【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配達物認識装置及びこの装置が認識する配達物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、郵便物、宅配物、商品等の配送を伴う物品にそれぞれ無線データキャリアを添付し、配送過程の各拠点で物品に添付された無線データキャリアのデータを読み出し記録することによって、物品の配送に関する情報を追跡可能としたものが知られている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
ところで書留郵便物は配送中には郵袋ケース内に入れられて管理される。そして、配送途中において郵袋ケースに入れられた書留郵便物はその個数や種類がチェックされる。この場合に郵袋ケースをその都度開けてチェックを行ったのでは手間が大変となる。このため、上述した特許文献のような無線データキャリア、たとえば小さな無線タグを書留郵便物に貼り、この無線タグにに管理用情報を予め記録しておき、郵袋ケースの外側から無線タグリーダによって管理用情報を無線で読み取ることで郵袋ケースを開けずに書留郵便物の個数や種類をチェックすることが可能となる。
【０００４】
【特許文献１】
特開平１１−１７５６２１号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
郵袋ケースに入れられている複数の書留郵便物に貼られている無線タグからそれぞれ管理用情報が正常に読み取られた場合は問題ないが、１つでも管理用情報の読み取りができない状態が発生すると、単に無線タグが故障しただけなのか、それとも対象となる書留郵便物が紛失したのか確認ができず、結局は郵袋ケースを開けて確認をしなければならなかった。
そこで、本発明は、無線タグを使用することでケース内に入れられた複数の配達物を、ケースを開けずに確認することができ、しかも、無線タグからの読み取りができなかった場合に無線タグの故障によるものか配達物の紛失によるものかを区別できる配達物認識装置及び配達物を提供する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、自己の識別コードとともに組み合せ相手の識別コードを記録した無線タグを複数貼り付けた配達物から、各無線タグの識別コードを読み取る無線タグリーダと、この無線タグリーダの読み取り情報により、配達物の有無、無線タグの故障、正常を判断する判断手段とを設けた配達物認識装置にある。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、この実施の形態は配達物として書留郵便物を使用したものについて述べる。
【０００８】
図１は書留郵便物認識装置の構成を示すブロック図で、１は制御部本体を構成するコントローラで、ＣＰＵ、ＲＯＭ等によって構成されている。前記コントローラ１に無線タグリーダ２、ＩＣカードリーダ３、ＲＡＭからなるメモリ４及び操作・表示部５を接続している。
【０００９】
前記無線タグリーダ２はアンテナ６を介して郵送ケース１１に内に収納されている複数の書留郵便物１２に貼られている無線タグに対して電波を送信し無線タグからデータを読み取るように成っている。また、前記ＩＣカードリーダ３は前記郵送ケース１１に付されたＩＣカード１３から郵送データを読み取るようになっている。郵送データは、たとえば、郵送ケース１１内に収納された書留郵便物１２の総数及び書留コードからなる。
【００１０】
前記書留郵便物１２には、図２に示すように、２つの無線タグ１４，１５が貼られている。この場合、無線タグ１４，１５を書留郵便物１２の表と裏に１枚ずつ貼ったり、表や裏に上下に離して貼ったりなど貼り方に工夫をすることで無線タグが破損するのを極力防止できる。
【００１１】
前記無線タグ１４，１５には、予め識別コードとして自己のＩＤ番号及び相手のＩＤ番号が記録されるとともに書留管理情報として書留コードが記録されている。すなわち、図３の(a)に示すように無線タグ１４には、自己のＩＤ番号１４ａ、相手である無線タグ１５のＩＤ番号１４ｂ及び書留コード１４ｃが予め記録され、図３の(b)に示すように無線タグ１５には、自己のＩＤ番号１５ａ、相手である無線タグ１４のＩＤ番号１５ｂ及び書留コード１５ｃが予め記録されている。この場合、書留コード１４ｃと書留コード１５ｃは同一のコードになっている。
【００１２】
先ず、オペレータが郵袋ケース１１からＩＣカード１３を抜いてＩＣカードリーダ３にセットすることで、ＩＣカードリーダ３はＩＣカード１３に記録されている郵袋データ、すなわち、収納された書留郵便物１２の総数及び書留コードを読み取る。コントローラ１はＩＣカードリーダ３から郵袋データを受取ると、前記メモリ４に格納する。このときメモリ４に設けたカウンタの値Ｎを「０」にする。そして、メモリ４への書き込みが終了すると、ＩＣカード１３を郵袋ケース１１に戻す。
【００１３】
続いて、オペレータは、無線タグリーダ２のアンテナ６を郵袋ケース１１内の書留郵便物１２の無線タグ１４，１５を読み取るようにセットしてから操作・表示部６にある読み取り開始キーを操作する。これにより、コントローラ１は、図４に示す流れ図に基づいて制御を行うようになる。
【００１４】
すなわち、Ｓ１にて、無線タグリーダ２を駆動させ、郵袋ケース１１内に収納されている複数の書留郵便物１２に貼られている無線タグ１３，１４の検出を行う。たとえば、コントローラ１は無線タグリーダ２に対してＩＤ指定無しの無線ＩＤ問い合わせコマンドを送出する。無線タグリーダ２は無線ＩＤ問い合わせコマンドを変調しアンテナ６から電波として送信する。
【００１５】
無線タグは無線ＩＤ問い合わせコマンドの電波を受信すると、その電波から電力の供給を受け、内部に記録されている自己のＩＤ番号、組みになっている相手のＩＤ番号及び書留コードを付加したＡＣＫ応答を返す。無線タグリーダ２はアンテナ６でこのＡＣＫ応答を受信すると、それを復調してコントローラ１に自己のＩＤ番号、相手のＩＤ番号及び書留コードの情報を送る。受信した書留コードはメモリ４に格納されているＩＣカード１３から読み取った書留コードと照合され、一致を検出するとタグ検出が判断される。
【００１６】
続いて、Ｓ２にて、コントローラ１は無線タグリーダ２に対して相手のＩＤ番号でＩＤ指定を行って無線ＩＤ問い合わせコマンドを送出する。該当する無線タグが正常であれば、無線ＩＤ問い合わせコマンドの電波を受信し、その電波から電力の供給を受け、内部に記録されている自己のＩＤ番号、組みになっている相手のＩＤ番号及び書留コードを付加したＡＣＫ応答を返す。無線タグリーダ２はアンテナ６でこのＡＣＫ応答を受信すると、それを復調してコントローラ１に自己のＩＤ番号、相手のＩＤ番号及び書留コードの情報を送る。
【００１７】
この場合は、コントローラ１は、Ｓ３にて、相手の無線タグを検出したと判断し、続いて、Ｓ４にて、取得した書留コードを比較し、Ｓ５にて一致を判断する。取得した書留コードは同じ書留郵便物１２の組みになっている無線タグ１４と１５の書留コードであり、本来からすれば一致しているはずである。
【００１８】
一致を判断すると、正常に読み取ったと判断し、Ｓ６にて、カウンタの値Ｎを１つインクリメントする。そして、Ｓ１に戻り、次の書留郵便物１２の無線タグに対する読み取りを行う。
【００１９】
前記Ｓ３にて相手の無線タグを検出できなかったり、前記Ｓ５にて取得した２つの書留コードが一致していなかったりした場合は、Ｓ７にて無線タグの故障を判断し、Ｓ６にて、カウンタの値Ｎを１つインクリメントする。そして、Ｓ１に戻り、次の書留郵便物１２の無線タグに対する読み取りを行う。
【００２０】
Ｓ１におけるタグ検出が行われない状態が一定時間継続すると、Ｓ８にて認識終了を判断し、Ｓ９にて、カウンタの値ＮがＩＣカード１３から読み取った総数Ａに一致するかを判断する。そして、一致を判断すると、操作・表示部５に認識終了を表示する。このときの表示は、Ｓ７におけるタグの故障が判断されていなければ、正常に終了したことを知らせ、また、Ｓ７におけるタグの故障が判断されていれば、該当する書留郵便物の書留コードと無線タグが故障していることを知らせる。また、Ｓ９にて、ＮとＡの不一致を判断すると、Ｓ１１にて、書留郵便物が紛失したと判断し、操作・表示部５に認識終了を表示すると共に紛失した書留郵便物の書留コードを表示する。
【００２１】
このような構成においては、複数の書留郵便物１２が収納された郵袋ケース１１には、収納されている書留郵便物１２の総数と書留コードを記録したＩＣカード１３が付されている。従って、書留郵便物認識装置を操作するオペレータは、ＩＣカードリーダ３を使用してＩＣカード１３から書留郵便物１２の総数と各書留コードを読み取る操作を行う。読み取った総数と各書留コードはメモリ４に格納される。また、メモリ４に設けられたカウンタの値Ｎが「０」にクリアされる。
【００２２】
この状態で無線タグリーダ２を使用して郵袋ケース１１内の書留郵便物１２の無線タグ１４，１５を読み取る。すなわち、ある書留郵便物１２に貼ってある２つの無線タグの一方、例えば、無線タグ１４から自己のＩＤ番号１４ａ、相手のＩＤ番号１４ｂ及び書留コード１４ｃを読み取る。読み取った書留コードはメモリ４に格納されている書留コードと照合され、一致していれば無線タグを検出したことが判断される。続いて、読み取った相手のＩＤ番号でＩＤ指定を行って無線タグリーダ２から無線ＩＤ問い合わせコマンドを送出する。
【００２３】
今度は、ＩＤが指定されているので、先ほど読み取られた無線タグと組みになっている他方の無線タグ１５が無線ＩＤ問い合わせコマンドを受信することになる。従って、無線タグリーダ２は、今度は他方の無線タグ１５から自己のＩＤ番号１５ａ、相手のＩＤ番号１５ｂ及び書留コード１５ｃを読み取る。
【００２４】
そして、無線タグ１４から読み取った書留コード１４ｃと無線タグ１５から読み取った書留コード１５ｃを比較し、一致を判断すると、この書留郵便物１２の無線タグ１４，１５は正常であると判断し、カウンタの値Ｎを１つインクリメントしてから、次の無線タグの読み取りを開始する。そして、同様にして次の書留郵便物１２の無線タグ１４，１５を読み取る制御を行う。
【００２５】
このようにして、郵袋ケース１１内に収納されている複数の書留郵便物１２の無線タグ１４，１５を順次読み取っている時に、たとえば、読み取った相手のＩＤ番号でＩＤ指定を行って無線ＩＤ問い合わせコマンドを送信しても該当するＩＤ番号の読み取りができなかった時には、タグの故障を判断する。また、読み取った相手のＩＤ番号でＩＤ指定を行って無線ＩＤ問い合わせコマンドを送信し、このとき該当するＩＤ番号の読み取りができても２つの書留コードが一致しなかった時にはやはりタグの故障を判断する。
【００２６】
そして、郵袋ケース１１内に収納されている複数の書留郵便物１２における無線タグ１４，１５からの読み取りが終了すると、カウンタがカウントした値Ｎとメモリ４に格納されている総数Ａとを比較し、Ｎ＝Ａであれば、表示部に認識の終了と共に正常に終了したか、それともタグの故障があったかを表示して知らせる。１つでもタグの故障が判断されたときには故障のあった書留郵便物１２の書留コードを表示して知らせる。また、ＮがＡに達していなければ、読み取りを終了した書留郵便物の数がＩＣカード１３に記録されている総数Ａよりも少なく、紛失した書留郵便物があることを判断する。そして、ＩＣカード１３に記録されている各書留郵便物１２の書留コードとの比較からどの書留郵便物が紛失したかを特定することができ、その特定した書留郵便物を紛失郵便物として表示部に表示して知らせる。
【００２７】
このように、郵袋ケース１１を開けること無く、無線タグからのデータの読み取りが正常に行われたか、無線タグに故障があったか、書留郵便物が紛失したかを確実に判断することができる。
【００２８】
なお、書留郵便物１２に貼られてある２つの無線タグの両方が同時に故障した場合には誤って書留郵便物が紛失したとして判断されることになるが、２つが同時に故障する確率は極めて少なく、認識に支障を来す虞はない。勿論、無線タグを３つ以上貼れば確率は更に低下するが、郵便物に貼ることを考えると２つが妥当である。
【００２９】
なお、この実施の形態においては、配達物として書留郵便物を使用した場合について述べたがこれに限定するものではなく、宅配物や配送商品を使用するものにも適用できるものである。
【００３０】
なお、本発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
【００３１】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、無線タグを使用することでケース内に入れられた複数の配達物を、ケースを開けずに確認することができ、しかも、無線タグからの読み取りができなかった場合に無線タグの故障によるものか配達物の紛失によるものかを区別できる配達物認識装置及び配達物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一実施の形態に係る書留郵便物認識装置の構成を示すブロック図。
【図２】 同実施の形態で使用する書留郵便物の構成を示す図。
【図３】 同実施の形態で使用する書留郵便物に貼る無線タグのデータ例を示す図。
【図４】 同実施の形態における書留郵便物認識装置のコントローラの制御を示す流れ図。
【符号の説明】
１…コントローラ、２…無線タグリーダ、１１…郵袋ケース、１２…書留郵便物、１４，１５…無線タグ。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a delivery object recognition apparatus and a delivery object recognized by the apparatus.
[0002]
[Prior art]
For example, by attaching a wireless data carrier to each item accompanying delivery such as mail, home delivery, and goods, and reading and recording the data of the wireless data carrier attached to the item at each location in the delivery process, It is known that the information on the information can be traced (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
By the way, registered mail is managed in a mail bag case during delivery. Then, the number and type of registered mail items put in the mail bag case during the delivery are checked. In this case, it is troublesome to open and check the mail bag case each time. For this reason, a wireless data carrier such as the above-mentioned patent document, for example, a small wireless tag is attached to a registered mail, management information is recorded in advance on the wireless tag, and the wireless tag reader is used for management by the wireless tag reader. By reading the information wirelessly, it is possible to check the number and type of registered mail items without opening the mail bag case.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-175621
[Problems to be solved by the invention]
There is no problem if the management information is normally read from each of the wireless tags attached to multiple registered mail items in the mail bag case, but there is a situation where even one piece of management information cannot be read. However, it was impossible to confirm whether the wireless tag had just broken down or whether the target registered mail item was lost. Eventually, it was necessary to open the mail bag case for confirmation.
Therefore, the present invention can check a plurality of deliveries put in a case by using a wireless tag without opening the case, and if the wireless tag cannot be read, the wireless tag can be used. Provided are a delivery object recognition device and a delivery object that can distinguish between a tag failure and a delivery loss.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides a wireless tag reader that reads an identification code of each wireless tag from a delivery object in which a plurality of wireless tags that record the identification code of the combination partner together with its own identification code are attached, and a delivery object based on reading information of the wireless tag reader. The delivery object recognition apparatus is provided with determination means for determining presence / absence of a tag, failure of a wireless tag, and normality.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. This embodiment will be described using a registered mail as a delivery.
[0008]
FIG. 1 is a block diagram showing the configuration of a registered mail recognition apparatus. Reference numeral 1 denotes a controller that constitutes a control unit body, which is composed of a CPU, a ROM, and the like. A wireless tag reader 2, an IC card reader 3, a memory 4 including a RAM, and an operation / display unit 5 are connected to the controller 1.
[0009]
The wireless tag reader 2 transmits radio waves to a wireless tag attached to a plurality of registered mail items 12 housed in a mailing case 11 via an antenna 6 and reads data from the wireless tag. Yes. The IC card reader 3 reads mail data from an IC card 13 attached to the mail case 11. The mail data includes, for example, the total number of registered mail items 12 stored in the mail case 11 and a registered code.
[0010]
As shown in FIG. 2, two wireless tags 14 and 15 are attached to the registered mail item 12. In this case, the wireless tag may be damaged by sticking the wireless tags 14 and 15 one by one on the front and back of the registered mail piece 12 or by separating them on the front and back. It can be prevented as much as possible.
[0011]
In the wireless tags 14 and 15, a self ID number and a partner ID number are recorded in advance as an identification code, and a registered code is recorded as registered management information. That is, as shown in FIG. 3 (a), the wireless tag 14 is pre-recorded with its own ID number 14a, the ID number 14b of the counterpart wireless tag 15, and the registered code 14c. As shown, the wireless tag 15 is prerecorded with its own ID number 15a, the ID number 15b of the wireless tag 14 that is the other party, and a registered code 15c. In this case, the registered code 14c and the registered code 15c are the same code.
[0012]
First, when the operator removes the IC card 13 from the mail bag case 11 and sets it in the IC card reader 3, the IC card reader 3 stores the mail bag data recorded on the IC card 13, that is, the stored registered mail 12. Read the total number and registered code. When the controller 1 receives mail bag data from the IC card reader 3, it stores it in the memory 4. At this time, the value N of the counter provided in the memory 4 is set to “0”. When the writing to the memory 4 is completed, the IC card 13 is returned to the mail bag case 11.
[0013]
Subsequently, the operator operates the reading start key on the operation / display unit 6 after setting the antenna 6 of the wireless tag reader 2 to read the wireless tags 14 and 15 of the registered mail item 12 in the mail bag case 11. Thereby, the controller 1 comes to perform control based on the flowchart shown in FIG.
[0014]
That is, in S1, the wireless tag reader 2 is driven to detect the wireless tags 13 and 14 attached to the plurality of registered mail items 12 housed in the mail bag case 11. For example, the controller 1 sends a wireless ID inquiry command with no ID designation to the wireless tag reader 2. The wireless tag reader 2 modulates a wireless ID inquiry command and transmits it as a radio wave from the antenna 6.
[0015]
When the wireless tag receives the radio ID inquiry command radio wave, it receives power from the radio wave and receives its own ID number, the ID number of the other party in the set, and the registered ACK response. return it. When the wireless tag reader 2 receives this ACK response at the antenna 6, it demodulates it and sends information of its own ID number, partner ID number, and registered code to the controller 1. The received registered code is collated with the registered code read from the IC card 13 stored in the memory 4, and when a match is detected, tag detection is determined.
[0016]
Subsequently, in S2, the controller 1 designates the wireless tag reader 2 with the ID number of the other party and sends a wireless ID inquiry command. If the corresponding wireless tag is normal, it receives a radio ID inquiry command radio wave, receives power supply from the radio wave, and records its own ID number, the ID number of the partner in the set, and Returns an ACK response with a registered code added. When the wireless tag reader 2 receives this ACK response at the antenna 6, it demodulates it and sends information of its own ID number, partner ID number, and registered code to the controller 1.
[0017]
In this case, the controller 1 determines that the other party's wireless tag is detected in S3, and then compares the acquired registered codes in S4 and determines a match in S5. The acquired registered code is the registered code of the wireless tags 14 and 15 that are a set of the same registered postal matter 12, and should match from the original.
[0018]
If the coincidence is determined, it is determined that the data has been read normally, and the value N of the counter is incremented by 1 in S6. And it returns to S1 and the reading with respect to the wireless tag of the next registered mail 12 is performed.
[0019]
If the other party's wireless tag cannot be detected in S3, or if the two registered codes obtained in S5 do not match, it is determined in S7 that the wireless tag has failed, and in S6, the counter The value N is incremented by one. And it returns to S1 and the reading with respect to the wireless tag of the next registered mail 12 is performed.
[0020]
If the state in which tag detection is not performed in S1 continues for a certain period of time, it is determined whether or not recognition is completed in S8, and it is determined in S9 whether the value N of the counter matches the total number A read from the IC card 13 or not. When the match is determined, recognition completion is displayed on the operation / display unit 5. If the tag failure in S7 is not determined, the display at this time informs the normal end, and if the tag failure in S7 is determined, the registered code and the wireless code of the corresponding registered mail are displayed. Inform the tag that it is broken. If it is determined in S9 that N and A do not match, it is determined in S11 that the registered mail has been lost, and the operation / display unit 5 displays a recognition completion and a registered mail code for the lost registered mail. indicate.
[0021]
In such a configuration, a mail bag case 11 in which a plurality of registered mail items 12 are stored is provided with an IC card 13 in which the total number of registered mail items 12 and a registered code are recorded. Therefore, the operator who operates the registered mail recognition apparatus performs an operation of reading the total number of registered mail 12 and each registered code from the IC card 13 using the IC card reader 3. The total number read and each registered code are stored in the memory 4. Further, the value N of the counter provided in the memory 4 is cleared to “0”.
[0022]
In this state, the wireless tag reader 2 is used to read the wireless tags 14 and 15 of the registered mail 12 in the mail bag case 11. In other words, the self ID number 14a, the partner ID number 14b, and the registered code 14c are read from one of the two wireless tags attached to a certain registered mail item 12, for example, the wireless tag 14. The read registered code is collated with the registered code stored in the memory 4, and if they match, it is determined that the wireless tag has been detected. Subsequently, an ID is designated with the read partner ID number, and a wireless ID inquiry command is sent from the wireless tag reader 2.
[0023]
Since the ID is designated this time, the other wireless tag 15 paired with the wireless tag read earlier receives the wireless ID inquiry command. Therefore, the wireless tag reader 2 now reads its own ID number 15a, the other party's ID number 15b, and the registered code 15c from the other wireless tag 15.
[0024]
Then, the registered code 14c read from the wireless tag 14 and the registered code 15c read from the wireless tag 15 are compared, and if they match, it is determined that the wireless tags 14 and 15 of the registered mail item 12 are normal, and the counter After the value N of N is incremented by 1, reading of the next wireless tag is started. Similarly, control is performed to read the wireless tags 14 and 15 of the next registered mail 12.
[0025]
In this way, when the wireless tags 14 and 15 of the plurality of registered mail items 12 stored in the mail bag case 11 are sequentially read, for example, the wireless ID inquiry is performed by specifying the ID with the read partner ID number. If the corresponding ID number cannot be read even if the command is transmitted, it is determined that the tag has failed. Also, the ID designation is performed with the ID number of the other party read, and a wireless ID inquiry command is transmitted. At this time, even if the corresponding ID number can be read, but the two registered codes do not match, it is determined that the tag has failed. To do.
[0026]
When the reading from the wireless tags 14 and 15 in the plurality of registered mail items 12 stored in the mail bag case 11 is completed, the value N counted by the counter is compared with the total number A stored in the memory 4. If N = A, the display unit informs the display of whether or not the recognition has been completed normally or whether there has been a tag failure. When at least one tag is judged to be faulty, a registered code of the registered postal mail 12 having the fault is displayed and notified. If N has not reached A, it is determined that the number of registered postal items that have been read is less than the total number A recorded on the IC card 13 and that there is a lost registered postal item. Then, it is possible to specify which registered mail is lost from comparison with the registered code of each registered mail 12 recorded on the IC card 13, and the specified registered mail is displayed as a lost mail. Display and inform.
[0027]
In this way, it is possible to reliably determine whether the reading of data from the wireless tag has been performed normally, whether the wireless tag has failed, or whether the registered mail has been lost without opening the mail box case 11.
[0028]
If both of the two RFID tags attached to the registered mail piece 12 fail at the same time, it will be determined that the registered mail piece has been lost by mistake, but the probability of the two failing at the same time is extremely low. There is no risk of disturbing recognition. Of course, if three or more wireless tags are pasted, the probability is further reduced, but two are appropriate when considering pasting on a mail piece.
[0029]
In this embodiment, the case where a registered mail is used as a delivery item has been described. However, the present invention is not limited to this. The present invention can also be applied to a delivery item or a delivery product.
[0030]
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment as it is, and can be embodied by modifying constituent elements without departing from the scope of the invention in the implementation stage.
[0031]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, by using a wireless tag, a plurality of deliveries put in the case can be confirmed without opening the case, and reading from the wireless tag can be performed. In the case where it is not possible, it is possible to provide a delivery product recognition apparatus and delivery product that can distinguish whether it is caused by a failure of a wireless tag or a delivery product.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a registered mail recognition apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a view showing a configuration of a registered mail used in the embodiment.
FIG. 3 is a view showing a data example of a wireless tag attached to a registered mail used in the embodiment.
FIG. 4 is a flowchart showing control of a controller of the registered mail recognition apparatus in the embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Controller, 2 ... Wireless tag reader, 11 ... Mail-bag case, 12 ... Registered mail, 14, 15 ... Wireless tag.
