JP3900574B2

JP3900574B2 - Seat slide device

Info

Publication number: JP3900574B2
Application number: JP04118497A
Authority: JP
Inventors: 秀輝浦道
Original assignee: Toyota Boshoku Corp
Current assignee: Toyota Boshoku Corp
Priority date: 1997-02-25
Filing date: 1997-02-25
Publication date: 2007-04-04
Anticipated expiration: 2017-02-25
Also published as: JPH10236187A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートスライド装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
シートスライド装置は、一般には、フロア側に固定されるロアレールと、同ロアレールに長手方向へ移動可能に組付けられるアッパレールと、同アッパレールを前記ロアレールに対して解除可能に固定するロック機構を備えている。
【０００３】
また、シートスライド装置の一形式として、前記ロック機構を、前記ロアレール側に設けたロック孔と、前記アッパレール側に設けられて前記ロック孔に退出可能に進入するロック部材と、前記アッパレール側に設けられて前記ロック部材を前記ロック孔から退出操作して前記アッパレールの前記ロアレールに対する固定を解除するロック解除部材を備えた構成のものがある。
【０００４】
この種形式のシートスライド装置においては、アッパレール側に設けたロック部材をロアレール側に設けたロック孔に進入させてアッパレールのロアレールに対する長手方向の移動を規制することにより、アッパレールをロアレールに対して固定してシートをフロアに固定的に保持し、またロック部材をロック孔から退出させてアッパレールのロアレールに対する長手方向の移動規制を解除することにより、アッパレールのロアレールに対する固定を解除して、シートの前後方向の位置を調整し得るようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
このように、当該形式のシートスライド装置においては、アッパレールのロアレールに対する移動規制状態を、アッパレール側に設けたロック部材をロアレール側に設けたロック孔に進入させることにより構成するもので、この状態においては、ロック孔の長手方向の各縁部がロック部材の各端部に係合してロック部材の移動を規制するものである。かかる固定構造においては、各構成部材の製作精度、組付精度等の制約により、ロック部材の各端部とロアレール側のロック孔の各縁部との間には隙間の発生は避けられず、この隙間に起因してロック部材とロアレール間にガタが発生して固定状態の安定性に影響を与え、かつガタ音を発生させることになる。
【０００６】
従って、本発明の目的は、この種形式のシートスライド装置において、ロアレールとロック部材間に不可避的に生じる隙間が存在していても、ロアレールとロック部材間にガタが生じることがなくて、アッパレールのロアレールに対する固定状態の安定性を向上させ、かつガタ音の発生を防止することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は、フロア側に固定されるロアレールと、同ロアレールに長手方向へ移動可能に組付けられるアッパレールと、同アッパレールを前記ロアレールに対して解除可能に固定するロック機構を備え、同ロック機構は、前記ロアレール側に設けたロック孔と、前記アッパレール側に設けられて前記ロック孔に退出可能に進入するロックレバーと、前記アッパレール側に設けられて前記ロックレバーを前記ロック孔から退出動作させて前記アッパレールの前記ロアレールに対する固定を解除するロック解除レバーを備えている形式のシートスライド装置を適用対象とするものであり、本発明に係るシートスライド装置は、アッパレール側に設けられて前記ロアレール側に設けた係合部位に解除可能に係合して前記両レールを長手方向へ相対的に押圧する押圧レバーを備えている。
【０００８】
しかして、本発明に係るシートスライド装置においては、前記ロック機構を構成する前記ロックレバー、前記ロック解除レバーおよび前記押圧レバーは互いに別体であって、前記押圧レバーは、前記ロアレール側の係合部位に離脱可能に係合する係合部を有して前記アッパレール側にバネ付勢して回動可能に組付けられて同係合部位に弾撥的に係合し、前記ロック解除レバーは、前記押圧レバーの被受部を受承して同押圧レバーの前記ロアレール側の係合部位に対する係合を解除する受部と、前記ロックレバーに連結して同ロックレバーの前記ロック孔からのロック状態を解除する連結ピンを有して前記アッパレール側にバネ付勢して回動可能に組付けられていて、前記押圧レバーの前記係合部位に対する係合解除動作が前記ロック解除レバーのロック解除動作に連動されていることを特徴とするものである。
【００１１】
【発明の作用・効果】
このように構成したシートスライド装置においては、アッパレールのロアレールに対する移動規制状態を、アッパレール側に設けたロックレバーをロアレール側に設けたロック孔に進入させて、ロック孔の長手方向の各縁部をロックレバーの各端部に係合してロックレバーの移動を規制することにより構成される。従って、かかる固定構造においては、従来と同様に、各構成部材の製作精度、組付精度等の制約により、ロックレバーの各端部とロアレール側のロック孔の各縁部との間に隙間が発生することは避けられない。
【００１２】
しかしながら、本発明に係るシートスライド装置においては、アッパレール側に設けた押圧レバーをロアレール側に設けた係合部位に弾撥的に係合させて、アッパレールとロアレールとを長手方向へ相対的に押圧して、両レールの相対的な移動を所定の力で規制している。
【００１３】
このため、ロックレバーの各端部とロアレール側のロック孔の各縁部との間に隙間が存在していても、アッパレールとロアレール間での相対移動が生じることはなく、この隙間がアッパレールとロアレール間にガタを生じさせることがなくて、アッパレールのロアレールに対する固定状態の安定性に影響を及ぼすことはなく、かつ、ガタ音を発生させることもない。
【００１４】
本発明に係るシートスライド装置において、ロックレバー、ロック解除レバーおよび押圧レバーは互いに別体であり、押圧レバーは、ロアレール側の係合部位に離脱可能に係合する係合部を有してアッパレバー側にバネ付勢して回動可能に組付けられて同係合部位に弾撥的に係合し、ロック解除レバーは、押圧レバーの被受部を受承して同押圧レバーのロアレール側の係合部位に対する係合を解除する受部と、ロックレバーに連結して同ロックレバーのロック孔からのロック状態を解除する連結ピンを有してアッパレバー側にバネ付勢して回動可能に組付けられていて、押圧レバーの係合部位に対する係合解除動作がロック解除レバーのロック解除動作に連動される構成を採っている。ロックレバー、ロック解除レバーおよび押圧レバーのかかる連結構造を採れば、アッパレールのロアレールに対する移動規制および移動規制の解除が確実になされ、かつ、移動規制および移動規制の解除操作が容易になる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明するに、図１には、本発明の一例に係るシートスライド装置の主要部の側面が示されている。当該シートスライド装置は車両用シートのもので、図１〜図３に示すように、所定長さのロアレール１１、アッパレール１２、ロックレバー１３、ロック解除レバー１４、押圧レバー１５、一対の引張りスプリング１６ａ，１６ｂ、ロアブラケット１７を備えている。
【００１６】
ロアレール１１は、図２および図３に示すように、上方へ開口する略コ字状を呈しているもので、ロアブラケット１７内に収容された状態で、その中央部の下面にてロアブラケット１７の中央部に固着されている。アッパレール１２は、略逆Ｔ字状を呈しているもので、図示しない複数のローラおよびボールを介して、ロアレール１１に嵌合されて長手方向へ摺動可能に組付けられている。これらロアレール１１とアッパレール１２とは、この状態で、ロアブラケット１７を介して車室内のフロアに固定される。
【００１７】
ロアレール１１においては、その底部中央に、図２、および図５〜図７に示すように、ロック孔１１ａが形成され、またロアブラケット１７における底部中央にも、ロック孔１７ａが形成されている。これら両ロック孔１１ａ，１７ａは、長手方向に所定の幅を有して互いに対向しているとともに、長手方向に所定間隔を保持して複数形成されている。
【００１８】
一方、アッパレール１２においては、図２、および図５〜図７に示すうよに、その底部中央の下面に補強板１８が固着されており、アッパレール１２および補強板１８には互いに対向する挿通孔１２ａ，１８ａが形成されている。両挿通孔１２ａ，１８ａは、ロアレール１１の各ロック孔１１ａに対向する。また、アッパレール１２においては、その上部に、上下方向に延び円弧状のガイド孔１２ｂが形成されている。
【００１９】
ロックレバー１３は、図２、および図５〜図７に示すように、上下方向に長い長方形で、中央部よりわずかに上方部に横方向へ延びる円弧状のガイド孔１３ａが形成されているもので、後述するロック解除レバー１４に、連結ピン１４ｄを介して支持された状態で、アッパレール１２および補強板１８の各挿通孔１２ａ，１８ａに挿通されて、ロアレール１１およびロアブラケット１７のロック孔１１ａ，１７ａに進入している。
【００２０】
ロック解除レバー１４は、図１、図２、および図５〜図７に示すように、レバー本体１４ａと、レバー本体１４ａの上部に設けられた掛止ブラケット１４ｂと、レバー本体１４ａの下部に設けられた受部１４ｃとにより構成されているもので、受部１４ｃはレバー本体１４ａに対して直交して外側へ突出している。また、レバー本体１４ａの先端には、連結ピン１４ｄが取付けられている。連結ピン１４ｄは、レバー本体１４ａに対して直交して内側へ突出している。
【００２１】
ロック解除レバー１４は、連結ピン１４ｄをアッパレール１２のガイド孔１２ｂおよびロックレバー１３のガイド孔１３ａに挿通した状態で、アッパレール１２の側面に支持ピン１４ｅを介して前後および上下方向へ回動可能に取付けられていて、この状態でロックレバー１３を上下方向に移動可能に支持している。
【００２２】
また、ロック解除レバー１４には、そのレバー本体１４ａの上端部に操作ケーブル１９が連結されているとともに、その掛止ブラケット１４ｂに引張りスプリング１６ａの一端が掛止されている。引張りスプリング１６ａは、その他端をアッパレール１２に掛止されていて、ロック解除レバー１４を図示時計方向へ付勢している。
【００２３】
押圧レバー１５は、図１、図４〜図７に示すように、レバー本体１５ａと、レバー本体１５ａの中間部の上方に設けられた掛止ブラケット１５ｂと、レバー本体１５ａの中間部の下方に設けられた係合部１５ｃと、レバー本体１５ａの先端に設けられた被受部１５ｄにより構成されている。レバー本体１５ａはその基端部にて外側へ屈折されていて、その屈折部から後方へ所定長さ延び、掛止ブラケット１５ｂはレバー本体１５ａに対して直交状に外側へ突出し、係合部１５ｃは下方かつ前方へ所定長さ延び、かつ被受部１５ｄは略コ字状に屈折されて形成されている。
【００２４】
押圧レバー１５においては、アッパレール１２の側面に支持ピン１５ｅを介して前後および上下方向へ回動可能に取付けられていて、掛止ブラケット１５ｂに引張りスプリング１６ｂの一端が掛止されている。引張りスプリング１６ｂは、その他端をアッパレール１２に掛止されていて、押圧レバー１５を図示時計方向へ付勢している。
【００２５】
これにより、押圧レバー１５は後方へ略水平状に延びて、係合部１５ｃをロアブラケット１７に設けた係合凹所１７ｂの後端部に弾撥的に係合させ、ロアブラケット１７を後方へ押圧している。従って、押圧レバー１５は、アッパレール１２をロアブラケット１７に対して前方へ押圧している。また、押圧レバー１５はこの状態で、被受部１５ｄをロック解除レバー１４の受部１４ｃの上方にて近接して位置させている。
【００２６】
操作ケーブル１９は、アウタチューブ１９ａと、アウタチューブ１９ａに挿通されたインナワイヤ１９ｂとからなり、アウタチューブ１９ａの先端をアッパレール１２に固定され、インナワイヤ１９ｂの先端がロック解除レバー１４の上端部に連結されている。これにより、ロック解除レバー１４は、インナワイヤ１９ｂの基端に連結されている図示しない操作レバーを回動操作すれば、図示反時計方向へ回動するとともに、この回動操作を解除することにより、図示時計方向へ回動復帰する。
【００２７】
このように構成したシートスライド装置においては、ロックレバー１３がアッパレール１２および補強板１８の各挿通孔１２ａ，１８ａを挿通して、ロアレール１１およびロックブラケット１７の各ロック孔１１ａ，１７ａに進入していて、アッパレール１２のロアレール１１に対する前後方向の移動を規制している。また、押圧レバー１５の係合部１５ｃは、ロアブラケット１７の係合凹所１７ｂに弾撥的に係合していて、アッパレール１２を前方へ押圧している。
【００２８】
この状態で、図示しない操作レバーを回動操作すると、ロック解除レバー１４が図示反時計方向へ回動するとともに、この回動の際にロック解除レバー１４の受部１４ｃが押圧レバー１５の被受部１５ｄを受承して、押圧レバー１５を一体的に図示反時計方向へ回動させる。
【００２９】
かかる回動動作により、ロックレバー１３は上方へ移動してロアレール１１およびロアブラケット１７の各ロック孔１１ａ，１７ａから退出して、アッパレール１２のロアレール１１に対する移動規制を解除するとともに、押圧レバー１５における係合部１５ｃのロアブラケット１７の係合凹所１７ｂに対する係合を解除する。
【００３０】
このため、アッパレール１２はロアレール１１に対して前後方向へ移動可能となり、アッパレール１２を前後方向へ移動して、他のロック孔に対応する位置にて操作レバーの回動操作を解除すれば、ロアレール１１に対する移動を規制することができる。
【００３１】
このように、当該シートスライド装置においては、アッパレール１２のロアレール１１に対する移動規制状態を、アッパレール１２に取付けたロックレバー１３をロアレール１１側（ロアレール１１およびロアブラケット１７）に設けたロック孔１１ａ，１７ａに進入させて、ロック孔１１ａ，１７ａの長手方向の各縁部をロックレバー１３の各端部に係合してロックレバー１３の移動を規制することにより構成される。従って、かかる固定構造においては、従来と同様に、各構成部材の製作精度、組付精度等の制約により、ロックレバー１３の各端部とロアレール１１側のロック孔１１ａ，１７ａの各縁部との間に隙間が発生することは避けられない。
【００３２】
しかしながら、当該シートスライド装置においては、アッパレール１２側に取付けた押圧レバー１５の係合部１５ｃをロアレール１１側（ロアブラケット１７）に設けた係合凹所１７ｂに弾撥的に係合させて、アッパレール１２とロアレール１２とを前後方向へ相対的に押圧して、両レール１１，１２の相対的移動を所定の力で規制している。
【００３３】
このため、ロックレバー１３の各端部とロアレール１１側のロック孔１１ａ，１７ａの各縁部との間に隙間が存在していても、アッパレール１２とロアレール１１間での相対移動が生じることはなく、この隙間がアッパレール１２とロアレール１１間にガタを生じさせることがなくて、アッパレール１２のロアレール１１に対する固定状態の安定性に影響を及ぼすことはなく、かつガタ音を発生させることもない。
【００３４】
また、当該シートスライド装置において、ロック解除部材としてロック解除レバー１４を採用するとともに、押圧部材として押圧レバー１５を採用して、これら両レバー１４，１５をアッパレール１２側に引張りスプリング１６ａ，１６ｂにてバネ付勢して回動可能に取付けるとともに、これら両レバー１４，１５の回動動作を互いに連動させるように構成しているため、アッパレール１２のロアレール１１に対する移動規制、および移動規制の解除操作を容易に行うことができる。また、これに併せて、ロック部材としてロックレバー１３を採用して、ロックレバー１３をロック解除レバー１４に連結し、ロック解除レバー１４の回動動作により、ロックレバー１３を各ロック孔１１ａ，１７ａに対して進退させるように構成しているため、ロック機構それ自体を簡単な構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一例に係るシートスライド装置の要部を示す側面図である。
【図２】同シートスライド装置における図１の矢印２−２線方向の縦断正面図である。
【図３】同シートスライド装置における図１の矢印３−３線方向の縦断正面図である。
【図４】同シートスライド装置を構成する押圧レバーの斜視図である。
【図５】同シートスライド装置におけるロックレバーを基準とする要部を示す側面図である。
【図６】同シートスライド装置におけるアッパレールを基準とする要部を示す側面図である。
【図７】同シートスライド装置におけるロック解除レバーを基準とする要部を示す側面図である。
【符号の説明】
１１…ロアレール、１１ａ…ロック孔、１２…アッパレール、１２ａ…挿通孔、１２ｂ…ガイド孔、１３…ロックレバー、１３ａ…ガイド孔、１４…ロック解除レバー、１４ａ…レバー本体、１４ｂ…掛止ブラケット、１４ｃ…受部、１４ｄ…連結ピン、１４ｅ…支持ピン、１５…押圧レバー、１５ａ…レバー本体、１５ｂ…掛止ブラケット、１５ｃ…係合部、１５ｄ…被受部、１５ｅ…支持ピン、１６ａ，１６ｂ…引張りスプリング、１７…ロアブラケット、１７ａ…ロック孔、１７ｂ…係合凹所、１８…補強板、１８ａ…挿通孔、１９…操作ケーブル、１９ａ…アウタチューブ、１９ｂ…インナワイヤ。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a seat slide device.
[0002]
[Prior art]
The seat slide device generally includes a lower rail that is fixed to the floor, an upper rail that is assembled to the lower rail so as to be movable in the longitudinal direction, and a lock mechanism that releasably fixes the upper rail to the lower rail. Yes.
[0003]
As one type of seat slide device, the lock mechanism is provided on the lower rail side, a lock hole provided on the lower rail side, a lock member provided on the upper rail side so as to be retractable, and provided on the upper rail side. There is a configuration including a lock release member that releases the lock member from the lock hole by releasing the lock member from the lock hole.
[0004]
In this type of seat slide device, the upper rail is fixed to the lower rail by restricting the longitudinal movement of the upper rail with respect to the lower rail by allowing the locking member provided on the upper rail side to enter the lock hole provided on the lower rail side. Then, the seat is fixedly held on the floor, and the lock member is retracted from the lock hole to release the restriction of the movement of the upper rail with respect to the lower rail. The position of the direction can be adjusted.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Thus, in the seat slide device of this type, the movement restriction state of the upper rail relative to the lower rail is configured by causing the lock member provided on the upper rail side to enter the lock hole provided on the lower rail side. In this case, each edge of the lock hole in the longitudinal direction is engaged with each end of the lock member to restrict the movement of the lock member. In such a fixing structure, due to restrictions such as manufacturing accuracy and assembly accuracy of each component member, the occurrence of a gap is inevitable between each end of the lock member and each edge of the lock hole on the lower rail side, Due to this gap, rattling occurs between the lock member and the lower rail, affecting the stability of the fixed state and generating rattling noise.
[0006]
Therefore, an object of the present invention is to prevent the rattle from being generated between the lower rail and the lock member in the seat slide device of this type even if there is an inevitable gap between the lower rail and the lock member. It is to improve the stability of the fixed state with respect to the lower rail and to prevent the generation of rattling noise.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention comprises a lower rail fixed to the floor side, an upper rail assembled to the lower rail so as to be movable in the longitudinal direction, and a lock mechanism for releasably fixing the upper rail to the lower rail. a lock hole formed in the lower rail side, and a lock lever exiting capable enters the lock hole provided on the upper rail side and the locking lever provided on the upper rail side by exit operation from the lock hole The present invention is intended to be applied to a seat slide device of a type having a lock release lever for releasing the fixation of the upper rail to the lower rail, and the seat slide device according to the present invention is provided on the upper rail side and is provided on the lower rail side. Relatively engages the rails in the longitudinal direction by releasably engaging with the provided engagement site And a pressing lever that pressure.
[0008]
Thus, in the seat slide device according to the present invention, the lock lever, the lock release lever, and the press lever constituting the lock mechanism are separate from each other, and the press lever is engaged on the lower rail side. An engaging portion that removably engages with the part, is spring-biased toward the upper rail side, is rotatably assembled, and elastically engages with the engaging part, and the unlocking lever is A receiving portion that receives the receiving portion of the pressing lever and releases the engagement of the pressing lever with respect to the engaging portion on the lower rail side, and is connected to the lock lever from the lock hole of the lock lever. It has a connecting pin for releasing the lock state, and is spring-biased to the upper rail side so as to be pivotable, and the engagement release operation of the pressing lever with respect to the engagement portion is performed by the lock release lever. And it is characterized in that it is linked to the lock release operation.
[0011]
[Operation and effect of the invention]
In the seat slide device configured in this manner, the movement restriction state of the upper rail with respect to the lower rail is caused to enter the lock hole provided on the lower rail side by causing the lock lever provided on the upper rail side to enter each longitudinal edge of the lock hole. It engaged with each end of the locking lever formed by regulating the movement of the lock lever. Therefore, in such a fixing structure, as in the conventional case, there are gaps between the end portions of the lock lever and the edge portions of the lock holes on the lower rail side due to restrictions on the manufacturing accuracy and assembly accuracy of each component. It is inevitable that it will occur.
[0012]
However, in the seat slide device according to the present invention, the pressing lever provided on the upper rail side is elastically engaged with the engaging portion provided on the lower rail side to relatively press the upper rail and the lower rail in the longitudinal direction. Thus, the relative movement of both rails is restricted by a predetermined force.
[0013]
For this reason, even if a gap exists between each end of the lock lever and each edge of the lock hole on the lower rail side, there is no relative movement between the upper rail and the lower rail. without causing a backlash between the lower rail, not affect the stability of the fixed state relative to the lower rail of the upper rail, and never causing the rattle.
[0014]
In the seat slide device according to the present invention, the lock lever, the lock release lever, and the pressing lever are separate from each other, and the pressing lever has an engaging portion that removably engages with an engaging portion on the lower rail side. The spring is biased to the bar side so that it can be rotated and elastically engaged with the engaging part. The lock release lever receives the receiving portion of the pressing lever and the lower rail of the pressing lever. A receiving portion for releasing the engagement with the engaging portion on the side, and a connecting pin that is connected to the lock lever and releases the locked state from the lock hole of the lock lever. It is assembled so as to be movable, and the disengaging operation of the pressing lever with respect to the engaging portion is interlocked with the unlocking operation of the unlocking lever. By adopting such a connecting structure of the lock lever, the lock release lever and the pressing lever, the movement restriction and the movement restriction release of the upper rail with respect to the lower rail can be surely performed, and the movement restriction and movement restriction release operation can be facilitated.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows a side surface of a main part of a seat slide device according to an example of the present invention. The seat slide device is a vehicle seat. As shown in FIGS. 1 to 3, the lower rail 11, the upper rail 12, the lock lever 13, the lock release lever 14, the pressing lever 15, and a pair of tension springs 16a having a predetermined length. 16b and a lower bracket 17 are provided.
[0016]
As shown in FIGS. 2 and 3, the lower rail 11 has a substantially U-shape opening upward, and is accommodated in the lower bracket 17, and the lower bracket 17 is formed on the lower surface of the center portion thereof. It is fixed to the center of the. The upper rail 12 has a substantially inverted T shape, and is fitted to the lower rail 11 through a plurality of rollers and balls (not shown) so as to be slidable in the longitudinal direction. In this state, the lower rail 11 and the upper rail 12 are fixed to the floor in the vehicle compartment via the lower bracket 17.
[0017]
As shown in FIGS. 2 and 5 to 7, the lower rail 11 has a lock hole 11 a formed at the center of the bottom, and a lock hole 17 a formed at the center of the bottom of the lower bracket 17. Both the lock holes 11a and 17a have a predetermined width in the longitudinal direction and are opposed to each other, and are formed in a plurality with a predetermined interval in the longitudinal direction.
[0018]
On the other hand, in the upper rail 12, as shown in FIG. 2 and FIGS. 5 to 7, a reinforcing plate 18 is fixed to the lower surface of the center of the bottom, and the upper rail 12 and the reinforcing plate 18 have insertion holes facing each other. 12a and 18a are formed. Both insertion holes 12 a and 18 a face the lock holes 11 a of the lower rail 11. Further, the upper rail 12 is formed with an arcuate guide hole 12b extending in the vertical direction at an upper portion thereof.
[0019]
As shown in FIGS. 2 and 5 to 7, the lock lever 13 is a rectangle that is long in the vertical direction, and has an arcuate guide hole 13 a that extends in the lateral direction slightly above the center portion. Then, in a state of being supported by a lock release lever 14 which will be described later via a connecting pin 14d, it is inserted into the insertion holes 12a, 18a of the upper rail 12 and the reinforcing plate 18, and the locking holes 11a of the lower rail 11 and the lower bracket 17 are inserted. , 17a.
[0020]
As shown in FIGS. 1, 2, and 5 to 7, the unlocking lever 14 is provided at the lever main body 14 a, the latching bracket 14 b provided on the upper portion of the lever main body 14 a, and the lower portion of the lever main body 14 a. The receiving portion 14c protrudes outwardly perpendicular to the lever main body 14a. A connecting pin 14d is attached to the tip of the lever body 14a. The connecting pin 14d protrudes inward perpendicular to the lever body 14a.
[0021]
The lock release lever 14 can be pivoted back and forth and up and down via the support pin 14e on the side surface of the upper rail 12 with the connecting pin 14d inserted through the guide hole 12b of the upper rail 12 and the guide hole 13a of the lock lever 13. In this state, the lock lever 13 is supported so as to be movable in the vertical direction.
[0022]
An operation cable 19 is connected to the upper end of the lever main body 14a of the unlocking lever 14, and one end of a tension spring 16a is hooked to the hooking bracket 14b. The other end of the tension spring 16a is hooked to the upper rail 12, and urges the lock release lever 14 in the clockwise direction in the drawing.
[0023]
As shown in FIGS. 1 and 4 to 7, the pressing lever 15 includes a lever main body 15 a, a latch bracket 15 b provided above the intermediate portion of the lever main body 15 a, and a lower portion of the intermediate portion of the lever main body 15 a. The engaging portion 15c is provided, and the receiving portion 15d is provided at the tip of the lever main body 15a. The lever main body 15a is refracted outward at the base end portion, and extends a predetermined length rearward from the refracted portion. The latching bracket 15b protrudes outward perpendicularly to the lever main body 15a, and the engaging portion 15c. Extends downward and forward by a predetermined length, and the receiving portion 15d is refracted into a substantially U-shape.
[0024]
The pressing lever 15 is attached to the side surface of the upper rail 12 via a support pin 15e so as to be turnable in the front-rear and up-down directions, and one end of a tension spring 16b is hooked to the hooking bracket 15b. The other end of the tension spring 16b is hooked to the upper rail 12, and urges the pressing lever 15 in the clockwise direction in the drawing.
[0025]
As a result, the pressing lever 15 extends substantially horizontally rearward, and the engaging portion 15c is elastically engaged with the rear end portion of the engaging recess 17b provided in the lower bracket 17, so that the lower bracket 17 is moved rearward. Is pressed. Accordingly, the pressing lever 15 presses the upper rail 12 forward against the lower bracket 17. Further, in this state, the pressing lever 15 positions the received portion 15d in proximity to the receiving portion 14c of the unlocking lever 14.
[0026]
The operation cable 19 includes an outer tube 19a and an inner wire 19b inserted through the outer tube 19a. The distal end of the outer tube 19a is fixed to the upper rail 12, and the distal end of the inner wire 19b is connected to the upper end of the lock release lever 14. ing. As a result, the lock release lever 14 rotates counterclockwise in the figure when the operation lever (not shown) connected to the proximal end of the inner wire 19b is rotated, and by releasing this rotation operation, It returns to rotate clockwise in the figure.
[0027]
In the seat slide device configured as described above, the lock lever 13 passes through the insertion holes 12 a and 18 a of the upper rail 12 and the reinforcing plate 18 and enters the lock holes 11 a and 17 a of the lower rail 11 and the lock bracket 17. Thus, the movement of the upper rail 12 in the front-rear direction with respect to the lower rail 11 is restricted. Further, the engaging portion 15c of the pressing lever 15 is elastically engaged with the engaging recess 17b of the lower bracket 17 and presses the upper rail 12 forward.
[0028]
In this state, when an operation lever (not shown) is turned, the lock release lever 14 is turned counterclockwise, and the receiving portion 14c of the lock release lever 14 is received by the pressing lever 15 during the turn. Receiving the part 15d, the pressing lever 15 is integrally rotated counterclockwise in the figure.
[0029]
With this pivoting operation, the lock lever 13 moves upward and withdraws from the lock holes 11a and 17a of the lower rail 11 and the lower bracket 17 to release the restriction on movement of the upper rail 12 with respect to the lower rail 11, and at the pressing lever 15. The engagement of the engagement portion 15c with the engagement recess 17b of the lower bracket 17 is released.
[0030]
For this reason, the upper rail 12 can move in the front-rear direction with respect to the lower rail 11. If the upper rail 12 is moved in the front-rear direction and the rotation operation of the operation lever is released at a position corresponding to another lock hole, the lower rail 11 can be restricted.
[0031]
Thus, in the said seat slide apparatus, the movement restriction | limiting state with respect to the lower rail 11 of the upper rail 12 is the lock hole 11a, 17a which provided the lock lever 13 attached to the upper rail 12 in the lower rail 11 side (lower rail 11 and the lower bracket 17). And the movement of the lock lever 13 is restricted by engaging the edges of the lock holes 11a, 17a in the longitudinal direction with the end portions of the lock lever 13. Therefore, in such a fixing structure, as in the conventional case, due to restrictions on the manufacturing accuracy and assembly accuracy of each component, each end of the lock lever 13 and each edge of the lock holes 11a and 17a on the lower rail 11 side It is inevitable that a gap is generated between the two.
[0032]
However, in the seat slide device, the engaging portion 15c of the pressing lever 15 attached to the upper rail 12 side is elastically engaged with the engaging recess 17b provided on the lower rail 11 side (lower bracket 17), The upper rail 12 and the lower rail 12 are relatively pressed in the front-rear direction to restrict the relative movement of the rails 11 and 12 with a predetermined force.
[0033]
For this reason, even if a gap exists between each end of the lock lever 13 and each edge of the lock holes 11a and 17a on the lower rail 11 side, relative movement between the upper rail 12 and the lower rail 11 occurs. This gap does not cause backlash between the upper rail 12 and the lower rail 11, does not affect the stability of the fixed state of the upper rail 12 with respect to the lower rail 11, and does not generate backlash.
[0034]
Further, in the seat slide device, the lock release lever 14 is adopted as the lock release member, and the pressure lever 15 is adopted as the pressure member, and both the levers 14 and 15 are moved to the upper rail 12 side by the tension springs 16a and 16b. Since the springs are attached so as to be pivotable, and the pivoting movements of the levers 14 and 15 are interlocked with each other, the movement restriction of the upper rail 12 relative to the lower rail 11 and the movement restriction release operation are performed. It can be done easily. At the same time, the lock lever 13 is employed as a lock member, the lock lever 13 is connected to the lock release lever 14, and the lock lever 13 is moved to the lock holes 11 a and 17 a by the rotation of the lock release lever 14. Therefore, the lock mechanism itself can have a simple configuration.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a main part of a seat slide device according to an example of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal front view of the seat slide device in the direction of arrow 2-2 in FIG.
FIG. 3 is a longitudinal front view of the seat slide device in the direction of arrow 3-3 in FIG.
FIG. 4 is a perspective view of a pressing lever constituting the seat slide device.
FIG. 5 is a side view showing a main part based on a lock lever in the seat slide device.
FIG. 6 is a side view showing a main part based on an upper rail in the seat slide device.
FIG. 7 is a side view showing a main part based on an unlock lever in the seat slide device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 ... Lower rail, 11a ... Lock hole, 12 ... Upper rail, 12a ... Insertion hole, 12b ... Guide hole, 13 ... Lock lever, 13a ... Guide hole, 14 ... Lock release lever, 14a ... Lever main body, 14b ... Hanging bracket, 14c ... receiving part, 14d ... connecting pin, 14e ... support pin, 15 ... pressing lever, 15a ... lever body, 15b ... latching bracket, 15c ... engaging part, 15d ... received part, 15e ... supporting pin, 16a, 16b ... tension spring, 17 ... lower bracket, 17a ... lock hole, 17b ... engagement recess, 18 ... reinforcing plate, 18a ... insertion hole, 19 ... operation cable, 19a ... outer tube, 19b ... inner wire.

Claims

A lower rail fixed to the floor side, an upper rail assembled to the lower rail so as to be movable in the longitudinal direction, and a lock mechanism for releasably fixing the upper rail to the lower rail. into a locking hole provided a lock lever exiting capable enters the lock hole provided on the upper rail side, wherein the upper rail of the locking lever provided on the upper rail side by exit operation from the lock hole A lock release lever for releasing the fixing to the lower rail, and a pressing lever provided on the upper rail side and releasably engaged with an engagement portion provided on the lower rail side to relatively press the rails in the longitudinal direction. a seat slide device comprising the locking lever, the lock release lever and The pressing levers are separate from each other, and the pressing lever has an engaging portion that detachably engages with the engaging portion on the lower rail side, and can be rotated by being biased by a spring toward the upper rail side. The lock release lever receives the receiving portion of the pressing lever and engages the engaging portion on the lower rail side of the pressing lever. It has a receiving part to be released and a connecting pin that is connected to the lock lever and releases the locked state of the lock lever from the lock hole, and is rotatably mounted by being biased by a spring on the upper rail side. The seat slide device is characterized in that the engagement release operation of the pressing lever with respect to the engagement portion is interlocked with the lock release operation of the lock release lever .