JP3896583B2 - Polyurethane resin composition and skin material comprising the composition - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、粉末成形用の熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物に関する。更に詳しくは、スラッシュ成形に用いることのできる着色粉末熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来は、インスツルメントパネル、ドアトリム等の自動車内装用部品の表皮材として、塩化ビニル系粉末スラッシュ成形品が用いられる場合が多い。
【0003】
しかしながら塩化ビニル系材料は、ソフト感を持たせるために可塑剤が必須で、しかも長時間使用されると熱、光等により、素材中に含まれる可塑剤が表面に移行し、ソフト感が損なわれる。またそれが使用された自動車を廃車後焼却処理をすると、その際発生する塩化水素ガスにより、焼却炉が腐食するといった問題が指摘されている。
【0004】
これらの問題を解決するために、塩化ビニル系材料に代えるものとして熱可塑性ポリウレタン樹脂粉末を主体とする粉末スラッシュ成形材料の開発が進められている。尚、ここで言う粉末スラッシュ成形法は、200〜240℃に加熱した金型内に粉末を充填し、傾斜させる等を行って金型内面に粉末を溶着させ、未溶着粉末を金型から排出させ、回収することにより表皮材を成形する方法を意味する。
【0005】
実際の成形品では、着色が必要であり、その着色方法として、樹脂中に顔料等を均一に分散させる方法が、特開平2−294317号公報に記載されている。更に、特定のポリオールに顔料を分散させたのちイソシアネートと反応させる方法が本出願人から特願平11−26941号として出願されている。
【0006】
粉末ポリウレタン樹脂と着色剤とのドライブレンドによる着色に関しては、特開平11−172097号公報に記載された方法が知られている。
【0007】
特開平11−172097号公報には、熱可塑性ポリウレタン樹脂粉末と炭素数9〜12のアルキルエステルからなるフタル酸エステル系可塑剤をビヒクルとした着色剤とが、必要に応じて添加されるマレイミド重合体微粒子粉末その他助剤と共にドライブレンドされた樹脂組成物が開示され、この組成物を用いて粉末スラッシュ成形によって成形した成形品が開示されている。
ここで用いられている粉末樹脂は、懸濁重合法で作れた粒子系30〜300μmのものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、炭素数9〜12のアルキルエステルからなるフタル酸エステル系可塑剤をビヒクルとした着色剤で着色した樹脂よりも更にブリード性、粉体特性の優れた熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、鋭意研究した結果、顔料等を分散させた高分子ポリオール等を樹脂の着色に用いれば、これまで知れている以上の特性を有する粉末熱可塑性樹脂組成物が得られることを見出して、本発明を完成させるに至った。
【0010】
すなわち、本発明は以下の(1)〜(3)である。
(1) 下記の成分を高速攪拌装置の中で、ポリウレタン樹脂粉末の表面のみ着色してなることを特徴とするポリウレタン樹脂組成物。
(A)平均粒径500μm以下のポリウレタン樹脂粉末
(B)顔料及び/又は染料を分散させた平均官能基数が2以上で数平均分子量が500〜100,000の芳香環を含有する長鎖ポリエステルポリオール
【0011】
(2) (1)の(B)に記載の顔料及び/又は染料を分散させた長鎖ポリエステルポリオール0.5〜50質量部をポリウレタン樹脂粉末の100質量部に対して、高速せんだん機能を有する攪拌装置にて混練り拡散させることを特徴とする(1)記載の着色されたポリウレタン樹脂組成物。
【0012】
(3) (1)記載の着色されたポリウレタン樹脂組成物を用いてスラッシュ成形した表皮材。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明を更に詳細に説明する。
本発明で用いることのできる(A)平均粒径500μm以下のポリウレタン樹脂粉末とは、冷凍粉砕による方法、押し出し機を使用して得られるマイクロペレット、非水エマルジョン重合法により得られる真球状粉末が挙げられる。粉末の流動性からは、エマルジョン重合法による真球状の粉末が好ましい。
【0014】
本発明での平均粒径とは、レーザー式粒度分析計にて測定した粒径分布カーブにおける50%の累積パーセントの価である。平均粒径が上限の500μmを越えると成形加工時の流れ性が悪くなり、成形不良を起こしやすい。
【0015】
本発明で用いることのできる(B)顔料及び/又は染料を分散させた平均官能基数が2以上で数平均分子量が500〜100,000の芳香環を含有する長鎖ポリエステルポリオールとしては、具体的には、テレフタル酸、イソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸と、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール等の多価アルコールとから誘導されるポリエステルポリオールが挙げられる。ダイマー酸から誘導される、商品名ペスポール(東亜合成化学品)も芳香環含有長鎖ポリオールとして挙げられる。
【0017】
(B)に用いることができる顔料としては、ベンガラ、カーボン、酸化チタン、不溶性アゾ顔料、フタロシアニン系等が挙げられる。
染料としては、アゾイック系染料、硫化染料等が挙げられる。
【0018】
顔料を分散混合したポリオールを得る方法としては、公知の顔料分散機械を使用することができる。この例としては、3本ロールミル、サンドグラインドミル、アトッライターミル、ボールミル、ダイミノーミル等が挙げられ、好ましい装置としては、3本ロールミルである。
【0019】
非水エマルジョン重合法によりポリウレタン樹脂粉末を合成する装置は公知のあらゆる形式の乳化分散装置を用いることができる。また、仕込み方法は全ての原料を同時に仕込んでもよいが、目的に応じて段階的に仕込んでもよい。
【0020】
段階的な仕込み方法としては、以下のような方法がある。
(1)分散安定剤を分散した数平均分子量500〜6000の長鎖ポリオール、鎖延長剤の各原料を混合し、有機媒体を加え均一攪拌した後、イソシアネート成分を仕込む。
(2)分散安定剤を分散混合した数平均分子量500〜6000の長鎖ポリオール成分を仕込み、有機媒体を加え均一に攪拌し、イソシアネート成分を添加し、その直後あるいは反応を進行させた後に鎖延長剤を仕込む。
【0021】
平均粒径500μm以下のポリウレタン樹脂粉末の表面に顔料及び/又は染料を分散させた平均官能基数が2以上の活性水素基を分子末端に有する分子量500以上の化合物をコーティングさせる方法は高速攪拌装置の中で、ポリウレタン樹脂粉末の表面にのみ着色させる方法である。高速攪拌機としては、ヘンシェルミキサー、プラネタリーミキサー等が挙げられる。攪拌羽の回転数は3000〜7500rpmの範囲が好ましく充填量やポリウレタン樹脂粉末の粒径、かさ比重により異なる。
【0022】
ポリウレタン樹脂粉末の表面積に対し顔料の膜厚が決定される。すなわち同じ質量のポリウレタン樹脂粉末であっても質量に対する表面積が異なれば当然のごとく塗布量も異なる。
【0023】
本発明によって得られる着色した粉末ポリウレタン樹脂組成物には、必要に応じて他の熱可塑性樹脂と混合し使用することができる。
この熱可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアセタール樹脂等が挙げられる。
【0024】
本発明の粉末ポリウレタン樹脂組成物には、公知の各種添加剤を加えることができる。例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、紫外線安定剤、耐熱安定剤、等が挙げられる。
【0025】
本発明によって得られる粉末ポリウレタン樹脂組成物を使用する成形には、粉末スラッシュ成形がある。この成形方法により、得られる成形品としては、インスツルメントパネル、コンソールボックス、ドアトリム等の自動車内装用表皮材がある。
【0026】
【実施例】
以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。尚、特に断りのないかぎり、「部」は質量基準である。
【0027】
分子内に不飽和結合を有するポリオールの合成
2リットルの4つ口フラスコに、攪拌機、温度計、留出塔、窒素ガス導入管を取付、水酸基価112mgKOH/gのポリブチレンアジペート1000部及び無水マレイン酸49部を計りとり、窒素ガスを流しながら加熱混合した。
140〜160℃で縮合水を系外に留出した後、系内を徐々に減圧しながら反応を続け、最終的に190℃、4kPaの条件で4時間反応した後、反応終了とした。
このポリエステルポリオールの水酸基は53mgKOH/g、酸価4.1mgKOH/gであった。このポリエステルポリオールの数平均分子量は2100で、1分子中に平均1個の二重結合を有する。
【0028】
分散安定剤の合成
500mlの4つ口フラスコに攪拌機、温度計、滴下ロート、冷却器を付け、前述のポリオール44部及び酢酸ブチル99部を計り取る。窒素ガスを滴下ロートの上部から系内に流しながら加熱混合する。110℃になったとき、滴下ロートからラウリルメタアクリレート102部及びベンソイルパーオキサイド2部の溶解混合物を滴下開始する。1時間半で滴下終了し、その後130℃で2時間反応させ反応終了とした。
この分散安定剤の水酸基価は11mgKOH/gであった。
【0029】
真球状のポリウレタン樹脂粉末の合成
合成例1
高速仕様攪拌モーターの設置してある内容量0.5m3の反応釜に、前述の方法で合成した分散剤18.2部、100℃に加温したN−165(分子内に芳香環を有するポリエステル系ポリオール、日本ポリウレタン工業製、水酸基価56mgKOH/g)を51.7部、クラレポリオールP−2010を23.0部、1,4−ブタンジオールを5.9部、ジブチルチンジラウレートを0.002部を加え均一に混合した後、シェルゾール71(シェル化学製;沸点170〜200℃のパラフィン)100部を加え更に高速攪拌を10分間行った。
次に、ヘキサメチレンジイソシアネートを17.4部仕込み120℃に昇温し、4時間反応させた後、遠心脱水機にてシェルゾール71と粉末熱可塑性ポリウレタン樹脂とを分離、減圧乾燥して平均粒径210μmの粉末状の熱可塑性ポリウレタン樹脂99.5kgを得た。
【0030】
着色されたポリオールの調整例1
N−165を80部と顔料NW−36(日弘ビックス(株)製、茶色顔料)20部を3本ロールミルにて混練りを行い顔料を分散した芳香環を有する長鎖ポリオール100部を得た
【0031】
着色された可塑剤成分の調整例2
ジオクチルフタレート80部と顔料NW−36(日弘ビックス(株)製、茶色顔料)20部を3本ロールミルにて混練りを行い顔料を分散した可塑剤成分を得た。
【0032】
実施例1
ヘンシェルミキサー内に合成例1で得た粉末状の熱可塑性ポリウレタン樹脂800部と調整例1で得た顔料を分散させた長鎖ポリオール200部を仕込み3500rpmで30分間高速攪拌し、粉末状の熱可塑性ポリウレタン樹脂表面に均一な顔料被膜の形成された粉末状の茶色に着色されたポリウレタン樹脂組成物を得た。粉体特性を表1に示す。
【0033】
実施例2
MTIミキサー内に合成例1で得た粉末状の熱可塑性ポリウレタン樹脂800部と調整例1で得た顔料を分散させた長鎖ポリオール200部を仕込み3500rpmで30分間高速攪拌し、粉末状の熱可塑性ポリウレタン樹脂表面に均一な顔料被膜の形成された粉末状の茶色に着色されたポリウレタン樹脂組成物を得た。粉体特性を表1に示す。
【0034】
比較例1
ヘンシェルミキサー内に合成例1で得た粉末状の熱可塑性ポリウレタン樹脂800部と調整例2で得た顔料を分散させたジオクチルフタレート200部を仕込み3500rpmで30分間高速攪拌し、粉末状の熱可塑性ポリウレタン樹脂表面に均一な顔料被膜の形成された粉末状の茶色に着色されたポリウレタン樹脂組成物を得た。湿潤性が強く流動性の無いウレタン粉末であった。
【0035】
実施例3、4
実施例例1、2により得られた粉末状の熱可塑性ポリウレタン樹脂を使用し、スラッシュ成形により表皮材を成形した。なお、比較例1により得たスラッシュ成形用原料は粉体特性が劣るため成形に供することができなかった。結果を表2に示す。
【0036】
スラッシュ成形方法
縦24cm、横28cm、型深さ10cm(金型表面積672cm2 )の金型を220℃にオイル加熱し、60部のウレタンパウダーをスラッシュし約5分間オイル中で表面レベリング性が均一化するまで放置する、その後金型を冷却し、型温60℃で脱型する。60部のポリウレタンスラッシュ粉末で約600μmの表皮材を得ることができる。
【0037】
【表1】

Figure 0003896583
【0038】
【表2】
Figure 0003896583
【0039】
流下速度、安息角、かさ比重:JIS K6721に規定する装置を用いて行った。流下速度は、JIS K6721のロートに75部の粉末を乗せ、全量が流下するに要した時間であり、堆積した山の半径と高さから安息角を算出した。
【0040】
【発明の効果】
本発明のポリウレタン樹脂は粒子表面にのみ着色層を有するものであり、成形表皮の色相コントロールの自由度が高く、特に自動車内装材の色あわせに有効である。
更に、成形温度で溶融しないマレイミド系重合体微粒子粉末を配合しなくても外観にきれいな表皮材を作ることができる。[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a thermoplastic polyurethane resin composition for powder molding. More specifically, the present invention relates to a colored powder thermoplastic polyurethane resin composition that can be used for slush molding.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a vinyl chloride powder slush molded product is often used as a skin material for automotive interior parts such as instrument panels and door trims.
[0003]
However, a plasticizer is indispensable for vinyl chloride materials to give a soft feeling, and when used for a long time, the plasticizer contained in the material moves to the surface due to heat, light, etc., and the soft feeling is impaired. It is. In addition, it has been pointed out that when an automobile in which it is used is incinerated after being scrapped, the incinerator is corroded by hydrogen chloride gas generated at that time.
[0004]
In order to solve these problems, development of a powder slush molding material mainly composed of a thermoplastic polyurethane resin powder has been advanced as a substitute for a vinyl chloride material. In addition, the powder slush molding method referred to here is to fill the mold in a mold heated to 200 to 240 ° C., incline it, etc., weld the powder to the mold inner surface, and discharge the unwelded powder from the mold. It means that the skin material is formed by collecting and collecting.
[0005]
An actual molded product needs to be colored, and as a coloring method, a method of uniformly dispersing a pigment or the like in a resin is described in JP-A-2-294317. Further, a method for dispersing a pigment in a specific polyol and reacting with an isocyanate has been filed by the present applicant as Japanese Patent Application No. 11-26941.
[0006]
As for coloring by dry blending of a powdered polyurethane resin and a colorant, a method described in JP-A-11-172097 is known.
[0007]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-172097 discloses a maleimide heavy weight in which a thermoplastic polyurethane resin powder and a colorant using a phthalate plasticizer composed of an alkyl ester having 9 to 12 carbon atoms as a vehicle are added as necessary. A resin composition dry-blended with coalesced fine particle powder and other auxiliary agents is disclosed, and a molded article molded by powder slush molding using this composition is disclosed.
The powder resin used here has a particle size of 30 to 300 μm made by suspension polymerization.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention provides a thermoplastic polyurethane resin composition that is more excellent in bleed and powder properties than a resin colored with a colorant using a phthalate ester plasticizer comprising a C9-12 alkyl ester as a vehicle. There is to do.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
As a result of diligent research, the present inventor has found that a powder thermoplastic resin composition having characteristics more than hitherto known can be obtained by using a polymer polyol or the like in which a pigment or the like is dispersed for coloring a resin. Thus, the present invention has been completed.
[0010]
That is, this invention is the following (1)-(3).
(1) A polyurethane resin composition obtained by coloring only the surface of a polyurethane resin powder in a high-speed stirrer with the following components.
(A) Polyurethane resin powder having an average particle size of 500 μm or less (B) A long-chain polyester polyol containing an aromatic ring having a number of average functional groups of 2 or more and a number average molecular weight of 500 to 100,000 in which pigments and / or dyes are dispersed [0011]
(2) A high-speed function of 0.5 to 50 parts by mass of the long-chain polyester polyol in which the pigment and / or dye described in (B) of (1) is dispersed is 100 parts by mass of the polyurethane resin powder. The colored polyurethane resin composition according to (1), which is kneaded and diffused with a stirring device having the above.
[0012]
(3) A skin material formed by slush molding using the colored polyurethane resin composition according to (1).
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described in further detail.
The polyurethane resin powder (A) having an average particle size of 500 μm or less that can be used in the present invention is a method by freeze pulverization, a micropellet obtained by using an extruder, or a true spherical powder obtained by a non-aqueous emulsion polymerization method. Can be mentioned. From the viewpoint of the fluidity of the powder, a true spherical powder by an emulsion polymerization method is preferable.
[0014]
The average particle size in the present invention is a cumulative percent value of 50% in a particle size distribution curve measured with a laser particle size analyzer. When the average particle size exceeds the upper limit of 500 μm, the flowability during the molding process is deteriorated, and molding defects are likely to occur.
[0015]
(B) The long-chain polyester polyol containing an aromatic ring having an average functional group number of 2 or more and a number average molecular weight of 500 to 100,000 in which pigments and / or dyes are dispersed can be specifically used. And aromatic dicarboxylic acids such as terephthalic acid and isophthalic acid, ethylene glycol, propylene glycol, 1,4-butanediol, 1,6-hexanediol, 3-methyl-1,5-pentanediol, neopentyl glycol And polyester polyols derived from polyhydric alcohols such as 1,5-pentanediol. The trade name PESPOL (Toagosei Chemical), derived from dimer acid, is also mentioned as an aromatic ring-containing long-chain polyol.
[0017]
Examples of pigments that can be used in (B) include bengara, carbon, titanium oxide, insoluble azo pigments, and phthalocyanine-based pigments.
Examples of the dye include azoic dyes and sulfur dyes.
[0018]
As a method for obtaining a polyol in which a pigment is dispersed and mixed, a known pigment dispersion machine can be used. Examples of this include a three-roll mill, a sand grind mill, an attritor mill, a ball mill, and a dymino mill, and a preferred apparatus is a three-roll mill.
[0019]
As a device for synthesizing the polyurethane resin powder by the non-aqueous emulsion polymerization method, any known type of emulsifying and dispersing device can be used. Moreover, although all the raw materials may be charged simultaneously as a preparation method, you may charge in steps according to the objective.
[0020]
As a step-by-step preparation method, there are the following methods.
(1) Mixing raw materials of a long-chain polyol having a number average molecular weight of 500 to 6000 in which a dispersion stabilizer is dispersed and a chain extender, adding an organic medium, stirring uniformly, and then charging an isocyanate component.
(2) A long chain polyol component having a number average molecular weight of 500 to 6000, in which a dispersion stabilizer is dispersed and mixed, is charged, an organic medium is added and stirred uniformly, an isocyanate component is added immediately thereafter, or after the reaction has proceeded, chain extension Prepare the agent.
[0021]
A method of coating a compound having a molecular weight of 500 or more having an active hydrogen group having an average number of functional groups of 2 or more in which pigments and / or dyes are dispersed on the surface of a polyurethane resin powder having an average particle size of 500 μm or less is a high-speed stirring device. Among them, it is a method of coloring only the surface of the polyurethane resin powder. Examples of the high-speed stirrer include a Henschel mixer and a planetary mixer. The number of revolutions of the stirring blade is preferably in the range of 3000 to 7500 rpm, and varies depending on the filling amount, the particle diameter of the polyurethane resin powder, and the bulk specific gravity.
[0022]
The pigment film thickness is determined relative to the surface area of the polyurethane resin powder. That is, even if the polyurethane resin powder has the same mass, if the surface area relative to the mass is different, the coating amount is naturally different.
[0023]
The colored powder polyurethane resin composition obtained by the present invention can be used by mixing with other thermoplastic resins as necessary.
Examples of the thermoplastic resin include polyvinyl chloride resin, polyester resin, polypropylene resin, polyethylene resin, polyacetal resin, and the like.
[0024]
Various known additives can be added to the powder polyurethane resin composition of the present invention. For example, an antioxidant, an ultraviolet absorber, an ultraviolet stabilizer, a heat stabilizer, and the like can be given.
[0025]
Molding using the powdered polyurethane resin composition obtained by the present invention includes powder slush molding. As a molded product obtained by this molding method, there are skin materials for automobile interior such as instrument panels, console boxes, door trims and the like.
[0026]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples and Comparative Examples, but the present invention is not limited thereto. Unless otherwise specified, “part” is based on mass.
[0027]
Synthesis of polyol having unsaturated bond in molecule A stirrer, thermometer, distillation column and nitrogen gas introduction pipe are attached to a 2 liter four-necked flask, 1000 parts of polybutylene adipate having a hydroxyl value of 112 mgKOH / g, and anhydrous maleic 49 parts of the acid was weighed and heated and mixed while flowing nitrogen gas.
After the condensed water was distilled out of the system at 140 to 160 ° C., the reaction was continued while gradually reducing the pressure in the system, and finally the reaction was performed at 190 ° C. and 4 kPa for 4 hours, and then the reaction was terminated.
This polyester polyol had a hydroxyl group of 53 mgKOH / g and an acid value of 4.1 mgKOH / g. This polyester polyol has a number average molecular weight of 2,100 and has an average of one double bond in one molecule.
[0028]
Synthesis of dispersion stabilizer A 500 ml four-necked flask is equipped with a stirrer, thermometer, dropping funnel and condenser, and 44 parts of the polyol and 99 parts of butyl acetate are weighed out. Heat and mix while flowing nitrogen gas into the system from the top of the dropping funnel. When the temperature reaches 110 ° C., dropping of a dissolved mixture of 102 parts of lauryl methacrylate and 2 parts of benzoyl peroxide is started from the dropping funnel. The dropwise addition was completed in 1 hour and a half, and then the reaction was terminated at 130 ° C. for 2 hours.
The hydroxyl value of this dispersion stabilizer was 11 mgKOH / g.
[0029]
Synthesis synthesis example 1 of spherical polyurethane resin powder
N-165 (with an aromatic ring in the molecule), 18.2 parts of the dispersant synthesized by the method described above, heated to 100 ° C. in a reaction vessel having an internal volume of 0.5 m 3 where a high-speed specification stirring motor is installed Polyester polyol, Nippon Polyurethane Industry, hydroxyl value 56 mgKOH / g) 51.7 parts, Kuraray polyol P-2010 23.0 parts, 1,4-butanediol 5.9 parts, dibutyltin dilaurate 0. After adding 002 parts and mixing uniformly, 100 parts of Shellsol 71 (manufactured by Shell Chemical; paraffin having a boiling point of 170 to 200 ° C.) was added and further high-speed stirring was performed for 10 minutes.
Next, 17.4 parts of hexamethylene diisocyanate was charged, the temperature was raised to 120 ° C., and the mixture was reacted for 4 hours. Then, shell sol 71 and powdered thermoplastic polyurethane resin were separated with a centrifugal dehydrator and dried under reduced pressure. 99.5 kg of a powdery thermoplastic polyurethane resin having a diameter of 210 μm was obtained.
[0030]
Preparation example 1 of colored polyol
80 parts of N-165 and 20 parts of pigment NW-36 (manufactured by Nihongo Bix Co., Ltd., brown pigment) are kneaded in a three-roll mill to obtain 100 parts of a long-chain polyol having an aromatic ring in which the pigment is dispersed. [0031]
Preparation Example 2 of Colored Plasticizer Component
80 parts of dioctyl phthalate and 20 parts of pigment NW-36 (manufactured by Nihongo Bix Co., Ltd., brown pigment) were kneaded in a three-roll mill to obtain a plasticizer component in which the pigment was dispersed.
[0032]
Example 1
In a Henschel mixer, 800 parts of the powdered thermoplastic polyurethane resin obtained in Synthesis Example 1 and 200 parts of a long-chain polyol in which the pigment obtained in Preparation Example 1 was dispersed were charged and stirred at 3500 rpm for 30 minutes at high speed, A powdery brown colored polyurethane resin composition having a uniform pigment film formed on the surface of the plastic polyurethane resin was obtained. The powder characteristics are shown in Table 1.
[0033]
Example 2
In an MTI mixer, 800 parts of the powdered thermoplastic polyurethane resin obtained in Synthesis Example 1 and 200 parts of a long-chain polyol in which the pigment obtained in Preparation Example 1 was dispersed were charged and stirred at high speed at 3500 rpm for 30 minutes. A powdery brown colored polyurethane resin composition having a uniform pigment film formed on the surface of the plastic polyurethane resin was obtained. The powder characteristics are shown in Table 1.
[0034]
Comparative Example 1
In a Henschel mixer, 800 parts of the powdered thermoplastic polyurethane resin obtained in Synthesis Example 1 and 200 parts of dioctyl phthalate in which the pigment obtained in Preparation Example 2 was dispersed were charged and stirred at 3500 rpm for 30 minutes at high speed to obtain a powdery thermoplastic. A powdery brown colored polyurethane resin composition having a uniform pigment coating formed on the surface of the polyurethane resin was obtained. It was a urethane powder with high wettability and no fluidity.
[0035]
Examples 3 and 4
Using the powdery thermoplastic polyurethane resin obtained in Examples 1 and 2, a skin material was molded by slush molding. The raw material for slush molding obtained in Comparative Example 1 was inferior in powder characteristics and could not be used for molding. The results are shown in Table 2.
[0036]
Slush molding method Mold with 24cm length, 28cm width, mold depth 10cm (mold surface area 672cm 2 ) oil heated to 220 ° C, slush 60 parts urethane powder, uniform surface leveling in oil for about 5 minutes The mold is allowed to stand until it is converted, and then the mold is cooled and demolded at a mold temperature of 60 ° C. A skin material of about 600 μm can be obtained with 60 parts of polyurethane slush powder.
[0037]
[Table 1]
Figure 0003896583
[0038]
[Table 2]
Figure 0003896583
[0039]
Flowing speed, angle of repose, bulk specific gravity: Performed using an apparatus defined in JIS K6721. The flow-down speed was the time required for 75 parts of the powder to be placed on the funnel of JIS K6721 and the total amount flowed down, and the angle of repose was calculated from the radius and height of the accumulated mountain.
[0040]
【The invention's effect】
The polyurethane resin of the present invention has a colored layer only on the particle surface and has a high degree of freedom in controlling the hue of the molded skin, and is particularly effective for color matching of automobile interior materials.
Furthermore, a skin material having a beautiful appearance can be produced without blending maleimide polymer fine particle powder that does not melt at the molding temperature.

Claims (3)

下記の成分を高速攪拌装置の中で、ポリウレタン樹脂粉末の表面のみ着色してなることを特徴とするポリウレタン樹脂組成物。
(A)平均粒径500μm以下のポリウレタン樹脂粉末
(B)顔料及び/又は染料を分散させた平均官能基数が2以上で数平均分子量が500〜100,000の芳香環を含有する長鎖ポリエステルポリオール
A polyurethane resin composition, wherein the following components are colored only in the surface of a polyurethane resin powder in a high-speed stirring device.
(A) Polyurethane resin powder having an average particle size of 500 μm or less (B) A long-chain polyester polyol containing an aromatic ring having a number of average functional groups of 2 or more and a number average molecular weight of 500 to 100,000 in which pigments and / or dyes are dispersed
請求項1の(B)に記載の顔料及び/又は染料を分散させた長鎖ポリエステルポリオール0.5〜50質量部をポリウレタン樹脂粉末の100質量部に対して、高速せんだん機能を有する攪拌装置にて混練り拡散させることを特徴とする請求項1記載の着色されたポリウレタン樹脂組成物。The stirrer which has a high-speed stencil function with respect to 100 mass parts of the polyurethane resin powder for 0.5 to 50 mass parts of the long-chain polyester polyol in which the pigment and / or dye according to claim 1 (B) is dispersed. The colored polyurethane resin composition according to claim 1, wherein the polyurethane resin composition is kneaded and diffused. 請求項1記載の着色されたポリウレタン樹脂組成物を用いてスラッシュ成形した表皮材。 A skin material formed by slush molding using the colored polyurethane resin composition according to claim 1.
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