JP3889501B2 - Tipping device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、線路の分岐器においてトングレールを定位又は反位に転換させる転てつ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄道において、鉄道車両の進路を一つの線路(以下、「本線」という。)から他の線路(以下、「分岐線」という。)へ移す分岐を行わせるために分岐器が用いられている。この分岐器は、一般に、図5に示すような構成を有している。図5に示す分岐器100は、本線側のレールR1,R2と、分岐線側へのトングレールT1,T2と、電気転てつ機101と、伝動部108を備えている。
【0003】
トングレールT1,T2が本線側の各レールR1,R2に密着する先端部は、舌状に形成されている。また、伝動部108は、動作かん102と、リンク部材103a,103b,103c,103d,103e及び103fと、エスケープクランク104及び106と、ロッド105及び107と、転てつ棒109,110を有している。また、ロッド105,107は、転てつ棒109,110を介してトングレールT1,T2に取り付けられている。
【0004】
また、電気転てつ機101は、内部に電動モータ(図示せず)を駆動力変換機構(図示せず)を有しており、電動モータの回転駆動力が直線方向の駆動力に変換され、動作かん102が図5の右側方向又は左側方向へ駆動される。この動作かん102の動きは、伝動部108によりロッド105,107に伝えられ、転てつ棒109,110を介してトングレールT1,T2を動かす。
【0005】
例えば、動作かん102が図5における右側方向に移動した場合には、ロッド105,107が例えば図5における下方へ移動し、これに伴いトングレールT2の先端(図5における左端)が本線側のレールR2に密着し、かつトングレールT1の先端(図5における左端)が本線側のレールR1から離れる。また、動作かん102が図5における左側方向に移動した場合には、ロッド105,107が例えば図5における上方へ移動し、これに伴いトングレールT2の先端が本線側のレールR2から離れ、かつトングレールT1の先端が本線側のレールR1に密着する。
【0006】
上記のような動作により、分岐器100は、進路を本線側又は分岐線側に切り換えるトングレール転換動作を行うことができる。この場合、トングレールが本線側レールに密着する位置のうちの一方の位置、例えばトングレールT1の先端が本線側のレールR1から離れトングレールT2の先端が本線側のレールR2に密着する位置を「定位」といい、他方の位置、例えばトングレールT1の先端が本線側のレールR1に密着しトングレールT2の先端が本線側のレールR2から離れる位置を「反位」という。これらは、列車運行上の取決めであり、これらの逆の位置を定位又は反位としてもよい。
【0007】
しかし、分岐器は、列車運行の安全を確保するため、設定されたトングレール位置が不測の外力等により不用意に動くことがないように保持するトングレール鎖錠動作も行う必要がある。
【0008】
電気転てつ機としては、他の構成のもの、例えば、特公平2−43670号公報に開示されたものが公知である。この公報に開示された電気転てつ機は、背向割出形転てつ機であるが、電動モータとラック・ピニオン歯車機構を利用してトングレール転換動作を行い、ピニオン歯車のうち歯の形成されていない部分がラック側の切欠部で空転することによりトングレール鎖錠動作を行うことができるように構成されている。
【0009】
上記公報に開示された電気転てつ機においては、円盤状の部材の外周のほぼ半分に歯部が形成された半歯車の歯部(例えば特公平2−43670号公報の第11図における7aを参照)が、動作かん(例えば特公平2−43670号公報の第11図における2を参照)上に形成されたラック部(例えば特公平2−43670号公報の第11図における21を参照)と噛合し、動作かんを直線移動させる。これによりトングレール転換動作を行うことができる。
【0010】
また、半歯車がラック部の終端に到達すると、動作かん上に形成された切欠部(例えば特公平2−43670号公報の第11図における22を参照)に係合して空転するように構成されている。これによりトングレール鎖錠動作を行うことができる。
【0011】
しかし、切欠部の底面が半歯車の歯先の外径と同位置となっているので、動作かんが1本だけの場合には、いったん半歯車が切欠部に入り込むと空転を続けるのみであり、たとえ半歯車を逆方向に回転させたとしても半歯車は自力では切欠部から脱出することはできず、その後は動作かんを動かすことはできなくなる(特公平2−43670号公報の第11図を参照)。
【0012】
このため、上記公報記載の電気転てつ機においては、ラック・ピニオン機構と切欠部を互いに逆に配置した2本の動作かん(特公平2−43670号公報の第11図における2及び3を参照)を用い、両者に長孔(特公平2−43670号公報の第11図における23及び33を参照)を設け、これらの長孔にはキーブロック(特公平2−43670号公報の第11図における72を参照)が挿通されている。
【0013】
このような構成により、一方の半歯車が切欠部に入り込んで空転を行っても、所定量の相対変位(特公平2−43670号公報の第11図におけるz+zを参照)を行うと、一方の動作かんがキーブロックを介して他方の動作かんを強制的に直線移動させ、半歯車を切欠部から脱出させ、半歯車の歯部をラック部と再び噛合させるようになっている(特公平2−43670号公報の第11図を参照)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した特公平2−43670号公報に開示された電気転てつ機は、2本の動作かんを具備するなど構成が複雑であり、部品点数が多いため、信頼性に問題があり、製造コストも高くなる、という問題があった。
【0015】
また、上記した特公平2−43670号公報に開示された電気転てつ機においては、一方のトングレールを駆動する動作かん(例えば特公平2−43670号公報の第11図における2を参照)については半歯車(例えば特公平2−43670号公報の第11図における7を参照)の切欠部(例えば特公平2−43670号公報の第11図における22を参照)における空転により鎖錠が行えるとしても、この時点では他方のトングレールを駆動する動作かん(例えば特公平2−43670号公報の第11図における3を参照)については半歯車(例えば特公平2−43670号公報の第11図における70を参照)とラック部(例えば特公平2−43670号公報の第11図における31を参照)は噛合しているため、外力等により容易に動く可能性があり、鎖錠がされているとは言えない。
【0016】
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、本発明の解決しようとする課題は、構成が簡素で確実に転換・鎖錠動作が可能な転てつ装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る転てつ装置は、線路の分岐器でトングレールを定位又は反位に転換させる転換部材を駆動する転てつ装置であって、回転駆動源又は手回しハンドルにより回転駆動可能な回転駆動軸と、円盤体の外周の一部に複数のピニオン歯からなるピニオン歯列が形成され前記回転駆動軸に同軸状態で取り付けられる部分ピニオン歯車と、前記ピニオン歯の歯先円よりも大径の円筒外周面の一部である第1係合面と、前記第1係合面に接続するとともに中心からの最大距離が少なくとも前記第1係合面の半径よりも小さく設定された係合不能部を有し、前記回転駆動軸に同軸状態でかつ前記部分ピニオン歯車と平行となるように取り付けられる第1係合部材と、前記ピニオン歯と噛合可能に構成され、前記転換部材上において前記転換部材の長軸方向に並設された複数のラック歯からなるラック歯列と、前記転換部材上に設けられ、前記第1係合面と同一曲率半径を有する円筒内周面の一部でありかつ前記第1係合面と摺動可能に構成され、前記転換部材の長軸と平行な直線である係合軸線上の第1所定位置に配置される定位側第2係合面と、前記転換部材上に設けられ、前記第1係合面と同一曲率半径を有する円筒内周面の一部でありかつ前記第1係合面と摺動可能に構成され、前記係合軸線上の第2所定位置において前記定位側第2係合面とは背向状態で配置される反位側第2係合面を備え、前記ピニオン歯列の前記回転駆動軸の方向の投影部であるピニオン歯列領域が、前記係合不能部の前記回転駆動軸の方向の投影部である係合不能領域と略重複するように設定されることを特徴とする。
【0018】
上記の転てつ装置において、好ましくは、前記ピニオン歯列領域と前記係合不能領域の位相関係は、前記回転駆動軸が定位側回転方向に回転され前記トングレールが前記定位となった時点以降では、前記第1係合面が前記定位側第2係合面上で摺動状態となり、かつ、前記回転駆動軸が反位側回転方向に回転され前記トングレールが前記反位となった時点以降では、前記第1係合面が前記反位側第2係合面上で摺動状態となるように設定される。
【0019】
また、上記の転てつ装置において、好ましくは、前記回転駆動軸が前記定位側回転方向に回転され前記トングレールが前記定位となった時点では、前記ピニオン歯列のうち前記定位側回転方向における最後のピニオン歯を、前記ラック歯列のうち定位側直進方向における最後のラック歯から離脱させるともに、前記定位側直進方向において前記反位側第2係合面の後方となる前記定位側第2係合面の一端に前記第1係合面の一端を接触させ、かつ、前記回転駆動軸が前記反位側回転方向に回転され前記トングレールが前記反位となった時点では、前記ピニオン歯列のうち前記反位側回転方向における最後のピニオン歯を、前記ラック歯列のうち反位側直進方向における最後のラック歯から離脱させるとともに、前記反位側直進方向において前記定位側第2係合面の後方となる前記反位側第2係合面の一端に前記第1係合面の他端を接触させるように設定される。
【0020】
また、上記の転てつ装置において、好ましくは、前記第1係合面と前記定位側第2係合面の配置関係は、前記回転駆動軸が定位側回転方向に回転され前記トングレールが前記定位となった時点においては、前記第1係合面が前記定位側第2係合面を第1所定力で押圧する状態となり、かつ、前記第1係合面と前記反位側第2係合面の配置関係は、前記回転駆動軸が反位側回転方向に回転され前記トングレールが前記反位となった時点においては、前記第1係合面が前記反位側第2係合面を第2所定力で押圧する状態となるように設定される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態である転てつ装置の全体構成を示す図である。また、図2は、図1に示す転てつ装置のさらに詳細な構成を示す図であり、図2(A)は部分ピニオン歯車付近の上面図を、図2(B)は転換部材の上面図を、図2(C)は図2(A)におけるA−A断面図を、図2(D)は図2(A)におけるB−B断面図を、それぞれ示している。
【0022】
図に示すように、この転てつ装置1は、図5に示す分岐器100における電気転てつ機101のかわりに用いる装置であり、図1,2に示すように、筐体10と、電動モータ2と、手回しハンドル挿入口3と、中間歯車4a,4b,4cと、回転駆動軸11と、部分ピニオン歯車12と、第1係合部材13と、ガイド部材14及び15と、転換部材20を備えて構成されている。
【0023】
回転駆動軸11は、図2(A),図2(C),図2(D)に示すように、円柱状部材であり、筐体10等に軸支されている。この回転駆動軸11は、電動モータ2の回転駆動力が中間歯車4a〜4cにより伝達されて回転駆動されるようになっている。また、手回しハンドル挿入口3には手回しハンドル(図示せず)が取り付けられ、回転駆動力が中間歯車4a〜4cにより伝達されて回転駆動されるようになっている。
【0024】
部分ピニオン歯車12は、図2(A),図2(C)に示すように、円盤体の外周の一部に、複数のピニオン歯12aからなるピニオン歯列12bが形成されている。この部分ピニオン歯車12のピニオン歯12aの歯先円の外径は、ピニオン歯の形成されていない部分の円周面の外径よりも大きな値に設定されている。また、部分ピニオン歯車12は、回転駆動軸11に同軸状態で取り付けられている。
【0025】
第1係合部材13は、図2(A),図2(C),図2(D)に示すように、第1係合面13aと係合不能部13bを有しており、回転駆動軸11に同軸状態となるとともに部分ピニオン歯車12と平行となるように取り付けられている。第1係合面13aは、部分ピニオン歯車12の歯先円よりも大径の円筒外周面の一部をなしている。また、係合不能部13bは、第1係合面13aに接続する部分であり、回転駆動軸11の中心からの最大距離が少なくとも第1係合面13aの半径よりも小さく設定されている。
【0026】
上記の部分ピニオン歯車12と第1係合部材13においては、ピニオン歯列12bの回転駆動軸11の方向の投影部(以下、「ピニオン歯列領域」という。)が、係合不能部13bの回転駆動軸11の方向の投影部(以下、「係合不能領域」という。)と略重複するように設定されている。
【0027】
また、転換部材20は、図2(A),図2(B),図2(C),図2(D)に示すように、棒状部と、この棒状部の側面に取り付けられた第2係合部22を有しており、筐体10の内部に設けられたガイド部材14,15に挟まれた空間内に配置され、筐体10に設けられた出入孔10aから先端部が外部に出入可能なように構成されている。
【0028】
棒状部には、ラック歯列21bが形成されている。ラック歯列21bは、複数のラック歯21aにより構成されている。これらのラック歯21aは、上記したピニオン歯12aと噛合可能に構成されている。また、これらのラック歯21aは、転換部材20の棒状部上で、その長軸方向に沿って並設されている。また、転換部材20の先端(図における右端)には、図5に示すリンク部材103aが連結する。
【0029】
第2係合部22は、ブロック状の部材であり、定位側第2係合面22aと、反位側第2係合面22bを有している。
【0030】
定位側第2係合面22aは、上記した第1係合部材13の第1係合面13aと同一曲率半径を有する円筒内周面(凹曲面)の一部をなしている。また、この定位側第2係合面22aは、転換部材20の長軸と平行な直線(以下、「係合軸線」という。)上の所定の位置(以下、「第1所定位置」という。)に配置されている。この定位側第2係合面22aは、第1係合面13aと摺動可能なように構成されている。
【0031】
また、反位側第2係合面22bは、第1係合面13aと同一曲率半径を有する円筒内周面(凹曲面)の一部をなしている。また、この反位側第2係合面22bは、係合軸線上の他の所定の位置(以下、「第2所定位置」という。)において定位側第2係合面とは背向状態となるように配置されている。この反位側第2係合面22bは、第1係合面13aと摺動可能なように構成されている。
【0032】
また、ガイド部材14,15は、転換部材20の長軸と平行な直線上に配置されている。ガイド部材14は転換部材20の棒状部の側面及び上面を規制し、ガイド部材15は転換部材20の第2係合部22の側面及び上面を規制しており、これにより、転換部材20は正確な直線運動(図2における左右方向への運動)を行うようになっている。
【0033】
次に、この転てつ装置1の動作を、図3及び図4を参照しつつ説明する。
【0034】
まず、図3(A)では、第1係合部材13の第1係合面13aは、第2係合部22の定位側第2係合面22aに係合しており、回転駆動軸11を回転させても第1係合面13aが定位側第2係合面22a上を摺動するのみであり、部分ピニオン歯車12のピニオン歯12aはラック歯21aとは噛合していないため、転換部材20は動かない。この場合には、転換部材20の先端は、図の最も右側に位置しており、この状態では、図5における伝動部108によりトングレールT1,T2が定位となるように構成されている。
【0035】
図3(A)の状態から、回転駆動軸11を、電動モータ2又は手回しハンドル(図示せず)等により図示のように時計回り方向(以下、「反位側回転方向」という。)に回転させると、第1係合面13aは、定位側第2係合面22aからはずれる。また、ピニオン歯列12bのうちの一端となるピニオン歯12a2がラック歯列21bのうちの一端となるラック歯21a2と噛合を始める(図3(B)参照)。
【0036】
図3(B)の状態から、回転駆動軸11をさらに反位側回転方向に回転させると、ピニオン歯12aがラック歯21aと噛合するので、転換部材20は、図の左側方向(以下、「反位側直進方向」という。)へ直線移動する。この場合、転換部材20の動きに伴い、第2係合部22も図の左側方向へ移動するが、第1係合部材13の係合不能部13bの外縁は第2係合部材22の外縁に接触しないように形成されている(図3(C),図4(A)参照)。また、反位側直進方向においては、定位側第2係合面22aが前方となり、反位側第2係合面22bが後方となっている。
【0037】
図4(A)の状態から、回転駆動軸11をさらに反位側回転方向に回転させると、転換部材20の先端は、図の最も左側に到達する。この状態では、図5における伝動部108によりトングレールT1,T2が反位となるように構成されている。また、この状態では、部分ピニオン歯車12のピニオン歯列12bのうち反位側回転方向における最後のピニオン歯12a1が、ラック歯列21bのうち反位側直進方向における最後のラック歯21a1から離脱する。また、第1係合部材13の第1係合面13aの一端が、反位側第2係合面22bの一端に接触する(図4(B)参照)。
【0038】
トングレールT1,T2が反位状態となった図4(B)の状態では、第1係合部材13の第1係合面13aは、第2係合部22の反位側第2係合面22bに係合しており、図4(B)の状態から、回転駆動軸11をさらに反位側回転方向に回転させても第1係合面13aが反位側第2係合面22b上を摺動するのみであり、部分ピニオン歯車12のピニオン歯12aはラック歯21aとは噛合していないため、転換部材20は動かない(図4(C)参照)。
【0039】
また、図示はしないが、この転てつ装置1には、電動モータ2の定位側停止スイッチが設けられており、図4(C)の状態となると、電動モータ2の定位側停止スイッチにより電動モータ2が停止されるように構成されている。この場合、電動モータ2がさらに若干回動しても、第1係合面13aの長さが長いため、反位側第2係合面22bから外れることはなく、安定した鎖錠状態を確保することができる。また、手回しにより回転駆動軸11を回転させトングレールの転換を行う場合には、第1係合面13aが反位側第2係合面22bに係合した後にさらに回転を行うと、ピニオン歯列12bのうちの端部のピニオン歯12a2がラック歯21a1に当るため、作業者は検知することが可能である。また、ピニオン歯を保護するために、部分ピニオン歯車12のピニオン歯12aの形成されていない部分の任意の箇所にストッパー(図示せず)を設けてもよい。
【0040】
トングレールT1,T2を反位から定位へ転換させる場合には、上記動作を逆に行う。すなわち、図4(C)の状態から回転駆動軸11を反時計回り方向(以下、「定位側回転方向」という。)に回転させる。このようにすると、第1係合面13aは、反位側第2係合面22bからはずれる。また、ピニオン歯12a1がラック歯21a1と噛合を始める(図4(B)参照)。
【0041】
図4(B)の状態から、回転駆動軸11をさらに定位側回転方向に回転させると、ピニオン歯12aがラック歯21aと噛合するので、転換部材20は、図の右側方向(以下、「定位側直進方向」という。)へ直線移動する。この場合、転換部材20の動きに伴い、第2係合部22も図の右側方向へ移動するが、第1係合部材13の係合不能部13bの外縁は第2係合部材22の外縁に接触しないように形成されている(図4(A),図3(C)参照)。また、定位側直進方向においては、反位側第2係合面22bが前方となり、定位側第2係合面22aが後方となっている。
【0042】
図3(C)の状態から、回転駆動軸11をさらに定位側回転方向に回転させると、転換部材20の先端は、図の最も右側に到達する。この状態では、図5における伝動部108によりトングレールT1,T2が定位となるように構成されている。また、この状態では、部分ピニオン歯車12のピニオン歯列12bのうち定位側回転方向における最後のピニオン歯12a2が、ラック歯列21bのうち定位側直進方向における最後のラック歯21a2から離脱する。また、第1係合部材13の第1係合面13aの他端が、定位側第2係合面22aの一端に接触する(図3(B)参照)。
【0043】
トングレールT1,T2が定位となった図3(B)の状態では、第1係合部材13の第1係合面13aは、第2係合部22の定位側第2係合面22aに係合しており、図3(B)の状態から、回転駆動軸11をさらに定位側回転方向に回転させても第1係合面13aが定位側第2係合面22a上を摺動するのみであり、部分ピニオン歯車12のピニオン歯12aはラック歯21aとは噛合していないため、転換部材20は動かない(図3(A)参照)。
【0044】
また、図示はしないが、この転てつ装置1には、電動モータの反位側停止スイッチが設けられており、図3(A)の状態となると、電動モータ2の反位側停止スイッチにより電動モータ2が停止されるように構成されている。この場合、電動モータ2がさらに若干回動しても、第1係合面13aの長さが長いため、定位側第2係合面22aから外れることはなく、安定した鎖錠状態を確保することができる。また、手回しにより回転駆動軸11を回転させトングレールの転換を行う場合には、第1係合面13aが定位側第2係合面22aに係合した後にさらに回転を行うと、ピニオン歯列12bのうちの端部のピニオン歯12a1がラック歯21a2に当るため、作業者は検知することが可能である。また、ピニオン歯を保護するために、部分ピニオン歯車12のピニオン歯12aの形成されていない部分の任意の箇所にストッパー(図示せず)を設けてもよい。
【0045】
上記したように、この転てつ装置1は、ピニオン歯車とラック歯車の噛合により回転駆動力を直線駆動力に変換し、転換部材20を直進運動させ、トングレールT1,T2を定位又は反位に転換させる。また、定位又は反位においては、回転駆動軸11を回転させても、第1係合面13aが定位側第2係合面22a又は反位側第2係合面22bの上を摺動するのみであり、部分ピニオン歯車12のピニオン歯12aはラック歯21aとは噛合していないため、転換部材20は動かず、これにより鎖錠を行うことができる。
【0046】
また、トングレールの転換動作が終了した後に電動モータ2がさらに若干回動しても、第1係合面13aの長さが長いため、定位側第2係合面22a又は反位側第2係合面22bから外れることはなく、安定した鎖錠状態を確保することができ、手回しにより回転駆動軸11を回転させトングレールの転換を行う場合には、第1係合面13aが定位側第2係合面22a又は反位側第2係合面22bに係合した後にさらに回転を行うと、端部のピニオン歯12a1又は12a2がラック歯21a2又は21a1に当るため、作業者は容易に検知でき、かつ、ピニオン歯を保護するために、部分ピニオン歯車12のピニオン歯12aの形成されていない部分の任意の箇所にストッパーを設けることも容易である。
【0047】
このような構成により、本実施形態の転てつ装置1は、構成が簡素で確実に作動する転換・鎖錠機構を提供することができ、部品点数を少なくすることができ、製造コストも低減することができる、という利点がある。
【0048】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0049】
例えば、上記実施形態においては、転てつ装置の例として、図5に示す分岐器100における電気転てつ機101のかわりに用いる装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されず、他の転てつ装置、例えば、図5に示す分岐器100におけるエスケープクランク104,106の位置に配置して使用する装置であってもよい。また、この場合には、転換部材20は、図5に示す分岐器100におけるロッド105,107に相当する。あるいは、図5に示す分岐器100におけるロッド105,107又は転てつ棒109,110を直接的に駆動する装置として用いてもよい。
【0050】
また、上記実施形態においては、第1係合部材13の第1係合面13aの例として、部分ピニオン歯車12の歯先円よりも大径の円筒外周面の一部をなす曲面を例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されず、他の構成の第1係合面、例えば、中間部は円筒面で、その両端部(図2(D)における13a1,13a2)の径が大きく拡径された曲面となるようにしてもよい。このように構成すれば、トングレールが定位となった時点においては、第1係合面の端部13a1が定位側第2係合面22aを第1所定力で押圧する状態となるとともに、トングレールが反位となった時点においては、第1係合面の他の端部13a2が反位側第2係合面22bを第2所定力で押圧する状態となり、トングレールの密着性が向上する。第1係合面の両端部の拡径値は同一値であってもよいし、それぞれ異ならせてもよい。
【0051】
また、上記実施形態においては、回転駆動軸11を電動モータ2又は手回しハンドルによって回転する例について説明したが、本発明はこれには限定されず、油圧モータ、空圧モータ等の他の構成の回転駆動源を用いてもよい。
【0052】
また、上記実施形態においては、転換部材20が突出した場合にトングレールが定位となり、転換部材20が引込んだ場合にトングレールが反位となる例について説明したが、本発明はこれには限定されず、逆に、転換部材が突出した場合にトングレールが反位となり、転換部材が引込んだ場合にトングレールが定位となるように構成してもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、部分ピニオン歯車とラック歯車の噛合により転換部材を直進運動させ、トングレールを定位又は反位に転換させる。また、定位又は反位においては、回転駆動軸を回転させても、第1係合面が定位側第2係合面又は反位側第2係合面の上を摺動するのみでピニオン歯はラック歯とは噛合しないため、転換部材は動かず、これにより鎖錠を行うことができる。
また、トングレールの転換動作が終了した後に電動モータがさらに若干回動しても、第1係合面の長さが長いため、定位側第2係合面又は反位側第2係合面から外れることはなく、安定した鎖錠状態を確保することができ、手回しにより回転駆動軸を回転させトングレールの転換を行う場合には、第1係合面が定位側第2係合面又は反位側第2係合面に係合した後にさらに回転を行うと、端部のピニオン歯がラック歯に当るため、作業者は容易に検知でき、かつ、ピニオン歯を保護するために、部分ピニオン歯車のピニオン歯の形成されていない部分の任意の箇所にストッパーを設けることも容易である。
このような構成により、本実施形態の転てつ装置は、構成が簡素で確実に作動する転換・鎖錠機構を提供することができ、部品点数を少なくすることができ、製造コストも低減することができる、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である転てつ装置の全体構成を示す図である。
【図2】図1に示す転てつ装置のさらに詳細な構成を示す図であり、図2(A)は部分ピニオン歯車付近の上面図を、図2(B)は転換部材の上面図を、図2(C)は図2(A)におけるA−A断面図を、図2(D)は図2(A)におけるB−B断面図を、それぞれ示している。
【図3】図2に示す転てつ装置の動作を説明する図(1)である。
【図4】図2に示す転てつ装置の動作を説明する図(2)である。
【図5】従来の分岐器の構成を示す上面図である。
【符号の説明】
1 転てつ装置
2 電動モータ
3 手回しハンドル挿入口
4a〜4c 中間歯車
10 筐体
10a 出入孔
11 回転駆動軸
12 部分ピニオン歯車
12a,12a1,12a2 ピニオン歯
12b ピニオン歯列
13 第1係合部材
13a 第1係合面
13b 係合不能部
14,15 ガイド部材
20 転換部材
21a,21a1,21a2 ラック歯
21b ラック歯列
22 第2係合部
22a 定位側第2係合面
22b 反位側第2係合面
100 分岐器
101 電気転てつ機
102 動作かん
103a〜103f リンク部材
104 エスケープクランク
105 ロッド
106 エスケープクランク
107 ロッド
108 伝動部
109,110 転てつ棒
109 鎖錠かん
R1,R2 レール
T1,T2 トングレール[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tipping device for converting a tongrel to a fixed position or an inverted position in a line branching device.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, in a railway, a branching device has been used to cause a branch of a railway vehicle to move from one track (hereinafter referred to as “main line”) to another track (hereinafter referred to as “branch line”). Yes. This branching device generally has a configuration as shown in FIG. A
[0003]
The tip end portion where the tongue rails T1, T2 are in close contact with the rails R1, R2 on the main line side is formed in a tongue shape. Further, the
[0004]
Further, the
[0005]
For example, when the motion can 102 is moved in the right direction in FIG. 5, the
[0006]
By the operation as described above, the
[0007]
However, in order to ensure the safety of train operation, the branching device also needs to perform a Tongler locking operation for holding the set Tongrel position so that it does not move carelessly due to unexpected external force or the like.
[0008]
As an electric switch, another configuration, for example, one disclosed in Japanese Examined Patent Publication No. 2-43670 is known. The electric turning machine disclosed in this publication is a backward indexing type turning machine, which performs a Tongler conversion operation using an electric motor and a rack and pinion gear mechanism, and includes a tooth of the pinion gear. The portion where no is formed is idled at the notch portion on the rack side so that the Tongrel locking operation can be performed.
[0009]
In the electric switch disclosed in the above publication, the tooth portion of a half gear in which the tooth portion is formed on almost the half of the outer periphery of the disk-shaped member (for example, 7a in FIG. 11 of Japanese Patent Publication No. 2-43670). Is a rack portion formed on an operation board (see, for example, 2 in FIG. 11 of JP-B-2-43670) (see, for example, 21 in FIG. 11 of JP-B-2-43670). , And move the operation lever linearly. Thereby, the Tongrel conversion operation can be performed.
[0010]
Further, when the half gear reaches the end of the rack portion, it engages with a notch portion formed on the operation plate (see, for example, 22 in FIG. 11 of JP-B-2-43670) and idles. Has been. As a result, the Tongrel locking operation can be performed.
[0011]
However, since the bottom surface of the notch is at the same position as the outer diameter of the tooth tip of the half gear, if there is only one operation lever, it will only continue idling once the half gear enters the notch. Even if the half gear is rotated in the reverse direction, the half gear cannot escape from the notch by itself, and thereafter the operation can not be moved (FIG. 11 of Japanese Examined Patent Publication No. 2-43670). See).
[0012]
For this reason, in the electric turning machine described in the above publication, the two operation panels in which the rack and pinion mechanism and the notch portion are arranged opposite to each other (see FIGS. 2 and 3 in FIG. 11 of Japanese Patent Publication No. 2-43670). And a long hole (see 23 and 33 in FIG. 11 of JP-B-2-43670) in both of them, and a key block (11th of JP-B-2-43670) is provided in these long holes. (See 72 in the figure).
[0013]
With such a configuration, even if one half gear enters the notch and idles, if a predetermined amount of relative displacement (see z + z in FIG. 11 of Japanese Examined Patent Publication No. 2-43670) is performed, The operating lever is forced to move linearly through the key block to cause the half gear to escape from the notch, and the teeth of the half gear are reengaged with the rack (Japanese Patent Publication No. 2). (See FIG. 11 of -43670).
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
However, the electric switch disclosed in the above-mentioned Japanese Patent Publication No. 2-43670 has a complicated configuration such as having two operation panels, and has a large number of parts, so there is a problem in reliability. There was a problem that the manufacturing cost also increased.
[0015]
Further, in the electric switch disclosed in the above-mentioned Japanese Patent Publication No. 2-43670, an operation mechanism for driving one of the Tonglers (see, for example, 2 in FIG. 11 of the Japanese Patent Publication No. 2-43670) Can be locked by slipping in a notch portion (for example, see 22 in FIG. 11 of Japanese Patent Publication No. 2-43670) of a half gear (for example, see 7 in FIG. 11 of Japanese Patent Publication No. 2-343670). However, at this time, the operation of driving the other Tongler (see, for example, 3 in FIG. 11 of Japanese Examined Patent Publication No. 2-43670) is a half gear (for example, FIG. 11 of Japanese Examined Patent Publication No. 2-43670). 70) and the rack portion (for example, see 31 in FIG. 11 of JP-B-2-43670) are engaged with each other. There is a Ku possibility, it can not be said that been locked.
[0016]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a tipping device that has a simple configuration and can be reliably converted and locked. is there.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, a switch device according to the present invention is a switch device that drives a conversion member that converts a tongrel into a fixed position or an inverted position by a line branching device, and is a rotary drive source or a handwheel. A rotational drive shaft that can be rotationally driven by a handle, a partial pinion gear that is formed on a part of the outer periphery of the disc body and includes a pinion tooth row composed of a plurality of pinion teeth and is coaxially attached to the rotational drive shaft; A first engagement surface that is a part of a cylindrical outer peripheral surface having a diameter larger than the tip circle, and a maximum distance from the center that is connected to the first engagement surface is at least larger than a radius of the first engagement surface A first engagement member having a non-engageable portion set to be small and being coaxially mounted on the rotary drive shaft and parallel to the partial pinion gear; and configured to be able to mesh with the pinion teeth; The conversion member And a rack tooth row composed of a plurality of rack teeth arranged in parallel in the longitudinal direction of the conversion member, and a cylindrical inner peripheral surface provided on the conversion member and having the same radius of curvature as the first engagement surface. And a positioning-side second engagement surface that is configured to be slidable with the first engagement surface and is disposed at a first predetermined position on an engagement axis that is a straight line parallel to the long axis of the conversion member And a part of a cylindrical inner peripheral surface provided on the conversion member and having the same radius of curvature as the first engagement surface, and configured to be slidable with the first engagement surface, the engagement shaft A projecting portion in the direction of the rotational drive shaft of the pinion tooth row, which includes a reverse-side second engagement surface disposed in a back-facing state with the localization-side second engagement surface at a second predetermined position on the line. A pinion dentition region substantially overlaps with the non-engageable region that is the projection of the non-engageable portion in the direction of the rotational drive shaft. Characterized in that it is set to so that.
[0018]
In the above-described turning device, preferably, the phase relationship between the pinion dentition region and the non-engageable region is after the time point when the rotary drive shaft is rotated in the direction of rotation on the localization side and the tongrel is in the localization. Then, when the first engagement surface is in a sliding state on the localization-side second engagement surface, and the rotary drive shaft is rotated in the reverse rotation direction, and the tongrel is in the reverse position. Thereafter, the first engagement surface is the Anti The sliding side second engagement surface is set to be in a sliding state.
[0019]
Moreover, in the above-described turning device, preferably, at the time when the rotational drive shaft is rotated in the localization-side rotation direction and the tongrel is in the localization, the pinion tooth row in the localization-side rotation direction. The last pinion tooth is disengaged from the last rack tooth in the localization side linear movement direction of the rack tooth row, and the localization side second that is behind the inversion side second engagement surface in the localization side linear movement direction. When the one end of the first engaging surface is brought into contact with one end of the engaging surface, and the tongrel is in the inverted position when the rotary drive shaft is rotated in the reverse side rotation direction, the pinion teeth The last pinion tooth in the reverse side rotation direction of the row is separated from the last rack tooth in the reverse side straight movement direction of the rack tooth row, and the front in the reverse side straight movement direction. Wherein the rear of the second engaging surface localization side is set so as to contact the other end of the first engagement surface at one end of the counter-position side second engaging surface.
[0020]
In the above-described turning device, preferably, the positional relationship between the first engagement surface and the localization side second engagement surface is such that the rotation drive shaft is rotated in the localization side rotation direction, and the tongrel is At the time of the localization, the first engagement surface is in a state of pressing the localization-side second engagement surface with a first predetermined force, and the first engagement surface and the Anti The disposition side second engagement surface is arranged such that when the rotary drive shaft is rotated in the reverse rotation direction and the tongrel is in the reverse position, the first engagement surface is the reverse side. The second engagement surface is set so as to be pressed with a second predetermined force.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a diagram showing an overall configuration of a tipping device according to an embodiment of the present invention. 2 is a diagram showing a more detailed configuration of the tipping device shown in FIG. 1. FIG. 2 (A) is a top view near the partial pinion gear, and FIG. 2 (B) is a top view of the conversion member. 2C is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 2A, and FIG. 2D is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 2A.
[0022]
As shown in the figure, the switch device 1 is a device used in place of the
[0023]
As shown in FIGS. 2A, 2C, and 2D, the
[0024]
As shown in FIGS. 2 (A) and 2 (C), the
[0025]
As shown in FIGS. 2 (A), 2 (C), and 2 (D), the
[0026]
In the
[0027]
Moreover, as shown in FIG. 2 (A), FIG. 2 (B), FIG. 2 (C), and FIG. 2 (D), the
[0028]
A
[0029]
The second engaging
[0030]
The localization-side
[0031]
The reverse side
[0032]
The
[0033]
Next, the operation of the rolling device 1 will be described with reference to FIGS.
[0034]
First, in FIG. 3A, the
[0035]
From the state of FIG. 3A, the
[0036]
When the
[0037]
When the
[0038]
Tongue rails T1 and T2 Anti In the state shown in FIG. 4B, the
[0039]
Although not shown, the switch device 1 is provided with a localization-side stop switch for the electric motor 2. When the state shown in FIG. The motor 2 is configured to be stopped. In this case, even if the electric motor 2 further slightly rotates, the length of the
[0040]
When the tongue rails T1 and T2 are switched from the inverted position to the localized position, the above operation is performed in reverse. That is, the
[0041]
When the
[0042]
When the
[0043]
In the state of FIG. 3B in which the tongue rails T1 and T2 are in the fixed position, the
[0044]
Although not shown in the figure, the switch device 1 is provided with a reverse switch for the electric motor. When the state shown in FIG. The electric motor 2 is configured to be stopped. In this case, even if the electric motor 2 further rotates, the
[0045]
As described above, the tipping device 1 converts the rotational driving force into a linear driving force by meshing the pinion gear and the rack gear, moves the
[0046]
Further, even if the electric motor 2 further rotates slightly after the Tongrel conversion operation is completed, the
[0047]
With such a configuration, the tipping device 1 of the present embodiment can provide a conversion / locking mechanism that is simple and reliable in operation, can reduce the number of parts, and reduce manufacturing costs. There is an advantage that you can.
[0048]
In addition, this invention is not limited to the said embodiment. The above-described embodiment is an exemplification, and the present invention has substantially the same configuration as the technical idea described in the claims of the present invention, and any device that exhibits the same function and effect is the present invention. It is included in the technical scope of the invention.
[0049]
For example, in the above embodiment, as an example of the switch device, the device used instead of the
[0050]
Moreover, in the said embodiment, as an example of the
[0051]
Moreover, in the said embodiment, although the example which rotates the
[0052]
Moreover, in the said embodiment, when the
[0053]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the conversion member is linearly moved by the meshing of the partial pinion gear and the rack gear, so that the tongrel is converted into a fixed position or an inverted position. In the orientation or inversion, the first engagement surface only slides on the localization side second engagement surface or the inversion side second engagement surface even if the rotary drive shaft is rotated. Since it does not mesh with the rack teeth, the conversion member does not move, and thus the locking can be performed.
Further, even if the electric motor further rotates slightly after the Tongrel conversion operation is completed, the length of the first engagement surface is long, so that the localization side second engagement surface or the reverse side second engagement surface In the case where the rotation drive shaft is rotated by hand and the tongler is changed, the first engagement surface is the localization-side second engagement surface or When the rotation is further performed after the engagement with the second engagement surface on the reverse side, the pinion teeth at the end portion come into contact with the rack teeth, so that the operator can easily detect and protect the pinion teeth It is also easy to provide a stopper at an arbitrary position of the pinion gear where the pinion teeth are not formed.
With such a configuration, the tipping device of the present embodiment can provide a conversion / locking mechanism that is simple in configuration and operates reliably, can reduce the number of parts, and reduce manufacturing costs. There is an advantage that you can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an overall configuration of a tipping device according to an embodiment of the present invention.
2 is a view showing a more detailed configuration of the tipping device shown in FIG. 1. FIG. 2 (A) is a top view in the vicinity of a partial pinion gear, and FIG. 2 (B) is a top view of a conversion member. 2C is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 2A, and FIG. 2D is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 2A.
3 is a diagram (1) for explaining the operation of the switch device shown in FIG. 2; FIG.
4 is a diagram (2) for explaining the operation of the switch device shown in FIG. 2; FIG.
FIG. 5 is a top view showing a configuration of a conventional branching device.
[Explanation of symbols]
1 Tipping device
2 Electric motor
3 Handwheel opening
4a-4c Intermediate gear
10 housing
10a access hole
11 Rotary drive shaft
12 Partial pinion gear
12a, 12a1, 12a2 pinion teeth
12b Pinion dentition
13 First engaging member
13a First engagement surface
13b Unengageable part
14,15 Guide member
20 Conversion member
21a, 21a1, 21a2 rack teeth
21b Rack dentition
22 Second engaging portion
22a Localization side second engagement surface
22b Reverse side second engagement surface
100 turnout
101 Electric switch
102 operation
103a to 103f link member
104 Escape crank
105 Rod
106 Escape crank
107 rod
108 Transmission
109,110 Rolling rod
109 Chain lock
R1, R2 rail
T1, T2 tong rail
Claims (4)
回転駆動源又は手回しハンドルにより回転駆動可能な回転駆動軸と、
円盤体の外周の一部に複数のピニオン歯からなるピニオン歯列が形成され前記回転駆動軸に同軸状態で取り付けられる部分ピニオン歯車と、
前記ピニオン歯の歯先円よりも大径の円筒外周面の一部である第1係合面と、前記第1係合面に接続するとともに中心からの最大距離が少なくとも前記第1係合面の半径よりも小さく設定された係合不能部を有し、前記回転駆動軸に同軸状態でかつ前記部分ピニオン歯車と平行となるように取り付けられる第1係合部材と、
前記ピニオン歯と噛合可能に構成され、前記転換部材上において前記転換部材の長軸方向に並設された複数のラック歯からなるラック歯列と、
前記転換部材上に設けられ、前記第1係合面と同一曲率半径を有する円筒内周面の一部でありかつ前記第1係合面と摺動可能に構成され、前記転換部材の長軸と平行な直線である係合軸線上の第1所定位置に配置される定位側第2係合面と、
前記転換部材上に設けられ、前記第1係合面と同一曲率半径を有する円筒内周面の一部でありかつ前記第1係合面と摺動可能に構成され、前記係合軸線上の第2所定位置において前記定位側第2係合面とは背向状態で配置される反位側第2係合面を備え、
前記ピニオン歯列の前記回転駆動軸の方向の投影部であるピニオン歯列領域が、前記係合不能部の前記回転駆動軸の方向の投影部である係合不能領域と略重複するように設定されること
を特徴とする転てつ装置。A switch device for driving a conversion member that converts a tongrel to a fixed position or an inverted position at a line branching device,
A rotational drive shaft that can be rotationally driven by a rotational drive source or a handwheel;
A partial pinion gear that is formed on a part of the outer periphery of the disc body and has a pinion tooth row composed of a plurality of pinion teeth and is coaxially attached to the rotational drive shaft;
A first engagement surface which is a part of a cylindrical outer peripheral surface having a diameter larger than the tip circle of the pinion tooth, and is connected to the first engagement surface and has a maximum distance from the center at least the first engagement surface A first engagement member having a non-engageable portion set smaller than the radius of the first engagement member and being coaxially attached to the rotary drive shaft and parallel to the partial pinion gear;
A rack tooth row composed of a plurality of rack teeth arranged in parallel to the long axis direction of the conversion member on the conversion member, and configured to mesh with the pinion teeth;
The long axis of the conversion member is provided on the conversion member, is a part of a cylindrical inner peripheral surface having the same radius of curvature as the first engagement surface, and is slidable with the first engagement surface. A localization-side second engagement surface disposed at a first predetermined position on the engagement axis that is a straight line parallel to
A part of a cylindrical inner peripheral surface provided on the conversion member and having the same radius of curvature as the first engagement surface and configured to be slidable with the first engagement surface, on the engagement axis A rear-side second engagement surface disposed in a back-facing state with the localization-side second engagement surface at a second predetermined position;
A pinion dentition region that is a projection portion in the direction of the rotational drive shaft of the pinion dentition is set so as to substantially overlap an engagement impossible region that is a projection portion in the direction of the rotation drive shaft of the non-engageable portion. A tipping device characterized by being made.
前記ピニオン歯列領域と前記係合不能領域の位相関係は、
前記回転駆動軸が定位側回転方向に回転され前記トングレールが前記定位となった時点以降では、前記第1係合面が前記定位側第2係合面上で摺動状態となり、
かつ、前記回転駆動軸が反位側回転方向に回転され前記トングレールが前記反位となった時点以降では、前記第1係合面が前記反位側第2係合面上で摺動状態となるように設定されること
を特徴とする転てつ装置。The tipping device according to claim 1,
The phase relationship between the pinion dentition region and the non-engageable region is
After the time when the rotational drive shaft is rotated in the localization side rotation direction and the Tongleil is in the localization, the first engagement surface is in a sliding state on the localization side second engagement surface,
And, wherein a rotary drive shaft after the point of the tongue rail is rotated in the counter-position side rotation direction becomes the anti-positions, sliding state wherein the first engagement surface is in the anti-position side on the second engagement surface A tipping device characterized by being set to be
前記ピニオン歯列領域と前記係合不能領域の位相関係は、
前記回転駆動軸が前記定位側回転方向に回転され前記トングレールが前記定位となった時点では、前記ピニオン歯列のうち前記定位側回転方向における最後のピニオン歯を、前記ラック歯列のうち定位側直進方向における最後のラック歯から離脱させるともに、前記定位側直進方向において前記反位側第2係合面の後方となる前記定位側第2係合面の一端に前記第1係合面の一端を接触させ、
かつ、前記回転駆動軸が前記反位側回転方向に回転され前記トングレールが前記反位となった時点では、前記ピニオン歯列のうち前記反位側回転方向における最後のピニオン歯を、前記ラック歯列のうち反位側直進方向における最後のラック歯から離脱させるとともに、前記反位側直進方向において前記定位側第2係合面の後方となる前記反位側第2係合面の一端に前記第1係合面の他端を接触させるように設定されること
を特徴とする転てつ装置。The rolling device according to claim 2,
The phase relationship between the pinion dentition region and the non-engageable region is
At the time when the rotational drive shaft is rotated in the localization side rotation direction and the tongrel is in the localization, the last pinion tooth in the localization side rotation direction of the pinion tooth row is determined as the localization in the rack tooth row. The first engagement surface is disengaged from the last rack tooth in the lateral rectilinear direction and at one end of the localization side second engagement surface that is behind the inversion lateral second engagement surface in the localization side linear travel direction. Touch one end,
And, when the rotary drive shaft is rotated in the reverse side rotation direction and the tongrel is in the reverse position, the last pinion tooth in the reverse side rotation direction of the pinion tooth row is replaced with the rack. The tooth row is separated from the last rack tooth in the reverse side rectilinear direction, and at one end of the reverse side second engagement surface that is behind the localization side second engagement surface in the reverse side rectilinear direction. The tipping device is set so as to contact the other end of the first engagement surface.
前記第1係合面と前記定位側第2係合面の配置関係は、
前記回転駆動軸が定位側回転方向に回転され前記トングレールが前記定位となった時点においては、前記第1係合面が前記定位側第2係合面を第1所定力で押圧する状態となり、かつ、前記第1係合面と前記反位側第2係合面の配置関係は、前記回転駆動軸が反位側回転方向に回転され前記トングレールが前記反位となった時点においては、前記第1係合面が前記反位側第2係合面を第2所定力で押圧する状態となるように設定されること
を特徴とする転てつ装置。The tipping device according to claim 1,
The arrangement relationship between the first engagement surface and the localization side second engagement surface is as follows:
At the time when the rotational drive shaft is rotated in the localization side rotation direction and the tongrel is in the localization, the first engagement surface presses the localization side second engagement surface with a first predetermined force. and the first engagement surface and the arrangement of the anti-position side second engagement surface, at the time when the rotary drive shaft is the tongue rail is rotated in the counter-position side rotation direction becomes the anti-positions The tipping device is set so that the first engagement surface is in a state of pressing the opposite-side second engagement surface with a second predetermined force.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34070597A JP3889501B2 (en) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | Tipping device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34070597A JP3889501B2 (en) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | Tipping device |
Publications (2)
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