JP3899281B2 - Push button switch - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、押ボタンスイッチに関し、特に非常停止用に好適な押ボタンスイッチに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、例えば工作機械の制御パネルには、安全装置として非常停止用の押ボタンスイッチが配設され、非常時にこの押ボタンスイッチを押込操作することにより、機械の主回路への電源供給を遮断してその動作を停止できるようになっている。そして、図１９に示すように、この種の非常停止用押ボタンスイッチ２０１は、スイッチケース２０２と押ボタン２０３とを備えている。
【０００３】
スイッチケース２０２は、接点収容部２０４とボタン収容部２０５とを備え、例えばボタン収容部２０５が図示しない制御パネル等に着脱自在に取り付けられ、接点収容部２０４が裏面側からボタン収容部２０５に接合されるようになっている。
【０００４】
接点収容部２０４は断面凹字状を成し、この接点収容部２０４の内側ほぼ中央部には、接点収容部２０４の内部を上下に仕切る仕切板２０７が一体に形成され、この仕切板２０７の中央には透孔２０８が透設されている。
【０００５】
更に、Ｌ字状を成す一対の導電部材２０９の水平部分が仕切板２０７の下面に沿って配設され、両導電部材２０９の垂直部分の下端部が接点収容部２０４の底面を貫通して外部に導出されている。そして、両導電部材２０９の水平部分の先端下面にはそれぞれ固定接点２１１が固着され、接点収容部２０４の内部であって導電部材２０９の水平部分の下方には導電板２１２が配設され、この導電板２１２の両端上面に両固定接点２１１に接離自在に可動接点２１３が固着されている。
【０００６】
このとき、導電板２１２は、ばね２１５により接点収容部２０４の底面に対して上方に付勢され、両固定接点２１１に両可動接点２１３がそれぞれ適当な接圧で接触されている。
【０００７】
ところで、導電板２１２の上面中央に操作体２１７が位置するように設けられ、透孔２０８を介して操作体２１７の上部が接点収容部２０４の仕切板２０７の上方に導出されている。
【０００８】
ボタン収容部２０５は円筒状を有し、その下端部が接点収容部２０４の上端部内側に挿入されて接合されている。このボタン収容部２０５内側の中央部やや下寄りの位置には、所定間隔を隔てて１組の内側フランジ２１９，２２０が形成され、両内側フランジ２１９，２２０間の凹部には複数個の可動体２２１が配設されてばね２２２により中心軸に向かう方向に付勢され、これらの可動体２２１の上端部には斜め下向きの傾斜面２２３が形成されている。
【０００９】
また、ボタン収容部２０５の内側には円筒体２２５が押ボタン２０３と一体となって上下に移動自在に収容され、ばね２２７が円筒体２２５の外周に巻回され、円筒体２２５の下端面には操作体２１７の上端が当接している。そして、円筒体２２５の外周上端部には外側フランジ２２６が形成され、この外側フランジ２２６とその下方に位置するボタン収容部２０５側の内側フランジ２１９とにばね２２７の両端が配設され、このばね２２７の付勢力により外側フランジ２２６を介して円筒体２２５が上方に付勢されている。
【００１０】
更に、円筒体２２５の外周下端部の各可動体２２１それぞれにほぼ対向する位置には、突起２２９が形成され、各突起２２９の下面に斜め上向きの傾斜面２３０が形成され、押ボタン２０３の非押込時には、各突起２２９の傾斜面２３０は各可動体２２１の傾斜面２２３から少し離間しているが、押ボタン２０３の押込時に、各突起２２９の傾斜面２３０が各可動体２２１の傾斜面２２３に摺接するようになっている。
【００１１】
そして、押ボタン２０３の円筒状を成す軸部２３３が円筒体２２５の上端に配設され、ボタン収容部２０５の上端部内周に沿って円筒体２２５と一緒に軸部２３３が上下するようになっている。そして、押ボタン２０３を押込操作することにより、円筒体２２５がボタン収容部２０５内を下方に押し込まれる。
【００１２】
ところで、押ボタン２０３を押込操作していない状態では、円筒体２２５に対してばね２２７の上方への付勢力がかかるように、外側フランジ２２６とボタン収容部２０５側の内側フランジ２１９との間隔、及びばね２２７の長さが設定されている。そして、ばね２２７に抗して押ボタン２０３が押込操作されると、この押込操作によりばね２２７に抗して押ボタン２０３と共に円筒体２２５が下動し、これにより各可動体２２１の傾斜面２２３に各突起２２９の傾斜面２３０が摺接し、各可動体２２１がばね２２２に抗して両内側フランジ２１９，２２０間の凹部内に押し込まれ、円筒体２２５がさらに下動する。
【００１３】
このような円筒体２２５の下動によって、操作体２１７がばね２１５に抗して下方に押され、それまで接触していた固定、可動接点２１１，２１３が開離すると共に、図２０に示すように、各可動体２２１が各突起２２９の傾斜面２３０を乗り越え、各可動体２２１がばね２２２により中心軸に方向に押し出されるように付勢され、各可動体２２１の下面に円筒体２２５の各突起２２９の上面が係合する。
【００１４】
このとき、押ボタン２０３の押込操作に伴う円筒体２２５の下動により、ばね２２７が圧縮されて円筒体２２５に対する上方への付勢力は増加するが、上記したように、各可動体２２１の下面に各突起２２９の上面が係合することで、ばね２２７の上方への付勢力による円筒体２２５の上動が阻止されて押ボタン２０３が円筒体２２５と共に押込状態にロックされ、円筒体２２５外周のばね２２７及び導電板２１２下側のばね２１５は共に、大きな付勢エネルギを保った状態のまま、固定、可動接点２１１，２１３が開離したまま押ボタン２０３が押込状態にロックされる。
【００１５】
こうして、固定、可動接点２１１，２１３が開離したまま押ボタン２０３が押込状態にロックされることで、機械の回路を開路する。
【００１６】
尚、このロック状態を解除するには、例えば押ボタン２０３と共に円筒体２２５を所定方向に少し回転することで、各可動体２２１の下面への各突起２２９の上面の係合状態が解除され、ばね２２７の付勢力が円筒体２２５に作用し、ばね２２７の上方への付勢力により円筒体２２５と共に押ボタン２０３が押し込み前の状態にまで上動するようになっている。
【００１７】
ここで、円筒体２２５には、例えばこのようなロック状態を解除するための回転方向と反対方向への付勢力が、ねじりコイルばねなどの付勢手段により与えられており、ロック解除後にはこの付勢手段による回転力によって、円筒体２２５と共に押ボタン２０３が自動的に押し込み前の回転状態に戻るようになっている。
【００１８】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の押ボタンスイッチ２０１の場合、上記したように、押ボタン２０３を完全に押し込んだときには、円筒体２２５外周のばね２２７及び導電板２１２下側のばね２１５は共に、大きな付勢エネルギを保った状態のまま、押ボタン２０３が円筒体２２５と共に押込状態にロックされるため、何らかの原因で押ボタンスイッチ２０１のいずれかの部分が破損したり、接点収容部２０４が外れたりすると、固定，可動接点２１１，２１３が接触し、工作機械等の回路が閉路されてしまうおそれがあった。
【００１９】
即ち、従来の押ボタンスイッチ２０１では、ばね２１５によって固定、可動接点２１１，２１３が接触する方向に付勢されており、しかも円筒体２２５外周のばね２２７が円筒体２２５を介して押ボタン２０３を押し込み方向と反対方向に付勢しているため、押ボタンスイッチ２０１のいずれかの部分が破損したときに、ロック状態が勝手に解除されて固定、可動接点２１１，２１３が接触するという問題点があった。また、接点収容部２０４がボタン収容部２０５から外れた場合には、押ボタン２０３の押込状態のロックは解除されないものの、接点収容部２０４が外れることによって、ばね２１５の付勢力が作用して固定、可動接点２１１，２１３が勝手に接触状態に戻ることもあった。
【００２０】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、第１、第２の接点を開離方向に付勢してスイッチが破損したり、スイッチの一部が外れたりしても第１、第２の接点が接触もしくは近接状態に戻ることを防止できるようにした押ボタンスイッチを提供することを目的とする。
【００２１】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するため、本発明は、スイッチケース内に押し込み可能に収容された押ボタンの押込操作により、前記ケース内に収納された第１の接点と第２の接点との接触状態が解除される押ボタンスイッチにおいて、接触状態の前記第１、第２の接点を非接触となる開離方向に付勢し、当該両接点が接触状態に戻るような異常が発生しても当該両接点を開離状態に保持する開離付勢手段を備え、前記押ボタンの押込操作による押込方向と、前記開離付勢手段による付勢力が働く方向とが同じ方向であることを特徴としている（請求項１）。また、前記押ボタンの押込操作に連動して移動し、かつ、前記開離付勢手段により前記押ボタンの押込操作に連動して移動する方向と同じ方向に付勢されて移動する連動体を備え、前記連動体が、前記開離方向に移動して、前記第１および第２の接点を接触状態から解除する構成でもよい（請求項２）。
【００２２】
このような構成によれば、押ボタンの押込操作による押込方向と、開離付勢手段による付勢力が働く開離方向とが同じ方向であるため、押ボタンの押込操作により第１、第２の接点が強制的に開離される際に、開離付勢手段による付勢力が当該押ボタンの押込方向と同じ方向に働くことで、より確実に第１、第２の接点を開離することができる。また、開離付勢手段により、接触状態の第１、第２の接点が非接触となる開離方向に付勢されるため、スイッチが破損したり、スイッチの一部（特に、接点を収容する部分）が外れたりしたときに、第１、第２の接点が接触状態に戻るのを防止することができる。また、開離付勢手段によって付勢されつつ押ボタンの押込操作に連動して開離方向に移動し、第１および第２の接点を接触状態から解除する連動体を備えることで、確実に押込み操作による押込方向と開離付勢手段による付勢力が働く方向とを同じ方向とすることができる。
【００２３】
また、本発明は、前記押ボタンの押込操作後の前記開離付勢手段による付勢力が、前記押ボタンの押込操作がないときの付勢力よりも小さくなるように設定されていることを特徴としている（請求項３）。
【００２４】
このような構成によれば、押ボタンの押込操作後は、押込操作前に比べて開離付勢手段による付勢力が小さく設定されているため、スイッチが破損したり、スイッチの一部（特に、接点を収容する部分）が外れたりしても、第１、第２の接点が近接状態に戻るのを確実に防止することができる。
【００２５】
ここで、前記開離付勢手段の付勢力を受け前記押ボタンの押込操作により前記押ボタンに連動して移動する連動体と、前記連動体の前記押ボタンの押込操作に伴う移動により前記第１、第２の接点を開離する操作体とを備えているのが望ましい。
【００２６】
こうすれば、押ボタンを押込操作すると、押ボタンの押込操作に伴って連動体が移動し、操作体により第１、第２の接点が開離されるため、スイッチが破損したり、スイッチの一部（特に、接点を収容する部分）が外れたりしても、第１、第２の接点の接触或いは近接状態への戻りを防止することが可能なスローアクションタイプのスイッチを実現することができる。
【００２７】
また、前記開離付勢手段の付勢力を受け前記押ボタンの押込操作により前記押ボタンに連動して移動する連動体と、前記スイッチケース内に配設された常開接点と、一端部が他端部を中心に回転可能に前記スイッチケース内に配設された可動体と、前記押ボタンの押し込みに伴う前記連動体の移動に連動して一端部が他端部を中心に回転可能に前記ケース内に配設された作動体と、両端が前記可動体の一端部及び前記作動体の一端部に係止され前記可動体の一端部及び前記作動体の一端部を同時に一方向に付勢する作動付勢手段とを備え、前記第１、第２の接点のうち一方が前記可動体の他端部に設けられ、前記押ボタンを押し込みに伴い、前記作動付勢手段の前記一方向への付勢に抗した前記作動体の一端部の回転量が、前記作動付勢手段による前記可動体及び前記作動体への付勢方向を一方向から他方向に切り換えるデッドポイントに達したときに、前記可動体に設けられた前記第１、第２の接点のうちの一方が他方に接触した状態から前記常開接点に接触する状態に切り換わると共に、前記開離付勢手段の付勢力により切り換った状態に保持されるようにしてもよい。
【００２８】
こうすると、押ボタンを押込操作すると、押ボタンの押込操作に伴って連動体が移動し、この連動体の移動により作動体の一端部が回転し、作動付勢手段に抗した作動体の一端部の回転量がデッドポイントに達すると、可動体に設けられた第１、第２の接点のうちの一方が他方に接触した状態から常開接点に接触する状態に切り換わると共に、開離付勢手段の付勢力により切り換った状態に保持される。
【００２９】
そのため、スイッチが破損したり、スイッチの一部が外れたりしても、第１、第２の接点の接触或いは近接状態への戻りを防止することが可能なスナップアクションタイプのスイッチを実現することができる。
【００３０】
ここで、前記第１、第２の接点は、タクトスイッチタイプのものであってもよい。更に、前記開離付勢手段は、ばねまたは磁石を備えていても構わない。
【００３１】
また、前記スイッチケース内に設けられ前記押ボタンを押込方向に移動可能に支持する支持手段と、前記押ボタンの非操作時に前記押ボタンを非押込方向に付勢し、前記押ボタンの押込操作があれば前記押ボタンを押込方向に付勢する反転付勢手段とを備え、前記反転付勢手段の付勢により前記押ボタンを押込状態に保持するようにしてもよい。
【００３２】
こうすれば、支持手段と反転付勢手段との組み合わせによって、押ボタンの非操作時には押ボタンを非押込状態に保持し、反転付勢手段による押込方向への付勢により押ボタンの押込操作時には押ボタンを押込状態に保持することができる。ここで、反転付勢手段には、ばねのほか磁石等を用いることができる。
【００３３】
また、本発明は、前記スイッチケース内に設けられ前記押ボタンを押込方向に付勢するボタン付勢手段と、前記押ボタンの非操作時に前記押ボタンを前記ボタン付勢手段の付勢力に抗して非押込状態に保持し、前記押ボタンの押込操作があれば、該押込の操作力と前記ボタン付勢手段の付勢力とにより前記押ボタンの押込状態への移行を許容する保持手段とを備えていることを特徴としている（請求項４）。
【００３４】
このような構成によれば、保持手段により、押ボタンの非操作時には押ボタンがボタン付勢手段の付勢力に抗して非押込状態に保持され、押ボタンの押込操作時には、該押込の操作力とボタン付勢手段の付勢力とにより押ボタンの押込状態への移行が許容されるため、スイッチが破損したり、スイッチの一部（特に、接点を収容する部分）が外れたりしたときに、第１、第２の接点の接触或いは近接状態への復帰を、より確実に防止することができる。
【００３５】
更に、前記保持手段が、前記スイッチケース内に中心軸方向に向かって移動自在に配設され前記中心軸方向への移動時に前記押ボタンに係止する移動部材と、前記移動部材を中心軸方向に付勢する中心付勢手段とを備え、前記押ボタンの押込操作時に、前記押ボタンの押し込みに伴って前記移動部材が前記中心付勢手段に抗して前記中心軸方向と反対方向に移動するものであってもよい。
【００３６】
このとき、前記保持手段は、前記押ボタンに外方に向かって移動自在に配設され前記中心軸方向への移動時に前記押ボタンに係止する移動部材と、前記移動部材を外方に付勢する外方付勢手段とを備え、前記押ボタンの押込操作時に、前記押ボタンの押し込みに伴って前記移動部材が前記外方付勢手段に抗して前記中心軸方向に移動するものであってもよく、外方に向かって移動自在に前記押ボタンの内側に配設され外方への移動時に前記押ボタンに係止する移動部材と、前記移動部材を外方に付勢する外方付勢手段とを備え、前記押ボタンの押込操作時に、前記押ボタンの押し込みに伴って前記移動部材が前記外方付勢手段に抗して前記中心軸方向に移動するものであってもよい。
【００３７】
こうすると、中心付勢手段或いは外方付勢手段による移動部材の付勢により、押ボタンの非操作時には移動部材が中心軸方向或いは外方に向かって移動して押ボタンやスイッチケースに係止するため、これにより押ボタンをボタン付勢手段に抗して非押込状態に保持することができる。一方、押ボタンの押込操作時には、移動部材が中心付勢手段或いは外方付勢手段に抗して外方或いは中心軸方向に移動するため、ボタン付勢手段の付勢力により押ボタンの押込状態への移行を許容することができる。
【００３８】
また、押込操作される操作部と、前記第１、第２の接点の開閉を行う開閉部とを備え、前記操作部と前記開閉部とが一体化されていてもよい。
【００３９】
こうすると、操作部と開閉部とが一体化されて成る押ボタンスイッチであって、スイッチが破損したり、スイッチの一部が外れたりしても、第１、第２の接点の接触或いは近接状態への戻りを防止できる押ボタンスイッチを提供することができる。
【００４０】
更に、押込操作される操作部と、前記第１、第２の接点の開閉を行う開閉部と、前記操作部と前記開閉部とを連結する連結部とを備えていても構わない。
【００４１】
こうすれば、操作部と開閉部とが連結部により連結されて成る押ボタンスイッチであって、スイッチが破損したり、スイッチの一部が外れたりしても、第１、第２の接点の接触或いは近接状態への戻りを防止できる押ボタンスイッチを提供することができる。
【００４２】
ここで、前記連結部は、前記操作部と前記開閉部とを直結するものであってもよく、前記操作部及び前記開閉部の双方に係脱自在に係合し、係合時に前記操作部と前記開閉部とを互いに位相をずらした回転位置で連結保持する係合部材とを備え、前記操作部及び前記開閉部の回転により前記係合部材による前記操作部と前記開閉部との係合を解除するものであってもよい。
【００４３】
更に、前記連結部は、ケースと、このケース内に磁石により浮上可能に配設され浮上時に前記操作部及び前記開閉部の双方に係脱自在に係合して前記操作部と前記開閉部とを連結する係合部材と、前記係合部材の係合を解除する解除部材とを備えていてもよく、ケースと、このケース内に配設されたばねと、前記ケース内に配設され前記ばねにより付勢されたレール部材と、前記レール部材のレールに沿って移動可能に前記ケース内に配設され前記操作部及び前記開閉部の双方に係脱自在に係合して前記操作部と前記開閉部とを連結する係合部材と、前記ばねの付勢に抗して前記係合部材の係合を解除する解除部材とを備えていても構わない。
【００４４】
このような連結構造を採用することにより、操作部及び開閉部を簡単に分離することができるため、押ボタンスイッチのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【００４５】
また、前記第１、第２の接点が外部装置の通電回路中に配線され、前記第１、第２の接点の接触時には前記通電回路が閉路され、前記押ボタンの押込操作による前記第１、第２の接点の非接触時には前記通電回路が開路されるものであってもよい。
【００４６】
このようにすれば、第１、第２の接点の開離により、外部装置の通電回路が開路されるが、開離付勢手段の付勢により、スイッチが破損したり、スイッチの一部が外れたりしても、第１、第２の接点の接触状態への戻りが防止されるため、外部装置の通電回路を開路したままにすることができる。
【００４７】
更に、前記第１の接点及び前記第２の接点により構成されるスイッチ構造が、被検知部及び被検知部を検知してオンまたはオフする検知部から成る非接触式であり、前記開離付勢手段により前記検知部及び前記被検知部のいずれか一方を開離方向に付勢するものであってもよい。
【００４８】
こうすると、開離付勢手段により、近接状態の検知部及び被検知部が開離されるため、スイッチが破損したり、スイッチの一部が外れたりしても、検知部及び被検知部が近接状態に戻るのを防止することができる。このとき、前記検知部が外部装置の通電回路中に配線され、前記検知部のオン時には前記通電回路が閉路され、前記押ボタンの押込操作による前記検知部のオフ時には前記通電回路が開路されるようにしてもよく、こうすれば外部装置の通電回路を開路したままにできて安全である。
【００４９】
【発明の実施の形態】
（第１実施形態）
この発明における押ボタンスイッチを非常停止用に適用した場合の第１実施形態について図１及び図２を参照して説明する。但し、図１及び図２はそれぞれ押ボタンの押し込み前後における断面図である。
【００５０】
図１，２に示すように、この種の非常停止用押ボタンスイッチ１は、スイッチケース３と押ボタン５とを備えている。
【００５１】
スイッチケース３は、いずれも樹脂製の接点収容部７とボタン収容部９とを備え、例えばボタン収容部９が図示しない制御パネル等に着脱自在に取り付けられ、接点収容部７が裏面側からボタン収容部９に接合されるようになっている。ここで、接点収容部７とボタン収容部９とは一体的に構成されていても構わない。
【００５２】
接点収容部７は断面凹字状を成し、この接点収容部７の内側ほぼ中央部には、接点収容部７の内部を上下に仕切る仕切板１１が一体に形成され、この仕切板１１の中央には透孔１３が透設されている。
【００５３】
更に、Ｌ字状を成す一対の導電部材１５の水平部分が仕切板１１の下面に沿って配設され、両導電部材１５の垂直部分の下端部が接点収容部７の底面を貫通して外部に導出されている。そして、両導電部材１５の水平部分の先端下面にはそれぞれ第１の接点１７が固着され、接点収容部７の内部であって導電部材１５の水平部分下方には導電板１９が配設され、この導電板１９の両端上面に両第１の接点１７に接離自在に第２の接点２１が固着されている。
【００５４】
ところで、接点収容部７内には、開閉部であるほぼ柱状の連動体２３が上下動自在に配設され、この連動体２３の上部が透孔１３に遊挿されて仕切板１１の上方に導出され、連動体２３の下端部は、接点収容部７の底面に透設された透孔２５を介して接点収容部７の下方へ突出するようになっている。但し、連動体２３の下端部は接点収容部７の下方へ突出する構成でなくてもよく、接点収容部７内で上下動できる構成であっても構わない。
【００５５】
このとき、連動体２３の下端には係合突起２７が一体的に形成される一方、接点収容部７の底面であって透孔２５の周縁の一部には、接点収容部７の内方つまり上方に向かって立設するＬ字状の係合部２９が一体的に形成され、開離付勢手段としてのばね３１の両端が、接点収容部７の係合部２９の上端と連動体２３の係合突起２７とに係止され、このばね３１により連動体２３が下方に付勢されている。尚、係合部２９はＬ字状に限定されるものではない。
【００５６】
更に、連動体２３のほぼ中央部には、導電板１９の厚みより若干大なる溝幅の水平方向への凹状溝３３が形成され、この凹状溝３３に導電板１９が嵌挿されて連動体２３と一緒に導電板１９が上下に移動するようになっており、連動体２３及び導電板１９を介して、上記したばね３１の付勢より第１の接点１７に接触している第２の接点２１が非接触となる開離方向（ここでは、下方）に付勢されているのである。
【００５７】
ボタン収容部９はほぼ円筒状を有し、その下端部が接点収容部７の上端部内側に挿入されて接合されている。このボタン収容部９の中央部やや下寄りの内周には、所定間隔を隔てて中心軸方向に向かって開口した凹状部３５が形成され、この凹状部３５には移動部材３７が中心軸方向に移動自在に配設され、中心付勢手段であるばね３９により各移動部材３７が中心軸方向に付勢されており、これらの移動部材３７の上端部及び下端部には、それぞれ斜め下向き及び斜め上向きの傾斜面４１，４３が形成されている。尚、本実施形態では移動部材３７を２個設けた場合を例示しているが１個或いは３個以上であってもよく、その個数は限定されるものではない。
【００５８】
また、ボタン収容部９の内側には本発明における操作部である円筒体４５が上下に移動自在に収容され、この円筒体４５の下端には水平方向への延出片４７が一体に形成され、連動体２３の上端に形成された凹状の係止溝４９にこの延出片４７の先端が嵌挿して係止し、これによって円筒体４５と連動体２３が一緒に上下に移動する。ここで、延出片４７及び係止溝４９により、本発明における連結部が構成されている。
【００５９】
そして、円筒体４５の外周下端部には外側フランジ５１が一体に形成され、外側フランジ５１の上方位置においてボタン収容部９に内側フランジ５３が一体に形成され、ボタン付勢手段としてのばね５５が円筒体４５の外周に巻回されると共に、両フランジ５１，５３にばね５５の両端が配設され、このばね５５の付勢力により外側フランジ５１を介して円筒体４５が下方、つまり押ボタン５の押込方向に付勢されている。
【００６０】
更に、円筒体４５の外周下端部の各移動部材３７それぞれにほぼ対向する位置には、突起５７が形成され、各突起５７の下面及び上面に、それぞれ斜め上向き及び斜め下向きの傾斜面５９，６１が形成され、各移動部材３７の上、下の傾斜面４１，４３それぞれに、各突起５７の下、上の傾斜面５９，６１それぞれが摺接するようになっている。ここで、各移動部材３７、各ばね３９及び各突起５７により、本発明における保持手段が構成されている。
【００６１】
そして、押ボタン５の円筒状を成す軸部６３が円筒体４５の上端に配設され、ボタン収容部９の上端部内周に沿って円筒体４５と一緒に軸部６３が上下するようになっている。そして、押ボタン５を押込操作することにより、係止フランジ６５を介して円筒体４５がボタン収容部９内を下方に押し込まれる。尚、軸部６３と円筒体４５とは、ねじ構造により接合されていてもよい。また、押ボタン５の操作に若干の遊びを持たせて誤操作防止をしたり、いわゆるなぞり操作を可能にするために、軸部６３の下端面と係止フランジ６５の上面との間にばねを介挿した構造であってもよい。
【００６２】
ところで、押ボタン５を押込操作していない状態では、ばね５５は圧縮されて大きなエネルギを保持した状態にあり、円筒体４５に対してばね５５の下方への付勢力が強く作用し、押ボタン５が円筒体４５と共に押込方向である下方に付勢された状態にあるが、各移動部材３７の上傾斜面４１に各突起５７の下傾斜面５９が当接し、この当接により円筒体４５の下方への移動が規制されるため、押ボタン５が円筒体４５と共に非押込状態に保持される。
【００６３】
尚、この非押込状態では、図１に示すように、連動体２３は上動している状態に保持されるため、第１、第２の接点１７，２１は接触状態に保持されている。
【００６４】
このような非押込状態から押ボタン５が押込操作されると、この押込操作に円筒体４５が下動し、これにより円筒体４５の各突起５７の下傾斜面５９が各移動部材３７の上傾斜面４１に摺接し、円筒体４５の下動に伴って各移動部材３７がばね３９に抗して両凹状部３５内に押し込まれるため、円筒体４５の各突起５７の下傾斜面５９が各移動部材３７の上傾斜面４１を乗り越えるようにして円筒体４５が押ボタン５と共に更に下動する。
【００６５】
そして、円筒体４５の下動に連動して連動体２３が下動し、それまで接触していた第１、第２の接点１７，２１が強制的に開離され、やがて図２に示すように、各突起５７が各移動部材３７を完全に乗り越えてしまうと、各突起５７の上傾斜面６１が各移動部材３７の下傾斜面４３の下方に位置する状態となり、ばね５５により、押ボタン５が円筒体４５と共に押込状態に維持され、第１、第２の接点１７，２１が開離したままとなる。ここで、ばね５５は圧縮されて大きなエネルギを保った状態から解放されてエネルギの小さな状態になる。円筒体４５の各突起４７の上傾斜面６１と移動部材３７の下傾斜面４３は、押ボタン５の上方への遊びを防止する役目を有している。
【００６６】
こうして、第１、第２の接点１７，２１が開離したままとなることで、外部装置である工作機械等の回路を開路することができるのである。
【００６７】
このとき、押ボタン５の押込操作に伴う円筒体４５の下動初期には、それまで圧縮されて大きなエネルギを保っていた開離付勢手段であるばね３１が、圧縮状態から解放されるため、連動体２３、円筒体４５及び第２の接点２１が開離方向である下方に付勢される。このとき、ばね５５の付勢力が同時に作用して連動体２３、円筒体４５及び第２の接点２１が開離方向である下方に付勢される。
【００６８】
そして、押ボタン５を完全に押し込んで円筒体４５の下動が完了すれば、ばね３１，５５は圧縮状態から解放されてそのエネルギが小さくなるため、連動体２３、円筒体４５及び第２の接点２１に対するばね３１，５５の付勢力は小さい状態となる。
【００６９】
尚、この押込状態を解除するには、例えば押ボタン５をスイッチケース３から引き抜く方向に少し引っ張り、または、押ボタン５を回転することにより円筒体４５を引き上げ、これにより押込時とは逆に、円筒体４５の各突起５７の上傾斜面６１が各移動部材３７の下傾斜面４３に摺接しつつ円筒体４５が押ボタン５と共に上動し、各移動部材３７がばね３９に抗して凹状部３５内に押し込まれ、やがて各突起５７が各移動部材３７を完全に乗り越えるまで上動すると、各移動部材３７がばね３９の付勢により凹状部３５から押し出され、円筒体４５の各突起５７の下傾斜面５９が各移動部材３７の上傾斜面４１に摺接しつつ円筒体４５が押ボタン５と共に更に上動し、押ボタン５が元の非押込状態に復帰される。
【００７０】
また、押ボタン５の押込時に、移動部材３７を円筒状にし、この円筒状の移動部材３７の内周に傾斜面を有する内側突起を設けると共に、この内側突起をねじりコイルばねで円周方向に付勢しておき、円筒体４５の外側に設けた外側突起を、押ボタン５の押し込みにより、移動部材３７側の内側突起の傾斜面に摺接させて円筒状移動部材３７をねじりコイルばねに抗して回転させ、これによりボタン５の押込操作を許容するようにしてもよい。更に、内周がカム面を成す凹部と、この凹部の内周に摺接する凸部との組み合わせにより、押ボタン５を元の非押込状態に容易に戻すために押ボタン５を回転させる際のガイドとしても構わない。
【００７１】
以上のような構成において、開離付勢手段であるばね３１により、接触状態の第１、第２接点１７，２１が非接触となる開離方向に付勢され、押ボタン５の押込操作後におけるばね３１による付勢力が押込操作前よりも小さくなるように設定されているため、押ボタンスイッチ１のいずれかの部分が破損しても、第１、第２の接点１７，２１が接触状態に戻ることはなく、外部装置の通電回路を開路したままとなる。また、接点収容部７がボタン収容部９から外れた場合でも、ばね３１の付勢力により、第１、第２の接点１７，２１が接触状態に戻ることはない。
【００７２】
従って、第１実施形態によれば、押ボタンスイッチ１のいずれかの部分が破損したときに、第１、第２の接点１７，２１が接触状態に戻るのを防止することができ、外部装置の通電回路を開路したままに保持しておくことができる。
【００７３】
また、各移動部材３７、ばね３９及び各突起５７により、押ボタン５の非操作時には押ボタン５がばね５５に抗して非押込状態に保持され、押ボタン５の押込操作時にはばね５５の付勢力により押ボタン５の押込状態への移行が許容されるため、押ボタンスイッチ１のいずれかの部分が破損しても、押ボタン５が非操作状態に戻ることを防止でき、第１、第２の接点１７，２１の接触状態への復帰をより確実に防止することができる。
【００７４】
更に、保持手段としての各移動部材３７、各ばね３９及び各突起５７により、押ボタン５を非押込状態に保持し、押ボタン５の押込状態への移行を許容するため、押ボタン５の押込操作により、連動体２３、円筒体４５及び第２の接点２１に対するばね３１，５５の付勢力が押込操作前よりも小さい状態で、第１、第２の接点１７，２１が開離したままとすることができる。
【００７５】
また、延出片４７及び係止溝４９により、円筒体４５及び連動体２３を連結しているため、円筒体４５及び連動体２３を簡単に分離することができ、押ボタンスイッチ１のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【００７６】
なお、第１実施形態の変形例として、連動体２３に形成する凹状溝３３の溝幅を導電板１９の厚みよりもかなり大きくし、凹状溝３３の内下面と導電板１９の下面との間にばねを介挿し、このばねにより導電板１９を上方に付勢して、接触状態にある第１、第２の接点１７，２１を最適な接圧で接触するようにしても構わない。
【００７７】
また、第１、第２の接点１７，２１は、いわゆるタクトスイッチタイプを構成していてもよい。具体的には、ラバー部材を介して第１の接点１７を両導電部材１５に取り付け、このラバー部材の可撓性により、第１、第２の接点１７，２１の最適な接圧を得るように構成するのが好ましい。
【００７８】
一方、ラバー部材を介して第２の接点２１を導電板１９に取り付け、ばね３１に代えてこのラバー部材を開離付勢手段として使用し、その弾性力を利用して第２の接点２１に対して非接触となる開離方向（図１，２では下方）への付勢力を与えるようにしてもよい。ここで、ラバー部材の弾性力が不足する場合には、ばねや磁石を併用して第２の接点２１に対する開離方向への付勢力を与えるようにしてもよい。
【００７９】
更に、連動体２３の上半部に空間を形成し、開離付勢手段としてのばね３１をこの空間内に収容し、スイッチケース３側に固着した作動片によりこのばね３１の付勢力を連動体２３に対して開離方向である下方に与えるようにしてもよい。
【００８０】
このとき、ばねに代えて一対の磁石の反発力を利用してこのような開離付勢手段としての付勢力を連動体２３に与えるようにしてもよい。
【００８１】
また、第１実施形態のその他の変形例として、保持手段を構成する各移動部材３７、各ばね３９及び各突起５７を、ボタン付勢手段であるばね５５よりも上位に配設してもよく、ばね５５の付勢力に代えて磁石の反発力を利用してもよい。
【００８２】
更に、各移動部材３７及び各ばね３９に相当する弾性部材をスイッチケース３のボタン収容部９側に設けても構わない。
【００８３】
また、各移動部材３７に相当する移動部材を１８０゜対向する位置に一対設け、両移動部材の両端それぞれを一対のばねより接合し、これら両ばねのばね力により両移動部材間に連動体２３を挟持するようにし、連動体２３の下動時に突起５７により両移動部材を押し広げるような構成としてもよい。
【００８４】
更に、各移動部材３７に相当する移動部材を１８０゜対向する位置に一対設け、両移動部材に外側からばね性を有するＣ−リングやリング状ゴムを装着し、Ｃ−リングやリング状ゴムのばね力により両移動部材間に連動体２３を挟持するようにし、連動体２３の下動時に突起５７により両移動部材を押し広げるような構成としても構わない。
【００８５】
また、円筒体４５と連動体２３との連結は、延出片４７及び係止溝４９によるもの以外に、磁力を利用して連結したり、Ｅ−リングと称される補強部材を用いて着脱自在に連結するようにしてもよい。
【００８６】
（第２実施形態）
この発明の第２実施形態について図３及び図４を参照して説明する。但し、図３及び図４はそれぞれ押ボタンの押し込み前後における接点周辺部分の断面図である。尚、本実施形態における押ボタンスイッチの基本的な構成は上記した第１実施形態とほぼ同じであるため、以下では図１，２も参照しつつ、主として第１実施形態と相違する点について説明する。
【００８７】
図３，４に示すように、本実施形態における押ボタンスイッチ１は、いわゆるスナップアクションタイプであり、スイッチケース３の接点収容部７内には、開閉部であるほぼ柱状の連動体７１が上下動自在に配設され、この連動体７１の上部が透孔１３に遊挿されて仕切板１１の上方に導出され、連動体７１の下端部は、接点収容部７の底面ほぼ中央に当接された透孔２５を介して接点収容部７の下方へ突出するようになっている。
【００８８】
このとき、連動体７１の下端部に一体に形成された突起７３と仕切板１１の下面とにその両端がそれぞれ係止されて開離付勢手段としてのばね７５が配設され、このばね７５により連動体７１が開離方向である下方に付勢されている。尚、連動体７１の上端には、上記した円筒体４５の延出片４７の先端が嵌挿して係止する凹状の係止溝７７が形成され、これによって円筒体４５と連動体７１が一体となって上下に移動する。この係止溝７７及び延出片４７により、本発明における連結部が構成される。
【００８９】
そして、図３，４に示すように、Ｌ字状を成す導電部材７９の水平部分が仕切板１１の下面に沿って配設され、この導電部材７９の垂直部分の下端部が接点収容部７の底面を貫通して外部に導出され、導電部材７９の水平部分の先端下面には第１の接点に相当する常閉接点８１が固着されている。
【００９０】
また、Ｌ字状を成すもう一つの導電部材８３が、接点収容部７の底面に貫設されて下端部が外部に導出され、接点収容部７内における導電部材８３の水平部分が接点収容部７の底面に沿って配設され、導電部材８３の水平部分の先端上面に常開接点８５が固着されている。
【００９１】
更に、接点収容部７の底面であって導電部材８３と透孔２５との間には支持部材８７が貫設され、接点収容部７内部の支持部材８７の先端には、作動体８９の左端部及び可動体９１の右端部が回転自在に支持され、可動体９１の右端部の上下面には第２の接点に相当する可動接点９３が固着され、作動体８９の右端部及び下動体９１の左端部には、作動付勢手段としてのばね９５の両端がそれぞれ係止され、このばね９５の付勢力により、作動体８９の右端部及び可動体９１の左端部が共に上方（本発明における一方向に相当）に付勢され、作動体８９の右端部は、連動体７１に形成された突起９９の下面に当接している。
【００９２】
そして、図３に示すように、押ボタン５の押込操作により連動体７１が下動すると、作動体８９の右端部が下方に押されて作動体８９がばね９５に抗して回転する。
【００９３】
やがて、押ボタン５を押し込みに伴う作動体８９の右端部の回転量が、ばね９５による作動体８９及び可動体９１への付勢方向をそれまでの上方から下方に反転するデッドポイントに達すると、図４に示すように、可動接点９３が常閉接点８１との接触状態から常開接点８５との接触状態に切り換わり、常閉接点８１、可動接点９３が開離したままとなる。尚、この押ボタン５の非押込状態への復帰は、第１実施形態と同様に行えばよい。
【００９４】
従って、第２実施形態によれば、第１実施形態と同様に、押ボタン５を押込操作すると、押ボタン５の押込操作に伴って連動体７１が移動し、この連動体７１の移動により作動体８９の右端部が回転し、ばね９５に抗した作動体８９の右端部の回転量が、ばね９５による可動体８９への付勢方向を上方から下方に切り換えるデッドポイントに達した後は、可動接点９３を常閉接点８１に接触した状態から常開接点８５に接触した状態にして、押ボタンスイッチ１のいずれかの部分が破損しても、常閉接点８１及び可動接点９３の接触状態への戻りを防止することが可能なスナップアクションタイプのスイッチを得ることができる。
【００９５】
なお、第２実施形態の変形例として、図３，４では作動体８９の右端部及び可動体９１の左端部が共に上方に付勢されて上向きの“く”字状を形成するようにばね９５を配設した場合ついて説明したが、作動体８９及び可動体９１が下向きの“く”字状を形成するようにばね９５を配設してもよい。
【００９６】
また、第２実施形態において、ばね７５に代えて、第１実施形態におけるばね３１と同様にばねを設けてもよく、逆に第１実施形態において、ばね３１に代えて、第２実施形態におけるばね７５と同様にばねを設けてもよい。
【００９７】
（第３実施形態）
この発明の第３実施形態について図５を参照して説明する。但し、本実施形態における押ボタンスイッチの基本的な構成は上記した第１実施形態とほぼ同じであるため、以下では図１ないし図４も参照しつつ、主として第１実施形態と相違する点について説明する。
【００９８】
図５に示すように、本実施形態における押ボタンスイッチ１は、近接スイッチなどの非接触型の接点構造を有するタイプであり、連動体２３に被検知部としてのマグネット１０１を取り付けると共に、スイッチケース３の接点収容部７内にマグネット１０１の磁気を検知してオンする検知部としてのリードスイッチ１０３を配設し、リードスイッチ１０３の両端を接点収容部７の底面から外部に導出して図示しない外部装置である工作機械等の通電回路に接続する。
【００９９】
このとき、押ボタン５を押し込んでいない状態では、リードスイッチ１０３がマグネット１０１に近接してオン状態になり、押ボタン５を押し込むと、リードスイッチ１０３がマグネット１０１から開離してオフ状態になるようにリードスイッチ１０３及びマグネット１０１の位置関係を設定しておく。尚、連動体２３がばね３１により開離方向である下方に付勢されているのは第２実施形態と同様である。尚、検知部は、磁気素子やホール素子であってもよい。
【０１００】
従って、第３実施形態によれば、第１実施形態と同様、押ボタンスイッチ１のいずれかの部分が破損しても、リードスイッチ１０３及びマグネット１０１が近接状態に戻るのを防止することができる。
【０１０１】
なお、検知部であるリードスイッチ１０３を連動体２３に取り付け、被検知部であるマグネット１０１を接点収容部７内に固定しておき、連動体２３の移動に伴うリードスイッチ１０３の移動によって、リードスイッチ１０３がオン、オフするようにしても構わない。但し、この場合には、リードスイッチ１０３の移動により外部装置の通電回路との接続不良が発生しない対策をとっておくのが望ましい。
【０１０２】
（第４実施形態）
この発明の第４実施形態について図６及び図７を参照して説明する。但し、図６及び図７はそれぞれ押ボタンの押し込み前後における押ボタン部分の断面図である。尚、本実施形態における押ボタンスイッチの基本的な構成は上記した第１実施形態とほぼ同じであるため、以下では図１ないし図４も参照しつつ、主として第１実施形態と相違する点について説明する。
【０１０３】
本実施形態における押ボタンスイッチ１では、押ボタン５をスイッチケース３に対して押込可能に収容する構造が第１実施形態と相違している。より詳細には、図６に示すように、スイッチケース３のボタン収容部９の上端部内周における１８０゜の対向位置に一対の凹部１０５を形成し、これら両凹部１０５内に反転付勢手段としてのばね１０７を介して摺動体１０９をそれぞれ収容すると共に、押ボタン５及び円筒部４５を一体化した構造にし、一対の連結体１１１の両端を押ボタン５と両摺動体１０９とにそれぞれ回転自在に枢支する。尚、両摺動体１０９及び両連結体１１１が、本発明における支持手段に相当する。
【０１０４】
このとき、押ボタン５の下端は連動体２３の上端部に連結しておき、この連結状態で、図６に示すように、両ばね１０７の付勢力が両摺動体１０９及び両連結体１１１を介して押ボタン５に対して非押込方向である上方への押上力として作用するように設定しておき、押ボタン５を非押込状態に保持する。
【０１０５】
一方、押ボタン５の押込操作時には、押ボタン５の押し込みに伴う下動によって、両連結体１１１それぞれにより両ばね１０７に抗して両摺動体１０９を両凹部１０５内にそれぞれ押し込み、やがて図７に示すように、押ボタン５の押し込みが完了すると、両ばね１０７の付勢力が両摺動体１０９及び両連結体１１１を介して押ボタン５に対して押込方向である下方への押込力として作用し、このときのばね１０７の付勢力によって押ボタン５が押込状態に保持され、第１、第２の接点１７，２１が開離したままとなる。このとき、特に非押込状態における付勢力は押込状態よりも大きくて押ボタン５を非押込状態に保持できるように、各ばね１０７の付勢力を設定しておくのが望ましい。本実施形態では、凹部１０５、ばね１０７、摺動体１０９、連結体１１１をそれぞれ２個として説明したが、これらは１個或いは３個以上であってもよく、その個数は限定されるものではない。
【０１０６】
従って、第４実施形態によれば、上記した第１実施形態と同等の効果を得ることができるのは勿論のこと、支持手段としての摺動体１０９及び連結体１１１、並びに、反転付勢手段としてのばね１０７の組み合わせによって、押ボタン５の非操作時には押ボタン５を非押込状態に保持し、押ボタン５の押込操作時には押ボタン５を押込状態に保持することができる。
【０１０７】
なお、第４実施形態の変形例として、支持手段として上下面が異なる磁極に着磁されたリング状の磁石を押ボタン５の外周に埋設すると共に、反転付勢手段として上下面が異なる磁極に着磁されたリング状の磁石をボタン収容部９の上端部内周に埋設し、押ボタン５側の磁石の下面側の磁極と、ボタン収容部９側の上面側の磁極とが同じになり、かつ、押ボタン５の非押込状態時に押ボタン５側の磁石がボタン収容部９側の磁石よりも上位に位置するように配設し、これら磁石の磁気的な反発力を利用して押ボタン５を非押込状態に保持するようにしても構わない。
【０１０８】
（第５実施形態）
この発明の第５実施形態について図８及び図９を参照して説明する。但し、図８は一部の断面図、図９は異なる一部の概略図である。尚、本実施形態における押ボタンスイッチの基本的な構成は上記した第１実施形態とほぼ同じであるため、以下では図１ないし図４も参照しつつ、主として第１実施形態と相違する点について説明する。
【０１０９】
本実施形態における押ボタンスイッチ１では、押ボタン５をスイッチケース３に対して押込可能に収容する構造が第１実施形態と相違している。より詳細には、第１実施形態で用いた各移動部材３７、各ばね３９及び各突起５７から成る保持手段に代えて、図８及び図９に示すように、円筒体４５を介して押ボタン５を押込方向に付勢するばね５５の上位であって係止フランジ６５よりも下位位置における円筒体４５の上端部外周の複数箇所に、上下方向の２条ずつのスリット１１３を形成し、両スリット１１３間に外方に向かって山状に突出した弾性を有する複数の突部１１５を、樹脂成型により円筒体４５に一体形成し、ボタン収容部９に形成された内側フランジ５３の先端の上下面に、各突部１１５が摺接する傾斜面１１７，１１９を形成している。
【０１１０】
ここで、各突部１１５は、自身の弾性力によって突部１１５自身を外方に付勢するものであるため、各突部１１５が本発明における移動部材及び保持手段、並びに、外方付勢手段に相当する。
【０１１１】
そして、押ボタン５の非押込状態では、各突部１１５の下面側が内側フランジ５３の先端上面に当接し、各突部１１５のばね力により、ばね５５に抗して押ボタン５の非押込状態に保持できるように、各突部１１５及びばね５５のばね力を設定しておく。
【０１１２】
一方、押ボタン５の押込操作すれば、各突部１１５が自身のばね力に抗して内側に押し込まれながら、各突部１１５が内側フランジ５３の先端上面の傾斜面１１７を摺接し、やがて各突部１１５が内側フランジ５３の先端を乗り越え、押ボタン５の押し込みが完了すると、各突部１１５の上面側が内側フランジ５３の先端下面の傾斜面１１９の下方に位置し、第１、第２の接点１７，２１が開離したままとなる。尚、ここでは突部１１５を複数として説明したが、その個数は限定されるものではない。
【０１１３】
従って、第５実施形態によれば、上記した第１実施形態と同等の効果を得ることができるのは勿論のこと、各突部１１５の外方への付勢により、押ボタン５の非操作時には突部１１５が外方に向かって移動してボタン収容部９の内側フランジ５３の先端上面の傾斜面１１７に係止するため、これにより押ボタン５をばね５５に抗して非押込状態に保持することができる。
【０１１４】
一方、押ボタン５の押込操作時には、各突部１１５が自身の弾性力に抗して中心軸方向に移動するため、押ボタン５の押込状態への移行を許容することができる。
【０１１５】
なお、第５実施形態の変形例として、各突部１１５に代えて、円筒体４５の上端部外周に出没自在に移動部材を複数設け、これら各移動部材をばね等の外方付勢手段により外方に付勢するようにしてもよい。
【０１１６】
（第６実施形態）
この発明の第６実施形態について一部の断面を表わす図１０を参照して説明する。但し、本実施形態における押ボタンスイッチの基本的な構成は上記した第１実施形態とほぼ同じであるため、以下では図１ないし図４も参照しつつ、主として第１実施形態と相違する点について説明する。
【０１１７】
本実施形態における押ボタンスイッチ１では、押ボタン５をスイッチケース３に対して押込可能に収容する構造が第１実施形態と相違している。より詳細には、第１実施形態で用いた各移動部材３７、各ばね３９及び各突起５７から成る保持手段に代えて、図１０に示すように、押ボタン５の軸部６３の内側に、中心付勢手段であるねじりコイルばね１２１により外方に向かって回動自在に一対の移動部材１２３が配設され、両移動部材１２３の上面には斜め下向きの傾斜面１２５が形成されると共に、押ボタン５の軸部６３の下端部内周に一対の突起１２７が形成され、押ボタン５の非押込時に、これら両突起１２７の下面に形成された斜め上向きの傾斜面１２９に両移動部材１２３の傾斜面１２５が摺接するようになっている。
【０１１８】
このとき、ねじりコイルばね１２１の中央の支点部は、例えばスイッチケース３の内側に設けられて押ボタン５の軸部６３内に導入された係合部に係合され、これにより押ボタン５の押込動作に対して、両移動部材１２３はスイッチケース３と同様の相対動作をする。尚、ねじりコイルばね１２１及び両移動部材１２３両突起１２７により、本発明における保持手段が構成されている。
【０１１９】
そして、押ボタン５の非押込状態では、図１０（ａ）に示すように、両突起１２７の傾斜面１２９に両移動部材１２３の傾斜面１２５が当接し、ばね１２１によって両移動部材１２３が外方へ押し広げられるように付勢されることにより、両移動部材１２３が両突起１２７に係止して押ボタン５が非押込状態に保持される。
【０１２０】
この状態から、押ボタン５が押込操作されると、図１０（ｂ）に示すように、両突起１２７の傾斜面１２９に両移動部材１２３の傾斜面１２５が摺接し、両移動部材１２３がばね１２１に抗して互いに接近する方向に押し縮められ、押ボタン５が次第に下動していき、やがて両突起１２７が両移動部材１２３を乗り越えると、図１０（ｃ）に示すように、両移動部材１２３に対してばね１２１による外方へ押し広げる付勢力が作用して、両移動部材１２３が互いに離れる方向に押し広げられ、両移動部材１２３の下面が両突起１２７の上面の上方にそれぞれ位置した状態となり、第１、第２の接点１７，２１が開離したままとなる。尚、押ボタン５を非押込状態に復帰するには、押ボタン５を回転して両移動部材１２３を両突起１２７それぞれの上方位置からずらしてから引っ張るか、或いは、両移動部材１２３の下面及び両突起１２７の上面にそれぞれ摺接可能な傾斜面を形成し、これらの傾斜面を摺接させつつ押ボタン５を引っ張るか、または、回転動作を用いて引っ張ればよい。ここでは、移動部材１２３、突起１２７をそれぞれ２個として説明したが、これらは１個或いは３個以上であってもよく、その個数は限定されるものではない。
【０１２１】
従って、第６実施形態によれば、上記した第１実施形態と同等の効果を得ることができるのは勿論のこと、ねじりコイルばね１２１による両移動部材１２３の外方への付勢により、押ボタン５の非操作時には両移動部材１２３が外方へ押し広げられて両突起１２７それぞれに当接するため、これにより押ボタン５をボタン付勢手段に抗して非押込状態に保持することができる。
【０１２２】
一方、押ボタン５の押込操作時には、両移動部材１２３がねじりコイルばね１２１に抗して内方に押し縮められるため、押ボタン５の押込状態への移行を許容することができる。
【０１２３】
なお、第６実施形態の変形例として、ねじりコイルばね１２１に代えて、周知の圧縮コイルばねや磁石を外方付勢手段として用いても構わない。
【０１２４】
（第７実施形態）
この発明の第７実施形態について一部の断面を表わす図１１及び図１２を参照して説明する。但し、図１１は一部の分解状態における斜視図、図１２は図１１の一部の底面図である。尚、本実施形態における押ボタンスイッチの基本的な構成は上記した第１実施形態とほぼ同じであるため、以下では図１ないし図４も参照しつつ、主として第１実施形態と相違する点について説明する。
【０１２５】
本実施形態における押ボタンスイッチ１では、連動体２３と円筒体４５とを連結する構造が第１実施形態と相違している。より詳細には、図１１に示すように、操作部である円筒体４５の下端に一対の翼状片１３１を形成すると共に、連動体２３の上端にも同様の一対の翼状片１３３を形成し、これら円筒体４５側の翼状片１３１と連動体２３側の翼状片１３３の位相を９０゜ずらして配設する。尚、このときの位相のずれは９０゜に限定されるものではない。
【０１２６】
また、図１２に示すように、中空円柱状の係合部材１３５の上下面に互いに９０゜位相をずらして挿入孔１３７，１３９を透設し、図１１に示すように、上側の挿入孔１３７から円筒体４５側の翼状片１３１を係合部材１３５の内側に挿入すると共に、下側の挿入孔１３９から連動体２３側の翼状片１３３を挿入し、翼状片１３１，１３３が挿入孔１３７，１３９から抜けないように係合部材１３５を回転し、これにより円筒体４５と連動体２３とを連結している。尚、挿入孔１３７，１３９の位相のずれも９０゜に限定されるものではない。ここで、翼状片１３１，１３３及び係合部材１３５により、本発明における連結部が構成されている。
【０１２７】
このとき、係合部材１３５を係合時とは逆方向に回転して翼状片１３１，１３３を挿入孔１３７，１３９から抜き出せるようにすることで、円筒体４５と連動体２３との連結が解除される。
【０１２８】
従って、第７実施形態によれば、上記した第１実施形態と同等の効果を得ることができるのは勿論のこと、円筒体４５及び連動体２３を簡単に分離することができることから、押ボタンスイッチ１のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【０１２９】
なお、第７実施形態の変形例として、挿入孔１３７及びこれに嵌挿される翼状片１３１をなくして円筒体４５と係合部材１３５とを一体的に接合し、係合部材１３５の挿入孔１３９に連動体２３の翼状片１３３を嵌挿するようにしてもよく、これとは逆に、挿入孔１３９及びこれに嵌挿される翼状片１３３をなくして連動体２３と係合部材１３５とを一体的に接合し、係合部材１３５の挿入孔１３７に円筒体４５の翼状片１３１を嵌挿するようにしてもよい。
【０１３０】
（第８実施形態）
この発明の第８実施形態について一部の断面を表わす図１３及び図１４を参照して説明する。但し、図１３は一部の分解状態における斜視図、図１４は動作説明図である。尚、本実施形態における押ボタンスイッチの基本的な構成は上記した第１実施形態とほぼ同じであるため、以下では図１ないし図４も参照しつつ、主として第１実施形態と相違する点について説明する。
【０１３１】
本実施形態における押ボタンスイッチ１では、連動体２３と円筒体４５とを連結する構造が第１実施形態と相違している。より詳細には、図１３に示すように、円筒体４５の全体或いは下端の一部を柱状体４５’にすると共に、連動体２３も柱状にし、立方体状の中空ケース１４１の一内側面に磁石１４３を固着し、ケース１４１内に磁石１４３と対向する側面の反対側面に凹部１４５が形成された係合部材１４７を配設し、この係合部材１４７の磁石１４１に対向する側面に磁石１４３と反発する磁石１４９を埋設する。
【０１３２】
そして、柱状体４５’の下端及び連動体２３の上端に切欠部１５１，１５３を形成して鈎状にしておき、図１４（ａ），（ｂ）に示すように、ケース１４１の上下面からそれぞれ柱状体４５’の下端及び連動体２３の上端を挿入して、両磁石１４１，１４９の反発力を利用して柱状体４５’及び連動体２３の切欠部１５１，１５３に係合部材１４７の凹部１４５の先端部分を係脱自在に嵌挿、係合して柱状体４５’及び連動体２３を連結する。
【０１３３】
このとき、切欠部１５１，１５３は凹部１４５に対峙する向きに形成されている。尚、ケース１４１、磁石１４３、係合部材１４７及び後述する解除部材１５５により、本発明における連結部が構成されている。
【０１３４】
一方、柱状体４５’及び連動体２３の連結を解除するために、ケース１４１に解除部材１５５を貫設し、ケース１４１の外部にこの解除部材１５５の先端を導出し、解除部材１５５をケース１４１内に押し込むことによって係合部材１４７を磁石１４３方向に押し込んで切欠部１５１，１５３から凹部１４５の先端部分を外し、これにより柱状体４５’及び連動体２３の連結を解除する。
【０１３５】
従って、第８実施形態によれば、上記した第１実施形態と同等の効果を得ることができるのは勿論のこと、上記した第７実施形態と同様、柱状体４５’及び連動体２３を簡単に分離することができることから、押ボタンスイッチ１のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【０１３６】
また、係合部材１４７が磁石１４３に摺接することがないため、摺接によって、係合部材１４７や柱状体４５’、連動体２３等の摩耗や破損が発生するおそれは全くない。
【０１３７】
なお、第８実施形態の変形例として、図１３，１４に示す係合部材１４７に代えて、図１５に示すように、柱状体４５’及び連動体２３の切欠部１５１，１５３を磁石１４３と対向する向きと反対向きに形成しておき、先端がケース１４１の外部に導出された解除部材１５７と一体化された磁性材から成る係合部材１５９を切欠部１５１，１５３に係合することにより、柱状体４５’及び連動体２３を連結すると共に、磁石１４３による吸引力により係合部材１５９を吸引してこの連結状態を保持するようにしてもよい。
【０１３８】
ここで、柱状体４５’及び連動体２３の連結を解除するには、解除部材１５７をケース１４１から引き抜くように引っ張れば、係合部材１５９が切欠部１５１，１５３から外れて柱状体４５’及び連動体２３の連結が解除される。尚、本実施形態では、柱状体４５’に代えて円筒体を用いてもよく、その形状も特定のものに限定されるものではない。
【０１３９】
（第９実施形態）
この発明の第９実施形態について一部の断面を表わす図１６及び図１７を参照して説明する。但し、図１６は一部の分解状態における正面図、図１７は図１６の一部の斜視図である。尚、本実施形態における押ボタンスイッチの基本的な構成は上記した第１、第８実施形態とほぼ同じであるため、以下では図１ないし図４並びに図１３及び図１４も参照しつつ、主として第１、第８実施形態と相違する点について説明する。
【０１４０】
本実施形態における押ボタンスイッチ１では、連動体２３と柱状体４５’とを連結する構造が第１実施形態と相違している。より詳細には、図１６，１７に示すように、立方体状の中空ケース１６１の一内側面にばね１６３の一端を固着すると共に、ばね１６３と対向する側面を反対側面に２条のレール１６５が形成されたレール部材１６７をケース１６１内に配設してばね１６３の他端をこのレール部材１６７に固着し、レール部材１６７のレール１６５に沿って移動自在に係合部材１６９を配設すると共に、係合部材１６９のレール１６５に対向する側面の反対側面に凹部１７１を形成し、柱状体４５’の下端及び連動体２３の上端に切欠部１５１，１５３に係合部材１６９の凹部１７１の先端部分を係脱自在に嵌挿、係合して柱状体４５’及び連動体２３を連結する。尚、レール１６５は１条でもよく、更にレール１６５はなくても構わない。
【０１４１】
一方、柱状体４５’及び連動体２３の連結を解除するために、ケース１６１に解除部材１７３を貫設し、ケース１６１の外部にこの解除部材１７３の先端を導出し、解除部材１７３をケース１６１内に押し込むことによって係合部材１６９をばね１６３に抗して押し込んで切欠部１５１，１５３から凹部１７１の先端部分を外し、これにより柱状体４５’及び連動体２３の連結を解除する。尚、ケース１６１、ばね１６３、レール部材１６７、係合部材１６９及び解除部材１７３により、本発明における連結部が構成されている。ここで、本実施形態では、柱状体４５’に代えて円筒体を用いてもよく、その形状も特定のものに限定されるものではない。
【０１４２】
従って、第９実施形態によれば、上記した第１実施形態と同等の効果を得ることができるのは勿論のこと、上記した第８実施形態と同様、柱状体４５’及び連動体２３を簡単に分離することができることから、押ボタンスイッチ１のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【０１４３】
また、本発明は上記した各実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
【０１４４】
例えば、押ボタン５、円筒体４５または柱状体４５’及び連動体２３は別個に形成されたものを一体化可能に構成されていてもよく、押ボタン５、円筒体４５または柱状体４５’及び連動体２３はひとつの部材により構成されていても構わない。
【０１４５】
また、上記したようにスイッチケース３の接点収容部７とボタン収容部９とは接合される構造であり、特に接点収容部７には第１、第２の接点等が収容され、ボタン収容部９には円筒体４５または柱状体４５’や押ボタン５が収容された後に接合されるため、例えば図１に示されるように、接合前にはばね３１は伸びた状態にあって接点収容部７内における第１、第２の接点１７，２１は開離している。この状態から接点収容部７をボタン収容部９に接合して第１、第２の接点１７，２１を接触状態にするには、何らかの手段により連動体２３をばね３１に抗して押ボタン５側に引き込む必要がある。
【０１４６】
そこで、図１８（ａ）に示すように、連動体２３の上端を筒状にし、円筒体４５または柱状体４５’の下端に連動体２３の上端内側に挿脱自在の挿入部１８１を設け、この挿入部１８１の外周に少なくとも１個の突起１８３を設け、連動体２３の上端には、例えば“し”字状のガイド溝１８５を形成しておき、接合時に接点収容部７をボタン収容部９方向に押し込むことで、挿入部１８１を連動体２３の上端に嵌挿させて突起１８３をガイド溝１８５上部に嵌挿させ、その後同図（ｂ）に示すように、接点収容部７を回転して突起１８３をガイド溝１８５の奥部にまで移動させて係止させ、これによりばね３１に抗して連動体２３を円筒体４５または柱状体４５’側に引き込むのが望ましい。
【０１４７】
但し、連動体２３は接点収容部７と一緒に回転するようにしておく。こうすれば、接点収容部７をボタン収容部９に接合する際に、簡単に第１、第２の接点１７，２１を接触した状態にすることができる。この場合、接点収容部７とボタン収容部９を嵌合させるようにしてもよい。尚、接点収容部７を回転させて外すと、円筒体４５または柱状体４５’と連動体２３（ガイド溝１８５と挿入部１８１の係合）が外れる。
【０１４８】
また、接点が非接触式であっても同様であり、ガイド溝１８５と突起１８３との形成部位は逆であってもよい。更に、必ずしもガイド溝に限定されるものではなく、カム構造にしてもよく、円筒体４５または柱状体４５’に連動体２３が係止される構造であればよい。また、接点収容部７を回転させずに連動体２３だけを回転させることができる構造にしてもよい。
【０１４９】
更に、上記した各実施形態では、非常停止用に用いる押ボタンスイッチ１の例を示しているが、非常停止用に限らず、常閉の第１，第２の接点を押込操作により開離するいわゆる常閉スイッチとして使用することも勿論可能であって、上記した各実施形態と同等の効果を得ることができる。また、押ボタンを押込方向に付勢するばね５５も省略してもよい。なお、操作部は、円筒体でも柱状体でもよく、その形状は特定のものに限定されることはない。
【０１５０】
【発明の効果】
以上のように、請求項１に記載の発明によれば、押ボタンの押込操作による押込方向と、開離付勢手段による付勢力が働く開離方向とが同じ方向であるため、押ボタンの押込操作により第１、第２の接点が強制的に開離される際に、開離付勢手段による付勢力が当該押ボタンの押込方向と同じ方向に働くことで、より確実に第１、第２の接点を開離することができる。また、開離付勢手段により、接触状態の第１、第２の接点が非接触となる開離方向に付勢されるため、スイッチが破損したり、スイッチの一部（特に、接点を収容する部分）が外れたりしたときに、第１、第２の接点が接触状態に戻るのを防止することが可能になる。また、請求項２に記載の発明によれば、開離付勢手段によって付勢されつつ押ボタンの押込操作に連動して開離方向に移動し、第１および第２の接点を接触状態から解除する連動体を備えることで、確実に押込み操作による押込方向と開離付勢手段による付勢力が働く方向とを同じ方向とすることができる。
【０１５１】
また、請求項３に記載の発明によれば、押ボタンの押込操作後は、押込操作前に比べて開離付勢手段による付勢力が小さく設定されているため、スイッチが破損したり、スイッチの一部（特に、接点を収容する部分）が外れたりしても、第１、第２の接点が近接状態に戻るのを確実に防止することが可能になる。
【０１５２】
また、請求項４に記載の発明によれば、保持手段により、押ボタンの非操作時には押ボタンがボタン付勢手段の付勢力に抗して非押込状態に保持され、押ボタンの押込操作時には、該押込の操作力とボタン付勢手段の付勢力とにより押ボタンの押込状態への移行が許容されるため、スイッチが破損したり、スイッチの一部（特に、接点を収容する部分）が外れたりしたときに、第１、第２の接点の接触或いは近接状態への復帰を、より確実に防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の第１実施形態のある状態における断面図である。
【図２】この発明の第１実施形態の異なる状態における断面図である。
【図３】この発明の第２実施形態における一部のある状態における断面図である。
【図４】この発明の第２実施形態における一部の異なる状態における断面図である。
【図５】この発明の第３実施形態のにおける一部の断面図である。
【図６】この発明の第４実施形態における一部のある状態における断面図である。
【図７】この発明の第４実施形態における一部の異なる状態における断面図である。
【図８】この発明の第５実施形態における一部の断面図である。
【図９】この発明の第５実施形態における異なる一部の断面図である。
【図１０】この発明の第６実施形態における一部の断面図である。
【図１１】この発明の第７実施形態における一部の分解状態の斜視図である。
【図１２】図１１の一部の底面図である。
【図１３】この発明の第８実施形態における一部の分解状態の斜視図である。
【図１４】この発明の第８実施形態の動作説明図である。
【図１５】この発明の第８実施形態の変形例の説明図である。
【図１６】この発明の第９実施形態における一部の分解状態の正面図である。
【図１７】図１６の一部の斜視図である。
【図１８】この発明のその他の実施形態の動作説明図である。
【図１９】従来例の動作説明図である。
【図２０】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
１ 押ボタンスイッチ
３ スイッチケース
５ 押ボタン
１７ 第１の接点
２１ 第２の接点
２３，７１ 連動体（開閉部）
３１，７５ ばね（開離付勢手段）
３７ 移動部材（保持手段）
３９ ばね（中心付勢手段、保持手段）
４５ 円筒体（操作部）
４５’ 柱状体（操作部）
４７ 延出片（連結部）
４９，７７ 係止溝（連結部）
５５ ばね（ボタン付勢手段）
５７ 突起（保持手段）
８１ 常閉接点（第１の接点）
８５ 常開接点
８９ 作動体
９１ 可動体
９５ ばね（作動付勢手段）
８７ 支持部材
９３ 可動接点（第２の接点）
１０１ マグネット（被検知部）
１０３ リードスイッチ（検知部）
１０７ ばね（反転付勢手段）
１０９ 摺動体（支持手段）
１１１ 連結体（支持手段）
１１５ 突部（移動部材、外方付勢手段、保持手段）
１２１ ねじりコイルばね（外方付勢手段、保持手段）
１２３ 移動部材（保持手段）
１２７ 突起（保持手段）
１３１，１３３ 翼状片（連結部）
１３５ 係合部材（連結部）
１４１ ケース（連結部）
１４３，１４９ 磁石（連結部）
１４７，１５９ 係合部材（連結部）
１５５，１５７ 解除部材（連結部）
１６１ ケース（連結部）
１６３ ばね（連結部）
１６５ レール
１６７ レール部材（連結部）
１６９ 係合部材（連結部）
１７３ 解除部材（連結部）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a push button switch, and more particularly to a push button switch suitable for emergency stop.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, a control panel of a machine tool has been provided with a push button switch for emergency stop as a safety device. By pushing this push button switch in an emergency, the power supply to the main circuit of the machine is cut off. The operation can be stopped. As shown in FIG. 19, this type of emergency stop push button switch 201 includes a switch case 202 and a push button 203.
[0003]
The switch case 202 includes a contact accommodating portion 204 and a button accommodating portion 205. For example, the button accommodating portion 205 is detachably attached to a control panel (not shown), and the contact accommodating portion 204 is joined to the button accommodating portion 205 from the back side. It has come to be.
[0004]
The contact accommodating portion 204 has a concave shape in cross section, and a partition plate 207 that divides the inside of the contact accommodating portion 204 up and down is integrally formed at the substantially central portion inside the contact accommodating portion 204. A through hole 208 is formed in the center.
[0005]
Further, the horizontal portion of the pair of conductive members 209 having an L shape is disposed along the lower surface of the partition plate 207, and the lower ends of the vertical portions of the two conductive members 209 penetrate the bottom surface of the contact accommodating portion 204 and are externally provided. Has been derived. A fixed contact 211 is fixed to the lower surface of the tip of the horizontal portion of both conductive members 209, and a conductive plate 212 is disposed inside the contact accommodating portion 204 and below the horizontal portion of the conductive member 209. A movable contact 213 is fixed to the upper surfaces of both ends of the conductive plate 212 so as to be able to contact with and separate from the fixed contacts 211.
[0006]
At this time, the conductive plate 212 is urged upward with respect to the bottom surface of the contact accommodating portion 204 by the spring 215, and the movable contacts 213 are in contact with the fixed contacts 211 with appropriate contact pressures.
[0007]
By the way, the operation body 217 is provided at the center of the upper surface of the conductive plate 212, and the upper portion of the operation body 217 is led out above the partition plate 207 of the contact accommodating portion 204 through the through hole 208.
[0008]
The button accommodating portion 205 has a cylindrical shape, and the lower end portion thereof is inserted and joined to the inside of the upper end portion of the contact accommodating portion 204. A pair of inner flanges 219 and 220 are formed at a predetermined distance from the central portion inside the button accommodating portion 205, and a plurality of movable bodies are formed in the recesses between the inner flanges 219 and 220. 221 is disposed and biased in the direction toward the central axis by the spring 222, and an inclined surface 223 that is inclined downward is formed at the upper end of these movable bodies 221.
[0009]
A cylindrical body 225 is accommodated inside the button accommodating portion 205 so as to be movable up and down integrally with the push button 203, and a spring 227 is wound around the outer periphery of the cylindrical body 225, Is in contact with the upper end of the operating body 217. An outer flange 226 is formed at the outer peripheral upper end portion of the cylindrical body 225, and both ends of the spring 227 are disposed on the outer flange 226 and the inner flange 219 on the button accommodating portion 205 side below the outer flange 226. The cylindrical body 225 is urged upward through the outer flange 226 by the urging force of 227.
[0010]
Further, a protrusion 229 is formed at a position substantially opposite to each movable body 221 at the lower end of the outer periphery of the cylindrical body 225, and an obliquely upward inclined surface 230 is formed on the lower surface of each protrusion 229. At the time of pressing, the inclined surface 230 of each protrusion 229 is slightly separated from the inclined surface 223 of each movable body 221, but when the push button 203 is pressed, the inclined surface 230 of each protrusion 229 is inclined to the inclined surface 223 of each movable body 221. It comes to slidably contact with.
[0011]
A cylindrical shaft portion 233 of the push button 203 is disposed at the upper end of the cylindrical body 225, and the shaft portion 233 moves up and down together with the cylindrical body 225 along the inner periphery of the upper end portion of the button housing portion 205. ing. Then, when the push button 203 is pushed, the cylindrical body 225 is pushed downward in the button accommodating portion 205.
[0012]
By the way, in a state where the push button 203 is not pushed in, the interval between the outer flange 226 and the inner flange 219 on the button housing portion 205 side is applied so that the upward biasing force of the spring 227 is applied to the cylindrical body 225. The length of the spring 227 is set. When the push button 203 is pushed against the spring 227, the push body 203 causes the cylindrical body 225 to move down together with the push button 203 against the spring 227, whereby the inclined surface 223 of each movable body 221 is moved. The inclined surfaces 230 of the projections 229 are in sliding contact with each other, the movable bodies 221 are pushed into the recesses between the inner flanges 219 and 220 against the spring 222, and the cylindrical body 225 further moves downward.
[0013]
By such downward movement of the cylindrical body 225, the operating body 217 is pushed downward against the spring 215, and the fixed and movable contacts 211 and 213 that have been in contact with each other are opened, as shown in FIG. In addition, each movable body 221 gets over the inclined surface 230 of each projection 229, and each movable body 221 is urged by the spring 222 so as to be pushed in the direction toward the central axis. The upper surface of the protrusion 229 engages.
[0014]
At this time, the spring 227 is compressed by the downward movement of the cylindrical body 225 accompanying the pressing operation of the push button 203, and the upward biasing force with respect to the cylindrical body 225 increases, but as described above, the lower surface of each movable body 221 When the upper surface of each protrusion 229 is engaged with each other, the upward movement of the cylindrical body 225 due to the upward biasing force of the spring 227 is prevented, and the push button 203 is locked in the pressed state together with the cylindrical body 225. Both the spring 227 and the spring 215 below the conductive plate 212 keep the large energizing energy, and the push button 203 is locked in the pushed state while the fixed and movable contacts 211 and 213 are released.
[0015]
In this way, the push button 203 is locked in the pushed state while the fixed and movable contacts 211 and 213 are released, thereby opening the circuit of the machine.
[0016]
In order to release this locked state, for example, by slightly rotating the cylindrical body 225 in a predetermined direction together with the push button 203, the engagement state of the upper surface of each protrusion 229 to the lower surface of each movable body 221 is released, The urging force of the spring 227 acts on the cylindrical body 225, and the urging force of the spring 227 upwards moves the push button 203 together with the cylindrical body 225 to the state before being pushed.
[0017]
Here, for example, a biasing force in a direction opposite to the rotational direction for releasing the locked state is applied to the cylindrical body 225 by a biasing means such as a torsion coil spring. The push button 203 and the cylindrical body 225 are automatically returned to the rotational state before being pushed by the rotational force of the urging means.
[0018]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the conventional pushbutton switch 201 described above, as described above, when the pushbutton 203 is completely pushed, both the spring 227 on the outer periphery of the cylindrical body 225 and the spring 215 on the lower side of the conductive plate 212 are greatly biased. Since the push button 203 is locked in the pushed state together with the cylindrical body 225 while maintaining the energy, if any part of the push button switch 201 is damaged for some reason or the contact accommodating portion 204 is detached, There is a possibility that the fixed and movable contacts 211 and 213 come into contact with each other and the circuit of the machine tool or the like is closed.
[0019]
That is, in the conventional pushbutton switch 201, the spring 215 is fixed and urged in the direction in which the movable contacts 211 and 213 come into contact with each other, and the spring 227 on the outer periphery of the cylindrical body 225 pushes the pushbutton 203 through the cylindrical body 225. Since it is biased in the direction opposite to the push-in direction, when any part of the push button switch 201 is damaged, the locked state is arbitrarily released and fixed, and the movable contacts 211 and 213 come into contact. there were. In addition, when the contact accommodating part 204 is detached from the button accommodating part 205, the push button 203 is not unlocked, but the contact accommodating part 204 is disengaged so that the urging force of the spring 215 acts and is fixed. In some cases, the movable contacts 211 and 213 return to the contact state without permission.
[0020]
Therefore, the present invention has been made in view of the above problems, and the first and second contacts are urged in the opening direction to break the switch, or even if a part of the switch is detached. It is an object of the present invention to provide a pushbutton switch that can prevent the first and second contacts from coming back into contact or close to each other.
[0021]
[Means for Solving the Problems]
  In order to solve the above-described problem, the present invention is configured such that the contact state between the first contact and the second contact accommodated in the case is determined by pushing the push button accommodated in the switch case so as to be able to be pushed. In the push-button switch to be released, the first and second contacts in contact are biased in the opening direction in which they are not in contact with each other.Even if an abnormality occurs such that both the contact points return to the contact state, the both contact points are held in a separated state.A separation urging means is provided, and the pushing direction by the pushing operation of the push button is the same as the direction in which the urging force by the separation urging means acts (claim 1). Further, an interlocking body that moves in conjunction with the pushing operation of the push button and is urged and moved in the same direction as the movement direction in conjunction with the pushing operation of the push button by the opening urging means. The interlocking body may move in the opening direction to release the first and second contacts from the contact state (Claim 2).
[0022]
  According to such a configuration,Since the pushing direction of the push button is the same as the pushing direction in which the urging force by the separating urging means is applied, the first and second contacts are forcibly opened by the pushing operation of the push button. When the urging force by the opening urging means is applied in the same direction as the pushing direction of the push button, the first and second contacts can be more reliably opened. Also,Since the first and second contacts in contact with each other are biased in the opening direction in which they are not in contact with each other, the switch is damaged or a part of the switch (particularly, the part that accommodates the contact) ) Can be prevented from returning to the contact state.In addition, by providing an interlocking body that moves in the opening direction in conjunction with the pressing operation of the push button while being biased by the opening biasing means, and releases the first and second contacts from the contact state, it is ensured. The pushing direction by the pushing operation and the direction in which the urging force by the separation urging means acts can be the same direction.
[0023]
  Further, the present invention is characterized in that the urging force by the opening urging means after the pushing operation of the push button is set to be smaller than the urging force when there is no pushing operation of the push button. (Claim)3).
[0024]
According to such a configuration, since the urging force by the opening urging means is set smaller after the push button is pushed than before the push operation, the switch is broken or a part of the switch (particularly, Even if the contact accommodating portion is detached, it is possible to reliably prevent the first and second contacts from returning to the proximity state.
[0025]
Here, an interlocking body that moves in conjunction with the push button by a pressing operation of the push button under the urging force of the opening urging means, and a movement of the interlocking body that accompanies the pressing operation of the push button causes the first It is desirable to provide an operating body that opens the first and second contacts.
[0026]
In this way, when the push button is pushed in, the interlocking body moves in accordance with the push button push operation, and the first and second contacts are opened by the operation body. Even if the portion (particularly, the portion that accommodates the contact) is detached, it is possible to realize a slow action type switch that can prevent the contact of the first and second contacts or the return to the close state. .
[0027]
Further, an interlocking body that moves in conjunction with the push button by a pushing operation of the push button under the biasing force of the opening biasing means, a normally open contact disposed in the switch case, and one end portion A movable body disposed in the switch case so as to be rotatable around the other end portion, and one end portion can be rotated around the other end portion in conjunction with the movement of the interlocking body when the push button is pushed. The actuating body disposed in the case and both ends are locked to one end of the movable body and one end of the actuating body, and the one end of the movable body and one end of the actuating body are simultaneously attached in one direction. One of the first and second contacts is provided at the other end of the movable body, and the one-way direction of the actuating biasing means when the push button is pushed. The amount of rotation of the one end portion of the operating body against the biasing to the biasing means When the dead point for switching the urging direction of the movable body and the operating body from one direction to the other direction is reached, one of the first and second contacts provided on the movable body is the other. May be switched from a state in contact with the normally open contact to a state in contact with the normally open contact, and may be maintained in a switched state by the biasing force of the separation biasing means.
[0028]
In this way, when the push button is pushed in, the interlocking body moves in accordance with the push button pushing operation, and the one end of the actuating body rotates due to the movement of the interlocking body, and one end of the actuating body against the actuating biasing means. When the rotation amount of the part reaches the dead point, one of the first and second contacts provided on the movable body is switched from the state in contact with the other to the state in contact with the normally open contact, and the separation is attached. The state is switched by the urging force of the urging means.
[0029]
Therefore, to realize a snap action type switch capable of preventing the contact of the first and second contacts or the return to the close state even if the switch is broken or part of the switch is detached. Can do.
[0030]
Here, the first and second contacts may be of a tact switch type. Furthermore, the separation biasing means may include a spring or a magnet.
[0031]
Also, a support means provided in the switch case for supporting the push button so as to be movable in the pushing direction, and urging the push button in the non-pushing direction when the push button is not operated, thereby pushing the push button. If there is, there may be provided reverse urging means for urging the push button in the pushing direction, and the push button may be held in the pushed state by urging the reverse urging means.
[0032]
In this way, the combination of the support means and the reverse biasing means holds the pushbutton in a non-pressed state when the pushbutton is not operated, and when the pushbutton is pressed by the biasing in the pressing direction by the reverse biasing means. The push button can be held in the depressed state. Here, a magnet other than a spring can be used as the reverse biasing means.
[0033]
  The present invention also provides button urging means for urging the push button in the push-in direction provided in the switch case, and the button urging means for pushing the push button when the push button is not operated.Power ofIf the push button is pushed in, The operation force of the indentation andThe biasing force of the button biasing meansWhenAnd holding means for allowing the push button to shift to the pushed-in state (claim 4).
[0034]
  According to such a configuration, when the push button is not operated, the push button is pressed by the holding means.Power ofAgainst non-pushing state, and when pushing the pushbutton, The operation force of the indentation andThe biasing force of the button biasing meansWhenSince the transition of the push button to the push-in state is permitted by this, when the switch is damaged or part of the switch (particularly, the part that accommodates the contact) comes off, the contact of the first and second contacts Alternatively, the return to the proximity state can be more reliably prevented.
[0035]
Further, the holding means is disposed in the switch case so as to be movable toward the central axis direction, and is moved to the push button when moving in the central axis direction. A center biasing means for biasing the push button, and when the push button is pushed, the moving member moves in a direction opposite to the central axis direction against the center bias means as the push button is pushed. You may do.
[0036]
At this time, the holding means is disposed on the push button so as to be movable outward, and is engaged with the moving member that is engaged with the push button when moving in the central axis direction. An outward urging means for urging, and when the push button is pushed, the moving member moves in the direction of the central axis against the outer urging means as the push button is pushed. There may be a moving member that is disposed inside the push button so as to be movable outward, and is engaged with the push button when moving outward, and an outer member that biases the moving member outward. A direction urging means, and when the push button is pushed, the moving member moves in the direction of the central axis against the outer urging means as the push button is pushed. Good.
[0037]
In this way, when the push button is not operated, the moving member moves toward the central axis or outward when the moving member is biased by the center urging means or the outward urging means and is locked to the push button or the switch case. Thus, the push button can be held in the non-pressed state against the button urging means. On the other hand, when the push button is pushed, the moving member moves outward or in the direction of the central axis against the center biasing means or the outward biasing means, so that the push button is pushed by the biasing force of the button biasing means. The transition to can be tolerated.
[0038]
In addition, an operation unit that is pushed in and an opening / closing unit that opens and closes the first and second contacts may be provided, and the operation unit and the opening / closing unit may be integrated.
[0039]
This is a pushbutton switch in which the operation unit and the opening / closing unit are integrated, and even if the switch is broken or part of the switch is detached, the first and second contacts are in contact with or close to each other. A push button switch that can prevent the return to the state can be provided.
[0040]
Furthermore, you may provide the operation part pushed and operated, the opening-and-closing part which opens and closes the said 1st, 2nd contact, and the connection part which connects the said operation part and the said opening-and-closing part.
[0041]
In this way, the push button switch is configured such that the operation unit and the opening / closing unit are coupled by the coupling unit. It is possible to provide a pushbutton switch that can prevent contact or return to the proximity state.
[0042]
Here, the connecting portion may be a member that directly connects the operation portion and the opening / closing portion, and is detachably engaged with both the operation portion and the opening / closing portion, and the operation portion is engaged when engaged. And an engagement member that connects and holds the opening / closing portion at a rotational position out of phase with each other, and the engagement between the operation portion and the opening / closing portion by the engagement member by rotation of the operation portion and the opening / closing portion. May be canceled.
[0043]
Further, the connecting portion is disposed in a case so as to be able to float by a magnet in the case, and is engaged with both the operation portion and the opening / closing portion so as to be freely disengaged when floating. And a release member for releasing the engagement of the engagement member, a case, a spring disposed in the case, and the spring disposed in the case A rail member that is urged by the rail, and is arranged in the case so as to be movable along the rail of the rail member. You may provide the engagement member which connects an opening-and-closing part, and the cancellation | release member which cancels | releases engagement of the said engagement member against the urging | biasing of the said spring.
[0044]
By adopting such a connection structure, the operation part and the opening / closing part can be easily separated, so that the maintenance work of the push button switch can be easily performed.
[0045]
Further, the first and second contacts are wired in an energization circuit of an external device, and when the first and second contacts are in contact, the energization circuit is closed, and the first and second contacts are operated by pushing the push button. The energization circuit may be opened when the second contact is not in contact.
[0046]
By doing so, the energization circuit of the external device is opened by the opening of the first and second contacts. Even if it is detached, the return of the first and second contacts to the contact state is prevented, so that the energization circuit of the external device can be kept open.
[0047]
Further, the switch structure constituted by the first contact and the second contact is a non-contact type that includes a detection unit and a detection unit that turns on or off by detecting the detection unit. One of the detection part and the detected part may be urged in the separating direction by a biasing means.
[0048]
In this way, the detection unit and the detected part in the proximity state are separated by the separation biasing means, so even if the switch is damaged or a part of the switch is detached, the detection part and the detected part are close to each other. Returning to the state can be prevented. At this time, the detection unit is wired in the energization circuit of the external device, the energization circuit is closed when the detection unit is turned on, and the energization circuit is opened when the detection unit is turned off by the push button pressing operation. In this way, it is safe to leave the energization circuit of the external device open.
[0049]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
A first embodiment in which the pushbutton switch according to the present invention is applied for emergency stop will be described with reference to FIGS. However, FIG.1 and FIG.2 is sectional drawing before and behind pushing in of a pushbutton, respectively.
[0050]
As shown in FIGS. 1 and 2, this kind of emergency stop pushbutton switch 1 includes a switch case 3 and a pushbutton 5.
[0051]
Each of the switch cases 3 includes a resin contact accommodating portion 7 and a button accommodating portion 9, for example, the button accommodating portion 9 is detachably attached to a control panel (not shown), and the contact accommodating portion 7 is a button from the back side. It is joined to the accommodating part 9. Here, the contact accommodating portion 7 and the button accommodating portion 9 may be configured integrally.
[0052]
The contact accommodating portion 7 has a concave shape in cross section, and a partition plate 11 that divides the inside of the contact accommodating portion 7 up and down is integrally formed at a substantially central portion inside the contact accommodating portion 7. A through hole 13 is formed in the center.
[0053]
Further, the horizontal portion of the pair of L-shaped conductive members 15 is disposed along the lower surface of the partition plate 11, and the lower end portions of the vertical portions of both the conductive members 15 penetrate the bottom surface of the contact accommodating portion 7 to the outside. Has been derived. And the 1st contact 17 is each fixed to the lower surface of the tip of the horizontal part of both conductive members 15, and a conductive plate 19 is arranged inside the contact accommodating part 7 and below the horizontal part of the conductive member 15, A second contact 21 is fixed to the upper surfaces of both ends of the conductive plate 19 so as to be able to contact with and separate from the first contacts 17.
[0054]
By the way, a substantially columnar interlocking body 23 that is an opening / closing part is disposed in the contact accommodating part 7 so as to be movable up and down, and the upper part of the interlocking body 23 is loosely inserted into the through hole 13 and above the partition plate 11. The lower end portion of the interlocking body 23 is led out downward from the contact housing portion 7 through a through hole 25 formed through the bottom surface of the contact housing portion 7. However, the lower end portion of the interlocking body 23 may not be configured to protrude downward from the contact housing portion 7 and may be configured to move up and down within the contact housing portion 7.
[0055]
At this time, the engaging protrusion 27 is integrally formed at the lower end of the interlocking body 23, while the inner surface of the contact accommodating portion 7 is formed on the bottom surface of the contact accommodating portion 7 and at a part of the periphery of the through hole 25. That is, the L-shaped engaging portion 29 standing upward is integrally formed, and both ends of the spring 31 serving as the separation biasing means are connected to the upper end of the engaging portion 29 of the contact accommodating portion 7. The interlocking body 23 is urged downward by the spring 31. The engaging portion 29 is not limited to the L shape.
[0056]
Further, a concave groove 33 in the horizontal direction having a groove width slightly larger than the thickness of the conductive plate 19 is formed in a substantially central portion of the interlocking body 23, and the conductive plate 19 is fitted into the concave groove 33 so that the interlocking body is inserted. The conductive plate 19 moves up and down together with the second contact 23, and the second contact with the first contact 17 through the interlocking body 23 and the conductive plate 19 by the bias of the spring 31 described above. The contact 21 is urged in the opening direction (here, downward) in which the contact 21 is not in contact.
[0057]
The button accommodating portion 9 has a substantially cylindrical shape, and the lower end portion thereof is inserted and joined to the inside of the upper end portion of the contact accommodating portion 7. A concave portion 35 that opens toward the central axis direction at a predetermined interval is formed in the inner periphery slightly below the central portion of the button accommodating portion 9, and a moving member 37 is formed in the concave portion 35 in the central axial direction. Each moving member 37 is urged in the direction of the central axis by a spring 39 that is a center urging means. The upper and lower ends of these moving members 37 are respectively inclined downward and downward. Inclined surfaces 41 and 43 that are obliquely upward are formed. In the present embodiment, the case where two moving members 37 are provided is illustrated, but one or three or more moving members 37 may be provided, and the number is not limited.
[0058]
In addition, a cylindrical body 45 which is an operation portion in the present invention is accommodated inside the button accommodating portion 9 so as to be movable up and down, and a horizontally extending piece 47 is integrally formed at the lower end of the cylindrical body 45. The distal end of the extending piece 47 is fitted and locked in a concave locking groove 49 formed at the upper end of the interlocking body 23, whereby the cylindrical body 45 and the interlocking body 23 move up and down together. Here, the extending piece 47 and the locking groove 49 constitute a connecting portion in the present invention.
[0059]
An outer flange 51 is integrally formed at the lower end of the outer periphery of the cylindrical body 45. An inner flange 53 is formed integrally with the button accommodating portion 9 at a position above the outer flange 51, and a spring 55 as a button urging means is provided. It is wound around the outer periphery of the cylindrical body 45, and both ends of a spring 55 are disposed on both flanges 51, 53. The urging force of the spring 55 causes the cylindrical body 45 to move downward, that is, the push button 5 through the outer flange 51. It is urged in the pushing direction.
[0060]
Furthermore, a protrusion 57 is formed at a position substantially opposite to each moving member 37 at the lower end of the outer periphery of the cylindrical body 45, and inclined surfaces 59 and 61 that are obliquely upward and obliquely downward on the lower surface and upper surface of each protrusion 57, respectively. Are formed, and the upper and lower inclined surfaces 59 and 61 are respectively in sliding contact with the upper and lower inclined surfaces 41 and 43 of the respective moving members 37. Here, each moving member 37, each spring 39, and each projection 57 constitute a holding means in the present invention.
[0061]
A cylindrical shaft portion 63 of the push button 5 is disposed at the upper end of the cylindrical body 45, and the shaft portion 63 moves up and down along with the cylindrical body 45 along the inner periphery of the upper end portion of the button housing portion 9. ing. Then, by pushing the push button 5, the cylindrical body 45 is pushed downward in the button accommodating portion 9 through the locking flange 65. Note that the shaft portion 63 and the cylindrical body 45 may be joined by a screw structure. In addition, a spring is provided between the lower end surface of the shaft portion 63 and the upper surface of the locking flange 65 in order to prevent the erroneous operation by giving some play to the operation of the push button 5 or to enable the so-called tracing operation. An interposed structure may be used.
[0062]
By the way, in a state where the push button 5 is not pushed in, the spring 55 is compressed and retains a large amount of energy, and a downward biasing force of the spring 55 acts on the cylindrical body 45 strongly. 5 is urged downward together with the cylindrical body 45 in the pushing direction, but the lower inclined surface 59 of each projection 57 abuts on the upper inclined surface 41 of each moving member 37, and the cylindrical body 45 is brought into contact therewith. Therefore, the push button 5 is held in the non-pressed state together with the cylindrical body 45.
[0063]
In this non-push-in state, as shown in FIG. 1, the interlocking body 23 is held in a state of moving upward, so that the first and second contacts 17 and 21 are held in contact.
[0064]
When the push button 5 is pushed from such a non-pushing state, the cylindrical body 45 is moved downward by this pushing operation, so that the lower inclined surface 59 of each projection 57 of the cylindrical body 45 is placed on each moving member 37. Since each moving member 37 is slidably contacted with the inclined surface 41 and is pushed into the both concave portions 35 against the spring 39 as the cylindrical body 45 moves downward, the lower inclined surface 59 of each protrusion 57 of the cylindrical body 45 is The cylindrical body 45 further moves downward together with the push button 5 so as to get over the upper inclined surface 41 of each moving member 37.
[0065]
Then, the interlocking body 23 moves downward in conjunction with the downward movement of the cylindrical body 45, and the first and second contact points 17 and 21 that have been in contact with each other are forcibly separated, and as shown in FIG. In addition, when each protrusion 57 completely gets over each moving member 37, the upper inclined surface 61 of each protrusion 57 is positioned below the lower inclined surface 43 of each moving member 37, and the push button is pressed by the spring 55. 5 is maintained in the pushed-in state together with the cylindrical body 45, and the first and second contacts 17, 21 remain open. Here, the spring 55 is released from the state where the spring 55 is compressed and maintains a large amount of energy, and enters a state where the energy is small. The upper inclined surface 61 of each protrusion 47 of the cylindrical body 45 and the lower inclined surface 43 of the moving member 37 have a role of preventing play of the push button 5 upward.
[0066]
Thus, the first and second contacts 17 and 21 are kept open, so that a circuit of a machine tool or the like that is an external device can be opened.
[0067]
At this time, since the spring 31 that is the separation biasing means that has been compressed and kept large energy is released from the compressed state at the beginning of the downward movement of the cylindrical body 45 due to the pushing operation of the push button 5. The interlocking body 23, the cylindrical body 45, and the second contact 21 are biased downward in the opening direction. At this time, the urging force of the spring 55 acts simultaneously, and the interlocking body 23, the cylindrical body 45, and the second contact 21 are urged downward in the separating direction.
[0068]
When the push button 5 is completely pushed in and the downward movement of the cylindrical body 45 is completed, the springs 31 and 55 are released from the compressed state and the energy thereof is reduced. Therefore, the interlocking body 23, the cylindrical body 45, and the second body The biasing force of the springs 31 and 55 against the contact 21 is small.
[0069]
In order to release this push-in state, for example, the push button 5 is pulled slightly in the direction of pulling out from the switch case 3, or the push-button 5 is rotated to pull up the cylindrical body 45, thereby reversing the push-in state. The cylindrical body 45 moves upward together with the push button 5 while the upper inclined surface 61 of each projection 57 of the cylindrical body 45 is in sliding contact with the lower inclined surface 43 of each moving member 37, and each moving member 37 resists the spring 39. When the projections 57 are pushed into the concave portions 35 and eventually move up until the projections 57 completely move over the movable members 37, the movable members 37 are pushed out of the concave portions 35 by the bias of the springs 39, and the projections of the cylindrical body 45. The cylindrical body 45 is further moved upward together with the push button 5 while the lower inclined surface 59 of the 57 is in sliding contact with the upper inclined surface 41 of each moving member 37, and the push button 5 is returned to the original non-pressed state.
[0070]
Further, when the push button 5 is pushed, the moving member 37 is formed into a cylindrical shape, and an inner protrusion having an inclined surface is provided on the inner periphery of the cylindrical moving member 37, and the inner protrusion is circumferentially provided by a torsion coil spring. The outer protrusion provided on the outer side of the cylindrical body 45 is slidably brought into sliding contact with the inclined surface of the inner protrusion on the moving member 37 side by pushing the push button 5 so that the cylindrical moving member 37 becomes a torsion coil spring. Therefore, the button 5 may be allowed to be pushed. Furthermore, when the push button 5 is rotated in order to easily return the push button 5 to the original non-pressed state by the combination of the concave portion whose inner circumference forms the cam surface and the convex portion that is in sliding contact with the inner circumference of the concave portion. It does not matter as a guide.
[0071]
In the configuration as described above, the first and second contacts 17 and 21 in the contact state are urged in the opening direction so as to be non-contacted by the spring 31 that is the urging / biasing means, and after the push button 5 is pressed. Since the urging force by the spring 31 is set to be smaller than that before the pushing operation, even if any part of the push button switch 1 is damaged, the first and second contacts 17 and 21 are in contact with each other. And the energization circuit of the external device remains open. Even when the contact accommodating portion 7 is detached from the button accommodating portion 9, the first and second contacts 17 and 21 do not return to the contact state due to the biasing force of the spring 31.
[0072]
Therefore, according to the first embodiment, when any part of the pushbutton switch 1 is damaged, the first and second contacts 17 and 21 can be prevented from returning to the contact state, and the external device It is possible to keep the energizing circuit open.
[0073]
Further, the moving member 37, the spring 39, and the projections 57 hold the push button 5 in the non-pressed state against the spring 55 when the push button 5 is not operated, and attach the spring 55 when the push button 5 is pressed. Since the transition of the push button 5 to the pushed state is allowed by the force, the push button 5 can be prevented from returning to the non-operating state even if any part of the push button switch 1 is damaged. It is possible to more reliably prevent the two contacts 17 and 21 from returning to the contact state.
[0074]
Further, the push button 5 is pushed by the moving members 37, the springs 39, and the projections 57 as holding means to hold the push button 5 in the non-push state and allow the push button 5 to shift to the push state. With the operation, the first and second contacts 17 and 21 remain open in a state where the biasing force of the springs 31 and 55 against the interlocking body 23, the cylindrical body 45, and the second contact 21 is smaller than that before the pushing operation. can do.
[0075]
Further, since the cylindrical body 45 and the interlocking body 23 are connected by the extending piece 47 and the locking groove 49, the cylindrical body 45 and the interlocking body 23 can be easily separated, and the maintenance work of the push button switch 1 is performed. Can be easily performed.
[0076]
As a modification of the first embodiment, the groove width of the concave groove 33 formed in the interlocking body 23 is made considerably larger than the thickness of the conductive plate 19, and the gap between the inner lower surface of the concave groove 33 and the lower surface of the conductive plate 19 is set. A spring may be interposed between the first and second contacts 17 and 21 that are in contact with each other with an optimum contact pressure.
[0077]
Moreover, the 1st, 2nd contact points 17 and 21 may comprise what is called a tact switch type. Specifically, the first contact 17 is attached to both the conductive members 15 via the rubber member, and the optimum contact pressure of the first and second contacts 17 and 21 is obtained by the flexibility of the rubber member. It is preferable to configure.
[0078]
On the other hand, the second contact 21 is attached to the conductive plate 19 via a rubber member, and this rubber member is used as a separation urging means instead of the spring 31, and the second contact 21 is applied to the second contact 21 using its elastic force. On the other hand, an urging force in the separation direction (downward in FIGS. 1 and 2) that is non-contact may be applied. Here, when the elastic force of the rubber member is insufficient, a spring or a magnet may be used together to apply a biasing force in the opening direction with respect to the second contact 21.
[0079]
Further, a space is formed in the upper half portion of the interlocking body 23, and a spring 31 as an opening biasing means is accommodated in this space, and the biasing force of the spring 31 is interlocked by an operating piece fixed to the switch case 3 side. You may make it give to the downward direction which is a separation direction with respect to the body 23. FIG.
[0080]
At this time, instead of the spring, the repulsive force of the pair of magnets may be used to apply such a biasing force as the opening biasing means to the interlocking body 23.
[0081]
As another modified example of the first embodiment, the moving members 37, the springs 39, and the protrusions 57 that constitute the holding unit may be disposed higher than the spring 55 that is the button biasing unit. Instead of the biasing force of the spring 55, the repulsive force of the magnet may be used.
[0082]
Furthermore, an elastic member corresponding to each moving member 37 and each spring 39 may be provided on the button housing portion 9 side of the switch case 3.
[0083]
Further, a pair of moving members corresponding to the respective moving members 37 are provided at positions opposed to each other by 180 °, and both ends of both moving members are joined by a pair of springs, and the interlocking body 23 is interposed between the moving members by the spring force of both springs. It is good also as a structure which pushes both moving members by the protrusion 57 at the time of the downward motion of the interlocking | linkage body 23 so that it may be clamped.
[0084]
Further, a pair of moving members corresponding to the respective moving members 37 are provided at positions opposed to each other by 180 °, and C-rings or ring-shaped rubber having spring properties are attached to both moving members from the outside. The interlocking body 23 may be sandwiched between both moving members by a spring force, and the both moving members may be spread by the protrusions 57 when the interlocking body 23 moves downward.
[0085]
Further, the cylindrical body 45 and the interlocking body 23 can be connected by using a magnetic force, or by using a reinforcing member called an E-ring, in addition to the extension piece 47 and the locking groove 49. You may make it connect freely.
[0086]
(Second Embodiment)
A second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. However, FIGS. 3 and 4 are cross-sectional views of the peripheral portion of the contact before and after the push button is pushed. The basic configuration of the pushbutton switch in the present embodiment is substantially the same as that of the first embodiment described above, and the following mainly describes differences from the first embodiment with reference to FIGS. To do.
[0087]
As shown in FIGS. 3 and 4, the pushbutton switch 1 according to the present embodiment is a so-called snap action type, and a substantially columnar interlocking body 71 as an opening / closing portion is vertically moved in the contact accommodating portion 7 of the switch case 3. The upper portion of the interlocking body 71 is loosely inserted into the through-hole 13 and led out above the partition plate 11, and the lower end portion of the interlocking body 71 abuts substantially at the center of the bottom surface of the contact accommodating portion 7. The contact hole 7 projects downward through the through hole 25 formed.
[0088]
At this time, both ends of the protrusion 73 integrally formed on the lower end of the interlocking body 71 and the lower surface of the partition plate 11 are locked, and a spring 75 as a separation urging means is provided. Accordingly, the interlocking body 71 is urged downward in the separating direction. The upper end of the interlocking body 71 is formed with a concave locking groove 77 into which the tip of the extending piece 47 of the cylindrical body 45 is inserted and locked, whereby the cylindrical body 45 and the interlocking body 71 are integrated. And move up and down. The locking groove 77 and the extending piece 47 constitute a connecting portion in the present invention.
[0089]
As shown in FIGS. 3 and 4, the horizontal portion of the L-shaped conductive member 79 is disposed along the lower surface of the partition plate 11, and the lower end portion of the vertical portion of the conductive member 79 is the contact accommodating portion 7. A normally closed contact 81 corresponding to the first contact is fixed to the lower surface of the front end of the horizontal portion of the conductive member 79.
[0090]
In addition, another conductive member 83 having an L-shape is provided through the bottom surface of the contact accommodating portion 7 so that the lower end portion is led out to the outside, and the horizontal portion of the conductive member 83 in the contact accommodating portion 7 is the contact accommodating portion. 7, and a normally open contact 85 is fixed to the top surface of the tip of the horizontal portion of the conductive member 83.
[0091]
Further, a support member 87 is provided through the bottom surface of the contact accommodating portion 7 and between the conductive member 83 and the through hole 25, and the left end of the operating body 89 is provided at the tip of the support member 87 inside the contact accommodating portion 7. And the right end of the movable body 91 are rotatably supported, and a movable contact 93 corresponding to a second contact is fixed to the upper and lower surfaces of the right end of the movable body 91, and the right end of the operating body 89 and the lower moving body 91 are fixed. Both ends of a spring 95 as an operation urging means are respectively locked to the left end of the actuator 95, and the urging force of the spring 95 causes both the right end of the operating body 89 and the left end of the movable body 91 to be upward (in the present invention The right end of the actuating body 89 is in contact with the lower surface of the protrusion 99 formed on the interlocking body 71.
[0092]
Then, as shown in FIG. 3, when the interlocking body 71 is moved downward by the pushing operation of the push button 5, the right end portion of the operating body 89 is pushed downward, and the operating body 89 rotates against the spring 95.
[0093]
Eventually, when the amount of rotation of the right end of the actuating body 89 that accompanies pushing the push button 5 reaches a dead point that reverses the biasing direction of the actuating body 89 and the movable body 91 by the spring 95 from above to below. As shown in FIG. 4, the movable contact 93 switches from the contact state with the normally closed contact 81 to the contact state with the normally open contact 85, and the normally closed contact 81 and the movable contact 93 remain separated. The return of the push button 5 to the non-pressed state may be performed in the same manner as in the first embodiment.
[0094]
Therefore, according to the second embodiment, similarly to the first embodiment, when the push button 5 is pushed, the interlocking body 71 moves along with the pushing operation of the push button 5, and the interlocking body 71 is operated by the movement of the interlocking body 71. After the right end of the body 89 rotates and the amount of rotation of the right end of the actuating body 89 against the spring 95 reaches a dead point for switching the biasing direction of the movable body 89 by the spring 95 from above to below, Even if the movable contact 93 is brought into contact with the normally open contact 85 from the state in which the normally closed contact 81 is contacted, and any part of the pushbutton switch 1 is damaged, the contact state of the normally closed contact 81 and the movable contact 93 is maintained. It is possible to obtain a snap action type switch capable of preventing the return to the state.
[0095]
As a modification of the second embodiment, in FIGS. 3 and 4, the right end portion of the actuating body 89 and the left end portion of the movable body 91 are both biased upward to form an upward “<” shape. Although the case where 95 is provided has been described, the spring 95 may be provided so that the actuating body 89 and the movable body 91 form a downwardly "<" shape.
[0096]
In the second embodiment, instead of the spring 75, a spring may be provided in the same manner as the spring 31 in the first embodiment. Conversely, in the first embodiment, in place of the spring 31, in the second embodiment. A spring may be provided in the same manner as the spring 75.
[0097]
(Third embodiment)
A third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. However, since the basic configuration of the pushbutton switch in this embodiment is almost the same as that of the first embodiment described above, the following description will mainly focus on differences from the first embodiment with reference to FIGS. explain.
[0098]
As shown in FIG. 5, the pushbutton switch 1 in this embodiment is a type having a non-contact type contact structure such as a proximity switch, and a magnet 101 as a detected portion is attached to the interlocking body 23 and a switch case. 3 is provided with a reed switch 103 as a detecting portion that detects and turns on the magnet 101, and both ends of the reed switch 103 are led out from the bottom surface of the contact receiving portion 7 to the outside. Connect to an energizing circuit of an external device such as a machine tool.
[0099]
At this time, when the push button 5 is not pushed in, the reed switch 103 is turned on close to the magnet 101, and when the push button 5 is pushed, the reed switch 103 is separated from the magnet 101 and turned off. The positional relationship between the reed switch 103 and the magnet 101 is set in advance. It is to be noted that the interlocking body 23 is urged downward by the spring 31 in the opening direction as in the second embodiment. Note that the detection unit may be a magnetic element or a Hall element.
[0100]
Therefore, according to the third embodiment, similarly to the first embodiment, even if any part of the pushbutton switch 1 is damaged, it is possible to prevent the reed switch 103 and the magnet 101 from returning to the close state. .
[0101]
In addition, the reed switch 103 which is a detection part is attached to the interlocking body 23, the magnet 101 which is a to-be-detected part is fixed in the contact accommodating part 7, and the lead switch 103 is moved by the movement of the interlocking body 23, and the The switch 103 may be turned on / off. However, in this case, it is desirable to take measures to prevent a connection failure with the energization circuit of the external device due to the movement of the reed switch 103.
[0102]
(Fourth embodiment)
A fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. However, FIG.6 and FIG.7 is sectional drawing of the pushbutton part before and behind pushing in of a pushbutton, respectively. Since the basic configuration of the pushbutton switch in the present embodiment is substantially the same as that of the first embodiment described above, the following mainly describes differences from the first embodiment with reference to FIGS. 1 to 4. explain.
[0103]
In the pushbutton switch 1 in this embodiment, the structure which accommodates the pushbutton 5 with respect to the switch case 3 so that it can be pushed in is different from 1st Embodiment. More specifically, as shown in FIG. 6, a pair of recesses 105 are formed at positions opposite to each other at 180 ° in the inner periphery of the upper end of the button housing 9 of the switch case 3. The sliding body 109 is accommodated via the spring 107 and the push button 5 and the cylindrical portion 45 are integrated, and both ends of the pair of coupling bodies 111 can be rotated by the push button 5 and both sliding bodies 109, respectively. Pivot to Both sliding bodies 109 and both connecting bodies 111 correspond to the supporting means in the present invention.
[0104]
At this time, the lower end of the push button 5 is connected to the upper end portion of the interlocking body 23, and in this connected state, the urging forces of the two springs 107 cause the two sliding bodies 109 and the two connecting bodies 111 to move as shown in FIG. The push button 5 is set so as to act as an upward push-up force that is the non-push direction, and the push button 5 is held in the non-push state.
[0105]
On the other hand, when the push button 5 is pushed in, the sliding bodies 109 are pushed into the recesses 105 against both the springs 107 by the two connecting bodies 111 due to the downward movement accompanying the pushing of the push button 5, respectively. As shown, when the push-button 5 is pushed in, the urging forces of the two springs 107 act as a push-down force in the push-down direction with respect to the push-button 5 via the two sliding bodies 109 and the two coupling bodies 111. At this time, the push button 5 is held in the pushed state by the urging force of the spring 107, and the first and second contacts 17, 21 remain open. At this time, it is desirable to set the urging force of each spring 107 so that the urging force in the non-pressed state is larger than that in the pressed state and the push button 5 can be held in the non-pressed state. In the present embodiment, the description has been given assuming that the concave portion 105, the spring 107, the sliding body 109, and the coupling body 111 are two, but these may be one or three or more, and the number is not limited. .
[0106]
Therefore, according to the fourth embodiment, it is possible to obtain the same effects as those of the first embodiment described above, as well as the sliding body 109 and the connecting body 111 as support means, and the reverse biasing means. By the combination of the springs 107, the push button 5 can be held in the non-pressed state when the push button 5 is not operated, and the push button 5 can be held in the pressed state when the push button 5 is pressed.
[0107]
As a modification of the fourth embodiment, a ring-shaped magnet magnetized with magnetic poles having different upper and lower surfaces as support means is embedded in the outer periphery of the push button 5, and a magnetic pole with different upper and lower surfaces is provided as a reverse biasing means. The magnetized ring-shaped magnet is embedded in the inner periphery of the upper end portion of the button accommodating portion 9, and the magnetic pole on the lower surface side of the magnet on the push button 5 side is the same as the magnetic pole on the upper surface side on the button accommodating portion 9 side. In addition, when the push button 5 is not pushed, the magnet on the push button 5 side is disposed higher than the magnet on the button accommodating portion 9 side, and the push button is utilized using the magnetic repulsive force of these magnets. You may make it hold | maintain 5 in a non-push-in state.
[0108]
(Fifth embodiment)
A fifth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 8 is a partial cross-sectional view, and FIG. 9 is a different schematic view. Since the basic configuration of the pushbutton switch in the present embodiment is substantially the same as that of the first embodiment described above, the following mainly describes differences from the first embodiment with reference to FIGS. 1 to 4. explain.
[0109]
In the pushbutton switch 1 in this embodiment, the structure which accommodates the pushbutton 5 with respect to the switch case 3 so that it can be pushed in is different from 1st Embodiment. More specifically, in place of the holding means including the moving members 37, the springs 39, and the protrusions 57 used in the first embodiment, as shown in FIGS. Two slits 113 in the vertical direction are formed at a plurality of positions on the outer periphery of the upper end portion of the cylindrical body 45 at a position higher than the spring 55 that biases 5 in the pushing direction and lower than the locking flange 65. A plurality of elastic protrusions 115 protruding outward in a mountain shape between the slits 113 are formed integrally with the cylindrical body 45 by resin molding, and above the tip of the inner flange 53 formed in the button housing part 9. On the lower surface, inclined surfaces 117 and 119 with which the protrusions 115 are in sliding contact are formed.
[0110]
Here, since each protrusion 115 urges the protrusion 115 itself outward by its own elastic force, each protrusion 115 acts as a moving member, a holding means, and an outward bias in the present invention. Corresponds to means.
[0111]
In the non-pressed state of the push button 5, the lower surface side of each protrusion 115 abuts on the top surface of the inner flange 53, and the push button 5 is not pressed against the spring 55 by the spring force of each protrusion 115. The spring force of each protrusion 115 and the spring 55 is set so that it can be held at the same time.
[0112]
On the other hand, if the push button 5 is pushed, each projection 115 is slidably contacted with the inclined surface 117 on the top surface of the inner flange 53 while the projection 115 is pushed inward against its own spring force. When each projection 115 gets over the tip of the inner flange 53 and the push button 5 is pushed in, the upper surface side of each projection 115 is positioned below the inclined surface 119 on the lower surface of the tip of the inner flange 53, and the first and second Contact points 17 and 21 remain open. Note that although a plurality of protrusions 115 are described here, the number is not limited.
[0113]
Therefore, according to the fifth embodiment, not only can the same effect as the first embodiment described above be obtained, but also the non-operation of the push button 5 due to the outward bias of each protrusion 115. Sometimes, the protrusion 115 moves outward and engages with the inclined surface 117 on the top end of the inner flange 53 of the button accommodating portion 9, so that the push button 5 is brought into a non-pressed state against the spring 55. Can be held.
[0114]
On the other hand, when the push button 5 is pushed, each protrusion 115 moves in the direction of the central axis against its own elastic force, so that the push button 5 can be allowed to shift to the pushed state.
[0115]
As a modification of the fifth embodiment, instead of each projection 115, a plurality of moving members are provided on the outer periphery of the upper end of the cylindrical body 45 so as to be able to protrude and retract, and each of these moving members is provided by an outward biasing means such as a spring. You may make it urge outward.
[0116]
(Sixth embodiment)
A sixth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. 10 showing a partial cross section. However, since the basic configuration of the pushbutton switch in this embodiment is almost the same as that of the first embodiment described above, the following description will mainly focus on differences from the first embodiment with reference to FIGS. explain.
[0117]
In the pushbutton switch 1 in this embodiment, the structure which accommodates the pushbutton 5 with respect to the switch case 3 so that it can be pushed in is different from 1st Embodiment. More specifically, in place of the holding means including the moving members 37, the springs 39, and the protrusions 57 used in the first embodiment, as shown in FIG. A pair of moving members 123 are rotatably disposed outward by a torsion coil spring 121 that is a center urging means, and an inclined surface 125 that is inclined downward is formed on the upper surface of both moving members 123. A pair of protrusions 127 are formed on the inner periphery of the lower end of the shaft portion 63 of the push button 5, and when the push button 5 is not pushed in, the two moving members 123 are placed on the oblique upward surfaces 129 formed on the lower surfaces of both the protrusions 127. The inclined surface 125 is in sliding contact.
[0118]
At this time, the center fulcrum part of the torsion coil spring 121 is engaged with, for example, an engagement part provided inside the switch case 3 and introduced into the shaft part 63 of the push button 5. Both moving members 123 perform the same relative operation as the switch case 3 with respect to the pushing operation. The torsion coil spring 121 and the both moving members 123 and the protrusions 127 constitute the holding means in the present invention.
[0119]
In the non-pressed state of the push button 5, as shown in FIG. 10A, the inclined surfaces 125 of both moving members 123 abut on the inclined surfaces 129 of both protrusions 127, and both moving members 123 are removed by the spring 121. By being biased so as to be pushed and expanded, both moving members 123 are locked to both protrusions 127 and the push button 5 is held in a non-pressed state.
[0120]
When the push button 5 is pushed from this state, as shown in FIG. 10B, the inclined surfaces 125 of the two moving members 123 are in sliding contact with the inclined surfaces 129 of the two protrusions 127, and the two moving members 123 are spring-loaded. As shown in FIG. 10 (c), when the pushbuttons 5 are gradually moved downward and the projections 127 are moved over the moving members 123, the two movement members 123 are moved. The urging force that spreads outwardly by the spring 121 acts on the member 123, so that both the moving members 123 are spread apart in the direction away from each other, and the lower surfaces of the both moving members 123 are positioned above the upper surfaces of the both protrusions 127, respectively. Thus, the first and second contacts 17, 21 remain open. In order to return the push button 5 to the non-push-in state, the push button 5 is rotated and the both moving members 123 are shifted from the upper positions of the two protrusions 127 and then pulled, or the lower surface of the both moving members 123 and An inclined surface that can be slidably contacted is formed on the upper surfaces of both protrusions 127, and the push button 5 may be pulled while the inclined surfaces are slidably contacted or may be pulled using a rotating operation. Here, although the description has been given assuming that there are two moving members 123 and two protrusions 127, these may be one or more, and the number is not limited.
[0121]
Therefore, according to the sixth embodiment, the same effects as those of the first embodiment described above can be obtained, and the pushing of the two moving members 123 outward by the torsion coil springs 121 is prevented. When the button 5 is not operated, the two moving members 123 are spread outward and come into contact with the protrusions 127, respectively, so that the push button 5 can be held in the non-pressed state against the button urging means. .
[0122]
On the other hand, when the push button 5 is pushed, both the moving members 123 are pushed inward against the torsion coil spring 121, so that the push button 5 can be allowed to shift to the pushed state.
[0123]
As a modification of the sixth embodiment, a well-known compression coil spring or magnet may be used as the outward biasing means instead of the torsion coil spring 121.
[0124]
(Seventh embodiment)
A seventh embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 11 and 12 showing a partial cross section. However, FIG. 11 is a perspective view in a partially disassembled state, and FIG. 12 is a bottom view of a part of FIG. Since the basic configuration of the pushbutton switch in the present embodiment is substantially the same as that of the first embodiment described above, the following mainly describes differences from the first embodiment with reference to FIGS. 1 to 4. explain.
[0125]
In the pushbutton switch 1 in this embodiment, the structure which connects the interlocking body 23 and the cylindrical body 45 is different from 1st Embodiment. More specifically, as shown in FIG. 11, a pair of wing-like pieces 131 are formed at the lower end of the cylindrical body 45 that is the operation unit, and a similar pair of wing-like pieces 133 are also formed at the upper end of the interlocking body 23. The wing-like piece 131 on the cylindrical body 45 side and the wing-like piece 133 on the interlocking body 23 side are arranged with a phase difference of 90 °. The phase shift at this time is not limited to 90 °.
[0126]
Also, as shown in FIG. 12, insertion holes 137 and 139 are inserted through the upper and lower surfaces of the hollow cylindrical engagement member 135 with a phase shift of 90 ° from each other, and the upper insertion hole 137 is inserted as shown in FIG. The wing piece 131 on the cylindrical body 45 side is inserted into the inside of the engagement member 135, and the wing piece 133 on the interlocking body 23 side is inserted from the lower insertion hole 139, and the wing pieces 131 and 133 are inserted into the insertion holes 137, The engaging member 135 is rotated so that it does not come off from 139, thereby connecting the cylindrical body 45 and the interlocking body 23. The phase shift of the insertion holes 137 and 139 is not limited to 90 °. Here, the wing-like pieces 131 and 133 and the engaging member 135 constitute a connecting portion in the present invention.
[0127]
At this time, the engagement member 135 is rotated in the opposite direction to that at the time of engagement so that the wing-like pieces 131 and 133 can be extracted from the insertion holes 137 and 139, thereby connecting the cylindrical body 45 and the interlocking body 23. Canceled.
[0128]
Therefore, according to the seventh embodiment, the cylindrical body 45 and the interlocking body 23 can be easily separated, as well as the same effect as that of the first embodiment described above. Maintenance work of the switch 1 can be easily performed.
[0129]
As a modified example of the seventh embodiment, the insertion hole 137 and the wing-like piece 131 inserted into the insertion hole 137 are eliminated, and the cylindrical body 45 and the engagement member 135 are integrally joined, and the insertion hole 139 of the engagement member 135 is joined. The wing-like piece 133 of the interlocking body 23 may be fitted and inserted, and conversely, the insertion body 139 and the engaging member 135 are integrated with the insertion hole 139 and the wing-like piece 133 inserted and inserted therein. And the wing-like piece 131 of the cylindrical body 45 may be inserted into the insertion hole 137 of the engaging member 135.
[0130]
(Eighth embodiment)
An eighth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 13 and 14 showing a partial cross section. However, FIG. 13 is a perspective view in a partly disassembled state, and FIG. 14 is an operation explanatory diagram. Since the basic configuration of the pushbutton switch in the present embodiment is substantially the same as that of the first embodiment described above, the following mainly describes differences from the first embodiment with reference to FIGS. 1 to 4. explain.
[0131]
In the pushbutton switch 1 in this embodiment, the structure which connects the interlocking body 23 and the cylindrical body 45 is different from 1st Embodiment. More specifically, as shown in FIG. 13, the entire cylindrical body 45 or a part of the lower end is formed into a columnar body 45 ′, and the interlocking body 23 is also formed into a columnar shape, and a magnet is formed on one inner side surface of the cubic hollow case 141. 143 is fixed, and an engagement member 147 having a recess 145 formed on the opposite side of the side facing the magnet 143 is disposed in the case 141, and the magnet 143 is disposed on the side of the engagement member 147 facing the magnet 141. A repelling magnet 149 is embedded.
[0132]
Then, notches 151 and 153 are formed at the lower end of the columnar body 45 ′ and the upper end of the interlocking body 23 to form a bowl shape, and as shown in FIGS. 14A and 14B, from the upper and lower surfaces of the case 141. The lower end of the columnar body 45 ′ and the upper end of the interlocking body 23 are inserted, and the repulsive force of the magnets 141, 149 is used to insert the engaging member 147 into the notches 151, 153 of the columnar body 45 ′ and the interlocking body 23. The columnar body 45 ′ and the interlocking body 23 are connected by removably inserting and engaging the tip portion of the recess 145.
[0133]
At this time, the notches 151 and 153 are formed so as to face the recess 145. The case 141, the magnet 143, the engaging member 147, and a release member 155 described later constitute a connecting portion in the present invention.
[0134]
On the other hand, in order to release the connection between the columnar body 45 ′ and the interlocking body 23, a release member 155 is provided through the case 141, the tip of the release member 155 is led out of the case 141, and the release member 155 is connected to the case 141. By pushing in, the engaging member 147 is pushed in the direction of the magnet 143 to remove the tip portion of the recess 145 from the notches 151 and 153, thereby releasing the connection between the columnar body 45 ′ and the interlocking body 23.
[0135]
Therefore, according to the eighth embodiment, the columnar body 45 ′ and the interlocking body 23 can be simplified as in the seventh embodiment as well as the same effect as that of the first embodiment. Therefore, the maintenance work of the push button switch 1 can be easily performed.
[0136]
Further, since the engaging member 147 does not slidably contact the magnet 143, there is no possibility that the engaging member 147, the columnar body 45 ', the interlocking body 23, and the like are worn or damaged by the sliding contact.
[0137]
As a modification of the eighth embodiment, instead of the engaging member 147 shown in FIGS. 13 and 14, as shown in FIG. 15, the columnar body 45 ′ and the notches 151 and 153 of the interlocking body 23 are replaced with magnets 143. By engaging engagement members 159 made of a magnetic material integrated with a release member 157 whose tip is led out of the case 141 and formed in a direction opposite to the facing direction, the cutouts 151 and 153 are engaged. The columnar body 45 ′ and the interlocking body 23 may be connected, and the engaging member 159 may be attracted by the attractive force of the magnet 143 to maintain this connected state.
[0138]
Here, in order to release the connection between the columnar body 45 ′ and the interlocking body 23, if the release member 157 is pulled out from the case 141, the engaging member 159 is detached from the notches 151, 153 and the columnar body 45 ′ and The connection of the interlocking body 23 is released. In the present embodiment, a cylindrical body may be used instead of the columnar body 45 ′, and the shape thereof is not limited to a specific one.
[0139]
(Ninth embodiment)
A ninth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 16 and 17 showing a partial cross section. 16 is a front view in a partly disassembled state, and FIG. 17 is a perspective view of a part of FIG. The basic configuration of the pushbutton switch in the present embodiment is almost the same as that in the first and eighth embodiments described above. Therefore, the following description will mainly be made with reference to FIGS. 1 to 4 and FIGS. 13 and 14 as well. Differences from the first and eighth embodiments will be described.
[0140]
In the pushbutton switch 1 in this embodiment, the structure which connects the interlocking body 23 and the columnar body 45 'differs from 1st Embodiment. More specifically, as shown in FIGS. 16 and 17, one end of a spring 163 is fixed to one inner side surface of a cubic hollow case 161, and two rails 165 are provided on the side surface opposite to the spring 163 on the opposite side surface. The formed rail member 167 is disposed in the case 161, the other end of the spring 163 is fixed to the rail member 167, and the engaging member 169 is disposed to be movable along the rail 165 of the rail member 167. The recess 171 is formed on the opposite side of the side of the engagement member 169 that faces the rail 165, and the tip of the recess 171 of the engagement member 169 is inserted into the notches 151, 153 at the lower end of the columnar body 45 ′ and the upper end of the interlocking body 23. The portions are removably inserted and engaged to connect the columnar body 45 ′ and the interlocking body 23. Note that the number of rails 165 may be one, and the rails 165 may not be provided.
[0141]
On the other hand, in order to release the connection between the columnar body 45 ′ and the interlocking body 23, a release member 173 is provided through the case 161, the tip of the release member 173 is led out of the case 161, and the release member 173 is attached to the case 161. By pushing in, the engaging member 169 is pushed against the spring 163 to remove the tip portion of the recess 171 from the notches 151 and 153, thereby releasing the connection between the columnar body 45 ′ and the interlocking body 23. The case 161, the spring 163, the rail member 167, the engaging member 169, and the releasing member 173 constitute a connecting portion in the present invention. Here, in the present embodiment, a cylindrical body may be used instead of the columnar body 45 ′, and the shape thereof is not limited to a specific one.
[0142]
Therefore, according to the ninth embodiment, the columnar body 45 ′ and the interlocking body 23 can be easily simplified as in the eighth embodiment, as well as the same effects as those of the first embodiment. Therefore, the maintenance work of the push button switch 1 can be easily performed.
[0143]
The present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications other than those described above can be made without departing from the spirit of the present invention.
[0144]
For example, the push button 5, the cylindrical body 45 or the columnar body 45 ′ and the interlocking body 23 may be configured so that they can be integrated separately, and the pushbutton 5, the cylindrical body 45 or the columnar body 45 ′ and The interlocking body 23 may be composed of a single member.
[0145]
Further, as described above, the contact housing portion 7 and the button housing portion 9 of the switch case 3 are joined together, and in particular, the contact housing portion 7 houses the first and second contacts, and the button housing portion. 9 is joined after the cylindrical body 45 or the columnar body 45 ′ and the push button 5 are accommodated, for example, as shown in FIG. 7, the first and second contacts 17, 21 are separated. In order to join the contact accommodating part 7 to the button accommodating part 9 from this state to bring the first and second contacts 17 and 21 into contact, the pusher button 5 is pressed against the spring 31 by some means. It is necessary to pull in to the side.
[0146]
Therefore, as shown in FIG. 18 (a), the upper end of the interlocking body 23 is formed in a cylindrical shape, and an insertion part 181 that can be inserted and removed is provided inside the upper end of the interlocking body 23 at the lower end of the cylindrical body 45 or the columnar body 45 ′. At least one protrusion 183 is provided on the outer periphery of the insertion portion 181, and, for example, a “shi” -shaped guide groove 185 is formed at the upper end of the interlocking body 23. By pushing in the nine directions, the insertion portion 181 is inserted into the upper end of the interlocking body 23 and the protrusion 183 is inserted into the upper portion of the guide groove 185, and then the contact accommodating portion 7 is rotated as shown in FIG. Then, it is desirable that the protrusion 183 is moved to the back of the guide groove 185 to be locked, and thereby the interlocking body 23 is pulled toward the cylindrical body 45 or the columnar body 45 ′ against the spring 31.
[0147]
However, the interlocking body 23 is rotated together with the contact accommodating portion 7. If it carries out like this, when joining the contact accommodating part 7 to the button accommodating part 9, the 1st, 2nd contacts 17 and 21 can be made into the state which contacted easily. In this case, the contact housing part 7 and the button housing part 9 may be fitted. When the contact accommodating portion 7 is rotated and removed, the cylindrical body 45 or the columnar body 45 ′ and the interlocking body 23 (engagement between the guide groove 185 and the insertion portion 181) are released.
[0148]
The same is true even if the contact is a non-contact type, and the formation site of the guide groove 185 and the protrusion 183 may be reversed. Furthermore, the guide groove is not necessarily limited, and a cam structure may be used as long as the interlocking body 23 is locked to the cylindrical body 45 or the columnar body 45 ′. Moreover, you may make it the structure which can rotate only the interlocking body 23, without rotating the contact accommodating part 7. FIG.
[0149]
Further, in each of the above-described embodiments, an example of the push button switch 1 used for emergency stop is shown, but not limited to the emergency stop, the normally closed first and second contacts are opened by pushing operation. Of course, it can be used as a so-called normally closed switch, and the same effects as those of the above-described embodiments can be obtained. Further, the spring 55 for urging the push button in the pushing direction may be omitted. The operation unit may be a cylindrical body or a columnar body, and the shape thereof is not limited to a specific one.
[0150]
【The invention's effect】
  As described above, according to the invention described in claim 1,Since the pushing direction of the push button is the same as the pushing direction in which the urging force by the separating urging means is applied, the first and second contacts are forcibly opened by the pushing operation of the push button. When the urging force by the opening urging means is applied in the same direction as the pushing direction of the push button, the first and second contacts can be more reliably opened. Also,Since the first and second contacts in contact with each other are biased in the opening direction in which they are not in contact with each other, the switch is damaged or a part of the switch (particularly, the part that accommodates the contact) ) Can be prevented from returning to the contact state.According to the second aspect of the present invention, the first and second contacts are moved from the contact state by moving in the opening direction in conjunction with the pressing operation of the push button while being biased by the opening biasing means. By providing the interlocking body to be released, the pushing direction by the pushing operation and the direction in which the urging force by the separation urging means works can be made the same direction.
[0151]
  Claims3According to the invention described in the above, since the urging force by the opening urging means is set smaller after the push button pushing operation than before the pushing operation, the switch is damaged or a part of the switch (especially Even if the contact portion is detached, it is possible to reliably prevent the first and second contacts from returning to the close state.
[0152]
  According to the invention as set forth in claim 4, when the push button is not operated, the push means causes the button urging means when the push button is not operated.Power ofAgainst non-pushing state, and when pushing the pushbutton, The operation force of the indentation andThe biasing force of the button biasing meansWhenSince the transition of the push button to the push-in state is permitted by this, when the switch is damaged or part of the switch (particularly, the part that accommodates the contact) comes off, the contact of the first and second contacts Alternatively, it is possible to more reliably prevent the return to the close state.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a first embodiment of the present invention in a certain state.
FIG. 2 is a cross-sectional view in a different state of the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a part of the second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a part of the second embodiment of the present invention in different states.
FIG. 5 is a partial cross-sectional view of a third embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a part of the fourth embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a part of the fourth embodiment of the present invention in different states.
FIG. 8 is a partial cross-sectional view of a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a partial cross-sectional view of a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a partial cross-sectional view of a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a partially exploded perspective view of a seventh embodiment of the present invention.
12 is a bottom view of a part of FIG. 11. FIG.
FIG. 13 is a partially exploded perspective view of an eighth embodiment of the present invention.
FIG. 14 is an operation explanatory diagram of the eighth embodiment of the present invention.
FIG. 15 is an explanatory diagram of a modification of the eighth embodiment of the present invention.
FIG. 16 is a partial front view of the ninth embodiment of the present invention.
FIG. 17 is a perspective view of a part of FIG.
FIG. 18 is an operation explanatory diagram of another embodiment of the present invention.
FIG. 19 is an operation explanatory diagram of a conventional example.
FIG. 20 is an operation explanatory diagram of a conventional example.
[Explanation of symbols]
1 Pushbutton switch
3 Switch case
5 push buttons
17 First contact
21 Second contact
23, 71 interlocking body (opening and closing part)
31,75 Spring (Separation biasing means)
37 Moving member (holding means)
39 Spring (center biasing means, holding means)
45 Cylindrical body (control unit)
45 'columnar body (operation part)
47 Extension piece (connecting part)
49,77 Locking groove (connecting part)
55 Spring (button biasing means)
57 Protrusion (holding means)
81 Normally closed contact (first contact)
85 Normally open contacts
89 Actuator
91 Movable body
95 Spring (operation biasing means)
87 Support member
93 Movable contact (second contact)
101 Magnet (Detected part)
103 Reed switch (detector)
107 Spring (Reverse biasing means)
109 Sliding body (supporting means)
111 connector (supporting means)
115 Protrusion (moving member, outward biasing means, holding means)
121 Torsion coil spring (outward biasing means, holding means)
123 Moving member (holding means)
127 Protrusion (holding means)
131,133 Wing-like piece (connection part)
135 engaging member (connecting part)
141 Case (connection part)
143, 149 Magnet (connection part)
147,159 engaging member (connecting portion)
155,157 Release member (connection part)
161 Case (connecting part)
163 Spring (connection part)
165 rail
167 Rail member (connection part)
169 Engagement member (connection part)
173 Release member (connection part)

Claims (4)

スイッチケース内に押し込み可能に収容された押ボタンの押込操作により、前記ケース内に収納された第１の接点と第２の接点との接触状態が解除される押ボタンスイッチにおいて、
接触状態の前記第１、第２の接点を非接触となる開離方向に付勢し、当該両接点が接触状態に戻るような異常が発生しても当該両接点を開離状態に保持する開離付勢手段を備え、
前記押ボタンの押込操作による押込方向と、前記開離付勢手段による付勢力が働く方向とが同じ方向であることを特徴とする押ボタンスイッチ。In the pushbutton switch in which the contact state between the first contact and the second contact housed in the case is released by pushing the pushbutton housed in the switch case so as to be able to be pushed in,
The first and second contacts in the contact state are urged in the opening direction so as not to be in contact, and the both contacts are held in the open state even if an abnormality occurs such that the both contacts return to the contact state. A separation biasing means,
The push button switch according to claim 1, wherein the pushing direction by the pushing operation of the push button is the same as the direction in which the urging force by the opening and urging means is applied. 前記押ボタンの押込操作に連動して移動し、かつ、前記開離付勢手段により前記押ボタンの押込操作に連動して移動する方向と同じ方向に付勢されて移動する連動体を備え、
前記連動体が、前記開離方向に移動して、前記第１および第２の接点を接触状態から解除することを特徴とする請求項１に記載の押ボタンスイッチ。An interlocking body that moves in conjunction with a push operation of the push button, and that is biased and moved in the same direction as the direction of movement in conjunction with the push operation of the push button by the opening biasing means;
2. The pushbutton switch according to claim 1, wherein the interlocking body moves in the opening direction to release the first and second contacts from the contact state. 3. 前記押ボタンの押込操作後の前記開離付勢手段による付勢力が、前記押ボタンの押込操作がないときの付勢力よりも小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項１または２に記載の押ボタンスイッチ。  The urging force by the opening urging means after the pushing operation of the push button is set to be smaller than the urging force when the pushing button is not pushed. The pushbutton switch according to 2. 前記スイッチケース内に設けられ前記押ボタンを押込方向に付勢するボタン付勢手段と、
前記押ボタンの非操作時に前記押ボタンを前記ボタン付勢手段の付勢力に抗して非押込状態に保持し、前記押ボタンの押込操作があれば、該押込の操作力と前記ボタン付勢手段の付勢力とにより前記押ボタンの押込状態への移行を許容する保持手段と
を備えていることを特徴とする請求項１ないし３のいずれかに記載の押ボタンスイッチ。Button urging means provided in the switch case for urging the push button in the pushing direction;
When the push button is not operated, the push button is held in a non-pressed state against the urging force of the button urging means , and if there is a push operation of the push button, the pushing force and the button urging force pushbutton switch according to any one of claims 1 to 3, characterized in that by the biasing force of the means and a holding means for allowing the transition to the depressed state of the push button.
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