JP3883616B2

JP3883616B2 - Hand lever device

Info

Publication number: JP3883616B2
Application number: JP24389996A
Authority: JP
Inventors: 彬長島
Original assignee: Kyoritsu Co Ltd
Current assignee: Kyoritsu Co Ltd
Priority date: 1996-09-13
Filing date: 1996-09-13
Publication date: 2007-02-21
Anticipated expiration: 2016-09-13
Also published as: JPH1084737A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、ハンドレバー装置に係り、特に、ヘッジトリマーや刈払機等の作業機におけるハンドルのグリップ部近傍に配設されて、内燃機関のスロットル弁等の被駆動部材をケーブルを介して操作するのに好適なハンドレバー装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、従来から内燃機関により刈刃等の作業部を駆動するようにされているヘッジトリマーや刈払機等の作業機においては、前記内燃機関のスロットル弁を作業者の手元で操作するべく、前記作業機に備えられているＵ形ハンドルやバーハンドル等のグリップ部の近傍に、前記内燃機関のスロットル弁の開度を調節するレバー装置を配設するのが一般的である。
【０００３】
前記レバー装置は、通常、作業者の手指で操作されるスロットルレバーを備えており、該スロットルレバーを回動操作することによりスロットルケーブルを介して前記スロットル弁の開度を調節するようにされている。前記スロットル弁は、常時、最小開度（アイドル回転開度）方向に付勢されており、自然状態ではアイドル回転開度で保持され、前記スロットルケーブルが所定長以上引っ張られたときに、遊びが無くされて前記アイドル回転開度から高速回転側へ開き始めるようにされる。
【０００４】
前記スロットル弁の開度調節用のレバー装置の具体例としては、前記スロットルレバーを回動操作状態から解放したときに、該レバーを自動的に前記スロットル弁と共に元の位置（アイドル回転開度）に戻すようにしたタイプと、手指を離してもスロットルレバーを所望の回動操作位置に常時不動状態で保持するタイプとがある。
【０００５】
そして、前記自動アイドル回転開度復帰タイプのものは、前記スロットルレバーから手指を離せば、アイドリング状態に自動的に戻るが、前記作業機の操作中は、前記スロットルレバーを常時指で保持して所望の回動操作位置に維持しなければならないものである。
即ち、前記自動アイドル回転開度復帰タイプのものは、通常の作業中における操作に手指に強い（重い）保持力を必要とするとの操作性の面で難があることによって、前記の如く安全性が高いとの利点があるにも関わらず、実際に作業機に装備しにくいとの問題点があった。
【０００６】
更に、前記自動アイドル回転開度復帰タイプのものは、スロットル弁の中間開度位置に保持しにくかった。つまり、前記スロットル弁の中間開度位置での保持は、前記スロットルレバーを握っている手指の握持を特定の保持力に保つことによって成されるものであるから、該保持力が少しでも変わると、その変わった量だけ、前記スロットル弁の開度も変更し、その結果として、内燃機関の回転数が変更することとなる。このため、前記スロットルレバーを握っての作業中に、該スロットルレバーを握る手指が疲れる等して、その握持力が弱くなると、即座に前記内燃機関の回転数が変更されてしまい、その作業等に適した所定の出力（回転数）を得ることができにくいとの不具合があつた。
【０００７】
本出願人は、先に、前記問題を解決するべく、不測の事態のための自動復帰機能（アイドル回転開度位置復帰）を備えるとともに、どのような操作位置（スロットル弁の中間開度位置）にも保持できるハンドレバー装置（スロットルレバー）を提案した（特願平７ー１５８２３９号）。
前記提案のハンドレバー装置は、回動操作されるメインレバーと、被駆動部材に連結されたケーブルを回動操作により牽引するサブレバーとを有し、前記メインレバーに制動板体を設け、該制動板体を前記サブレバーに押圧することで、該サブレバーの回動を規制して位置保持する構成となっている。
【０００８】
そして、前記メインレバーが、略Ｌ字型形状をし、その中間部に屈曲部、一側方に制動部材、及び、他側方に握り部を有し、前記屈曲部で回動枢支軸線を中心に保持カバーに回動可能に取付固定されていると共に、前記サブレバーが、略棒状形状をし、基部と指操作部とを有し、前記基部で前記回動枢支軸線と直角な回動枢支軸線を中心に前記保持カバーに回動可能に取付固定される構成となっている。
【０００９】
前記ハンドレバー装置の操作においては、メインレバーの握り部を手指で握って、前記メインレバーを回動させると、前記メインレバーは、該メインレバーの前記制動板体が前記サブレバーの棒状の指操作部の棒状部途中の下面に接触し、前記制動板体の押圧制動力によってサブレバーの移動を阻止する。前記メインレバーを手指で握持した状態で、空いている他の指で前記サブレバーの指操作部の先端を押圧して、前記制動板体の押圧制動力に抗して、前記サブレバーを回動移動させる。該サブレバーの回動移動によって、前記ケーブルが牽引され、該ケーブルが前方に所定長さ引っ張られて、被駆動部材を作動させるものであり、操作の中止を行いたいときは、前記メインレバーの前記指握り部から手指を離して解放することで、前記サブレバーへの押圧制動力を解除して、被駆動部材を非操作状態とするものである。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記提案のハンドレバー装置は、メインレバーとサブレバーとからなる操作部がハンドルのグリップ部の自由端部に装着する構成となっていると共に、前記メインレバーとサブレバーとの回動枢支軸線が直角となっており、両レバーの操作の方向が異なる配置となっている等複雑な構成となっているので、操作がしずらいと共に、前記ケーブルをサブレバーに装着するために、前記グリップ部内を介して屈曲して導く等前記ケーブルの配備構成が複雑となり、その操作にも不具合が生じる等の問題がある。
【００１１】
また、前記メインレバーと前記サブレバーとは、前記グリップ部と一体になってハンドルに装着する構成となっているので、前記ハンドルへの組み付け、あるいは、その後の保守整備が面倒であると共に、前記グリップ部が全体として大きくなり、重量も重くなってしまうとの問題点がある。
更に、サブレバーは、メインレバーの制動板体によって、摩擦で前記サブレバーの指操作部の中間側部を保持する機構構成となっているが、該保持機構では、メインレバーを強く握持しなければ、十分な摩擦保持ができ難いとの問題点があった。
【００１２】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ハンドレバー装置の全体の形状をコンパクトに小形軽量化し、装置の組立を容易にすると共に、安価で、保守整備が容易で、かつ、操作性の良い装置を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成すべく、本発明に係るハンドレバー装置は、回動操作されるメインレバーと、被駆動部材に連結されたケーブルを回動操作により牽引するサブレバーとをハンドルへの取付用ケース部材内に保持し、前記メインレバーは、制動摩擦体を備えると共に、前記サブレバーは、扇形摩擦部を備え、前記制動摩擦体を前記扇形摩擦部の周端部に押圧することで、前記サブレバーの回動を規制して位置保持し、前記ケース部材が、右側カバーケース、中間ケース、及び、左側カバーケースから成る着脱可能な三分割構造であり、前記左側カバーケースと前記中間ケースとの間に前記メインレバーと前記サブレバーとを回動可能に保持し、前記右側カバーケースと前記中間ケースとの間にハンドルを挟持固定することを特徴としている。
【００１４】
また、本発明のハンドレバー装置の好ましい態様としては、前記サブレバーが中間ケースの嵌合軸部に回動可能に枢支されて前記メインレバーと前記サブレバーとが同一方向に回動操作される一方、コイルばねの一端が前記中間ケースに係止され、他端が前記サブレバーに係止され、前記サブレバーが前記コイルばねによって前記ケーブルを牽引しない方向に回動されるように付勢されていることを特徴としている。
【００１５】
前述の如く構成された本発明に係るハンドレバー装置は、メインレバーの前記握り部を手指で握って、前記メインレバーを回動させると、該メインレバーの制動摩擦体がサブレバーの扇形摩擦部の円周端面に接触し、前記制動摩擦体によって、サブレバーの回動移動を阻止する状態とする。
【００１６】
前記状態、即ち、前記メインレバーを手指で握持した状態で、空いている小指等で前記サブレバーの操作部を押圧して、前記制動摩擦体の押圧制動力に抗してサブレバーを回動移動させる。該サブレバーの回動移動によって、前記スロットルケーブルが牽引され、前記ケーブルが一方に所定長さ引っ張られて、前記被駆動部材を作動させる。前記サブレバーの回動移動過程で、前記操作部の先端への小指等による押圧力を解除しても、前記サブレバーは、前記メインレバーの前記制動摩擦体で押圧制動されているので、その操作部への小指等による押圧力を解除した位置に保持され、前記被駆動部材が所望の作動位置に保持される。
【００１７】
ここで、不測の事態が生じる等して、直ちに、操作を中止を行いたいときは、前記メインレバーの前記握り部から手指を離して解放する。この解放操作によって、前記メインレバーの前記制動摩擦体が移動して前記扇形摩擦部の円周端面から離れ、前記サブレバーへの押圧制動力を解除する。該解除によって、直ちに、前記サブレバーは、前記コイルばね等の付勢力で非操作方向に回動し、前記ケーブルの牽引力を弱めるので、前記被駆動部材は非操作状態に戻る。
【００１８】
このように、メインレバーを握った状態で、サブレバーを回動操作することで、前記被駆動部材のケーブルの適宜牽引位置を設定保持することができる。
また、サブレバーの回動位置保持を、該サブレバーの扇形摩擦部の円周端面とメインレバーの制動摩擦体との押圧摩擦接触で行うので、確実に、かつ容易に摩擦保持できると共に、前記メインレバーの操作移動量と押圧負荷荷重を極めて少なくすることができる。
【００１９】
更に、ケース部材を右側カバーケース、中間ケース、及び、左側カバーケースから成る着脱可能な三分割構造としたので、構造部品を少なくし、ハンドルへの組み付けと離脱とが容易であると共に、小型化することができる。
【００２０】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明のハンドレバー装置の一実施形態について説明する。図１は、本実施形態のハンドレバー装置１０を装備した刈払機１の一例を示しており、該刈払機１は、所定間隔を置いて右側グリップ部１１と左側グリップ１２とを並置したＵ型ハンドル７を備え、該Ｕ型ハンドル７を支持する操作捍８の先端側には、刈刃１３や安全カバー１４等からなる作業部３を備え、後端側には、前記刈刃１３を前記操作捍８に内挿されたドライブシャフト８ａを介して駆動する動力源としての内燃機関（小型空冷２サイクルガソリンエンジン）２が配備されており、該内燃機関２には、リコイルスターター６や燃料タンク４が付設されると共に、被駆動部材としてのスロットル弁ＣＶを有する気化器や点火プラグ５が備えられている。
【００２１】
本実施形態においては、前記気化器の前記スロットル弁ＣＶは、常時最小（アイドル回転）開度方向に付勢されており、該スロットル弁ＣＶに接続されているボーデンケーブル１７内のスロットルケーブル１７ａ（後述）が非操作状態から所定長さ以上に引っ張られて遊びが無くなった状態で、前記最小（アイドル回転）開度から開き始めるように構成されている。
【００２２】
そして、前記一対のグリップ１１、１２の内、通常は、右手で握る図１の右側のグリップ部１１に、前記スロットル弁ＣＶの開度を調節するための本実施形態のハンドレバー装置１０が配設されている。
図２〜図４は、本実施形態の前記ハンドレバー装置１０を示すものであり、図２は図１の矢印II方向から見た左側面図、図３は図１の矢印III方向から見た前面図、及び、図４は図１の矢印IV方向から見た下面図である。
【００２３】
前記ハンドレバー装置１０は、図２にその外観が示されているように、前記Ｕ型ハンドル７の右側グリップ１１の下部近傍に外装固定されたケース部材２０、メインレバー３０、及び、サブレバー４０を有し、前記ケース部材２０は、前記スロットル弁ＣＶに連結されたボーデンケーブル１７内に挿通された前記スロットルケーブル１７ａを引っ張る前記サブレバー４０を回動可能に保持すると共に、メインレバー３０も回動可能に保持している。
【００２４】
前記ケース部材２０は、図４から理解されるように、合成樹脂製の右側カバーケース２１、中間ケース２２、及び、左側カバーケース２３から成る着脱可能な三分割構造となっている。
前記右側カバーケース２１と前記左側カバーケース２３とは、それぞれ概略角皿状の外観をしており、前記両カバーケース２１、２３の間に前記中間ケース２２を介在挟持しており、前記右側カバーケース２１と前記中間ケース２２との接合面に形成された半円形凹状断面の対接面部２１ａ、２２ａは、前記Ｕ型ハンドル７の外周面に対接されて、前記右側カバーケース２１と前記中間ケース２２が前記Ｕ型ハンドル７を挟むように外嵌固定される。
【００２５】
図５に示されているように、前記中間ケース２２の前記対接面部２２ａには係止凸部２２ｂが設けられ、該係止凸部２２ｂは、前記Ｕ型ハンドル７に設けられた厚み方向に貫通していない円形の凹部７ａに嵌合するようになっており、該嵌合によって前記ケース部材２０の前記Ｕ型ハンドル７に対する回動を阻止している。
【００２６】
前記右側カバーケース２１と前記中間ケース２２とは、前記左側カバーケース２３側から前記中間ケース２２内に不回動状態で配置された六角ナット２５、２５に螺合される丸頭ビス２６、２６によって締め付け固定される一方、前記中間ケース２２と左側カバーケース２３とは、該両ケース２２、２３の間に前記メインレバー３０とサブレバー４０とを回動可能に挟持した状態で、前記右側カバーケース２１側から前記中間ケース２２内に不回動状態で配置された六角ナット２７、２７に螺合される丸頭ビス２８、２９によって締め付け固定され、前記三分割ケース２１、２２、２３の前記両固定によって、前記ハンドレバー装置１０が前記Ｕ型ハンドル７に固定される。
【００２７】
前記ケース部材２０に回動可能に保持される前記メインレバー３０は、前記右側グリップ部１１の前面に近接するように手指で回動操作される握り部３０ａと、レバー回動支持軸３１に緩く外嵌された取付部３０ｂとを備えている。前記レバー回動支持軸３１は、その左端部が前記左側カバーケース２３の前側下部付近に形成された挿入穴２３ａに挿入されると共に、右端部は前記中間ケース２２の挿入穴（図示省略）に圧入されている。また、前記メインレバー３０の前記取付部３０ｂの近傍のサブレバー４０側の面には、ゴム材ブロック等の位置保持用摩擦体３０ｃが圧入状に埋め込まれている。
【００２８】
更に、前記メインレバー３０の前記取付部３０ｂの下端部には、前記メインレバー３０が必要以上に前方に回動しないように、その回動位置を規制する位置規制突起部３０ｄを形成し、前記メインレバー３０が所定量前方に回動したら前記中間ケース２２の前方下部に形成した突起係止部２２ｅに係止するようになっている。また、前記メインレバー３０の前記位置保持用摩擦体３０ｃ側近傍の前記取付部３０ｂと前記中間ケース２２との間に、圧縮コイルスプリング等の弱い付勢のばね（図示省略）を介在させて、前記メイインレバー３０を前方に回動するように常時付勢して置き、該メインレバー３０の非作動時のがたつきを防止する構造とすることもできる。
【００２９】
一方、前記サブレバー４０は、前記中間ケース２２の左側面から突出する嵌合軸部２２ｃに回動可能に枢支されており、前記右側グリップ部１１の左側に近接して小指等で回動操作される指操作部４０ａと、前記中間ケース２２の嵌合軸部２２ｃに嵌合する枢支取付部４０ｂとを備えており、該枢支取付部４０ｂは、前記メインレバー３０の前記位置保持摩擦体３０ｃに面する側に扇形摩擦部４０ｃを備えている。前記中間ケース２２の前記嵌合軸部２２ｃの基部を構成する該嵌合軸部２２ｃより径の大きいばね用軸部２２ｄには、コイルばね４１か緩く巻き付けられ、該コイルばね４１の一端４１ａが前記中間ケース２２に係止されていると共に、他端４１ｂが前記サブレバー４０の前記枢支取付部４０ｂに係止されていることで、前記コイルばね４１によって前記サブレバー４０を前記スロットル弁ＣＶが最小開度（アイドル開度）となる方向に回動するように付勢している。前記サブレバー４０の扇形摩擦部４０ｃには、前記スロットルケーブル１７ａを巻き付け案内する案内溝４０ｄが形成されていると共に、前記スロットルケーブル１７ａの端金具１７ｂが係止されるケーブル係止部４０ｅを備え、前記端金具１７ｂを嵌め込み係止している。前記サブレバー４０の指操作部４０ａを小指等で操作して前記サブレバー４０を図２における時計回りに回動させると、前記スロットルケーブル１７ａが牽引され、前記スロットル弁ＣＶが開度を開く方向に作動する。
【００３０】
また、前記右側グリップ１１の自由端１１ａには、前記内燃機関２の点火プラグ５への電気回路を短絡して前記内燃機関２を停止させるための押しボタン式停止スイッチ１８が配置固定されている。
次に、前記の如く構成された本実施形態のハンドレバー装置１０の作動について説明する。
【００３１】
前記メインレバー３０とサブレバー４０とが、図２、図５の非作動状態にあるとき、前記内燃機関２が始動されると、該内燃機関２がアイドル状態での運転、即ち、前記内燃機関２の前記スロットル弁ＣＶが最小開度（アイドル回転開度）で運転を開始する。その後、前記ハンドレバー装置１０の前記メインレバー３０の前記握り部３０ａを手指で握って、前記メインレバー３０を前記レバー回動支持軸３１を枢支点として時計方向（作動状態）に回動させる。該回動操作によって、前記メインレバー３０の前記制動摩擦体３０ｃが前記サブレバー４０の扇形摩擦部４０ｃの前記嵌合軸部２２ｃを中心とする円周端面４０ｃ₁に接触し、前記制動摩擦体３０ｃによって、サブレバー４０の回動移動を規制する状態となる。前記状態は、前記サブレバー４０をまだ回動移動していない状態であるので、前記内燃機関２はその運転状態が変わらないアイドル状態で運転している。
【００３２】
前記状態、即ち、前記メインレバー３０を手指で握持した状態で、空いている小指等で前記サブレバー４０の指操作部４０ａを押圧して、図２の時計回り方向（作動方向）に、前記サブレバー４０を前記制動摩擦体３０ｃの押圧制動力に抗して回動移動させる。前記サブレバー４０の回動移動によって、前記スロットルケーブル１７ａが牽引され、該スロットルケーブル１７ａが上方に所定長さ引っ張られて、前記内燃機関２の前記スロットル弁ＣＶを最小開度（アイドル回転開度）から開く方向に作動する。前記サブレバー４０の回動移動過程で、前記指操作部４０ａの指による押圧力を解除しても、前記サブレバー４０は、前記メインレバー３０の前記制動摩擦体３０ｃで押圧制動されているので、その指操作部４０ａの押圧力を解除した位置に保持され、前記スロットル弁ＣＶの開度を適宜開度の状態に保持させる。
【００３３】
前記サブレバー４０を更に回動移動させ、最高限度まで回動させると、前記スロットルケーブル１７ａは、更に牽引され、前記内燃機関２の前記スロットル弁ＣＶを最高開度とした状態、即ち、前記内燃機関２が最高出力を出す状態となる。この状態で、刈払い等の作業が最高出力で行われる。
【００３４】
ここで、通常の作業の中止、あるいは、不測の事態が生じる等して、直ちに前記内燃機関２の回転数を大幅に低下（アイドル運転）させたいときは、前記メインレバー３０の前記握り部３０ａから手指を離して解放する。この解放操作によって、前記メインレバー３０は、図２の状態に自動的に回動移動し、前記メインレバー３０の前記制動摩擦体３０ｃが前記扇形摩擦部４０ｃの円周端面４０ｃ₁から移動して離れ、前記サブレバー４０への押圧制動力を解除する。該解除によって、直ちに、前記サブレバー４０は、前記コイルばね４１の復帰付勢力によって図２の反時計回り方向（非作動状態）に回動移動するので、前記スロットルケーブル１７ａの牽引力を解除し、前記スロットル弁ＣＶが前記最小開度に戻り、前記内燃機関２はアイドル回転状態となる。
【００３５】
本実施形態の刈払機１では、内燃機関２の回転駆動力を図示しない遠心クラッチを介して刈刃１３等からなる作業部３に伝達されているので、回転数が低下すると前記遠心クラッチが自動的に遮断状態になって前記作業部３への動力伝達が絶たれるので、刈刃１３等の作業部３が直ちに駆動を停止せしめられる。
【００３６】
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、設計において、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱することなしに種々の変更を行うことができる。
例えば、前記実施形態においては、ハンドレバー装置を作業機の内燃機関のスロットル弁の開度調節用として説明しているが、本発明のハンドレバー装置は、前記実施形態に限定されるものではなく、ハンドル部を備えた他の機器の操作レバーとして広く利用できることはいうまでもない。
【００３７】
【発明の効果】
以上の説明から理解できるように、本発明のハンドレバー装置は、メインレバーとサブレバーとを備え、被駆動部材としてのケーブルを牽引操作する前記サブレバーの回動移動の位置保持を前記メインレバーの握り操作で行うべく構成したので、メインレバーを握った状態でサブレバーを回動操作することで、前記被操作体としてのケーブルの適宜牽引位置を保持設定をすることができ、かつ、前記メインレバーの握りを解除することで、前記サブレバーを非作動状態に、直ちに自動的に復帰させることができる。
【００３８】
また、前記サブレバーの回動位置保持を、該サブレバーの扇形摩擦部の円周端面と前記メインレバーの制動摩擦体との摩擦接触により行うこととしたので、確実に、かつ容易に保持できると共に、前記メインレバーの操作移動量を極めて少なくすることができる。
【００３９】
更に、ケース部材を右側カバーケース、中間ケース、及び、左側カバーケースから成る着脱可能な三分割構造としたので、構造部品が少なく、ハンドルへの組み付け・離脱が容易であると共に、小型化することができる。
【００４０】
更にまた、前記ハンドレバー装置を内燃機関のスロットル弁を開度するための操作機構として用いた場合は、前記メインレバーから手を離すことによって、即座に、スロットル弁の最小開度（アイドル回転）位置に戻すことができるので高い安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るハンドレバー装置の一実施例が採用された刈払機の一例を示す斜視図。
【図２】図１のハンドレバー装置の矢印IIから見た（非操作時）左側面図。
【図３】図１のハンドレバー装置の矢印IIIから見た前面図。
【図４】図１のハンドルレバー装置の矢印IVから見た下面図。
【図５】図２のハンドレバー装置のＶ−Ｖ矢視断面図。
【図６】図２のハンドレバー装置から左側カバーケースを取り除いた拡大図。
【符号の説明】
２内燃機関
７ハンドル
１０ハンドレバー装置
１７ａケーブル（スロットル）
２０ケース部材
２１右側カバーケース
２２中間ケース
２２ｂ嵌合軸部
２３左側カバーケース
３０メインレバー
３０ａ握り部
３０ｃ制動摩擦体
４０サブレバー
４０ｃ扇形摩擦部
４０ｃ₁周端部
４１コイルばね
４１ａ一端
４１ｂ他端
ＣＶ被駆動部材（スロットル弁）[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a hand lever device, and in particular, is disposed in the vicinity of a grip portion of a handle in a working machine such as a hedge trimmer or a brush cutter, and operates a driven member such as a throttle valve of an internal combustion engine via a cable. The present invention relates to a hand lever device suitable for the above.
[0002]
[Prior art]
For example, in a working machine such as a hedge trimmer or a brush cutter that has been conventionally driven by an internal combustion engine such as a cutting blade, in order to operate the throttle valve of the internal combustion engine at hand of the operator, In general, a lever device for adjusting the opening degree of the throttle valve of the internal combustion engine is disposed in the vicinity of a grip portion such as a U-shaped handle or a bar handle provided in the working machine.
[0003]
The lever device is usually provided with a throttle lever that is operated by a finger of an operator, and the opening degree of the throttle valve is adjusted via a throttle cable by rotating the throttle lever. Yes. The throttle valve is always urged in the direction of the minimum opening (idle rotation opening), is held at the idle rotation opening in the natural state, and when the throttle cable is pulled more than a predetermined length, there is no play. It is lost and starts to open to the high speed rotation side from the idle rotation opening.
[0004]
As a specific example of the lever device for adjusting the opening degree of the throttle valve, when the throttle lever is released from the turning operation state, the lever is automatically moved together with the throttle valve to the original position (idle rotation opening degree). There are two types: a type in which the throttle lever is returned to the other, and a type in which the throttle lever is always held in a stationary state at a desired rotational operation position even when the finger is released.
[0005]
The automatic idle opening return type automatically returns to the idling state when the finger is released from the throttle lever, but the throttle lever is always held by a finger during operation of the work implement. It must be maintained in the desired rotational operation position.
That is, the above-mentioned automatic idle rotation opening return type has a safety problem as described above due to the difficulty in operability that a strong (heavy) holding force is required for fingers during operations during normal work. Although there is an advantage of being high, there is a problem that it is difficult to actually install the work machine.
[0006]
Further, the automatic idle rotation opening return type is difficult to hold at the intermediate opening position of the throttle valve. In other words, the holding of the throttle valve at the intermediate opening position is achieved by maintaining the gripping of the finger holding the throttle lever at a specific holding force, so that the holding force changes even slightly. Then, the opening of the throttle valve is also changed by the changed amount, and as a result, the rotational speed of the internal combustion engine is changed. For this reason, if the gripping force is weakened due to fatigue of the fingers gripping the throttle lever during the operation of holding the throttle lever, the rotational speed of the internal combustion engine is immediately changed, and the operation There is a problem that it is difficult to obtain a predetermined output (number of rotations) suitable for the above.
[0007]
In order to solve the above problem, the applicant of the present application has an automatic return function (idle rotation opening position return) for an unexpected situation, and any operation position (intermediate opening position of the throttle valve). Has also proposed a hand lever device (throttle lever) that can be held at the same time (Japanese Patent Application No. 7-158239).
The proposed hand lever device has a main lever that is rotated and a sub-lever that pulls a cable connected to a driven member by a rotation operation. The brake lever is provided on the main lever, and the brake is By pressing the plate against the sub lever, the rotation of the sub lever is restricted and the position is held.
[0008]
The main lever is substantially L-shaped, has a bent portion at an intermediate portion thereof, a braking member at one side, and a grip portion at the other side, and the pivot axis for rotation at the bent portion. The sub-lever is substantially rod-shaped and has a base portion and a finger operation portion, and the base portion rotates at a right angle to the rotation pivot axis. It is configured to be attached and fixed to the holding cover so as to be rotatable around a pivot axis.
[0009]
In the operation of the hand lever device, when the main lever is rotated by gripping the grip portion of the main lever with the fingers, the main lever is operated by the bar-shaped finger of the sub lever. It contacts the lower surface in the middle of the bar-shaped part of the part, and the movement of the sub-lever is prevented by the pressing braking force of the braking plate body. While holding the main lever with fingers, press the tip of the finger operation part of the sub lever with another free finger to rotate the sub lever against the pressing braking force of the brake plate Move. When the sub lever is pivoted, the cable is pulled, and the cable is pulled forward by a predetermined length to actuate the driven member. By releasing the finger from the finger grip part, the pressing braking force to the sub-lever is released, and the driven member is brought into a non-operating state.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the proposed hand lever device has a configuration in which an operation portion composed of a main lever and a sub lever is attached to a free end portion of a grip portion of a handle, and a pivot axis of rotation of the main lever and the sub lever. Is at a right angle, and the operation direction of both levers is different, making it difficult to operate, and in order to attach the cable to the sub lever, it is difficult to operate. There is a problem in that the configuration of the cable is complicated, for example, bent through a cable, and the operation is troublesome.
[0011]
Further, since the main lever and the sub lever are configured to be attached to the handle integrally with the grip portion, the assembly to the handle or subsequent maintenance is troublesome, and the grip There exists a problem that a part will become large as a whole and weight will also become heavy.
Furthermore, the sub lever has a mechanism configuration in which the brake lever of the main lever holds the intermediate side portion of the finger operation portion of the sub lever by friction. In the holding mechanism, the main lever must be firmly gripped. There was a problem that it was difficult to maintain sufficient friction.
[0012]
The present invention has been made in view of such problems. The object of the present invention is to make the overall shape of the hand lever device compact, small and light, facilitate assembly of the device, and be inexpensive. An object of the present invention is to provide an apparatus that is easy to maintain and has good operability.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a hand lever device according to the present invention is a case member for attaching a handle to a main lever that is turned and a sub lever that pulls a cable connected to a driven member by turning. The main lever includes a braking friction body, and the sub lever includes a fan-shaped friction portion. The sub-lever rotates by pressing the braking friction body against a peripheral end portion of the fan-shaped friction portion. The case member is a detachable three-part structure comprising a right cover case, an intermediate case, and a left cover case, and the case member is interposed between the left cover case and the intermediate case. The main lever and the sub lever are rotatably held, and a handle is sandwiched and fixed between the right cover case and the intermediate case .
[0014]
Further, a preferred embodiment of the hand lever device of the present invention, while the sub-lever and the said and is rotatably pivotally supported on the fitting shaft portion of the intermediate case the main lever sub-lever is operated to rotate in the same direction The coil spring has one end locked to the intermediate case, the other end locked to the sub-lever, and the sub-lever is biased by the coil spring so as to be rotated in a direction not pulling the cable. It is characterized by.
[0015]
In the hand lever device according to the present invention configured as described above, when the main lever is rotated by grasping the grip portion of the main lever with a finger, the braking friction body of the main lever becomes the fan-shaped friction portion of the sub lever. The circumferential end face is brought into contact with the brake friction body to prevent the sub-lever from rotating.
[0016]
In this state, that is, in a state where the main lever is gripped with a finger, the operating portion of the sub lever is pressed with a vacant little finger or the like, and the sub lever is rotated and moved against the pressing braking force of the braking friction body. Let The throttle cable is pulled by the rotational movement of the sub lever, and the cable is pulled to one side by a predetermined length to operate the driven member. Even if the pressing force of the little finger or the like on the tip of the operation unit is released during the rotational movement of the sub lever, the sub lever is pressed and braked by the braking friction body of the main lever. The driven member is held at a position where the pressing force by the little finger or the like is released, and the driven member is held at a desired operating position.
[0017]
Here, when it is desired to stop the operation immediately due to an unexpected situation, the finger is released from the grip portion of the main lever. By this releasing operation, the braking friction body of the main lever moves and moves away from the circumferential end surface of the sector-shaped friction portion, and the pressing braking force to the sub lever is released. As a result of the release, the sub-lever immediately turns in the non-operation direction by the urging force of the coil spring or the like and weakens the traction force of the cable, so that the driven member returns to the non-operation state.
[0018]
In this way, by appropriately turning the sub lever while holding the main lever, the appropriate pulling position of the cable of the driven member can be set and held.
Further, since the rotation position of the sub lever is held by pressing frictional contact between the circumferential end surface of the fan-shaped friction portion of the sub lever and the braking friction body of the main lever, the main lever can be held reliably and easily. The amount of operation movement and the pressing load can be extremely reduced.
[0019]
In addition, the case member has a detachable three-part structure consisting of a right cover case, an intermediate case, and a left cover case, which reduces the number of structural parts, facilitates assembly and removal from the handle, and reduces the size. can do.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the hand lever device of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows an example of a brush cutter 1 equipped with a hand lever device 10 according to the present embodiment. The brush cutter 1 has a U shape in which a right grip 11 and a left grip 12 are juxtaposed at a predetermined interval. A handle 7 is provided, and a working portion 3 including a cutting blade 13 and a safety cover 14 is provided on the front end side of the operating rod 8 that supports the U-shaped handle 7, and the cutting blade 13 is provided on the rear end side. An internal combustion engine (small air-cooled two-cycle gasoline engine) 2 is provided as a power source that is driven through a drive shaft 8a inserted in the operation rod 8. The internal combustion engine 2 includes a recoil starter 6 and a fuel tank. 4 is attached, and a carburetor having a throttle valve CV as a driven member and a spark plug 5 are provided.
[0021]
In this embodiment, the throttle valve CV of the carburetor is always urged in the minimum (idle rotation) opening direction, and the throttle cable 17a (in the Bowden cable 17 connected to the throttle valve CV ( In a state where there is no play when pulled from the non-operating state by a predetermined length or more, the opening is started from the minimum (idle rotation) opening.
[0022]
The hand lever device 10 of the present embodiment for adjusting the opening degree of the throttle valve CV is disposed on the right grip portion 11 in FIG. It is installed.
2 to 4 show the hand lever device 10 according to the present embodiment. FIG. 2 is a left side view as viewed from the direction of arrow II in FIG. 1, and FIG. 3 is viewed from the direction of arrow III in FIG. FIG. 4 is a front view and FIG. 4 is a bottom view seen from the direction of arrow IV in FIG.
[0023]
As shown in FIG. 2, the hand lever device 10 includes a case member 20, a main lever 30, and a sub lever 40 that are externally fixed near the lower portion of the right grip 11 of the U-shaped handle 7. The case member 20 rotatably holds the sub lever 40 that pulls the throttle cable 17a inserted into the Bowden cable 17 connected to the throttle valve CV, and the main lever 30 is also rotatable. Hold on.
[0024]
As can be understood from FIG. 4, the case member 20 has a detachable three-part structure comprising a synthetic resin right cover case 21, an intermediate case 22, and a left cover case 23.
The right cover case 21 and the left cover case 23 each have a substantially square dish-like appearance, the intermediate case 22 is interposed between the cover cases 21 and 23, and the right cover The contact surface portions 21a and 22a having a semicircular concave cross section formed on the joint surface between the case 21 and the intermediate case 22 are in contact with the outer peripheral surface of the U-shaped handle 7, and the right cover case 21 and the intermediate case The case 22 is fitted and fixed so as to sandwich the U-shaped handle 7.
[0025]
As shown in FIG. 5, the contact surface portion 22 a of the intermediate case 22 is provided with a locking projection 22 b, and the locking projection 22 b is provided in the thickness direction provided on the U-shaped handle 7. It fits into a circular recess 7a not penetrating into the case, and the fitting prevents rotation of the case member 20 relative to the U-shaped handle 7.
[0026]
The right cover case 21 and the intermediate case 22 are round head screws 26, 26 which are screwed into hexagon nuts 25, 25 arranged in a non-rotating state in the intermediate case 22 from the left cover case 23 side. On the other hand, the intermediate case 22 and the left cover case 23 are connected to the right cover case in a state where the main lever 30 and the sub lever 40 are rotatably held between the cases 22 and 23. It is fastened and fixed by round head screws 28 and 29 screwed into hexagon nuts 27 and 27 arranged in a non-rotating state in the intermediate case 22 from the 21 side. By fixing, the hand lever device 10 is fixed to the U-shaped handle 7.
[0027]
The main lever 30 that is rotatably held by the case member 20 is loosely attached to a grip portion 30 a that is rotated with a finger so as to be close to the front surface of the right grip portion 11 and a lever rotation support shaft 31. And a fitting portion 30b fitted outside. The lever rotation support shaft 31 is inserted into an insertion hole 23a formed in the vicinity of the front lower portion of the left cover case 23, and the right end thereof is inserted into an insertion hole (not shown) of the intermediate case 22. It is press-fitted. Further, a position maintaining friction body 30c such as a rubber block is embedded in a press-fit manner on the surface of the main lever 30 near the mounting portion 30b on the sub lever 40 side.
[0028]
Further, the lower end portion of the mounting portion 30b of the main lever 30 is formed with a position restricting projection 30d that restricts the turning position so that the main lever 30 does not turn forward more than necessary. When the main lever 30 is rotated forward by a predetermined amount, the main lever 30 is locked to a protrusion locking portion 22e formed at the lower front portion of the intermediate case 22. Further, a weakly biased spring (not shown) such as a compression coil spring is interposed between the mounting portion 30b near the position holding friction body 30c side of the main lever 30 and the intermediate case 22, The mainine lever 30 may be always biased so as to rotate forward to prevent rattling when the main lever 30 is not in operation.
[0029]
On the other hand, the sub-lever 40 is pivotally supported by a fitting shaft portion 22c protruding from the left side surface of the intermediate case 22, and is rotated by a little finger or the like adjacent to the left side of the right grip portion 11. A finger operating portion 40a, and a pivot mounting portion 40b that fits into the fitting shaft portion 22c of the intermediate case 22. The pivot mounting portion 40b is configured to hold the position holding friction of the main lever 30. A fan-shaped friction portion 40c is provided on the side facing the body 30c. A coil spring 41 is loosely wound around a spring shaft portion 22d having a diameter larger than that of the fitting shaft portion 22c constituting the base portion of the fitting shaft portion 22c of the intermediate case 22, and one end 41a of the coil spring 41 is connected to the spring shaft portion 22d. While being locked to the intermediate case 22 and having the other end 41b locked to the pivot mounting portion 40b of the sub lever 40, the throttle valve CV is minimized by the coil spring 41. It is energized so as to rotate in the direction of opening (idle opening). The fan-shaped friction portion 40c of the sub lever 40 is provided with a guide groove 40d for winding and guiding the throttle cable 17a and a cable locking portion 40e for locking the end fitting 17b of the throttle cable 17a. The end fitting 17b is fitted and locked. When the sub-lever 40 is rotated clockwise in FIG. 2 by operating the finger operation part 40a of the sub-lever 40 with a little finger or the like, the throttle cable 17a is pulled and the throttle valve CV is operated to open the opening. To do.
[0030]
Further, a push button type stop switch 18 for stopping the internal combustion engine 2 by short-circuiting an electric circuit to the spark plug 5 of the internal combustion engine 2 is arranged and fixed at the free end 11 a of the right grip 11. .
Next, the operation of the hand lever device 10 of the present embodiment configured as described above will be described.
[0031]
When the main lever 30 and the sub lever 40 are in the non-operating state of FIGS. 2 and 5, when the internal combustion engine 2 is started, the internal combustion engine 2 is operated in an idle state, that is, the internal combustion engine 2. The throttle valve CV starts operation with a minimum opening (idle rotation opening). Thereafter, the grip portion 30a of the main lever 30 of the hand lever device 10 is grasped with a finger, and the main lever 30 is rotated clockwise (operating state) about the lever rotation support shaft 31 as a pivot point. By the pivoting operation, in contact with the circumferential end surface 40c ₁ of the brake friction member 30c of the main lever 30 is centered on the fitting shaft portion 22c of the fan-shaped friction portion 40c of the sub-lever 40, the brake friction member 30c As a result, the rotational movement of the sub lever 40 is restricted. Since the state is a state where the sub-lever 40 has not been rotated yet, the internal combustion engine 2 is operated in an idle state where the operation state does not change.
[0032]
In the above state, that is, in a state where the main lever 30 is gripped with a finger, the finger operating part 40a of the sub lever 40 is pressed with an empty little finger or the like, and the clockwise operation (operation direction) in FIG. The sub lever 40 is rotated and moved against the pressing braking force of the braking friction body 30c. The throttle cable 17a is pulled by the rotational movement of the sub lever 40, and the throttle cable 17a is pulled upward by a predetermined length, so that the throttle valve CV of the internal combustion engine 2 is opened to a minimum opening (idle rotation opening). Operates in the direction of opening. Even if the finger pressing force of the finger operation unit 40a is released during the rotation of the sub lever 40, the sub lever 40 is pressed and braked by the braking friction body 30c of the main lever 30. The throttle valve CV is held at a position where the pressing force of the finger operation unit 40a is released, and the opening degree of the throttle valve CV is appropriately kept at the opening degree.
[0033]
When the sub-lever 40 is further rotated and rotated to the maximum limit, the throttle cable 17a is further pulled and the throttle valve CV of the internal combustion engine 2 is set to the maximum opening, that is, the internal combustion engine. 2 is in a state of giving the maximum output. In this state, work such as brush cutting is performed at the maximum output.
[0034]
Here, when it is desired to immediately reduce the rotational speed of the internal combustion engine 2 significantly (idle operation) due to the suspension of normal work or the occurrence of an unexpected situation, the grip portion 30a of the main lever 30 is used. Release your fingers to release. By this releasing operation, the main lever 30 is automatically rotated to the state shown in FIG. 2, and the braking friction body 30c of the main lever 30 is moved from the circumferential end surface 40c ₁ of the fan-shaped friction portion 40c. Then, the pressure braking force applied to the sub lever 40 is released. The release immediately causes the sub-lever 40 to rotate in the counterclockwise direction (non-operating state) in FIG. 2 due to the return biasing force of the coil spring 41, so that the traction force of the throttle cable 17a is released, The throttle valve CV returns to the minimum opening, and the internal combustion engine 2 enters an idle rotation state.
[0035]
In the brush cutter 1 of the present embodiment, the rotational driving force of the internal combustion engine 2 is transmitted to the working unit 3 including the cutting blade 13 and the like through a centrifugal clutch (not shown). Therefore, the power transmission to the working unit 3 is interrupted and the working unit 3 such as the cutting blade 13 is immediately stopped.
[0036]
Although one embodiment of the present invention has been described in detail above, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and the design is not deviated from the spirit of the present invention described in the claims. Various changes can be made.
For example, in the above-described embodiment, the hand lever device is described for adjusting the opening of the throttle valve of the internal combustion engine of the working machine. However, the hand lever device of the present invention is not limited to the above-described embodiment. Needless to say, it can be widely used as an operating lever for other devices having a handle portion.
[0037]
【The invention's effect】
As can be understood from the above description, the hand lever device of the present invention comprises a main lever and a sub lever, and holds the position of the rotation movement of the sub lever that pulls the cable as the driven member. Since it is configured to be performed by operation, by rotating the sub lever while holding the main lever, the appropriate pulling position of the cable as the operated body can be held and set, and the main lever By releasing the grip, the sub-lever can be immediately and automatically returned to the inoperative state.
[0038]
Further, since the rotation position of the sub lever is held by the frictional contact between the circumferential end surface of the fan-shaped friction portion of the sub lever and the braking friction body of the main lever, it can be reliably and easily held, The amount of operation movement of the main lever can be extremely reduced.
[0039]
Furthermore, since the case member has a detachable three-part structure consisting of a right cover case, an intermediate case, and a left cover case, there are few structural parts, and it is easy to assemble and remove from the handle, and downsize. Can do.
[0040]
Furthermore, when the hand lever device is used as an operation mechanism for opening the throttle valve of the internal combustion engine, the minimum opening (idle rotation) of the throttle valve is instantly released by releasing the hand from the main lever. Since it can be returned to the position, high safety can be ensured.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an example of a brush cutter adopting an embodiment of a hand lever device according to the present invention.
2 is a left side view of the hand lever device of FIG. 1 as viewed from an arrow II (when not operated).
3 is a front view of the hand lever device of FIG. 1 as viewed from an arrow III.
4 is a bottom view of the handle lever device of FIG. 1 as viewed from an arrow IV. FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view of the hand lever device of FIG.
6 is an enlarged view in which a left cover case is removed from the hand lever device of FIG. 2;
[Explanation of symbols]
2 Internal combustion engine 7 Handle 10 Hand lever device 17a Cable (throttle)
20 Case member 21 Right cover case 22 Intermediate case 22b Fitting shaft portion 23 Left cover case 30 Main lever 30a Grip portion 30c Braking friction body 40 Sub lever 40c Fan-shaped friction portion 40c ₁ circumferential end portion 41 Coil spring 41a One end 41b Other end CV Covered Drive member (throttle valve)

Claims

A hand lever device 10 that holds in a case member 20 a main lever 30 that is rotated and a sub-lever 40 that pulls the cable 17a connected to the driven member CV by a rotation operation.
The main lever 30 is provided with a brake friction member 30c, the sub-lever 40 is provided with a fan-shaped friction portion 40c, by pressing the brake friction member 30c to the peripheral edge portion 40c ₁ of the fan-shaped friction portion 40c, the The position of the sub lever 40 is restricted and held,
The case member 20, the right side cover case 21, middle case 22 and a three-division structure detachable consisting left cover case 23, the main lever between the left side cover case 23 and the intermediate casing 22 and 30 and the sub-lever 40 is pivotably held, hand lever device, characterized in that the handle 7 is sandwiched and fixed between said right side cover case 21 intermediate case 22.

The hand lever device according to claim 1 , wherein the main lever (30) and the sub lever (40) are rotated in the same direction.

The hand lever device according to claim 1 or 2 , wherein the sub lever (40) is biased by a coil spring (41) so as to be rotated in a direction not to pull the cable (17a).

The sub lever 40 is pivotally supported by the fitting shaft portion 22b of the intermediate case 22, while one end 41a of the coil spring 41 is locked to the intermediate case 22 and the other end 41b is connected to the sub lever 40. The hand lever device according to claim 3 , wherein the hand lever device is locked.

The driven member, the hand lever device according to claim 1, any one of 4, which is a throttle valve CV of the internal combustion engine 2.