JP3881539B2

JP3881539B2 - Seats for motorcycles

Info

Publication number: JP3881539B2
Application number: JP2001325712A
Authority: JP
Inventors: 健一長谷川; 隆男斉藤
Original assignee: TS Tech Co Ltd
Current assignee: TS Tech Co Ltd
Priority date: 2001-10-23
Filing date: 2001-10-23
Publication date: 2007-02-14
Anticipated expiration: 2021-10-23
Also published as: JP2003127931A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二三輪車の着座シートに係り、特に、高いデザイン性を有するとともに、着座感に優れ、視認性の向上を図った二三輪車の着座シートに関する。
【０００２】
【従来の技術】
図１３に、従来から用いられている一般的な自動二三輪車の着座シートを示す。着座シートは、ボトムプレート上にクッション材が配置され、このクッション材を表皮材で被覆することにより形成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従来の着座シートでは、表皮材として例えば塩化ビニルレザー等の合成皮革が使用されていた。合成皮革は防水性に富んでいるが、その一方で、炎天下に長時間駐車した場合などには、温度上昇が著しいという不都合があった。
【０００４】
従来の車両用シートの表皮材は、汚れの付着を目立たなくするために、一般的に黒色やグレー等の暗色に着色されている。しかし、このように暗色に着色された表皮材を用いた場合、さらに炎天下での温度上昇を招いてしまうという問題があった。
【０００５】
また冬季には、自動二三輪車を屋外に駐車することにより、外気により着座シートが急速に冷却されて、再度乗車する際に乗員の体を冷やしてしまうという不都合があった。
【０００６】
また、最近では、自動二三輪車のデザインは変化に富んだものになっており、着座シートについても、より高いデザイン性を有するものが望まれている。
【０００７】
本発明の目的は、高いデザイン性を有し、好適な着座感を備えるとともに、視認性の向上が図られた二三輪車の着座シートを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、本発明に係る二三輪車の着座シートによれば、車体側に連結される部位を備えたボトムプレート上にクッション材を配設し、該クッション材を表皮材で被覆してなる二三輪車の着座シートであって、撥水性生地からなる前記表皮材と、長尺方向両端部にトリム部を有し、前記表皮材との間に空気を充填させた空間部を形成するように取着されたテープ部材と、前記空間部に充填された空気によりクッション性を持たせると共に、該空間部に輝光性部材，ヒータ，センサーのいずれか１つを配してなることにより解決される。
【０００９】
このように、本発明の着座シートによれば、表皮材として撥水生地を用いているので、カラーバリエーションが豊富になり、様々なデザインの着座シートを作成することが可能となる。
また、本発明の着座シートは、表皮材として、複数枚の撥水性生地を接合したものを使用しているので、接合部を境として表皮材の色や質感を異なるように構成することができ、デザイン性に富んだ外観とすることが可能となる。さらに、撥水性生地は従来より用いられていた合成皮革に比して温度変化が少ないため、一年を通じて快適な着座感を得ることが可能となる。
【００１０】
また、表皮材とテープ部材によって形成された空間部に空気を充填することによりクッション性を持たせることが可能となる。さらに、空気が充填された空間部に輝光性部材，ヒータ，センサーのいずれか１つを配することにより反射性，保温機能，検知機能を持たせることが可能となる。
【００１１】
なお、前記撥水性生地として、より具体的には、ジャージの撥水加工品，トリコットの撥水加工品，極細繊維による撥水性生地，極薄生地にバックコーティングを施した生地，防水フィルムを備えた生地のいずれかひとつ又は組合せが使用される。そして、これらの撥水性生地を接合して表皮材として用いると意匠的により好適な着座シートを得ることが可能となる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材，配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
【００１３】
図１乃至図１０は本発明の一実施例を示すものであり、図１は本発明の着座シートを備えた自動二輪車の側面図、図２は着座シートの斜視図、図３は着座シートを後方側から見た斜視図、図４は着座シートの側面図、図５は図２のＡ−Ａ線断面図、図６はエアーシート部の斜視図、図７は枠部の要部断面図、図８は図２のＢ−Ｂ線断面図、図９はテープ部を示す説明図、図１０は図９のＣ部拡大図である。
【００１４】
本発明の自動二三輪車の着座シートＳは、図１に示すように、例えばオートバイに使用される。なお、本例の着座シートは、図示されているようなスクータ型のオートバイだけでなく、大型の自動二輪車にも適用可能であり、またオートバイの他に、バギー，ジェットスキー，スノーモービル等の二三輪車に適用可能である。
【００１５】
図５に示すように、着座シートＳは、ボトムプレート１１と、枠部１２と、クッション材としてのエアークッション２０及び発泡体３０と、表皮材４０と、テープ部５０とを備えている。なお、着座シートＳは、本例に示すような一人乗り用に限らず、二人乗り用の着座シートであっても良い。
【００１６】
ボトムプレート１１は、所定の強度を得るため、硬質樹脂から形成されており、例えばポリプロピレンで射出成形されている。ボトムプレート１１の裏面には、車体側への連結部としてヒンジ部（図示せず）が設けられている。このヒンジ部によって、着座シートＳが車体側に設けられた収納部（図示せず）に対して開閉可能になるように構成されている。
【００１７】
ボトムプレート１１の上方で車体方向後部側には、着座シートＳの後方側を取り囲むように、枠体１２が配設されている。枠体１２は、例えばインテグラルスキンフォームから形成されており、重量を増加させることなく十分な強度を確保することができ、また良好な外観を得ることができるように構成されている。
【００１８】
枠体１２とボトムプレート１１とは、接着，溶着，ネジ止め等により連結される。また、枠体１２と発泡体３０、或いは枠体１２と発泡体３０，表皮材４０を一体成形して、これらの組付体とボトムプレート１１とを連結するようにしても良い。
【００１９】
枠体１２には、左右一対の横長の窓部１２ａが設けられている。窓部１２ａはエアークッション２０の一部が外部に露出可能な大きさに形成されている。窓部１２ａは、枠体１２の成形用金型の所定箇所に、窓部１２ａを成形するための凸部を設けることにより形成される。
【００２０】
或いは、枠体１２を形成した後で、孔を打ち抜くことにより窓部１２ａを形成するようにしても良い。前記したように、枠体１２がインテグラルスキンフォームから形成されている場合は、内部側が発泡体となっているため、孔を簡単に打ち抜くことができ、また孔を打ち抜くときの圧力により他の部分に損傷が発生することもなく好適である。
【００２１】
窓部１２ａにはテールランプ１２ｂが配設されている。テールランプ１２ｂは、着座シート側面側に配設されるリアウインカー１２ｃと、着座シート背部側に配設されるストップランプ１２ｄとから構成されている。テールランプ１２ｂは、例えば、発光ダイオード（ＬＥＤ）から形成される。
【００２２】
このように、着座シートＳにランプ類を内蔵した構成とすることにより、ランプの位置が高くなり、走行中に他の自動車のドライバーの視界に入り易くなり、走行中の視認性をより向上させることが可能となる。特に、トラック等高い位置に運転席のある車両からの視認性を向上させることが可能となる。
【００２３】
また、着座シートＳにランプ類を組み込んでいるので、従来行っていたように、ランプ類を車体フレームに取り付ける手間を省くことができ、作業効率性を向上させ、コストを低減することが可能となる。
【００２４】
図６はエアークッション２０を斜め上方側から見た斜視図である。エアークッション２０は透明な樹脂からなり、着座面を中空偏平にして袋体として形成されている。エアークッション２０は、具体的には、軟質ＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）、ポリウレタン、エラストマー、軟質ポリエチレン等から形成されている。
【００２５】
本例のエアークッション２０は、袋体を構成する上下部分として、着座面２１と着座面の対向面２２を備えており、この着座面２１と対向面２２が複数箇所で接合されて接合部２３が形成されている。そして、接合部２３以外は連続した中空部２４となっている。接合部２３は、溶着や接着によるものであり、車体前後方向の中心線に対して対称となるように形成されている。この中空部２４へエアーが導入され、導入されるエアーの量に応じて、クッション感が調整されるように構成されている。
【００２６】
このように、エアークッション２０は、着座面２１と着座面の対向面２２が複数箇所で接合され、連続する複数の中空部２４に分割されていることにより、エアークッション２０内のエアーが移動しにくくなり、着座時の圧力によるエアークッション２０の変形を防止することが可能となる。
【００２７】
エアークッション２０は車体後部側でボトムプレート１１上に載置され、ボトムプレート１１と発泡体３０との間に配設される。このとき、エアークッション２０とボトムプレート１１との間に接着剤を介在させても良い。
【００２８】
ボトムプレート１１と発泡体３０との間にエアークッション２０が配設されることにより、乗車時の衝撃を、エアークッション２０と発泡体３０の両方で吸収することになり、快適な着座感を得ることが可能となる。また、デザイン上の理由等により発泡体３０を薄くすることがあっても、着座時における底付き感の発生を防止することが可能となる。
【００２９】
また、エアークッション２０は、車体側部側から後方側にかけて、外側に向けて延出した一対の端部２５を有している。この端部２５は、エアークッション２０をボトムプレート１１上に配設したときに、図２及び図３に示すように、枠体１２の窓部１２ａから外側に露見するように構成されている。
【００３０】
窓部１２ａから外側に露呈する端部２５は中空状に形成されており、エアーが導入されることにより、図７に示すように、窓部１２ａに隙間なく嵌合されるように構成されている。端部２５は窓部１２ａにおいて接着または溶着により固定される。
【００３１】
上記端部２５に隣接した箇所には、窓部１２ａに配設されたテールランプ１２ｂの保持部２６が形成されている。テールランプ１２ｂの保持部２６は、エアーが導入されないフラット状になっており、テールランプ１２ｂを覆う空間部２６ａが形成されている。保持部２６のテールランプ１２ｂに接する位置には、テールランプ１２ｂの形状に合致する凹部２６ｂが形成されている。
【００３２】
このように、本例の着座シートＳでは、エアークッション２０の一部をテールランプ１２ｂのカバーとして利用している。これにより、好適な外観が得られる他にも、部品点数の減少、コスト低減という効果を得ることが可能となる。
【００３３】
なお、エアークッション２０を複数個に分割して形成し、接着剤を用いないでボトムプレート１１上に配設し、窓部１２ｂにおいてのみ固定するようにしても良い。このような構成とすることにより、着座シートＳの完成後であっても、エアークッション２０を窓部１２ｂから取り出して、自由に交換することが可能となる。
【００３４】
発泡体３０は、エアークッション２０の上方に配設される。発泡体３０は、柔軟フォーム材、例えばウレタンフォーム，ＰＰ（ポリプロピレン）フォーム，ＰＥ（ポリエチレン）フォームからなる。また、繊維クッションを用いたり、ウレタンチップと熱硬化性バインダの混合物より形成された発泡体３０を用いる構成としても良い。
【００３５】
表皮材４０は、耐水性のある撥水性生地からなり、エアークッション２０及び発泡体３０を被覆する。表皮材４０の材質としては、例えば、ジャージ，トリコット等の撥水加工品や、極細繊維による撥水性生地、或いは、極薄生地にバックコーティングを施した生地として、ゴアテックス（登録商標）、エントラント（登録商標）等を使用しても良い。或いは、裏面に防水フィルムを取着した生地を使用しても良い。
【００３６】
このように、表皮材４０として撥水性生地を用いることにより、カラーバリエーションが豊富になり、様々なデザインの着座シートＳを作成することが可能となる。また、従来の合成皮革に比して気候による温度変化が少ないため、一年を通じて快適な着座感を得ることが可能となる。
【００３７】
さらに、本例の着座シートＳでは、表皮材４０として、複数枚のシート物を縫合または溶着により接合されたものを使用している。表皮材４０として、色や種類の異なる複数のシート物を使用することにより、接合部を境として表皮材の色や質感を異なるように構成することができ、デザイン性に富んだ外観とすることが可能となる。なお、表皮材４０について、乗員の体が接しない部分については、合成皮革を用いた構成としても良い。
【００３８】
表皮材４０により発泡体３０が被覆される。このとき、別体として形成された発泡体３０を表皮材４０で被覆する構成としても良いし、或いは、発泡体３０と表皮材４０を一体成形する構成としても良い。
【００３９】
表皮材４０の端末部４１のうち、少なくとも枠体１２に接する部分については、発泡体３０の底面部側の周縁に巻き込んで固定される。また、表皮材４０の端末部４１のうち、ボトムプレート１１に接する部分は、発泡体３０側に巻き込まずに所定の長さで残しておき、発泡体３０，表皮材４０をボトムプレート１１に組み付けるときに、ボトムプレート１１に巻き込んで、接着，タッカー止め等により固定する。或いは、端末部４１をボトムプレート側に設けられた係合部材に引っ掛けて固定するようにしても良い。
【００４０】
発泡体３０及び表皮材４０と、枠体１２とが、それぞれ別体である場合は、発泡体３０及び表皮材４０と、枠体１２とは、接着剤により固定される。また、発泡体３０，表皮材４０，枠体１２を一体成形しても良い。この場合は木目込み工法により、発泡体３０と枠体１２との間に、表皮材４０の端末部４１が押し込まれて成形されるようにする。
【００４１】
表皮材４０の表面には、テープ部５０が形成されている。テープ部５０は、着座シートの表面形状に沿って配設可能な形状に形成されており、本例のテープ部５０は網目状に形成されている。テープ部５０により、着座シートＳのデザイン性が高められる。また、テープ部５０の配置密度により、着座シートＳの硬度を変化させることが可能である。
【００４２】
テープ部５０は、ＰＶＣ（塩化ビニル）のフィルム、ウレタン系樹脂フィルム、エラストマーフィルムから選ばれた一つ又はこれらの複合材から形成されている。また、表皮材４０裏面の、少なくともテープ部５０の配置位置に対応する箇所には、テープ部５０を表皮材４０へ溶着するため、ＰＶＣフィルム等のフィルム材が配設されている。
【００４３】
図９に示すように、テープ部５０は、内部に若干の空間５１が設けられるように形成されている。この空間５１には、空気が充填されると共に、次述するように、輝光性部材，ヒータ，センサーのいずれか１つが配設される。このように、空間５１に空気が充填されることによりクッション性をもたせると共に、テープ部５０に立体感が出ることにより意匠的効果を得ることもできる。
【００４４】
テープ部５０の端部側には、トリム部５２が形成されている。トリム部５２は予め、所定幅を有するように形成されている。そして、高周波溶着を行う際には、図１０に示すように、ウェルダー型６０の刃部６１により、トリム部５２の端部が押し切られるとともに溶着がなされ、テープ部５０は溶着部５３において表皮材４０へ取着される。
【００４５】
なお、テープ部５０を構成するフィルムに、蛍光物質または蓄光性物質を加えることにより、テープ部５０に反射性を持たせた構成としても良い。これにより、夜間走行のときに、自動車のライトや街灯を受けることにより着座シートＳが明るく光り、自動車の運転手からの視認性を向上させることが可能となる。
【００４６】
なお、テープ部５０を溶着不可能な素材から形成した場合は、テープ部５０は縫製或いは接着等により表皮材４０に取り付けられる。なお、前記したように、発泡体３０と表皮材４０を一体成形する場合は、表皮材４０にテープ部５０を予め取着しておくようにするか、成形後に接着剤によりテープ部５０を表皮材４０に取着すると良い。
【００４７】
ここで、テープ部５０の空気が充填された空間部５１に配設される部材について説明する。空間部５１に配設される部材として、例えば、反射テープ，蓄光テープ，蛍光塗料等の輝光性部材がある。これらの部材を空間部５１に配設することにより、テープ部５０を構成するフィルム自体に反射性がない場合でも、テープ部５０に反射性を持たせることが可能となる。
【００４８】
或いは、テープ部５０に、保温機能を持たせた構成としても良い。この場合は、テープ部５０にコードタイプ或いはフィルムタイプのヒータを配設する。フィルムタイプのヒータは、例えば、可撓性で絶縁性の合成樹脂シートに、線条ヒータを埋設して形成されている。
【００４９】
上記ヒータを空間部５１に配設して、保温機能を備えたテープ部５０を形成する。このような構成とすることにより、特に冬季に乗車するとき、乗員の体が冷やされることなく快適に乗車することが可能となる。
【００５０】
また、テープ部５０にコードタイプまたはフィルムタイプのセンサーを配設しても良い。センサーとして、例えば荷重センサーや雨滴センサーを用いる。これらのセンサーを、上記したヒータと合わせて配設することにより、センサーで乗員が着座シートＳに着座したことや、雨天になったことを検知し、自動的にヒータに通電がなされ、乗員の体を温めたり、着座シート表面を乾かしたりすることが可能となる。
【００５１】
このように、テープ部５０に空気を充填すると共に種々の部材を配設してクッション性を持たせることにより、テープ部５０の面積を増減することによって、着座シートＳの着座感を調整することが可能となる。また、テープ部５０に立体感が出ることにより、意匠的効果を得ることもできる。なお、テープ部５０には、上記した機能を一つずつ設けても良く、或いは、複数の機能を組み合わせて設けても良い。
【００５２】
なお、上記したように、テープ部５０と表皮材４０の間に設けられた空間部５１に空気を充填すると共に種々の部材を配設する構成の他、テープ部５０を二層のフィルムから形成し、二層のフィルムの間に、種々の部材を配設したり、空気を充填した構成としても良い。
【００５３】
さらにまた、テープ部５０を溶着，接着，縫合により取り付ける方法の他、発泡体３０と表皮材４０を一体成形するときに、表皮材４０にテープ部５０を仮止めしておき、発泡体３０，表皮材４０とともに一体成形するようにしても良い。
【００５４】
上記構成からなる着座シートＳは、ボトムプレート１１上に、枠体１２，エアークッション２０，発泡体３０，表皮材４０，テープ部５０が載置されて形成される。このとき、エアークッション２０は、枠体１２の窓部１２ａに配設されたテールランプ１２ｂを覆いながら、端部２５が枠体１２の窓部１２ａから外部に露見するように配設される。
【００５５】
エアークッション２０は、端部２５の周縁部が窓部１２ａの周縁部に固定されて、窓部１２ａから外れないように固定される。エアークッション２０の上方には、発泡体３０，表皮材４０，テープ部５０が配設される。
【００５６】
このように形成された着座シートＳにおいて、走行中にテールランプ１２ｂが点灯された場合は、テールランプ１２ｂの光はエアークッション２０の端部２５を透過し、枠体１２の窓部１２ａから外部へ向けて発光する。
【００５７】
以上のように、本例の着座シートＳは、着座感に優れるとともに、高いデザイン性を有し，視認性の向上が図られた構成とされており、二三輪車への乗車の際、快適に走行することが可能となる。
【００５８】
図１１及び図１２は、着座シートＳの他の実施例を示す説明図である。本例の着座シートＳは、枠体１２が着座シートＳの後方側だけでなく、前方側まで連続して形成されている。
【００５９】
このように、枠体１２を着座シートＳの前方側まで形成することにより、さらに異なるデザインの着座シートＳを得ることが可能となる。また、表皮材４０の端末部４１のうち多くの部分を、発泡体３０と枠体１２との間に巻き込んで固定することができ、表皮材４０とボトムプレート１１のタッカー止め等による接合作業を減少させることが可能となる。
【００６０】
なお、上記実施例では、ボトムプレート１１，枠体１２，エアークッション２０，発泡体３０，表皮材４０をそれぞれ別体として形成し、接着剤等により接合する構成、発泡体３０と表皮材４０を一体成形する構成、枠体１２と発泡体３０、或いは、枠体１２と発泡体３０，表皮材４０を一体成形して、これらの組付体とボトムプレート１１とを連結する構成を示したが、これ以外に、ボトムプレート１１，枠体１２，エアークッション２０，発泡体３０，表皮材４０を一体成形する構成としても良い。
【００６１】
この場合、表皮材４０，エアークッション２０，ボトムプレート１１を金型に配置しておき、枠体１２と発泡体３０の原材料を充填して一体成形を行う。発泡体３０の原材料については、ボトムプレート１１に設けられたヘルメット固定用の孔（図示せず）を利用して行うようにすると良い。このとき、表皮材４０にテープ部５０を仮止めしておき、テープ部５０についても、他の部材とともに一体成形するようにしても良い。
【００６２】
【発明の効果】
以上のように、本発明の着座シートによれば、表皮材として撥水生地を用いているので、カラーバリエーションが豊富になり、様々なデザインの着座シートを作成することが可能となる。
また、本発明の着座シートは、表皮材として、複数枚の撥水性生地を接合したものを使用しているので、接合部を境として表皮材の色や質感を異なるように構成することができ、デザイン性に富んだ外観とすることが可能となる。さらに、撥水性生地は従来より用いられていた合成皮革に比して温度変化が少ないため、一年を通じて快適な着座感を得ることが可能となる。
【００６３】
また、表皮材とテープ部材によって形成された空間部に空気を充填することによりクッション性を持たせることが可能となる。さらに、空気が充填された空間部に輝光性部材，ヒータ，センサーのいずれか１つを配することにより反射性，保温機能，検知機能を持たせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の着座シートを備えた自動二輪車の側面図である。
【図２】着座シートの斜視図である。
【図３】着座シートを後方側から見た斜視図である。
【図４】着座シートの側面図である。
【図５】図２のＡ−Ａ線断面図である。
【図６】エアーシート部の斜視図である。
【図７】枠部の要部断面図である。
【図８】図２のＢ−Ｂ線断面図である。
【図９】テープ部を示す説明図である。
【図１０】図９のＣ部拡大図である。
【図１１】着座シートの他の実施例を示す説明図である。
【図１２】図９に示す着座シートの断面図である。
【図１３】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
１１ボトムプレート
１２枠部
１２ｂテールランプ
２０エアークッション
２１着座面
２２対向面
２３接合部
２４中空部
２５端部
２６保持部
３０発泡体
４０表皮材
４１端末部
５０テープ部
Ｓ着座シート[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a seat for a two and three-wheeled vehicle, and more particularly, to a seat for a two and three-wheeled vehicle having high design, excellent seating feeling, and improved visibility.
[0002]
[Prior art]
FIG. 13 shows a seat seat for a general motorcycle used conventionally. The seating sheet is formed by arranging a cushion material on the bottom plate and covering the cushion material with a skin material.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In conventional seats, synthetic leather such as vinyl chloride leather has been used as a skin material. Synthetic leather is rich in waterproofness, but on the other hand, there is a disadvantage that the temperature rises remarkably when parked for a long time under hot weather.
[0004]
Conventional skin materials for vehicle seats are generally colored in a dark color such as black or gray in order to make dirt adherence. However, when the skin material colored in this way is used, there is a problem that the temperature rises further under hot weather.
[0005]
In winter, the motorcycle is parked outdoors, so that the seating seat is rapidly cooled by the outside air, and the body of the occupant is cooled when getting on again.
[0006]
In recent years, the design of motorcycles has been varied, and it is desired that seating seats have higher design.
[0007]
An object of the present invention is to provide a seat for a two- and three-wheeled vehicle that has a high design, has a suitable seating feeling, and is improved in visibility.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
According to the seat of the two-wheeled vehicle according to the present invention, the problem is that the cushioning material is disposed on the bottom plate having the portion connected to the vehicle body side, and the cushioning material is covered with the skin material. A seat for a three-wheeled vehicle, wherein the skin material made of water-repellent fabric has trim portions at both ends in the longitudinal direction, and a space portion filled with air is formed between the skin material. a tape member that is deposited, along with imparting cushioning properties by filling air before Symbol space, is solved in the space portion shining member, a heater, by formed by arranging one of the sensors .
[0009]
Thus, according to the seating sheet of the present invention, since the water-repellent fabric is used as the skin material, there are abundant color variations, and seating sheets with various designs can be created.
Further, since the seating sheet of the present invention uses a material obtained by joining a plurality of water-repellent fabrics as the skin material, it can be configured so that the color and texture of the skin material are different at the joint. It is possible to make the appearance rich in design. Furthermore, since the water-repellent fabric has less temperature change compared to the synthetic leather conventionally used, it is possible to obtain a comfortable seating feeling throughout the year.
[0010]
Moreover, it becomes possible to give cushioning properties by filling the space formed by the skin material and the tape member with air. Furthermore, by providing any one of a luminous member, a heater, and a sensor in the space filled with air, it is possible to have reflectivity, a heat retaining function, and a detection function.
[0011]
More specifically, the water-repellent fabric includes a jersey water-repellent processed product, a tricot water-repellent processed product, a water-repellent fabric made of ultrafine fibers, a fabric coated with a back coating on an ultrathin fabric, and a waterproof film . Any one or combination of fabrics used is used. When these water-repellent fabrics are joined and used as a skin material, a more suitable seat for design can be obtained.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The members, arrangements, and the like described below are not intended to limit the present invention and can be variously modified within the scope of the gist of the present invention.
[0013]
FIGS. 1 to 10 show an embodiment of the present invention. FIG. 1 is a side view of a motorcycle equipped with the seating seat of the present invention, FIG. 2 is a perspective view of the seating seat, and FIG. 4 is a side view of the seating seat, FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. 2, FIG. 6 is a perspective view of the air seat portion, and FIG. 7 is a cross-sectional view of the main portion of the frame portion. 8 is a cross-sectional view taken along the line BB of FIG. 2, FIG. 9 is an explanatory view showing a tape portion, and FIG. 10 is an enlarged view of a portion C of FIG.
[0014]
The seat S of the motorcycle of the present invention is used for a motorcycle, for example, as shown in FIG. The seat of this example can be applied not only to the scooter type motorcycle as shown in the figure, but also to a large motorcycle. In addition to the motorcycle, two seats such as buggy, jet ski, snowmobile, etc. Applicable to tricycles.
[0015]
As shown in FIG. 5, the seating sheet S includes a bottom plate 11, a frame portion 12, an air cushion 20 and a foam 30 as cushioning materials, a skin material 40, and a tape portion 50. The seat S is not limited to a single seat as shown in this example, but may be a seat for a two-seater.
[0016]
The bottom plate 11 is made of a hard resin in order to obtain a predetermined strength, and is, for example, injection molded with polypropylene. On the back surface of the bottom plate 11, a hinge portion (not shown) is provided as a connecting portion to the vehicle body side. By this hinge part, it is comprised so that the seating sheet S can be opened and closed with respect to the accommodating part (not shown) provided in the vehicle body side.
[0017]
A frame 12 is disposed above the bottom plate 11 on the rear side in the vehicle body direction so as to surround the rear side of the seating seat S. The frame body 12 is made of, for example, an integral skin foam, and is configured so that sufficient strength can be ensured without increasing the weight and a good appearance can be obtained.
[0018]
The frame body 12 and the bottom plate 11 are connected by adhesion, welding, screwing, or the like. Further, the frame body 12 and the foam body 30 or the frame body 12 and the foam body 30 and the skin material 40 may be integrally formed, and these assembled bodies and the bottom plate 11 may be connected.
[0019]
The frame body 12 is provided with a pair of left and right horizontally long window portions 12a. The window 12a is formed in a size that allows a part of the air cushion 20 to be exposed to the outside. The window portion 12a is formed by providing a convex portion for forming the window portion 12a at a predetermined position of the molding die of the frame body 12.
[0020]
Or after forming the frame 12, you may make it form the window part 12a by punching out a hole. As described above, when the frame body 12 is formed of an integral skin foam, since the inner side is a foam, the hole can be easily punched, and other pressure can be obtained by the pressure when punching the hole. This is suitable without causing damage to the portion.
[0021]
A tail lamp 12b is disposed in the window portion 12a. The tail lamp 12b includes a rear turn signal 12c disposed on the side surface of the seating seat and a stop lamp 12d disposed on the back side of the seating seat. The tail lamp 12b is formed of, for example, a light emitting diode (LED).
[0022]
As described above, the configuration in which the lamps are incorporated in the seating seat S increases the position of the lamp, makes it easier to enter the field of view of the driver of another automobile during traveling, and further improves visibility during traveling. It becomes possible. In particular, it is possible to improve visibility from a vehicle having a driver's seat at a high position such as a truck.
[0023]
In addition, since the lamps are incorporated in the seating seat S, it is possible to save the trouble of attaching the lamps to the vehicle body frame as has been done in the past, thereby improving work efficiency and reducing costs. Become.
[0024]
FIG. 6 is a perspective view of the air cushion 20 as viewed obliquely from above. The air cushion 20 is made of a transparent resin, and is formed as a bag body with a flat seating surface. Specifically, the air cushion 20 is made of soft PVC (polyvinyl chloride), polyurethane, elastomer, soft polyethylene, or the like.
[0025]
The air cushion 20 of this example includes a seating surface 21 and an opposing surface 22 of the seating surface as upper and lower parts constituting the bag body, and the seating surface 21 and the opposing surface 22 are joined at a plurality of locations to form a joint portion 23. Is formed. And, except for the joining portion 23, a continuous hollow portion 24 is formed. The joint portion 23 is formed by welding or adhesion, and is formed so as to be symmetric with respect to the center line in the longitudinal direction of the vehicle body. Air is introduced into the hollow portion 24, and the cushion feeling is adjusted according to the amount of air introduced.
[0026]
Thus, the air cushion 20 has the seating surface 21 and the facing surface 22 of the seating surface joined at a plurality of locations and divided into a plurality of continuous hollow portions 24, so that the air in the air cushion 20 moves. It becomes difficult to prevent the deformation of the air cushion 20 due to the pressure at the time of sitting.
[0027]
The air cushion 20 is placed on the bottom plate 11 on the rear side of the vehicle body, and is disposed between the bottom plate 11 and the foam 30. At this time, an adhesive may be interposed between the air cushion 20 and the bottom plate 11.
[0028]
By disposing the air cushion 20 between the bottom plate 11 and the foam 30, the shock when riding is absorbed by both the air cushion 20 and the foam 30, and a comfortable seating feeling is obtained. It becomes possible. Moreover, even if the foam 30 is made thin for design reasons, it is possible to prevent the occurrence of a bottomed feeling when seated.
[0029]
The air cushion 20 has a pair of end portions 25 extending outward from the vehicle body side portion side to the rear side. When the air cushion 20 is disposed on the bottom plate 11, the end portion 25 is configured to be exposed to the outside from the window portion 12a of the frame 12 as shown in FIGS.
[0030]
The end portion 25 exposed to the outside from the window portion 12a is formed in a hollow shape, and is configured to be fitted into the window portion 12a without a gap as shown in FIG. 7 by introducing air. Yes. The end portion 25 is fixed to the window portion 12a by adhesion or welding.
[0031]
A holding portion 26 of the tail lamp 12b disposed in the window portion 12a is formed at a location adjacent to the end portion 25. The holding portion 26 of the tail lamp 12b has a flat shape into which air is not introduced, and a space portion 26a that covers the tail lamp 12b is formed. A concave portion 26b that matches the shape of the tail lamp 12b is formed at a position of the holding portion 26 in contact with the tail lamp 12b.
[0032]
Thus, in the seating seat S of this example, a part of the air cushion 20 is used as a cover for the tail lamp 12b. Thereby, in addition to obtaining a suitable appearance, it is possible to obtain the effects of reducing the number of parts and reducing the cost.
[0033]
The air cushion 20 may be divided into a plurality of parts, arranged on the bottom plate 11 without using an adhesive, and fixed only at the window 12b. By adopting such a configuration, even after the seating seat S is completed, the air cushion 20 can be taken out from the window portion 12b and freely exchanged.
[0034]
The foam 30 is disposed above the air cushion 20. The foam 30 is made of a flexible foam material such as urethane foam, PP (polypropylene) foam, or PE (polyethylene) foam. Moreover, it is good also as a structure which uses the foam 30 formed from the mixture of a urethane cushion and a thermosetting binder using a fiber cushion.
[0035]
The skin material 40 is made of water-repellent fabric having water resistance, and covers the air cushion 20 and the foam 30. Examples of the material of the skin material 40 include Gore-Tex (registered trademark) and entrant as water-repellent processed products such as jerseys and tricots, water-repellent fabrics made of ultrafine fibers, or fabrics made by applying a back coating to ultrathin fabrics (Registered trademark) or the like may be used. Alternatively, a cloth having a waterproof film attached to the back surface may be used.
[0036]
As described above, by using the water-repellent fabric as the skin material 40, the color variations are abundant, and the seating sheets S having various designs can be created. Moreover, since the temperature change due to the climate is less than that of conventional synthetic leather, a comfortable seating feeling can be obtained throughout the year.
[0037]
Further, in the seating sheet S of the present example, a material obtained by joining a plurality of sheet materials by stitching or welding is used as the skin material 40. By using a plurality of sheets of different colors and types as the skin material 40, the color and texture of the skin material can be made different from each other at the joint, making the appearance rich in design. Is possible. In addition, about the part which the passenger | crew's body does not contact about the skin material 40, it is good also as a structure using a synthetic leather.
[0038]
The foam 30 is covered with the skin material 40. At this time, it is good also as a structure which coat | covers the foam 30 formed as another body with the skin material 40, or is good also as a structure which forms the foam 30 and the skin material 40 integrally.
[0039]
Of the terminal portion 41 of the skin material 40, at least a portion in contact with the frame body 12 is wound around and fixed to the periphery on the bottom surface portion side of the foam 30. Further, a portion of the end portion 41 of the skin material 40 that contacts the bottom plate 11 is left in a predetermined length without being wound on the foam 30 side, and the foam 30 and the skin material 40 are assembled to the bottom plate 11. Sometimes, it is wound around the bottom plate 11 and fixed by adhesion, tackering or the like. Or you may make it fix the terminal part 41 by hooking on the engaging member provided in the bottom plate side.
[0040]
When the foam 30 and the skin material 40 and the frame 12 are separate bodies, the foam 30 and the skin material 40 and the frame 12 are fixed by an adhesive. Further, the foam body 30, the skin material 40, and the frame body 12 may be integrally formed. In this case, the end portion 41 of the skin material 40 is pushed between the foam body 30 and the frame body 12 and molded by a graining method.
[0041]
A tape portion 50 is formed on the surface of the skin material 40. The tape part 50 is formed in a shape that can be disposed along the surface shape of the seating sheet, and the tape part 50 of this example is formed in a mesh shape . The tape unit 50, the design of the seat bottom S is enhanced. Further, the hardness of the seating sheet S can be changed depending on the arrangement density of the tape portions 50.
[0042]
The tape portion 50 is formed of one selected from a PVC (vinyl chloride) film, a urethane-based resin film, and an elastomer film, or a composite material thereof. Moreover, in order to weld the tape part 50 to the skin material 40, a film material such as a PVC film is disposed at least on the back surface of the skin material 40 corresponding to the arrangement position of the tape part 50.
[0043]
As shown in FIG. 9, the tape part 50 is formed so that a slight space 51 is provided inside. The space 51 is filled with air, and as described below , any one of a luminous member, a heater, and a sensor is disposed. As described above, the air can be filled in the space 51 to provide cushioning properties, and a design effect can be obtained by providing the tape portion 50 with a three-dimensional effect.
[0044]
A trim portion 52 is formed on the end portion side of the tape portion 50. The trim portion 52 is formed in advance so as to have a predetermined width. When performing high frequency welding, as shown in FIG. 10, the end of the trim portion 52 is pushed and welded by the blade portion 61 of the welder mold 60, and the tape portion 50 is covered with the skin material at the welding portion 53. 40 is attached.
[0045]
In addition, it is good also as a structure which gave the tape part 50 reflectivity by adding a fluorescent substance or a luminous substance to the film which comprises the tape part 50. FIG. As a result, when the vehicle is traveling at night, the seat S is brightly illuminated by receiving the light of the vehicle or the streetlight, and the visibility from the driver of the vehicle can be improved.
[0046]
When the tape portion 50 is formed from a material that cannot be welded, the tape portion 50 is attached to the skin material 40 by sewing or bonding. As described above, when the foam 30 and the skin material 40 are integrally formed, the tape portion 50 is previously attached to the skin material 40, or the tape portion 50 is attached to the skin with an adhesive after molding. It is good to attach to the material 40.
[0047]
Here, the member arrange | positioned in the space part 51 with which the air of the tape part 50 was filled is demonstrated . Examples of the member disposed in the space 51 include a luminescent member such as a reflective tape, a phosphorescent tape, and a fluorescent paint. By disposing these members in the space 51, the tape 50 can be made reflective even when the film constituting the tape 50 is not reflective.
[0048]
Alternatively, the tape unit 50 may have a heat retaining function. In this case, a cord type or film type heater is disposed on the tape unit 50. The film-type heater is formed, for example, by embedding a linear heater in a flexible and insulating synthetic resin sheet.
[0049]
The said heater is arrange | positioned in the space part 51 and the tape part 50 provided with the heat retention function is formed. By adopting such a configuration, it is possible to ride comfortably without getting the passenger's body cooled, especially when riding in winter.
[0050]
Further, a cord type or film type sensor may be disposed on the tape unit 50. For example, a load sensor or a raindrop sensor is used as the sensor. By arranging these sensors together with the above-described heater, the sensor detects that the occupant has been seated on the seat S, or it has become rainy, and the heater is automatically energized. It is possible to warm the body and dry the seating sheet surface.
[ 0051 ]
In this way, the seating feeling of the seating sheet S is adjusted by increasing or decreasing the area of the tape unit 50 by filling the tape unit 50 with air and arranging various members to provide cushioning properties. Is possible. In addition, a design effect can be obtained by providing the tape portion 50 with a three-dimensional effect. The tape unit 50 may be provided with the above-described functions one by one, or may be provided by combining a plurality of functions.
[ 0052 ]
Incidentally, as described above, other configurations you disposed various members to fill the air in the space 51 provided between the tape 50 and the skin material 40, the film tape 50 two layers It is good also as a structure which forms and arrange | positions various members between two layers of films, or was filled with air.
[ 0053 ]
Furthermore, in addition to the method of attaching the tape portion 50 by welding, adhesion, and stitching, when the foam 30 and the skin material 40 are integrally formed, the tape portion 50 is temporarily fixed to the skin material 40, and the foam 30, You may make it integrally mold with the skin material 40. FIG.
[ 0054 ]
The seating sheet S having the above configuration is formed by placing the frame body 12, the air cushion 20, the foam body 30, the skin material 40, and the tape portion 50 on the bottom plate 11. At this time, the air cushion 20 is disposed such that the end 25 is exposed to the outside from the window 12 a of the frame 12 while covering the tail lamp 12 b disposed on the window 12 a of the frame 12.
[ 0055 ]
The air cushion 20 is fixed so that the peripheral edge portion of the end portion 25 is fixed to the peripheral edge portion of the window portion 12a and does not come off the window portion 12a. Above the air cushion 20, the foam 30, the skin material 40, and the tape portion 50 are disposed.
[ 0056 ]
In the seating seat S formed in this way, when the tail lamp 12b is turned on during traveling, the light of the tail lamp 12b is transmitted through the end 25 of the air cushion 20 and is directed outward from the window 12a of the frame 12. Flashes.
[ 0057 ]
As described above, the seat S of the present example is excellent in seating feeling, has a high design, and is improved in visibility, so that it is comfortable when riding on a two-wheeled vehicle. It becomes possible to travel.
[0058]
11 and 12 are explanatory views showing other examples of the seating sheet S. FIG. In the seating sheet S of this example, the frame body 12 is continuously formed not only on the rear side of the seating sheet S but also on the front side.
[ 0059 ]
Thus, by forming the frame 12 to the front side of the seating sheet S, it is possible to obtain the seating sheet S having a different design. In addition, many portions of the terminal portion 41 of the skin material 40 can be fixed by being wound between the foam 30 and the frame body 12, and the joining work by the tackering or the like of the skin material 40 and the bottom plate 11 can be performed. It becomes possible to decrease.
[ 0060 ]
In the above embodiment, the bottom plate 11, the frame body 12, the air cushion 20, the foam body 30, and the skin material 40 are formed as separate bodies and joined together with an adhesive or the like. Although the structure which integrally molds, the frame 12 and the foam 30 or the frame 12 and the foam 30 and the skin material 40 are integrally molded, these assembled bodies and the bottom plate 11 are connected. In addition, the bottom plate 11, the frame body 12, the air cushion 20, the foam body 30, and the skin material 40 may be integrally formed.
[ 0061 ]
In this case, the skin material 40, the air cushion 20, and the bottom plate 11 are placed in a mold, and the raw materials for the frame body 12 and the foam body 30 are filled to perform integral molding. About the raw material of the foam 30, it is good to carry out using the hole (not shown) for helmet fixing provided in the bottom plate 11. At this time, the tape part 50 may be temporarily fixed to the skin material 40, and the tape part 50 may be integrally formed with other members.
[ 0062 ]
【The invention's effect】
As described above, according to the seating sheet of the present invention, since the water-repellent fabric is used as the skin material, there are abundant color variations and seating sheets with various designs can be created.
Further, since the seating sheet of the present invention uses a material obtained by joining a plurality of water-repellent fabrics as the skin material, it can be configured so that the color and texture of the skin material are different at the joint. It is possible to make the appearance rich in design. Furthermore, since the water-repellent fabric has less temperature change compared to the synthetic leather conventionally used, it is possible to obtain a comfortable seating feeling throughout the year.
[ 0063 ]
Moreover, it becomes possible to give cushioning properties by filling the space formed by the skin material and the tape member with air. Furthermore, by providing any one of a luminous member, a heater, and a sensor in the space filled with air, it is possible to have reflectivity, a heat retaining function, and a detection function.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a motorcycle including a seating seat according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a seating seat.
FIG. 3 is a perspective view of a seating seat as viewed from the rear side.
FIG. 4 is a side view of a seating seat.
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 6 is a perspective view of an air sheet portion.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a main part of a frame part.
8 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
FIG. 9 is an explanatory diagram showing a tape portion.
FIG. 10 is an enlarged view of part C in FIG. 9;
FIG. 11 is an explanatory view showing another embodiment of a seating seat.
12 is a cross-sectional view of the seating seat shown in FIG.
FIG. 13 is an explanatory diagram showing a conventional example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 Bottom plate 12 Frame part 12b Tail lamp 20 Air cushion 21 Seating surface 22 Opposing surface 23 Joint part 24 Hollow part 25 End part 26 Holding part 30 Foam 40 Outer skin material 41 Terminal part 50 Tape part S Seating sheet

Claims

A seat seat for a two-wheeled vehicle in which a cushion material is disposed on a bottom plate having a portion connected to the vehicle body side, and the cushion material is covered with a skin material,
The skin material made of water-repellent fabric,
A tape member attached to form a space portion filled with air between the trim material at both ends in the longitudinal direction and the skin material ;
Together to have a cushioning property by the filled air prior Symbol space, two tricycle seating seat characterized by the bright member, that formed by arranging a heater, one of the sensor to the space portion.

The water-repellent fabric may be one or a combination of a jersey water-repellent processed product, a tricot water-repellent processed product, a water-repellent fabric made of ultrafine fibers, a fabric coated with a back coating on an ultrathin fabric, and a fabric with a waterproof film. The seat for a motorcycle according to claim 1, wherein the seat is provided.

The seating sheet for a two-wheeled vehicle according to claim 1, wherein the skin material is formed by joining a plurality of water-repellent fabrics.