JP3884446B2 - ロック付きコネクタ - Google Patents

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本願発明は、ロック付きコネクタの改良に関するもので、具体的には、コネクタ装着用のパネルに設けられたコネクタ装着用の貫通孔に挿入されたコネクタが、前記パネルの貫通孔から抜け落ちないようにするためにコネクタ側面に設けられているロックが前記貫通孔の縁に生じているバリにより破損するのを防止するように改良されたロック付きコネクタに関するものである。
例えば自動車等の車体パネル表面等に配線を行なう場合、前記パネルに設けられているコネクタ装着用の貫通孔にコネクタを、少なくともその軸方向の一部を挿入し、このコネクタの側面に設けられているロック機構でパネルからのコネクタの抜けを防止する、いわゆるロック付きコネクタが種々使用されている。
例えば特許文献1には、図8が示すようにコネクタ1をパネル20のコネクタ装着用の貫通孔21に矢印方向に挿入し、このコネクタ1をパネル20に固定するタイプのコネクタが開示されている。
このコネクタ1の側面には弾性を有する少なくとも一対のロック2が設けられている。そしてこのコネクタ1をパネル20の貫通孔21に挿入しコネクタ1をパネル20に装着する場合には、このロック2に内向きの力を付与しながら、貫通孔21にコネクタ1の挿入端側に設けられている爪2aをくぐらせる。この爪2aが貫通孔21を通過した時点でロック2から内向きの力を解除する。その結果、貫通孔21をくぐった爪2aとパネル3の厚さ分の間隔をおいてロック2上に設けられている爪2bとで、パネル20をその厚さ方向で挟み、コネクタ1をパネル20に装着している。
尚、ロック2の形状や爪2a、爪2bの形状は、コネクタ1の種類や形状等に応じて種々のものが工夫されているが、基本的には前述した特許文献1に記載された機構のロック付きコネクタが自動車等の車体パネルをはじめ種々のコネクタ装着用のパネルに装着され、使用されている。
実開昭63−125310号公報
ところで前述した特許文献1に記載されているロック付きコネクタの場合、以下のような問題がある。
すなわち、図8における貫通孔21にあっては、コネクタ1が挿入される際接触するこの貫通孔21の内縁に、貫通孔21を加工した際に生じたバリが残っている場合があり、コネクタ1をこの貫通孔21に挿入する際、このバリでロック2の爪2aや爪2bが破損する恐れがあることである。
このロック2の爪2aや爪2bの破損の恐れは、図9に示すように、ロック2がアーム形状をしていて、パネル20の貫通孔21を最初にくぐる爪2aがアーム2の先端部に設けられているような形状のものにあっては、特に大きいと予想される。具体的には、図9において矢印方向にコネクタ1が挿入され、ロック2の爪2aが貫通孔21をくぐる際、拡大図で示すように貫通孔21の内縁に存在するバリ5により大きな挿入抵抗を受け、ロック2がそのアームの起点部6、あるいは爪2aと起点部6との間のいずれかの箇所で破損する恐れが大きい。
そこで本願発明の目的は、この種のロック付きコネクタにおいて、パネル側のコネクタ装着用の貫通孔の内縁に仮にバリが残っていたとしても、コネクタ挿入時にこのバリによりコネクタのロック部分が破損することのないロック付きコネクタを提供することにある。
前記目的を達成すべく本願請求項1記載のロック付きコネクタは、パネルに設けられたコネクタ装着用の貫通孔に軸方向にコネクタの少なくとも一部が挿入されかつ側面に設けられているロックにより前記パネルからの抜けが防止されるロック付きコネクタであって、該ロック付きコネクタはその外周に、このロック付きコネクタが前記パネルのコネクタ装着用の貫通孔に挿入される際のロックの破損を防止するロック破損防止片を有していて、該ロック破損防止片の内径寸法は前記貫通孔の内径寸法と等しいかそれより小さく、しかもこのロック破損防止片は前記ロック付きコネクタを前記パネルの貫通孔に挿入する際には、前記ロックの先端が前記貫通孔に挿入される前に軸方向の一端面が前記パネルの表面に当接し、かつ前記ロック付きコネクタの挿入に伴なってコネクタ挿入方向と逆方向に前記ロック付きコネクタ上で移動可能であることを特徴とするものである。
このようにしてなる本願請求項1記載のロック付きコネクタによれば、このロック付きコネクタはその外周に、内径寸法が前記貫通孔の内径寸法と等しいかそれより小さいロック破損防止片を有していて、しかもこのロック破損防止片は前記ロック付きコネクタを前記パネルの貫通孔に挿入する際には、前記ロックの先端が前記貫通孔に挿入される前に軸方向の一端面が前記パネルの表面に当接し、かつ前記ロック付きコネクタの挿入に伴なってコネクタ挿入方向と逆方向に前記ロック付きコネクタ上で移動可能になっているので、ロック付きコネクタを前記貫通孔に挿入する際には、ロックの先端部が前記貫通孔をくぐる前にロック破損防止片の軸方向端面が先にパネルの表面に当接し、仮に貫通孔内縁にバリがあったとしてもこれを抑えつけてしまう。
同時に、ロック破損防止片の内径寸法は、貫通孔のそれと等しいかあるいはそれより小さいので、ロックはロック破損防止片の内側表面には接触するが、バリの存在する恐れのある貫通孔内面にはほとんど接触することなく貫通孔をくぐることもできるようになる。
それ故、仮に貫通孔の内縁にバリがあったとしても、このバリにほとんど接触することなくロック付きコネクタのロックは貫通孔をくぐることができるので、ロックが貫通孔内縁にあるバリで破損する恐れはなくなる。
また本願請求項2記載のロック付きコネクタは、前記請求項1記載のロック付きコネクタにおいて、前記ロック付きコネクタの本体を前記パネルに設けられたコネクタ装着用の貫通孔に挿入する前後の前記ロック付きコネクタの本体と前記ロック破損防止片の位置はそれぞれ位置決め部材により位置決めされることを特徴とするものである。
このようにしてなる本願請求項2記載のロック付きコネクタによれば、このロック付きコネクタをパネルに設けられているコネクタ装着用の貫通孔に挿入する前後の前記ロック付きコネクタの本体と前記ロック破損防止片の位置を、例えば位置決め部材としてロック付きコネクタの外表面に凹部を設け、ロック破損防止片の内面に前記凹部に嵌合する凸部を設けることにより位置決めすることができる。
このように両者の位置決めをしておけば、前述した請求項1記載のロック付きコネクタの効果に加え、例えばこのロック付きコネクタの本体をパネルのコネクタ装着用の貫通孔に挿入する前にあっては、ロック破損防止片がロック付きコネクタから抜け落ちないように保持できるし、挿入時の最適位置に確実に保持することもできる。また挿入後にあっては、ロック破損防止片の軸方向の一端面とロックに設けられている挟持部とでパネルの厚さ方向を挟んでロック付きコネクタをパネルに確実に固定することもできる。
さらに本願請求項3記載のロック付きコネクタは、前記請求項1または請求項2のいずれかに記載のロック付きコネクタにおいて、前記ロック付きコネクタの本体を前記パネルに設けられたコネクタ装着用の貫通孔に挿入後の前記ロック付きコネクタの本体に対する前記ロック破損防止片の位置は、前記ロック付きコネクタのロックの挟持部と前記ロック破損防止片の軸方向の一端面とで前記パネルを挟持し、前記ロック付きコネクタを前記パネルに固定する位置であることを特徴とするものである。
このようにしてなる請求項3記載のロック付きコネクタによれば、請求項1記載のロック付きコネクタの効果に加えて、前記請求項2記載のロック付きコネクタの作用効果の説明でも言及したように、パネルのコネクタ装着用の貫通孔にこのロック付きコネクタを挿入した後の状態において、ロック破損防止片の軸方向の一端面とロックに設けられている挟持部とでパネルの厚さ方向を挟んでロック付きコネクタをパネルに対して動かないようにしっかりと固定することもできる。
以上のように本願発明によれば、パネルに設けられたコネクタ装着用の貫通孔にロック付きコネクタの本体を挿入する場合において、前記コネクタ装着用の貫通孔の内縁に仮にバリがあったとしても、ロック付きコネクタの本体挿入時にこのバリによりロック部分が破損することのないロック付きコネクタを提供することができる。
以下に本願発明のロック付きコネクタの一実施例を図1〜図7を用いて詳細に説明することにする。
図1は本願発明に適用するロック付きコネクタの一例を示す横断面矩形のロック付きコネクタ本体10の正面図(向かって左側)と側面図(向かって右側)である。
このロック付きコネクタ本体10の対向する一対の側面には、先端部に爪11を有するアーム型のロック12が設けられている。またもう一対の対向する側面には、このロック付きコネクタ本体10の一端から同じ距離の位置に断面矩形の一対のパネル挟持部材13が突出した状態で設けられていて、これは前記ロック12の爪11の後端部に設けられている後述する挟持部とで協働してパネルをその厚さ方向で挟んで、ロック付きコネクタ本体10をパネルに確実に固定するためのものである。
尚、図1で符号30は接続端子を示しており、この接続端子には図示されているもの以外にも種々の形状のものがあり、本願発明ではこの接続端子30の形状には無関係であるので、以降の図面では削除してある。
一方、図2は図1で示したロック付きコネクタ本体10の外側に装着されるロック破損防止片15の正面図(向かって右側)とそのA−A断面図(向かって左側)である。このロック破損防止片15の符号16、16が示す凹みの部分に、図1に示すロック付きコネクタ本体10のパネル挟持部材13、13が嵌合するようにロック付きコネクタ本体10の外側にロック破損防止片15が組み付けられる。
尚、このロック破損防止片15の内径寸法は、ロック付きコネクタ本体10が装着されるパネルに穿たれたコネクタ装着用の貫通孔の内径寸法と等しいかそれより小さくなっていて、前記ロック付きコネクタ本体10を前記パネルの貫通孔に挿入する際には、前記ロック12の先端の爪11が前記貫通孔に挿入される前に、ロック破損防止片15の軸方向端面が前記パネルの表面に当接し、かつロック付きコネクタ本体10の挿入に伴なってコネクタ挿入方向と逆方向に移動可能になっている。
また図1が示すように、ロック付きコネクタ本体10の外表面の対向する一対の側面に凹部14a、14bとが各々対になって設けられており、一方、ロック破損防止片15の対向する一対の内面には、これら凹部14a、14bの両方に嵌合する凸部17が設けられている。
次に図3にロック付きコネクタ本体10の外側にロック破損防止片15を装着した状態の側面図を示す。ここでXの状態はロック破損防止片15を有するロック付きコネクタ本体10がパネル20のコネクタ装着用の貫通孔21に挿入される直前の状態を示し、ロック付きコネクタ本体10の外面に設けられている凹部14aに、ロック破損防止片15の内面に設けられている凸部17が嵌合している状態である。
またYの状態は、このロック付きコネクタをパネル20に装着した最終段階の状態を示しており、前記Xの状態からロック付きコネクタ本体10の軸方向に距離L離れた状態を示している。この状態ではロック付きコネクタ本体10の凹部14bに、ロック破損防止片10の内面に設けられている凸部17が嵌合している。このようにロック破損防止片15はロック付きコネクタ本体10の表面上を軸方向にXの状態からYの状態にスライドして移動可能になっている。
前記X、Yの2つの状態と、Xの状態からYの状態への途中の状態をより判り易くするために、各々の状態の縦断面図を図4〜図6に示す。
尚、図4〜図6では図を簡明にするためにロック付きコネクタ本体10に組み付けられたロック破損防止片15とパネル20のみ断面図としてハッチングを入れて示し、ロック付きコネクタ本体10は断面図にしていない。
図4から図6への移動による状態の変化を説明する前に、まず図4における符号の説明をしておく。
符号18はアーム状のロック12の先端部に設けられている爪11の後端に設けられた挟持部で、この挟持部18は前述したロック付きコネクタ本体10に設けられているパネル挟持部材13、あるいはロック破損防止片15の軸方向の一端面とで協働して、パネル20の厚さ方向を挟み、パネル20にロック付きコネクタ本体10をしっかりと固定するように作用する。
また符号19は、ロック破損防止片15の内側に穿たれたロック12の先端の爪11を把持する爪把持部であり、これは必要により設けられる。このようにロック破損防止片15の内側に拡形された爪把持部19を設けておくと、パネル20に装着前のロック付きコネクタ本体10のロック12にあまり大きな内向きの力を付与せずにすみ好ましい。
さて図4が示すように、Xの状態、すなわち、ロック破損防止片15を有するロック付きコネクタ本体10がパネル20のコネクタ装着用の貫通孔21に挿入される直前の状態は、ロック付きコネクタ本体10の凹部14aに、ロック破損防止片15の内面に設けられた凸部17が嵌合している状態である。
この状態ではロック破損防止片15のコネクタ挿入側の端面(軸方向の端面)は図のようにパネル20の表面に当接した状態になっている。そしてこのロック破損防止片15の内径寸法はパネル20側に設けられている貫通孔21の内径寸法と等しいかそれより小さく形成されている。
それ故、パネル20の表面にその一端面が当接した状態のロック破損防止片15にあっては、仮に貫通孔21の内縁に図9に示したようにバリ5があったとしても、このバリ5をその当接している一端面で抑え込んでいるかあるいはまたバリ5のある貫通孔21の内縁と内径寸法が等しいか、または小さいロック破損防止片15の内縁が、貫通孔21のバリを有する内縁より、ロック付きコネクタ本体10の中心軸側、すなわち内側に位置することになる。
そのため図5のように、パネル20の貫通孔21に対して、ロック付きコネクタ本体10を矢印方向に押し込んでも、その際従来において破損し易かったロック12の、例えば先端部にある爪11は、ロック破損防止片15の内側の縁には触れるものの、バリがあるかも知れないパネル20の貫通孔21の内縁にはほとんど触れることなく、貫通孔21をくぐり抜けることができる。それ故、ロック12が貫通孔21の内縁のバリに触れて過剰な力を受けて破損する、という従来の問題は起こらなくなる。
図6はロック12の爪11の部分がパネル20の貫通孔21をくぐり抜けた直後の状態、すなわち、前述したYの状態を示しており、ロック付きコネクタ本体10をロック破損防止片15を組み込んだままパネル20に設けられた貫通孔21に装着した最終の状態を示している。この状態はまた前述したようにロック付きコネクタ本体10の凹部14bに、ロック破損防止片15の内面に設けられた凸部17が嵌合している状態である。
この状態ではロック12の爪11の後端の挟持部18とパネル挟持部材13の一端面と、あるいはロック破損防止片15の軸方向の端面、すなわちパネル20に当接している面とが各々互いに協力し合って働いて、パネル20をその厚さ方向で挟持して、ロック付きコネクタ本体10をパネル20にしっかりと確実に固定している。
ところでパネル20にロック付きコネクタ本体10を固定するためにパネル20をその厚さ方向で挟持するには、少なくともパネル20の一端面側を抑えるロック12の爪11の後端部に設けられた挟持部18と、パネルの他方の面を抑えるパネル挟持部材13かロック破損防止片15の軸方向の一端面が最終状態でパネル20の表面に当接するかのいずれかの組み合わせが必要になる。
すなわち挟持部18とパネル挟持部材13の組み合わせか、挟持部18とロック破損防止片15の軸方向の一端面が最終状態でパネル20の表面に当接するかの組み合わせである。
そこでもしパネル挟持部材13が設けられているならば、ロック破損防止片15の最終状態の位置は図6に示すように、ロック破損防止片15の軸方向の一端面がパネル20の表面に当接する位置でなくともよいし、逆にロック破損防止片15の軸方向の一端面が最終段階で図6のようにパネル20の表面に当接する状態に設計されている、すなわち最終の状態において、ロック付きコネクタ本体10の内面に穿たれている凹部14bとロック破損防止片15の内面に設けられている凸部17とが嵌合する位置が図6に示すように設計されている場合には、パネル挟持部材13を省略することも可能である。
もちろん図6のようにパネル20をロック12の爪11の挟持部18、ロック破損防止片15の軸方向の一端面及びパネル挟持部材13の3者で協働して保持した方が、より確実にパネル20にロック付きコネクタ本体10を装着、固定でき好ましい。
ところで前述したロック破損防止片15の軸方向の一端面がパネル20の表面に当接した状態、というところの「当接する」という意味は、パネル20の表面にロック破損防止片15の軸方向の一端面がまさに接触する場合のみならず、パネル20の貫通孔21の内縁にバリが存在していて、通常のコネクタ挿入力ではこのバリに邪魔されてロック破損防止片15の軸方向の一端面が、それ以上パネル20の表面に近づけなくて、ロック破損防止片15の軸方向一端面とパネル20との間に若干隙間がある状態をも含むものとする。
ところで前記実施例においては、ロック破損防止片15の一端面が図4〜図6のように、その前面全体でパネル20の表面に当接するタイプのものを示したが、このタイプのものではロック破損防止片15の前面(パネル20の表面に当接する側の面)がパネル20の貫通孔21の内縁に存在するバリ5で傷つく恐れがある。
そこで図7に示すように、ロック破損防止片15の前面にバリ5を避けるように切欠部25を設けて、バリ5と直接接触しないようにする方法もある。
因みに図7においても、図を簡明にするためにロック付きコネクタ本体10に組み付けられたロック破損防止片15とパネル20のみ断面図としてハッチングを入れて示し、ロック付きコネクタ本体10は断面図にしていない。
さて、前述した実施例ではロック付きコネクタ本体10の横断面は矩形であるが、本願発明は横断面が矩形のものに限らず、円形のもの等、種々の形状のロック付きコネクタに適用できる。
またパネル20に装着するロック付きコネクタは、雄型のロック付きコネクタであってもよいし雌型のロック付きコネクタであってもよい。
さらには前記実施例ではロック付きコネクタ本体10の表面の位置決め部材として凹部14を、そしてロック破損防止片15の内面に凸部17を設けているが、これとは逆にロック付きコネクタ本体10の表面に凸部を、ロック破損防止片15の内面にこれに嵌合する凹部を設けてもよいことはいうまでもない。
さらにはまた前記実施例における凹部、凸部は断面円形の凹部であり、凸部であったが、線状あるいは矩形状の凹部であったり、凸部であってもよい。
また実施例ではこの凹部や凸部を各々一対、しかも互いに対称の位置に設けているが一対でなくとも二対あるいはそれ以上でもよいし、その位置も対称の位置である必要もないことはいうまでもない。どのようにするかは主としてロック付きコネクタ本体10の形状等に応じて適宜選択すればよい。
以上のようにしてなる本願発明によれば、例えばコネクタ装着用のパネルに設けられたコネクタ装着用の貫通孔にロック付きコネクタを挿入する場合において、コネクタ装着用の貫通孔の内縁に仮にバリがあったとしても、ロック付きコネクタをこの貫通孔に挿入する際に、このバリによりロック部分が破損することのないロック付きコネクタを提供することができる。
本願発明に適用されるロック付きコネクタ本体の一例を示す正面図と側面図である。 本願発明に適用されるロック破損防止片の一例を示す正面図と、そのA−Aだ断面図である。 図1に示すロック付きコネクタ本体に図2に示すロック破損防止片を組み付けた状態を予想する側面図である。 本願発明の一例であるロック付きコネクタ本体にロック破損防止片を組み込んだ状態のロック付きコネクタにあって、このロック付きコネクタをパネルの貫通孔に挿入直前の状態を示す縦断面図である。 図4の状態からさらにロック付きコネクタ本体をパネルの貫通孔に挿入した状態を示す縦断面図である。 本願発明のロック付きコネクタをパネルの貫通孔に装着した最終状態の一例を示す縦断面図である。 本願発明のロック付きコネクタであって、改良を加えたロック破損防止片を装着したロック付きコネクタをパネルの貫通孔に装着した状態を示す一部縦断面図である。 従来のロック付きコネクタをパネルに設けられた貫通孔に装着した状態を示す縦断面図である。 従来の他のロック付きコネクタをパネルに設けられた貫通孔に装着した状態を示す縦断面図である。
符号の説明
5 バリ
10 ロック付きコネクタ本体
11 爪
12 ロック
13 パネル挟持部材
14 凹部
15 ロック破損防止片
17 凸部
18 挟持部
19 爪把持部
20 パネル
21 貫通孔
25 切欠部

Claims (3)

  1. パネルに設けられたコネクタ装着用の貫通孔に軸方向にコネクタの少なくとも一部が挿入されかつ側面に設けられているロックにより前記パネルからの抜けが防止されるロック付きコネクタであって、該ロック付きコネクタはその外周に、このロック付きコネクタが前記パネルのコネクタ装着用の貫通孔に挿入される際のロックの破損を防止するロック破損防止片を有していて、該ロック破損防止片の内径寸法は前記貫通孔の内径寸法と等しいかそれより小さく、しかもこのロック破損防止片は前記ロック付きコネクタを前記パネルの貫通孔に挿入する際には、前記ロックの先端が前記貫通孔に挿入される前に軸方向の一端面が前記パネルの表面に当接し、かつ前記ロック付きコネクタの挿入に伴なってコネクタ挿入方向と逆方向に前記ロック付きコネクタ上で移動可能であることを特徴とするロック付きコネクタ。
  2. 前記ロック付きコネクタを前記パネルに設けられたコネクタ装着用の貫通孔に挿入する前後の前記ロック付きコネクタの本体と前記ロック破損防止片の位置はそれぞれ位置決め部材により位置決めされることを特徴とする請求項1記載のロック付きコネクタ。
  3. 前記ロック付きコネクタを前記パネルに設けられたコネクタ装着用の貫通孔に挿入後の前記ロック付きコネクタの本体に対する前記ロック破損防止片の位置は、前記ロック付きコネクタのロックの挟持部と前記ロック破損防止片の軸方向の一端面とで前記パネルを挟持し、前記ロック付きコネクタを前記パネルに固定する位置であることを特徴とする請求項1または請求項2いずれかに記載のロック付きコネクタ。
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