JP3902742B2 - 指定時間電話接続方法、および指定時間電話接続システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、指定時間電話接続方法、および指定時間電話接続システムに係わり、特に、予め指定された時刻になると、発信通信端末と着信者通信端末とを呼び出して、両通信端末同士を通話可能とする指定時間電話接続システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話使用者が自ら設定した時刻に、予め登録しておいたメッセージの通知が可能であることは知られており、携帯機から最寄り基地局に対し予めメッセージ、および、その通知指定時刻を登録しておくと、携帯機と基地局とでそれぞれ現在時刻がメッセージ通知指定時刻になったかどうかを判定し、メッセージ通知指定時刻になると、メッセージを登録した基地局から直接、または他基地局を経由して、携帯機へ着信があり、登録したメッセージを聴くことが、持開平10−164228号公報「音声メッセージ通知機能付きデジタル携帯電話システム及びその移動機」に開示されている。
また、通信機器へ予めメッセージを登録しておき、留守をしたときに電話をかけた人へ前記メッセージを送出する留守番メッセージサービスや、予め登録した時刻になると登録した通信端末機器へ指定時刻を通知するモーニングコールサービス等は一般に普及されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術において、携帯機から登録する指定時刻のメッセージ通知は、登録本人への重要要件やイベントを忘れないようにするための通知であり、予めメール等で当事者本人から通話相手(例えば、お客様)先ヘアポイントして約束している指定時刻を忘れないようにするために、指定時刻になると当事者と通話相手先との両方の携帯機へ通知されるものではない。
また、留守番メッセージサービスでは、通話相手先が電話をかけて登録されているメッセージを聞かなければ用件が伝わらず、モーニングコールサービスでは、相手方の生の声が聞かれず機械音のように形式的で感情が伝わってこない。
【0004】
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、発信者通信端末から、発信者通信端末と着信者通信端末との間の通話開始時刻を、予めセンタの管理データベースに登録しておき、前記予め指定された時刻になると、発信通信端末と着信者通信端末とを呼び出して、両通信端末同士を通話可能とする指定時間電話接続方法、および指定時間電話接続システムを提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
即ち、本発明は、情報提供サイトに配置される交換機と、前記情報提供サイト内のセンタに配置され前記交換機と接続されるサーバと、前記情報提供サイト内のセンタに配置され前記サーバと接続される管理データベースと、前記サーバおよび前記交換機を介して前記管理データベースとの間でデータの送受信を行う複数の通信端末とが、ネットワークを介して接続される指定時間電話接続システムにおいて、前記発信者通信端末が、例えば、メールなどにより予め事前に通話相手と約束済みの指定時刻になると電話呼出しを行うサービスを前記管理データベースヘ登録するために、前記ネットワークと前記交換機を介して前記サーバにサーバアクセス情報を送出し、前記サーバが、前記受信したサーバアクセス情報に基づき、前記ネットワークと前記交換機を介して、前記発信者通信端末に対して、指定時間電話登録画面情報を送出し、前記発信者通信端末が、前記受信した指定時間電話登録画面情報に基づき、自通信端末のディスプレイに前記指定時間電話登録画面を表示し、前記指定時間電話登録画面上の指定欄に入力された電話呼び出しの指定時刻である指定電話呼出時刻、及び通話相手先の着信者通信端末の電話番号、並びにメッセージに基づき指定時刻通知データを生成し、当該指定時刻通知データを前記ネットワークと前記交換機を介して前記サーバヘ送出し、前記サーバが、前記受信した前記指定時刻通知データを前記管理データベースに格納すると共に、前記管理データベースを検索し、前記指定時刻通知データ中の前記指定電話呼出時刻で指定された時刻と、現在の時刻との一致を検出すると、前記電話呼出しを行う発信者通信端末と着信者通信端末との両通信端末の電話番号情報と、前記メッセージとを前記管理データベースから読み出し、当該読み出した両通信端末の電話番号情報と、前記メッセージとを組み入れた指定時間送受信画面情報を生成し、当該指定時間送受信画面情報と、前記交換機より呼び出す両通信端末の電話番号情報とを前記交換機に送出し、前記交換機が、前記受信した両通信端末の電話番号情報に基づき、前記発信者通信端末と前記着信者通信端末とを、前記サーバから入手した前記指定時間送受信画面情報を添付して前記ネットワークを介して呼び出し、前記発信者通信端末および前記着信者通信端末が、前記呼び出しに応答し、前記受信した前記指定時間送受信画面情報に基づき、自通信端末のディスプレイに前記指定時間送受信画面を表示し、前記指定時間送受信画面上でOKボタンが選択された場合に、相手方の通信端末と通話が可能であることを意味する通信可能情報を前記交換機に送出し、前記交換機が、前記受信した通信可能情報に基づき、両通信端末間の通話パスを設定し、前記両通信端末が前記交換機を介して通話することを特徴とする。
【0006】
また、本発明は、前記発信者通信端末あるいは前記着信者通信端末が、ディスプレイに表示した前記指定時間送受信画面上でNGボタンが選択された場合に、前記指定時間送受信画面から入力される呼出変更時刻およびメッセージに基づき指定時刻変更通知データを生成し、前記ネットワークを介して前記交換機へ送出し、前記交換機が、前記受信した指定時刻変更通知データに基づき、前記指定時間送受信画面上でOKボタンが選択された相手方の通信端末に対して、音声による不応答メッセージを送出すると共に、前記指定時刻変更通知データを前記サーバヘ送信し、前記サーバが、前記受信した指定時刻変更通知データを、前記管理データベースに登録することを特徴とする。
また、本発明では、前記指定時刻変更通知データを送出した通信端末が、事後に相手方の通信端末に対してメールで変更情報を通知する。
また、本発明は、前記指定時刻通知データが、複数の着信者通信端末の電話番号情報や複数の指定電話時刻情報を指定するスケジュール化ができることを特徴とする。
本発明によれば、発信者通信端末が、管理データベースヘ呼び出し日時と、呼び出して通話する着信者通信端末の電話番号とを登録しておき、現在の時刻が、管理データベースに登録されている時刻になったときに、発信通信端末と着信者通信端末をほぼ同時に呼び出して両通信端末間での通話が可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の実施の形態のアポイント機能付き指定時間電話接続システムの概略構成を示すブロック図である。
図1において、情報提供サイト3には、センタ30と交換機31とが配置されセンタ30には、サーバ302と、サーバ302と接続される管理データベース301とが配置される。
管理データベース301は、センタ30の保有するサービスが利用できるように、予め認証/登録された加入者の加入者データと、予め認証/登録された発信者携帯端末1から送信される、後述する指定時刻に呼び出されて通話を行うための指定電話呼出時刻情報、および通話相手である着信者携帯端末2の電話番号情報とを含む指定時刻通知データとを蓄積し、管理する。
交換機31と接続されるサーバ302は、外部からの処理要求により、管理データベース301への検索処理を行う。
ネットワーク5と接続される交換機31は、外部との音声処理や情報処理などを行なう。
【0008】
発信者携帯端末(発信者通信端末)1を保有するサービス利用者は、サービス会社4との間で、センタ30が保有するサービスを利用するために、加入者契約を行う。
サービス会社4は、通信端末41よりネットワーク5を介してセンタ30の管理データベース301に対して、発信者携帯端末1の加入者登録を行う。
また、ネットワーク5は、発信者携帯端末1や着信者携帯端末2が収容される携帯電話網や、サービス会社4の通信端末41や情報提供サイト3の交換機31が通信するIP網から構成されるが、図1では、特に区別して図示していない。
図2は、本発明の実施の形態のアポイント機能付き指定時間電話接続方法を説明するための図である。
図2において、サービス利用者は、発信者携帯端末1より、予めサービス会社4へ、情報提供サイト3内のセンタ30が保有するサービス利用の加入者契約を行う。
サービス会社4は、通信端末41よりセンタ30ヘアクセスし、センタ30の管理データベース301に対して、サービス利用が可能となる発信者携帯端末1の加入者データ登録をする。これにより、管理データベース301へ、発信者携帯端末1が認証/登録される。
【0009】
加入者登録された発信者携帯端末1は、予め事前に通話相手(例えば、お客様)と約束して指定した時刻になると、自分の携帯端末と、通話相手の携帯端末の両携帯端末が呼び出されるサービス(以下、電話呼出サービスという。)を受けるために、センタ30ヘアクセスし、サーバ302より情報提供サイト内の交換機31を介して送出される指定時間電話登録画面をネットワーク5より入手し、指定時間電話登録画面上で、指定電話呼出時刻と、着信者携帯端末2の電話番号と、簡単なメッセージから成る所定のメッセージとがそれぞれの指定する所へ入力されると、それらの情報を管理データベース301へ送付し登録する。
サーバ302は、管理データベース301を検索し、現在の時刻と、管理データベース301に登録されている指定電話呼出時刻情報で指定される時刻との一致を検出すると、発信者携帯端末1と着信者携帯端末2との両携帯端末の電話番号情報を交換機31へ送出し、交換機31からネットワーク5を介して、両携帯端末が呼び出されて通話が可能となる。
呼び出される発信者携帯端末1と着信者携帯端末2の両携帯端末は、事前にメールで約束し指定されている通話時刻であって、忘れないでお客様との商談等ができる。
【0010】
前述のサービスの順序をまとめると、図中の▲1▼〜▲6▼に示すように、以下の通りの流れによって指定する時間での通話が可能となる。
▲1▼センタ30のサービスを利用する発信者は、サービス会社4へ加入者契約をする。
▲2▼サービス会社4は、サービス利用者の携帯電話番号や氏名などをセンタ30の管理データベース301へ加入者登録する。
▲3▼管理データベース301は、サービス会社4からの加入者登録を加入者データとして認証/登録する。
▲4▼サービス利用が登録された加入者は、自分の発信者携帯端末1よりセンタ30ヘアクセスしてサーバ302より指定時間電話登録画面を入手し、入手した指定時間電話画面から、お客様との約束している指定時刻である指定電話呼出時刻とお客様の着信者携帯端末の電話番号と簡単なメッセージとを入力し、それらの情報を管理データベース301へ送付し登録する。
▲5▼サーバ302は、管理データベース31を検索し、登録されている指定時間電話呼出時刻と、現在の時刻との一致を検出すると、発信者携帯端末1と着信者携帯端末2の両端末の電話番号情報を交換機31に送出し、交換機31からネットワーク5を介して両携帯端末が呼び出される。
▲6▼呼び出された発信者携帯端末1と着信者携帯端末2とは、お互いに応答した時に、交換機31にて通話パスをはり、商談などの通話ができる。
【0011】
図3は、発信者携帯端末1がセンタ30ヘアクセスして、センタ30のサーバ302より入手する、指定時刻に通話が可能となる呼出時刻と着信者の電話番号を登録する指定時間電話登録画面の一例を示す図である。
図3において、指定時間電話登録画面6には、センタ30のシステムの現在時刻66と、呼出時刻の設定欄61と、着信電話番号の設定欄62と、メッセージの設定欄63と、決定ボタン64と、キャンセルボタン65と、複数登録ボタン67とが設定される。
呼出時刻の設定欄61には、日時がくると自動的に両方の携帯端末が呼び出されて、通話相手(例えば、お客様)と予めメール等でアポイントされている商談等の通話をする年、月、日、時、分を設定し、着信電話番号の設定欄62には、通話相手の電話番号を設定し、メッセージの設定欄63には、通話相手との簡単な商談件名等を設定する。
これらの設定をした後、決定ボタン64を選択すると、画面上の設定情報がセンタ30の管理データベース301へ送付されて登録される。
もし、設定中にミスをした時には、キャンセルボタン65を選択すると画面上の設定を最初からやり直しが可能となる。
ここで、指定時間電話登録画面6の着信電話番号の設定欄62に、着信者携帯端末2である着信電話番号を設定するにあたって、設定する発信者携帯端末1が、着信者携帯端末2から電話があり、着信者携帯端末2の電話番号を予め発信者携帯端末1でメモリしているときには、メモリより着信者携帯端末2の電話番号情報を取り出して、着信電話番号の設定欄62に設定することも可能である。
【0012】
この図3に示す登録画面において、複数登録ボタン67を選択したときには、図4に示す複数指定時間/電話登録画面が、センタ30のサーバ302から送信される。
この図4に示す複数指定時間/電話登録画面8は、発信者携帯端末1が、指定時刻に電話呼出サービスを受けるためのセンタ30への登録を、複数の着信電話番号に対する呼出時刻と簡単なメッセージを設定したり、同じ着信番号に対して複数の異なる呼び出し時刻を設定して送付するものである。
図4に示す複数指定時間/電話登録画面には、センタ30のシステムの現在時刻87と、複数の呼出時刻の設定欄81と、複数の着信電話番号の設定欄82と、複数のメッセージの設定欄83と、決定ボタン84と、キャンセルボタン85と、次ページボタン86とが設けられる。
なお、図4に示す複数指定時間/電話登録画面において、呼出時刻の設定欄81、着信電話番号の設定欄82、およびメッセージの設定欄83は、複数になってはいるが、その設定方法は、前述の図3と同じであり、同様に、決定ボタン84、キャンセルボタン85も、前述の図3と同じであるので詳細な説明は省略する。
しかしながら、画面上への設定数をさらに多くしたいときには、次ページボタン86を選択すると、同一画面がセンタ30から送付されて複数ページヘの設定が可能となる。
【0013】
サーバ302は、管理データベース301に登録されている指定時刻通知データを常時検索し、計時する現在時刻と、指定時刻通知データ中の指定電話呼出時刻情報で指定される時刻との一致を検出すると、管理データベース301に登録されている発信者携帯端末1と着信者携帯端末2との両携帯端末の電話番号情報を、交換機301に送出し、交換機301からネットワーク5を介して発信者携帯端末1および着信者携帯端末2の両携帯端末が呼び出される。
この呼出に応答すると、図5に示す指定時間送受信画面7が両携帯端末へ表示される。
図5において、指定時間送受信画面7は、システムの現在時刻79と、発信電話番号の欄71と、氏名の欄72と、着信電話番号の欄73と、メッセージ欄74と、呼出変更時刻の欄75と、OKボタン76と、NGボタン77と、送信ボタン78とが設定される。
発信電話番号の欄71には、お客様との商談等で呼出時刻を登録したセンタ30のサービス利用者(お客様と商談する当事者)の電話番号が表示され、氏名の欄72には、センタ30のサービス利用者が表示され、着信電話番号の欄73には、通話相手(お客様)の電話番号が表示される。
【0014】
両携帯端末の利用者が、この指定時間送受信画面7上で、OKボタン76を選択すると、両携帯端末同士が前記交換機31を介して通話することができる。
ここで、発信者携帯端末1と着信者携帯端末2との両携帯端末が自動的に呼び出されて通話ができる呼び出し日時は、予め両携帯端末同志がメール機能等によりアポイントしている確定した時刻であり、お客様と事前に約束した商談等の日時を忘れることがない。
なお、呼び出される携帯端末(発信者携帯端末1と着信者携帯端末2との少なくとも一方)で都合が悪くなり応答できない場合には、当該携帯端末の利用者が、指定時間送受信画面7上でNGボタン77を選択して、呼出変更時刻の欄75に、都合の良い呼出時刻と、メッセージ欄74に、簡単なメッセージとを設定した後に、送信ボタン78を選択すると、他方の携帯端末へは音声による不応答メッセージが送出され、呼出変更時刻および前記メッセージは前記管理データベース31へ再登録される。
また、呼び出し時に都合が悪く、呼出変更時刻75を設定した携帯端末は、事後にメール機能等により相手携帯端末へ日時の変更通知を行い約束を確定する。
【0015】
図6、図7は、本実施の形態のアポイント機能付き指定時間電話接続システムにおける、情報の流れを説明するためのフローチャートである。
以下、図6、図7に示すフローチャートに基づき、本実施の形態の情報の流れを説明する。
本実施の形態では、予め、発信者携帯端末1を保有する利用者が、サービス会社4に対して、センタ30が保有するサービスを利用するための登録をなし、発信者携帯端末1が管理データベース301に認証/登録される(ステップS16、ステップS17)。
次に、発信者携帯端末1が、予めメール等でアポイントした指定の時刻になると複数の電話呼出しを受けるための電話呼出サービスを管理データベース301ヘ登録するために、ネットワーク5を介して、交換機31ヘサーバアクセス情報を送出する(ステップSl)。
交換機31は、ネットワーク5から受信した前記サーバアクセス情報の処理を、サーバ302ヘ依頼する(ステップS2)。
サーバ302は、前記交換機31から受信したサーバアクセス情報により、指定時刻に複数の電話呼び出しサービスを受けるための情報を入力するための指定時間電話登録画面情報を、交換機31へ返送する(ステップS3)。
交換機31は、入手した指定時間電話登録画面情報を、ネットワーク5を介して発信者携帯端末1へ送出する(ステップS4)。
【0016】
発信者携帯端末1は、サーバ302から受信した指定時間電話登録画面情報に基づき、携帯端末のディスプレイに指定時間電話登録画面6を表示し、発信者携帯端末1を保有する利用者が、表示された指定時間電話登録画面上の指定欄に入力した、電話呼び出しの指定時刻である指定電話呼出時刻、及び電話呼出しの相手先である着信者携帯端末2の電話番号、並びに簡単なメッセージに基づき指定時刻通知データ設定情報を生成し、当該指定時刻通知データ設定情報を前記ネットワーク5を介して前記交換機31へ送出する(ステップS5)。
交換機31は、ネットワーク5から受信した前記指定時刻通知データ設定情報の処理を、サーバ302ヘ依頼する(ステップS6)。
サーバ302は、交換機31から受信した前記指定時刻通知データ設定情報を管理データベース301ヘ認証/登録処理を依頼する(ステップS7)。
管理データベース301は、サーバ302から受信した前記指定時刻通知データ設定情報を登録して保持する(ステップS8)。
サーバ302は、常時管理データベース301を検索し、システムが計時する現在の時刻と、指定時刻通知データ中の指定電話呼出時刻情報で指定された時刻との一致を検出すると、管理データベース301に登録され保持している発信者携帯端末1と着信者携帯端末2との両携帯端末の電話番号情報と、メッセージを読み出し、両携帯端末の電話番号とメッセージを組み入れた指定時間送受信画面情報を生成し、当該指定時間送受信画面情報と、交換機31より呼び出す両携帯端末の電話番号情報を、交換機31へ送出する(ステップS9)。
【0017】
交換機31は、両携帯端末の電話番号により、発信者携帯端末1と着信者携帯端末2とをネットワーク5を介して呼び出す(ステップS10)。
この場合に、交換機31は、発信者携帯端末1および着信者携帯端末2の一方の携帯端末が応答しても、他方の携帯端末が応答するまで呼び出しを続ける。
発信者携帯端末1が応答すると、交換機31から受信した指定時間送受信画面情報に基づき、発信者携帯端末1のディスプレイに指定時間送受信画面7を表示し、発信者携帯端末1の利用者が、指定時間送受信画面上で、通話相手との通話が可能となるOKボタンを選択する(ステップSl1)。
着信者携帯端末2が応答すると、交換機31から受信した指定時間送受信画面情報に基づき、着信者携帯端末2のディスプレイに指定時間送受信画面7を表示し、着信者携帯端末2の利用者が、指定時間送受信画面上で、通話相手と通話が可能となるOKボタンを選択する(ステップS12)。
交換機31は、ネットワーク5を介して受信する発信者携帯端末1と着信者携帯端末2の両携帯端末からのOKボタンによる通話可能情報を入手し、両携帯端末の通話パスを設定する(ステップS13)。
これにより、両携帯端末は、交換機31を介して通話することが可能となる(ステップS14、ステップS15)。
【0018】
また、発信者携帯端末1の利用者が、通話が可能となるOKボタンを選択し(ステップS18)、着信者携帯端末2の利用者のみが、交換機31よりネットワーク5を介して呼び出されて応答し、交換機31から受信した指定時間送受信画面情報に基づいて、着信者携帯端末2のディスプレイ上に表示された指定時間送受信画面上で、都合が悪くなり相手と通話ができない場合であるNGボタンを選択し、都合の良い呼出変更時刻と簡単なメッセージとを入力し、送信ボタンを選択すると、着信者携帯端末2が、呼出変更時刻および簡単なメッセージに基づき指定時間送受信画面変更情報(指定時刻変更通知データ)を生成し、当該指定時間送受信画面変更情報を、ネットワーク5を介して交換機31へ送出する(ステップS19)。
この場合に、交換機31は、発信者携帯端末1へは音声による不応答メッセージを送出する(ステップS21)と共に指定時間送受信画面変更情報の処理をサーバ302ヘ依頼する(ステップS20)。
サーバ302は、交換機31から受信した指定時間送受信画面変更情報の認証/登録処理を、管理データベース301ヘ依頼する(ステップS22)。
管理データベース301は、サーバ302から受信した前記指定時間送受信画面変更情報を登録して保持する(ステップS23)。
【0019】
なお、前述の説明において、サーバ302の処理手順は、コンピュータ内のハードディスクなどに格納されるプログラムを、サーバ302が実行することにより行われる。このプログラムは、CD−ROM、あるいは、ネットワークを介したダウンロードにより供給される。
本発明によれば、予め、通話相手(例えば、お客様)とメール等で後日に商談のお電話をします旨のアポイントをしている指定日時と、通話相手の電話番号とを、センタ30の管理データベース301ヘ登録すると、約束した指定の時刻に自身の携帯端末と、通話相手の携帯端末との両携帯端末が自動的に呼び出されて商談等の通話が可能となり、指定した商談日時を忘れることが無くなり、肉声による商談等の通話のためにきめ細かな感情も伝わり、血の通った通話が可能となる。
また、複数の着信電話番号への呼出時刻の設定や同一着信電話番号に対して複数の呼出時刻設定によるスケジュール化した日時を登録することで、前者では商談に関連する複数のお客様と迅速な通話ができ、後者では定期的に特定した携帯端末同士が呼び出されて通話が可能となり、例えば、長期出張者が指定時刻の呼び出し登録をすると定期的に家族との通話ができて、安心して仕事ができる。
このように約束した指定時刻に間違いなく通話することができるのでうっかりした忘れが完全に解消される。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明によれば、予め、通話相手と約束した指定の時刻に、自身の携帯端末と通話相手の携帯端末との両携帯端末が自動的に呼び出されて、約束した指定時刻に、通話相手と間違いなく通話することができるので、うっかりした忘れを完全に解消することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のアポイント機能付き指定時間電話接続システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態のアポイント機能付き指定時間電話接続方法を説明するための図である。
【図3】発信者携帯端末が、通話を開始する呼出時刻と、着信者の電話番号を登録する指定時間電話登録画面の一例を示す図である。
【図4】図3に示す指定時間電話登録画面において、複数登録ボタンを選択したときに表示される複数指定時間/電話登録画面の一例を示す図である。
【図5】指定時刻に呼び出される電話に応答したときに表示される指定時間送受信画面の一例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態のアポイント機能付き指定時間電話接続システムにおける、情報の流れを説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態のアポイント機能付き指定時間電話接続システムにおける、情報の流れを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…発信者携帯端末、2…着信者携帯端末、3…情報提供サイト、4…サービス会社、5…ネットワーク、6…指定時間電話登録画面、7…指定時間送受信画面、8…複数指定時間/電話登録画面、30…センタ、31…交換機、41…通信端末、61,81…呼出時刻欄、62,73,82…着信電話番号欄、63,74,83…メッセージ欄、64,84…決定ボタン、65,85…キャンセルボタン、66,79,87…現在時刻、67…複数登録ボタン、71…発信電話番号欄、72…氏名欄、75…呼出変更時刻欄、76…OKボタン、77…NGボタン、78…送信ボタン、86…次ページボタン、301…管理データベース、302…サーバ。
Claims (3)
- 情報提供サイトに配置される交換機と、
前記情報提供サイト内のセンタに配置され前記交換機と接続されるサーバと、
前記情報提供サイト内のセンタに配置され前記サーバと接続される管理データベースと、
前記サーバおよび前記交換機を介して前記管理データベースとの間でデータの送受信を行う複数の通信端末とが、ネットワークを介して接続される指定時間電話接続システムであって、
発信者通信端末は、予め事前に通話相手と約束済みの指定時刻になると電話呼出しを行う指定電話呼出時刻情報と、通話相手先の着信者通信端末の電話番号情報と、所定のメッセージとから構成される指定時刻通知データを前記ネットワークを介して前記交換機に送出する手段を備え、
前記発信者通信端末および前記着信者通信端末は、前記ネットワークを介して前記交換機から呼び出されて応答したときに、前記ネットワークおよび前記交換機を介して前記サーバから送出される指定時間送受信画面情報に基づき、自通信端末のディスプレイに前記指定時間送受信画面を表示する手段と、
前記指定時間送受信画面上でOKボタンが選択された場合に、相手方の通信端末と通話が可能であることを意味する通信可能情報を、前記ネットワークを介して前記交換機に送出する手段と、
前記指定時間送受信画面上でNGボタンが選択された場合に、前記指定時間送受信画面上から入力される呼出変更時刻およびメッセージに基づき、指定時刻変更通知データを生成して前記交換機に送出する手段とを備え、
前記交換機は、前記受信した指定時刻通知データを前記サーバに送出する手段と、
前記サーバから受信した呼出を行う発信者通信端末と着信者通信端末との電話番号情報に基づき、前記ネットワークを介して前記発信者通信端末および前記着信者通信端末の両通信端末を呼び出す手段と、
前記通信可能情報を受信した場合に、両通信端末間の通話パスを設定する手段と、
前記指定時刻変更通知データを受信した場合に、相手方の通信端末に対して音声による応答不可メッセージを前記ネットワークを介して送出すると共に前記指定時刻変更通知データを前記サーバに送信する手段とを備え、
前記サーバは、前記交換機から受信した前記指定時刻通知データと前記指定時刻変更通知データとを前記管理データベースに登録する手段と、
前記管理データベースを検索し、前記指定時刻通知データ中の指定電話呼出時刻情報で指定された時刻と、現在の時刻との一致を検出すると、前記電話呼出しを行う発信者通信端末と着信者通信端末との電話番号情報を読み出し、当該読み出した前記呼出しを行う発信者通信端末と着信者通信端末との電話番号情報を、指定時間送受信画面情報を付加して前記交換機に送出する手段とを備えることを特徴とする指定時間電話接続システム。 - 情報提供サイトに配置される交換機と、
前記情報提供サイト内のセンタに配置され前記交換機と接続されるサーバと、
前記情報提供サイト内のセンタに配置され前記サーバと接続される管理データベースと、
前記サーバおよび前記交換機を介して前記管理データベースとの間でデータの送受信を行う複数の通信端末とが、ネットワークを介して接続される指定時間電話接続システムにおける指定時間電話方法であって、
前記発信者通信端末が、予め事前に通話相手と約束済みの指定時刻になると電話呼出しを行うサービスを前記管理データベースヘ登録するために、前記ネットワークと前記交換機を介して前記サーバにサーバアクセス情報を送出する第1のステップと、
前記サーバが、前記受信したサーバアクセス情報に基づき、前記ネットワークと前記交換機を介して、前記発信者通信端末に対して、指定時間電話登録画面情報を送出する第2のステップと、
前記発信者通信端末が、前記受信した指定時間電話登録画面情報に基づき、自通信端末のディスプレイに前記指定時間電話登録画面を表示し、前記指定時間電話登録画面上の指定欄に入力された電話呼び出しの指定時刻である指定電話呼出時刻、及び通話相手先の着信者通信端末の電話番号、並びにメッセージに基づき指定時刻通知データを生成し、当該指定時刻通知データを前記ネットワークと前記交換機を介して前記サーバヘ送出する第3のステップと、
前記サーバが、前記受信した前記指定時刻通知データを前記管理データベースに格納する第4のステップと、
前記サーバが、前記管理データベースを検索し、前記指定時刻通知データ中の前記指定電話呼出時刻情報で指定された時刻と、現在の時刻との一致を検出すると、前記電話呼出しを行う発信者通信端末と着信者通信端末との両通信端末の電話番号情報と、前記メッセージを前記管理データベースから読み出し、当該読み出した両通信端末の電話番号情報と、前記メッセージとを組み入れた指定時間送受信画面情報を生成し、当該指定時間送受信画面情報と、前記交換機より呼び出す両通信端末の電話番号情報とを前記交換機に送出する第5のステップと、
前記交換機が、前記受信した両通信端末の電話番号情報に基づき、前記発信者通信端末と前記着信者通信端末とを、前記サーバから入手した前記指定時間送受信画面情報を添付して前記ネットワークを介して呼び出す第6のステップと、
前記発信者通信端末および前記着信者通信端末が、前記呼び出しに応答し、前記受信した前記指定時間送受信画面情報に基づき、自通信端末のディスプレイに前記指定時間送受信画面を表示する第7のステップと、
前記発信者通信端末および前記着信者通信端末が、前記指定時間送受信画面上でOKボタンが選択された場合に、相手方の通信端末と通話が可能であることを意味する通信可能情報を前記交換機に送出する第8のステップと、
前記交換機が、前記受信した通信可能情報に基づき、両通信端末間の通話パスを設定する第9のステップと、
前記両通信端末が前記交換機を介して通話する第10のステップと、
前記発信者通信端末あるいは前記着信者通信端末が、前記第7ステップで表示した前記指定時間送受信画面上でNGボタンが選択された場合に、前記指定時間送受信画面から入力される呼出変更時刻およびメッセージに基づき指定時刻変更通知データを生成し、前記ネットワークを介して前記交換機へ送出する第11のステップと、
前記交換機が、前記受信した指定時刻変更通知データに基づき、前記指定時間送受信画面上でOKボタンが選択された相手方の通信端末に対して、音声による不応答メッセージを送出すると共に前記指定時刻変更通知データを前記サーバヘ送信する第12のステップと、
前記サーバが、前記受信した指定時刻変更通知データを、前記管理データベースに登録する第13のステップとを備えることを特徴とする指定時間電話接続方法。 - 前記指定時刻変更通知データを送出した通信端末が、事後に相手方の通信端末に対してメールで変更情報を通知することを特徴とする請求項2に記載の指定時間電話接続方法。
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