JP3888536B2 - アドホック網のルーティング方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アドホック網のルーティング方法に係り、特に、送信元ノードと宛先ノードとの間に最適パスを確立するためのルーティング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線通信技術を採用した移動ノードにおいて、既存のインターネットなどのインフラ網に接続することなく、ノード間で自立的にネットワークを構成して通信を行う形態のネットワーク、すなわちアドホック網が提案されている。
【0003】
図9は、アドホック網の構成を示した図であり、丸印は移動ノードNa、Nb…Ngを示し、その外周に記載した同心円は各移動ノードの無線カバレッジを示している。各移動ノードはルーティング機能を備え、宛先ノードまでの経路を作成してデータを配信する。
【0004】
このような構成のアドホック網において、いずれかのノードでデータ送信要求が発生した時点で宛先までの経路を確立するルーティング方式(オンデマンド型のルーティング方式)では、宛先ノードまでの経路(パス)を確立するための制御メッセージを全てのノードがブロードキャスト(広報)することにより、このメッセージが宛先ノードまで伝搬される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図10において、ノードNaからNd宛にデータの送信要求が発生した場合、送信元ノードNaから宛先ノードNd宛にパス接続要求メッセージがブロードキャストされる。このメッセージは、例えばノードNb、Ncを中継してノードNdに至る第1パスと、ノードNe、Nf、Ng、Ncを中継して宛先ノードNdに至る第2パスとで伝達される。
【0006】
このように複数のパスを経由してメッセージが宛先ノードNdへ届いた場合、宛先ノードでは、先に届いたメッセージのパスを選択してパス接続応答メッセージを送信元ノードに向けてユニキャスト(単一ノード宛)で転送する。これにより、送信ノードNaと宛先ノードNdとの間にパスが確立されるので、これ以後は、当該パスを経由してデータ交換が行われる。しかしながら、到着順序の早いパス接続要求メッセージの辿ったパスが最適であるとは限らないため、上記した従来技術では、必ずしも最適パスが選択されるとは限らなかった。
【0007】
さらに、図11に示したように、送信元ノードNaと宛先ノードNcとの間に既にパスが確立している状態で、ノードNaがさらにノードNdに対してパス接続要求メッセージをブロードキャストしたような場合でも、宛先ノードNdでは最初に到着したパス接続要求メッセージに対して応答する可能性が高い。そして、図11の例では、経由するノード数の少ないノードNa→Nb→Nc→Nd経由のメッセージが先に到着し、このパスが選択されるので、二つのパスが同一ノードNb、Ncを経由することになる。このため、複数のパスが同一ノードを経由することによるノードの過負荷や、トラヒックの集中によるデータスループットの劣化等が発生しやすいという技術課題があった。
【0008】
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、送信元ノードと宛先ノードとの間に常に最適パスを確立できるアドホック網のルーティング方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明は、複数の無線ノードが自立分散的に無線ネットワークを構築するアドホック網において、送信元ノードが宛先ノードを指定してブロードキャストしたパス接続要求メッセージを他の無線ノードが連携して宛先ノードまで中継する手順と、各パス接続要求メッセージに、当該パス接続要求メッセージが辿ったパスの通信能力に関する情報を登録する手順と、経路の異なる複数のパス接続要求メッセージを受信した宛先ノードが、各パス接続要求メッセージに登録された前記通信能力情報に基づいて一のパスを選択する手順と、宛先ノードが、前記選択した一のパスに対してパス接続応答メッセージをユニキャストする手順とを含むことを特徴とする。
【0010】
上記した特徴によれば、送信元および宛先が同一であって経路の異なる複数のパス接続要求メッセージを受信した宛先ノードは、各パス接続要求メッセージに登録されている通信能力情報に基づいて各パスを評価できるので、最適なパスを簡単に選択することができる。また、ネットワーク全体として見れば、複数のパスが確立される状況下でも、トラヒックが分散されて一部のノードへのパスの集中が防止されるので、ネットワークの利用効率が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明のルーティング方法の基本動作を説明するための図であり、無線移動ノードNa、Nb、Nc、Nd、Ne、Nf、Ngがアドホック網を構成している。ここでは、ノードNaが送信元ノード、ノードNdが宛先ノード、他のノードが中継ノードとして機能する場合を例にして説明する。
【0012】
各ノードNiは自ノードのパス利用率Liを管理している。パス利用率Liは、各ノードNiにおいて利用可能なパスの本数Riと確立済みパスの本数riとの比であり、次式(1)で表される
Li=ri/Ri …(1)
【0013】
ここでは、ノードNb、Ncのパス利用率Lb、Lcがいずれも「1」であり、他のノードNe、Nf、Ngのパス利用率Le、Lf、Lgがいずれも「0」であるものとして説明する。
【0014】
送信元ノードNaがノードNdを宛先としてブロードキャストしたパス接続要求メッセージは、初めにノードNb、Neへ到達する。このパス接続要求メッセージには累積利用率S(初期値は「0」)が登録されている。累積利用率Sは、パスを構成する各ノードの利用率Liの積算値であり、複数のノードN1、N2…Nnを経由して各ノードに到達した時点でのパス接続要求メッセージに登録された累積利用率Snは、次式(2)で表される。
【0015】
ノードNb、Neが受信した各パス接続要求メッセージに登録されている累積利用率S1、S2は、当該時点では「0」であり、ノードNbは累積利用率S1に自身のパス利用率Lb(=1)を加算して当該累積利用率S1を「1」に更新する。ノードNeも累積利用率S2に自身のパス利用率Lb(=0)を加算するが、当該累積利用率S2は「0」のままである。ノードNcは、ノードNbから受信したパス接続要求メッセージに登録されている累積利用率S1(=1)に自ノードのパス利用率Lc(=1)を加算して「2」に更新し、これを宛先ノードNdへ送信する。したがって、宛先ノードNdがノードNb、Nc経由で受信したパス接続要求メッセージに登録された累積利用率S1は「2」となる。
【0016】
同様に、ノードNfは、ノードNeから受信したパス接続要求メッセージM2に登録されている累積利用率S2(=0)に自ノードのパス利用率Lf(=0)を加算して「0」に更新し、これをノードNgへ送信する。ノードNgは、ノードNfから受信したパス接続要求メッセージに登録されている累積利用率S2(=0)に自ノードのパス利用率Lg(=0)を加算して「0」とし、これをノードNcへ送信する。ノードNcは、ノードNgから受信したパス接続要求メッセージに登録されている累積利用率S2(=0)に自ノードのパス利用率Lc(=1)を加算して「1」に更新し、これを宛先ノードNdへ送信する。したがって、宛先ノードNdがノードNe、Nf、Ng、Nc経由で受信したパス接続要求メッセージに登録された累積利用率S2は「1」となる。
【0017】
宛先ノードNdは各パスの累積利用率S1、S2を比較し、その値の小さいパスを選択してパス接続応答メッセージをユニキャストする。送信元ノードNaがパス接続応答メッセージを受信すると、送信元ノードNaと宛先ノードNdとの間にパスが確立される。
【0018】
このように、本発明では宛先ノードが受信する各パス接続要求メッセージにパスの累積利用率Sが登録されており、宛先ノードは累積利用率Sの小さい経路を選択してパスを確立できるので、最適なパスを簡単に選択することができる。また、ネットワーク全体として見れば、複数のパスが確立される状況下でも、トラヒックが分散されて一部のノードへのパスの集中が防止されるので、ネットワークの利用効率が向上する。
【0019】
次いで、図2,3,4のフローチャートを参照して、本実施形態における送信元ノード、中継ノードおよび宛先ノードの動作を詳細に説明する。なお、本実施形態でもノードNaが送信元、ノードNdが宛先であるものとする。
【0020】
図2は、送信ノードNaの動作を示したフローチャートである。ステップS101において、上位層であるアプリケーション層からパケット送信要求を受信したノードNaは送信元ノードとして振る舞い、ステップS102において、指定された宛先ノードNdまでのパスが既に確立されているか否かを判定する。パスが確立されていなければステップS103へ進み、試行回数Kに初期値として「1」がセットされる。ステップS104では、ノードNdを宛先とするパス接続要求メッセージがブロードキャストされる。
【0021】
次いで、図3のフローチャートを参照して、前記パス接続要求メッセージを受信した各中継ノードおよび宛先ノードの動作を説明する。
【0022】
ステップS201において、前記パス接続要求メッセージを受信したノードは、ステップS202において、その宛先が自ノードであるか否かを判定する。宛先が自ノード以外であれば中継ノードとして振る舞い、ステップS203において、指定された宛先までのパスが既に確立されているか否かを判定する。宛先までのパスが未だ確立されていなければ、ステップS204において、前記受信したパス接続要求メッセージが新規であるか否かが判定される。本実施形態では、パス接続要求メッセージに登録されている送信元ノードおよび宛先ノードの少なくとも一方が、これより先に受信したパス接続要求メッセージの送信元ノードおよび宛先ノードと異なっていれば、これを新規のメッセージと判断してステップS205へ進む。
【0023】
ステップS205では、図5に示したように、当該メッセージを中継して自ノードへ転送してきた隣接ノードを、送信元へデータを送信する際の次ホップとして経路表へ登録する。すなわち、送信元ノードNaがブロードキャストしたパス接続要求メッセージをノードNbから受信したノードNcは、ノードNaを宛先とするパケットの次ポップとしてノードNbを登録する。ステップS206では、受信したパス接続要求メッセージに登録されている累積利用率Sを読み取る。ステップS207では、この累積利用率Sに自ノードのパス利用率Lを加算して更新する。ステップS208では、前記更新後の累積利用率Sが登録されたパス接続要求メッセージを再ブロードキャストする。
【0024】
一方、前記ステップS202において、受信したパス接続要求メッセージの宛先が自ノードであれば宛先ノードとして振る舞い、ステップS209において、当該パス接続要求メッセージに登録されている累積利用率Sを記憶する。ステップS210では、他のパスを経由して到着する同一メッセージの受信に備えて所定時間だけ待機する。その間、他のパスを経由して同一メッセージが受信されるごとに、その累積利用率SがステップS209において全て記憶される。
【0025】
所定の待機時間が経過するとステップS211へ進み、前記複数のパスの中から、前記累積利用率Sが最低のパスが最適パスとして選択される。ステップS212では、前記累積利用率Sが最低であったパス接続要求メッセージに対するパス接続応答メッセージがユニキャストされる。なお、このパス接続応答メッセージには、前記最低であった累積利用率Sが登録されている。
【0026】
なお、図7に示したように、ノードNb、Nd間に既にパスが確立されているときのノードNbがノードNdを宛先とするパス接続要求メッセージを受信すれば、前記ステップS203において、宛先までのパスが既に確立されていると判断してステップS212へ進む。前記ノードNbには当該パスの累積利用率Sが登録されており、ステップS212において、当該パスの累積利用率Sが登録されたパス接続応答メッセージを送信元ノードNaへユニキャストする。
【0027】
図4は、前記パス接続応答メッセージを受信した各中継ノードの動作を示したフローチャートである。
【0028】
ステップS301においてパス接続応答メッセージを受信すると、ステップS302では、自ノードから送信元ノードNaまでのパスが既に確立されているか否かが判定される。確立されてなければステップS305へ進む。これに対して、図8に示したように、ノードNa、Nc間に既にパスが確立されているときのノードNcが前記パス接続応答メッセージを受信すれば、ステップS303へ進む。
【0029】
ステップS303では、当該パス接続応答メッセージに登録されている累積利用率S(new)が読み取られ、ステップS304において、前記既に確立されているパスの累積利用率S(pre)と比較される。今回の累積利用率S(new)が前記既に確立されているパスの累積利用率S(pre)よりも低ければ、ステップS305において、図6に示したように、当該パス接続応答メッセージを中継した隣接ノードを、宛先へパケットを送信する際の次ホップとして経路表に登録する。すなわち、宛先ノードNdからユニキャストされたパス接続応答メッセージをノードNcから受信したノードNbは、ノードNdを宛先とするパケットの次ポップとしてノードNcを登録する。なお、選択されなかったパスが経由する各ノードの経路表は一定時間後に削除される。
【0030】
ステップS306では、受信したパス接続応答メッセージに登録されている累積利用率Sが読み取られて保持される。この累積利用率Sは、次のステップS304において前記「現在のパスの累積利用率S(pre)」として利用される。ステップS307では、前記パス接続応答メッセージが前記経路表に基づいて次ホップへ送信される。
【0031】
次いで、前記図2のフローチャートへ戻り、前記パス接続応答メッセージを受信した送信元ノードNaの動作を説明する。
【0032】
送信元ノードは、ステップS105において、前記パス接続要求に応答して宛先ノードNdから自ノード宛にユニキャストされるパス接続応答メッセージの受信の有無を判定し、パス接続応答メッセージが受信されるまではステップS106へ進む。ステップS106では、前記パス接続要求メッセージを送出してからの経過時間が所定の再試行待ち時間を経過したか否かが判定され、経過するまではステップS105へ戻る。
【0033】
その後、再試行待ち時間が経過し、これがステップS106で検知されると、ステップS107では、前記試行回数Kが再試行上限値Kmaxを超えたか否かが判定され、最初は超えていないと判定されるので、ステップS108において前記試行回数Kがカウントアップされ、その後、ステップS104へ戻って前記パス接続要求メッセージが改めてブロードキャストされる。
【0034】
その後も、前記ステップS105においてパス接続応答メッセージの受信が検知されるまでは、再試行待ち時間が経過するごとにパス接続要求メッセージが再ブロードキャストされる。前記ステップS107において、試行回数Kが再試行上限値Kmaxに達したと判定されると、ステップS109においてパケットが破棄される。ステップS110では、パケットを破棄した旨のメッセージが上位層へ通知される。
【0035】
一方、前記試行回数Kが再試行上限値Kmaxを超えるよりも前に前記パス接続応答メッセージが受信され、これがステップS105で検知されるとステップS111へ進む。ステップS111では、受信したパス接続応答メッセージに登録されているパスと同一のパスが既に確立されているか否かが判定される。確立済みであればステップS112へ進み、当該パス接続応答メッセージに登録されている累積利用率S(new)が読み取られ、ステップS113において、前記既に確立されているパスの累積利用率S(pre)と比較される。
【0036】
前記累積利用率S(pre)が累積利用率S(new)よりも低ければステップS116へ進み、前記送信要求のあったパケットが前記確立済みのパスを利用して宛先へ送信される。また、累積利用率S(new)が累積利用率S(pre)よりも低い場合や、前記ステップS111においてパスが未だ確立されていないと判定されるとステップS114へ進む。
【0037】
ステップS114では、当該パス接続応答メッセージに登録されている経路情報を自ノードの経路表に書き込む。これにより、ノードNa、Nd間にパスが確立される。ステップS115では、同じく当該パス接続応答メッセージに登録されている累積利用率Sを保存する。この累積利用率Sは、自ノードが今後、前記ノードNdを宛先とする他のパス接続要求メッセージの中継ノードとして振る舞う際に、前記図4のステップS304で「現在のパスの累積利用率S(pre)」として利用される。ステップS116では、送信要求のあったパケットが前記確立されたパスを利用して宛先へ送信される。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、以下のような効果が達成される。
(1)送信元および宛先が同一であって経路の異なる複数のパス接続要求メッセージを受信した宛先ノードは、各パス接続要求メッセージに登録されている通信能力情報に基づいて各パスを評価できるので、最適なパスを簡単に選択することができる。
(2)複数のパスが確立される状況下でも、トラヒックが分散されて一部のノードへのパスの集中が防止されるので、ネットワークの利用効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したパス選択方法の基本動作を説明するための図である。
【図2】 送信ノードがパス接続要求メッセージをブロードキャストする手順を示したフローチャートである。
【図3】 パス接続要求メッセージを受信した中継ノードおよび宛先ノードの動作を示したフローチャートである。
【図4】 パス接続応答メッセージを受信した各中継ノードの動作を示したフローチャートである。
【図5】 パス接続要求メッセージに基づいて中継ノードが登録する経路情報の一例を示した図である。
【図6】 パス接続応答メッセージに基づいて中継ノードが登録する経路情報の一例を示した図である。
【図7】 パス接続要求メッセージで要求されたパスが既に確立されている状態を模式的に示した図である。
【図8】 パス接続応答メッセージで要求されたパスが既に確立されている状態を模式的に示した図である。
【図9】 アドホック網の構成を示した図である。
【図10】 従来のアドホック網におけるルーティング手順(その1)を示した図である。
【図11】 従来のアドホック網におけるルーティング手順(その2)を示した図である。
【符号の説明】
Na、Nb、Nc、Nd、Ne、Nf、Ng…無線ノード
Claims (4)
- 複数の無線ノードが自立分散的に無線ネットワークを構築し、送信元ノードが宛先ノードを指定してブロードキャストしたパス接続要求メッセージを他の無線ノードが連携して宛先ノードまで中継し、前記宛先ノードが、前記パス接続要求メッセージに応答してパス接続応答メッセージを前記送信元ノード宛にユニキャストすることにより、前記送信元ノードと宛先ノードとの間にパスが確立されるアドホック網において、
各パス接続要求メッセージに、当該パス接続要求メッセージが辿ったパスにおけるノードの通信能力に関する情報を登録する手順と、
経路の異なる複数のパス接続要求メッセージを受信した宛先ノードが、各パス接続要求メッセージに登録された前記通信能力情報に基づいて一のパスを選択する手順と、
前記宛先ノードが、前記選択した一のパスに対してパス接続応答メッセージをユニキャストする手順とを含むことを特徴とするアドホック網のルーティング方法。 - 前記通信能力情報を登録する手順は、
パス接続要求メッセージを中継する各ノードが、当該パス接続要求メッセージに既登録の通信能力情報を自ノードの通信能力に基づいて更新する手順と、
前記各中継ノードが、前記通信能力情報の更新されたパス接続要求メッセージを再ブロードキャストする手順とを含むことを特徴とする請求項1に記載のアドホック網のルーティング方法。 - 前記各中継ノードが、
既に確立されているパスと同一のパスに関するパス接続応答メッセージを受信したときに、当該パス接続応答メッセージに登録されている通信能力情報を、前記既に確立されているパスに関する通信能力情報と比較する手順と、
前記パス接続応答メッセージに登録されているパスの通信能力が前記既に確立されているパスの通信能力よりも優れていると、前記パス接続応答メッセージをユニキャストすることにより、前記既に確立されているパスを新たなパスに変更する手順とを含むことを特徴とする請求項2に記載のアドホック網のルーティング方法。 - 前記送信元ノードが、
既に確立されているパスに関するパス接続応答メッセージを受信したときに、当該パス接続応答メッセージに登録されている通信能力情報を、前記既に確立されているパスに関する通信能力情報と比較する手順と、
前記パス接続応答メッセージに登録されているパスの通信能力が前記既に確立されているパスの通信能力よりも優れていると、前記既に確立されているパスを新たなパスに変更する手順とを含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のアドホック網のルーティング方法。
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