JP3888649B2 - Hollow cathode for plasma generation - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプラズマ生成用ホローカソードに関するものであり、更に詳しくは使用する熱電子放出材料が放電によって亀裂や剥離、脱落を生ずることなく、ホローカソード放電が長時間にわたって安定に維持されるプラズマ生成用ホローカソードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プラズマ生成用ホローカソード(以降、ホローカソードと称する)はイオンプレーティング装置や真空冶金装置において金属を溶融ないしは蒸発させる場合に使用される。例えば、イオンプレーティングにおいては、ホローカソード放電によって金属を溶融して蒸発させ、必要な場合には反応ガスを導入して基板上に薄膜を形成させるが、この時、蒸発粒子のイオン化率が高く基板への付着強度が大であり、蒸発粒子の基板の裏面側への回り込みも良いことから、TiC(炭化チタン)、TiN(窒化チタン)、AlN(窒化アルミニウム)、ZnO(酸化亜鉛)、その他の薄膜がホローカソード放電によるイオンプレーティング装置によって形成される。
【0003】
図3はホローカソード(中空陰極)を使用するイオンプレーティング装置10の縦断面図である。真空ポンプ12が接続された真空槽11内には、蒸発源として水冷銅ブロック19上のハース13に蒸発材料14、例えばMg(マグネシウム)が充填されており、その直上方には流量調整バルブ15に接続され、Ar(アルゴン)ガスの導入パイプを兼ねるTa(タンタル)パイプ16の先端にL字形状のホローカソード37が取り付けられており、外部の直流電源18によってハース13とホローカソード37との間に直流電圧が印加されるようになっている。このホローカソード37は外径20mm、内径14mm、長さ200mmのL字形のTaパイプからなり、後述するが、その先端部には仕事関数が小さく、熱電子放出温度の低いLaB 6 (硼化ランタン)が内層として一体的に取り付けられている。真空槽11内の上方の基板ホールダ22にはガラス基板21が固定されており、ガラス基板21の裏面側にはガラス基板21の温度を制御するための赤外線ヒータ23が取り付けられている。更に真空槽11の外部から反応ガスとしての0 2 (酸素)ガスが流量調節バルブ24を備え、先端部をリング状とした反応ガスパイプ25によって導入され、蒸発されてくるMgとの反応度を高めるようにガラス基板21の周囲に設けられた円筒状のチムニー26内においてガラス基板21に向けて噴出されるようになっている。
【0004】
従来、ホローカソードとしては単なるL字形のTaパイプが使用されてきたが、受けるスパッタ作用等による消耗が激しいこと、放電電圧が高いこと、ホローカソード放電時における温度が2500℃に近い温度にもなり輻射熱の基板21への影響を無視できないことのほか、熱絶縁のためのコストが大であることから、熱電子放出材料LaB 6 が着目されるようになった。
【0005】
図4は上記ホローカソード37の断面図である。すなわち、外径20mmφ、肉厚3mmのTaパイプ36の先端(下端)部の肉厚を1.5mmとするように、その内周側を先端から奥へ正味長さ40mmくり抜き、終端にストッパーとしてのテーパ部35を設けた箇所を外層とし、これに内層としての外径17mmφ、内径7mmφ、長さ40mmのLaB 6 円筒31を挿嵌し、下端に肉厚3mmで円筒状のTaキャップ39をかぶせて溶接固定したものである。Taキャップ39の軸心部には径5mmφの開口38が形成されている。LaB 6 円筒31はLaB 6 微粒子の焼結体である。なお、Taの仕事関数は4.3eV、熱電子放出温度は2500℃近辺であるに対して、LaB 6 の仕事関数は2.3〜2.6eVと小さく、熱電子放出温度も1500℃近辺にある。
【0006】
上記のイオンプレーティング装置10によってガラス基板21上にMgO(酸化マグネシウム)薄膜を形成させるには、真空槽11内を到達可能な圧力まで真空ポンプ12によって排気した後、所定の流量で所定の分圧となるようにArガスを導入し、直流電源18によってハース13とホローカソード37との間に直流電圧を印加する。これによってArガスはプラズマ化され、プラズマによって加熱されるホローカソード37のLaB 6 円筒31から熱電子が放出される。その熱電子ビームとしてのホローカソード放電によってMgは加熱されて溶融しガラス基板21へ向かって蒸発する。この時、蒸発する粒子の20〜40%はイオン化される。一方、反応ガスとしてのO 2 ガスを所定の分圧となるように導入しチムニー26内で噴出させることにより、ガラス基板21上に反応生成物としてのMgO薄膜が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のホローカソード37を設置したイオンプレーティング装置10によって、表1に示した条件でガラス基板21へのMgOの膜形成を連続的に繰り返し、成膜時間の合計がほぼ100時間に達するとホローカソード放電が不安定化するので成膜を停止せざるを得なかった。その原因を調査したところ、LaB 6 円筒31が損傷を受けていることが判明した。その時点におけるホローカソード37の断面図である図5に示すように、LaB 6 円筒31に亀裂が生じており、その一部は剥離、脱落してTaキャップ39の開口38を閉塞するようになっていた。すなわち、図4に示したホローカソード37では一つの目標としての500時間のような長時間の連続成膜は不可能である。
【0008】
【表1】
【0009】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、ホローカソードに内層として使用するLaB 6 がホローカソード放電によって亀裂や剥離、脱落を生ずることなく、長時間の連続放電が可能なプラズマ生成用ホローカソードを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は請求項1の構成によって解決されるが、その解決手段を実施の形態によって例示すれば、図1のAは本実施の形態のプラズマ生成用ホローカソード47の下端部の断面図であり、図1のBは図1のAにおけるLaB 6 複合物円筒41の内部構造を示す部分拡大図である。すなわち、外層としてのTaチューブ45内に保持させる内層としてのLaB 6 複合物円筒41には、LaB 6 の顆粒を分散相48とし、融点2000℃以上の高融点金属であるTaの微粒子を分散媒49として焼結して形成されるものを使用している。このような構成とすることにより、ホローカソード47は長時間の放電によっても亀裂や剥離を生ずることなく、放電が長時間にわたって安定化される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図1は本実施の形態によるホローカソード47を示し、図1のAはその下端部の断面図であり、図1のBは図1のAにおけるaで示す部分の拡大図である。
【0013】
全体的な構造は図4に示したホローカソード37と同様であり、外径20mmφ、肉厚3mmのTaパイプ36の先端側の内周部を肉厚が1.5mmとなるように正味長さ40mmくり抜いて外層とし、その内部へ内層として外径17mmφ、内径7mmφ、長さ40mmの下記するLaB 6 複合物の円筒41を挿入し、軸心部に径5mmφの開口38を備えた有底の円筒状のTaキャップ39をかぶせ溶接固定したものである。この実施の形態のホローカソード47が図4のホローカソード37と異なるところは、図1のBに示すように、平均粒子径1mmのLaB 6 の顆粒を分散相48とし、平均粒子径10μmのTaの微粒子を分散媒49として焼結して形成されるLaB 6 複合物円筒41を内層としていることにある。
【0014】
すなわち、LaB 6 複合物円筒41はLaB 6 の顆粒70〜80容積%と、Taの微粒子20〜30容積%とを混合して1000〜1700℃に加熱することにより、微粒子であり単位重量当たりの表面積が大きく、表面エネルギーが大となっているTa微粒子が焼結されて分散媒49を形成し、LaB 6 の顆粒を分散相48として包みこむと共に、LaB 6 複合物円筒41の強度メンバーとなってLaB 6 複合物円筒41に強度を付与する。また、「超高融点材料便覧」(エル・ベ・カテリコフ、ほか;日ソ共同通信社)によればTa等の金属は1800℃〜2000℃の温度においてLaB 6 と反応するとされており、ホローカソード放電時に高温度になるLaB 6 複合物円筒41においても分散相48のLaB 6 顆粒と分散媒49のTa微粒子との間に強固な密着の生起することが推測される。そして、このようなLaB 6 複合物円筒41を内層とするホローカソード47では、熱電子放出材料LaB 6 の亀裂、剥離が防止されるので、ホローカソード放電が長時間にわたって安定化することが期待される。
【0015】
図3に示したイオンプレーティング装置10のホローカソード37を図1に示した本実施の形態のホローカソード47と交換し、表1に示した条件のもとでガラス基板21上にMgO薄膜を形成させた。薄膜形成を連続的に繰り返して行い、成膜時間の合計が500時間を経過した後の、ホローカソード47の断面図を図2に示した。すなわち、ホローカソード47のLaB 6 複合物円筒41の内表面は一点鎖線で示す膜形成前の位置から500時間後には実線位置まで後退していた。しかし、LaB 6 は亀裂や剥離、脱落を全く生じておらず、特にその先端部において表面から徐々に消耗していることが判明した。すなわち、LaB 6 複合物円筒41を内層とし、Taパイプ36を外層とする2層構造とし、軸心部に開口38を備えた有底円筒状のTaキャップ39で先端面を覆ったホローカソード47によって、ホローカソード放電が長時間にわたって安定して得られ、ホローカソードの寿命も従来より大幅に延長された。
【0016】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0017】
例えば、本実施の形態においては、ホローカソード47の内層に使用するLaB 6 円筒41はLaB 6 顆粒を分散相とし、Ta微粒子を分散媒とする焼結体としたが、Ta以外の、例えばW(タングステン)、Mo(モリブデン)、Hf(ハフニウム)またはNb(ニオブ)の微粒子も分散媒とし得る。また、同じく溶融温度が2000℃以上のTaB 2 (硼化タンタル)の微粒子も分散媒として使用し得る。
【0018】
また本実施の形態においては、分散相としてのLaB 6 顆粒を70〜80容積%と、分媒49としてのTa微粒子を20〜30容積%とを混合して焼結させたが、この混合割合はこれに限られない。LaB 6 複合物円筒41の強度を更に大にするにはTa微粒子の割合を大にすることが必要であるし、また使用するLaB 6 顆粒が球状に近い場合にはTa微粒子の割合を小にしても同一強度のLaB 6 複合物円筒41が得られる。すなわち、分散相48としてのLaB 6 顆粒と分散媒としてのTa微粒子との割合はLaB 6 の熱電子放出性を損なわない範囲で適宜設定される。
【0019】
また本実施の形態においては、Taパイプ36の先端部の内周側をくり抜いた箇所を外層とし、その内周面に接するように内層としてのLaB 6 複合物円筒41を挿嵌し、軸心部に開口38を備えたTaキャップ39を先端面にかぶせてホローカソード47としたが、これ以外の如何なる方法で外層としてのTaパイプ36に内層としてのLaB 6 複合物円筒41を保持させてもよい。例えばLaB 6 複合物円筒41が丁度入り得る長さと内径を有し、底面の中心部に開口の形成された有底のTaチューブ内に内層としてのLaB 6 複合物円筒41を保持させ、そのTaチューブの上端部をTaパイプ36の先端部に螺合させるようにしてもよい。
【0020】
また本実施の形態においては、LaB 6 複合物円筒41のサイズを外径17mm、内径7mm、長さ40mmとしたが、サイズはこれに限られず、外径や長さを大にしてもよく内径を大にしてもよい。特に大電流を流す場合には、LaB 6 複合物円筒41の内表面積を大にして電気抵抗を小さくすることが望ましい。
【0021】
また本実施の形態においては、内層としてのLaB 6 複合物円筒41を保持させる外層としてTaパイプ36を採用したがTaと同様に融点が2000℃以上にあるMoパイプ、Wパイプも使用し得る。
【0022】
また本実施の形態においては、ホローカソード47をイオンプレーティング装置10に使用する場合を例示したが、本発明のプラズマ生成用ホローカソードを真空冶金装置における金属溶融用のホローカソードとしても適用し得ることは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】
本発明は以上に説明したような形態で実施され、次に記載するような効果を奏する。
【0024】
本発明のプラズマ生成用のホローカソードは、Ta、MoまたはWのパイプの先端部を外層とし、その内周面に密接して、LaB 6 の顆粒を分散相とし融点2000℃以上の高融点金属の微粒子または硼化金属の微粒子を分散媒として焼結し形成されるLaB 6 複合物円筒を内層としているので、高融点金属または硼化金属からなる分散媒が分散相であるLaB 6 に亀裂や剥離、脱落を発生させず、また内層のLaB 6 複合物円筒の外周面および先端側の端面をTa、MoまたはWのパイプおよびキャップで密に覆って保護しているので、LaB 6 複合物円筒は内表面から徐々に消耗し、放電電流400Aでカソード放電させても500時間以上の長時間にわたってホローカソード放電が安定に維持され、ホローカソードが長寿命化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態によるホローカソードを示し、Aは縦断面図であり、BはAにおいてaで示す部分の拡大図である。
【図2】 同ホローカソードの500時間放電後の縦断面図である。
【図3】 イオンプレーティング装置の縦断面図である。
【図4】 従来例のホローカソードの縦断面図である。
【図5】 同ホローカソードの100時間放電後の縦断面図である。
【符号の説明】
10 イオンプレーティング装置
11 真空槽
12 真空ポンプ
13 ハース
14 蒸発材料Mg
16 Taパイプ
18 直流電源
21 ガラス基板
22 基板ホールダ
23 赤外線ヒータ
25 反応ガスパイプ
26 チムニー
36 Taパイプ
38 開口
39 Taキャップ
41 LaB 6 複合物円筒
47 ホローカソード
48 分散相
49 分散媒[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hollow cathode for plasma generation, and more particularly, for generating plasma, in which a hollow cathode discharge is stably maintained over a long period of time without causing the thermoelectron emission material to be cracked, peeled off, or dropped off by discharge. It relates to a hollow cathode.
[0002]
[Prior art]
A plasma-generating hollow cathode (hereinafter referred to as a hollow cathode) is used for melting or evaporating a metal in an ion plating apparatus or a vacuum metallurgical apparatus. For example, in ion plating, a metal is melted and evaporated by hollow cathode discharge, and when necessary, a reactive gas is introduced to form a thin film on the substrate. At this time, the ionization rate of the evaporated particles is high. TiC (titanium carbide), TiN (titanium nitride), AlN (aluminum nitride), ZnO (zinc oxide), etc., because the adhesion strength to the substrate is high and the vaporized particles can wrap around the back side of the substrate The thin film is formed by an ion plating apparatus using hollow cathode discharge.
[0003]
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of an
[0004]
Conventionally, a simple L-shaped Ta pipe has been used as a hollow cathode. However, the consumption due to the sputtering effect, etc. is severe, the discharge voltage is high, and the temperature during hollow cathode discharge is close to 2500 ° C. In addition to the fact that the influence of radiant heat on the
[0005]
FIG. 4 is a sectional view of the
[0006]
In order to form an MgO (magnesium oxide) thin film on the
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
When the
[0008]
[Table 1]
[0009]
The present invention has been made in view of the above problems, and provides a hollow cathode for plasma generation in which LaB 6 used as an inner layer of a hollow cathode can be continuously discharged for a long time without causing cracks, peeling or dropping due to the hollow cathode discharge. The task is to do.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The above problem is solved by the structure of claim 1. If the solution is illustrated by an embodiment, FIG. 1A is a cross-sectional view of the lower end portion of the
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0012]
FIG. 1 shows a
[0013]
The overall structure is the same as that of the
[0014]
That is, the LaB 6
[0015]
The
[0016]
The embodiment of the present invention has been described above. Of course, the present invention is not limited to this, and various modifications can be made based on the technical idea of the present invention.
[0017]
For example, in the present embodiment, the LaB 6 cylinder 41 used for the inner layer of the
[0018]
Further, in the present embodiment, 70-80% by volume of LaB 6 granules as a dispersed phase and 20-30% by volume of Ta fine particles as a medium 49 are mixed and sintered. Is not limited to this. In order to further increase the strength of the LaB 6
[0019]
Further, in the present embodiment, a location where the inner peripheral side of the tip end portion of the
[0020]
In this embodiment, the LaB 6
[0021]
In the present embodiment, the
[0022]
In the present embodiment, the
[0023]
【The invention's effect】
The present invention is implemented in the form as described above, and has the following effects.
[0024]
The hollow cathode for plasma generation according to the present invention is a high melting point metal having a Ta, Mo or W pipe with the outer layer as the outer layer and in close contact with the inner peripheral surface, with LaB 6 granules as a dispersed phase and a melting point of 2000 ° C. or higher. Since the inner layer is a LaB 6 composite cylinder formed by sintering a fine particle or a metal boride fine particle as a dispersion medium, the dispersion medium made of a refractory metal or a metal boride has cracks or cracks in LaB 6 as a dispersion phase. No peeling or dropping occurs, and the outer peripheral surface and the end surface on the tip side of the LaB 6 composite cylinder of the inner layer are closely covered with Ta, Mo or W pipes and caps for protection, so the LaB 6 composite cylinder Is gradually consumed from the inner surface, and even if the cathode discharge is performed at a discharge current of 400 A, the hollow cathode discharge is stably maintained for a long time of 500 hours or more, and the life of the hollow cathode is extended.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a hollow cathode according to an embodiment, in which A is a longitudinal sectional view, and B is an enlarged view of a portion indicated by a in A. FIG.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of the hollow cathode after 500 hours of discharge.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of an ion plating apparatus.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of a conventional hollow cathode.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of the hollow cathode after 100 hours of discharge.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
16
Claims (3)
前記LaB 6 複合物は、平均粒子径1mmのLaB 6 の顆粒と、平均粒子径10μmで融点が2000℃以上の高融点金属の微粒子または硼化金属の微粒子とを、前記LaB 6 の顆粒が70〜80容積%、前記高融点金属の微粒子または前記硼化金属の微粒子が20〜30容積%の比率に混合し、前記LaB 6 の顆粒を分散相とし、前記高融点金属の微粒子または前記硼化金属の微粒子を分散媒として焼結されたものであることを特徴とするプラズマ生成用ホローカソード。An outer layer made of a metal pipe of Ta (tantalum), W (tungsten), or Mo (molybdenum), and a hollow cathode for use in melting or evaporation of the metal, Plasma generation comprising an inner layer made of a cylinder of LaB 6 (lanthanum boride) composite held in close contact with the peripheral surface, and at least the end surface on the tip side of the inner layer is covered with the outer layer metal Hollow cathode for
The LaB 6 composite is composed of LaB 6 granules having an average particle diameter of 1 mm , refractory metal fine particles or metal boride fine particles having an average particle diameter of 10 μm and a melting point of 2000 ° C. or more, and LaB 6 granules of 70 μm. -80% by volume of the refractory metal fine particles or the metal boride fine particles are mixed in a ratio of 20 to 30% by volume, and the LaB 6 granules are used as a dispersed phase to form the refractory metal fine particles or the boride. A hollow cathode for generating plasma, which is sintered using metal fine particles as a dispersion medium.
請求項1に記載のプラズマ生成用ホローカソード。2. The hollow cathode for plasma generation according to claim 1, wherein the refractory metal is at least one of Ta (tantalum), Mo (molybdenum), W (tungsten), Hf (hafnium), and Nb (niobium). .
請求項1または請求項2に記載のプラズマ生成用ホローカソード。The hollow cathode for plasma generation according to claim 1 or 2, wherein the metal boride is TaB 2 (tantalum boride).
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