JP3885322B2 - Method for producing double-glazed glass - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複層ガラスの製造方法に関し、詳しくは樹脂材料を複数のガラス板間の周縁部に押出して樹脂製のスペーサを形成し、複層ガラスを製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在一般に知られている複層ガラスは、最低2枚のガラス板を、そのガラス板間の周囲に沿って設けたスペーサを介して対向させ、ガラス板とスペーサとをブチル系シーラントにて密着させてガラス板間の中空部と外気とを遮断した後、対向しているガラス板の周縁部内面とスペーサ外面との間の空隙をポリスルフィド系またはシリコーン系で代表される常温硬化型シーリング材で封着する方法で製造されている。
【0003】
通常、スペーサは内部に中空部を有するアルミニウム製の中空体であり、あらかじめガラス板の大きさに合わせて切断され、その中空部に乾燥材を充填した後、各端部をコーナキーにより接続して枠体に組み立てたもの、または中空部に乾燥材を充填した後、各コーナ部で曲げ加工し、端部を接続キーで継ぎ合わせて枠体に組み立てたものを用いている。
【0004】
このような金属製のスペーサを用いた複層ガラスの製造工程では、ガラス板の複層化工程とは別に、スペーサの切断、乾燥材充填、スペーサ組立てといった繁雑な工程が多く、多くの人手を要する。また、シーリング材のシーリング工程では、シーリング材が常温硬化型であるため、ラインおよびシール装置を未硬化のシーリング材で汚し、製品の歩留まりを低下させている。さらには、シーリング材が硬化するまで出荷できず、広大な養生場所を要する。また、スペーサにアルミニウムを用いる場合が多いが、アルミニウム製スペーサとガラス板とが接している部分が熱伝導点となり、複層ガラスの断熱性を低下させる問題もある。
【0005】
そこで金属製のスペーサのかわりに樹脂製のスペーサを用いた複層ガラスが提案されている。たとえば特開昭61−64415には、ブチルゴムをベースとする材料をガラス板上に均一に成形する方法が開示されている。この方法によれば、樹脂材料をガラス板の片面に供給してスペーサを形成した後に、もう1枚のガラス板を積層して複層化しているため、上記の金属製スペーサのようなコーナでの繁雑な作業を低減できる。また、複層化した後に、対向しているガラス板の内面とスペーサ外面との間の空隙を、上記の常温硬化型シーリング材で封着しているため、複層ガラスの断熱性低下を抑制できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開昭61−64415の方法によれば、従来の複層ガラスの製造工程のうち、一連のスペーサ組立て工程を省略できる。しかし、ガラス板の複層化工程、プレス工程およびシーリング材のシーリング工程は依然必要である。
【0007】
そこで、特開平7−17748には、上下に所定間隔をあけて水平に搬送される2枚のガラス板間に乾燥材を練り込んだ硬質樹脂材料を直接押出し成形する方法が開示されている。この方法によれば、上記の複層化工程やシーリング材のシーリング工程を省略できるため、製造工程を簡略化できる。
【0008】
この方法では、ガラス板を一組の辺方向に搬送しながら樹脂材料を押出し成形して一体化(一体成形)した後に、ガラス板を90度回転させてもう一組の辺に樹脂材料を一体化させる。そのため、スペーサの継目が各コーナ部の4箇所になる。
【0009】
複層ガラスは、2枚のガラス板間の中空層を外部から密封することによって、その断熱効果や結露防止効果を発揮する。そのため、この密封の精度は複層ガラスの性能を大きく左右する。したがって、特開平7−17748の方法のように継目が多数生じるものでは、複層ガラスの性能低下のおそれがある。
【0010】
また、2枚のガラス板をその間に中空層が形成されるように隔置して、樹脂材料を押出すダイと2枚のガラス板の周縁部とを相対移動させながら、対向するガラス板間の周縁部にダイから樹脂材料を押出して樹脂製のスペーサを一体成形する方法が提案されている。
【0011】
この方法は、2枚のガラス板の移動がそれぞれ同じ方向に同じ速度で同時になるように2枚のガラス板を鉛直方向に保持し、ガラス板およびダイのそれぞれの移動方向が互いに直交するようにガラス板およびダイの移動をそれぞれ一方向への移動として、一方を移動させているときにもう一方を停止させるようにダイとガラス板とを相対移動させ、ガラス板の1辺毎に両者の移動を交替させながら対向するガラス板間の周縁部に樹脂材料を押出す複層ガラスの製造方法である。
【0012】
この方法によれば、上記列記した従来の複層ガラスおよびその製造方法の問題点を解決できるが、この方法においては、図18に示すように、樹脂製スペーサを一体成形するためのダイ1を2枚のガラス板2,3間に挿入し、ダイ1から所定の形状の樹脂材料4を押出して、対向するガラス板2,3の内面と密着させることで一体化する。
【0013】
この方法においては、樹脂材料4の押出し形状を保ちつつガラス板2,3との密着性を確保するには、ダイ1のガラス板2,3間に対応する寸法はガラス板2,3間の寸法に極力近い必要があるが、反面、ガラス板2,3には厚みにばらつきがあること、ガラス板2,3間の寸法にダイ1の寸法を近似させすぎると、ガラス板2,3の保持精度によってはダイ1とガラス板2,3とが接触し、ガラス割れの原因になるという製造上の問題がある。
【0014】
本発明は、上述した複層ガラスの製造方法における従来の問題を解決し、断熱性能、結露防止性能等の各種性能が優れた複層ガラスを、安価にかつ簡便に製造しうる複層ガラスの製造方法を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の複層ガラスの製造方法は、複数のガラス板をその間に中空層が形成されるように隔置し、樹脂材料を押出す所定の吐出口形状を有するダイと前記隔置された複数のガラス板周縁部とをダイがガラス板の周縁部に沿うように相対移動させながら、ダイから樹脂材料を押出して対向するガラス板間の周縁部に樹脂製のスペーサを成形する複層ガラスの製造方法において、前記ダイの吐出口をガラス板間に形成されている中空層に対向させながら、ダイをガラス板の端面に対向配置してダイとガラス板周縁部とを相対移動させることを特徴としている。これにより、ダイをガラス板間に挿入する方式に比して、製作精度および相対移動時の位置精度の必要性を軽減できる。また、ダイをガラス板に接触させないことで、歩留りの向上、作業性の向上を図れる。
【0016】
さらに本発明は、ガラス板と相対移動するダイの移動方向と直角な線に対して、ダイの内部からダイの移動方向後方に向けて、20度〜70度の角度で傾斜した樹脂流路を有するダイを用いることによって、ガラス板間への樹脂材料の押出し作業が円滑になる。
【0017】
さらに本発明は、ダイの吐出口側表面をガラス板の端面から所定間隔離間して、ダイの吐出口側表面がガラス板の端面に接触しないようにダイとガラス板周縁部とを相対移動させることによって、ガラス板の割れが確実に防止されて歩留りが向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図を参照しつつ説明する。
【0019】
図1は本発明の実施の形態の一例の斜視図、図2は本発明に使用するダイの実施の形態の一例の平面図、図5は本発明の方法に使用する装置の一例の側面図、図6は図5をVI方向から見た正面図であって、図1、図2に示すように本発明に使用するダイ5には、中央部の幅が狭く左右両端に向けて幅が広がる蝶形断面の吐出口6が設けてある。ダイ5は取付腕7の先端に固着されており、取付腕7の内部に設けてある後述する樹脂流路16(図3)が吐出口6に連通している。
【0020】
一方、ガラス板2,3は図5、図6に示すように、その対向する面とは反対側の面を吸着パッド8によって吸着支持され、ガラス板2,3の間に間隔wが保たれるようにしてガラス保持台9に鉛直方向に保持されている。ガラス板2,3の厚みが変わったり、ガラス板2,3の間の間隔wが変わったときには、別のガラス保持台9を用意する。ガラス保持台9の下部には車輪10が設けてあって、駆動モータ等の図示しない駆動機構により車輪10が回転し、ガラス保持台9はガラス板2,3を鉛直に保持したまま水平方向に移動するようになっている。
【0021】
図1、図2で説明した取付腕7は、図5に示すようにスイベルジョイント11を備えた樹脂供給管12を介して押出機13に接続されている。そして取付腕7は鉛直に設けてあるリニヤレール14に沿って、駆動モータ等により鉛直に上下に移動できるようになっている。さらに取付腕7は、図示しない回転モータ等により、取付腕7の軸線を中心として90度ずつ回転できるようになっている。
【0022】
図3は本発明に使用するダイ5の実施の形態の一例の側面図、図4は図3のIV−IV断面図であって、図3のように相対移動するガラス板2,3の端面とダイ5の表面との間には、0.1〜0.5mm程度の離間距離eが保たれ、ガラス板2,3の端面にダイ5の表面が接触しないようになっている。
【0023】
そしてダイ5には、ガラス板面方向であってガラス板2,3に対して相対移動するダイ5の移動方向と直角な線Sに対して、ダイ5の内部からダイ5の移動方向後方に向けて、1度〜90度、好ましくは20度〜70度の角度で傾斜して吐出口6に連通する樹脂流路16が設けられている。
【0024】
また図4に示すように、ガラス板2,3の間の間隔wの寸法に対し、ダイ5の吐出口6に達する樹脂流路16の幅dの寸法が若干小さくなるようにしている。たとえばガラス板2,3の間の間隔wが12.0mmの場合、この間隔wに対応する方向の樹脂流路16の幅dは、10.5〜11.0mm程度の寸法にする。これは、樹脂流路16中を通過した樹脂材料4が吐出口6から吐出されると、樹脂材料4に加わる圧力が解放され、樹脂材料4の寸法が増大するからである。
【0025】
さらに、ガラス板2,3に対して相対移動するダイ5の移動方向後側には、図3に示すようにガラス板2,3の端面を押すようにしたバネ等の弾性機能を有する樹脂押え具15を設けている。
【0026】
これによって、図5の押出機13から押出されてきた樹脂を、図3、図4、図6に示すように、ダイ5から2枚のガラス板2,3の対向する面間の周縁部に吐出するようになっている。なおダイ5には、図1に示す樹脂を吐出する吐出口6とは別に、図示しない気体吹込口を設け、樹脂を吐出する際に気体吹込口から2枚のガラス板2,3の対向する面間に、乾燥空気等の気体や断熱ガスを乾燥状態で吹き込むこともできる。
【0027】
つぎに、上述したダイ5を使用して複層ガラスを製造する工程を説明する。
図5、図6のようにガラス板2,3やダイ5を配置すると、工程の増加により複層ガラスの量産には充分でない点がある。たとえばガラス板2,3の下辺でダイ5とガラス保持台9とが干渉しあわないように調整または駆動させる必要がある。また、ガラス保持台9へガラス2,3を備えつける工程を短時間で行いにくい。
【0028】
そこで、図7〜図14に示すような方法によって、複層ガラスを製造することが好ましい。図7において、ガラス板2を、鉛直方向に立ち上がっているテーブル17に鉛直に立てかけるようにして水平のコンベヤ18上に載置する。ついでコンベヤ18を駆動してガラス板2をコンベヤ18によって水平に図7の右方へ移動し、ガラス板2の移動経路上に抜き差し可能に設けたストッパ19により所定位置に位置決めする。
【0029】
ストッパ19は、たとえばテーブル17に穿設してある孔に挿入したピンを使用したり、あるいはガラス板を検知するセンサを使用して、ガラス板2が所定位置に到達したときにコンベヤ18の動きを停止させるようにしてもよい。
【0030】
つぎに、図8に示すように水平のリニヤレール20上を移動する鉛直の保持フレーム21をガラス板2の停止位置まで移動させ、図示しないシリンダ等を介して保持フレーム21に設けられている吸着パッドをガラス板2の面に向けて前進させてガラス板2を吸着保持しながら、図の手前に所定距離だけ後退させる。このとき、保持フレーム21に設けてあるバー22にストッパ19を連結させて引き出しておくと、その後の工程においてストッパ19をテーブル17の孔から外す作業が楽になる。
【0031】
同様にして、他方のガラス板3をテーブル17に鉛直に立てかけるようにして水平のコンベヤ18上に載置し、ストッパ19まで移動させてガラス板2と同じ位置に位置決めする。これによって2枚のガラス板2,3は吸着パッドの後退分の間隔をおいた状態でコンベヤ18上に載置され、かつ、ガラス板2は保持フレーム21で、ガラス板3はテーブル17でそれぞれ鉛直に保持される。
【0032】
コンベヤ18の移動方向におけるテーブル17の隣には、ダイ5を間に挟んで他のテーブル23が、テーブル17と同一の鉛直面に並ぶように設けられており、またコンベヤ18の移動方向の隣には他のコンベヤ24が、コンベヤ18の延長面上に並ぶように設けられている。
【0033】
そして上述のようにコンベヤ18上に2枚のガラス板2,3を間隔をあけた中空層をおいて鉛直に保持した後、コンベヤ18,24を動かす速度と保持フレーム21がリニヤレール20上を移動する速度とを同じに保ちながら2枚のガラス板2,3をテーブル23、コンベヤ24の方に移動させ、図9に示すようにガラス板2,3の移動方向後方の垂直縁がダイ5の下をわずかに通り過ぎたときにコンベヤ18,24、保持フレーム21の移動を停止し、ガラス板2,3を止める。
【0034】
ダイ5はテーブル17,23の間の間隙を上下方向に移動可能であり、テーブル17,23の間の間隙の上方に待機している。この状態のダイ5を図15の部分的な拡大図に示すように吐出口6をガラス板2,3の移動方向後方の垂直縁に向け、かつ吐出口6がガラス板2,3の間の中空層に離間距離e(図3)を有して対向し、吐出口6がガラス板2,3間に配されないようにして、吐出口6から樹脂材料4を吐出させながら図10に示すようにダイ5を下降させる。このとき、ダイ5の下方への移動速度と樹脂材料の吐出量とを制御、同調させることで、ガラス板2,3の図10における左側の垂直縁の間に均一に樹脂材料4を押出すことができる。
【0035】
部分的な拡大図である図16に示すように、ダイ5がガラス板2,3の下端に到達すると同時にダイ5の下降を停止し、ダイ5を反時計方向に90度回転させる。このとき吐出口6から吐出される樹脂材料4の量を制御することによって樹脂材料4の過剰供給を防止し、ガラス板2,3のコーナ部の中空層に均一に樹脂材料4を押出すようにする。
【0036】
ダイ5を反時計方向に90度回転させ終わった後、図11に矢印で示すようにコンベヤ18,24、保持フレーム21を直前の動きとは反対にテーブル17の方へ移動してガラス板2,3を左方へ動かし、同時に図17の部分的な拡大図に示すようにダイ5の吐出口6から樹脂材料4を吐出する。このときも、ガラス板2,3の移動と樹脂材料4の吐出量とを制御、同調させる。
【0037】
これによって図11、図16、図17に示すように、ガラス板2,3の図における左側の垂直縁およびガラス板2,3の下縁の間に均一に樹脂材料4を押出すことができる。
【0038】
ガラス板2,3を左方へ動かして、ガラス板2,3の下縁の右端がダイ5の位置に到達すると、コンベヤ18,24、保持フレーム21の移動を停止し、ダイ5の吐出口6から吐出される樹脂材料4の量を制御して樹脂材料4の過剰供給を防止しながら、ダイ5を反時計方向に90度回転させる。
【0039】
ダイ5を反時計方向に90度回転させ終わった後、図12に示すようにダイ5をガラス板2,3の右側の垂直縁に沿って上昇させながらダイ5の吐出口6から樹脂材料4を吐出する。このとき、バー22を伸ばしてダイ5の上昇前に退避させることによって、ダイ5の上昇が干渉されなくなり、ガラス板2,3の右側の垂直縁の間に均一に樹脂材料4を押出すことができる。
【0040】
ダイ5がガラス板2,3の右側の垂直縁の上端に到達するとダイ5の上昇を停止し、ダイ5の吐出口6から吐出される樹脂材料4の量を制御して樹脂材料4の過剰供給を防止しながら、ダイ5を反時計方向に90度回転させる。
【0041】
ダイ5を反時計方向に90度回転させ終わった後、コンベヤ18,24、保持フレーム21を同じ速度で図13に矢印で示すように右方へ移動させ、ガラス板2,3を右方へ動かすと同時に、ダイ5の吐出口6から樹脂材料4をガラス板2,3の移動速度に制御、同調させた量で吐出する。
【0042】
ガラス板2,3の上縁の左端がダイ5の位置に到達すると、コンベヤ18,24、保持フレーム21の移動を停止し、ダイ5の吐出口6からの樹脂材料4の吐出も停止すると、ガラス板2,3の中空層の全周縁には樹脂材料4が一体に均一に充填され、この樹脂材料4が固化することによって対向するガラス板2,3間の周縁部に樹脂製のスペーサ25が形成されて複層ガラスが完成する。
【0043】
つぎに、図14に示すようにダイ5を反時計方向に90度回転させるとともに最初の待機位置に戻し、保持フレーム21に設けられている吸着パッドの吸着を解除して保持フレーム21はテーブル17の方へ戻し、完成した複層ガラスはコンベヤ24で搬出する。
【0044】
上述したように、樹脂材料4を押出すダイ5とガラス板2,3周縁部とを相対移動させながら対向するガラス板2,3間の周縁部にダイ5から樹脂材料4を押出して樹脂製のスペーサ25を一体成形して複層ガラスを製造する際に、ダイ5の吐出口6をガラス板2,3間に形成されている中空層に常時対向する向きにし、かつダイ5の表面とガラス板2,3の端面とを離間させて、ダイ5をガラス板2,3に接触させないで相対移動させるようにしたことで、ガラス板2,3の割れを防止して歩留りを向上させ、作業性を向上させることができる。
【0045】
また、ダイ5の樹脂流路16を、ガラス板面方向であってガラス板2,3に対して相対移動するダイ5の移動方向後方に向けて、1度〜90度、好ましくは20度〜70度の角度でダイ5の内部から傾斜させてダイ吐出口6に連通させているので、ダイ5から吐出した樹脂材料4は、ガラス板2,3間に形成されている中空層に円滑に挿入される。
【0046】
上記工程において、ガラス板2,3の位置ずれが発生しないように、テーブル17,23の面に複数のエアフローを設けることによって、ガラス板3とテーブル17,23との間の摩擦を減少させることは好ましい。また、ストッパ19によってガラス板2,3の位置を規制することも、ガラス板2,3の位置ずれを防止できるので好ましい。
【0047】
また、上述した実施の形態では、ガラス板2,3の対向する面と反対側の面を保持しているが、これに限らずガラス板2,3の端面を保持してもよい。すなわち、ガラス板2,3の端面を保持する場合も、ダイ5とガラス板2,3との相対移動が妨げられることがないからである。この保持位置については、ガラス板2,3の対向する面と反対側の面と端面との両者を併用することもできる。ガラス板2,3間の間隔を適宜選択して変更が容易である点に鑑みると、対向する面と反対側の面を吸着保持することが好ましい。
【0048】
さらに、ダイ5に図1に示す樹脂を吐出する吐出口6とは別に図示しない気体吹込口を設け、ガラス板2,3の中空層の全周縁に樹脂材料4のスペーサ25を一体に充填するとき同時に、中空層に乾燥空気や断熱ガス等の乾燥気体を吹き込むことは好ましい。乾燥気体の吹き込み方法としては、たとえば、乾燥気体供給装置より供給ホース等を通して、ダイ5の先端に設けた気体吹込口から所定の流量の乾燥気体をガラス板2,3間に吹き込むことがあげられる。
【0049】
これによって、ガラス板2,3間の空気を乾燥気体で置換し、複層ガラスに封じ込められた気体中の湿分を低減でき、結露が防止される。乾燥気体として乾燥状態の空気よりも熱伝導率の低いガス、いわゆる断熱ガスを使用することにより複層ガラスの断熱性を高めることができる。断熱ガスとしては、アルゴンガス、クリプトンガス、六フッ化硫黄ガス等が好適である。
また、ガラス板2,3のスペーサ25が一体的に充填される箇所に、あらかじめ接着剤を塗布しておくことで、より高い接着強度が得られる。
【0050】
本発明で用いるガラス板2,3としては、通常の単板の無機ガラス板はもちろん、合わせガラスや強化ガラス等、さらにはたとえばポリカーボネートやアクリル樹脂のような透明有機ガラス板も使用できる。またガラス板の周縁部にいわゆる暗色セラミックカラーと呼ばれる隠蔽用のコーティングや熱線反射機能等の各種機能コーティングが施されてもよい。さらに2枚のガラス板間にさらに複数枚のガラス板を間隔を保ちながら配し、複数のダイ5を用いれば、最後に樹脂材料4が押出される縁に所定の保持具を設け、その縁へスペーサ25を充填するときに保持具を退避させることによって、3枚以上のガラス板を用いた複層ガラスの製造も可能である。
【0051】
ダイ5とガラス板2,3の相対移動手順も、図示した実施形態の順序だけでなく、図11の状態から作業を始めて、図12、図13、図14、図7、図8、図9の順序で相対移動させることもできる。さらに、最初のダイ5の待機位置を下方にし、図12のように下方から上方に向けてダイ5を移動させ、後に図10のように後に上方から下方に向けてダイ5を移動する工程とすることもできる。これらの場合、ダイ5の待機位置は、それぞれの工程順に応じて適宜選択する。
【0052】
ガラス板2,3を移動させる移動手段もコンベヤ18,24のみでなく、たとえばガラス板2はロボットアームの先端に吸着板を有するロボットで移動させてもよい。この場合、ガラス板3の移動と同じ移動になるように、あらかじめロボットに移動軌跡と移動速度とを教示しておくことによって、2枚のガラス板2,3の位置がずれないで全周縁に樹脂製のスペーサ25が一体に均一に充填された複層ガラスを製造できる。いずれにしても、所定の制御手段を用いて、2枚のガラス板2,3の移動を同じ方向へ同じ速度で、2枚のガラス板2,3間を所定の間隔に保ったまま移動すればよい。
【0053】
樹脂材料4は、押出し成形可能な材料であれば特に制限はないが、熱可塑性樹脂材料は好適である。熱可塑性樹脂材料は、単に熱を加えるだけで容易に材料を押出し成形可能な流動性が得られ、押出し成形後の材料の冷却固化時間が短いことから、単に放置、放熱によって、すぐに樹脂材料が固化するため、複層ガラス製造工程で養生時間がかからず、養生スペースが不要になってハンドリングが容易になり、短期納入にも対応できることになる。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、複数のガラス板をその間に中空層が形成されるように隔置し、樹脂材料を押出す所定の吐出口形状を有するダイと前記隔置された複数のガラス板周縁部とをダイがガラス板の周縁部に沿うように相対移動させながら、ダイから樹脂材料を押出して対向するガラス板間の周縁部に樹脂製のスペーサを成形する複層ガラスの製造方法において、前記ダイの吐出口をガラス板間に形成されている中空層に対向させながら、ダイをガラス板の端面に対向配置してダイとガラス板周縁部とを相対移動させるので、ダイをガラス間に挿入する方式に比して製作精度および相対移動時の位置精度の必要性を軽減でき、ダイをガラス板に接触させないことで、歩留りの向上、作業性の向上を図れる効果がある。
【0055】
特に、ダイの樹脂流路を、ガラス板面方向であってガラス板に対して相対移動するダイの移動方向と直角な線に対して、1度〜90度、好ましくは20度〜70度の角度でダイの内部から傾斜させてダイ吐出口に連通させることによって、ダイから吐出した樹脂材料は、ガラス板間に形成されている中空層に円滑に挿入される効果がある。
【0056】
さらに本発明は、ダイの吐出口側表面をガラス板の端面から所定間隔離間して、ダイの吐出口側表面がガラス板の端面に接触しないようにダイとガラス板周縁部とを相対移動させることによって、ガラス板の割れが確実に防止されて歩留りが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複層ガラスの製造方法の一例を示す要部斜視図。
【図2】本発明に使用するダイの一例を示す平面図。
【図3】本発明におけるダイとガラス板との配置関係の一例を示す側面図。
【図4】図3のIV−IV断面図。
【図5】本発明の複層ガラスの製造方法に使用する装置の一例を示す側面図。
【図6】図5をVI方向から見た正面図。
【図7】本発明における工程の一例を示す正面図。
【図8】本発明における工程の一例を示す正面図。
【図9】本発明における工程の一例を示す正面図。
【図10】本発明における工程の一例を示す正面図。
【図11】本発明における工程の一例を示す正面図。
【図12】本発明における工程の一例を示す正面図。
【図13】本発明における工程の一例を示す正面図。
【図14】本発明における工程の一例を示す正面図。
【図15】本発明における工程の一例を示す部分拡大正面図。
【図16】本発明における工程の一例を示す部分拡大正面図。
【図17】本発明における工程の一例を示す部分拡大正面図。
【図18】従来のダイの使用状態を示す斜視図。
【符号の説明】
2:ガラス板
3:ガラス板
5:ダイ
6:吐出口
16:樹脂流路
25:スペーサ
S:線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing a multilayer glass, and more particularly to a method for producing a multilayer glass by extruding a resin material on a peripheral portion between a plurality of glass plates to form a resin spacer.
[0002]
[Prior art]
Currently known multi-layer glass has a minimum of two glass plates facing each other through a spacer provided along the circumference between the glass plates, and the glass plate and the spacer are adhered with a butyl sealant. After blocking the hollow portion between the glass plates and the outside air, the gap between the inner peripheral surface of the opposing glass plate and the outer surface of the spacer is sealed with a room temperature curable sealant typified by polysulfide or silicone. Manufactured by the method of wearing.
[0003]
Usually, the spacer is a hollow body made of aluminum with a hollow part inside, and cut in advance according to the size of the glass plate, and after filling the hollow part with a desiccant, each end is connected with a corner key. A frame assembled or a hollow part filled with a desiccant, bent at each corner, and joined to a frame by connecting ends with a connection key is used.
[0004]
In such a process for producing a multi-layer glass using a metal spacer, apart from the multi-layer process of a glass plate, there are many complicated processes such as spacer cutting, filling with a desiccant, and spacer assembly. Cost. In the sealing process of the sealing material, since the sealing material is a room temperature curing type, the line and the sealing device are soiled with an uncured sealing material, and the yield of the product is lowered. Furthermore, it cannot be shipped until the sealing material is cured, and a vast curing place is required. In many cases, aluminum is used for the spacer, but the portion where the aluminum spacer and the glass plate are in contact with each other serves as a heat conduction point, and there is a problem in that the heat insulating property of the multilayer glass is lowered.
[0005]
Therefore, a multi-layer glass using a resin spacer instead of a metal spacer has been proposed. For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 61-64415 discloses a method for uniformly forming a material based on butyl rubber on a glass plate. According to this method, after the resin material is supplied to one side of the glass plate to form the spacer, the other glass plate is laminated to form a multi-layer. The complicated work can be reduced. In addition, since the gap between the inner surface of the opposing glass plate and the outer surface of the spacer is sealed with the above-mentioned room temperature curable sealing material after it has been multilayered, it suppresses the deterioration of the thermal insulation of the multilayer glass it can.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
According to the method disclosed in JP-A-61-64415, a series of spacer assembling steps can be omitted from the conventional multi-layer glass manufacturing steps. However, the glass sheet multilayering process, the pressing process and the sealing material sealing process are still necessary.
[0007]
Japanese Patent Laid-Open No. 7-17748 discloses a method of directly extruding a hard resin material in which a desiccant is kneaded between two glass plates that are conveyed horizontally at a predetermined interval in the vertical direction. According to this method, the above-described multi-layering process and sealing material sealing process can be omitted, so that the manufacturing process can be simplified.
[0008]
In this method, the resin material is extruded and integrated (integral molding) while the glass plate is conveyed in a set of sides, and then the glass plate is rotated 90 degrees to integrate the resin material on the other set of sides. Make it. Therefore, there are four joints for each corner portion of the spacer.
[0009]
The double-glazed glass exhibits its heat insulation effect and dew condensation prevention effect by sealing the hollow layer between the two glass plates from the outside. Therefore, the accuracy of this sealing greatly affects the performance of the double glazing. Therefore, when many seams are generated as in the method of JP-A-7-17748, the performance of the double-glazed glass may be deteriorated.
[0010]
Further, the two glass plates are spaced so that a hollow layer is formed therebetween, and the die for extruding the resin material and the peripheral portion of the two glass plates are moved relative to each other while facing each other. A method of integrally molding a resin spacer by extruding a resin material from a die on the peripheral edge of the substrate has been proposed.
[0011]
In this method, the two glass plates are held in the vertical direction so that the movements of the two glass plates are simultaneously performed at the same speed in the same direction, and the movement directions of the glass plate and the die are orthogonal to each other. The movement of the glass plate and the die is each moved in one direction, and when one is moved, the die and the glass plate are moved relative to each other so that the other is stopped. It is the manufacturing method of the multilayer glass which extrudes resin material to the peripheral part between the glass plates which oppose, changing.
[0012]
According to this method, the problems of the conventional multi-layer glass listed above and the manufacturing method thereof can be solved. However, in this method, as shown in FIG. 18, a
[0013]
In this method, in order to ensure adhesion between the
[0014]
The present invention solves the conventional problems in the above-described method for producing a multi-layer glass, and is a multi-layer glass capable of easily and inexpensively producing a multi-layer glass having various performances such as heat insulation performance and anti-condensation performance. The object is to provide a manufacturing method.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a method for producing a multilayer glass according to the present invention includes a die having a predetermined discharge port shape, in which a plurality of glass plates are spaced so that a hollow layer is formed therebetween, and a resin material is extruded. While relatively moving the peripheral edge portions of the plurality of spaced glass plates along the peripheral edge portion of the glass plate, the resin material is extruded from the die and resin spacers are provided on the peripheral edge portions between the opposing glass plates. In the method for producing a multi-layer glass to be molded, the die and the glass plate peripheral portion are arranged by facing the end surface of the glass plate while the discharge port of the die is opposed to the hollow layer formed between the glass plates. It is characterized by relative movement. Thereby, compared with the system which inserts die | dye between glass plates, the necessity of manufacture accuracy and the positional accuracy at the time of relative movement can be reduced. Further, by preventing the die from coming into contact with the glass plate, it is possible to improve yield and workability.
[0016]
Furthermore, the present invention provides a resin flow path inclined at an angle of 20 to 70 degrees from the inside of the die toward the rear of the die moving direction with respect to a line perpendicular to the moving direction of the die that moves relative to the glass plate. By using the die which has, the extrusion operation of the resin material between the glass plates becomes smooth.
[0017]
Further, according to the present invention, the die discharge port side surface is spaced apart from the end surface of the glass plate by a predetermined distance, and the die and the glass plate peripheral portion are relatively moved so that the discharge port side surface of the die does not contact the end surface of the glass plate. As a result, cracking of the glass plate is reliably prevented and the yield is improved.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0019]
1 is a perspective view of an example of an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a plan view of an example of an embodiment of a die used in the present invention, and FIG. 5 is a side view of an example of an apparatus used in the method of the present invention. 6 is a front view of FIG. 5 seen from the VI direction. As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0020]
On the other hand, as shown in FIG. 5 and FIG. 6, the
[0021]
The mounting
[0022]
FIG. 3 is a side view of an example of an embodiment of the
[0023]
The
[0024]
As shown in FIG. 4, the dimension of the width d of the
[0025]
Further, on the rear side in the moving direction of the
[0026]
As a result, the resin extruded from the
[0027]
Below, the process of manufacturing a multilayer glass using the die | dye 5 mentioned above is demonstrated.
When the
[0028]
Therefore, it is preferable to produce a multilayer glass by a method as shown in FIGS. In FIG. 7, the
[0029]
The
[0030]
Next, as shown in FIG. 8, the
[0031]
Similarly, the
[0032]
Next to the table 17 in the moving direction of the
[0033]
Then, as described above, the two
[0034]
The
[0035]
As shown in FIG. 16 which is a partially enlarged view, as soon as the
[0036]
After the
[0037]
As a result, as shown in FIGS. 11, 16, and 17, the
[0038]
When the right ends of the lower edges of the
[0039]
After the
[0040]
When the
[0041]
After the
[0042]
When the left end of the upper edge of the
[0043]
Next, as shown in FIG. 14, the
[0044]
As described above, the
[0045]
Further, the
[0046]
In the above process, the friction between the
[0047]
Moreover, in embodiment mentioned above, although the surface on the opposite side to the surface which the
[0048]
Further, a gas blowing port (not shown) is provided in the
[0049]
As a result, the air between the
Also, higher adhesive strength can be obtained by applying an adhesive in advance to the locations where the
[0050]
As the
[0051]
The relative movement procedure of the
[0052]
The moving means for moving the
[0053]
The
[0054]
【The invention's effect】
According to the present invention, a plurality of glass plates are spaced so that a hollow layer is formed therebetween, a die having a predetermined discharge port shape for extruding a resin material, and the plurality of spaced glass plate peripheral portions In the method for producing a multilayer glass, the resin material is extruded from the die and the spacer made of resin is formed on the peripheral edge between the opposing glass plates while the die is relatively moved along the peripheral edge of the glass plate. While the die outlet is facing the hollow layer formed between the glass plates, the die is placed opposite to the end surface of the glass plate and the die and the peripheral edge of the glass plate are moved relative to each other. Compared with this method, the need for manufacturing accuracy and positional accuracy during relative movement can be reduced, and by not allowing the die to contact the glass plate, yield and workability can be improved.
[0055]
In particular, the resin flow path of the die is 1 degree to 90 degrees, preferably 20 degrees to 70 degrees with respect to a line perpendicular to the moving direction of the die that moves in the glass plate surface direction and moves relative to the glass plate. By inclining from the inside of the die at an angle and communicating with the die discharge port, the resin material discharged from the die has an effect of being smoothly inserted into the hollow layer formed between the glass plates.
[0056]
Further, according to the present invention, the die discharge port side surface is spaced apart from the end surface of the glass plate by a predetermined distance, and the die and the glass plate peripheral portion are relatively moved so that the discharge port side surface of the die does not contact the end surface of the glass plate. As a result, cracking of the glass plate is reliably prevented and the yield is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a main part showing an example of a method for producing a multilayer glass of the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing an example of a die used in the present invention.
FIG. 3 is a side view showing an example of an arrangement relationship between a die and a glass plate in the present invention.
4 is a cross-sectional view taken along the line IV-IV in FIG. 3;
FIG. 5 is a side view showing an example of an apparatus used in the method for producing a multilayer glass of the present invention.
FIG. 6 is a front view of FIG. 5 viewed from the VI direction.
FIG. 7 is a front view showing an example of steps in the present invention.
FIG. 8 is a front view showing an example of steps in the present invention.
FIG. 9 is a front view showing an example of steps in the present invention.
FIG. 10 is a front view showing an example of steps in the present invention.
FIG. 11 is a front view showing an example of steps in the present invention.
FIG. 12 is a front view showing an example of steps in the present invention.
FIG. 13 is a front view showing an example of steps in the present invention.
FIG. 14 is a front view showing an example of steps in the present invention.
FIG. 15 is a partially enlarged front view showing an example of steps in the present invention.
FIG. 16 is a partially enlarged front view showing an example of steps in the present invention.
FIG. 17 is a partially enlarged front view showing an example of steps in the present invention.
FIG. 18 is a perspective view showing a usage state of a conventional die.
[Explanation of symbols]
2: Glass plate
3: Glass plate
5: Die
6: Discharge port
16: Resin flow path
25: Spacer
S: Line
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JP32338897A JP3885322B2 (en) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | Method for producing double-glazed glass |
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