットのWebページのブラウザなどでは、ホームページに戻る機能が設けられている。しかし、ホームページから複数段階を経たページでは、他のページに移行するのに、煩雑な複数段階の操作を繰返さなければならない。
【0008】
また近年の携帯電話機器は、インターネット、ゲーム、着信メロディ、撮像など、機能が増加する傾向にある。操作キーなどは限られているので、メニュー項目の増加は必然であり、いっそう階層の複雑化が予想され、ユーザにとって欲しい機能がどこにあるかがますます判らなくなるおそれがある。
【0009】
図8や図9に示すように、アイコン4,5などの表示で、表示画面1に表示されていない機能2があることを通知することは可能である。しかし、どのような機能2があるかについては、実際に表示してみないと判らない。多くの機能2を表示するようにすると、選択キー割当て3として割当て可能な操作キーが不足し、同じキーを表示状態に応じて異なる機能2に割当てる必要などが生じ、慣れるとかえって紛らわしくなってしまう。
【0010】
携帯電話機器に比較して大きな表示画面1を使用する情報処理装置などでも、1画面に表示する項目の数が多くなると、必要な項目を探す負担が増加してしまう。
【0011】
本発明の目的は、項目を選択する操作の負担を軽減することが可能な、メニュー機能を備える電子機器を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、表示装置と入力装置とを有し、表示装置に選択可能な項目をメニュー形式の画面で一覧表示し、入力装置への操作入力で選択される項目に応じた動作を行うメニュー機能付電子機器において、表示装置に表示する項目の数を予め定める数以下に制限する表示項目制限手段と、メニュー形式で選択の対象となる全項目を複数段階で階層化し、少なくとも一つの段階の階層では該階層に属する項目を複数の画面に分割し、各画面では該画面に属する項目、および他の画面に遷移するための項目を、該他の画面に遷移するための項目を前記画面に属する項目の右側および左側の位置に配置して、表示項目制限手段によって制限される項目の数の範囲内で表示装置に表示するように制御するメニュー表示制御手段とを含むことを特徴とするメニュー機能付電子機器である。
【0013】
本発明に従えば、メニュー機能付電子機器は、表示装置と入力装置とを有し、表示装置に選択可能な項目をメニュー形式の画面で一覧表示し、入力装置への操作入力で選択される項目に応じた動作を行うために、表示項目制限手段と、メニュー表示制御手段とを含む。表示項目制限手段は、表示装置に表示する項目の数を予め定める数以下に制限するので、表示される項目が多すぎて判りにくくなることを避けることができる。メニュー表示制御手段は、メニュー形式で選択の対象となる全項目を複数段階で階層化し、少なくとも一つの段階の階層ではその階層に属する項目を複数の画面に分割し、各画面ではその画面に属する項目、および他の画面に遷移するための項目を、該他の画面に遷移するための項目を前記画面に属する項目の右側および左側の位置に配置して、表示項目制限手段によって制限される項目の数の範囲内で表示装置に表示するように制御する。同一の階層では、複数の画面で項目が表示され、直接選択の対象となる項目と、他の画面に遷移する項目とが表示されるので、項目の選択を判りやすく行うことができる。同一の階層で他の画面に属する項目を選択するときに、画面間の遷移を行えば選択が可能となり、一旦上位の階層に戻る必要はないので、選択操作の煩雑さを避けて、項目を選択する操作の負担を軽減することができる。
【0014】
また本発明で、前記メニュー表示制御手段は、前記少なくとも一つの階層に属する項目を、該項目によって表される動作の関連性に応じて前記複数の画面に分割し、前記他の画面に遷移するための項目として、該動作の関連性に対応する表示を行うように制御することを特徴とする。
【0015】
本発明に従えば、同一の階層に属する複数の項目を、各項目によって表される動作の関連性に応じて複数のグループに分割し、グループ毎に画面で表示する。一つの画面を表示する際には、他の画面に遷移するための項目を、その項目の動作の関連性に対応するように表示するので、表示している画面に目的の項目がないときに、どの画面に遷移すればよいかを判りやすく表示することができる。
【0016】
また本発明で、前記メニュー表示制御手段は、前記階層に属する複数の画面のうちの少なくとも一つの画面に、予め定める階層の複数の画面のうちの一つに遷移するための項目を表示するように制御することを特徴とする。
【0017】
本発明に従えば、基本画面など、予め定める階層の特定の画面にはどの段階の階層からでも遷移することができるので、複数段階の階層をたどっても目的の項目に至らないときなどに、項目の探索をやり直すことができる。
【0018】
また本発明は、携帯電話機器としての機能をさらに備えることを特徴とする。本発明に従えば、表示装置や入力装置に制限がある携帯電話機器で、機能が増加してメニューが複雑化しても、ユーザにとって判りやすい操作を可能として、操作の負担を軽減することができる。
【0019】
さらに本発明は、コンピュータを前述のいずれかに記載のメニュー機能を備える電子機器として動作させるプログラムである。
【0020】
本発明に従えば、アプリケーションプログラムなどで、コンピュータを、多くの項目を選択するためのメニュー機能が判りやすく、ユーザの操作負担が軽減されるメニュー機能付き電子機器として動作させることができる。
【0021】
さらに本発明は、コンピュータを前述のいずれかに記載のメニュー機能を備える電子機器として動作させるプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
【0022】
本発明に従えば、コンピュータにプログラムを読取らせて、多くの項目を選択するためのメニュー機能が判りやすく、ユーザの操作負担が軽減されるメニュー機能付き電子機器として動作させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、(a)で、本発明の実施の一形態であるメニュー機能付電子機器として、携帯電話機器9の概略的なシステム構成を示す。本実施形態の携帯電話機器9は、無線電話装置10、入力装置11、および出力装置12を含む。入力装置11には、0〜9の数字を表すテンキー、左と右とを示す方向キー、メニュー表示を指示するMENUキーおよび操作の取消を指示するキャンセルキーなどを含むKEY入力部13が備えられる。出力装置12には、液晶表示装置(LCD)によるLCD表示部14などの画像表示装置が備えられる。無線電話装置10には、全体の制御を行う制御部15が含まれる。制御部15には、LCD表示部14の制御を行うLCD制御部16と、KEY入力部13の制御を行うKEY制御部17とが含まれる。無線電話装置10は、さらに通信制御部18とMENU状態管理部19とを含む。通信制御部18は、アンテナや高周波回路などを備え、無線電波を介する電話通信の制御を行う。このような入力装置11、出力装置12、制御部15、および通信制御部18を含む構成は、携帯電話機器9として従来から一般的なものである。
【0024】
KEY入力部13には、本実施形態で使用するキーのみ示している。本実施形態では、キーを主な入力装置11としているけれども、ジョグダイヤルや音声認識、タッチパネルなどを用いて入力を行うようにすることもできる。出力装置12も、LCD表示部14ばかりではなく、発光ダイオード(LED)やプロジェクタ、ホログラフィなどによる表示を行うようにすることもできる。
【0025】
本実施形態の携帯電話機器9では、MENU状態管理部19で、LCD表示部14に表示するメニュー機能の管理を行う。MENU状態管理部19は、表示項目制限手段として、予め設定される状態遷移表20が備える。状態遷移表20は、メニューとして表示する項目の数を制限し、ユーザにとって見易い表示を行わせる。LCD制御部16は、メニュー表示制御手段として、状態遷移表20に従って、LCD表示部14で表示するメニュー画面の状態遷移を行うように制御する。KEY制御部17は、LCD表示部14で表示されるメニューの状態に従って、KEY入力部13からの信号を処理する。
【0026】
図1(b)は、状態遷移表20に従うメニュー画面の状態遷移の概要を示す。本実施形態では、携帯電話機器9として有する複数の機能の選択を、多段階の階層化を施したメニュー形式で、機能を表す項目を表示して行う。本実施形態の階層構造では、第1段階の同一階層を、基本機能メニュー21に属する機能、音関連メニュー22に属する機能、および表示関連メニュー23に属する機能に分けて、それぞれ異なる画面に表示する。ただし、基本機能メニュー21には、音関連メニュー22および表示関連メニュー23に遷移する機能を表す項目も表示する。同様に、音関連メニュー22には、表示関連メニュー23および基本機能メニュー21に遷移する機能を表す項目も表示し、表示関連メニュー23には、基本機能メニュー21および音関連メニュー22に遷移する機能を表す項目も表示する。
【0027】
図2は、図1の実施形態でのメニュー表示動作を示す。STARTでは、MENU機能が表示されていない状態を想定する。動作開始後、ステップs1では、KEY入力部13へのキー入力があるか否かを判断し、キー入力がなければ、サイドステップs1でキー入力の判断をして、キー入力があるまで待つ。ステップs1でキー入力があるときは、ステップs2でMENUキーが押されたか否かを判断する。各キーは、押されるとそれぞれ固有のコードを表す信号を発生し、KEY制御部17はコードに応じてキーの種類を判断することができる。ステップs2で、押されたキーがMENUキーではないと判断されるときは、ステップs3で、入力されたキーに対応する処理を行い、ステップs1に戻る。
【0028】
ステップs2で、MENUキーが押されたと判断されるときは、ステップs4からMENU機能を開始する。ステップs5では、LCD制御部16が図1(a)の状態遷移表20に従って、LCD表示部14に、一つの画面でメニューを表示する。MENUキーが押された直後には、図1(b)に示す基本機能メニュー21が表示される。ステップs6では、キー入力を待つ。ステップs6でキー入力があれば、KEY制御部17はステップs7で状態遷移表20を読み出し、キーによって選択される項目に対応する機能を実行する。本実施形態では、後述するように、MENU機能の実行でMENU機能を終了させる場合があり、ステップs8ではそのようなキーが操作されたか否かを判断する。ステップs8で、MENU終了と判断されるときは、ステップs3からステップs1に戻る。ステップs8でMENU終了でないと判断されるときは、ステップs9で次の階層の表示または次の画面の表示など、次の状態に遷移し、ステップs5に戻る。
【0029】
図3、図4、図5および図6は、本実施形態での基本機能メニュー21、音関連メニュー22、表示関連メニュー23および下位階層メニューの表示例をそれぞれ示す。図1(b)に示すように、本実施形態では、基本機能メニュー21、音関連メニュー22および表示関連メニュー23は、同一階層に属し、異なる表示画面31として表示される。図3、図4および図5に示す各表示画面31には、複数の機能32に対応する項目が表示され、各機能に対して割当てられる選択キー割当て33もそれぞれ表示される。同一階層に他の表示画面31が存在していることは、他画面遷移表示34,35によって表示される。図3、図4および図5で左側の他画面遷移表示34を選択することによって、基本機能メニュー21から表示関連メニュー23へ、音関連メニュー22から基本機能メニュー21へ、および表示関連メニュー23から音関連メニュー22への遷移を選択することができる。図3、図4および図5で右側の他画面遷移表示35を選択することによって、基本機能メニュー21から音関連メニュー22へ、音関連メニュー22から表示関連メニュー23へ、および表示関連メニュー23から基本機能メニュー21への遷移を選択することができる。基本機能メニュー21、音関連メニュー22および表示関連メニュー23への遷移であることは、他画面遷移表示34,35でそれぞれのメニューに関連する機能を、「基本機能」、「音関連機能」および「表示関連機能」と表示しているので、ユーザは容易に理解することができる。
【0030】
図6は、(a)で図4の音関連メニュー22でテンキーの「1」によって「通常着信」を選択したときに表示される1段階下位の階層のメニューを示し、(b)でさらに下位の階層のメニューを示す。ここで、図6(b)は、図6(a)でテンキーの「2」で「着信音量」を選択したときの表示状態を示し、音量1から音量5までの5段階の音量か、無音を設定する着信音量設定メニューの表示画面を示す。ユーザは、変更したい音量を選択して設定し、設定後MENU機能を終了させることができる。
【0031】
図7は、図1(a)の状態遷移表20の内容を示す。第1段階の階層には、前述のように、基本機能メニュー21、音関連メニュー22および表示関連メニュー23が状態1、状態2および状態3としてそれぞれ含まれる。図3に示すように、基本機能メニュー21に対応する状態1の下位の階層のうち、テンキーの「1」で選択される状態1−1は、「ライブラリ」を表す。図4に示すように、音関連メニュー22でテンキーの「1」を入力すれば、状態2の下位の階層の状態2−1として、「通常通信」が選択される。さらに、図6(a)に示すように、通常通信のメニューでテンキーの「2」を入力すれば、さらに下位の状態2−1−2に移行して、「着信音量」設定のメニュー表示の状態となる。
【0032】
したがって、携帯電話機器9のユーザが通常着信の音量を変更したい場合、まずMENUキーを押して図3の表示画面31による基本機能メニュー31を表示させ、右キーを押して図4に示す音関連メニュー22を表示させる。音関連メニュー22からは、テンキーの「1」で図6(a)の通常着信メニューを表示させ、テンキーの「2」を押して図6(b)の着信音量設定のメニューを表示させる。なお、図7に示すように、たとえば図6(b)で選択キー割当て33として表示されているテンキーを操作すれば、対応する設定を行ってMENU機能を終了させることができる。また、「キャンセル」キーを操作すれば、常に上位の階層に戻り、MENUキーを操作すれば、常に状態1の基本機能メニュー21に戻る。ただし、同一階層内では、基本機能メニュー21に戻らなくても、たとえば音関連メニュー22と表示関連メニュー23との間の直接の遷移も可能であり、操作の煩雑さを避けることができる。
【0033】
以上説明した携帯電話機器9は、メニュー処理を機能させるためのプログラムで実現される。なお、同様のメニュー処理は、従来の技術で示した各種のメニュー機能付電子機器でも同様に実施することができる。
【0034】
発明の対象とするのは、このプログラムそのものであってもよいし、このプログラムをコンピュータで読取り可能な記録媒体に格納されている記録媒体であってもよい。
【0035】
まず、本発明では、この記録媒体として、図1に示されているマイクロコンピュータを含む制御部15や、一般的なパーソナルコンピュータやPDAなどのマイクロコンピュータで処理が行われるために必要な図示していないメモリ、例えばROMのようなものがプログラムメディアであってもよいし、また図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであってもよい。いずれの場合においても、格納されているプログラムはマイクロコンピュータがアクセスして実行させる構成であってもよいし、あるいは何れの場合もプログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータの図示されていないプログラム記憶エリアにロードされて、そのプログラムが実行される方式であってもよい。このロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
【0036】
ここに上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、FD(フレキシブルディスク)やHD(ハードディスク)等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0037】
また、本発明においてはインターネットを含む通信ネットワークと接続可能なシステム構成として、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0038】
尚、記録媒体に格納されている内容としてはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0039】
次に、本発明では、プログラム自体として、前述のマイクロコンピュータで実行される処理そのものであってもよいし、あるいは、インターネットを含む通信ネットワークとアクセスすることで取り込める、あるいは取り込めたものであってもよいし、こちらから送り出すものであってもよい。さらには、この取り込んだプログラムに基づいて、上記携帯電話機器9あるいは他の情報処理装置内で処理された結果、つまり生成されたものであってもよい。あるいは、こちらから送り出す際に上記携帯電話機器9あるいは情報処理装置内で処理された結果、つまり生成されたものであってもよい。
尚、これらのものはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、メニュー形式で選択の対象となる全項目を複数段階で階層化し、少なくとも一つの段階の階層では、複数の画面で項目が表示され、直接選択の対象となる項目と、他の画面に遷移する項目とが表示されるので、項目の選択を判りやすく行うことができる。同一の階層で他の画面に属する項目を選択するときに、画面間の遷移を行えば選択が可能となり、項目を選択する操作の負担を軽減することができる。
【0041】
また本発明によれば、同一の階層に属する複数の項目を、複数の画面に分けて表示し、一つの画面を表示する際には、他の画面に遷移するための項目を、その項目の動作の関連性に対応するように表示するので、どの画面に遷移すればよいかを判りやすく表示することができる。
【0042】
また本発明によれば、基本画面など、予め定める階層の特定の画面にはどの段階の階層からでも遷移することができるので、項目の探索をやり直すことなどを判りやすく行うことができる。
【0043】
また本発明によれば、表示装置や入力装置に制限がある携帯電話機器で、ユーザによる操作の負担を軽減することができる。
【0044】
さらに本発明によれば、コンピュータを、ユーザの操作負担が軽減されるメニュー機能付き電子機器として動作させることができる。
【0045】
さらに本発明によれば、コンピュータにプログラムを読取らせて、ユーザの操作負担が軽減されるメニュー機能付き電子機器として動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である携帯電話機器9の概略的なシステム構成を示すブロック図およびメニュー表示の状態遷移図である。
【図2】図1の携帯電話機器9でのメニュー機能の動作を示すフローチャートである。
【図3】図1の携帯電話機器9で表示される基本機能メニュー21を示す図である。
【図4】図1の携帯電話機器9で表示される音関連メニュー22を示す図である。
【図5】図1の携帯電話機器9で表示される表示関連メニュー23を示す図である。
【図6】図4の音関連メニュー22の下位の階層のメニューを示す図である。
【図7】図1の状態遷移表20の内容を示す図表である。
【図8】従来からの携帯電話機器でのメニュー表示を示す図である。
【図9】従来からの携帯電話機器でのメニュー表示を示す図である。
【符号の説明】
9 携帯電話機器
10 無線電話装置
11 入力装置
12 出力装置
13 KEY入力部
14 LCD表示部
15 制御部
16 LCD制御部
17 KEY制御部
18 通信制御部
19 MENU状態管理部
20 状態遷移表
21 基本機能メニュー
22 音関連メニュー
23 表示関連メニュー
31 表示画面
32 機能
33 選択キー割当て
34,35 他画面遷移表示

Claims (6)

  1. 表示装置と入力装置とを有し、表示装置に選択可能な項目をメニュー形式の画面で一覧表示し、入力装置への操作入力で選択される項目に応じた動作を行うメニュー機能付電子機器において、
    表示装置に表示する項目の数を予め定める数以下に制限する表示項目制限手段と、
    メニュー形式で選択の対象となる全項目を複数段階で階層化し、少なくとも一つの段階の階層では該階層に属する項目を複数の画面に分割し、各画面では該画面に属する項目、および他の画面に遷移するための項目を、該他の画面に遷移するための項目を前記画面に属する項目の右側および左側の位置に配置して、表示項目制限手段によって制限される項目の数の範囲内で表示装置に表示するように制御するメニュー表示制御手段とを含むことを特徴とするメニュー機能付電子機器。
  2. 前記メニュー表示制御手段は、前記少なくとも一つの階層に属する項目を、該項目によって表される動作の関連性に応じて前記複数の画面に分割し、前記他の画面に遷移するための項目として、該動作の関連性に対応する表示を行うように制御することを特徴とする請求項1記載のメニュー機能を備える電子機器。
  3. 前記メニュー表示制御手段は、前記階層に属する複数の画面のうちの少なくとも一つの画面に、予め定める階層に遷移するための項目を表示するように制御することを特徴とする請求項1または2記載のメニュー機能を備える電子機器。
  4. 携帯電話機器としての機能をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のメニュー機能を備える電子機器。
  5. コンピュータを請求項1〜4のいずれかに記載のメニュー機能を備える電子機器として動作させるプログラム。
  6. コンピュータを請求項1〜4のいずれかに記載のメニュー機能を備える電子機器として動作させるプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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