JP3901333B2

JP3901333B2 - Air belt device

Info

Publication number: JP3901333B2
Application number: JP07598798A
Authority: JP
Inventors: 英俊内海; 英継岡崎; 博赤羽
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1998-03-24
Filing date: 1998-03-24
Publication date: 2007-04-04
Anticipated expiration: 2018-03-24
Also published as: JPH11268609A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の衝突時に乗員をシートに拘束するベルトを、インフレータから供給されるガスで膨張させるエアベルト装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
シートベルトの内部にバッグを収納し、車両の衝突時に前記バッグを膨張させて乗員を柔らかく拘束するエアベルト装置は、例えば特開平６−５６００１号公報により既に知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記従来のエアベルト装置は、車両の衝突時にガスを発生するインフレータの一端が車体の支持部に揺動自在に支持されており、このインフレータの他端にバックル装置が一体に設けられている。従って、インフレータが発生したガスはバックル装置および該バックル装置に結合されたタング装置の内部を経てバッグに供給されることになり、そのためにバックル装置およびタング装置にガス通路を形成したり、そのガス通路の接続部のシールを考慮したりする必要が生じて構造が複雑化する問題があった。
【０００４】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、エアベルト装置においてインフレータからバッグへのガス供給通路の構造を簡略化することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１に記載された発明は、乗員をシートに拘束するベルトと、前記ベルトの内部に収納されたバッグと、前記ベルトの端部に設けられたタング装置と、前記タング装置を結合すべく車体の支持部に支持されたバックル装置と、車両の衝突時に点火指令信号を出力する点火制御手段と、前記点火指令信号によりガスを発生して前記バッグを膨張させるインフレータとを備えたエアベルト装置において、前記インフレータを前記タング装置に支持し、前記点火制御手段およびインフレータを接続する点火回路を前記タング装置およびバックル装置の結合により構成すべく、前記タング装置およびバックル装置の一方および他方にコネクタの一対の雄端子および一対の雌端子をそれぞれ設け、かつ前記タング装置およびバックル装置の非結合時に前記タング装置側のコネクタの一対の端子間を短絡させる短絡端子を設けたことを特徴とする。
【０００６】
上記構成によれば、インフレータをタング装置に支持したので、インフレータからバッグにガスを供給するガス通路をバックル装置およびタング装置に亘って形成する必要がなくなり、ガス通路およびシール手段の構造を簡略化することができる。またバックル装置からタング装置を分離したときにガス通路が露出しないため、そのガス通路に塵等が詰まる虞もない。しかもバックル装置にタング装置を結合すると点火制御手段およびインフレータを接続する点火回路が構成されるので、車両の衝突時にインフレータを支障なく点火することができだけでなく、バックル装置にタング装置を結合していないエアベルト装置の非装着時にインフレータが無駄に点火するのを防止し、ユーザーの経済的負担を軽減することができる。
【０００７】
またタング装置およびバックル装置の一方および他方にコネクタの一対の雄端子および一対の雌端子をそれぞれ設けたので、バックル装置にタング装置を結合するだけでコネクタの雄端子および雌端子が自動的に結合されて点火回路が構成され、エアベルト装置の装着をスピーディに行うことができ、しかもタング装置およびバックル装置の非結合時にタング装置側のコネクタの一対の端子間を短絡させる短絡端子を設けたので、バックル装置にタング装置を結合していないエアベルト装置の非装着時にインフレータが無駄に点火するのを一層確実に防止することができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【０００９】
図１〜図８は本発明の一実施例を示すもので、図１は車両のフロントシート部の側面図、図２は図１の２方向矢視図、図３はエアベルト装置の斜視図、図４は図３の４−４線拡大断面図、図５は図４の５−５線断面図、図６は図４の６方向矢視図、図７はベルトホルダーの斜視図、図８は点火回路を示す図である。
【００１０】
図１〜図３に示すように、乗員（実施例ではドライバー）を前部右側シート１に拘束するエアベルト装置は、センターピラー２の下部に設けられたショルダーベルト用リトラクタ３と、このショルダーベルト用リトラクタ３の下側に設けられたラップベルト用リトラクタ４と、ショルダーベルト用リトラクタ３から引き出され、センターピラー２の上部に設けたスリップガイド５を経由して延びるショルダーベルト６と、ラップベルト用リトラクタ４から引き出されるラップベルト７と、ショルダーベルト６およびラップベルト７の端部に固定されたタング装置８と、シートフレームあるいはスライドレールよりなるシートベース１０に支持されて前記タング装置８が結合されるバックル装置９と、タング装置８に一体に設けられたインフレータ１１とを備える。
【００１１】
公知のショルダーベルト用リトラクタ３およびラップベルト用リトラクタ４は、それぞれショルダーベルト６およびラップベルト７を引き出し可能に巻き取るもので、図示せぬ加速度センサが所定値以上の加速度を検出していない通常時には、前記両ベルト６，７を引き出し可能にして乗員の身体の移動を許容し、車両の衝突時に前記加速度センサが所定値以上の加速度を検出すると、両ベルト６，７を引き出し不能にロックして乗員を拘束するようになっている。公知のインフレータ１１は、加速度センサ３１（図８参照）が所定値以上の加速度を検出したときに点火し、推薬の燃焼により高圧のガスを発生する。
【００１２】
図３に示すように、ラップベルト７は通常の合成繊維の平織ベルトから構成される。一方、ショルダーベルト６のうちの乗員の胸部に接触する部分は、筒状に形成されて折り畳まれたバッグ１２と、その外側を覆って車両の衝突時に張力を発生するウエビング１３とから構成される。バッグ１２の材質は、通常のエアバッグ装置のエアバッグと同じナイロン製であるが、それに限定されるものではない。ショルダーベルト６は通常時には偏平な帯状になっているが、インフレータ１１からバッグ１２にガスが供給されると、図１および図２に示す状態に膨張して乗員を柔らかく拘束する。経編みニットから構成されたウエビング１３がバッグ１２の膨張に伴って半径方向に広がると、その分だけ長手方向に収縮してショルダーベルト６に初期張力を発生させる。
【００１３】
図４〜図６に示すように、バックル装置９の本体部を構成するバックルハウジング１４は、その上部にバックル１５およびリリースボタン１９を備えるとともに、その下部にボルト１６でアンカー部材１７の上端が固定される。アンカー部材１７の下端はシートベース１０に支点ピン１８を介して前後揺動自在に支持される。
【００１４】
タング装置８の本体部を構成するタングハウジング２０は、その下部にボルト２１でタング２２が固定される。タングハウジング２０にショルダーベルトの端部を固定するためのベルトホルダー２３は、有底円筒状のインフレータ支持部２３₁と、このインフレータ支持部２３₁から裁頭角錐台状に拡開するベルト支持部２３₂とを備えており、インフレータ支持部２３₁にはインフレータ１１が嵌合状態で支持される。
【００１５】
またベルト支持部２３₂の外周に嵌合するバッグ１２およびウエビング１３は環状の抜け止め部材２４を介して外向きに折り返され、各々２重になったバッグ１２およびウエビング１３の外周が固定バンド２５で固定される。この状態で、インフレータ１１のガス噴出部１１₁はバッグ１２に内部空間に直接臨んでいる。ラップベルト７の端部は、タングハウジング２０の背面に設けたラップベルト取付ブラケット２６に固定される。そしてベルトホルダー２３はボルト３７，３７でタングハウジング２０に固定される。
【００１６】
ショルダーベルト６に図４の矢印方向の張力が作用したとき、抜け止め部材２４により径の増加したバッグ１２およびウエビング１３は固定バンド２５の下を潜り抜けることはなく、また固定バンド２５がベルト支持部２３₂の大径端部側にスライドすることにより、バッグ１２およびウエビング１３は固定バンド２５およびベルト支持部２３₂間に強固に挟持されて固定される。
【００１７】
バックルハウジング１４には一対の雄コネクタ２７，２７が設けられ、またタングハウジング２０には前記雄コネクタ２７，２７に結合可能な一対の雌コネクタ２８，２８が設けられる。
【００１８】
図８を併せて参照すると明らかなように雄コネクタ２７，２７はバックルハウジング１４の端面に設けた筒状の凸部１４₁，１４₁の内側に雄端子２９，２９を備えており、それら一対の雄端子２９，２９はハーネス３０，３０を介して点火制御手段Ｕに接続される。点火制御手段Ｕには、車両の衝突の衝撃を検出する加速度センサ３１とバッテリ３２とが接続される。
【００１９】
一方、雌コネクタ２８，２８はタングハウジング２０の端面に設けた凹部２０₁，２０₁の内側に雌端子３３，３３を備えており、それら一対の雌端子３３，３３はハーネス３４，３４を介してインフレータ１１のスクイブ３５に接続される。また一方の雌端子３３に弾性的に当接する短絡端子３６が他方の雌端子３３に接続される。バックル装置９とタング装置８とが分離しているとき、前記短絡端子３６が一方の雌端子３３に当接することにより、スクイブ３５の両端が電気的に短絡してインフレータ１１の意図せぬ発火が防止される。雌コネクタ２８，２８および雄コネクタ２７，２７を結合すると、一方の雄コネクタ２７の凸部１４₁に押圧された短絡端子３６が一方の雌コネクタ２８の雌端子３３から離間し、スクイブ３５は点火可能な状態になる。
【００２０】
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用を説明する。
【００２１】
乗員がエアベルト装置を装着すべくバックル装置９にタング装置８を結合すると、バックル装置９に設けた雄コネクタ２７，２７とタング装置８に設けた雌コネクタ２８，２８とが結合され、点火制御手段Ｕおよびインフレータ１１を接続する点火回路が構成される。
【００２２】
車両の衝突により加速度センサ３１が所定値以上の加速度を検出すると、点火制御手段Ｕから出力された点火信号がバックルハウジング１４側のハーネス３０，３０、雄コネクタ２７，２７、雌コネクタ２８，２８、タングハウジング２０側のハーネス３４，３４を経てインフレータ１１に伝達され、インフレータ１１が発生したガスでショルダーベルト６のバッグ１２が膨張する。バッグ１２が膨張すると、その圧力でウエビング１３が膨張することにより、ショルダーベルト６全体が膨張する。このようにしてショルダーベルト６が膨張すると、膨張前のショルダーベルト６に比べて乗員の胸部に対する接触面積が増加するため、乗員を一層柔らかく拘束することができる。
【００２３】
このように、タングハウジング２０にインフレータ１１を設けたので、インフレータ１１からバッグ１２にガスを導くガス通路の構造を大幅に簡略化することができるばかりか、バックルハウジング１４からタングハウジング２０に亘るガス通路を形成する必要がなくなるため、そのガス通路の接続部のシールが不要になって更に構造が簡略化される。またバックル装置９にタング装置８を接続すると雄コネクタ２７，２７および雌コネクタ２８，２８が自動的に結合されて点火回路が構成されるので、エアベルト装置の装着に特別の手間が掛かることがない。しかもバックルハウジング１４およびタングハウジング２０の結合面にガス通路が露出しないため、バックル装置９およびタング装置８の非結合時に前記ガス通路に塵等が詰まる虞がない。
【００２４】
更に、バックル装置９にタング装置８を結合していないときに、即ちエアベルト装置の非装着時に、雄コネクタ２７，２７および雌コネクタ２８，２８が分離して自動的に点火回路が遮断されるので、車両の衝突時に装着されていないエアベルト装置のインフレータ１１が無駄に点火するのを防止し、ユーザーの経済的負担を軽減することができる。
【００２５】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【００２６】
例えば、実施例ではインフレータ１１をタングハウジング２０の内部に収納しているが、そのインフレータ１１をタングハウジング２０の外部に支持することも可能である。また実施例ではバックル装置９側に雄コネクタ２７，２７を設け、タング装置８側に雌コネクタ２８，２８を設けているが、雄コネクタ２７，２７および雌コネクタ２８，２８の位置関係を逆にすることができる。
【００２７】
【発明の効果】
以上のように請求項１に記載された発明によれば、インフレータをタング装置に支持したので、インフレータからバッグにガスを供給するガス通路をバックル装置およびタング装置に亘って形成する必要がなくなり、ガス通路およびシール手段の構造を簡略化することができる。またバックル装置からタング装置を分離したときにガス通路が露出しないため、そのガス通路に塵等が詰まる虞もない。しかもバックル装置にタング装置を結合すると点火制御手段およびインフレータを接続する点火回路が構成されるので、車両の衝突時にインフレータを支障なく点火することができだけでなく、バックル装置にタング装置を結合していないエアベルト装置の非装着時にインフレータが無駄に点火するのを防止し、ユーザーの経済的負担を軽減することができる。
【００２８】
またタング装置およびバックル装置の一方および他方にコネクタの一対の雄端子および一対の雌端子をそれぞれ設けたので、バックル装置にタング装置を結合するだけでコネクタの雄端子および雌端子が自動的に結合されて点火回路が構成され、エアベルト装置の装着をスピーディに行うことができ、しかもタング装置およびバックル装置の非結合時にタング装置側のコネクタの一対の端子間を短絡させる短絡端子を設けたので、バックル装置にタング装置を結合していないエアベルト装置の非装着時にインフレータが無駄に点火するのを一層確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】車両のフロントシート部の側面図
【図２】図１の２方向矢視図
【図３】エアベルト装置の斜視図
【図４】図３の４−４線拡大断面図
【図５】図４の５−５線断面図
【図６】図４の６方向矢視図
【図７】ベルトホルダーの斜視図
【図８】点火回路を示す図
【符号の説明】
１シート
６ショルダーベルト（ベルト）
８タング装置
９バックル装置
１０シートベース（支持部）
１１インフレータ
１２バッグ
２７雄コネクタ（コネクタ）
２８雌コネクタ（コネクタ）
２９雄端子
３３雌端子
３６短絡端子
Ｕ点火制御手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air belt device that inflates a belt that restrains an occupant to a seat in a vehicle collision with gas supplied from an inflator.
[0002]
[Prior art]
An air belt device that stores a bag in a seat belt and inflates the bag to restrain a passenger softly in the event of a vehicle collision is already known from, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 6-560001.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Meanwhile, in the conventional air belt device, one end of an inflator that generates gas at the time of a vehicle collision is supported by a support portion of a vehicle body so as to be swingable, and a buckle device is integrally provided at the other end of the inflator. Therefore, the gas generated by the inflator is supplied to the bag through the inside of the buckle device and the tongue device coupled to the buckle device. For this purpose, a gas passage is formed in the buckle device and the tongue device, or the gas is supplied to the bag. There is a problem that the structure becomes complicated because it is necessary to consider the seal of the connecting portion of the passage.
[0004]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to simplify the structure of a gas supply passage from an inflator to a bag in an air belt device.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention described in claim 1 includes a belt for restraining an occupant to a seat, a bag housed in the belt, and a tongue device provided at an end of the belt. A buckle device supported on a support portion of a vehicle body for coupling the tongue device, ignition control means for outputting an ignition command signal at the time of a vehicle collision, and gas is generated by the ignition command signal to inflate the bag in the air belt apparatus provided with an inflator, wherein the inflator is supported by the tongue device, in order to configure the coupling of the ignition control means and the tongue device and the buckle device ignition circuit connecting the inflator, the tongue device and the buckle device one and the other in the pair of male terminals and a pair of female terminals of the connector provided, respectively it, and contact the tongue device Characterized in that a short-circuit terminal for short-circuiting between the pair of terminals of the tongue device side when uncoupled connectors of the fine buckle device.
[0006]
According to the above configuration, since the inflator is supported by the tongue device, there is no need to form a gas passage for supplying gas from the inflator to the bag over the buckle device and the tongue device, and the structure of the gas passage and the sealing means is simplified. can do. Further, since the gas passage is not exposed when the tongue device is separated from the buckle device, there is no possibility that dust or the like is clogged in the gas passage. In addition, when the tongue device is coupled to the buckle device, an ignition circuit for connecting the ignition control means and the inflator is configured. Therefore, not only can the inflator be ignited without any trouble when the vehicle collides, but the tongue device is coupled to the buckle device. It is possible to prevent the inflator from igniting unnecessarily when the inflated air belt device is not attached, and to reduce the economic burden on the user.
[0007]
Also, since one pair of tongue device and one of the buckle device are provided with a pair of male terminals and a pair of female terminals, the male and female terminals of the connector are automatically coupled by simply coupling the tongue device to the buckle device. Since the ignition circuit is configured, the air belt device can be quickly installed, and a short-circuit terminal that short-circuits between the pair of terminals on the tongue device side when the tongue device and the buckle device are not coupled is provided. It is possible to more reliably prevent the inflator from being ignited wastefully when the air belt device that is not connected to the buckle device is not attached.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described based on examples of the present invention shown in the accompanying drawings.
[0009]
1 to 8 show an embodiment of the present invention. FIG. 1 is a side view of a front seat portion of a vehicle, FIG. 2 is a view in two directions of FIG. 1, and FIG. 3 is a perspective view of an air belt device. 4 is an enlarged cross-sectional view taken along line 4-4 of FIG. 3, FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line 5-5 of FIG. 4, FIG. FIG. 3 is a diagram showing an ignition circuit.
[0010]
As shown in FIGS. 1 to 3, an air belt device for restraining an occupant (driver in the embodiment) to a front right seat 1 includes a shoulder belt retractor 3 provided at a lower portion of a center pillar 2, and the shoulder belt A lap belt retractor 4 provided on the lower side of the retractor 3, a shoulder belt 6 drawn from the shoulder belt retractor 3 and extending via a slip guide 5 provided on the upper part of the center pillar 2, and a lap belt retractor The lap belt 7 pulled out from 4, the tongue device 8 fixed to the shoulder belt 6 and the end of the lap belt 7, and the tongue device 8 supported by the seat base 10 formed of a seat frame or a slide rail are coupled. Inflation integrated with buckle device 9 and tongue device 8 And a motor 11.
[0011]
The known shoulder belt retractor 3 and lap belt retractor 4 wind up the shoulder belt 6 and the lap belt 7 so that they can be pulled out, respectively, and in a normal time when an acceleration sensor (not shown) does not detect an acceleration exceeding a predetermined value. The belts 6 and 7 can be pulled out to allow the occupant to move, and when the acceleration sensor detects an acceleration exceeding a predetermined value during a vehicle collision, the belts 6 and 7 are locked so that they cannot be pulled out. The passenger is restrained. The known inflator 11 is ignited when the acceleration sensor 31 (see FIG. 8) detects an acceleration equal to or higher than a predetermined value, and generates high-pressure gas by combustion of the propellant.
[0012]
As shown in FIG. 3, the lap belt 7 is composed of a plain plain belt of ordinary synthetic fibers. On the other hand, the portion of the shoulder belt 6 that comes into contact with the chest of the occupant is composed of a bag 12 that is formed in a cylindrical shape and folded, and a webbing 13 that covers the outside and generates tension when the vehicle collides. . The material of the bag 12 is made of the same nylon as that of a normal airbag device, but is not limited thereto. The shoulder belt 6 normally has a flat belt shape, but when gas is supplied from the inflator 11 to the bag 12, the shoulder belt 6 inflates into the state shown in FIGS. 1 and 2 and restrains the occupant softly. When the webbing 13 composed of warp knitting spreads in the radial direction as the bag 12 expands, the webbing 13 contracts in the longitudinal direction by that amount, thereby generating an initial tension on the shoulder belt 6.
[0013]
4-6, the buckle housing 14 which comprises the main-body part of the buckle apparatus 9 is provided with the buckle 15 and the release button 19 in the upper part, and the upper end of the anchor member 17 is fixed to the lower part with the volt | bolt 16. As shown in FIG. Is done. The lower end of the anchor member 17 is supported by the seat base 10 via a fulcrum pin 18 so as to be swingable back and forth.
[0014]
The tongue housing 20 constituting the main body of the tongue device 8 has a tongue 22 fixed to the lower portion thereof with a bolt 21. A belt holder 23 for fixing the end portion of the shoulder belt to the tongue housing 20 includes a bottomed cylindrical inflator support portion 23 ₁ and a belt support portion that expands from the inflator support portion 23 ₁ into a truncated pyramid shape. 23 _2, and the inflator 11 is supported by the inflator support portion 23 ₁ in a fitted state.
[0015]
Further, the bag 12 and the webbing 13 fitted to the outer periphery of the belt support portion 23 ₂ are folded outward through an annular retaining member 24, and the outer periphery of the doubled bag 12 and webbing 13 is fixed band 25. It is fixed with. In this state, gas jetting part 11 ₁ of the inflator 11 faces directly into the internal space in the bag 12. An end portion of the lap belt 7 is fixed to a lap belt mounting bracket 26 provided on the back surface of the tongue housing 20. The belt holder 23 is fixed to the tongue housing 20 with bolts 37 and 37.
[0016]
When the tension in the direction of the arrow in FIG. 4 acts on the shoulder belt 6, the bag 12 and the webbing 13 whose diameters are increased by the retaining member 24 do not go under the fixing band 25, and the fixing band 25 supports the belt. By sliding toward the large-diameter end of the portion 23 ₂ , the bag 12 and the webbing 13 are firmly sandwiched and fixed between the fixing band 25 and the belt support portion 23 ₂ .
[0017]
The buckle housing 14 is provided with a pair of male connectors 27, 27, and the tongue housing 20 is provided with a pair of female connectors 28, 28 that can be coupled to the male connectors 27, 27.
[0018]
As is clear from FIG. 8, the male connectors 27 and 27 are provided with male terminals 29 and 29 inside cylindrical convex portions 14 ₁ and 14 ₁ provided on the end face of the buckle housing 14, and a pair of them. The male terminals 29 and 29 are connected to the ignition control means U via the harnesses 30 and 30. The ignition control means U is connected to an acceleration sensor 31 that detects the impact of a vehicle collision and a battery 32.
[0019]
On the other hand, the female connector 28 has a female terminal 33 inside the recess 20 _1, 20 ₁ provided on the end face of the tongue housing 20, their pair of female terminals 33, 33 via a harness 34 To the squib 35 of the inflator 11. A short-circuit terminal 36 that elastically contacts one female terminal 33 is connected to the other female terminal 33. When the buckle device 9 and the tongue device 8 are separated, the short-circuit terminal 36 comes into contact with one female terminal 33, so that both ends of the squib 35 are electrically short-circuited and unintentional ignition of the inflator 11 occurs. Is prevented. Combining the female connector 28 and male connector 27, 27, short-circuit terminal 36 pressed by the convex portion 14 ₁ of one of the male connector 27 is separated from the female terminal 33 of one of the female connector 28, the squib 35 is ignited It becomes possible.
[0020]
Next, the operation of the embodiment of the present invention having the above-described configuration will be described.
[0021]
When the occupant couples the tongue device 8 to the buckle device 9 so as to attach the air belt device, the male connectors 27, 27 provided on the buckle device 9 and the female connectors 28, 28 provided on the tongue device 8 are coupled, and the ignition control means. An ignition circuit that connects U and the inflator 11 is configured.
[0022]
When the acceleration sensor 31 detects an acceleration of a predetermined value or more due to a vehicle collision, the ignition signal output from the ignition control means U is sent to the harnesses 30 and 30 on the buckle housing 14 side, male connectors 27 and 27, female connectors 28 and 28, The bag 12 of the shoulder belt 6 is inflated by the gas transmitted to the inflator 11 via the harnesses 34 on the tongue housing 20 side and generated by the inflator 11. When the bag 12 is inflated, the webbing 13 is inflated by the pressure, so that the entire shoulder belt 6 is inflated. When the shoulder belt 6 is inflated in this manner, the contact area with the chest of the occupant increases as compared to the shoulder belt 6 before being inflated, so that the occupant can be restrained more softly.
[0023]
As described above, since the inflator 11 is provided in the tongue housing 20, not only can the structure of the gas passage for guiding gas from the inflator 11 to the bag 12 be greatly simplified, but also the gas extending from the buckle housing 14 to the tongue housing 20. Since it is not necessary to form a passage, sealing of the connecting portion of the gas passage becomes unnecessary, and the structure is further simplified. Further, when the tongue device 8 is connected to the buckle device 9, the male connectors 27, 27 and the female connectors 28, 28 are automatically coupled to form an ignition circuit, so that no special effort is required for mounting the air belt device. . In addition, since the gas passage is not exposed on the connecting surface of the buckle housing 14 and the tongue housing 20, there is no possibility that the gas passage is clogged with dust when the buckle device 9 and the tongue device 8 are not connected.
[0024]
Further, when the tongue device 8 is not connected to the buckle device 9, that is, when the air belt device is not attached, the male connectors 27, 27 and the female connectors 28, 28 are separated and the ignition circuit is automatically shut off. Further, it is possible to prevent the inflator 11 of the air belt device that is not mounted at the time of the vehicle collision from being ignited unnecessarily, and to reduce the user's economic burden.
[0025]
As mentioned above, although the Example of this invention was explained in full detail, this invention can perform a various design change in the range which does not deviate from the summary.
[0026]
For example, in the embodiment, the inflator 11 is housed inside the tongue housing 20, but the inflator 11 can be supported outside the tongue housing 20. In the embodiment, the male connectors 27 and 27 are provided on the buckle device 9 side and the female connectors 28 and 28 are provided on the tongue device 8 side. However, the positional relationship between the male connectors 27 and 27 and the female connectors 28 and 28 is reversed. can do.
[0027]
【The invention's effect】
As described above, according to the invention described in claim 1, since the inflator is supported by the tongue device, it is not necessary to form a gas passage for supplying gas from the inflator to the bag over the buckle device and the tongue device. The structure of the gas passage and the sealing means can be simplified. Further, since the gas passage is not exposed when the tongue device is separated from the buckle device, there is no possibility that the gas passage is clogged with dust or the like. In addition, when the tongue device is coupled to the buckle device, an ignition circuit for connecting the ignition control means and the inflator is configured. Therefore, not only can the inflator be ignited without any trouble when the vehicle collides, but the tongue device is coupled to the buckle device. It is possible to prevent the inflator from igniting unnecessarily when the inflated air belt device is not attached, and to reduce the economic burden on the user.
[0028]
In addition, a pair of male terminals and a pair of female terminals are provided on one and the other of the tongue device and the buckle device. Since the ignition circuit is configured, the air belt device can be quickly installed, and a short-circuit terminal is provided to short-circuit between the pair of terminals on the tongue device side when the tongue device and the buckle device are not coupled. It is possible to more reliably prevent the inflator from igniting uselessly when the air belt device that is not coupled with the tongue device is not attached to the buckle device.
[Brief description of the drawings]
1 is a side view of a front seat portion of a vehicle. FIG. 2 is a view taken in the direction of an arrow in FIG. 1. FIG. 3 is a perspective view of an air belt device. 4 is a cross-sectional view taken along line 5-5 in FIG. 4. FIG. 6 is a view taken in the direction of arrow 6 in FIG. 4. FIG. 7 is a perspective view of the belt holder.
1 seat 6 shoulder belt (belt)
8 Tongue device 9 Buckle device 10 Seat base (supporting part)
11 Inflator 12 Bag 27 Male connector (connector)
28 Female connector (connector)
29 Male terminal 33 Female terminal
36 Short-circuit terminal U Ignition control means

Claims

A belt (6) for restraining an occupant to the seat (1);
A bag (12) housed inside the belt (6);
A tongue device (8) provided at an end of the belt (6);
A buckle device (9) supported by a support (10) of a vehicle body to connect the tongue device (8);
Ignition control means (U) for outputting an ignition command signal in the event of a vehicle collision;
An inflator (11) for generating gas in response to the ignition command signal and inflating the bag (12);
In an air belt device comprising:
The inflator (11) is supported by the tongue device (8), and an ignition circuit for connecting the ignition control means (U) and the inflator (11) is configured by coupling the tongue device (8) and the buckle device (9). to order, provided the tongue device (8) and the buckle device (9) of one and the other to the connector (27, 28) of a pair of male terminals (29) and a pair of female terminals (33) respectively, and the tongue device An air belt comprising a short-circuit terminal (36) for short-circuiting a pair of terminals (33) of the connector (28) on the tongue device (8) side when the buckle device (9) and the buckle device (9) are not coupled. apparatus.