JP3876608B2 - Fuel cell system - Google Patents
Fuel cell system Download PDFInfo
- Publication number
- JP3876608B2 JP3876608B2 JP2000327482A JP2000327482A JP3876608B2 JP 3876608 B2 JP3876608 B2 JP 3876608B2 JP 2000327482 A JP2000327482 A JP 2000327482A JP 2000327482 A JP2000327482 A JP 2000327482A JP 3876608 B2 JP3876608 B2 JP 3876608B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel cell
- gas
- pressure
- fuel
- warm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば固体高分子電解質を挟んで酸化剤極と燃料極とを対設した構造の燃料電池の暖機を調整する燃料電池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば固体高分子電解質膜を挟んで酸化剤極と燃料極とを対設した燃料電池構造体をセパレータで狭持し、これらを複数に亘って積層した燃料電池スタックを用いた燃料電池システムが従来より知られている。この燃料電池システムは、近年、自動車の動力源として利用される。
【0003】
車両用燃料電池の始動冷機時に燃料電池を冷却水を加熱して燃料電池を暖機するものが例えば特開平7−94202号公報等で知られている。燃料電池に暖機を与えるには、ヒータを使用して、冷却水の温度を向上させて燃料電池に供給する手法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の燃料電池システムでは、ヒータや圧力を上昇させた加圧空気等の熱により燃料電池に供給する冷却水の温度を上昇させた状態で循環させて燃料電池の暖機を行っているという構成をとなっているため、ヒータ駆動等のための多くのエネルギーを消費することが必要となる。したがって、従来の燃料電池システムでは、燃料電池を駆動する他に、冷却水の温度を上昇させるというエネルギーが必要となる。
【0005】
また、従来の燃料電池システムでは、冷却水温度が上昇するのに長時間を要し、従って燃料電池が暖まるまでに長時間を要するという問題点があった。
【0006】
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、速やかに燃料電池に暖機を与えて燃料電池を駆動して燃料電池の効率を向上させることができる燃料電池システムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る燃料電池システムは、上述の課題を解決するために、電解質膜を、酸化剤極と燃料極とにより挟んで構成され、上記酸化剤極側に酸化剤ガスが供給されるとともに、上記燃料極側に燃料ガスが供給されて発電する燃料電池と、上記燃料ガスの圧力を調整する燃料ガス圧力調整手段と、酸化剤ガス及び燃料ガスを上記燃料電池に供給するガス供給手段と、上記ガス供給手段から上記燃料電池に供給する酸化剤ガスの圧力を高くするガス圧縮手段と、上記燃料電池に冷却水を供給して上記燃料電池の温度を下げる燃料電池冷却手段と、上記冷却手段から上記燃料電池に供給する冷却水の圧力を調整する冷却水圧力調整手段と、上記燃料電池の暖機状態を検出する暖機状態検出手段と、上記酸化剤ガスの圧力に応じて、燃料ガスの圧力を調整するように上記燃料ガス圧力調整手段を制御するとともに、冷却水の圧力を調整するように上記冷却水圧力調整手段を制御し、上記燃料電池を発電させている時に、上記暖機状態検出手段で検出された暖機状態に基づいて上記燃料電池に暖機が必要と判定したときに、上記酸化剤ガスの圧力を高くするように上記ガス圧縮手段を制御する制御手段とを備える。
【0008】
本発明の請求項2に係る燃料電池システムにおいて、上記暖機状態検出手段は、上記燃料電池の暖機状態を上記燃料電池からの出力電圧に基づいて検出し、上記制御手段は、上記燃料電池の出力電圧に基づいて上記ガス圧縮手段を制御する。
【0009】
本発明の請求項3に係る燃料電池システムにおいて、上記暖機状態検出手段は、上記燃料電池の暖機状態を、上記冷却手段により上記燃料電池に供給して排出された冷却水の温度に基づいて検出し、上記制御手段は、上記冷却水の温度に基づいて上記ガス圧縮手段を制御する。
【0010】
本発明の請求項4に係る燃料電池システムにおいて、上記ガス圧縮手段は、上記燃料電池から排出された酸化剤ガスが供給される圧力調整弁を有し、当該圧力調整弁の開閉状態を制御して上記酸化剤の圧力上昇量を調整する。
【0011】
本発明の請求項5に係る燃料電池システムにおいて、上記ガス圧縮手段は、上記ガス供給手段からの酸化剤ガスを圧縮して上記燃料電池に供給する酸化剤ガス圧縮手段を有する。
【0012】
本発明の請求項6に係る燃料電池システムは、上記酸化剤ガス圧縮手段と上記燃料電池との間に配設され、圧力を上昇させた酸化剤ガスを冷却するガス冷却手段と、上記酸化剤ガス圧縮手段からの酸化剤ガスを上記冷却手段を介して上記燃料電池に供給する第1経路と、上記酸化剤ガス圧縮手段からの酸化剤ガスを直接上記燃料電池に供給する第2経路とを選択して切り替える経路選択手段とを更に備え、上記制御手段は、上記暖機状態検出手段で検出された暖機状態に基づいて上記第1経路又は第2経路を選択する。
【0014】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る燃料電池システムによれば、暖機状態検出手段で検出された暖機状態に基づいて上記燃料電池に暖機が必要と判定したときに、酸化剤ガスの圧力を高くするようにガス圧縮手段を制御するので、燃料電池での発電負荷を大きくして燃料電池の発熱で暖機を促進し、不要な物にエネルギーを奪われたり、燃料電池自体が暖まるのに長時間を要することなく、速やかに燃料電池に暖機を与えて燃料電池の効率を向上させることができる。また、酸化剤ガスの圧力に応じて、燃料ガスの圧力を調整するように燃料ガス圧力調整手段を制御するとともに、冷却水の圧力を調整するように冷却水圧力調整手段を制御するので、酸化剤ガス圧力、燃料ガス圧力、冷却水圧力の間に圧力差が発生して燃料電池が破損することを防止して燃料電池の暖機を行うことができる。
【0015】
本発明の請求項2に係る燃料電池システムによれば、燃料電池の暖機状態を燃料電池からの出力電圧に基づいて検出し、燃料電池の出力電圧に基づいてガス圧縮手段を制御するので、燃料電池の暖機状況を正確に認識する事ができる。
【0016】
本発明の請求項3に係る燃料電池システムによれば、上記燃料電池の暖機状態を、冷却手段により上記燃料電池に供給して排出された冷却水の温度に基づいて検出し、冷却水の温度に基づいてガス圧縮手段を制御するので、燃料電池の暖機状態を正確に認識し、暖機状況に応じて燃料電池を加熱することができ、速やかに燃料電池に暖機を与えて燃料電池の効率を向上させることができる。
【0017】
本発明の請求項4に係る燃料電池システムによれば、燃料電池から排出された酸化剤ガスが供給される圧力調整弁を有し、当該圧力調整弁の開閉状態を制御して酸化剤ガスの圧力上昇量を調整するので、応答遅延で圧力上昇に時間がかかったり圧力を上げすぎること無しに、速やかに燃料電池に暖機を与えて燃料電池の効率を向上させることができる。
【0018】
本発明の請求項5に係る燃料電池システムにおいて、ガス圧縮手段は、ガス供給手段から酸化剤ガスが供給されて、圧力を上昇させた酸化剤ガスを燃料電池に供給するので、加圧された酸化剤ガスによる暖機と、燃料電池からガス圧縮手段を駆動するための発電電圧を取り出すときの反応熱との相乗効果により速やかに暖機を行うことができる。
【0019】
本発明の請求項6に係る燃料電池システムによれば、酸化剤ガス圧縮手段からの酸化剤ガスを冷却手段を介して燃料電池に供給する第1経路と、酸化剤ガス圧縮手段からの酸化剤ガスを直接燃料電池に供給する第2経路とを、暖機状態に基づいて選択するので、高温となった酸化剤ガスが燃料電池の許容耐熱温度を超えた状態で供給されて、燃料電池が破損することを回避することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0022】
本発明は、例えば図1に示すように構成される燃料電池システムに適用される。
【0023】
この燃料電池システムは、水素ガス及び燃料ガスが供給されて発電する燃料電池スタック1を備えるものである。この燃料電池スタック1は、例えば固体高分子電解質膜を挟んで酸化剤極と燃料極を対設した燃料電池構造体をセパレータで狭持した複数の燃料電池構造体からなる。この燃料電池スタック1は、酸化剤極側に酸化剤ガスとして空気が供給されるとともに、酸化剤極側に燃料ガスとして水素ガスが供給されることで発電をして、例えば自動車等の駆動源として利用される。
【0024】
この燃料電池システムでは、燃料ガスを燃料電池スタック1に供給して排気する燃料系、空気を燃料電池スタック1に供給して排気する空気系及び冷却水を燃料電池スタック1に循環させる水循環系の配管が接続されて構成されている。
【0025】
この燃料電池システムでは、空気系として、外部からの空気を取り込むときの供給流量を計測する空気流量計2、空気を圧縮して送るコンプレッサ3、燃料電池スタック1に空気を供給するときの空気圧力を計測する空気圧力センサ4を備える。また、この燃料電池システムでは、燃料電池スタック1から排気された空気を液水と水蒸気に分離する空気用気液分離器5、空気圧力を調整する空気圧力制御弁6とを備える。
【0026】
この燃料電池システムでは、外部からの空気を空気流量計2を介してコンプレッサ3で圧縮して空気圧力センサ4を介して燃料電池スタック1に供給し、燃料電池スタック1からの排気を気液分離器5、空気圧力制御弁6を介して外部に排気する。
【0027】
また、燃料電池システムでは、燃料系として、燃料ガスを蓄える燃料貯蔵用タンク7、燃料ガスを循環するためのエゼクタポンプ8、燃料電池スタック1に供給される燃料ガスの圧力を計測する圧力センサ9を備える。また、この燃料電池システムでは、燃料電池スタック1からの燃料ガスの排気中の液水を取り出す気液分離器10、燃料ガスの圧力を調整するための燃料圧力制御弁11を更に備える。
【0028】
この燃料電池システムでは、燃料貯蔵用タンク7内の燃料ガスをエゼクタポンプ8、圧力センサ9を介して燃料電池スタック1に供給し、燃料電池スタック1からの排気を燃料用気液分離器10、燃料圧力制御弁11を介して外部に排気する。
【0029】
更に、燃料電池システムでは、純水循環系として、純水の循環経路順に三方弁12、電動ファンを備えたラジエータ13、駆動速度が無段階に調整されるポンプ14、燃料電池スタック1に供給される純水圧力を計測する純水圧力センサ15がループ状に配設され、空気用気液分離器5及び燃料用気液分離器10により取り出した純水を蓄える貯水タンク16及び排水用バルブ17が設けられる。
【0030】
この燃料電池システムでは、空気用気液分離器5及び燃料用気液分離器10により取得した純水が貯水タンク16に蓄えられ、燃料電池スタック1を冷却又は暖機するに際して、貯水タンク16から純水をポンプ14により吸い出して燃料電池スタック1に供給し、燃料電池スタック1内を循環して三方弁12に供給される。燃料電池システムは、三方弁12からラジエータ13に純水を供給することで更に純水温度を低下させて、ポンプ14及び純水圧力センサ15を介して燃料電池スタック1に供給する。また、この燃料電池システムは、三方弁12からラジエータ13に純水を供給せずにラジエータ13をバイパスしてポンプ14に直接供給して燃料電池スタック1に供給可能である。
【0031】
また、この燃料電池システムは、空気流量計2、空気圧力センサ4、圧力センサ9、純水圧力センサ15からのセンサ信号に基づいて、上述した各部を制御するシステムコントローラ18を備える。なお、システムコントローラ18の処理内容については後述する。
【0032】
つぎに、上述の燃料電池システムにおけるシステムコントローラ18の第1の処理について図2を参照して説明する。
【0033】
図2によれば、システムコントローラ18は、運転状態から、燃料電池スタック1から出力される予定となる予定出力電圧Vsの演算を行う(ステップS1)。
【0034】
次に、システムコントローラ18は、図示しない燃料電池スタック1と接続された電圧計で検出した発電電圧Vrを検出する(ステップS2)。
【0035】
次に、システムコントローラ18は、ステップS1で得た予定出力電圧VsとステップS2で得た発電電圧Vrとを用い、予定出力電圧Vsから発電電圧Vrを減算することで電圧低下量ΔVを求める(ステップS3)。ここで、システムコントローラ18は、燃料電池スタック1の温度と発電電圧Vrとの関係が図3に示すようになっており、燃料電池スタック1の温度が低くなるにつれて発電電圧Vrが低下することを認識している。これにより、システムコントローラ18は、図4に示す電圧低下量ΔVと燃料電池スタック1の温度との関係より、電圧低下量ΔVに応じた燃料電池スタック1の温度、すなわち燃料電池スタック1の暖機状態を認識する。
【0036】
次に、システムコントローラ18は、電圧低下量ΔVが暖機制御しきい値αより大きいか否かを判定し(ステップS4)、電圧低下量ΔVが第1暖機制御しきい値αよりも大きいと判断したとき、すなわち燃料電池スタック1の温度が低いと判断したときには、第1暖機制御処理を行う(ステップS5)。
【0037】
また、システムコントローラ18は、電圧低下量ΔVが暖機制御しきい値αよりも大きくないと判断したときには、次いで電圧低下量ΔVが第2暖機制御しきい値βよりも大きいか否かの判定をする(ステップS6)。システムコントローラ18は、電圧低下量ΔVが第2暖機制御しきい値βよりも大きいと判定したときには第2暖機制御処理をし(ステップS7)、大きくないと判定したときには第3暖機制御処理をする(ステップS8)。
【0038】
ステップS5の第1暖機制御処理において、システムコントローラ18は、速やかに燃料電池スタック1の暖機を行うため、駆動速度を上昇させるようにコンプレッサ3に制御信号を出力して、空気の圧送圧力を上昇させることで、空気の温度上昇量を大きくして、高温とした空気により燃料電池スタック1の暖機を促進する。
【0039】
ここで、システムコントローラ18は、燃料電池スタック1の温度、すなわち発電電圧Vrによって温度上昇量を変化させるようにコンプレッサ3を制御する。すなわち、システムコントローラ18は、図5に示すように、燃料電池スタック1の温度と圧力上昇量ΔPとの関係を認識しており、燃料電池スタック1の温度に応じた圧力上昇量ΔPを認識してコンプレッサ3の駆動速度を大きくする。
【0040】
また、システムコントローラ18は、純水圧力センサ15からのセンサ信号に基づいて、燃料電池スタック1内を循環させる冷却水の圧力を空気の圧力に合わせるようにポンプ14を制御する。更に、システムコントローラ18は、圧力センサ9からのセンサ信号に基づいて、燃料電池スタック1に供給する燃料ガスの圧力を調整するように燃料圧力制御弁11を制御する。これは、空気系のみ圧力を上昇させてしまうと燃料電池スタック1内部での圧力差が発生して内部からの破損することを防止するため、空気、水素ガス及び純水の圧力差を発生させないように各部を制御するためである。更にまた、システムコントローラ18は、燃料電池スタック1の内部温度を低下させないために、純水をラジエータ13をバイパスして直接ポンプ14に供給するように三方弁12を制御する。
【0041】
ステップS6の第2暖機制御処理において、システムコントローラ18は、ある程度暖機が進んでいると判断し、余分なエネルギーを燃料電池スタック1から放出しないために、空気への加圧を停止するようにコンプレッサ3を制御する。また、システムコントローラ18は、燃料電池スタック1の温度に応じて、燃料電池スタック1からの純水をラジエータ13をバイパスして直接ポンプ14に供給するように三方弁12を制御する。ただし、システムコントローラ18は、燃料電池スタック1内に循環する冷却水の温度低下をさせないために、ラジエータ13内部のファンを駆動しない制御をする。
【0042】
ステップS8の第3暖機制御処理において、システムコントローラ18は、燃料電池スタック1の暖機が十分と判断し、必要以上に燃料電池スタック1の温度が上昇しないように冷却をする。すなわち、システムコントローラ18は、燃料電池スタック1からの冷却水をラジエータ13に供給するように三方弁12を制御するとともに、燃料電池スタック1の温度に応じてラジエータ13の駆動速度を変化させるように制御して、燃料電池スタック1の温度を低下させる。
【0043】
このような燃料電池システムでは、第1暖機制御処理を行うことにより、燃料電池スタック1での発電負荷を大きくすることができ、燃料電池スタック1の発熱で暖機を促進する。したがって、この燃料電池システムによれば、不要な物にエネルギーを奪われたり、燃料電池スタック1自体が暖まるのに長時間を要することなく、速やかに燃料電池に暖機を与えて燃料電池を駆動して燃料電池の効率を向上させることができる。
【0044】
また、この燃料電池システムでは、燃料電池スタック1の暖機状況を発電電圧Vrにより認識して空気の供給圧力を制御するので、燃料電池スタック1の暖機状況を正確に認識する事ができる。
【0045】
更に、この燃料電池システムでは、コンプレッサ3により空気の圧縮をするので、加圧された空気による暖機と、燃料電池スタック1からコンプレッサ3を駆動するための発電電圧を取り出すときの反応熱との相乗効果により速やかに暖機を行うことができる。
【0046】
更にまた、この燃料電池システムでは、空気の圧力を高くして燃料電池スタック1に供給しているときには、燃料電池スタック1内を循環させる冷却水の圧力及び燃料ガスの圧力を空気圧力と同じ圧力とするので、空気圧力、燃料ガス圧力、冷却水圧力の間に圧力差が発生して燃料電池スタック1が破損することを防止して燃料電池スタック1の暖機を行うことができる。
【0047】
なお、本例において、燃料電池スタック1の温度を検出する手法として、予定出力電圧Vsと発電電圧Vrとの差を示す電圧低下量ΔVを用いたが、燃料電池スタック1から三方弁12に向かって循環させている冷却水の温度を計測し、計測した温度により燃料電池スタック1の温度を検出しても良い。このとき、システムコントローラ18は、図6に示すように、燃料電池スタック1からの冷却水の温度に対応した燃料電池スタック1の温度を認識しており、計測した冷却水温度に基づいて燃料電池スタック1の温度を認識する。また、システムコントローラ18は、燃料電池スタック1の内部に温度センサを設け、燃料電池スタック1の温度を直接検出しても良い。これにより、燃料電池システムは、燃料電池スタック1の暖機状態を正確に認識し、暖機状況に応じて燃料電池スタック1を加熱することができ、速やかに燃料電池に暖機を与えて燃料電池を駆動して燃料電池の効率を向上させることができる。
【0048】
つぎに、システムコントローラ18による暖機制御処理の他の例について説明する。上述した第1暖機制御処理では、空気の圧力制御をコンプレッサ3により行う一例について説明したが、コンプレッサ3により圧力制御を行うと、コンプレッサ3の応答遅延により圧力上昇に時間がかかったり、圧力を上げすぎるおそれがある。これに対し、本例での暖機制御処理では、空気圧力制御弁6により空気の圧力制御をする。
【0049】
空気圧力制御弁6により空気の圧力制御を行うときのシステムコントローラ18の処理手順について図7を参照して説明する。
【0050】
図7によれば、システムコントローラ18は、燃料電池スタック1の温度が低く暖機制御を行うと判断すると、燃料電池スタック1の運転状態に応じて、燃料電池スタック1の目標とする発電電圧である目標出力Pwを認識する(ステップS11)。
【0051】
次に、システムコントローラ18は、ステップS11で得た目標出力Pwに基づいて、空気の目標圧力tPを得る(ステップS12)。ここで、システムコントローラ18は、図8に示す目標出力Pwと目標圧力tPとの関係を保持しており、ステップS11で得た目標出力Pwの値に応じて目標圧力tPを得る。このとき、システムコントローラ18は、図8を参照して得た目標圧力tPに、暖機による圧力上昇分を付加して演算を行う。
【0052】
次に、システムコントローラ18は、空気圧力センサ4からのセンサ信号を入力して、暖機処理をする前の空気圧力である燃料電池前圧力Psを得て(ステップS13)、次いで空気圧力を燃料電池前圧力Psから目標圧力tPとするように空気圧力制御弁6の目標弁開度tTVOを演算する(ステップS14)。
【0053】
次に、システムコントローラ18は、演算して得た目標弁開度tTVOとするように空気圧力制御弁6の開閉状態を制御し、空気圧力を目標圧力tPとする。
【0054】
このような暖機制御処理をする燃料電池システムによれば、コンプレッサ3により圧力制御を行ったことによりコンプレッサ3の応答遅延で圧力上昇に時間がかかったり圧力を上げすぎること無しに、速やかに燃料電池に暖機を与えて燃料電池を駆動して燃料電池の効率を向上させることができる。
【0055】
つぎに、燃料電池システムの他の構成例について図9を参照して説明する。なお、上述の図1と同じものについては同じ符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0056】
図9に示す燃料電池システムは、空気を圧送するコンプレッサ3の燃料電池スタック1側に、空気流路を切り替える三方弁21、空気温度を低下させる熱交換器22、電動ファンを備えて空気温度を低下させるラジエータ23、ポンプ24、温度センサ25が設けられる点で図1に示す燃料電池システムと異なる構成を有している。この燃料電池システムでは、コンプレッサ3からの空気を三方弁21、熱交換器22、ラジエータ23、ポンプ24、温度センサ25を介して燃料電池スタック1に供給可能であるとともに、三方弁21、温度センサ25を介して空気を燃料電池スタック1に供給可能に構成されている。すなわち、この燃料電池システムにおいて、システムコントローラ18は、三方弁21を制御することで、コンプレッサ3からの空気を熱交換器22に供給する経路と、コンプレッサ3からの空気を熱交換器22をバイパスして温度センサ25に供給する経路との間で空気の経路を切り替える。
【0057】
このような構成の燃料電池システムにおいて、燃料電池スタック1の暖機制御をするときのシステムコントローラ18の処理手順を図10を参照して説明する。
【0058】
図10によれば、先ず、システムコントローラ18は、温度センサ25からのセンサ信号を検出して、暖機制御をする前の燃料電池スタック1の温度である燃料電池前温度Teを認識する(ステップS21)。このように暖機制御をする前に空気温度を検出することにより、燃料電池スタック1に異常高温空気が流入することを防止する。
【0059】
次に、システムコントローラ18は、三方弁21の開度が全開となっているか否かの判定をする(ステップS22)。ここで、この燃料電池システムでは、通常の運転状態では三方弁21を全開状態にしており、熱交換器22に全ての空気を供給して空気温度を下げた状態で燃料電池スタック1に供給し、更に冷却水を増量して冷却性能を増加させるように設定されている。
【0060】
システムコントローラ18は、三方弁12の開度が全開となっていないと判定したときには、次いでステップS21で検出した燃料電池前温度Teと冷却しきい値aとの比較をし(ステップS23)、空気温度が冷却しきい値aよりも大きいと判定したら三方弁21を熱交換器22側に切り替えるように制御する(ステップS24)。
【0061】
また、システムコントローラ18は、燃料電池前温度Teが冷却しきい値aよりも大きくないと判定したときには、燃料電池前温度Teと冷却しきい値bとの比較をする(ステップS25)。システムコントローラ18は、燃料電池前温度Teが冷却しきい値bよりも大きくないと判定したときには燃料電池スタック1が冷却過剰であると判定して、三方弁21の熱交換器22に供給するバルブを閉操作してバイパス側、すなわち直接燃料電池スタック1に供給するように制御する(ステップS26)。ここで、システムコントローラ18は、開閉動作を複数回に亘って行うように三方弁21を制御する。
【0062】
また、システムコントローラ18は、燃料電池前温度Teが冷却しきい値bよりも大きいときには、燃料電池前温度Teが冷却しきい値a以下であって冷却しきい値b以上であるとして暖機制御を行わない。
【0063】
一方、システムコントローラ18は、ステップS22で三方弁21の開度が全開となっていると判定したときには、次いでステップS21で検出した燃料電池前温度Teと冷却しきい値aとの比較をし(ステップS27)、燃料電池前温度Teが冷却しきい値aより大きいときには、三方弁21、熱交換器22、ラジエータ23を介して供給された空気の流量を増量するようにポンプ24を制御する(ステップS28)。これにより、システムコントローラ18は、燃料電池スタック1に冷却された空気を供給して燃料電池スタック1の温度を下げる。
【0064】
ステップS22において燃料電池前温度Teが冷却しきい値aより大きくないと判定されたときには、システムコントローラ18は、燃料電池前温度Teと冷却しきい値bとの比較をし(ステップS29)、燃料電池前温度Teが冷却しきい値bよりも大きいと判定したときには暖機制御を行わず、燃料電池前温度Teが冷却しきい値bよりも大きくないと判定したときにはポンプ24の流量を減少させる制御を行う。ここで、システムコントローラ18は、ポンプ24の流量が既に最低流量となっていたときには三方弁21の熱交換器22側の流路のバルブを閉じてバイパス側に切り替える操作をする(ステップS30)。
【0065】
このような処理をする燃料電池システムによれば、燃料電池前温度Teが冷却しきい値a以上、すなわち燃料電池スタック1の温度が高温であるときには熱交換器22、ラジエータ23及びポンプ24を制御して、空気温度を低下させて燃料電池スタック1に供給し、燃料電池前温度Teが冷却しきい値b以下、すなわち燃料電池スタック1の温度が低温であり暖機処理が必要であるときには熱交換器22をバイパスしてコンプレッサ3からの空気を直接燃料電池スタック1に供給する。したがって、この燃料電池システムでは、コンプレッサ3により加圧して高温とした空気を燃料電池スタック1に供給して燃料電池スタック1の温度を上昇させることができる。
【0066】
また、この燃料電池スタック1では、燃料電池前温度Te、すなわち燃料電池スタック1の暖機状況に応じて熱交換器22をバイパスする空気量を調整することができるため、コンプレッサ3により加圧されて高温となった空気が燃料電池スタック1の許容耐熱温度を超えた状態で供給されて、燃料電池スタック1が破損することを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した燃料電池システムを示す構成図である。
【図2】本発明を適用した燃料電池システムにより暖機制御処理を行うときのシステムコントローラの処理手順を示すフローチャートである。
【図3】燃料電池スタックからの発電電圧Vrと燃料電池スタックの温度との関係を示す図である。
【図4】電圧低下量ΔVと燃料電池スタックの温度との関係を示す図である。
【図5】燃料電池スタックの温度と圧力上昇量ΔPとの関係を示す図である。
【図6】燃料電池スタックから排出された冷却水と燃料電池スタックの温度との関係を示す図である。
【図7】空気圧力制御弁により空気圧力の制御を行うときのシステムコントローラの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】燃料電池スタックから出力する電圧の目標出力Pwと空気圧力制御弁により空気圧力を調整するときの目標圧力tPとの関係図である。
【図9】本発明を適用した他の燃料電池システムを示す構成図である。
【図10】本発明を適用した燃料電池システムにおいて、燃料電池スタックの暖機制御をするときのシステムコントローラの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 燃料電池スタック
2 空気流量計
3 コンプレッサ
4 空気圧力センサ
5 空気用気液分離器
6 空気圧力制御弁
7 燃料貯蔵用タンク
8 エゼクタポンプ
9 圧力センサ
10 燃料用気液分離器
11 燃料圧力制御弁
12 三方弁
13 ラジエータ
14 ポンプ
15 純水圧力センサ
16 貯水タンク
17 排水用バルブ
18 システムコントローラ
21 三方弁
22 熱交換器
23 ラジエータ
24 ポンプ
25 温度センサ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fuel cell system that adjusts the warm-up of a fuel cell having a structure in which, for example, an oxidant electrode and a fuel electrode are provided across a solid polymer electrolyte.
[0002]
[Prior art]
For example, a fuel cell system using a fuel cell stack in which a fuel cell structure in which an oxidant electrode and a fuel electrode are opposed to each other with a solid polymer electrolyte membrane interposed therebetween is sandwiched between separators and stacked in a plurality of layers is conventionally used. More known. In recent years, this fuel cell system has been used as a power source for automobiles.
[0003]
For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-94202 discloses a technique for heating a fuel cell by heating cooling water when the vehicle fuel cell is started and cooling. In order to warm up the fuel cell, a method is known in which a heater is used to improve the temperature of the cooling water and supply the fuel cell to the fuel cell.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional fuel cell system, the temperature of the cooling water supplied to the fuel cell is increased by the heat of the heater or pressurized air whose pressure has been increased, and the fuel cell is warmed up by being circulated. Therefore, it is necessary to consume a lot of energy for driving the heater. Therefore, in the conventional fuel cell system, energy for raising the temperature of the cooling water is required in addition to driving the fuel cell.
[0005]
Further, the conventional fuel cell system has a problem that it takes a long time for the cooling water temperature to rise, and therefore it takes a long time for the fuel cell to warm up.
[0006]
Accordingly, the present invention has been proposed in view of the above-described circumstances, and provides a fuel cell system that can quickly warm up the fuel cell and drive the fuel cell to improve the efficiency of the fuel cell. To do.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, a fuel cell system according to
[0008]
In the fuel cell system according to claim 2 of the present invention, the warm-up state detection means detects a warm-up state of the fuel cell based on an output voltage from the fuel cell, and the control means includes the fuel cell. The gas compression means is controlled on the basis of the output voltage.
[0009]
In the fuel cell system according to
[0010]
In the fuel cell system according to
[0011]
In the fuel cell system according to
[0012]
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided a fuel cell system comprising a gas cooling means disposed between the oxidant gas compressing means and the fuel cell for cooling the oxidant gas whose pressure has been increased, and the oxidant. A first path for supplying oxidant gas from the gas compression means to the fuel cell via the cooling means, and a second path for supplying oxidant gas from the oxidant gas compression means directly to the fuel cell. Route selection means for selecting and switching, and the control means selects the first route or the second route based on the warm-up state detected by the warm-up state detection means.
[0014]
【The invention's effect】
According to the fuel cell system of
[0015]
According to the fuel cell system of claim 2 of the present invention, the warm-up state of the fuel cell is detected based on the output voltage from the fuel cell, and the gas compression means is controlled based on the output voltage of the fuel cell. The warm-up situation of the fuel cell can be accurately recognized.
[0016]
According to the fuel cell system of
[0017]
According to the fuel cell system of
[0018]
In the fuel cell system according to
[0019]
According to the fuel cell system of
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0022]
The present invention is applied to, for example, a fuel cell system configured as shown in FIG.
[0023]
The fuel cell system includes a
[0024]
In this fuel cell system, a fuel system that supplies and exhausts fuel gas to the
[0025]
In this fuel cell system, as an air system, an air flow meter 2 that measures a supply flow rate when air from outside is taken in, a
[0026]
In this fuel cell system, external air is compressed by a
[0027]
In the fuel cell system, as a fuel system, a
[0028]
In this fuel cell system, the fuel gas in the
[0029]
Further, in the fuel cell system, as a pure water circulation system, the three-
[0030]
In this fuel cell system, pure water obtained by the gas-
[0031]
The fuel cell system also includes a system controller 18 that controls the above-described units based on sensor signals from the air flow meter 2, the
[0032]
Next, a first process of the system controller 18 in the above-described fuel cell system will be described with reference to FIG.
[0033]
According to FIG. 2, the system controller 18 calculates the planned output voltage Vs that is scheduled to be output from the
[0034]
Next, the system controller 18 detects the generated voltage Vr detected by a voltmeter connected to the fuel cell stack 1 (not shown) (step S2).
[0035]
Next, the system controller 18 obtains the voltage drop amount ΔV by subtracting the generated voltage Vr from the planned output voltage Vs using the planned output voltage Vs obtained in step S1 and the generated voltage Vr obtained in step S2 ( Step S3). Here, the system controller 18 shows that the relationship between the temperature of the
[0036]
Next, the system controller 18 determines whether or not the voltage drop amount ΔV is larger than the warm-up control threshold value α (step S4), and the voltage drop amount ΔV is larger than the first warm-up control threshold value α. Is determined, that is, when it is determined that the temperature of the
[0037]
Further, when the system controller 18 determines that the voltage drop amount ΔV is not larger than the warm-up control threshold value α, it is next determined whether or not the voltage drop amount ΔV is larger than the second warm-up control threshold value β. A determination is made (step S6). The system controller 18 performs the second warm-up control process when it is determined that the voltage drop amount ΔV is larger than the second warm-up control threshold value β (step S7), and the third warm-up control when it is determined that it is not large. Processing is performed (step S8).
[0038]
In the first warm-up control process of step S5, the system controller 18 outputs a control signal to the
[0039]
Here, the system controller 18 controls the
[0040]
Further, the system controller 18 controls the
[0041]
In the second warm-up control process of step S6, the system controller 18 determines that the warm-up has progressed to some extent, and stops pressurizing the air so as not to release excess energy from the
[0042]
In the third warm-up control process of step S8, the system controller 18 determines that the
[0043]
In such a fuel cell system, by performing the first warm-up control process, the power generation load in the
[0044]
Further, in this fuel cell system, since the warm-up state of the
[0045]
Further, in this fuel cell system, since the
[0046]
Furthermore, in this fuel cell system, when the air pressure is increased and supplied to the
[0047]
In this example, as a method for detecting the temperature of the
[0048]
Next, another example of the warm-up control process by the system controller 18 will be described. In the first warm-up control process described above, an example in which the air pressure control is performed by the
[0049]
The processing procedure of the system controller 18 when the air pressure control is performed by the air
[0050]
According to FIG. 7, when the system controller 18 determines that the temperature of the
[0051]
Next, the system controller 18 obtains the air target pressure tP based on the target output Pw obtained in step S11 (step S12). Here, the system controller 18 holds the relationship between the target output Pw and the target pressure tP shown in FIG. 8, and obtains the target pressure tP according to the value of the target output Pw obtained in step S11. At this time, the system controller 18 performs calculation by adding a pressure increase due to warm-up to the target pressure tP obtained with reference to FIG.
[0052]
Next, the system controller 18 inputs the sensor signal from the
[0053]
Next, the system controller 18 controls the open / close state of the air
[0054]
According to the fuel cell system that performs such warm-up control processing, since the pressure control is performed by the
[0055]
Next, another configuration example of the fuel cell system will be described with reference to FIG. The same components as those in FIG. 1 described above are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
[0056]
The fuel cell system shown in FIG. 9 includes a three-
[0057]
In the fuel cell system having such a configuration, a processing procedure of the system controller 18 when performing warm-up control of the
[0058]
According to FIG. 10, first, the system controller 18 detects a sensor signal from the
[0059]
Next, the system controller 18 determines whether or not the opening degree of the three-
[0060]
When the system controller 18 determines that the opening of the three-
[0061]
When the system controller 18 determines that the pre-fuel cell temperature Te is not greater than the cooling threshold a, the system controller 18 compares the pre-fuel cell temperature Te with the cooling threshold b (step S25). When the system controller 18 determines that the pre-fuel cell temperature Te is not greater than the cooling threshold value b, it determines that the
[0062]
Further, when the pre-fuel cell temperature Te is greater than the cooling threshold value b, the system controller 18 assumes that the pre-fuel cell temperature Te is equal to or lower than the cooling threshold value a and is equal to or higher than the cooling threshold value b. Do not do.
[0063]
On the other hand, when the system controller 18 determines in step S22 that the opening of the three-
[0064]
When it is determined in step S22 that the pre-fuel cell temperature Te is not greater than the cooling threshold value a, the system controller 18 compares the pre-fuel cell temperature Te with the cooling threshold value b (step S29) to determine the fuel. When it is determined that the pre-battery temperature Te is higher than the cooling threshold b, the warm-up control is not performed, and when it is determined that the pre-battery temperature Te is not higher than the cooling threshold b, the flow rate of the
[0065]
According to the fuel cell system that performs such processing, the
[0066]
In the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing a fuel cell system to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a flowchart showing a processing procedure of a system controller when a warm-up control process is performed by a fuel cell system to which the present invention is applied.
FIG. 3 is a diagram showing a relationship between a power generation voltage Vr from a fuel cell stack and the temperature of the fuel cell stack.
FIG. 4 is a graph showing the relationship between the voltage drop amount ΔV and the temperature of the fuel cell stack.
FIG. 5 is a graph showing the relationship between the temperature of the fuel cell stack and the pressure increase amount ΔP.
FIG. 6 is a diagram showing a relationship between cooling water discharged from the fuel cell stack and the temperature of the fuel cell stack.
FIG. 7 is a flowchart showing a processing procedure of the system controller when the air pressure is controlled by the air pressure control valve.
FIG. 8 is a relationship diagram between a target output Pw of a voltage output from the fuel cell stack and a target pressure tP when the air pressure is adjusted by the air pressure control valve.
FIG. 9 is a configuration diagram showing another fuel cell system to which the present invention is applied.
FIG. 10 is a flowchart showing a processing procedure of the system controller when performing warm-up control of the fuel cell stack in the fuel cell system to which the present invention is applied.
[Explanation of symbols]
1 Fuel cell stack
2 Air flow meter
3 Compressor
4 Air pressure sensor
5 Gas-liquid separator for air
6 Air pressure control valve
7 Fuel storage tank
8 Ejector pump
9 Pressure sensor
10 Gas-liquid separator for fuel
11 Fuel pressure control valve
12 Three-way valve
13 Radiator
14 Pump
15 Pure water pressure sensor
16 Water storage tank
17 Valve for drainage
18 System controller
21 Three-way valve
22 Heat exchanger
23 Radiator
24 pump
25 Temperature sensor
Claims (6)
上記燃料ガスの圧力を調整する燃料ガス圧力調整手段と、
酸化剤ガス及び燃料ガスを上記燃料電池に供給するガス供給手段と、
上記ガス供給手段から上記燃料電池に供給する酸化剤ガスの圧力を高くするガス圧縮手段と、
上記燃料電池に冷却水を供給して上記燃料電池の温度を下げる燃料電池冷却手段と、
上記冷却手段から上記燃料電池に供給する冷却水の圧力を調整する冷却水圧力調整手段と、
上記燃料電池の暖機状態を検出する暖機状態検出手段と、
上記酸化剤ガスの圧力に応じて、燃料ガスの圧力を調整するように上記燃料ガス圧力調整手段を制御するとともに、冷却水の圧力を調整するように上記冷却水圧力調整手段を制御し、上記燃料電池を発電させている時に、上記暖機状態検出手段で検出された暖機状態に基づいて上記燃料電池に暖機が必要と判定したときに、上記酸化剤ガスの圧力を高くするように上記ガス圧縮手段を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする燃料電池システム。A fuel cell configured to sandwich an electrolyte membrane between an oxidant electrode and a fuel electrode, wherein an oxidant gas is supplied to the oxidant electrode side, and a fuel gas is supplied to the fuel electrode side to generate electric power;
Fuel gas pressure adjusting means for adjusting the pressure of the fuel gas;
Gas supply means for supplying oxidant gas and fuel gas to the fuel cell;
Gas compression means for increasing the pressure of the oxidant gas supplied from the gas supply means to the fuel cell;
Fuel cell cooling means for supplying cooling water to the fuel cell to lower the temperature of the fuel cell;
Cooling water pressure adjusting means for adjusting the pressure of cooling water supplied from the cooling means to the fuel cell;
A warm-up state detecting means for detecting a warm-up state of the fuel cell;
Controlling the fuel gas pressure adjusting means to adjust the pressure of the fuel gas according to the pressure of the oxidant gas, controlling the cooling water pressure adjusting means to adjust the pressure of the cooling water, When it is determined that the fuel cell needs to be warmed up based on the warming-up state detected by the warming-up state detecting means while the fuel cell is generating power, the pressure of the oxidant gas is increased. And a control means for controlling the gas compression means.
上記制御手段は、上記燃料電池の出力電圧に基づいて上記ガス圧縮手段を制御すること
を特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。The warm-up state detection means detects the warm-up state of the fuel cell based on the output voltage from the fuel cell,
The fuel cell system according to claim 1, wherein the control means controls the gas compression means based on an output voltage of the fuel cell.
上記制御手段は、上記冷却水の温度に基づいて上記ガス圧縮手段を制御すること
を特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。The warm-up state detection means detects the warm-up state of the fuel cell based on the temperature of the cooling water supplied to the fuel cell and discharged by the cooling means,
The fuel cell system according to claim 1, wherein the control unit controls the gas compression unit based on a temperature of the cooling water.
を特徴とする請求項1、2又は3記載の燃料電池システム。The gas compression means has a pressure adjustment valve to which the oxidant gas discharged from the fuel cell is supplied, and controls the open / close state of the pressure adjustment valve to adjust the pressure increase amount of the oxidant. The fuel cell system according to claim 1, 2, or 3.
を特徴とする請求項1、2又は3記載の燃料電池システム。4. The fuel cell system according to claim 1, wherein the gas compression unit includes an oxidant gas compression unit that compresses an oxidant gas from the gas supply unit and supplies the compressed oxidant gas to the fuel cell.
上記酸化剤ガス圧縮手段からの酸化剤ガスを上記冷却手段を介して上記燃料電池に供給する第1経路と、上記ガス圧縮手段からの酸化剤ガスを直接上記燃料電池に供給する第2経路とを選択して切り替える経路選択手段とを更に備え、
上記制御手段は、上記暖機状態検出手段で検出された暖機状態に基づいて上記第1経路又は第2経路を選択すること
を特徴とする請求項5記載の燃料電池システム。A gas cooling means disposed between the oxidant gas compression means and the fuel cell for cooling the oxidant gas whose pressure has been increased;
A first path for supplying oxidant gas from the oxidant gas compression means to the fuel cell via the cooling means; and a second path for directly supplying oxidant gas from the gas compression means to the fuel cell; Route selection means for selecting and switching,
The fuel cell system according to claim 5, wherein the control unit selects the first route or the second route based on a warm-up state detected by the warm-up state detection unit.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000327482A JP3876608B2 (en) | 2000-10-26 | 2000-10-26 | Fuel cell system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000327482A JP3876608B2 (en) | 2000-10-26 | 2000-10-26 | Fuel cell system |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002134150A JP2002134150A (en) | 2002-05-10 |
JP3876608B2 true JP3876608B2 (en) | 2007-02-07 |
Family
ID=18804489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000327482A Expired - Lifetime JP3876608B2 (en) | 2000-10-26 | 2000-10-26 | Fuel cell system |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3876608B2 (en) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4950386B2 (en) * | 2001-04-06 | 2012-06-13 | 本田技研工業株式会社 | Fuel cell warm-up device |
JP2004234895A (en) * | 2003-01-28 | 2004-08-19 | Toyota Industries Corp | Fuel cell system |
JP3891136B2 (en) | 2003-03-27 | 2007-03-14 | 日産自動車株式会社 | Control device for vehicle fuel cell system |
JP4806886B2 (en) | 2003-05-16 | 2011-11-02 | トヨタ自動車株式会社 | Operation control of fuel cell system |
DE102004033169B4 (en) | 2003-07-09 | 2009-01-08 | Honda Motor Co., Ltd. | Start up procedure of a fuel cell at low temperature |
JP5000073B2 (en) | 2003-09-08 | 2012-08-15 | 本田技研工業株式会社 | Fuel cell stack below freezing start method, fuel cell stack below freezing start system, and fuel cell stack designing method |
JP4651953B2 (en) * | 2004-02-18 | 2011-03-16 | 本田技研工業株式会社 | Fuel cell system and method for starting fuel cell system |
JP4752258B2 (en) * | 2004-12-08 | 2011-08-17 | 日産自動車株式会社 | Fuel cell system |
KR101134876B1 (en) | 2005-01-24 | 2012-04-13 | 현대자동차주식회사 | Hydrogen supply and vent apparatus of fuel cell system |
JP5359227B2 (en) * | 2008-09-26 | 2013-12-04 | 日産自動車株式会社 | Fuel cell system |
KR101091681B1 (en) | 2009-05-12 | 2011-12-08 | 현대자동차주식회사 | Fuel cell cold starting device and method using adiabatic air compression |
JP5431873B2 (en) * | 2009-10-30 | 2014-03-05 | ヤマハ発動機株式会社 | Fuel cell system and transportation equipment including the same |
JP6229731B2 (en) * | 2013-10-01 | 2017-11-15 | 日産自動車株式会社 | Fuel cell system |
CN109962266B (en) * | 2017-12-25 | 2024-06-21 | 宇通客车股份有限公司 | Fuel cell hydrogen supply subsystem and fuel cell system |
-
2000
- 2000-10-26 JP JP2000327482A patent/JP3876608B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002134150A (en) | 2002-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4735642B2 (en) | FUEL CELL SYSTEM AND CONTROL METHOD FOR FUEL CELL SYSTEM | |
CN110957503B (en) | Air heating reflux system for low-temperature starting of fuel cell and control method | |
US7455920B2 (en) | Fuel cell system | |
JP3876608B2 (en) | Fuel cell system | |
JP5074669B2 (en) | Fuel cell system | |
CA2687670C (en) | Fuel cell system with low-efficiency power generation control in dry state | |
US20100167148A1 (en) | Temperature control system for fuel cell | |
JP4063507B2 (en) | Fuel cell system | |
US20070218328A1 (en) | Fuel cell system | |
WO2009017139A1 (en) | Fuel cell system and its control method | |
KR100699788B1 (en) | Fuel cell system and control method for controlling the fuel cell system | |
US11621430B2 (en) | Fuel cell system | |
JP2002093445A (en) | Fuel cell device and its operation method | |
JP2008103228A (en) | Fuel cell system | |
JP3876784B2 (en) | Fuel cell system | |
JP4575693B2 (en) | Fuel cell system | |
JP2004296351A (en) | Fuel cell system | |
JP4854953B2 (en) | Fuel cell system and low temperature start method of fuel cell system | |
JP6171572B2 (en) | Fuel cell system | |
US20070087232A1 (en) | Capacitor hybrid fuel cell power generator | |
JP2008103154A (en) | Fuel cell system | |
JP3951813B2 (en) | Fuel cell warm-up system | |
JP5434054B2 (en) | Fuel cell system | |
JP4651953B2 (en) | Fuel cell system and method for starting fuel cell system | |
JP5835151B2 (en) | Fuel cell system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040322 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040921 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041105 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061010 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061023 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3876608 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101110 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131110 Year of fee payment: 7 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |