JP3884520B2 - 非関連属性除去装置及び非関連属性を除去するプログログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

非関連属性除去装置及び非関連属性を除去するプログログラムを格納した記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データの自動分類や類似データ検索において、分類や検索に重要でない属性を除去する非関連属性除去装置及び非関連属性を除去するプログラムを格納した記憶媒体に関する。
大規模データベース化が進むに伴って、データの自動分類や類似データ検索は非常に重要になっている。例えば、データの自動分類は図書の自動分類や特許文書のIPCコード付与等の分野で有用であり、類似データ検索はインターネット等の経由を含むヘルプデスクシステム(マシン対応の質問応答システム)や一般の設計問題や診断問題において有用である。
【0002】
これらのデータの自動分類や類似データ検索において、分類や検索に重要でない非関連属性を除去することは、データの自動分類や類似データの検索の精度を高め、データベースの容量の削減、および分類や検索の高速化のために極めて重要であり、本質的である。これらのために、分類や検索に重要でない属性を自動的に除去することが望まれている。
【0003】
【従来の技術】
従来の技術において、カテゴリ分類された2値の属性からなるデータに対し、nフォール・クロス・バリデーション(n-fold cross-validation )を用いて、除去する属性を決定している。nフォール・クロス・バリデーションは、データベースに登録されているデータをランダムにn個のデータの集合S1,・・・,Snに分割する。次に、任意のデータの集合Si(i=1,・・・,n)をテストデータセットとし、テストデータセットSi以外のデータの集合を訓練データセットとして、ユーザ指定の分類手法や検索手法を全てのテストデータセットSiについて適用して、その分類精度や検索精度から非関連属性の除去を行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、nフォール・クロス・バリデーションを用いた従来の非関連属性の除去にあっては、ランダムなサンプリングに基づくため、属性の除去の妥当性はサンプリングの結果に大きく依存する。また、分割数nの値を大きくすると、属性の除去の妥当性は上がるが、除去する属性の決定にかかる時間の増大を引き起こす。
【0005】
即ち、データの分割数に対し属性数を掛け合わせた処理回数を必要とし、除去する属性の決定に時間がかかる。逆に、分割数nの値を小さくすると、除去する属性の決定にかかる時間は小さいが、属性の除去の妥当性は低下を引き起こす。このように従来のnフォール・クロス・バリデーションを用いた従来の非関連属性の除去にあっては、重要な属性を除去したり、重要でない属性を残したりするばかりでなく、妥当な属性の除去を行なうためには、除去属性の決定に莫大な時間がかかるといった問題点を生じている。
【0006】
本発明は、これらの問題を解決するため、カテゴリ分類された2値の属性からなるデータを対象に、データの自動分類や類似データ検索に重要でない非関連属性を適確に且つ効率良く短時間で除去できるようにした非関連属性除去装置及び非関連属性を除去するプログラムを格納した記憶媒体供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理説明図である。まず本発明の非関連属性除去装置で非関連属性を除去してユーザの処理手順に従った分類や検索の対象となるデータベース10には、1又は0の値をとる2値属性a1 〜an (属性数n)で表現され、カテゴリC1 〜Cm (カテゴリ数m)に分類されているデータが登録されている。
【0008】
このようなデータベース10に対し本発明の非関連属性除去装置1は、データ数算出手段2、重み算出手段4、分散算出手段6及び属性除去手段8が設けられる。更に、属性除去手段8の別の形態として、分類精度算出手段11又は検索精度算出手段12を設けることもできる。
データ数算出手段2は、データベース10を参照し、データ総数S、各カテゴリCi 毎のデータ数Si 、1又は0の値をとる各属性aj 毎のデータ数tj 、及び各カテゴリCi に対する1又は0の値をとる各属性aj 毎のデータ数tijを算出する。
【0009】
重み算出手段4は、データ数算出手段2の算出結果をもとに各カテゴリCi に対する各属性aj 毎の重みwijを算出する。分散算出手段6は、重み算出手段4で算出された重みwijをもとに各属性aj 毎の重みの分散vj を算出する。属性除去手段8は、分散算出手段6で算出された分散vj とユーザ指定情報をもとに非関連な属性を除去する。属性除去手段8に対するユーザ情報の指定としては、重みの分散の閾値の指定、除去する属性数の指定、及び両者の同時指定がある。
【0010】
ユーザが本発明に詳しく、どれ位の分散の閾値を指定すると重要でない非関連属性を除去できるかを知っている場合等には、属性除去手段8に対しユーザは所望の閾値を指定する。この場合、属性除去手段8は、分散算出手段6で算出された各属性毎の重みの分散vj の内、ユーザ指定の閾値以下の属性を除去する。
一方、ユーザが本発明に詳しくない場合には、単純に除去する最大の属性数を指定すればよい。この場合、属性除去手段8は、分散算出手段6で算出された各属性aj 毎の重みの分散vj の内、分散が小さい属性からユーザ指定の属性数だけ属性を除去する。
【0011】
更に、ユーザが閾値と除去する最大の属性数の両方を指定したい場合には、属性除去手段8は、分散算出手段6で算出された各属性aj 毎の重みの分散vj の内、ユーザ指定の閾値以下で且つユーザ指定の属性数を最大数とする属性を除去する。
属性除去手段8による非関連属性の除去を更に適確にするためには、例えばユーザの分類処理のための非関連属性を除去したい場合には、分類精度算出手段11を設け、その算出結果をもとに非関連属性を除去することが望ましい。
【0012】
属性除去手段8に設けられた分類精度算出手段11は、ユーザが閾値を指定している場合、分散算出手段6で算出された重みの分散vj の内、ユーザ指定の閾値以下の各属性について、分散が小さい属性から順に、ユーザ指定の分類処理に従って現在処理中の注目属性を残した場合の分類精度A1 [%]と除去した場合の分類精度A2 [%]を算出する。
【0013】
属性除去手段8は、分類精度算出手段8の算出結果から、注目属性を残した時の分類精度A1 に対し注目属性を除去した時の分類精度A2 が上回った場合に、現在処理中の注目属性を非関連属性として除去する。
ユーザが属性数を指定した場合についても、分類精度算出手段11は、分散算出手段6で算出された重みの分散vj の内、ユーザ指定の属性数だけ分散の小さい順に取り出した各属性について、分散が小さい属性から順に、ユーザ指定の分類処理に従って注目属性を残した場合の分類精度A1 と除去した場合の分類精度A2 を算出し、属性除去手段8は、注目属性を残した時の分類精度A1 に対し注目属性を除去した時の分類精度A2 が上回った場合に、注目属性を除去する。
【0014】
またユーザが閾値と除去数の両方を指定した場合には、分類精度算出手段11は、分散算出手段6で算出された重みの分散vj の内、ユーザ指定の閾値以下で且つユーザ指定の属性数を最大とする分散の小さい順に取り出した各属性について、分散が小さい属性から順に、ユーザ指定の分類処理に従って注目属性を残した場合の分類精度A1 と除去した場合の分類精度A2 を算出し、属性除去手段8は、注目属性を残した時の分類精度A1 に対し注目属性を除去した時の分類精度A2 が上回った場合に、注目属性を除去する。
【0015】
ユーザの検索処理のための非関連属性の除去を更に適確にしたい場合には、属性除去手段に検索精度算出手段12を設け、その算出結果をもとに非関連属性を除去することが望ましい。
この場合、ユーザの閾値指定、除去数の指定または両方の指定に対応して、処理対象となった各属性について、検索精度算出手段12によって、分散が小さい属性から順に、ユーザ指定の検索処理に従って注目属性を残した場合の検索精度B1 と除去した場合の検索精度B2 を算出する。この算出結果を基に、属性除去手段8は、注目属性を残した時の検索精度B1 に対し注目属性を除去した時の検索精度B2 が上回った場合に、この注目属性を非関連属性として除去する。
【0016】
このように非関連属性を除去する際に対象とする属性が、除去する可能性の高い属性の範囲に限定されることから、分類や類似データ検索に重要でない非関連属性を適確に且つ効率良く短時間で除去でき、データの自動分類や類似データの検索の精度を高め、データベースの容量の削減、および分類や検索の高速化が達成できる。
【0017】
また本発明は、分類や検索に重要でない非関連属性を除去するプログラムを格納した記憶媒体を提供する。この非関連属性を除去するプログラムを格納した記憶媒体は、
1又は0の値をとる2値属性a1 〜an で表現され、カテゴリC1 〜Cm に分類されているデータが登録されているデータベース10を参照し、データ総数S、各カテゴリ毎のデータ数Si 、1又は0の値をとる各属性毎のデータ数tj 、及び各カテゴリに対する1又は0の値をとる各属性毎のデータ数tijを算出するデータ数算出手段1;
データ数算出手段2の算出結果をもとに各カテゴリに対する各属性毎の重みwijを算出する重み算出手段4;
重み算出手段4で算出された重みwijをもとに各属性毎の重みの分散vj を算出する分散算出手段6;
分散算出手段6で算出された分散vj とユーザ指定情報をもとに非関連な属性を除去する属性除去手段8;
を備えたことを特徴とする。
【0018】
この非関連属性を除去するプログラムを格納した記憶媒体における詳細は、悲関連属性除去装置の場合と基本的に同じになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図2は本発明の非関連属性の除去装置の基本的な実施形態のブロック図である。図2において、本発明の非関連属性除去装置1は、データ数算出部2、重み計算部4、分散算出部6及び属性除去部8を備える。データ数算出部2は算出結果としてデータ数テーブル3を有し、重み計算部4は算出結果として重みテーブル5を有し、分散算出部6は算出結果として分散テーブル7を有する。
【0020】
更に属性除去部8に対しては、ユーザ指定情報を入力するためのユーザ指定入力部8が設けられている。本発明の非関連属性除去装置1に対しては、データベース10が設けられる。データベース10には、カテゴリ分離された2値の属性からなるデータが格納されている。
即ちデータベース10には、分類カテゴリ数をmとすると、カテゴリC1 〜 Cm に分類されて、1または0の値をとる2値の属性例えば属性数nとなる属性a1 〜an からなるデータが格納されている。非関連属性除去装置1に設けられたデータ数算出部2は、カテゴリ分類された2値の属性からなるデータベース10のデータを対象にデータ数テーブル3を作成する。
【0021】
図3はデータ数算出部2で作成されるデータ数テーブルを示している。ここでデータベース10のデータはカテゴリC1 〜Cm に分類され、1または0の2値で表わされる属性はa1 〜am に分類されていることから、これらのカテゴリ及び属性をエントリとしてデータ総数S、各カテゴリC1 〜Cm ごとのデータ数 S1 〜Sm 、1(または0)の値をとる各属性a1 〜an ごとのデータ数t1〜tn 、及び各カテゴリC1 〜Cm に対する1(または0)の値をとる各属性a1 〜an ごとのデータ数t11〜tmnを算出して、図3のようなデータ数テーブル3を作成する。
【0022】
ここでデータ数テーブル3のカテゴリ数1〜mの一般系をiで表わし、また属性数1〜nの一般系をjで表わすと、各カテゴリごとのデータ数はSi 、各属性ごとのデータ数はtj 、各カテゴリに対する各属性ごとのデータ数はtijと表現することができる。
図4は図3のデータ数テーブル3の具体例である。このデータ数テーブル3にあっては、カテゴリがC1 〜C3 の3つに分類されており、また属性もa1 〜 a3 の3つとなっている場合について、図2のデータ数演算部2でデータベース10を参照し、一例としてデータ総数S=60、カテゴリごとのデータ数S1 =10、S2 =20、S3 =30、1(または0)の値をとる属性a1 〜a3 ごとのデータ数t1 =12、t2 =10、t3 =15、更に各カテゴリC1 〜C3 に対する1(または0)の値をとる各属性a1 〜a3 ごとのデータ数t11=2, t21=4、・・・t33=5を求めている。
【0023】
図4のデータ数テーブルの具体例にあっては、属性a1 が値1(または0)をとるデータ数は、各カテゴリC1 〜C3 について2,4,6と平均的に出現しており、このような属性a1 は分類や検索に有用な属性でない可能性が高い。また属性a1 が値1(または0)をとるデータは、カテゴリC1 だけに出現し、カテゴリC2 ,C3 は0となっている。
【0024】
このような属性a2 は、分類や検索に非常に有用な属性である可能性が高い。更に属性a3 が値1(または0)をとるデータは、カテゴリC1 〜C3 に同じ数5だけ出現している。この場合、カテゴリC1 に属する出現数5を見ると、カテゴリCに属する全出現数10の半分が出現しており、このような属性a3 はカテゴリC1 に対する正しい分類や検索のためには有用であると考えられる。
【0025】
再び図2を参照するに、重み計算部4はデータ数算出部2によってデータ数テーブル3により設定されたパラメータに基づき、各カテゴリに対する各属性の重みを算出し、重みテーブル5を作成する。即ち、重み計算部4はデータ数テーブル13に設定されたカテゴリ数m、データ総数S、属性数n、カテゴリCi (1≦i<m)に属するデータ数Si 、属性aj (1≦j<n)が属性値1(または0)をとるデータ数tj 、更にカテゴリCiに対し属性aj が属性値1(または0)をとるデータ数tijを基に、カテゴリCI に対する属性aj の重みwijをある自然数tを用いて次式により生成し、重みテーブル5を作成する。
【0026】
【数1】
Figure 0003884520
【0027】
図5は図2の重み計算部4で作成される重みテーブル5の説明図であり、カテゴリC1 〜Cm 及び属性a1 〜an をエントリとして、前記(1)式で算出された重みw11〜wmnが格納されている。
図6は図4のデータ数テーブル3の具体例を対象に、前記(1)式により作成された図5の重みテーブル5の具体例である。図6の重みテーブルの具体例にあっては、属性a1 の各カテゴリC1 〜C3 に対する重みは全て0で同じ値をとっている。また属性a2 のカテゴリC1 〜C3 に対する重みは5/6,−1/3,−1/2とかなりぱらついた値をとっている。更に属性a3 のカテゴリC1 〜 C3 に対する重みは1/6,0,−1/6と比較的似た値をとっている。
【0028】
一方、図6の重みテーブル5の具体例については、カテゴリC1 〜C3 に対する属性a1 〜a3 の重みw11〜w33は、各カテゴリに対し各属性がどの程度重要であるかを数量的に表わしている。例えば属性a1 はカテゴリC1 〜C3 のいずれについても同程度の重要度であり、また属性a2 はカテゴリC1 の重要度が高く、カテゴリC2 ,C3 の順に重要度が低いことが分かる。更に属性a3 については、カテゴリC1 ,C2 ,C3 の順に重要度をもつことが分かる。
【0029】
再び図2を参照するに、非関連属性除去装置1に設けられた分散算出部6は、重みテーブル5で設定されたカテゴリCi に対する属性aj の重みwijを用いて、属性aj の重みwijの平均wij−を算出し、更にカテゴリ数m、属性数n、カテゴリCi に対する属性aj の重みwijおよびその平均wij−を用いて、属性 aj の重みに対する分散vj を次式により算出し、分散テーブル7を生成する。
【0030】
【数2】
Figure 0003884520
【0031】
図7は図2の分散算出部6で生成された分散テーブル7の説明図であり、(2)式により属性a1 〜an の各々について算出された分散v1〜vn が格納されている。
図8は図7の分散テーブル7の具体例であり、図4のデータ数テーブル3及び図6の重みテーブル5の具体例に基づき、前記(2)式から求めた分散を格納している。この場合、属性aに対する分散v1は0という非常に小さい値をとっている。また属性a2 に対する分散v2は19/54という非常に大きな値をとっている。更に属性a3 に対する分散v3は1/54という割に大きな値をとっている。このように各属性の重みの分散を計算することで、その属性が分類や検索にどの程度重要であるかを数量的に把握することができる。
【0032】
再び図2を参照するに、属性除去部8は分散テーブル7の設定内容とユーザ指定入力部9からのユーザ指定情報とに基づき、重要でない非関連属性を認識してこれを除去する。ユーザ指定情報としては、重みの分散の閾値、属性除去数があり、閾値のみの指定、除去数のみの指定、閾値と除去数の両方の指定のいずれかを行うことができる。
【0033】
即ち、ユーザ指定入力部9によってユーザが分散の閾値を指定した場合には、属性除去部8は分散テーブル7を参照し、指定された閾値以下の分散をもつ属性を非関連属性として除去する。このユーザが閾値を指定する場合は、本発明による非関連属性除去装置を詳しく知っている場合である。
これに対し、ユーザが本発明の装置に詳しくない場合や、一定数の属性を除去したい場合などには、ユーザ指定入力部9によって任意の除去する属性数を指定してもらう。このような除去する属性数の指定に対し、属性除去部8は分散テーブル7を参照し、分散の小さい属性からユーザ指定の属性数分だけ属性を除去する。
【0034】
更にユーザ指定入力部9によってユーザが閾値と属性数の両方を指定した場合には、属性除去部8は分散テーブル7の中から分散の小さい順にユーザ指定の最大属性数分だけの属性を取り出し、取り出した属性の中で分散がユーザ指定の閾値以下の属性を除去する。
図8の分散テーブル7の具体例について属性除去を説明すると、例えば次のようになる。今、ユーザが閾値1/100を指定したとすると、図8の分散0となる属性a1 のみが除去される。またユーザが除去する属性数を2と指定した場合、分散の小さい順番に属性a1 ,a2 が除去される。
【0035】
更にユーザが閾値を1/100、除去する属性数2を指定した場合、属性a1 だけが除去される。このように、ユーザ指定情報に従って迅速且つ確実に重要でない非関連情報を除去することができる。
図9は図2の非関連属性除去装置1における処理を示したフローチャートである。まずステップS1で、データ数算出部2がデータベース10を参照し、カテゴリ数m、属性数n、データ総数S、カテゴリCi ごとのデータ数ti 、属性 aj ごとの1(または0)をとるデータ数tj 、更にカテゴリCj の各々に対する属性aj ごとのデータ数ijを算出し、データ数テーブル3を作成する。
【0036】
次に重み算出処理部4がデータ数テーブル3のパラメータに基づき、前記(1)式に従ってカテゴリCi の各々に対する属性aj ごとの重みwijを参照して重みテーブル5を作成する。
次に分散処理部6が、前記(2)式に従って属性aj の各々の重みに対する分散vj を算出して分散テーブル7を作成する。最終的にステップS4で、属性除去部8がユーザ指定情報である分散閾値及び除去数に基づいた属性の除去を行う。
【0037】
ステップS4の属性除去処理の詳細は、図10にサブルーチンとして示される。属性除去部8はステップS1でユーザによる閾値THの指定の有無をチェックし、指定があれば、ステップS2で属性除去数Nの指定の有無をチェックする。属性除去数Nの指定がなければステップS4に進み、分散テーブル7を参照し、閾値TH以下の分散をもつ属性を全て除去する。
【0038】
一方、ステップS4でユーザが閾値THの指定を行っていない場合には、ステップS3に進み、除去数Nの指定をチェックする。除去数Nの指定があると、ステップS5で分散テーブル7の指定数N分の属性を分散の小さい順に除去する。更にステップS1でユーザの閾値THの指定が判別され、且つステップS2で属性除去数Nの指定が判別された場合には、ステップS6に進み、閾値TH以下の分散をもつ属性を小さい順に最大N個まで除去する。
【0039】
図11は本発明の他の実施形態であり、データベース10を対象にユーザの分類システムで使用される非関連属性の除去を最適化するため、属性除去部8に分類精度算出部11を新たに設けたことを特徴とする。それ以外の構成は図2の実施形態と同じである。
属性除去部8に設けた分類精度算出部11は、ユーザデータ入力部9による閾値及びまたは属性除去数の指定に基づき、分散テーブル7から取り出された属性を対象に、分散の小さい属性から順に、現在処理対象となっているデータの集合Uをテストデータとする。そしてテストデータUを用いて任意のユーザ指定の分類手順に従って、現在処理中の参照属性を除去した場合の分類精度A1 [%]を算出すると共に、現在処理中の参照属性を残した場合の分類精度A2 [%]を算出する。
【0040】
属性除去部8は、分類精度算出部11による属性を除去した場合と残した場合の分類精度の算出結果A1 ,A2 を比較し、属性を除去した場合に分類精度が上がった場合には不必要な属性であることから、この属性を除去する。属性を除去した場合に分類精度が下がった場合には必要な属性であることから、この属性は残す。
【0041】
このように分類精度算出部11により属性を除去した場合と残した場合の分類精度を算出して、除去する属性が本当に分類に必要であるか否かを適確に判断することで、分類に必要でない重要な属性を確実に効率良く除去することができる。
図12は、図11の属性除去部8における属性除去処理のユーザ指定に対応したフローチャートである。
【0042】
図12において、ユーザが分散の閾値THを指定していた場合には、ステップS1,S2からステップS4に進み、分散テーブル7から指定された閾値TH以下の分散をもつ属性ap (p=1,2,・・・N)を取り出し、ステップS7に進み、分類精度算出部11の算出結果に基づいた属性除去処理を行う。
またユーザが属性除去数Nのみを指定した場合には、ステップS1からステップS3に進んで除去数Nの指定が判別され、ステップS5において、分類テーブル7から小さい順に指定数N分の属性ap を取り出し、ステップS7で、分類精度算出部11の算出結果に基づいた属性除去処理を行う。
【0043】
更にユーザが閾値TH及び除去数Nの両方を指定した場合には、ステップS1,S2からステップS6に進み、分散テーブル7から閾値TH以下の分散をもつ指定数N分の属性ap を小さい順に取り出し、同様にステップS7に進んで、分類精度算出部11の算出結果に基づいた属性除去処理を行う。
図13は、図12のステップS7で行う分類精度算出結果に基づいた属性除去処理の詳細をサブルーチンとして示している。
【0044】
図13において、まずステップS1で、分散テーブル7からユーザ指定情報に基づいて取り出された複数の属性ap の中の最も分散が小さい最小分散vmin の属性ap が値1(または0)をとるデータをデータベース10から取り出して、テストデータUとする。
続いてステップS2で、テストデータUについて、現在処理対象となっている最小分散vmin の属性ap を残して、ユーザ指定の分類手順に従って分類を行って分類精度A1 [%]を算出する。次にステップS3で、同じテストデータUを対象に、現在処理対象となっている注目属性ap を除去してユーザ指定の分類手順で分類したときの分類精度a2 [%]を算出する。
【0045】
続いてステップS4で、属性ap を残したときの分類精度A1 と除去したときの分類精度A2 を比較し、もし除去したときの分類精度A2 が残したときの分類精度A1 以上であれば、この属性ap は分類に必要のない属性であることから、ステップS5で属性ap を除去する。
これに対し属性ap を除去したときの分類精度A2 が残したときの分類精度 A1 を下回ったら、属性ap は分類に必要な属性であることから、ステップS6に進み、属性ap を残す。
【0046】
以上の分類精度に基づいた属性除去の判定処理が済んだならば、ステップS7で、処理対象となっている全ての属性ap の処理が終了したか否かチェックし、終了していなければステップS8で、もし属性除去が行われていれば処理済み属性を除外してステップS1に戻り、現在残っている最小分散vmin の属性ap を対象に同様な処理を繰り返す。
【0047】
図13の分類精度に基づいた属性除去処理にあっては、ステップS5である属性ap を除去した場合には、既に処理済みの属性に再度戻って検証を行うリターンバック検証が行われる。
図14は図13におけるリターンバック検証の説明図である。ここで図14は、カテゴリC1 〜Cm について除去処理の対象とする3つの属性a1 〜a3 が取り出された場合の処理である。また属性a1 〜a3 の小さい方からの順番は、 a1 ,a2 ,a3 となっている。
【0048】
図14(A)は、最初に行われる分散が最も小さい属性a1 の検証であり、属性a1 が1(または0)となるデータをテストデータとしてカテゴリC1 〜Cm のそれぞれについてブロック13に示す分類を行い、分類精度A1 が得られたとする。次に、現在処理対象となっている属性a1 を除いた属性a2 ,a3 について、同じくカテゴリC1 〜Cm についてブロック14でテストデータに対する分類を行い、分類精度A2 を求める。
【0049】
このようなブロック13,ブロック14における属性a1 を残した場合と属性a1 を除去した場合の分類精度A1 ,A2 は、ブロック15で比較され、この場合、属性a1 を除去した場合の分類精度A2 が残していた場合の分類精度A1 より小さくなることから、ブロック16のように属性a1 を残す。
図14(B)は、次に分散の小さい属性a2 の検証であり、属性a2 の値が1(または0)となるデータベースのテストデータを対象に、ブロック17で属性a2 を残した場合の分類による分類精度A1 を求める。続いてブロック18で、属性a2 を除いた分類の分類精度A2 を求める。
【0050】
この分類精度A1 ,A2 のブロック19における比較処理において、属性a2 を除去したときの分類精度A2 が残したときの分類精度A1 以上となった場合には、属性a2 は不必要な属性であることから、ブロック20で属性a2 を除去する。
図14(C)は、図14(B)で属性a2 を除去した後のリターンバック検証であり、この場合、再び最初の属性a1 に戻った属性除去処理を行う。即ちブロック21のように、現在残っている属性a1 ,a3 について、属性a1 の値が1(または0)となるデータベースのテストデータを対象に、ブロック21のように属性a1 を残したときの分類精度A1 と、ブロック22のように属性a1 を除去したときの分類精度A2 を求める。
【0051】
この分類精度の検出結果をブロック23で比較した場合、属性a1 を除去した場合の分類精度A2 が残したときの分類精度A1 以上であった場合、属性a1 がこのリターンバック検証において初めて不必要な属性であることが分かり、ブロック24で属性a1 を除去する。
図15は本発明の他の実施形態であり、ユーザの検索処理のための非関連属性の除去を更に適確にするため、属性除去部8に検索精度算出部12を設け、検索精度算出部12の算出結果に基づいて属性除去を行うようにしたことを特徴とする。それ以外の構成は図2の実施形態と同じである。
【0052】
検索精度算出部12は、ユーザ指定の検索システムをユーザ指定に従ったテストデータに適用して、対象となっている参照属性を残した場合と除去した場合の検索精度を算出する以外は、図11の分類精度算出部11と基本的に同じになる。
図16のフローチャートは、検索精度算出部12を備えた図15の属性除去部8の属性除去処理である。属性除去処理におけるステップS1〜S6の処理は、ユーザ指定入力部9からの閾値及びまたは除去数の指定に基づいた分散テーブル7からの処理対象属性の取出処理であり、図12の分類精度に基づいた属性除去の場合と同じである。このステップS4,S5またはS6における分散テーブル7からの処理対象とする属性ap の取出後に、ステップS7の検索精度に基づいた属性除去を行う。
【0053】
図17は、図6のステップS7の検索精度に基づいた属性除去処理の詳細である。図17のフローチャートにあっては、ステップS2で、現在処理対象となっている属性ap を残した場合の検索精度B1 を算出し、ステップS3で、現在処理対象となっている参照属性ap を除去した場合の検索精度B2 を算出し、ステップS4で両者を比較する。
属性ap を除去した場合の検索精度B2 が残した場合の検索精度B1 より大きければ、属性ap を除去する。属性ap を除去した場合の検索精度B2 が残した場合の検索精度B1 より小さければ、属性ap は必要な属性であることからステップS6で残す。
【0054】
このような処理をステップS7で、取り出された全ての属性の処理が終了するまで繰り返す。またステップS5で属性ap を除去した場合のリターンバック検証については、図14の分類精度を算出する場合と同じである。
尚、本発明の非関連属性除去装置は、計算機システムによるプログラム制御で通常実現される。またデータベースの検索システムにおける非関連属性除去のためのアプリケーションとして適用される場合もある。また本発明は実施形態に示した数値による限定は受けないことは勿論である。
【0055】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、非関連属性を除去する際に対象とする属性が、除去する可能性の高い属性の範囲に限定されることから、分類や類似データ検索等に重要でない非関連属性を適確に判断して効率良く短時間で除去することができ、データの自動分類や類似データの検索精度を高め、データベースの容量削減及び分類や検索の高速化を達成することができる。
【0056】
またユーザによって閾値や除去数等を指定させることによって、自由に重要でない非関連属性の除去処理の範囲を決めることができる。即ち、本発明に詳しい場合や知識がある場合は閾値の設定、本発明に詳しくない場合や必要な数を除去したい場合には属性除去数の指定を行うことで、ユーザの希望に応じて最適な非関連属性の除去処理を適確且つ迅速に行うことができる。
【0057】
更に、ユーザの分類システムや検索システムに適合した非関連属性の除去を最適化するため、ユーザの分類システムや検索システムを使用した除去対象とする非関連属性ごとの属性を残した場合と除去した場合との分類精度の結果に基づいて非関連属性を除去することで、重要でない非関連属性を適確に判断して迅速に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の実施形態のブロック図
【図3】図2のデータ数テーブルの説明図
【図4】図2のデータ数テーブルの具体例の説明図
【図5】図2の重みテーブルの説明図
【図6】図2の重みテーブルの具体例の説明図
【図7】図2の分散テーブルの説明図
【図8】図2の分散テーブルの具体例の説明図
【図9】図2の非関連属性除去処理のフローチャート
【図10】ユーザ指定に応じた図9の属性除去処理の詳細を示したフローチャート
【図11】属性除去を分類精度を基に行う本発明の他の実施形態のブロック図
【図12】ユーザ指定に応じた図11の属性除去処理のフローチャート
【図13】図12の分類精度に基づいた属性除去処理のフローチャート
【図14】図13の属性除去処理におけるリターンバック検証の説明図
【図15】属性除去を分類精度を基に行う本発明の他の実施形態のブロック図
【図16】ユーザ指定に応じた図15の属性除去処理のフローチャート
【図17】図16の分類精度に基づいた属性除去処理のフローチャート
【符号の説明】
1:非関連属性除去装置
2:データ数算出部(データ数算出手段)
3:データ数テーブル
4:重み計算部(重み計算手段)
5:重みテーブル
6:分散算出手段
7:分散テーブル
8:属性除去部(属性除去手段)
9:ユーザ指定入力部
10:データベース
11:分類精度算出部(分類精度算出手段)
12:検索精度算出部(検索精度算出手段)

Claims (7)

  1. 分類や検索に重要でない非関連属性を除去する非関連属性除去装置に於いて、
    1又は0の値をとる2値属性a1〜anで表現され、カテゴリC1〜Cmに分類されているデータが登録されているデータベースと、
    前記データベースをエントリし、データ総数S、各カテゴリ毎のデータ数Si、1又は0の値をとる各属性毎のデータ数tj、及び各カテゴリに対する1又は0の値をとる各属性毎のデータ数tijを算出してデータ数テーブルを生成するデータ数算出手段と、
    前記データ数算出手段の算出結果をもとに各カテゴリに対する各属性毎の重みwijを算出して重みテーブルを生成する重み算出手段と、
    前記重み算出手段で算出された重みwijをもとに各属性毎の重みの分散vjを算出して分散テーブルを生成する分散算出手段と、
    前記分散テーブル内の分散vjと指定された情報をもとに非関連な属性を除去する属性除去手段とを備え、
    該属性除去手段は、前記分散算出手段で算出された重みの分散の内、指定された閾値以下の各属性について、分散が小さい属性から順に、指定された分類処理に従って現在処理中の注目属性を残した場合の分類精度A1と除去した場合の分類精度A2を算出する分類精度算出手段を備え、注目属性を残した時の分類精度A1に対し注目属性を除去した時の分類精度A2が上回った場合に、該注目属性を除去することを特徴とする非関連属性除去装置。
  2. 分類や検索に重要でない非関連属性を除去する非関連属性除去装置に於いて、
    1又は0の値をとる2値属性a1〜anで表現され、カテゴリC1〜Cmに分類されているデータが登録されているデータベースと、
    前記データベースをエントリし、データ総数S、各カテゴリ毎のデータ数Si、1又は0の値をとる各属性毎のデータ数tj、及び各カテゴリに対する1又は0の値をとる各属性毎のデータ数t ij を算出してデータ数テーブルを生成するデータ数算出手段と、
    前記データ数算出手段の算出結果をもとに各カテゴリに対する各属性毎の重みw ij を算出して重みテーブルを生成する重み算出手段と、
    前記重み算出手段で算出された重みw ij をもとに各属性毎の重みの分散vjを算出して分散テーブルを生成する分散算出手段と、
    前記分散テーブル内の分散vjと指定された情報をもとに非関連な属性を除去する属性除去手段とを備え、
    属性除去手段は、前記分散算出手段で算出された重みの分散の内、指定された属性数だけ分散の小さい順に取り出した各属性について、分散が小さい属性から順に、ユーザ指定の分類処理に従って現在処理中の注目属性を残した場合の分類精度A1と除去した場合の分類精度A2を算出する分類精度算出手段を備え、注目属性を残した時の分類精度A1に対し注目属性を除去した時の分類精度A2が上回った場合に、該注目属性を除去することを特徴とする非関連属性除去装置。
  3. 分類や検索に重要でない非関連属性を除去する非関連属性除去装置に於いて、
    1又は0の値をとる2値属性a1〜anで表現され、カテゴリC1〜Cmに分類されているデータが登録されているデータベースと、
    前記データベースをエントリし、データ総数S、各カテゴリ毎のデータ数Si、1又は0の値をとる各属性毎のデータ数tj、及び各カテゴリに対する1又は0の値をとる各属性毎のデータ数t ij を算出してデータ数テーブルを生成するデータ数算出手段と、
    前記データ数算出手段の算出結果をもとに各カテゴリに対する各属性毎の重みw ij を算出して重みテーブルを生成する重み算出手段と、
    前記重み算出手段で算出された重みw ij をもとに各属性毎の重みの分散vjを算出して分散テーブルを生成する分散算出手段と、
    前記分散テーブル内の分散vjと指定された情報をもとに非関連な属性を除去する属性除去手段とを備え、
    属性除去手段は、前記分散算出手段で算出された重みの分散の内、指定された閾値以下で且つユーザ指定の属性数を最大とする分散の小さい順に取り出した各属性について、分散が小さい属性から順に、ユーザ指定の分類処理に従って現在処理中の注目属性を残した場合の分類精度A1と除去した場合の分類精度A2を算出する分類精度算出手段を備え、注目属性を残した時の分類精度A1に対し注目属性を除去した時の分類精度A2が上回った場合に、該注目属性を除去することを特徴とする非関連属性除去装置。
  4. 分類や検索に重要でない非関連属性を除去する非関連属性除去装置に於いて、
    1又は0の値をとる2値属性a1〜anで表現され、カテゴリC1〜Cmに分類されているデータが登録されているデータベースと、
    前記データベースをエントリし、データ総数S、各カテゴリ毎のデータ数Si、1又は0の値をとる各属性毎のデータ数tj、及び各カテゴリに対する1又は0の値をとる各属性毎のデータ数t ij を算出してデータ数テーブルを生成するデータ数算出手段と、
    前記データ数算出手段の算出結果をもとに各カテゴリに対する各属性毎の重みw ij を算出して重みテーブルを生成する重み算出手段と、
    前記重み算出手段で算出された重みw ij をもとに各属性毎の重みの分散vjを算出して分散テーブルを生成する分散算出手段と、
    前記分散テーブル内の分散vjと指定された情報をもとに非関連な属性を除去する属性除去手段とを備え、
    属性除去手段は、前記分散算出手段で算出された重みの分散の内、ユーザ指定の閾値以下の各属性について、分散が小さい属性から順に、ユーザ指定の検索処理に従って現在処理中の注目属性を残した場合の検索精度B1と除去した場合の検索精度B2を算出する検索精度算出手段を備え、注目属性を残した時の検索精度B1に対し注目属性を除去した時の検索精度B2が上回った場合に、該注目属性を除去することを特徴とする非関連属性除去装置。
  5. 分類や検索に重要でない非関連属性を除去する非関連属性除去装置に於いて、
    1又は0の値をとる2値属性a1〜anで表現され、カテゴリC1〜Cmに分類されているデータが登録されているデータベースと、
    前記データベースをエントリし、データ総数S、各カテゴリ毎のデータ数Si、1又は0の値をとる各属性毎のデータ数tj、及び各カテゴリに対する1又は0の値をとる各属性毎のデータ数t ij を算出してデータ数テーブルを生成するデータ数算出手段と、
    前記データ数算出手段の算出結果をもとに各カテゴリに対する各属性毎の重みw ij を算出して重みテーブルを生成する重み算出手段と、
    前記重み算出手段で算出された重みw ij をもとに各属性毎の重みの分散vjを算出して分散テーブルを生成する分散算出手段と、
    前記分散テーブル内の分散vjと指定された情報をもとに非関連な属性を除去する属性除去手段とを備え、
    属性除去手段は、前記分散算出手段で算出された重みの分散の内、指定された属性数だけ分散の小さい順に取り出した各属性について、分散が小さい属性から順に、指定された検索処理に従って現在処理中の注目属性を残した場合の検索精度B1と除去した場合の検索精度B2算出する検索精度算出手段を備え、注目属性を残した時の検索精度B1に対し注目属性を除去した時の検索精度B2が上回った場合に、該注目属性を除去することを特徴とする非関連属性除去装置。
  6. 分類や検索に重要でない非関連属性を除去する非関連属性除去装置に於いて、
    1又は0の値をとる2値属性a1〜anで表現され、カテゴリC1〜Cmに分類されているデータが登録されているデータベースと、
    前記データベースをエントリし、データ総数S、各カテゴリ毎のデータ数Si、1又は0の値をとる各属性毎のデータ数tj、及び各カテゴリに対する1又は0の値をとる各属性毎のデータ数t ij を算出してデータ数テーブルを生成するデータ数算出手段と、
    前記データ数算出手段の算出結果をもとに各カテゴリに対する各属性毎の重みw ij を算出して重みテーブルを生成する重み算出手段と、
    前記重み算出手段で算出された重みw ij をもとに各属性毎の重みの分散vjを算出して分散テーブルを生成する分散算出手段と、
    前記分散テーブル内の分散v j と指定された情報をもとに非関連な属性を除去する属性除去手段とを備え、
    属性除去手段は、前記分散算出手段で算出された重みの分散の内、指定されたの閾値以下で且つユーザ指定の属性数を最大とする分散の小さい順に取り出した各属性について、分散が小さい属性から順に、指定された検索処理に従って現在処理中の注目属性を残した場合の検索精度B1と除去した場合の検索精度B2を算出する検索精度算出手段を備え、注目属性を残した時の検索精度B1に対し注目属性を除去した時の検索精度B2が上回った場合に、該注目属性を除去することを特徴とする非関連属性除去装置。
  7. 分類や検索に重要でない非関連属性を除去するプログラムを格納した記憶媒体に於いて、
    コンピュータを、
    1又は0の値をとる2値属性a1〜anで表現され、カテゴリC1〜Cmに分類されているデータが登録されているデータベースを参照し、データ総数S、各カテゴリ毎のデータ数Si、1又は0の値をとる各属性毎のデータ数tj、及び各カテゴリに対する1又は0の値をとる各属性毎のデータ数tijを算出してデータ数テーブルを生成するデータ数算出手段、
    前記データ数算出手段の算出結果をもとに各カテゴリに対する各属性毎の重みwijを算出して重みテーブルを生成する重み算出手段、
    前記重み算出手段で算出された重みwijをもとに各属性毎の重みの分散vjを算出して分散テーブルを生成する分散算出手段、
    前記分散テーブル内の分散vjと指定された閾値以下の各属性をもとに、分散が小さい属性から順に、ユーザ指定の分類処理に従って現在処理中の注目属性を残した場合の分類精度A1と除去した場合の分類精度A2を算出し、注目属性を残した時の分類精度A1に対し注目属性を除去した時の分類精度A2が上回った場合に、該注目属性を除去して非関連属性を除去する属性除去手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
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