JP3895451B2 - 光分岐ユニット - Google Patents

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JP3895451B2 JP04864298A JP4864298A JP3895451B2 JP 3895451 B2 JP3895451 B2 JP 3895451B2 JP 04864298 A JP04864298 A JP 04864298A JP 4864298 A JP4864298 A JP 4864298A JP 3895451 B2 JP3895451 B2 JP 3895451B2
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寿彦 太田
万記 渡辺
裕 八木
研一 富田
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直樹 中尾
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば電話通信などの光通信に用いられる光分岐ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバ通信の1つとして、例えば電話通信がある。各電話加入者の設備は光ファイバケーブルにより電話局側と接続されており、その光ファイバケーブルを通して電話通信が行われている。しかしながら、電話局側と電話加入者側を接続する光ファイバケーブルに断線などの何らかの支障が生じると、電話通信を行うことができないため、例えば光ファイバケーブルの断線の有無を検出するといった、OTDR(Optical Time Domain Reflectmeter)による光ファイバケーブルの監視システムが提案されている。
【0003】
上記光ファイバケーブルの監視システムにおいて、OTDRからの監視光を光ファイバケーブルに入射させる際に、複数の光ファイバを配設固定した光ファイバテープ心線が用いられており、この監視光入射用の光ファイバテープ心線を複数の光ファイバケーブルに接続する光分岐ユニットが用いられている。
【0004】
この光分岐ユニットは、例えば図5に示すように、箱形状を呈しており、光合分波器(図示せず)を備えたメインユニット2と、監視光入射用の光ファイバテープ心線7の余長部分を収納するための余長収納部3を有している。メインユニット2には、電話局側の複数の局内光回線と加入者用の複数の局外光回線とが上記光合分波器を介して接続されるようになっており、この光合分波器に光ファイバテープ心線7が接続されることによって、光ファイバテープ心線7を通してOTDRからの監視光を局外光回線の光ファイバケーブルに入射できるようになっている。なお、光ファイバテープ心線7の一端側には光コネクタ8が設けられており、光コネクタ8がOTDR側に接続される。
【0005】
前記余長収納部3は、メインユニット2に対して、同図の矢印A方向(光ファイバケーブルの配線架の抜き差し方向手前側)にスライド自在に設けられており、余長収納部3の蓋部30は同図の矢印B方向に開閉自在と成している。
【0006】
このような光分岐ユニット1は、図6の(a)に示されるように、複数重ねあわせて配列されており、光ファイバテープ心線7の余長部分を余長収納部3に収納するときや、光ファイバテープ心線7をOTDRに接続するときには、例えば同図の(b)に示すように、所望の光ファイバテープ心線7が収納されている余長収納部3を図の矢印Cの方向に引き出して配線架から引き出し、同図の(c)に示すように、余長収納部3の蓋部30を開けて光ファイバテープ心線7を収納したり取り出したりしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の光分岐ユニット1においては、上記のように、光ファイバテープ心線7を余長収納部3に収納したり、余長収納部3から取り出したりするときには、いちいち余長収納部3を架から引き出して余長収納部3の蓋部30を開けなければならないために、その作業が大変であり、非常に非効率的であった。また、余長収納部3の引き出し機構も複雑であった。
【0008】
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、光分岐ユニットに設けられる光ファイバテープ心線の余長部分の収納や取り出しが容易であり、それらの作業を非常に効率的に行うことができる光分岐ユニットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、本発明は、箱形状のケース内がメインユニットと余長収納部とに区分けされており、該余長収納部の側面には複数の光ファイバを配設した光ファイバテープ心線を挿入するテープ挿入部が設けられ、前記メインユニットの一端側の側面には通信光入出射用の第1のポートが、他端側の側面には通信光入出射用の第2のポートがそれぞれ複数設けられており、該メインユニットと前記余長収納部との境界部には監視光入出射用の第3のポートが設けられており、該メインユニット内には第1のポートから入射した通信光と第3のポートから入射した監視光とを合波して第2のポートに導き、かつ、第2のポート側で反射した監視光を第3のポートに導く光合分波器が設けられており、前記余長収納部のテープ挿入部から挿入された光ファイバテープ心線の挿入先端側は前記第3のポートに導かれ、該第3のポートを介して前記光合分波器に接続されており、前記余長収納部にはそれぞれ一端側を前記第3のポートの位置で該第3のポートに導かれている光ファイバテープ心線を間に挟む位置に配置して第1ガイド部と第2ガイド部とが設けられ、前記第1ガイド部の他端側はテープ挿入部から余長収納部内に挿入される光ファイバテープ心線が突き当たる位置に予め定められた許容曲率半径よりも大きい曲率半径を有して余長収納部内側に凸となる湾曲部を介して余長収納部の外側へ向かう方向に延設されており、前記第2ガイド部は前記第3のポート側の一端側から予め定められた許容曲率半径よりも大きい曲率半径を有して余長収納部内側に凸となる湾曲部を介して前記第1ガイド部の他端側とは反対側となる余長収納部の外側へ向かう方向に延設されていて、第1ガイド部と第2ガイド部の間隔は第3のポート側の一端側から他端側に向かうにつれて間隔が広くなる形態と成し、光ファイバテープ心線が前記テープ挿入部から余長収納部内へ挿入されるときには、光ファイバテープ心線が前記第1ガイドの湾曲部にガイドされて前記余長収納部の内側に撓んで曲げられながら余長収納部内に収容され、この第1ガイドの湾曲部にガイドされて内側に撓んで曲げられる光ファイバテープ心線は前記第3のポート側において前記第2ガイドの湾曲部によって曲げ変形が受け止められて該第2ガイドの湾曲部の曲率半径よりも小さい曲率半径をもって前記撓み方向に曲がること規制されている構成を持って課題を解決する手段としている。
【0010】
また、前記ガイド部によってメインユニットと余長収納部とが区分けされていることも本発明の特徴的な構成とされている。
【0011】
さらに、前記第3ポートの近傍には、光ファイバテープ心線を固定するテープ固定部が設けられていること、前記テープ固定部はガイド部に連通して設けられていること本発明の特徴的な構成とされている。
【0012】
さらに、前記テープ挿入部には、光ファイバテープ心線に接続された光コネクタ部を嵌合収容するコネクタ嵌合部が設けられていること、前記テープ挿入部が設けられる余長収納部の壁面にはコネクタ嵌合部に連通して該コネクタ嵌合部よりも幅が狭いスリット部が形成されていること、前記余長収納部はメインユニットの上下の一方側に設けられており、階層構造と成していることも本発明の特徴的な構成とされている。
【0013】
上記構成の本発明において、余長収納部側には、予め定められた曲率半径よりも大きい曲率半径を有してテープ挿入部から挿入される光ファイバテープ心線の挿入方向をガイドするガイド部が設けられており、ガイド部は前記余長収納部内側に凸となる湾曲部を有して、この湾曲部により前記光ファイバテープ心線の撓み方向を余長収納部の内側方向に規制する第1の位置規制部と、該第1の位置規制部によって位置規制されて内側に撓んだ光ファイバテープ心線の余長収納部内側方向への過剰曲げによって、光ファイバテープ心線が前記許容曲率半径よりも小さい曲率半径をもって曲がることを規制する第2の位置規制部とを有している。
【0014】
そのため、テープ挿入部から挿入される光ファイバテープ心線は、上記第1の位置規制部によって位置規制されて前記許容曲率半径よりも大きい曲率半径を持って内側に撓み、また、この内側への曲げによって光ファイバテープ心線が過剰に曲がり、前記許容曲率半径よりも小さい曲率半径をもって曲がることが上記弟2の位置規制部によって規制されるため、テープ挿入部から挿入される光ファイバテープ心線は、これら第1、第2の位置規制部を有するガイド部によってガイドされて、前記許容曲率半径よりも小さい曲率半径で曲がることなく、整然と余長収納部に収納される。
【0015】
従って、従来の余長収納部のように蓋を開けたりすることなく、光ファイバテープ心線をテープ挿入部から挿入するだけで、非常に容易に、光ファイバテープ心線の余長部分を余長収納部にスムーズに収納することが可能となり、また、光ファイバテープ心線をテープ挿入部から引き出すだけで光ファイバテープ心線をスムーズに引き出すことも可能となり、上記課題が解決される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明において、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略する。図1には、本発明に係る光分岐ユニットの一実施形態例の要部構成が示されており、同図の(a)には、その平面図が、同図の(b)には、同図の(a)の右側から見た側面図が、同図の(c)には、同図の(a)のA−A断面図がそれぞれ示されている。
【0017】
これらの図に示されるように、本実施形態例の光分岐ユニットは箱形状を呈しており、仕切り壁20により、ケース内がメイニット2と余長収納部3とに区分けされている。なお、本実施形態例では、図1の(c)に示すように、余長収納部3はメイニット2の上方側に設けられており、階層構造と成している。余長収納部3の側面には光ファイバテープ心線7を挿入するテープ挿入部17が設けられており、テープ挿入部17には、光ファイバテープ心線7に接続された光コネクタ(光コネクタ部)8を嵌合収容するコネクタ嵌合部9が設けられており、コネクタ嵌合部9の先端側にはコネクタ収容ガイド10が設けられている。また、テープ挿入部17が設けられる余長収納部3の壁面には、コネクタ嵌合部9に連通してコネクタ嵌合部9よりも幅が狭いスリット部25が形成されている。
【0018】
余長収納部3側には、テープ挿入部17から挿入される光ファイバテープ心線7の挿入方向をガイドするガイド部としての第1ガイド5と第2ガイド6が設けられており、これらの第1、第2ガイド5,6は予め定められた許容曲率半径よりも大きい曲率半径を有して余長収納部3の内側に凸となる湾曲部18,19を有している。第1ガイド5は、この湾曲部18により光ファイバテープ心線7の撓み方向を余長収納部3の内側方向に規制する第1の位置規制部として機能するものであり、第2ガイド6は、第1ガイド5によって位置規制されて内側に撓んだ光ファイバテープ心線7の余長収納部内側方向への過剰曲げによって、光ファイバテープ心線7が前記許容曲率半径よりも小さい曲率半径をもって曲がることを規制する第2の位置規制部として機能する。
【0019】
前記メインユニット2の一端側の側面には、通信光入出射用の第1のポートとしての局内側ポート11が複数(図では4個)設けられており、メインユニット2の他端側の側面には、通信光入出射用の第2のポートとしての成端側ポート12が複数(図では4個)設けられている。また、メイニュニット2と余長収納部3との境界部には、監視光入出射用の第3のポートとしての監視光入出射用ポート13が設けられており、監視光入出射用ポート13の近傍には光ファイバテープ心線7を固定するテープ固定部14が設けられている。なお、本実施形態例では、テープ固定部14は、引き止めガイド16と、この引き止めガイド16に固定された引き止め部材15を有して構成されており、テープ固定部14は前記第1、第2ガイド5,6に連通して設けられている。
【0020】
メイニット2内には、光合分波器24が設けられており、光合分波器24には、例えば波長1.31μmの通信光を透過させ、波長1.55μmの通信光を反射させるフィルタ等が設けられている。光合分波器24は、光ファイバ21を介して局内側ポート11に接続され、光ファイバ22を介して成端側ポート12に接続され、光ファイバ23を介して監視光入出射用ポート13に接続されており、光合分波器24は、前記局内側ポート11から入射した通信光と監視光入出射用ポート13から入射した監視光とを合波して成端側ポート12に導き、かつ、成端側ポート12側で反射した監視光を監視光入出射用ポート13に導く機能を有している。
【0021】
前記余長収納部3のテープ挿入部17から挿入された光ファイバテープ心線7の挿入先端側は、第1、第2ガイド5,6にガイドされて監視光入出射用ポート13に導かれ、監視光入出射用ポート13を介して光合分波器24に接続されている。なお、前記光ファイバ23は、光ファイバテープ心線7から引き出され、その先端側の被覆が除去されて複数の単心の光ファイバと成したものである。また、光合分波器24に前記フィルタを設けることにより、監視光が局内側ポート11側に進んで局内側に侵入するのを防ぐようにしている。
【0022】
本実施形態例は以上のように構成されており、本実施形態例光分岐ユニット1は、例えば図2に示すように、複数重ね合わせて配線架の予め定められた位置に設けられる。そして、本実施形態例の光分岐ユニット1において、光ファイバテープ心線7の余長部分を余長収納部3に収納するときには、従来例のように、余長収納部3を引き出したりすることなく、光分岐ユニット1を重ね合わせて配列した状態で、光ファイバテープ心線7をテープ挿入部17から挿入する。
【0023】
そうすると、図1に示したように、光ファイバテープ心線7は余長収納部3の内側に撓みながら収納されていき、このとき、光ファイバテープ心線7の撓み方向が第1ガイド5により位置規制されて、光ファイバテープ心線7は前記許容曲率半径よりも大きい曲率半径でもって余長収納部内側に撓んでいく。すなわち、本実施形態例では、戦記許容曲率半径よりも大きい曲率半径を有して余長収納部3の内側に凸となる湾曲部18を備えた第1ガイド5が設けられているために、光ファイバテープ心線7は、この第1ガイド5にガイドされ、例えば図1の(a)において、第1ガイド5よりも図の左上方側に曲がることを抑制されて、余長収納部3の内側に撓みながら収納されてゆく。
【0024】
そして、この内側に撓んだ光ファイバテープ心線7は、第2ガイドにより位置規制され、余長収納部3の内側方向への過剰曲げによって前記許容曲率半径よりも小さい曲率半径をもって曲がることが規制される。以上のことから、光ファイバテープ心線7は余長収納部3に整然と収納される。
【0025】
なお、本実施形態例では、光ファイバテープ心線7の余長部分を余長収納部3に収納するときには、光ファイバテープ心線7に接続されている光コネクタ8にコネクタキャップ27を被せて、コネクタキャップ27ごと前記コネクタ嵌合部9に嵌合収容するようにしており、光コネクタ8をコネクタ嵌合部9に収容したときに、コネクタキャップ27の後方側後端側は余長収納部3の側壁から外部に突出した状態となる。
【0026】
また、光ファイバテープ心線7の余長部分を余長収納部3から取り出すときには、コネクタキャップ27をつまんで、図3に示すように、光ファイバテープ心線7を図の右側に引き出すと、光ファイバテープ心線7はスリット部25を通って、同図に示すようにスムーズに引き出される。
【0027】
そして、この引き出した光ファイバテープ心線7に接続されている光コネクタ8を、図4に示すように、架26を介してOTDR(図示せず)に接続されている光コネクタ28に接続し、OTDRから監視光を発信すると、この監視光は光ファイバテープ心線7を介して前記光合分波器24に入射し、光ファイバ22を介して成端側ポート12に導かれる。また、成端側ポート12側(成端側ポート12に接続されている加入者用の局外光回線の光ケーブル)で反射した監視光が、光ファイバ22、光合分波器24、光ファイバ23、光ファイバテープ心線7を順に通ってOTDRに戻され、OTDRによる光ケーブル異状の有無等の検出が行われる。
【0028】
本実施形態例によれば、上記のように、光ファイバテープ心線7の余長部分をテープ挿入部17から挿入するだけで、この余長部分が望まない場所に入り込んで前記許容曲率半径よりも小さい曲率半径をもって曲がること等なく、整然と余長収納部3に収納されるために、従来のように、余長収納部3の蓋を開けたりすることなく、光ファイバテープ心線7の余長部分の収納を容易に行うことができる。また、このように、光ファイバテープ心線7の余長部分が余長収納部3に整然と収納されるために、この余長部分を取り出すときにも、上記のように、テープ挿入部17から光ファイバテープ心線7を引き出すだけで、余長収納部3の蓋を開けたり余長収納部3をメインユニット2からずらしたりすることなく容易に引き出すことができる。
【0029】
そのため、光ファイバテープ心線7の余長部分の収納や取り出しを非常に容易に、効率的に行うことが可能となり、複雑な余長収納部3の引き出し機構を設ける必要もなく、その分だけ光分岐ユニット1のコストダウンを図ることができる。
【0030】
また、本実施形態例によれば、監視光入出射用ポート13の近傍にテープ固定部14を設け、光ファイバテープ心線7を固定しているために、光ファイバテープ心線7を余長収納部3から引き出したときに、光ファイバテープ心線7の先端側の光ファイバ23が光ファイバテープ心線7と共に引っ張られて、光合分波器24等のメインユニット2内の配線や光合分波器24等の光部品に影響が及ぶことを抑制することができる。また、このテープ固定部14を前記第1、第2ガイド5,6に連通して設けることにより、第1、第2ガイド5,6による光ファイバテープ心線7の余長部分の位置規制を非常に行い易くすることができる。
【0031】
さらに、本実施形態例によれば、テープ挿入部17に、光コネクタ8を嵌合収容するコネクタ嵌合部9を設け、光コネクタ8をコネクタ嵌合部9内に嵌合収容する構成としたために、光ファイバテープ心線7の余長部分を余長収納部3に収納したときに、光コネクタ8が光分岐ユニット1の側面から外部に露出することを防ぐことができる。そのため、例えば光分岐ユニット1の外部から光コネクタ8にものが衝突したりして光コネクタ8に損害を与えるといったことを確実に防止することが可能となり、光分岐ユニット1の輸送や交換等を非常に安全に行うことができる。
【0032】
さらに、本実施形態例によれば、コネクタ嵌合部9に連通してコネクタ嵌合部9よりも幅が狭いスリット部25を余長収納部3の壁面に形成したために、光ファイバテープ心線7を引き出すときに、光ファイバテープ心線7のみをスリット部25に通して非常にスムーズに引き出すことができる。また、スリット25はコネクタ嵌合部9よりも幅が狭いために、光コネクタ8をコネクタ嵌合部9に挿入しても、光コネクタ8がスリット部25側に移動することはなく、光コネクタ8をコネクタ嵌合部9に安定した状態で嵌合収容することができる。
【0033】
さらに、本実施形態例によれば、余長収納部3はメインユニット2の上方側に設け、光分岐ユニット1の外形は略直方体形状の薄肉の薄形状としたために、光分岐ユニット1を複数重ね合わせて配列するときに、この配列を非常に行い易くすることができるし、メインユニット2に設けられている局内側ポート11の電話局内光回線との接続および、成端側ポート12の加入者用局内光回線との接続を非常に行い易くすることができる。
【0034】
なお、本発明は上記実施形態例に限定されることはなく様々な実施の態様を採り得る。例えば、例えば、上記実施形態例では、余長収納部3はメインユニット2の上方側に設けたが、余長収納部3をメインユニット2の下方側に設けてもよい。
【0035】
また、メインユニット2を、従来例と同様にケース内の左右の一方側に設け、余長収納部3をその他方側に設けて光分岐ユニット1を構成するようにしてもよい。ただし、上記実施形態例のように、余長収納部3をメインユニット2の上下の一方側に設けて階層構造とすることにより、メインユニット2内における光ファイバ21,22,23の配線スペース等を広く採ることが可能となり、これらの配線を行い易くすることができる。
【0036】
さらに、上記実施形態例では、仕切り壁20を設けてメインユニット2と余長収納部3とを区分けしたが、仕切り壁20を設けずに第1、第2ガイド5,6によって、メインユニット2と余長収納部3とを区分けする構成としてもよい。
【0037】
さらに、上記実施形態例では、テープ挿入部17はコネクタ嵌合部9とスリット部25を有する構成としたが、例えばスリット部25は省略することもできる。ただし、スリット部25を形成することにより、光ファイバテープ心線7の引き出しをより一層スムーズに行うことができるために、スリット部25を設けることが好ましい。
【0038】
さらに、上記実施形態例では、光ファイバテープ心線7は4本の光ファイバ23を配列した光ファイバテープ心線7としたが、光ファイバテープ心線7に配列される光ファイバ23の本数は特に限定されるものではなく適宜設定されるものである。
【0039】
さらに、上記実施形態例では、局内側ポート11、成端側ポート12は、共に4個づつ設けたが、局内側ポート11、成端側ポート12の個数は特に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、余長収納部のテープ挿入部から挿入される光ファイバテープ心線の挿入方向をガイドする第1ガイド部と第2ガイド部を設けて、光ファイバテープ心線の余長部分が予め定められた許容曲率半径よりも小さい曲率半径をもって曲がることを抑制するものであるから、余長収納部の蓋を開けたりすることなく、光ファイバテープ心線をテープ挿入部から挿入するだけで非常に容易に、光ファイバテープ心線の余長部分を余長部分に収納し、整然と収納することができる。そのため、光ファイバテープ心線を余長収納部から取り出すときも、テープ挿入部から引き出すだけで非常に容易に、スムーズに光ファイバテープ心線を引き出すことが可能となり、このように、光ファイバテープ心線の余長部分の収納および取り出しを非常に効率的に行うことができる。
【0041】
また、前記ガイド部によって光分岐ユニットのメインユニットと余長収納部とを区分けすれば、その分だけ光分岐ユニットの構成を簡略化することができる。
【0042】
さらに、前記第3ポートの近傍に、光ファイバテープ心線を固定するテープ固定部を設けた本発明によれば、光ファイバテープ心線の余長部分をテープ挿入部から引き出したときに、光ファイバテープ心線の先端側に接続されている光合分波器等を光ファイバテープ心線と共に移動させてしまうといったことを確実に抑制することができる。
【0043】
さらに、上記テープ固定部をガイド部に連通して設けた本発明によればガイド部による光ファイバテープ心線のガイドをより一層行い易くすることができる。
【0044】
さらに、テープ挿入部に、光ファイバテープ心線接続された光コネクタ部を嵌合収容するコネクタ嵌合部を設けた本発明によれば、光コネクタ部を光分岐ユニットの外部に突出させることなくコネクタ嵌合部に嵌合収容することができるために、突出した光コネクタ部に外部から物が衝突するといったことを未然に防ぐことが可能となり、光分岐ユニットの輸送や保管を非常に安全に行うことができる。
【0045】
さらに、テープ挿入部が設けられる余長収納部の壁面にはコネクタ嵌合部に連通して該コネクタ嵌合部よりも幅が狭いスリット部が形成されている本発明によれば、光ファイバテープ心線の余長部分を余長収納部から引き出すときに、スリット部を通してより一層スムーズに光ファイバテープ心線の引き出しを行うことができる。
【0046】
さらに、余長収納部をメインユニットの上下の一方側に設けて階層構造とした本発明によれば、例えば光分岐ユニットを複数重ね合わせて配列するときにその配列を行い易くすることができるし、メインユニット内における配線スペースを広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光分岐ユニットの一実施形態例を示す要部構成図である。
【図2】上記実施形態例の光分岐ユニット1の配列構造例を模式的に示す説明図である。
【図3】上記実施形態例の光分岐ユニットにおいて、光ファイバテープ心線を余長収納部から引き出した状態を示す説明図である。
【図4】上記実施形態例の光分岐ユニットにおいて、光ファイバテープ心線に接続された光コネクタのOTDR側への接続状態を示す説明図である。
【図5】従来の光分岐ユニットの一例を模式的に示す説明図である。
【図6】従来の光分岐ユニットの配列構造および余長収納部からの光ファイバテープ心線の引き出し方法を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 光分岐ユニット
2 メインユニット
3 余長収納部
5 第1ガイド
6 第2ガイド
7 光ファイバテープ心線
9 コネクタ嵌合部
11 局内側ポート
12 成端側ポート
14 テープ固定部
17 テープ挿入部
25 スリット部

Claims (7)

  1. 箱形状のケース内がメインユニットと余長収納部とに区分けされており、該余長収納部の側面には複数の光ファイバを配設した光ファイバテープ心線を挿入するテープ挿入部が設けられ、前記メインユニットの一端側の側面には通信光入出射用の第1のポートが、他端側の側面には通信光入出射用の第2のポートがそれぞれ複数設けられており、該メインユニットと前記余長収納部との境界部には監視光入出射用の第3のポートが設けられており、該メインユニット内には第1のポートから入射した通信光と第3のポートから入射した監視光とを合波して第2のポートに導き、かつ、第2のポート側で反射した監視光を第3のポートに導く光合分波器が設けられており、前記余長収納部のテープ挿入部から挿入された光ファイバテープ心線の挿入先端側は前記第3のポートに導かれ、該第3のポートを介して前記光合分波器に接続されており、前記余長収納部にはそれぞれ一端側を前記第3のポートの位置で該第3のポートに導かれている光ファイバテープ心線を間に挟む位置に配置して第1ガイド部と第2ガイド部とが設けられ、前記第1ガイド部の他端側はテープ挿入部から余長収納部内に挿入される光ファイバテープ心線が突き当たる位置に予め定められた許容曲率半径よりも大きい曲率半径を有して余長収納部内側に凸となる湾曲部を介して余長収納部の外側へ向かう方向に延設されており、前記第2ガイド部は前記第3のポート側の一端側から予め定められた許容曲率半径よりも大きい曲率半径を有して余長収納部内側に凸となる湾曲部を介して前記第1ガイド部の他端側とは反対側となる余長収納部の外側へ向かう方向に延設されていて、第1ガイド部と第2ガイド部の間隔は第3のポート側の一端側から他端側に向かうにつれて間隔が広くなる形態と成し、光ファイバテープ心線が前記テープ挿入部から余長収納部内へ挿入されるときには、光ファイバテープ心線が前記第1ガイドの湾曲部にガイドされて前記余長収納部の内側に撓んで曲げられながら余長収納部内に収容され、この第1ガイドの湾曲部にガイドされて内側に撓んで曲げられる光ファイバテープ心線は前記第3のポート側において前記第2ガイドの湾曲部によって曲げ変形が受け止められて該第2ガイドの湾曲部の曲率半径よりも小さい曲率半径をもって前記撓み方向に曲がること規制されていることを特徴とする光分岐ユニット。
  2. ガイド部によってメインユニットと余長収納部とが区分けされていることを特徴とする請求項1記載の光分岐ユニット。
  3. 第3ポートの近傍には、光ファイバテープ心線を固定するテープ固定部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光分岐ユニット。
  4. テープ固定部はガイド部に連通して設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載の光分岐ユニット。
  5. テープ挿入部には、光ファイバテープ心線に接続された光コネクタ部を嵌合収容するコネクタ嵌合部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の光分岐ユニット。
  6. テープ挿入部が設けられる余長収納部の壁面にはコネクタ嵌合部に連通して該コネクタ嵌合部よりも幅が狭いスリット部が形成されていることを特徴とする請求項5記載の光分岐ユニット。
  7. 余長収納部はメインユニットの上下の一方側に設けられており、階層構造と成していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の光分岐ユニット。
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