JP3903859B2 - Image input device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体の光学像を入力する画像入力装置と、この画像入力装置が具備する円筒の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器のネットワーク化が進み、電子機器間の通信が自由になり、どこからでも様々な情報にアクセスできるようになってきている。それに伴い悪意のある者からの不正アクセスを防止するためにセキュリティの重要性が高まっている。セキュリティ技術の一つに指紋によって個人認証する方法があり、指紋による個人認証を携帯型の電子機器に応用する技術が提案されてきている。そこで、被験者の指紋を読み取る指紋読取装置を携帯型の電子機器に設ける必要がある。
【0003】
図10には、従来の指紋読取装置の概略を示す図面である。同図に示すように、指紋読取装置500は、光源502と、直角プリズム503と、撮像装置504とを具備する。直角プリズム503は、その断面が二等辺三角形の形状を成しており、直角プリズム503の稜角535に対向している斜面531に指506が接触されるようになっている。稜角535を挟む一方の面536側に光源502が配設されており、他方の面537側には撮像装置504が配設されている。光源502からの光が面536を透過して、斜面531で全反射したときに、全反射光が面537を透過して、撮像装置504に取り込まれるように、光源502、直角プリズム503及び撮像装置504が配置されている。この指紋読取装置500では、被験者が斜面531に指506を載置すると、指506の指紋を構成する凹凸パターンのうち、指紋の凸部は斜面531に密接して、指紋の凹部は斜面531から離れている。斜面531において指紋の凹部の部分に入射した光は全反射するが、指紋の凸部と接した部分は全反射の条件を満たさないため、指紋の凸部の接した部分に入射した光は拡散する。従って、指紋の凸部が暗く且つ指紋の凹部が明るいコントラスト像が撮像装置504によって撮像される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
指紋読取装置500を携帯型電子機器に設けるためには、指紋読取装置500を小さくすることが望まれる。しかしながら、指紋読取装置500を携帯型電子機器に設けた場合、指先の腹全体が接触できる程度の大きさの斜面531を携帯型電子機器に露出しなければならない。従って、指紋読取装置500を設けた携帯型電子機器をコンパクト化するにも限度がある。
そこで、本発明は、指紋といった像を入力する指紋読取装置のような画像入力装置を小型化することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の画像入力装置は、回転自在に支持された透明な円筒と、前記円筒の軸心と平行になって前記円筒内に配された一次元イメージセンサと、前記円筒内に配されるとともに、前記円筒の外周面に接した指の指紋画像を前記一次元イメージセンサに結像する光学系と、前記円筒の端から前記円筒内に向けて光を発する発光素子と、透明な材料で形成され、前記円筒内において固定されている導光体であって、前記光学系を固定するための貫通孔が形成されると共に、前記発光素子が発した光を前記円筒の外周面に接した指に照射するように上方に指向させるための複数の窪みが前記貫通孔の上部に沿って一列に形成されている導光体と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の画像入力装置は、請求項1に記載の画像入力装置であって、前記導光体が前記円筒内において前記円筒を回転自在に支持することを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の画像入力装置は、請求項1記載の画像入力装置であって、前記光学系は前記一次元像を正立等倍で前記一次元イメージセンサに結像するロッドレンズアレイであることを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の画像入力装置は、請求項1から3の何れか一項に記載の画像入力装置であって、前記円筒を回転自在に嵌め込んだ軸受と、前記円筒と前記軸受との間に挟まれた弾性部材と、を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載の画像入力装置は、請求項4に記載の画像入力装置であって、前記弾性部材に潤滑剤が塗布されていることを特徴とする。
【0010】
請求項6に記載の画像入力装置は、請求項1から5の何れか一項に記載の画像入力装置であって、前記円筒と同軸となって前記円筒に設けられた歯車と、前記歯車の歯に係合するとともに、前記円筒とともに前記歯車が回転すると前記歯車の歯を乗り越えられる係合部と、前記係合部が前記歯車の歯を乗り越える毎に同期信号を発生する同期信号発生手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項7に記載の画像入力装置は、請求項6に記載の画像入力装置であって、前記同期信号発生手段から同期信号が発生する毎に前記一次元イメージセンサから一次元像を取得して、これら一次元像を順次合成することによって前記被写体の二次元像を生成する生成手段、を備えることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を用いて本発明の具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲を図示例に限定するものではない。
【0026】
図1には、被写体の光学像を入力する画像入力装置1の分解斜視図が示されており、図2には、画像入力装置1の縦断面図が示されており、図3には、画像入力装置1の横断面図が示されている。なお、図2は、図3の切断線A−Aで切断した場合の断面図であり、図3は、図2の切断線B−Bで切断した場合の断面図である。
【0027】
この画像入力装置1は、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型パーソナルコンピュータといった携帯型電子機器に設けるのに適しているが、その他の電子機器に設けられていても良い。また、画像入力装置1は、単体として存在しても良い。なお、この画像入力装置1は、被写体として指先200の凹凸によって表現されるコントラスト像を取得する指紋読取装置であるが、滑らかな被写体の表面の模様によって表現されるコントラスト像も取得することができる。
【0028】
画像入力装置1は、筐体2(図1及び図2では図示略)と、一次元光学像を取得するラインイメージセンサ3と、指先200(図1及び図2では図示略)や紙といった被写体が押し当てられる回転部材4と、指先200に光を照射する光照射器5と、指先200といった被写体の光学像をラインイメージセンサ3に結像する光学系としてのセルフォックレンズアレイ6と、弾性部材としての円環状のオーリング7,8と、回転部材4を回転自在に支持する軸受としての第一の土台9及び第二の土台10と、回転部材4が所定角度回転する毎にパルス(同期信号)を発生することによって、ラインイメージセンサ3が走査するタイミングのためのタイミングクロックを発生するタイミングクロック発生器11(図5等に図示)等とを備える。
【0029】
この画像入力装置1は、被験者が指先200で回転部材4を回転することで指先200の凹凸で定義された指紋の像を取得するものである。なお、以下では、回転部材4の軸方向を左右方向として説明し、ラインイメージセンサ3の光軸方向(ラインイメージセンサ3の向いた方向)を上下方向として説明する。
【0030】
まず、ラインイメージセンサ3について説明する。
図1〜図3に示すように、ラインイメージセンサ3は、左右方向が長手方向となる平板状の基板31と、基板31上に設けられた感光部32とを備える。感光部32は、入射光量に応じた電気的特性(例えば、電圧レベル、電流レベル、電荷の大きさ、電気抵抗のレベル等)を持つ複数の光電変換素子が左右方向に一列、二列又は三列となって配列された構造となっている。光電変換素子は、CCD、CMOSイメージセンサといったものや、アモルファスシリコンで構成された半導体素子である。このラインイメージセンサ3は、回転部材4の内側に配置されており、上方に向いている。
【0031】
次に、回転部材4について説明する。図4には、回転部材4の断面図が示されている。
図1〜図4に示すように、回転部材4は、略円筒状の部材である。回転部材4は、透明なアクリル樹脂で形成されているが、ホウケイ酸ガラス、石英ガラス、その他のガラス又はポリカーボネート、その他の樹脂といった透明な材料で形成されても良い。回転部材4は右から順に右円筒部43、中央円筒部41、左円筒部42、歯車部44から構成され、これらの部分41〜44が一体になっている。
【0032】
中央円筒部41を前後に沿って切断した場合の断面形状は円環状となっている。中央円筒部41は回転部材4の主体となっており、回転部材4は中央円筒部41において最も径が大きくなっている。中央円筒部41の外周面は粗くなっており、中央円筒部41の外周面には非常に微小の凹凸が形成されており、中央円筒部41の外周面は所謂シボ面となっている。中央円筒部41の外周面が粗くなっていることで、中央円筒部41の外周面において光が拡散するようになっている。なお、中央円筒部41の外径(直径)は約7mmとなっている。
【0033】
中央円筒部41の右端に右円筒部43が設けられているが、右円筒部43を前後に沿って切断した場合の断面形状は円環状となっている。右円筒部43は、中央円筒部41と同軸となっており、右円筒部43の径は中央円筒部41の径より小さくなっている。右円筒部43の外周面には、右円筒部43を一周するように溝43aが形成されている。図2に示すように、溝43aにオーリング8が嵌め込まれている。オーリング8の内径は、負荷のかかっていない自然状態において溝43aの径より少し小さくなっている。オーリング8は、フッ素ゴム等といった弾性を有する材料で形成されており、オーリング8が伸びた状態で溝43aに嵌め込まれている。また、オーリング8にはシリコンオイル等の潤滑剤が塗布されている。
【0034】
中央円筒部41の左端に左円筒部42が設けられているが、左円筒部42を前後に沿って切断した場合の断面形状は円環状となっている。左円筒部42は、中央円筒部41と同軸となっており、左円筒部42の径は中央円筒部41の径より小さくなっている。左円筒部42の外周面には、左円筒部42を一周するように溝42aが形成されている。この溝42aに、弾性を有するオーリング7が伸びて嵌め込まれている。オーリング8と同様に、オーリング7にも潤滑剤が塗布されている。
【0035】
左円筒部42の左端に歯車部44が設けられている。歯車部44は、中央円筒部41と同軸となっている。歯車部44においては、所定ピッチで複数の歯が設けられている。なお、歯車部44の歯数をnとすると、ピッチ角は(n/360)°となる。
【0036】
回転部材4の左側に第一の土台9が配されており、回転部材4の右側に第二の土台10が配されている。第一の土台9は筐体2に固定されているとともに、第二の土台10も筐体2に固定されている。
【0037】
第一の土台9には円孔9aが形成されている。円孔9aは、左右方向を軸としている。この円孔9aの径は、左円筒部42の径とほぼ同じであるか、又は、左円筒部42の径よりすこし大きくなっている。この円孔9aに左円筒部42が回転自在となって挿入されており、円孔9a内にオーリング7が配されている。円孔9aの内面と左円筒部42との間には遊びがあるが、円孔9aの内面とオーリング7との間には遊びがない。従って、オーリング7は、円孔9aの内面と溝42aの外面との間に挟み込まれた状態となっており、オーリング7は円孔9aの内面又は溝43aの外面に対して摺動自在となっている。
【0038】
第二の土台10には円孔10aが形成されている。円孔10aは、左右方向を軸としている。この円孔10aの径は、右円筒部43の径とほぼ同じであるか、又は、右円筒部43の径よりすこし大きくなっている。この円孔10aに右円筒部43が回転自在となって挿入されており、円孔10a内にオーリング8が配されている。円孔10aの内面と右円筒部43との間には遊びがあるが、円孔10aの内面とオーリング8との間には遊びがない。従って、オーリング8は、円孔10aの内面と溝43aの外面との間に挟み込まれた状態となっており、オーリング8は円孔10aの内面又は溝43aの外面に対して摺動自在となっている。なお、円孔9aの縁及び円孔10aの縁には面取が施されており、オーリング7,8をそれぞれ円孔9a,10aに挿入しやすくなっている。
【0039】
回転部材4が第一の土台9及び第二の土台10に支持されていることで、図3に示すように回転部材4が筐体2内に配されるが、中央円筒部41の外周面の一部が筐体2から露出して、筐体2から突出している。なお、筐体2から露出した部分は、中央円筒部41の上の外周面である。
【0040】
指紋読取時においては、被験者が中央円筒部41の外周面に指先200を軽く押し当てて指先200を前方又は後方に移動することによって、回転部材4を回転させるが、回転部材4と土台9,10との間にオーリング7,8が挟まれているため、回転部材4に回転抵抗が発する。従って、被験者は指先200である程度のトルクを回転部材4に与えなければ、回転部材4が回転しない。また、指先200の移動より速く回転部材4が回転せず、つまり回転部材4が指先200に対して空転しない。
【0041】
一方、オーリング7,8に潤滑剤が塗布されているため、オーリング7,8が土台9,10又は回転部材4に対して滑るようになる。従って、指先200を押し当てて回転部材4を回転させているとき、指先200が中央円筒部41に対してすべることもない。
【0042】
以上のように、潤滑剤の塗布されたオーリング7,8が設けられているため、回転部材4に与えるトルクが安定し、10〜20〔g・cm〕のトルクで回転部材4が回転するようになっている。この程度のトルクで回転部材4を回転させるのに必要な荷重で被験者が指先200を回転部材4の中央円筒部41に押し付けた場合、指先200の皮膚が大きく歪まず、更に指先200と回転部材4に滑りが殆ど発生しないことが実験で検証された。
【0043】
以上の回転部材4の製造手順としては、中央円筒部41を製造し、中央円筒部41の左端に左円筒部42を接合し、中央円筒部41の右端に右円筒部43を接合し、更に、左円筒部42の左端に歯車部44を接合する。中央円筒部41の製造手順としては、シボ面の形成され中央円筒部41を射出成型機で直接形成するとも考えられるが、成型機の型によっては中央円筒部41のシボ面の粗さが不均一になったり、シボ面が疎らになったりすることがある。そこで、ここでは、先に透明円筒41a(図9に図示)を形成した後にその円筒にシボ面を形成することによって、綺麗なシボ面を有する中央円筒部41を製造することができる。
【0044】
即ち、透明樹脂を押出成形又は射出成形することで外周面の非常に滑らかな透明円筒41aを形成する。そして、図9に示すように、次に外周面にシボ加工の施された転写ローラ150の外周面に、透明円筒41aの外周面を押し付ける。この際、転写ローラ150に対して透明円筒41aを平行にする。そして、転写ローラ150を150℃程度に加熱し、透明円筒41aを押し付けた状態で転写ローラ150を回転させると、透明円筒41aも回転する。これにより、転写ローラ150のシボ面が透明円筒41aの外周面に転写され、透明円筒41aの外周面がシボ面状に加工される。シボ面状に加工された透明円筒41aが中央円筒部41となる。
【0045】
次に、タイミングクロック発生器11について説明する。図5は、回転部材4を軸方向に見て示した図面である。
図5に示すように、タイミングクロック発生器11は、歯車部44と、係合ピン111と、係合ピン111の動きによってパルス(同期信号)を発生する同期信号発生回路等とから構成される。円孔9a内において、係合ピン111は、歯車部44の歯と歯の間に係合している。この係合ピン111は、揺動自在となっていたり、可撓性を有していたりして、更に、位置が固定されている。従い、歯車部44の歯は、回転部材4の回転によって係合ピン111を乗り越えられる。ここで、係合ピン111が歯車部44の歯を乗り越えることによって同期信号発生回路でパルスが発生するようになっている。従って、回転部材4が回転していると、タイミングクロック信号が発生するようになっている。
【0046】
歯車部44の歯数nであるため、回転部材4の一回転当たりn回のパルスのからなるタイミングクロック信号が発生する。例えば中央円筒部41の外径をφとすると、被験者が指先200で回転部材4を回転させている際には、指先200が(φ×n/360)だけ押し進む毎にパルスが発生する。パルスが発生したタイミングが、ラインイメージセンサ3が線走査して一次元光学像を取得するタイミングとなる。なお、このように構成されるタイミングクロック発生器11でなくても良く、例えば回転部材4が所定角度回転する毎にパルスを発生するエンコーダであっても良い。
【0047】
次に、光照射器5について説明する。図6は、光照射器5の斜視図である。
光照射器5は、回転部材4の内側に配された導光体51と、光を発する発光素子52とを備える。
【0048】
導光体51は、ホウケイ酸ガラス、石英ガラス、その他のガラス又はアクリル(PMMA)、ポリカーボネート、その他の樹脂といった透明な材料で形成されている。導光体51の形状は、回転部材4の内側に挿入できるような形状となっており、導光体51は部分的に回転部材4の内面に接している。また、導光体51は回転部材4を回転自在に支持しており、回転部材4が導光体51の周りを回転できるようになっている。つまり、回転部材4の内面は左右方向に見ると円状となっており、回転部材4と接した導光体51の面は左右方向に見ると円弧状となっている。回転部材4が導光体51に回転自在となって支持されているため、回転部材4は軸ブレをせずに安定して回転するようになる。
【0049】
導光体51の左端及び右端には直方体状の突起51aがそれぞれ形成されている。第一の土台9の円孔9aの底に矩形孔9bが形成されており、左端の突起51aが矩形孔9bに嵌め込まれている。同様に、第二の土台10の円孔10aの底に矩形孔(図示略)が形成されており、この矩形孔9bに右端の突起51aが嵌め込まれており、これにより、導光体51が土台9,10に対して固定されている。
【0050】
導光体51の下部は、ラインイメージセンサ3をフィットして固定するような形状となっている。ラインイメージセンサ3は感光部32が上に向いた状態で導光体51の下部に嵌め込まれて、ラインイメージセンサ3が導光体51に対して固定されている。ラインイメージセンサ3の光軸は、回転部材4の軸心に対して垂直であり、回転部材4の軸心と交わっている。従って、指先200と中央円筒部41とが接した部分における外周面の法線と、ラインイメージセンサ3の光軸はほぼ重なっている。
【0051】
導光体51を上から平面視した場合に、左右方向に長尺な貫通孔51cが導光体51に形成されている。貫通孔51cは導光体51を上下に貫通しており、感光部32が貫通孔51cに臨んでいる。つまり、導光体51を上から平面視した場合に、貫通孔51cに感光部32が重なっている。
【0052】
導光体51の左端面には光反射膜51bが形成されている。なお、導光体51の右端面及び上面以外にも光反射膜が形成されていても良い。
【0053】
導光体51の上面において、複数の窪み51dが形成されている。これら窪み51dは、貫通孔51cのすぐ前方及びすぐ後方のそれぞれにおいて貫通孔51cに沿って左右に一列に配列されている。各窪み51dは、開口部分の形状が四角形となっており、底が窄んでいる。つまり、各窪み51dは、四角錐の形状となっている。なお、図7は導光体51の上面を拡大して示した図面であるが、図7に示すように、これらの窪み51dは導光体51内を伝播する光に上方への指向性を持たせるものである。
【0054】
発光素子52は、LED、有機EL、無機ELといった自発光素子であり、基本的には基板に設けられている。発光素子52は、基板ごと第二の土台10の円孔10aの底に取り付けられている。発光素子52は、導光体51の右方に配されており、左に向けて発光する。
【0055】
発光素子52から発した光は導光体51の右端面に入射し、導光体51内を伝播する。導光体51内を伝播している光は複数の窪み51dから放射し、光が導光体51の上面において上方に向けて放射状に拡がる。導光体51から放射した光は、中央円筒部41において筐体2から露出した部分(つまり、指先200に接した部分)へ入射する。複数の窪み51dが回転部材4の軸心に平行な線に沿って配列されているため、導光体51内を伝播した光は窪み51dの列に沿って放射される。
【0056】
次に、セルフォックレンズアレイ6について説明する。
セルフォックレンズアレイ6は、セルフォックレンズ61を多数配列し、複数のセルフォックレンズ61全体で一つの連続した像を形成する光学系である。
【0057】
各セルフォックレンズ61は円柱状のロッドレンズである。各セルフォックレンズ61は、中心軸から周面にかけて放物線状の屈折率分布を有し、中心軸において屈折率が最も高く、周面において屈折率が最も低い。従って、これらセルフォックレンズ61は、球面レンズと光学的にほぼ等価な作用を持っている。そして、これら全てのセルフォックレンズ61は、光学的に等価な性質を有している。これらのセルフォックレンズ61が二枚のプレート62の間において規則正しく精密に配列されており、レンズ間隙にはフレアー光を除去するために遮光材(例えば、黒色のシリコン樹脂)で充たされている。
【0058】
以上のように構成されるセルフォックレンズアレイ6が導光体51の貫通孔51cに嵌め込まれて、セルフォックレンズアレイ6が導光体51に固定されている。各セルフォックレンズ61の中心軸は上下に延在しており、下端面が感光部32に向いており、上端面が中央円筒部41において筐体2から露出した部分に向いている。各セルフォックレンズ61は、正立等倍に結像する。つまり、各セルフォックレンズ61は、中央円筒部41において筐体2から露出した外周面に表れた像を感光部32に結像するが、中央円筒部41の外周面の像と感光部に結像された像は、等倍であり、向きも同じで反転していない。従って、セルフォックレンズアレイ6は、複数のセルフォックレンズ61全体で、中央円筒部41において筐体2から露出した外周面に表れた像を感光部32に正立等倍に結像する。セルフォックレンズアレイ6が正立等倍に結像するため、反転ミラーを回転部材4内に設ける必要がないから、回転部材4の径を約7mmと小さくすることができる。
【0059】
また、導光体51が回転部材4内において固定されており、導光体51の貫通孔51c内にセルフォックレンズアレイ6が収まっているため、回転部材4の径を約7mmと小さくすることができる。更に、ラインイメージセンサ3及びセルフォックレンズアレイ6が導光体51に固定されているから、ラインイメージセンサ3及びセルフォックレンズアレイ6を固定するための構造を回転部材4内に別途準備する必要がない。従って、回転部材4の径を小さく構成することができ、画像入力装置1全体としても小さいものを提供することができる。また、発光素子52が回転部材4内ではなく回転部材4の右方に配されているため、回転部材4の径を小さくすることが可能となっている。
【0060】
次に、画像入力装置1の回路系について図8を用いて説明する。
上述のタイミングクロック発生器11(実際にはタイミングクロック発生器11の同期信号発生器)がタイミングクロック信号をドライバ回路12、信号処理回路13、A/D変換回路14及び合成バッファ15に出力し、これらの回路12〜15がタイミングクロック信号によって同期して作動する。
【0061】
ドライバ回路12はタイミングクロック信号に基づいてラインイメージセンサ3を駆動する。これにより、ラインイメージセンサ3の各光電変換素子が入射した光量に従った電気的特性を持ち、ラインイメージセンサ3が一次元光学像を電気信号として取得し、電気信号がラインイメージセンサ3から信号処理回路13へ出力される。信号処理回路13はラインイメージセンサ3から入力した電気信号を処理することで、電気信号のレベルを検知する。A/D変換回路14は電気信号のレベルをデジタル信号に変換し、一次元光学像データとして合成バッファ15に出力する。合成バッファ15では順次一次元光学像データが合成され、二次元光学像データが生成される。合成バッファ15で生成された二次元光学像データはコンピュータに出力されて、二次元光学像データはコンピュータの処理(例えば、個人認証処理)の用に供される。なお、コンピュータにもタイミングクロック信号がタイミングクロック発生器11から入力され、コンピュータはある一次元光学像のパルスが入力されてからと次の一次元光学像のパルスが入力されるまでの距離を(φ×n/360)と認識する。
【0062】
以上のように構成される画像入力装置1の使用方法及び画像入力装置1の動作について説明する。
被験者が指先200を中央円筒部41に押し当てて、指先200を前方へ又は後方へ移動させると、回転部材4が回転する。回転部材4が回転する際には、指先200と中央円筒部41の接触部分が移り変わっていく。
【0063】
この際には、発光素子52から発した光が導光体51内を伝播して、各窪み51dから上方に向けて放射される。指先200が移動しているから、指先200はこれら窪み51dから放射した光によって導光体51の直上において線走査される。
【0064】
ここで、指先200と中央円筒部41と接触した部分においては、指紋の凸部が中央円筒部41の外周面に密接し、指紋の凹部が中央円筒部41の外周面から離れている。指紋の凸部が中央円筒部41の外周面に密接しているため、窪み51dから放射した光が中央円筒部41を介して指紋の凸部に高強度で入射することができ、指紋の凸部において反射した光が中央円筒部41の外周面において殆ど減少せず、凸部の反射光がセルフォックレンズアレイ6を介してラインイメージセンサ3に入射する。一方、指紋の凹部が中央円筒部41の外周面から離れているため、窪み51dから放射した光が中央円筒部41の外周面において拡散し、指紋の凹部には光が殆ど入射しない。その上、指紋の凹部で反射した反射光も中央円筒部41の外周面に入射するが、中央円筒部41の外周面において拡散してしまう。従って、指紋の凹部の反射光はラインイメージセンサ3には入射しない。特に、中央円筒部41の外周面がシボ面となっているため、指紋の凸部と凹部の反射光の強度の差が顕著に表れる。
【0065】
従って、指先200の凹凸による指紋パターンに応じた強度の反射光がセルフォックレンズアレイ6を介してラインイメージセンサ3に入射し、指先200の指紋パターンがセルフォックレンズアレイ6によってラインイメージセンサ3に結像される。このように、被験者が指先200を中央円筒部41に押し付けて回転部材4を回転させると、被験者の指先200がラインイメージセンサ3が指先200を順次線走査する。ラインイメージセンサ3は、タイミングクロック信号に同期して指先200を線走査する毎に指紋の凹凸像を一次元光学像として電気信号で取得し、合成バッファ15にて指紋の一次元光学像データが順次合成される。そして、指紋の一次元光学像データが順次合成されていくと、合成バッファ15で指紋の二次元光学像データが生成される。
【0066】
一方、指紋のような凹凸がない紙といった滑らかで平坦な被写体の表面に表れた模様(文字、数字、絵等を含む意味である。)も本画像入力装置1で二次元光学像として取得することができる。この場合被写体が中央円筒部41に密接するため、導光体51から被写体に入射して反射した反射光の強度は中央円筒部41の外周面で殆ど減少しない。従って、被写体がラインイメージセンサ3によって走査されて、被写体の表面の模様がラインイメージセンサ3によって一次元光学像データとして取得される。そして、被写体の模様の一次元光学像データが順次合成されていくと、合成バッファ15で模様の二次元光学像データが生成される。
【0067】
合成バッファ15で生成された二次元光学像も等倍画像となる。これは、セルフォックレンズアレイ6が感光部32に等倍結像するためである。つまり、合成バッファ15で二次元光学像が生成される過程において、一次元光学像と垂直な方向に補正せずとも、等倍な二次元光学像が生成される。
【0068】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態では中央円筒部41の外周面をシボ面とすることで、中央円筒部41の外周面において光を拡散するようにしていたが、別の手段で中央円筒部41の外周面で光が拡散するようにしても良い。例えば、粉末ガラスビーズを外周面の平滑な中央円筒部41の外周面に均一に噴射することによって、中央円筒部41の外周面を粗くしても良いし、外周面の平滑な中央円筒部41の外周面を研磨剤や濾紙等で研磨することによって、中央円筒部41の外周面を粗くしても良いし、外周面の平滑な中央円筒部41の外周面に光拡散シート材を貼り付けても良い。
【0069】
また、上記実施形態ではセルフォックレンズアレイ6が貫通孔51cに固定されていたが、中央円筒部41の外周面を物体面とするとともに感光部32を結像面とする光学レンズ又は光学レンズ群(例えば、球面レンズ、非球面レンズ等)を貫通孔51cに固定しても良い。
【0070】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、円筒内に配された導光体が、発光素子から円筒の外周面へ光を導くことと、一次元イメージセンサ及び光学系を固定することとを兼ねているため、円筒内の構造が簡略化されて、円筒内に配された部品が削減される。従って、円筒を小さく構成することができ、画像入力装置全体としても小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、画像入力装置を分解して示した分解斜視図である。
【図2】図2は、前記画像入力装置の縦断面図である。
【図3】図3は、前記画像入力装置の横断面図である。
【図4】図4は、前記画像入力装置が具備する回転部材の縦断面図である。
【図5】図5は、上記回転部材の側面図である。
【図6】図6は、前記画像入力装置が具備する光照射器を示す斜視図である。
【図7】図7は、前記光照射器の導光体を拡大して示した斜視図である。
【図8】図8は、前記画像入力装置の回路構成を示したブロック図である。
【図9】図9は、前記回転部材の製造過程における一工程を示した図面である。
【図10】図10は、従来の指紋読取装置を概略的に示した構成図である。
【符号の説明】
1 画像入力装置
3 ラインイメージセンサ(一次元イメージセンサ)
4 回転部材(円筒)
5 光照射器
6 セルフォックレンズアレイ(光学系)
7,8 オーリング(弾性部材)
9,10 土台(軸受)
11 タイミングクロック発生器
12 ドライバ回路(生成手段)
13 信号処理回路(生成手段)
14 A/D変換回路(生成手段)
15 合成バッファ(生成手段)
41 中央円筒部
41a 透明円筒
44 歯車部(歯車)
51 導光体
51c 貫通孔
52 発光素子
111 係合ピン(係合部)
150 転写ローラ(ローラ)
200 指先(被写体)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image input device that inputs an optical image of a subject, and a method of manufacturing a cylinder included in the image input device.
[0002]
[Prior art]
In recent years, networking of electronic devices has progressed, communication between electronic devices has become free, and various information can be accessed from anywhere. Accordingly, the importance of security is increasing in order to prevent unauthorized access from a malicious person. One of the security technologies is a method for personal authentication using fingerprints, and a technology for applying personal authentication using fingerprints to portable electronic devices has been proposed. Therefore, it is necessary to provide a fingerprint reading device for reading a subject's fingerprint in a portable electronic device.
[0003]
FIG. 10 is a schematic view of a conventional fingerprint reader. As shown in the figure, the
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In order to provide the
Accordingly, an object of the present invention is to reduce the size of an image input device such as a fingerprint reading device that inputs an image such as a fingerprint.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The image input device according to
[0006]
The image input device according to
[0007]
The image input device according to
[0008]
An image input device according to a fourth aspect is the image input device according to any one of the first to third aspects, comprising: a bearing in which the cylinder is rotatably fitted; and the cylinder and the bearing. And an elastic member sandwiched therebetween.
[0009]
An image input apparatus according to a fifth aspect is the image input apparatus according to the fourth aspect, wherein a lubricant is applied to the elastic member.
[0010]
An image input device according to a sixth aspect is the image input device according to any one of the first to fifth aspects, wherein a gear provided coaxially with the cylinder and provided in the cylinder; An engaging portion that engages with a tooth and can get over the tooth of the gear when the gear rotates together with the cylinder; and a synchronizing signal generating means that generates a synchronizing signal each time the engaging portion gets over the tooth of the gear It is characterized by providing.
[0011]
The image input device according to
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, specific embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. However, the scope of the invention is not limited to the illustrated examples.
[0026]
FIG. 1 shows an exploded perspective view of an
[0027]
The
[0028]
The
[0029]
In this
[0030]
First, the
As shown in FIGS. 1 to 3, the
[0031]
Next, the rotating
As shown in FIGS. 1 to 4, the rotating
[0032]
The cross-sectional shape when the central
[0033]
The right
[0034]
A left
[0035]
A
[0036]
A first base 9 is disposed on the left side of the rotating
[0037]
A
[0038]
A
[0039]
Since the rotating
[0040]
At the time of fingerprint reading, the test subject rotates the rotating
[0041]
On the other hand, since the lubricant is applied to the O-
[0042]
As described above, since the O-
[0043]
As the manufacturing procedure of the rotating
[0044]
That is, a
[0045]
Next, the
As shown in FIG. 5, the
[0046]
Since the number of teeth of the
[0047]
Next, the
The
[0048]
The
[0049]
A
[0050]
The lower part of the
[0051]
When the
[0052]
A
[0053]
On the upper surface of the
[0054]
The
[0055]
Light emitted from the
[0056]
Next, the
The
[0057]
Each
[0058]
The
[0059]
Further, since the
[0060]
Next, the circuit system of the
The above-described timing clock generator 11 (actually the synchronization signal generator of the timing clock generator 11) outputs the timing clock signal to the
[0061]
The
[0062]
A method of using the
When the subject presses the
[0063]
At this time, the light emitted from the
[0064]
Here, in the portion where the
[0065]
Accordingly, reflected light having an intensity corresponding to the fingerprint pattern due to the unevenness of the
[0066]
On the other hand, a pattern (meaning that includes letters, numbers, pictures, etc.) appearing on the surface of a smooth and flat subject such as paper having no irregularities such as fingerprints is also acquired as a two-dimensional optical image by the
[0067]
The two-dimensional optical image generated by the
[0068]
The present invention is not limited to the above embodiment, and various improvements and design changes may be made without departing from the spirit of the present invention.
For example, in the above embodiment, the outer peripheral surface of the central
[0069]
In the above embodiment, the
[0070]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the light guide disposed in the cylinder serves to guide light from the light emitting element to the outer peripheral surface of the cylinder and to fix the one-dimensional image sensor and the optical system. Therefore, the structure in the cylinder is simplified, and the parts arranged in the cylinder are reduced. Accordingly, the cylinder can be made small, and the entire image input apparatus can be downsized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view showing an image input device in an exploded manner.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of the image input device.
FIG. 3 is a cross-sectional view of the image input device.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of a rotating member included in the image input device.
FIG. 5 is a side view of the rotating member.
FIG. 6 is a perspective view showing a light irradiator included in the image input device.
FIG. 7 is an enlarged perspective view showing a light guide body of the light irradiator.
FIG. 8 is a block diagram showing a circuit configuration of the image input device.
FIG. 9 is a drawing showing a step in the manufacturing process of the rotating member.
FIG. 10 is a block diagram schematically showing a conventional fingerprint reader.
[Explanation of symbols]
1 Image input device
3 Line image sensor (one-dimensional image sensor)
4 Rotating member (cylindrical)
5 Light irradiator
6 Selfoc lens array (optical system)
7,8 O-ring (elastic member)
9,10 Foundation (bearing)
11 Timing clock generator
12 Driver circuit (generation means)
13 Signal processing circuit (generation means)
14 A / D conversion circuit (generation means)
15 Synthesis buffer (generation means)
41 Central cylindrical part
41a Transparent cylinder
44 Gear part (gear)
51 Light guide
51c through hole
52 Light Emitting Element
111 engagement pin (engagement part)
150 Transfer roller (roller)
200 Fingertip (Subject)
Claims (7)
前記円筒の軸心と平行になって前記円筒内に配された一次元イメージセンサと、
前記円筒内に配されるとともに、前記円筒の外周面に接した指の指紋画像を前記一次元イメージセンサに結像する光学系と、
前記円筒の端から前記円筒内に向けて光を発する発光素子と、
透明な材料で形成され、前記円筒内において固定されている導光体であって、前記光学系を固定するための貫通孔が形成されると共に、前記発光素子が発した光を前記円筒の外周面に接した指に照射するように上方に指向させるための複数の窪みが前記貫通孔の上部に沿って一列に形成されている導光体と、
を備えたことを特徴とする画像入力装置。A transparent cylinder rotatably supported, and
A one-dimensional image sensor arranged in the cylinder parallel to the axis of the cylinder;
An optical system that is arranged in the cylinder and forms a fingerprint image of a finger in contact with the outer peripheral surface of the cylinder on the one-dimensional image sensor;
A light emitting element that emits light from the end of the cylinder into the cylinder;
A light guide formed of a transparent material and fixed in the cylinder, wherein a through hole for fixing the optical system is formed, and light emitted from the light emitting element is transmitted to the outer periphery of the cylinder A light guide body in which a plurality of depressions for directing upward to irradiate a finger in contact with the surface is formed in a line along the upper portion of the through hole;
An image input apparatus characterized by comprising a.
前記円筒と前記軸受との間に挟まれた弾性部材と、
を備えることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の画像入力装置。A bearing in which the cylinder is rotatably fitted;
An elastic member sandwiched between the cylinder and the bearing;
The image input device according to any one of claims 1 to 3, characterized in that it comprises a.
前記歯車の歯に係合するとともに、前記円筒とともに前記歯車が回転すると前記歯車の歯を乗り越えられる係合部と、
前記係合部が前記歯車の歯を乗り越える毎に同期信号を発生する同期信号発生手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の画像入力装置。A gear provided coaxially with the cylinder and provided in the cylinder;
An engaging portion that engages with the teeth of the gear and can overcome the teeth of the gear when the gear rotates together with the cylinder;
Synchronization signal generating means for generating a synchronization signal each time the engaging portion gets over the gear teeth;
The image input device according to claim 1 to any one of the 5, characterized in that it comprises a.
を備えることを特徴とする請求項6に記載の画像入力装置。Generating means for acquiring a one-dimensional image from the one-dimensional image sensor each time a synchronizing signal is generated from the synchronizing signal generating means, and generating a two-dimensional image of the subject by sequentially combining the one-dimensional images;
The image input apparatus according to claim 6 , further comprising:
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