JP3887050B2

JP3887050B2 - Dispenser nozzle seal mechanism

Info

Publication number: JP3887050B2
Application number: JP30959696A
Authority: JP
Inventors: 直美嶋村; 達夫佐藤
Original assignee: Shiseido Co Ltd
Current assignee: Shiseido Co Ltd
Priority date: 1996-08-12
Filing date: 1996-11-20
Publication date: 2007-02-28
Anticipated expiration: 2016-11-20
Also published as: JPH10108727A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はディスペンサーのノズルシール機構に係り、特に空気に触れることを嫌う内容物が装填された容器本体に配設されるディスペンサーのノズルシール機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、上部に設けられた操作釦を操作するだけで所定量の内容物を取り出せる容器としてでディスペンサー容器が知られている。このディスペンサー容器は、内容物が装填された容器本体と、この容器本体に取り付けられ上記の操作釦の操作により内容物の吐出処理を行なうディスペンサーとにより構成されている。
【０００３】
ところで、このようなディスペンサー容器に装填される内容物には、空気に触れることにより固化してしまったり、また特質が変化（例えば、変色等）するものがある。このような内容物に使用されるディスペンサー容器は、特に気密性を高くする必要がある。
【０００４】
ここで、空気に触れることを嫌う内容物に適用されていた従来のディスペンサー容器１を図１１に示す。同図に示されるように、ディスペンサー容器１は容器本体２とディスペンサー３とにより構成されている。また、ディスペンサー３は、大略すると容器本体２の上部に固定された基部４，この基部４に対して上下動する操作釦５，内容物の容器本体２からディスペンサー３内への進行のみを許容する弁体６等により構成されている。
【０００５】
操作釦５はコイルスプリング７により常に上方向に向け附勢されると共に、内容物が吐出されるノズル８を有している。また、操作釦５の内部には、このノズル８と弁体６とを接続する吐出通路９が形成されている。
上記構成とされたディスペンサー容器１において、容器本体２内に装填されている内容物を取り出すには、ディスペンサー３の操作釦５を押圧操作する。この押圧操作により操作釦５はコイルスプリング７の弾性力に抗して弁体６と共に下動し、これにより吐出通路９の容積が縮小すると共に容器本体２内の内容物は加圧される。また、前記のように弁体６は内容物の容器本体２からディスペンサー３内への進行のみを許容する構成とされているため、加圧された内容物は吐出通路９を通りノズル８から外部に吐出される。これにより、所定量の内容物をディスペンサー容器１から取り出すことができる。
【０００６】
一方、操作釦５に対する押圧操作を止めると、操作釦５はコイルスプリング７の弾性力により上動するが、この時弁体６は閉栓した状態となっているため、吐出通路９内にはある程度の内容物が残留することとなる。従って、仮にノズル８を大気開放した状態のままにすると、吐出通路９内に残留する残留内容物は空気に触れることとなり、この内容物が空気に触れることを嫌うものであると、内容物は固化してしまったり、また特質が変化（例えば、変色等）してしまうおそれがある。
【０００７】
このため、従来ではノズル８に着脱自在の構成のシール栓１０を用い、ディスペンサー容器１の使用が終了した時点でシール栓１０をノズル８に装着し、これにより吐出通路９内の残留内容物が空気と触れないよう構成されていた。図１１は、シール栓１０がノズル８に装着された状態を示している。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに従来におけるノズル８のシール機構は、上記のようにディスペンサー３と別体とされたシール栓１０をノズル８に装着するのみの構成であり、また内容物の取り出し操作を行なうときには必然的にシール栓１０はディスペンサー３から取り外す必要があるため、使用者がこのシール栓１０を無くしやすいという問題点があった。また、ディスペンサー容器１の使用開始時に、使用者がこのシール栓１０を不用意に捨ててしまうことが多々あった。
【０００９】
これにより、吐出通路９内の残留内容物は空気と触れてしまい、固化した場合には内容物の吐出操作を行い難くなってしまい商品価値が低下してしまうという問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、シール栓の損失を防止しうると共に内容物のバージン性を維持しうるディスペンサーのノズルシール機構を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
請求項１記載の発明では、
容器本体に充填された内容物を吐出させるディスペンサーに設けられた吐出部をシールする構成とされており、
前記吐出部に装着されるノズル部と、
前記ノズル部に形成されたノズル先端部をシールする閉栓部と、
前記ノズル部に対して前記閉栓部を変位可能に一体的に接続したヒンジ部と、前記内容物をノズルから吐出する際、前記閉栓部を前記内容物の吐出に邪魔にならない開栓位置に係止する係止機構とを一体的に形成してなるディスペンサーのノズルシール機構であって、
前記係止機構を前記閉栓部に形成された一対の係合突起と、前記ヒンジ部とにより構成し、
前記閉栓部の開栓方向への変位に伴い前記一対の係合部が前記ヒンジ部を挟持するよう係合し、前記閉栓部が前記内容物の吐出に邪魔にならない位置に係止される構成としたことを特徴とするものである。
【００１６】
また、請求項２記載の発明では、
前記請求項１記載のディスペンサーのノズルシール機構において、
前記ノズル部は、前記吐出部に嵌入されることにより前記ディスペンサーに装着されることを特徴とするものである。
【００１７】
更に、請求項３記載の発明では、
前記請求項１または２記載のディスペンサーのノズルシール機構において、
前記閉栓部を前記ノズル先端部に嵌合することにより前記吐出部をシールする構成とすると共に、
シール状態において、前記閉栓部が前記ノズル先端部の外側に嵌合するよう構成したことを特徴とするものである。
【００１８】
上記した各手段は、次のように作用する。
請求項１記載の発明によれば、
ノズル部は吐出部に装着され、またノズル先端部をシールする閉栓部はヒンジ部によりノズル部に変位可能に一体的に接続されるため、閉栓部はディスペンサーに取り付けられた状態で吐出部を開栓或いは閉栓することができる。即ち、閉栓部は常にディスペンサーから離間することはないため、閉栓部の損失を確実に防止することができる。
【００１９】
また、閉栓部は係止機構により、内容物を吐出する際に内容物の吐出に邪魔にならない開栓位置に係止されるため、内容物の吐出操作を容易に行なうことができ、ディスペンサーの操作性を向上させることができる。
【００２１】
また、係止機構を閉栓部に形成された一対の係合部とヒンジ部とにより構成し、閉栓部の開栓方向への変位に伴い一対の係合部がヒンジ部を挟持することにより閉栓部を開栓位置に係止する構成としたことにより、ヒンジ部を係止機構の一部として用いることができ、よって係止機構の構成の簡単化及び製品コストの低減を図ることができる。
【００２４】
また、請求項２記載の発明によれば、
ノズル部が吐出部に嵌入されることによりでディスペンサーに装着される構成としたことにより、簡単な構成でかつ挿入操作のみの簡単な操作でノズルシール機構をディスペンサーに確実に装着することができる。
【００２５】
更に、請求項３記載の発明によれば、
シール状態において閉栓部はノズル先端部の外側に嵌合するため、閉栓部はノズル先端部を覆うようにシールを行なうこととなり、内容物がノズル先端部の口元から溢れることを防止することができる。
【００２６】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図１乃至図４は本発明の第１実施例であるノズルシール機構２０を示している。図１はノズルシール機構２０を適用してたディスペンサー容器２１の断面を示し、図２はノズルシール機構２０の分解斜視した状態を示し、図３は開栓状態とされたノズルシール機構２０の断面を示し、更に図４は開栓状態とされたノズルシール機構２０の断面を夫々示している。
【００２７】
先ず、図１を用いてノズルシール機構２０が適用されたディスペンサー容器２１について説明する。ディスペンサー容器２１は、大略すると容器本体２２，ディスペンサー２３，底蓋２４，及び本発明の要部となるノズルシール機構２０等により構成されている。
【００２８】
容器本体２２は円筒形状を有しており、その内部には空気に触れるのを嫌うと共に比較的粘度の高いジェル状整髪料等が内容物として充填されている。ディスペンサー２３は容器本体２２の上部開口部分に配設されており、また容器本体２２の内部には底蓋２４が配設されている。
【００２９】
ディスペンサー２３は、大略すると容器本体２２の上部に固定された基部２５，この基部２５に対して上下動する操作釦２６，内容物の容器本体２２からディスペンサー２３内への進行のみを許容する弁体２７等により構成されている。
操作釦２６はコイルスプリング２８により常に上方向に向け附勢されると共に、内容物が吐出される吐出部２９を有している。また、操作釦２６の内部には、この吐出部２９と弁体２７とを接続する吐出通路３０が形成されている。
【００３０】
一方、底蓋２４は容器本体２２内を上方向に摺動可能な構成とされており、上下に設けられた舌片状のシール部３１，３２により容器本体２２内で液密に変位しうる構成とされている。尚、底蓋２４の下部に位置する容器本体２２の下端部には、ボトムプレート３３が配設され、底蓋２４を保護する構成とされている。
【００３１】
上記構成とされたディスペンサー容器２１において、容器本体２２内に装填されている内容物を取り出すには、ディスペンサー２３の操作釦２６を押圧操作する。この押圧操作により操作釦２６はコイルスプリング２８の弾性力に抗して弁体２７と共に下動し、これにより吐出通路３０の容積が縮小すると共に容器本体２２内の内容物は加圧される。
【００３２】
また、前記のように弁体２７は内容物の容器本体２２からディスペンサー２３内への進行のみを許容する構成とされているため、加圧された内容物は吐出通路３０に進行して吐出部２９から外部に吐出される。これにより、所定量の内容物をディスペンサー容器２１から取り出すことができる。
【００３３】
一方、操作釦２６に対する押圧操作を止めると、操作釦２６及び弁体２７はコイルスプリング２８の弾性力により上動するが、この時弁体２７は閉栓した状態となっているため容器本体２２内には負圧が発生する。また、前記したように底蓋２４は容器本体２２内で摺動可能な構成とされているため、容器本体２２内が負圧となることにより底蓋２４は上動する。
【００３４】
このように、内容物の吐出に伴い底蓋２４が上動することにより、容器本体２２内において内容物が空気と触れることはなくなり、内容物のバージン性を維持するとができる。
上記のように底蓋２４を設けることにより、容器本体２２内における内容物のバージン性を維持することがてきる。しかるに、ディスペンサー２３においては、吐出操作が終了した状態で吐出通路３０内にある程度の内容物が残留する。
【００３５】
従って、仮に吐出部２９を大気開放した状態のままにすると、吐出通路３０内に残留する残留内容物は空気に触れ、内容物に固化が生じたり、また特質が変化（例えば、変色等）してしまうおそれがあることは前述した通りである。このため、本実施例に係るディスペンサー容器２１では、ディスペンサー２３にノズルシール機構２０が設けられている。
【００３６】
以下、ノズルシール機構２０について説明する。図２乃至図４に拡大して示すように、ノズルシール機構２０は大略するとノズル部３４，閉栓部３５，ヒンジ部３６，及び係止機構３７等により構成されている。ノズル部３４，閉栓部３５，及びヒンジ部３６は樹脂により一体成形されたもであり、従って一つの金型により製造することができるため、コストの低減を図ることができる。
【００３７】
ノズル部３４は略筒状形状を有しており、前記した吐出部２９に形成された吐出通路３０に嵌入されることにより装着される構成とされている。よって、簡単な作業でノズル部３４をディスペンサー２３に装着することができる。尚、このノズル部３４は、吐出通路３０の内壁との嵌着力により吐出部２９に固定する構成としてもよく、また接着剤等を用いて固定する構成としてもよい。
【００３８】
閉栓部３５には、内容物が吐出する吐出部２９の吐出口３８（本実施例では、ノズル部３４に形成された孔がこれに該当する）に挿入される栓部３９が形成されている。また、閉栓部３５の吐出口３８が形成された面と反対側の面には、係止機構３７を構成する突起４０（第１の係合部）が形成されている。
【００３９】
また、ディスペンサー２３の上部には、突起４０と共に係止機構３７を構成する係止孔４１（第２の係合部）が形成されている。更に、ヒンジ部３６は、上記した閉栓部３５をノズル部３４に対して変位可能に一体的に接続した構成とされている。
【００４０】
続いて、上記構成されたノズルシール機構２０の機能について説明する。前記したように、ノズル部３４は吐出部２９に装着され、またノズル部３４に形成されたノズル先端部３４ａをシールする閉栓部３５はヒンジ部３６によりノズル部３４に変位可能に一体的に接続されている。このため、ノズル部３４がディスペンサー２３に取り付けられた状態で、閉栓部３５はノズル先端部３４ａを開栓或いは閉栓することができ、これにより吐出部２９を閉栓部３５により開閉することが可能となる。
【００４１】
図３は、閉栓部３５がノズル部３４のノズル先端部３４ａを閉栓した状態を示している。この閉栓状態は、使用者がディスペンサー容器２１を使用しない状態である。このようにディスペンサー容器２１の不使用時においては、ノズル部３４のノズル先端部３４ａは閉栓部３５により閉栓されるため、吐出通路３０に内容物が残留していてもこれが空気と触れることはなく、内容物の固化及び特質の劣化を確実に防止することができる。
【００４２】
また、図４は閉栓部３５がノズル部３４のノズル先端部３４ａを開栓した状態を示している。この開栓状態は、使用者がディスペンサー容器２１を使用する状態である。この開栓時においては、使用者は閉栓部３５をノズル先端部３４ａから取り外し、続いて閉栓部３５をヒンジ部３６を中心として回動させる。そして、閉栓部３５に形成された係止機構３７を構成する突起４０をディスペンサー２３に形成された係止孔４１に係合させる。これにより、閉栓部３５はディスペンサー２３に係止された状態となる。
【００４３】
この閉栓部３５の係止位置は、内容物をノズル先端部３４ａから吐出する際に吐出の邪魔にならない位置（以下、開栓位置という）に設定されてるいため、内容物の吐出操作を容易に行なうことができ、ディスペンサー２３の操作性を向上させることができる。また、係止機構３７は突起４０と係止孔４０とよりなる簡単な構成であるめ、これを設けることにより、生産性が低下したり、組み立て工数が増大するようなことはない。
【００４４】
また、前記のように閉栓部３５はヒンジ部３６によりノズル部３４に一体的に接続された構成であるため、閉栓部３５は常にノズル部３４から離間することはない。このため、閉栓部３５の損失を確実に防止することができる。
続いて、本発明の第２実施例について説明する。
【００４５】
図５乃至図７は本発明の第２実施例であるノズルシール機構２０Ａを示している。図５はノズルシール機構２０Ａの分解斜視した状態を示し、図６は開栓状態とされたノズルシール機構２０Ａの断面を示し、更に図７は開栓状態とされたノズルシール機構２０Ａの断面を夫々示している。
【００４６】
尚、図５乃至図７において、図１乃至図４に示した第１実施例に係るノズルシール機構２０及びディスペンサー容器２１と同一構成については同一符号を附してその説明を省略する。
前記した第１実施例に係るノズルシール機構２０は、係止機構３７を閉栓部３５に形成した突起４０とディスペンサー２３の吐出部２９に形成した係止孔４１とにより構成した。
【００４７】
これに対し、本実施例に係るノズルシール機構２０Ａでは、ヒンジ部３６と、ノズル部３４に形成した一対のリブ４２（係合突起）とにより係止機構３７Ａを構成し、かつ閉栓状態において栓部３９がノズル先端部３４ａの外側に嵌合するよう構成したしたことを特徴とするものである。
【００４８】
この係止機構３７Ａを構成する一対のリブ４２の離間距離は、ヒンジ部３６の幅寸法より若干小さくなるよう設定されている。また一対のリブ４２の形成位置は、図７に示されるように、ノズル部３４を開栓した状態においてヒンジ部３６に係合する位置（具体的には、ヒンジ部３６の近傍位置）に選定されている。また、閉栓３９の内径寸法は、ノズル先端部３４ａの外径寸法よりも若干小さい寸法とされている。
【００４９】
尚、本実施例においても閉栓部３５はヒンジ部３６によりノズル部３４に一体的に接続された構成であるため、閉栓部３５は常にノズル部３４から離間することはないく、閉栓部３５の損失を確実に防止することができる。
上記構成とされた本実施例に係るノズルシール機構２０Ａにおいて、閉栓部３５を図６に示される閉栓状態から図７に示される開栓状態とするには、使用者は閉栓部３５をノズル先端部３４ａから取り外すと共にヒンジ部３６を中心として回動させ、一対のリブ４２をヒンジ部３６に嵌合させる。このように、リブ４２をヒンジ部３６に嵌合させることにより、閉栓部３５を内容物の吐出に邪魔にならない開栓位置に係止することができる。
【００５０】
この際、一対のリブ４２はヒンジ部３６を挟持する状態となり、この挟持力により閉栓部３５は上記開栓位置に係止されることとなる。よって、本実施例においても内容物の吐出操作を容易に行なうことができ、ディスペンサー２３の操作性を向上させることができる。
【００５１】
一方、図７に示される開栓状態から図６に示される閉栓状態とするには、使用者は閉栓部３５を操作してリブ４２をヒンジ部３６から離間させると共に、ヒンジ部３６を中心として閉栓部３５を回動させ、栓部３９をノズル先端部３４ａに嵌合させる。
【００５２】
本実施例では、閉栓状態において栓部３９がノズル先端部３４ａの外側に嵌合することにより吐出部２９を閉塞する構成とされている。図１乃至図４に示した実施例のように、閉栓３９がノズル先端部３４ａの内側に嵌合する構成では、ノズル部３４の閉栓嵌入位置に内容物が付着している場合には、閉栓３９が嵌入した時にこの付着内容物が閉栓３９により押し出されてノズル先端部３４ａの外部に漏洩するおそれがある。
【００５３】
しかるに、本実施例のように栓部３９がノズル先端部３４ａの外側に嵌合する構成とすることにより、栓部３９はノズル先端部３４ａを覆うようにしてシールを行なう構成となる。よって、内容物がノズル先端部３４ａの口元から溢れることを防止でき、また吐出通路３０に残留する内容物が空気と触れることを防止できるため、ノズル先端部３４ａの口元を汚すことなく清潔に使用することができると共に、内容物の固化及び特質の劣化を防止することができる。
【００５４】
更に、本実施例に係る係止機構３７Ａでは、ヒンジ部３６を係止機構３７Ａの一部として用いているため、係止機構３７Ａの構成を簡単化することができ、製品コストの低減を図ることができる。
続いて、本発明の第３実施例について説明する。
【００５５】
図８乃至図１０は本発明の第３実施例であるノズルシール機構２０Ｂを示している。図８はノズルシール機構２０Ｂの分解斜視した状態を示し、図９は開栓状態とされたノズルシール機構２０Ｂの断面を示し、更に図１０はノズルシール機構２０Ａの動作を夫々示している。尚、図８乃至図１０において、図５乃至図７に示した第２実施例に係るノズルシール機構２０Ａ及びディスペンサー容器２１と同一構成については同一符号を附してその説明を省略する。
【００５６】
前記した第２実施例に係るノズルシール機構２０Ａは、係止機構３７Ａをヒンジ部３６と、ノズル部３４に形成した一対のリブ４２とにより構成すると共に、開栓状態において一対のリブ４２がヒンジ部３６を挟持することにより栓部３９が開栓位置に係止される構成とした。
【００５７】
これに対し、本実施例に係るノズルシール機構２０Ｂでは、閉栓部３５に形成した１個のリブ４３（第１の係合部）と、ヒンジ部３６に形成された係合溝４４（第２の係合部）とにより係止機構３７Ｂを構成したことを特徴とするものである。尚、本実施例においては係合溝４４をヒンジ部３６に形成した構成としているが、この係合溝４４をノズル部３４に形成することも可能である。
【００５８】
リブ４３は閉栓部３５のヒンジ部３６に接続される位置近傍に形成された突起であり、またヒンジ部３６の幅方向に対し中央位置に形成位置が設定されている。また、ヒンジ部３６のノズル部３４寄りの部分は肉厚に形成されており、係合溝４４はこの肉厚部分に形成されている。一方、本実施例においても、係止機構３７Ｂを構成する閉栓３９の内径寸法はノズル先端部３４ａの外径寸法よりも若干小さい寸法とされている。
【００５９】
上記構成とされた本実施例に係るノズルシール機構２０Ｂによっても、閉栓状態においては、図１０（Ａ）に示されるように、吐出通路３０に残留する内容物が空気と触れることを防止でき、内容物の固化及び特質の劣化を確実に防止することができる。また、栓部３９がノズル先端部３４ａの外側に嵌合することによりノズル部３４を閉塞するため、内容物がノズル先端部３４ａの口元から溢れることを防止でき、よってノズル先端部３４ａの口元を汚すことなく清潔に使用することができる。
【００６０】
また、図１０（Ａ）に示される閉栓状態から閉栓部３５を開栓するには、使用者は閉栓部３５をノズル先端部３４ａから取り外し、続いて図１０（Ｂ）に示すように閉栓部３５をヒンジ部３６を中心として回動させ、そして閉栓部３５に形成されたリブ４３をヒンジ部３６に形成された係合溝４４内に嵌入させる。
【００６１】
これにより、図１０（Ｃ）に示されるように、閉栓部３５は内容物の吐出に邪魔にならない開栓位置に係止され、よって本実施例においても内容物の吐出操作を容易に行なうことができ、よってディスペンサー２３の操作性を向上させることができる。
【００６２】
また、本実施例においても閉栓部３５はヒンジ部３６及びノズル部３４に一体的に接続された構成であるため閉栓部３５の損失を確実に防止することができる、またヒンジ部３６を係止機構３７Ｂの一部として用いているため、係止機構３７Ｂの構成を簡単化することができ、製品コストの低減を図ることができる。
【００６３】
ここで、第２実施例と第３実施例の係止機構３７Ａ，３７Ｂの相違について説明する。
第２実施例に係る係止機構３７Ａでは閉栓部３５に一対のリブ４２を形成し、これをヒンジ部３６に嵌合させることにより閉栓部３５を開栓状態に係止する構成としている。これに対し、第３実施例に係る係止機構３７Ｂは閉栓部３５に１個のリブ４３を形成し、これをヒンジ部３６に形成された係合溝４４に嵌合させることにより閉栓部３５を開栓位置に係止する構成としている。
【００６４】
ここで、ヒンジ部３６の幅寸法は閉栓部３５の開栓動作に大きく影響を与え、この幅寸法が小さい場合には開栓させる際に閉栓部３５にふらつきが発生し、また幅寸法が過剰に大きい場合には開栓動作を円滑に行なうことができなくなってしまう。従って、閉栓部３５の幅寸法は、開栓動作を良好に行なう点から所定寸法に決められることとなる。
【００６５】
従って、第２実施例に係る係止機構３７Ａのようにヒンジ部３６に一対のリブ４２が嵌合することにより閉栓部３５を係止する構成では、閉栓部３５のふらつき防止を行なうためには一対のリブ４２の離間寸法を大きくする必要があり、閉栓部３５の形状が大型化したり、また不要なデザイン変更を行なう必要が生じる。また、これを防止するために一対のリブ４２の離間寸法を小さくすると、これに伴いヒンジ部３６の幅寸法も小さくなりふらつきが発生してしまう。
【００６６】
これに対し、第３実施例に係る係止機構３７Ｂは、閉栓部３５に１個のみリブ４３を形成し、これをヒンジ部３６に形成された係合溝４４に嵌合させる構成としたため、係止機構３７Ｂに拘わらずヒンジ部３６の幅寸法を設定することが可能となる。このため、閉栓部３５の開閉動作を良好な状態としつつ（ふらつきが発生することなく）、閉栓部３５を所定の開栓状態に係止することができる。
【００６７】
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、次に述べる種々の効果を実現することができる。請求項１記載の発明によれば、閉栓部はディスペンサーに取り付けられた状態で吐出部を開栓或いは閉栓することができ、よって閉栓部は常にディスペンサーから離間することはないため、閉栓部の損失を確実に防止することができる。
【００６８】
また、閉栓部は係止機構により、内容物を吐出する際に内容物の吐出に邪魔にならない開栓位置に係止されるため、内容物の吐出操作を容易に行なうことができ、ディスペンサーの操作性を向上させることができる。
【００７０】
また、ヒンジ部を係止機構の一部として用いることができ、よって係止機構の構成の簡単化及び製品コストの低減を図ることができる。
【００７１】
また、請求項２記載の発明によれば、簡単な構成でかつ挿入操作のみの簡単な操作でノズルシール機構をディスペンサーに確実に装着することができる。
【００７２】
更に、請求項３記載の発明によれば、閉栓部はノズル先端部を覆うようにシールを行なうこととなり、内容物がノズル先端部の口元から溢れることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施例であるノズルシール機構を適用したディスペンサーの断面図である。
【図２】ノズルシール機構を拡大して示す分解斜視図である。
【図３】本発明の第１実施例であるノズルシール機構の閉栓状態を示す断面図である。
【図４】本発明の第１実施例であるノズルシール機構の開栓状態を示す断面図である。
【図５】本発明の第２実施例であるノズルシール機構を適用したディスペンサーの分解斜視図である。
【図６】本発明の第２実施例であるノズルシール機構の閉栓状態を示す断面図である。
【図７】本発明の第２実施例であるノズルシール機構の開栓状態を示す断面図である。
【図８】本発明の第３実施例であるノズルシール機構を適用したディスペンサーの分解斜視図である。
【図９】本発明の第３実施例であるノズルシール機構を適用したディスペンサーの断面図である。
【図１０】本発明の第３実施例であるノズルシール機構の動作説明図である。
【図１１】従来のノズルシール機構の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
２０，２０Ａ，２０Ｂノズルシール機構
２１ディスペンサー容器
２２容器本体
２３ディスペンサー
２６操作釦
２７弁体
２９吐出部
３０吐出通路
３４ノズル部
３４ａノズル先端部
３５閉栓部
３６ヒンジ部
３７，３７Ａ，３７Ｂ係止機構
３８吐出口
３９栓部
４０突起
４１係止孔
４２，４３リブ
４４係止溝[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a nozzle seal mechanism of a dispenser, and more particularly, to a nozzle seal mechanism of a dispenser disposed in a container body loaded with contents that do not want to be exposed to air.
[0002]
[Prior art]
Generally, a dispenser container is known as a container from which a predetermined amount of contents can be taken out simply by operating an operation button provided on the upper part. This dispenser container is composed of a container main body loaded with contents and a dispenser attached to the container main body and discharging the contents by operating the operation buttons.
[0003]
By the way, the contents loaded in such a dispenser container may be solidified by contact with air, or may have a characteristic change (for example, discoloration). The dispenser container used for such contents needs to be particularly airtight.
[0004]
Here, FIG. 11 shows a conventional dispenser container 1 that has been applied to contents that dislike touching air. As shown in the figure, the dispenser container 1 is composed of a container body 2 and a dispenser 3. Further, the dispenser 3 generally has a base 4 fixed to the upper part of the container main body 4, an operation button 5 that moves up and down with respect to the base 4, and only allows the contents to advance from the container main body 2 into the dispenser 3. It is comprised by the valve body 6 grade | etc.,.
[0005]
The operation button 5 is always urged upward by a coil spring 7 and has a nozzle 8 through which contents are discharged. A discharge passage 9 for connecting the nozzle 8 and the valve body 6 is formed inside the operation button 5.
In the dispenser container 1 configured as described above, the operation button 5 of the dispenser 3 is pressed to take out the contents loaded in the container body 2. By this pressing operation, the operation button 5 moves down together with the valve body 6 against the elastic force of the coil spring 7, thereby reducing the volume of the discharge passage 9 and pressurizing the contents in the container body 2. Further, as described above, since the valve body 6 is configured to allow only the content to advance from the container body 2 into the dispenser 3, the pressurized content passes from the nozzle 8 through the discharge passage 9 to the outside. Discharged. Thereby, a predetermined amount of contents can be taken out from the dispenser container 1.
[0006]
On the other hand, when the pressing operation on the operation button 5 is stopped, the operation button 5 is moved upward by the elastic force of the coil spring 7. At this time, the valve body 6 is in a closed state, so that the discharge passage 9 has a certain amount. The contents of will remain. Therefore, if the nozzle 8 is left open to the atmosphere, the residual content remaining in the discharge passage 9 will come into contact with air, and if the content is disliked from touching the air, the content will be There is a risk that it will solidify or its characteristics will change (for example, discoloration, etc.).
[0007]
For this reason, conventionally, a seal plug 10 that is detachably attached to the nozzle 8 is used, and when the use of the dispenser container 1 is finished, the seal plug 10 is attached to the nozzle 8, whereby residual contents in the discharge passage 9 are removed. It was configured not to touch the air. FIG. 11 shows a state where the seal stopper 10 is attached to the nozzle 8.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional sealing mechanism of the nozzle 8 has a configuration in which the sealing plug 10 separated from the dispenser 3 is simply attached to the nozzle 8 as described above, and the sealing is necessarily performed when the contents are taken out. Since the stopper 10 needs to be removed from the dispenser 3, there is a problem that the user can easily remove the sealing stopper 10. In addition, when the dispenser container 1 is started to be used, the user often inadvertently throws away the seal stopper 10.
[0009]
As a result, the remaining contents in the discharge passage 9 come into contact with the air, and when solidified, it becomes difficult to perform the discharge operation of the contents, resulting in a problem that the commercial value is lowered.
The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a nozzle seal mechanism for a dispenser that can prevent the loss of a sealing plug and maintain the virginity of the contents.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
  In order to solve the above-mentioned problems, the present invention is characterized by the following measures.
  In invention of Claim 1,
  Seals the discharge part provided in the dispenser that discharges the contents filled in the container body.It is made up of
  A nozzle part mounted on the discharge part;
  A capping portion for sealing the nozzle tip formed in the nozzle portion;
  A hinge portion integrally connected to the nozzle portion so that the closure portion can be displaced; and when the contents are discharged from the nozzle, the closure portion is engaged with an opening position that does not interfere with the discharge of the contents. Locking mechanism to stopA nozzle seal mechanism of a dispenser formed integrally with
The locking mechanism is constituted by a pair of engaging protrusions formed on the plugging portion and the hinge portion,
A configuration in which the pair of engaging portions are engaged so as to sandwich the hinge portion as the plug portion is displaced in the opening direction, and the plug portion is locked at a position that does not interfere with the discharge of the contents. It is characterized by that.
[0016]
  Also,Claim 2In the described invention,
  Claim 1In the dispenser nozzle seal mechanism,
  The nozzle part is attached to the dispenser by being fitted into the discharge part.
[0017]
  Furthermore,Claim 3In the described invention,
Claim 1 or 2In the nozzle seal mechanism of the described dispenser,
  With the configuration of sealing the discharge portion by fitting the plugging portion to the nozzle tip,
  In the sealed state, the plug portion is configured to be fitted to the outside of the nozzle tip portion.
[0018]
Each means described above operates as follows.
According to invention of Claim 1,
The nozzle part is attached to the discharge part, and the closure part that seals the nozzle tip part is integrally connected to the nozzle part so as to be displaceable by the hinge part, so that the closure part is attached to the dispenser and the discharge part is opened. It can be plugged or closed. That is, since the closing portion is not always separated from the dispenser, the loss of the closing portion can be reliably prevented.
[0019]
  In addition, the stopper is locked by the locking mechanism at the opening position that does not interfere with the discharge of the contents when discharging the contents, so that the contents can be easily discharged. Can improve operability.The
[0021]
  Also lockingThe mechanism is composed of a pair of engaging portions formed on the plugging portion and a hinge portion, and when the plugging portion is displaced in the opening direction, the pair of engaging portions sandwich the hinge portion to open the plugging portion. By adopting the configuration of locking at the position, the hinge portion can be used as a part of the locking mechanism, so that the configuration of the locking mechanism can be simplified and the product cost can be reduced.
[0024]
  Also,Claim 2According to the described invention,
  By adopting a configuration in which the nozzle portion is fitted into the discharge portion by being fitted into the discharge portion, the nozzle seal mechanism can be reliably attached to the dispenser with a simple configuration and a simple operation of only an insertion operation.
[0025]
  Furthermore,Claim 3According to the described invention,
  In the sealed state, the plugging part fits outside the nozzle tip part, so the plugging part seals the nozzle tip part and prevents the contents from overflowing from the mouth of the nozzle tip part. .
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 to 4 show a nozzle seal mechanism 20 according to a first embodiment of the present invention. 1 shows a cross section of a dispenser container 21 to which a nozzle seal mechanism 20 is applied, FIG. 2 shows an exploded perspective view of the nozzle seal mechanism 20, and FIG. 3 shows a cross section of the nozzle seal mechanism 20 in an open state. Further, FIG. 4 shows cross sections of the nozzle seal mechanism 20 in the open state.
[0027]
First, the dispenser container 21 to which the nozzle seal mechanism 20 is applied will be described with reference to FIG. In short, the dispenser container 21 includes a container body 22, a dispenser 23, a bottom cover 24, a nozzle seal mechanism 20 that is a main part of the present invention, and the like.
[0028]
The container body 22 has a cylindrical shape, and the inside of the container body is filled with a gel-like hair dressing or the like having a relatively high viscosity as well as being disliked from being exposed to air. The dispenser 23 is disposed in an upper opening portion of the container body 22, and a bottom lid 24 is disposed in the container body 22.
[0029]
The dispenser 23 is roughly a base 25 fixed to the upper part of the container body 22, an operation button 26 that moves up and down with respect to the base 25, and a valve body that only allows the contents to advance from the container body 22 into the dispenser 23. 27 and the like.
The operation button 26 is always urged upward by a coil spring 28 and has a discharge portion 29 for discharging contents. A discharge passage 30 that connects the discharge portion 29 and the valve body 27 is formed inside the operation button 26.
[0030]
On the other hand, the bottom lid 24 is configured to be slidable upward in the container main body 22 and can be liquid-tightly displaced in the container main body 22 by tongue-shaped seal portions 31 and 32 provided above and below. It is configured. Note that a bottom plate 33 is disposed at the lower end of the container body 22 located below the bottom lid 24 to protect the bottom lid 24.
[0031]
In the dispenser container 21 configured as described above, the operation button 26 of the dispenser 23 is pressed to take out the contents loaded in the container body 22. By this pressing operation, the operation button 26 is moved downward together with the valve body 27 against the elastic force of the coil spring 28, whereby the volume of the discharge passage 30 is reduced and the contents in the container body 22 are pressurized.
[0032]
Further, as described above, since the valve body 27 is configured to allow only the content to advance from the container body 22 into the dispenser 23, the pressurized content proceeds to the discharge passage 30 and is discharged to the discharge portion. 29 is discharged to the outside. Thereby, a predetermined amount of contents can be taken out from the dispenser container 21.
[0033]
On the other hand, when the pressing operation on the operation button 26 is stopped, the operation button 26 and the valve body 27 are moved up by the elastic force of the coil spring 28. At this time, the valve body 27 is in a closed state, so A negative pressure is generated. Since the bottom lid 24 is slidable within the container body 22 as described above, the bottom lid 24 moves upward when the inside of the container body 22 becomes negative pressure.
[0034]
Thus, when the bottom lid 24 moves upward as the contents are discharged, the contents do not come into contact with the air in the container body 22, and the virginity of the contents can be maintained.
By providing the bottom cover 24 as described above, the virginity of the contents in the container body 22 can be maintained. However, in the dispenser 23, a certain amount of contents remain in the discharge passage 30 after the discharge operation is completed.
[0035]
Accordingly, if the discharge unit 29 is left open to the atmosphere, the remaining contents remaining in the discharge passage 30 may come into contact with the air, the contents may solidify, and the characteristics may change (for example, discoloration). As described above, there is a possibility that it may be lost. For this reason, in the dispenser container 21 according to the present embodiment, the nozzle seal mechanism 20 is provided in the dispenser 23.
[0036]
Hereinafter, the nozzle seal mechanism 20 will be described. As shown in enlarged views in FIGS. 2 to 4, the nozzle seal mechanism 20 is roughly constituted by a nozzle portion 34, a plugging portion 35, a hinge portion 36, a locking mechanism 37, and the like. Since the nozzle part 34, the plugging part 35, and the hinge part 36 are integrally formed of resin, and can be manufactured by one mold, the cost can be reduced.
[0037]
The nozzle portion 34 has a substantially cylindrical shape, and is configured to be fitted by being fitted into the discharge passage 30 formed in the discharge portion 29 described above. Therefore, the nozzle part 34 can be attached to the dispenser 23 by a simple operation. The nozzle portion 34 may be fixed to the discharge portion 29 by the fitting force with the inner wall of the discharge passage 30 or may be fixed using an adhesive or the like.
[0038]
The plug portion 35 is formed with a plug portion 39 to be inserted into the discharge port 38 of the discharge portion 29 through which the contents are discharged (in this embodiment, the hole formed in the nozzle portion 34 corresponds to this). . Further, a projection 40 (first engagement portion) constituting the locking mechanism 37 is formed on the surface of the plug portion 35 opposite to the surface on which the discharge port 38 is formed.
[0039]
In addition, a locking hole 41 (second engaging portion) that forms the locking mechanism 37 together with the protrusion 40 is formed in the upper portion of the dispenser 23. Furthermore, the hinge part 36 is configured to integrally connect the plug part 35 to the nozzle part 34 so as to be displaceable.
[0040]
Next, the function of the nozzle seal mechanism 20 configured as described above will be described. As described above, the nozzle part 34 is attached to the discharge part 29, and the plug part 35 that seals the nozzle tip part 34a formed in the nozzle part 34 is integrally connected to the nozzle part 34 by the hinge part 36 so as to be displaceable. Has been. For this reason, with the nozzle part 34 attached to the dispenser 23, the plug part 35 can open or close the nozzle tip part 34a, whereby the discharge part 29 can be opened and closed by the plug part 35. Become.
[0041]
FIG. 3 shows a state in which the closing portion 35 closes the nozzle tip portion 34 a of the nozzle portion 34. This plugged state is a state in which the user does not use the dispenser container 21. Thus, when the dispenser container 21 is not used, the nozzle tip 34a of the nozzle 34 is closed by the plug 35, so that even if the contents remain in the discharge passage 30, it does not come into contact with air. , Solidification of contents and deterioration of properties can be reliably prevented.
[0042]
FIG. 4 shows a state in which the closing portion 35 opens the nozzle tip portion 34 a of the nozzle portion 34. This open state is a state in which the user uses the dispenser container 21. At the time of opening the plug, the user removes the plug portion 35 from the nozzle tip portion 34a, and then rotates the plug portion 35 around the hinge portion 36. And the protrusion 40 which comprises the latching mechanism 37 formed in the closure part 35 is engaged with the latching hole 41 formed in the dispenser 23. FIG. Thereby, the closing part 35 will be in the state latched by the dispenser 23. FIG.
[0043]
The locking position of the plug portion 35 can be set to a position that does not obstruct the discharge when the content is discharged from the nozzle tip 34a (hereinafter referred to as the “opening position”). The operability of the dispenser 23 can be improved. In addition, since the locking mechanism 37 has a simple configuration including the protrusions 40 and the locking holes 40, the provision of the locking mechanism 37 does not reduce productivity or increase the number of assembly steps.
[0044]
Further, as described above, since the plug portion 35 is integrally connected to the nozzle portion 34 by the hinge portion 36, the plug portion 35 is not always separated from the nozzle portion 34. For this reason, the loss of the capping part 35 can be prevented reliably.
Next, a second embodiment of the present invention will be described.
[0045]
5 to 7 show a nozzle seal mechanism 20A according to the second embodiment of the present invention. 5 shows an exploded perspective view of the nozzle seal mechanism 20A, FIG. 6 shows a cross section of the nozzle seal mechanism 20A in the open state, and FIG. 7 shows a cross section of the nozzle seal mechanism 20A in the open state. Each shows.
[0046]
5 to 7, the same reference numerals are given to the same components as those of the nozzle seal mechanism 20 and the dispenser container 21 according to the first embodiment shown in FIGS. 1 to 4, and the description thereof is omitted.
In the nozzle seal mechanism 20 according to the first embodiment described above, the locking mechanism 37 is constituted by the protrusion 40 formed in the plug part 35 and the locking hole 41 formed in the discharge part 29 of the dispenser 23.
[0047]
On the other hand, in the nozzle seal mechanism 20A according to the present embodiment, the locking mechanism 37A is constituted by the hinge portion 36 and the pair of ribs 42 (engagement protrusions) formed on the nozzle portion 34, and the plug is closed in the closed state. The portion 39 is configured to be fitted to the outside of the nozzle tip portion 34a.
[0048]
The distance between the pair of ribs 42 constituting the locking mechanism 37 </ b> A is set to be slightly smaller than the width dimension of the hinge portion 36. Further, as shown in FIG. 7, the formation position of the pair of ribs 42 is selected as a position (specifically, a position in the vicinity of the hinge portion 36) that engages with the hinge portion 36 when the nozzle portion 34 is opened. Has been. Further, the inner diameter of the plug 39 is slightly smaller than the outer diameter of the nozzle tip 34a.
[0049]
In this embodiment as well, since the plug portion 35 is integrally connected to the nozzle portion 34 by the hinge portion 36, the plug portion 35 is not always separated from the nozzle portion 34. Loss can be reliably prevented.
In the nozzle seal mechanism 20A according to the present embodiment having the above-described configuration, in order to change the plugging portion 35 from the plugged state shown in FIG. 6 to the plugged state shown in FIG. The pair of ribs 42 are fitted to the hinge portion 36 by being removed from the portion 34 a and rotated about the hinge portion 36. In this way, by fitting the rib 42 to the hinge portion 36, the closing portion 35 can be locked at an opening position that does not interfere with the discharge of the contents.
[0050]
At this time, the pair of ribs 42 is in a state of holding the hinge portion 36, and the closing portion 35 is locked at the opening position by this holding force. Therefore, also in the present embodiment, the contents can be easily discharged, and the operability of the dispenser 23 can be improved.
[0051]
On the other hand, in order to change from the open state shown in FIG. 7 to the closed state shown in FIG. 6, the user operates the plug part 35 to separate the rib 42 from the hinge part 36, and center the hinge part 36. The stopper part 35 is rotated, and the stopper part 39 is fitted to the nozzle tip part 34a.
[0052]
In the present embodiment, the discharge portion 29 is closed by fitting the plug portion 39 outside the nozzle tip portion 34a in the closed state. As in the embodiment shown in FIGS. 1 to 4, in the configuration in which the plug 39 is fitted inside the nozzle tip 34 a, when the contents are attached to the plug fitting position of the nozzle 34, the plug is closed. When 39 is inserted, the attached contents may be pushed out by the plug 39 and leak to the outside of the nozzle tip 34a.
[0053]
However, when the plug portion 39 is fitted to the outside of the nozzle tip portion 34a as in the present embodiment, the plug portion 39 is configured to seal so as to cover the nozzle tip portion 34a. Therefore, the contents can be prevented from overflowing from the mouth of the nozzle tip 34a, and the contents remaining in the discharge passage 30 can be prevented from coming into contact with air, so that the mouth of the nozzle tip 34a can be used cleanly without being stained. It is possible to prevent solidification of contents and deterioration of properties.
[0054]
Furthermore, in the locking mechanism 37A according to the present embodiment, the hinge portion 36 is used as a part of the locking mechanism 37A. Therefore, the configuration of the locking mechanism 37A can be simplified, and the product cost can be reduced. be able to.
Subsequently, a third embodiment of the present invention will be described.
[0055]
8 to 10 show a nozzle seal mechanism 20B according to a third embodiment of the present invention. 8 shows an exploded perspective view of the nozzle seal mechanism 20B, FIG. 9 shows a cross-section of the nozzle seal mechanism 20B in the opened state, and FIG. 10 shows the operation of the nozzle seal mechanism 20A. 8 to 10, the same components as those of the nozzle seal mechanism 20A and the dispenser container 21 according to the second embodiment shown in FIGS.
[0056]
In the nozzle seal mechanism 20A according to the second embodiment described above, the locking mechanism 37A is constituted by a hinge portion 36 and a pair of ribs 42 formed on the nozzle portion 34, and the pair of ribs 42 are hinged in the opened state. The plug portion 39 is locked at the opening position by sandwiching the portion 36.
[0057]
On the other hand, in the nozzle seal mechanism 20B according to the present embodiment, one rib 43 (first engaging portion) formed in the closing portion 35 and an engaging groove 44 (second second portion) formed in the hinge portion 36. The engaging mechanism 37B is constituted by the engaging portion). In this embodiment, the engaging groove 44 is formed in the hinge portion 36. However, the engaging groove 44 can also be formed in the nozzle portion 34.
[0058]
The rib 43 is a protrusion formed in the vicinity of the position where the rib portion 43 is connected to the hinge portion 36 of the closing portion 35, and the formation position is set at the center position with respect to the width direction of the hinge portion 36. Moreover, the part near the nozzle part 34 of the hinge part 36 is formed in thickness, and the engaging groove 44 is formed in this thick part. On the other hand, also in the present embodiment, the inner diameter dimension of the stopper 39 constituting the locking mechanism 37B is slightly smaller than the outer diameter dimension of the nozzle tip portion 34a.
[0059]
Even with the nozzle seal mechanism 20B according to the present embodiment configured as described above, in the closed state, as shown in FIG. 10A, the contents remaining in the discharge passage 30 can be prevented from coming into contact with air, Solidification of contents and deterioration of properties can be reliably prevented. Further, since the plug portion 39 closes the nozzle portion 34 by being fitted to the outside of the nozzle tip portion 34a, the contents can be prevented from overflowing from the mouth of the nozzle tip portion 34a, and thus the mouth of the nozzle tip portion 34a can be prevented. It can be used cleanly without getting dirty.
[0060]
Further, in order to open the plug part 35 from the closed state shown in FIG. 10 (A), the user removes the plug part 35 from the nozzle tip 34a, and then the plug part 35 as shown in FIG. 10 (B). 35 is rotated about the hinge portion 36, and the rib 43 formed in the closing portion 35 is fitted into the engaging groove 44 formed in the hinge portion 36.
[0061]
As a result, as shown in FIG. 10C, the closing portion 35 is locked at the opening position that does not interfere with the discharge of the contents, and therefore the discharge operation of the contents can be easily performed also in this embodiment. Therefore, the operability of the dispenser 23 can be improved.
[0062]
Also in this embodiment, the plug portion 35 is integrally connected to the hinge portion 36 and the nozzle portion 34, so that loss of the plug portion 35 can be reliably prevented, and the hinge portion 36 is locked. Since it is used as a part of the mechanism 37B, the structure of the locking mechanism 37B can be simplified, and the product cost can be reduced.
[0063]
Here, the difference between the locking mechanisms 37A and 37B of the second embodiment and the third embodiment will be described.
In the locking mechanism 37A according to the second embodiment, a pair of ribs 42 are formed in the closing portion 35, and this is engaged with the hinge portion 36, thereby locking the closing portion 35 in the opened state. On the other hand, the locking mechanism 37B according to the third embodiment forms one rib 43 in the plug part 35 and fits it into an engagement groove 44 formed in the hinge part 36, thereby closing the plug part 35. Is configured to be locked at the opening position.
[0064]
Here, the width dimension of the hinge part 36 has a great influence on the opening operation of the plug part 35. If this width dimension is small, the stopper part 35 is wobbling when opening, and the width dimension is excessive. If it is too large, the opening operation cannot be performed smoothly. Therefore, the width dimension of the closing portion 35 is determined to be a predetermined dimension from the viewpoint of performing the opening operation well.
[0065]
Therefore, in the configuration in which the plug portion 35 is locked by fitting the pair of ribs 42 to the hinge portion 36 as in the lock mechanism 37A according to the second embodiment, in order to prevent the plug portion 35 from wobbling. It is necessary to increase the distance between the pair of ribs 42, and the shape of the plugging portion 35 is increased, and unnecessary design changes are required. In addition, if the distance between the pair of ribs 42 is reduced in order to prevent this, the width of the hinge portion 36 is also reduced accordingly, and flickering occurs.
[0066]
On the other hand, the locking mechanism 37B according to the third embodiment has a structure in which only one rib 43 is formed in the closing portion 35 and this is fitted in the engaging groove 44 formed in the hinge portion 36. Regardless of the locking mechanism 37B, the width dimension of the hinge portion 36 can be set. For this reason, the closing part 35 can be locked in a predetermined opening state while keeping the opening / closing operation of the closing part 35 in a good state (without causing the wobbling).
[0067]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, various effects described below can be realized. According to the first aspect of the present invention, since the discharge portion can be opened or closed while the plug portion is attached to the dispenser, and therefore the plug portion is not always separated from the dispenser. Can be reliably prevented.
[0068]
  In addition, the stopper is locked by the locking mechanism at the opening position that does not interfere with the discharge of the contents when discharging the contents, so that the contents can be easily discharged. Can improve operability.wear.
[0070]
  In addition, the hinge part can be used as a part of the locking mechanism, so that the structure of the locking mechanism can be simplified and the product cost can be reduced.The
[0071]
Claim 2According to the described invention, the nozzle seal mechanism can be reliably attached to the dispenser with a simple configuration and a simple operation of only an insertion operation.
[0072]
  Furthermore,Claim 3According to the described invention, the closing portion seals the nozzle tip so as to cover the nozzle tip, and the contents can be prevented from overflowing from the mouth of the nozzle tip.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view of a dispenser to which a nozzle seal mechanism according to a first embodiment of the present invention is applied.
FIG. 2 is an exploded perspective view showing an enlarged nozzle seal mechanism.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a closed state of the nozzle seal mechanism according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing the open state of the nozzle seal mechanism according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an exploded perspective view of a dispenser to which a nozzle seal mechanism according to a second embodiment of the present invention is applied.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a closed state of a nozzle seal mechanism according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing the open state of the nozzle seal mechanism according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an exploded perspective view of a dispenser to which a nozzle seal mechanism according to a third embodiment of the present invention is applied.
FIG. 9 is a sectional view of a dispenser to which a nozzle seal mechanism according to a third embodiment of the present invention is applied.
FIG. 10 is an operation explanatory diagram of a nozzle seal mechanism according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing an example of a conventional nozzle seal mechanism.
[Explanation of symbols]
20, 20A, 20B Nozzle seal mechanism
21 Dispenser container
22 Container body
23 Dispenser
26 Operation buttons
27 Disc
29 Discharge part
30 Discharge passage
34 Nozzle
34a Nozzle tip
35 Capping part
36 Hinge part
37, 37A, 37B Locking mechanism
38 Discharge port
39 Plug
40 protrusions
41 Locking hole
42, 43 ribs
44 Locking groove

Claims

It is configured to seal the discharge portion provided in the dispenser that discharges the contents filled in the container body,
A nozzle part mounted on the discharge part;
A capping portion for sealing the nozzle tip formed in the nozzle portion;
A hinge part integrally connected to the nozzle part so as to be displaceable with respect to the nozzle part;
A dispenser nozzle seal mechanism integrally formed with a locking mechanism that locks the closing portion at an opening position that does not interfere with the discharge of the contents when discharging the contents from the nozzle. ,
The locking mechanism is constituted by a pair of engaging protrusions formed on the plugging portion and the hinge portion,
A configuration in which the pair of engaging portions are engaged so as to sandwich the hinge portion as the plug portion is displaced in the opening direction, and the plug portion is locked at a position that does not interfere with the discharge of the contents. A dispenser nozzle sealing mechanism characterized by the above.

The nozzle seal mechanism of the dispenser according to claim 1,
A nozzle seal mechanism for a dispenser, wherein the nozzle portion is attached to the dispenser by being fitted into the discharge portion .

The nozzle seal mechanism of the dispenser according to claim 1 or 2,
With the configuration of sealing the discharge portion by fitting the plugging portion to the nozzle tip,
A nozzle seal mechanism for a dispenser , wherein, in a sealed state, the stopper portion is configured to fit outside the nozzle tip portion .