JP3900152B2 - 情報読取装置および情報読取システム - Google Patents

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Description

本発明は、磁気カードを対象としたインフラに対応する情報読取装置および情報読取システムに関するものである。
磁気カードは、キャッシュカードやクレジットカードなどに広く使われてきたが、セキュリティ面の弱さから偽造や不正使用による被害が増加している。その防御策として、さまざまな分野で、近年磁気カードに比べセキュリティ面に優れるICカード化への移行や導入が検討されている。しかしながら、磁気カードを対象として拡充されてきた既存の各種端末やネットワークなどのインフラをICカード対応に切り替えるためには莫大な投資を要するなどの理由から、現状ではICカード化はまだそれほど進んでいない。
ICカードを使用したシステムの普及の鍵となるのは、その汎用性や利便性を引き出すことであるが、現在の磁気カードというインフラからのシームレスな移行をはかることも重要なポイントとなる。なお、カードインフラのシームレスな移行に関しては、ICカード読み取り書き込み装置に磁気カードのデータの通信仕様と同一とするための通信データ変換インターフェイスを持たせるものが知られている(例えば特許文献1参照)。
図8は上記特許文献1に記載されたカード式自動販売機を示すものである。このカード式自動販売機に接続されるICカード読み取り書き込み装置について、図8を用いて説明する。
図8において、101はカード式自動販売機であり、マスター制御部である主制御部102に制御バスライン108を介してコネクタ107が接続されている。コネクタ107には、磁気カードを処理するための磁気カード読み取り書き込み装置109が接続されるようになっており、主制御部102はコネクタ107を介して接続された通信インターフェイス110に対してポーリングをかけてデータの送受信やコマンドの送信を行いながら、自動販売機全体を統括している。
このカード式自動販売機101に対して、ICカード読み取り書き込み装置111は通信インターフェイス112に対する通信データ変換インターフェイス113を設けており、ICカードのデータはICカード読み取り書き込み装置111により読み込まれ、通信インターフェイス112を通して通信データ変換インターフェイス113に送られ、ここでICカードのデータを磁気カード読み取り書き込み装置109により読み込まれた磁気カードデータと同様の通信仕様にデータ変換して主制御部102に送信する構成となっている。
かかる構成により、磁気カード読み取り書き込み装置用のインターフェイスを持つカード式自動販売機101に何も変更すること無しに、磁気カード読み取り書き込み装置109を接続するためのコネクタ107にICカード読み取り書き込み装置111を接続することができ、ICカードの利用が可能となる。
特開平4−195380号公報(第2−3頁、第1図)
しかしながら、既設の磁気カードシステムに接続される磁気カードリーダの多くは、磁気ヘッドを通して再生された信号を復調回路によりクロック信号(データ判別タイミング信号)とデータ信号とに分離出力し、これらの信号は物理的な媒体の電気的インターフェイスやデータ転送のためのフレーム形式の変換、暗号化などの加工はされずそのまま上位装置へ送信される。従って、この従来の構成では、ICカード内の情報は暗号化などされず単に磁気カードの記録様式と同一のデータイメージとして読み取り書込装置外に出力されることになるので、盗難や盗聴に対して無防備になるという問題を抱える。そのため、ICカード内の情報が盗まれ(スキミング)、そのデータを磁気カードにコピーするといったカードの偽造が容易に行われ、本来は情報の読み出しや偽造が困難で磁気カードに比べて安全性の高いカードシステムを提供するはずのICカード化が、その意味を成さなくなるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題に鑑み、ICカードインフラ対応の投資コストを大幅に低減しつつ、セキュリティ機能の確保を実現した情報読取装置および情報読取システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、カードリーダと、外部と通信可能な端末とを備え、上記カードリーダからの情報を前記端末を介して外部に送信する情報読取システムであって、上記カードリーダは、所定の文字数が記憶可能な磁気記録媒体を有するカードから情報を読み取る磁気情報読取部と、非接触方式のデータキャリアから情報を受信する受信部と、上記受信部で受信した情報を暗号化するCPUと、を有し、上記端末は、上記磁気情報読取部で読み取った情報及び上記受信部で受信して暗号化された情報を外部に送信する情報読取システムにおいて、上記磁気読取部は、上記磁気記憶媒体の情報を読み取るため、上記カードを走行させるカード走行案内溝を有し、当該走行案内溝は、上記磁気記憶媒体の情報の文字数以下の文字数のみ読むように当該溝の長さが決定されており、上記CPUは、上記受信部により受信した情報を暗号化する際に、上記カードの上記記憶媒体の所定の文字数より長い情報に暗号化するように構成した
この構成によれば、磁気カードに対応した既設の情報読取システムに対して、上位装置の回路を変更することなく最小限のソフト変更のみで、容易に磁気カードとデータキャリアの両方に対応したシステムへアップグレードすることができる。さらに、データキャリアから受信した情報を暗号化し文字数を伸長することで、通常の磁気カードにコピーしようとしても磁気ストライプ内に情報を書き込みきれなくなり、偽造カードの作成を防止することができる。
以上のように本発明は、既設の磁気カードシステムをICカード化する際にシステムの大幅な変更が不要となりインフラ対応の投資コストを大幅に低減することができると共に、偽造や不正使用を困難にし、高度なセキュリティを実現することができる。
以下、本発明の実施の形態1について、図1から図4を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1において、1は磁気記録媒体の一例としての磁気カード17およびデータキャリアの一例としての非接触ICカード19の両方の処理に対応した複合型のカードリーダであり、このカードリーダ1は、磁気カード17の情報を読み取る磁気ヘッド2と、磁気ヘッド2で読み取った情報を処理し端末10へ送る再生回路3と、非接触ICカード19と通信を行うアンテナ4と、送受信回路5と、CPU(中央処理装置)6と、端末との通信路を切り替える信号セレクタ7などから構成される。再生回路3は、磁気カード17上の磁気ストライプから磁気ヘッド2を通して再生したアナログ信号をディジタル信号に変換し出力するものである。CPU6は、非接触ICカード19との情報の送受信や、非接触ICカード19から受信した情報の暗号化および端末10への送出、信号セレクタ7の切替え制御など、カードリーダ1全体の制御を行うものである。そして、CPU6が発する送信コマンドは送受信回路5で変調されてアンテナ4を介し非接触ICカード19側へ伝送され、また、アンテナ4で受信した非接触ICカード19からの応答はデータ送受信回路5で復調されてCPU6へと伝えられる。また、信号セレクタ7から端末10へ出力されるクロック信号およびデータ信号であるカードデータ8は、カードリーダ1とインターフェイスをなす端末10のI/F(インターフェイス)部11に入力されるようになっている。
なお、信号セレクタ7はCPU6からの信号に基づいて、磁気ヘッド2で読み取った情報を端末10に出力するのか、アンテナ4で受信した情報を端末10に出力するのかを切り替えるものであり、通常は磁気ヘッド2で読み取った情報を端末10に出力する状態になっているが、CPU6がアンテナ4を介して非接触ICカード19から情報を受け取り、CPU6からアンテナ4で受信した情報を端末10に出力する旨の信号を信号セレクタ7が受信した場合に、信号セレクタ7はアンテナ4で受信した情報を端末10に出力するように切り替えるものである。
また、上位装置の一例としての端末10は、カードリーダ1から与えられるクロック信号およびデータ信号であるカードデータ8を受信するI/F部11と、カードリーダ1から与えられるI/F部11に入力されたカードデータ8が磁気カード17のデータであるのか非接触ICカード19のデータであるのかを示す識別信号9に基づいてI/F部11に入力されるカードデータ8が非接触ICカード19のデータかどうかを判別する判定部12と、カードリーダ1のCPU6で暗号化された非接触ICカード19のカードデータ8の復号化など受信したカードデータ8の処理を行うデータ処理部13と、端末10内の各部の動作を統括する主制御部14とから構成される。
なお、識別信号9は通常は磁気カード17のデータであることを示す信号としてカードリーダ1のCPU6から端末10に送出されるが、CPU6がアンテナ4を介して非接触ICカード19から情報を受け取った場合には、非接触ICカード19のデータであることを示す信号としてカードリーダ1のCPU6から端末10に送出される
また、端末10はネットワークを介してセンタのサーバ15と接続されている。
なお、この端末10の例としては、カードを用いて決済処理を行う決済端末装置などがあり、図2に端末10の一例としての決済端末装置を示し、図2(a)は斜視図、図2(b)は要部断面図である。
以上のように構成されたカードシステムについて、図1から図4を用いてその動作を説明する。
最初に、磁気カード17を用いた処理について説明する。
図2(b)に示すように、端末10に設けられたカード走行案内溝20の走行ガイド21に沿って磁気カード17を摺動すると、カードリーダ1に取り付けられた磁気ヘッド2が磁気カード17の磁気ストライプ18に圧接されて、磁気カード17の磁気記録データが再生される。磁気ヘッド2による再生波形は、再生回路3によりクロック信号(データ判別タイミング信号)とデータ信号として信号セレクタ7に分離出力される。図3(a)は、このときの各部の信号を示したものであり、図3(b)はその一部分を拡大したタイミングチャートである。
なお、信号セレクタ7では、再生回路3から出力された信号を加工せずにそのまま端末10へ送信する。そして、端末10では、判定部12が識別信号9に基づいてI/F部11に入力されたデータが磁気カード17のデータであると判定すると、端末10では受信したカードデータの加工は行わず、ネットワークを介してサーバ15へカード情報の与信照会や売上げ処理などを行う。
次に、非接触ICカード19を用いた処理について説明する。
カードリーダ1のCPU6は、非接触ICカード19への送信コマンドを随時発行し、アンテナ4の交信領域内に非接触ICカード19が存在するかどうかを周期的に確認するようになっている。非接触ICカード19がアンテナ4に近接されると、アンテナ4は非接触ICカード19からの応答を受けCPU6は引き続き決められた通信手順に従って逐次的に非接触カード19に対してコマンドを送信し、非接触ICカード19内の情報を読み書きする。さらに、CPU6は非接触ICカード19から受信したデータが認証された端末10以外では解読できないように、ある一定の規則に従って文字や記号を他の記号に交換する暗号化処理を行う。そして、CPU6は図3に示した磁気カード17の読み取り用の再生回路3の出力様式と同様の仕様になるように前記暗号化した情報をクロック信号およびデータ信号として波形化し、具体的には、オール“0”、スタートマーク、暗号化データ、エンドマーク、LRC、オール“0”の順序にて信号セレクタ7に出力する。この波形化後のデータは信号セレクタ7を介して端末10に送信され、併せてCPU6から端末10へ非接触ICカード19のデータであることを識別するための識別信号9が送出される。
端末10の判定部12が、識別信号9に基づいてI/F部11に入力されたデータが非接触ICカード19のデータであると判定すると、端末10側では受信したカードデータをデータ処理部13により復号し暗号化されたデータを暗号化前のデータへ戻す。これにより、端末10は磁気カード17の処理のときと同様に、ネットワークを介してサーバ15へカード情報の与信照会や売上げ処理などを行うことが可能となる。
なお、復号した非接触カード19のデータは磁気カード17のデータ様式と同様になるようにしてあるので、非接触ICカード19のデータであっても既設の磁気カードシステムのネットワーク環境が利用でき、非接触ICカード19を利用するための特別なネットワークの変更は不要となる。
また、カードリーダ1と端末10との間の通信路で通信される非接触ICカード19のデータは、暗号化されているためセキュリティ性は確保される。なお、この通信路での盗聴(スキミング)や、暗号化された非接触ICカード19のデータの磁気カード17へのデッドコピーといった偽造は比較的容易ではあるが、この偽造磁気カードを不正使用した場合には磁気カード17として磁気ヘッド2で読み取られることになり、この場合CPU6から端末10へ送信される識別信号9は磁気カード17のデータであることを意味するものとなるので端末10では復号は行われない。すなわち、スキミングされた非接触ICカード19のデータは暗号化されているので、復号しなければ端末10で正しく認証等が行われないが、識別信号9は復号しないことを意味する信号なので端末10で復号は行われない。従って、偽造カードを用いて端末10による決済処理等を行うことはできず、結果として偽造カードによる被害を低減することができる。
なお、暗号化についての好ましい態様としては、CPU6による暗号化処理の際に、データの文字数を伸長することである。図2(b)の要部断面図に示したように、カード走行案内溝20のA寸法により使用できるカード長が規定される。また、図4はスロットタイプのカードリーダの構造を示した概略図であり、図4(b)はカードが完全に挿入された位置を示している。すなわち、磁気カード17の読み取りはカード収納箱30へ磁気カード17を挿入するときに行われるため、この図4に示すスロットタイプのカードリーダ1ではB寸法により使用できるカード長が規定されるようになっている。従って、文字数を伸長すると正規の長さの磁気カード17にはデータが入りきらないので、このカードは使用することができず、また、これに対応するために長さの長いカードを作成して偽造したとしても、カードリーダ1により使用できるカードの長さが規定されている場合には長さの長いカードは使用することができない。従って、データの文字数を伸長することで偽造防止効果を高めることができる。
また、磁気カード17のデータ処理に関わる再生回路3は周波数帯域幅が広く設計されており、一般に0.4kHz〜24.8kHz(記録密度210BPIの磁気カードデータを5cm/s〜150cm/sに相当)の範囲まで再生可能となっている。
ここで、IDカードの国際規格で定められた記録仕様では、例えばトラック1は記録密度210BPIで記録文字数は79文字と規定されている。このIDカードのトラック1に、例えば79文字の倍の文字数である158文字を記録するには、およそ倍の記録密度で書き込みをすることで実現可能となる。
そこで、暗号化としてデータの文字数を伸長する場合に、磁気カード17の操作速度が超低速の場合でも上記の再生回路3の周波数帯域を超えるような文字数(記録密度)になるように文字数を大幅に伸長するものとする。こうすることで、カードリーダ1から端末10への通信路でスキミング等が行われ偽造磁気カードが作成されたとしても、この偽造磁気カードのデータは再生回路3で再生することができないので、カードの処理は不可能となる。すなわち、偽造磁気カードの作成を防止することが可能となる。これにより、セキュリティをさらに強化することができる。
なお、本実施の形態では、カードリーダ1は磁気カード17および非接触ICカード19の両方に対応しているが、非接触ICカード19のみに対応したもの、接触ICカードのみに対応したもの、これら複数のカードの組合せに対応したもの、あるいはその他のデータキャリアに対応したものであっても良いことは言うまでもない。例えば非接触ICカード19のみに対応したカードリーダである場合には、カード情報を暗号化し、かつ、磁気カードの通信仕様と同様なクロック信号とデータ信号として端末10に送信することで、情報伝送のセキュリティ性を高め、また、端末10の大幅な変更を必要とせず非接触ICカード19を用いた処理が可能となる。なお、この場合の端末10は、暗号化された情報を復号するための復号機能を有するものであり、この復号機能は端末10にプログラムを追加することなどで実現することができる。
また、本実施の形態ではカードリーダ1は端末10に組み込まれた例を示しているが、これに限るものではなく、端末10の外部機器として接続されるものであっても良い。
(実施の形態2)
図5は、本実施の形態におけるカードシステムの構成を示すブロック図である。
本実施の形態において実施の形態1と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態1と異なるのは、非接触ICカード19のデータかどうかを識別するための識別信号9が独立した個別の信号としてCPU6から出力されるのではなく、信号セレクタ7から送出されるクロック信号およびデータ信号に特定パターンとして重畳されるようにした点である。
図6は信号セレクタ7から出力される信号を示したものであり、図6(a)は磁気カード17の情報を読み取った場合に出力された信号の一例を示し、図6(b)は非接触ICカード19の情報を読み取った場合に出力された信号の一例を示したものである。
図6(a)に示す磁気カード17の情報に関する信号については、磁気カード17の操作速度によりクロックの1周期(T)は変化するが、クロック信号のデューティ(クロックの1周期(T)のLow区間(T1)とHigh区間(T2)との割合)はほぼ一定である。また、図6(b)に示す非接触ICカード19の情報に関する信号については、CPU6にてエミュレート出力されるため、クロック信号は任意のデューティ(クロックの1周期(T)のLow区間(T3)とHigh区間(T4)との割合)で出力することが可能である。そこで、CPU6は出力する非接触ICカード19の情報に関するクロック信号のデューティを、磁気カード17のデューティと異なるデューティとして出力する。また、端末10にはあらかじめ非接触ICカード19の情報に関するクロック信号のデューティと、磁気カード17の情報に関するクロック信号のデューティとを情報として与えておき、端末10の判定部12により、前述のあらかじめ与えられたデューティとI/F部11に入力されたクロック信号のデューティとを比較することにより、I/F部11に入力された情報が磁気カード17のものであるのか非接触ICカード19のものであるのかを識別することができる。
なお、図6(b)に示すクロック信号のセットアップ時間(T5)やホールド時間(T6)の長さを変えることで、どちらのカード情報であるかを識別できるようにしても良い。
さらに他の重畳方法として、クロック信号の周期(T)の時間的変化という観点から、それを識別情報として適用することもできる。図2に示した端末10に組み込まれたカードリーダ1の場合、磁気カード17は人の手で扱うのでカード操作の定速性は期待できない。このため、クロック信号の周期(T)は時間と共に変化する。例えば、ある周期Tnとその次の周期Tn+1とは異なる。一方、非接触ICカード19のデータはCPU6にてエミュレート出力するため、一定周期で出力させることができる。すなわち、ある周期Tnとその次の周期Tn+1とは同じとなる。そこで、端末10の主制御部14はI/F部11に入力された信号のうちクロック信号の周期(T)を監視することにより、クロック信号の周期に時間的に差があれば磁気カード17のデータであると識別し、クロック信号の周期に時間的な差がなければ非接触ICカード19のデータであると識別することができる。
なお、カードリーダ1がモータ式のカード搬送機構を有しており、磁気カード17が定速搬送される場合には、逆に、非接触ICカード19の情報でCPU6にてエミュレート出力するクロック信号の周期の時間的変化が大きくなるようにすればよい。ただし、この場合には、端末10はクロック信号の時間的変化が大きい場合は非接触ICカード19の情報であると判断し、時間的変化が小さい場合は磁気カード17の情報であると判断するものとする。
また、非接触ICカード19のデータをカードリーダ1から端末10に送信する場合には、クロック信号の周期(T)を磁気カード17のデータを送信する場合より短くすることでデータ転送速度を向上させ、暗号化処理などに伴うタイムラグを減少するようにしてもよい。
以上のように本実施の形態によれば、カードリーダ1と端末10の接続に関して、端末10側は非接触ICカード19のデータかどうかを識別するための追加のインターフェイス回路が不要となるため、インフラ対応の投資コストを抑えることができる。
また、実施の形態1と同様に、CPU6で暗号化されて信号セレクタ7に出力される非接触ICカード19のデータの通信仕様を磁気カード17の情報の通信仕様と同様とすることで、端末10側は復号するためのプログラムの追加など最小限のソフト変更のみで非接触ICカード19の適用を可能にしているので、端末10側への影響を最小限に抑えることができる。
なお、本実施の形態ではクロック信号の周期やデューティの相違により、非接触ICカード19のデータかどうかを識別できるようにしているが、識別情報をデータの一部として端末10側へ送出し、これによって識別するようにしても良い。この例について、図7を用いて説明する。
図7は、CPU6で暗号化されて信号セレクタ7に出力される非接触ICカード19のデータの一部として識別情報を付加して送信する場合を示した図である。
図7において、識別情報はデータの終端部に付加されている。端末10の判定部12は受信したデータの終端部がすべて“0”で終了するのか、あるいは識別情報を示すビット列で終了するのかを監視することにより、磁気カード17のデータか非接触ICカード19のデータかを識別することが可能となる。すなわち、この場合は識別情報が付加されているので非接触ICカード19のデータであると識別する。なお、本実施の形態では識別情報の付加位置をデータの終端部としているが、データの先頭部でもよいし、データの途中に付加しても良い。
本発明の情報読取装置および情報読取システムは、既設の磁気カードシステムをICカード化するなどの際にシステムの大幅な変更が不要となり、インフラ対応の投資コストを大幅に低減することができると共に、偽造や不正使用を困難にし、高度なセキュリティを実現することができるので、磁気カードを対象としたインフラに対応する情報読取装置および情報読取システムのアップグレードなどに有用である。
本発明の実施の形態1におけるカードシステムの構成を示すブロック図 同カードシステムを構成する端末の一例を示す図 各部の信号を示した図 スロットタイプのカードリーダの構造を示す図 本発明の実施の形態2におけるカードシステムの構成を示すブロック図 識別情報を重畳した信号の一例を示す図 識別情報をデータの一部として送信する場合の信号例を示す図 従来のICカード読み取り書き込み装置が接続されるカード式自動販売機の構成を示すブロック図
符号の説明
1 カードリーダ
2 磁気ヘッド
3 再生回路
4 アンテナ
5 送受信回路
6 CPU(中央処理装置)
7 信号セレクタ
8 クロック信号およびデータ信号であるカードデータ
9 識別信号
10 端末
11 I/F部
12 判定部
13 データ処理部
14 主制御部
15 サーバ
17 磁気カード
18 磁気ストライプ
19 非接触ICカード
20 カード走行案内溝
21 走行ガイド
30 カード収納箱
101 カード式自動販売機
102 主制御部
103 表示制御部
104 商品搬送部
105 硬貨計数制御部
106 キー入力制御部
107 コネクタ
108 制御バスライン
109 磁気カード読み取り書き込み装置
110 通信インターフェイス
111 ICカード読み取り書き込み装置
112 通信インターフェイス
113 通信データ変換インターフェイス

Claims (2)

  1. カードリーダと、外部と通信可能な端末とを備え、前記カードリーダからの情報を前記端末を介して外部に送信する情報読取システムであって、
    前記カードリーダは、
    所定の文字数が記憶可能な磁気記録媒体を有するカードから情報を読み取る磁気情報読取部と、非接触方式のデータキャリアから情報を受信する受信部と、前記受信部で受信した情報を暗号化するCPUと、を有し、
    前記端末は、前記磁気情報読取部で読み取った情報及び前記受信部で受信して暗号化された情報を外部に送信する情報読取システムにおいて、
    前記磁気読取部は、上記磁気記憶媒体の情報を読み取るため、上記カードを走行させるカード走行案内溝を有し、当該走行案内溝は、上記磁気記憶媒体の情報の文字数以下の文字数のみ読むように当該溝の長さが決定されており、
    前記CPUは、前記受信部により受信した情報を暗号化する際に、上記カードの上記記憶媒体の所定の文字数より長い情報に暗号化することを特徴とする情報読取システム。
  2. 前記CPUは、前記受信部により受信し暗号化した情報に所定の識別信号を重畳し、前記端末は、上記識別信号の有無を判定する判定部と、当該判定部が上記識別信号有りの判定をした場合、上記暗号化した情報を復号化するデータ処理部を有することを特徴とする情報読取システム。
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