JP3904122B2 - Distribution warehouse transport equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はラックに荷物を積み込みまたは積み下ろしする物流倉庫の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
両側に高いラックが立ち並び、その間をクレーンが横行しラックの目的の位置に荷物を乗せ、またはそのラックから荷物を取り出す物流倉庫が普及している。図15〜図16はこのような物流倉庫の一例を示す。図16は図15のZ−Z断面図である。図15において、床より天井まで設けられたラック1が両側に並ぶ間を物流クレーン2が走行する。ラック1はラック柱3と荷物13を支持する荷受け材4よりなる。図16に示すように、物流クレーン2は、走行車輪5を有したサドル6の前後に2本の支柱7を設け上端を上部ローラ8を天井側に有する横材9で接合した枠組み構造よりなり、倉庫床に設けられたレール10上を走行サドル6に設けられた走行駆動装置11により走行する。ラック1方向への倒れは倉庫天井に設けられた上部レール12に上部ローラ8がガイドされることにより防止される。支柱7間には荷物13をラック1に積み下ろしするフォーク14を設けたケージ15がワイヤ16でワイヤドラム17により昇降する。物流クレーン2の制御は走行サドル6の先端に設けられた制御装置18により行われ、この制御装置18の前面に設けられた光伝送装置19により地上制御盤20と信号の伝送を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した物流クレーン2は次のような問題があった。
(1)クレーンが倉庫内を走行する構造のため、全ての機器がクレーンに取付けられ、さらに走行方向のクレーンの揺れを少くするため、クレーン本体が重く大きな構造となっている。
(2)走行部が重く、衝突の危険を考慮すると高速走行に限界がある。また走行レールが必要で、蛇行による走行車輪やレールの摩耗が発生する。
(3)クレーンの駆動装置や制御装置がクレーンに搭載されており、地上制御盤と光伝送装置により交信するため、リアルタイムの制御ができない。また制御ハードウエアとソフトウエア共、クレーン上と地上の2箇所に必要で、現地調整も両方とも必要になる。
(4)走行サドルが大きいため、荷物を出し入れする倉庫の前後に設けられる開口は走行サドルの両側に設けられる関係上、その開口が大きくなる。また荷物は走行サドルより上側に置かないと積込みや取り出しができないのでラックの最下段の高さが高くなる。これらにより倉庫内の荷物を置けない無駄なスペースが大きい。
【0004】
本発明は従来技術のかかる問題点に鑑み案出されたもので、走行する構造を小さくすることにより高速運転を可能にし、倉庫内スペースの有効利用を図ることを目的とする。また制御装置は地上に設けリアルタイムの制御を行なうことを目的とする。
【0005】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、ラックの全幅の長さを有しラックに沿って昇降する昇降フレームと、この昇降フレーム内をラックの幅方向に横行し荷物をラックの目的の位置に置き、または目的の位置の荷物を取り出す横行台車と、を備え、前記昇降フレームの両端部に接続され、さらに前記昇降フレームの両端の上方に設けられた滑車に掛けられた昇降ワイヤと、前記滑車を介して前記昇降フレームから延びている前記昇降ワイヤが接続されたカウンタウエイトと、該カウンタウエイトに接続され前記カウンタウエイトを下方に引っ張る第1ワイヤと、前記カウンタウエイトに接続され前記カウンタウエイトを上方に引っ張る第2ワイヤと、前記カウンタウエイトから下側シーブを介して延びている第1ワイヤと、前記カウンタウエイトから上側シーブを介して延びている第2ワイヤとが巻かれた単一のワイヤドラムと、をさらに備え、前記第1ワイヤと第2ワイヤは、前記単一のワイヤドラムに互いに逆方向に巻かれており、前記単一のワイヤドラムが一方の方向に回転駆動されると、第1ワイヤが該ワイヤドラムに巻き取られ第2ワイヤが該ワイヤドラムから巻き出され、該ワイヤドラムが他方の方向に回転駆動されると、第2ワイヤが該ワイヤドラムに巻き取られ第1ワイヤが該ワイヤドラムから巻き出される。
【0006】
荷物を積んだ横行台車のみが昇降フレーム内を横行するので、横行する部材は小さくなり高速運転が可能になる。また従来のように走行サドルがないので倉庫内のスペースの有効利用率が向上する。また制御装置を地上に設けることができるのでリアルタイムの制御が可能になる。
【0008】
昇降フレームを昇降するワイヤの中間にカウンタウエイトを設けることにより昇降装置の駆動力を大幅に少くすることができる。
【0010】
カウンタウエイトを上下両方に引っ張ることにより昇降フレームの上下方向の振れの発生を防止する。また1つのワイヤドラムに第1ワイヤと第2ワイヤを互いに逆方向に巻き、回転することにより引き下げと引き上げを同時に1つのワイヤドラムで行なうことができる。
【0011】
請求項2の発明は、前記昇降フレームは前記横行台車位置の撓み計測装置を有し、計測された撓み量に基づく撓み補正量を算出し、この撓み補正量に応じて昇降フレームの巻上げ、巻下げ量が調整される。
【0012】
昇降フレームはラックの全幅の長さがあるため荷物を積んだ横行台車が移動すると撓み、撓み量は横行台車の移動位置により変わってくる。このため撓み計測装置で上下方向の撓みを計測しこれに基づく補正量を巻上げ、巻下げ量に加算または減算して正確な位置に横行台車を昇降する。
【0013】
請求項3の発明は、前記撓み補正量には前記横行台車が荷物をラックに積み込むまたはラックから取り出す際の荷物の変位も加算される。
【0014】
台車より荷物をラックに乗せるとき、またはラックから取り出すとき昇降フレームの捩れなどにより荷物は下方へ変位する。この変位も考慮して巻上げ、巻下げの補正は行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本実施形態の物流倉庫縦断面図であり、図2は図1のU−U断面図である。物流倉庫は外壁21によって囲まれており、内部に床より天井まで、また幅は倉庫のほぼ全長にわたるラック22が2面向かいあって並び、この間にこのラック22の幅とほぼ同じ長さの昇降フレーム23が設けられている。昇降フレーム23には荷物35を載せてラック22の全幅にわたり横行する横行台車24が設けられている。横行台車24には荷物35をラック22に載せ、またはラック22から荷物35を取り出すフォーク24aが設けられている。昇降フレーム23の上端部には横行台車24をワイヤで横行させる横行駆動装置25とフォーク24aをラック22へ出し入れするフォーク駆動装置26が設けられている。
【0016】
昇降フレーム23の両端はそれぞれワイヤ27,28で吊り下げられシーブを介してカウンタウエイト29に接続されている。カウンタウエイト29はワイヤとシーブを介してドラム30に接続されており、ドラムは減速機、電動機、ブレーキよりなる昇降駆動装置31により駆動され、昇降フレーム23を巻上げ、巻下げする。倉庫前端のラック22の最下段スペースは入出庫スペース32になっており、床には倉庫の外側まで続くローラコンベア33が設けられ、倉庫への荷物35の出し入れが行われる。
【0017】
次に本物流倉庫への荷物35の入庫動作を説明する。荷物35はローラコンベア33により入出庫スペース32に送られてくる。ローラコンベア33上の荷物35はラック22の最下段スペースまで降下した昇降フレーム23の横行台車24上にフォーク24aにより搭載される。昇降フレーム23と横行台車24はラック22の目的位置(番地)に向って昇降駆動装置31により巻上られ、横行駆動装置25により横行する。目的位置に横行台車24が来ると、横行台車24上のフォーク24aをフォーク駆動装置26により荷物35をラック22に置く。なおフォーク駆動装置26は昇降フレーム23上に設置される場合は、ワイヤまたはチェーンにより引っ張ってフォーク24aを移動するが、昇降フレーム23の長さが長くなるとワイヤやチェーンの伸びが大きくなるので、横行台車24上に設置する。出庫の場合は上記の逆の手順によりラック22内の荷物35をローラコンベア33上に取り出す。
【0018】
次に各構造とその動作を説明する。
図3は昇降フレーム23の構造図、図4は図3のV−V矢視図である。図5は横行台車24の車輪47とレール42および台車浮き上がり防止材46を示す。昇降フレーム23は上部ビーム41と下部ビーム42、両者41,42を側面で結ぶ垂直補強材43と上下面で結ぶ水平補強材45、および両端面ですじかいに結ぶ端面補強材44より構成される。上部ビーム41は強度上の主メンバーでありアングルやチャンネル等の型鋼で構成される。下部ビーム42はアングルやチャンネル等の型鋼で構成され、横行レールとして用いられ、さらにフォーク24a出し入れ時の横行台車24の横行車輪47浮き上がり防止機能も有する。
【0019】
横行台車24は下部ビーム42のレール上を横行車輪47により横行する。横行台車24の前後にはワイヤ49が接続されドラム50に互いに逆向きに巻き取られ、一方が巻き取られると他方が繰り出されることにより横行する。横行台車24の前方または後方、またはその両方のワイヤ49にはテンション用のバネ51が設けられており、横行台車24の左右の振れを押さえるためにワイヤ49の張力を上げたとき、上部ビーム41の変形等からくる異常な張力を押さえる働きをする。なおドラム50は横行駆動装置25により駆動される。ワイヤ49はチェーンとしてもよく、この場合はドラム50はスプロケットになる。横行台車24の上面には荷物35をラック22に出し入れするフォーク24aが設けられ、上部ビーム41上または横行台車24内に設置された電動機により駆動される。フォーク24aは図4に破線で示すようにラック22側に出入りする。
【0020】
図5は荷物35を積んだフォーク24aの出し入れによる横行台車24の横行車輪47の浮き上がり防止機構を示す。下部ビーム42のアングルの上面は横行車輪47のレールとなっており、この下面に平行にフラットバーよりなる浮き上がり防止材46が横行台車24に取付けられている。この浮き上がり防止材46上面とレール下面の間隙tはフォーク24a出し入れの際の浮き上がりガタになるので小さくするが、より間隙tを少くするために(B)に示すようにスペーサ48を入れたり、(C)に示すようにコロ52を入れてもよい。
【0021】
次に、昇降フレーム23の動作について説明する。図6は昇降フレーム23を両端で吊り昇降する場合の昇降機構説明図、図7は昇降フレーム23を両端と中央の3点で吊り昇降する場合の昇降機構説明図、図8は昇降フレーム23を両端と中央2店の合計4点で吊り昇降する場合の昇降機構説明図であり、図9はカウンタウエイト29の振れ防止のワイヤ掛け図である。図6において(B)は(A)のW−W矢視図であり、図9において(B)は(A)のドラム30の詳細図である。図6を参照して、昇降フレーム23は一端をワイヤ27で吊られ、シーブ61と2連シーブ62を介してカウンタウエイト29に接続されている。また他端はワイヤ28に吊られ、2連シーブ62を介してカウンタウエイト29に接続されている。カウンタウエイト29は昇降フレーム23の全体の重量分を相殺するためのウエイトである。
【0022】
カウンタウエイト29の下部にはワイヤ63が接続され、シーブ64、65を介してドラム30で巻取り巻戻しされる。ドラム30は減速機、電動機、ブレーキよりなる昇降駆動装置31により駆動される。シーブ64は昇降フレーム23が最上部に上がったときカウンタウエイト29は地上レベルまで下がるので、地上レベルより下げた位置で引っ張れるように設置されており、シーブ65はドラム30に対するワイヤ63のフリートアングルを十分小さくするために設けられている。
【0023】
通常は図6のワイヤ掛けで、昇降フレーム23をカウンタウエイト29より重くしてワイヤ63に張力を掛けてカウンタウエイト29の上下方向の振れを押さえるが、昇降フレーム23とカウンタウエイト29のバランスをより零に近づけて昇降駆動装置31の容量を小さくする場合は図9に示すように、カウンタウエイト29を上下両方向で引っ張り、カウンタウエイト29の振れを押さえる。
【0024】
なお、昇降フレーム23が長大である場合や撓みを少なくしたい場合は、図7、図8に示すように中央に1本または2本吊りワイヤ27a,27bとシーブ61a,61bを設ける。この場合もワイヤ27,27a,27b,28は全てカウンタウエイト29に接続される。
【0025】
図9において、図6で説明したカウンタウエイト29下部に接続するワイヤ63を第1ワイヤとする。図9ではカウンタウエイト29の上部にさらに第2ワイヤ66を接続しフリートアングルを小さくするシーブ67を介してドラム30に巻き付ける。ドラム30には第1ワイヤ63と第2ワイヤ66とを互いに逆方向に巻き付け、トラム30を回転することにより一方のワイヤを巻取り、他方のワイヤを巻戻すようにしている。これによりカウンタウエイト29を常に上下から押さえた状態になり、上下の振れおよびカウンターウエイト29が昇降フレーム23より重い場合のカウンタウエイト29の自由落下を防止し、昇降フレーム23の上下振れを防止し安定した動作を行わせる。
【0026】
次に昇降フレーム23の昇降をガイドする昇降レール71について説明する。図10は昇降レール71と昇降フレーム23との取合いを示し、(B)は(A)のX−X矢視図を示す。図11は昇降レール71の取付け位置を示す。昇降フレーム23の昇降レール71は、昇降フレーム23が真っ直ぐに上下し、かつフォーク24aに荷物35を積んで出し入れする際の昇降フレーム23の傾き(捩れ)を押さえる目的で取付けられている。図11に示すように、両ラック22をラックビーム75の位置で水平支持材72で接続し、この水平支持材72に直角に昇降レール71を取り付ける。昇降レール71はIビーム、Hビーム、レールなどの型鋼が用いられ、水平支持材72はアングルやIビーム等の型鋼が用いられる。なお、フォーク24aはラックビーム75の位置でのみ荷物35の出し入れを行うので、水平支持材72はこの位置にのみ設ければよい。
【0027】
図10に示すように、昇降フレーム23の両端には昇降レール71の昇降フレーム23との対向面を転がる第1昇降ローラ73と、昇降レール71の腹板71aを両側から挟んで設けられた第2昇降ローラ74とが取付けられている。第1ローラ73は横行方向の移動を押さえ、第2ローラ74はフォーク24aを出し入れする際の昇降フレーム23の傾き(捩れ)を押さえる。
【0028】
次に昇降フレーム23の撓み検出装置と撓み補正方法について説明する。図12は昇降フレーム撓み検出装置を示し、(B)は(A)のY−Y矢視図である。図13は撓み検出用ワイヤ掛けを示す。昇降フレーム23を荷物35を積んだ横行台車24が横行すると昇降フレーム23が撓む。目的のラック22の位置に横行台車24を運ぶためにはこの撓み分補正して巻上げ巻下げしなければならない。
【0029】
昇降フレーム23の中央a点の位置は、ワイヤ81と2つのシーブ82,83を介して接続された計測用ウエイト86とシーブ83に取付けられこの回転を検出するロータリエンコーダ88により計測される。また昇降フレーム23の端b点の位置は、ワイヤ84とシーブ85を介して接続された計測用ウエイト87とシーブ85に取付けられこの回転を検出するロータリエンコーダ89により計測される。両ロータリエンコーダ88,89のカウンタ値の差から中央a点の撓みが得られる。a点以外の任意の位置(横行台車24の位置)の撓みは、a点の撓みをパラメータとして予め計算または実測によりルックアップ・テーブル等を作成しておき直ちに求めることができる。
【0030】
昇降フレーム23の撓みは上述の撓み以外にフォーク24aを出し入れする際の昇降フレーム23の捩れによる撓みがあり、この捩れ撓みも上記装置でフォーク24aに荷物35を乗せて出したときと、出さないときの差から求めることができ、同様にa点の捩れ撓みをパラメータとして各位置の捩れ撓みの計算値または実測値を求めてルックアップテーブルにしておき、2つのルックアップ・テーブルから任意の位置の合成撓みを得ることができる。
【0031】
実際の撓み補正の動きは、得られた合成撓み分、余分に上側の位置で停止させるものであるが、この撓み量が大きい場合は、フォーク24aの出し入れに応じて巻上げ巻下げを行うことにより、より正確な位置でフォーク24aの出し入れを行うことができる。図14はフォーク24a出し入れの撓み補正説明図である。フォーク24aの出し量により生じた撓みA−B=B1,およびA−C=C1の量を昇降ワイヤ27,28をA2点からB2点,C2点に巻上げて、B点,C点がA点と同じ位置で水平移動するようにする。
【0032】
上記以外にフォーク24a自身の撓みがあるが、この撓みについては、昇降駆動装置31の電動機の電流値に基づき荷重計算して荷重を算出し、荷重値に応じた補正を行う。この補正は横行台車24の横行位置には無関係である。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は以下の効果を奏する。
(1)移動部分を軽量化でき、横行方向のクレーンの揺れ、横行エンドへの衝突の危険がないので、高速、高加減速での運転が可能となり、荷物出し入れのサイクルタイムを大幅に短縮できる。
(2)サイクルタイムが短く、精度の高い運転ができ、入出庫スペースを小さくでき、サドル部がないので従来これ以下にはラックスペースを設けられなかったが、床近くまでラックスペースを設けることができる。
(3)軽量化、短サイクルタイム、およびカウンタウエイトの効果により省エネルギの装置となる。
(4)昇降駆動装置を地上に設置するので、現地工事・調整が容易となる。
(5)制御装置を地上に設置し、さらに光伝送が不要になるので、リアルタイム処理が可能になり、地上でクレーンの正確な状態を把握でき、リアルタイム画像表示、在庫管理が可能になる。
(6)地上の1台の制御装置のみで、全ての制御を行うので、制御のハードウエア、ソフトウエアとも1組でよくコストダウンとなる。
(7)地上で1人のみで現地調整、デバックが可能となり、人件費のコストダウンを図れる。
(8)装置全体が軽量、小型化が可能となり、全体的に大幅なコストダウンが可能となる。
(9)危険物、冷凍用は倉庫の外から操作できるため、従来のような防爆仕様、冷凍仕様が不要となり、コストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の物流倉庫断面図である。
【図2】図1のU−U断面図である。
【図3】昇降フレームの構造図である。
【図4】図3のV−V矢視図である。
【図5】横行台車の車輪浮き上がり止めを示す図である。
【図6】昇降フレームを2点吊りした昇降機構説明図である。
【図7】昇降フレームを3点吊りした昇降機構説明図である。
【図8】昇降フレームを4点吊りした昇降機構説明図である。
【図9】カウンタウエイトの振れ防止ワイヤ掛け図である。
【図10】昇降レールと昇降フレームとの取合を示す図である。
【図11】昇降レールの取付け位置を示す図である。
【図12】昇降フレーム撓み検出装置を示す図である。
【図13】撓み検出用ワイヤ掛け図である。
【図14】フォーク出し入れの撓み補正説明図である。
【図15】従来の物流クレーンを示す図である。
【図16】図15のZ−Z断面図である。
【符号の説明】
21 外壁
22 ラック
23 昇降フレーム
24 横行台車
24a フォーク
25 横行駆動装置
26 フォーク駆動装置
27,27a,27b,28 ワイヤ
29 カウンタウエイト
30 ドラム
31 昇降駆動装置
32 入出庫スペース
33 ローラコンベア
35 荷物
41 上部ビーム
42 下部ビーム
43 垂直補強材
44 端面補強材
45 水平補強材
46 浮き上がり防止材
47 横行車輪
48 スペーサ
49 ワイヤ
50 ドラム
51 バネ
52 コロ
61,61a,61b,62,64,65,67 シーブ
63 ワイヤ(第1ワイヤ)
66 第2ワイヤ
71 昇降レール
71a 腹板
72 水平支持材
73 第1昇降ローラ
74 第2昇降ローラ
75 ラックビーム
81,84 ワイヤ
82,83,85 シーブ
86,87 計測用ウエイト
88,89 ロータリエンコーダ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a transport device for a distribution warehouse that loads or unloads a load on a rack.
[0002]
[Prior art]
Distribution warehouses are widely used in which high racks are lined up on both sides and a crane traverses between the racks, and loads are loaded on the racks at desired positions, or loads are removed from the racks. 15 to 16 show an example of such a distribution warehouse. FIG. 16 is a ZZ cross-sectional view of FIG. In FIG. 15, the
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The above-described
(1) Since the crane travels in the warehouse, all equipment is attached to the crane, and the crane body is heavy and large in order to reduce the crane swing in the traveling direction.
(2) The traveling part is heavy, and there is a limit to high-speed traveling considering the danger of collision. Also, a traveling rail is required, and wear of traveling wheels and rails due to meandering occurs.
(3) Since the crane drive and control device are mounted on the crane and communicate with the ground control panel and the optical transmission device, real-time control is not possible. Both control hardware and software are required on the crane and on the ground, and both on-site adjustments are also required.
(4) Since the traveling saddle is large, the openings provided before and after the warehouse for loading and unloading the luggage are provided on both sides of the traveling saddle, so that the opening becomes large. In addition, since the load cannot be loaded or taken out unless it is placed above the traveling saddle, the height of the lowest level of the rack increases. As a result, there is a lot of wasted space where luggage cannot be placed in the warehouse.
[0004]
The present invention has been devised in view of such problems of the prior art, and aims to enable high-speed operation by reducing the traveling structure and to effectively use the space in the warehouse. Further, the control device is provided on the ground for the purpose of performing real-time control.
[0005]
In order to achieve the above object, an invention according to
[0006]
Since only the traversing cart loaded with luggage traverses the inside of the lifting frame, the traversing member becomes smaller and high speed operation becomes possible. Further, since there is no traveling saddle as in the prior art, the effective utilization rate of the space in the warehouse is improved. In addition, since the control device can be provided on the ground, real-time control is possible.
[0008]
By providing a counterweight in the middle of the wire that moves up and down the lifting frame, the driving force of the lifting device can be greatly reduced.
[0010]
By pulling the counterweight upward and downward, the vertical movement of the lifting frame is prevented. Further, the first wire and the second wire are wound around one wire drum in opposite directions and rotated, so that the lowering and lifting can be simultaneously performed by one wire drum.
[0011]
According to a second aspect of the present invention, the elevating frame has a deflection measuring device at the position of the traverse carriage, calculates a deflection correction amount based on the measured deflection amount, and winds and winds the lifting frame according to the deflection correction amount. The amount of lowering is adjusted.
[0012]
Since the lifting frame has the full width of the rack, it is bent when the traversing carriage loaded with the luggage moves, and the amount of deflection changes depending on the moving position of the traversing carriage. For this reason, the deflection measuring device measures the vertical deflection, hoisting the correction amount based on this, and adding or subtracting to the lowering amount, raises or lowers the traversing carriage to an accurate position.
[0013]
According to a third aspect of the present invention, the displacement of the load when the traversing cart loads or unloads the load on the rack is added to the deflection correction amount.
[0014]
When a load is placed on the rack from the carriage or taken out from the rack, the load is displaced downward due to twisting of the lifting frame. Taking this displacement into account, the winding and lowering are corrected.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a vertical cross-sectional view of a distribution warehouse according to this embodiment, and FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line U-U in FIG. The distribution warehouse is surrounded by an
[0016]
Both ends of the
[0017]
Next, the operation of loading the
[0018]
Next, each structure and its operation will be described.
3 is a structural view of the lifting
[0019]
The traversing
[0020]
FIG. 5 shows a mechanism for preventing the lifting of the
[0021]
Next, the operation of the lifting
[0022]
A
[0023]
Normally, with the wire hook of FIG. 6, the lifting
[0024]
When the lifting
[0025]
In FIG. 9, the
[0026]
Next, the lifting
[0027]
As shown in FIG. 10, a first elevating
[0028]
Next, a deflection detection device and a deflection correction method for the lifting
[0029]
The position of the central point a of the lifting
[0030]
In addition to the above-described bending, the lifting
[0031]
The actual movement of the deflection correction is to stop at the upper position by the amount of the resultant combined deflection, but when this amount of deflection is large, the hoisting / lowering is performed by taking up and down the
[0032]
In addition to the above, the
[0033]
【The invention's effect】
As described above, the present invention has the following effects.
(1) The moving part can be reduced in weight and there is no danger of traverse crane swinging or collision with the traverse end, enabling high-speed, high acceleration / deceleration operation and greatly reducing the load / unload cycle time. .
(2) The cycle time is short, high-accuracy operation is possible, the storage space can be reduced, and there is no saddle part, so no rack space can be provided below this, but it is possible to provide rack space close to the floor. it can.
(3) It becomes an energy-saving device due to the effects of weight reduction, short cycle time, and counterweight.
(4) Since the elevating drive device is installed on the ground, on-site construction and adjustment are easy.
(5) Since the control device is installed on the ground and no optical transmission is required, real-time processing is possible, the accurate state of the crane can be grasped on the ground, and real-time image display and inventory management are possible.
(6) Since all control is performed by only one control device on the ground, one set of control hardware and software is sufficient, and the cost is reduced.
(7) Local adjustment and debugging are possible with only one person on the ground, and personnel costs can be reduced.
(8) The entire apparatus can be reduced in weight and size, and the overall cost can be significantly reduced.
(9) Since dangerous goods and refrigeration can be operated from outside the warehouse, conventional explosion-proof specifications and refrigeration specifications are unnecessary, and costs can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a distribution warehouse according to the present embodiment.
2 is a cross-sectional view taken along the line U-U in FIG. 1;
FIG. 3 is a structural diagram of a lifting frame.
4 is a VV arrow view of FIG. 3;
FIG. 5 is a diagram showing a wheel lift stop of a traversing cart.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a lifting mechanism in which a lifting frame is suspended at two points.
FIG. 7 is an explanatory diagram of a lifting mechanism in which a lifting frame is suspended at three points.
FIG. 8 is an explanatory diagram of a lifting mechanism in which a lifting frame is hung at four points.
FIG. 9 is a hanging view of a counterweight swing prevention wire.
FIG. 10 is a diagram showing the connection between the lifting rail and the lifting frame.
FIG. 11 is a diagram showing a mounting position of the lifting rail.
FIG. 12 is a diagram showing a lifting frame deflection detection device.
FIG. 13 is a drawing of a wire for detecting deflection.
FIG. 14 is an explanatory diagram for correcting the bending of the fork in and out.
FIG. 15 is a diagram showing a conventional logistics crane.
16 is a ZZ cross-sectional view of FIG.
[Explanation of symbols]
21
66
Claims (3)
前記昇降フレームの両端部に接続され、さらに前記昇降フレームの両端の上方に設けられた滑車に掛けられた昇降ワイヤと、
前記滑車を介して前記昇降フレームから延びている前記昇降ワイヤが接続されたカウンタウエイトと、
該カウンタウエイトに接続され前記カウンタウエイトを下方に引っ張る第1ワイヤと、
前記カウンタウエイトに接続され前記カウンタウエイトを上方に引っ張る第2ワイヤと、
前記カウンタウエイトから下側シーブを介して延びている第1ワイヤと、前記カウンタウエイトから上側シーブを介して延びている第2ワイヤとが巻かれた単一のワイヤドラムと、をさらに備え、
前記第1ワイヤと第2ワイヤは、前記単一のワイヤドラムに互いに逆方向に巻かれており、
前記単一のワイヤドラムが一方の方向に回転駆動されると、第1ワイヤが該ワイヤドラムに巻き取られ第2ワイヤが該ワイヤドラムから巻き出され、該ワイヤドラムが他方の方向に回転駆動されると、第2ワイヤが該ワイヤドラムに巻き取られ第1ワイヤが該ワイヤドラムから巻き出される、ことを特徴とする物流倉庫搬送装置。Elevating frame that has the full width of the rack and that moves up and down along the rack, and that traverses the inside of the elevating frame in the width direction of the rack and places the baggage at the desired position in the rack, or takes out the baggage at the desired position comprising: a truck, a,
A lifting wire connected to both ends of the lifting frame and hung on a pulley provided above both ends of the lifting frame;
A counterweight to which the lifting wire extending from the lifting frame via the pulley is connected;
A first wire connected to the counterweight and pulling the counterweight downward;
A second wire connected to the counterweight and pulling the counterweight upward;
A single wire drum wound with a first wire extending from the counterweight via a lower sheave and a second wire extending from the counterweight via an upper sheave;
The first wire and the second wire are wound in opposite directions around the single wire drum,
When the single wire drum is rotationally driven in one direction, the first wire is wound around the wire drum, the second wire is unwound from the wire drum, and the wire drum is rotationally driven in the other direction. Then, the physical distribution warehouse transport device, wherein the second wire is wound around the wire drum and the first wire is unwound from the wire drum .
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