JP3905671B2

JP3905671B2 - Strip sheet rolling method

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Publication number: JP3905671B2
Application number: JP31148099A
Authority: JP
Inventors: 節夫鈴木; 光史谷本; 禎史細川
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 1999-11-01
Filing date: 1999-11-01
Publication date: 2007-04-18
Anticipated expiration: 2019-11-01
Also published as: JP2001132734A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、抄紙機のカレンダロール，製鉄機械の圧延ロール等、帯状シートを加圧する加圧ロールに関し、特に、たわみ制御機能付きの加圧ロールを用いた帯状シート圧延方法関する。
【０００２】
【従来の技術】
図６は従来の一般的な抄紙機用カレンダロールの概要について示す図であり、図６（ａ）中で符号４，５に示す装置がカレンダロールである。図６（ａ）に示すように、カレンダロール４，５は、そのニップ間に抄紙機にて加工されたウェブ１を挟み込み圧延して薄くしながら表面加工する装置である。
【０００３】
ところで、ウェブ１の材質によっては、カレンダロール４，５間で圧延加工したにもかかわらず、図６（ｂ）の正面断面図に示すように、圧延加工により得られたウェブ１の両端部２，２がつぶれずに中央部よりも膨らんだ形状になってしまう場合がある。これは、上流のドライヤ工程における端部のシュリンケージが大きいために、繊維同士が中央部に比較して密集し、物理的につぶれにくくなっているのが原因であると考えられる。このようなウェブ端部２，２が膨らんだ形状の場合、その後の工程において搬送トラブルが発生したり、形状不良で最終製品にならなくなったりするため、生産効率の悪化を招いてしまうという不具合がある。
【０００４】
そこで、このような端部のつぶれにくいウェブ１でも圧延できるように、図７に示すような、たわみ制御機能付きのカレンダロールが提案されている。図７（ａ）は従来のたわみ制御機能付きカレンダロールの軸方向断面図でありウェブとの位置関係を示している。図７（ｂ）は図７（ａ）のＡ−Ａ矢視断面図であり、図７（ｃ）は圧延中のウェブ形状の一例を示す断面図である。
【０００５】
このカレンダロール（たわみ制御機能付きカレンダロール）１０は、外周面を形成する円筒状のロールセル１２の内部に、回転軸であるセンタシャフト１１の軸方向に沿って所定幅Ｂの加圧シュー１５を複数個設けて、この加圧シュー１５を油圧装置１６により突出作動させることにより、ウェブ１をロールセル１２の内側から各加圧シュー１５によって加圧するようにしたものである。
【０００６】
センタシャフト１１は回転を拘束された状態で両端部を支承されており、加圧シュー１５は油圧装置１６を介してセンタシャフト１１に固定されている。なお、図７（ａ），図７（ｂ）において、加圧シュー１５及び油圧装置１６は、ウェブ１の加圧方向に対して１８０度逆方向にも配設されているが、これは、低圧でのニップ制御を可能にするためのいわゆるカウンタシューである。
【０００７】
一方、ロールセル１２は両端部を回転板１３，１３に固定されており、回転板１３は軸受け１４を介してセンタシャフト１１に回転自在に支持されている。したがって、ロールセル１２は、内周面を加圧シュー１５と摺接しながら、回転板１３，１３とともにセンタシャフト１１の周囲を自在に回転できるようになっている。
【０００８】
このように、カレンダロール１０は、回転しないセンタシャフト１１に軸受け１４を介して回転自在に支持されたロールセル１２をセンタシャフト１１に設置された加圧シュー１５により加圧変形させ、自由にたわみを得る構造になっている。そして、ロールセル１２の加圧は油圧装置１６に加圧油を供給して図示しない加圧ピストンを動かすことにより加圧シュー１５を介してなされるが、油圧を変化させてロールセル１２の変形量を調整することで、相手側のカレンダロール（カウンタロール）との間のウェブ１の厚さを調整することができるようになっている。
【０００９】
したがって、例えば、図７（ｃ）に示すようにロールセル１２を凹変形させた状態で加圧することにより、ウェブ１の両端部を中央部よりも薄くなるように圧延することも可能のように考えられる。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようなたわみ制御可能なカレンダロール１０によっても、ウェブ１の端部を薄く圧延することは難しい。
例えば、上述したようにウェブ１の端部は繊維が密集して硬くなっているが、これに対して端部のニップ圧を上げることができれば、例え端部が硬くなっているとしても薄くつぶすことは可能である。図７（ａ）に示すように、ウェブ１の端部を直接加圧するのは、複数配設された加圧シュー１５のうちの端部に配設された加圧シュー１５Ａである。したがって、この加圧シュー１５Ａの加圧力を上げて、ウェブ１の端部に作用するニップ圧を上げればよいとも考えられる。
【００１１】
ところが、加圧シュー１５Ａは回転板１３に近接してそなえられ、ロールセル１２はこの回転板１３に固定されているため、加圧シュー１５Ａによるロールセル１２の変形は回転板１３により規制される。したがって、加圧シュー１５Ａの加圧力を上げたとしても、図７（ｃ）に示すような理想的な形状にロールセル１２を変形させることは困難であり、ウェブ１の端部をつぶせる程度までニップ圧を上げることは難しい。これが、たわみ制御機能付きのカレンダロール１０によってもウェブ１の両端部を薄く圧延することが難しい大きな理由である。
【００１２】
上記の構成においても、端部に配設された加圧シュー１５Ａと回転板１３との距離を長くとれば、ウェブ１の端部から回転板１３までの距離Ｌが長くなってロールセル１２の回転板１３による拘束の影響が緩和され、ウェブ１端部でのロールセル１２の変形を大きくすることができそうである。しかしながら、単に加圧シュー１５Ａから回転板１３までの距離を長くしただけでは装置幅が大きくなって設置面積の増大や他の装置との干渉等の不具合が生じてしまう。また、ウェブ１の端部の加圧は加圧シュー１５Ａのみが受け持つために、例え加圧シュー１５Ａから回転板１３までの距離を長くしたとしても、それだけでは十分なニップ圧を得ることができず、図７（ｃ）に示すようにウェブ１の端部を薄く圧延することはできない虞もある。
【００１３】
以上、抄紙機用カレンダロールの従来技術とその課題について説明したが、上記の課題は抄紙機用カレンダロールのみに該当するものではなく、端部が比較的硬くつぶれにくい帯状シートを圧延する加圧ロール一般に通じるものである。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、端部が比較的硬い帯状シートであっても、確実につぶして薄く圧延できるようにした、帯状シート圧延方法を提供することを目的としている。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１記載の本発明の帯状シート圧延方法は、回転を拘束されて支承されたセンタシャフトと、上記センタシャフトの周りに配設され両端部を上記センタシャフトに回転自在に支持された円筒状のロールセルと、上記センタシャフト上に軸方向に並んで配設され上記ロールセルの内周面に摺接する複数の加圧シューとをそなえ、走行する帯状シートを、互いに対向して設置されるカウンタロールと上記ロールセルとの間で挟み、上記帯状シートを上記複数の加圧シューにより上記ロールセルの内側から加圧して上記帯状シートを圧延する帯状シート圧延方法であって、上記複数の加圧シューは、上記帯状シートを上記ロールセルを介して直接加圧するシート加圧用シューと、上記シート加圧用シューの外側に設けられて上記帯状シートの端部の厚さを調整するための端部厚さ調整用シューとをそなえており、上記シート加圧用シューによって、上記帯状シートの上記端部を上記ロールセルを介して直接加圧するとともに、上記端部厚さ調整用シューによって、上記帯状シートの上記端部を上記ロールセルを介して直接加圧することなく上記帯状シートの上記端部よりも外側の上記ロールセルを直接加圧することを特徴としている。
【００１５】
請求項２記載の本発明の帯状シート圧延方法は、請求項１記載の帯状シート圧延方法において、上記帯状シートは繊維質からなり、上記カウンタロールと上記ロールとは上記帯状シートの表面を加工する抄紙機のカレンダロールとして構成されていることを特徴としている。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図１，図２は本発明の第１実施形態としての加圧ロールを示すものである。
まず、図１を用いて本実施形態の加圧ロールの構成について説明する。なお、ここでは、本加圧ロールを前述した従来技術と同様に抄紙機用のカレンダロールとして構成した場合について説明し、図１において前記した従来の抄紙機用カレンダロール〔図７（ａ），図７（ｂ）参照〕と同一の部位については図中同一の符号を付して示している。
【００１８】
図１に示すように、本カレンダロール２０は、たわみ制御機能付きのカレンダロールであり、外周面を形成する円筒状のロールセル１２の内部に、回転軸であるセンタシャフト１１の軸方向に沿って複数個の加圧シュー１５，１７を設け、これらの加圧シュー１５，１７をロールセル１２の内周面に摺接させている。センタシャフト１１は回転を拘束された状態で両端部を支承されており、ロールセル１２はこのセンタシャフト１１に軸受け１４を介して回転自在に支持された回転板１３，１３にその両端部を固定されている。
【００１９】
本カレンダロール２０では、２種類の加圧シュー１５，１７をそなえているが、このうち加圧シュー（シート加圧用シュー）１５は、上述した従来のたわみ制御機能付きカレンダロールの加圧シュー〔図７（ａ）の符号１５参照〕と同様に、ロールセル１２を介してウェブ１を直接加圧するものであり、圧延すべきウェブ１の幅にあわせて配設され、両端の加圧シュー１５Ａ，１５Ａによりウェブ１の両端部を加圧するようになっている。
【００２０】
一方、加圧シュー（端部厚さ調整用シュー）１７は、ウェブ１の端部に作用するニップ圧を制御してウェブ１の端部の厚さを調整するためのものであり、両端の加圧シュー１５Ａ，１５Ａの外側にそれぞれ１つずつ配設されている。この加圧シュー１７による作用効果については後述する。
この加圧シュー１７もウェブ加圧用の加圧シュー１５と同じ幅Ｂに設定しており、加圧シュー１７を突出作動させる油圧装置１８も、加圧シュー１５を作動させる油圧装置１６と同構成のものを用いている。また、加圧シュー１７から回転板１３までの距離は、従来のカレンダロールにおける加圧シュー１５から回転板１３までの距離と略同じ距離に設定している。
【００２１】
なお、図１において、加圧シュー１５，１７及び油圧装置１６，１８は、センタシャフト１１を中心として対称に設けられているが、一方（図１中、上方）はロールセル１２と対向して設置される図示しないカウンタロール側に設けられ、カウンタロールとロールセル１２との間のニップ圧プロファイルを制御するようになっている。そして、他方（図１中、下方）はいわゆるカウンタシューであり、低圧ニップ運転時にはこのカウンタシューに油圧を作用させることにより、低圧におけるニップ圧プロファイルの制御を可能にしている。
【００２２】
本発明の第１実施形態としての抄紙機用カレンダロール（加圧ロール）は上述のように構成されているので、油圧装置１６，１８に加圧油を供給して図示しない加圧ピストンを動かすと、加圧シュー１５，１７が作動してロールセル１２の内周面をカウンタロールとのニップ方向に向けて加圧する。
このとき、カウンタロールとの間に挟み込まれたウェブ１は、内側の複数の加圧シュー１５により加圧され、特に、ウェブ１の両端部は両端の加圧シュー１５Ａ，１５Ａにより加圧される。
【００２３】
本カレンダロール２０では、加圧シュー１５Ａの外側にさらに加圧シュー１７を配設しているので、その分だけウェブ１端部から回転板１３までの距離Ｌ１が長くなり、ウェブ１端部でのロールセル１２の変形量も大きくなる。また、加圧シュー１７によりウェブ１端部の外側のロールセル１２も加圧されるので、ウェブ１端部でのロールセル１２の変形量はさらに大きくなる。
【００２４】
したがって、本カレンダロール２０によれば、ウェブ１端部でのロールセル１２の変形量を大きくしてウェブ１端部に大きなニップ圧を作用させることが可能になり、端部のシュリンケージが大きく繊維同士が密集してつぶれにくいウェブ１であっても、薄く平坦に圧延することができる。このため、端部に膨らみのない良好な形状のウェブを得ることができ、これにより生産効率が向上するとともに製品品質も向上するという利点がある。
【００２５】
また、ウェブ１の端部に作用するニップ圧は加圧シュー１７の加圧力によって細かく制御することができるので、圧延後のウェブ１端部の厚さも任意の厚さに調整可能である。例えば、加圧シュー１７の加圧力の制御により、図２（ａ）に示すように中央から次第に厚くなるような端部２ａや、図２（ｂ）に示すように平坦な端部２ｂや、図２（ｃ）に示すように次第に薄くなるような端部２ｃや、図２（ｄ）に示すように丸まった端部２ｄ等、種々の断面形状に成形することが可能である。
【００２６】
なお、上述の実施形態では、端部の厚さ調整用の加圧シュー１７も他の加圧シュー１５と同じ幅Ｂに設定しているが、ウェブ端部の硬さに応じて、また、装置の全体幅を考慮して、より広く設定したり、逆に狭く設定したりしてもよい。
また、端部圧調整用の加圧シュー１７は一つではなく、複数そなえることも可能である。
【００２７】
次に、本発明の第２実施形態としての加圧ロールについて図３を用いて説明する。本実施形態でも上述の第１実施形態と同様に、本発明の加圧ロールを抄紙機用のカレンダロールとして構成している。なお、図３において、第１実施形態のカレンダロールと同一の部位については図中同一の符号を付して示し、その部位についての説明は省略する。
【００２８】
本実施形態の抄紙機用カレンダロール（加圧ロール）の特徴は、ウェブ加圧用の加圧シューのうち両端の加圧シューを端部の厚さ調整用の加圧シューと一体に形成したことにある。
つまり、図３に示すように、本カレンダロール３０では、回転軸であるセンタシャフト１１の軸方向に沿って設けられた加圧シュー１５，２１のうち、両端の加圧シュー２１の幅Ｂ１を他の加圧シュー１５の幅Ｂよりも広く設定している。具体的には、加圧シュー１５の幅Ｂに対して１．５倍以上の広さに設定している。
【００２９】
加圧シュー１５は、第１実施形態と同様にロールセル１２を介してウェブ１を直接加圧するものである。一方、加圧シュー２１は、ウェブ１の端部を加圧するとともに、ウェブ１の端部に作用するニップ圧を制御するためのものであり、図１に示す第１実施形態の加圧シュー１５Ａの機能と加圧シュー１７の機能とを併せ持っている。このため、本カレンダロール３０では、ウェブ１の端部は加圧シュー２１の中央よりも内側に位置するようになっており、加圧シュー２１の内側部分で加圧されるようになっている。
【００３０】
なお、加圧シュー２１は油圧装置２２によりロールセル２２に向けて押し上げられるが、この油圧装置２２は、加圧シュー１５を作動させる油圧装置１６と同構成のものを用いてもよい。また、加圧シュー２１から回転板１３までの距離は、図３中では第１実施形態の加圧シュー１７から回転板１３までの距離よりも長く設定しているが、第１実施形態と同じ距離に設定してもよい。
【００３１】
また、本カレンダロール３０においても、第１実施形態と同様に、加圧シュー１５，２１及び油圧装置１６，２２をセンターシャフト１１を中心として対称に設け、一方を低圧でのニップ圧プロファイル制御のためのカウンタシューとしている。
本発明の第２実施形態としての抄紙機用カレンダロール（加圧ロール）は上述のように構成されているので、油圧装置１６，２２に加圧油を供給して図示しない加圧ピストンを動かすと、加圧シュー１５，２１が作動してロールセル１２の内周面をカウンタロールとのニップ方向に向けて加圧する。
【００３２】
このとき、カウンタロールとの間に挟み込まれたウェブ１は、内側を複数の加圧シュー１５により加圧されるとともに、その両端部を加圧シュー２１により加圧される。
本カレンダロール３０では、両端の加圧シュー２１の幅Ｂ１を他の加圧シュー１５の幅Ｂよりも１．５倍以上広く設定しているので、ウェブ１端部から回転板１３までの距離Ｌ２も長くなり、ウェブ１端部でのロールセル１２の変形量も大きくなる。また、加圧シュー２１によりウェブ１端部の外側のロールセル１２も幅広く加圧されるので、ウェブ１端部でのロールセル１２の変形量はさらに大きくなる。
【００３３】
したがって、本カレンダロール３０によれば、ウェブ１端部でのロールセル１２の変形量を大きくしてウェブ１端部に大きなニップ圧を作用させることが可能になり、端部のシュリンケージが大きく繊維同士が密集してつぶれにくいウェブ１であっても、薄く平坦に圧延することができる等、第１実施形態と同様の利点がある。また、ウェブ加圧用の加圧シューのうち両端の加圧シューと端部の厚さ調整用の加圧シューとを一体に形成した加圧シュー２１とすることにより、第１実施形態のように端部の厚さ調整専用の加圧シューを設けるのに比べて、部品点数を少なくできるという利点もある。
【００３４】
次に、本発明の第３実施形態としての加圧ロールについて図４を用いて説明する。本実施形態でも上述の第１，第２実施形態と同様に、本発明の加圧ロールを抄紙機用のカレンダロールとして構成している。なお、図４において、第１，第２実施形態のカレンダロールと同一の部位については図中同一の符号を付して示し、その部位についての説明は省略する。
【００３５】
本実施形態の抄紙機用カレンダロール（加圧ロール）の特徴は、第１，第２実施形態がウェブ端部から回転板までの距離を長く取りながらロールセルの加圧力を上げ、ウェブ端部に作用するニップ圧を大きくしようとしているのに対し、さらに、ロールセルのウェブ端部と接触する部分を予め凸状に成形し、これによりウェブ端部に作用するニップ圧を大きくしようとしたことにある。ここでは、第２実施形態のカレンダロールに上記の特徴点を付加した構成としている。
【００３６】
つまり、図４に示すように、本カレンダロール４０では、第２実施形態と同様に、回転軸であるセンタシャフト１１の軸方向に沿って設けられた加圧シュー１５，２１のうち、両端の加圧シュー２１の幅Ｂ１を他の加圧シュー１５の幅Ｂよりも広く設定するとともに、ロールセル１２の加圧シュー２１が摺接する部分の外周面に幅Ｂ２，膨らみδの凸部３５を形成している。
【００３７】
本発明の第３実施形態としての抄紙機用カレンダロール（加圧ロール）は上述のように構成されているので、油圧装置１６，２２に加圧油を供給して図示しない加圧ピストンを動かすと、対設される図示しないカウンタロールとの間に挟み込まれたウェブ１は、内側を複数の加圧シュー１５により加圧されるとともに、その両端部をロールセル１２外周面に形成された凸部３５を介して両端の加圧シュー２１により加圧される。
【００３８】
このとき、ロールセル１２の外周面には、加圧シュー２１と摺接して加圧される部分に凸部３５が形成されているので、ウェブ１端部はこの凸部３５上に位置するようになる。このため、ロールセル１２とカウンタロールとの隙間幅はウェブ１端部側の方が中央側よりも狭くなり、ウェブ１端部に作用するニップ圧は中央部よりも大きくなる。
【００３９】
また、本カレンダロール４０では、第２実施形態と同様に、両端の加圧シュー２１の幅Ｂ１を他の加圧シュー１５の幅Ｂよりも１．５倍以上広く設定しているので、ウェブ１端部から回転板１３までの距離Ｌ２も長くなり、ウェブ１端部でのロールセル１２の変形量も大きくなる。また、加圧シュー２１によりウェブ１端部の外側のロールセル１２も幅広く加圧されるので、ウェブ１端部でのロールセル１２の変形量はさらに大きくなる。
【００４０】
したがって、本発明の第３実施形態としてのカレンダロール４０は上述のように構成されているので、ウェブ１端部でのロールセル１２の変形量を大きくしてウェブ１端部に大きなニップ圧を作用させることが可能になり、端部のシュリンケージが大きく繊維同士が密集してつぶれにくいウェブ１であっても、薄く平坦に圧延することができる等、第１，第２実施形態と同様の利点がある。また、予めロールセル１２の外周面に形成された凸部３５によって、より強くウェブ１端部を加圧することができるので、より容易にウェブ１を薄く平坦に圧延することができ、ウェブ１の端部から回転体１３までの距離Ｌ２を短くして、装置全体幅を短くすることができるという利点もある。
【００４１】
また、凸部３５の膨らみは加圧シュー２１に作用する加圧力を油圧装置２２で調整することにより容易に補正することができるので、第１，第２実施形態と同様に、加圧シュー２１の加圧力を適宜調整することで、図２（ａ）〜図２（ｄ）に示すようにウェブ１端部を任意の形状に成形することもできる。
なお、ウェブ１端部の硬さは操業条件により変わるため、凸部３５の幅Ｂ２及び膨らみδの設定量はウェブ１の紙質や特性等に応じて決定するのが好ましい。
【００４２】
次に、本発明の第４実施形態としての加圧ロールについて図５を用いて説明する。本実施形態でも上述の第１〜第３実施形態と同様に、本発明の加圧ロールを抄紙機用のカレンダロールとして構成している。なお、図５において、第１〜第３実施形態のカレンダロールと同一の部位については図中同一の符号を付して示し、その部位についての説明は省略する。
【００４３】
本実施形態の抄紙機用カレンダロール（加圧ロール）の特徴は、第１，第２実施形態がウェブ端部から回転板までの距離を長く取りながらロールセルの加圧力を上げ、ウェブ端部に作用するニップ圧を大きくしようとしているのに対し、さらに、ロールセルのウェブ端部と接触する部分を加熱して膨張させることにより、ウェブ端部に作用するニップ圧を大きくしようとしたことにある。ここでは、第２実施形態のカレンダロールに上記の特徴点を付加した構成としている。
【００４４】
つまり、図５に示すように、本カレンダロール５０では、第２実施形態と同様に、回転軸であるセンタシャフト１１の軸方向に沿って設けられた加圧シュー１５，２１のうち、両端の加圧シュー２１の幅Ｂ１を他の加圧シュー１５の幅Ｂよりも広く設定するとともに、ロールセル１２の加圧シュー２１が摺接する部分の内部に環状に形成された幅Ｂ３の加熱装置４５を埋設している。
【００４５】
加熱装置４５への電源供給は、センタシャフト１１に取り付けられた電源供給装置４６から、電源供給線４７と電源供給部４８とを介して行なわれるようになっている。具体的には、加熱装置４５の一端部からはロールセル１２の内周面に通じる電線が延びており、電源供給部４８はこの電線に摺接しながら加熱装置４５へ電源を供給している。なお、図５では、ロールセル１２の加熱装置４５を埋設した部分の外周面は凸状に膨らんでいるが、加熱装置４５の作動前はロールセル１２の外周面はフラットである。
【００４６】
本発明の第４実施形態としての抄紙機用カレンダロール（加圧ロール）は上述のように構成されているので、電源供給装置４６から加熱装置４５へ電源を供給して加熱を開始すると、ロールセル１２は熱膨張して図５に示すように凸状に変形する。
この状態で、油圧装置１６，２２に加圧油を供給して図示しない加圧ピストンを動かすと、対設される図示しないカウンタロールとの間に挟み込まれたウェブ１は、内側を複数の加圧シュー１５により加圧されるとともに、その両端部をロールセル１２の凸状変形した部分を介して両端の加圧シュー２１により加圧される。
【００４７】
このとき、ウェブ１端部はこの熱膨張により凸状変形した部分上に位置するようになるので、ロールセル１２とカウンタロールとの隙間幅はウェブ１端部側の方が中央側よりも狭くなり、ウェブ１端部に作用するニップ圧は中央部よりも大きくなる。
また、本カレンダロール５０では、第２実施形態と同様に、両端の加圧シュー２１の幅Ｂ１を他の加圧シュー１５の幅Ｂよりも１．５倍以上広く設定しているので、ウェブ１端部から回転板１３までの距離Ｌ２も長くなり、ウェブ１端部でのロールセル１２の変形量も大きくなる。また、加圧シュー２１によりウェブ１端部の外側のロールセル１２も幅広く加圧されるので、ウェブ１端部でのロールセル１２の変形量はさらに大きくなる。
【００４８】
したがって、本発明の第４実施形態としてのカレンダロール５０は上述のように構成されているので、ウェブ１端部でのロールセル１２の変形量を大きくしてウェブ１端部に大きなニップ圧を作用させることが可能になり、端部のシュリンケージが大きく繊維同士が密集してつぶれにくいウェブ１であっても、薄く平坦に圧延することができる等、第１〜第３実施形態と同様の利点がある。また、加熱装置４５の加熱により熱膨張したロールセル１２の外周面の凸状変形部分によってより強くウェブ１端部を加圧することができるので、より容易にウェブ１を薄く平坦に圧延することができ、ウェブ１の端部から回転体１３までの距離Ｌ２を短くして、装置全体幅を短くすることができるという利点もある。
【００４９】
また、熱膨張によるロールセル１２の変形量は、加熱装置４５への電源供給量により調整することができるので、加圧成形後のウェブ１端部の形状を観察し、加圧シュー２１の加圧量や加熱装置４５の加熱量にフィードバックすることにより、ウェブ１端部の厚さを一定にして常に安定した操業が行なえるという利点もある。さらに、本カレンダロール５０においても、加熱装置４５への電源供給量を適宜調整することにより、第１〜第３実施形態と同様に、図２（ａ）〜図２（ｄ）に示すようにウェブ１端部を任意の形状に成形することも可能である。
【００５０】
以上、本発明の加圧ロールについて４つの実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の第３実施形態では、ロールセル１２のウェブ１端部と接触する部分に予め凸部３５を成形するとともに、第２実施形態と同様に両端の加圧シュー２１の幅Ｂ１を他の加圧シュー１５の幅Ｂよりも広くした構成としているが、図７（ａ）に示した従来のカレンダロール１０において、ロールセル１２のウェブ１端部と接触する部分、すなわち、両端の加圧シュー１５Ａと摺接する部分に予め凸部を成形しておくだけでもよい。このような構成でもウェブ１端部に作用するニップ圧を大きくすることが可能であり、端部のシュリンケージが大きく繊維同士が密集してつぶれにくいウェブ１であっても、薄く平坦に圧延することができる。
【００５１】
また、上述の第４実施形態では、ロールセル１２のウェブ１端部と接触する部分の内部に加熱装置４５を埋設するとともに、第２実施形態と同様に両端の加圧シュー２１の幅Ｂ１を他の加圧シュー１５の幅Ｂよりも広くした構成としているが、図７（ａ）に示した従来のカレンダロール１０において、ロールセル１２のウェブ１端部と接触する部分、すなわち、両端の加圧シュー１５Ａと摺設する部分に加熱装置を埋設しておくだけでもよい。このような構成でも、加熱装置の加熱によりロールセル１２を熱膨張させてウェブ１端部に作用するニップ圧を大きくすることが可能である。
【００５２】
さらに、上述の各実施形態では、本発明の加圧ロールを抄紙機用のカレンダロールとして構成した場合について説明したが、本発明は抄紙機用カレンダロールのみに適用されるものではなく、端部が比較的硬くつぶれにくい帯状シートを圧延する加圧ロール一般に適用できるものである。
【００５３】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の帯状シート圧延方法（請求項１）によれば、ロールセルの帯状シートの端部と接触する部分の変形量を大きくすることができ、対設されたカウンタロールとの間に帯状シートを挟み込んだ時には、帯状シートの端部に大きなニップ圧を作用させることが可能になり、端部が硬くつぶれにくい帯状シートであっても、薄く平坦に圧延することができるという利点がある。
【００５５】
また、カウンタロールとロールセルとのニップ間に繊維質からなる帯状シートを挟み込んで圧延しながらこの帯状シートの表面を加工する抄紙機のカレンダロールとして上記の各加圧ロールを構成した場合には、端部のシュリンケージが大きく繊維同士が密集してつぶれにくい帯状シートであっても、薄く平坦に圧延することができるので、端部に膨らみのない良好な形状の帯状シートを得ることができ、これにより抄紙機の生産効率が向上するとともに製品品質も向上するという利点がある（請求項２）。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態としての加圧ロールの構成を示す軸方向断面図である。
【図２】本発明の第１実施形態としての加圧ロールにかかるウェブ端部の断面形状を示す図であり、（ａ）は中央から次第に厚くなるような端部形状を示す図、（ｂ）は平坦な端部形状を示す図、（ｃ）は次第に薄くなるような端部形状を示す図、（ｄ）は丸まった端部形状を示す図である。
【図３】本発明の第２実施形態としての加圧ロールの構成を示す軸方向断面図である。
【図４】本発明の第３実施形態としての加圧ロールの構成を示す軸方向断面図である。
【図５】本発明の第４実施形態としての加圧ロールの構成を示す軸方向断面図である。
【図６】従来のたわみ制御機能のない紙機用カレンダロールについて示す図であり、（ａ）はその構成を示す模式図、（ｂ）は（ａ）に示す抄紙機用カレンダロールにより圧延されたウェブの正面断面図である。
【図７】従来のたわみ制御機能付き抄紙機用カレンダロールについて示す図であり、（ａ）はその構成を示す軸方向断面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ矢視断面図、（ｃ）は理想的なウェブの圧延状態を示す模式図である。
【符号の説明】
１ウェブ
１０，２０，３０，４０，５０抄紙機用カレンダロール
１１センタシャフト
１２ロールセル
１３回転板
１４軸受け
１５，１７，２１加圧シュー
１６，１８，２２油圧装置
３５凸部
４５加熱装置
４６電源供給装置
４７電源供給電線
４８電源供給部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pressure roll that presses a belt-like sheet such as a calender roll of a paper machine or a rolling roll of an iron making machine, and more particularly to a belt-like sheet rolling method using a pressure roll with a deflection control function.
[0002]
[Prior art]
FIG. 6 is a diagram showing an outline of a conventional general paper machine calender roll. In FIG. 6A, devices shown by reference numerals 4 and 5 are calender rolls. As shown in FIG. 6 (a), the calender rolls 4 and 5 are devices for surface processing while sandwiching and rolling the web 1 processed by a paper machine between its nips.
[0003]
By the way, depending on the material of the web 1, although it rolled between the calender rolls 4 and 5, as shown in front sectional drawing of FIG.6 (b), both ends 2 of the web 1 obtained by rolling are shown. , 2 may be swelled from the center without collapsing. This is thought to be because the shrinkage at the end in the upstream dryer process is large, and the fibers are denser than the center and are not easily crushed. In the case where the web end portions 2 and 2 are swelled, there is a problem that a conveyance trouble occurs in a subsequent process or a final product is not formed due to a defective shape, resulting in deterioration of production efficiency. is there.
[0004]
In view of this, a calendar roll with a deflection control function as shown in FIG. 7 has been proposed so that even the web 1 which is hard to be crushed can be rolled. FIG. 7A is an axial sectional view of a conventional calender roll with a deflection control function and shows a positional relationship with a web. FIG.7 (b) is AA arrow sectional drawing of Fig.7 (a), FIG.7 (c) is sectional drawing which shows an example of the web shape during rolling.
[0005]
This calender roll (calendar roll with a deflection control function) 10 has a pressure shoe 15 having a predetermined width B along the axial direction of the center shaft 11 as a rotation axis inside a cylindrical roll cell 12 forming an outer peripheral surface. A plurality of pressure shoes 15 are provided to be protruded by a hydraulic device 16 so that the web 1 is pressed by the pressure shoes 15 from the inside of the roll cell 12.
[0006]
The center shaft 11 is supported at both ends in a state in which rotation is constrained, and the pressure shoe 15 is fixed to the center shaft 11 via a hydraulic device 16. In FIGS. 7A and 7B, the pressure shoe 15 and the hydraulic device 16 are also arranged in a direction 180 degrees opposite to the pressure direction of the web 1, This is a so-called counter shoe for enabling nip control at low pressure.
[0007]
On the other hand, both ends of the roll cell 12 are fixed to the rotating plates 13 and 13, and the rotating plate 13 is rotatably supported by the center shaft 11 via bearings 14. Therefore, the roll cell 12 can freely rotate around the center shaft 11 together with the rotary plates 13 and 13 while sliding the inner peripheral surface with the pressure shoe 15.
[0008]
Thus, the calender roll 10 causes the roll cell 12 that is rotatably supported by the center shaft 11 that does not rotate via the bearing 14 to be pressure-deformed by the pressure shoe 15 installed on the center shaft 11 to freely bend. It has a structure to obtain. The roll cell 12 is pressurized through the pressure shoe 15 by supplying pressurized oil to the hydraulic device 16 and moving a pressure piston (not shown). The amount of deformation of the roll cell 12 is changed by changing the hydraulic pressure. By adjusting, the thickness of the web 1 between the opposite calendar roll (counter roll) can be adjusted.
[0009]
Therefore, for example, as shown in FIG. 7C, it is considered that it is possible to roll the both ends of the web 1 so as to be thinner than the center by pressing the roll cell 12 in a concavely deformed state. It is done.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, it is difficult to roll the end portion of the web 1 thinly even with the calender roll 10 capable of controlling the deflection as described above.
For example, as described above, the end portion of the web 1 is hard due to dense fibers, but if the nip pressure at the end portion can be increased, the end portion of the web 1 is thinly crushed even if the end portion is hard. It is possible. As shown in FIG. 7A, the pressure shoe 15 A disposed at the end of the plurality of pressure shoes 15 directly pressurizes the end of the web 1. Accordingly, it is considered that the pressure applied to the pressure shoe 15A may be increased to increase the nip pressure acting on the end portion of the web 1.
[0011]
However, since the pressure shoe 15A is provided close to the rotating plate 13 and the roll cell 12 is fixed to the rotating plate 13, deformation of the roll cell 12 by the pressure shoe 15A is restricted by the rotating plate 13. Therefore, even if the pressing force of the pressure shoe 15A is increased, it is difficult to deform the roll cell 12 into an ideal shape as shown in FIG. It is difficult to increase the pressure. This is the main reason why it is difficult to roll both ends of the web 1 thinly even with the calendar roll 10 having a deflection control function.
[0012]
Also in the above configuration, if the distance between the pressure shoe 15A disposed at the end and the rotating plate 13 is increased, the distance L from the end of the web 1 to the rotating plate 13 is increased, and the rotation of the roll cell 12 is increased. The influence of the restraint by the plate 13 is mitigated, and the deformation of the roll cell 12 at the end of the web 1 is likely to be increased. However, simply increasing the distance from the pressure shoe 15A to the rotating plate 13 increases the width of the device, resulting in problems such as an increase in installation area and interference with other devices. Further, since the pressure of the end of the web 1 is only handled by the pressure shoe 15A, even if the distance from the pressure shoe 15A to the rotating plate 13 is increased, a sufficient nip pressure can be obtained by itself. In addition, as shown in FIG. 7C, there is a possibility that the end portion of the web 1 cannot be rolled thinly.
[0013]
As mentioned above, the prior art of the paper machine calender roll and its problems have been described. However, the above problems do not apply only to the paper machine calender roll, and the pressure for rolling the belt-like sheet which is relatively hard and difficult to collapse. It is common to rolls.
The present invention was devised in view of such a problem, and an object of the present invention is to provide a belt- like sheet rolling method capable of reliably crushing and thinly rolling even if the end portion is a relatively hard belt-like sheet. It is said.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, the belt-like sheet rolling method of the present invention according to claim 1, a center shaft is supported is constrained rotation, the both end portions to the center shaft disposed around said center shaft a rotatably supported cylindrical roll cells, the side by side on a center shaft in the axial direction are disposed and a plurality of pressurized圧Shi-menu in sliding contact with the inner peripheral surface of the roll cells, the belt-like sheet traveling, sandwiched between the counter roll and the roll cells that are placed opposite each other, the belt-like sheet by pressure from the inside of the roll cells by the plurality of pressure圧Shi-menu in the belt-like sheet rolling method of rolling the belt-like sheet there are, the plurality of pressurizing圧Shi-menu includes a sheet pressing shoe which applies directly pressure through the roll cells of the belt-like sheet, set on the outside of the sheet pressing shoe And an end thickness adjusting shoe for adjusting the thickness of the end portion of the belt-like sheet, and the end portion of the belt-like sheet is directly passed through the roll cell by the sheet pressing shoe. While pressing, the roll cell outside the end of the belt-like sheet is directly pressed by the end thickness adjusting shoe without directly pressing the end of the belt-like sheet through the roll cell. It is characterized by.
[0015]
The strip-shaped sheet rolling method of the present invention described in claim 2 is the strip-shaped sheet rolling method according to claim 1, wherein the strip- shaped sheet is made of a fiber, and the counter roll and the roll process the surface of the strip-shaped sheet. It is characterized by being configured as a calendar roll of a paper machine .
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
1 and 2 show a pressure roll as a first embodiment of the present invention.
First, the structure of the pressure roll of this embodiment is demonstrated using FIG. Here, the case where the present pressure roll is configured as a calender roll for a paper machine in the same manner as the prior art described above will be described, and the conventional calender roll for paper machine shown in FIG. 1 [FIG. 7 (a), The same parts as those in FIG. 7B are denoted by the same reference numerals in the figure.
[0018]
As shown in FIG. 1, the present calender roll 20 is a calender roll with a deflection control function, and is arranged inside a cylindrical roll cell 12 forming an outer peripheral surface along the axial direction of the center shaft 11 which is a rotation axis. A plurality of pressure shoes 15, 17 are provided, and these pressure shoes 15, 17 are in sliding contact with the inner peripheral surface of the roll cell 12. The center shaft 11 is supported at both ends in a state in which rotation is constrained, and the roll cell 12 is fixed at both ends to rotating plates 13 and 13 rotatably supported by the center shaft 11 via bearings 14. ing.
[0019]
The calender roll 20 is provided with two types of pressure shoes 15, 17. Of these, the pressure shoe (sheet pressure shoe) 15 is the pressure shoe of the conventional calender roll with a deflection control function described above [ Similarly to the reference numeral 15 in FIG. 7 (a), the web 1 is directly pressed through the roll cell 12, and is arranged in accordance with the width of the web 1 to be rolled. The both ends of the web 1 are pressurized by 15A.
[0020]
On the other hand, the pressure shoe (end portion thickness adjusting shoe) 17 is for adjusting the thickness of the end of the web 1 by controlling the nip pressure acting on the end of the web 1. One of the pressure shoes 15A and 15A is disposed outside the shoe. The effect of the pressure shoe 17 will be described later.
The pressure shoe 17 is also set to the same width B as the pressure shoe 15 for pressurizing the web, and the hydraulic device 18 that projects the pressure shoe 17 is configured in the same manner as the hydraulic device 16 that operates the pressure shoe 15. Is used. The distance from the pressure shoe 17 to the rotating plate 13 is set to be substantially the same as the distance from the pressure shoe 15 to the rotating plate 13 in the conventional calendar roll.
[0021]
In FIG. 1, the pressure shoes 15 and 17 and the hydraulic devices 16 and 18 are provided symmetrically about the center shaft 11, but one (upper in FIG. 1) is installed facing the roll cell 12. The nip pressure profile between the counter roll and the roll cell 12 is controlled on the counter roll side (not shown). The other (downward in FIG. 1) is a so-called counter shoe, and during low-pressure nip operation, a hydraulic pressure is applied to the counter shoe to control the nip pressure profile at low pressure.
[0022]
The paper machine calender roll ( pressure roll) according to the first embodiment of the present invention is configured as described above, so that pressurized oil is supplied to the hydraulic devices 16 and 18 to move a pressure piston (not shown). Then, the pressure shoes 15 and 17 are operated to press the inner peripheral surface of the roll cell 12 in the nip direction with the counter roll.
At this time, the web 1 sandwiched between the counter rolls is pressurized by a plurality of inner pressure shoes 15, and particularly, both ends of the web 1 are pressurized by pressure shoes 15A and 15A at both ends. .
[0023]
In the present calender roll 20, the pressure shoe 17 is further arranged outside the pressure shoe 15 A. Therefore, the distance L 1 from the end of the web 1 to the rotating plate 13 is increased by that amount, and at the end of the web 1. The amount of deformation of the roll cell 12 is also increased. Moreover, since the roll cell 12 outside the web 1 end is also pressed by the pressure shoe 17, the deformation amount of the roll cell 12 at the web 1 end is further increased.
[0024]
Therefore, according to the present calender roll 20, it is possible to increase the amount of deformation of the roll cell 12 at the end portion of the web 1 and to apply a large nip pressure to the end portion of the web 1, and the shrinkage at the end portion is large. Even if the webs 1 are dense and difficult to be crushed, they can be rolled thinly and flatly. For this reason, it is possible to obtain a web having a good shape without bulging at the end, and this has the advantage of improving the production efficiency and the product quality.
[0025]
In addition, since the nip pressure acting on the end portion of the web 1 can be finely controlled by the pressure applied by the pressure shoe 17, the thickness of the end portion of the web 1 after rolling can be adjusted to an arbitrary thickness. For example, by controlling the pressing force of the pressure shoe 17, an end 2a that gradually increases from the center as shown in FIG. 2A, a flat end 2b as shown in FIG. It can be formed into various cross-sectional shapes such as an end portion 2c that gradually becomes thinner as shown in FIG. 2C and a rounded end portion 2d as shown in FIG. 2D.
[0026]
In the above-described embodiment, the pressure shoe 17 for adjusting the thickness of the end portion is also set to the same width B as the other pressure shoes 15, but depending on the hardness of the web end portion, In consideration of the overall width of the apparatus, it may be set wider or conversely set narrower.
Further, the pressure shoe 17 for adjusting the end pressure is not limited to one, and a plurality of pressure shoes 17 may be provided.
[0027]
Next, the pressure roll as 2nd Embodiment of this invention is demonstrated using FIG. Also in this embodiment, the pressure roll of the present invention is configured as a calendar roll for a paper machine, as in the first embodiment. In FIG. 3, the same parts as those of the calendar roll of the first embodiment are denoted by the same reference numerals in the drawing, and the description of the parts is omitted.
[0028]
The calender roll ( pressure roll) for the paper machine of this embodiment is characterized in that the pressure shoes at both ends of the pressure shoes for pressing the web are formed integrally with the pressure shoes for adjusting the thickness of the end portions. It is in.
That is, as shown in FIG. 3, in the present calender roll 30, the width B 1 of the pressure shoes 21 at both ends of the pressure shoes 15 and 21 provided along the axial direction of the center shaft 11 that is the rotation shaft is set. It is set wider than the width B of the other pressure shoes 15. Specifically, the width is set to 1.5 times or more the width B of the pressure shoe 15.
[0029]
The pressure shoe 15 directly presses the web 1 through the roll cell 12 as in the first embodiment. On the other hand, the pressure shoe 21 pressurizes the end portion of the web 1 and controls the nip pressure acting on the end portion of the web 1, and the pressure shoe 15A of the first embodiment shown in FIG. And the function of the pressure shoe 17 are combined. For this reason, in the present calender roll 30, the end of the web 1 is positioned on the inner side of the center of the pressure shoe 21 and is pressed by the inner part of the pressure shoe 21. .
[0030]
The pressure shoe 21 is pushed up toward the roll cell 22 by the hydraulic device 22, but this hydraulic device 22 may have the same configuration as the hydraulic device 16 that operates the pressure shoe 15. Further, the distance from the pressure shoe 21 to the rotating plate 13 is set to be longer than the distance from the pressure shoe 17 to the rotating plate 13 of the first embodiment in FIG. 3, but is the same as that of the first embodiment. The distance may be set.
[0031]
Also in the calendar roll 30, as in the first embodiment, the pressure shoes 15, 21 and the hydraulic devices 16, 22 are provided symmetrically about the center shaft 11, and one of them is used for nip pressure profile control at a low pressure. For the counter shoe.
The paper machine calender roll ( pressure roll) according to the second embodiment of the present invention is configured as described above, so that pressurized oil is supplied to the hydraulic devices 16 and 22 to move a pressure piston (not shown). Then, the pressure shoes 15 and 21 are operated to press the inner peripheral surface of the roll cell 12 in the nip direction with the counter roll.
[0032]
At this time, the web 1 sandwiched between the counter rolls is pressurized on the inside by a plurality of pressure shoes 15 and at both ends thereof by pressure shoes 21.
In this calendar roll 30, the width B 1 of the pressure shoes 21 at both ends is set to be 1.5 times or more wider than the width B of the other pressure shoes 15, so the distance from the web 1 end to the rotating plate 13. L2 also becomes long, and the deformation amount of the roll cell 12 at the end portion of the web 1 also increases. Moreover, since the roll cell 12 outside the web 1 end is also widely pressed by the pressure shoe 21, the deformation amount of the roll cell 12 at the web 1 end is further increased.
[0033]
Therefore, according to the present calender roll 30, it is possible to increase the deformation amount of the roll cell 12 at the end portion of the web 1 and to apply a large nip pressure to the end portion of the web 1, and the shrinkage at the end portion is large. Even if the webs 1 are dense and difficult to be crushed, there are advantages similar to those of the first embodiment, such as being able to be rolled thinly and flatly. Further, by using the pressure shoe 21 in which the pressure shoes at both ends and the pressure shoes for adjusting the thickness of the end portion of the pressure shoes for pressing the web are integrally formed, as in the first embodiment. There is also an advantage that the number of parts can be reduced compared with the provision of a pressure shoe dedicated to adjusting the thickness of the end.
[0034]
Next, a pressure roll as a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In this embodiment as well, as in the first and second embodiments described above, the pressure roll of the present invention is configured as a calendar roll for a paper machine. In FIG. 4, the same parts as those of the calendar rolls of the first and second embodiments are denoted by the same reference numerals in the drawing, and the description of the parts is omitted.
[0035]
The calender roll ( pressure roll) for the paper machine of this embodiment is characterized in that the first and second embodiments increase the pressure of the roll cell while increasing the distance from the web end to the rotating plate, While trying to increase the nip pressure that acts, the part that contacts the web edge of the roll cell is formed in advance in a convex shape, thereby trying to increase the nip pressure that acts on the web edge. . Here, it is set as the structure which added said characteristic point to the calendar roll of 2nd Embodiment.
[0036]
That is, as shown in FIG. 4, in this calendar roll 40, as in the second embodiment, among the pressure shoes 15, 21 provided along the axial direction of the center shaft 11 that is the rotating shaft, The width B1 of the pressure shoe 21 is set wider than the width B of the other pressure shoes 15, and a convex portion 35 having a width B2 and a bulge δ is formed on the outer peripheral surface of the portion of the roll cell 12 where the pressure shoe 21 is in sliding contact. is doing.
[0037]
The paper machine calender roll ( pressurizing roll) as the third embodiment of the present invention is configured as described above, so that the pressurizing piston (not shown) is moved by supplying pressurized oil to the hydraulic devices 16 and 22. The web 1 sandwiched between the counter roll (not shown) and the counter roll (not shown) is pressed on the inside by a plurality of pressure shoes 15 and both ends thereof are formed on the outer peripheral surface of the roll cell 12. Pressurized by the pressure shoes 21 at both ends via 35.
[0038]
At this time, since the convex portion 35 is formed on the outer peripheral surface of the roll cell 12 at the portion to be pressed in sliding contact with the pressure shoe 21, the end portion of the web 1 is positioned on the convex portion 35. Become. For this reason, the gap width between the roll cell 12 and the counter roll is narrower at the end of the web 1 than at the center, and the nip pressure acting on the end of the web 1 is greater than at the center.
[0039]
In the calendar roll 40, the width B1 of the pressure shoes 21 at both ends is set to be 1.5 times wider than the width B of the other pressure shoes 15 as in the second embodiment. The distance L2 from one end to the rotating plate 13 is also increased, and the amount of deformation of the roll cell 12 at the end of the web 1 is also increased. Moreover, since the roll cell 12 outside the web 1 end is also widely pressed by the pressure shoe 21, the deformation amount of the roll cell 12 at the web 1 end is further increased.
[0040]
Therefore, since the calendar roll 40 as the third embodiment of the present invention is configured as described above, the amount of deformation of the roll cell 12 at the end of the web 1 is increased and a large nip pressure acts on the end of the web 1. Even if the web 1 has a large shrinkage at the end and the fibers are densely packed and difficult to be crushed, the web 1 can be rolled thinly and flatly. There is. In addition, since the end portion of the web 1 can be more strongly pressed by the convex portion 35 formed in advance on the outer peripheral surface of the roll cell 12, the web 1 can be more easily rolled thinly and flatly. There is also an advantage that the entire width of the apparatus can be shortened by shortening the distance L2 from the part to the rotating body 13.
[0041]
Further, since the swelling of the convex portion 35 can be easily corrected by adjusting the pressure applied to the pressure shoe 21 with the hydraulic device 22, the pressure shoe 21 is the same as in the first and second embodiments. By appropriately adjusting the pressing force, the end portion of the web 1 can be formed into an arbitrary shape as shown in FIGS. 2 (a) to 2 (d).
Since the hardness of the end portion of the web 1 varies depending on the operating conditions, it is preferable to determine the set amounts of the width B2 and the swelling δ of the convex portion 35 according to the paper quality and characteristics of the web 1.
[0042]
Next, the pressure roll as 4th Embodiment of this invention is demonstrated using FIG. Also in this embodiment, the pressure roll of this invention is comprised as a calendar roll for paper machines similarly to the above-mentioned 1st-3rd embodiment. In addition, in FIG. 5, about the site | part same as the calendar roll of 1st-3rd embodiment, the same code | symbol is attached | subjected and shown in the figure, and the description about the site | part is abbreviate | omitted.
[0043]
The calender roll ( pressure roll) for the paper machine of this embodiment is characterized in that the first and second embodiments increase the pressure of the roll cell while increasing the distance from the web end to the rotating plate, While trying to increase the nip pressure that acts, it is intended to increase the nip pressure that acts on the web end by heating and expanding the portion of the roll cell that contacts the web end. Here, it is set as the structure which added said characteristic point to the calendar roll of 2nd Embodiment.
[0044]
That is, as shown in FIG. 5, in this calendar roll 50, as in the second embodiment, among the pressure shoes 15, 21 provided along the axial direction of the center shaft 11 that is the rotation shaft, The width B1 of the pressure shoe 21 is set wider than the width B of the other pressure shoes 15, and the heating device 45 having a width B3 formed in an annular shape inside the portion of the roll cell 12 where the pressure shoe 21 is slidably contacted. Buried.
[0045]
Power is supplied to the heating device 45 from a power supply device 46 attached to the center shaft 11 via a power supply line 47 and a power supply unit 48. Specifically, an electric wire leading to the inner peripheral surface of the roll cell 12 extends from one end portion of the heating device 45, and the power supply unit 48 supplies power to the heating device 45 while being in sliding contact with the electric wire. In FIG. 5, the outer peripheral surface of the portion of the roll cell 12 in which the heating device 45 is embedded swells in a convex shape, but before the operation of the heating device 45, the outer peripheral surface of the roll cell 12 is flat.
[0046]
Since the calendar roll ( pressure roll) for paper machine as the fourth embodiment of the present invention is configured as described above, when the power is supplied from the power supply device 46 to the heating device 45 and heating is started, the roll cell 12 is thermally expanded and deformed into a convex shape as shown in FIG.
In this state, when pressurized oil is supplied to the hydraulic devices 16 and 22 and a pressure piston (not shown) is moved, the web 1 sandwiched between the counter rolls (not shown) is arranged with a plurality of inner sides. While being pressurized by the pressure shoe 15, both ends thereof are pressurized by the pressure shoes 21 at both ends via the convexly deformed portions of the roll cell 12.
[0047]
At this time, since the end portion of the web 1 is positioned on the convexly deformed portion due to this thermal expansion, the gap width between the roll cell 12 and the counter roll is narrower on the end side of the web 1 than on the center side. The nip pressure acting on the end portion of the web 1 is larger than that in the central portion.
Further, in this calendar roll 50, the width B1 of the pressure shoes 21 at both ends is set to be 1.5 times wider than the width B of the other pressure shoes 15 as in the second embodiment. The distance L2 from one end to the rotating plate 13 is also increased, and the amount of deformation of the roll cell 12 at the end of the web 1 is also increased. Moreover, since the roll cell 12 outside the web 1 end is also widely pressed by the pressure shoe 21, the deformation amount of the roll cell 12 at the web 1 end is further increased.
[0048]
Therefore, since the calendar roll 50 as the fourth embodiment of the present invention is configured as described above, the amount of deformation of the roll cell 12 at the end of the web 1 is increased, and a large nip pressure acts on the end of the web 1. Even if the web 1 has a large shrinkage at the end and the fibers are densely packed and difficult to be crushed, the web 1 can be rolled thinly and flatly. There is. Further, since the end portion of the web 1 can be more strongly pressed by the convex deformation portion of the outer peripheral surface of the roll cell 12 that has been thermally expanded by the heating of the heating device 45, the web 1 can be more easily rolled thinly and flatly. There is also an advantage that the entire width of the apparatus can be shortened by shortening the distance L2 from the end of the web 1 to the rotating body 13.
[0049]
Further, since the deformation amount of the roll cell 12 due to thermal expansion can be adjusted by the power supply amount to the heating device 45, the shape of the end portion of the web 1 after pressure molding is observed and the pressure shoe 21 is pressed. By feeding back to the amount and the heating amount of the heating device 45, there is also an advantage that stable operation can always be performed with the thickness of the end portion of the web 1 being constant. Furthermore, also in the present calender roll 50, as shown in FIGS. 2A to 2D, the power supply amount to the heating device 45 is appropriately adjusted, as in the first to third embodiments. It is also possible to shape the end portion of the web 1 into an arbitrary shape.
[0050]
As mentioned above, although four embodiment was described about the pressure roll of this invention, this invention is not limited to the above-mentioned embodiment, It can implement variously in the range which does not deviate from the meaning of this invention. it can.
For example, in the above-described third embodiment, the convex portion 35 is formed in advance on the portion of the roll cell 12 that comes into contact with the web 1 end portion, and the width B1 of the pressure shoe 21 at both ends is set to other width as in the second embodiment. Although it is configured to be wider than the width B of the pressure shoe 15, in the conventional calender roll 10 shown in FIG. 7 (a), the portion of the roll cell 12 that contacts the web 1 end, that is, the pressure shoes at both ends. A convex portion may be formed in advance at a portion that is in sliding contact with 15A. Even with such a configuration, it is possible to increase the nip pressure acting on the end portion of the web 1, and even if the web 1 has a large shrinkage at the end portion and fibers are densely packed and hardly collapsed, the web 1 is thinly and flatly rolled. be able to.
[0051]
Further, in the above-described fourth embodiment, the heating device 45 is embedded in the portion of the roll cell 12 that contacts the end of the web 1 and the width B1 of the pressure shoe 21 at the both ends is set in the same manner as in the second embodiment. In the conventional calender roll 10 shown in FIG. 7 (a), the portion of the roll cell 12 in contact with the end of the web 1, that is, the pressurization of both ends is used. It is also possible to embed a heating device in the portion slid with the shoe 15A. Even with such a configuration, it is possible to increase the nip pressure acting on the end portion of the web 1 by thermally expanding the roll cell 12 by the heating of the heating device.
[0052]
Further, in each of the above-described embodiments, the case where the pressure roll of the present invention is configured as a calender roll for a paper machine has been described, but the present invention is not applied only to a calender roll for a paper machine, However, it can be generally applied to a pressure roll for rolling a belt-like sheet that is relatively hard and hardly crushed.
[0053]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the belt-like sheet rolling method of the present invention (claim 1), it is possible to increase the amount of deformation of the portion in contact with the end of the belt-like sheet B Ruseru, oppositely arranged to the counter When a belt-like sheet is sandwiched between rolls, a large nip pressure can be applied to the end of the belt-like sheet, and even a belt-like sheet that is hard and difficult to collapse can be rolled thinly and flatly. There is an advantage that you can.
[0055]
In addition, when each of the above pressure rolls is configured as a calender roll of a paper machine that processes the surface of the belt-like sheet while sandwiching and rolling the belt-like sheet made of a fiber between the nips of the counter roll and the roll cell, Even if it is a strip-like sheet with a large shrinkage at the end and fibers are densely packed and difficult to collapse, it can be rolled thinly and flatly, so that a strip-like sheet with a good shape without swelling at the end can be obtained, As a result, the production efficiency of the paper machine is improved and the product quality is improved (claim 2 ).
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an axial cross-sectional view showing the configuration of a pressure roll as a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a cross-sectional shape of a web end portion applied to a pressure roll as a first embodiment of the present invention, (a) is a diagram showing an end shape that gradually increases from the center, ) Is a diagram showing a flat end shape, (c) is a diagram showing an end shape that becomes gradually thinner, and (d) is a diagram showing a rounded end shape.
FIG. 3 is an axial cross-sectional view showing the configuration of a pressure roll as a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an axial sectional view showing a configuration of a pressure roll as a third embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an axial sectional view showing the configuration of a pressure roll as a fourth embodiment of the present invention.
6A and 6B are diagrams showing a paper machine calender roll having no conventional deflection control function, wherein FIG. 6A is a schematic diagram showing the configuration, and FIG. 6B is a diagram showing a roll made by a paper machine calender roll shown in FIG. FIG.
7A and 7B are views showing a conventional calender roll for a paper machine with a deflection control function, wherein FIG. 7A is an axial sectional view showing the configuration thereof, and FIG. 7B is a sectional view taken along line AA in FIG. (C) is a schematic diagram showing the ideal rolled state of the web.
[Explanation of symbols]
1 Web 10, 20, 30, 40, 50 Paper Machine Calendar Roll 11 Center Shaft 12 Roll Cell 13 Rotating Plate 14 Bearings 15, 17, 21 Pressure Shoe 16, 18, 22 Hydraulic Device 35 Protrusion 45 Heating Device 46 Power Supply Device 47 Power supply wire 48 Power supply unit

Claims

Is constrained to rotate and the bearing has been center shaft, a cylindrical roll cells that both ends are rotatably supported on the center shaft disposed around said center shaft, arranged in the axial direction on the center shaft provided by a plurality of pressurized圧Shi-menu in sliding contact with the inner peripheral surface of the roll cells,
The belt-like sheet running, sandwiched between the counter roll and the roll cells that are placed opposite each other, rolling the belt-like sheet of the belt-like sheet by pressure from the inside of the roll cells by the plurality of pressure圧Shi-menu A strip-shaped sheet rolling method
It said plurality of pressurized圧Shi-menu adjusts the seat pressing shoe which applies directly pressure through the roll cells of the belt-like sheet, provided on the outside of the sheet pressurizing shoe the thickness of the end portion of the belt-like sheet And an end thickness adjustment shoe for
While pressing the end of the belt-like sheet directly through the roll cell with the sheet pressing shoe,
The roll cell outside the edge of the belt-like sheet is directly pressed by the end thickness adjusting shoe without directly pressing the edge of the belt-like sheet through the roll cell. A strip-shaped sheet rolling method .

The belt-like sheet is made of fiber,
The aforementioned counter roll and the roll, characterized in be configured as a calender roll of a paper machine for processing the surface of the belt-like sheet, the belt-like sheet rolling method according to claim 1, wherein.