JP3901027B2 - Electronic device board holding structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作子や鍵盤等を有する電子楽器などの電子機器に係わり該電子機器内に配設された回路基板等の基板保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子鍵盤楽器では、鍵盤における押鍵等を検出するために鍵下にスイッチ基板(回路基板)が配設されている。図8は従来の電子鍵盤楽器におけるスイッチ基板の取付構造の一例を示す図である。下ケース11には手前側(演奏者側)と奥側(演奏者と反対側)とにボス11a,11bがそれぞれ形成され、このボス11a,11b上にスイッチ基板12が配設されている。黒鍵13と白鍵14は別部材として成形され、上記奥側のボス11bの位置で基端部13a,14aを重ねて共通基端部とされ、スイッチ基板12上に配置される。そして、スイッチ基板12、基端部14a及び13aは奥側のボス11bにおいてネジAにより固定され、基端部13a,14a上に上ケース15が配置されている。また、スイッチ基板12の手前側端部は、ボス11aに対してネジBにより固定されている。
【0003】
黒鍵13及び白鍵14には基端部13a,14aから延びる弾性を有する薄板状のヒンジ部13b,14bが形成されており、黒鍵13及び白鍵14は基端部13a,14aを略支点として揺動可能になっている。スイッチ基板12上には黒鍵13及び白鍵14の押鍵等を検出する鍵スイッチ16が取り付けられている。なお、図8では黒鍵13用の鍵スイッチ16だけが表れている。さらに、スイッチ基板12の手前側端部には鍵ストッパ12aが取り付けられている。また、白鍵14の先端部14cはケースの手前側端部において下ケース11と上ケース15との間に挿入され、上ケース15には鍵ストッパ17が、下ケース11には鍵ストッパ18が取り付けられている。
【0004】
以上の構成により、黒鍵13を押鍵すると黒鍵13の下端面13cが鍵ストッパ12aに当接して下端位置が規制される。また、白鍵14を押鍵するとする先端部14cが下ケース11の鍵ストッパ18に当接して下端位置が規制される。なお、鍵スイッチ16は、例えばゴム製ドーム状の可動部16a内に形成された可動接点とスイッチ基板12に形成された固定接点との接触により、押鍵等を検出するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構造にあっては、電子楽器を床に落としたり、鍵盤上に子供が乗ったりした場合、スイッチ基板12や鍵スイッチ16に対して演奏時の通常想定力以上の力が加わって、スイッチ基板12や鍵スイッチ16、あるいは鍵自体を破壊してしまうことがある。そこで、これを防止するために、鍵ストッパ12a,18を厚くしたりすることが考えられるが、鍵ストッパ12a,18はフェルト等で形成されているので、特に通常想定力以上の力によりつぶれてしまい、鍵盤のタッチ(操作感)が悪くなるという問題がある。また、鍵ストッパが厚いということは、通常の演奏であっても経年変化に耐えられないという問題が生じる。さらに、前後方向に2箇所のボス11a,11bで固定するのでスイッチ基板12の取り付けに際し、例えば1つの基板に対して通常4箇所のネジ止めを必要とするので組立工数が多く、取り付け、取り外しが面倒である。
【0006】
また、例えば図8に一点鎖線で示したように、ボス11aをなくして、スイッチ基板12の前側端部の下部に間隔Dを空けて、突起などのリミッタ11a′を設けることも考えられる。これにより、スイッチ基板12に対して通常想定力以上の力以上の力が加わっても、スイッチ基板12が下方に撓んでスイッチ基板12(その端部)がリミッタ11a′に当接した時点で停止する。すなわち、該スイッチ基板12の可撓性により応力をある程度吸収するので、スイッチ基板12の破壊を防止することも可能である。しかし、スイッチ基板12の曲げによる破壊防止を考慮するとリミッタ11a′とスイッチ基板12との間隔Dはそれほど大きくとれないので、例えはフォルテッシシモの強押鍵時に、スイッチ基板12がリミッタ11a′に当接して、メカ雑音が発生することもある。さらに、スイッチ基板12がボス11bの一箇所で固定され、該スイッチ基板12が一点支点(断面上で見て)であるので、この支点部分でスイッチ基板12の疲労が激しくなるという問題がある。
【0007】
以上の説明は、電子鍵盤楽器における鍵とスイッチ基板との干渉に係るものであるが、このような問題は、特に手動で駆動する何らかの操作子と該操作子の駆動で変位される基板、あるいは操作子の操作で駆動するスイッチやセンサ等を備えた電子機器においても同様に生じるものである。
【0008】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、操作子の駆動により基板が割れたり折れたりしないようにして基板に耐久性を持たせ、操作子の操作時にメカ雑音を生じさせず、スイッチやセンサあるいは操作子を保護することができ、さらに、基板の取り付け、取り外しが容易となるような、電子機器の基板保持構造を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の電子機器の基板保持構造は、フレームと、該フレームに一部を固定した基板と、該基板の前記一部から離間した位置に存在するストッパ部と、該ストッパ部で動作規制される動作部材と、を有した電子機器の基板保持構造であって、前記基板は前記動作部材からの押圧力によって変位するように構成され、前記ストッパ部による前記動作部材の動作規制時に該ストッパ部が受ける押圧力によって前記基板が変位され得るのを所定量以下に規制する変位規制リミッタを備え、前記変位規制リミッタは、前記基板への無負荷時に該基板の前記一部から前記ストッパ部方向へ遠ざかるにつれて該基板との間隔が大きくなる曲面からなることを特徴とする。
【0010】
請求項1の電子機器の基板保持構造によれば、動作部材(操作子等)の動作が基板のストッパ部(基板と別部材のストッパあるいは基板の一部分)で規制されるとき、該ストッパ部が動作部材から受ける押圧力によって基板が変位されるが、この変位量は変位規制リミッタにより所定量以下に規制される。そして、この変位規制リミッタは、基板への無負荷時に該基板の前記一部(フレームへの固定部分)からストッパ部方向へ遠ざかるにつれて該基板との間隔が大きくなる曲面からなるので、前記基板が変位するとき、該基板は該曲面に接触して該曲面に倣って変位する。
【0011】
したがって、基板の変位が進んでいく過程で、基板のすでに変位規制リミッタに接触した部分はそれ以上変位せず、かつ、非接触部分はその局所的な変位(変形)が、接触部分の変位により抑えられる。すなわち、結果的に、加えられた応力による基板を変形させる作用が、基板の局所的な各部位に分散されるので、基板全体の割れや折れを防止することができる。
【0012】
また、基板の各部位は、すでに変位規制リミッタに接触している部位に続いて順次変位規制リミッタに接触していくだけなので、メカ雑音も発生しない。
【0013】
また、加えられた応力に対して、基板が変位する(撓む)ので、スイッチやセンサに直接加えられる応力を低減でき、スイッチやセンサを保護することができる。
【0014】
さらに、基板を少なくとも前後位置の1箇所の固定部のみで固定できるので、取り付け、取り外しが容易である。
【0015】
前記基板は操作子に対応するスイッチを設けたスイッチ基板、鍵スイッチを設けた鍵スイッチ基板、音色選択スイッチ等を設けた音色スイッチ基板など、各種の基板とすることができる。
【0016】
例えば後述の第1実施形態のように、前記動作部材は鍵盤の鍵であり、前記基板は、該動作部材としての鍵により押圧力を受けて変位されるものであり、フェルト等の鍵ストッパ(例えば鍵ストッパ12a)の劣化を防止するための鍵盤ストッパ破壊防止用の基板(例えばスイッチ基板12)であってもよい。
【0017】
例えば後述の第4実施形態のように、前記動作部材は鍵盤における押鍵に連動する質量体(アコースティックピアノにおけるアクションアッセンブリーによる鍵タッチを模倣するための鍵ハンマー)であり、前記基板は、該動作部材としての質量体により押圧力を受けて該質量体の動作をある程度規制し、フェルト等の質量体ストッパ(例えばストッパ部材105)の劣化を防止する質量体ストッパ破壊防止用の基板(保護基板5)であってもよい。
【0018】
例えば後述の第4実施形態のように、前記動作部材は鍵盤における押鍵に連動する質量体(鍵ハンマー)であり、該質量体により駆動するアフタセンサ(例えばセンサ装置70)を備え、前記基板は、該動作部材としての質量体により押圧力を受けて該質量体の動作をある程度規制し、アフタセンサの破壊を防止する、アフタセンサ破壊防止用の基板(例えば保護基板5)であってもよい。
【0019】
例えば後述の第2実施形態のように、前記変位規制リミッタにおいて、基板から離間し始める位置(例えばリブ壁3の端面3aにおける平坦部3a−1と曲面部3a−2との境界位置)が該基板を固定する固定部から離れた前記ストッパ部側の位置であってもよい。
【0020】
例えば後述の第4実施形態のように、前記ストッパ部は基板の一部分(例えば保護基板5の端部5a)であってもよいし、例えば後述の第1実施形態のように、該基板に設けられた該基板と別部材である動作部材変位ストッパ(例えば鍵ストッパ12a)であってもよい。
【0021】
例えば後述の第1実施形態のように、前記動作部材が鍵であり、前記動作部材変位ストッパが鍵ストッパ(例えば鍵ストッパ12a)であってもよい。
【0022】
例えば後述の第4実施形態のように、前記動作部材が前記質量体(例えば質量体50)であり、動作部材変位ストッパが質量体ストッパ(例えばストッパ部材105)であってもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態の基板保持構造を適用した鍵盤装置の断面図であり、前掲の図8と同様な要素には図8と同符号を付記して詳細な説明は省略する。フレームとしての下ケース11は合成樹脂製であり、この下ケース11の底面内側には、鍵13,14の並び方向に延びるフィン1が立設され、さらに、このフィン1とボス11bとの間にはリブ壁2が立設されている。なお、フィン1とリブ壁2は、ボス11b等と共に下ケース11の成形時に一体に形成されたものである。フィン1は全鍵の下に対応して鍵の並び方向に長尺に形成されているが、リブ壁2は所定厚さの板状であり、3〜4鍵毎、半オクターブ毎、あるいは1オクターブ毎など、鍵の並び方向に離間して複数形成されている。
【0024】
フィン1の高さはボス11bの高さより低く、リブ壁2のスイッチ基板12に面する端面2aは、そのボス11b側が該ボス11bの端面11a−1と面一にされ、この端面2aは、ボス11bからフィン1の端面1aまで連続する、上にわずかに凸の曲面となっている。また、フィン1の端面1aはリブ壁2の端面2aと滑らかに連なるように楽器の手前側(演奏者側、以下同様)を低くした傾斜面となっている。これにより、スイッチ基板12とリブ壁2及びフィン1との間にはボス11bから離れるにしたがって間隔が大きくなる間隙が形成されている。なお、フィン1はスイッチ基板12の端部に設けられた鍵ストッパ12aの下に位置している。
【0025】
以上の構成は請求項1の詳細な具体例となっており、下フレーム11が「フレーム」、スイッチ基板12が「基板」、鍵ストッパ12aが「ストッパ部」、黒鍵13が「動作部材」、リブ壁2が「変位規制リミッタ」、リブ壁2の端面2aが「変位規制リミッタの曲面」をそれぞれ構成している。
【0026】
すなわち、下ケース11(フレーム)と、下ケース11に一部(ボス11bとの固定部分)を固定したスイッチ基板12(基板)と、該スイッチ基板12の前記一部から離間した位置に存在する鍵ストッパ12a(ストッパ部)と、該鍵ストッパ12aで動作規制される黒鍵13(動作部材)とを有した電子機器の基板保持構造となっている。また、前記鍵ストッパ12aによる前記黒鍵13の動作規制時に該鍵ストッパ12aが受ける押圧力によって前記スイッチ基板12が変位され得るのを所定量以下に規制するリブ壁2(変位規制リミッタ)を備え、リブ壁2は、前記スイッチ基板12への無負荷時に該スイッチ基板12の前記一部(ボス11bとの固定部分)から鍵ストッパ12a方向へ遠ざかるにつれて該スイッチ基板12との間隔が大きくなる端面2a(曲面)からなっている。
【0027】
以上の構成により、黒鍵13の押鍵動作がスイッチ基板12の鍵ストッパ12aで規制されるとき、該鍵ストッパ12aが黒鍵13から受ける押圧力によってスイッチ基板12が変位されるが、この変位量はリブ壁2により所定量以下に規制される。そして、スイッチ基板12が変位するとき、該スイッチ基板12は該端面2aに接触して該端面2aに倣って変位する。したがって、スイッチ基板12の変位が進んでいく過程で、スイッチ基板12の既にリブ壁2(端面2a)に接触した部分はそれ以上変位せず、かつ、非接触部分(接触部分より前側の部分ん)はその局所的な変位(変形)が、接触部分が変位している分だけ抑えられる。すなわち、スイッチ基板12を変形させる作用が、スイッチ基板12の局所的な各部位に分散されるので、スイッチ基板12全体の割れや折れを防止することができる。
【0028】
また、スイッチ基板12の各部位は、すでにリブ壁2に接触している部位に続いて順次リブ壁2に接触していくだけなので、メカ雑音も発生しない。また、加えられた応力に対して、スイッチ基板12が変位する(撓む)ので、鍵スイッチ16に直接加えられる応力を低減でき、鍵スイッチ16を保護することができる。さらに、スイッチ基板12は前後位置の1箇所のボス11bの部位のみで固定されているので、取り付け、取り外しが容易である。
【0029】
(第2実施形態)
図2は第2実施形態の基板保持構造を適用した電子楽器の断面図である。この電子楽器は、半割の表ケース21と裏ケース22とで本体ケースが形成され、表ケース21の内側中央に形成されたボス21aと、裏ケース22の内側中央に形成されたボス22aとの間にスイッチ基板23が配設されている。そして、表ケース21、スイッチ基板23及び裏ケース22はネジCによりネジ止めされている。
【0030】
表ケース21には動作部材としてのA操作子24とB操作子25とが配設される。A操作子24はその頭が表ケース21に形成された透孔21bから外側に露出するようにして、表ケース21の裏側でヒンジ部24aを介して取り付けられている。また、B操作子25はその頭が表ケース21に形成された透孔21cから外側に露出するように配設され、このB操作子25は、スイッチ基板23側に当接する座板25a及びスプリング25bにより表ケース21の表側に付勢されている。
【0031】
スイッチ基板23上のA操作子24に対向する位置にはフレキシブルな操作スイッチ26が配設され、B操作子25の座板25aの下には感圧センサ27が配設されている。操作スイッチ26は、例えば弾性薄膜の可動部に形成された可動接点とスイッチ基板側の固定接点とによりオンオフするスイッチ(メンブレンスイッチ等)であり、A操作子24を押圧することでオンとなり、A操作子24を放すとオフとなる。また、感圧センサ27は押圧力に応じて抵抗値が変化するもので、B操作子25を押圧することでその押圧力に応じた出力(例えば電圧信号)を得ることができる。
【0032】
裏ケース22の内部には、ボス22a等と共に裏ケース22の成形時に一体に形成されたリブ壁3が立設されており、このリブ壁3は、図2の面と直行する方向に所定間隔で離間して複数形成されている。リブ壁3の端面3aは、ボス22aの近傍の中央部をボス22aの端面と面一の水平な平坦部3a−1を有し、さらに、この平坦部3a−1から図2の左右方向に離れるにしたがってスイッチ基板23の対向面から次第に離間するようにスイッチ基板23側に凸となる曲面部3a−2とを有している。
【0033】
なお、以上の構成は請求項1の詳細な具体例となっており、裏ケース22が「フレーム」、スイッチ基板23が「基板」、操作スイッチ26あるいは感圧センサ27が「ストッパ部」、A操作子24あるいはB操作子25が「動作部材」、リブ壁3が「変位規制リミッタ」、リブ壁3の端面3a(あるいは曲面部3a−2)が「変位規制リミッタの曲面」をそれぞれ構成している。すなわち、リブ壁3は、スイッチ基板23への無負荷時に該スイッチ基板23のボス22a(裏ケース22)への固定部分から操作スイッチ26方向へ遠ざかるにつれて該スイッチ基板23との間隔が大きくなる端面3a(曲面部3a−1)からなる。
【0034】
A操作子24の操作による操作スイッチ26のオン/オフ、B操作子25の操作による感圧センサ27の出力制御は、通常は、スイッチ基板23の端部とリブ壁3の曲面部3a−2とが離間した状態で行うものであり、A操作子24の上下動が操作スイッチ26で規制され、B操作子25の上下動が感圧センサ27で規制される。これに対して、A操作子24あるいはB操作子25が強く押圧された場合、次のように作用する。
【0035】
操作スイッチ26がA操作子24から受ける押圧力、あるいは、感圧センサ27がB操作子25から受ける押圧力によって、スイッチ基板23は変位される。この変位量はリブ壁3により所定量以下に規制され、スイッチ基板23が変位するとき、該スイッチ基板23はリブ壁3の曲面部3a−2に倣って変位する。したがって、第1実施例で説明したと同様に、スイッチ基板23を変形させる作用がスイッチ基板23の局所的な各部位に分散され、スイッチ基板23全体の割れや折れを防止することができる。
【0036】
また、メカ雑音も発生しない。さらに、スイッチ基板23の変位(撓み)により操作スイッチ26や感圧センサ27に直接加えられる応力を低減でき、操作スイッチ26や感圧センサ27を保護することができる。また、スイッチ基板23は前後位置の1箇所のボス22bの部位のみで固定されているので、取り付け、取り外しが容易である。
【0037】
なお、この第2実施形態の電子楽器の具体的一例として、図3のようなものが考えられる。図3(A) のように電子鍵盤楽器のパネル面の一部に適用することができる。この場合図2は図3(A) のA−A断面図に相当し、A操作子24で例えば所定の効果機能のオン/オフを選択し、B操作子25でその効果の強さ等を制御することもできる。
【0038】
また、図3(B) のように演奏者Mが抱えて両手で演奏するるような態様の電子楽器とすることもできる。この場合、図2は図3(B) のB−B断面図に相当し、A操作子24で例えば所定の効果機能のオン/オフ制御、B操作子25で効果の強さ制御等を行うことができる。また、A操作子24やB操作子25で操作されるスイッチを音色選択スイッチとして、スイッチ基板23が音色スイッチ基板であってもよい。
【0039】
(第3実施例)
図4は第3実施形態の基板保持構造を適用した操作装置(電子機器)の断面図である。この操作装置は、半割のケース31とケース22とで本体ケースが形成され、ケース31,32の内側にそれぞれ形成されたボス31a,32aの間にスイッチ基板33が配設されている。そして、ケース31,32及びスイッチ基板33は、ボス31a,32a及びスイッチ基板33を貫通するネジD及びナットEによりネジ止めされている。
【0040】
ケース31,32の端部には動作部材としてのスライド操作子34が配設される。スライド操作子34は、ケース31,32の端部に形成された透孔から内側に延びるフォーク状の操作爪34a,34bを備えている。スイッチ基板33の端部は操作爪34a,34bの間に位置し、この端部の両面には2つのセンサ35a,35bが配設されている。そして、スライド操作子34を矢印のように操作すると、一方では操作爪34aによりセンサ35aが作動し、他方では操作爪34bによりセンサ35bが作動する。
【0041】
なお、センサ35a,35bは、第2実施例と同様に、スライド操作子34の操作力に応じた出力(電圧信号)を得るような感圧センサでもよく、スライド操作子34の操作によりオン/オフする操作スイッチ、あるいはその他のセンサでもよい。そして、スライド操作子34を操作して、センサ35a,35bで得られる信号を電子楽器の楽音の制御等に利用することができる。
【0042】
ケース31,32の内部には、ボス31a,32a等と共にケース31,32の成形時に一体に形成されたリブ壁4,4がそれぞれ立設されており、このリブ壁4,4のスイッチ基板33側の端面4a,4aは、ボス31a,32a側が該ボス31a,32aの端面と面一にされ、この端面4a,4aはボス31a,32aからセンサ35a,35b側にかけて、スイッチ基板33側に凸となる曲面となっている。すなわち、各リブ壁4,4は、スイッチ基板33への無負荷時に該スイッチ基板33のボス31a,32a(ケース31,32)への固定部分からセンサ35a,35b方向へ遠ざかるにつれて該スイッチ基板33との間隔が大きくなる端面4a,4aからなる。
【0043】
なお、以上の構成は請求項1の詳細な具体例となっており、ケース31,32が「フレーム」、スイッチ基板33が「基板」、センサ35a,35bが「ストッパ部」、スライド操作子34が「動作部材」、リブ壁4,4が「変位規制リミッタ」、リブ壁4,4の端面4a,4aが「変位規制リミッタの曲面」をそれぞれ構成している。すなわち、この第3実施形態は請求項1の構成を2組備えている。
【0044】
スライド操作子34の操作によるセンサ35a,35bの操作は、スイッチ基板33の端部とリブ壁4,4の端面4a,4aとが離間した状態から行うことが可能であり、このときスライド操作子34のスライド動作がセンサ35a,35bによりある程度規制される。これに対して、スライド操作子34が強く操作されると、操作爪34a,34bからセンサ35a,35bに加わる押圧力によって、スイッチ基板33は変位されるが、この変位量はリブ壁4,4により所定量以下に規制される。
【0045】
そして、前記各実施例と同様に、スイッチ基板33はリブ壁4の端面4aに倣って変位するので、スイッチ基板33を変形させる作用がスイッチ基板33の局所的な各部位に分散され、スイッチ基板33全体の割れや折れを防止することができる。また、メカ雑音も発生しない。さらに、スイッチ基板33の変位によりセンサ35a,35bに直接加えられる応力を低減でき、センサ35a,35bを保護することができる。また、スイッチ基板33は1箇所で固定されているので、取り付け、取り外しが容易である。
【0046】
(変形例)
以上の第1〜第3実施形態では、変位規制リミッタとしてのリブ壁2,3,4は、スイッチ基板12,23,33の面に対して例えば鍵の並び方向の一部(あるいは数カ所)で当接するようになっているが、例えば、図5に示す変形例のようにしてもよい。この例は第1実施形態の変形例の場合を示しており、下ケース11の下面を楽器内部側(スイッチ基板12側)に突出するように成形して変位規制リミッタ2′を構成し、この変位規制リミッタ2′のスイッチ基板12の裏面と対向する面を曲面2a′としている。
【0047】
そして、この曲面2a′はスイッチ基板12の裏面に対して広い面(鍵並び方向に延びる面)に当接するように構成されている。これにより、第1実施形態と同様な作用効果が得られるとともに、下ケース11の裏側に凹部11dが形成されるので、この凹部11dを電池収容部としてもよい。なお、この凹部11dには取り外し可能な電池蓋11eを取り付ける。このように、変位規制リミッタの曲面を広い面とできることは第2、第3実施形態でも同様である。
【0048】
(第4実施形態)
図7は第4実施形態の基板保持構造を適用した電子ピアノ用鍵盤装置の右側面図である。この鍵盤装置は、鍵全体が、鍵盤フレーム100に支持され、鍵盤フレーム100は、棚板101に支持されている。鍵40は、白鍵及び黒鍵からなっており、各鍵は、鍵盤フレーム100の中央よりやや後方で支持部41により回動中心R40の回りに上下方向に回動可能に支持されている。鍵40の下側では、質量体50が鍵盤フレーム100により支持されている。この質量体50は、全体として前後方向にほぼ水平に延びており、鍵盤フレーム100の前寄りの位置に立設された支持片102の先端部を回動中心R50として回動する。
【0049】
これら支持片102で質量体50を保持するために、S字状ばね42の一端部が質量体50の支持片102と反対側の凹部52を押圧している。この凹部52は、質量体50の厚さ方向に一定幅を有したリブで形成され、凹部52内における該リブの幅方向中央部に薄板部が鉛直に延びている。該凹部52に係合するS字状ばね42の端部は中央にスリットを有した二股になっており、そのスリットに前記薄板部を挿入させて係合している。S字状ばね42の中間部は鍵盤フレーム100上部の前後方向ほぼ中央のばね通し孔103の縁部を押圧して接しており、S字状ばね42の他端部は、鍵後方下部のばね受け部43を押圧するように構成されている。これにより、S字状ばね42は、凹部52の位置で、質量体50を支持片102の先端部に押しつけるとともに質量体50における回動中心R50より後方部分を押し下げるように作用している。
【0050】
質量体50は、前端部が鍵40の垂下片44の下端部に接しており、鍵40の押鍵により該鍵と連動して回動する。質量体50の前端下方付近には、スイッチ基板60が鍵盤フレーム100により支持され、該スイッチ基板60上には鍵スイッチ61が固定されている。質量体50の前部下面には、この鍵スイッチ61に対応する位置で下方に延びる一対の脚部を備えたスイッチ駆動部53が設けられている。これらスイッチ駆動部53、スイッチ基板60及び鍵スイッチ61は押鍵速度を感知する押鍵スイッチを構成している。
【0051】
質量体50は、鍵盤フレーム100の後部まで延び、休止位置(非押鍵状態)において、鍵盤フレーム100上に固定されたフェルト製ストッパ部材104により、後端部付近を支持されている。鍵40が押鍵されたとき、質量体50は、図7に実線で示す休止位置から一点鎖線で示す押鍵位置に移動する。鍵盤フレーム100における鍵40の直ぐ後方には、ストッパ部材105が保持されており、押鍵位置に至った質量体50をストップさせる役割を果たす。このストッパ部材105は、緩衝用フェルト105aを保護シート105bで覆い、質量体50の後端部の当接部54が、保護シート105bを介して緩衝用フェルト105aを押圧するようにされている。緩衝用フェルト105aは、質量体50当接部54の衝突に対する緩衝作用と、奏者の手指に対する確実な停止感とを与えるように、通常は堅さの異なるフェルトを重ねて構成される。質量体50は、前部から回動中心R50付近までをプラスチック製とされ、その後部から金属棒が延びるように形成されており、後方へ長く延びた金属棒の質量により、押鍵時の慣性抵抗を生じさせる。
【0052】
鍵盤フレーム100の後部には、センサ装置70が装着されている。このセンサ装置70は、全体的には、2本の張設部材を鍵盤の両側で支持した構造となっている。2本の張設部材中、一方の張設部材71は、センシング用のものであり、ストッパ部材105の緩衝用フェルト105aと保護シート105bとの間に保持されて鍵盤装置の間口方向に延びている。他方の張設部材72は、外乱要因によるセンシング用張設部材71の感度低下を防止するために設けられた補償用のためのものである。この補償用張設部材72は、質量体50に接しないように、ストッパ部材105から僅かに離れた位置で、センシング用張設部材71と平行に延びている。
【0053】
鍵盤列の左端外側には、鍵盤フレーム100に支持された図示しない張設部が設けられ、この張設部の張設用板ばねによりセンシング用張設部材71及び補償用張設部材72の各一端部が引っ張るように支持されている。また、鍵盤列の右端外側には、鍵盤フレーム100に支持された検出部80が設けられている。検出部80は、検出用回路基板81から検出用板ばね82が延びた構造を有している。検出用板ばね82は、板ばねの形態をなし基端部を検出用回路基板81にネジ88,88で固定され、先端部は小溝が形成されてセンシング用張設部材71の端部を引っ張るように支持している。検出用板ばね82の基端部寄りには歪みセンサ83が貼着されている。この例では、歪みセンサ83は、ピエゾ素子を用いて構成されている。検出用回路基板81には、歪みセンサ83からの出力信号を検出する回路(図示を省略)及びその微調整のための調整素子84が設けられている。
【0054】
センサ装置70においては、さらに以下のような設定がなされている。張設用板ばねは、検出用板ばね82よりばね力を強くされている。また、補償用張設部材72は、センシング用張設部材71より引張り剛性を高くされている。すなわち、補償用張設部材72は、右端を鍵盤フレーム100に固定的に支持され、左端を張設用板ばねにより引っ張られて、所定の延び状態となる。これに対し、センシング用張設部材71は、左端の位置が補償用張設部材72と共に張設用板ばねを共同保持部として保持される。さらにその右端は検出用板ばね82を撓ませるように該検出用板ばね82の自由端に保持される。したがって、補償用張設部材72を引っ張った状態で左端の位置を安定にするために、張設用板ばねのばね力を強くし、検出用板ばね82が大きく撓まないように、補償用張設部材72の引っ張り剛性が高くされる。
【0055】
次に、この鍵盤装置の作動について説明する。図7の状態から押鍵をすると、鍵40が回動中心R40を中心として下方へ回動し、垂下片44が質量体50を押し下げる。これにより、質量体50は、回動中心R50を中心に回動し、スイッチ駆動部53は鍵スイッチ61と接して押鍵スイッチをオンにし、発音機構を動作させて発音がなされる。この間、質量体50は、回動中心R50より後方部分を上昇させる。そして、スイッチ駆動部53が鍵スイッチ61に接した直後に質量体50の後端部の当接部54がストッパ部材105に当接し、これにより質量体50及び鍵40の回動が停止される。
【0056】
センサ装置70はアフタセンサであり、次のように作用する。押鍵状態で鍵の押圧力を増減させると、質量体50の後端部の当接部54はストッパ部材105、特にその緩衝用フェルト105aの撓み量を変化させ、この撓み量が変化するとセンシング用張設部材71の蛇行量も変化する。蛇行量が増加すると、検出用板ばね82の撓みが増し、歪みセンサ83の出力が増加する。この出力変化をピックアップすることにより、押鍵後の鍵への押圧力の変化を検出することができ、これに応じて音量、音質等を変化させれば、アフタタッチコントロールを行なうことができる。また、ストッパ部材105の緩衝用フェルト105a及び保護シート105bの撓み性を適度に選択することにより、複数の鍵が押された状態であっても、各押鍵によるストッパ部材105の撓みをセンシング用張設部材71の蛇行に反映させて、正確なアフタタッチコントロールを行なうことができる。
【0057】
なお、このセンサ装置70は、補償用張設部材72に並行してセンシング用張設部材71を設け、補償用張設部材72とセンシング用張設部材71に張設用板ばねのばね力を作用させてて一端を支持し、センシング用張設部材71自体は検出用板ばね82のばね力を受けるようにしている。これにより、取付け時の外力による張設部材の張設長さの変化、温度上昇等の外乱要因が作用しても、その影響は、補償用張設部材72が吸収し、センシング用張設部材71への波及が防止されようになっている。
【0058】
図6は第4実施形態の要部を示す図であり、鍵盤フレーム100とストッパ部材105近傍の取り付け構造及び質量体50の当接部54との位置関係を示している。ストッパ部材105は鍵盤フレーム100により保持されており、この鍵盤フレーム100の質量体50側の裏面には保護基板5が取り付けられている。
【0059】
ここで、鍵盤に強い押圧力が加えられた場合など、質量体50の当接部54が緩衝用フェルト105aを大きく変形させるが、保護基板5は、その端部5aを質量体50の当接部54に当接させ、この質量体50の動作をある程度規制する。これにより、緩衝用フェルト105aやセンサ装置70(あるいはセンシング用張設部材71)を保護するものである。すなわち、保護基板5は、緩衝用フェルト105a(フェルト等の質量体ストッパ)の劣化を防止する質量体ストッパ破壊防止用の基板であり、また、センサ装置70(アフタセンサの破壊を防止するアフタセンサ破壊防止用の基板でもある。
【0060】
また、仮に保護基板5が殆ど変形しない硬質のものであれば、さらに強い押圧力が加えられた場合に質量体50自体が破壊されてしまうので、この保護基板5は弾性を有し、さらに強い押圧力が加えられた場合には、鍵盤フレーム100側に変位して質量体50を保護する役目も持っている。
【0061】
鍵盤フレーム100と保護基板5は、ストッパ部材105の近傍において互いに離間するようになっており、この離間部分にはリブ壁6が立設されている。このリブ壁6の保護基板5側の端面6aは、鍵盤フレーム100と保護基板5との接触端部からストッパ部材105側にかけてにかけて、保護基板5側に凸となる曲面となっている。すなわち、リブ壁6は、保護基板5への無負荷時に該保護基板5の鍵盤フレーム100への固定部分から端部5a方向へ遠ざかるにつれて該保護基板5との間隔が大きくなる曲面となっている。
【0062】
なお、以上の構成は請求項1の詳細な具体例となっており、鍵盤フレーム100が「フレーム」、保護基板5が「基板」、保護基板5の端部5aが「ストッパ部」、質量体50が「動作部材」、リブ壁6が「変位規制リミッタ」、リブ壁6の端面6aが「変位規制リミッタの曲面」をそれぞれ構成している。
【0063】
質量体50の動作が強くなると、当接部54から保護基板5の端部5aに加わる押圧力によって、保護基板5は変位されるが、この変位量はリブ壁6により所定量以下に規制される。そして、前記各実施例と同様に、保護基板5はリブ壁6の端面6aに倣って変位するので、保護基板5を変形させる作用が保護基板5の局所的な各部位に分散され、保護基板5全体の割れや折れを防止することができる。また、メカ雑音も発生しない。さらに、保護基板5の変位により質量体50に加えられる応力を低減でき、質量体50を保護することができる。
【0064】
以上、各実施形態について説明したが、各実施形態におけるリブ壁2,3,4,6の端面2a,3a,4a,6aの曲面形状は円弧状とするとよい。例えば第1実施形態を例に説明すると、スイッチ基板12は電子楽器の前後方向において厚みが一定、左右方向において幅が一定であり、このスイッチ基板12が変位する(曲げられる)ときの前後方向の全ての部位において許容される(破壊されない)最大変形は、スイッチ基板12の外縁曲げ応力(曲げ形状の凸側で面に平行に働く張力)が、許容最大値で基板の前後方向の全域で一定値となる。したがって、スイッチ基板12に基板の前後方向の全域で変形度合いが一定となるように、すなわち一定の曲率半径となるようにしてよい。なお、この曲率半径は基板のヤング率、厚み、外縁曲げ応力の許容最大値から求めることができる。これにより、スイッチ基板12に加わる応力が均等に分散される。
【0065】
また、基板の長手方向(固定部分から押圧力が加えられる力点に向かう方向)に進むにしたがって基板の厚みが変化したり、またこの長手方向に進むにしたがって長手方向と直角な方向の幅が変化したりする場合、基板を曲げる力に対して基板の長手方向における局所的な部位の外縁曲げ応力の許容最大値が異なる。このような場合は、基板の形状に応じて曲面の形状を決定すればよい。
【0066】
また、各実施形態では変位規制リミッタの曲面が基板の前記長手方向において連続面となっているが、この曲面は、基板の長手方向において不連続面であってもよい。ただし、不連続面間の幅は基板の長手方向の長さに比して小さい幅とする。
【0067】
なお、各実施形態では本発明を主に電子楽器に適用した場合について説明したが、他の電子機器にも適用できる。例えば、ゲーム機器において、操作子の操作を検出するスイッチ基板を該操作子の激しい操作から保護するために、本発明を適用することができる。
【0068】
【発明の効果】
請求項1の電子機器の基板保持構造によれば、操作子等の動作部材により基板が変位するとき、この変位が進んでいく過程で、基板を変形させる作用が基板の局所的な各部位に分散されるので、基板全体の割れや折れを防止することができる。また、基板の各部位は、すでに変位規制リミッタに接触している部位に続いて順次変位規制リミッタに接触していくだけなので、メカ雑音も発生しない。また、加えられた応力に対して、基板が変位する(撓む)ので、スイッチやセンサに直接加えられる応力を低減でき、スイッチやセンサを保護することができる。さらに、基板を少なくとも前後位置の1箇所の固定部のみで固定できるので、取り付け、取り外しが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の基板保持構造を適用した鍵盤装置の断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態の基板保持構造を適用した電子楽器の断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態の電子楽器の具体的一例を示す図である。
【図4】本発明の第3実施形態の基板保持構造を適用した操作装置の断面図である。
【図5】本発明の第1〜第3実施形態に係る変形例を示す図である。
【図6】本発明の第4実施形態の要部を示す図である。
【図7】本発明の第4実施形態の基板保持構造を適用したに電子ピアノ用鍵盤装置の右側面図である。
【図8】従来の電子鍵盤楽器におけるスイッチ基板の取付構造の一例を示す図である。
【符号の説明】
2…リブ壁(変位規制リミッタ)、2a…端面(変位規制リミッタの曲面)、11…下ケース(フレーム)、12…スイッチ基板(基板)、12a…鍵ストッパ(ストッパ部)、13,14…鍵(動作部材)、3…リブ壁(変位規制リミッタ)、3a…端面(変位規制リミッタの曲面)、22…裏ケース(フレーム)、23…スイッチ基板(基板)、24…A操作子(動作部材)、25…B操作子(動作部材)、26…操作スイッチ(ストッパ部)、27…感圧センサ(ストッパ部)、31,32…ケース(フレーム)、33…スイッチ基板(基板)、34…スライド操作子(動作部材)、35a,35b…センサ(ストッパ部)、4…リブ壁(変位規制リミッタ)、4a…端面(変位規制リミッタの曲面)、2′…変位規制リミッタ、2a′…変位規制リミッタの曲面、100…鍵盤フレーム(フレーム)、50…質量体(動作部材)、5…保護基板(基板)、5a…端部(ストッパ部)、6…リブ壁(変位規制リミッタ)、6a…端面(変位規制リミッタの曲面)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electronic device such as an electronic musical instrument having an operator, a keyboard, and the like, and relates to a substrate holding structure such as a circuit board disposed in the electronic device.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, in an electronic keyboard instrument, a switch board (circuit board) is disposed under the key in order to detect a key depression or the like on the keyboard. FIG. 8 is a diagram showing an example of a switch board mounting structure in a conventional electronic keyboard instrument. The
[0003]
The
[0004]
With the above configuration, when the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described conventional structure, when an electronic musical instrument is dropped on the floor or a child rides on the keyboard, a force more than the normal assumed force at the time of performance is applied to the
[0006]
Further, for example, as shown by a one-dot chain line in FIG. 8, it is conceivable to eliminate the
[0007]
The above description relates to the interference between the key and the switch board in the electronic keyboard instrument. However, such a problem is particularly caused by a manually operated operator and a substrate displaced by the operation of the operator, or This also occurs in an electronic device provided with a switch, a sensor or the like that is driven by operation of the operator.
[0008]
The present invention has been made in view of the above-mentioned problems. The substrate is made durable by preventing the substrate from being broken or broken by driving the operation element, and mechanical noise is not generated during operation of the operation element. It is another object of the present invention to provide a substrate holding structure for an electronic device that can protect a switch, a sensor, or an operation element, and can easily attach and remove the substrate.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a substrate holding structure for an electronic device, comprising: a frame; a substrate partially fixed to the frame; a stopper portion that is spaced from the portion of the substrate; and the stopper portion. A substrate holding structure for an electronic device having an operation member for which operation is restricted, The substrate is configured to be displaced by a pressing force from the operating member, A displacement restriction limiter for restricting the substrate from being able to be displaced by a pressing force received by the stopper when the movement of the operation member by the stopper is restricted to a predetermined amount or less; It is characterized by comprising a curved surface that increases in distance from the substrate as it moves away from the part of the substrate toward the stopper when loaded.
[0010]
According to the substrate holding structure of the electronic device according to
[0011]
Therefore, as the displacement of the substrate progresses, the portion of the substrate that has already contacted the displacement limiter is not displaced any more, and the non-contact portion is locally displaced (deformed) by the displacement of the contact portion. It can be suppressed. That is, as a result, the action of deforming the substrate due to the applied stress is distributed to each local portion of the substrate, so that the entire substrate can be prevented from being broken or broken.
[0012]
Further, since each part of the substrate simply contacts the displacement regulation limiter successively following the part that is already in contact with the displacement regulation limiter, no mechanical noise is generated.
[0013]
Further, since the substrate is displaced (bends) with respect to the applied stress, the stress directly applied to the switch or sensor can be reduced, and the switch or sensor can be protected.
[0014]
Further, since the substrate can be fixed only by at least one fixing portion at the front and rear positions, attachment and removal are easy.
[0015]
The board may be various boards such as a switch board provided with a switch corresponding to the operation element, a key switch board provided with a key switch, and a timbre switch board provided with a timbre selection switch.
[0016]
For example, as in a first embodiment to be described later, the operating member is a key of a keyboard, and the substrate is displaced by receiving a pressing force by a key as the operating member, and a key stopper such as a felt ( For example, a keyboard stopper destruction prevention board (for example, switch board 12) for preventing deterioration of the
[0017]
For example, as in a fourth embodiment to be described later, the operation member is a mass body (a key hammer for imitating a key touch by an action assembly in an acoustic piano) that is interlocked with a key depression on a keyboard, and the substrate has the operation Mass body stopper destruction prevention substrate (protective substrate 5) that receives a pressing force from the mass body as a member to restrict the operation of the mass body to some extent and prevents deterioration of a mass body stopper such as felt (for example, stopper member 105). ).
[0018]
For example, as in a fourth embodiment to be described later, the operation member is a mass body (key hammer) that interlocks with key depression on a keyboard, and includes an after sensor (for example, a sensor device 70) that is driven by the mass body. Further, it may be a substrate for preventing destruction of the after sensor (for example, the protective substrate 5) that receives a pressing force from the mass body as the operation member and restricts the operation of the mass body to some extent and prevents the destruction of the after sensor.
[0019]
For example, as in a second embodiment to be described later, in the displacement restriction limiter, the position at which separation starts from the substrate (for example, the boundary position between the
[0020]
For example, as in the fourth embodiment described later, the stopper portion may be a part of the substrate (for example, the end portion 5a of the protective substrate 5), or provided on the substrate as in the first embodiment described later, for example. It may be an operating member displacement stopper (for example,
[0021]
For example, as in a first embodiment described later, the operating member may be a key, and the operating member displacement stopper may be a key stopper (for example,
[0022]
For example, as in a later-described fourth embodiment, the operating member may be the mass body (for example, the mass body 50), and the operating member displacement stopper may be the mass body stopper (for example, the stopper member 105).
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(First embodiment)
FIG. 1 is a cross-sectional view of a keyboard device to which the substrate holding structure of the first embodiment is applied. The same elements as those in FIG. 8 are denoted by the same reference numerals as those in FIG. The
[0024]
The height of the
[0025]
The above configuration is a specific example of
[0026]
That is, the lower case 11 (frame), the switch substrate 12 (substrate) in which a part (fixed portion to the
[0027]
With the above configuration, when the key pressing operation of the
[0028]
In addition, since each part of the
[0029]
(Second Embodiment)
FIG. 2 is a cross-sectional view of an electronic musical instrument to which the substrate holding structure of the second embodiment is applied. In this electronic musical instrument, a main body case is formed by the half
[0030]
The
[0031]
A flexible operation switch 26 is disposed on the switch board 23 at a position facing the
[0032]
A rib wall 3 formed integrally with the
[0033]
The above configuration is a specific example of
[0034]
The on / off of the operation switch 26 by the operation of the
[0035]
The switch board 23 is displaced by the pressing force that the operation switch 26 receives from the
[0036]
In addition, no mechanical noise is generated. Furthermore, the stress directly applied to the operation switch 26 and the pressure sensor 27 due to the displacement (deflection) of the switch substrate 23 can be reduced, and the operation switch 26 and the pressure sensor 27 can be protected. Further, since the switch board 23 is fixed only at one boss 22b at the front and rear positions, it is easy to attach and remove.
[0037]
As a specific example of the electronic musical instrument of the second embodiment, the one shown in FIG. 3 can be considered. It can be applied to a part of the panel surface of the electronic keyboard instrument as shown in FIG. In this case, FIG. 2 corresponds to a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 3A. For example, the
[0038]
In addition, as shown in FIG. 3B, the electronic musical instrument can be configured such that the player M holds it with both hands. In this case, FIG. 2 corresponds to the BB cross-sectional view of FIG. 3B, and the
[0039]
(Third embodiment)
FIG. 4 is a cross-sectional view of an operating device (electronic device) to which the substrate holding structure of the third embodiment is applied. In this operating device, a half case 31 and a case 22 form a main body case, and a switch substrate 33 is disposed between
[0040]
A slide operation element 34 as an operating member is disposed at the end of the cases 31 and 32. The slide operation element 34 includes fork-
[0041]
As in the second embodiment, the
[0042]
Inside the cases 31 and 32,
[0043]
The above configuration is a specific example of
[0044]
The operation of the
[0045]
Since the switch board 33 is displaced along the
[0046]
(Modification)
In the first to third embodiments described above, the
[0047]
The
[0048]
(Fourth embodiment)
FIG. 7 is a right side view of an electronic piano keyboard device to which the substrate holding structure of the fourth embodiment is applied. In this keyboard apparatus, the entire key is supported by the
[0049]
In order to hold the
[0050]
The front end portion of the
[0051]
The
[0052]
A
[0053]
A tensioning portion (not shown) supported by the
[0054]
In the
[0055]
Next, the operation of this keyboard apparatus will be described. When the key is pressed from the state of FIG. 7, the key 40 rotates downward about the rotation center R <b> 40, and the hanging
[0056]
The
[0057]
The
[0058]
FIG. 6 is a view showing the main part of the fourth embodiment, and shows the positional relationship between the
[0059]
Here, when a strong pressing force is applied to the keyboard, the abutting
[0060]
Further, if the protective substrate 5 is hard and hardly deformed, the
[0061]
The
[0062]
The above configuration is a specific example of
[0063]
When the operation of the
[0064]
Each embodiment has been described above, but the curved surfaces of the end surfaces 2a, 3a, 4a, and 6a of the
[0065]
Also, the thickness of the substrate changes as it goes in the longitudinal direction of the substrate (the direction toward the force point where the pressing force is applied from the fixed part), and the width in the direction perpendicular to the longitudinal direction changes as it goes in this longitudinal direction. In this case, the permissible maximum value of the outer edge bending stress of a local portion in the longitudinal direction of the substrate differs with respect to the force of bending the substrate. In such a case, the shape of the curved surface may be determined according to the shape of the substrate.
[0066]
In each embodiment, the curved surface of the displacement restriction limiter is a continuous surface in the longitudinal direction of the substrate. However, the curved surface may be a discontinuous surface in the longitudinal direction of the substrate. However, the width between the discontinuous surfaces is smaller than the length in the longitudinal direction of the substrate.
[0067]
In each embodiment, the case where the present invention is mainly applied to an electronic musical instrument has been described. However, the present invention can also be applied to other electronic devices. For example, in a game machine, the present invention can be applied to protect a switch board that detects the operation of the operation element from a severe operation of the operation element.
[0068]
【The invention's effect】
According to the substrate holding structure of the electronic device according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a keyboard device to which a substrate holding structure according to a first embodiment of the present invention is applied.
FIG. 2 is a cross-sectional view of an electronic musical instrument to which a substrate holding structure according to a second embodiment of the present invention is applied.
FIG. 3 is a diagram showing a specific example of an electronic musical instrument according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view of an operating device to which a substrate holding structure according to a third embodiment of the present invention is applied.
FIG. 5 is a diagram showing a modification according to the first to third embodiments of the present invention.
FIG. 6 is a diagram showing a main part of a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a right side view of an electronic piano keyboard device to which a substrate holding structure according to a fourth embodiment of the present invention is applied.
FIG. 8 is a diagram showing an example of a switch board mounting structure in a conventional electronic keyboard instrument.
[Explanation of symbols]
2 ... rib wall (displacement restriction limiter), 2a ... end face (curved surface of displacement restriction limiter), 11 ... lower case (frame), 12 ... switch board (board), 12a ... key stopper (stopper part), 13, 14 ... Key (operation member), 3 ... rib wall (displacement restriction limiter), 3a ... end face (curved surface of displacement restriction limiter), 22 ... back case (frame), 23 ... switch board (board), 24 ... A operator (operation) Members), 25... B operation element (operation member), 26... Operation switch (stopper part), 27... Pressure-sensitive sensor (stopper part), 31 and 32 .. case (frame), 33. ... Slide operation element (operation member), 35a, 35b ... Sensor (stopper part), 4 ... Rib wall (displacement restriction limiter), 4a ... End face (curved surface of displacement restriction limiter), 2 '... Displacement restriction limiter, 2a ... curved surface of displacement restriction limiter, 100 ... keyboard frame (frame), 50 ... mass body (operation member), 5 ... protection substrate (substrate), 5a ... end (stopper part), 6 ... rib wall (displacement restriction limiter) , 6a ... End face (curved surface of displacement restriction limiter)
Claims (1)
該フレームに一部を固定した基板と、
該基板の前記一部から離間した位置に存在するストッパ部と、
該ストッパ部で動作規制される動作部材と、
を有した電子機器の基板保持構造であって、
前記基板は前記動作部材からの押圧力によって変位するように構成され、
前記ストッパ部による前記動作部材の動作規制時に該ストッパ部が受ける押圧力によって前記基板が変位され得るのを所定量以下に規制する変位規制リミッタを備え、
前記変位規制リミッタは、前記基板への無負荷時に該基板の前記一部から前記ストッパ部方向へ遠ざかるにつれて該基板との間隔が大きくなる曲面からなることを特徴とする電子機器の基板保持構造。Frame,
A substrate partially secured to the frame;
A stopper portion present at a position spaced from the part of the substrate;
An operation member whose operation is restricted by the stopper portion;
A substrate holding structure for an electronic device having
The substrate is configured to be displaced by a pressing force from the operating member,
A displacement restriction limiter for restricting the substrate from being able to be displaced by a pressing force received by the stopper when the operation of the operation member is regulated by the stopper;
The substrate holding structure for an electronic device, wherein the displacement restriction limiter is formed of a curved surface that increases in distance from the substrate toward the stopper portion from the part of the substrate when no load is applied to the substrate.
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