JP3892966B2 - Water-based binder and its use - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は常温で各種基材に使用することにより、それら基材を結合し、あるいは基材表面を保護できる水系バインダーに関する。さらには前記水系バインダーを使用する常温舗装用アスファルト合材に関する。
【0002】
【従来の技術】
省エネルギーの観点から、従来の加熱して舗装施工するアスファルト合材に代え、常温で施工できるアスファルト合材の開発が熱望されている。このような常温舗装用アスファルト合材としては、アスファルト乳剤に骨材を添加したもので、その骨材として砂や砕石と共にセメントを用いるものが既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし前記常温舗装用アスファルト合材はセメントを使用するため、湿気、雨水等、保管に留意する必要があり、また現場での取扱いが困難である。更に、出来上がった舗装材の性能はコンクリート舗装に近似し、またセメントを使用する関係上、トータルエネルギー、地球環境の温暖化防止の観点からも改善すべき余地を残している。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は上記のような常温アスファルト合材の技術の現状に鑑み、鋭意検討した結果、前記常温アスファルト合材のセメント成分に代えて、水溶性エポキシ化合物、水溶性メラミン化合物および水溶性アミン化合物を用いることにより、常温で使用した場合、各種基材を結合できる新規水系バインダーが得られること、更にこれにチキソ性付与剤を添加することにより、この水系バインダーを使用したときの、いわゆるダレが防止できること、またこの水系バインダーを骨材とともに用いて常温舗装用アスファルト合材にしたときにも、骨材と水系バインダーの分離、骨材の沈降、偏りを防止でき、水系バインダーの有する本来のバインダー性能を十分に発揮させ得ることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0005】
すなわち本発明の第1によれば、水性アスファルト乳剤(A)、水溶性エポキシ化合物(B)、水溶性アミン化合物(D)、及びメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、硅砂、無水ケイ酸およびポリマーエマルジョンからなる群から選ばれた少なくとも一種であるチキソ性付与剤(X)からなり、前記チキソ性付与剤(X)の含有量が、前記(A)、(B)及び(D)の合計量100重量部に対して0.001〜100重量部であることを特徴とする常温舗装用アスファルト合材用水系バインダーが提供される。
また本発明の第2によれば、水性アスファルト乳剤(A)、水溶性エポキシ化合物(B)、水溶性メラミン化合物(C)、水溶性アミン化合物(D)、及びメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、硅砂、無水ケイ酸およびポリマーエマルジョンからなる群から選ばれた少なくとも一種であるチキソ性付与剤(X)からなり、前記チキソ性付与剤(X)の含有量が、前記(A)、(B)、(C)及び(D)の合計量100重量部に対して0.001〜100重量部であることを特徴とする常温舗装用アスファルト合材用水系バインダーが提供される。
また本発明の第3によれば、請求項1または2に記載された常温舗装用アスファルト合材用水系バインダーを含有してなることを特徴とする表面保護用塗料が提供される。
更に本発明の第4によれば、請求項1または2に記載された常温舗装用アスファルト合材用水系バインダーおよび骨材(E)からなることを特徴とする常温舗装用アスファルト合材が提供される。
なお、水系バインダーの「水系」とは、バインダー中に水を含むことを意味する。
以下、各本発明について詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明で使用する水性アスファルト乳剤(A)は公知のものを使用でき、例えばストレートアスファルト、ブロンアスファルト、改質アスファルトI型、改質アスファルトII型等のアスファルトを110〜200℃の高温下、乳化液(温水と界面活性剤)と共にホモジナイザー、コロイドミルなどの乳化機を用いて乳化することにより得られたものを使用できる。
【0007】
界面活性剤としては、ノニオン系、アニオン系、カチオン系が使用できる。アニオン系界面活性剤とは、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタリンスルホン酸塩、ロジン酸塩等のアニオンが界面活性力を発揮するものである。またカチオン系界面活性剤とはカチオンが界面活性力を発揮するものであり、例えばアルキルアミン塩、第4級アンモニウム塩、アミドアミン、イミダゾリン、ポリオキシエチレンアルキルアミン塩等を使用したものがある。更には両イオン性界面活性剤やノニオン系界面活性剤、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンエーテル等のエーテル型、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ソルビタン脂肪酸エステル等のエステル型、ポリオキシエチレンアルキルアミン等のアミノエーテル型、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等のエーテルエステル型、脂肪酸アルキロールアマイド型等が使用できる。これらの中ではノニオン系界面活性剤を使用することが好ましい。
【0008】
典型的な水性アスファルト乳剤の組成としては、界面活性剤の種類にもよるが、アニオン系界面活性剤、例えばアルキルベンゼンスルホン酸塩が0.12〜10.0重量%、水30〜70重量%およびストレートアスファルト30〜70重量%(三者の合計は100重量%)からなるものが挙げられる。前記界面活性剤の含量はカチオン系では0.2〜10重量%、ノニオン系では0.4〜20重量%である。なお、水性アスファルト乳剤(A)にはこの他に安定剤、凝固防止剤、乳化助剤、分散剤等の添加剤が含まれていてもよい。このような水性アスファルト乳剤は、市販されているものを使用することができる。
【0009】
本発明で使用する水溶性エポキシ化合物(B)としては、例えばグリセロールジグリシジルエーテル、グリセロールトリグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル等を挙げることができ、中でもエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテルが好ましく、特にはポリグリセロールポリグリシジルエーテルが好ましい。
水溶性エポキシ化合物(B)は、予め濃度50〜100重量%、好ましくは90〜100重量%とした水溶液または非希釈品を本発明に用いることができる。
【0010】
本発明に使用される水溶性メラミン化合物(C)としては、例えばメチロール化メラミン、ブチロール化メラミン等のアミン化合物のホルマリン縮合物を硫酸、塩酸等で中和塩とし水溶化したメラミン化合物である「メルフロー」(三井東圧(株)製)、「アクセリート」(日産化学(株)製)等が挙げられる。
水溶性メラミン化合物(C)は、予め濃度10〜60重量%、好ましくは30〜50重量%とした水溶液を本発明に用いることができる。
【0011】
本発明に使用する水溶性アミン化合物(D)は、水溶性エポキシ化合物(B)や、水溶性メラミン化合物(C)の水溶液を混じたときに反応するものであり、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリメチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、メタキシリレンジアミン、イソホロンジアミン、ポリエーテルアミン(例えば三井テキサコケミカル株式会社製)等を挙げることができる。
水溶性アミン化合物(D)は、予め濃度50〜100重量%、好ましくは70〜100重量%とした水溶液または非希釈品を本発明に用いることができる。なお、本発明の水系バインダーに水溶性アミン化合物(D)を配合する場合には、予め水溶性メラミン化合物(C)と水溶性アミン化合物(D)とを混合し、反応させたものを用いることが好ましい。
【0012】
本発明で使用するチキソ性付与剤としては、塗料、接着剤,食品添加剤、充填剤等の分野で使用されるチキソ性付与剤がそのまま使用される。例えば、モンモリロナイト、ベントナイト、バーミキュライト、カオリン、コロイドシリカ、無水ケイ酸(例えば、商品名「アエロジル」)、炭酸カルシウム、硅砂等の無機質粉末物質、MC(メチルセルロース)、HEC(ヒドロキシエチルセルロース)、CMC(カルボキシメチルセルロース)、ポリビニルアルコール(商品名「ポバール」)、ポリマーエマルジョン(SBR、NBR、CR等のラテックス、アクリルポリマー)等の有機質の粉末、ファイバー物質、または水溶性物質を挙げることができる。これらは各単独で用いてもよいし、任意の2以上を混合して用いてもよい。これらの中でも、アエロジル、MC、硅砂、及びポリマーエマルジョンがチキソ性の効果の観点で好ましい。
【0013】
本発明の水系バインダーには、チキソ性付与剤を除けば、前記水性アスファルト乳剤(A)、水溶性エポキシ化合物(B)および水溶性アミン化合物(D)の3者からなるものと、これに水溶性メラミン化合物(C)を加えた4者からなるものとがある。
これらの混合割合は、いずれの場合にも水分を含めず、かつ(A)はアスファルト成分のみで表示すれば、前記3者の場合にはそれら3者の合計100重量%に対し、水性アスファルト乳剤中のアスファルトは好ましくは25〜85重量%、より好ましくは55〜70重量%、水溶性エポキシ化合物(B)は好ましくは5〜70重量%、より好ましくは10〜30重量%、水溶性アミン化合物(D)は好ましくは0.5〜30重量%、より好ましくは1.5〜10重量%の各範囲である。
また、前記4者の場合にはそれら4者の合計100重量%に対し、水性アスファルト乳剤(A)中のアスファルトは好ましくは25〜84重量%、より好ましくは55〜65重量%、水溶性エポキシ化合物(B)は好ましくは5〜69.5重量%、より好ましくは10〜20重量%、水溶性メラミン化合物(C)は好ましくは3〜40重量%、より好ましくは3〜10重量%、水溶性アミン化合物(D)は好ましくは0.5〜10重量%、より好ましくは1.5〜6重量%の各範囲である。
チキソ性付与剤の添加量は、前記3者または4者の合計100重量部に対し。0.001〜100重量部、好ましくは0.01〜50重量部の範囲である。
【0014】
次に本発明の水系バインダーの製造方法について説明する。
本発明の水系バインダーの製法は、水溶性エポキシ化合物(B)を予め他の構成成分と混合することなく準備し、水系バインダーを調製する際に他の構成成分(これらは混合していてもよい)と混合する他は特に制限はないが、水系バインダーが水溶性メラミン化合物(C)を含む4者の組成による場合には、予め水溶性メラミン化合物(C)と水溶性アミン化合物(D)とを混合し、反応させておいたものを、使用時に、常温で残りの成分と共に混合することが好ましい。例えば、水性アスファルト乳剤(A)に水溶性メラミン化合物(C)と水溶性アミン化合物(D)の各水溶液の混合物を添加し、それらを混合した後、水溶性エポキシ化合物(B)の水溶液を添加し、更に混合する方法が挙げられる。ただし、これらに限られず、また必要に応じて、各成分に含まれる水分とは別に水を添加してもよい。
チキソ性付与剤は水系バインダーを構成する1以上の必須又は任意成分と共に予め混合しておいてもよいし、チキソ性付与剤を除いた成分を混合した後に、添加して混合してもよい。同様に、例えば後記の常温舗装用アスファルト合材を調製する場合は、チキソ性付与剤を除いた常温舗装用アスファルト合材を調製しておき、これにチキソ性付与剤を単独で、あるいは他の必須成分以外の添加剤(後記)とともに添加、混合してもよい。
【0015】
本発明の水系バインダーには、本発明の効果を阻害しない範囲で、他の成分、例えば高分子化合物、カップリング剤、他のエマルジョン、ラテックスを上記混合の際、またはその他の時点で添加してもよい。
【0016】
本発明の水系バインダーは常温で使用でき、砕石、砂、金属、木材、プラスチック、コンクリート等の各種基材の結合や表面保護処理用塗料に役立つが、その具体的な応用例として、常温舗装用アスファルト合材について説明する。本発明の常温舗装用アスファルト合材は、水系バインダーおよび骨材(E)からなる。
【0017】
本発明の常温舗装用アスファルト合材に使用する骨材(E)として、砕石等の粗骨材、砂、石粉など細骨材が挙げられ、アスファルト成分や他の成分と共に舗装施工した際に固体粒子が最密充填になるようにこれらの骨材を選択し、配合することが好ましい。通常、骨材(E)には水分が、例えば3重量%以下含まれているが、そのまま用いてもよい。なお、以下において、骨材(E)の重量は乾量基準であり、水分含量は別途表示する。
【0018】
本発明の常温舗装用アスファルト合材を構成する前記各成分の混合割合は、前記3者成分の場合には、骨材(E)100重量部に対し水性アスファルト乳剤(A)中のアスファルト成分が好ましくは0.1〜12重量部、より好ましくは0.1〜6重量部、水溶性エポキシ化合物(B)のエポキシ化合物成分が好ましくは0.1〜12重量部、より好ましくは0.8〜5重量部、水溶性アミン化合物(D)中のジアミン化合物が好ましくは0.05〜4重量部、より好ましくは0.08〜1重量部、チキソ性付与剤が好ましくは0.01〜50重量部となるように、また前記4者成分の場合には、骨材(E)100重量部に対し、水性アスファルト乳剤(A)中のアスファルト成分が好ましくは1〜30重量部、より好ましくは3〜7重量部、水溶性エポキシ化合物(B)のエポキシ化合物成分が好ましくは1〜30重量部、より好ましくは1.5〜4.5重量部、水溶性メラミン化合物(C)中のメラミン化合物が好ましくは0.01〜30重量部、より好ましくは0.1〜4.5重量部、水溶性アミン化合物(D)中のジアミン化合物が好ましくは0.01〜30重量部、より好ましくは0.1〜4.5重量部、チキソ性付与剤が好ましくは0.01〜50重量部になるように水系バインダーの各成分および骨材(E)を配合する。
【0019】
次に常温舗装用アスファルト合材の製造方法について説明する。
常温舗装用アスファルト合材は、本発明の水系バインダーの製造と同時に骨材を混合すれば製造できる。この場合、前記のような水系バインダーの調製を、骨材の存在下に、または骨材混合の前段階で行えばよい。例えば、常温舗装用アスファルト合材が水溶性メラミン化合物(C)を含む場合は、水溶性メラミン化合物(C)と水溶性アミン化合物(D)を予め混合し反応させておいたものを、混合時に、常温で残りの水系バインダーの構成成分と共に混合すればよく、特には、水性アスファルト乳剤(A)に水溶性メラミン化合物(C)および水溶性アミン化合物(D)の各水溶液の混合物を添加し混合した後、水溶性エポキシ化合物(B)の水溶液、チキソ性付与剤(X)を添加し、混合し、これを骨材(E)に添加混練することが出来る。なお、水溶性メラミン化合物(C)を配合しない場合には、配合順序に特に制限はなく、例えば水性アスファルト乳剤(A)に水溶性アミン化合物(D)を混合した後、水溶性エポキシ化合物(B)の水溶液、骨材(E)、チキソ性付与剤(X)を添加し、混合して製造することができる。なお、必要に応じて、各成分に含まれる水分とは別に水を添加してもよい。
【0020】
本発明の常温舗装用アスファルト合材には、上記成分のほか、水系バインダーに含まれていてもよい高分子化合物、カップリング剤、他のエマルジョン等がそのまま含まれてもよい。これらの他の成分は、そのまま上記混合の際、またはその他の時点で添加してもよい。
【0021】
前記常温舗装用アスファルト合材を道路舗装材として使用する方法は、特に限定されず、通常の加熱アスファルトを施工する場合と同様に下地を整備した後、アスファルト合材を打設し、ロール掛けなどを行う。前記常温舗装用アスファルト合材は、各成分を混合した時点から3時間程度で道路交通を開放できる程度に早く固化する。このように早く固化するにもかかわらず、舗装作業工程で各成分を混合し打設するまでは、合材の流動性が良好であり、作業性にも極めて優れている。特に本発明の常温舗装用アスファルト合材は、チキソ性付与剤(X)が添加されているので、流動性の優れ、また打設前及び打設後の流動が停止したときに、合材中の骨材と他の成分との分離が有効に防止できるため、骨材の沈降、偏りがほとんどなく、水系バインダーの均一性を付与し、本来のバインダー性能を十分に発揮することができる。
また打設され固化した後も、数年の長期に亘り、固化物から水分が徐々に飛散し、硬度はそれに従って上昇する。しかし、固化物の硬度が非常に高いので、舗装道路面が前記水分の飛散により陥没することはない。
【0022】
本発明の水系バインダーの別の用途としては、骨材を加えないで各種基材の表面保護塗膜を形成する塗料として用いられる。また本発明の水系バインダーに更にチキソ剤とは別にセメントを加えることにより、建築用材料として有用な合材が得られる。
【0023】
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0024】
(評価項目および評価方法)
(1)ポットライフ:目視、触感で判定して、それらが大きく変化した状態になるまでの時間で表示した。
(2)ワーカビリティー:ローラコンバクタ、目視、マーシャル供試体密度で判定した。
(3)動的安定度:容積30cm×30cm×5cmの中に混合物を挿入し、締固め荷重900kgf、締固め回数25往復、基準密度の100±1%で締固めし、温度60±2℃で5時間以上の恒温養生を行い(表面温度60±0.5℃と常温、輸荷重70±1kgf)、動的安定度を測定した。
(4)カンタブロ試験:アスファルト混合物の骨材飛散抵抗性を評価するための試験法であり、社団法人 日本道路協会発行「排水性舗装技術指針(案)」(平成8年11月5日発行)の85〜91頁に記載の方法に準拠して行った。
【0025】
(実施例1〜10)
以下の方法により、水系バインダーの構成成分となる水性アスファルト乳剤、添加液AM、添加液DV、添加液Bを調製した。
水性アスファルト乳剤は、ストレートアスファルト620g、ノニオン系界面活性剤(ライオン株式会社製,ポリオキシエチレンアルキルエーテル系)30gおよび水350gをハレル型ホモジナイザイー(喜商(株)製SL型ホモジナイザー)を用いてストレートアスファルト140℃、乳化液55℃で乳化した。
添加液AMは、水溶性メラミン化合物(三井東圧(株)製「メルフロー」)84.6gとジエチレントリアミン(DETA)7.7g及びエチレンジアミン(EDA)7.7gを十分に混合して反応させて調製した。
添加液DVは、水溶性メラミン化合物(三井東圧(株)製「メルフロー」)73.3gにポリアミン(油化シェルエポキシ(株)製「エピキュア」)26.7gを攪拌混合し、安定化させて調製した。
水溶性エポキシ化合物として、ポリグリセロールポリグリシジルエーテルを添加液Bとして用いた。
【0026】
次に前記の水系バインダーを構成する各成分(水系アスファルト乳剤、添加液AM、添加液DV,添加液A)にチキソ性付与剤としてアエロジル、MC、硅砂、ポリマーエマルジョン(中央理化工業(株)製「cs−1」)を下記表−1の配合(単位は重量部)で素早く混合し、水系バインダーとして使用した。
【0027】
【表1】
【0028】
(実施例11〜32)
前記水系バインダーの性能を評価するため、密粒(13)等、排水(13)等の粒度を有する骨材を各々50kg、その他を下記表−2に示す割合(単位kg)で配合し、パグミキサーにより混合し、各々常温混合物(合材)を得た。ミキサーへの投入順序は、骨材、添加水、水系バインダーの順に投入し、混合した。混合時間は合計90秒で終え、排出して合材を得た。この合材について表−2に示す評価項目にて評価した。結果を表−2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
表−2(続き)
【0031】
【表4】
【0032】
(比較例1)
密粒度13の骨材100重量部にストレートアスファルト5.5重量部を配合し、温度170〜220℃で混合してアスファルト合材を調製した(比較例1)。
排水(13)号の骨材100重量部にストレートアスファルト4.2重量部を配合し、温度170〜220℃で混合してアスファルト合材を調製した(比較例2)。
それぞれのアスファルト合材の評価結果を表−3に示す。
【0033】
【表5】
【0034】
各実施例および比較例から分かるように、本発明の水系バインダーを使用して得られる常温舗装用アスファルト合材は、比較例に示す加熱アスファルト合材より優れた性能を有していることが分かった。
また水系バインダーの構成とその配合量、骨材の種類とその配合量を変えることにより、目的に合わせた作業性(ワーカビリティー)、性能(耐久性)を得ることができるので、幅広い応用が可能である。
【0035】
【発明の効果】
本発明により提供される水系バインダーは、骨材を配合することにより常温舗装用アスファルト合材とすることができ、これは常温で施工できるので、従来の加熱アスファルトによる舗装に比べ、省エネルギーに大いに寄与でき、また流動性に優れているので作業性が極めて良好である。更に、舗装後約3時間で道路の開放ができるので、交通中断時間の短縮の点からも優れている。また、強度は舗装直後から高いので、時間の経過と共に水分が飛散するものの、それに伴う路面の陥没、気温の上昇時に従来のアスファルト路面で見られた轍の発生も見られない。
また本発明の水系バインダーにはチキソ性付与剤が添加されているので、流動性がよく、かつ舗装後の骨材と水系バインダーの分離、骨材の沈降、偏りを防止でき、水系バインダーの有する本来のバインダー性能を十分に発揮させ得る。また塗料として用いても、いわゆるダレを防止することが出来る。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an aqueous binder that can be used for various substrates at room temperature to bond the substrates or protect the substrate surface. Furthermore, it is related with the asphalt compound material for normal temperature pavements which uses the said water-system binder.
[0002]
[Prior art]
From the viewpoint of energy saving, the development of asphalt composites that can be constructed at room temperature is desired eagerly instead of conventional asphalt composites that are heated and paved. As such asphalt pavement asphalt mixture, an aggregate is added to an asphalt emulsion, and a cement using sand and crushed stone is already known as the aggregate.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the above-mentioned room temperature pavement asphalt mixture uses cement, it is necessary to pay attention to storage of moisture, rainwater, etc., and it is difficult to handle on site. Furthermore, the performance of the finished pavement material is similar to that of concrete pavement, and there is room for improvement from the viewpoint of total energy and prevention of global warming due to the use of cement.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
As a result of diligent study in view of the present state of the technology of room temperature asphalt mixture as described above, the present inventor replaced the cement component of the room temperature asphalt mixture with a water-soluble epoxy compound, a water-soluble melamine compound, and a water-soluble amine compound. When used at room temperature, a novel aqueous binder capable of binding various substrates can be obtained, and by adding a thixotropic agent to this, so-called sagging when using this aqueous binder can be obtained. This water-based binder can be used in combination with aggregates to form asphalt composites for room temperature pavements, which can prevent separation of aggregates and water-based binders, settling of aggregates, and bias. It has been found that the performance can be sufficiently exhibited, and the present invention has been completed.
[0005]
That is, according to the first aspect of the present invention, a group consisting of an aqueous asphalt emulsion (A), a water-soluble epoxy compound (B), a water-soluble amine compound (D), and methylcellulose, carboxymethylcellulose, cinnabar sand, silicic acid anhydride and a polymer emulsion. The thixotropic agent (X) is at least one selected from the above, and the content of the thixotropic agent (X) is 100 parts by weight of the total amount of (A), (B) and (D). for aqueous binders cold paving asphalt mixture, which is a 0.001 part by weight is provided for.
According to the second aspect of the present invention, the aqueous asphalt emulsion (A), the water-soluble epoxy compound (B), the water-soluble melamine compound (C), the water-soluble amine compound (D), and methylcellulose, carboxymethylcellulose, cinnabar, anhydrous It consists of a thixotropic agent (X) that is at least one selected from the group consisting of silicic acid and a polymer emulsion, and the content of the thixotropic agent (X) is (A), (B), (C ) and (cold paving asphalt mixture for aqueous binder, which is a 0.001 parts by weight per 100 parts by weight of the total amount of D) is provided.
According to a third aspect of the present invention, the surface protective coatings, characterized by containing a has been cold paving asphalt mixture for aqueous binders according to claim 1 or 2 is provided.
Further according to the fourth invention, cold paving asphalt mixture, characterized in that it consists of an aqueous binder and aggregate for cold paving asphalt mixture according to claim 1 or 2 (E) are provided The
The “aqueous” of the aqueous binder means that the binder contains water.
Hereinafter, each of the present invention will be described in detail.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As the aqueous asphalt emulsion (A) used in the present invention, known ones can be used. For example, straight asphalt, bronze asphalt, modified asphalt type I, modified asphalt type II and the like are emulsified at a high temperature of 110 to 200 ° C. What was obtained by emulsifying with liquids (warm water and surfactant) using emulsifiers, such as a homogenizer and a colloid mill, can be used.
[0007]
As the surfactant, nonionic, anionic and cationic systems can be used. Anionic surfactants are those in which anions such as fatty acid salts, alkyl sulfate salts, alkylbenzene sulfonates, alkyl naphthalene sulfonates, and rosinates exhibit surface activity. In addition, the cationic surfactant is one in which a cation exhibits a surface activity, for example, an alkylamine salt, a quaternary ammonium salt, an amidoamine, an imidazoline, a polyoxyethylene alkylamine salt or the like. Furthermore, amphoteric surfactants and nonionic surfactants such as polyoxyethylene alkyl ethers, polyoxyethylene alkyl allyl ethers, polyoxyethylene polyoxypropylene ethers and the like, polyoxyethylene alkyl esters, sorbitan fatty acid esters An ester type such as polyoxyethylene alkylamine, an ether ester type such as polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester, and a fatty acid alkylol amide type can be used. Among these, it is preferable to use a nonionic surfactant.
[0008]
The composition of a typical aqueous asphalt emulsion depends on the type of surfactant, but an anionic surfactant such as an alkylbenzene sulfonate is 0.12 to 10.0% by weight, water is 30 to 70% by weight, and The straight asphalt is 30 to 70% by weight (the total of the three is 100% by weight). The content of the surfactant is 0.2 to 10% by weight for the cationic system and 0.4 to 20% by weight for the nonionic system. In addition, the aqueous asphalt emulsion (A) may further contain additives such as a stabilizer, an anticoagulant, an emulsification aid, and a dispersant. As such an aqueous asphalt emulsion, a commercially available one can be used.
[0009]
Examples of the water-soluble epoxy compound (B) used in the present invention include glycerol diglycidyl ether, glycerol triglycidyl ether, polyglycerol polyglycidyl ether, polypropylene glycol diglycidyl ether, ethylene glycol diglycidyl ether, propylene glycol diglycidyl ether, Examples thereof include polyethylene glycol diglycidyl ether and sorbitol polyglycidyl ether. Among them, ethylene glycol diglycidyl ether, polyethylene glycol diglycidyl ether and polyglycerol polyglycidyl ether are preferable, and polyglycerol polyglycidyl ether is particularly preferable.
As the water-soluble epoxy compound (B), an aqueous solution or an undiluted product having a concentration of 50 to 100% by weight, preferably 90 to 100% by weight, can be used in the present invention.
[0010]
The water-soluble melamine compound (C) used in the present invention is, for example, a melamine compound water-solubilized with a formalin condensate of an amine compound such as methylolated melamine or butyrolated melamine as a neutralized salt with sulfuric acid, hydrochloric acid or the like. “Melflow” (manufactured by Mitsui Toatsu Co., Ltd.), “Accelito” (manufactured by Nissan Chemical Co., Ltd.), and the like.
As the water-soluble melamine compound (C), an aqueous solution having a concentration of 10 to 60% by weight, preferably 30 to 50% by weight, can be used in the present invention.
[0011]
The water-soluble amine compound (D) used in the present invention reacts when an aqueous solution of a water-soluble epoxy compound (B) or a water-soluble melamine compound (C) is mixed. Ethylenediamine, diethylenetriamine, trimethylenediamine , it may be mentioned triethylene tetramine, tetraethylene pentamine, m-xylylenediamine, isophoronediamine, (eg Mitsui Texaco Chemical Co., Ltd.) polyether amines a.
As the water-soluble amine compound (D), an aqueous solution or an undiluted product having a concentration of 50 to 100% by weight, preferably 70 to 100% by weight, can be used in the present invention. In addition, when mix | blending a water-soluble amine compound (D) with the water-system binder of this invention, the water-soluble melamine compound (C) and water-soluble amine compound (D) are mixed and used beforehand. Is preferred.
[0012]
As the thixotropic agent used in the present invention, thixotropic agents used in the fields of paints, adhesives, food additives, fillers and the like are used as they are. For example, montmorillonite, bentonite, vermiculite, kaolin, colloidal silica, silicic anhydride (e.g., trade name "Aerosil"), calcium carbonate, inorganic pulverulent material such sand, MC (methyl cellulose), HEC (hydroxyethyl cellulose), CMC ( Examples thereof include organic powders such as carboxymethyl cellulose), polyvinyl alcohol (trade name “Poval”), polymer emulsions (latexes such as SBR, NBR, and CR, acrylic polymers), fiber materials, and water-soluble materials. These may be used alone or in combination of any two or more. Among these, Aerosil, MC, cinnabar, and polymer emulsion are preferable from the viewpoint of thixotropic effect.
[0013]
In the aqueous binder of the present invention, except for the thixotropic agent, the aqueous asphalt emulsion (A), the water-soluble epoxy compound (B), and the water-soluble amine compound (D) are composed of a water-soluble binder. There are those consisting of four members added with a sexual melamine compound (C).
These mixing ratios do not include moisture in any case, and if (A) is expressed only with asphalt components, in the case of the above three, the aqueous asphalt emulsion with respect to the total of 100% by weight of the three The asphalt is preferably 25 to 85% by weight, more preferably 55 to 70% by weight, and the water-soluble epoxy compound (B) is preferably 5 to 70% by weight, more preferably 10 to 30% by weight. (D) is preferably 0.5 to 30% by weight, more preferably 1.5 to 10% by weight.
In the case of the above four, the asphalt in the aqueous asphalt emulsion (A) is preferably 25 to 84% by weight, more preferably 55 to 65% by weight, and the water-soluble epoxy, based on the total of 100% by weight of the four. The compound (B) is preferably 5 to 69.5% by weight, more preferably 10 to 20% by weight, and the water-soluble melamine compound (C) is preferably 3 to 40% by weight, more preferably 3 to 10% by weight. The functional amine compound (D) is preferably in the range of 0.5 to 10% by weight, more preferably 1.5 to 6% by weight.
The amount of the thixotropic agent added is 100 parts by weight in total of the above three or four. The range is 0.001 to 100 parts by weight, preferably 0.01 to 50 parts by weight.
[0014]
Next, the manufacturing method of the aqueous binder of this invention is demonstrated.
In the production method of the aqueous binder of the present invention, the water-soluble epoxy compound (B) is prepared in advance without mixing with other components, and other components (these may be mixed) when preparing the aqueous binder. However, when the aqueous binder has a four-component composition containing the water-soluble melamine compound (C), the water-soluble melamine compound (C) and the water-soluble amine compound (D) It is preferable to mix what has been mixed and reacted with the remaining components at room temperature at the time of use. For example, a water-soluble melamine compound (C) and a water-soluble amine compound (D) aqueous solution mixture are added to the aqueous asphalt emulsion (A), and after mixing them, an aqueous solution of the water-soluble epoxy compound (B) is added. And a method of further mixing. However, the present invention is not limited thereto, and water may be added separately from the water contained in each component as necessary.
The thixotropic agent may be mixed in advance with one or more essential or optional components constituting the aqueous binder, or may be added and mixed after mixing the components excluding the thixotropic agent. Similarly, for example, when preparing an asphalt mixture for room temperature pavement described later, an asphalt mixture for room temperature pavement excluding a thixotropic agent is prepared, and a thixotropic agent is added to this alone or other You may add and mix with additives other than an essential component (after-mentioned).
[0015]
To the aqueous binder of the present invention, other components such as polymer compounds, coupling agents, other emulsions, and latexes may be added at the time of the above mixing or at other times as long as the effects of the present invention are not impaired. Also good.
[0016]
Aqueous binder of the present invention can be used at room temperature, crushed stone, sand, metals, wood, plastics, helps to bind and surface protection treatment for coating various substrates such as concrete, as a specific application example, normal temperature pavement The asphalt composite material will be described. The asphalt mixture for room temperature pavement of the present invention comprises an aqueous binder and an aggregate (E).
[0017]
The aggregate (E) used for the asphalt mixture for room temperature pavement of the present invention includes coarse aggregates such as crushed stone, fine aggregates such as sand and stone powder, and solid when paved with asphalt components and other components. These aggregates are preferably selected and blended so that the particles are closely packed. Usually, the aggregate (E) contains moisture of 3% by weight or less, but may be used as it is. In the following, the weight of the aggregate (E) is based on the dry weight, and the moisture content is indicated separately.
[0018]
In the case of the above three components, the mixing ratio of the above components constituting the asphalt mixture for room temperature pavement of the present invention is such that the asphalt component in the aqueous asphalt emulsion (A) is 100 parts by weight of the aggregate (E). Preferably 0.1 to 12 parts by weight, more preferably 0.1 to 6 parts by weight, the epoxy compound component of the water-soluble epoxy compound (B) is preferably 0.1 to 12 parts by weight, more preferably 0.8 to 5 parts by weight, the diamine compound in the water-soluble amine compound (D) is preferably 0.05 to 4 parts by weight, more preferably 0.08 to 1 part by weight, and the thixotropic agent is preferably 0.01 to 50 parts by weight. In the case of the above four component, the asphalt component in the aqueous asphalt emulsion (A) is preferably 1 to 30 parts by weight, more preferably 3 parts per 100 parts by weight of the aggregate (E). ~ 7 parts by weight The epoxy compound component of the water-soluble epoxy compound (B) is preferably 1 to 30 parts by weight, more preferably 1.5 to 4.5 parts by weight, and the melamine compound in the water-soluble melamine compound (C) is preferably 0.01. -30 parts by weight, more preferably 0.1-4.5 parts by weight, the diamine compound in the water-soluble amine compound (D) is preferably 0.01-30 parts by weight, more preferably 0.1-4.5 parts by weight. Each component of the aqueous binder and the aggregate (E) are blended so that the parts by weight and the thixotropic agent are preferably 0.01 to 50 parts by weight.
[0019]
Next, the manufacturing method of the asphalt compound material for room temperature pavement is demonstrated.
The asphalt mixture for room temperature pavement can be produced by mixing the aggregate simultaneously with the production of the aqueous binder of the present invention. In this case, the preparation of the aqueous binder as described above may be performed in the presence of aggregate or in the previous stage of mixing of aggregate. For example, when the asphalt mixture for room temperature pavement contains a water-soluble melamine compound (C), the water-soluble melamine compound (C) and the water-soluble amine compound (D) previously mixed and reacted are mixed at the time of mixing. It is sufficient to mix together with the remaining components of the aqueous binder at room temperature. In particular, the aqueous asphalt emulsion (A) is mixed with a mixture of water-soluble melamine compound (C) and water-soluble amine compound (D). Then, the aqueous solution of the water-soluble epoxy compound (B) and the thixotropic agent (X) can be added and mixed, and this can be added and kneaded to the aggregate (E). In addition, when not mix | blending water-soluble melamine compound (C), there is no restriction | limiting in particular in a mixing order, for example, after mixing water-soluble amine compound (D) with aqueous | water-based asphalt emulsion (A), water-soluble epoxy compound (B ), An aggregate (E), and a thixotropic agent (X) can be added and mixed. In addition, you may add water separately from the water | moisture content contained in each component as needed.
[0020]
The asphalt mixture for room temperature pavement of the present invention may contain, in addition to the above components, a polymer compound, a coupling agent, other emulsions and the like which may be contained in an aqueous binder. These other components may be added as they are during the above mixing or at other points.
[0021]
The method of using the asphalt mixture for room temperature pavement as a road pavement is not particularly limited, and after preparing the base as in the case of constructing normal heated asphalt, placing the asphalt mixture, rolling, etc. I do. The room temperature pavement asphalt mixture solidifies quickly enough to open road traffic in about 3 hours from the time when the components are mixed. Despite such rapid solidification, until the components are mixed and placed in the pavement work process, the fluidity of the composite is good and the workability is extremely excellent. In particular, the asphalt composite material for room temperature pavement of the present invention has a thixotropic agent (X) added thereto, so that it has excellent fluidity, and when the flow before and after placement is stopped, Separation between the aggregate and other components can be effectively prevented, so that there is almost no sedimentation or unevenness of the aggregate, the uniformity of the aqueous binder is imparted, and the original binder performance can be sufficiently exhibited.
In addition, even after being cast and solidified, moisture gradually scatters from the solidified material over a long period of several years, and the hardness increases accordingly. However, since the hardness of the solidified product is very high, the paved road surface does not sink due to the scattering of moisture.
[0022]
As another use of the water-based binder of the present invention, it is used as a paint for forming surface protective coatings of various substrates without adding aggregate. Further, by adding cement to the aqueous binder of the present invention in addition to the thixotropic agent, a composite material useful as a building material can be obtained.
[0023]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples, but the present invention is not limited to these examples.
[0024]
(Evaluation items and evaluation methods)
(1) Pot life: Judgment was made by visual and tactile sensation, and the time until they changed greatly was displayed.
(2) Workability: Judged by roller compactor, visual observation, and Marshall specimen density.
(3) Dynamic stability: The mixture is inserted into a volume of 30 cm × 30 cm × 5 cm, compacted with a compaction load of 900 kgf, compaction frequency of 25 reciprocations, 100 ± 1% of the standard density, and temperature of 60 ± 2 ° C. Then, thermostatic curing was performed for 5 hours or more (surface temperature 60 ± 0.5 ° C. and normal temperature, transport load 70 ± 1 kgf), and dynamic stability was measured.
(4) Cantabro test: A test method for evaluating the resistance to scattering of aggregates in asphalt mixes, published by the Japan Road Association, "Technical Guidelines for Drainage Pavement (Draft)" (issued on November 5, 1996) No. 85-91.
[0025]
(Examples 1 to 10)
An aqueous asphalt emulsion, additive liquid AM, additive liquid DV, and additive liquid B, which are constituents of the aqueous binder, were prepared by the following method.
For the aqueous asphalt emulsion, 620 g of straight asphalt, 30 g of a nonionic surfactant (manufactured by Lion Corporation, polyoxyethylene alkyl ether type) and 350 g of water were used using a Hallel type homogenizer (SL type homogenizer manufactured by Kisho Co., Ltd.). Emulsified with straight asphalt 140 ° C. and emulsion 55 ° C.
The additive AM is prepared by thoroughly mixing and reacting 84.6 g of a water-soluble melamine compound (“Melflow” manufactured by Mitsui Toatsu Co., Ltd.), 7.7 g of diethylenetriamine (DETA) and 7.7 g of ethylenediamine (EDA). did.
The additive solution DV was stabilized by stirring and mixing 26.7 g of polyamine (“Epicure” manufactured by Yuka Shell Epoxy Co., Ltd.) with 73.3 g of a water-soluble melamine compound (“Melflow” manufactured by Mitsui Toatsu Co., Ltd.). Prepared.
As a water-soluble epoxy compound, polyglycerol polyglycidyl ether was used as additive liquid B.
[0026]
Each component then constituting the aqueous binder (aqueous bitumen emulsion, addition liquid AM, additive solution DV, additive solution A) to Aerosil as thixotropic agent, MC, sand, polymer emulsion (middle Rika Co. “Cs-1”) was quickly mixed with the formulation shown in Table 1 below (unit: parts by weight) and used as an aqueous binder.
[0027]
[Table 1]
[0028]
(Examples 11 to 32)
In order to evaluate the performance of the water-based binder, 50 kg of aggregates having particle sizes such as dense granules (13), drainage (13), etc. are blended in proportions (unit kg) shown in Table 2 below, The mixture was mixed with a mixer to obtain normal temperature mixtures (compounds). The order of addition to the mixer was as follows: aggregate, added water, and aqueous binder were added in this order. The mixing time was 90 seconds in total, and the mixture was discharged to obtain a composite material. This composite was evaluated using the evaluation items shown in Table-2. The results are shown in Table-2.
[0029]
[Table 2]
[0030]
[Table 3]
Table-2 (continued)
[0031]
[Table 4]
[0032]
(Comparative Example 1)
Asphalt mixture was prepared by blending 5.5 parts by weight of straight asphalt with 100 parts by weight of aggregate of dense particle size 13 and mixing at a temperature of 170 to 220 ° C. (Comparative Example 1).
Asphalt mixture was prepared by blending 4.2 parts by weight of straight asphalt with 100 parts by weight of aggregate of drainage (13) and mixing at a temperature of 170 to 220 ° C. (Comparative Example 2).
Table 3 shows the evaluation results of each asphalt mixture.
[0033]
[Table 5]
[0034]
As can be seen from each example and comparative example, it was found that the asphalt mixture for room temperature pavement obtained by using the aqueous binder of the present invention has performance superior to the heated asphalt mixture shown in the comparative example. It was.
In addition, the workability (workability) and performance (durability) tailored to the purpose can be obtained by changing the composition of the water-based binder and its blending amount, and the type and blending amount of the aggregate, so a wide range of applications are possible. is there.
[0035]
【The invention's effect】
The water-based binder provided by the present invention can be used as an asphalt mixture for room temperature pavement by blending aggregates, which can be applied at room temperature, greatly contributing to energy saving compared to conventional heated asphalt pavement. In addition, since it is excellent in fluidity, workability is extremely good. Furthermore, since the road can be opened approximately 3 hours after paving, it is also excellent in terms of shortening the traffic interruption time. Moreover, since the strength is high immediately after pavement, although water scatters with the passage of time, there is no concavity that accompanies it, nor the occurrence of wrinkles seen on conventional asphalt road surfaces when the temperature rises.
Further, since the thixotropic agent is added to the aqueous binder of the present invention, the fluidity is good, and the aggregate and the aqueous binder after paving can be separated, and the sedimentation and unevenness of the aggregate can be prevented. The original binder performance can be fully exhibited. Even when used as a paint, so-called sagging can be prevented.

Claims (4)

水性アスファルト乳剤(A)、水溶性エポキシ化合物(B)、水溶性アミン化合物(D)、及びメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、硅砂、無水ケイ酸およびポリマーエマルジョンからなる群から選ばれた少なくとも一種であるチキソ性付与剤(X)からなり、前記チキソ性付与剤(X)の含有量が、前記(A)、(B)及び(D)の合計量100重量部に対して0.001〜100重量部であることを特徴とする常温舗装用アスファルト合材用水系バインダー。Thixotropic which is at least one selected from the group consisting of aqueous asphalt emulsion (A), water-soluble epoxy compound (B), water-soluble amine compound (D), and methylcellulose, carboxymethylcellulose, cinnabar sand, silicic acid anhydride and polymer emulsion It consists of an imparting agent (X), and the content of the thixotropic imparting agent (X) is 0.001 to 100 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the total amount of (A), (B) and (D). cold paving asphalt mixture for aqueous binder, characterized in that. 水性アスファルト乳剤(A)、水溶性エポキシ化合物(B)、水溶性メラミン化合物(C)、水溶性アミン化合物(D)、及びメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、硅砂、無水ケイ酸およびポリマーエマルジョンからなる群から選ばれた少なくとも一種であるチキソ性付与剤(X)からなり、前記チキソ性付与剤(X)の含有量が、前記(A)、(B)、(C)及び(D)の合計量100重量部に対して0.001〜100重量部であることを特徴とする常温舗装用アスファルト合材用水系バインダー。 Selected from the group consisting of aqueous asphalt emulsion (A), water-soluble epoxy compound (B), water-soluble melamine compound (C), water-soluble amine compound (D), and methylcellulose, carboxymethylcellulose, cinnabar sand, silicic anhydride and polymer emulsion The thixotropic agent (X) is at least one kind, and the content of the thixotropic agent (X) is 100 wt. cold paving asphalt mixture for aqueous binder, which is a 0.001 parts by weight to parts. 請求項1または2に記載された常温舗装用アスファルト合材用水系バインダーを含有してなることを特徴とする表面保護用塗料。Surface protection coatings, characterized by containing a has been cold paving asphalt mixture for aqueous binders according to claim 1 or 2. 請求項1または2に記載された常温舗装用アスファルト合材用水系バインダーおよび骨材(E)からなることを特徴とする常温舗装用アスファルト合材。Claim 1 or 2 cold paving asphalt mixture, characterized in that it consists of an aqueous binder and aggregate for cold paving asphalt mixture which has been described (E) to.
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